JP6202276B2 - 画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
従来、通常時には、撮像された画像の一部の領域をマスクで隠すことでプライバシーを保護し、非常時(例えば犯罪発生時)には、マスクで隠れている部分を復元してセキュリティを確保する監視カメラシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−288744号公報
特許文献1に記載された監視カメラシステムでは、プライバシーとセキュリティとを両立するとともに、画像データの概要を確認し、画像データの保存先の自由度を向上させることが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、プライバシーとセキュリティとを両立でき、画像データの概要を容易に確認でき、画像データの保存先の自由度を向上できる画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理方法を提供する。
本発明の画像処理システムは、第1の画像処理装置、第2の画像処理装置、及び記憶装置が公衆通信回線を介して接続された画像処理システムであって、前記第1の画像処理装置は、撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得る画像生成部と、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得る分散処理部と、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信する第1の通信部と、前記分散処理に係る設定情報を生成する設定情報生成部と、を備え、前記記憶装置は、前記第1の画像処理装置からの前記第2の画像データ及び前記分散データの少なくとも1つを記憶し、前記第2の画像処理装置は、前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを受信する第2の通信部と、少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する復元処理部と、を備え、前記第1の通信部は、前記設定情報を、前記第2の画像処理装置がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先に送信し、前記第2の通信部は、前記保存先から前記設定情報を受信し、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの記憶装置から前記第2の画像データ及び複数の前記分散データを取得し、前記復元処理部は、前記設定情報に基づいて、前記第1の画像データを復元する。
本発明の画像処理装置は、撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得る画像生成部と、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得る分散処理部と、前記分散処理に係る設定情報を生成する設定情報生成部と、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信する通信部と、を備え、前記通信部は、前記設定情報を、第1の画像データを復元する権限を有する他の画像処理装置がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先に送信する。
本発明の画像処理装置は、少なくとも1つの記憶装置から、撮像された第1の画像データに対するぼかし処理により得られた第2の画像データと、複数の分散データと、前記分散データの分散処理に係る設定情報と、を受信する通信部と、少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する復元処理部と、を備え、前記分散データは、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して前記分散処理することで得られ、前記通信部は、前記通信部がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先から、前記設定情報を受信し、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの記憶装置から前記第2の画像データ及び複数の前記分散データを取得し、前記復元処理部は、前記設定情報に基づいて、前記第1の画像データを復元する
本発明の画像処理方法は、第1の画像処理装置、第2の画像処理装置、及び記憶装置が公衆通信回線を介して接続された画像処理システムにおける画像処理方法であって、前記第1の画像処理装置により、撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得るステップと、前記第1の画像処理装置により、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得るステップと、前記第1の画像処理装置により、前記分散処理に係る設定情報を生成するステップと、前記第1の画像処理装置により、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信するステップと、前記第1の画像処理装置により、前記設定情報を、前記第2の画像処理装置がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先に送信するステップと、前記第2の画像処理装置により、前記保存先から前記設定情報を受信するステップと、前記第2の画像処理装置により、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び複数の前記分散データを受信し、前記第2の画像処理装置により、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを受信するステップと、前記第2の画像処理装置により、前記設定情報と少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元するステップと、
を備える、画像処理方法。
本発明によれば、プライバシーとセキュリティとを両立でき、画像データの概要を容易に確認でき、画像データの保存先の自由度を向上できる。
第1の実施形態におけるカメラシステムの構成例を示す模式図 第1の実施形態におけるカメラの構成例を示すブロック図 第1の実施形態における分散データの形式の一例を示す模式図 第1の実施形態における画像分散部の構成例を示すブロック図 第1の実施形態におけるPC(Personal Computer)の構成例を示すブロック図 第1の実施形態における画像復元部の構成例を示すブロック図 (A),(B)第1の実施形態における秘密分散の一例の概略を説明するための模式図 第1の実施形態における所定の端末による初期設定手順の一例を示すフローチャート 第1の実施形態における構成ファイルの登録内容の一例を示す模式図 第1の実施形態におけるカメラによる処理手順の一例を示すフローチャート 第1の実施形態におけるPCによる処理手順の一例を示すフローチャート 第2の実施形態におけるカメラの構成例を示すブロック図 第2の実施形態における分散データの形式の一例を示す模式図 第2の実施形態における画像分散部の構成例を示すブロック図 第2の実施形態におけるPCの構成例を示す模式図 第2の実施形態における画像復元部の構成例を示すブロック図 第3の実施形態におけるカメラの構成例を示すブロック図 (A)第3の実施形態における1枚の差分画像の分散データにぼかし画像が結合された場合の分散データの形式の一例を示す模式図、(B)第3の実施形態における全ての差分画像の分散データにぼかし画像が結合された場合の分散データの形式の一例を示す模式図 第3の実施形態におけるPCの構成例を示すブロック図 第3の実施形態におけるカメラの処理手順の一例を示すフローチャート 第3の実施形態におけるPCの処理手順の一例を示すフローチャート 第4の実施形態におけるカメラの構成例を示すブロック図 (A)第4の実施形態における1枚の元画像の分散データにぼかし画像が結合された場合の分散データの形式の一例を示す模式図、(B)第4の実施形態における全ての元画像の分散データにぼかし画像が結合された場合の分散データの形式の一例を示す模式図 第4の実施形態におけるPCの構成例を示すブロック図 変形例1におけるカメラシステムの構成を示す模式図 変形例2におけるカメラシステムの構成を示す模式図 変形例3におけるカメラシステムの構成を示す模式図 変形例4におけるカメラシステムの構成を示す模式図 変形例5におけるカメラシステムの構成を示す模式図 変形例6におけるカメラシステムの構成を示す模式図 変形例7におけるカメラシステムの構成を示す模式図 変形例7におけるカメラ及びPCの構成例を示すブロック図
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(本発明の一形態を得るに至った経緯)
特許文献1の監視カメラシステムでは、例えばマスクされた領域(マスク領域)の内容を確認できない。例えば、マスク領域にプライバシーとは関連の低い内容(例えば店内に人がいるか)が含まれる場合、マスク領域を復元しなければ、この内容を確認できない。
また、例えばノイズの重畳により画像上にマスクが形成された場合、マスクが形成される前の画像を復元できない場合がある。
