JP6194793B2 - 画像補正装置、画像補正方法及び画像補正プログラム - Google Patents

画像補正装置、画像補正方法及び画像補正プログラム Download PDF

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本件は、画像補正装置、画像補正方法及び画像補正プログラムに関する。
デジタルカメラ(より詳しくはデジタルスチルカメラ)によって被写体が撮影される場合、焦点がずれて撮影により得られる画像がぼけることがある。ぼけた画像(以下、ぼけ画像という)からぼけを取り除き、ぼけ画像をエッジ(輪郭)が先鋭化された非ぼけ画像に補正する技術が提案されている。
例えば、ぼけ画像は、ぼけていないと推定される推定画像に画像のぼけの程度を表すPoint Spread Function(PSF:点拡がり関数)を畳み込んだ画像であると仮定する。そして、ぼけ画像と複数の推定画像との二乗誤差から誤差が最小となる推定画像を非ぼけ画像として決定する技術が知られている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
ところが、ぼけ画像にノイズが含まれている場合、上述した技術によってぼけ画像を非ぼけ画像に補正する場合、ノイズまで強調されてしまい、補正精度が低下する。例えば、ノイズを低減する技術(例えば、特許文献2参照)を利用してぼけ画像からノイズを低減した上で補正がなされれば、わずかながら上述した補正精度の低下は抑制される。
特開2013−250891号公報 特開2008−124764号公報
アナト・レビン(Anat Levin)、外3名、「アンダースタンディング・アンド・エヴァリュエーティング・ブラインド・デコンボリューション・アルゴリズムス(Understanding and evaluating blind deconvolution algorithms)」、[online]、2009年、シー・ブイ・ピー・アール(CVPR)、[平成25年12月12日検索]、インターネット<URL:http://www.wisdom.ac.il/~levina/papers/deconvLevinEtalCVPR09.pdf>.
しかしながら、ノイズを含むぼけ画像から非ぼけ画像に補正する場合、ノイズ量の低減が不十分だと補正後の非ぼけ画像ではノイズが強調され、逆に、ノイズ量の低減が過分だと、エッジの先鋭度が低下するという問題がある。
そこで、1つの側面では、本件は、ぼけ画像を高精度に補正できる画像補正装置、画像補正方法及び画像補正プログラムを提供することを目的とする。
本明細書に開示の画像補正装置は、画像のぼけの程度を表すぼけ情報と前記画像に含まれるノイズのノイズ量を低減する度合を決定する重み係数とを利用して前記画像を補正する画像補正装置であって、前記ノイズを低減する前の前記画像から得られる第1の微分画像と前記ノイズを低減した後の前記画像から得られる第2の微分画像との差分に基づいて、前記ノイズ量を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出されたノイズ量に応じた前記重み係数を算出する算出手段と、を有する画像補正装置である。
本明細書に開示の画像補正方法は、画像のぼけの程度を表すぼけ情報と前記画像に含まれるノイズのノイズ量を低減する度合を決定する重み係数とを利用して前記画像を補正する画像補正方法であって、前記ノイズを低減する前の前記画像から得られる第1の微分画像と前記ノイズを低減した後の前記画像から得られる第2の微分画像との差分に基づいて、前記ノイズ量を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップによって抽出されたノイズ量に応じた前記重み係数を算出する算出ステップと、を有する画像補正方法である。
本明細書に開示の画像補正プログラムは、画像のぼけの程度を表すぼけ情報と前記画像に含まれるノイズのノイズ量を低減する度合を決定する重み係数とを利用して前記画像をコンピュータに補正させる画像補正プログラムであって、前記コンピュータに、前記ノイズを低減する前の前記画像から得られる第1の微分画像と前記ノイズを低減した後の前記画像から得られる第2の微分画像との差分に基づいて、前記ノイズ量を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップによって抽出されたノイズ量に応じた前記重み係数を算出する算出ステップと、を実行させるための画像補正プログラムである。
