JP6198650B2 - 塗材仕上げ方法 - Google Patents

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本発明は、地層が積み重なったような仕上げとすることが出来る塗材仕上げ方法に関するものである。
従来、土壁風の施工方法と壁構造、土壁風の機能・意匠を発現する組成物として、合成樹脂エマルジョン、粘土、シルト、砂、水からなることを特徴とする水系塗材組成物や、塗布乾燥後にひび割れが生じることを特徴とする該水系塗材組成物及びその施工方法が提案されている(特許文献1)。
また、合成樹脂エマルジョンと、特定の繊維長の合成繊維、特定粒度の着色骨材及び無機質紛体とポリエチレンオキサイドを特定比率で含有する砂岩調塗膜形成用組成物及びその形成方法が提案されている(特許文献2)。
特開2007−291837号公報 特開平10−1624号公報
しかしながら、特許文献1に示される塗料組成物及びその施工方法は、土壁風の機能や意匠を発現させるものであり、また特許文献2の砂岩調塗膜形成用組成物及びその形成方法は、凹凸模様が崩れず塗膜表面にクラックが生じない砂岩調の意匠を発現させる組成物及びその形成方法であり、本願発明が目的とする地層が積み重なったような独特の仕上げをすることができる仕上げ方法ではないという課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、地層が積み重なったような意匠を有する壁仕上げをすることが出来る塗材仕上げ方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、合成樹脂エマルションと、寒水石3厘と、水と、平均粒径100μm以上の骨材と、平均粒径100μm未満の充填材と、顔料とから成る下塗り用塗材組成物を下地に塗布し、乾燥後にさらに、合成樹脂エマルションと、寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントと、水と、平均粒径100μm以上の骨材と、平均粒径100μm未満の充填材と、顔料とから成る上塗り用塗材組成物を塗布する塗材仕上げ方法において、乾燥後の下塗り塗材上に、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、木鏝で寒水石1厘又は寒水石5厘又は玉石7厘が転動するように部分的に押さえた後、仕上げ鏝で平滑に押さえる仕上げ方法(A)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、ブラシ又は刷毛にて略水平方向に筋目を付した仕上げ方法(B)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、乾燥させ、研磨材の粒度がP50〜P100の研磨紙にて塗材表面を削りだして清掃する仕上げ方法(C)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布し仕上げ鏝で押さえて仕上げる仕上げ方法(D)、
の4種類の仕上げ方法を用いて、同一の仕上げ方法が隣接しないように任意の順序で隣接して仕上げることを特徴とする塗材仕上げ方法を提供する。
本発明の塗材仕上げ方法は、地層を表現するに適切な骨材が含まれている上塗り塗材組成物を使用して仕上げるため、仕上げられた塗材表面は独特の地層状の質感を有する効果がある。特には、上記仕上げ方法(A)、仕上げ方法(B)、仕上げ方法(C)、仕上げ方法(D)はそれぞれが地層の一の層を再現するのに適した仕上げ方法であるという効果があり、またこれらの仕上げ方法が任意の順序で隣接して繰り返されるため、地層全体の独特の風合いが再現され意匠性が高いという効果がある。
また、また上塗り塗材組成物は、寒水石3厘を含む下塗り用塗材の上に塗布されるため、塗布時に上塗り用塗材組成物に含まれている寒水石5厘や玉石7厘の大き目の骨材が下塗りの寒水石3厘に保持されるような状態となって下塗り上を不安定に且つ不規則に移動することがなく塗布作業が良好であり、上塗りの仕上がり表面が狙った意匠となるという効果がある。
また、上塗り用塗材組成物には、バインダーとして合成樹脂エマルションを含むとともに水和凝固する白セメントを含むため、乾燥後もひび割れがなく、且つ下塗り塗材及び下地に良好な付着性を有すると共に、鏝で誰でもが容易に塗布して地層状の意匠を表現することが出来る効果がある。
以下、本発明の塗材仕上げ方法を実施するための形態について説明する。
