JP6201859B2 - 分析計用筐体 - Google Patents
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Description
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、爆発性雰囲気の設置に必要な条件を満たす防爆性能を確保することが可能な分析計用筐体を提供することにある。
ここで、前記導電性の板状部材は、所定の表示を行うための表示部を覆わないことを特徴とすることができる。
本実施の形態に係る分析計Bについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る分析計Bの外観を示す図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその右側面図である。
分析計Bは、同図に示すように、所定の電気/電子部品(不図示)が収容される筐体10を備えている。かかる筐体10は、分析計Bの外面を構成するものである。また、筐体10は、アルミニウム等の金属材料で製造された部材であり、金属性筐体の一例である。かかる金属の筐体10によって筐体アースがとれる。
このような金属性の筐体10は、後述するように、爆発性雰囲気で用いることが可能な防爆仕様となるための構成を備えている。
本体部11は、給電や通信に用いられる各種のケーブルのための3つの配線部14を下面部に有する。すなわち、3つの配線部14は、分析計Bに入力されるセンサ等からの信号を送る通信ケーブル(不図示)のためのものと、分析計Bから出力される信号を送る伝送ケーブル(不図示)のためのものと、分析計Bに電力を供給するための電源ケーブル(不図示)のためのものと、に分けることができる。しかし、本実施の形態に係る分析計Bは2線式であるため、給電と伝送は1本の電源・伝送ケーブルで行われ、配線部14の1つは使用されない。
電源・伝送ケーブルは、分析計Bに内蔵される電源部(不図示)に電力を供給し、必要に応じて変圧されて各種の電気電子部品に分配される。また、分析計Bの測定データや警報信号等を外部に出力する。
このような操作パネル20およびキーパネル30の各々は、窪み部16,17(図4参照)に配設されている。より具体的には、操作パネル20が配設される窪み部16(図4参照)は、キーパネル30が配設される窪み部17(図4参照)とは別のものであり、2つの窪み部16,17同士は、互いに連続していない。
また、扉部12のキーパネル30は、オペレータが操作する5つの操作部31,32,33,34,35を有する。かかる操作部31〜35は、キーパネル30の操作領域の一部を構成するものであり、操作部の一例である。
付言すると、作業者等に静電気が帯電している状態で操作領域に触れると、静電気に起因して火花が散って発火する原因になる。そこで、本実施の形態では、かかる静電気対策を施している。
なお、扉部12には、操作パネル20を覆うカバー40と、キーパネル30を覆うカバー50と、が取り付けられている。その詳細は後述する。
図2に示すカバー40および図3に示すカバー50はいずれも、金属製ないし導通性の部材であり、例えばSUS304等を用いることが考えられる。板厚は例えば0.8mmとすることが考えられる。
なお、カバー40は、操作パネル20の操作領域に取り付けられるものであり、操作パネル20の表示部24(図4参照)には取り付けられず、表示部24を覆っていない。しかしながら、図示しないが、かかる操作パネル20の操作領域のみならず、表示部24を部分的に覆う変形例も考えられる。
また、図3に示すように、カバー50は、扉部12の後述する貫通穴19およびキーパネル30の後述する貫通穴36に対応するように、スタットボルト56を裏面50bすなわち扉部12側に位置する面に持つ。スタットボルト56は表面50aに位置しない。
このように、操作パネル20用のカバー40の裏面(背面ないし後面)40bには、スタットボルト44が溶接により立設されている。また、キーパネル30用のカバー50の裏面(背面ないし後面)50bには、スタットボルト56が溶接により立設されている。
なお、図2に示すカバー40は窪み部16(図4参照)に配設され、また、図3に示すカバー50は窪み部17(図4参照)に配設されている。
図4は、筐体10の扉部12の概略構成を説明する分解斜視図である。
同図に示すように、筐体10の扉部12において、窪み部16に、前後方向に貫通する貫通穴18が穿設されており、また、窪み部17には、前後方向に貫通する貫通穴19が穿設されている。
より具体的には、窪み部16の貫通穴18と操作パネル20用のカバー40が持つスタットボルト44とは、互いに対応するものである。また、窪み部17の貫通穴19とキーパネル30用のカバー50が持つスタットボルト56とは、互いに対応するものである。
