JP6210765B2 - ガスソケット - Google Patents

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Description

本発明は、先端開口部を有し、当該先端開口部にガス栓本体のプラグ部を挿入させた状態で前記ガス栓本体に装着されるソケット本体と、当該ソケット本体に着脱自在に装着され、当該ソケット本体に装着された状態で前記先端開口部を閉じる蓋体とを備えたガスソケットに関する。
かかるガスソケットは、住宅等の壁に埋め込み状態で設けられたガスコンセントに接続して、ガスファンヒータ等のガス消費機器にガス燃料を供給するものであり、ガスコンセントのガス栓本体に装着されるソケット本体と、そのソケット本体の先端開口部を閉じる蓋体等を備えている。ちなみに、この蓋体は、ソケット本体内に先端開口部から塵埃等の異物が入るのを防止するためのものである。
このようなガスソケットにおいて、従来、蓋体は、柔軟性を有する樹脂製の紐状の連結部材を介して、ソケット本体に連結されていた(例えば、特許文献1参照。)。
一方、ガスコンセントのガス栓本体は、住宅等の壁面を形成する壁面形成材の裏面に、取付部材によって取り付けられる。説明を加えると、壁面形成材には、ガスコンセント取付用の開口部が形成され、ガス栓本体は、そのプラグ部の先端を壁面形成材の表面よりも後退させて壁面形成材の開口部に臨ませた状態で、壁面に埋め込み状態で設けられる(例えば、特許文献2参照。)。
特開2010−48368号公報 特開2012−57685号公報
ところで、壁面形成材には、種々の厚さのものがあるので、ガス栓本体が取付部材によって壁面形成材の裏面に取り付けられた状態では、壁面形成材の表面からのプラグ部の後退位置は、壁面形成材の厚さによって異なる。つまり、壁面形成材の厚さが厚いほど、プラグ部が壁面形成材の表面から奥側に位置することになる。
一方、使用者が、ガスソケットをガスコンセントに装着したり、ガスコンセントから外したりするガスソケットの着脱操作の際には、ソケット本体の後端側部分を指で把持して行うことになる。そこで、ソケット本体がその先端開口部にプラグ部を挿入させてガス栓本体に装着された状態で、ソケット本体の後端側部分を壁面形成材の表面から突出させるように、ソケット本体におけるソケット前後方向での寸法が設定されることになる。
そして、ソケット本体における壁面形成材の表面からの突出量は、壁面形成材の厚さが厚いほど小さくなり、その突出量が小さ過ぎると、ソケット本体における壁面形成材の表面からの突出部分を指で把持し難くなるので、ガスソケットの着脱操作が行い難くなる。
そこで、従来では、ガスソケットの着脱操作が行い難くなるのを防止するために、想定される壁面形成材の厚さのうち、最も厚いものを対象にして、ガスソケットがガスコンセントに装着された状態で、ソケット本体における壁面形成材の表面からの突出量が小さくなり過ぎないように、ソケット本体のソケット前後方向での寸法を設定していた。
従って、従来のガスソケットでは、小型化を図る上で改善の余地があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、着脱操作が容易に行えながら、小型化を図り得るガスソケットを提供することにある。
本発明に係るガスソケットは、先端開口部を有し、当該先端開口部にガス栓本体のプラグ部を挿入させた状態で前記ガス栓本体に装着されるソケット本体と、当該ソケット本体に着脱自在に装着され、当該ソケット本体に装着された状態で前記先端開口部を閉じる蓋体とを備えたものであって、
第1特徴構成は、前記蓋体が、蓋体支持機構により、前記先端開口部を閉じることが可能な開閉操作位置と、前記ソケット本体におけるソケット前後方向において前記先端開口部とは反対側の後端よりも後方側の着脱操作位置とに位置変更操作自在に、前記ソケット本体に支持され、
前記蓋体支持機構が、前記蓋体を前記着脱操作位置に位置させるように操作された状態において、前記ソケット前後方向での前記ソケット本体に対する前記蓋体或いは当該蓋体と連動する前記蓋体支持機構の部分の相対移動を制限するように構成され
前記蓋体支持機構が、前記ソケット本体の外側面における前記ソケット前後方向の中央よりも後方側に寄った位置にて、前記ソケット前後方向に直交するソケット径方向に沿う軸心周りで少なくとも半周以上にわたって回動自在に、基端部が支持されたアーム部を備えて構成され、
前記蓋体が、前記アーム部の先端部に支持され、
前記蓋体支持機構が、前記アーム部の基端部を、前記ソケット前後方向に沿って所定の軸心可動距離の範囲で移動自在で、且つ、前記ソケット径方向に沿う軸心周りに少なくとも半周にわたって回動自在に支持する可動軸支部を備えて構成され、
前記可動軸支部が、前記アーム部のアーム長さ方向に直交する方向で、前記ソケット径方向の内方側に突出する状態で、前記アーム部に設けられた前方側軸部及び後方側軸部と、前記ソケット本体の外側面に設けられて、前記前方側軸部及び前記後方側軸部を挿入状態で支持する軸支用溝部とを備えて構成され、
前記前方側軸部及び前記後方側軸部が、前記アーム長さ方向に沿って軸心同士を前記軸心可動距離隔てた状態で、前記アーム部に並べて設けられ、
前記軸支用溝部が、前記ソケット径方向視において、直径に対応する経路部分が前記ソケット前後方向に沿う状態で、前記軸心可動距離を半径とする半円状を呈する経路にて、前記ソケット本体の外側面に設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、蓋体をソケット本体に装着するときは、蓋体支持機構を操作して、蓋体を開閉操作位置に位置させる。
ソケット本体をガス栓本体に装着するときは、蓋体支持機構を操作して、蓋体を着脱操作位置に位置させる。そして、指で蓋体或いは蓋体支持機構の部分を把持する形態でソケット本体を持って、そのソケット本体の先端開口部をガス栓本体のプラグ部の先端に被せて押し込むと、ソケット前後方向でのソケット本体と蓋体或いは蓋体支持機構の部分との相対移動が制限されているので、ソケット本体をその先端開口部にプラグ部を挿入させるように押し込むことができて、ソケット本体をガス栓本体に装着することができる。
その際、蓋体或いは蓋体支持機構の部分は、ソケット本体の後端よりも後方側に位置しているので、ソケット本体におけるソケット前後方向での寸法を比較的短く設定しても、ソケット本体がガス栓本体に装着された状態で、蓋体或いは蓋体支持機構の部分を指で容易に把持できるように、蓋体或いは蓋体支持機構の部分を壁面形成材の表面から突出させるようにすることが可能となる。
従って、着脱操作が容易に行えながら、小型化を図り得るガスソケットを提供することができる。
しかも、蓋体は、蓋体支持機構によりソケット本体に支持されているので、蓋体の紛失を防止することができる。又、ソケット本体をガス栓本体に装着するときは、蓋体はソケット本体の後端よりも後方側に位置していて、その蓋体を把持して、ソケット本体をガス栓本体に装着するので、ソケット本体をガス栓本体に装着する際に蓋体が邪魔になるのも防止することができる。