また、監視カメラが設置された拠点(例えば店舗や、銀行)では、監視カメラにより撮像された画像を記憶するレコーダを設置不可能な場所もある。この場合、例えばクラウドコンピューティングを利用して画像データを保存することも検討される。しかし、単にクラウドコンピューティングを利用すると、画像データが盗まれた場合に画像データの中身が解読される懸念がある。つまり、画像データを安全に管理しようとすると、画像データの記憶場所が制限されることがあった。画像データは、クラウド上の記憶装置を含め、様々な管理ポリシに基づく場所において保存されることが望ましい。
以下、プライバシーとセキュリティとを両立でき、画像データの概要を容易に確認でき、画像データの保存先の自由度を向上できる画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理方法について説明する。
以下の実施形態の画像処理システムは、カメラで撮影された画像を蓄積するカメラシステムに適用される。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるカメラシステム5の構成例を示す模式図である。カメラシステム5では、例えば、カメラ10、記憶装置30、及びPC(Personal Computer)50が、インターネット7を介して接続される。
カメラ10(撮像装置の一例)は、例えば、複数の拠点3にそれぞれ設置され、通信装置20に接続される。カメラ10は、各拠点3において複数設置されてもよい。記憶装置30は、例えば、複数のパブリッククラウド6にそれぞれ配置される。記憶装置30は、各パブリッククラウド6において複数設置されてもよい。PC50は、本部9に設置され、通信装置40に接続される。カメラ10及び通信装置20は、第1の画像処理装置の一例である。PC50は、第2の画像処理装置の一例である。
拠点3(エリアの一例)は、例えば、各種店舗(例えばコンビニストア、銀行)を含む。各拠点3には、例えば防犯のために、拠点3内を監視する複数のカメラ10が設置される。
各カメラ10により撮像された画像データ(元画像)(第1の画像データの一例)は、撮像された画像データに基づいて分散処理され、分散データが生成される。各カメラ10により生成された分散データは、通信装置20を介してインターネット7に送信される。
通信装置20は、例えば、インターネット7に接続可能なルータ及びモデムの少なくとも一方を有し、カメラ10から出力される画像データをインターネット7に送信する。ルータ及びモデムは、ハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアにより機能的に実現されてもよい。
パブリッククラウド6は、クラウドコンピューティングによって運用される。例えば、公衆通信回線(例えばインターネット7)に接続されたパブリッククラウド6上の記憶装置30に、各種データを保存可能である。記憶装置30は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、を含む。公衆通信回線は、公衆無線回線及び公衆有線回線の少なくとも一方を含む。
本部9(エリアの一例)は、例えば、各カメラ10により撮像された画像を監視する監視センタである。本部9には、PC50が設置される。尚、PC50の代わりに、タブレット端末が設置されてもよい。PC50は、例えば、通信装置40を介してインターネット7から受信した分散データに基づいて復元処理し、元画像を生成する。通信装置40は、通信装置20と同様に、ルータ及びモデムの少なくとも一方を有する。
図2はカメラ10の構成例を示すブロック図である。ここでは、後述する差分画像を分散させる場合を示す。カメラ10は、撮像部11、画像分散部12、送信先記憶部13及び送信部14を有する。
撮像部11は、例えば、レンズを通して集光した光をイメージセンサ上に結像させることで、電気信号を生成し、元画像(フレーム画像)を得る。
画像分散部12は、撮像部11により得られた元画像に対し、所定のぼかし処理を施し、ぼかし画像(第2の画像データの一例)を生成する。従って、画像分散部12は、画像生成部としての機能を有する。尚、画像分散部12は、元画像における特定の領域(例えば人物の顔を含む領域)に対して、ぼかし処理を施してもよい。これにより、特定の領域の明瞭性を低下させ、プライバシーを保護できる。
画像分散部12は、元画像とぼかし画像との差分を示す差分画像(第3の画像データの一例)を生成する。画像分散部12は、例えば、元画像とぼかし画像の対応する画素の値を減算することで、差分画像を得る。尚、画像分散部12は、ぼかし処理が施された特定の領域に対応して、例えば同じ領域の部分の差分画像を生成してもよい。これにより、差分画像を生成するための処理負荷を低減できる。
画像分散部12は、差分画像に対して、所定の秘密分散法(秘密分散処理)に係る分散処理を施し、複数枚の差分画像の分散データを生成する。つまり、1つの差分画像に対して、分散データが複数生成される。従って、画像分散部12は、分散処理部としての機能を有する。秘密分散処理の詳細については後述する。
画像分散部12は、ぼかし処理では、例えば、元画像から後述する低周波画像を生成してもよいし、元画像に対して各種のフィルタ処理を施して、ぼかし画像を生成してもよい。画像分散部12は、ぼかし処理では、例えば、元画像にノイズを重畳してぼかし画像を生成してもよいし、所定の画素単位で周期的に画素領域を空白又は他の画像で置き換え、ぼかし画像を生成してもよい。つまり、画像分散部12は、元画像の概要が理解でき、元画像の詳細が不明となるように、ぼかし処理を行う。
図3は分散データの形式の一例を示す模式図である。
カメラ10により撮像された画像データから、ぼかし画像と、複数枚(N枚)の差分画像の分散データと、が生成される。この場合、上記のぼかし画像と複数枚の差分画像の分散データとを結合させることで、元画像が復元される。
ぼかし画像として、例えば、画像を一定領域毎に分け、この一定領域内の画素の平均をとることで生成される低周波画像が用いられる。低周波画像は、低周波成分が抜き出された画像であり、空間周波数の高い成分によって表現される輪郭等の画像の細かい部分は含まれず、詳細を確認できない画像(例えば、焦点をぼかした画像、モザイクをかけた画像)となる。
従って、低周波画像を用いることで、カメラ10によって撮影された場所や被写体の大まかな状況(概要)を把握できるが、この場所や被写体の詳細を確認できないので、プライバシーを保護できる。
送信先記憶部13は、ぼかし画像及び複数枚の分散データを送信する少なくとも1つの送信先を記憶する。例えば、送信先として、3つのパブリッククラウド6にそれぞれ存在する記憶装置30が登録される。送信先記憶部13は、構成ファイル75を記憶してもよい。ここでの画像やデータの「送信先」は、画像やデータの「保存先」とも言える。
記憶装置30には、データ記憶領域30aが割り当てられている。また、送信先の指定には、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス、フォルダパスの情報が用いられる。尚、送信先記憶部13に記憶される送信先は、後述する構成ファイル75(図9参照)に登録される。
送信部14は、画像分散部12によって生成されたぼかし画像及び差分画像の複数枚(N枚)の分散データを送信する。送信部14は、例えば、ぼかし画像及び分散データを、構成ファイルに登録された送信先に送信する。また、送信部14は、ぼかし画像をPC50へ直接送信してもよい。これにより、PC50のユーザは、ぼかし画像をリアルタイムで確認できる。送信部14は、第1の通信部の一例である。
図4は、画像分散部12の構成例を示すブロック図である。図4では、差分画像を分散させる場合を示す。画像分散部12は、低周波画像生成部121、差分画像生成部122、画像符号化部123、及び秘密分散処理部124を有する。
低周波画像生成部121は、元画像から低周波画像を生成する。低周波画像生成部121は、例えば、画像を一旦空間周波数領域に変換し、空間周波数の低い成分を抽出することで、低周波画像を生成する。低周波画像生成部121は、例えば、例えば、フレーム画像に対して所定の周波数変換(例えばフーリエ変換、離散コサイン変換、ウェーブレット変換)を行い、空間周波数の低い成分を抽出して逆変換することで、低周波画像を生成する。低周波画像は、ぼかし画像の一例である。
差分画像生成部122は、カメラ10により得られた元画像と、低周波画像生成部121により生成された低周波画像と、の差分画像を生成する。
画像符号化部123は、低周波画像及び差分画像を符号化する。
秘密分散処理部124は、符号化された差分画像に対して分散処理を行い、分散データを複数枚(N枚)得る。
図5はPC50の構成例を示す模式図である。PC50は、送信先記憶部51、受信部52、画像復元部53、及び表示部54を有する。
送信先記憶部51は、例えば、ぼかし画像及び差分画像の分散データが格納される送信先を記憶する。この送信先は、後述する構成ファイル75(図9参照)に登録される。送信先記憶部51は、構成ファイル75を記憶してもよい。
受信部52は、例えば、上記の送信先を参照して、インターネット7を介して、ぼかし画像及び複数枚の差分画像の分散データを受信する。受信部52は、例えば、復元対象の符号化された低周波画像に対応する差分画像を受信する。受信部52は、第2の通信部の一例である。
画像復元部53は、ぼかし画像及び複数枚の差分画像の分散データを用いて、所定の秘密分散法(秘密分散処理)に係る復元処理を施し、元画像を得る。従って、画像復元部53は、復元処理部としての機能を有する。
表示部54は、画像復元部53によって復元された元画像を再生して表示する。
