JP6213911B2 - 映像読出装置及び映像読出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示された映像を読み出すための映像読出装置及び映像読出方法に係り、特に、複数の空間光変調器に表示された複数の映像を読み出すための映像読出装置及び映像読出方法に関する。
一般的に、理想的な映像表示の実現を目指す場合、より高い解像度を持つ表示素子が常に求められる。例えば特に電子ホログラフィによる立体映像表示の実現のためには、第1に、超高解像度な表示素子(表示パネル)が必要である。つまり、その時点で製作可能及び入手可能な最も高解像度な表示素子を使う必要がある。第2に、この最も高解像度な複数の表示素子を、例えば2次元アレイ状に並べ、等価的に全体としての解像度を高めるという手法が必要になる。
ここでは、例えば電子ホログラフィ表示装置のような表示系を想定する。このような表示系は、表示素子としての空間光変調器(Spatial Light Modulator:以下、SLMと表記する)と、偏光ビームスプリッタ(Polarization Beam Splitter:以下、PBSと表記する)と、前記PBSを介して前記SLMに平行光を照射するための光源とを備えていることが知られている(例えば特許文献1参照)。
具体的には、図8(a)に示すように複数のSLM11を、閲覧者側から(X軸の正の方向から)見て例えば縦3個かつ横3個(3×3個)で配列した場合、図8(b)に示すように、映像読出装置110は、3×3個の2次元配列されたSLM11群に対向するように3×3個のプリズム群(PBS12)を備える。そして、光源から(Y軸の負の方向から)見て、個々のPBS12が1個分の面積を有するように、光源から遠方に位置するPBS12ほどSLM11から離間して1個ずつずれるような階段状に3×3個のPBS12群を配列すれば、全SLM11から映像データを読み出すことができる。このときに上から(Z軸の正の方向から)見た平面図を図9(a)に示す。
図9(a)では、光源から遠方の側から(Y軸の正の方向から)、各列を0,1,2で識別する。また、Z軸方向に並んだ3つのSLM11をまとめて扱い、列毎のSLM11を区別する場合にはC0,C1,C2と表記する。PBS12も同様にまとめて扱って、SLM11の各列に対応させた列毎のPBS12を区別する場合にはB0,B1,B2と表記する。なお、階段状に配置されたPBS12を、SLM11側から数えた段数で区別すると、B2が階段の1段目となり、B1は階段の2段目となり、B0は階段の3段目となる。
そして、図9(b)において、映像読出し光としての平行光を、下から(Y軸の負の方向から)、階段状に配列されたPBS12に入射し、このPBS12で左方に反射した光をSLM11に入射すれば、SLM11から読み出された映像データはPBS12を通過して出力されるので、SLM11に表示された映像信号を読み出すことができる。すなわち、視認可能な映像として表示することができる。
ここで、図9(a)において、SLM11の長さSは実質的には、SLM11の画像表示領域の長さを示す。この画像表示領域の周辺には画像表示領域を制御するための不図示の回路が設けられている。よって、距離Tの範囲には、隣り合うSLM11の各画像表示領域を制御するための不図示の回路がそれぞれ配置されている。このような非表示部分があったとしても、後段に例えば図3に示すような光学系を組み合わせることによって、隣り合うSLMの画像表示領域同士を平面的に隙間なく合成することができることが知られている(例えば特許文献1参照)。そのため、個々のSLM11で実現できる解像度以上の映像を表示することができる。よって、例えば、表示する映像信号をホログラムデータとし、入射する平行光は干渉性をもつ光(例えばレーザー光)とした場合、ホログラフィ方式の空間像再生型立体映像表示を実現するための用途に用いることができる。なお、ホログラフィ方式の表示技術として、非特許文献1〜3に記載の技術が知られている。
そして、図9(b)に示すような映像読出装置110で映像の読み出しを実現できているときに、電子ホログラフィの高解像度化を目的として、図10(a)に示すように複数のSLM11を例えば4×4個でYZ平面に平行な平面に配列する場合を想定する。この場合、図10(b)に示すように、映像読出装置210は、4×4個の2次元配列されたSLM11群に対向するように4×4個のPBS12を備える。この映像読出装置210は、4×4個のPBS12が階段状に配列されており、全SLM11から映像データを読み出すことができる。このときに上から見た平面図を図11(a)に示す。
図11(a)では、光源から遠方の側から各列を0,1,2,3で識別する。また、Z軸方向に並んだ4つのSLM11をまとめて扱う。列毎のSLM11を区別する場合には、C0,C1,C2,C3と表記する。
PBS12も同様にまとめて扱い、区別する場合にはB0,B1,B2,B3と表記する。
4×4の配列では、階段状に配置されたPBS12において、B3が階段の1段目となり、B2、B1、B0は、この順番に階段の2,3,4段目となる。この例においても、図11(b)に示すように、下から平行光が入射しており、各々のPBS12を介してSLM11を照明し、表示された映像が読み出される。
特開2012−242513号公報
三科、妹尾、山本、大井、栗田、「超高精細液晶パネルを用いた電子ホログラフィーによる立体カラー映像再生」、 HODIC (ホログラフィック・ディスプレイ研究会) , vol. 30, no. 2, pp. 12-17 (May, 2010). Y. Takaki and Y. Tanemoto, "Frameless hologram display module employing resolution redistribution optical system," Proc. SPIE, vol.7619, 761902 (2010). T. Senoh, T. Mishina, K. Yamamoto, R. Oi, and T. Kurita, "Wide viewing-zone-angle full-color electronic holography system using very high resolution liquid crystal display panels," Proc. SPIE, vol.7957, 795709 (2011).