上記特徴構成によれば、開閉操作位置と着脱操作位置とにわたる蓋体の位置変更操作は、アーム部をソケット前後方向に沿って揺動させることにより容易に行うことができる。
又、基端部を回動自在にソケット本体の外側面に支持するといった簡素な構成のアーム部を用いて、蓋体支持機構を構成するので、蓋体支持機構の構成を簡素化して、コストダウンを図ることができる。
従って、ガスコンセントの低廉化を図りながら、開閉操作位置と着脱操作位置とにわたる蓋体の位置変更操作を一層容易に行えるようにすることができる。
上記特徴構成によれば、蓋体を開閉操作位置に位置させるように、アーム部を操作した状態で、アーム部をソケット本体に対してソケット前後方向に軸心可動距離の範囲で移動させることができる。
そこで、蓋体をソケット本体に装着するときは、蓋体をソケット本体の前面から前方に離間させた状態で開閉操作位置に位置させるように、アーム部を操作し、その状態で、アーム部をソケット本体に対してソケット前後方向の後方側に移動させると、蓋体をソケット本体に装着することができる。
又、ソケット本体から蓋体を外して、ソケット本体をガス栓本体に装着するときは、アーム部をソケット本体に対してソケット前後方向の前方側に移動させると、蓋体をソケット本体から外すことができ、その状態で、アーム部をソケット前後方向の後方側に揺動させると、蓋体を着脱操作位置に位置させることができる。
つまり、蓋体を位置変更操作するためのアーム部を操作することにより、蓋体をソケット本体に装着したりソケット本体から外したりすることができる。
従って、ガスコンセントに対するガスソケットの着脱操作の容易化に加えて、ソケット本体に対する蓋体の着脱操作の容易化をも図ることができる。
上記特徴構成によれば、後方側軸部を軸支用溝部における直径に対応する経路部分に入り込ませると共に、前方側軸部を軸支用溝部における円周に対応する経路部分に入り込ませた状態にすると、後方側軸部が揺動軸心となって、前方側軸部が軸支用溝部における円周に対応する経路部分を移動する形態で、アーム部をソケット前後方向に沿って揺動させることができる。
そして、アーム部を、ソケット前後方向の前方側に揺動させて、アーム長さ方向をソケット前後方向に沿わせた姿勢にすると、前方側軸部が前方に位置する状態で、前方側軸部及び後方側軸部が共に軸支用溝部における直径に対応する経路部分に入り込んだ状態となる。そして、その状態で、前方側軸部及び後方側軸部が共に軸支用溝部における直径に対応する経路部分を移動する形態で、アーム部を、ソケット本体に対してソケット前後方向に移動させることができるので、蓋体をソケット本体に装着したりソケット本体から外したりすることができる。
又、アーム部を、ソケット前後方向の後方側に揺動させて、アーム長さ方向をソケット前後方向に沿わせた姿勢にすると、前方側軸部が後方に位置する状態で、前方側軸部及び後方側軸部が共に軸支用溝部における直径に対応する経路部分に入り込んだ状態となる。
そして、その状態で、蓋体或いは当該蓋体と連動する蓋体支持機構の部分を把持した形態でソケットを持つと、前方側軸部及び後方側軸部によりソケット本体が支えられた形態で、ソケット本体の姿勢が保持されるので、ガスコンセントに対するガスソケットの着脱操作が更に行い易くなる。
本発明に係るガスソケットは、先端開口部を有し、当該先端開口部にガス栓本体のプラグ部を挿入させた状態で前記ガス栓本体に装着されるソケット本体と、当該ソケット本体に着脱自在に装着され、当該ソケット本体に装着された状態で前記先端開口部を閉じる蓋体とを備えたガスソケットであって、
前記蓋体が、蓋体支持機構により、前記先端開口部を閉じることが可能な開閉操作位置と、前記ソケット本体におけるソケット前後方向において前記先端開口部とは反対側の後端よりも後方側の着脱操作位置とに位置変更操作自在に、前記ソケット本体に支持され、
前記蓋体支持機構が、前記蓋体を前記着脱操作位置に位置させるように操作された状態において、前記ソケット前後方向での前記ソケット本体に対する前記蓋体或いは当該蓋体と連動する前記蓋体支持機構の部分の相対移動を制限するように構成され、
前記蓋体支持機構が、前記ソケット本体の外側面における前記ソケット前後方向の中央よりも後方側に寄った位置にて、前記ソケット前後方向に直交するソケット径方向に沿う軸心周りで少なくとも半周以上にわたって回動自在に、基端部が支持されたアーム部を備えて構成され、
前記蓋体が、前記アーム部の先端部に支持され、
前記アーム部の基端部が、前記ソケット径方向に沿う軸心にて、前記ソケット本体に枢支され、
前記蓋体が、蓋体可動支持部により、前記アーム部の基端側に復帰付勢された状態で、前記アーム部のアーム長さ方向に沿って所定の蓋体可動距離の範囲で移動自在に、前記アーム部の先端部に支持され
前記アーム部の基端部に設けた枢支軸部が、前記ソケット本体の軸穴に内嵌される状態で設けられて、前記アーム部が前記ソケット本体に枢支されている
上記特徴構成によれば、蓋体をソケット本体に装着するときは、蓋体支持機構を操作して、蓋体を開閉操作位置に位置させる。
ソケット本体をガス栓本体に装着するときは、蓋体支持機構を操作して、蓋体を着脱操作位置に位置させる。そして、指で蓋体或いは蓋体支持機構の部分を把持する形態でソケット本体を持って、そのソケット本体の先端開口部をガス栓本体のプラグ部の先端に被せて押し込むと、ソケット前後方向でのソケット本体と蓋体或いは蓋体支持機構の部分との相対移動が制限されているので、ソケット本体をその先端開口部にプラグ部を挿入させるように押し込むことができて、ソケット本体をガス栓本体に装着することができる。
その際、蓋体或いは蓋体支持機構の部分は、ソケット本体の後端よりも後方側に位置しているので、ソケット本体におけるソケット前後方向での寸法を比較的短く設定しても、ソケット本体がガス栓本体に装着された状態で、蓋体或いは蓋体支持機構の部分を指で容易に把持できるように、蓋体或いは蓋体支持機構の部分を壁面形成材の表面から突出させるようにすることが可能となる。
従って、着脱操作が容易に行えながら、小型化を図り得るガスソケットを提供することができる。
しかも、蓋体は、蓋体支持機構によりソケット本体に支持されているので、蓋体の紛失を防止することができる。又、ソケット本体をガス栓本体に装着するときは、蓋体はソケット本体の後端よりも後方側に位置していて、その蓋体を把持して、ソケット本体をガス栓本体に装着するので、ソケット本体をガス栓本体に装着する際に蓋体が邪魔になるのも防止することができる。
上記特徴構成によれば、開閉操作位置と着脱操作位置とにわたる蓋体の位置変更操作は、アーム部をソケット前後方向に沿って揺動させることにより容易に行うことができる。
又、基端部を回動自在にソケット本体の外側面に支持するといった簡素な構成のアーム部を用いて、蓋体支持機構を構成するので、蓋体支持機構の構成を簡素化して、コストダ
ウンを図ることができる。
