JP6188998B2 - タッチパネル制御装置及び車載情報機器 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルを制御するタッチパネル制御装置と、このタッチパネル制御装置を設けた車載情報機器に関する。
従来、車両の走行経路を案内するナビゲーション装置、及び、音声データを再生するオーディオ装置などの車載情報機器が普及している。また、ナビゲーション装置とオーディオ装置とを一体にした、いわゆる「ナビオーディオ装置」も普及している。さらに、スマートフォンなどの携帯情報端末と連携することでナビゲーション装置の機能を果たす、いわゆる「ディスプレイオーディオ装置」も開発されている。
ナビゲーション装置、ナビオーディオ装置及びディスプレイオーディオ装置などの車載情報機器は、走行経路又は音声データなどに関する各種情報を表示するFPD(Flat Panel Display)を有している。また、これらの車載情報機器は、FPDと一体のタッチパネルを有しており、ユーザによる操作の入力を受け付けるようにしている。
一般に、車載情報機器のタッチパネルは、ユーザが指などの物体を接近又は接触させた状態で操作する。タッチパネルの制御装置は、物体の接近又は接触を検知するのはもちろんのこと、この物体の接近又は接触がユーザの意図する操作によるものであるか否かを判定して、ユーザの意図しない動作を抑制することが求められる。
特許文献1の電子機器は、表示部に重ねて配置されたタッチパネルを備え、表示部の表示面より所定の距離離れた所定の面を指示体が占める領域の扁平率が閾値より小さい場合、当該領域の中心の座標に対する操作を有効とし、扁平率が閾値より大きい場合、当該領域の中心の座標に対する操作を無効としている。この構成により、ホバー操作において、ユーザの意図しない操作による動作を防止している。
特開2014−178868号公報
特許文献1の電子機器は、タッチパネルのホバー操作において、指示体の扁平率に応じて操作の有効無効を判定している。しかしながら、指示体を接触させた状態で操作するタッチパネルの場合、指示体の扁平率はユーザごとに異なり、また操作の種類に応じて変化する。例えば、画面内のボタンを選択する操作と比較して、画面をスライドする操作又はアイコンをドラッグする操作は指が強く押し付けられ、扁平率が大きくなる。特許文献1の電子機器は、このような扁平率の変化に対応することができず、指示体を接触させた状態で操作するタッチパネルでは誤動作を抑制することができない課題があった。
また、特許文献1には、誤反応と判定する閾値を反応位置に応じて変える技術も開示されている。しかしながら、単に閾値を反応位置に応じて変えた場合、タッチパネルの反応位置ごとに操作が有効と判定される基準が変わる。このため、反応位置ごとに操作感のばらつきが生じ、例えばドラッグ等の操作を行う際、意図せずドラッグ操作が終了するなど、ユーザが操作に違和感を覚える課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザの意図しない動作を抑制することができ、かつ、タッチパネルの領域ごとの操作感のばらつきを低減することができるタッチパネル制御装置を提供することを目的とする。また、このタッチパネル制御装置を設けた車載情報機器を提供することを目的とする。
本発明のタッチパネル制御装置は、タッチパネルの検知面に沿う各座標のタッチレベル値を第1閾値と比較して、タッチパネルに対する操作の有無を判定する第1判定部と、第1判定部でタッチパネルに対する操作有と判定すると、操作のタッチレベル値を第2閾値と比較して、操作が有効であるか無効であるかを判定する第2判定部と、第2閾値の値を変更する閾値変更部と、を備え、第2判定部は、操作のタッチレベル値を第2閾値と比較し、操作が有効であると判定すると、閾値変更部は操作の途中で第2閾値を変更し、操作が有効であると判定される前の第2閾値は、検知面の座標に応じて異なる値に設定し、操作が有効であると判定された後の第2閾値は、操作が有効であると判定される前よりも一定値に近い値に設定したものである。
本発明の車載情報機器は、上記タッチパネル制御装置を備えるものである。
本発明のタッチパネル制御装置及び車載情報機器は、操作が有効であるか無効であるかの判定基準となる第2閾値を、操作が有効であると判定されると操作の途中で変更する。これにより、変更前と変更後の第2閾値をそれぞれ設定することで、ユーザの意図しない動作の発生を抑制するとともに、タッチパネルの領域ごとの操作感のばらつきを低減することができる。
本発明の実施の形態1に係るタッチパネル制御装置及び車載情報機器の要部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部及びタッチパネル制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る制御部及びタッチパネル制御装置のハードウェア構成の他の例を示すブロック図である。 操作が有効であると判定される前の第1閾値及び第2閾値の一例を示す説明図である。 操作が有効であると判定された後の第1閾値及び第2閾値の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るタッチパネル制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るタッチパネル制御装置の動作を示すフローチャートである。 