図6は画像復元部53の構成例を示すブロック図である。画像復元部53は、秘密分散復元部531、画像復号部532、及び画像合成部533を有する。
秘密分散復元部531は、複数枚の差分画像の分散データを取得し、分散データに対して復元処理し、差分画像の符号化データを復元する。
画像復号部532は、ぼかし画像の符号化データと差分画像の符号化データとを復号し、1フレーム分のぼかし画像のデータと1フレーム分の差分画像のデータとを生成する。
尚、ぼかし画像及び差分画像は、カメラ10の画像符号化部123により符号化されたデータである。画像復元部53は、例えば、標準の圧縮形式により符号化されている場合、標準の復号形式で符号化データを復号する。画像復元部53は、独自の符号化方式で符号化されている場合、画像復元部53は、対応する独自の復号方式で符号化データを復号する。
画像合成部533は、復号されたぼかし画像と差分画像とを合成し、元画像を復元する。画像合成部533は、例えば、ぼかし画像と差分画像の対応する画素の値を加算することで、元画像を得る。
次に、秘密分散処理の具体例について説明する。
図7(A),(B)は、秘密分散処理の一例の概略を説明するための模式図である。図7(A)は対称型の秘密分散処理を示す。対称型の秘密分散処理は、例えば、閾値秘密分散とランプ型秘密分散とを含む。
対称型とは、秘密にしたいデータs(秘密データs)から分散処理により生成された各分散シェア(各分散データ)のサイズ比(分散比率)が同じであり、例えば分散シェア1:分散シェア2=1:1であることを示す。また、図7(A)の対称型の秘密分散では、秘密データsと分散シェアとのサイズ比が、例えば、秘密データs:分散シェア1=1:1である。
しきい値秘密分散では、秘密データsが、n個の分散シェアに分散して保存され、k(k≦n)個の分散シェアが収集されて復元されることで、元の秘密データsが得られる。分散シェアは、第三者に理解できない情報に変換されたデータであり、計算により解読不可能であることから、情報理論的に安全性を向上できる。図7(A)に例示した閾値秘密分散を、しきい値k、分散数nの(k,n)閾値秘密分散法ともいう。
なお、秘密分散処理として、(k,n)閾値秘密分散以外に、様々なバリエーションの秘密分散処理(例えば、閾値k、分割数L、分散数nの(k,L,n)ランプ型秘密分散、閾値のない秘密分散、多項式秘密分散、排他的論理和を用いて高速化した秘密分散)がある。
複数の分散シェアを用いて秘密データsを分散管理することで、例えば、冗長度をもたせることができ、保存された分散シェアの一部を損失した場合でも、秘密データsを復元できる。よって、秘密分散処理を用いることで、情報理論的にセキュリティを向上でき、カメラシステム5の信頼性を向上できる。
また、秘密分散処理を用いることで、暗号化に必要な鍵の管理が不要となる。また、ランプ型秘密分散を用いる場合、例えば、分散データのデータ量を秘密データsのデータ量の1/Lにできる。
尚、秘密分散処理では、分散シェアが複数生成されることから、差分画像から生成される分散シェアは、複数に分散して記憶されることになる。例えば、分散シェア数がnであれば、差分画像に係るデータは、n個出力される。
図7(B)は、非対称型の秘密分散を示す。非対称型とは、各分散シェアのサイズ比が異なり、例えば分散シェア1:分散シェア2=1:rであることを示す。また、図7(B)の非対称型の秘密分散では、秘密データsと分散シェアとのサイズ比が、例えば、秘密データs:分散シェア1=1:1/(1+r)、秘密データs:分散シェア2=1:r/(1+r)である。また、非対称型では、通常、分散シェア数は2つである。
例えば、分散データのサイズ比(分散比率)を1:9とし、分散比率1の分散データにぼかし画像を付加することで、差分画像が不要な場合に本部9のPC50が受信する画像データのデータ量を低減でき、迅速に画像データの概要の把握できる。
以下では、秘密分散処理の具体例として、n=3、k=2の閾値秘密分散を用いることを主に想定する。
次に、カメラシステム5の動作例について説明する。
図8は、所定の端末による初期設定手順の一例を示すフローチャートである。初期設定とは、カメラシステム5において適切に秘密分散処理を行うための各種設定である。例えば、カメラシステム5の管理者が、インターネット7に接続された端末(図示せず)を操作部(図示せず)を介して操作することで、図8の初期設定の処理が実行される。
端末は、例えば、携帯型の端末(スマートフォン等)、タブレット端末、PC、でもよい。このPCは、本部9に設置されたPC50でもよいし、他のエリアに配置されたPCでもよい。また、端末は、カメラ10自身でもよい。端末は、例えば通信機能を利用して、各種設定を行う。
端末は、例えば、通信部、操作部、制御部、表示部、及び記憶部を備える。端末は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有する。端末では、CPU又はDSPが、ROM又はRAMに格納されたプログラムを実行することで、端末の各種機能を実現する。
尚、端末を操作する代わりに、記憶媒体(例えばSDカード)に予め秘密分散処理に係る設定情報を書き込んでおき、この記憶媒体をカメラ10に読み込ませてもよいし、カメラ10に対し、操作者が操作部(図示せず)を介して直接設定してもよい。
まず、端末の制御部は、カメラ10に対し、カメラ10により撮像された画像から得られる、ぼかし画像及び差分画像の分散データの送信先の情報を設定する(S1)。ぼかし画像及び分散データの送信先の情報は、例えば送信先記憶部13に保持される、構成ファイル75(図9参照)に登録される。
端末の制御部は、カメラ10に対し、構成ファイル75の送信先(例えばPC50、記憶装置30)を設定する(S2)。この構成ファイルの送信先としては、例えば、認証が必要な安全な場所が相応しい。構成ファイルの送信先の情報は、例えば送信先記憶部13に保持される。
端末の制御部は、カメラ10に対し、ぼかし画像のぼかし具合(ぼかし度)を設定する(S3)。ぼかし具合の設定値は、例えば送信先記憶部13に保持され、構成ファイル75に登録される。
端末の制御部は、カメラ10に対し、秘密分散処理の方法を設定する(S4)。秘密分散処理の方法には、例えば、対称型か非対称型が含まれる。秘密分散処理の方法には、例えば、対称型の場合、分散数、しきい値、ランプ値等の設定値が含まれる。秘密分散処理の方法には、例えば、非対称型の場合、分散比率等の設定値が含まれる。秘密分散処理の方法には、例えば、分散処理の対象を元画像にするか差分画像にするかの設定情報が含まれる。秘密分散処理の方法には、分散データとぼかし画像とを結合するか否かの設定情報も含まれる。秘密分散処理の方法の情報は、例えば送信先記憶部13に保持され、構成ファイル75に登録される。
尚、カメラシステム5が、上記設定(S1〜S3における設定)を固定とする場合、これらの設定処理は最初に必要であり、その後は不要である。
端末の制御部は、構成ファイル75の送信先の情報を、カメラ10と同様に、PC50に対しても設定する(S5)。設定された情報は、送信先記憶部51に記憶される。この後、初期設定動作は終了する。
図8の初期設定動作により、ぼかし画像と各分散データとが異なる記憶先(例えば記憶装置30)に保存されても、各データを紐付けて、復元対象のデータとしてPC50が収集できる。また、構成ファイル75の各項目に情報が登録されることで、ユーザ所望の秘密分散処理を実行できる。また、分散データの送信先が操作部等を介して指定されるので、データの保存先の自由度を向上できる。
図9は、構成ファイル75の登録内容の一例を示す模式図である。構成ファイル75に登録される情報は、秘密分散処理、分散処理に係る設定情報の一例である。
構成ファイル75は、例えば、ぼかし度、ぼかし画像の送信先(保存先)、分散データの送信先(保存先)、秘密分散処理の方法の情報を含む。構成ファイル75は、例えば、画像データの分散処理時や初期設定時にカメラ10によって設定される。カメラ10は、予め決められた保存先に構成ファイル75を送信して保存させる。PC50は、構成ファイル75の参照が必要な場合に、構成ファイル75の保存先にアクセスし、構成ファイル75を参照する。
構成ファイル75は、例えば、初期設定で指定された安全な場所(例えば、耐タンパ性を有するセキュアな領域を有する装置)に送信され、保存される。例えば、構成ファイル75は、本部9のPC50に格納されてもよいし、クラウド(例えばパブリッククラウド6)上の記憶装置30に格納されてもよい。構成ファイル75は、例えば、上記の端末により、暗号化処理や秘密分散処理を用いて秘匿化されてもよい。構成ファイル75に対し、秘密分散処理が行われる場合、構成ファイル75の分散データの送信先の数は、分散数に応じた数となる。
構成ファイル75を用いることで、ぼかし画像と各分散データとが異なる記憶先(例えば記憶装置30)に保存されても、各データを紐付けて、復元対象のデータとしてPC50が収集できる。また、構成ファイル75の各項目に情報が登録されることで、ユーザ所望の秘密分散処理を実行できる。
図10は、カメラ10による処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、撮像部11は、画像を撮像し、画像データ(元画像)を取得する(S11)。画像分散部12は、ぼかし具合の設定値に基づいて、元画像からぼかし画像を生成する(S12)。画像分散部12は、秘密分散処理の方法の設定値に基づいて、差分画像の分散データを生成する(S13)。これらの設定値は、例えば、カメラ10の操作部を介して入力され、画像分散部12により設定される。