本発明に使用する下塗り用塗材組成物は、合成樹脂エマルションと、寒水石3厘と、水と、この他に平均粒径100μm以上の骨材と、平均粒径100μm未満の充填材と、顔料とから成り、また、上塗り用塗材組成物は、合成樹脂エマルションと、寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、天然土と、白セメントと、水と、この他に平均粒径100μm以上の骨材と、平均粒径100μm未満の充填材と、顔料とから成る塗材組成物であり、下塗り用塗材組成物及び上塗り用塗材組成物は、この他に必要により成膜助剤、分散剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤や防黴剤を配合することが出来る。
合成樹脂エマルション
本発明に使用する合成樹脂エマルションは、アクリル酸エステル共重合系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン・酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニル・アクリル酸エステル系樹脂、エチレン・塩化ビニル系樹脂、シリコン変性アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等の樹脂エマルションが使用でき、成膜助剤無添加で、施工時の温度以下の成膜温度を有するか、成膜助剤の添加により、実際の施工条件下で成膜出来ればよい。このような合成樹脂エマルションとしては一般的なエマルションの他、架橋タイプのエマルションや粉末型のエマルションも使用することが出来る。これらの合成樹脂エマルションの中では、アクリル酸エステル共重合系樹脂等のアクリル樹脂系エマルションが乾燥後の塗膜物性が良好で好ましい。なお使用する成膜助剤としてはテキサノールを例として挙げることができ、本願明細書において合成樹脂の固形分と言った場合には成膜助剤を含む。
寒水石3厘
下塗り用塗材組成物に配合される寒水石3厘は、下地に塗布し乾燥した後に、上塗り用塗材組成物を塗布する際、上塗り用塗材組成物に含まれている寒水石5厘や玉石7厘の大き目骨材が不安定に移動して塗布作業性に支障をきたすことを防止すると共に上塗りの仕上がり性を良好とする。寒水石3厘の配合量は、下塗り用塗材組成物から寒水石3厘を除いた組成物100重量部に対して40〜60重量部が好ましく、40重量部未満では寒水石3厘に偏りが生じて凹凸が不均一になり、60重量部超では塗布作業性が不良となる。
寒水石1厘、寒水石5厘、玉石7厘、微塵砂及び土壁用土
本発明に使用する上塗り用塗材組成物に配合される寒水石1厘、寒水石5厘、玉石7厘、微塵砂及び土壁用土は、仕上げられた塗材表面に地層の風合いを付与するために配合され、寒水石1厘は、上塗り用塗材組成物から寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを除いた組成物(下塗り用塗材組成物から寒水石3厘を除いた組成物)100重量部に対して、150〜250重量部が好ましく、150重量部未満では鏝で塗布する際の材料の鏝切れが不良となって平滑に仕上がらなくなり、250重量部超では塗布作業性が不良となる。
同様に寒水石5厘は、75〜125重量部が好ましく、75重量部未満では塗布される塗材にボリューム感を持たせることが出来なくなり、125重量部超では作業性及び仕上りが不良となる。また同様に玉石7厘は、150〜250重量部が好ましく、150重量部未満では玉石の素材感が出なくなって質感が不十分となり、250重量部超では塗布作業性が不良となる。また、同様に微塵砂は、75〜125重量部が好ましく、75重量部未満では鏝切れが不良と成り、125重量部超では塗布作業性が不良となる。
本発明に使用する土壁用土は、淡路土、浅黄土、黄土、白土、京錆土など一般的に土壁に使用される左官用土を使用することができ、該土壁用土の配合量は、上塗り用塗材組成物から寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを除いた組成物(下塗り用塗材組成物から寒水石3厘を除いた組成物)100重量部に対して、30〜70重量部が好ましく、30重量部未満では土の素材感が不足し、70重量部超では乾燥後の塗膜にヒビ割れが生じる。
白セメント
本発明に使用される白セメントは、上塗り用塗材組成物が塗布後乾燥する際にひび割れが生じることを防止するために配合され、上塗り用塗材組成物から寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを除いた組成物(下塗り用塗材組成物から寒水石3厘を除いた組成物)100重量部に対して、5〜15重量部が好ましく、5重量部未満では塗膜の強度が不足し、15重量部超ではモルタル状となって質感が不良となる。
平均粒径100μm以上の骨材
本発明に使用される平均粒径100μm以上の骨材は、珪砂が好ましく、一般的には東北珪砂7号(比重1.5、平均粒径150μm、東北珪砂株式会社製、商品名)が使用される。珪砂以外には、ガラス、シリカ、タルク、クレーなどが使用できる。該骨材の配合量は、上塗り用塗材組成物から寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを除いた組成物(下塗り用塗材組成物から寒水石3厘を除いた組成物)100重量部中、30〜50重量部である。30重量部未満では砂壁状の仕上がり質感が不足し、50重量部超では塗布作業性が不良となる。