本明細書に開示の画像補正装置、画像補正方法及び画像補正プログラムによれば、ぼけ画像を高精度に補正することができる。
図1は、撮像装置のブロック図の一例である。 図2は、画像補正装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図3は、ノイズ低減の一例を説明するための図である。 図4は、画像の微分の一例を説明するための図である。 図5は、差分画像の生成の一例を説明するための図である。 図6は、差分画像の生成の一例を説明するための図である。 図7は、差分画像の輝度勾配の頻度を示すグラフの一例である。 図8は、ぼけ画像が非ぼけ画像に補正される様子の一例を比較例と対比して説明するための図である。 図9は、重み係数の算出式を求める処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、重み係数と補正後のノイズ量の関係を示すグラフの一例である。 図11は、重み係数の算出式の一例である。 図12は、情報処理装置のハードウェア構成の一例である。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、撮像装置100のブロック図の一例である。
撮像装置100は、光学系110、撮像素子120、Analogue Front End(AFE)130、画像補正装置140、後処理装置150、駆動制御装置160、制御装置170、画像メモリ180及び表示装置190を含んでいる。撮像装置100としては、例えばスマートフォンを含む携帯電話機、ネットワークカメラ、デジタルカメラなどがある。
光学系110は、例えば複数のレンズ111,112,113と絞り114を含んでいる。複数のレンズ111,112,113の各位置は、駆動制御装置160から出力されたレンズ用駆動制御信号に基づいて調整される。絞り114の絞りの度合は、駆動制御装置160から出力された絞り用駆動制御信号に基づいて調整される。これにより、光学系110は、被写体からの光を撮像素子120の撮像面に集光させて被写体の像を結像する。
撮像素子120は、駆動制御装置160から出力された撮像用駆動制御信号とAFE140から出力されたタイミングパルスに基づいて、被写体の像をアナログ信号の画像に変換し、AFE140に出力する。尚、撮像素子120としては、例えば、Charge Coupled Device(CCD:電荷結合素子)やComplementary Metal Oxide Semiconductor(CMOS:相補型金属酸化膜半導体)といった二次元撮像素子がある。
AFE130は、例えばタイミングジェネレータ131とAnalogue/Digital Converter(A/Dコンバータ)132とを含んでいる。タイミングジェネレータ131は、制御装置170から出力された制御信号に基づいて、撮像素子120とA/Dコンバータ132の駆動タイミングを決定するタイミングパルスを生成し、撮像素子120とA/Dコンバータ132に出力する。A/Dコンバータ132は、タイミングパルスに基づいて、撮像素子120から出力されたアナログ信号の画像をデジタル信号の画像に変換し、画像補正装置140に出力する。尚、AFE130は例えばハードウェア回路で実現される。
画像補正装置140は、PSFと画像に含まれるノイズのノイズ量を低減(好ましくは除去)する度合を決定する重み係数とを利用して、A/Dコンバータ132から出力された画像を補正する。PSFによりエッジ部分の周辺画素への拡がりの程度が判断できる。ノイズとしては例えば撮像素子120の暗電流によるノイズがある。画像補正装置140は、例えばDigital Signal Processor(DSP)によって実現される。画像補正装置140をハードウェア回路で実現してもよい。画像補正装置140は、例えばRAWメモリ141、ノイズ量抽出部142、設定部143、重み係数算出部144及び画像補正部145を含んでいる。ノイズ量抽出部142,・・・,画像補正部145は、撮像装置100が有する記憶装置(不図示)に記憶されたプログラムがDSPに読み込まれて処理されることにより実現される。尚、当該プログラムは後述するフローチャートに応じたプログラムとすることができる。
