JP6191470B2 - 画像処理システム、画像処理装置及び携帯端末装置 - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置及び携帯端末装置 Download PDF

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Description

この発明は、多機能デジタル複合機であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像処理装置と、該画像処理装置を遠隔操作可能なスマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置とを備えた画像処理システム、該システムに用いられる画像処理装置及び携帯端末装置に関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置は、電子化された文書を記憶可能であり、時と場所を選ばず、文書を閲覧したり編集したりできる。また、携帯端末装置で編集等したファイルを前記MFP等の画像処理装置に送信し、画像処理装置で印刷または保存等の処理を実行させることができる。さらに、画像処理装置のスキャナ部で読み取った原稿の画像データ等からなるファイルを携帯端末装置に送信し、携帯端末装置で編集等を行うこともできる。
しかし、携帯端末装置と画像処理装置とを、それぞれ別個に操作する必要があり、操作が煩雑になるといった問題がある。
そこで、最近、画像処理装置の機能を使用するための画像処理装置側の操作画面を、携帯端末装置の表示部にリモート画面として表示し、携帯端末装置から画像処理装置を連携操作できるようにした、画像処理装置と携帯端末装置との画像処理システムが提案されている。このシステムでは、携帯端末装置の表示部に表示される画像処理装置側のリモート画面は、画像処理装置から送信される画面データに基づいて表示される。
つまり、操作が行われたことを示す情報が携帯端末装置から画像処理装置に送信され、画像処理装置はこの情報に基づいて次の画面データを作成し、この画面データを携帯端末装置に送信し、携帯端末装置はこの画面データに基づいてリモート画面を更新表示する。
ところで、携帯端末装置には、自装置の状態やアプリケーションの状態等をアイコン等で簡易表示したり、あるいはメッセージの一部を簡易表示する帯状の簡易表示エリアが画面に表示されている。また、画像処理装置の操作画面にも、トナーや用紙情報等をアイコン等で簡易表示したり、メッセージの一部を簡易表示する帯状の簡易表示エリアが表示される場合がある。
このような携帯端末装置側の簡易表示エリアや画像処理装置側の簡易表示エリアに対して、ユーザーが例えばフリック操作等の引き出し操作を行うと、表示エリアの幅方向の一端が引き出されて簡易表示エリアが拡張され、詳細情報の表示画面が表示される。
ところが、図27に示すように、このような簡易表示エリア300が表示された画像処理装置の操作画面を、太枠で示すリモート画面D1として携帯端末装置2に表示した場合、リモート画面D1内に表示された帯状の簡易表示エリア300と携帯端末装置2側の帯状の簡易表示エリア400が隣接状態で表示される場合がある。
このような表示状態において、ユーザーがリモート画面D1上の簡易表示エリア300に対して、図27の矢印A方向にフリック操作等を行う場合、次のような問題が発生していた。なお、図27において、矢印Bは携帯端末装置2側の簡易表示エリア400に対してフリック操作を行う場合を示している。
特開2012−204993号公報
即ち、画像処理装置の操作画面であるリモート画面D1上の簡易表示エリア300は狭い領域であり、ユーザーがこの簡易表示エリア300に対してフリック操作等を行う場合、この簡易表示エリア300を矢印Aの方向に幅方向に横断してフリック操作を行うと、隣接する携帯端末装置2側の簡易表示エリア400を誤ってフリックしてしまい、携帯端末装置2側の簡易表示エリア400が引き出されてしまう。このため、リモート画面D1上の簡易表示エリア300を正確に引き出すためには、簡易表示エリア300内の狭い領域を始点にして操作しなければならず、操作性が良くないという問題があった。
なお、フリック操作の始点の領域を広げるために、リモート画面D1をピンチ操作等により拡大したのちフリック操作すると、画面全体が拡大されるため、状態表示の詳細情報の全体を確認することができず、このためその後に画面の縮小操作やスクロール操作が必要となり、却って操作が面倒になる。
なお、上記の特許文献1には、操作パネルで枠消し設定しようとしたときに、テンキー表示がなされ、そのときにテンキー画面の下に枠消し設定値があると仮定しても何が設定されたかが確認できないため、テンキー画面が下の枠消し設定値と重ならないように、予めテンキー表示領域を設定しておく技術が開示されているが、この技術によっても上記の問題を解決することはできなかった。
一方、スマートフォン等のWEBブラウザで指定した広告画像等のコンテンツを、画面の指定した位置に表示する技術がある。
しかし、この技術を利用して、携帯端末装置に表示された画像処理装置の簡易表示エリアを指定位置に移動しようとしても、リモート画面は画像処理装置から送信された1つの画面表示用データを再生して表示されるため、リモート画面の一部領域だけ別の動作をさせることは困難である。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、簡易表示エリアを有する画像処理装置の操作画面であるリモート画面内の画像処理装置側の簡易表示エリアと、携帯端末装置側の簡易表示エリアが隣接して携帯端末装置に表示される場合の、リモート画面内の簡易表示エリアに対する操作性が良くないという問題や、携帯端末装置側の簡易表示エリアを誤って操作してしまうという問題を解決することができる画像処理システム、画像処理装置及び携帯端末装置を提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)画像処理装置と該画像処理装置を遠隔操作可能な携帯端末装置とを備えた画像処理システムであって、前記画像処理装置は、少なくとも自装置の状態及び/またはメッセージを簡易表示する簡易表示エリアであって、該簡易表示エリアに対してユーザーが引き出し操作を行ったときに前記簡易表示エリアを引き出して詳細情報を表示する第1の簡易表示エリアを有する自装置の操作画面を、前記携帯端末装置にリモート画面として表示させるためのリモート画面表示用データを作成する表示用データ作成手段と、前記作成されたリモート画面表示用データを携帯端末装置に送信する送信手段と、前記リモート画面表示用データに基づいて携帯端末装置に表示されたリモート画面に対してユーザーが行った操作情報を、携帯端末装置から受信する受信手段と、を備え、前記受信手段により前記操作情報を受信したときは、前記表示用データ作成手段は、前記受信した操作情報に応じた前記リモート画面表示用データを作成し、前記送信手段は、作成されたリモート画面表示用データを前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置は、前記画像処理装置からの前記リモート画面表示用データを受信する受信手段と、表示手段と、前記受信手段により受信したリモート画面表示用データに基づいて画像処理装置の操作画面をリモート画面として前記表示手段に表示すると共に、少なくとも自装置の状態及び/またはメッセージを簡易表示する第2の簡易表示エリアを前記リモート画面と共に表示し、かつ前記第2の簡易表示エリアに対してユーザーが引き出し操作を行ったときに前記簡易表示エリアを引き出して詳細情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示された前記リモート画面に対してユーザーが操作を行ったときは、操作に対応する操作情報を前記画像処理装置に送信する送信手段と、を備え、前記画像処理装置のリモート画面における前記第1の簡易表示エリアと、前記携帯端末装置の表示手段に表示される前記第2の簡易表示エリアとが隣接するときは、前記画像処理装置または携帯端末装置は、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する制御を行うことを特徴とする画像処理システム。
(2)前記画像処理装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を前記携帯端末装置に送信すると共に、前記第1の簡易表示エリアを消去したリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を第2の簡易表示エリアに表示することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する前項1に記載の画像処理システム。
(3)前記携帯端末装置は、第2の簡易表示エリアの表示内容を前記画像処理装置に送信すると共に、前記第2の簡易表示エリアを非表示とし、前記画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を第1の簡易表示エリアに表示するリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する前項1に記載の画像処理システム。
(4)前記携帯端末装置は、前記第2の簡易表示エリアを非表示とすることにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する前項1に記載の画像処理システム。