平均粒径100μm未満の充填材
本発明に使用される平均粒径100μm未満の充填材は、塗材粘度や塗付性の調整を目的として配合し、重質炭酸カルシウム、クレー、カオリン、タルク、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、硅砂粉等が使用できるが、重質炭酸カルシウムが安価でコスト的負担を軽減させることが出来る。充填材の重量配合部数は、上塗り用塗材組成物から寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを除いた組成物(下塗り用塗材組成物から寒水石3厘を除いた組成物)100重量部中、10〜40重量部である。10重量部未満では下地の色が透けるなどの隠蔽性が不足し、40重量部超では塗材粘度が高くなって塗付作業性の不良となる。
顔料
本発明に使用される顔料は、二酸化チタンを白色顔料として使用する他、酸化亜鉛、カーボンブラック、酸化第二鉄(弁柄)、クロム酸鉛、黄鉛、黄色酸化鉄等の無機系顔料等が使用できる。顔料の重量配合部数は、上塗り用塗材組成物から寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを除いた組成物(下塗り用塗材組成物から寒水石3厘を除いた組成物)100重量部中、1〜10重量部、好ましくは3〜6重量部であり、1重量部未満では下地の色が透けるなど隠蔽性が不足し、10重量部超だと塗材の粘度が上昇し、塗付作業性が低下する。3重量部未満では色調によっては隠蔽性が低下する場合があり、6重量部超ではコスト高となる傾向にある。
以上に説明した材料によって調製される下塗り用塗材組成物及び上塗り用塗材組成物は、まず下塗り用塗材組成物を下地に塗布する。次に該下塗り用塗材組成物が乾燥後に、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、木鏝で寒水石1厘又は寒水石5厘又は玉石7厘が転動するように部分的に押さえた後、仕上げ鏝で平滑に押さえる仕上げ方法(A)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、ブラシ又は刷毛にて略水平方向に筋目を付した仕上げ方法(B)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、乾燥させ、研磨材の粒度がP50〜P100の研磨紙にて塗材表面を削りだして清掃する仕上げ方法(C)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布し仕上げ鏝で押さえて仕上げる仕上げ方法(D)、
の4種類の仕上げ方法を用いて、同一の仕上げ方法が隣接しないように任意の順序で隣接して仕上げる。
仕上げ幅は10〜50cmが、地層が積み重なった意匠仕上げとするのに好ましい。10cm未満では塗布作業性が不良となり、50cm超では地層の風合いが不十分となる。また下塗り用塗材組成物の塗布量は、1.2〜1.8kg/mが好ましく、1.2kg/m未満では下地隠蔽性が不足し、1.8kg/m超では塗布作業性が不良となる。また上塗り用塗材組成物の塗布量は5.0〜7.0kg/mが好ましく、5.0kg/m未満、7.0kg/m超では地層が積み重なったような仕上がりの意匠性が不十分となる。
以下、実施例及び比較例にて具体的に説明する。
実施例及び比較例の塗材表面の作成
実施例として、石膏ボード(12mm厚、JISA6901相当品)にジョリパットシーラーJS−500(アイカ工業株式会社製、アクリル系樹脂エマルション、アクリル系樹脂固形分40重量%、下塗り材、商品名)を70g/mで刷毛塗りし、乾燥後、アクリル酸エステル共重合樹脂アクロナールYJ−1555D(固形分56%、Tg:16℃、BASF社製、商品名)が10重量部と寒水石3厘が50重量部と水が20重量部と平均粒径100μm以上の骨材が35重量部と、平均粒径100μm未満の充填材が30重量部と、顔料が4重量部とその他の分散剤や消泡剤等1重量部とから成る下塗り用塗材組成物を1.5kg/mで金鏝にて均一に塗布し、乾燥後、上記下塗り用塗材組成物より寒水石3厘を除いた組成物Qに、表1の配合にて寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを混合した実施例1乃至実施例4又は比較例1乃至比較例8の各上塗り用塗材組成物を6kg/mで金鏝にて均一に塗布し、それぞれ実施例1乃至実施例4又は比較例1乃至比較例8の塗材表面を作成した。
Figure 0006198650
評価項目及び評価方法
質感
塗材表面を目視で評価し、地層断面状の質感があるものを○と評価し、それ以外を×と評価した。
