JP6191062B1 - クリーニングブレード - Google Patents

クリーニングブレード Download PDF

Info

Publication number
JP6191062B1
JP6191062B1 JP2017530238A JP2017530238A JP6191062B1 JP 6191062 B1 JP6191062 B1 JP 6191062B1 JP 2017530238 A JP2017530238 A JP 2017530238A JP 2017530238 A JP2017530238 A JP 2017530238A JP 6191062 B1 JP6191062 B1 JP 6191062B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface treatment
polyol
bifunctional
elastic body
trifunctional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017530238A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017111060A1 (ja
Inventor
奈津美 木村
奈津美 木村
阿部 克己
克己 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6191062B1 publication Critical patent/JP6191062B1/ja
Publication of JPWO2017111060A1 publication Critical patent/JPWO2017111060A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/04Coating
    • C08J7/046Forming abrasion-resistant coatings; Forming surface-hardening coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/40Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyurethanes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
    • G03G21/0011Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using a blade; Details of cleaning blades, e.g. blade shape, layer forming
    • G03G21/0017Details relating to the internal structure or chemical composition of the blades

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

ゴム基材の成形体である弾性体11を有し、弾性体11の被接触体と当接する部位に少なくとも表面処理層12を有するクリーニングブレード1であって、表面処理層12は、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとのイソシアネート基反応生成物であって3官能ポリオールに対する2官能ポリオールのモル比(2官能/3官能)が50/50〜95/5であるイソシアネート基反応生成物の硬化物を含有し、硬化物はイソシアネート基を介して弾性体11を形成するポリマーと反応しており、表面処理層12の厚さは、10μm以上100μm以下である。