(5)前記画像処理装置は、前記第1の簡易表示エリアの位置情報を前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置は、前記第1の簡易表示エリアの位置情報を受信して、前記第2の簡易表示エリアを第1の簡易表示エリアから離間する位置に移動させて表示することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する前項1に記載の画像処理システム。
(6)前記携帯端末装置は、前記第2の簡易表示エリアの位置情報を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの位置情報を受信して、前記第1の簡易表示エリアを第2の簡易表示エリアから離間する位置に移動させたリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する前項1に記載の画像処理システム。
(7)前記携帯端末装置または画像処理装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を前記第2の簡易表示エリアに表示可能な空き領域の有無を判断する判断手段を備え、前記判断手段により空き領域が存在すると判断された場合は、携帯端末装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を第2の簡易表示エリアに表示し、空き領域が存在しないと判断された場合は、前記画像処理装置は前記第1の簡易表示エリアを第2の簡易表示エリアから離間する位置に移動させたリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する前項2に記載の画像処理システム。
(8)前記携帯端末装置または画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの表示内容を前記第1の簡易表示エリアに表示可能な空き領域の有無を判断する判断手段を備え、前記判断手段により空き領域が存在すると判断された場合は、前記画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を自己の第1の簡易表示エリアに表示するリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信し、空き領域が存在しないと判断された場合は、前記携帯端末装置は前記第2の簡易表示エリアを第1の簡易表示エリアから離間する位置に移動させて表示することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する前項3に記載の画像処理システム。
(9)前項1〜8のいずれかに記載の画像処理システムに用いられる画像処理装置。
(10)前項1〜8のいずれかに記載の画像処理システムに用いられる携帯端末装置。
前項(1)に記載の発明によれば、携帯端末装置の表示手段に表示されたリモート画面における画像処理装置側の第1の簡易表示エリアと、携帯端末装置側の第2の簡易表示エリアとが隣接するときは、画像処理装置または携帯端末装置は、前記第1の簡易表示エリアと前記第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する制御を行うから、第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示が回避される。このため、リモート画面の第1の簡易表示エリアを幅方向に横断してフリック操作等を行うことができるから、狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できる。しかも、隣接する携帯端末装置側の簡易表示エリアを誤ってフリック操作してしまう不都合も解消できる。
前項(2)に記載の発明によれば、第1の簡易表示エリアの表示内容は携帯端末装置の第2の簡易表示エリアに携帯端末装置の表示内容と合わせて表示され、リモート画面から第1の簡易表示エリアが消去されるから、リモート画面の第1の簡易表示エリアを操作しようとして携帯端末装置側の第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合を解消できる。なお、第1の簡易表示エリアの詳細内容を知りたいユーザーは、第2の簡易表示エリアをフリック操作等すれば良く、この場合、第2の簡易表示エリアを幅方向に横断してフリック操作等を行うことができるから、狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できる。
前項(3)に記載の発明によれば、携帯端末装置側の第2の簡易表示エリアの表示内容は、リモート画面の第1の簡易表示エリアに画像処理装置の表示内容と合わせて表示され、携帯端末装置側の第2の簡易表示エリアが非表示となるから、リモート画面の第1の簡易表示エリアを操作しようとして携帯端末装置側の第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合を解消できる。なお、携帯端末装置の第2の簡易表示エリアの詳細内容を知りたいユーザーは、リモート画面における第1の簡易表示エリアをフリック操作等すれば良く、この場合、第1の簡易表示エリアを幅方向に横断してフリック操作等を行うことができるから、狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できる。
前項(4)に記載の発明によれば、携帯端末装置は第2の簡易表示エリアを非表示とするから、リモート画面の第1の簡易表示エリアを操作しようとして携帯端末装置側の第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合を解消できる。
前項(5)に記載の発明によれば、携帯端末装置は、画像処理装置から第1の簡易表示エリアの位置情報を受信して、自己の第2の簡易表示エリアを第1の簡易表示エリアから離間する位置に移動させて表示するから、第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示状態が回避される。このため、リモート画面の第1の簡易表示エリアを幅方向に横断してフリック操作等を行うことができるから、狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できる。しかも、隣接する携帯端末装置側の簡易表示エリアを誤ってフリック操作してしまう不都合も解消できる。
前項(6)に記載の発明によれば、画像処理装置は、携帯端末装置から第2の簡易表示エリアの位置情報を受信して、自己の第1の簡易表示エリアを第2の簡易表示エリアから離間する位置に移動させたリモート画面表示用データを作成して携帯端末装置に送信するから、携帯端末装置にリモート画面が表示された状態では、第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示状態が回避される。このため、リモート画面の第1の簡易表示エリアを幅方向に横断してフリック操作等を行うことができるから、狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できる。しかも、隣接する携帯端末装置側の簡易表示エリアを誤ってフリック操作してしまう不都合も解消できる。
前項(7)に記載の発明によれば、携帯端末装置または画像処理装置により、第1の簡易表示エリアの表示内容を第2の簡易表示エリアに表示可能な空き領域が存在すると判断された場合に、第1の簡易表示エリアの表示内容は第2の簡易表示エリアに表示され、空き領域が存在しないと判断された場合は、画像処理装置は第1の簡易表示エリアを第2の簡易表示エリアから離間する位置に移動させたリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信する。従って、携帯端末装置にリモート画面が表示された状態では、第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示状態が回避され、このため狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できるとともに、リモート画面の第1の簡易表示エリアを操作しようとして第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合を解消できる。
前項(8)に記載の発明によれば、携帯端末装置または画像処理装置により、第2の簡易表示エリアの表示内容を第1の簡易表示エリアに表示可能な空き領域が存在すると判断された場合に、第2の簡易表示エリアの表示内容は、第1の簡易表示エリアに表示され、空き領域が存在しないと判断された場合は、携帯端末装置は第2の簡易表示エリアを第1の簡易表示エリアから離間する位置に移動させて表示する。従って、携帯端末装置にリモート画面が表示された状態では、第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示状態が回避され、このため狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できるとともに、リモート画面の第1の簡易表示エリアを操作しようとして携帯端末装置の第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合を確実に解消できる。
