JP6211421B2 - 開閉器 - Google Patents

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Description

本発明は、固定電極に可動電極を接離することで、回路の開放と投入とを行う開閉器に関する。
従来、アークの発生を抑制して、遮断能力の向上を目的とする開閉器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の開閉器は、固定電極の固定接点と可動電極の可動接点とからなる主接点と、固定電極の補助固定接点と可動電極の補助可動接点とからなる補助接点とを備えている。主接点には、抵抗体としての限流素子が並列に接続されている。主接点と補助接点とは、時差を有して動作する。このような開閉器では、主接点を開放すると、電流は限流素子に転流して、限流素子により限流された状態で、補助接点が開放される。
また、大容量変圧器の加圧時の励磁突入電流による系統電圧の低下の抑制を目的とするガス遮断器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のガス遮断器は、一対の接触子を有する遮断部と、該一対の接触子に先行して投入される抵抗接点及び固定抵抗体から成る投入抵抗装置とを備えている。遮断部と投入抵抗装置とは、電気的並列に接続されている。このようなガス遮断器では、遮断部に先行して投入抵抗装置が投入されるので、変圧器の励磁電流が投入抵抗装置の抵抗体によって限流された状態で、遮断部が投入される。
特開平6−60777号公報 特開平6−103856号公報
ところで、上記特許文献1に記載の開閉器は主接点と限流素子(抵抗体)とが並列に接続され、上記特許文献2に記載のガス遮断器は遮断部(主接点)と投入抵抗装置(抵抗体)とが並列に接続されている。すなわち、上記開閉器や上記ガス遮断器では、主接点と抵抗体との並列接続構造とするために異相間の間隔が広がり、主接点の駆動構造が複雑となっている。このため、上記開閉器や上記ガス遮断器は、抵抗体を備えない開閉器やガス遮断機と比較して、体格が大型化している。そこで、ガス遮断器を含む開閉器において、抵抗体を備えながら、大型化を抑制することが望まれている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、抵抗体を備えながら、大型化を抑制することのできる開閉器を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する開閉器は、消弧室内に配置される固定電極と、当該固定電極に対して接離する可動電極とを備える開閉器において、前記消弧室内の前記可動電極の移動軌跡上に少なくとも一部が位置する補助電極と、前記補助電極に接続される抵抗体と、を備え、前記消弧室は、前記固定電極及び前記補助電極が収容される収容部と、当該収容部に連続して形成される細隙消弧部を備え、前記固定電極と前記補助電極とは、前記収容部内の離間した位置に設置されるとともに前記可動電極の移動軌跡上に直列に設置されており、前記抵抗体は、前記消弧室外に設置され、前記補助電極は、前記可動電極に対して前記補助電極の一部のみが接触する位置に配置され、前記可動電極が前記固定電極に接触する投入時には、前記可動電極は、前記補助電極に接触した後に、前記固定電極に接触するとともに、前記可動電極が前記固定電極から離間する開放時には、前記可動電極は、前記固定電極から離間した後に、前記補助電極から離間することをその要旨としている。
上記構成では、抵抗体が接続されるとともに、消弧室内の可動電極の移動軌跡上に少なくとも一部が位置する補助電極が備えられ、消弧室には、固定電極及び補助電極が収容される収容部と、当該収容部に連続して形成される細隙消弧部が備えられ、固定電極と補助電極とは、収容部内の離間した位置に設置されるとともに可動電極の移動軌跡上に直列に設置されており、抵抗体は、消弧室外に設置されている。すなわち、可動電極により、固定電極及び補助電極に対して接触及び離間する。このため、開閉器の異相間の間隔を広げることはなく、駆動構造も複雑とならない。よって、抵抗体を備えながら大型化を抑制することができる。また、補助電極が可動電極に対して補助電極の一部のみが接触する位置に配置される。すなわち、可動電極は補助電極の一部のみに接触する。このようにすれば、可動電極と補助電極との接触圧を、可動電極と補助電極の全部とが接触するときに比べて抑制することができる。さらに、可動電極が固定電極に接触する投入時には、可動電極が補助電極に接触した後に、可動電極が固定電極に接触するとともに、可動電極が固定電極から離間する開放時には、可動電極が固定電極から離間した後に、補助電極から離間する。このようにすれば、投入時にまず補助電極に接触することで、突入電流を抵抗体によって消滅させることができ、開放時には補助電極のみとなった際に、アークを抵抗体によって消滅させることができる。
上記開閉器について、前記抵抗体は、固定抵抗体であることが好ましい。