Description

本発明は、電子写真式複写機及びプリンタ、又はトナージェット式複写機及びプリンタ等の画像形成装置に用いられるクリーニングブレードに関する。
一般に電子写真プロセスでは、電子写真感光体に対して、少なくともクリーニング、帯電、露光、現像及び転写の各プロセスが実行される。各プロセスでは、感光ドラム表面に残存するトナーを除去清掃するクリーニングブレードや、感光体に一様な帯電を付与する導電性ロールや、トナー像を転写する転写ベルト等が用いられている。そして、クリーニングブレードは、塑性変形や耐摩耗性の観点から、主に熱硬化性ポリウレタン樹脂により製造される。
しかしながら、例えば、ポリウレタン樹脂からなるクリーニングブレードを用いた場合、ブレード部材と感光ドラムとの摩擦係数が大きくなり、ブレードのめくれや異音が発生したり、感光ドラムの駆動トルクを大きくしなければならない場合があった。また、クリーニングブレードの先端が感光ドラム等に巻き込まれ、引き延ばされて切断され、クリーニングブレードの先端が摩耗破損する場合もあった。これらの問題は、クリーニングブレードの硬度が低い場合に特に顕著となり、その結果、クリーニングブレードの耐久性が不足する場合もあった。
このような問題を解決するため、従来からポリウレタン製ブレードの当接部を高硬度、且つ低摩擦にする試みが行われてきた。例えば、ポリウレタン製ブレードにイソシアネート化合物を含浸させ、ポリウレタン樹脂とイソシアネート化合物とを反応させることにより、ポリウレタン樹脂ブレードの表面及び表面近傍のみを高硬度化させ、且つ表面の低摩擦化を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、特許文献1〜3に開示されている方法でブレードに必要な特性を得るためには、ポリウレタン樹脂に高濃度のイソシアネート化合物を有する表面処理液を含浸させる必要があり、これに伴い表面処理層を深くまで形成する必要が出てくる。表面処理液を高濃度とし且つ表面処理層を深くまで形成しようとすると、ブレード表面に余剰量のイソシアネートが残存し易くなるため、このイソシアネートを除去する工程が必要となる。他方、表面処理層を薄くすると、耐摩耗性が不十分になり、クリーニング性が低下するという問題がある。
特開2007−052062号公報 特開2009−025451号公報 特開2004−280086号公報
本発明は、このような事情に鑑み、表面処理層の厚さが薄くても高硬度で低摩擦であり、且つ耐摩耗性に優れ、長期にわたり良好なクリーニング性を維持することができるクリーニングブレードを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、ゴム基材の成形体である弾性体を有し、前記弾性体の被接触体と当接する部位に少なくとも表面処理層を有するクリーニングブレードであって、前記表面処理層は、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとのイソシアネート基反応生成物であって前記3官能ポリオールに対する前記2官能ポリオールのモル比(2官能/3官能)が50/50〜95/5であるイソシアネート基反応生成物中の硬化物を含有し、前記硬化物はイソシアネート基を介して前記弾性体を形成するポリマーと反応しており、前記表面処理層の厚さは、10μm以上100μm以下であることを特徴とするクリーニングブレードにある。
かかる発明によれば、2官能ポリオール及び3官能ポリオールを所定比率で併用して2官能イソシアネート化合物と反応させることにより、イソシアネート化合物を単独で用いるよりも効率的に反応し、高架橋構造の硬化物を形成することができ、表面処理層の厚さが薄くても高硬度で低摩擦であり、且つ耐摩耗性に優れ、長期にわたり良好なクリーニング性を維持することができるクリーニングブレードが実現される。また、特に、2官能ポリオールと3官能のポリオールを併用することで、両者を単独で使用するよりも、硬化物を高架橋密度化することが可能となる。さらに、表面処理層の厚さが10μm以上100μm以下と薄いため、表面への表面処理液の残留及び乾燥後の析出が少なくなり、表面に余剰量のイソシアネート化合物が塗布されることを防止することができる。
また、前記イソシアネート基反応生成物中の前記2官能イソシアネート化合物は、分子量が200以上300以下であり、前記2官能ポリオール及び前記3官能ポリオールは、分子量が150以下であることが好ましい。
これによれば、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとの反応が良好に進行し、表面処理層を効率よく形成することができる。
また、前記イソシアネート基反応生成物中の前記2官能イソシアネート化合物に含有されるイソシアネート基と、前記2官能ポリオール及び前記3官能ポリオールの少なくとも1種に含有される水酸基との比率(NCO基/OH基)は、1.0以上1.5以下であることが好ましい。
これによれば、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとの反応がより良好に進行し、表面処理層をより高硬度で低摩擦とすることができる。
本発明によれば、表面処理層の厚さが薄くても高硬度で低摩擦であり、且つ耐摩耗性に優れ、長期にわたり良好なクリーニング性を維持することができるクリーニングブレードを実現することができる。また、表面処理層の厚さが10μm以上100μm以下と薄いため、表面に余剰量のイソシアネート化合物が塗布されることを防止することができる。
本発明に係るクリーニングブレードの一例の横断面図。
以下に、本発明に係るクリーニングブレードを画像形成装置に適用した場合について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、クリーニングブレード1は、ブレード本体10と支持部材20とを備えており、ブレード本体(これ自体をクリーニングブレードともいう)10と支持部材20とは図示されない接着剤を介して接合されている。ブレード本体10は、ゴム基材の成形体である弾性体11で構成される。弾性体11は、その表層部に表面処理層12が形成されている。表面処理層12は、弾性体11の表層部に表面処理液を含浸させ硬化することにより形成したものである。表面処理層12は、弾性体11のクリーニング対象と当接する部分に少なくとも形成すればよいが、本実施形態では、弾性体11の表面全体の表層部に表面処理層12を形成してある。