しかしながら、従来の電子ホログラフィ表示装置では、一方向(例えばZ軸方向)に並べられたSLM11の個数が、図9(b)に示すように例えば3個のように少なければ、PBS12を階段状に並べることで読出しを実現できたとしても、図11(b)に示すように、例えば4個のように多く並べられると、光軸に平行でない光の一部を読み出せなくなる場合がある。
前記したホログラフィ方式による立体映像表示に、これらの映像読出装置110,210を用いた場合、SLM11の表示面にて、平行光は回折し、読み出し光であるSLM11の表示面による反射光は、特定の方向に強度を有することになる。この回折した読出し光の回折角度の最大値φは、下記式(1)に示すように、SLM11に表示できる最大の空間周波数ω=1/(2p)と、入射した光の波長λとによって一意に定まる。ここで、pはSLM11の画像表示領域の画素ピッチを示す。なお、このときの視域角Ψは、下記式(2)で表される。
Figure 0006213911
この最大の回折角度をもった読出し光を、プリズム群(PBS12)はすべて透過させる必要がある。これに対して、図11(a)の映像読出装置210のように、例えば4段のような多段の階段状にPBS12を設置した場合、図11(b)に示すように、最大の回折角度をもった読出し光は、SLM11に近接して設置された例えば1〜3段目のPBS12(B3,B2,B1)を透過できても、さらに離れた位置に設置した例えば4段目のPBS12(B0)を透過することが困難になる。図11(b)において、C0からの反射光を破線で模式的に示すように、光軸に平行な光の外側では、C0に対向するように設けられた4段目のB0から回折光211がはみ出す。なお、図11(b)では、説明のため、1〜3段目に比べて4段目の回折光211を誇張して示した。
そこで、所定個数のSLM11に対して同数のPBS12を階段状に並べることで映像データの読出しを実現できる状態を前提として、SLM11及びPBS12の個数を増加させたとしても、最大の回折角度をもった読出し光が透過できるような位置に、PBS12を設置する技術が望まれる。
そのための1つの手法として、隣り合うSLM11同士の距離T(図11(a)参照)を大きくして、かつ、それに合わせてプリズム(PBS12)を大きくすることが考えられる。これによれば、SLM11から離れた位置に設置した例えば4段目のB0のようなプリズム(PBS12)にあっても、最大の回折角度をもった読出し光が透過できるようになる。しかしながら、この手法の場合には、装置が大型になる問題があり、さらに加えて、そもそも隣り合うSLM11同士の距離T(図11(a)参照)を大きくする前提なので、それらの合成、すなわち後段の光学系による隙間のない映像表示の実現が困難になるなどの問題が生じてしまう。
また、考えられる他の手法として、例えば図12(a)に示すような架空の映像読出装置310を用いる手法を想定する。この映像読出装置310では、図12(a)において上側の2つのB0,B1のプリズム(PBS12)が、図12(a)において下側の2つのB2,B3のプリズム(PBS12)をZ軸周りに180度回転させた向きで配置されている。この構成は、光源の入射方向を上下の2方向に振り分けることを企図した構成である。この映像読出装置310によればPBS12の段数を半分に減らすことが可能であると考えられる。しかしながら、この手法では、PBS12の段数を半分にするために複数の光源を用いる必要がある。
そこで、映像読出装置310を改良して単一光源によって、光源からの平行光を2方向に振り分ける構造を実現しようとすれば、例えば図12(b)に示すような架空の映像読出装置410が考えられる。この映像読出装置410では、図12(b)において下からの平行光を、まずハーフミラー411によって、直進する(Y軸の正の方向に進む)光と、左方に反射する光とに分岐する。一方において、直進する光は、図12(b)において下側の2つのB2,B3のプリズム(PBS12)に入射する。他方において、左方への反射光は、時計回りに配置された3個のミラー412,413,414によって、90度ずつ向きを変えて反射することで、光源からの平行光の入射方向とは反対向き(Y軸の負の方向)に進み、図12(b)において上側の2つのB0,B1のプリズム(PBS12)に入射する。しかしながら、映像読出装置410の構造では、光源からの光路が複雑になってしまうことになる。したがって、光源からの平行光を2方向に振り分ける手法を実現するシステム、即ち、図12(a)に示す映像読出装置310及び図12(b)に示す映像読出装置410はいずれも複雑なシステムになるという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、表示素子に表示した映像データのうち、光の一部が読み出せなくなるような事態を簡易な構成で回避できる映像読出装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、表示素子に表示した映像データのうち、光の一部が読み出せなくなるような事態を複雑なシステムを用いることなく回避できる映像読出方法を提供することを他の課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る映像読出装置は、それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタと、を備え、前記複数の空間光変調器に光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して照射したときの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して出力する映像読出装置であって、すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、前記一組の偏光ビームスプリッタは、前記光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備えており、前記複数の空間光変調器は、2次元配列または前記光源からの平行光の光軸方向に1次元配列され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて2個の偏光ビームスプリッタの間に前記半波長板を備えており、前記偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、当該出力する光から特定の向きの偏光を取り出す偏光板を、前記一組の偏光ビームスプリッタ毎に備え、前記偏光板は、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて少なくとも前記光源に近い偏光ビームスプリッタの側に配置されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、映像読出装置は、複数の偏光ビームスプリッタを単純に階段状に配列したときの階段の段数を半分にすることができる。