上記構成では、抵抗体が固定抵抗体である。このため、投入時に突入電流が発生した場合には、補助電極を介して抵抗体によって電流が遮断されるので、突入電流を抑制することができる。すなわち、投入時の突入電流の抑制に有効である。
上記開閉器について、前記抵抗体は、限流抵抗体であることが好ましい。
上記構成では、抵抗体が限流抵抗体である。このため、開放時にアークが発生した場合には、補助電極を介して抵抗体によって電流が遮断されるので、アークを消滅させることができる。すなわち、開放時のアークの消滅に有効である。
上記開閉器について、前記可動電極は、回動軸と、前記回動軸を介して接続される先端部と、前記先端部を前記固定電極から離間する側へ付勢する付勢部材と、を備え、前記消弧室は、前記可動電極の先端部を前記固定電極側へ誘導する誘導部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、可動電極の先端部が回動軸を介して固定電極から離間する側へ付勢部材に付勢されながら回動し、可動電極が固定電極に接触する投入時には消弧室に備えられた誘導部によって可動電極の先端部が固定電極側へ誘導される。このようにすれば、可動電極の先端部と固定電極及び補助電極との離間距離を増加させることができるので、アークの継続を抑制することができる。
上記開閉器について、前記補助電極は、前記固定電極と近接する位置と離間する位置との間で回動する回動軸と、前記補助電極を前記固定電極側へ付勢する付勢部材と、前記可動電極の回動に連動して、前記可動電極が前記固定電極から離間する開放時に、前記補助電極を前記固定電極から離間する位置に押圧する補助操作棒と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、補助電極が回動軸を介して固定電極側へ付勢され、可動電極が固定電極から離間する開放時に補助電極を固定電極から離間する位置に補助操作棒によって押圧される。このようにすれば、可動電極の先端部と補助電極との離間距離を増加させることができるので、アークの継続を抑制することができる。
本発明によれば、抵抗体を備えながら、大型化を抑制することができる。
第1の実施形態の開閉器の開放状態を示す断面図。 同実施形態の開閉器の投入途中状態を示す断面図。 同実施形態の開閉器の投入状態を示す断面図。 同実施形態の開閉器の固定電極を示す図。 同実施形態の開閉器の補助電極を示す図。 第2の実施形態の開閉器の開放状態を示す正面図。 同実施形態の開閉器の投入途中状態を示す正面図。 同実施形態の開閉器の投入状態を示す正面図。 変形例の開閉器の開放状態を示す正面図。 変形例の開閉器の投入途中状態を示す正面図。 変形例の開閉器の投入状態を示す正面図。 変形例の開閉器の開放状態を示す正面図。 変形例の開閉器の投入途中状態を示す正面図。 変形例の開閉器の投入状態を示す正面図。 変形例の開閉器の投入状態を示す正面図。 変形例の開閉器の補助電極を示す側面図。 変形例の開閉器の補助電極の形状を示す正面図。 変形例の開閉器の補助電極の形状を示す正面図。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、開閉器をケース付開閉器に具体化した第1の実施形態について説明する。
図1〜図3に示されるように、開閉器11は、直方体状の本体ケース12に収容されている。開閉器11は、3相の相毎に投入と投入とが可能に構成されている。本体ケース12の対向する両内側壁には、電源側ブッシング13及び負荷側ブッシング14の各相が互いに対向した状態で貫通支持されている。なお、図1〜図3では1相分のみを示す。
電源側ブッシング13の内端部には、電源側導電体15が突設されている。電源側導電体15の先端部には、消弧装置50が設けられている。消弧装置50内には、固定電極16が固定されている。電源側ブッシング13の内端部の電源側導電体15には、Z字状の支持部材17が固定されている。支持部材17の下部には、抵抗体30が立設されている。抵抗体30は、電源側ブッシング13の下部スペースに配置されている。抵抗体30の下部には、補助電極31が接続されている。補助電極31は、消弧装置50内に固定されるとともに、固定電極16の下部に配置されている。
負荷側ブッシング14の内端部には、負荷側導電体19が突設されている。負荷側導電体19には、支持部材20が固定されている。支持部材20の先端部には、軸21を介して可動電極22の基端部が回動可能に支持されている。可動電極22は、1枚の板によってV字状に形成された1枚刃である。
本体ケース12内の上部には、複数のリンク等からなる開閉機構部(図示略)を介して本体ケース12の外部に設けられる操作ハンドル(図示略)に作動連結された回動軸24が設けられている。回動軸24は、レバー25及び駆動リンク26を介して可動電極22に作動連結されている。従って、図示しない操作ハンドルが操作されると、可動電極22は、開閉機構部、回動軸24、レバー25、及び駆動リンク26を介して軸21を回動中心として図1に示す投入位置と図3に示す開放位置との間を移動する。
