JP6191843B2 - 画像処理システム、画像処理装置、トランスコード方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による動画配信システム1の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、動画配信システム1は、動画投稿装置(2−1、2−2、・・・)と、端末装置(3−1、3−2、・・・)と、動画配信装置4とを備えている。なお、本実施形態では、画像処理システムの一例として、動画配信システム1について説明する。
複数の動画投稿装置2と、複数の端末装置3と、動画配信装置4とは、ネットワークNW1を介して、接続可能に構成されている。
端末装置3は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、通信機能を有する他の機器(例えば、ゲーム機等)などにより実現される。端末装置3は、動画の配信を要求する動画配信要求(配信要求の一例)を動画配信装置4に送信し、動画配信装置4から送信されたビットストリーム(後述)を受信して再生する。なお、動画投稿装置2と端末装置3とは、同一の装置であってもよい。すなわち、ある装置が、動画投稿装置2、且つ、端末装置3であってもよい。
また、動画配信装置4は、動画データ受信部41と、第1トランスコード部42と、デコード部43と、再エンコード部44と、配信要求受信部45と、第2トランスコード部46と、配信データ送信部47と、動画データ記憶部51と、再エンコード情報記憶部52とを備えている。
再エンコード情報記憶部52は、後述する再エンコード部44によって生成された再エンコード情報を記憶する。なお、再エンコード情報の詳細については、後述する。再エンコード情報記憶部52は、例えば、動画識別情報と、再エンコード情報とを対応付けて記憶する。
再エンコード部44は、生成した再エンコード情報を、再エンコード情報記憶部52に記憶させる。なお、再エンコード情報を、動画データをトランスコードする際に利用するために、再エンコード部44は、例えば、生成した再エンコード情報と、動画識別情報とを対応付けて、再エンコード情報記憶部52に記憶させる。
また、第2トランスコード部46は、いずれの端末装置3にビットストリームを送信するかが分かるように、例えば、要求元識別情報とともに生成したビットストリームを配信データ送信部47に供給する。
図3は、本実施形態における再エンコード情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。例えば、動画配信装置4が動画投稿装置2から動画が投稿され、動画データが動画データ記憶部51に記憶された場合に、動画配信装置4は、再エンコード情報を生成する。
図4は、本実施形態における再エンコード部44の処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、再エンコード部44は、デコードされたビットストリーム中の各情報を探索する(ステップS201)。再エンコード部44は、デコードされたビットストリーム(デコード情報)中の各情報(例えば、MODE、QP、MV、及びCOEFなど)を探索(抽出)する。
なお、ステップS204の処理後に、再エンコード部44は、生成した再エンコード情報を再エンコード情報記憶部52に記憶させる。
図5は、本実施形態における動画配信装置4の動作の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、動画配信装置4は、まず、動画配信要求を受信したか否かを判定する(ステップS301)。動画配信装置4の配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信したか否かを判定する。配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信した場合(ステップS301:YES)に、処理をステップS302に進める。また、配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信していない場合(ステップS301:NO)に、処理をステップS301に戻す。なお、配信要求受信部45が受信した動画配信要求には、動画識別情報と、要求元識別情報とが含まれている。
また、再エンコード情報は、分割されていない1つのビットストリームと同等の情報であり、CODECのデコーダを利用してデコードすることができるため、本実施形態による動画配信システム1は、分割データを管理する必要がなく、当該再エンコード情報の利用に際して、従来の物理的リソース(ハードウェア又はソフトウェア)を流用することができる。
これにより、本実施形態による動画配信システム1は、COEF(係数情報)をエンコード後の情報量が低減されるように変更して再エンコードした再エンコード情報に基づいてトランスコードするため、簡易な手法により、処理量を低減させつつ、記憶量を低減させることができる。
