JP6193161B2 - 血圧計試験装置、その制御方法及び血圧計システム - Google Patents

血圧計試験装置、その制御方法及び血圧計システム Download PDF

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Description

本発明は、血圧計試験装置、その制御方法及び血圧計システムに関する。
上腕部などの生体の一部にカフを巻き、加圧ポンプによりカフに空気を送って、カフの内部の圧力を高め、その後、カフから徐々に排気して減圧する過程で血圧を測定する自動血圧計がある。自動血圧計は、家庭や医療機関等で多数使用されているが、測定精度を保証する必要があった。そのために血圧計の測定精度を確認することが行われている。血圧計の測定精度を確認するために特許文献1に記載されているような測定精度確認システムがあった。
特許文献1に記載の精度確認システムでは、精度確認を次のように行う。まず、血圧計と精度確認装置のエア管を連通させ、カフの空気袋に対しては遮断する。精度確認装置の圧力発生部は、予め設定された圧力発生パターンに基づいて、通常の血圧測定時において血圧計の圧力センサにて検出される脈圧の変化を再現させた疑似脈波を発生する。疑似脈波は、圧力の最高値(最高圧力)を予め設定された所定値とする波形である。血圧計は、血圧の測定処理を実行し、エア管の内圧変化に基づいて最高血圧値を算出し、算出された値を精度確認装置へ出力する。精度確認装置は入力された最高血圧値を、自身が測定した値と比較して、精度を判定する。
特開2009−172097号公報
このように、血圧計の精度を確認するときに発生する疑似脈波は、圧力の最高値(最高圧力)を予め設定された所定値とする波形として圧力発生部で発生されていた。これに対して、本願発明では、血圧計の精度を確認するときに、簡単な構成でカフ内に脈圧変化を発生する構成を提案するものである。
本発明は、血圧計の精度を確認するための血圧計試験装置を、大きなコスト負担をかけずに提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の血圧計試験装置は、制御部と、カフ及び試験対象の血圧計が接続される接続部と、前記接続部を通じて前記カフの内部の排気をする排気弁又は前記接続部を通じて前記カフの内部へ送気をする加圧ポンプと、前記カフの内部の圧力を検出する圧力センサとを備え、前記接続部に接続された試験対象の血圧計が、前記カフの内部の圧力を高めて、その後に前記カフの圧力を徐々に減圧するときに、前記制御部は、前記圧力センサにより前記カフの内部の圧力を検出し、前記検出した圧力に応じて前記排気弁又は前記加圧ポンプを制御して疑似的に脈圧の変化を発生することを特徴とする。
また、本発明の血圧計試験装置の制御方法は、制御部と、カフ及び試験対象の血圧計が接続される接続部と、前記接続部を通じて前記カフの内部の排気をする排気弁又は前記接続部を通じて前記カフの内部へ送気をする加圧ポンプと前記カフの内部の圧力を検出する圧力センサとを備える血圧計試験装置の制御方法であって、前記接続部に接続された試験対象の血圧計が、前記カフの内部の圧力を高めて、その後に前記カフの圧力を徐々に減圧するときに、前記制御部は、前記圧力センサにより検出される前記カフの前記内部の圧力を検出する工程と、前記検出した圧力に応じて前記排気弁又は前記加圧ポンプを制御して疑似的に脈圧の変化を発生する工程とを備えることを特徴とする。
また、本発明の血圧計システムは、血圧を測定する血圧測定モードと、血圧計の試験をする血圧計試験モードとを備える血圧計システムであって、制御部と、カフ又は前記カフ及び試験対象の血圧計が接続される接続部と、前記接続部を通じて前記カフに空気を供給する加圧ポンプと、前記接続部を通じて前記カフの内部の排気をする排気弁及び前記カフの内部の圧力を検出する圧力センサとを備え、前記血圧測定モードでは、前記接続部に前記カフが接続され、前記制御部は、前記カフに前記接続部を通じて空気を供給し、前記カフの内部の圧力を高め、その後、前記排気弁を通じて前記カフを徐々に減圧し、前記減圧するときに前記圧力センサにより脈圧の変化を検出して血圧測定を行い、前記血圧計試験モードでは、前記接続部に前記カフと前記試験対象の血圧計が接続され、前記試験対象の血圧計は、前記カフの内部の圧力を高めて、その後に前記カフの圧力を徐々に減圧し、前記制御部は、前記圧力センサにより前記カフの内部の圧力を検出し、前記検出した圧力に応じて前記排気弁又は加圧ポンプを制御して疑似的に脈圧の変化を発生することを特徴とする。