従って、ガスコンセントの低廉化を図りながら、開閉操作位置と着脱操作位置とにわたる蓋体の位置変更操作を一層容易に行えるようにすることができる。
上記特徴構成によれば、アーム部をソケット径方向に沿う軸心にてソケット前後方向に沿って揺動させることにより、蓋体を開閉操作位置と着脱操作位置とに位置変更操作することができる。
そして、蓋体を開閉操作位置に位置させるようにアーム部を操作した状態では、蓋体可動支持部の付勢力によって、蓋体がソケット本体の側に引っ張られた状態で、ソケット本体に装着される。
そして、蓋体をソケット本体から外すときは、蓋体を付勢力に抗して前方に引っ張って、ソケット本体の前面から離間させた状態で、アーム部をソケット前後方向の後方側に揺動させることになる。
従って、ソケット本体の先端開口部を閉じた状態で、蓋体をソケット本体に確実に保持することができる。
特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
前記蓋体が、当該蓋体の前面が前記アーム部のアーム長さ方向に直交する直交姿勢と前記アーム長さ方向に平行となる平行姿勢とに揺動自在に、前記アーム部の先端部に支持されている点にある。
上記特徴構成によれば、蓋体をソケット本体に装着するときは、蓋体を、直交姿勢にして開閉操作位置に位置させる。
一方、ガスソケットをガスコンセントに装着するときやガスコンセントから外すときは、蓋体を平行姿勢にすると、蓋体を壁面形成材の表面からより一層大きく突出させることができる。
従って、ガスコンセントに対するガスソケットの着脱操作を更に容易化することができる。
特徴構成は、上記第1〜第3特徴構成にいずれか1つに加えて、
前記アーム部が、前記ソケット本体における前記ソケット径方向の両側に振り分けて、一対設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、アーム部が、ソケット本体におけるソケット径方向の両側に振り分けて一対設けられて、それら一対のアーム部の先端部に蓋体が支持されているので、着脱操作位置に位置する蓋体或いは一対のアーム部を把持する形態でソケット本体を持って、ガスソケットをガスコンセントに装着したりガスソケットから外したりするときに、ソケット本体の姿勢を安定化することができる。
従って、ガスコンセントに対するガスソケットの着脱操作を更に容易化することができる。
第1実施形態に係るガスソケットとガスコンセントを示す斜視図 第1実施形態に係るガスソケットがガスコンセントに装着された状態を示す斜視図 第1実施形態に係るガスソケットの分解斜視図 第1実施形態に係るガスソケットの側面図及び平面図 第1実施形態に係るガスソケットにおけるガスコンセントに対する着脱操作の手順を説明する図 第2実施形態に係るガスソケットの外観を示す斜視図 第2実施形態に係るガスソケットの分解斜視図 第2実施形態に係るガスソケットの側面図 第2実施形態に係るガスソケットの蓋体可動支持部を示す横断面図 第2実施形態に係るガスソケットにおけるガスコンセントに対する着脱操作の手順を説明する図 ガスコンセントの壁材への取付構造を示す分解斜視図
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態を説明する。
図1に示すように、ガスソケットSは、先端開口部1aを有し、当該先端開口部1aにガスコンセントCのガス栓本体11(図11参照)のプラグ部12を挿入させた状態でガス栓本体11に装着されるソケット本体1と、当該ソケット本体1に着脱自在に装着され、当該ソケット本体1に装着された状態で先端開口部1aを閉じる蓋体2とを備えている。
又、ガスソケットSのソケット本体1には、その前面に先端開口部1aを形成する状態で、ソケット前後方向に延びる貫通孔(図示省略)が設けられ、ソケット本体1におけるソケット前後方向で先端開口部1aとは反対側の後端部には、ソケット本体1内の貫通孔に連通する状態で、ソケット側継手3が設けられ、更に、ソケット本体1の外周部の前端側には、進退筒4が、ソケット前後方向に移動自在で且つ前進方向に復帰付勢された状態で外嵌状に設けられている。
ソケット側継手3には、ガスホース5(「ガスコード」と呼ばれることもある)の一端が接続され、そのガスホース5の他端には、ガスファンヒータ等のガス消費機器(図示省略)に接続するための機器側継手6が設けられている。
一方、ガスコンセントCは、ガス管(図示省略)に接続された状態で、住宅等の壁材W(壁面形成材の一例)の裏面に埋め込み状態で設けられる。
そして、ソケット本体1の先端開口部1aをガス栓本体11のプラグ部12に外嵌させて、ガスソケットSを押し込むと、ワンタッチでソケット本体1がガス栓本体11に装着されると共に、進退筒4が前進してその装着がロックされ、且つ、ソケット本体1内の開閉弁(図示省略)が開弁されて、ガス管(図示省略)からのガス燃料がプラグ部12を介してソケット本体1に流入し、ガスホース5を介してガス消費機器に供給されることになる。
ここで、ガスソケットS及びガスコンセントCは、公知であるので、それらの構造については、図示及び詳細な説明を省略して、簡単な説明に止め、主として、本願発明及び本願発明に関連する構造について、詳細に説明する。
先ず、ガスソケットSの構造について、簡単に説明する。
図1、図3及び図4に示すように、ガスソケットSのソケット本体1は、概略、円柱状の外形を呈する形状に構成されている。尚、図4(a)は、ガスソケットSの右側面図であり、図4(b)は、ガスソケットSの平面図である。
前述の貫通孔は、その後端側の部分が、ソケット前後方向に対して後方側ほどソケット本体1のソケット径方向外方側に位置する傾斜状(以下、外向き傾斜状)となる屈曲状態で、ソケット本体1内に形成され、ソケット側継手3は、貫通孔の外向き傾斜状部分に回動自在に接続されている。つまり、ソケット側継手3は、ソケット本体1の後方側の部分から斜め後ろ向きに突出するように設けられている。
そして、ソケット本体1とソケット側継手3とを相対回転させることにより、ガスコンセントCからのガスホース5の取り出し方向を可変できるように構成されている。
進退筒4は、前進方向に復帰付勢された状態で設けられ、ソケット本体1内には、複数のボール(図示省略;例えば特開2010−174922号参照)が、進退筒4が後退した状態ではソケット径方向外方への移動が許容され、進退筒4が前進した状態ではその進退筒4によりソケット径方向外方への移動が阻止される状態で、周方向に分散して装入されている。
更に、ソケット本体の内部には、接続筒(図示省略)が、ソケット前後方向に移動自在で、且つ、前進方向に復帰付勢された状態で設けられている。この接続筒が後退した状態では、複数のボールのソケット径方向内方への移動が許容され、接続筒が前進した状態では、その接続筒により、複数のボールのソケット径方向内方への移動が阻止されるように構成されている。
そして、ソケット本体1がガス栓本体11に装着されていない状態では、接続筒が前進位置に位置して、複数のボールの径方向内方側への移動が阻止された状態で、進退筒4が複数のボールによって後退位置に保持されている。