操作が有効であると判定される前の第1閾値及び第2閾値の他の例を示す説明図である。 操作が有効であると判定される前の第1閾値及び第2閾値の他の例を示す説明図である。 操作が有効であると判定される前の第1閾値及び第2閾値の他の例を示す説明図である。 操作が有効であると判定される前の第1閾値及び第2閾値の他の例を示す説明図である。 操作が有効であると判定された後の第1閾値及び第2閾値の他の例を示す説明図である。 操作が有効であると判定された後の第1閾値及び第2閾値の他の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るタッチパネル制御装置及び車載情報機器の要部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係るタッチパネル制御装置及び車載情報機器の要部を示すブロック図である。 操作が有効であると判定される前の第2閾値の一例を示す説明図である。 操作が有効であると判定された後の第2閾値の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係るタッチパネル制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るタッチパネル制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る他のタッチパネル制御装置及び車載情報機器の要部を示すブロック図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、車載情報機器100の要部を示すブロック図である。図1に示す如く、車載情報機器100は、制御部1、FPD2、タッチパネル3及びタッチパネル制御装置4を有している。図1を参照して、実施の形態1のタッチパネル制御装置4及び車載情報機器100について説明する。
車載情報機器100は、例えば、図示しない車両に搭載されたナビゲーション装置である。制御部1は、車両の走行経路を案内する処理を含む、ナビゲーション装置に設定された各種処理を実行するものである。また、制御部1は、当該制御部1自体が実行する処理の内容に応じて、FPD2の表示画面を制御するものである。
FPD2と一体に、いわゆる「静電容量方式」のタッチパネル3が設けられている。すなわち、タッチパネル3は、FPD2の表示面に沿う検知面を有している。検知面に沿って複数個の電極が配列されており、検知面に指などの物体が接近又は接触すると電極間の静電容量が変化する。
第1判定部41は、タッチパネル3の検知面の各座標に配置された電極間の静電容量の変化量を検知するものである。第1判定部41は、検知した静電容量の変化量を示す値(以下「タッチレベル値」という。)を算出し、第1閾値と比較するものである。
第1閾値は、タッチパネル3がユーザにより物体を接触させた状態で操作されるものである場合、検知面に物体が接触したか否かを識別できる値に設定されている。または、タッチパネル3がユーザにより物体を接近させた状態で操作されるものである場合、第1閾値は、検知面に物体が接近したか否かを識別できる値に設定されている。すなわち、第1判定部41は、各座標のタッチレベル値を第1閾値と比較することで、タッチパネル3に対する操作の有無を判定するとともに、操作された検知面上の座標(以下「タッチ座標」という。)を判定するものである。
第1判定部41は、少なくとも一部の座標のタッチレベル値が第1閾値を超える場合、タッチパネル3に対する操作があると判定し、タッチ座標及びタッチ座標のタッチレベル値を第2判定部42に出力するようになっている。また、第1判定部41は、全ての座標のタッチレベル値が第1閾値以下である場合、タッチパネル3に対する操作がないと判定し、その旨を閾値変更部43に通知するようになっている。
第2判定部42は、第1判定部41が出力したタッチ座標のタッチレベル値を第2閾値と比較することで、タッチパネル3の当該タッチ座標に対する操作が有効であるか無効であるかを判定するものである。第2閾値は、第1閾値とは独立して設定された値である。
第2判定部42は、タッチ座標のタッチレベル値が第2閾値以下である場合、当該タッチ座標に対する操作が無効であると判定するようになっている。また、第2判定部42は、タッチ座標のタッチレベル値が第2閾値を超える場合、当該タッチ座標に対する操作が有効であると判定し、その旨を閾値変更部43に通知するとともに、当該タッチ座標及び当該タッチ座標のタッチレベル値を制御部1に出力するようになっている。制御部1は、第2判定部42が出力したタッチ座標及びタッチレベル値を用いて、ナビゲーション装置に設定された各種処理を実行したり、FPD2の表示画面を制御したりするようになっている。
閾値変更部43は、第2判定部42によりいずれかのタッチ座標に対する操作が有効であると判定されたとき、第2閾値を変更するものである。すなわち、閾値変更部43は、第2判定部42により操作が有効であると判定される前後で第2閾値を異なる値に設定するものである。また、閾値変更部43が第2閾値を変更する処理は、ユーザによる操作の途中で実行されるものである。第1判定部41、第2判定部42及び閾値変更部43により、タッチパネル制御装置4が構成されている。
