JP6191973B2 - 稼働状態判定装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、一般に稼働状態判定装置、プログラムに関し、より詳細には、電気負荷が稼働中か否かを判定する稼働状態判定装置、コンピュータを稼働状態判定装置として機能させるプログラムに関する。
従来、外出時などに電力消費の有無をチェックし、使用者に報知することで、留守中の電力消費を防止するために、使用電力値を計測し、使用電力値を基準電力値と比較する技術が提案されている(たとえば、文献1:JP2007−132804A参照)。文献1に記載された技術では、計測した使用電力値が基準電力値以上であるときに消し忘れと判断している。
しかしながら、アイロン、空気清浄機などのような電気負荷は、稼働中においてオンとオフとを繰り返すから、稼働中であってもオフである期間に計測した電力値を基準電力値と比較した場合には、非稼働と判断される可能性がある。すなわち、文献1に記載された技術のように、外出時などに計測した使用電力値を基準電力値と比較する構成を採用した場合、電気負荷が稼働中であることを検出できない可能性がある。
本発明は、稼働中にオンとオフとを繰り返す電気負荷が存在している場合であっても電気負荷が稼働中か否かの判定が可能である稼働状態判定装置を提供し、さらに、コンピュータをこの稼働状態判定装置として機能させるプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る稼働状態判定装置は、電力の需要家に設けられた分電盤で分岐された分岐回路ごとに消費された電力値を計測装置から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記分岐回路ごとの電力値と日時とを対応付けた電力情報を記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部が記憶している前記電力値と所定の基準値とを指示された判定時刻において比較することにより、前記分岐回路に接続された電気負荷が稼働中か否かを判定し判定結果の信号を出力する判定部とを備え、前記判定部は、前記判定時刻から遡った過去の所定の比較時間内において前記電力値が前記基準値以上である期間が生じている場合に前記電気負荷を前記判定時刻において稼働中とみなすことを特徴とする。
すなわち、この稼働状態判定装置は、取得部と、第1の記憶部と、判定部とを備えている。前記取得部は、電力の需要家に設けられた分電盤で分岐されたN系統(Nは2以上の整数)の分岐回路の各々について、消費された電力値を計測装置から取得する。前記第1の記憶部は、前記取得部が取得した前記N系統の分岐回路の各々の電力値と日時とを対応付けた電力情報を記憶する。前記判定部は、前記第1の記憶部が記憶している前記N系統の分岐回路の各々の電力値と所定の基準値とを指示された判定時刻において比較することにより、着目する分岐回路に接続された電気負荷が稼働中か否かを判定し判定結果の信号を出力する。さらに、前記判定部は、前記判定時刻から遡った過去の所定の比較時間内において着目する分岐回路の前記電力値が前記基準値以上である期間が生じている場合に、着目する分岐回路に接続された前記電気負荷を前記判定時刻において稼働中とみなす。ここで、前記基準値は少なくとも1つ設定されており、たとえば前記N系統の分岐回路の各々について個別に設定されていてもよい。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上述した稼働状態判定装置として機能させるものである。
実施形態を示すブロック図である。 実施形態の動作例を説明する図である。 実施形態の動作例を説明する図である。 実施形態の動作例を説明する図である。
図1に示すように、以下に説明する稼働状態判定装置10は、取得部11と第1の記憶部12と判定部13とを備える。取得部11は、電力の需要家(facility)20に設けられた分電盤21で分岐された分岐回路22ごとに消費された電力値を計測装置23から取得する。第1の記憶部12は、取得部11が取得した分岐回路22ごとの電力値と日時とを対応付けた電力情報を記憶する。判定部13は、図2のように、第1の記憶部12が記憶している電力値と所定の基準値Th1とを指示された判定時刻txにおいて比較することにより、分岐回路22に接続された電気負荷24が稼働中か否かを判定し判定結果の信号を出力する。さらに、判定部13は、判定時刻txから遡った過去の所定の比較時間T1内において電力値が基準値Th1以上である期間が生じている場合に電気負荷24を判定時刻txにおいて稼働中とみなす。
