JP6204232B2 - 入力装置 - Google Patents

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本発明は、操作部材で押圧操作される複数のスイッチ部が設けられた入力装置に係り、特に、スイッチ部と対向していない部分で操作部材が押圧されたときにスイッチ部が誤って動作するのを防止しやすい構造の入力装置に関する。
特許文献1に、1つのキートップで複数のスイッチ部が動作させられる多方向入力装置に関する発明が記載されている。
この多方向入力装置は、キートップの下に、中央スイッチと、その周囲に配置された4個の周辺スイッチが設けられている。また、隣り合う周辺スイッチの中間位置では、キートップから下方へ脚部が一体に形成されている。
この多方向入力装置は、キートップの中央部が押されると、中央スイッチが押圧されて動作し、キートップの周囲部が押されると、キートップによっていずれかの周辺スイッチが押圧されて動作する。前記周囲部が押されて周辺スイッチが動作するときに、前記脚部が基板に当たってキートップが必要以上に大きく傾くのが規制され、これによって、誤って中央スイッチが動作するのを防止する、というものである。
特開2003−45290号公報
特許文献1に記載された多方向入力装置は、キートップの周囲部が押されたときに、その押圧操作位置が周辺スイッチの真上であっても、隣り合う周辺スイッチの中間部であっても、周辺スイッチが押されて動作してしまう。また、周辺スイッチの真上でキートップを押したときの操作感触と、隣り合う周辺スイッチの中間位置の真上でキートップを押したときの操作感触とがほとんど変わらない構造である。
そのため、周辺スイッチの真上からキートップを押してその下の周辺スイッチ部のみを動作させようとしたときに、誤って隣接する他の周辺スイッチを動作させてしまう誤入力が発生しやすい。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、スイッチ部の上から操作部材が押されたときの操作感触と、隣り合うスイッチ部の間で操作部材が押されたときの操作感触とを異ならせることで、誤った入力操作を防止しやすくした入力装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、隣り合うスイッチ部の中間で操作部材が押されたときに、スイッチ部が動作するのを防止することができ、さらに薄型に構成しやすい入力装置を提供することを目的としている。
本発明は、基板上に設けられた複数のスイッチ部と、前記スイッチ部を押圧する操作部材とが設けられた入力装置において、
互いに交差する複数の操作線が設定され、前記操作線上に、前記操作線の交点を挟んで配置された一対のスイッチ部が設けられて、前記スイッチ部が前記操作線の数に合わせて複数対設けられており、
前記操作部材とそれぞれの前記スイッチ部との間に、前記基板に向けて移動でき且つ前記操作線と交差する向きに倒れることができるように支持された可動部材が設けられ、前記可動部材に、前記スイッチ部を押圧する押圧部と、前記操作線を挟んだ両側に位置して前記操作部材からの押圧力を受ける一対の受け部とが形成されており、
前記スイッチ部の上で前記操作部材が押されたときに、前記可動部材が前記基板に向けて移動して前記スイッチ部が動作させられ、隣り合う前記スイッチ部の間で前記操作部材が押されたときは、前記可動部材が傾くことを特徴とするものである。
本発明の入力装置は、スイッチ部の上から操作部材が押されたときは、その押圧力が一対の受け部で受け止められて、可動部材がほぼ平行姿勢を保ったまま下降しやすくなるため、スイッチ部を動作させやすく、スイッチ部を動作させるための操作感触も良好になる。一方、スイッチ部とスイッチ部との間で操作部材が押されたときは、可動部材が斜めの姿勢となるため、スイッチ部が動作しにくく、また操作抵抗力を大きくなるため、操作者が誤った入力操作であると認識しやすくなる。
本発明の入力装置は、前記基板と前記操作部材との間に、前記可動部材の傾き量を規制するストッパが設けられており、前記可動部材の傾き量が規制されているときに、前記スイッチ部が動作しないことが好ましい。
上記構造では、スイッチ部とスイッチ部との間で操作部材が押されたときに、スイッチ部が動作しなくなり、意図しない操作によりスイッチ部が動作してしまう誤入力が生じにくくなる。
本発明の入力装置は、2つの前記操作線が直交して配置され、前記スイッチ部と前記可動部材がそれぞれ4個設けられており、全てのスイッチ部が前記交点から等距離に配置されているものとして構成できる。
また、本発明の入力装置は、少なくとも前記操作線上で、前記基板と逆側から支持する支点当接部が設けられ、前記操作部材は、前記支点当接部との当接部を支点として傾き動作可能であるものとして構成できる。