仮に個々の偏光ビームスプリッタが光源から見て偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有する場合、光源から遠方に位置する偏光ビームスプリッタほど空間光変調器から離間して1個ずつずれるような階段状に設ける必要があり、この階段の段数によっては光軸に平行でない光の一部を読み出せなくなる。一方、本発明に係る映像読出装置は、一組の偏光ビームスプリッタが光源に対して偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するので、一組を構成する2つの偏光ビームスプリッタは1個ずつずれることはなく、一組の偏光ビームスプリッタを単位とした階段状の配置となる。したがって、一組の偏光ビームスプリッタによる階段の段数を、個々の偏光ビームスプリッタによる単純な階段状の場合の半分にすることができる。これにより、映像読出装置は、単純な階段状の場合では読み出せなかった光の一部をすべて読み出すことができる。
また、かかる構成によれば、映像読出装置は、光源からの平行光が照射されるとき、すべての組の偏光ビームスプリッタは、光源からの平行光が一方向から入射する。したがって、例えば光源からの平行光が2方向から入射するといった複雑なシステム構成とすることなく、簡易な構成で、単純な階段状の場合では読み出せなかった光の一部をすべて読み出すことができる。
また、かかる構成によれば、映像読出装置は、半波長板を適切な位置に備えることで、一組の偏光ビームスプリッタからの2つの出射光の干渉性を保持するため、ホログラムの表示に適用できる。
かかる構成によれば、映像読出装置において、一組の偏光ビームスプリッタに入射する光源からの平行光は、光源に近い手前側に配置された偏光ビームスプリッタに入射する光の偏光の向きと、半波長板の先の奥側に配置された偏光ビームスプリッタに入射する光の偏光の向きと、が同じ向きになるので、一組を形成する2つの偏光ビームスプリッタで同じ向きの偏光の光を読み出すことができる。
かかる構成によれば、映像読出装置は、偏光板によって、不要な偏光成分を除去することでクロストークを防止することができる。
また、本発明の請求項に係る映像読出装置は、それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタと、を備え、前記複数の空間光変調器に光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して照射したときの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して出力する映像読出装置であって、すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、前記一組の偏光ビームスプリッタは、前記光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備えており、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて前記光源に近い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸と直交する方向に配置され、前記光源から遠い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸方向に配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれかの偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、前記半波長板を備えていることとした。
かかる構成によれば、映像読出装置は、一組の偏光ビームスプリッタにおいて光源からの平行光が直進する位置に、光源から遠方の側の偏光ビームスプリッタを介して平行光を照射する空間光変調器を配置することができる。これにより、一組の偏光ビームスプリッタを構成するいずれか一方において空間光変調器からの反射光として出力され且つ半波長板を通過して出力される光の偏光の向きと、他方において空間光変調器からの反射光として出力される光の偏光の向きと、を揃えることができる。また、この半波長板の配置によれば、クロストークの発生原因とはならないので、偏光板等の設置は不要である。
また、前記課題を解決するために、本発明の請求項に係る映像読出方法は、それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタを備えた映像読出装置によって、当該複数の空間光変調器に表示された映像情報を読み出す映像読出方法であって、すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、前記一組の偏光ビームスプリッタは、光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備え、前記複数の空間光変調器は、2次元配列または前記光源からの平行光の光軸方向に1次元配列され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて2個の偏光ビームスプリッタの間に前記半波長板を備えており、前記偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、当該出力する光から特定の向きの偏光を取り出す偏光板を、前記一組の偏光ビームスプリッタ毎に備え、前記偏光板は、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて少なくとも前記光源に近い偏光ビームスプリッタの側に配置されており、前記光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して前記複数の空間光変調器に照射し、前記複数の空間光変調器からの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して前記映像読出装置から出力することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る映像読出方法は、それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタを備えた映像読出装置によって、当該複数の空間光変調器に表示された映像情報を読み出す映像読出方法であって、すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、前記一組の偏光ビームスプリッタは、前記光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備え、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて前記光源に近い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸と直交する方向に配置され、前記光源から遠い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸方向に配置され、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれかの偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、前記半波長板を備えており、前記光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して前記複数の空間光変調器に照射し、前記複数の空間光変調器からの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して前記映像読出装置から出力することを特徴とする。
本発明に係る映像読出装置によれば、表示素子に表示した映像データのうち、光の一部が読み出せなくなるような事態を簡易な構成で回避することができる。
また、本発明に係る映像読出方法によれば、表示素子に表示した映像データのうち、光の一部が読み出せなくなるような事態を複雑なシステムを用いることなく回避することができる。
本発明の第1実施形態に係る映像読出装置の構成を説明するための斜視図であって、(a)はSLM、(b)はPBSを示している。 本発明の第1実施形態に係る映像読出装置を模式的に示す平面図であって、(a)は2つのPBSペア、(b)は2つのPBSペアに入射する光、(c)は各PBSペアにおける反射光および透過光の偏光の向きを示している。 本発明の第1実施形態に係る映像読出装置を含む電子ホログラフィ表示装置を模式的に示す構成図である。 本発明の第2実施形態に係る映像読出装置の構成を説明するための斜視図であって、(a)はSLM、(b)はPBSを示している。 本発明の第2実施形態に係る映像読出装置を模式的に示す平面図であって、(a)は2つのPBSペア、(b)は2つのPBSペアに入射する光、(c)は各PBSペアにおける反射光および透過光の偏光の向きを示している。 本発明の第2実施形態に係る映像読出装置を含む電子ホログラフィ表示装置を模式的に示す構成図である。 本発明の実施形態に係る映像読出装置で用いる光照射手段の一例を模式的に示す平面図である。 従来想定されている映像読出装置を模式的に示す構成図であって、(a)はSLMの斜視図、(b)はPBSの斜視図である。 図8の映像読出装置を模式的に示す構成図であって、(a)はPBSの平面図、(b)はPBSに入射する光を示している。 従来想定されている映像読出装置を模式的に示す構成図であって、(a)はSLMの斜視図、(b)はPBSの斜視図である。 図10の映像読出装置を模式的に示す構成図であって、(a)はPBSの平面図、(b)はPBSに入射する光を示している。 架空の映像読出装置の構成を模式的に示す平面図であって、(a)は2光源タイプ、(b)は1光源タイプを示している。
以下、図面を参照して本発明の映像読出装置及び映像読出方法を実施するための形態について詳細に説明する。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。
(第1実施形態)
[映像読出装置の概要]
図1(b)に示す映像読出装置10は、複数のSLM11と、複数のSLM11のそれぞれと対向するように設けられた複数のPBS12とを備え、複数のSLM11に光源からの平行光を複数のPBS12を介して照射したときの反射光を当該複数のSLM11に表示された映像情報として読み出して出力するものである。以下では、PBS12がSLM11からの反射光を出力する側のことを、映像読出装置10の出力側という。この映像読出装置10は、SLM11及びPBS12に加え、半波長板13と、偏光板14とを備えている。
以下では、SLM11の台数の具体的な数値例を挙げ、図8〜図12を参照して説明した構成と同じ構成には同じ符号を付して説明を適宜省略する。また、図8(a)に示すような3×3個のSLM11に対してPBS12を階段状に3段に並べたときには映像の読出しを実現でき、図10(a)に示すような4×4個のSLM11に対応してPBS12を階段状に4段に並べたときには、最大の回折角度をもった読出し光が4段目(B0)を透過できない場合を想定する。また、Z軸の正の方向を上とする座標系において、光源からの平行光は、水平方向の縦方向(Y軸に沿った方向)からPBS12に入射し、映像読出し光は、水平方向の横方向(X軸の正の方向)に出力されるように構成されている。よって、観察者は、読み出された映像をX軸の正の方向から観察することになる。
本実施形態に係る映像読出装置10は、図1(a)に示すような4×4個のSLM11のそれぞれと対向するように、SLM11と同数(16個)のPBS12を主に備えている。すべてのPBS12は、2個のPBS12を一組とした複数の組で構成されている。一組のPBS12,12は、光源から見てPBS12の1個分の面積を有するように配置されている。つまり、一組のPBS12,12は、光源からの平行光の光軸方向に並べられており、光源から見ると、奥に配置されたPBS12は、手前に配置されたPBS12の陰になっており、2つのPBS12は重なって1つに見える。一組のPBS12,12の向きは同じであり、光源からの平行光が同じ向きから入射する。以下では、Y軸に沿った方向(光源からの平行光の入射方向)に並べた2個のPBS12のことをPBSペア30と呼ぶ。
映像読出装置10では、PBSペア30を単位として、光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置されている。つまり、映像読出装置10では、PBSペア30が階段状に配置されており、PBSペア30は複数段の構成となっている。図1(b)に示すように、これらのPBSペア30のすべて(8個)に、光源からの平行光が一方向から入射するようにすべて(16個)のPBS12が配置されている。
このときに上から見た平面図である図2(a)に示すように、PBSペア30が階段状に配置され、B3及びB2が階段の1段目となり、B1及びB0が階段の2段目となる。