このように、稼働状態判定装置10は、指定された判定時刻txから遡った過去の所定の比較時間T1内において電力値が基準値Th1以上である期間が生じている場合に電気負荷24を判定時刻txにおいて稼働中とみなす構成を採用している。この構成により、稼働中にオンとオフとを繰り返す電気負荷24が存在している場合でも、電気負荷24が稼働中か否かの判定が可能になるという利点がある。
稼働状態判定装置10は、図1に示すように、基準値Th1と比較時間T1とが可変に設定される設定部14を備えることが望ましい。また、設定部14は、基準値Th1と比較時間T1とが分岐回路22ごとに設定されるように構成されていることが望ましい。さらに、設定部14は、第1の記憶部12が記憶している電力値に基づいて分岐回路22ごとに待機電力値を求め、かつ待機電力値をオフセット値として基準値Th1を設定するように構成されていることが望ましい。
また、稼働状態判定装置10は、他の装置(他装置100)の操作内容を受け取るインターフェイス部31をさらに備えることが望ましい。この場合、判定部13は、インターフェイス部31が他の装置(他装置100)の操作内容を受け取ったタイミングを判定時刻txとして電気負荷24が稼働中か否かを判定する。
あるいはまた、稼働状態判定装置10は、電気負荷24を遠隔制御で非稼働状態に移行させる制御部15を備えることが望ましい。この場合、稼働状態判定装置10は、非稼働状態への移行を禁止する電気負荷を選択する選択部16を備えることが望ましい。制御部15は、判定部13により稼働中と判定された電気負荷24のうち、選択部16により非稼働状態への移行が禁止されている電気負荷24を非稼働状態に移行させないように構成される。
稼働状態判定装置10は、判定部13による判定結果を提示装置30に提示する出力部17を備えることが望ましい。また、稼働状態判定装置10は、判定部13による判定結果を記憶する第2の記憶部18を備えることが望ましい。
稼働状態判定装置10は、プログラムを実行することによって上述の機能を実現するコンピュータを主なハードウェア構成として備える。つまり、このプログラムは、コンピュータを上記稼働状態判定装置10として機能させるプログラムである。この種のコンピュータは、パーソナルコンピュータのほか、スマートフォン、タブレット端末などの可搬型の端末装置を含む。また、コンピュータは、マイコン(microcontroller)のようにプロセッサとメモリとを一体に備える構成であってもよい。
プログラムは、ROM(Read Only Memory)にあらかじめ書き込まれるほか、インターネットのような電気通信回線を通して提供されるようにしてもよい。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体によりプログラムが提供されてもよい。
以下に本実施形態の構成をさらに詳しく説明する。図1に示すように、需要家20は、電気事業者が供給する商用電源を受電する分電盤21を備える。分電盤21は、受電した電力を複数系統の分岐回路22に分岐させ、需要家20で使用される電気負荷24に電力を分配する。計測装置23は、分岐回路22ごとに消費された電力値を計測する。つまり、計測装置23は、複数系統の分岐回路22の各々について、消費された電力値を計測する。この計測装置23は、分電盤21に内蔵される構成と、分電盤21の外部に配置される構成とのいずれかが採用される。
分岐回路22と電気負荷24とは、一対一に対応するか一対多に対応する。すなわち、エアコン、IHクッキングヒータ(IH:Induction Heating)、電子レンジのように消費電力が比較的大きい電気負荷24に対しては、分岐回路22が電気負荷24に一対一に対応する場合がある。また、一対多に対応する場合には、需要家20における場所(部屋)を単位として分岐回路22が割り当てられることが多い。
計測装置23は、分岐回路22ごとの通過電流をロゴスキーコイルあるいはクランプ型の電流センサにより監視し、監視した電流値と分岐回路22の線間の電圧値との積の積算値を電力値として算出する。すなわち、計測装置23が計測する電力値は、実際には瞬時電力ではなく、所定の単位時間(たとえば、30秒〜10分程度の範囲で選択され、30秒あるいは1分を選択することが望ましい)ごとの電力量である。一般に、分岐回路22ごとの瞬時電力は、単位時間内でも時間経過に伴って変動しているが、本実施形態では、単位時間内での瞬時電力の変動は考慮せず、単位時間における積算電力量を電力値として用いる。この電力値は、単位時間における平均の電力値(瞬時電力)と等価とみなせる。
なお、需要家20は、一般に電気事業者から電力を受電する顧客を意味するが、ここでは、需要家20は、当該顧客が占有する空間を意味するものとする。すなわち、需要家20は、戸建て住宅、集合住宅の住戸、テナントビルのテナントなどを含む。ただし、これらは一例であって需要家20を限定する趣旨ではない。