次に、ガスコンセントCの構造について、簡単に説明する。
図11に示すように、ガスコンセントCは、筒状のプラグ部12を有するガス栓本体11と、ガス栓本体11に装着されたソケット本体1の装着状態を解除するための脱レバー13等を備えて構成されている。
プラグ部12の先端側の外周部には、ソケット本体1内に装入された複数のボールを係脱可能な凹溝部12aが、外周部の全周にわたる環状に設けられている。
脱レバー13は、二股状部分13aを備えて、その二股状部分13aにてプラグ部12を挟む状態で、且つ、二股状部分13aが壁材Wの厚さ方向に相当する奥行方向に揺動自在な状態で、ガス栓本体11に取り付けられている。ここで、奥行方向において、壁材Wの表面側の方向を手前側と称し、壁材Wの裏面側の方向を奥側と称する。
そして、脱レバー13は、二股状部分13aが奥行方向の奥側に揺動する方向に復帰付勢されており、二股状部分13aが奥行方向の手前側に揺動するのに伴って、その二股状部分13aがガス栓本体11に装着されたガスソケットSの進退筒4に当接して、その進退筒4を後退させることが可能なように構成されている。
次に、ガスコンセントCを壁材Wの裏面に取り付けるための構成について説明する。
図11に示すように、ガスコンセントCは、取付部材Fを用いて壁材Wの裏面に取り付けられる。この取付部材Fは、壁材Wに形成された開口部Waの開口縁に沿って壁材Wの表面側に取り付けられる矩形枠状の表側枠体14、開口部Waの開口縁に沿って壁材Wの裏面側に取り付けられる矩形枠状の裏側枠体15、及び、その裏側枠体15の裏面側に間隔を開けて取り付けられる取付台16等を備えて構成されている。
表側枠体14と裏側枠体15とは、それらの間に壁材Wを介在させた状態で複数のネジ17により連結することにより、壁材Wの表裏に取り付けられる。
裏側枠体15の裏面側には、複数の突片15aが奥行方向の奥側に向けて突設され、これら複数の突片15aの先端に、取付台16が複数のネジ18により取り付けられる。
そして、ガスコンセントCが、裏側枠体15と取付台16との間に位置させた状態で、複数のネジ19により取付台16に取り付けられることにより、壁材Wの裏面側に埋め込み状で取り付けられる。
更に、図1及び図11に示すように、壁材Wの開口部Waを覆う表カバー20が、表側枠体14に着脱自在に取り付けられるように構成されている。
この表カバー20の表面には、矩形状の凹部20aが形成され、その凹部20aの底面には、取付部材Fに取り付けられたガスコンセントCのプラグ部12の先端を臨ませるための円状のプラグ露呈用開口20b、及び、そのプラグ露呈用開口20bの側方に位置する細長矩形状の扉体挿通孔20cが開口されている。
そして、表カバー20には、扉体21が、面方向が奥行方向に直交する姿勢で凹部20aに嵌まり込んで、プラグ露呈用開口20bを閉じる倒れ姿勢(図示省略)と、面方向が奥行方向に沿う姿勢で扉体挿通孔20cに挿通される状態となって、プラグ露呈用開口20bを開く立ち姿勢(図1参照)とに切り換え自在で、且つ、立ち姿勢において奥行方向に往復移動操作自在に設けられている。
そして、立ち姿勢の扉体21を奥行方向の奥側へ押し込むと、二股状部分13aが奥行方向の手前側に移動する方向に、脱レバー13を揺動可能に構成されている。
ガスソケットSをガスコンセントCに装着するときは、図1に示すように、扉体21を立ち姿勢にした状態で、ガスソケットSを表カバー20のプラグ露呈用開口20bを通して押し込む。
すると、ソケット本体1内の接続筒がプラグ部12の先端により受け止められて、ソケット本体1に対して後退させられ、それに伴って、複数のボールのソケット径方向内方側への移動が許容されるので、複数のボールにより後退位置に保持されていた進退筒4が付勢力によって前進して前進位置に位置し、その前進位置に位置する進退筒4により、複数のボールが、ソケット径方向外方側への移動が阻止された状態でプラグ部12の凹溝部12aに係合されて、ソケット本体1がガス栓本体11に装着されると共にその装着状態でロックされ、並びに、接続筒が後退位置に保持される。
ガスソケットSをガスコンセントCから外すときは、立ち姿勢の扉体21を奥行方向の奥側へ押し込む。
すると、脱レバー13が揺動させられて、二股状部分13aが奥行方向の手前側に移動して、その二股状部分13aにより、ガスソケットCの進退筒4が後退させられて、後退位置に位置し、それに伴って、複数のボールのソケット径方向外方側への移動が許容されるので、ソケット本体1がプラグ部12から外れると共に、接続筒が付勢力によって前進して前進位置に戻り、その前進位置に位置する接続筒により、複数のボールのソケット径方向内方側への移動が阻止されて、それら複数のボールによって進退筒4が後退位置に保持される。
上述のように、ガスコンセントCのガス栓本体11は、壁材Wの裏面に、取付部材Fによって取り付けられるので、壁材Wの表面からのプラグ部12の後退位置は、壁材Wの厚さによって異なる。つまり、壁材Wの厚さが厚いほど、プラグ部12が壁材Wの表面から奥側に位置することになる。
そして、ソケット本体1が、その先端開口部1aにプラグ部12を挿入させてガス栓本体11に装着された状態では、ソケット本体1における壁材Wの表面からの突出量は、壁材Wの厚さが厚いほど小さくなる。
従って、ソケット本体1のソケット前後方向での寸法を短くして、ガスソケットSの小型化を図ると、ガスソケットSをガスコンセントCに装着した状態において、ソケット本体1における壁材Wの表面からの突出量が小さくなるので、ソケット本体1の後端側部分を指で把持して、ガスソケットSをガスコンセントCに装着したりガスコンセントCから外したりするガスソケットSの着脱操作が、行い難くなる。
そこで、図1、図3及び図4に示すように、本願発明では、蓋体2が、蓋体支持機構Mにより、先端開口部1aを閉じることが可能な開閉操作位置と、ソケット本体1におけるソケット前後方向において先端開口部1aとは反対側の後端よりも後方側の着脱操作位置とに位置変更操作自在に、ソケット本体1に支持され、蓋体支持機構Mが、蓋体2を着脱操作位置に位置させるように操作された状態において、ソケット前後方向でのソケット本体1に対する蓋体2或いは当該蓋体と連動する蓋体支持機構Mの部分(具体的には後述する一対のアーム部30)との相対移動を制限するように構成されている。ここで、開閉操作位置は、ソケット前後方向において、ソケット本体1の先端開口部1aよりも前方の位置である。
この第1実施形態では、蓋体支持機構Mが、ソケット本体1の外側面におけるソケット前後方向の中央よりも後方側に寄った位置にて、ソケット前後方向に直交するソケット径方向に沿うアーム回動軸心A1周りで少なくとも半周以上にわたって回動自在に、基端部が支持されたアーム部30を備えて構成され、蓋体2が、アーム部30の先端部に支持されている。
又、蓋体支持機構Mが、アーム部30の基端部を、ソケット前後方向に沿って所定の軸心可動距離Rの範囲で移動自在で、且つ、ソケット径方向に沿うアーム回動軸心A1周りに少なくとも半周にわたって回動自在に支持する可動軸支部Nを備えて構成されている。