本発明の入力装置は、前記操作部材には、前記支点当接部に当接するための弾性付勢力が作用している。例えば、それぞれのスイッチ部の操作反力によって前記弾性付勢力が与えられている。
本発明の入力装置は、前記操作部材と前記基板との間に、前記可動部材を支持する支持構造部が設けられており、この支持構造部での支持中心が、前記操作線上に位置している。
例えば、前記支持構造部は、前記操作線を挟んで対向する一対の支持突起を有しており、前記可動部材に形成された支点部が、一対の前記支持突起に挟まれている。
この場合に、一対の前記支持突起が弾性部材で形成されていることが好ましい。
一対の支持突起が弾性部材で形成されていると、スイッチ部とスイッチ部との間の部分で操作部材が押され、可動部材が傾いたときに、支持突起によって適度な操作反力が設定されることになり、操作者が誤った入力操作であると認識しやすくなる。
本発明の入力装置は、スイッチ部の上から操作部材が押されたときに、スイッチ部を動作させやすく、そのときの押圧操作感触も良好である。一方で、スイッチ部とスイッチ部との間で操作部材が押されたときの操作感触が悪くなるので、操作者が誤った入力操作であると認識しやすくなる。また、操作部材の傾き角度が小さくても、スイッチ部を動作させる感触を良好にできる。
さらに、スイッチ部とスイッチ部との間で操作部材が押されたときに、スイッチ部が動作しないように構成することも容易である。
本発明の実施の形態の入力装置を示す分解斜視図、 本発明の実施の形態の入力装置が組み立てられた状態を、図1に示すII−II線で切断した断面図、 スイッチ部の上から操作部材が押されたときの動作を示す図2と同じ断面図、 スイッチ部とスイッチ部との間で操作部材が押されたときの動作を示す図2と同じ断面図、
図1と図2に示す入力装置1は、車載用電装設備や各種電子機器に搭載されて使用される。
入力装置1は、合成樹脂製の操作部材10を有している。図2に示すように、操作部材10は、パネル2に形成された開口部2aの内部に装着される。パネル2よりも装置内方(図2の図示下方)に支持基板3が対向し、パネル2と支持基板3との間には、中間支持部材4が設けられている。
図1に示すように入力装置1には、第1の操作線L1と第2の操作線L2が設定されている。操作線L1,L2は仮想線である。第1の操作線L1と第2の操作線L2との交点を通って上下に延びる線が中心線Oである。中心線Oは、操作部材10の中心(重心)を通過している。
図1に示すように、操作部材10は円盤形状の操作本体部11を有しており、操作本体部11bの表面に、複数の***部11aが形成されている。操作本体部11では、***部11bを有する部分に押圧操作部10a,10b,10c,10cが設定されている。
第1の操作線L1上に第1の押圧操作部10aと第2の押圧操作部10bとが設定されている。第1の押圧操作部10aと第2の押圧操作部10bは、操作線L1,L2の交点が位置する中心線Oを挟んで等距離に位置している。第2の操作線L2上に第3の押圧操作部10cと第4の押圧操作部10dとが設定されている。第3の押圧操作部10cと第4の押圧操作部10dは、中心線Oを挟んで等距離に位置している。
操作部材10には、操作本体部11の周囲から突出するフランジ部12が形成されている。さらに、第1の操作線L1上において、第1の押圧操作部10aと反対側に支点掛止部13aが突出形成され、第2の押圧操作部10bと反対側に支点掛止部13bが形成されている。第2の操作線L2上において、第3の押圧操作部10cと反対側に支点掛止部13cが突出形成され、第4の押圧操作部10dと反対側に支点掛止部13dが形成されている。
図2に示すように、操作部材10は、パネル2の内側(図2の下側)から開口部2aに装着される。操作部材10の操作本体部11は、開口部2aの内部に挿入されて、パネル2の表面2bからやや突出し、フランジ部12と支点掛止部13a,13b,13c,13dは、パネル2の裏面側において、開口部2aの周囲に形成された支点当接部2cに当接して支持される。
図1に示すように、操作部材10の中央部には、中央操作穴14が開口している。中央操作穴14には、中央押釦が配置され、支持基板3上には、中央押釦で押圧操作される中央スイッチ部が設けられているが、中央押釦と中央スイッチ部の図示は省略されている。
図1に示すように、支持基板3上には、第1のスイッチ部30a、第2のスイッチ部30b、第3のスイッチ部30c、第4のスイッチ部30dが配置されている。第1のスイッチ部30aと第2のスイッチ部30bは、第1の操作線L1上で、中心線Oを挟んで配置され、第3のスイッチ部30cと第4のスイッチ部30dは、第2の操作線L2上で、中心線Oを挟んで配置されている。