カメラ10の構成ファイル生成部(不図示)は、前述した構成ファイル75を生成する(S14)。構成ファイル75には、例えば、S12,S13の設定値が含められる。構成ファイル生成部は、設定情報生成部の一例である。
送信部14は、図8のS2において設定された構成ファイル75の送信先(例えばPC50、記憶装置30)に、構成ファイル75を送信する(S15)。
送信部14は、送信先記憶部13に記憶された送信先の情報を用いて、ぼかし画像及び複数枚の差分画像の分散データを送信先に送信する(S16)。この後、カメラ10の送信動作が終了する。
図10に示した処理によれば、カメラ10がぼかし画像を生成するので、ぼかし画像が確認されることで、元画像データの概要を把握できる。従って、セキュリティを確保でき、プライバシーを保護できる。また、分散データを生成することで、他の装置(例えばPC50)によって元画像を復元できるので、必要時(例えば犯罪発生時)に元画像の詳細を確認でき、セキュリティを向上できる。
尚、例えば、構成ファイルの生成及び送信は、最初に一度行われ、その後は省略されてもよいし、画像データを取得する度に行われてもよい。
図11は、PC50による処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、受信部52は、送信先記憶部51に記憶された構成ファイル75の保存先(送信先)から、構成ファイル75を取得する(S21)。受信部52は、構成ファイル75に登録された保存先から、ぼかし画像を取得する(S22)。受信部52は、構成ファイル75に登録された保存先から、差分画像の分散データを取得する(S23)。
画像復元部53は、構成ファイル75に登録された設定値(例えば、ぼかし度、秘密分散処理の方法)に基づいて、ぼかし画像と差分画像の分散データとを用いて、元画像を復元する(S24)。表示部54は、復元された元画像を表示する(S25)。この後、PC50の受信動作は終了する。
図11に示した処理によれば、ぼかし画像を確認することで、元画像の概要を把握でき、プライバシーを保護できる。また、詳細な元画像の情報が必要な場合(例えば犯罪発生時)に、分散データを取得して元画像データを復元することで、元画像の詳細を確認でき、セキュリティを確保できる。
カメラシステム5では、パブリッククラウド6の記憶装置30に全ての分散データが記憶されている。これにより、通常時には、監視センタ等の本部9では、ぼかし画像を確認して(視聴して)、元画像の概要を把握できる。そして、必要な時(例えば犯罪発生時)には、残りの差分画像を取得して、元画像の詳細を確認できる。従って、通常時に取得すべき画像のデータ量を小さくできる。
また、例えば、カメラ10が監視カメラの場合、犯罪者でない一般人が多数映り込んでいる場合が多く、元画像の詳細を常に把握できるようにすると、プライバシーを侵害する可能性がある。これに対し、カメラシステム5では、通常時には元画像の概要を確認することに留まるので、プライバシーを適切に保護できる。
このように、プライバシーとセキュリティとを両立でき、画像データの概要を容易に確認できる。また、各画像の保存先を初期設定時に任意に指定できるので、画像データの保存先の自由度を向上できる。
また、パブリッククラウド6の記憶装置30の各々に分散データが分散保存されるので、例えば、分散データの一部が破壊されても、又は記憶装置30の一部がダウンしても、残りの分散データを使用できる可能性がある。例えば、PC50は、3つの分散データのうちの2つの分散データを取得することで、元画像を復元できる。従って、BCP(Business Continuity Plan)の対策(例えば、サーバ障害、災害時のデータ紛失、アクセスの確保、に対する対策)を強化できる。
また、カメラ10が撮像部11を備えるので、1つの装置内で画像の撮像、分散処理、並びにぼかし画像及び分散データの送信を実施でき、拠点3内の構成を簡素化できる。
また、PC50は、構成ファイル75の設定情報に基づいて、ぼかし画像及び複数の分散データを取得して復元するので、元画像を容易に復元できる。また、構成ファイル75には、例えば、ぼかし具合や秘密分散処理の方法が設定値として登録されるので、PC50は、構成ファイル75を参照して、復元処理を簡便かつ適切に実行できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、差分画像ではなく、元画像から分散データを生成する場合を示す。
第2の実施形態のカメラシステムは、第1の実施形態のカメラシステム5と同様の構成を有する。本実施形態のカメラシステムにおいて、第1の実施形態のカメラシステム5と同一の構成要素については、同一の符号を用いることで、その説明を省略又は簡略化する。本実施形態のカメラシステムは、不図示であるが、カメラ10A、記憶装置30、及びPC50Aが、インターネット7を介して接続される。
図12は、第2の実施形態におけるカメラ10Aの構成例を示すブロック図である。カメラ10Aは、画像分散部12Aを除き、カメラ10と同様の構成を有する。
画像分散部12Aは、元画像からぼかし画像を生成するが、差分画像を生成しない。画像分散部12Aは、元画像に対して、所定の秘密分散法に係る分散処理を施し、複数枚の元画像の分散データを生成する。つまり、1つの元画像に対して、分散データが複数生成される。
図13は分散データの形式の一例を示す模式図である。カメラ10Aにより撮像された画像データから、ぼかし画像と、複数枚(N枚)の元画像の分散データと、が生成される。この場合、複数枚の元画像の分散データが結合されることで、元画像が復元される。尚、元画像の復元には、ぼかし画像は不要である。従って、画像の復元時に、PC50がぼかし画像を取得する必要がなく、データ伝送量を低減できる。
図14は、画像分散部12Aの構成例を示すブロック図である。画像分散部12Aでは、画像分散部12と比較して、差分画像生成部122が省略され、画像符号化部123の代わりに画像符号化部123Aを備え、秘密分散処理部124の代わりに秘密分散処理部124Aを備える。
画像符号化部123Aは、低周波画像生成部121からの低周波画像、及び元画像を符号化する。秘密分散処理部124Aは、符号化された元画像データに対して分散処理し、符号化された元画像の分散データを複数枚(N枚)得る。
図15は、PC50Aの構成例を示すブロック図である。PC50Aは、画像復元部53Aを除き、PC50と同様の構成を有する。画像復元部53Aは、複数枚の元画像の分散データを用いて復元処理し、元画像を得る。
図16は、画像復元部53Aの構成例を示すブロック図である。画像復元部53Aでは、画像復元部53と比較して、秘密分散復元部531Aと画像復号部532Aが異なり、画像合成部533が省略されている。秘密分散復元部531Aは、複数枚の元画像の分散データを取得し、分散データに対して復元処理し、元画像の符号化データを復元する。画像復号部532Aは、元画像の符号化データを復号し、それぞれ1フレーム分の元画像のデータを生成する。
次に、本実施形態のカメラシステムの動作例について説明する。
本実施形態のカメラシステムでは、元画像の分散データが通信されるので、第1の実施形態と比較すると、例えば以下の点で動作が異なる。
カメラ10Aの処理では、図10に示したフローチャートにおいて、S13において、分散データとして元画像の分散データが生成され、送信される。その他の手順は、図10と同様である。
PC50Aの処理では、図11に示したフローチャートにおいて、S22において、ぼかし画像を取得する手順が省かれ、S24において、元画像の復元にぼかし画像が不要である。その他の手順は、図11と同様である。
第2の実施形態のカメラシステムによれば、第1の実施形態のカメラシステム5と同様の効果が得られる。また、差分画像の生成が不要であり、元画像の復元にぼかし画像が不要である。従って、元画像の分散データを収集することで、容易に元画像を復元できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、ぼかし画像が差分画像の分散データに結合されて通信される場合を示す。
第3の実施形態のカメラシステムは、第1の実施形態のカメラシステム5と同様の構成を有する。本実施形態のカメラシステムにおいて、第1の実施形態のカメラシステム5と同一の構成要素については、同一の符号を用いることで、その説明を省略又は簡略化する。本実施形態のカメラシステムは、不図示であるが、カメラ10B、記憶装置30、及びPC50Bが、インターネット7を介して接続される。
図17は、第3の実施形態におけるカメラ10Bの構成例を示すブロック図である。カメラ10Bは、データ結合部15を除き、カメラ10と同様の構成を有する。
データ結合部15は、ぼかし画像を少なくとも1つの差分画像の分散データに結合する。送信部14は、ぼかし画像と差分画像の分散データとが結合された分散データを送信する。送信部14は、ぼかし画像が結合されていない差分画像の分散データを送信してもよい。ぼかし画像がどの分散データに結合されるかは、例えば予め定められる。
図18(A),(B)は、分散データの形式の一例を示す模式図である。
図18(A)では、1つの差分画像の分散データ(ここでは分散データ1)に、ぼかし画像が結合され、他の差分画像の分散データ(ここでは分散データ2,・・・,N)に、ぼかし画像が結合されていない場合を示す。
最初にPC50で取得する分散データに対してぼかし画像を結合することで、PC50で元画像の概要を把握でき、保存するデータの総量を少なくできる。