例えば、MODE、QP及びMVの情報量は、ビットストリーム全体の10%〜30%であるのに対して、COEFの情報量は、ビットストリーム全体の30%〜80%であり、COEFは、MODE、QP及びMVの情報量に比べて情報量が多い。このCOEFのエンコード後の情報量が最小(例えば、ほぼ“0”)になるように再エンコードした再エンコード情報を記憶するため、本実施形態による動画配信システム1は、動画データをトランスコードしたビットストリームを記憶しておく場合に比べて、記憶量(記憶容量)を大幅に低減することができる。
これにより、本実施形態による動画配信システム1は、動画データから毎回生成する場合に比べて、配信するビットストリームを生成する処理量(計算量)を低減することができる。
これにより、本実施形態による動画配信システム1は、動画の配信ビットストリームの生成を全て配信側(例えば、動画配信装置4側)で実行し、端末装置3に処理負荷をかけることがない。
これにより、本実施形態による動画配信装置4は、上述した動画配信システム1と同様に、動画の配信において、処理量を低減させつつ、記憶量を低減させることができる。
これにより、本実施形態によるトランスコード方法は、動画配信装置4及び動画配信システム1と同様に、動画の配信において、処理量を低減させつつ、記憶量を低減させることができる。
次に、図面を参照して、第2の実施形態による動画配信システム1a及び動画配信装置4aについて説明する。
図6は、本実施形態による動画配信システム1aの一例を示すブロック図である。
図6に示すように、動画配信システム1aは、複数の動画投稿装置2(2−1、2−2、・・・)と、複数の端末装置3(3−1、3−2、・・・)と、動画配信装置4aとを備えている。また、動画配信装置4aは、(画像処理装置の一例)は、トランスコード部40と、動画データ受信部41と、デコード部43と、配信要求受信部45と、配信データ送信部47と、削除部48と、トランスコード制御部49と、動画データ記憶部51と、再エンコード情報記憶部52と、一時記憶部53と、ヒット実績情報記憶部54とを備えている。また、トランスコード部40は、再エンコード部44を備えている。
なお、この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
以下、これらの第1の実施形態と異なる点について説明する。
ヒット実績情報記憶部54は、ビットストリームが一時記憶部53においてヒット(存在)した旨の実績を示すヒット実績情報を記憶する。ヒット実績情報記憶部54は、例えば、動画識別情報と、ヒット実績情報とを対応付けて記憶する。
削除条件情報記憶部55は、一時記憶部53に記憶されているビットストリームを削除する条件を示した削除条件情報を記憶するための記憶領域である。削除条件情報の一例は、所定期間(例えば、240時間)内に所定回数(例えば1回)以上のヒット実績がなければ削除する等の条件を示した情報である。
また、トランスコード部40は、再エンコードモードにおいて、再エンコード部44に再エンコード情報を生成させて、生成した再エンコード情報と、動画識別情報とを対応付けて、再エンコード情報記憶部52に記憶させる。このように、再エンコード部44は、ビットストリームを一時記憶部53から削除する前に、デコード情報を再びエンコードし、エンコードした当該再エンコード情報を再エンコード情報記憶部52に記憶させる。また、トランスコード部40は、再エンコード情報を再エンコード情報記憶部52に記憶させた後に、再エンコード情報の生成処理が完了した旨を示す情報を削除部48に通知する。
また、削除部48は、再エンコード情報の生成処理が完了した場合に、当該ビットストリームを一時記憶部53から削除する。
また、トランスコード制御部49は、例えば、削除部48から再エンコード情報の生成要求が通知された場合に、トランスコード部40を再エンコードモードで動作させる。
図7は、本実施形態における再エンコード情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、動画配信装置4aは、一時記憶部53に記憶されているビットストリームを削除する場合に、再エンコード情報の生成処理を実行する。
また、ステップS405において、削除部48は、ビットストリームを一時記憶部53から削除する。例えば、削除部48は、トランスコード部40から再エンコード情報の生成処理が完了した旨を示す情報が通知されたら、対応するビットストリームを一時記憶部53に削除させ、処理を終了する。
図8は、本実施形態におけるトランスコード部40の動作の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、トランスコード部40は、再エンコード情報を生成するのか否かを判定する(ステップS501)。トランスコード部40は、例えば、トランスコード制御部49からの再エンコードモードの指示に基づいて、再エンコード情報を生成するのか否かを判定する。トランスコード部40は、再エンコード情報を生成する場合(ステップS501:YES)に、処理をステップS502に進める。また、トランスコード部40は、再エンコード情報を生成しない場合(ステップS501:NO)に、処理をステップS506に進める。