図2ないし図4には、第1のスイッチ部30aの断面構造が示されているが、第2のスイッチ部30b、第3のスイッチ部30cならびに第4のスイッチ部30dにおいても断面構造は同じである。
図2に示すように、支持基板3の上面に、弾性シート32が設置されている。弾性シート32は合成ゴムで形成された弾性体である。スイッチ部30a,30b,30c,30dでは、弾性シート32と支持基板3との間に動作空間32aが形成されており、動作空間32aにスイッチ機構31が収納されている。スイッチ機構31は、ケース31aから上方に押釦(アクチュエータ)31bが突出している。ケース31aの内部に、押釦31bの押圧動作で切替えられる接点機構を有している。接点機構は弾性接点を有しており、この弾性接点によって、押釦31bを上方へ突出させる付勢力が作用している。またスイッチ機構31に、押釦31bを上方へ突出させるための復帰ばね機構が、前記接点機構とは別に設けられていてもよい。
前記動作空間32aの上では、前記弾性シート32の一部が変形部32bとなっている。変形部32bには下向きの当接凸部32cが一体に形成されており、当接凸部32cが、押釦31bの上に当接している。押釦31bを上方へ付勢する力で、前記当接凸部32cも上方へ向けて付勢されている。
図1と図2に示すように、それぞれのスイッチ部30a,30b,30c,30dでは、弾性シート32の変形部32b上に支持構造部33が設けられている。支持構造部33は一対の支持突起33a,33aを有している。1つの支持構造部33を構成している支持突起33a,33aは、操作線L1またはL2と直交する向きで、操作線L1またはL2を挟んで対向している。支持突起33a,33aは弾性シート32と一体に形成されている。
図1に示すように、中間支持部材4には、収納凹部5a,5b,5c,5dが形成されている。収納凹部5aは第1のスイッチ部30aの上側に位置し、収納凹部5bは第2のスイッチ部30bの上側に位置している。収納凹部5cは第3のスイッチ部30cの上側に位置し、収納凹部5dは第4のスイッチ部30dの上側に位置している。
収納凹部5aと収納凹部5bは、第1の操作線L1を挟んで両側に位置する案内溝6,6を有しており、それぞれの案内溝6に段差部で形成されたストッパ7が形成されている。収納凹部5cと収納凹部5dは、第2の操作線L2を挟んで両側に位置する案内溝6,6を有しており、それぞれの案内溝6に段差部で形成されたストッパ7が形成されている。
それぞれの収納凹部5a,5b,5c,5dに、合成樹脂で形成された可動部材20が収納されている。図1と図2に示すように、それぞれの可動部材20は本体部21を有している。本体部21の両端部21a,21aが、前記案内溝6,6の内部に位置し、可動部材20は、収納凹部5a,5b,5c,5dの内部で動作自在に保持されている。図2に示すように、本体部21の両端部21a,21aは、案内溝6,6の内部に形成されたストッパ7,7の真上に対向している。
図2に示すように、本体部21の下端部に押圧部22が突出して形成されている。図1に示すように、本体部21には中心線Oに向けて突出する支点部(支点突部)23が一体に突出して形成されている。さらに、両端部21a,21aの上に、受け部24,24が一体に突出して形成されている。
可動部材20では、前記押圧部22と支点部23が、両側の受け部24,24の中心部に形成されている。図1に示すように、収納凹部5aと収納部5bに収納された可動部材20は、押圧部22と支点部23が第1の操作線L1上に位置しており、それぞれの可動部材20に形成された受け部24,24が、第1の操作線L1を挟んでその両側に位置している。収納凹部5cと収納部5dに収納された可動部材20は、押圧部22と支点部23が第2の操作線L2上に位置しており、それぞれの可動部材20に形成された受け部24,24が、第2の操作線L2を挟んでその両側に位置している。
図2に示すように、それぞれの可動部材20に形成された支点部23は、弾性シート32と一体に形成された支持構造部33の一対の支持突起33a,33aの間に挟まれている。可動部材20の下面に形成された押圧部22は、樹脂シート32の変形部32bに形成された当接凸部32cの真上に当接している。また、一対の受け部24,24は、操作部材10の周辺部において操作部材10の下面に当接している。
次に、入力装置1の動作を説明する。
図2に示すように、操作部材10に押圧力が作用していないとき、4か所に設けられたスイッチ機構31では、内部の接点機構の復帰力によって押釦31bが上方へ突出させられ、押釦31bが当接凸部32cを挟んで可動部材20の押圧部22を上向きに付勢している。この付勢力によって、可動部材20の一対の受け部24,24が操作部材10を上向きに押すので、可動部材20のフランジ部12と支持掛止部13a,13b,13c,13dは、パネル2の支点当接部2cに押し付けられている。