図18(B)では、全ての差分画像の分散データにぼかし画像が結合された場合を示す。各分散データに結合される各ぼかし画像は、同じ画像である。図18(B)のように、全ての差分画像の分散データにぼかし画像が結合される場合、いずれの送信先にもぼかし画像が送信されるので、いずれの送信先においても元画像の概要を把握でき、利便性を向上できる。
また、ぼかし画像を少なくとも2つ以上の差分画像に結合することで、ぼかし画像の一部が破壊されても、残りのぼかし画像を使うことで元画像を復元できる。
図19は、PC50Bの構成例を示すブロック図である。PC50Bは、データ分離部55を除き、第1の実施形態と同様の構成を有する。データ分離部55は、ぼかし画像と差分画像の分散データとが結合された分散データから、ぼかし画像と差分画像の分散データとを分離する。
次に、本実施形態のカメラシステムの動作例について説明する。
図20は、カメラ10Bによる処理手順の一例を示すフローチャートである。図20において、図10の処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
S12,S13において、画像分散部12がぼかし画像及び差分画像の分散データを生成した後、データ結合部15は、ぼかし画像と所定の差分画像の分散データとを結合する(S13A)。尚、ぼかし画像は少なくとも1枚の差分画像の分散データと結合される。
送信部14は、ぼかし画像と差分画像の分散データとが結合された、複数枚の分散データを送信する(S16A)。送信部14は、ぼかし画像が結合された分散データを送信し、更にぼかし画像が結合されていない分散データを送信してもよい。
図21は、PC50Bによる処理手順の一例を示すフローチャートである。図21において、図11の処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
受信部52は、構成ファイル75に登録された保存先(送信先)から、ぼかし画像と差分画像の分散データとが結合された、少なくとも1枚の分散データを取得する(S22A)。受信部52は、ぼかし画像が結合された分散データを受信し、更にぼかし画像が結合されていない分散データを受信してもよい。
データ分離部55は、結合された分散データを、ぼかし画像と差分画像の分散データとに分離する(S23A)。
S24では、画像復元部53は、構成ファイル75に登録された設定値に基づいて、分離されたぼかし画像と差分画像の分散データとを用いて復元処理し、元画像を得る。
第3の実施形態のカメラシステムによれば、ぼかし画像と分散データとが結合されるので、分散データの送信先でも、ぼかし画像を確認して元画像の概要を把握できる。
また、非対称型の秘密分散処理を用いて、分散比率の小さい分散データにぼかし画像を結合させた場合、通常時のデータ伝送量を少なくして元画像の概要を把握できる。また、分散比率の大きい分散データにぼかし画像を結合させた場合、復元が必要な場合に復元時のデータ伝送量を少なくでき、高速な復元が可能となる。
尚、本実施形態の構成ファイル75には、送信先の情報として、ぼかし画像が結合された分散データの送信先の情報を含み、ぼかし画像が結合されていない分散データの送信先の情報を含んでもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、ぼかし画像が元画像の分散データに結合されて通信される場合を示す。
第4の実施形態のカメラシステムは、第1〜3の実施形態のカメラシステムと同様の構成を有する。本実施形態のカメラシステムにおいて、第1〜第3の実施形態のカメラシステムと同一の構成要素については、同一の符号を用いることで、その説明を省略又は簡略化する。本実施形態のカメラシステムは、不図示であるが、カメラ10C、記憶装置30、及びPC50Cが、インターネット7を介して接続される。
図22は、第4の実施形態におけるカメラ10Cの構成例を示すブロック図である。カメラ10Cは、画像分散部12A、データ結合部15Aの他、カメラ10Bと同様の構成を有する。
画像分散部12Aは、元画像からぼかし画像を生成し、元画像の分散データを生成する。データ結合部15Aは、ぼかし画像を少なくとも1つの元画像の分散データに結合する。送信部14は、ぼかし画像と元画像の分散データとが結合された分散データを送信する。送信部14は、ぼかし画像が結合されていない元画像の分散データを送信してもよい。ぼかし画像がどの分散データに結合されるかは、例えば予め定められる。
図23(A),(B)は、分散データの形式の一例を示す模式図である。
図23(A)では、1つの元画像の分散データ(ここでは分散データ1)に、ぼかし画像が結合され、他の元画像の分散データ(ここでは分散データ2,・・・,N)に、ぼかし画像が結合されていない場合を示す。
最初にPC50で取得する分散データに対してぼかし画像を結合することで、PC50で元画像の概要を把握でき、保存するデータの総量を少なくできる。
図23(B)では、全ての元画像の分散データにぼかし画像が結合された場合を示す。各分散データに結合される各ぼかし画像は、同じ画像である。図23(B)のように、全ての元画像の分散データにぼかし画像が結合される場合、いずれの送信先にもぼかし画像が送信されるので、いずれの送信先においても元画像の概要を把握でき、利便性を向上できる。
図24は、PC50Cの構成例を示すブロック図である。PC50Cは、データ分離部55A、画像復元部53Aの他、PC50Bと同様の構成を有する。データ分離部55Aは、ぼかし画像と元画像の分散データとが結合された分散データから、ぼかし画像と元画像の分散データとを分離する。画像復元部53Aは、複数の元画像の分散データを用いて復元処理し、元画像を得る。
次に、本実施形態のカメラシステムの動作例について説明する。
本実施形態のカメラシステムでは、元画像の分散データが通信されるので、第3の実施形態と比較すると、例えば以下の点で動作が異なる。
カメラ10Cの処理では、図20に示したフローチャートにおいて、S13Aにおいて、ぼかし画像と元画像の分散データが結合された分散データが生成され、送信される。その他の手順は、図20と同様である。
PC50Cの処理では、図21に示したフローチャートにおいて、S22Aにおいてぼかし画像と元画像の分散データとが結合された少なくとも1枚の分散データを取得し、S24において、元画像の復元にぼかし画像が不要である。その他の手順は、図21と同様である。
第4の実施形態のカメラシステムによれば、第3の実施形態のカメラシステムと同様の効果が得られる。また、ぼかし画像と分散データとが結合されるので、分散データの送信先でも、ぼかし画像を確認して元画像の概要を把握できる。また、元画像の復元には、ぼかし画像が不要であるので、元画像の分散データを収集することで、容易に元画像を復元できる。
以下、システム構成の変形例について説明する。以下の変形例は、第1〜第4の実施形態のカメラシステムのいずれに対しても適用できる。
(変形例1)
図25は、変形例1におけるカメラシステム5Dの構成を示す模式図である。カメラシステム5Dでは、拠点3にレコーダ30A(記憶装置の一例)が設置される。ぼかし画像及び全ての分散データは、レコーダ30Aのデータ記憶領域30aに記憶される。カメラシステム5Dでは、パブリッククラウド6(図1参照)には、分散データが記憶されない。例えば、拠点3において、カメラ10、通信装置20、及びレコーダ30Aは、狭域通信回線(例えばLAN(Local Area Network))を介して接続される。尚、ぼかし画像及び分散データの記憶先の情報は、構成ファイル75に含まれる。狭域通信回線は、狭域無線回線及び狭域有線回線の少なくとも一方を含む。
本部9に設置されたPC50は、インターネット7を介して接続されるレコーダ30Aからぼかし画像及び分散データを取得し、元画像を復元する。
カメラシステム5Dでは、通常、PC50が、拠点3のレコーダ30Aからぼかし画像を取得し、PC50の管理者が、取得されたぼかし画像を確認する。また、必要時(例えば犯罪発生時)に、PC50が、拠点3のレコーダ30Aからぼかし画像及び差分画像の分散データ、又は元画像の分散データを取得して元画像を復元し、PC50の管理者が、復元された元画像を確認する。
これにより、PC50による通常時の画像データの取得を抑制できる。また、クラウド(例えばパブリッククラウド6)を用いず、拠点3内のレコーダ30Aを用いることで、既存の設備を利用でき、カメラシステム5Dに要するコストを低減できる。
尚、PC50(又はPC50に準じるタブレット端末)が拠点3に設置され、拠点3のPC50が元画像を復元し、拠点3のユーザが元画像を確認してもよい。この場合、セキュリティを確保して、現場で元画像を確認できる。尚、変形例1の効果は、対称型の秘密分散処理でも非対称型の秘密分散処理でも同様に得られる。
(変形例2)
図26は、変形例2におけるカメラシステム5Eの構成を示す模式図である。カメラシステム5Eでは、パブリッククラウド6の記憶装置30及び拠点3に設置されたレコーダ30Aにより、分散データが記憶される。また、例えば記憶装置30により、ぼかし画像が記憶される。尚、ぼかし画像及び分散データの記憶先の情報は、構成ファイル75に含まれる。
従って、上記と同様に、PC50による通常時の画像データの伝送量を抑制できる。また、対称型の秘密分散処理を行い、パブリッククラウド6において複数の分散データが記憶される場合、BCPの対策を強化できる。また、拠点3内のレコーダ30Aを用いることで、既存の設備を利用できカメラシステム5Eに要するコストを低減できる。
また、非対称型の秘密分散処理を行う場合、例えば、分散比率の小さい分散データにぼかし画像を結合することで、通常時の通信データのサイズを小さくでき、通信コストを低減できる。
(変形例3)