RAWメモリ141は、A/Dコンバータ132から出力された画像をRAW形式で記憶する。これにより、RAWメモリ141にはまだ加工されていない画像(例えばオリジナル画像)が記憶される。
ノイズ量抽出部142は、RAWメモリ141から画像を取得し、ノイズを低減する前の画像から得られる第1微分画像とノイズを低減した後の画像から得られる第2微分画像との差分に基づいて、画像に含まれるノイズのノイズ量を抽出する。
設定部143は、制御装置170から出力された制御信号に基づいて、重み係数算出部144に対し重み係数の算出式を選択的に設定する。重み係数の算出式としては、例えばノイズ量と重み係数との関係が関数化された関数(例えば1次関数)による算出式やノイズ量と重み係数との関係が対応付けられたルックアップテーブルによる算出式などがある。これらの算出式は設定部143によって保持されていてもよいし記憶装置に記憶されていて設定部143が取得するようにしてもよい。
重み係数算出部144は、ノイズ量抽出部142によって抽出されたノイズ量と設定部143によって設定された算出式に基づいて、ノイズ量に応じた重み係数を算出する。重み係数算出部144は、算出した重み係数を画像補正部145に出力する。
画像補正部145は、RAWメモリ141から画像を取得し、重み係数算出部144から出力された重み係数に基づいて、取得した画像を補正する。この結果、ぼけ画像は非ぼけ画像に補正される。非ぼけ画像は画像メモリ180に保存される。
後処理装置150は、制御装置170から出力された制御信号に基づいて、画像補正部145から非ぼけ画像を取得して表示装置190に表示させる。具体的には、後処理装置150は、非ぼけ画像から表示装置190に表示させるための表示用非ぼけ画像を生成し、生成した表示用非ぼけ画像を表示装置190に出力する。後処理装置150は、画像メモリ180から非ぼけ画像を取得して同様の処理を行ってもよい。尚、表示用非ぼけ画像の生成としては、例えば画像フォーマットの変換、表示装置190の画面サイズに合わせるための調整(例えば拡大処理や縮小処理)、表示装置190の解像度に合わせるための調整(例えば解像度変換処理)がある。
駆動制御装置160は、制御装置170から出力された制御信号に基づいて、レンズ用駆動制御信号や絞り用駆動制御信号を生成する。駆動制御装置160は、生成したこれらの駆動制御信号を光学系110や撮像素子120に出力することにより、光学系110のレンズ111,112,113の各位置や絞り114の絞り度合を制御する。
制御装置170は、撮像装置100全体の動作を制御する。例えば、制御装置170は、上述したAFE130、画像補正装置140、後処理装置150及び駆動制御装置160を制御するための各種の制御信号を生成する。制御装置170は、生成した制御信号を対応する構成要素(例えばAFE130や画像補正装置140等)へ出力する。これにより、各構成要素が制御される。例えば、制御装置170は撮像装置100が有する操作機構(不図示)がユーザにより操作された場合、設定部143を制御する制御信号を出力すれば、設定部143は当該制御信号によって制御される。尚、制御装置170としては例えばCentral Processing Unit(CPU)がある。上述した後処理装置150及び駆動制御装置160はCPUで実現される。
画像メモリ180は、画像補正部145によって補正された画像を記憶する。画像メモリ180としては例えばフラッシュメモリがある。
表示装置190は、後処理装置150から出力された表示用非ぼけ画像を表示する。表示装置190は例えばVideo Random Access Memory(VRAM)と液晶ディスプレイとを含んでいる。したがって、後処理装置150から出力された表示用非ぼけ画像はVRAMに記憶され、VRAMに記憶された表示用非ぼけ画像が液晶ディスプレイに表示される。尚、後処理装置150とVRAMは画像補正装置140に含まれていてもよい。
次に、図2乃至図7を参照して、上述した画像補正装置140の動作について説明する。