このような表面処理層12を形成するために用いられる表面処理液は、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールと有機溶剤との混合溶液、又は2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとを反応させることにより得られるイソシアネート基を末端に有するイソシアネート基含有化合物であるプレポリマーと有機溶剤との混合溶液である。これらの表面処理液は、弾性体11への濡れ性、浸漬程度や表面処理液の有効期間を考慮して適宜調製される。
表面処理剤中2官能イソシアネート化合物に含有されるイソシアネート基と、2官能ポリオール及び3官能ポリオールに含有される水酸基との比率(NCO基/OH基)は、1.0以上1.5以下である。イソシアネート基と、水酸基との比率(NCO基/OH基)が、1.0よりも小さいと、未反応のポリオールが残留し白化、軟化を引き起こす。また、1.5よりも大きいと未反応のイソシアネートが残留し、褐色変化を引き起こす。よって、イソシアネート基と、水酸基との比率(NCO基/OH基)が、1.0よりも小さい、又は1.5よりも大きいと、高硬度で低摩擦の表面処理層が得られず、良好なクリーニング性や耐摩耗性が得られなくなる。
また、表面処理層12は、弾性体11の表層部に、厚さ10μm以上100μm以下、好ましくは10μm以上50μm以下で形成される。この厚さは、従来の表面処理層12の厚さの約1/10と極めて薄いものであるが、高硬度で低摩擦であり、且つ耐摩耗性に優れたものとなる。これは、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールと有機溶剤とを含有する表面処理液、又はこれらを反応させて得られるプレポリマーを用いることで、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとの反応や、プレポリマーと弾性体11との反応が効率よく進行し、弾性体11の表層部に高架橋密度の表面処理層12が形成されるからである。このような表面処理層12は、高濃度の表面処理液を用いなくても、弾性体11の表層部に形成することができるため、弾性体の表面に余剰量のイソシアネート化合物が塗布されることがなく、従来のような余剰量のイソシアネート化合物を除去する除去工程が不要となる。
さらに、表面処理層12の弾性率(ここでは押し込み弾性率(ヤング率)をいう。以下同様。)は40MPa以下であることが好ましい。表面処理層12の弾性率を40MPaより大きくすると、弾性体11の変形に対して表面処理層12が追従できなくなり、表面処理層12のカケが生じてしまうからである。
また、弾性体11の弾性率は5MPa以上20MPa以下であることが好ましい。弾性体11の弾性率を5MPaより小さくすると、被接触体、即ち、本実施形態では感光体ドラムのトルクが上昇し、フィルミングの抑制効果が低下してしまう。ここで、フィルミングとは、トナーが感光体ドラムに付着する現象をいう。一方、弾性体11の弾性率を20MPaより大きくすると、感光体ドラムとクリーニングブレードとの十分な密着性が得られなくなる。さらに、表面処理層12の弾性率と弾性体11の弾性率との差は、3MPa以上であることが好ましい。表面処理層12の弾性率と弾性体11の弾性率との差を3MPaより小さくすると、フィルミングの抑制効果が十分得られなくなるからである。
ここで、まず、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールと有機溶剤との混合溶液からなる表面処理液について説明する。
表面処理液に用いられる2官能イソシアネート化合物としては、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H−MDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、カルボジイミド変性MDI、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、3,3−ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソシアネート(TODI)、ナフチレンジイソシアネート(NDI)、リジンジイソシアネートメチルエステル(LDI)、及びこれらの多量体および変性体等が挙げられる。2官能イソシアネート化合物の中でも、分子量が200以上300以下のものを用いることが好ましい。上記の中では、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、3,3−ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソシアネート(TODI)が好ましい。分子量が200以上300以下の2官能イソシアネート化合物を用いることにより、3官能ポリオールとの反応が安定して進行し、弾性体11の表層部に短時間で表面処理液が含浸し、表面処理層12が薄くても高硬度で低摩擦となる。
特に弾性体11としてポリウレタンを用いた場合、2官能イソシアネート化合物とポリウレタンとの親和性が高く、表面処理層12と弾性体11との結合による一体化をより高めることができ、表面処理層12をより高硬度で低摩擦とすることができる。一方、3官能イソシアネート化合物を用いた場合、立体障害が大きく、一定以上の架橋反応が進まなくなる。このため、イソシアネート化合物としては、安定的に3官能ポリオールと反応することができる2官能イソシアネート化合物を用いる必要がある。
2官能ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール(EG)、ジエチレングリコール(DEG)、プロピレングリコール(PG)、1,3−プロパンジオール(PDO)、1,4−ブタンジオール(BD)、ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール(HD)などを挙げることができる。