また、ステップS506において、トランスコード部40は、再エンコード情報に基づく生成であるか否かを判定する。トランスコード部40は、再エンコード情報に基づく生成である場合(ステップS506:YES)に、処理をステップS507に進める。また、トランスコード部40は、再エンコード情報に基づく生成でない場合(ステップS506:NO)に、処理をステップS508に進める。
また、ステップS508において、トランスコード部40は、動画データに基づいてトランスコードして、ビットストリームを生成する。なお、ステップS508の処理は、第1の実施形態における第1トランスコード部42によるビットストリームの生成処理と同様である。
なお、ステップS506からステップS508の処理は、トランスコードモードの処理に対応する。
図9は、本実施形態における動画配信装置4aの動作の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、動画配信装置4aは、まず、動画配信要求を受信したか否かを判定する(ステップS601)。動画配信装置4aの配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信したか否かを判定する。配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信した場合(ステップS601:YES)に、トランスコード制御部49が、トランスコード部40をトランスコードモードで動作させ、処理をステップS602に進める。また、配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信していない場合(ステップS601:NO)に、処理をステップS601に戻す。
次に、トランスコード部40は、ヒット実績情報をヒット実績情報記憶部54に記憶させる(ステップS604)。すなわち、トランスコード部40は、動画識別情報と、ヒット実績情報とを対応付けて、ヒット実績情報記憶部54に記憶させる。
次に、トランスコード部40は、生成したビットストリームを一時記憶部53に記憶させる(ステップS609)。すなわち、トランスコード部40は、当該ビットストリームと、動画識別情報とを対応付けて、を一時記憶部53に記憶させる。ステップS609の処理後に、トランスコード部40は、処理を上述したステップS605に進めて、ビットストリームを配信する。
次に、トランスコード部40は、取得した動画データに基づいてトランスコードして、ビットストリームを生成する(ステップS611)。ステップS611の処理後に、トランスコード部40は、処理を上述したステップS609に進めて、生成したビットストリームを一時記憶部53に記憶させた後、ビットストリームを配信する。
これにより、本実施形態による動画配信システム1aは、トランスコード部40が、再エンコード情報の生成処理と、ビットストリームの生成処理との両方を実行可能であるため、構成を簡略化することができる。
次に、図面を参照して、第3の実施形態による動画配信システム1b及び動画配信装置4bについて説明する。
図10は、本実施形態による動画配信システム1bの一例を示すブロック図である。
図10に示すように、動画配信システム1bは、複数の動画投稿装置2(2−1、2−2、・・・)と、複数の端末装置3(3−1、3−2、・・・)と、動画配信装置4bとを備えている。また、動画配信装置4bは、(画像処理装置の一例)は、動画データ受信部41と、デコード部43aと、再エンコード部44aと、配信要求受信部45と、第2トランスコード部46aと、配信データ送信部47と、プリトランスコード部61と、動画データ記憶部51と、再エンコード情報記憶部52と、Iピクチャ情報記憶部56とを備えている。
なお、この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
Iピクチャ情報記憶部56(第1画像情報記憶部の一例)は、プリトランスコード部61によって生成されたIピクチャ情報を記憶する。
また、第2トランスコード部46aは、いずれの端末装置3にビットストリームを送信するかが分かるように、例えば、要求元識別情報とともに生成したビットストリーム(配信ビットストリーム)を配信データ送信部47に供給する。
図11は、本実施形態における再エンコード情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。例えば、動画配信装置4bが動画投稿装置2から動画が投稿され、動画データが動画データ記憶部51に記憶された場合に、動画配信装置4bは、再エンコード情報を生成する。
次に、再エンコード部44aは、デコードされたデコード情報のうちのIピクチャ情報のCOEFを無効化して再エンコードし、再エンコード情報を生成する(ステップS703)。
図12は、本実施形態における動画配信装置4bの動作の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、動画配信装置4bの配信要求受信部45は、まず、動画配信要求を受信したか否かを判定する(ステップS801)。配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信した場合(ステップS801:YES)に、処理をステップS802に進める。また、配信要求受信部45は、端末装置3から動画配信要求を受信していない場合(ステップS801:NO)に、処理をステップS801に戻す。