図2は、画像補正装置140の動作の一例を示すフローチャートである。図3は、ノイズ低減の一例を説明するための図である。図4は、画像の微分の一例を説明するための図である。図5及び図6は、差分画像の生成の一例を説明するための図である。図7は、差分画像の輝度勾配の頻度を示すグラフの一例である。
まず、図2に示すように、ノイズ量抽出部142は、画像のノイズを低減する(ステップS101)。具体的には、ノイズ量抽出部142は、RAWメモリ141から画像を取得し、ローパスフィルタを利用して画像に含まれるノイズを低減する。この結果、図3(a)に示すように、ノイズ低減前の画像(波形図)に含まれていたノイズ(例えば高周波成分)はローパスフィルタによって低減し、図3(b)に示すように、ノイズが低減した画像(波形図)が生成される。
次いで、ノイズ量抽出部142は、ノイズ低減前の画像とノイズ低減後の画像の双方を微分する(ステップS102)。この結果、図4(a)に示すように、ノイズ低減前の画像が微分されると、エッジ部分が強調された第1微分画像が生成される。同様に、図4(b)に示すように、ノイズ低減後の画像が微分されると、エッジ部分が強調された第2微分画像が生成される。尚、図4において、視認性確保の観点から微分前後の画像の縮尺は変更されている。後述する図6においても同様である。
次いで、ノイズ量抽出部142は、微分後の双方の画像の差分を生成する(ステップS103)。すなわち、ノイズ量抽出部142は、第1微分画像と第2微分画像との差分画像を生成する。具体的には、ノイズ低減前の画像の微分結果である第1微分画像(図5(a)参照)からノイズ低減後の画像の微分結果である第2微分画像(図5(b)参照)が差し引かれ、差分画像(図5(c)参照)が生成される。この結果、ノイズが少ない画像(図6(a)参照)からはノイズが少ない差分画像(図6(b)参照)が生成される。ノイズが多い画像(図6(c)参照)からはノイズが多い差分画像(図6(d)参照)が生成される。
次いで、ノイズ量抽出部142は、ノイズ量を抽出する(ステップS104)。具体的には、ノイズ量抽出部142は、差分画像における輝度勾配の頻度を生成し、生成した輝度勾配の頻度に基づいて信号対雑音比(S/N比)を算出する。S/N比とノイズの標準偏差との関係は定式化しているため、S/N比とノイズの標準偏差との関係を表す所定の数式を利用して、S/N比に応じたノイズの標準偏差をノイズ量として抽出する。SN比が大きいほどノイズの影響が小さい。逆に、SN比が小さいほどノイズの影響が大きい。例えば、図7に示すように、ノイズが少ない画像を表す正規分布AのS/N比が算出されると、S/N比30.8dBが算出される。ノイズが多い画像を表す正規分布BのS/N比が算出されると、S/N比21.2dBが算出される。算出されたこれらのS/N比に基づいて、ノイズの標準偏差がノイズ量として抽出される。このように、第1微分画像と第2微分画像との差分画像を生成し、差分画像のおける輝度勾配の頻度のS/N比を算出し、算出したノイズの標準偏差をノイズ量として抽出することで、微分を行わずに同様の処理を行った場合と比べて、エッジの影響が抑制されたノイズ量が感度良く抽出される。
次いで、重み係数算出部144は、ノイズ量と重み係数の算出式を利用して重み係数を算出する(ステップS105)。具体的には、重み係数算出部144は、ノイズ量抽出部142からノイズ量を取得する。重み係数算出部144は、取得したノイズ量と設定部143によって設定された算出式に基づいて、ノイズ量に応じた重み係数を算出する。重み係数の算出式としては、図2に示すように、(1)ノイズ量xと重み係数εとの関係を関数化したε=f(x)、(2)ノイズ量xと重み係数εとの関係を線形関数化したε=ax+b、(3)ノイズ量xと重み係数εとの対応関係を表すルックアップテーブルなどがある。重み係数算出部144は、設定されたいずれかの算出式に取得したノイズ量を入力することによって、ノイズ量に応じた重み係数を算出する。尚、重み係数の算出式の詳細は後述する。
次いで、画像補正部145は、ノイズ低減前の画像を補正する(ステップS106)。具体的には、画像補正部145は、PSFと重み係数算出部144から出力された重み係数とを利用して画像を補正する。この結果、ぼけ画像は非ぼけ画像に補正される。より詳しくは、ノイズ量が少ないぼけ画像には少ないノイズ量に応じた重み係数が利用されて非ぼけ画像に補正される。ノイズ量が多いぼけ画像には多いノイズ量に応じた重み係数が利用されて非ぼけ画像に補正される。