3官能ポリオールとしては、グリセリン、1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン(TME)、トリメチロールプロパン(TMP)、1,2,6−ヘキサントリオール等の3官能脂肪族ポリオール、3官能脂肪族ポリオールにエチレンオキシド、ブチレンオキシド等を付加したポリエーテルトリオール、3官能脂肪族ポリオールにラクトン等を付加したポリエステルトリオール等が挙げられる。3官能ポリオールの中でも、分子量が150以下のものを用いることが好ましい。
2官能ポリオール及び3官能ポリオールは、分子量が小さいほど2官能イソシアネートとの反応が速く、高硬度な硬化物を生成することができ、高硬度の表面処理層を得ることができ、分子量が150以下であることが好ましい。
3官能ポリオールを表面処理液に含有すると、3官能の水酸基がイソシアネート基と反応し、3次元構造を持つ高架橋密度の表面処理層12を得ることができる。これにより、低濃度の表面処理液を用いて厚さが薄い表面処理層12を形成しても、高硬度で低摩擦とすることができる。さらに、2官能イソシアネート化合物と3官能ポリオールとを含有する表面処理液は、後述する実施例に示すように、有効期間が長く、保管性に優れたものとなる。
有機溶剤は、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールを溶解するものであれば特に限定されないが、イソシアネート化合物と反応し得る活性水素を持たないものが好適に用いられる。例えば、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、テトラヒドロフラン(THF)、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン等が挙げられる。有機溶剤は、低沸点である程、溶解性が高く、含浸後の乾燥を速くすることができ、均一に処理することができる。なお、これらの有機溶剤は、弾性体11の膨潤程度により適宜選択され、好ましくはメチルエチルケトン(MEK)、アセトン、酢酸エチルが用いられる。
2官能イソシアネート化合物と3官能ポリオールと有機溶剤との混合溶液からなる表面処理液を用いた場合、弾性体11の表層部へ表面処理液を含浸させ、硬化処理を行うと、2官能イソシアネート化合物と3官能ポリオールが反応してプレポリマー化して末端にイソシアネート基を有する反応生成物となると共に硬化し、硬化物が形成され且つ末端に残ったイソシアネート基が弾性体11と反応することで、前記硬化物を含有する表面処理層12が形成される。
一方、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとの反応生成物であるイソシアネート基を有するイソシアネート基含有化合物を含有する表面処理液は、上述した2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとを予め反応させて、末端にイソシアネート基を有するイソシアネート基含有化合物であるプレポリマーを合成し、これと有機溶剤とを混合して表面処理液とする。
このような2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとのプレポリマー化は、表面処理液を弾性体11の表層部に含浸させる間に起こるように設定してもよいが、どの程度の反応を行わせるかは、反応温度、反応時間、放置環境を調節することによって制御することができる。プレポリマー化の条件は、一般的には、表面処理液の温度5℃〜35℃、湿度20%〜70%下で行われる。
ここで、何れの場合においても、表面処理液中の2官能イソシアネート化合物のイソシアネート基と2官能ポリオール及び3官能ポリオールの水酸基との比率(NCO基/OH基)が1.0以上1.5以下であるのが好ましい。比率が上記範囲より低い場合は、未反応ポリオールが残留し、白化、軟化を引き起こす可能性があり、また、比率が上記範囲よりも高い場合には、未反応のイソシアネートが残留し、褐色変化を引き起こす可能性があるからである。
なお、何れの場合においても、表面処理液には、必要に応じて架橋剤、触媒、硬化剤等が添加される。また、有効成分である2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールの濃度、又は2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとを反応させる際の2官能イソシアネート化合物の濃度は、有機溶剤への溶解性や表層部への含浸性を考慮して適宜選定すればよいが、3質量%以上30質量%以下、好ましくは、5質量%以上20質量%以下とするのがよい。
また、弾性体11は活性水素を有するマトリックスからなる。ここで、活性水素を有するマトリックスとしては、ポリウレタン、エピクロルヒドリンゴム、ニトリルゴム(NBR)、スチレンゴム(SBR)、クロロプレンゴム、EPDM等をゴム基材としたマトリックスを挙げることができる。これらの中でも、2官能イソシアネート化合物との反応のしやすさに鑑みるとポリウレタンが好ましい。ポリウレタンからなるゴム基材としては、脂肪族ポリエーテル、ポリエステル及びポリカーボネートから選択される少なくとも一種を主体とするものを挙げることができる。具体的には、これら脂肪族ポリエーテル、ポリエステル及びポリカーボネートから選択される少なくとも一種を含むポリオールを主体とし、これをウレタン結合により結合したものを挙げることができ、好適には、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステル系ポリウレタン、ポリカーボネート系ポリウレタン等を挙げることができる。また、ウレタン結合の代わりにポリアミド結合あるいはエステル結合等により結合して弾性体としたものも用いることができる。さらに、ポリエーテルアミドやポリエーテルエステルなどの熱可塑性エラストマーを用いることもできる。また、ゴム基材として活性水素を有するものと併せて、又はその代わりに、充填材、可塑剤として活性水素を有するものを用いてもよい。