稼働状態判定装置10は、計測装置23が計測した分岐回路22ごとの電力値を取得する取得部11を備える。取得部11が計測装置23から取得した電力値は、日時と対応付けられ、電力情報として第1の記憶部12に格納される。日時は、稼働状態判定装置10が内蔵しているリアルタイムクロックのような内蔵時計19が計時する。すなわち、電力情報は、単位時間ごとの電力値と、当該電力値が取得された日時とを含んでいる。
第1の記憶部12は、30分程度の期間の電力情報を格納することができる程度の容量があればよいが、1日、1週間、1ヶ月、1年などから選択される期間の電力情報を記憶できる程度の容量があってもよい。第1の記憶部12は、分電盤21で分岐された複数系統の分岐回路22の各々について電力情報を記憶する。すなわち、第1の記憶部12は、複数系統の分岐回路22の各々について電力値の推移の履歴を記憶することになる。
本実施形態は、図2に示すように、適宜の判定時刻tx(図示例では12:50)において電気負荷24が稼働中か否かを電力値に基づいて判断するために、第1の記憶部12が記憶している電力値の推移の履歴を用いる。すなわち、稼働中にオンとオフとを繰り返す電気負荷24が分岐回路22に接続されている場合、電気負荷24がオフである期間に判定時刻txが重なると、判定時刻txにおける電力値のみでは電気負荷24が稼働中か否かを判定することはできない。
電気負荷24としては、空気清浄機、アイロンなどのように、電源が投入された稼働中において、オンとオフとを繰り返す構成、あるいは消費電力を変動させる構成が知られている。この種の電気負荷24が分岐回路22に接続されて稼働中である場合、判定時刻txにおける電力値は一時的に生じた過渡的な値である。したがって、仮に電気負荷24の接続されている分岐回路22の電力値が判定時刻txに0[W]であったとしても、電気負荷24が稼働中に一時的にオフであるのか、電気負荷24が非稼働(電源が投入されていない状態)であるかを判別することができない。
図2に示す例において、基準値Th1が10[W]に設定され、電力値が基準値Th1以上であるときに電気負荷24が稼働中であると判断されるとすれば、図に示す判定時刻txでは、電力値が0[W]であるから、非稼働状態と判定されることになる。図示例では判定時刻txにおいて電力値と基準値Th1とを比較しても稼働と非稼働との判別はできない。つまり、判定時刻txの前に電源がオフにされ、電気負荷24は、非稼働になっている可能性があるが、その一方で継続して稼働している可能性もある。たとえば、電気負荷24の切り忘れを防止するために、判定時刻txにおいて、電気負荷24の稼働と非稼働との別を知ろうとしている場合に、稼働中であるにもかかわらず非稼働と判断されたとすれば、切り忘れの防止には役立たないことになる。
そこで、判定部13は、判定時刻txから過去に遡り、判定時刻txに対して過去の比較時間T1内における電力値を用いることによって電気負荷24が稼働中か否かを判定するように構成されている。つまり、判定部13は、判定時刻txを基準にした過去の比較時間T1における電力値を第1の記憶部12から抽出し、比較時間T1において、電力値が基準値Th1以上である状態が生じたか否かを判定する。図2のように、比較時間T1において電力値が基準値Th1以上である状態が生じている場合、判定部13は、判定時刻txにおいても電気負荷24が稼働中であるとみなす。
判定時刻txは、利用者が電気負荷24の消し忘れを確認するタイミングの時刻、あるいは、電気負荷24の消し忘れを確認するタイミングとしてあらかじめ稼働状態判定装置10に設定されている時刻などであり、この時刻は指定されることになる。要するに、判定部13は、指定された判定時刻txにおいて、第1の記憶部12が記憶している過去の電力値を用いて、電気負荷24が稼働中か否かを判定する。
図2は、電気負荷24が空気清浄機である場合の電力値の変化の例を表しており、この場合には比較時間T1が、たとえば60分に設定される。図3に示す例は、電気負荷24がアイロンである場合を例示している。図3に示す例は、基準値Th1が600[W]に設定され、比較時間T1が10分に設定される点を除いて、図2に示した例と同様である。つまり、判定部13は、指定された判定時刻tx(図示例では13:18)において電気負荷24が稼働中か否かを、第1の記憶部12が記憶している過去の電力値を用いて判定する。
図2、図3の例ではどちらの場合も判定部13は判定時刻txにおいて電気負荷24が稼働中であるとみなす。もちろん、図2、図3の例において、実際には、判定時刻txにおいて、電気負荷24がすでに停止している可能性がないわけではないが、直前まで電気負荷24が稼働状態であったことを示すことにより、利用者に注意を喚起することができる。