ここで、本実施形態におけるぼけ画像について説明する。
ぼけ画像は、非ぼけ画像に対し、ある点から光学的な拡がりを持ったぼけを畳み込んだ画像である。したがって、ぼけ画像をY、非ぼけ画像をX、ぼけ関数(例えばPSF)をk、ノイズをnとすると、ぼけ画像Yは、以下に示す数式(1)で表される。
Figure 0006194793
上述した数式(1)において、ぼけ画像Yは非ぼけ画像Xに対してPSFを畳み込んだ画像となっている。さらに、ぼけ画像Yには、画像上のノイズが含まれる。ここで、理想的に画像にノイズが含まれていない場合(ノイズ0の場合)、以下に示す数式(2)を評価関数とし、非ぼけ画像Xが求められる。
Figure 0006194793
上述した数式(2)において、評価関数が最小になるほどぼけ画像が非ぼけ画像に近づく。
ところが、画像にノイズが含まれている場合、上述した評価関数が最小になるだけでは、ぼけ画像が非ぼけ画像に補正される際にノイズの影響を受ける。したがって、以下に示す数式(3)に表されるように、ノイズの影響を少なくする正則化項εE(X)を評価関数に追加する。
Figure 0006194793
正則化項εE(X)は、正則化関数E(X)に重み係数εを掛け合わせたものである。したがって、重み係数εの値が大きくなるほどノイズの影響が少なくなるが、重み係数εの値が大きすぎるとエッジの先鋭度が低下し非ぼけ画像がなまる。このため、ノイズ量に応じた重み係数が算出されることが望ましい。本実施形態では、上述したように、ノイズ量に応じた重み係数が算出されるため、ノイズ量の低減が不十分であったり過分であったりすることが解消され、ぼけ画像が高精度に補正される。
図8は、ぼけ画像Yが非ぼけ画像Xに補正される様子の一例を比較例と対比して説明するための図である。
まず、図8(a)に示すように、ノイズが少ないぼけ画像「Y1」に対しPSF「k」とぼけ画像「Y1」に応じた重み係数「ε1」(不図示)が利用されて補正がなされると、ノイズの強調とエッジの先鋭度の低下が抑えられた非ぼけ画像「X1」が復元される。また、図8(b)に示すように、ノイズが多いぼけ画像「Y2」に対しPSF「k」とぼけ画像「Y1」に応じた重み係数「ε2」(不図示)が利用されて補正がなされても、ノイズの強調とエッジの先鋭度の低下が抑えられた非ぼけ画像「X2」が復元される。より詳しくは、非ぼけ画像X1,X2のいずれもがそれぞれぼけ画像Y1,Y2に対しノイズが低減されており、かつ、エッジ部分の先鋭度の低下(低傾斜)が抑えられエッジ部分が急峻(高傾斜)となっている。
一方、図8(c)に示すように、ノイズを含むぼけ画像「Y3」に対しPSF「k」と適正でない重み係数、例えばぼけ画像「Y3」に応じていない重み係数(不図示)が利用されて補正がなされると、エッジの先鋭度の低下は抑えられるものの、ノイズが強調された非ぼけ画像「X3」が復元される。
以上説明したように、画像のぼけの程度を表すPSFとノイズ量の低減度を決める重み係数を利用して画像を補正する場合、ノイズ低減前後の微分画像同士の差分に基づいてノイズ量を抽出し、ノイズ量に応じた重み係数を算出することで、ぼけ画像を高精度に補正することができる。
次に、図9乃至図11を参照して、上述した重み係数の算出式を求める処理について説明する。
図9は、重み係数の算出式を求める処理の一例を示すフローチャートである。図10は、重み係数と補正後のノイズ量の関係を示すグラフの一例である。図11は、重み係数の算出式の一例である。尚、図9に示す処理は、撮像装置100の製造を担当する担当者(例えば設計者や開発者など)が後述する情報処理装置300を利用することによって行われる。求められた算出式は、撮像装置100の設定部143に保持されたり撮像装置100が有する記憶装置に記憶されたりする。
まず、図9に示すように、複数の画像の中から任意の画像が1つ指定される(ステップS201)。指定した画像が重み係数の算出対象画像となる。画像が指定されると、指定した画像のノイズ量が抽出される(ステップS202)。ノイズ量の抽出は上述した抽出処理と同様の処理により行われる。例えば、指定した画像に含まれるノイズ量が少なければ、図10に示すように、ノイズ低減前のノイズ量としてノイズ量「10」が抽出される。