前項(9)に記載の発明によれば、狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上でき、しかも隣接する携帯端末装置側の簡易表示エリアを誤ってフリック操作してしまう不都合も解消できる画像処理装置となる。
前項(10)に記載の発明によれば、狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上でき、しかも隣接する携帯端末装置側の簡易表示エリアを誤ってフリック操作してしまう不都合も解消できる携帯端末装置となる。
この発明の一実施形態に係る携帯端末装置が用いられた画像処理連携システムの構成図である。 画像処理装置及び携帯端末装置の電気的な構成を示すブロック図である。 画像処理装置及び携帯端末装置のファームウェア構成を示すブロック図である。 画像処理装置及び携帯端末装置の各ソフトウェアの関係を示す図である。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例1における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 図5の制御例1の場合の画像処理装置と携帯端末装置の動作を示すシーケンス図である。 図5及び図6に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例2における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 図8の制御例2の場合の画像処理装置と携帯端末装置の動作を示すシーケンス図である。 図8及び図9に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例3における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 図11の制御例3の場合の画像処理装置と携帯端末装置の動作を示すシーケンス図である。 図11及び図12に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例4における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 図13の制御例4の場合の画像処理装置と携帯端末装置の動作を示すシーケンス図である。 図14及び図15に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例5における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例6における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 図18の制御例6の場合の画像処理装置と携帯端末装置の動作を示すシーケンス図である。 図18及び図19に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例7における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 図21の制御例7の場合の画像処理装置と携帯端末装置の動作を示すシーケンス図である。 図21及び図22に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。 第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避するための制御例8における携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。 図24の制御例8の場合の画像処理装置と携帯端末装置の動作を示すシーケンス図である。 図24及び図25に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。 従来の携帯端末装置の表示部の画面を示す図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理システムの構成図である。
この画像処理システムは、画像処理装置1と携帯端末装置2等を備え、これらの画像処理装置1と携帯端末装置2は、無線LANルータ3、ネットワーク4を介して相互に接続可能となされている。なお、画像処理装置1と携帯端末装置2は、USBインターフェース等により有線接続も可能であるが、この実施形態では、無線通信により相互に接続されるものとして説明する。
この実施形態では、画像処理装置1としてコピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を備えた前述のMFPが用いられている。以下、画像処理装置をMFPとも記す。また、携帯端末装置を携帯端末とも記す。
図2は、前記MFP1と携帯端末2の電気的な構成を示すブロック図である。
MFP1は、CPU101、ROM102、RAM103,スキャナ部104、プリント部105、記憶部106、操作パネル部107、WIFI(Wireless Fidelity)モジュール109、LAN(Local Area Network)コントローラ110、USBインターフェース(USBI/F)111等を備えている。
前記CPU101は、ROM102等に記憶された動作プログラムに従って動作することにより、MFP1の全体を統括的に制御するものである。例えば、MFP1の各種機能を使用可能に制御するほか、この実施形態では、携帯端末2からの要求に基づいて、自装置の操作画面を携帯端末2にリモート画面として表示させるためのリモート画面表示用データを携帯端末2に送信したり、携帯端末2側で行われたユーザー操作に応じて、ジョブを実行したり次に表示させるリモート画面表示用データ等を携帯端末2に送信する。
前記ROM102は、CPU101の動作プログラム等を記憶するメモリであり、RAM103はCPU101が動作プログラムに従って動作するときの作業領域を提供するメモリである。
前記スキャナ部104は、図示しないプラテンガラス上にセットされた原稿や、同じく図示しない自動原稿搬送装置にセットされた原稿の画像を読み取って、電子データである画像データを出力するものである。
前記プリント部105は、スキャナ部104により読み取られた原稿の画像データや、携帯端末2等から送信されたプリントデータを、用紙に印刷するものである。
前記記憶部106は、各種のデータやアプリケーション等を記憶するものであり、ハードディスク装置などが用いられている。特に、この実施形態では、操作パネル部107に表示される各種の操作画面の表示用データが記憶されており、ユーザーの操作に応じた操作画面の表示用データがCPU101によって記憶部106から呼び出され、操作パネル部107に表示されたり、携帯端末2に送信される。また、スキャナ部104で読み取られた画像データからなる文書ファイルや、外部装置から送信された文書ファイル等の複数のファイルも保存されている。
操作パネル部107は、MFP1を操作したりユーザーにメッセージ等を表示するものであり、スタートキー、ストップキー、リセットキー、テンキー等の機械的なハードウェアキーを有するキー部107aと、液晶等のタッチパネルからなる表示部107bを備えている。
前記WIFIモジュール109は、携帯端末2と無線接続するためのインターフェースであり、前記LANコントローラ110は、パーソナルコンピュータや他のMFP等の外部装置との間の通信を制御するものである。
前記USBインターフェース111は携帯端末2と有線接続するためのインターフェースである。
一方、携帯端末2には、スマートフォン、タブレット端末、電子ペーパー等が用いられる。携帯端末2は、CPU201、RAM202、記憶部203、表示部204a、操作部204b、WIFIモジュール205、LANコントローラ206、USBインターフェース207、ファイル処理部208a、208b、連携部209等を備えている。
前記CPU201は、携帯端末2の全体を統括的に制御するものであり、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、後述する連携アプリケーションあるいは汎用アプリケーションに従って動作する。
前記RAM202は、CPU201が動作プログラムに従って動作するときの作業領域となるメモリである。
前記記憶部203は、各種のデータやアプリケーション等を記憶するものであり、ハードディスク装置などが用いられている。この実施形態では、MFP1から送信された第1の簡易表示エリア(後述する)を含むリモート画面表示用データ、基本OS、連携アプリケーション、汎用アプリケーション等のプログラムを記憶している。なお、以下の説明ではアプリケーションを単にアプリともいう。
前記表示部204aは液晶等のデバイスからなり、操作部204bは表示部204aに設けられ、タッチ入力操作が可能なタッチパネルからなる。タッチ操作は通常、タッチした指の数や指の移動に応じて操作内容を規定するジェスチャー操作によって行われる。ジェスチャー操作の一例として、画面を引き出したりスクロール(ページ送りやページ戻し)するためのフリック操作、画像の変倍(拡大または縮小)や回転等を指示するためのピンチイン操作、ピンチアウト操作などを例示できる。