図27は、変形例3におけるカメラシステム5Fの構成を示す模式図である。カメラシステム5Fでは、本部9にレコーダ30B(記憶装置の一例)が設置され、パブリッククラウド6の記憶装置30及び本部9に設置されたレコーダ30Bにより、分散データが記憶される。また、例えばレコーダ30Bにより、ぼかし画像が記憶される。尚、ぼかし画像及び分散データの記憶先の情報は、構成ファイル75に含まれる。
従って、上記と同様に、PC50による通常時の画像データの伝送量を抑制できる。また、本部9に設置されたレコーダ30Bを用いることで、元画像の復元時の分散データの転送量を低減でき、PC50による元画像の復元を高速化できる。
(変形例4)
図28は、変形例4におけるカメラシステム5Gの構成を示す模式図である。カメラシステム5Gでは、本部9に設置されたレコーダ30Cに、ぼかし画像及び全ての分散データが記憶される。レコーダ30Cには、例えば、複数のデータ記憶領域30e,30f,30gが割り当てられており、それぞれに分散データが記憶される。例えば、本部9において、レコーダ30B、通信装置40、及びPC50は、狭域通信回線(例えばLAN)を介して接続される。尚、ぼかし画像及び分散データの記憶先の情報は、構成ファイル75に含まれる。
カメラシステム5Gによれば、拠点3にレコーダ30Aを設置する必要がなく、拠点におけるシステム構成を簡素化できる。また、ぼかし画像及び全ての分散データがレコーダ30Cに記憶されるので、PC50により元画像を高速に復元できる。尚、変形例4の効果は、対称型の秘密分散処理でも非対称型の秘密分散処理でも同様に得られる。
(変形例5)
図29は、変形例5におけるカメラシステム5Hの構成を示す模式図である。カメラシステム5Hでは、パブリッククラウド6の記憶装置30が存在せず、拠点3のレコーダ30A及び本部9のレコーダ30Bに分散データが記憶される。また、例えばレコーダ30Bにより、ぼかし画像が記憶される。尚、ぼかし画像及び分散データの記憶先の情報は、構成ファイル75に含まれる。
従って、上記と同様に、PC50による通常時の画像データの伝送量を抑制できる。また、本部9に設置されたPC50は、元画像の復元時に、拠点3のレコーダ30Aからレコーダ30Bに保持された分散データ以外の分散データを取得することで済むので、分散データの転送量を削減でき、高速に元画像を復元できる。
(変形例6)
図30は、変形例6におけるカメラシステム5Iの構成を示す図である。カメラシステム5Iでは、パブリッククラウド6、拠点3、及び本部9にそれぞれ記憶装置30、レコーダ30A、及びレコーダ30Bが設置される。そして、記憶装置30、レコーダ30A、及びレコーダ30Bのそれぞれに、分散データが記憶される。また、例えばレコーダ30Bにより、ぼかし画像が記憶される。尚、ぼかし画像及び分散データの記憶先の情報は、構成ファイル75に含まれる。
従って、上記と同様に、PC50による通常時の画像データの伝送量を抑制できる。また、分散データの保存先が各々異なるので、BCPの対策を強化できる。また、本部9に設置されたPC50は、元画像の復元時に、拠点3のレコーダ30A及びパブリッククラウド6の記憶装置30から、レコーダ30Bに保持された分散データ以外の分散データを取得することで済む。そのため、分散データの転送量を削減でき、高速に元画像を復元できる。
(変形例7)
第1〜第4の実施形態及び変形例1〜6では、拠点3に設置されたカメラ10がぼかし画像及び分散データを生成して送信することを例示した。変形例7では、拠点3内にPCを設け、このPCが分散データを生成して送信することを想定する。変形例7は、第1〜第4の実施形態及び変形例1〜6における拠点3の構成に適用できる。
図31は、変形例7におけるカメラシステム5Jの構成を示す模式図である。カメラシステム5Jでは、各拠点3に、カメラ10の代わりにカメラ10Aが設置され、PC60が設置される。
図32は、カメラ10A及びPC60の構成例を示すブロック図である。カメラ10Aは、カメラ10と比較すると、画像分散部12,12Aを備えず、撮像部11、送信先記憶部13、及び送信部14を備える。送信先記憶部13は、例えば、撮像部11により撮像された画像データの送信先(ここではPC60)の情報を記憶する。送信部14は、撮像部11により撮像された画像データを送信する。
PC60は、受信部61、画像分散部62、送信先記憶部63及び送信部64を有する。受信部61は、カメラ10Aから画像データを受信する。
画像分散部62は、画像分散部12,12Aと同様の機能を有する。つまり、画像分散部62は、例えば、受信部61により受信された画像データ(元画像)からぼかし画像を生成する。画像分散部62は、差分画像を生成し、差分画像の分散データを生成してもよい。画像分散部62は、差分画像を生成せず、元画像の分散データを生成してもよい。
送信先記憶部63は、送信先記憶部13と同様の情報を記憶する。送信部64は、送信先記憶部63に記憶された送信先の情報を参照し、画像分散部62により生成された画像を送信する。
つまり、PC60は、カメラ10Aにより撮像された画像データ(元画像)を受け取り、ぼかし画像及び分散データを生成して送信する。これにより、カメラ10AにPC60の機能(分散処理機能等)を付加しなくてよいので、既設のカメラを有効に活用でき、カメラ10Aの処理負荷を低減できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態では、本部9に設置されたPC50が元画像に対して復元処理することを例示したが、拠点3にPCを設置し、このPCが元画像に対して復元処理してもよい。
上記実施形態では、拠点3のレコーダ30Aに分散データが記憶される場合、元画像を撮像したカメラ10が設置された拠点3と同じ拠点3のレコーダ30Aに記憶されることが主に想定されるが、異なる拠点3のレコーダ30Aに記憶されてもよい。
(本発明の一態様の概要)
本発明の一態様の画像処理システムは、第1の画像処理装置、第2の画像処理装置、及び記憶装置がネットワークを介して接続された画像処理システムであって、前記第1の画像処理装置は、撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得る画像生成部と、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得る分散処理部と、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信する第1の通信部と、を備え、前記記憶装置は、前記第1の画像処理装置からの前記第2の画像データ及び前記分散データの少なくとも1つを記憶し、前記第2の画像処理装置は、前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを受信する第2の通信部と、少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する復元処理部と、を備える。
この構成によれば、ぼかし処理された第2の画像データを確認することで、第1の画像データの概要を把握でき、プライバシーを保護できる。また、詳細な画像の情報が必要な場合(例えば犯罪発生時)に、分散データを取得して第1の画像データを復元することで、第1の画像データの詳細を確認でき、セキュリティを確保できる。また、指定された記憶装置に各データを保存するので、画像データの保存先の自由度を向上できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記記憶装置の少なくとも1つが、公衆通信回線を介して前記第1の画像処理装置と接続され、前記第1の画像処理装置が配置されたエリアの外側に配置される。
この構成によれば、例えばインターネットを介してクラウド上の記憶装置に記憶させることができる。また、例えば、クラウド上で分散データを分散配置する場合には、一部の分散データが壊れ、又は一部の記憶装置が故障することで、分散データの一部を取得できない場合でも、第1の画像データを復元できることがある。この場合、BCPの対策を強化できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記記憶装置の少なくとも1つが、狭域通信回線を介して前記第1の画像処理装置と接続され、前記第1の画像処理装置が設置されたエリア内に配置される。
この構成によれば、第1の画像処理装置が設置されたエリア内の既存の設備(記憶装置)を利用でき、画像処理システムに要するコストを低減できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記記憶装置の少なくとも1つが、狭域通信回線を介して前記第2の画像処理装置と接続され、前記第2の画像処理装置が設置されたエリア内に配置される。
この構成によれば、第2の画像処理装置が設置されたエリア内の既存の設備(記憶装置)を利用でき、画像処理システムに要するコストを低減できる。また、第2の画像処理装置が第1の画像データを復元する場合に、高速に復元できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記画像生成部が、前記第1の画像データに対して分散処理し、複数の分散データを得て、前記復元処理部が、前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する。