本発明によれば、血圧計の精度の確認するための血圧計試験装置を、大きなコスト負担をかけずに提供することができる。
本発明の実施形態1に係る血圧計試験装置の概略図。 本発明の実施形態1に係る血圧計試験装置の使用形態を示す概略図。 本発明の実施形態1に係る血圧計試験装置が発生する脈波を説明する概略図。 本発明の実施形態1に係るカフ内の圧力変化を示す概略図。 本発明の実施形態2に係る血圧計システムの概略図。 本発明の実施形態2に係る血圧計システムを血圧計の試験に使用する場合を示す図。 本発明の実施形態2に係る血圧計システムを血圧測定に使用する場合を示す図。 本発明の実施形態2に係る血圧計システムの表示部の概略図。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施形態1]
最初に本実施形態に係る血圧計試験装置1について図1により説明する。本実施形態の血圧計試験装置1は、生体の上腕部に巻くカフを接続するカフ接続部2と、カフ接続部と連通した箇所に設けられて圧力を測定する圧力センサ3を備える。圧力センサ3は接続部2にカフが接続された状態で、カフ内部の圧力を測定する。また血圧計試験装置1全体を制御する制御部4と、制御部4に接続されて血圧を表示する表示部5及び制御部4へ指示を入力するスイッチや各種値を設定するための操作部6を備える。操作部6から、試験で使用する血圧値などを例えばダイヤル入力して設定できるようになっている。
血圧計試験装置1には、カフ接続部2と連通した箇所に排気弁7が設けられている。排気弁7は、数十ミクロンから200ミクロン程度の幅で開口量を制御できる電気式の弁である。制御部4は、排気弁7を制御して、0.05〜数mmHg程度の圧力の変化をカフの内部に与えて、疑似的に脈波により発生する圧力の変化を発生する。排気弁7による圧力の変化はカフの内部の圧力を負方向に変化させるが、この圧力の変化は、血圧計の圧力センサには脈圧の変化として検出される。
次に本実施形態の血圧計試験装置1により血圧計の試験を行う場合について説明する。図2に示すように、血圧計試験装置1の接続部2に、カフ10と試験対象の血圧計11を接続して、連通させた状態にする。このとき、カフ10に対して加圧した際の空気が漏れないように気密に接続する。
血圧計試験装置1には試験に使う最高血圧値、最低血圧値及び脈拍値に相当する基準値が制御部4のメモリ8に設定されている。メモリ8には複数種類の基準値を記憶することができる。また、メモリ8には制御部4を制御するCPU9に命令を実行させるプログラムも格納される。血圧の基準値としては、例えば、最高血圧値は120mmHg、最低血圧値は、90mmHg,脈拍値は80回/分を設定する。血圧計試験装置1は自身の排気弁7を制御して、圧力センサ3が検出する最高血圧値、最低血圧値などに相当するカフ10の内部の圧力に応じて、疑似的に脈圧の変化に相当する圧力変化を接続されたカフ10に与える。
脈波と血圧の関係について図3により説明する。オシロメトリック法による血圧測定では、最初に上腕部に巻いたカフの内部の圧力を高めて、カフにより上腕部の阻血をする。阻血された状態では、脈波によるカフ内部への圧力変化の影響は小さい。このときの脈波をA波と呼ぶ。その後、カフの内部の圧力が徐々に低下して、血管壁の振動が出現し始める収縮期(SYS)にはやや大きなBa波と称する脈波による圧力の変化が圧力センサにより検出される。この時期に検出される圧力が最高血圧値に相当する。さらにカフ内部の圧力を低下させると振動がさらに大きくなり、最大となる。この時期はBb波と呼ばれる脈波が検出される。さらにカフ内部の圧力が低下していくと、振動が急激に減少する。この拡張期(DIA)に検出される血圧が最低血圧値に相当する。このときCa波と称する脈波が検出される。さらにカフ内部の圧力を低下させると、脈波はさらに小さくなり、Cb波が検出される。
血圧計試験装置1は、接続部2に接続されて連通している試験対象である血圧計11が行うカフ10への加圧と圧力の減少を、血圧計試験装置1自身の圧力センサ3で検出し、カフ10内部の圧力の変化に応じて図3に示されるような脈波(脈圧の変化)を疑似的に発生する。脈波による圧力の変化は血圧計試験装置1が自身の排気弁7を制御して、微量な排気をすることで行う。図3に示す脈波の例は、オシロメトリック法による血圧測定のアルゴリズムに合った波形になっている。