映像読出装置10は、図1(b)及び図2(a)に示すように、PBSペア30毎に半波長板13を備えている。本実施形態では、PBSペア30において、2個のPBS12,12の間に半波長板13を備えている。
以下では、PBSペア30において、光源に近い側のPBS12を第1のPBSと呼び、光源から遠い側のPBS12を第2のPBSと呼ぶ。半波長板13は、第1のPBSと第2のPBSとの間に介在している。
本実施形態では、第2のPBSに入射する光の光路上に半波長板13を備えている。言い換えると、第1のPBSから出射する光の光路上に半波長板13を備えている。
図1(b)及び図2(a)に示すように、本実施形態では、さらに映像読出装置10の出力側に、当該出力する光から特定の向きの偏光を取り出す偏光板14をPBS12毎に備えている。この偏光板14は、PBSペア30において少なくとも第1のPBSの側に配置されている。ここでは、一例として、各PBS12が、X軸の正の方向の側に偏光板14を備える形態を図示した。偏光板14は、例えば公知の偏光フィルタ等で構成される。
映像読出装置10は、図2(b)に示すように、下から平行光が入射すると、複数のPBS12を介してそれぞれが対向するSLM11の表示面に光を照射し、その反射光を当該表示面に表示された映像として読み出す。
[電子ホログラフィ表示装置の構成]
図3は、映像読出装置10を含む電子ホログラフィ表示装置1の一例を模式的に示す構成図である。電子ホログラフィ表示装置1は、SLM11(C0,C1,C2,C3)及びPBS12を含む映像読出装置10と、光照射手段20と、映像読出装置10の後段の光学系(L0,F,L1,L2,L3)とを備えている。
SLM11は、ホログラムを表示できる程度に十分精細な画素で構成された画像表示領域を備えたもので、例えば、7680×4320の画素を持った反射型の液晶パネルを用いることができる。SLM11としては、例えば書き換え可能型か書き換え不可能型かにはよらずに適用できる。つまり、その書き換えフレーム周波数は任意に設定してよい。
なお、図示を省略するが、従来公知のように制御装置が表示駆動装置を制御し、この表示駆動装置が表示データに従ってSLM11を駆動する。
PBS12については前記の通りなのでここでは説明を省略する。
光照射手段20は、平行光を映像読出装置10に入射するためのものである。
光照射手段20は、例えば、光源としてのレーザー装置21と、レーザー光を集光してピンホール絞り23の位置にフォーカスするフォーカスレンズ22と、ピンホール絞り23通過後に拡大するレーザー光を平行光とする凸レンズ24とを備える。これらレーザー装置21、フォーカスレンズ22、ピンホール絞り23、凸レンズ24としては従来公知のものを使用することができる。
映像読出装置10に入射する平行光の偏光は、例えばランダム偏光としておく。またはPBS12の反射面に対して45度の入射角をもつ直線偏光としておく。言い換えると、例えばPBS12の反射面における偏光の定義として、反射面に平行な向きの偏光をP偏光、反射面に垂直向きの偏光をS偏光とすると、P偏光とS偏光とが等しく合成された状態の直線偏光にしておく。要するに、PBSペア30の階段の1段目のB3や階段の2段目のB1のような第1のPBS(識別子がいずれも奇数なので、特に区別しない場合、以下ではBoddと呼称する)において、透過する光と、反射する光とが丁度半分ずつになるように設定しておけばよい。なお、PBSペア30の階段の1段目のB2や階段の2段目のB0は、特に区別しない場合、以下ではBevenと呼称する。
映像読出装置10の後段の光学系については、例えばYZ平面に平行な面についてのX軸方向の位置を、図3において位置P0、P1、P2、P3と仮定すると、次のように配置される。位置P0は、列毎のSLM11(C0,C1,C2,C3)が配列される位置である。
位置P1は、列毎のSLM11に対応して、空間フィルタF0,F1,F2,F3(総称してFという)が配列される位置である。なお、空間フィルタの個数はZ軸方向も含めると16個である。
位置P2は、列毎のSLM11に対応して、集光レンズL0 1,L1 1,L2 1,L3 1(総称してL1という)が配列される位置であり、位置P1から集光レンズL1の焦点距離f1だけ離間している。なお、集光レンズL1の個数はZ軸方向も含めると16個である。
位置P3は、この電子ホログラフィ表示装置1で表示するホログラム像が、光学系の最終段の集光レンズL3により投影される仮想面Vの位置であって、集光レンズL3の主点から焦点距離f3だけ離間している。
集光レンズL1と集光レンズL3との間には、集光レンズL3よりも大きな集光レンズL2が設けられる。集光レンズL2の位置は、位置P2から、集光レンズL2の焦点距離f2だけ離間している。
空間フィルタFの前段には、集光レンズL0 0,L1 0,L2 0,L3 0(総称してL0という)が配列される。集光レンズL0の位置は、位置P1から、集光レンズL0の焦点距離f0だけ離間している。位置P0から集光レンズL0までの距離aは、SLM11からの最大の回折角度をもった読出し光が集光レンズL0に入射できるように配置されている。なお、集光レンズL0の個数はZ軸方向も含めると16個である。
[電子ホログラフィ表示装置の動作]
光照射手段20が、ランダム偏光のレーザー光を平行光として映像読出装置10に入射すると、映像読出装置10のPBS12で反射した光がSLM11を照明して、SLM11に表示されたホログラムデータ等の映像情報を読み出すので、映像読出装置10のPBS12から、表示に必要なP偏光が出力される。
図3に示す位置P0から位置P2の間では、集光レンズL0で集光した後、空間フィルタFを通す際に、ホログラムによる共役光や高次回折光等が遮断される。また、SLM11の光軸に平行な光線について、集光レンズL0の位置と集光レンズL1の位置との双方に着目してみると、位置P2では、SLM11の画像表示領域に表示された画像が拡大されており、この空間フィルタFを透過した光は、集光レンズL1で再び平行光線あるいはほぼ平行光線となって、大きな集光レンズL2に入射している。よって、隣り合うSLM11の画像表示領域同士を平面的に隙間なく合成することができる。なお、大きな集光レンズL2の後段において、それよりも小さな集光レンズL3が画像を投影することで、画像が縮小されることになるが、これらの後段の光学系では視域角を広角化する効果がある。
[映像読出装置の動作]
図2(c)を参照して映像読出装置10のPBSペア30による動作について説明する。図2(c)において、Coddは、前記したBoddに対応している。すなわち、PBSペア30の階段の1段目のB3で照明するC3や、階段の2段目のB1で照明するC1は識別子がいずれも奇数なので、特に区別しない場合、Coddと呼称する。また、Cevenは、前記したBevenに対応している。すなわち、PBSペア30の階段の1段目のB2で照明するC2や、階段の2段目のB0で照明するC0を特に区別しない場合、Cevenと呼称する。PBSペア30に入射する平行光のうち、S偏光を破線の矢印で示し、P偏光を太い実線の矢印で示す。なお、図2(c)では、反射光や透過光を見易くするために各部材間の距離や位置関係を誇張している場合がある。