また、弾性体11のゴム硬度は特に限定されないが、低硬度、例えば、ショアA硬度で70°以下の硬度を有する弾性体11としても、表面処理層は極めて高硬度で高弾性率となるので、更に好ましい。一方、高硬度の弾性体11を用いれば、表面処理層の硬度をより高硬度にすることができ、極めて高硬度の表面処理層を有する用途に最適となる。
このような弾性体11の表層部に表面処理液を含浸させ硬化することにより硬化物を形成し且つ硬化物のイソシアネート基が活性水素と反応し、弾性体11の表層部に硬化物を含有する表面処理層12が形成される。ここで、弾性体11の表層部に表面処理液を含浸させ硬化する方法は特に限定されない。例えば、弾性体11を表面処理液に浸漬し、次いで加熱する方法、又は表面処理液をスプレー塗布等により弾性体11表面に塗布して含浸させ、次いで加熱する方法が挙げられる。また、加熱する方法は限定されず、例えば加熱処理、強制乾燥及び自然乾燥等が挙げられる。
具体的に、表面処理液として、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールと有機溶剤との混合溶液を用いる場合、表面処理層12の形成は、弾性体11の表層部への表面処理液の含浸中に、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールが反応してプレポリマー化すると共に硬化して硬化物を生成し、且つ硬化物の末端イソシアネート基が弾性体11と反応することで進行する。
表面処理液として、プレポリマーを用いる場合、表面処理層12の形成は、弾性体11の表層部に表面処理液を含浸し、その後硬化して硬化物を形成すると共に硬化物の末端イソシアネート基が弾性体11を形成するポリマーと反応することで進行する。
弾性体11の表面処理層の形成部位は、少なくとも被接触体と当接する部位を含めばよい。例えば、弾性体11の先端部のみに形成してもよいし、弾性体11の全体に形成してもよい。また、弾性体11に支持部材20を接着してクリーニングブレードとした状態で、先端部のみ、又は弾性体全体の表層部に形成してもよい。また、弾性体11をブレード形状に切断する前のゴム成形体の一面、両面又は全面に表面処理層を形成した後、切断するようにしてもよい。
本発明によれば、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールと有機溶剤とを含有する表面処理液、又はこれらを反応させて得られるプレポリマーを、弾性体11の表層部に含浸させ硬化することにより、弾性体11の表層部に厚さが10μm〜100μm、好ましくは10μm〜50μmと極めて薄いが高硬度で低摩擦の表面処理層を形成することができる。このような表面処理層を有するクリーニングブレードは耐摩耗性に優れ、長期にわたり良好なクリーニング性やフィルミング抑制性等を維持することができる。また、表面処理層の厚さが薄いため、弾性体の表面に余剰量のイソシアネート化合物が塗布されることを防止することができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明を限定するものではない。
(実施例1)
(ゴム弾性体の作製)
ポリオールとしてカプロラクトン系ポリオール(分子量2000)100質量部と、イソシアネート化合物として4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)38質量部とを115℃×20分間反応させた後、架橋剤として1,4−ブタンジオール6.1質量部およびトリメチロールプロパン2.6質量部を混合し、140℃に保った金型で40分間加熱硬化させた。成形後、幅12.3mm、厚さ2.0mm、長さ324mmに切断加工しウレタン弾性体とした。
(表面処理液の調製)
イソシアネート化合物として2官能イソシアネート化合物MDI(日本ポリウレタン工業(株)製、分子量250.25)と、ポリオールとして2官能ポリオール1,3−プロパンジオール(PDO)(関東化学(株)製、分子量76.09)と3官能ポリオールTMP(日本ポリウレタン工業(株)製、分子量134.17)と、メチルエチルケトン(MEK)とを、2官能イソシアネート化合物に含有されるイソシアネート基と、2官能ポリオール及び3官能ポリオールに含有される水酸基との比率(NCO基/OH基)を1.2になるように混合し、濃度10質量%の表面処理液を調製した。また、2官能ポリオールと3官能ポリオールとの官能基数の比(2官能の官能基数/3官能の官能基数)は、60/40とした。ここで、表面処理液の濃度(質量%)は、表面処理液の全体の質量に対するイソシアネート化合物及びポリオールの質量の割合とする。
(ウレタン弾性体の表面処理)
表面処理液を23℃に保ったまま、ウレタン弾性体を表面処理液に1分間浸漬後、50℃で保持されたオーブンで1時間加熱した。その後、表面処理されたウレタン弾性体を支持部材に接着してクリーニングブレードとした。これにより、表層部に厚さ30μmの表面処理層を有するクリーニングブレードを得た。
なお、表面処理層の厚さは、島津製作所製ダイナミック超微小硬度計を用いて、JIS Z2255、ISO14577に準じて以下の手順で測定した。まず、ゴム弾性体の表面硬度を測定し、次いで表面処理したゴム弾性体の断面を切り出し、断面の表層からゴム弾性体の内部に向けての硬度変化を測定し、表面からの距離10μmの硬度との変化量が30%以下の距離を計測し、表面からその距離までを表面処理層の厚さとした。
(実施例2)
実施例1と同様の手順でゴム弾性体を得た。そして、2官能ポリオールと3官能ポリオールとの官能基数の比(2官能の官能基数/3官能の官能基数)を、85/15とした以外は実施例1と同様の手順でゴム弾性体の表面処理を行った。これにより、表層部に厚さ30μmの表面処理層を有するゴム弾性体を得た。その後、ゴム弾性体を支持部材に接着してクリーニングブレードとした。
(比較例1)
実施例1と同様の手順でゴム弾性体を得た。そして、ポリオールとして3官能ポリオールTMP(日本ポリウレタン工業(株)製、分子量134.17)のみを用いた以外は実施例1と同様の手順でゴム弾性体の表面処理を行った。これにより、表層部に厚さ30μmの表面処理層を有するゴム弾性体を得た。その後、ゴム弾性体を支持部材に接着してクリーニングブレードとした。
(比較例2)