更に、アーム部30が、ソケット本体1における左右方向(ソケット径方向に相当する)の両側に振り分けて、一対設けられ、可動軸支部Nが、一対のアーム部30夫々に対して設けられている。
次に、図1、図3及び図4に基づいて、蓋体支持機構Mについて説明を加える。
尚、一対のアーム部30夫々に対応する可動軸支部Nは、同様に構成されているので、図1、図3及び図4等においては、主として、ソケット本体1の前面視で右側のアーム部30に対応する可動軸支部Nを図示している。
この第1実施形態では、可動軸支部Nが、アーム部30のアーム長さ方向に直交する方向で、ソケット径方向の内方側に突出する状態で、アーム部30に設けられた前方側軸部31及び後方側軸部32と、ソケット本体1の外側面に設けられて、前方側軸部31及び後方側軸部32を挿入状態で支持する軸支用溝部40とを備えて構成されている。
前方側軸部31及び後方側軸部32は、アーム長さ方向に沿って軸心同士を軸心可動距離R隔てた状態で、アーム部30に並べて設けられている。
又、軸支用溝部40が、ソケット径方向視において、直径に対応する経路部分(以下、直線状経路部分と称する場合がある)41がソケット前後方向に沿う状態で、溝の溝幅方向の中央が軸心可動距離Rを半径とする半円状を呈する経路にて、ソケット本体1の外側面に設けられている。
説明を加えると、各アーム部30は、概ね、直線状に構成され、その基端部分に、円柱状の前方側軸部31及び後方側軸部32が、アーム長さ方向に直交する姿勢で、アーム長さ方向に沿って軸心同士を軸心可動距離R隔てた状態で並設されている。
図4に示すように、軸支用溝部40は、ソケット本体1の外側面におけるソケット前後方向の後方側に寄った位置において、ソケット側継手3を左右方向の中央にした平面視で、左右両側に対応する部分の夫々に、ソケット径方向内方側に凹む凹溝状に設けられている。
軸支用溝部40の直線状経路部分41、及び、円弧状の経路部分(以下、円弧状経路部分と称する場合がある)42夫々の溝幅は同一であり、前方側軸部31及び後方側軸部32を挿入可能な溝幅に設定されている。
軸支用溝部40の直線状経路部分41における溝長手方向(ソケット前後方向に相当する)の中央には、直線状経路部分41の溝幅よりも多少大きい直径の回動支持用穴43がソケット径方向内方側に凹む状態で設けられている。
又、軸支用溝部40の直線状経路部分41の前端と円弧状経路部分42との交点には、直線状経路部分41の溝幅よりも多少大きい直径の前方側転換用穴44がソケット径方向内方側に凹む状態で設けられ、軸支用溝部40の直線状経路部分41の後端と円弧状経路部分42との交点には、前方側転換用穴44と同径の後方側転換用穴45がソケット径方向内方側に凹む状態で設けられている。
そして、各アーム部30を、例えば、アーム部30の先端がソケット前後方向の前方を向く状態で、アーム長さ方向がソケット前後方向に沿う姿勢(図4及び図5(a)参照)にすると、各アーム部30の前方側軸部31及び後方側軸部32を軸支用溝部40の直線状経路部分41に挿入可能となる。
そして、その状態で、アーム部30をソケット本体1に対してソケット前後方向の前方側に移動させると、図5(b)に示すように、前方側軸部31が軸支用溝部40の前方側転換用穴44に入り込み、且つ、後方側軸部32が軸支用溝部40の回動支持用穴43に入り込んだ状態となり、そのような状態から、図5(c)に示すように後方側軸部32が回動自在に軸支用溝部40の回動支持用穴43に支持され、且つ、前方側軸部31が軸支用溝部40の円弧状経路部分42を移動する状態で、アーム部30をソケット前後方向に沿ってアーム回動軸心A1周りで揺動させることができる。
つまり、この第1実施形態では、各アーム部30が、夫々の先端がソケット前後方向の前方を向く状態でアーム長さ方向がソケット前後方向に沿う姿勢(以下、蓋開閉操作姿勢と記載する場合がある)になる位置と、夫々の先端がソケット前後方向の後方を向く状態でアーム長さ方向がソケット前後方向に沿う姿勢(以下、着脱操作姿勢と記載する場合がある)になる位置との間の半周にわたって、アーム回動軸心A1周りで回動自在に、ソケット本体1に設けられている。そして、一対のアーム部30を蓋開閉操作姿勢にすると、蓋体2を開閉操作位置に位置させることができ、一対のアーム部30を着脱操作姿勢にすると、蓋体2を着脱操作位置に位置させることができる。
尚、各軸支用溝部40は、その円弧状経路部分42がソケット側継手3の側とは反対側に向く状態で設けられて、各アーム部30が、ソケット本体1の側方において、ソケット側継手3が突出している側方とは反対側の側方にて半周にわたって回動自在なように、設けられている。
又、一対のアーム部30を着脱操作姿勢にした状態では、ソケット前後方向でのソケット本体1と蓋体2との相対移動は、各軸支用溝部40の直線状経路部分41とそれに挿入された各アーム部30の前方側軸部31及び後方側軸部32とにより、軸心可動距離Rの範囲に制限される。つまり、蓋体支持機構Mが、蓋体2を着脱操作位置に位置させるように操作された状態において、ソケット前後方向でのソケット本体1に対する蓋体2及び一対のアーム部30の相対移動を軸心可動距離R(図4参照)の範囲に制限するように構成されていることになる。
図3及び図5に示すように、蓋体2は、外径がソケット本体1の先端開口部1aの内径と略同径で、先端開口部1aに内嵌可能な小径部分2aと、その小径部分2aよりも大径の大径部分2bとが同心状に並ぶ2段状に構成されている。
そして、蓋体2が、その大径部分2bの側部が各アーム部30の先端部に枢支された状態で、一対のアーム部30夫々の先端部に跨って支持されている。つまり、蓋体2が、その直径に沿う蓋体回動軸心A2周りに回動自在に、一対のアーム部30夫々の先端部に跨って支持されている。
従って、蓋体2が、当該蓋体2の前面がアーム部30のアーム長さ方向に直交する直交姿勢とアーム長さ方向に平行となる平行姿勢とに揺動自在に、アーム部30の先端部に支持されていることになる。
各アーム部30の長さは、以下のように設定されている。
即ち、一対のアーム部30夫々を、蓋開閉操作姿勢で夫々の前方側軸部31が軸支用溝部40の前方転換用穴44に入り込んだ状態にすると(図5(b)参照)、直交姿勢の蓋体2がソケット本体1の前端面の前方に間隔を隔てて位置し、その状態で、一対のアーム部30をソケット前後方向の後方側に、夫々の後方側軸部32が軸支用溝部40の後方側転換用穴45に入り込むまで移動させると(図5(a)参照)、蓋体2の小径部分2aがソケット本体1の先端開口部1aに入り込んでその先端開口部1aを閉じることが可能となるように、各アーム部30の長さが設定されている。
次に、図5に基づいて、蓋体2をソケット本体1に装着したりソケット本体1から外したりする手順、及び、ガスソケットSをガスコンセントCに装着したりガスコンセントCから外したりする手順について、説明する。