映像読出装置10の各PBSペア30に入射する平行光は、手前のPBS12(Bodd)で2つに分岐する。
<分岐後その1>
一方では、符号d1で示すS偏光成分が反射して、手前のSLM11(Codd)に入射する。読み出された光、すなわち手前のSLM11(Codd)の表示面で反射した光はP偏光であるので、符号d2で示すように手前のPBS12(Bodd)を通過して出力される。
また、このとき手前のSLM11(Codd)でS偏光のまま反射した成分は、手前のPBS12(Bodd)で再度反射して光源方向へ戻る戻り成分である。なお、この成分は閲覧者側に出力されないので図示を省略する。
<分岐後その2>
他方では、符号d3で示すP偏光成分は、手前のPBS12(Bodd)を通過し、PBSペア30の間の半波長板13を通過することで、符号d4で示すようにS偏光になった後、奥側のPBS12(Beven)に入射する。この後は、BoddにおけるS偏光と同様にして、奥側のSLM11(Ceven)で映像を読出したP偏光成分は、符号d5で示すように奥側のPBS12(Beven)を通過して出力される。
なお、図示を省略するが、このとき奥側のSLM11(Ceven)でS偏光のまま反射した成分は、奥側のPBS12(Beven)で再度反射して、手前のPBS12(Bodd)の側(半波長板13の側)へ戻る。
本実施形態では、PBSペア30の各PBS12の出力端側には、偏光板14が設けられている。その理由は、偏光板14によって、不要な偏光成分を除去することでクロストークを防止するためである。そのため、PBSペア30の各PBS12のうち、例えば手前のPBS12(Bodd)にだけ偏光板14を設けるようにしてもよい。
即ち偏光板14は、半波長板13やPBS12が、上記したような理想通りの働きをするならば、本来不要のものであるといえる。しかしながら、実際には、S偏光を完全にP偏光へ変換したり、逆に偏光を完全にS偏光へ変換したりするわけではなく、それぞれがある程度の混じり合った状態になるため、それがクロストークを発生させる原因になる。ただし、ここでいうクロストークは、奥側のSLM11(Ceven)でS偏光のまま反射し、奥側のPBS12(Beven)を介して、手前のPBS12(Bodd)へ戻る光が主である。そのため、前記<分岐後その1>で説明したように、手前のSLM11(Codd)でS偏光のまま反射した成分が、手前のPBS12(Bodd)において反射して射出するという戻り成分(S偏光成分)のみが問題になる。つまり、本来必要なP偏光成分とは直交した偏光になっている。そのため、手前のPBS12(Bodd)の出力側に偏光板14を設置することにより容易にクロストークの成分を取り除くことができる。これが、手前のPBS12(Bodd)にだけ偏光板14を設けるようにしてもよい理由である。
ただし、手前のPBS12(Bodd)の出力側に偏光板14を入れる場合、図2(c)に示すように奥側のPBS12(Beven)の出力側に偏光板14を入れてもよい。それは、PBSペア30において、2つのPBS12から出力される光強度を、簡便に合わせることができるからである。
なお、PBSペア30において、2つのPBS12から出力される光強度を合わせる目的のためには偏光板14を用いる代わりに、減光(ND:Neutral Density)フィルタを用いる方法もある。
さらに、光強度を合わせる別な方法として、光源の偏光を回転させることで、S偏光成分とP偏光成分の割合を変化させ、奥側のPBS12(Beven)を透過する光の割合と反射する光の割合とを変化させるという方法も考えられる。
具体的には、本実施形態のように光源にランダム偏光のビームを用いる場合、光源から、手前のPBS12(Bodd)に入射する部分に、半波長板13を挿入しておけば、その回転角度を調節することによって容易に光源ビームの偏光の回転角を制御することができ、偏光成分の割合を自由に調整できる。
第1実施形態に係る映像読出装置及び映像読出方法によれば、階段状に配置されるPBSの段数を半減することで、光源から複数のSLM群への光の入射及び映像情報読出し方法を改善し、SLMに表示した映像データのうち、光の一部が読み出せなくなるような事態を回避することができる。そして、PBSペアを備えることで、単一光源からの平行光を一方向から入射することが可能であり、多数のSLMを簡単な光路で照明して映像情報を読み出すことができる。これにより、単一のSLMでは成しえない超高解像度の映像表示を、多数のSLMを用いることによって実現することができるようになる。ホログラム方式等の立体映像表示に特に有効に利用できる。
(第2実施形態)
[映像読出装置]
図4及び図5を参照して、第2実施形態に係る映像読出装置10Aについて説明する。第1実施形態と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。なお、図4〜図6は、図1〜図3にそれぞれ対応している。
図4(b)に示す映像読出装置10Aは、図4(a)に示すような16個のSLM11を照明するために、SLM11と同数(16個)のPBS12を主に備えている。図示するように、列毎のSLM11のうちの一部の列を、PBS12の透過光の方向(Y軸方向)に設置した点が第1実施形態とは相違している。
映像読出装置10Aでは、図4(b)に示すように、PBSペア30において光源に近いPBS12と対向しているSLM11は光源からの平行光の光軸と直交する方向(X軸方向)に配置されている点は、図2(b)に示した第1実施形態の映像読出装置10と同様である。ただし、映像読出装置10Aでは、図4(b)に示すように、PBSペア30において光源から遠いPBS12と対向しているSLM11は光源からの平行光の光軸方向(Y軸方向)に配置されている点が映像読出装置10とは異なっている。
図5(a)の仮想線は、列毎のSLM11のうちのC0を、図2(a)にて示した位置から、PBSペア30の階段の2段目のB0においてY軸の正方向の側に移動したことを示している。また、C2を、図2(a)にて示した位置から、B2においてY軸の正方向の側に移動したことを示している。
映像読出装置10Aでは、このように構成したことで、図2(a)に示すようなPBSペア30を構成するPBS12,12間に設置していた半波長板13が不要になり、それに伴って手前のPBS12(Bodd)でのクロストークの心配もなくなる。よって、クロストークの成分を取り除く目的の偏光板14は必要ない。