実施例1と同様の手順でゴム弾性体を得た。そして、ポリオールとして2官能ポリオール1,3−プロパンジオール(PDO)(関東化学(株)製、分子量76.09)のみを用いた以外は実施例1と同様の手順でゴム弾性体の表面処理を行った。これにより、表層部に厚さ30μmの表面処理層を有するゴム弾性体を得た。
(比較例3)
実施例1と同様の手順でゴム弾性体を得た。そして、ポリオールとして2官能ポリオール1,3−プロパンジオール(PDO)(関東化学(株)製、分子量76.09)と3官能ポリオールTMP(日本ポリウレタン工業(株)製、分子量134.17)とを混合し、2官能ポリオールと3官能ポリオールとの官能基数の比(2官能の官能基数/3官能の官能基数)を、40/60とした以外は実施例1と同様の手順でゴム弾性体の表面処理を行った。これにより、表層部に厚さ30μmの表面処理層を有するゴム弾性体を得た。その後、ゴム弾性体を支持部材に接着してクリーニングブレードとした。
実施例1〜2及び比較例1〜3で得られたゴム弾性体又はクリーニングブレードについて、以下の手法で、動摩擦係数、表面処理層の押し込み弾性率、表面硬度及び表面粗さを測定し、クリーニング性、フィルミング抑制性、耐摩耗性、外観及び表面処理液の有効期間を評価した。
(試験例1)
<動摩擦係数の測定>
新東科学製表面性試験機を用いて、JIS K7125、P8147、ISO8295に準じ、相手材として直径10mmのSUS304鋼球を用い、移動速度50mm/分、荷重0.49N、振幅50mmの条件下で動摩擦係数を測定した。
(試験例2)
<押し込み弾性率の測定>
島津製作所製ダイナミック超微小硬度計を用いて、ISO14577に準じ、負荷−除荷試験により保持時間5s、最大試験荷重0.98N、負荷速度0.14N/sの条件下で表面処理層の押し込み弾性率を測定した。
(試験例3)
<表面硬度の測定>
島津製作所製ダイナミック超微小硬度計を用いて、JIS Z2255、ISO14577に準じ、圧し押し込み試験により負荷速度1.4mN/s、測定深さ10μmの条件下で表面硬度を測定した。
(試験例4)
<表面粗さの測定>
東洋精密サーフコム1400Aを用いて、JIS B0601−1994に準じ、移動速度0.15mm/s、カットオフ波長:0.8mm、負荷速度1.4mN/s、測定深さ10μmの条件下でゴム弾性体表面の十点平均粗さRを測定した。
(試験例5)
<クリーニング性の評価>
京セラ製TASKalfa5550ciを用いて、カートリッジにブレードを組み込み100万枚印刷した後、トナーのすり抜けがなかった場合を○、トナーの多少のすり抜けはあったが許容範囲であった場合を△、トナーのすり抜けがあった場合を×としてクリーニング性を評価した。
(試験例6)
<フィルミング抑制性の評価>
A3サイズカラーMFP 55枚/分機を用いて、カートリッジにブレードを組み込み100万枚印刷した後、トナーの固着がなかった場合を○、トナーの固着が多少あったが、許容範囲であった場合を△、トナーの固着があった場合を×としてフィルミング抑制性を評価した。
(試験例7)
<耐摩耗性の評価>
京セラ製TASKalfa5550ciを用いて、カートリッジにブレードを組み込み100万枚印刷した後、カケや摩耗がなかった場合を○、極微小なカケがあったが、許容範囲であった場合を△、カケや摩耗があった場合を×として耐摩耗性を評価した。
(試験例8)
<外観の評価>
京セラ製TASKalfa5550ciを用いて、カートリッジにブレードを組み込み100万枚印刷した後、処理ムラがなかった場合を○、処理ムラが多少見られたが、許容範囲であった場合を△、処理ムラがあった場合を×として外観を評価した。
(試験例9)
<表面処理液の有効期間の評価>
500ml容器に表面処理液400gを調合し密封して保管温度40℃で保管し、外観上に異常が発生するまでの日数を測定し、2日以上外観上に異常が発生しなかった場合を○、2日未満で多少の異常が見られたが、許容範囲であった場合を△、2日未満で外観上に異常が発生した場合を×として表面処理液の有効期間を評価した。
<試験結果>
試験例1〜9の結果を表1に示す。表1に示すように、表面処理液が2官能イソシアネート化合物と、所定比率の2官能ポリオール及び3官能ポリオールとを含有する実施例1〜2は、クリーニング性、フィルミング抑制性、耐摩耗性、外観及び表面処理液の有効期間の評価がいずれも○となった。また、動摩擦係数、押し込み弾性率、表面硬度及び表面粗さについては十分実用に耐え得る数値が得られた。
表面処理液が2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオールとを含有する比較例2は、フィルミング抑制性が△となり、又は2官能イソシアネートと3官能ポリオールとを含有する比較例1は、フィルミング抑制性及びブレード耐摩耗性が△となり、好ましくなかった。また、表面処理液が2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとを含有するが、2官能ポリオールが相対的に少ない比較例3では、同様にフィルミング抑制性が△となり、表面処理層の硬度が十分ではなく、好ましくなかった。
以上の結果から、2官能イソシアネート化合物と、所定比率の2官能ポリオール及び3官能ポリオールとを含有する表面処理液を用い、所定の組成の硬化物を含有する表面処理層とすることにより、高架橋構造の硬化物を含む表面処理層とすることにより、クリーニング性、フィルミング抑制性、耐摩耗性、外観及び表面処理液の有効期間を確実に向上できることがわかった。このようなゴム弾性体を具備するクリーニングブレードは、表面処理層の厚さが薄くても高硬度で低摩擦であり、且つ耐摩耗性に優れ、長期にわたり良好なクリーニング性を維持することができる信頼性の高いものとなる。
Figure 0006191062
本発明に係るクリーニングブレードは、電子写真式複写機及びプリンタ、又はトナージェット式複写機及びプリンタ等の画像形成装置に用いられるクリーニングブレード、導電性ロール及び転写ベルト等に用いて好適であるが、その他の用途で用いることもできる。その他の用途としては、例えば、シール部品、工業用ゴムホース、工業用ゴムベルト、ワイパー、自動車用ウエザーストリップ、ガラスラン等のゴム部品が挙げられる。
1 クリーニングブレード
10 ブレード本体
11 弾性体
12 表面処理層
20 支持部材