前記WIFIモジュール205は、携帯端末2をMFP1と無線接続するためのインターフェースであり、前記LANコントローラ206は、ユーザー端末等の外部装置との間の通信を制御するものである。また、前記USBインターフェース207は、携帯端末装置2をMFP1と有線接続するためのインターフェースである。
前記ファイル処理部208a、208bは、ファイルの編集、転送あるいはメール配信等の処理を実施する。以下、ファイル処理部208a、208bをいずれもファイル処理部208と記す。
前記連携部209は、MFP1と携帯端末2の間の機能連携を円滑に行うために、MFP1の機能を使用できるようにするためのものである。具体的には、MFP1のコピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を使用するためにMFP1の操作パネル部107に表示される操作画面と同じ操作画面を再生するためのリモート画面表示用データをMFP1から受信し、前記操作画面をリモート画面として表示部204に表示したり、リモート画面に表示された操作ボタン等をユーザーが押下したときに、画面上の操作位置の座標を検出して操作情報としてMFP1に送信する。MFP1は前記操作位置の座標を解析することにより、ユーザーの操作指示を特定し、操作指示に応じた動作を実行する。
前記ファイル処理部208は、CPU201が汎用アプリを実行することによりその機能が実現される。つまり、汎用アプリは各種ファイルを処理するファイル処理部208を実現するためのソフトウェアであり、例えばファイル編集用アプリ、ファイルを電子メールで配信する機能を有するアプリ、ウェブ上にファイルをストレージする機能を有するアプリ等、各種のアプリを用いることができる。
また、前記連携部209は、CPU201が前述した連携アプリを実行することによりそれらの機能が実現される。つまり、連携アプリはMFP1と携帯端末2とのスムーズな機能連携を図るためのソフトウェアである。また、連携アプリと汎用アプリとの間で、ファイルの転送やダウンロードを行うことができる。
図3は、MFP1と携帯端末2のファームウェア構成を示すブロック図である。
MFP1は、アプリ層に、操作パネル(アプリ)121やオープンAPI(Open Application Program Interface)122等を備え、共通API層に、共通API(Common API)125やパネル表示画像生成部126等を備え、ハードウェア依存層に、パネル画面生成部123、パネル制御部124、携帯端末用制御部127等を備えている。
さらに、カーネル層に、パネル入力制御部129、パネルLCD制御部130、JPEGコーダドライバ131等を備え、デバイス層に、操作パネル部107、USBインターフェース部111、JPEG圧縮部133、WIFIモジュール109等を備えている。
パネル画面生成部123は、携帯端末2から連携操作が行われた場合に、操作パネル部107に表示されるMFP1側の画面データを作成する。
パネル制御部124は操作パネル部107との通信状態の制御等を行い、携帯端末用制御部127は、携帯端末2との連携処理時に、携帯端末2と通信を行うためのインターフェース等を制御する。
パネル入力制御部129は、操作パネル部107の操作入力に関する制御を行い、パネルLCD制御部130は、操作パネル部107の表示部107bの表示制御を行う。JPEG圧縮部133は、JPEGコーダドライバ131を介して携帯端末用制御部127から送信されてきたリモート画面表示用データ等をJPEG圧縮するものであり、圧縮されたデータはUSBインターフェース111やWIFIモジュール109を介して、携帯端末2に送信される。
一方、携帯端末2は、画像表示アプリ221、表示画像生成アプリ222、JPEG展開アプリ223、ブラウザ224等の各種アプリケーションを備えたアプリケーション層と、各種のマネージャー225、226等を備えたプラットフォーム層と、各種のライブラリ227及びカーネル228を備えたOS層と、ハードウェア229によって構成されている。
前記JPEG展開アプリ223は、MFP1から送信されてきた圧縮データを伸張するものである。
表示画像生成アプリ222は、携帯端末2の表示部204にリモート画面として表示されるMFP1の操作画面と共に、携帯端末2の状態をアイコン等で表示したりメッセージの一部を表示するための帯状の簡易表示エリア(第2の簡易表示エリア)を表示させる。また、リモート画面として表示されるMFP1の操作画面にMFP1側の簡易表示エリア(第1の簡易表示エリア)が含まれている場合は、第1の簡易表示エリアと自装置の第2の簡易表示エリアが隣接しているかどうかを判断し、隣接していないと判断された場合はそのまま画面を表示し、隣接していると判断された場合は、隣接表示を回避するための表示制御処理を行う。この処理については後述する。
なお、この実施形態では、隣接しているかどうかの判断は、第1の簡易表示エリアと第2の簡易表示エリアがリモート画面の同一辺側に存在しているかどうかを判断することにより行っている。
前記画像表示アプリ221は、MFP1から送信されJPEG展開アプリ223で伸張されたリモート画面表示用データを用いて、MFP1の操作画面をリモート画面として作成し表示部204に表示させるものである。
なお、この実施形態では、画像表示アプリ221、表示画像生成アプリ222、JPEG展開アプリ223は、連携アプリで実現される機能の一部として構成されている。
次に、MFP1と携帯端末2を連携操作する場合の処理について説明する。
ユーザーが携帯端末2をMFP1にネットワーク経由にて無線接続し、携帯端末2とMFP1を連携して操作しようとしている。携帯端末2とMFP1の連携操作は、ユーザーが携帯端末2にインストールされている連携アプリを起動することにより、開始される。
図4は、MFP1及び携帯端末2の各ソフトウェアの関係を示すものであり、左側にMFP1側のソフトウェアを、右側に携帯端末2のソフトウェアをそれぞれ示す。
携帯端末2の連携アプリは、携帯端末2のOSと汎用のソフトウェアであるアプリソフトの中間に位置しており、MFP1からのデータの受信及び受信したデータの処理、ユーザーの操作情報や携帯端末2側のリモート画面表示用データの取得等を行うことができ、必要に応じて取得したデータをMFP1へ送信することができる。つまり、携帯端末2の連携ソフトは、アプリの呼び出し等の携帯端末2側でのユーザー操作受付処理、MFP1のリモート画面表示用データの受信・表示処理(携帯端末側操作画面処理)、連携操作関連処理等を実行する。連携操作関連処理としては、操作の内容を示す操作情報のMFP1との通信等が挙げられる。
一方、MFP1の連携アプリは、MFP1側のOSやMFP1用のアプリソフトが全て自社設計/自社カスタマイズであって必要な情報をすべて得られる場合は、OS−アプリソフト間に位置しなくても良く、OSやアプリソフトと独立でありながら、OSやアプリソフトと通信することにより、必要な情報を入手してもよい。MFP1の連携アプリは、アプリの呼び出し等のMFP1側のユーザー操作受付処理、携帯端末2へのMFP側画面データの送信処理(MFP側操作画面処理)、連携操作関連処理等を実行する。連携操作関連処理としては、携帯端末2からの操作情報等の受信・実行処理等が挙げられる。
ユーザーが携帯端末2の表示部204に表示された連携操作アイコンを選択し、MFP連携を指示すると、携帯端末2の連携ソフトは、登録されているMFP1への通信を行い、MFP1の連携ソフトを呼び出し、リモート画面表示用データの取得を要求する。それにより、連携操作モードが開始され、MFP1の表示部105aと携帯端末2の表示部204に、MFP側の操作画面が表示される。なお、MFP1の表示部105aにおける画面表示は行われなくても良い。
次に、図1に示した画像処理連携システムの動作を説明する。
今、携帯端末2の表示部204aに、図27に示すように、MFP1で作成されたMFP1の操作画面がリモート画面D1として表示されている。このリモート画面D1の上部領域には、左右に長く上下幅の小さい帯状の第1の簡易表示エリア300が表示されている。この第1の簡易表示エリア300は、例えば用紙切れやエラー等のMFP1の状態をアイコン等により簡易表示するための領域である。なお、第1の簡易表示エリア300にはアイコンだけでなく、簡単なメッセージあるいはメッセージの一部等が表示されても良いし、メッセージあるいはメッセージの一部のみが表示されても良い。
前記第1の簡易表示エリア300は、ユーザーがフリック操作等により第1の簡易表示エリア300を下方に引き出す操作を行うと、操作の情報が携帯端末2からMFP1へ送信され、MFP1は、第1の簡易表示エリア300が下方に拡大しMFP1の状態等を示す詳細な情報を表示したリモート画面表示用データを作成して携帯端末2に送信し、携帯端末2はこれを受信して、第1の簡易表示エリア300が下方に拡大しMFP1の状態等を示す詳細な情報を表示したリモート画面を表示するものとなされている。
さらに、携帯端末2の表示部204aには、リモート画面D1の上方に近接して、左右に長く上下幅の小さい帯状の第2の簡易表示エリア400が表示されている。この第2の簡易表示エリア400は、例えば外部装置との無線接続状態等をアイコン等により簡易表示するための領域である。なお、第2の簡易表示エリアにはアイコンだけでなく、簡単なメッセージあるいはメッセージの一部等が表示されても良いし、メッセージあるいはメッセージの一部のみが表示されても良い。また、ユーザーがフリック操作等により第2の簡易表示エリアを下方に引き出す操作を行うと、携帯端末2は、第2の簡易表示エリア400が下方に拡大しMFP1の状態等を示す詳細な情報を表示した画面を表示するものとなされている。