映像読出装置10Aは、図5(b)に示すように、下から平行光が入射すると、複数のPBS12を介してそれぞれが対向するSLM11の表示面に光を照射し、その反射光を当該表示面に表示された映像として読み出す。
映像読出装置10Aを、図6に示すような電子ホログラフィ表示装置1Aに適用してホログラムの表示に用いる場合には、図4(b)および図5(a)に示すようにPBSペア30毎に半波長板13を備えるようにする。そして、この場合、映像読出装置10Aは、PBSペア30のうちの一方のPBS12(例えば奥側のPBS12)が、光源から見た出力段となり、半波長板13を備えることとする。つまり、本実施形態では、PBSペア30において奥側のPBS12から出射する光の光路上にだけ半波長板13を備えている。なお、変形例として、PBSペア30において手前側のPBS12から出射する光の光路上にだけ半波長板13を備えるようにしてもよい。
図6は、映像読出装置10Aを含む電子ホログラフィ表示装置1Aの一例を模式的に示す構成図であり、映像読出装置10A以外は図3に示す装置と同様なので説明を省略する。
[映像読出装置の動作]
図5(c)を参照して映像読出装置10AのPBSペア30による動作について説明する。なお、図5(c)では、反射光や透過光を見易くするために各部材間の距離や位置関係を誇張している場合がある。
映像読出装置10Aの各PBSペア30に入射する平行光は、手前のPBS12(Bodd)で2つに分岐する。このうち、手前のSLM11(Codd)に入射するS偏光については第1実施形態と同じである(符号d1,d2参照)。
<分岐後その2>
他方では、符号d6で示すP偏光成分は、PBSペア30を通過し、そのまま奥側のSLM11(Ceven)に入射する。奥側のSLM11(Ceven)で映像を読出したS偏光成分は、符号d7で示すように奥側のPBS12(Beven)で反射して出力端側の半波長板13を通過することで、符号d8で示すようにP偏光になって出力される。
第2実施形態に係る映像読出装置よれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、図5(a)に示す映像読出装置10Aは、半波長板13を適切な位置に備えるので、PBSペア30の各PBS12の出力が同じP偏光となり干渉性を保持するため、ホログラムの表示に適用できる。なお、その際に、使用する半波長板13の特性によっては、PBSペア30の各PBS12の出力における光強度バランスが崩れる可能性がある。そのような場合、前記した光強度を合わせる方法のいずれかを併用すればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、一方向に4個のSLM11を配列する場合について説明したが、一方向に配列するSLM11の個数はこれに限定されるものではない。前提のように3×3個の配列で単純な階段状に並べても問題がない場合、一方向に6個のSLM11を配列して、3段のPBSペア30を構成することで同様の効果を奏する。また、PBS12の大きさと回折角度の関係によっては、それ以上の数のSLM11を設置しながら段数を半減することも可能になる。
前記第1実施形態では、図1(a)に示すようにSLM11で2次元アレイが形成されているものとして説明したが、SLM11が光源からの平行光の光軸方向に1次元配列されている場合でも前記第1実施形態と同様の効果を奏する。
前記第2実施形態では、図5(a)を参照して説明したように、列毎のSLM11のうちのC0やC2の位置を、図2(a)に示した位置から変更したが、このときさらにC1を、B1に近接させて、C3及びB3の位置関係と同様の位置関係になるように構成してもよい。この場合、列毎のSLM11のうちのC0とC1とを組み合わせた配置と、C2とC3とを組み合わせた配置と、が一致することになる。
(光源についての変形例)
光源としては単色光を用いてもよいし、図7に示すような時分割のRGBの3色によるカラー光源を実現する光照射手段20Cを用いることもできる。
光照射手段20Cは、RGBに対応した、レーザー装置21R,21G,21Bと、フォーカスレンズ22R,22G,22Bと、ピンホール絞り23R,23G,23Bと、凸レンズ24とを備える。さらに、光照射手段20Cは、レーザー光を遮断するためのシャッター25R,25G,25Bと、3方から入射されるレーザー光を凸レンズ24へ照射するための三色性プリズム組立体27とを備える。
これらシャッター25R,25G,25B等による時分割で、ある瞬間(フレーム時間)には、いずれか1つの波長の光のみによってSLM11が照明される。この場合、入射光の波長(色)に対応する映像信号をSLM11に同期して表示することによって、時分割カラー表示を実現する。シャッター25R,25G,25Bは、図示するようなモーター26R,26G,26Bによって駆動されるホイールシャッターのような機械式シャッターを用いることができる。その他、液晶式等の電気的なシャッター等を利用することもできる。さらに色域を広げるために3種類より多い波長の光源を用いてもよい。
また、光源はホログラフィに用いる場合は空間コヒーレントであればよく、時間インコヒーレントでもよい。2次元映像の表示に用いる場合は、空間・時間共にインコヒーレントな光でもよい。
本発明に係る映像読出装置及び映像読出方法は、2次元アレイ状に複数の空間光変調器を並べた高解像度映像表示装置や、それを応用した電子ホログラフィ立体映像表示装置等に利用することができる。
1,1A 電子ホログラフィ表示装置
10,10A 映像読出装置
11 SML(空間光変調器)
12 PBS(偏光ビームスプリッタ)
13 半波長板
14 偏光板
20,20C 光照射手段
21(21R,21G,21B) レーザー装置
22(22R,22G,22B) フォーカスレンズ
23(23R,23G,23B) ピンホール絞り
24 凸レンズ
25R,25G,25B シャッター
26R,26G,26B モーター
27 三色性プリズム組立体
30 PBSペア

Claims (4)

  1. それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタと、を備え、前記複数の空間光変調器に光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して照射したときの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して出力する映像読出装置であって、
    すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、