初期乾燥によるひび割れ抵抗性
JISA6909−2003建築用仕上げ塗材7.8 初期乾燥によるひび割れ抵抗性試験に記載の方法にしたがって、上塗り用塗材組成物の表面のひび割れの発生の有無を目視によって評価し、ひび割れが無いものを○、それ以外を×と評価した。
付着強さ
JISA6909−2003建築用仕上げ塗材7.9 付着強さ試験に記載の複層仕上げ塗材の試験体に関する試験体作成方法にしたがって試験体を作成し、標準状態の試験の手順によって試験して付着強さを算出し、0.3N/mm以上を○と評価し、0.3N/mm未満を×と評価した。
作業性
上塗り用塗材組成物を下塗り用塗材組成物の乾燥表面に金鏝にて塗布した際に、上塗り用塗材組成物に含まれている寒水石5厘や玉石7厘の大き目の骨材が下塗りの寒水石3厘に保持されるような状態となって下塗り用塗材組成物の乾燥表面上を不安定に且つ不規則に移動することがなく塗布作業が良好なものを○、そうでないものを×と評価した。
仕上げ方法の評価
石膏ボード(12mm厚、JISA6901相当品)にジョリパットシーラーJS−500(アイカ工業株式会社製、アクリルエマルション系下塗り材、商品名)を70g/mで刷毛塗りし、乾燥後、アクリル酸エステル共重合樹脂アクロナールYJ−1555D(固形分56%、Tg:16℃、BASF社製、商品名)が10重量部と寒水石3厘が50重量部と水が20重量部と平均粒径100μm以上の骨材が35重量部と、平均粒径100μm未満の充填材が30重量部と、顔料が4重量部とその他の分散剤や消泡剤等1重量部とから成る下塗り用塗材組成物を1.5kg/mで金鏝にて均一に塗布し、乾燥後、上記下塗り用塗材組成物より寒水石3厘を除いた組成物に、表1の実施例2の配合にて寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントとを混合した上塗り用塗材組成物を6kg/mで、乾燥後の下塗り塗材上に、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に約20cm幅で平滑に塗布後、木鏝で寒水石1厘又は寒水石5厘又は玉石7厘が転動するように部分的に押さえた後、仕上げ鏝で平滑に押さえる仕上げ方法(A)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に約20cm幅で平滑に塗布後、刷毛にて略水平方向に筋目を付した仕上げ方法(B)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に約20cm幅で平滑に塗布後、乾燥させ、研磨材の粒度がP80の研磨紙にて塗材表面を削りだして清掃する仕上げ方法(C)、
上塗り用塗材組成物を略水平方向に約20cm幅で平滑に塗布し仕上げ鏝で押さえて仕上げる仕上げ方法(D)、
の4種類の仕上げ方法を用いて、同一の仕上げ方法が隣接しないように任意の順序で6層を隣接して仕上げた。乾燥後仕上げ表面全体を目視にて評価したところ地層が積み重なった独特の風合いである意匠が再現されていた。
評価結果
仕上げ方法の評価以外の評価項目に関する評価結果を表2に示す。
Figure 0006198650

Claims (1)

  1. 合成樹脂エマルションと、寒水石3厘と、水と、平均粒径100μm以上の骨材と、平均粒径100μm未満の充填材と、顔料とから成る下塗り用塗材組成物を下地に塗布し、乾燥後にさらに、合成樹脂エマルションと、寒水石1厘と、寒水石5厘と、玉石7厘と、微塵砂と、土壁用土と、白セメントと、水と、平均粒径100μm以上の骨材と、平均粒径100μm未満の充填材と、顔料とから成る上塗り用塗材組成物を塗布する塗材仕上げ方法において、乾燥後の下塗り塗材上に、
    上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、木鏝で寒水石1厘又は寒水石5厘又は玉石7厘が転動するように部分的に押さえた後、仕上げ鏝で平滑に押さえる仕上げ方法(A)、
    上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、ブラシ又は刷毛にて略水平方向に筋目を付した仕上げ方法(B)、
    上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布後、乾燥させ、研磨材の粒度がP50〜P100の研磨紙にて塗材表面を削りだして清掃する仕上げ方法(C)、
    上塗り用塗材組成物を略水平方向に10〜50cm幅で平滑に塗布し仕上げ鏝で押さえて仕上げる仕上げ方法(D)、
    の4種類の仕上げ方法を用いて、同一の仕上げ方法が隣接しないように任意の順序で隣接して仕上げることを特徴とする塗材仕上げ方法。
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