これにより、本実施形態による動画配信システム1bは、第1の実施形態と同様に、動画の配信において、処理量を低減させつつ、記憶量を低減させることができる。
これにより、本実施形態による動画配信システム1bは、第1の実施形態と異なる手法により、第1の実施形態と同等の配信ビットストリーム(配信データ)を生成することができる。
次に、図面を参照して、第4の実施形態による動画配信システム1c及び動画配信装置4cについて説明する。
図13は、本実施形態による動画配信システム1cの一例を示すブロック図である。
図13に示すように、動画配信システム1cは、複数の端末装置3a(3a−1、3a−2、・・・)と、動画配信装置4cとを備えている。なお、動画配信システム1cは、第2の実施形態と同様に、複数の動画投稿装置2(2−1、2−2、・・・)を備えているが、図13においては記載を省略している。
なお、この図において、図10に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
送信制御部62は、1回目の動画配信要求に対して、第1配信データ及び第2配信データを含む配信データを配信データ送信部47に送信させ、2回目以降の配信要求に対して、第2配信データを含み、第1配信データを含まない配信データを配信データ送信部47に送信させる。また、送信制御部62は、配信データを配信データ送信部47に送信させる場合に、動画配信要求に含まれる動画識別情報と要求元識別情報とを対応付けて配信履歴情報記憶部57に記憶させる。
配信データ記憶部32は、動画配信装置4cから配信された第1配信データを記憶する。配信データ記憶部32は、動画識別情報と、第1配信データとを対応付けて記憶する。
図14は、本実施形態における動画配信装置4cの動作の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、動画配信装置4cの配信要求受信部45は、まず、動画配信要求を受信したか否かを判定する(ステップS901)。配信要求受信部45は、端末装置3aから動画配信要求を受信した場合(ステップS901:YES)に、処理をステップS902に進める。また、配信要求受信部45は、端末装置3aから動画配信要求を受信していない場合(ステップS901:NO)に、処理をステップS901に戻す。
次に、第2トランスコード部46bは、取得したIピクチャ情報と、取得した再エンコード情報のIピクチャに関するデータとに基づいてトランスコードした第1配信データを生成する(ステップS903)。
次に、第2トランスコード部46bは、取得した再エンコード情報のPBピクチャに関するデータに基づいてトランスコードした第2配信データを生成する(ステップS904)。
図15は、本実施形態における端末装置3aの動作の一例を示すフローチャートである。
図15に示すように、端末装置3aの配信データ合成部31は、まず、1回目の配信データであるか否かを判定する(ステップS1001)。配信データ合成部31は、例えば、受信した配信データに第1配信データが含まれているか否かにより、1回目の配信データであるか否かを判定してもよい。配信データ合成部31は、1回目の配信データである場合(ステップS1001:YES)に、処理をステップS1002に進める。また、配信データ合成部31は、1回目の配信データでない(2回目以降の配信データである)場合(ステップS1001:NO)に、処理をステップS1003に進める。
端末装置3aは、上述した処理により、生成したビットストリームを、例えば、表示部(不図示)に表示して、使用者に所望の動画を視聴させる。
次に、図面を参照して、第5の実施形態による動画配信システム1d及び動画配信装置4dについて説明する。
図16は、本実施形態による動画配信システム1dの一例を示すブロック図である。
図16に示すように、動画配信システム1dは、複数の端末装置3b(3b−1、3b−2、・・・)と、動画配信装置4dとを備えている。なお、動画配信システム1dは、第2の実施形態と同様に、複数の動画投稿装置2(2−1、2−2、・・・)を備えているが、図16においては記載を省略している。
なお、この図において、図10及び図13に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
配信データ記憶部32aは、動画配信装置4dから配信された第2配信データを記憶する。配信データ記憶部32aは、動画識別情報と、第2配信データとを対応付けて記憶する。
図17は、本実施形態における動画配信装置4dの動作の一例を示すフローチャートである。
図17において、ステップS1101からステップS1107までの処理は、上述した図14に示すステップS901からステップS907までの処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、ステップS1108の処理は、図14に示すステップS908の処理において、第2配信データを第1の配信データに置き換えた送信制御部62aによる処理である。