この状態では、全てのスイッチ部30a,30b,30c,30dにおいて、スイッチ機構31内の接点機構は非接触状態である。
図3には、操作部材10の第1の押圧操作部10aが人の指で押圧操作されたときの動作が示されている。第1の押圧操作部10aは、第1の操作線L1上を中心として一定の広がりを有する領域を意味している。図3に示すように、第1の押圧操作部10aは、その下に位置している可動部材20に形成された一対の受け部24,24のそれぞれと操作部材10との当接部の間の領域であり、第1の操作線L1に沿う方向での範囲は、操作本体部11の外周縁から中央操作穴14の縁部までの領域である。これは、他の押圧操作部10b,10c,10dにおいて同じである。
図3に示すように、第1の押圧操作部10aが押圧力Faで下向きに押されると、操作部材10は、支点掛止部13aとパネル2の支点当接部2cとの当接部を支点として傾き、押圧力Faが、その下側の収納凹部5aに収納されている可動部材20の一対の受け部24,24に作用する。このとき、一方の受け部24に作用する操作力F1と他方の受け部24に作用する操作力F2の差は小さい。特に、指が第1の操作線L1上に置かれて押圧力Faが与えられたときは、前記操作力F1,F2がほぼ同じである。
そのため、第1の押圧操作部10aの下に位置する可動部材20が、水平姿勢を維持して下降しやすく、あるいは可動部材20が傾いたとしてもその傾き角度が小さいまま下降しやすくなる。このとき、可動部材20に形成された支点部23が、弾性シート32に形成された一対の支持突起33a,33aの間を支持基板3に向けて移動する。
可動部材20の押圧部22の下降力は、当接凸部32cを挟んで押釦31bに下向きに作用し、スイッチ機構31内の接点機構が切換えられる。可動部材20がほぼ水平姿勢で下降するために、押釦31bが本来の動作方向である下方向へ押されることになって、滑らかに下降動作し、スイッチ機構31の接点機構が確実に切換えられるようになる。
押釦31bが押されたときの上向きの操作反力は、第1の操作線L1を挟む両側において、2つの受け部24,24から操作部材10の下面に対して上向きに与えられる。そのため、2つの受け部24,24の中間で操作部材10を押している指に対して、安定した反力が与えられる。
この動作により、第1の押圧操作部10aを指で押したときの操作感触が良好であり、第1のスイッチ部30aでのスイッチ機構31の切換え動作を滑らかに行うことができる。
これは、第2の押圧操作部10b、第3の押圧操作部10c、第4の押圧操作部10dが指で押されたときも同じである。
図4は第1の押圧操作部10aと第3の押圧操作部10cとの間に押圧力Fbが作用したときの動作を示しており、図2ならびに図3と同じ断面図において、収納凹部5aに位置している可動部材20の動作を示している。
図1に示すように、第1の操作線L1と第2の操作線L2の双方に対して45度の角度を成す中間操作線La上で、操作部材10に押圧力Fbが作用すると、図4に示すように、操作部材10は、中間操作線Laの延長上で押圧力Fbの操作部と逆側に位置するフランジ部12と、パネル2の支点当接部2cとの当接部を支点としてα方向へ傾く。
収納凹部5aに位置している可動部材20の一対の受け部24,24に対し、操作部材10の下面から操作力F3,F4が下向きに与えられる。図4の図示左側に位置する受け部24に作用する操作力F3は、右側に位置する受け部24に作用する操作力F4よりも大きく、可動部材20は、支点部23を支点として、操作部材10と同じ方向であるα方向へ傾く。
可動部材20が傾くと、可動部材20の押圧部22によってスイッチ機構31の押釦31bが押されるが、押釦31bに対しては、その本来の動作方向に対して斜めの押圧力が作用することになるため、スイッチ機構31が動作しにくくなり、操作部材10に対する抵抗力が大きくなる。また、可動部材20が傾いたときに、可動部材20に設けられた支点部23によって、弾性部材で形成された支持突起33a,33aが変形させられるため、可動部材20から操作部材10に対する反力がさらに大きくなる。
第3の押圧操作部10cの下側に位置する可動部材20も同様にして傾き動作するため、押圧力Faを与えている指に対して、2つの可動部材20から大きな操作反力が作用する。そのため、押圧操作部10a,10b,10c,10d以外の部分で操作部材10が押されたときに、スイッチ機構31が動作しにくくなる。