図2に、制御部1及びタッチパネル制御装置4のハードウェア構成の一例を示す。図1に示す制御部1、第1判定部41、第2判定部42及び閾値変更部43の機能は、専用の処理回路51により実現される。処理回路51は、例えば、システムLSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)又はこれらを組み合わせたものである。なお、複数個の処理回路が連携して上記機能を実現するものであっても良い。例えば、第1判定部41の機能が第1処理回路により実現され、制御部1、第2判定部42及び閾値変更部43の機能が第2処理回路により実現されるものであっても良い。
図3に、制御部1及びタッチパネル制御装置4のハードウェア構成の他の例を示す。メモリ52は、図1に示す制御部1、第1判定部41、第2判定部42及び閾値変更部43の各処理ステップに対応したプログラムを記憶するものである。メモリ52に記憶されたプログラムをプロセッサ53が実行することで、制御部1、第1判定部41、第2判定部42及び閾値変更部43の機能が実現される。メモリ52は、例えば、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)又はフラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。プロセッサ53は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro−Processing Unit)、マイクロコントローラ又はDSP(Digital Signal Processor)である。なお、複数個のプロセッサが連携して、複数個のメモリに記憶されたプログラムを実行することで上記機能を実現するものであっても良い。例えば、第1メモリに記憶されたプログラムを第1プロセッサが実行することで第1判定部41の機能を実現し、第2メモリに記憶されたプログラムを第2プロセッサが実行することで制御部1、第2判定部42及び閾値変更部43の機能を実現するものであっても良い。
次に、図4及び図5を参照して、第1閾値及び第2閾値の一例について説明する。
車載情報機器100が車両の運転席のダッシュボードに設けられており、FPD2の表示面及びタッチパネル3の検知面が鉛直面に対して斜めの姿勢に設置されているものとする。すなわち、表示面及び検知面の下端部は車両の運転席に近く、上端部は運転席から遠くなっている。図4及び図5は、表示面及び検知面の上下方向に沿う各座標の第1閾値及び第2閾値を示している。
図4は、第2判定部42により操作が有効であると判定される前の第1閾値I及び第2閾値IIを示している。図4に示す如く、第1閾値Iは各座標において一定値に設定されている。第2閾値IIは、表示面及び検知面の上端部から下端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定されている。表示面及び検知面の上端部における第2閾値IIは、第1閾値Iとほぼ同等の値である。
図5は、第2判定部42により操作が有効であると判定された後の第1閾値I及び第2閾値IIを示している。図5に示す如く、第1閾値Iは、第2判定部42により操作が有効であると判定される前と同じ値に設定されている。第2閾値IIは、各座標において第1閾値Iとほぼ同等の値に設定されている。すなわち、第2閾値IIは、操作が有効であると判定される前の上端部における第2閾値IIと同じ値に設定されている。
次に、図6のフローチャートを参照して、タッチパネル制御装置4の動作について、閾値変更部43が第2閾値を変更する動作を中心に説明する。
初期状態において、車載情報機器100は電源が入っている。閾値変更部43は、第2閾値を図4に示す値に設定している。
まず、ステップST1にて、第1判定部41は、タッチパネル3の検知面の各座標に配置された電極間の静電容量の変化量を検知し、タッチレベル値を第1閾値と比較する。第1判定部41は、車載情報機器100の電源が入っている間、この処理を継続する。全ての座標のタッチレベル値が第1閾値以下である場合(ステップST1“NO”)、第1判定部41は、タッチパネル3に対する操作がないと判定し、同判定処理を繰り返す。一方、少なくとも一部の座標のタッチレベル値が第1閾値を超える場合(ステップST1“YES”)、第1判定部41は、タッチパネル3に対する操作があると判定し、タッチ座標及びタッチ座標のタッチレベル値を第2判定部42に出力する。
次いで、ステップST2にて、第2判定部42は、ステップST1で第1判定部41が出力したタッチレベル値を第2閾値と比較する。タッチ座標のタッチレベル値が第2閾値以下である場合(ステップST2“NO”)、第2判定部42は、当該タッチ座標に対する操作が無効であると判定し、処理はステップST1に戻る。一方、タッチ座標のタッチレベル値が第2閾値を超える場合(ステップST2“YES”)、第2判定部42は、当該タッチ座標に対する操作が有効であると判定する。第2判定部42は、当該タッチ座標及び当該タッチ座標のタッチレベル値を制御部1に出力するとともに、操作が有効である旨を閾値変更部43に通知する。
ステップST2において、第2判定部42から操作が有効である旨の通知を受けると、次いで、ステップST3にて、閾値変更部43は第2閾値を図4に示す値から図5に示す値に変更する。このとき、ユーザによる操作は継続しており、第2閾値を変更する処理は当該操作の途中で実行される。