次に、図2に示した試験対象の血圧計11と接続された血圧計試験装置1を使って、血圧計11の精度を確認する方法について説明する。血圧計試験装置1の接続部2に、カフ10と血圧計11が接続されて、連通した状態になっている。血圧計試験装置1の電源を入れ、操作部6のスイッチを操作して血圧計11の試験を開始する。このとき接続部2に接続されたカフ10は、測定のための疑似腕18に巻いておく。血圧の基準値が複数設定されているときは、測定したい基準値を操作部6より選択する。選択された基準値は表示部5に表示される。
試験対象の血圧計11を操作して普通に血圧の測定を開始する。血圧計11の加圧ポンプ12が動作してカフ10の内部の圧力が高められ、例えば180mmHgになると、血圧計11の排気弁13が動作して、1〜10mmHg/秒でカフ10の内部の圧力を徐々に低下させる。血圧計試験中のカフ10内部の圧力変化について図4により説明する。血圧計試験装置1の制御部4は、血圧計11が、カフ10内部の圧力を高めた後に徐々に減圧を開始したことを検出して、時刻t1においてA波に相当する脈圧をカフ10内部に与えるように排気弁7を制御する。なお、制御部4によるA波の発生は所定速度での圧力の低下の検出やカフ10内部の圧力が所定の値、例えば160mmHgになったことを検出して開始されてもよい。
血圧計11の排気弁13により徐々に行われる圧力の低下を図4に点線で示す。点線に示す圧力の変化に対して、血圧計試験装置1は排気弁7を制御して、実線で示すように微量な排気による減圧の圧力変化をカフ10に加えて疑似的に脈圧の変化を発生する。血圧計11の圧力センサ17により検出された圧力の変化を血圧計11が制御部14において信号処理すると、図3に示すのと同様な脈波が検出される。なお、血圧計試験装置1は、排気弁7の代わりに加圧ポンプを備え、この加圧ポンプを制御して疑似的に脈波により発生する圧力の変化をカフ10の内部に与えてもよい。この場合、血圧計11の排気弁13による圧力低下に対して、加圧ポンプによる微量な加圧の圧力変化が加わる。すなわち、排気弁7の制御による脈圧の変化が血圧計11の排気弁13による圧力低下に対して負方向に現れる(図4)のに対し、加圧ポンプの制御による脈圧の変化は血圧計11の排気弁13による圧力低下に対して正方向に現れる。
カフ10の内部の圧力が徐々に低下し、設定された最高血圧値に相当する圧力になるまでは、血圧計試験装置1の制御部4は、排気弁7の開口量と開口時間を制御してA波の脈波に相当する脈圧の変化をカフ10内部に与える。時刻t2で血圧計試験装置1の圧力センサ3が、カフ10内部の圧力が設定された最高血圧値に相当する値になったことを検出すると、制御部4は排気弁7を制御してBa波に相当する脈圧の変化を発生する。その後、圧力が低下して、設定された最低血圧値を検出するまでの間、制御部4は排気弁7を制御してBb波に相当する脈圧の変化を発生する。圧力センサ3が時刻t3で設定された最低血圧値を検出すると、制御部4は排気弁7を制御してCa波に相当する脈圧の変化を発生する。その後Cb波に相当する脈圧の変化を所定回数、例えば5回発生して、カフ10内部の空気を排気して時刻t4で試験を終了する。
血圧計11は試験中、普通に血圧を測定する。圧力センサ17により脈圧の変化を検出し、検出した圧力に基づいて血圧を算出する。血圧計11が算出した最高血圧値と最低血圧値と、血圧計試験装置1に設定した基準となる最高血圧値と最低血圧値との偏差から、試験対象の血圧計11の精度を確認することができる。血圧計11と血圧計試験装置1とを通信回線で接続して、血圧計11が算出した血圧値を血圧計試験装置1に送って、血圧計試験装置1が血圧計11の精度を確認するようにしてもよい。その場合、試験対象の血圧計11の精度に応じて、血圧計試験装置1の表示部5に正常、異常の表示をしてもよい。
また、通信回線により血圧計試験装置1と血圧計11との間で通信することにより、試験の開始や終了を血圧計試験装置1から血圧計11へ指示するようにしてもよい。例えば、血圧計試験装置1を操作して、試験を開始すると、血圧計11に対して血圧測定を指示する。血圧計11が加圧を開始し、その後、血圧計11が排気弁13を制御して徐々にカフ10の減圧を開始するときに、血圧計11から血圧計試験装置1に脈波の発生開始を指示するようにしてもよい。
以上のように本発明の血圧計試験装置1は、脈波に相当する脈圧の変化を排気弁7を制御して行っているので、圧力の変化を与える機構が簡単である。また、脈波としてオシロメトリック法に合致した波形を発生することができるので、オシロメトリック法を使った自動血圧計の測定精度の向上が期待できる。また操作部6から血圧計試験装置1に最高血圧値と最低血圧値を複数種類設定しておいた場合、複数の測定基準に対応することができる。