このようにリモート画面D1と携帯端末2の第2の簡易表示エリア400が表示される結果、リモート画面D1内の帯状の第1の簡易表示エリア300と携帯端末2の帯状の第2の簡易表示エリア400とが上下に隣接して表示された状態となる。このため、ユーザーがリモート画面D1の第1の簡易表示エリア300を該エリアの上方から下方にエリアを横断する態様でクリック操作等を行い、前記エリア300を下方に引き出して詳細情報を表示させるときに、誤って携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を操作してしまうおそれがある。これを防止するためには、第1簡易表示エリア300の狭い領域を始点としてフリック操作しなければならず、操作性が良くない。
そこで、この実施形態では、MFP1または携帯端末2は、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400の隣接表示を回避するために、以下のような制御を行う。
なお、特に言及しない限り、ユーザーによる携帯端末2の連携アプリの起動後に、MFP1からリモート画面に表示される第1の簡易表示エリア300の位置情報が携帯端末2に送信され、携帯端末2は受信した位置情報で示される第1の簡易表示エリア300の画面上の位置と、携帯端末2自身の第2の簡易表示エリアの位置400の位置とを比較し、両者がリモート画面の同じ辺側に位置する場合は両者は隣接して表示されると判断し、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400の隣接表示を回避するための制御を行うものとなされている。なお、携帯端末2から第2の簡易表示エリア400の位置情報がMFP1に送信されることにより、MFP1が第1,第2の簡易表示エリア300、400の位置を比較し、両エリアが隣接しているかどうかを判断しても良い。
一方、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400がリモート画面の同じ辺側に位置しない場合は、両者は隣接して表示されないと判断される。この場合は、MFP1は従来と同様に、第1の簡易表示エリア300を含むリモート画面表示用データを携帯端末2に送信する。
ただし、以下の制御例において、第1の簡易表示エリア300の位置と携帯端末2自身の第2の簡易表示エリア400の位置の比較について言及している場合は、そのときに比較が行われる。
[制御例1]
この制御例1では、図5に示すように、リモート画面D1における第1の簡易表示エリア300を消去し、第1の簡易表示エリア300の表示内容であるアイコン等を携帯端末2の第2の簡易表示エリア400に合体して表示するものである。図5の例では、第2の簡易表示エリア400の左部領域401に、携帯端末2の状態等を示すアイコンが、右部領域402にMFP1の状態等を示すアイコンが、それぞれ表示されている。
MFP1の状態等を示す詳細な情報を知りたい場合、ユーザーは第2の簡易表示エリア400に対するフリック操作等により下方に引き出す操作を行うことで、第2の簡易表示エリア400が下方に拡張しMFP1の状態等を示す詳細な情報が表示される。
なお、図5以降の図面等において、第1の簡易表示エリアを第1のエリア、第2の簡易表示エリアを第2のエリアと略記される場合もある。
図6は、図5に示したような第1の簡易表示エリア300のアイコン等を携帯端末2の第2の簡易表示エリア400に合体して表示する場合のMFP1と携帯端末2の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末2のユーザーが連携アプリを起動すると、MFP1から初期画面に対応するリモート画面表示用データが送信される(S1)。携帯端末2は連携アプリでこれを受信し、携帯端末2の表示部204aにリモート画面D1として表示する。
ユーザーが表示されたリモート画面D1に対してタッチ操作を行うと、連携アプリからタッチした座標情報がMFP1に送信される(S2)。
MFP1は受信した座標情報に対応する次の操作画面データであるリモート画面表示用データに含まれる第1の簡易表示エリア300に表示されるアイコン等の表示内容(以下「ステータスビュー情報」または単に「SV情報」ともいう)を携帯端末2に送信する(S3)。さらに、第1の簡易表示エリア300を消去したリモート画面表示用データを作成し、携帯端末2に送信する(S4)。なお、SV情報は更新される毎に送信される。第1の簡易表示エリア300を消去したリモート画面表示用データは、変更がなければ送信されない。
携帯端末2の連携アプリは、MFP1のSV情報及び第1の簡易表示エリア300の存在しないリモート画面表示用データを受信すると、リモート画面表示用データに基づいてリモート画面D1を表示部204aに表示すると共に、SV情報を携帯端末2のOSに送る(S5)。
携帯端末2のOSはMFP1のSV情報を、自身の第2の簡易表示エリア400に追加統合して、リモート画面D1に隣接する態様で表示部204aに表示する。しかし、リモート画面D1には第1の簡易表示エリア300は表示されないから、リモート画面D1の第1の簡易表示エリア300を操作しようとして携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を誤って操作してしまう不都合を解消できる。
なお、この場合、MFP1のSV情報の詳細内容を知りたいユーザーは、図5の矢印Aで示すように、携帯端末2の第2の簡易表示エリア400をフリック操作等することになる。
図7は図5及び図6に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。
ステップS11で、MFP1は自身のSV情報が更新されたかどうかを判断する。更新されなければ(ステップS11でNO)、更新されるのを待つ。更新されると(ステップS11でYES)、ステップS12で、MFP1は自身のSV情報を連携アプリへ送信する。
次にステップS13で、連携アプリがMFP1のSV情報を携帯端末2のOSへ送信した後、ステップS14で、携帯端末2のOSはMFP1のSV情報を自身の第2の簡易表示エリア400に追加し合体して表示する。
[制御例2]
この制御例2では、図8に示すように、携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を非表示とし、第2の簡易表示エリア400の表示内容であるアイコン等をMFP1のリモート画面D1の第1の簡易表示エリア300に合体して表示するものである。図8の例では、第1の簡易表示エリア300の左部領域301に、携帯端末2の状態等を示すアイコン等が、右部領域302にMFP1の状態等を示すアイコン等が、それぞれ表示されている。
携帯端末2の状態等を示す詳細な情報を知りたい場合、ユーザーは第1の簡易表示エリア300に対するフリック操作等により下方に引き出す操作を行うことで、第1の簡易表示エリアが下方に拡大し携帯端末2の状態等を示す詳細な情報が表示される。
図9は、図8に示したような第2の簡易表示エリア400のアイコン等をリモート画面D1の第1の簡易表示エリア300に合体して表示する場合のMFP1と携帯端末2の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末2のユーザーが連携アプリを起動すると、MFP1から初期画面に対応するリモート画面表示用データが送信される(S21)。携帯端末2は連携アプリでこれを受信し、携帯端末2の表示部204aにリモート画面として表示する。
ユーザーが表示されたリモート画面に対してタッチ操作を行うと、連携アプリからタッチした座標情報がMFP1に送信される(S22)。
一方、携帯端末2のOSは、自身の第2の簡易表示エリア400に表示されるアイコン等の表示内容(携帯端末2の「SV情報」)を連携アプリに送信し(S23)、連携アプリはMFP1にSV情報を送信する(S24)。なお、SV情報は更新される毎に送信される。
MFP1は、受信した携帯端末2のSV情報を自身の第1の簡易表示エリア300に追加したリモート画面表示用データを作成し(S25)、携帯端末2に送信する(S26)。
携帯端末2の連携アプリは、MFP1からリモート画面表示用データを受信すると、リモート画面表示用データに基づいてリモート画面を表示部204aに表示するが、携帯端末2は自身の第2の簡易表示エリア400を表示部204aに表示しない。
このように、携帯端末2の第2の簡易表示エリア400は表示されないから、リモート画面D1の第1の簡易表示エリア300を操作しようとして携帯端末2の第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合を解消できるとともに、第1の簡易表示エリア300の狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要もなくなる。
なお、この場合、携帯端末2のSV情報の詳細内容を知りたいユーザーは、図8の矢印Aで示すように、リモート画面D1の第1の簡易表示エリア300をフリック操作等することになる。
図10は図8及び図9に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。