次に、図7のフローチャートを参照して、タッチパネル制御装置4の動作について、閾値変更部43が変更した第2閾値を元に戻す動作を中心に説明する。
図6のステップST3の後も、第1判定部41は、タッチパネル3の検知面の各座標に配置された電極間の静電容量の変化量を検知してタッチレベル値を第1閾値と比較する処理を継続している。全ての座標におけるタッチレベル値が第1閾値以下となった場合(ステップST4“NO”)、第1判定部41は、タッチパネル3に対する操作がないと判定し、その旨を閾値変更部43に通知する。
ステップST4において、第1判定部41からタッチパネル3に対する操作がない旨の通知を受けると、次いで、ステップST5にて、閾値変更部43は第2閾値を図5に示す値から図4に示す値に戻す。
次に、タッチパネル制御装置4の効果について説明する。
FPD2の表示面及びタッチパネル3の検知面の下端部が車両の運転席に近く、上端部が運転席から遠くにある場合、運転席に座ったユーザがタッチパネル3を操作するとき、ユーザの手はタッチパネル3の下端側から検知面に接近してくる。例えば、ユーザが人差し指を伸ばしてタッチパネル3の中央部を操作しようとしたとき、ユーザの手のうちの人差し指以外の部位がタッチパネル3の下半部に接近することがある。この場合、通常のタッチパネルであれば、タッチパネル3の下半部のタッチレベル値がユーザの意に反して上昇し、誤動作の原因となりうる。
これに対し、実施の形態1のタッチパネル制御装置4は、第2判定部42により操作が有効であると判定される前は、図4に示す如く、第2閾値IIを表示面及び検知面の上端部から下端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定する。これにより、タッチパネル3の下端部に近いほど、タッチレベル値が上昇しても操作が無効であると判定されやすくなる。この結果、ユーザの手のうちの人差し指以外の部位がタッチパネル3の下半部に接近しても、ユーザが意図しない動作の発生を抑制することができる。
しかしながら、第2閾値を図4に示す値に設定した状態は、タッチパネル3の下端部に近づくほど感度が低いのと等価な状態である。この状態では、検知面の座標ごとに操作感のばらつきがあり、例えばドラッグ等の操作を行う際、意図せずドラッグ操作が終了するなど、ユーザが操作に違和感を覚える問題がある。そこで、実施の形態1のタッチパネル制御装置4は、第2判定部42により操作が有効であると1度判定された後は、図5に示す如く、各座標の第2閾値IIを第1閾値Iとほぼ同等の一定値に変更する。これにより、座標ごとの操作感のばらつきをなくして、ユーザの違和感を軽減することができる。
なお、第2判定部42により操作が有効であると判定される前の第2閾値は、図4に示す値に限定されるものではない。検知面の座標に応じて異なる値を設定することで、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位による誤動作を抑制できるものであれば、如何なる値に設定したものであっても良い。以下、図8〜図11を参照して、第2閾値の他の例について説明する。
右ハンドルの車両において車載情報機器100が運転席と助手席の間のダッシュボードに設けられている場合、運転席に座ったユーザがタッチパネル3を操作するとき、ユーザの手はタッチパネル3の右側から検知面に接近してくる。そこで、図8に示す如く、第2判定部42により操作が有効であると判定される前の第2閾値IIは、表示面及び検知面の左端部から右端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定する。これにより、図4に示す例と同様に、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位の接近による誤動作を抑制することができる。この場合、第2判定部42により操作が有効であると判定された後の第2閾値IIは、操作が有効であると判定される前の左端部における第2閾値IIと同じ値に設定する。
または、右ハンドルの車両において車載情報機器100が運転席と助手席の間のダッシュボードに設けられており、表示面の左半部に助手席に座っているユーザ向けの画面を表示し、かつ、表示面の右半部に運転席に座っているユーザ向けの画面を表示する場合、運転席に座ったユーザの手はタッチパネル3の右側から検知面の右半部に接近し、助手席に座ったユーザの手はタッチパネル3の左側から検知面の左半部に接近してくる。そこで、図9に示す如く、第2判定部42により操作が有効であると判定される前の第2閾値IIは、表示面及び検知面の中央部から右端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定し、かつ、中央部から左端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定する。これにより、図4又は図8に示す例と同様に、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位の接近による誤動作を抑制することができる。この場合、第2判定部42により操作が有効であると判定された後の第2閾値IIは、操作が有効であると判定される前の中央部における第2閾値IIと同じ値に設定する。