Claims (3)

  1. ゴム基材の成形体である弾性体を有し、前記弾性体の被接触体と当接する部位に少なくとも表面処理層を有するクリーニングブレードであって、
    前記表面処理層は、2官能イソシアネート化合物と2官能ポリオール及び3官能ポリオールとのイソシアネート基反応生成物であって前記3官能ポリオールに対する前記2官能ポリオールのモル比(2官能/3官能)が50/50〜95/5であるイソシアネート基反応生成物の硬化物を含有し、前記硬化物はイソシアネート基を介して前記弾性体を形成するポリマーと反応しており、
    前記表面処理層の厚さは、10μm以上100μm以下であることを特徴とするクリーニングブレード。
  2. 請求項1に記載のクリーニングブレードにおいて、
    前記イソシアネート基反応生成物中の前記2官能イソシアネート化合物は、分子量が200以上300以下であり、
    前記イソシアネート基反応生成物中の前記2官能ポリオール及び前記3官能ポリオールは、分子量が150以下であることを特徴とするクリーニングブレード。
  3. 請求項1又は2に記載のクリーニングブレードにおいて、
    前記イソシアネート基反応生成物中において、前記2官能イソシアネート化合物に含有されるイソシアネート基と、前記2官能ポリオール及び前記3官能ポリオールに含有される水酸基との比率(NCO基/OH基)は、1.0以上1.5以下であることを特徴とするクリーニングブレード。
JP2017530238A 2015-12-25 2016-12-22 クリーニングブレード Active JP6191062B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015255288 2015-12-25
JP2015255288 2015-12-25
PCT/JP2016/088453 WO2017111060A1 (ja) 2015-12-25 2016-12-22 クリーニングブレード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6191062B1 true JP6191062B1 (ja) 2017-09-06
JPWO2017111060A1 JPWO2017111060A1 (ja) 2017-12-21