判定部13は、判定時刻txにおける判定結果に応じた信号を出力する。判定結果は、稼働状態判定装置10の使用目的に応じて利用される。たとえば、利用者が電気負荷24の消し忘れの有無を確認する稼働状態判定装置10を用いる場合には、判定部13から出力される信号を用いて、利用者に対して電気負荷24が稼働中か否かを提示する。また、判定部13から出力される判定結果を記憶しておき、後に判定結果を分析することも可能である。これらの構成は後述する。
ところで、図2、図3に示した例からわかるように、基準値Th1および比較時間T1は、電気負荷24の種類によって異なっている。上述したように、分岐回路22と電気負荷24とは、一対一に対応している場合と一対多に対応している場合があるが、いずれの場合でも基準値Th1と比較時間T1とは、分岐回路22ごとに設定されていることが望ましい。そのため、図1に示すように、稼働状態判定装置10は、判定部13が用いる基準値Th1および比較時間T1が可変に設定される設定部14を備える。
設定部14は、基準値Th1と比較時間T1とが組み合わせて設定される。基準値Th1および比較時間T1は、需要家20で使用している電気負荷24の種類による相違があるから、操作器および表示器を用いて需要家20に応じて対話的に設定されることが望ましい。
操作器および表示器は、稼働状態判定装置10のために専用に構成された操作表示装置を用いることができる。操作表示装置は、液晶表示器のようなフラットパネルディスプレイである表示器と、タッチパネルあるいは押釦スイッチのような操作器とを一体に備える構成が採用される。また、稼働状態判定装置10に端末装置と通信するためのインターフェイス部(図示せず)を設け、端末装置を操作器および表示器として用いてもよい。この種の端末装置としては、パーソナルコンピュータのほか、スマートフォン、タブレット端末などが用いられる。
複数系統の分岐回路22の各々について基準値Th1および比較時間T1を設定した例を表1に示す。表1に示す設定例は、分岐回路22に部屋の名称を対応付けている。すなわち、複数系統の分岐回路22は、リビングと和室と洋室とにそれぞれ対応付けられている。
Figure 0006191973
表1に示す例では、リビングにおいてアイロンを使用し、和室において空気清浄機を使用することを想定して、リビングの基準値Th1を600[W]、和室の基準値Th1を10[W]に設定している。このように、複数系統の分岐回路22の各々について、使用する電気負荷24に応じて、基準値Th1および比較時間T1を個別に設定することにより、他の電気負荷24と区別して消し忘れの可能性を見出すことが可能になる。
上述したように、1系統の分岐回路22に複数の電気負荷24が接続される場合があり、たとえば、電気負荷24である空気清浄機が接続されている分岐回路22に、テレビジョン受像機、ビデオレコーダのような電気負荷24が接続されている場合もある。これらの電気負荷24は、稼働中ではない期間にも待機電力が生じている。非稼働状態(電源が投入されていない状態)での消費電力が0[W]になる空気清浄機を電気負荷24として用いている場合、空気清浄機が稼働中か否かを判断する基準値Th1は、たとえば10[W]に設定される(表1参照)。一方、図4に示すように、空気清浄機と同じ分岐回路22における待機電力値が20[W]であったとすると、基準値Th1を10[W]に設定したのでは、空気清浄機はつねに稼働中と判定されることになる。
そこで、設定部14は、待機電力値を考慮して基準値Th1が設定されるように構成されていることが望ましい。すなわち、設定部14は第1の記憶部12が記憶している電力値に基づいて分岐回路22ごとの待機電力値を求めるように構成されていることが望ましい。設定部14は、求めた待機電力値をオフセット値として基準値Th1を設定するように構成されていることが望ましい。
図4に示す例では、待機電力値V1が20[W]であって、空気清浄機について、稼働中か否かを判定するために10[W]の差があればよいことを示している。この場合、設定部14に空気清浄機に対する標準の基準値Th1である10[W]が与えられる。設定部14は、待機電力値V1である20[W]をオフセット値とし、与えられた10[W]にオフセット値である20[W]を加算することによって、基準値Th1を30[W]に定める。要するに、待機電力値を常時の電力値とみなし、空気清浄機が稼働中であるか否かを判断できる閾値としての10[W]に、常時の電力値(20[W])を加算した値(30[W])を基準値Th1として用いるのである。
上述した構成において、待機電力値V1は設定部14が自動的に求めているから、利用者は、待機電力値V1を意識する必要がなく、対象である電気負荷24が稼働中か否かを判断するための基準値Th1が待機電力に応じて自動的に設定される。