また、座標に対する第2閾値の変化率は、図4、図8及び図9に示す1次関数の変化率に限定されるものではない。例えば、図10及び図11に示す如く2次関数の変化率でも良く、如何なる変化率であっても良い。
また、図4及び図8〜図11は、いずれも表示面及び検知面の上下方向又は左右方向のうちのいずれか1方向に沿って値が変化する第2閾値の特性線を示したが、第2閾値は上下方向及び左右方向の2方向に沿って変化し、3次元的な特性曲面を有するものであっても良い。
また、第2判定部42により操作が有効であると判定された後の第2閾値は、第1閾値とほぼ同等の値に限定されるものではない。操作が有効であると判定される前の第2閾値よりも一定値に近づけることで、座標ごとの操作感のばらつきを低減したものであれば、如何なる値に設定したものであっても良い。例えば、図12に示す如く、図8に示す第2閾値と比較して座標に対するタッチレベル値の変化率を小さくしたものであっても良い。同様に、図13に示す如く、図9に示す第2閾値と比較して座標に対するタッチレベル値の変化率を小さくしたものであっても良い。
なお、タッチパネル3は静電容量方式に限定されるものではなく、タッチレベル値は静電容量の変化量を示す値に限定されるものではない。FPD2の表示面に沿う検知面を有し、検知面の各座標と検知面に接近又は接触した物体との間隔に応じた値をタッチレベル値として算出できるものであれば、如何なる方式のタッチパネル3を用いても良い。
また、第1判定部41は、各座標のタッチレベル値を第1閾値と比較することで、タッチパネル3に対する操作の有無に加えて、物体によりタッチパネル3が操作されている領域の個数(以下「タッチ点数」という。)を判定するものであっても良い。第1判定部41は、判定したタッチ点数を制御部1に出力する。制御部1は、第2判定部42が出力したタッチ座標及びタッチレベル値に加えて、第1判定部41が出力したタッチ点数を用いて、ナビゲーション装置に設定された各種処理を実行したり、FPD2の表示画面を制御したりする。
また、FPD2及びタッチパネル3は、車載情報機器100と別体に構成されたものであっても良い。
また、車載情報機器100は、車両に持ち込まれたスマートフォン又はPND(Portable Navigation Device)などの携帯情報端末により構成されたものであっても良い。
また、車載情報機器100は、ナビゲーション装置に限定されるものではない。FPD2及びタッチパネル3を有する情報機器であれば良く、例えば、ナビオーディオ装置又はディスプレイオーディオ装置であっても良い。
また、タッチパネル制御装置4を適用する情報機器は、車載用の情報機器に限定されるものではない。FPD2及びタッチパネル3を用いる情報機器であれば、如何なる情報機器にも適用することができる。
以上のように、実施の形態1のタッチパネル制御装置4は、タッチパネル3の検知面に沿う各座標のタッチレベル値を第1閾値と比較して、タッチパネル3に対する操作の有無を判定する第1判定部41と、第1判定部41でタッチパネル3に対する操作有と判定すると、操作のタッチレベル値を第2閾値と比較して、操作が有効であるか無効であるかを判定する第2判定部42と、第2閾値の値を変更する閾値変更部43とを備える。第2判定部42は、操作のタッチレベル値を第2閾値と比較し、操作が有効であると判定すると、閾値変更部43は操作の途中で第2閾値を変更する。操作が有効であると判定される前後で第2閾値をそれぞれ設定することで、ユーザの意図しない動作の発生を抑制するとともに、タッチパネル3の領域ごとの操作感のばらつきを低減することができる。
また、操作が有効であると判定される前の第2閾値は、検知面の座標に応じて異なる値に設定し、操作が有効であると判定された後の第2閾値は、操作が有効であると判定される前よりも一定値に近い値に設定した。これにより、操作が有効であると判定される前は、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位による誤動作を抑制することができる。一方、操作が有効であると1度判定された後は、第2閾値を一定値に近づけて、タッチパネル3の領域ごとの操作感のばらつきを低減することができる。
また、操作が有効であると判定される前の第2閾値は、検知面の一端部から他端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定し、操作が有効であると判定された後の第2閾値は、操作が有効であると判定される前の一端部における第2閾値と同じ値に設定した。操作が有効であると判定される前の第2閾値を例えば図4、図8又は図10に示す値に設定することで、ユーザの手が1方向から接近してくる状態でFPD2及びタッチパネル3を設置した車載情報機器100において、誤動作の発生を抑制することができる。
または、操作が有効であると判定される前の第2閾値は、検知面の中央部から端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定し、操作が有効であると判定された後の第2閾値は、操作が有効であると判定される前の中央部における第2閾値と同じ値に設定した。操作が有効であると判定される前の第2閾値を例えば図9又は図11に示す値に設定することで、ユーザの手が複数方向から接近してくる状態でFPD2及びタッチパネル3を設置した車載情報機器100において、誤動作の発生を抑制することができる。
実施の形態2.