ノイズ量が抽出されると、次いで、重み係数が指定される(ステップS203)。指定した画像に対する重み係数が初めて指定される場合には、例えば非常に小さな重み係数(例えば「0」)が指定される。重み係数が指定されると、次いで、指定した重み係数を利用して指定した画像を補正する(ステップS204)。画像の補正は上述した補正処理と同様の処理により行われる。画像が補正されると、補正後の画像のノイズ量が抽出される(ステップS205)。上述したように、ノイズ量「10」が抽出されていた場合、図10に示すように、補正により補正後のノイズ量はノイズ量「10」からわずかに低減する(重み係数「0」に対応する2つの点の内ノイズ量「10」以下の点の方を参照)。
次いで、補正後のノイズ量が閾値以下であるか否か判断される(ステップS206)。当該閾値は、ノイズ量の低減度合と非ぼけ画像のなまり具合いに応じて、上述した担当者によって適宜設定される。図10に示すように、重み係数「0」が指定した場合、補正後のノイズ量は閾値以下でないため、ノイズの低減が不十分であると判断され(ステップS206:NO)、次の重み係数(例えば「0.005」)が指定される(ステップS207)。その後、補正後のノイズ量が閾値以下になるまで、ステップS204〜S207の処理が行われる。これにより、図10に示すように、補正後のノイズ量が閾値以下となる重み係数(例えば「0.07」)が決定される。すなわち、ノイズ低減前のノイズ量がノイズ量「10」である場合には、図10のAで示される重み係数が決定される。尚、例えば図10のAで示される重み係数より大きな重み係数(例えば「0.1」)が指定された場合、エッジの先鋭度が低下するため、当該重み係数は採用されない。
ノイズ低減前のノイズ量と当該ノイズ量に応じた重み係数が決定されると、指定した画像のノイズ低減前のノイズ量と決定された重み係数とを関連付ける(ステップS208)。ノイズ量と重み係数が関連付けられると、全画像が完了したか否か判断される(ステップS209)。例えば、まだ重み係数の算出対象画像が残っている場合には、全画像が完了していないと判断され(ステップS209:NO)、別の画像が指定される(ステップS210)。そして、指定された別の画像のノイズ量が抽出される(ステップS211)。これにより、図10に示すように、例えばノイズ低減前のノイズ量「21」が抽出される。ノイズ量が抽出されると、上述したステップS203〜S209の処理が繰り返される。例えば、指定された別の画像に対し重み係数「0」が指定されて補正された場合ノイズが強調されるが、重み係数を段々と大きくし、補正後のノイズ量を順次抽出することで、図10に示すように、ノイズ低減前のノイズ量「21」に対し図10のBで示される重み係数(例えば「0.15」)が決定される。尚、上述したように、例えば図10のBで示される重み係数より大きな重み係数(例えば「0.2」)が指定された場合、エッジの先鋭度が低下するため、当該重み係数もまた採用されない。そして、全画像が完了したと判断された場合(ステップS209:YES)、処理が終了する。
図11では、ノイズ低減前のノイズ量と重み係数との複数の関係がグラフ上にプロットされている。グラフ上には上述した関係A,B以外にも複数の関係がプロットされている。これらの関係を分析すると、例えばグラフ上にプロットされたすべての関係を通る関数ε=f(x)を重み係数の算出式としてもよい。また、グラフ上にプロットされたすべての関係に対し最小二乗法を利用し、図11に示すように、線形関数化した1次関数ε=ax+bを重み係数の算出式としてもよい。さらに、このような関数を重み係数の算出式とせずに、複数の関係を表すルックアップテーブルを重み係数の算出式としてもよい。このように求められた重み係数算出式が撮像装置100に搭載されるため、ノイズ量に応じた最適な重み係数が算出される。
次に、図12を参照して、上述した画像補正装置140を情報処理装置300で実現する場合について説明する。
図12は、情報処理装置300のハードウェア構成の一例である。情報処理装置300しては、例えばPersonal Computer(PC)、スマートフォンを含む携帯電話機、タブレット端末などがある。