本体ケース12内に上部には、取付部材27を介して避雷器28が相毎に固定されている。避雷器28の先端充電部は、導電部材29を介して支持部材17の上部に接続されている。
図4及び図5に示されるように、固定電極16と補助電極31とは、同一形状の接触電極60が使用されている。固定電極16と補助電極31とは、接触構造の電極である。固定電極16と補助電極31との接触電極60は、平面状の底部61、底部61の両側から上方へ折曲された側部62,63、両側部62,63の上部を内方へ折曲して形成された互いに所定間隔に離間した接触部64,65を備えている。この接触構造の電極により、投入時に可動電極22が挟入保持される。
固定電極16の電極には、接触電極60の外側にアークホーン70が配置されている。アークホーン70は、平面状の底部71、底部71の両側から上方へ折曲された側部72,73、両側部72,73の上部を内方へ折曲して形成されたホーン部74,75を備えている。アークホーン70のホーン部74,75は、接触電極60の接触部64,65の先端より可動電極22側に位置している。なお、補助電極31の接触電極60の外側にアークホーン70を配置してもよい。
図1〜図3に示されるように、消弧装置50は、固定電極16と補助電極31とを収容する消弧室51を形成する消弧室本体52と、消弧室本体52の固定電極16側の開口部を閉蓋するカバー53と、を備えている。
消弧室本体52は、電源側導電体15及び固定電極16と補助電極31とを覆う箱体状の収容部52aと、収容部52aに連続して固定電極16と補助電極31とから離間した側に形成される細隙消弧部52bと、を備えている。細隙消弧部52bは、相間方向における隙間が収容部52aよりも狭くなっている。消弧室本体52は、消弧性及び絶縁性を有する合成樹脂材料にて形成されている。
消弧室本体52内の補助電極31は、固定電極16よりも電源側ブッシング13から離間した位置に設置されている。補助電極31の一部は、可動電極22の移動軌跡上に位置している。すなわち、固定電極16及び補助電極31の両電極は、1枚刃の可動電極22が接触及び離間するように配置されている。そして、投入時及び開放時に可動電極22が補助電極31の先端の一部のみに接触するように、補助電極31の設置方向が固定電極16の設置方向と異なる方向に向いている。具体的には、固定電極16は下方向に向いて設置され、固定電極16は可動電極22が直角に接触する方向に向いて設置されている。補助電極31は、固定電極16に対し斜め下方向に向いて設置されている。これにより、固定電極16と補助電極31とは、可動電極22の移動軌跡上を含めた位置に直列に設置されるとともに、可動電極22の補助電極31への挿入が容易となっている。よって、補助電極31を設置するための設置スペースを新たに確保しなくてよい。また、抵抗体30は、電源側ブッシング13の下部スペースに設置するので、抵抗体30を設置するための設置スペースを新たに確保しなくてよい。
抵抗体30は、非線形抵抗等からなる限流抵抗体または固定抵抗体を使用することができる。抵抗体30に限流抵抗体を使用した場合は、補助電極31を介して短絡電流が発生すると半サイクル以内に遮断する。すなわち、開放時に補助電極31と可動電極22との間にアークが発生した場合には、短時間で遮断して、アークを消滅させることができる。
また、抵抗体30に固体抵抗体を使用した場合は、補助電極31を介して励磁突入電流を低減する。すなわち、投入時に可動電極22が補助電極31に接触した場合には、大容量変圧器の加圧時の励磁突入電流による系統電圧の低下を抑制することができる。
次に、前述のように構成された開閉器の作用について説明する。
図1に示されるように、開放状態では、可動電極22が固定電極16及び補助電極31から離間している。そして、図示しない操作ハンドルが操作されると、可動電極22が開閉機構部、回動軸24、レバー25、及び駆動リンク26を介して軸21を回動中心として固定電極16側へ回動し、可動電極22の先端部が消弧室本体52内に向かって移動する。
図2に示されるように、可動電極22が軸21を中心に固定電極16側へ回動されると、可動電極22の先端部が消弧室本体52に進入して補助電極31のみに接触する(投入途中状態)。この状態では、電源側ブッシング13と補助電極31との間には抵抗体30が存在するので、電源側ブッシング13と可動電極22との間の電路は、電源側ブッシング13、電源側導電体15、支持部材17、抵抗体30、補助電極31を経由する。
この時に、抵抗体30が限流抵抗体の場合には、抵抗体30を介して通電されることはなく、固定抵抗体の場合には、抵抗体30を介して通電され短時間で励磁突入電流を低減する。
図3に示されるように、補助電極31に接触した可動電極22は、軸21を中心に固定電極16に向かって回動される。そして、可動電極22の先端部が固定電極16に接触する(投入状態)。この時、可動電極22は、固定電極16と補助電極31との両方に接触している。この状態では、電源側ブッシング13と補助電極31との間には抵抗体30が存在するので、電源側ブッシング13と可動電極22との間の電路は、電源側ブッシング13、固定電極16を経由する。