図14を参照して、タッチパネル3に対する物体の接近方向を検知するタッチパネル制御装置4について説明する。なお、図14において、図1に示す実施の形態1のブロック図と同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。また、制御部1及びタッチパネル制御装置4のハードウェア構成は実施の形態1と同様であるため、図2及び図3を援用して説明する。また、タッチパネル制御装置4の動作は実施の形態1と同様であるため、図6及び図7を援用して説明する。
図14に示す如く、車載情報機器100はカメラ5を有している。カメラ5はFPD2に隣接して配置されており、FPD2及びタッチパネル3に接近してくる物体を撮影自在なものである。カメラ5は、撮影した画像データをタッチパネル制御装置4の接近方向算出部44に出力するようになっている。
接近方向算出部44は、カメラ5が撮影した画像データに対して画像認識処理を実行するものである。接近方向算出部44は、画像認識処理により、FPD2及びタッチパネル3に接近してくる物体を検出するとともに、タッチパネル3の検知面に対する物体の接近方向を算出するものである。
閾値変更部43は、接近方向算出部44が算出した物体の接近方向に応じて、第2判定部42により操作が有効であると判定される前の第2閾値を設定するようになっている。例えば、ユーザの手がタッチパネル3の下端側から接近してきた場合、閾値変更部43は第2閾値を図4又は図10に示す値に設定する。または、ユーザの手がタッチパネルの右側から接近してきた場合、閾値変更部43は第2閾値を図8に示す値に設定する。または、2人のユーザの手がタッチパネルの左右両側からそれぞれ接近してきた場合、閾値変更部43は第2閾値を図9又は図11に示す値に設定する。
このように、物体の接近方向に応じて図6の初期状態における第2閾値を動的に設定することで、ユーザが手をいずれの方向から検知面に接近させた場合であっても、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位による誤動作を抑制することができる。
なお、カメラ5は、車載情報機器100と別体に構成されたカメラであっても良い。例えば、車載情報機器100と別体のカメラ5を車両の車室内に設けて、車載情報機器100のFPD2を含む領域を撮影する。接近方向算出部44は、このFPD2を含む領域を撮影した画像に対して画像認識処理を実行することで、物体の接近方向を算出する。
また、接近方向算出部44が物体の検知に用いる部材は、カメラ5に限定されるものではない。例えば、カメラ5に代えて又は加えて、タッチパネル3に接近する物体を検知する光電センサなどのセンサを設けたものであっても良い。接近方向算出部44は、センサの検知結果を用いて物体の接近方向を算出する。
また、第2判定部42により操作が有効であると判定される前の第2閾値は、図4、図8〜図11に示す値に限定されるものではない。検知面の物体が接近してくる側の領域における第2閾値を残余の領域における第2閾値よりも大きい値に設定することで、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位による誤動作を抑制できるものであれば、如何なる値に設定したものであっても良い。
以上のように、実施の形態2のタッチパネル制御装置4は、検知面に対する物体の接近方向を算出する接近方向算出部44を備える。閾値変更部43は、第2判定部42により操作が有効であると判定される前は、接近方向算出部44による算出結果を用いて、タッチパネル3の物体が接近してくる側の領域における第2閾値を残余の領域における第2閾値よりも大きい値に設定する。操作が有効であると判定される前の第2閾値を物体の接近方向に応じて設定することで、ユーザが手をいずれの方向からタッチパネル3に接近させた場合であっても、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位による誤動作を抑制することができる。
実施の形態3.