付言すると、操作パネル20には、扉部12の貫通穴18に対応する位置に貫通穴25が形成されている。また、キーパネル30には、扉部12の貫通穴19に対応する位置に貫通穴36が形成されている。
貫通穴18,19が加工されていない(カバー40,50が取り付けられていない)筐体10は、汎用性のある筐体(共通筐体)であり、防爆仕様に適合していないものである。そして、そのような汎用筐体である筐体10を利用して、防爆仕様の分析計Bを構成している。これにより、防爆仕様の新たな金型を用意する必要がなくなり、防爆仕様の分析計Bを、数量が多くなくても低コストで製造することが可能になる。
このように、カバー40,50はそれぞれ、スタットボルト44,56とナット60,70とのねじ係合により筐体10の扉部12に固定される。
図5に示すように、筐体10の扉部12は、各種の電子部品が搭載されているプリント基板80を備えている。より具体的には、プリント基板80は、操作部21〜23,31〜35からのキー入力に対応する演算制御や液晶への表示制御等を行うための演算処理を行う不図示のCPU(Central Processing Unit)やCPUにて実行されるプログラム等が記憶された不図示のROM(Read Only Memory)、CPUの作業用メモリ等として用いられる不図示のRAM(Random Access Memory)等を搭載する。
なお、扉部12は、表示用のプリント基板80のほかに、電源・伝送のためのプリント基板(不図示)を備えている。
なお、カバー40のスタットボルト44と扉部12の貫通穴18との間のすきまを埋めるためにシール材が充填される場合がある。
プリント基板80のパターンは、端子台(不図示)を介して、アースラインに接続される。また、扉部12は、ねじ90あるいはヒンジ部13を介して本体部11のアース接続部15(図1参照)と電気的に接続される。このため、操作パネル20用のカバー40が接地される。
さらに説明すると、カバー50のスタットボルト56またはナット70は、アース線(不図示)が取り付けられる。このアース線は、端子台(不図示)を介して、アースラインと電気的に接続される。このため、キーパネル30用のカバー50が接地される。
このような事情から、汎用性のある共通筐体を利用し、かつ防爆性能をより簡素な構造で確保することにより、低コスト化および納品までの日数短縮化を実現することが望まれる。
言い換えると、操作パネル20の操作部21〜23をそれぞれが独立して囲まれるように金属製のカバー40で覆うと共に、キーパネル30の操作部31〜35をそれぞれが独立して囲まれるように金属製のカバー50で覆う構成を採用する。より具体的には、カバー40の開口部41〜43およびカバー50の開口部51〜55の開口面積を、4cm2以下とすることで、上述した表面積の許容値を超えないようにしている。
そして、操作パネル20用のカバー40は、金属製のスタットボルト44、金属製のナット60およびプリント基板80のグランドまたは扉部12を通じて接地される(図5参照)。また、キーパネル30用のカバー50は、金属製のスタットボルト56、金属製のナット70および不図示のアース線(または扉部12)を通じて接地される(図6参照)。これにより、操作パネル20およびキーパネル30の操作領域への静電気蓄積回避を行っている。
また、樹脂性のパネルとして、操作パネル20およびキーパネル30を備えるが、成形品の形状や分析計Bの仕様に応じていずれか一つを備える構成も考えられる。また、操作部21〜23,31〜35および開口部41〜43,51〜55の数は、分析計Bの仕様に応じて、増減させることができる。
また、スタットボルト44,56は、溶接以外の手法、例えば圧入によりカバー40,50に立設する構成例も考えられる。また、スタットボルト44,56およびナット60,70を用いる構成の代わりに、内側に雌ネジが形成された柱を用いると共にねじを用いて係合させる構成例も考えられる。
Claims (2)
- 爆発性雰囲気に設置される分析計の金属性筐体である分析計用筐体であって、
前記金属性筐体に取り付けられ、複数の操作部を持つ樹脂性部材と、
前記樹脂性部材の前記複数の操作部以外の領域を、当該複数の操作部の各々を仕切るように覆う導電性の板状部材と、を備え、
前記板状部材は、前記金属性筐体および前記樹脂性部材に形成された貫通穴に対応する形状であると共に当該板状部材の接地に用いられる導電性の部材を当該金属性筐体側の面に持つことを特徴とする分析計用筐体。 - 前記導電性の板状部材は、所定の表示を行うための表示部を覆わないことを特徴とする請求項1記載の分析計用筐体。
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