[実施形態2]
本実施形態の血圧計システムは、通常の血圧計として動作する血圧測定モードと血圧計の精度を確認するための試験装置として動作する血圧計試験モードとを備える。実施形態1とは、血圧計として動作させるための加圧ポンプを備えている点で相違する。なお、実施形態1と共通の構成には同じ参照番号を付し、実施形態1と重複する部分の説明は省略する。
本実施形態の血圧計システム21を図5により説明する。本実施形態の血圧計システム21は、生体の上腕部に巻くカフを接続する接続部2と、接続部2と連通した箇所に設けられて圧力を測定する圧力センサ3を備える。圧力センサ3はカフが接続部2に接続された状態で、カフ内部の圧力を測定する。また血圧計システム21全体を制御する制御部4と、制御部4に接続されて血圧や動作モードを表示する表示部5及び制御部4に動作モードなどを設定する操作部6を備える。操作部6から、試験で使用する血圧の基準値などを例えばダイヤル入力して設定できるようにしてもよい。加圧ポンプ20は、接続部2を通じてカフへ空気を送り、カフの内部の圧力を高める。
血圧計システム21には、接続部2と連通した箇所に排気弁7が設けられている。排気弁7は、数十ミクロンから200ミクロン程度の幅で開口量を制御できる電気式の弁である。制御部4は、排気弁7を制御して、血圧測定モードでは、カフが接続された状態で、カフの内部の圧力を所定の速度、例えば1〜10mmHg/秒で低下させる。また、血圧計試験モードでは、制御部4は、排気弁7を制御して0.05〜数mmHg程度の減圧の圧力の変化をカフの内部に与えて、疑似的に脈波により発生する圧力の変化を発生する。なお、血圧計試験モードにおいて、制御部4は、加圧ポンプ20を制御して疑似的に脈波により発生する圧力の変化をカフの内部に与えてもよい。この場合、微量な加圧の圧力変化をカフ10に加えて疑似的に脈圧の変化を発生する。
本実施形態の血圧計システム21で血圧計の試験を行う場合は、血圧計システム21の電源をオンにし、操作部6のスイッチを操作して血圧計試験モードに設定する。図6に示すように血圧計システム21の接続部2に、カフ10と試験対象の血圧計11を接続して、連通させた状態にしておく。以後は、実施形態1で説明したように試験が行われる。血圧計システム21により試験をする場合も、圧力センサ3が検出する最高血圧値、最低血圧値などに相当するカフ10の内部の圧力に応じて、血圧計システム21自身の排気弁7を制御して疑似的に脈圧の変化に相当する圧力変化をカフ10内部に与える。
次に血圧計システム21を通常の血圧計として使用する方法について図7により説明する。血圧計システム21を使って血圧測定をするときは、操作部6を操作して血圧計システム21を血圧測定モードに設定する。血圧計システム21の接続部2にカフ22を接続する。カフ22を生体の上腕部に巻き付けて、操作部6より血圧測定の開始を指示する。血圧計システム21は、加圧ポンプ20を使って、カフ22の内部の圧力を高める。カフ22の内部の圧力が所定の圧力、例えば180mmHgになると、血圧計システム21は排気弁7を制御して、所定の速度、例えば1〜10mmHg/秒でカフ22の内部の圧力を低下させる。圧力を低下させながら、制御部4は圧力センサ3によりカフ22の内部の圧力変化を検出する。圧力センサ3が検出するカフ22内部の脈圧の変化に基づいて制御部4が最高血圧値と最低血圧値を算出して表示部5に表示する。
血圧計システムの表示部5には、血圧計試験モードにおいては、図8(a)のように基準となる最高血圧値、最低血圧値、脈拍値及び血圧計試験モードであることの表示をする。また、血圧測定モードにおいては、図8(b)のように測定した最高血圧値、最低血圧値、脈拍値及び血圧測定モードであることの表示をする。表示部5に動作モードを表示することにより、どちらのモードで使用しているのか確認できる。
以上のように本実施形態の血圧計システム21は、排気弁7と圧力センサ3とを血圧計試験モードと血圧測定モードで共通に使用する。構造の主要な部分を共通に利用しているので、両方の機能を実現するためのコストを多く必要としない。また、圧力センサ3が血圧測定モードと血圧計試験モードで共通しているので、血圧計システム21自身の精度は、別の精度確認装置に対して、血圧測定モードにして血圧計として動作させることにより確認できる。なお、カフ22の圧力を高めるための加圧ポンプ20は、電動でも手動でも構わない。