図15を参照して、タッチレベル値が連続して第1閾値を超えた時間に基づき操作が有効であるか無効であるかを判定するタッチパネル制御装置4について説明する。なお、図15において、図1に示す実施の形態1のブロック図と同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。
第2判定部42aは、第1判定部41が出力したタッチ座標及びタッチレベル値を用いて、タッチレベル値が連続して第1閾値を超えた時間の長さを示す値(以下「タッチ時間値」という。)をタッチ座標ごとに算出するものである。第2判定部42aは、算出したタッチ時間値を第2閾値と比較することで、操作が有効であるか無効であるかを判定するものである。
第2判定部42aは、タッチ座標のタッチ時間値が第2閾値以下である場合、当該タッチ座標に対する操作が無効であると判定するようになっている。また、第2判定部42aは、タッチ座標のタッチ時間値が第2閾値を超える場合、当該タッチ座標に対する操作が有効であると判定し、その旨を閾値変更部43に通知するとともに、当該タッチ座標及び当該タッチ座標のタッチレベル値を制御部1に出力するようになっている。
次に、図16及び図17を参照して、第2閾値の一例について説明する。なお、第1閾値は実施の形態1,2と同様であるため、説明を省略する。
車載情報機器100が車両の運転席のダッシュボードに設けられており、FPD2の表示面及びタッチパネル3の検知面が鉛直面に対して斜めの姿勢に設置されているものとする。すなわち、表示面及び検知面の下端部は車両の運転席に近く、上端部は運転席から遠くなっている。図16及び図17は、表示面及び検知面の上下方向に沿う各座標の第2閾値を示している。
図16は、第2判定部42aにより操作が有効であると判定される前の第2閾値IIを示している。図16に示す如く、第2閾値IIは、表示面及び検知面の上端部から下端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定されている。
図17は、第2判定部42aにより操作が有効であると判定された後の第2閾値IIを示している。図17に示す如く、第2閾値IIは、各座標において一定値に設定されている。すなわち、第2閾値IIは、第2判定部42aにより操作が有効であると判定される前の上端部における第2閾値IIと同じ値に設定されている。
次に、図18及び図19のフローチャートを参照して、タッチパネル制御装置4の動作について説明する。なお、図18及び図19において、図6及び図7に示す実施の形態1のフローチャートと同様のステップには同一符号を付して説明を省略する。
初期状態において、車載情報機器100は電源が入っている。閾値変更部43は、第2閾値を図16に示す値に設定している。
まず、第1判定部41は、実施の形態1と同様のステップST1の処理を実行する。
次いで、ステップST2aにて、第2判定部42aは、ステップST1で第1判定部41が出力したタッチ座標及びタッチレベル値が継続している時間を測定してタッチ時間値として算出し、第2閾値と比較する。タッチ座標のタッチ時間値が第2閾値以下である場合(ステップST2a“NO”)、第2判定部42aは、当該タッチ座標に対する操作が無効であると判定する。一方、タッチ座標のタッチ時間値が第2閾値を超える場合(ステップST2a“YES”)、第2判定部42aは、当該タッチ座標に対する操作が有効であると判定する。第2判定部42aは、当該タッチ座標及び当該タッチ座標のタッチレベル値を制御部1に出力するとともに、操作が有効である旨を閾値変更部43に通知する。
ステップST2aにおいて、第2判定部42aから操作が有効である旨の通知を受けると、次いで、ステップST3にて、閾値変更部43は第2閾値を図16に示す値から図17に示す値に変更する。このとき、ユーザによる操作は継続しており、第2閾値を変更する処理は当該操作の途中で実行される。
ステップST3の後も、第1判定部41はステップST1と同様の処理を継続している。第1判定部41は、実施の形態1と同様のステップST4の処理を実行する。
ステップST4において、第1判定部41からタッチパネル3に対する操作がなくなった旨の通知を受けると、次いで、ステップST5にて、閾値変更部43は第2閾値を図17に示す値から図16に示す値に戻す。
なお、第2判定部42aにより操作が有効であると判定される前の第2閾値は、図16に示す値に限定されるものではない。検知面の座標に応じて異なる値を設定することで、ユーザの手のうちの操作を意図していない部位による誤動作を抑制できるものであれば、如何なる値に設定したものであっても良い。
また、第2判定部42aにより操作が有効であると判定された後の第2閾値は、図17に示す値に限定されるものではない。操作が有効であると判定される前の第2閾値よりも一定値に近づけることで、座標ごとの操作感のばらつきを低減したものであれば、如何なる値に設定したものであっても良い。