この構成によれば、第2の画像データを用いず複数の分散データを用いて第1の画像データを復元できるので、第1の画像データを復元する場合のデータの伝送量を低減できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記画像生成部が、前記第3の画像データとして、前記第1の画像データと前記第2の画像データとの差分画像を生成し、前記分散処理部が、前記差分画像に対して分散処理し、複数の分散データを得て、前記復元処理部が、前記第2の画像データと前記複数の分散データとに基づいて、前記第1の画像データを復元する。
この構成によれば、差分画像を用いて第1の画像データを復元でき、第1の画像データの詳細を確認できる。また、差分画像を用いることで、分散データのデータ量を小さくでき、分散データの送信時のデータ伝送量を低減できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記第1の通信部が、前記第2の画像データが結合された分散データを含む複数の分散データを、少なくとも1つの前記記憶装置に送信し、前記第2の通信部が、前記少なくとも1つの記憶装置から複数の前記分散データを取得し、前記復元処理部が、前記第2の画像データが結合された分散データから前記第2の画像データを分離し、少なくとも複数の前記分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する。
この構成によれば、第2の画像データが結合された分散データの記憶先においても、第1の画像データの概要を把握できる。従って、セキュリティの確保とプライバシーの保護とを両立できる。また、例えば、非対称型の秘密分散処理を行う場合、分散比率の小さい分散データに第2の画像データを結合させることで、この分散データのデータ量を低減させて第1の画像データの概要を把握できる。また、例えば、非対称型の秘密分散処理を行う場合、分散比率の大きい分散データに第2の画像データを結合させ、通常時に第2の画像処理装置へこのデータを送信することで、画像データを復元する際のデータ伝送量を低減でき、高速に第1の画像データを復元できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記第1の画像処理装置が、前記第1の画像データを撮像する撮像部を備える。
この構成によれば、1つの装置内で画像の撮像、分散処理、及び分散データの送信を実施でき、第1の画像処理装置が配置されたエリア内の構成を簡素化できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記第1の画像データを撮像する撮像装置を備え、前記撮像装置が、前記第1の画像データを前記第1の画像処理装置へ送信し、前記第1の通信部が、前記第1の画像データを受信する。
この構成によれば、第1の画像処理装置とは別に撮像装置が設けられるので、撮像装置において分散処理機能を省略でき、既設の撮像装置を有効に活用でき、撮像装置の処理負荷を低減できる
本発明の一態様の画像処理システムは、前記第1の画像処理装置が、前記分散処理に係る設定情報を生成する設定情報生成部を備え、前記第1の通信部が、前記設定情報を送信し、前記第2の通信部が、前記設定情報を受信し、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの記憶装置から前記第2の画像データ及び複数の前記分散データを取得し、前記復元処理部が、前記設定情報に基づいて、前記第1の画像データを復元する。
この構成によれば、秘密分散処理に係る各種の情報を適切に管理でき、所望の条件に従って分散処理された第1の画像データを正確に復元できる。
本発明の一態様の画像処理システムは、前記設定情報が、前記第2の画像データの記憶先、前記分散データの記憶先、前記ぼかし処理によるぼかし具合、及び分散処理による分散方法の情報の少なくとも1つを含む。
この構成によれば、分散処理に係る詳細な情報を適切に設定できる。
本発明の一態様の画像処理装置は、撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得る画像生成部と、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得る分散処理部と、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信する通信部と、を備える。
この構成によれば、ぼかし処理された第2の画像を生成するので、この第2の画像データが確認されることで、第1の画像データの概要を把握でき、プライバシーを保護できる。また、分散データを生成することで、他の画像処理装置によって分散データを取得して第1の画像データを復元できるので、必要時に第1の画像データの詳細を確認でき、セキュリティを確保できる。また、指定された記憶装置に各データが保存されるので、画像データの保存先の自由度が向上する。
本発明の一態様の画像処理装置は、少なくとも1つの指定された記憶装置から、撮像された第1の画像データに対するぼかし処理により得られた第2の画像データと、複数の分散データと、を受信する通信部と、少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する復元処理部と、を備え、前記分散データは、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して分散処理することで得られる。
この構成によれば、ぼかし処理された第2の画像データを確認することで、第1の画像データの概要を把握でき、プライバシーを保護できる。また、詳細な画像の情報が必要な場合(例えば犯罪発生時)に、分散データを取得して第1の画像データを復元することで、第1の画像データの詳細を確認でき、セキュリティを確保できる。また、指定された記憶装置に各データが保存されるので、画像データの保存先の自由度が向上する。
本発明の一態様の画像処理方法は、第1の画像処理装置、第2の画像処理装置、及び記憶装置がネットワークを介して接続された画像処理システムにおける画像処理方法であって、前記第1の画像処理装置により、撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得るステップと、前記第1の画像処理装置により、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得るステップと、前記第1の画像処理装置により、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信するステップと、前記第2の画像処理装置により、前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを受信するステップと、前記第2の画像処理装置により、少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元するステップと、を備える。
この方法によれば、ぼかし処理された第2の画像データを確認することで、第1の画像データの概要を把握でき、プライバシーを保護できる。また、詳細な画像の情報が必要な場合(例えば犯罪発生時)に、分散データを取得して第1の画像データを復元することで、第1の画像データの詳細を確認でき、セキュリティを確保できる。また、指定された記憶装置に各データを保存するので、画像データの保存先の自由度を向上できる。
本発明は、プライバシーとセキュリティとを両立でき、画像データの概要を容易に確認でき、画像データの保存先の自由度を向上できる画像処理システム、画像処理装置、及び画像処理方法等に有用である。
3 拠点
5、5D、5E、5F、5G、5H、5I、5J カメラシステム
6 パブリッククラウド
7 インターネット
9 本部
10、10B、10C カメラ
11 撮像部
12、12A 画像分散部
13、51、63 送信先記憶部
14、64 送信部
15、15A データ結合部
20、40 通信装置
30、30A、30B、30C レコーダ(記憶装置)
30a、30e、30f、30g データ記憶領域
50、50A、50B、50C、60 PC
52、61 受信部
53、53A 画像復元部
54 表示部
55、55A データ分離部
75 構成ファイル
121 低周波画像生成部
122 差分画像生成部
123、123A 画像符号化部
124、124A 秘密分散処理部
531 秘密分散復元部
532、532A 画像復号部
533 画像合成部

Claims (20)

  1. 第1の画像処理装置、第2の画像処理装置、及び記憶装置が公衆通信回線を介して接続された画像処理システムであって、
    前記第1の画像処理装置は、
    撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得る画像生成部と、
    前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得る分散処理部と、
    前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信する第1の通信部と、
    前記分散処理に係る設定情報を生成する設定情報生成部と、
    を備え、
    前記記憶装置は、前記第1の画像処理装置からの前記第2の画像データ及び前記分散データの少なくとも1つを記憶し、
    前記第2の画像処理装置は、
    前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを受信する第2の通信部と、
    少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する復元処理部と、
    を備え