図18は、本実施形態における端末装置3bの動作の一例を示すフローチャートである。
図18において、ステップS1201の処理は、上述した図15に示すステップS1001の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。なお、ステップS1201においては、配信データ合成部31aは、例えば、受信した配信データに第2配信データが含まれているか否かにより、1回目の配信データであるか否かを判定してもよい。
端末装置3bは、上述した処理により、生成したビットストリームを、例えば、表示部(不図示)に表示して、使用者に所望の動画を視聴させる。
これにより、本実施形態による動画配信システム1dは、上述した第4の実施形態と同様の効果を奏する。
例えば、上記の各実施形態は、単独で実施される例を説明したが、各実施形態の一部又は全部を組み合わせて実施されてもよい。例えば、第1の実施形態の動画配信装置4が、第2の実施形態の一時記憶部53を備え、一時記憶部53からビットストリームを削除する際に、再エンコード情報を生成するようにしてもよい。また、例えば、第1の実施形態の動画配信装置4において、第2の実施形態のトランスコード部40を適用するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、デコード部43(43a)が、再エンコード部44(44a)に含まれて実現されてもよい。
また、上記の各実施形態において、動画データと、再エンコード情報、ビットストリーム、ヒット実績情報、Iピクチャ情報、PBピクチャ情報、第1配信データ、及び第2配信データのいずれかと、を対応付けるために、動画識別情報を利用する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各情報のファイル名に、動画データと関連する名前(文字列)を付与して対応付けてもよいし、別途、対応する情報のファイル名の組を記憶する対応テーブルを記憶部に記憶させるようにしてもよい。
また、上記の第4及び第5の実施形態において、デコード部43aが、プリトランスコード部によって生成されたIピクチャ情報及びPBピクチャ情報からデコード処理を実行する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、デコード部43aは、第1の実施形態のように第1トランスコード部42によって生成されたビットストリームからデコード処理を実行するようにしてもよい。
また、上記の第4及び第5の実施形態において、動画配信装置4c(4d)が、配信履歴情報記憶部57を備える例を説明したが、端末装置3a(3b)が、配信履歴情報記憶部57を備えるようにしてもよい。この場合、端末装置3a(3b)は、動画識別情報と配信元識別情報とを対応付けて配信履歴情報記憶部57に記憶させるようにしてもよい。
また、上記の第5の実施形態において、第2トランスコード部46cは、2回目以降の配信に対しても、第1配信データと第2配信データの両方を生成する例を説明したが、2回目以降に、第1配信データのみを生成するようにしてもよい。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
Claims (9)
- 動画データから生成されたビットストリームをデコードするデコード部と、
前記デコード部によってデコードされたデコード情報のうちの一部を、エンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードする再エンコード部と、
前記再エンコード部によってエンコードされた再エンコード情報を記憶する再エンコード情報記憶部と、
前記再エンコード情報記憶部が記憶する前記再エンコード情報に基づいてトランスコードするトランスコード部と
を備え、
前記再エンコード部は、前記デコード情報のうちの少なくとも係数情報をエンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードし、
前記トランスコード部は、前記再エンコード情報をデコードして得られる前記デコード情報であって、前記係数情報を除いた前記デコード情報と、前記動画データをデコードして得られる情報とに基づいてトランスコードする
ことを特徴とする画像処理システム。 - 前記動画データからフレーム間予測を用いずに符号化された第1画像情報を記憶する第1画像情報記憶部を備え、
前記デコード部は、前記第1画像情報と、前記動画データからフレーム間予測を用いて符号化された第2画像情報とを、前記ビットストリームとしてデコードして、前記デコード情報を生成し、
前記再エンコード部は、前記デコード情報のうち、前記第1画像情報に関する係数情報をエンコード後の情報量が最小になるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードし、