また、実施の形態3のタッチパネル制御装置4に、実施の形態2と同様の接近方向算出部44を設けたものとしても良い。この場合のブロック図を図20に示す。閾値変更部43は、第2判定部42aにより操作が有効であると判定される前は、接近方向算出部44が算出した物体の接近方向に応じて、タッチ時間値の比較対象となる第2閾値を設定する。
以上のように、実施の形態3のタッチパネル制御装置4は、タッチパネル3の検知面に沿う各座標のタッチレベル値を第1閾値と比較して、タッチパネル3に対する操作の有無を判定する第1判定部41と、第1判定部41でタッチパネル3に対する操作有と判定すると、操作のタッチレベル値が連続して第1閾値を超えた時間の長さを示すタッチ時間値を第2閾値と比較して、操作が有効であるか無効であるかを判定する第2判定部42aと、第2閾値の値を変更する閾値変更部43とを備える。第2判定部42aは、操作のタッチ時間値を第2閾値と比較し、操作が有効であると判定すると、閾値変更部43は操作の途中で第2閾値を変更する。実施の形態1と同様に、操作が有効であると判定される前後で第2閾値をそれぞれ設定することで、ユーザの意図しない動作の発生を抑制するとともに、タッチパネル3の領域ごとの操作感のばらつきを低減することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本発明のタッチパネル制御装置は、タッチパネルを有する情報機器に用いることができる。また、本発明の車載情報機器は、ナビゲーション装置、ナビオーディオ装置及びディスプレイオーディオ装置などに用いることができる。
1 制御部、2 FPD、3 タッチパネル、4 タッチパネル制御装置、5 カメラ、41 第1判定部、42,42a 第2判定部、43 閾値変更部、44 接近方向算出部、51 処理回路、52 メモリ、53 プロセッサ、100 車載情報機器。

Claims (7)

  1. タッチパネルの検知面に沿う各座標のタッチレベル値を第1閾値と比較して、前記タッチパネルに対する操作の有無を判定する第1判定部と、
    前記第1判定部で前記タッチパネルに対する操作有と判定すると、前記操作のタッチレベル値を第2閾値と比較して、前記操作が有効であるか無効であるかを判定する第2判定部と、
    前記第2閾値の値を変更する閾値変更部と、を備え、
    前記第2判定部は、前記操作のタッチレベル値を前記第2閾値と比較し、前記操作が有効であると判定すると、前記閾値変更部は前記操作の途中で前記第2閾値を変更し、
    前記操作が有効であると判定される前の前記第2閾値は、前記検知面の座標に応じて異なる値に設定し、
    前記操作が有効であると判定された後の前記第2閾値は、前記操作が有効であると判定される前よりも一定値に近い値に設定した
    ことを特徴とするタッチパネル制御装置。
  2. 前記操作が有効であると判定される前の前記第2閾値は、前記検知面の一端部から他端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定し、
    前記操作が有効であると判定された後の前記第2閾値は、前記操作が有効であると判定される前の前記一端部における前記第2閾値と同じ値に設定した
    ことを特徴とする請求項記載のタッチパネル制御装置。
  3. 前記操作が有効であると判定される前の前記第2閾値は、前記検知面の中央部から端部に向かうにつれて次第に大きくなる値に設定し、
    前記操作が有効であると判定された後の前記第2閾値は、前記操作が有効であると判定される前の前記中央部における前記第2閾値と同じ値に設定した
    ことを特徴とする請求項記載のタッチパネル制御装置。
  4. 前記検知面に対する物体の接近方向を算出する接近方向算出部を備え、
    前記閾値変更部は、前記操作が有効であると判定される前は、前記接近方向算出部による算出結果を用いて、前記検知面の前記物体が接近してくる側の領域における前記第2閾値を残余の領域における前記第2閾値よりも大きい値に設定する
    ことを特徴とする請求項記載のタッチパネル制御装置。
  5. 請求項1記載のタッチパネル制御装置を備える車載情報機器。
  6. タッチパネルの検知面に沿う各座標のタッチレベル値を第1閾値と比較して、前記タッチパネルに対する操作の有無を判定する第1判定部と、
    前記第1判定部で前記タッチパネルに対する操作有と判定すると、前記操作のタッチレベル値が連続して前記第1閾値を超えた時間の長さを示すタッチ時間値を第2閾値と比較して、前記操作が有効であるか無効であるかを判定する第2判定部と、
    前記第2閾値の値を変更する閾値変更部と、を備え、
    前記第2判定部は、前記操作のタッチ時間値を前記第2閾値と比較し、前記操作が有効であると判定すると、前記閾値変更部は前記操作の途中で前記第2閾値を変更する
    ことを特徴とするタッチパネル制御装置。
  7. 請求項記載のタッチパネル制御装置を備える車載情報機器。
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