情報処理装置300は、少なくともCPU301、RAM302、Read Only Memory(ROM)303及び通信I/F(インタフェース)304を含んでいる。情報処理装置300は、必要に応じて、Hard Disk Drive(HDD)305、入力I/F306、出力I/F307、入出力I/F308、ドライブ装置309の少なくとも1つを含んでいてもよい。これらの各機器301〜309は、内部バス310によって互いに接続されている。少なくともCPU301とRAM302とが協働することによってコンピュータが実現される。
入力I/F306には、入力装置410が接続される。入力装置410としては、例えばキーボードやマウスなどがある。
出力I/F307には、表示装置420が接続される。表示装置420としては、例えば液晶ディスプレイがある。
入出力I/F308には、半導体メモリ430が接続される。半導体メモリ430としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F308は、半導体メモリ430に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
入力I/F306及び入出力I/F308は、例えばUSBポートを備えている。出力I/F307は、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置309には、可搬型記録媒体440が挿入される。可搬型記録媒体440としては、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置309は、可搬型記録媒体440に記録されたプログラムやデータを読み込む。
通信I/F304は、例えばポートとPhysical Layer Chip(PHYチップ)とを備えている。情報処理装置300は、通信I/F304を介してネットワークNWと接続される。
上述したRAM302は、ROM303やHDD305に記憶されたプログラムを読み込む。RAM302は、可搬型記録媒体440に記録されたプログラムを読み込む。読み込まれたプログラムをCPU301が実行することにより、上述した各種の動作が実行される。尚、プログラムは上述したフローチャートに応じたものとすればよい。以上説明した情報処理装置300によっても、ぼけ画像を高精度に補正することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、2つの機能を1つの機能で実現してもよいし、1つの機能を2つ以上の機能に分散してもよい。また、上述した差分画像は1次元の波形図を利用して説明したが、2次元の差分画像でも同様である。さらに、上述した図10では1つの閾値が設定されたが、当該閾値より下に別の閾値が設けられてもよい。当該別の閾値はエッジの先鋭度を判定するための閾値である。別の閾値により、図10のAやBにおける重み係数(例えば「0.07」や「0.15」)を超える重み係数(例えば「0.1」や「0.2」)が排除される。すなわち、閾値と別の閾値との間に存在する重み係数(例えば「0.07」や「0.15」)だけが決定される。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)画像のぼけの程度を表すぼけ情報と前記画像に含まれるノイズのノイズ量を低減する度合を決定する重み係数とを利用して前記画像を補正する画像補正方法であって、前記ノイズを低減する前の前記画像から得られる第1の微分画像と前記ノイズを低減した後の前記画像から得られる第2の微分画像との差分に基づいて、前記ノイズ量を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップによって抽出されたノイズ量に応じた前記重み係数を算出する算出ステップと、を有する画像補正方法。
(付記2)前記算出ステップは、前記ノイズ量の増加に応じて前記重み係数を増加することを特徴とする付記1に記載の画像補正方法。
(付記3)前記算出ステップは、前記ノイズ量と前記重み係数との関係を関数化した関数情報に基づいて、前記重み係数を算出することを特徴とする付記1又は2に記載の画像補正方法。