    前記第1の通信部は、前記設定情報を、前記第2の画像処理装置がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先に送信し、
    前記第2の通信部は、前記保存先から前記設定情報を受信し、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの記憶装置から前記第2の画像データ及び複数の前記分散データを取得し、
    前記復元処理部は、前記設定情報に基づいて、前記第1の画像データを復元する、画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムであって、
    前記記憶装置の少なくとも1つは、前記公衆通信回線に接続されたパブリッククラウドに配置された、画像処理システム。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理システムであって、
    前記記憶装置の少なくとも1つは、前記公衆通信回線を介して前記第1の画像処理装置と接続され、前記第1の画像処理装置が配置されたエリアの外側に配置された、画像処理システム。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像処理システムであって、
    前記画像生成部は、前記第1の画像データに対して分散処理し、複数の分散データを得て、
    前記復元処理部は、前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する、画像処理システム。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像処理システムであって、
    前記画像生成部は、前記第3の画像データとして、前記第1の画像データと前記第2の画像データとの差分画像を生成し、
    前記分散処理部は、前記差分画像に対して分散処理し、複数の分散データを得て、
    前記復元処理部は、前記第2の画像データと前記複数の分散データとに基づいて、前記第1の画像データを復元する、画像処理システム。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像処理システムであって、
    前記第1の通信部は、前記第2の画像データが結合された分散データを含む複数の分散データを、少なくとも1つの前記記憶装置に送信し、
    前記第2の通信部は、前記少なくとも1つの記憶装置から複数の前記分散データを取得し、
    前記復元処理部は、前記第2の画像データが結合された分散データから前記第2の画像データを分離し、少なくとも複数の前記分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する、画像処理システム。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像処理システムであって、
    前記第1の画像処理装置は、前記第1の画像データを撮像する撮像部を備える、画像処理システム。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像処理システムであって、更に、
    前記第1の画像データを撮像する撮像装置を備え、
    前記撮像装置は、前記第1の画像データを前記第1の画像処理装置へ送信し、
    前記第1の通信部は、前記第1の画像データを受信する、画像処理システム。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像処理システムであって、
    前記設定情報は、前記第2の画像データの記憶先、前記分散データの記憶先、前記ぼかし処理によるぼかし具合、及び分散処理による分散方法の情報の少なくとも1つを含む、画像処理システム。
  10. 撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得る画像生成部と、
    前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得る分散処理部と、
    前記分散処理に係る設定情報を生成する設定情報生成部と、
    前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信する通信部と、
    を備え
    前記通信部は、前記設定情報を、第1の画像データを復元する権限を有する他の画像処理装置がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先に送信する、画像処理装置。
  11. 請求項10に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、前記保存先としての前記他の画像処理装置が有するセキュアな領域に保存される、画像処理装置。
  12. 請求項10に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、前記保存先としての前記記憶装置が有するセキュアな領域に保存される、画像処理装置。
  13. 請求項10に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、暗号化処理又は秘密分散処理を用いて秘匿化されて、前記保存先としての前記他の画像処理装置に保存される、画像処理装置。
  14. 請求項10に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、暗号化処理又は秘密分散処理を用いて秘匿化されて、前記保存先としての前記記憶装置に保存される、画像処理装置。
  15. 少なくとも1つの記憶装置から、撮像された第1の画像データに対するぼかし処理により得られた第2の画像データと、複数の分散データと、前記分散データの分散処理に係る設定情報と、を受信する通信部と、
    少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元する復元処理部と、
    を備え、
    前記分散データは、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して前記分散処理することで得られ
    前記通信部は、前記通信部がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先から、前記設定情報を受信し、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの記憶装置から前記第2の画像データ及び複数の前記分散データを取得し、
    前記復元処理部は、前記設定情報に基づいて、前記第1の画像データを復元する、画像処理装置。
  16. 請求項15に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、前記保存先としての前記画像処理装置が有するセキュアな領域に保存される、画像処理装置。
  17. 請求項15に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、前記保存先としての前記記憶装置が有するセキュアな領域に保存される、画像処理装置。
  18. 請求項15に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、暗号化処理又は秘密分散処理を用いて秘匿化されて、前記保存先としての前記画像処理装置に保存される、画像処理装置。
  19. 請求項15に記載の画像処理装置であって、
    前記設定情報は、暗号化処理又は秘密分散処理を用いて秘匿化されて、前記保存先としての前記記憶装置に保存される、画像処理装置。
  20. 第1の画像処理装置、第2の画像処理装置、及び記憶装置が公衆通信回線を介して接続された画像処理システムにおける画像処理方法であって、
    前記第1の画像処理装置により、撮像された第1の画像データに対してぼかし処理を行い、第2の画像データを得るステップと、
    前記第1の画像処理装置により、前記第1の画像データに対して、又は前記第1の画像データに基づく第3の画像データに対して、分散処理し、複数の分散データを得るステップと、
    前記第1の画像処理装置により、前記分散処理に係る設定情報を生成するステップと、
    前記第1の画像処理装置により、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを、少なくとも1つの指定された記憶装置に送信するステップと、
    前記第1の画像処理装置により、前記設定情報を、前記第2の画像処理装置がアクセス可能に且つセキュアな状態で保存される保存先に送信するステップと、
    前記第2の画像処理装置により、前記保存先から前記設定情報を受信するステップと、
    前記第2の画像処理装置により、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び複数の前記分散データを受信するステップと、
    前記第2の画像処理装置により、前記設定情報に基づいて、前記少なくとも1つの指定された記憶装置から、前記第2の画像データ及び前記複数の分散データを受信するステップと、
    前記第2の画像処理装置により、前記設定情報と少なくとも前記複数の分散データに基づいて、前記第1の画像データを復元するステップと、
    を備える、画像処理方法。
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