ステップS31で、携帯端末2は自身のSV情報が更新されたかどうかを判断する。更新されなければ(ステップS31でNO)、更新されるのを待つ。更新されると(ステップS31でYES)、ステップS32で、携帯端末2のOSは自身のSV情報を連携アプリへ送信する。
次にステップS33で、連携アプリが携帯端末2のSV情報をMFP1へ送信する。MFP1はステップS34で、携帯端末2のSV情報を自身の第1の簡易表示エリア300に追加統合したリモート画面表示用データを作成し、携帯端末2に送信する。携帯端末2は受信したリモート画面表示用データに基づいて、リモート画面D1を再生し表示する。
[制御例3]
この制御例3では、図11に示すように、携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を消去して表示しないようにしたものである。
図12は、図11に示したような携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を表示しない場合のMFP1と携帯端末2の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末2のユーザーが連携アプリを起動すると、MFP1から初期画面に対応するリモート画面表示用データが送信される(S41)。携帯端末2は連携アプリでこれを受信し、携帯端末2の表示部204aにリモート画面D1として表示する。
ユーザーが表示されたリモート画面D1に対してタッチ操作を行うと、連携アプリからタッチした座標情報がMFP1に送信される(S42)。
MFP1に状態表示機能(SV機能)が備えられている場合、MFP1は携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を非表示にするように携帯端末2に要求するとともに(S43)、第1の簡易表示エリア300を有し、座標情報に対応する次の操作画面データであるリモート画面表示用データを携帯端末2に送信する(S44)。
携帯端末2の連携アプリは、リモート画面表示用データに基づいてリモート画面D1を表示すると共に、MFP1からの第2の簡易表示エリア非表示要求を携帯端末2のOSに送信する(S45)。携帯端末2のOSは自身の第2の簡易表示エリア400を非表示にする(S46)。
このように、携帯端末2は自身の第2の簡易表示エリア400の表示を非表示にして消去するから、リモート画面D1の第1の簡易表示エリア300を操作しようとして携帯端末2の第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合や、第1の簡易表示エリア300の狭い領域を始点としてフリック操作を行わなければならない不都合を解消できる。
図13は図11及び図12に示した画像処理システムにおける主要動作を示すフローチャートである。
ステップS51で、MFP1はSV機能の有無を確認する。SV機能があれば(ステップS51でYES)、ステップS52で、MFP1は携帯端末2の第2の簡易表示エリア400の非表示要求を携帯端末2の連携アプリへ送信する。
ステップS53では、連携アプリがMFP1からの第2の簡易表示エリア400の非表示要求を携帯端末2のOSへ送信すると、ステップS54で、携帯端末2のOSは携帯端末自身の第2の簡易表示エリア400を非表示にする。
[制御例4]
この制御例4では、図14に示すように、携帯端末2の第2の簡易表示エリア400をリモート画面D1の上辺部から他の辺部へ移動して表示することで、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400の隣接表示を回避するものである。
図15は、図14に示したような携帯端末2の第2の簡易表示エリアの表示位置を変更する場合のMFP1と携帯端末2の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末2のユーザーが連携アプリを起動すると、MFP1から初期画面に対応するリモート画面表示用データが送信される(S61)。携帯端末2は連携アプリでこれを受信し、携帯端末2の表示部204aにリモート画面として表示する。
ユーザーが表示されたリモート画面D1に対してタッチ操作を行うと、連携アプリからタッチした座標情報がMFP1に送信される(S62)。
MFP1は、自身の第1の簡易表示エリア300の位置情報を携帯端末2に送信すると共に(S63)、座標情報に対応する次の操作画面データであるリモート画面表示用データを携帯端末2に送信する(S64)。なお、第1の簡易表示エリア300の位置情報として、リモート画面D1内の座標情報を送信しても良いし、第1の簡易表示エリア300がリモート画面D1のどの辺に存在しているかの情報を送信しても良い。
携帯端末2の連携アプリは、MFP1から第1の簡易表示エリア300の位置情報を受信すると、MFP1の第1の簡易表示エリア300と携帯端末2の第2の簡易表示エリア400が隣接しているかどうか、換言すれば第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400がリモート画面D1の同一辺側に位置しているかどうかを判断し、隣接していれば第2の簡易表示エリア400の移動要求を携帯端末2のOSに送信する(S65)。
携帯端末2のOSは自身の第2の簡易表示エリア400を、図14のようにリモート画面D1の他の辺側に移動する(S66)。
このように、携帯端末2はMFP1から第1の簡易表示エリア300の位置情報を受信して、自己の第2の簡易表示エリア400を第1の簡易表示エリア300から離間するようにリモート画面D1の他の辺側に移動させて表示するから、リモート画面D1の第1の簡易表示エリア300を操作しようとして携帯端末2の第2の簡易表示エリアを誤って操作してしまう不都合や、第1の簡易表示エリア300の狭い領域を始点としてフリック操作を行わなければならない不都合を解消できる。
図16は図14及び図15に示した画像処理システムにおける主要動作を示すフローチャートである。
ステップS71で、MFP1はリモート画面D1に含まれる自身の第1の簡易表示エリア300の位置情報を携帯端末2の連携アプリに送信する。
ステップS72では、MFP1から位置情報を受信した連携アプリが、第1の簡易表示エリア300の位置と第2の簡易表示エリア400の位置を比較し、両者がリモート画面D1の同じ辺側に存在しているかどうかを判断する(S72)。同じ辺側に存在している場合は(ステップS72でYES)、ステップS73で、連携アプリは第2の簡易表示エリア400の移動要求を携帯端末2のOSに送信する。ステップS74で、携帯端末2のOSは連携アプリからの移動要求に応じて第2の簡易表示エリア400を移動する。ステップS75では連携操作が継続される。
ステップS72で、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400がリモート画面D1の同じ辺側に存在していなければ(ステップS72でNO)、そのままステップS75に進む。
[制御例5]
この制御例5では、第1の簡易表示エリアを有するリモート画面D1を拡大した結果、第1の簡易表示エリアと携帯端末2の第2の簡易表示エリアが隣接して表示される場合の制御例を示すものである。
図17(A)に示すように、リモート画面D1内にMFP1の状態をアイコンで簡易表示する第1の簡易表示エリア300が表示されるとともに、第1の簡易表示エリア300の下方にメッセージの一部を簡易表示する帯状の別の第1の簡易表示エリア500が表示され、リモート画面D1の上方に隣接して携帯端末2側の第2の簡易表示エリア400が表示されているものとする。
前記メッセージエリアである第1の簡易表示エリア500のメッセージ部分を同図(A)及び(B)に示すように下方にフリック操作すると、エリアが下方に引き出されて拡張され、長い文章が表示される。
ユーザーがリモート画面D1を拡大すると、同図(C)に示すように、メッセージエリアである第1の簡易表示エリア500が拡大され上方に移動して、携帯端末2側の第2の簡易表示エリア400と隣接されて表示される場合がある。この状態では、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400とが隣接する場合と同様の問題が発生する。
そこで、この実施形態では、リモート画面D1が拡大された結果、第1の簡易表示エリア500と第2の簡易表示エリア400とが隣接表示される場合は、同図(D)に示すように、第2の簡易表示エリア400の位置をリモート画面D1の他の片側へと移動させて表示する。
この場合の画面拡大後のMFP1と携帯端末2の動作は、図15及び図16に示した動作と同じであるので、説明は省略する。
[制御例6]
この制御例6では、図18に示すように、MFP1の第1の簡易表示エリア300をリモート画面D1の上辺部から他の辺部へ移動して表示することで、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400の隣接表示を回避するものである。
図19は、図18に示したようなMFP1の第1の簡易表示エリア300の表示位置を変更する場合のMFP1と携帯端末2の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末2のユーザーが連携アプリを起動すると、MFP1から初期画面に対応するリモート画面表示用データが送信される(S81)。携帯端末2は連携アプリでこれを受信し、携帯端末2の表示部204aにリモート画面として表示する。