ソケット本体1に蓋体2が装着されている状態では、図5(a)に示すように、一対のアーム部30が、蓋開閉操作姿勢になった状態(即ち、蓋体2を開閉操作位置に位置させた操作状態)で、一対のアーム部30夫々の前方側軸部31が回動支持用穴43に、後方側軸部32が後方側転換用穴45に夫々入り込むと共に、直交姿勢の蓋体2の小径部分2aがソケット本体1の先端開口部1aに内嵌されている。
蓋体2をソケット本体1から外して、ガスソケットSをガスコンセントCに装着するときは、図5(a)に示す如く、蓋体2がソケット本体1に装着されている状態から、一対のアーム部30をソケット本体1に対してソケット前後方向の前方側に移動させると、蓋体2がソケット本体1から外れる。そのように、一対のアーム部30を移動させる際は、一対のアーム部30夫々の前方側軸部31及び後方側軸部32が軸支用溝部40の直線状経路部分41をソケット前後方向の前方側へ移動し、そして、図5(b)に示すように、前方側軸部31が前方側転換用穴44に、後方側軸部32が回動支持用穴43に夫々入り込むと、それから先は移動できなくなる。
次いで、一対のアーム部30を、夫々の先端がソケット前後方向の後方側に移動するように揺動させる。すると、図5(c)に示すように、一対のアーム部30夫々の後方側軸部32が軸支用溝部40の回動支持用穴43にて軸支されて、一対のアーム部30夫々の前方側軸部31が軸支用溝部40の円弧状経路部分42を通る形態で、一対のアーム部30がアーム回動軸心A1にてソケット前後方向の後方側に揺動する。
そして、図5(d)に示すように、一対のアーム部30夫々が着脱操作姿勢(即ち、蓋体2を着脱操作位置に位置させた操作状態)になって、一対のアーム部30夫々の前方側軸部31が軸支用溝部40の後方側転換用穴45に入り込むと、それから先は、一対のアーム部30を揺動させることができなくなる。
一対のアーム部30夫々が着脱操作姿勢になった状態で、蓋体2を蓋体回動軸心A2にて揺動させて、図5(d)に示すように、蓋体2を、その前面がアーム部30のアーム長さ方向に平行となる平行姿勢にする。
そして、平行姿勢の蓋体2を指で把持した形態(図2参照)で、ガスソケットSを持って、ソケット本体1を表カバー20のプラグ露呈用開口20bを通して押し込む。すると、図示を省略するが、夫々が着脱操作姿勢の一対のアーム部30が、夫々の後方側軸部32及び前方側軸部31が軸支用溝部40の直線状経路部分41を移動する形態で、ソケット本体1に対してソケット前後方向の前方側に相対移動する。そして、一対のアーム部30夫々の後方側軸部32が前方側転換用穴44に入り込むと、それから先は、ソケット本体1に対する一対のアーム部30のソケット前後方向前方側への相対移動が阻止されるので、ガスソケットSをガスコンセントCに押し込むことができ、上述のように、ワンタッチでソケット本体1がガス栓本体11に装着されて、その装着状態でロックされる。
その際は、図2に示すように、平行姿勢の蓋体2の全体が壁材Wの表面から突出しているので、上述のようなガスソケットSをガスコンセントCに装着する操作が行い易い。
ガスコンセントCに装着されているガスソケットSを外すときは、上述のように、立ち姿勢の扉体21を奥行方向の奥側へ押し込むと、装着状態でのロックが解除される。そして、平行姿勢の蓋体2を指で把持した形態(図2参照)で、ガスソケットSを持って手前に引っ張る。すると、夫々が着脱操作姿勢の一対のアーム部30が、夫々の後方側軸部32及び前方側軸部31が軸支用溝部40の直線状経路部分41を移動する形態で、ソケット本体1に対してソケット前後方向の後方側に相対移動する。そして、一対のアーム部30夫々の前方側軸部31が後方側転換用穴45に入り込むと、それから先は、ソケット本体1に対する一対のアーム部30のソケット前後方向後方側への相対移動が阻止されるので、ガスソケットSをガスコンセントCから抜いて外すことができる。
その際は、図2に示すように、平行姿勢の蓋体2の全体が壁材Wの表面から突出しているので、上述のようなガスソケットSをガスコンセントCから外す操作が行い易い。
ソケット本体1に蓋体2を装着するときは、蓋体2を蓋体回動軸心A2周りで揺動させて直交姿勢にすると共に、一対のアーム部30を、図5(d)に示す着脱操作姿勢から、夫々の先端がソケット前後方向の前方側に移動するように揺動させる。すると、図5(c)に示すように、一対のアーム部30夫々の後方側軸部32が軸支用溝部40の回動支持用穴43にて軸支されて、一対のアーム部30夫々の前方側部31が軸支用溝部40の円弧状経路部分42を通る形態で、一対のアーム部30がアーム回動軸心A1にてソケット前後方向の前方側に揺動する。
そして、図5(b)に示すように、一対のアーム部30夫々を蓋開閉操作姿勢(即ち、蓋体2を開閉操作位置に位置させた操作状態)にし、次いで、一対のアーム部30をソケット本体1に対してソケット前後方向の後方側に移動させる。すると、図5(a)に示すように、一対のアーム部30夫々の前方側軸部31及び後方側軸部32が軸支用溝部40の直線状経路部分41をソケット前後方向の後方側へ移動して、前方側軸部31が回動支持用穴43に、後方側軸部32が後方側転換用穴45に夫々入り込むと共に、蓋体2の小径部分2aがソケット本体1の先端開口部1aに内嵌されて、蓋体2がソケット本体1に装着される。
以下、図6〜図10に基づいて、本発明の第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は蓋体支持機構Mの別の実施形態を説明するものであり、蓋体支持機構M及びそれに関連する構成以外は上記の第1実施形態と同様である。従って、重複説明を避けるために、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、同じ符号を付すことにより説明を省略して、主として、蓋体支持機構M及びそれに関連する構成について説明する。
この第2実施形態においても、上記の第1実施形態と同様に、蓋体支持機構Mが、ソケット本体1の外側面におけるソケット前後方向の中央よりも後方側に寄った位置にて、ソケット前後方向に直交するソケット径方向に沿うアーム回動軸心A1周りで少なくとも半周以上にわたって回動自在に、基端部が支持されたアーム部30を備えて構成され、蓋体2が、アーム部30の先端部に支持されている。
そして、この第2実施形態では、アーム部30の基端部が、ソケット径方向に沿うアーム回動軸心A1にて、ソケット本体1に枢支され、蓋体2が、蓋体可動支持部50により、アーム部30の基端側に復帰付勢された状態で、アーム部30のアーム長さ方向に沿って所定の蓋体可動距離の範囲で移動自在に、アーム部30の先端部に支持されている。
又、上記の第1実施形態と同様に、アーム部30が、ソケット本体1における左右方向(ソケット径方向に相当する)の両側に振り分けて、一対設けられ、蓋体可動支持部50が、一対のアーム部30夫々に対して設けられている。
次に、蓋体支持機構Mについて説明を加える。
各アーム部30は、概ね、直線状に構成され、各アーム部30の基端部に、枢支軸部33が、アーム長さ方向に直交する方向で、ソケット径方向の内方側に突出する状態で設けられている。