前記トランスコード部は、前記第1画像情報記憶部が記憶する前記第1画像情報と、前記再エンコード情報記憶部が記憶する前記再エンコード情報とに基づいてトランスコードする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。 - 前記トランスコード部は、前記第1画像情報と、前記再エンコード情報のうち前記第1画像情報に関するデータとに基づいてトランスコードした第1配信データを生成するとともに、前記再エンコード情報のうち前記第2画像情報に関するデータに基づいてトランスコードした第2配信データを生成し、前記第1配信データと前記第2配信データとを含む配信ビットストリームを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。 - 前記トランスコード部によってトランスコードされた配信ビットストリームを、前記動画データの配信を要求した端末装置に送信する送信部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理システム。 - 前記トランスコード部が、前記再エンコード部を備え、
前記再エンコード部は、前記再エンコード情報を生成する再エンコードモードと、前記トランスコードする際に利用するトランスコードモードとを切り替え可能である
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理システム。 - 前記ビットストリームを一時記憶する一時記憶部と、
前記ビットストリームを前記一時記憶部から削除する削除部と
を備え、
前記再エンコード部は、前記ビットストリームを前記一時記憶部から削除する前に、前記デコード情報を再びエンコードし、エンコードした当該再エンコード情報を前記再エンコード情報記憶部に記憶させる
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理システム。 - 動画データから生成されたビットストリームをデコードするデコード部と、
前記デコード部によってデコードされたデコード情報のうちの一部をエンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードする再エンコード部と、
前記再エンコード部によってエンコードされた再エンコード情報を記憶する再エンコード情報記憶部と、
前記再エンコード情報記憶部が記憶する前記再エンコード情報に基づいてトランスコードするトランスコード部と
を備え、
前記再エンコード部は、前記デコード情報のうちの少なくとも係数情報をエンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードし、
前記トランスコード部は、前記再エンコード情報をデコードして得られる前記デコード情報であって、前記係数情報を除いた前記デコード情報と、前記動画データをデコードして得られる情報とに基づいてトランスコードする
ことを特徴とする画像処理装置。 - デコード部が、動画データから生成されたビットストリームをデコードするデコードステップと、
再エンコード部が、前記デコードステップによってデコードされたデコード情報のうちの一部をエンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードし、エンコードした再エンコード情報を再エンコード情報記憶部に記憶させる再エンコードステップと、
トランスコード部が、前記再エンコード情報記憶部が記憶する前記再エンコード情報に基づいてトランスコードするトランスコードステップと
を含み、
前記再エンコードステップにおいて、前記再エンコード部が、前記デコード情報のうちの少なくとも係数情報をエンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードし、
前記トランスコードステップにおいて、前記トランスコード部が、前記再エンコード情報をデコードして得られる前記デコード情報であって、前記係数情報を除いた前記デコード情報と、前記動画データをデコードして得られる情報とに基づいてトランスコードする
ことを特徴とするトランスコード方法。 - コンピュータに、
動画データから生成されたビットストリームをデコードするデコードステップと、
前記デコードステップによってデコードされたデコード情報のうちの一部をエンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードし、エンコードした再エンコード情報を再エンコード情報記憶部に記憶させる再エンコードステップと、
前記再エンコード情報記憶部が記憶する前記再エンコード情報に基づいてトランスコードするトランスコードステップと
を実行させるためのプログラムであり、
前記再エンコードステップにおいて、前記デコード情報のうちの少なくとも係数情報をエンコード後の情報量が低減されるように変更して、前記デコード情報を再びエンコードする処理と、
前記トランスコードステップにおいて、前記再エンコード情報をデコードして得られる前記デコード情報であって、前記係数情報を除いた前記デコード情報と、前記動画データをデコードして得られる情報とに基づいてトランスコードする処理と
を実行させるためのプログラム。
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