本実施形態では、電源側ブッシング13の内端部に抵抗体30が接続されるとともに、消弧室本体52内に設置された補助電極31が固定抵抗体からなる抵抗体30に接続されている。このような場合において、投入時、可動電極22が補助電極31に接触したときには、抵抗体30によって短時間で励磁突入電流を低減させることができる。そして、補助電極31と抵抗体30とを既存の開閉器11に備えることができるので、抵抗体30を備えながら、大型化を抑制することができる。
図3に示されるように、投入状態では、可動電極22が固定電極16と補助電極31との両方に接触している。そして、図示しない操作ハンドルが操作されると、可動電極22が開閉機構部、回動軸24、レバー25、及び駆動リンク26を介して軸21を回動中心として固定電極16から離間する側へ回動し、可動電極22の先端部が固定電極16から離間する。
図2に示されるように、可動電極22が軸21を中心に固定電極16から離間する側へ回動されると、可動電極22の先端部が補助電極31のみに接触する(開放途中状態)。このとき、抵抗体30が限流抵抗体の場合には、電源側ブッシング13と可動電極22との間の電路は、電源側ブッシング13、電源側導電体15、支持部材17、抵抗体30、補助電極31を経由する。このため、抵抗体30によって短時間で遮断されるとともに、細隙消弧部52bによる細隙消弧効果により、補助電極31と可動電極22との間に発生したアークを消滅させる。また、抵抗体30が固定抵抗体の場合には、電源側ブッシング13と可動電極22との間の電路は、電源側ブッシング13、電源側導電体15、固定電極16を経由する。このため、細隙消弧部52bによる細隙消弧効果により、固定電極16と可動電極22との間に発生したアークを消滅させる。
図1に示されるように、補助電極31に接触した可動電極22が軸21を中心に固定電極16から離間する側へ回動されると、可動電極22が補助電極31から離間して、消弧室本体52からも離間する(開放状態)。
本実施形態では、電源側ブッシング13の内端部に抵抗体30が接続されるとともに、消弧室本体52内に設置された補助電極31が限流抵抗体からなる抵抗体30に接続されている。このような場合において、開放時、可動電極22が固定電極16から離間したときには、可動電極22が補助電極31に接触しているので、抵抗体30によって遮断されて、補助電極31と可動電極22との間に発生したアークを消滅させることができる。そして、補助電極31と抵抗体30とを既存の開閉器11に備えることができるので、抵抗体30を備えながら、大型化を抑制することができる。
以上このように説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)抵抗体30が接続されるとともに、消弧室51内の可動電極22の移動軌跡上に一部が位置する補助電極31が備えられる。すなわち、可動電極22により、固定電極16及び補助電極31に対して接触及び離間する。このため、開閉器の異相間の間隔を広げることはなく、駆動構造も複雑とならない。よって、抵抗体を備えながら大型化を抑制することができる。
(2)補助電極31が可動電極22に対して補助電極31の一部のみが接触する位置に配置される。すなわち、可動電極22は、補助電極31の先端の一部のみに接触する。このようにすれば、可動電極22と補助電極31との接触圧を、可動電極22と補助電極31の全部とが接触するときに比べて接触圧を軽減することができる。これにより、可動電極22の投入・開放速度を低下させることがないので、既存の開閉器11の駆動構造を利用することができ、変更する必要がなくなる。
(3)可動電極22が固定電極16に接触する投入時には、可動電極22が補助電極31に接触した後に、可動電極22が固定電極16に接触するとともに、可動電極22が固定電極16から離間する開放時には、可動電極22が固定電極16離間した後に、補助電極31から離間する。すなわち、消弧室51内に固定電極16と補助電極31とを直列に設置した。このようにすれば、抵抗体30の選択設置によって、投入時にまず補助電極31に接触することで、突入電流を抵抗体30によって抑制させることができる。そして、開放時には補助電極31のみとなった際に、アークを抵抗体30によって消滅させることができる。
(4)固定電極16の設置方向と補助電極31の設置方向とは、異なる方向である。すなわち、補助電極31の設置方向は、可動電極22向きの斜め下方向に向いて設置されている。このようにすれば、投入時に可動電極22の先端は補助電極31へ挿入する際に補助電極31の上端から容易に挿入が可能となる。
(5)抵抗体30は、固定抵抗体である。このようにすれば、投入時に可動電極22が補助電極31に接触した場合には、大容量変圧器の加圧時の励磁突入電流による系統電圧の低下を抑制することができる。
(6)抵抗体30は、限流抵抗体である。このようにすれば、開放時に補助電極31と可動電極22との間にアークが発生した場合には、短時間で遮断して、アークを消滅させることができる。