又、各アーム部30における枢支軸部33の先端側に近づけて、姿勢保持用突起部34が設けられている。
ソケット本体1の外側面におけるソケット前後方向の後方側に寄った位置において、ソケット側継手3を左右方向の中央にした平面視で、左右両側に対応する部分の夫々に、ソケット径方向内方側に凹む軸穴1bが設けられている。
そして、各アーム部30が、夫々の枢支軸部33がソケット本体1の軸穴1bに内嵌された状態で設けられて、各アーム部30が、枢支軸部33をアーム回動軸心A1として、ソケット本体1に枢支されている。
又、ソケット本体1の外側面において、各軸穴1bの後方側には、各アーム部30が、夫々の先端がソケット前後方向の後方を向く状態で、アーム長さ方向がソケット前後方向に沿う着脱操作姿勢(即ち、蓋体2を着脱操作位置に位置させた操作状態)になると、各アーム部30の姿勢保持用突起部34が係止されて各アーム部30の姿勢を保持する姿勢保持用係止部1cが、ソケット径方向外方に突出する形態で設けられている。
更に、ソケット本体1の外側面において、各軸穴1bの前方側には、各アーム部30が、その先端がソケット前後方向の前方を向く状態で、アーム長さ方向がソケット前後方向に沿う蓋開閉操作姿勢(即ち、蓋体2を開閉操作位置に位置させた操作状態)になるまで、各アーム部30の姿勢保持用突起部34が入り込んで各アーム部30の揺動を許容する案内用溝部1dが設けられている。
従って、この第2実施形態でも、各アーム部30が、蓋開閉操作姿勢になる位置と着脱操作姿勢になる位置との間の半周にわたって回動自在に、ソケット本体1に設けられていることになる。そして、一対のアーム部30を蓋開閉操作姿勢にすると、蓋体2を開閉操作位置に位置させることができ、一対のアーム部30を着脱操作姿勢にすると、蓋体2を着脱操作位置に位置させることができる。
尚、各案内用溝部1dは、ソケット側継手3の側とは反対側に延びる形態で設けられて、この第2実施形態でも、各アーム部30が、ソケット本体1の側方において、ソケット側継手3が突出している側方とは反対側の側方にて半周にわたって回動自在なように、設けられている。
そして、各アーム部30の姿勢保持用突起部34とソケット本体1の姿勢保持用係止部1cとにより、各アーム部30を着脱操作姿勢(即ち、蓋体2を着脱操作位置に位置させた操作状態)に保持する姿勢保持機構が構成される。
次に、蓋体可動支持部50について説明を加える。
図9に示すように、一側面が開口され、その開口部に対向する底面にアーム挿通孔51aが形成された概略直方体形状の箱状のバネケース51が、そのアーム挿通孔51aにアーム部30の先端部を挿通させた形態で、各アーム部30の先端部に設けられる。
又、各アーム部30の先端に、アーム挿通孔51aよりも大径の鍔部35が設けられ、その鍔部35とバネケース51の底面との間にコイルばね52が圧縮状態で配設された状態で、バネケース51の開口部が蓋体支持部材53にて閉じられている。
これによって、各アーム部30の先端部に、バネケース51が、コイルばね52により各アーム部30の基端側に復帰付勢された状態で、アーム長手方向に沿って所定の蓋体可動距離の範囲で移動自在に設けられている。
各蓋体支持部材53の外周部におけるソケット径方向の内方側の部分には、ソケット径方向の内方側に突出する枢支軸部53aが設けられている。
蓋体2は、第1実施形態と同様に、先端開口部1aに内嵌可能な小径部分2aと、その小径部分2aよりも大径の大径部分2bとが同心状に並ぶ2段状に構成されている。
そして、蓋体2が、その大径部分2bの側部が、各アーム部30の先端部に設けられた蓋体支持部材53の枢支軸部53aにて軸支された状態で、一対のアーム部30夫々の先端部に跨って支持されている。
従って、蓋体2が、その直径に沿う蓋体回動軸心A2周りに回動自在に、且つ、各アーム部30の基端側に復帰付勢された状態で、アーム長手方向に沿って所定の蓋体可動距離の範囲で移動自在に、一対のアーム部30夫々の先端部に跨って支持されている。
つまり、蓋体可動支持部50が、バネケース51、コイルばね52及び蓋体支持部材53等を用いて構成されている。
そして、各アーム部30の枢支軸部33がソケット本体1の軸穴1bに内嵌された形態で、各アーム部30がソケット本体1に枢支されていることにより、一対のアーム部30を着脱操作姿勢にした状態では、ソケット前後方向でのソケット本体1と各アーム部30との相対移動が阻止される。又、各アーム部30と蓋体2とのアーム長さ方向での相対移動は、蓋体可動支持部50により、所定の蓋体可動距離の範囲に制限されている。
つまり、蓋体支持機構Mが、蓋体2を着脱操作位置に位置させるように操作された状態において、ソケット前後方向でのソケット本体1と蓋体2との相対移動を制限するように構成されていることになる。
次に、図10に基づいて、蓋体2をソケット本体1に装着したりソケット本体1から外したりする手順、及び、ガスソケットSをガスコンセントCに装着したりガスコンセントCから外したりする手順について、説明する。
ソケット本体1に蓋体2が装着されている状態では、図10(a)に示すように、一対のアーム部30が、蓋開閉操作姿勢になった状態(即ち、蓋体2を開閉操作位置に位置させた操作状態)で、コイルばね52の付勢力により、直交姿勢の蓋体2の小径部分2aがソケット本体1の先端開口部1aに内嵌されている。
蓋体2をソケット本体1から外して、ガスソケットSをガスコンセントCに装着するときは、図10(a)に示す如く、蓋体2がソケット本体1に装着されている状態から、蓋体2をコイルばね52の付勢力に抗してソケット前後方向の前方側(即ち、アーム長さ方向の前方側)に引っ張って、図10(b)に示すように、直交姿勢の蓋体2をソケット本体1の先端開口部1aから外して、ソケット本体1の先端面から離間させる。
次いで、直交姿勢の蓋体2をソケット本体1の先端面から離間させるようにアーム長さ方向の前方側に引っ張った状態で、図10(c)に示すように、一対のアーム部30夫々を、アーム回動軸心A1にてソケット前後方向の後方側に揺動させる。尚、直交姿勢の蓋体2がソケット本体1の先端面から側方に移動した以降で、蓋体2をアーム長さ方向の前方側に引っ張るのを解除する。
そして、図10(d)に示すように、一対のアーム部30夫々を着脱操作姿勢(即ち、蓋体2を着脱操作位置に位置させた操作状態)にすると、各アーム部30の姿勢保持用突起部34がソケット本体1の姿勢保持用係止部1cに係止されて、各アーム部30が着脱操作姿勢に保持される。更に、直交姿勢の蓋体2を蓋体回動軸心A2にて揺動させて平行姿勢にする。
そして、平行姿勢の蓋体2を指で把持した形態で、ガスソケットSを持って、ソケット本体1を表カバー20のプラグ露呈用開口20bを通して押し込むと、ワンタッチでソケット本体1がガス栓本体11に装着されて、その装着状態でロックされる。
その際は、図示を省略するが、平行姿勢の蓋体2の全体が壁材Wの表面から突出しているので、上述のようなガスソケットSをガスコンセントCに装着する操作が行い易い。