    前記一組の偏光ビームスプリッタは、前記光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、
    前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備えており、
    前記複数の空間光変調器は、2次元配列または前記光源からの平行光の光軸方向に1次元配列され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて2個の偏光ビームスプリッタの間に前記半波長板を備えており、
    前記偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、当該出力する光から特定の向きの偏光を取り出す偏光板を、前記一組の偏光ビームスプリッタ毎に備え、
    前記偏光板は、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて少なくとも前記光源に近い偏光ビームスプリッタの側に配置されていることを特徴とする映像読出装置。
  2. それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタと、を備え、前記複数の空間光変調器に光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して照射したときの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して出力する映像読出装置であって、
    すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、
    前記一組の偏光ビームスプリッタは、前記光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、
    前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備えており、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて前記光源に近い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸と直交する方向に配置され、前記光源から遠い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸方向に配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれかの偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、前記半波長板を備えていることを特徴とする映像読出装置。
  3. それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタを備えた映像読出装置によって、当該複数の空間光変調器に表示された映像情報を読み出す映像読出方法であって、
    すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、
    前記一組の偏光ビームスプリッタは、前記光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、
    前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備え
    前記複数の空間光変調器は、2次元配列または前記光源からの平行光の光軸方向に1次元配列され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて2個の偏光ビームスプリッタの間に前記半波長板を備えており、
    前記偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、当該出力する光から特定の向きの偏光を取り出す偏光板を、前記一組の偏光ビームスプリッタ毎に備え、
    前記偏光板は、前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて少なくとも前記光源に近い偏光ビームスプリッタの側に配置されており
    前記光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して前記複数の空間光変調器に照射し、前記複数の空間光変調器からの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して前記映像読出装置から出力することを特徴とする映像読出方法。
  4. それぞれが液晶パネルである複数の空間光変調器と、前記複数の空間光変調器のそれぞれと対向するように設けられた複数の偏光ビームスプリッタを備えた映像読出装置によって、当該複数の空間光変調器に表示された映像情報を読み出す映像読出方法であって、
    すべての前記偏光ビームスプリッタは、2個の前記偏光ビームスプリッタを一組とした複数の組で構成されており、
    前記一組の偏光ビームスプリッタは、前記光源から見て前記偏光ビームスプリッタの1個分の面積を有するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタを単位として前記光源から遠ざかる方向に順次並べることで複数の段差を設けるように配置され、
    前記すべての組の偏光ビームスプリッタは、前記光源からの平行光が一方向から入射するように配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれか一方の偏光ビームスプリッタに入射する光または出射する光、の光路上に半波長板を備え
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいて前記光源に近い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸と直交する方向に配置され、前記光源から遠い偏光ビームスプリッタと対向している前記空間光変調器は前記光源からの平行光の光軸方向に配置され、
    前記一組の偏光ビームスプリッタにおいていずれかの偏光ビームスプリッタが前記空間光変調器からの前記反射光を出力する側に、前記半波長板を備えており、
    前記光源からの平行光を前記複数の偏光ビームスプリッタを介して前記複数の空間光変調器に照射し、前記複数の空間光変調器からの反射光を当該複数の空間光変調器に表示された映像情報として読み出して前記映像読出装置から出力することを特徴とする映像読出方法。
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