(第2の実施形態)
以下、図6〜図8を参照して、開閉器を限流ヒユーズ付開閉器に具体化した第2の実施形態について説明する。この実施形態の開閉器は、ケースを備えない点、及び限流ヒユーズを備える点が上記第1の実施形態と異なっている。限流ヒユーズ付開閉器は、配電盤内の垂直板に取り付けられ、上側に固定電極が位置し、下側に可動電極が支持されている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図6〜図8に示されるように、開閉器は、山形状に折曲げ形成された取付ベース101を備えている。取付ベース101の左右両側には、一対の断面L字状の固定フレーム102,103が固定されている。取付ベース101の山形状部における上向きの斜面には、各相別に上部支持碍子104が固定されている。また、取付ベース101の山形状部における下向きの斜面には、上部支持碍子104に対してV字状をなすように各相別に下部支持碍子105が固定されている。上部支持碍子104の先端には、消弧室106と固定電極107が固定されている。消弧室106内には、固定電極107と補助電極116が配置されている。固定電極107には、消弧室106よりも上外側方向に導出される電源側接続端子108が接続されている。電源側接続端子108には、抵抗体130が接続されている。抵抗体130は、消弧室106の上面外部に配置されている。
抵抗体130には、補助電極116が接続されている。補助電極116は、消弧室106内に固定されるとともに、固定電極107の上部に配置されている。補助電極116の設置方向は、可動電極114向きの斜め下方向に向いて配置されている。補助電極116は、固定電極107側の斜め上方向に向いて設置されている。
消弧室106は、電源側接続端子108及び固定電極107と補助電極116とを覆う箱体状の収容部106aと、収容部106aに連続して固定電極107と補助電極116とから離間した側に形成される細隙消弧部106bと、を備えている。細隙消弧部106bは、異相間方向における隙間が収容部106aよりも狭くなっている。消弧室106は、消弧性及び絶縁性を有する合成樹脂材料にて形成されている。
下部支持碍子105の先端には、上下方向に延びるヒューズ支持台109が一体に形成されている。ヒューズ支持台109の中央部が下部支持碍子105と連結されている。ヒューズ支持台109の下端部は、ヒューズ支持台109の上端部よりも下部支持碍子105側に傾斜されている。
ヒューズ支持台109の上下各端部には、上部ヒューズ挟持金具110及び下部ヒューズ挟持金具が固定されている。下部ヒューズ挟持金具111には、下外側方向に導出される負荷側接続端子112が接続されている。
可動電極114は、1枚の板によってV字状に形成された1枚刃である。可動電極114は、ヒューズ支持台109に回動可能に支持されている。可動電極114の下端部は、軸115によりヒューズ支持台109に回動可能に支持されている。可動電極114は、補助電極116及び固定電極107に接離可能に設けられている。また、可動電極114は、補助電極116の先端を斜めに接触し、固定電極107に接離可能に設けられている。
ヒューズ支持台109の上端には、被動レバー117が回動可能に支持されている。被動レバー117の上端部には、欠相防止機構の一部を構成する図示しない連結ロッドの一端が固着されている。両ヒューズ挟持金具110,111間には、限流ヒューズ119が接続されている。限流ヒューズ119は、溶断時に表示部(図示略)が突出する溶断表示装置120を備えている。溶断表示装置120の表示部が突出すると、被動レバー117が回動され、欠相防止機構を介して各相の可動電極114を一斉に開放動作させる。
また、可動電極114の中央部には、開閉機構の一部を構成する押上棒121の一端部が回動可能に軸着されている。押上棒121は、合成樹脂等の絶縁材からなる。
そして、両固定フレーム102,103間には、回動可能に操作軸123が架設されている。操作軸123の右端部には、操作ハンドル122が固着されている。操作ハンドル122が操作されると、押上棒121を含む開閉機構を介して可動電極114が回動される。操作軸123と取付ベース101内面との間には、図示しない開放バネが掛装されている。操作ハンドル122を引張力に抗して図示しない投入ロック解除レバーに掛止すると投入状態となる。
そして、操作ハンドル122の操作、あるいは各相のいずれかの限流ヒューズ119が溶断したことによる欠相防止機構の動作により、開閉機構を介して可動電極114が投入状態から開放動作する。