ガスコンセントCに装着されているガスソケットSを外すときは、上述のように、立ち姿勢の扉体21を奥行方向の奥側へ押し込むと、装着状態でのロックが解除される。そして、平行姿勢の蓋体2を指で把持した形態で、ガスソケットSを手前に引っ張ると、ガスソケットSをガスコンセントCから抜いて外すことができる。
その際は、図示を省略するが、平行姿勢の蓋体2の全体が壁材Wの表面から突出しているので、上述のようなガスソケットSをガスコンセントCから外す操作が行い易い。
ソケット本体1に蓋体2を装着するときは、蓋体2を蓋体回動軸心A2周りで揺動させて直交姿勢にした状態で、一対のアーム部30を、図10(d)に示す着脱操作姿勢から、夫々の先端がソケット前後方向の前方側に移動するように揺動させる。
蓋体2がソケット本体1の先端に近づくと、蓋体2をコイルばね52の付勢力に抗してアーム長さ方向の前方側に引っ張って、蓋体2をソケット本体1の先端面から離間させた状態で、図10(b)に示すように、一対のアーム部30夫々を、蓋開閉操作姿勢(即ち、蓋体2を開閉操作位置に位置させた操作状態)にし、次いで、蓋体2をアーム長さ方向の前方側に引っ張るのを解除すると、蓋体2がコイルばね52の付勢力によりソケット前後方向の後方側に引っ張られて、図10(a)に示すように、蓋体2の小径部分2aがソケット本体1の先端開口部1aに内嵌されて、蓋体2がソケット本体1に装着される。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する
) 上記の第1実施形態では、軸支用溝部40に、回動支持用穴43、前方側転換用穴44及び後方側転換用穴45を設けたが、軸支用溝部40に、回動支持用穴43、前方側転換用穴44及び後方側転換用穴45を設けなくても良い。
) 蓋体支持機構Mをアーム部30を備えて構成する場合、上記の第1及び第2の各実施形態では、アーム部30を一対設けたが、アーム部30を1本だけ設けても良い。
以上説明したように、着脱操作が容易に行えながら、小型化を図り得るガスソケットを提供することができる。
1 ソケット本体
1a 先端開口部
2 蓋体
11 ガス栓本体
12 プラグ部
30 アーム部
31 前方側軸部
32 後方側軸部
40 軸支用溝部
41 直線状経路部分(直径に対応する経路部分)
50 蓋体可動支持部
A1 アーム回転軸心(ソケット径方向に沿う軸心)
M 蓋体支持機構
N 可動軸支部
S ガスソケット

Claims (4)

  1. 先端開口部を有し、当該先端開口部にガス栓本体のプラグ部を挿入させた状態で前記ガス栓本体に装着されるソケット本体と、当該ソケット本体に着脱自在に装着され、当該ソケット本体に装着された状態で前記先端開口部を閉じる蓋体とを備えたガスソケットであって、
    前記蓋体が、蓋体支持機構により、前記先端開口部を閉じることが可能な開閉操作位置と、前記ソケット本体におけるソケット前後方向において前記先端開口部とは反対側の後端よりも後方側の着脱操作位置とに位置変更操作自在に、前記ソケット本体に支持され、
    前記蓋体支持機構が、前記蓋体を前記着脱操作位置に位置させるように操作された状態において、前記ソケット前後方向での前記ソケット本体に対する前記蓋体或いは当該蓋体と連動する前記蓋体支持機構の部分の相対移動を制限するように構成され
    前記蓋体支持機構が、前記ソケット本体の外側面における前記ソケット前後方向の中央よりも後方側に寄った位置にて、前記ソケット前後方向に直交するソケット径方向に沿う軸心周りで少なくとも半周以上にわたって回動自在に、基端部が支持されたアーム部を備えて構成され、
    前記蓋体が、前記アーム部の先端部に支持され、
    前記蓋体支持機構が、前記アーム部の基端部を、前記ソケット前後方向に沿って所定の軸心可動距離の範囲で移動自在で、且つ、前記ソケット径方向に沿う軸心周りに少なくとも半周にわたって回動自在に支持する可動軸支部を備えて構成され、
    前記可動軸支部が、前記アーム部のアーム長さ方向に直交する方向で、前記ソケット径方向の内方側に突出する状態で、前記アーム部に設けられた前方側軸部及び後方側軸部と、前記ソケット本体の外側面に設けられて、前記前方側軸部及び前記後方側軸部を挿入状態で支持する軸支用溝部とを備えて構成され、
    前記前方側軸部及び前記後方側軸部が、前記アーム長さ方向に沿って軸心同士を前記軸心可動距離隔てた状態で、前記アーム部に並べて設けられ、
    前記軸支用溝部が、前記ソケット径方向視において、直径に対応する経路部分が前記ソケット前後方向に沿う状態で、前記軸心可動距離を半径とする半円状を呈する経路にて、前記ソケット本体の外側面に設けられているガスソケット。
  2. 先端開口部を有し、当該先端開口部にガス栓本体のプラグ部を挿入させた状態で前記ガス栓本体に装着されるソケット本体と、当該ソケット本体に着脱自在に装着され、当該ソケット本体に装着された状態で前記先端開口部を閉じる蓋体とを備えたガスソケットであって、
    前記蓋体が、蓋体支持機構により、前記先端開口部を閉じることが可能な開閉操作位置と、前記ソケット本体におけるソケット前後方向において前記先端開口部とは反対側の後端よりも後方側の着脱操作位置とに位置変更操作自在に、前記ソケット本体に支持され、
    前記蓋体支持機構が、前記蓋体を前記着脱操作位置に位置させるように操作された状態において、前記ソケット前後方向での前記ソケット本体に対する前記蓋体或いは当該蓋体と連動する前記蓋体支持機構の部分の相対移動を制限するように構成され、
    前記蓋体支持機構が、前記ソケット本体の外側面における前記ソケット前後方向の中央よりも後方側に寄った位置にて、前記ソケット前後方向に直交するソケット径方向に沿う軸心周りで少なくとも半周以上にわたって回動自在に、基端部が支持されたアーム部を備えて構成され、
    前記蓋体が、前記アーム部の先端部に支持され、
    前記アーム部の基端部が、前記ソケット径方向に沿う軸心にて、前記ソケット本体に枢支され、
    前記蓋体が、蓋体可動支持部により、前記アーム部の基端側に復帰付勢された状態で、前記アーム部のアーム長さ方向に沿って所定の蓋体可動距離の範囲で移動自在に、前記アーム部の先端部に支持され、
    前記アーム部の基端部に設けた枢支軸部が、前記ソケット本体の軸穴に内嵌される状態で設けられて、前記アーム部が前記ソケット本体に枢支されているガスソケット。
  3. 前記蓋体が、当該蓋体の前面が前記アーム部のアーム長さ方向に直交する直交姿勢と前記アーム長さ方向に平行となる平行姿勢とに揺動自在に、前記アーム部の先端部に支持されている請求項1又は2に記載のガスソケット。
  4. 前記アーム部が、前記ソケット本体における前記ソケット径方向の両側に振り分けて、一対設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスソケット。
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