ユーザーが表示されたリモート画面D1に対してタッチ操作を行うと、連携アプリからタッチした座標情報がMFP1に送信される(S82)。
MFP1は、自身の第1の簡易表示エリア300の位置情報を携帯端末2に送信する(S83)。携帯端末2の連携アプリは、MFP1から第1の簡易表示エリア300の位置情報を受信すると、携帯端末2のOSに携帯端末2側の第2の簡易表示エリア400の位置情報を要求する(S84)。OSは前記第2の簡易表示エリア400の位置情報を連携アプリに送信する(S85)。
携帯端末2の連携アプリは、MFP1の第1の簡易表示エリア300と携帯端末2の第2の簡易表示エリア400が隣接しているかどうか、換言すれば第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400がリモート画面D1の同一辺側に位置しているかどうかを判断し、隣接していれば第1の簡易表示エリア300の移動要求をMFP1に送信する(S86)。
MFP1は自身の第1の簡易表示エリア300を、図18のようにリモート画面D1の他の辺側に移動したリモート画面表示用データを作成し(S87)、作成したリモート画面表示用データを携帯端末2の連携アプリに送信する(S88)。
このように、MFP1は自己の第1の簡易表示エリア300を第2の簡易表示エリア400から離間するようにリモート画面D1の他の辺側に移動させてリモート画面表示用データを作成し、携帯端末2の表示部204aに表示されるから、リモート画面D1の第1の簡易表示エリア300を操作しようとして携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を誤って操作してしまう不都合や、第1の簡易表示エリア300の狭い領域を始点としてフリック操作を行わなければならない不都合を解消できる。
この場合、第1の簡易表示エリア300の詳細情報を知りたいユーザーは、図18の矢印Aに示すように、第1の簡易表示エリア300の幅方向(紙面右方向)へフリック操作すればよい。
図20は図18及び図19に示した画像処理システムにおける主要動作を示すフローチャートである。
ステップS91で、MFP1はリモート画面D1に含まれる自身の第1の簡易表示エリア300の位置情報を携帯端末2の連携アプリに送信する。
ステップS92では、MFP1から位置情報を受信した連携アプリが、第1の簡易表示エリア300の位置と第2の簡易表示エリア400の位置を比較し、両者がリモート画面D1の同じ辺側に存在しているかどうかを判断する(S72)。同じ辺側に存在している場合は(ステップS92でYES)、ステップS93で、連携アプリは第1の簡易表示エリア300の移動要求をMFP1に送信する。ステップS94で、MFP1は連携アプリからの移動要求に応じて第1の簡易表示エリア300を移動したリモート画面表示用データを作成し、携帯端末2に送信する。ステップS95では連携操作が継続される。
ステップS92で、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400がリモート画面D1の同じ辺側に存在していなければ(ステップS92でNO)、そのままステップS95に進む。
[制御例7]
この制御例7では、携帯端末2の第2の簡易表示エリア400に空き領域があるときは第1の簡易表示エリア300の表示内容であるアイコン等を携帯端末2の第2の簡易表示エリア400に合体して表示し、空き領域がないときは、図21(A)から同図(B)に示すように、第1の簡易表示エリア300を第2の簡易表示エリア400から離間する位置に変更して表示するものである。
図22は、第2の簡易表示エリア400に空き領域がない場合に、第1の簡易表示エリア300を第2の簡易表示エリア400から離間する位置に移動させて表示する場合のMFP1と携帯端末2の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末2のユーザーが連携アプリを起動すると、MFP1から初期画面に対応するリモート画面表示用データが送信される(S101)。携帯端末2は連携アプリでこれを受信し、携帯端末2の表示部204aにリモート画面D1として表示する。
ユーザーが表示されたリモート画面D1に対してタッチ操作を行うと、連携アプリからタッチした座標情報がMFP1に送信される(S102)。
MFP1は自身のSV情報を携帯端末2に送信する(S103)。携帯端末2の連携アプリは、MFP1のSV情報を受信すると、携帯端末2のOSに第2の簡易表示エリア400の空き領域のサイズを要求し(S104)、OSは空き領域のサイズを連携アプリに回答する(S105)。
連携アプリは、MFP1のSV情報を携帯端末2の第2の簡易表示エリア400に表示可能かどうかを判断する(S106)。第2の簡易表示エリア400に空き領域がなく、MFP1のSV情報を表示できない場合、携帯端末2の連携アプリはMFP1へ第1の簡易表示エリア300の移動を要求し(S107)、MFP1は自身の第1の簡易表示エリア300を図21(B)のようにリモート画面D1の他の辺側に移動したリモート画面表示用データを作成し(S108)、連携アプリへ送信する(S109)。
このように、携帯端末2により、第1の簡易表示エリア300の表示内容を第2の簡易表示エリア400に表示可能な空き領域が存在しないと判断された場合は、MFP1は第1の簡易表示エリア300を第2の簡易表示エリア400から離間する位置に移動させたリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末2に送信する。従って、携帯端末2にリモート画面D1が表示された状態では、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400の隣接表示状態が回避され、このため狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できるとともに、リモート画面の第1の簡易表示エリア300を操作しようとして携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を誤って操作してしまう不都合を確実に解消できる。
図23は図21及び図22に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。
ステップS111で、MFP1は自身のSV情報を連携アプリへ送信する。ステップS112で、連携アプリは携帯端末2の第2の簡易表示エリア400の空き領域のサイズを取得した後、ステップS113で、MFP1のSV情報を携帯端末2の第2の簡易表示エリア400に表示できるか否かを判断する。
MFP1のSV情報を第2の簡易表示エリア400に表示できない場合(ステップS113でNO)、ステップS114で、連携アプリがMFP1に第1の簡易表示エリア300の移動を要求し、MFP1はステップS115で、自身の第1の簡易表示エリア300を移動したリモート画面表示用データを作成して携帯端末2に送信する。そして、ステップS116で連携操作を継続する。
一方、ステップS113で、MFP1のSV情報を携帯端末2の第2の簡易表示エリア400に表示できる場合(ステップS113でYES)、ステップ117で、MFP1が自身のSV情報を携帯端末2の連携アプリへ送信し、ステップS118で、連携アプリがMFP1のSV情報を携帯端末2のOSへ送信する。OSはステップS119で、MFP1のSV情報を自身の第2の簡易表示エリア400に追加して表示したのち、ステップS116に進む。
[制御例8]
この制御例8では、MFP1の第1の簡易表示エリア300に空き領域があるときは、携帯端末2の第2の簡易表示エリア400の表示内容であるアイコン等をMFP1の第1の簡易表示エリア300に合体して表示し、空き領域がないときは、図24(A)から同図(B)に示すように、第2の簡易表示エリア400を第1の簡易表示エリア300から離間する位置に変更して表示するものである。
図25は、第1の簡易表示エリア300に空き領域がない場合に、第2の簡易表示エリア400を第1の簡易表示エリア300から離間する位置に移動させて表示する場合のMFP1と携帯端末2の動作を示すシーケンス図である。
携帯端末2のユーザーが連携アプリを起動すると、MFP1から初期画面に対応するリモート画面表示用データが送信される(S121)。携帯端末2は連携アプリでこれを受信し、携帯端末2の表示部204aにリモート画面D1として表示する。
ユーザーが表示されたリモート画面D1に対してタッチ操作を行うと、連携アプリからタッチした座標情報がMFP1に送信される(S122)。
携帯端末2のOSは自身のSV情報を連携アプリに送信する(S123)。連携アプリは、MFP1に第1の簡易表示エリアの空き領域のサイズを要求し(S124)、MFP1は空き領域のサイズを連携アプリに回答する(S125)。
連携アプリは、携帯端末2のSV情報をMFP1の第1の簡易表示エリア300に表示可能かどうかを判断する(S126)。第1の簡易表示エリア300に空き領域がなく、携帯端末2のSV情報を表示できない場合、携帯端末2の連携アプリは携帯端末2のOSへ第2の簡易表示エリア400の移動を要求し(S127)、OSは自身の第2の簡易表示エリア400を図24(B)のようにリモート画面D1の他の辺側に移動させて表示する。