補助電極116は、固定電極107よりも上部支持碍子104から離間した位置に設置されている。補助電極116の一部は、可動電極114の移動軌跡上に位置している。すなわち、投入時及び開放時には、可動電極114が補助電極116の先端の一部のみに接触する。補助電極116の設置方向は、固定電極107の設置方向と異なる方向に向いている。具体的には、固定電極107は、可動電極114が直角に接触する方向、すなわち水平方向に向いて設置されている。補助電極116は、可動電極114側の斜め下方向に向いて設置されている。これにより、固定電極107と補助電極116とは、可動電極114の移動軌跡上を含めた位置に直列に設置されている。補助電極116は可動電極114の移動軌跡上を含めた位置に設置されるので、補助電極116を設置するための設置スペースを新たに確保しなくてよい。また、抵抗体130は、消弧室106の上部スペースに設置するので、抵抗体130を設置するための設置スペースを新たに確保しなくてよい。
抵抗体130は、非線形抵抗等からなる限流抵抗体または固定抵抗体を選択設置することができる。抵抗体30に限流抵抗体を使用した場合は、補助電極116を介して短絡電流が発生すると半サイクル以内に遮断する。すなわち、開放時に補助電極116と可動電極114との間にアークが発生した場合には、短時間で遮断して、アークを消滅させることができる。
また、抵抗体30に固体抵抗体を使用した場合は、補助電極116を介して短時間で励磁突入電流を低減する。すなわち、投入時に可動電極114が補助電極116に接触した場合には、大容量変圧器の加圧時の励磁突入電流による系統電圧の低下を抑制することができる。
次に、前述のように構成された開閉器の作用について説明する。
図6に示されるように、開放状態では、可動電極114が固定電極107及び補助電極116から離間している。そして、操作ハンドル122が操作されると、可動電極114が開閉機構を介して軸115を回動中心として固定電極107側へ回動し、可動電極114の先端部が消弧室106内に向かって移動する。
図7に示されるように、可動電極114が軸115を中心に固定電極107側へ回動されると、可動電極114の先端部が消弧室106に進入して補助電極116のみに接触する(投入途中状態)。この状態では、電源側接続端子108と補助電極116との間には抵抗体30が存在するので、電源側接続端子108と可動電極114との間の電路は、電源側接続端子108、抵抗体30、補助電極116を経由する。
この時に、抵抗体30が限流抵抗体の場合には、抵抗体30を介して通電されることはなく、固定抵抗体の場合には、抵抗体30を介して通電され短時間で励磁突入電流を低減する。
図8に示されるように、補助電極31に接触した可動電極22は、軸21を中心に固定電極16に向かって回動される。そして、可動電極114の先端部が固定電極107に接触する(投入状態)。この時、可動電極114は、固定電極107と補助電極116との両方に接触している。この状態では、電源側接続端子108と補助電極116との間には抵抗体30が存在するので、電源側接続端子108と可動電極114との間の電路は、電源側接続端子108、固定電極107を経由する。
本実施形態では、電源側接続端子108に抵抗体30が接続されるとともに、消弧室106内に設置された補助電極31が固定抵抗体からなる抵抗体30に接続されている。このような場合において、投入時、可動電極22が補助電極31に接触したときには、抵抗体30によって短時間で励磁突入電流を低減させることができる。
図8に示されるように、投入状態では、可動電極114が固定電極107と補助電極116との両方に接触している。そして、操作ハンドル122が操作されると、可動電極114が開閉機構を介して軸115を回動中心として固定電極107から離間する側へ回動し、可動電極114の先端部が固定電極107から離間する。
図7に示されるように、可動電極114が軸115を中心に固定電極107から離間する側へ回動されると、可動電極114の先端部が補助電極116のみに接触する(開放途中状態)。このとき、電源側接続端子108と可動電極114との間の電路は、電源側接続端子108、抵抗体130、補助電極116を経由する。このとき、抵抗体30が限流抵抗体の場合には、電源側接続端子108と可動電極22との間の電路は、電源側接続端子108、抵抗体30、補助電極31を経由する。このため、抵抗体30によって短時間で遮断されるとともに、細隙消弧部106bによる細隙消弧効果により、補助電極31と可動電極22との間に発生したアークを消滅させる。また、抵抗体30が固定抵抗体の場合には、電源側接続端子108と可動電極22との間の電路は、電源側接続端子108、固定電極16を経由する。このため、細隙消弧部106bによる細隙消弧効果により、固定電極16と可動電極22との間に発生したアークを消滅させる。
図6に示されるように、補助電極116に接触した可動電極114が軸115を中心に固定電極107から離間する側へ回動されると、可動電極114が補助電極116から離間して、消弧室106からも離間する(開放状態)。
本実施形態では、電源側接続端子108に抵抗体130が接続されるとともに、消弧室106内に設置された補助電極116が固定抵抗体からなる抵抗体130に接続されている。このような場合において、開放時、可動電極114が固定電極107から離間したときには、可動電極114が補助電極116に接触しているので、抵抗体130によって遮断されて、補助電極116と可動電極114との間に発生したアークを消滅させることができる。よって、補助電極116と抵抗体130とを既存の開閉器に備えることができるので、抵抗体130を備えながら、大型化を抑制することができる。