なお、複数系統の分岐回路22の各々について待機電力値V1を求めるには、1日のような所定の期間における電力値の変化を用いる。このような電力値の履歴としては第1の記憶部12が記憶している電力値が用いられる。具体的には、比較値を徐々に小さくするように変化させて電力値と比較し、電力値が比較値より小さい状態の継続時間が所定の基準時間以上であるという条件を満足する比較値の最小値を、待機電力値として用いればよい。継続時間と対比される基準時間は、電気負荷24が使用される頻度や時間帯に応じて定められる。すなわち、基準時間は、対象となる電気負荷24が非稼働状態である時間に応じて設定される。
ところで、利用者が電気負荷24の消し忘れを確認するのは、利用者が外出する際、あるいは利用者が就寝する際などであると考えられる。需要家20において、セキュリティ機器が設置されている場合には、利用者の外出時あるいは利用者の就寝時には、利用者はセキュリティ機器を稼働させるように操作すると考えられる。また、利用者は、外出時には玄関扉の錠を操作し、就寝時には寝室の照明を消灯させる操作を行うと考えられる。
電気負荷24の稼働状態を確認するタイミングと、他の装置を操作するタイミングとがほぼ同時であると考えられる場合、この種の装置の操作に連携して電気負荷24の稼働状態を確認すれば、稼働状態判定装置10を操作する手間を省くことができる。すなわち、稼働状態判定装置10は、他の装置(他装置100)の操作内容を受け取るインターフェイス部(以下、「I/F部」という)31を備えていることが望ましい。I/F部31は、他装置100が、利用者の外出の際、あるいは就寝の際に操作されたときに、当該他装置100の操作に伴って生じる信号を受け取り、判定部13に通知するように構成されている。
したがって、外出、就寝などに伴って他装置100が操作されると、I/F部31を通して判定部13に通知され、判定部13は通知を受けたタイミングを判定時刻txとして、上述した処理を行う。つまり、判定時刻txにおいて稼働中の電気負荷24があるか否かを判定する。この構成により、稼働状態判定装置10を操作する必要がなくなり、他の装置(他装置100)が操作されると、自動的に、稼働中の電気負荷24が存在するか否かの確認がなされることになる。
さらに、稼働状態判定装置10は、電気負荷24の稼働と非稼働とを制御する制御部15を備えることが望ましい。制御部15は、電気負荷24の遠隔制御が可能な構成であることが望ましい。したがって、制御部15は、電波を伝送媒体とする無線通信の技術、あるいは電力線を伝送路に用いる電力線搬送通信の技術を用いて電気負荷24と通信することが望ましい。この種の機能は、HEMS(Home Energy Management System)のコントローラにおいて用いられている技術を採用することができる。
本実施形態で説明した稼働状態判定装置10の機能は、HEMSのコントローラに設けてもよい。あるいはまた、稼働状態判定装置10のうちの一部の機能をサーバ(クラウドサーバでもよい)で実現し、端末装置からサーバの機能を利用してもよい。
制御部15は、電気負荷24の稼働と非稼働とを遠隔制御で行うことを可能にする。したがって、判定部13が電気負荷24の消し忘れと判定した場合に、該当する電気負荷24が設置されている場所に出向かずに、その場で電気負荷24を非稼働状態に移行させることが可能になる。
ただし、電気負荷24には、一旦稼働させた後に一連の処理が終了するまでは、非稼働状態に移行させることが不都合である電気負荷24も存在する。たとえば、ビデオレコーダ、洗濯機、食器洗い洗浄機(食洗機)などがこの種の電気負荷24に相当する。したがって、電気負荷24の非稼働状態への移行を遠隔制御で可能にする制御部15を設けている場合、これらの電気負荷24が誤って非稼働状態に移行されないようにすることが必要である。そのため、稼働状態判定装置10は、制御部15による非稼働状態への移行を許可する電気負荷24と、制御部15による非稼働状態への移行を禁止する電気負荷24とを選択する選択部16を備えていることが望ましい。つまり、制御部15は、判定部13が稼働中と判定した電気負荷24であっても、選択部16により非稼働状態への移行が禁止されていると、該当する電気負荷24の非稼働状態への移行を禁止する。
ところで、判定部13による判定結果を提示する場合、稼働状態判定装置10に、判定結果を提示装置30に出力する出力部17が設けられる。判定結果を提示する提示装置30は、上述した表示器と兼用することが可能である。この構成では、利用者は、提示装置30に提示された内容を確認することにより、複数系統の分岐回路22のうちのどの分岐回路22に接続された電気負荷24が判定時刻txにおいて稼働中であるかを容易に確認することができる。