このように、携帯端末2により、第2の簡易表示エリア400の表示内容を第1の簡易表示エリア300に表示可能な空き領域が存在しないと判断された場合は、携帯端末2は第2の簡易表示エリア400を第1の簡易表示エリア300から離間する位置に移動させて表示させる。従って、携帯端末2にリモート画面D1が表示された状態では、第1の簡易表示エリア300と第2の簡易表示エリア400の隣接表示状態が回避され、このため狭い領域を始点としてフリック操作を行う必要はなくなり、操作性を向上できるとともに、リモート画面の第1の簡易表示エリア300を操作しようとして携帯端末2の第2の簡易表示エリア400を誤って操作してしまう不都合を確実に解消できる。
図26は図24及び図25に示した画像処理システムの主要動作を示すフローチャートである。
ステップS131で、携帯端末2のOSは携帯端末2のSV情報を連携アプリへ送信する。ステップS132で、連携アプリはMFP1の第1の簡易表示エリア300の空き領域のサイズを取得した後、ステップS133で、携帯端末2のSV情報をMFP1の第1の簡易表示エリア300に表示できるか否かを判断する。
携帯端末2のSV情報を第1の簡易表示エリア300に表示できない場合(ステップS133でNO)、ステップS134で、連携アプリが携帯端末2のOSへ第2の簡易表示エリア400の移動を要求し、携帯端末2のOSはステップS135で、自身の第2の簡易表示エリア400を移動させて表示する。そして、ステップS136で連携操作を継続する。
一方、ステップS133で、携帯端末2のSV情報をMFP1の第1の簡易表示エリア300に表示できる場合(ステップS133でYES)、ステップ137で、携帯端末2のOSが自身のSV情報を連携アプリへ送信し、ステップS138で、連携アプリが携帯端末2のSV情報をMFP1に送信する。MFP1はステップS139で、携帯端末2のSV情報を自身の第1の簡易表示エリア300に追加したリモート画面表示用データを作成して携帯端末2の連携アプリに送信した後、ステップS136に進む。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、MFP1の第1の簡易表示エリア300と携帯端末2の第2の簡易表示エリア400が隣接して表示されるか否かの判断や、第1の簡易表示エリア300や第2の簡易表示エリア400に空き領域があるか否かの判断を、携帯端末2が行うものとしたが、MFP1が行う構成であっても良い。
1 画像処理装置
2 携帯端末装置
101 CPU
102 ROM
107b 表示部
201 CPU
202 RAM
203 記憶部
204a 表示部
204b 操作部
209 連携部
300、500 第1の簡易表示エリア
400 第2の簡易表示エリア

Claims (10)

  1. 画像処理装置と該画像処理装置を遠隔操作可能な携帯端末装置とを備えた画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    少なくとも自装置の状態及び/またはメッセージを簡易表示する簡易表示エリアであって、該簡易表示エリアに対してユーザーが引き出し操作を行ったときに前記簡易表示エリアを引き出して詳細情報を表示する第1の簡易表示エリアを有する自装置の操作画面を、前記携帯端末装置にリモート画面として表示させるためのリモート画面表示用データを作成する表示用データ作成手段と、
    前記作成されたリモート画面表示用データを携帯端末装置に送信する送信手段と、
    前記リモート画面表示用データに基づいて携帯端末装置に表示されたリモート画面に対してユーザーが行った操作情報を、携帯端末装置から受信する受信手段と、
    を備え、前記受信手段により前記操作情報を受信したときは、前記表示用データ作成手段は、前記受信した操作情報に応じた前記リモート画面表示用データを作成し、前記送信手段は、作成されたリモート画面表示用データを前記携帯端末装置に送信し、
    前記携帯端末装置は、
    前記画像処理装置からの前記リモート画面表示用データを受信する受信手段と、
    表示手段と、
    前記受信手段により受信したリモート画面表示用データに基づいて画像処理装置の操作画面をリモート画面として前記表示手段に表示すると共に、少なくとも自装置の状態及び/またはメッセージを簡易表示する第2の簡易表示エリアを前記リモート画面と共に表示し、かつ前記第2の簡易表示エリアに対してユーザーが引き出し操作を行ったときに前記簡易表示エリアを引き出して詳細情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記リモート画面に対してユーザーが操作を行ったときは、操作に対応する操作情報を前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記画像処理装置のリモート画面における前記第1の簡易表示エリアと、前記携帯端末装置の表示手段に表示される前記第2の簡易表示エリアとが隣接するときは、前記画像処理装置または携帯端末装置は、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する制御を行うことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記画像処理装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を前記携帯端末装置に送信すると共に、前記第1の簡易表示エリアを消去したリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を第2の簡易表示エリアに表示することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記携帯端末装置は、第2の簡易表示エリアの表示内容を前記画像処理装置に送信すると共に、前記第2の簡易表示エリアを非表示とし、前記画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を第1の簡易表示エリアに表示するリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記携帯端末装置は、前記第2の簡易表示エリアを非表示とすることにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する請求項1に記載の画像処理システム。
  5. 前記画像処理装置は、前記第1の簡易表示エリアの位置情報を前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置は、前記第1の簡易表示エリアの位置情報を受信して、前記第2の簡易表示エリアを第1の簡易表示エリアから離間する位置に移動させて表示することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する請求項1に記載の画像処理システム。
  6. 前記携帯端末装置は、前記第2の簡易表示エリアの位置情報を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの位置情報を受信して、前記第1の簡易表示エリアを第2の簡易表示エリアから離間する位置に移動させたリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する請求項1に記載の画像処理システム。
  7. 前記携帯端末装置または画像処理装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を前記第2の簡易表示エリアに表示可能な空き領域の有無を判断する判断手段を備え、
    前記判断手段により空き領域が存在すると判断された場合は、携帯端末装置は、前記第1の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を第2の簡易表示エリアに表示し、空き領域が存在しないと判断された場合は、前記画像処理装置は前記第1の簡易表示エリアを第2の簡易表示エリアから離間する位置に移動させたリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する請求項2に記載の画像処理システム。
  8. 前記携帯端末装置または画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの表示内容を前記第1の簡易表示エリアに表示可能な空き領域の有無を判断する判断手段を備え、
    前記判断手段により空き領域が存在すると判断された場合は、前記画像処理装置は、前記第2の簡易表示エリアの表示内容を受信して、該内容を自己の第1の簡易表示エリアに表示するリモート画面表示用データを作成して前記携帯端末装置に送信し、空き領域が存在しないと判断された場合は、前記携帯端末装置は前記第2の簡易表示エリアを第1の簡易表示エリアから離間する位置に移動させて表示することにより、前記第1及び第2の簡易表示エリアの隣接表示を回避する請求項3に記載の画像処理システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理システムに用いられる画像処理装置。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理システムに用いられる携帯端末装置。
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