以上このように説明した本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記第2の実施形態において、可動電極140を折り曲げ部分で分割して、回動可能として、開放状態のときに可動電極140の先端部が固定電極107及び補助電極116よりも更に離間して絶縁距離を確保するようにしてもよい。すなわち、図9〜図11に示すように、可動電極140の先端部141は、基端部142に回動軸143を介して回動可能に設けられ、固定電極107から離間する側へ付勢する付勢部材としての付勢ばね144によって付勢されている。この可動電極140は、投入時には、可動電極140の先端部141が消弧室106の誘導部としてのガイド部106cに当接して、消弧室106内へ誘導される。この時、先端部141は、回動軸143を中心に付勢ばね144の付勢力に対抗して内側に回動することとなる。このため、可動電極140の先端部141は、消弧室106のガイド部106cによって回動軸143を中心に回動し、補助電極116と固定電極107と接触する位置に誘導される。また、開放時には、可動電極140の先端部141が固定電極107及び補助電極116より離間した後、消弧室106のガイド部106cに沿って回動軸143を中心に付勢ばね144の付勢力により外側に回動することとなる。そして、可動電極140が消弧室106の外部に出ると、可動電極140の先端部141は、最大角度まで回動され、基端部142の開放位置で保持される。このような構成にすることで、可動電極114と固定電極107及び補助電極116との開放時の距離、すなわち絶縁距離を確保する。よって、既存の開閉器を利用することができる。
・上記第2の実施形態において、補助電極116を回動可動に構成し、固定電極107に対して開放時には離間するようにしてもよい。すなわち、図12〜図14に示すように、押上棒121の中央部に補助電極116を回動させる補助操作棒150を接続する。補助操作棒150の一端には、押上棒121が接続されている。補助操作棒150の他端は、回動軸152によって回動可能にリンク153に接続されている。補助電極116は、固定電極107に対して近接位置と離間位置との間で回動変位可能に回動軸151によって支持されている。補助操作棒150は、可動電極114の開放動作によって補助電極116を固定電極107から離間する側へ回動させ、可動電極114の投入動作によって補助電極116を固定電極107側へ回動させる。このような構成にすることで、可動電極114と固定電極107及び補助電極116との開放時の距離、すなわち絶縁距離を確保する。
・上記各実施形態では、補助電極31,116の設置方向を可動電極22,114側の斜め下方向に向いて設置した。しかしながら、補助電極31,116の設置方向を可動電極22,114と反対側の斜め下方向に向いて設置してもよい。例えば、図15に示すように、補助電極116の設置方向を可動電極114と反対側、すなわち固定電極107側の斜め下方向に向いて設置する。このようにしても、投入時に可動電極22,114の補助電極31,116への挿入は容易に可能となる。
・上記各実施形態では、固定電極16,107と補助電極31,116とには、投入時に可動電極22を挟入保持する同一形状の接触電極60を使用した。しかしながら、補助電極31,116に固定電極16,107とは別形状の接触電極を使用してもよい。具体的には、図16に示すように、接触電極80は、2枚の接触板81,82によって構成する。例えば、図17に示すように、接触電極80の接触板81a,82aは、正面視において「く」の字に屈曲した形状であって凸部が対向している。また、図18に示すように、接触板81b,82bは、正面視において円弧形状であって凸部が対向している。すなわち、補助電極31,116は、可動電極22,114に対し挟入保持する必要はなく接触していればよい。これにより、可動電極22,114が補助電極31,116に確実に接触することができるとともに、補助電極31,116を簡単な構造で小型にすることができる。また、補助電極31,116は、可動電極22,114と接触すれば、接触電極80を片側1枚の構成としてもよい。
・上記各実施形態では、抵抗体30,130を消弧室51,106の外部に設置した。しかしながら、抵抗体30,130を消弧室51,106の背面側や側面側の内部に設置してもよい。このようにすれば、消弧室51,106が絶縁物であるため、消弧室51,106に抵抗体を絶縁素子の状態で設置することが可能となる。すなわち、抵抗素子そのものを抵抗体として使用することができるとともに、抵抗体の絶縁対策を不要とすることができる。
・上記各実施形態では、抵抗体30,130として限流抵抗体または固定抵抗体を使用するようにしたが、限流抵抗体と固定抵抗体とを並列に設置してもよい。このようにすれば、投入時の電流抑制及び開放時の短時間遮断の両効果を奏することができる。