さらに、この実施の形態では、図4に示すように、操作部材10が斜めに動作したときに、可動部材20の図示左側の端部21aが、中間支持部材4に形成されたストッパ7に当たって、可動部材20の傾き角度が制限される。このときの可動部材20の傾き角度は、ストッパ7の高さ位置と押釦31bの動作ストロークとの関係などから決められる。可動部材20が傾くことで、押圧部22から押釦31bに対して下向きの力が作用するが、このときに、押釦31bを完全に押すことができず、スイッチ機構31の内部の接点機構が切り換わることがないように、可動部材20の傾き角度が決められている。
このように、可動部材20の傾き角度を制限することで、押圧操作部10a,10b,10c,10d以外の部分で操作部材10が押されたときに、スイッチ機構31が動作しないように構成できる。ただし、薄型の入力装置1において、可動部材20の傾き角度を制限すると、押圧力が与えられたときの可動部材20の傾き角度を小さくしなくてはならなくなる。しかし、この場合でも、第1の押圧操作部10aに押圧力Faが与えられたときは、図3に示すように、可動部材20がほぼ平行姿勢のまま下降し押釦31bに対して本来の動作ストローク方向と平行な力を与えることができるため、スイッチ機構31を動作させるときの操作感触が良好になる。
すなわち、この入力装置1は、操作部材10の傾き角度を小さくした場合であっても、押圧操作部10a,10b,10c,10d以外の部分で操作部材10が押されたときにスイッチ機構31が動作せず、押圧操作部10a,10b,10c,10dが押されたときに、良好な操作感触でスイッチ機構31を動作させることができるようになる。
1 入力装置
2 パネル
2c 支点当接部
3 支持基板(基板)
4 中間支持部材
7 ストッパ
10a,10b,10c,10d 押圧操作部
10 操作部材
11 操作本体部
20 可動部材
22 押圧部
24 受け部
30a,30b,30c,30d 弾性付勢力を発揮するスイッチ部
31 スイッチ機構
31b 押釦
32 弾性シート
33 支持構造部
33a 支持突起
F1,F2,F3,F4 操作力
Fa,Fb 押圧力
L1 第1の操作線
L2 第2の操作線
O 中心線

Claims (9)

  1. 基板上に設けられた複数のスイッチ部と、前記スイッチ部を押圧する操作部材とが設けられた入力装置において、
    互いに交差する複数の操作線が設定され、前記操作線上に、前記操作線の交点を挟んで配置された一対のスイッチ部が設けられて、前記スイッチ部が前記操作線の数に合わせて複数対設けられており、
    前記操作部材とそれぞれの前記スイッチ部との間に、前記基板に向けて移動でき且つ前記操作線と交差する向きに倒れることができるように支持された可動部材が設けられ、前記可動部材に、前記スイッチ部を押圧する押圧部と、前記操作線を挟んだ両側に位置して前記操作部材からの押圧力を受ける一対の受け部とが形成されており、
    前記スイッチ部の上で前記操作部材が押されたときに、前記可動部材が前記基板に向けて移動して前記スイッチ部が動作させられ、隣り合う前記スイッチ部の間で前記操作部材が押されたときは、前記可動部材が傾くことを特徴とする入力装置。
  2. 前記基板と前記操作部材との間に、前記可動部材の傾き量を規制するストッパが設けられており、前記可動部材の傾き量が規制されているときに、前記スイッチ部が動作しない請求項1記載の入力装置。
  3. 2つの前記操作線が直交して配置され、前記スイッチ部と前記可動部材がそれぞれ4個設けられており、全てのスイッチ部が前記交点から等距離に配置されている請求項1または2記載の入力装置。
  4. 少なくとも前記操作線上で、前記基板と逆側から支持する支点当接部が設けられ、前記操作部材は、前記支点当接部との当接部を支点として傾き動作可能である請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 前記操作部材には、前記支点当接部に当接するための弾性付勢力が作用している請求項4記載の入力装置。
  6. それぞれのスイッチ部の操作反力によって前記弾性付勢力が与えられている請求項5記載の入力装置。
  7. 前記操作部材と前記基板との間に、前記可動部材を支持する支持構造部が設けられており、この支持構造部での支持中心が、前記操作線上に位置している請求項1ないし6のいずれかに記載の入力装置。
  8. 前記支持構造部は、前記操作線を挟んで対向する一対の支持突起を有しており、前記可動部材に形成された支点部が、一対の前記支持突起に挟まれている請求項7記載の入力装置。
  9. 一対の前記支持突起が弾性部材で形成されている請求項8記載の入力装置。
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