なお、提示装置30に提示された内容から分岐回路22を特定しやすいように、各分岐回路22には電気負荷24あるいは場所(部屋)の名称を対応付けておくことが望ましい。この場合、たとえば、表2に示すように、電気負荷24の消し忘れがある分岐回路22に対応する場所(部屋)の名称が提示装置30の画面に表示される。
Figure 0006191973
判定部13による判定結果を蓄積する場合、稼働状態判定装置10は、判定部13による判定結果を記憶する第2の記憶部18を備えることが望ましい。第2の記憶部18は、判定結果の履歴を記憶するように構成されており、上述した操作表示装置あるいは端末装置を用いることにより、判定結果の履歴を後に確認することが可能になる。第2の記憶部18に記憶させる情報は、たとえば、表3に示すように、複数系統の分岐回路22の各々について判定条件と判定結果と判定の根拠との組になる。
Figure 0006191973
第2の記憶部18は、稼働状態判定装置10に対して着脱が可能なメモリカードであってもよく、この場合は、第2の記憶部18に記憶させた判定結果の履歴を、他のコンピュータで読み込むことにより、判定結果の分析が可能なる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。

Claims (10)

  1. 電力の需要家に設けられた分電盤で分岐された分岐回路ごとに消費された電力値を計測装置から取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記分岐回路ごとの電力値と日時とを対応付けた電力情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部が記憶している前記電力値と所定の基準値とを指示された判定時刻において比較することにより、前記分岐回路に接続された電気負荷が稼働中か否かを判定し判定結果の信号を出力する判定部とを備え、
    前記判定部は、
    前記判定時刻から遡った過去の所定の比較時間内において前記電力値が前記基準値以上である期間が一度でも生じている場合に前記電気負荷を前記判定時刻において稼働中とみなす
    ことを特徴とする稼働状態判定装置。
  2. 前記基準値と前記比較時間とが可変に設定される設定部をさらに備える
    請求項1記載の稼働状態判定装置。
  3. 前記設定部は、前記基準値と前記比較時間とが前記分岐回路ごとに設定されるように構成されている
    請求項2記載の稼働状態判定装置。
  4. 前記設定部は、
    前記第1の記憶部が記憶している前記電力値に基づいて前記分岐回路ごとに待機電力値を求め、かつ前記待機電力値をオフセット値として前記基準値を設定するように構成されている
    請求項3記載の稼働状態判定装置。
  5. 他の装置の操作内容を受け取るインターフェイス部をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記インターフェイス部が前記他の装置の操作内容を受け取ったタイミングを前記判定時刻として前記電気負荷が稼働中か否かを判定する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の稼働状態判定装置。
  6. 前記電気負荷を遠隔制御で非稼働状態に移行させる制御部をさらに備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の稼働状態判定装置。
  7. 非稼働状態への移行を禁止する電気負荷を選択する選択部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記判定部により稼働中と判定された電気負荷のうち、前記選択部により非稼働状態への移行が禁止されている電気負荷を非稼働状態に移行させないように構成されている
    請求項6記載の稼働状態判定装置。
  8. 前記判定部による判定結果を提示装置に提示する出力部をさらに備える
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の稼働状態判定装置。
  9. 前記判定部による判定結果を記憶する第2の記憶部をさらに備える
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の稼働状態判定装置。
  10. コンピュータを、請求項1〜9のいずれか1項に記載の稼働状態判定装置として機能させるプログラム。
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