Family

ID=59090455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017530238A Active JP6191062B1 (ja) 2015-12-25 2016-12-22 クリーニングブレード

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10274890B2 (ja)
EP (1) EP3396460B1 (ja)
JP (1) JP6191062B1 (ja)
CN (1) CN108369394B (ja)
WO (1) WO2017111060A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7302263B2 (ja) * 2019-04-26 2023-07-04 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 クリーニングブレード、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
US20220229391A1 (en) * 2019-05-31 2022-07-21 Bando Chemical Industries, Ltd. Elastic body for blades and cleaning blade using this elastic body
WO2022025267A1 (ja) * 2020-07-31 2022-02-03 キヤノン株式会社 車両用ワイパーブレード
JP2023136303A (ja) * 2022-03-16 2023-09-29 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 転写装置、及び画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08248851A (ja) * 1995-03-09 1996-09-27 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用ブレードおよびその製造法
JP2004280086A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Canon Chemicals Inc クリーニングブレードの製造方法、該製造方法で製造されたクリーニングブレードおよび該クリーニングブレードを組み込んでなる電子写真装置
JP2007163676A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用ブレードの製法および電子写真装置用ブレード
JP2009063993A (ja) * 2007-08-10 2009-03-26 Canon Chemicals Inc 電子写真用クリーニングブレード
WO2015093441A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 Nok株式会社 クリーニングブレード

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7254364B2 (en) * 2003-05-26 2007-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning blade for an image forming apparatus featuring a supporting portion and a cleaning portion having specified hardness and friction properties for the portions
JP2006209088A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Hokushin Ind Inc クリーニングブレード部材及びその製造方法
JP2007052062A (ja) 2005-08-15 2007-03-01 Canon Chemicals Inc クリーニングブレード及びその製造方法、電子写真装置
US7801461B2 (en) * 2006-07-18 2010-09-21 Fuji Xerox Co., Ltd. Charging member cleaning roller, charging member cleaning roller for charging device, process cartridge and image forming apparatus
US7805103B2 (en) * 2007-06-26 2010-09-28 Synztec Co., Ltd. Cleaning blade for removing toner
JP5364251B2 (ja) 2007-07-18 2013-12-11 キヤノン化成株式会社 電子写真装置用ブレード及びその製造方法
JP5411486B2 (ja) * 2008-01-15 2014-02-12 シンジーテック株式会社 ブレード部材
JP4508291B2 (ja) * 2008-03-28 2010-07-21 Dic株式会社 電子写真印刷用ポリウレタンエラストマー組成物及びそれを用いた電子写真印刷用部材
JP5492746B2 (ja) * 2010-03-26 2014-05-14 キヤノン化成株式会社 電子写真装置用ブレード部材製造方法及び製造装置
JP5615138B2 (ja) * 2010-11-17 2014-10-29 東洋ゴム工業株式会社 クリーニングブレード
JP2014153465A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
CN106415409A (zh) * 2015-02-16 2017-02-15 Nok株式会社 清洁刮板

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08248851A (ja) * 1995-03-09 1996-09-27 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用ブレードおよびその製造法
JP2004280086A (ja) * 2003-02-28 2004-10-07 Canon Chemicals Inc クリーニングブレードの製造方法、該製造方法で製造されたクリーニングブレードおよび該クリーニングブレードを組み込んでなる電子写真装置
JP2007163676A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用ブレードの製法および電子写真装置用ブレード
JP2009063993A (ja) * 2007-08-10 2009-03-26 Canon Chemicals Inc 電子写真用クリーニングブレード
WO2015093441A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 Nok株式会社 クリーニングブレード

Also Published As

Publication number Publication date
EP3396460B1 (en) 2022-05-11
JPWO2017111060A1 (ja) 2017-12-21
CN108369394B (zh) 2019-11-26
CN108369394A (zh) 2018-08-03
EP3396460A4 (en) 2019-06-26
WO2017111060A1 (ja) 2017-06-29
US10274890B2 (en) 2019-04-30
US20190011871A1 (en) 2019-01-10
EP3396460A1 (en) 2018-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6041115B2 (ja) クリーニングブレード
JP6074572B1 (ja) クリーニングブレード
JP6094780B2 (ja) クリーニングブレード
JP6191062B1 (ja) クリーニングブレード
US8594553B2 (en) Cleaning blade for electrophotographic apparatus, and method for producing the same
JP2007052062A (ja) クリーニングブレード及びその製造方法、電子写真装置
JP6525172B2 (ja) クリーニングブレード
JP6628063B2 (ja) クリーニングブレード
JP6108139B2 (ja) クリーニングブレード
JP6460358B2 (ja) クリーニングブレード
JP6105510B2 (ja) 紙送りローラおよびその製造方法
JP2018205389A (ja) 電子写真機器用ブレードおよびその製造方法
JP2006058672A (ja) 電子写真用ブレードの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170616

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170616

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6191062

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250