Claims (10)

  1. 血圧計の試験をする血圧計試験装置であって、制御部と、カフ及び試験対象の血圧計が接続される接続部と、前記接続部を通じて前記カフの内部の排気をする排気弁又は前記接続部を通じて前記カフの内部へ送気をする加圧ポンプと、前記カフの内部の圧力を検出する圧力センサと、を備え、
    前記接続部に接続された試験対象の血圧計が、前記カフの内部の圧力を高めて、その後に前記カフの圧力を徐々に減圧するときに、
    前記制御部は、前記圧力センサにより前記カフの内部の圧力を検出し、前記検出した圧力に応じて前記排気弁又は加圧ポンプを制御して疑似的に脈圧の変化を発生する
    ことを特徴とする血圧計試験装置。
  2. 前記制御部は、前記排気弁の開口量と開口時間を制御することにより前記脈圧を疑似的に発生することを特徴とする請求項1に記載の血圧計試験装置。
  3. 前記制御部は前記排気弁の開口量と開口時間を制御して、オシロメトリック法による血圧測定時に検出される脈圧を疑似的に発生することを特徴とする請求項2に記載の血圧計試験装置。
  4. 前記制御部には、脈圧を疑似的に発生するときに基準となる最高血圧値、最低血圧値及び脈拍値とが設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の血圧計試験装置。
  5. 前記制御部に接続された操作部を備え、前記操作部から前記基準となる最高血圧値、最低血圧値及び脈拍値が入力されて設定されることを特徴とする請求項4に記載の血圧計試験装置。
  6. 前記基準となる最高血圧値、最低血圧値及び脈拍値が複数種類設定されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の血圧計試験装置。
  7. 制御部と、カフ及び試験対象の血圧計が接続される接続部と、前記接続部を通じて前記カフの内部の排気をする排気弁又は前記接続部を通じて前記カフの内部へ送気をする加圧ポンプと、前記カフの内部の圧力を検出する圧力センサと、を備える血圧計試験装置の制御方法であって、
    前記接続部にされた試験対象の血圧計が、前記カフの内部の圧力を高めて、その後に前記カフの圧力を徐々に減圧するときに、
    前記制御部は、前記圧力センサにより検出される前記カフの前記内部の圧力を検出する工程と、
    前記検出した圧力に応じて前記排気弁又は加圧ポンプを制御して疑似的に脈圧の変化を発生する工程と
    を備えることを特徴とする血圧計試験装置の制御方法。
  8. 血圧を測定する血圧測定モードと、血圧計の試験をする血圧計試験モードとを備える血圧計システムであって、制御部と、カフ又は前記カフ及び試験対象の血圧計が接続される接続部と、前記接続部を通じて前記カフに空気を供給する加圧ポンプと、前記接続部を通じて前記カフの内部の排気をする排気弁及び前記カフの内部の圧力を検出する圧力センサと、を備え、
    前記血圧測定モードでは、前記接続部に前記カフが接続され、前記加圧ポンプが、前記カフに前記接続部を通じて空気を供給し、前記カフの内部の圧力を高め、その後、前記排気弁を通じて前記カフを徐々に減圧し、前記減圧するときに前記圧力センサにより脈圧の変化を検出して血圧測定を行い、
    前記血圧計試験モードでは、前記接続部に前記カフと前記試験対象の血圧計が接続され、前記試験対象の血圧計が、前記カフの内部の圧力を高めてその後に前記カフの圧力を徐々に減圧するとき、
    前記制御部は、前記圧力センサにより前記カフの内部の圧力を検出し、前記検出した圧力に応じて前記排気弁又は加圧ポンプを制御して疑似的に脈圧の変化を発生する
    ことを特徴とする血圧計システム。
  9. 前記制御部に接続された表示部を備え、前記血圧測定モードにおいては、前記表示部に測定した血圧値を表示し、前記血圧計試験モードにおいては、前記表示部に脈圧を疑似的に発生するときに基準となる最高血圧値、最低血圧値及び脈拍値を表示することを特徴とする請求項8に記載の血圧計システム。
  10. 前記制御部に接続された表示部を備え、前記血圧測定モードにおいては、前記表示部に血圧測定中であることを表示し、前記血圧計試験モードにおいては、前記表示部に試験中であることを表示することを特徴とする請求項8又は9に記載の血圧計システム。
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