(付記4)前記算出ステップは、前記ノイズ量と前記重み係数との関係を線形関数化した線形関数情報に基づいて、前記重み係数を算出することを特徴とする付記3に記載の画像補正方法。
(付記5)前記算出ステップは、前記ノイズ量と前記重み係数との対応表を表す対応表情報に基づいて、前記重み係数を算出することを特徴とする付記1又は2に記載の画像補正方法。
(付記6)前記抽出ステップは、前記差分における輝度勾配に基づいて信号対雑音比を算出し、前記信号対雑音比とノイズの標準偏差との関係を表す数式を利用して、算出した前記信号対雑音比に応じたノイズの標準偏差をノイズ量として抽出することを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の画像補正方法。
100 撮像装置
140 画像補正装置
141 RAWメモリ
142 ノイズ量抽出部(抽出手段)
143 設定部
144 重み係数算出部(算出手段)
145 画像補正部

Claims (8)

  1. 画像のぼけの程度を表すぼけ情報と前記画像に含まれるノイズのノイズ量を低減する度合を決定する重み係数とを利用して前記画像を補正する画像補正装置であって、
    前記ノイズを低減する前の前記画像から得られる第1の微分画像と前記ノイズを低減した後の前記画像から得られる第2の微分画像との差分に基づいて、前記ノイズ量を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出されたノイズ量に応じた前記重み係数を算出する算出手段と、
    を有する画像補正装置。
  2. 前記算出手段は、前記ノイズ量の増加に応じて前記重み係数を増加することを特徴とする請求項1に記載の画像補正装置。
  3. 前記算出手段は、前記ノイズ量と前記重み係数との関係を関数化した関数情報に基づいて、前記重み係数を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像補正装置。
  4. 前記算出手段は、前記ノイズ量と前記重み係数との関係を線形関数化した線形関数情報に基づいて、前記重み係数を算出することを特徴とする請求項3に記載の画像補正装置。
  5. 前記算出手段は、前記ノイズ量と前記重み係数との対応表を表す対応表情報に基づいて、前記重み係数を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像補正装置。
  6. 前記抽出手段は、前記差分における輝度勾配に基づいて信号対雑音比を算出し、前記信号対雑音比とノイズの標準偏差との関係を表す数式を利用して、算出した前記信号対雑音比に応じたノイズの標準偏差をノイズ量として抽出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像補正装置。
  7. 画像のぼけの程度を表すぼけ情報と前記画像に含まれるノイズのノイズ量を低減する度合を決定する重み係数とを利用して前記画像を補正する画像補正方法であって、
    前記ノイズを低減する前の前記画像から得られる第1の微分画像と前記ノイズを低減した後の前記画像から得られる第2の微分画像との差分に基づいて、前記ノイズ量を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップによって抽出されたノイズ量に応じた前記重み係数を算出する算出ステップと、
    を有する画像補正方法。
  8. 画像のぼけの程度を表すぼけ情報と前記画像に含まれるノイズのノイズ量を低減する度合を決定する重み係数とを利用して前記画像をコンピュータに補正させる画像補正プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記ノイズを低減する前の前記画像から得られる第1の微分画像と前記ノイズを低減した後の前記画像から得られる第2の微分画像との差分に基づいて、前記ノイズ量を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップによって抽出されたノイズ量に応じた前記重み係数を算出する算出ステップと、
    を実行させるための画像補正プログラム。
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