・また、抵抗体30,130として限流抵抗体と固定抵抗体とを並列に設置して、投入時と開放時とに接続を切り替えてもよい。
・上記各実施形態では、補助電極31,116の一部に可動電極22,114が接触するように構成した。しかしながら、接触圧が許容されるのであれば、補助電極31,116の大部分に可動電極22,114が接触するように構成してもよい。
・上記各実施形態では、可動電極22,114を1枚刃とした。しかしながら、可動電極22,114を2枚刃としてもよい。この場合、消弧室51,106内に補助電極31,116を2個設け、抵抗体30,130に接続してもよい。
11…開閉器、12…本体ケース、13…電源側ブッシング、14…負荷側ブッシング、15…電源側導電体、16…固定電極、17…支持部材、18…電源側アーク電極、19…負荷側導電体、20…支持部材、21…軸、22…可動電極、23…負荷側アーク電極、24…回動軸、25…レバー、26…駆動リンク、27…取付部材、28…避雷器、29…導電部材、30…抵抗体、31…補助電極、50…消弧装置、51…消弧室、52…消弧室本体、52a…収容部、52b…細隙消弧部、53…カバー、60…接触電極、61…底部、62,63…側部、64,65…接触部、70…アークホーン、71…底部、72,73…側部、74,75…ホーン部、80…接触電極、81,81a,81b,82,82a,82b…接触板、101…取付ベース、102…固定フレーム、103…固定フレーム、104…上部支持碍子、105…下部支持碍子、106…消弧室、106a…収容部、106b…細隙消弧部、106c…誘導部としてのガイド部、107…固定電極、108…電源側接続端子、109…ヒューズ支持台、110…ヒューズ挟持金具、110…上部ヒューズ挟持金具、111…ヒューズ挟持金具、111…下部ヒューズ挟持金具、112…負荷側接続端子、113…突起部、114…可動電極、115…軸、116…補助電極、117…被動レバー、118…連結ロッド、119…限流ヒューズ、120…溶断表示装置、121…押上棒、122…操作ハンドル、123…操作軸、130…抵抗体、140…可動電極、141…先端部、142…基端部、143…回動軸、144…付勢部材としての付勢ばね、150…補助操作棒、151…回動軸、152…回動軸、153…リンク。

Claims (5)

  1. 消弧室内に配置される固定電極と、当該固定電極に対して接離する可動電極とを備える開閉器において、
    前記消弧室内の前記可動電極の移動軌跡上に少なくとも一部が位置する補助電極と、
    前記補助電極に接続される抵抗体と、を備え
    前記消弧室は、前記固定電極及び前記補助電極が収容される収容部と、当該収容部に連続して形成される細隙消弧部を備え、
    前記固定電極と前記補助電極とは、前記収容部内の離間した位置に設置されるとともに前記可動電極の移動軌跡上に直列に設置されており、
    前記抵抗体は、前記消弧室外に設置され、
    前記補助電極は、前記可動電極に対して前記補助電極の一部のみが接触する位置に配置され、
    前記可動電極が前記固定電極に接触する投入時には、前記可動電極は、前記補助電極に接触した後に、前記固定電極に接触するとともに、
    前記可動電極が前記固定電極から離間する開放時には、前記可動電極は、前記固定電極から離間した後に、前記補助電極から離間する
    ことを特徴とする開閉器。
  2. 前記固定電極と前記補助電極とは、同一形状の接触電極である
    請求項1に記載の開閉器。
  3. 前記抵抗体は、固定抵抗体又は限流抵抗体である
    請求項1又は2に記載の開閉器。
  4. 消弧室内に配置される固定電極と、当該固定電極に対して接離する可動電極とを備える開閉器において、
    前記消弧室内の前記可動電極の移動軌跡上に少なくとも一部が位置する補助電極と、
    前記補助電極に接続される抵抗体と、を備え、
    前記可動電極は、回動軸と、前記回動軸を介して接続される先端部と、前記先端部を前記固定電極から離間する側へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記消弧室は、前記可動電極の先端部を前記固定電極側へ誘導する誘導部を備える
    ことを特徴とする開閉器。
  5. 消弧室内に配置される固定電極と、当該固定電極に対して接離する可動電極とを備える開閉器において、
    前記消弧室内の前記可動電極の移動軌跡上に少なくとも一部が位置する補助電極と、
    前記補助電極に接続される抵抗体と、を備え、
    前記補助電極は、前記固定電極と近接する位置と離間する位置との間で回動する回動軸と、前記補助電極を前記固定電極側へ付勢する付勢部材と、前記可動電極の回動に連動して、前記可動電極が前記固定電極から離間する開放時に、前記補助電極を前記固定電極から離間する位置に押圧する補助操作棒と、を備える
    ことを特徴とする開閉器。
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