JP6188803B2 - 容器のための栓の殺菌のための装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1あるいは請求項11の前提部分に基づく栓の滅菌あるいは殺菌のための装置及び方法に関するものである。
例えば飲料産業の設備においては、満たされたボトル又は他の容器の封栓のために使用される栓、特にネジキャップ、平坦キャップ、王冠などのようなキャップ状の栓をその使用前に、すなわち各容器への取付前にとりわけH蒸気(十分に高いH濃度を有する蒸発された水分を含む過酸化水素溶液)又はHエアロゾルによって濃縮された気体状及び/又は蒸気状のキャリア媒体から成る殺菌媒体を用いて殺菌あるいは滅菌することが通常であり、知られている。高い滅菌率によって効果的な殺菌を達成するために、栓は、殺菌媒体にさらされる前に、好ましくは例えば50〜85℃の範囲の温度に加熱され、そして気体状及び/又は蒸気状の殺菌媒体による処理あるいはその吹付後に好ましくは加熱された殺菌性の気体状及び/又は蒸気状の媒体を用いて、例えば好ましくは加熱された殺菌エアを用いて乾燥される。その結果、殺菌された栓は、つづいて容器の閉鎖のために使用されるか、あるいはこのために閉鎖機械へ供給されることができる。
エアロゾル又は蒸気による容器用の栓の殺菌のための公知の装置は、共通の垂直方向の機械軸線周りに回転駆動される2つのロータを備えている(特許文献1)。各ロータは、1つの処理空間内に収容されている。各ロータには、複数の栓収容部が機械軸線周りにずらして設けられており、この栓収容部は、それぞれ複数の栓を一列に収容するように形成されているとともに、機械軸線に対して平行に軸線方向において延在している。栓収容部によって、回転するロータにおいて、栓受け渡し部と栓放出部の間の処理空間を通って栓が移動する。この処理空間内では、それぞれ高温空気に栓がさらされ、しかも栓の予熱のための上側のロータの処理空間内と、殺菌媒体(Hエアロゾル)の活性化及び栓の乾燥のための下側のロータの処理空間内とでなされる。栓を殺菌媒体にさらすことは機械軸線に対して平行に配向された処理区間上でなされ、この処理区間は上側のロータの栓放出部を下側のロータの栓受け渡し部と接続するものであり、この処理区間を栓が重力によって通過して移動する。
ここでの欠点は、2つのロータによってもたらされるかなりの構造寸法のほかに、特に、殺菌媒体に栓をさらすための処理時間と、ロータの周期的な移動の周期時間とが、栓が処理区間を通過して移動する落下速度に依存することにある。さらに、上述の殺菌ユニットでは、加熱によって栓の形状安定性が失われるという問題がある。なぜなら、この形状安定性が低下し、これにより、これにつづく上下の搬送及び自由な運動時に機械の不具合につながりかねないためである。
さらに、特許文献2には、UV照射によって栓の殺菌を行う装置が提案されており、この装置においては、垂直に整向されたかご状の収容部内に栓が収容されていて、この収容部は、垂直な機械軸線周りに回転駆動可能なロータの周囲に形成されているとともに、その長手延長部においてロータ軸線に対して平行に配向されている。このとき、栓は、ロータあるいは処理区間上の栓収容部と共に、栓受け渡し部と栓放出部の間でロータと共に回転しない複数のUV照射部を通過して移動する。
独国特許出願公開第102010025541号明細書 独国特許出願公開第102010052207号明細書
本発明の課題は、殺菌及び/又は滅菌率の高い質を可能とする装置を提供することであり、個々の栓の、不都合のない高い輸送量での、目的とする殺菌が保証される。
上記課題は、独立請求項1の前提部分を基礎として、その特徴的な構成によって解決される。
本発明による装置の本質的な態様は、ボトル又はこれと同様な容器を閉鎖するための複数の栓の殺菌及び/又は滅菌のための、特にキャップ状の栓の殺菌のための装置であって、複数の処理領域を通る栓の移動のための搬送システムを備え、当該装置内で栓が少なくとも殺菌並びに活性化及び/又は乾燥されるものである。このとき、搬送システムは、少なくとも1つの処理範囲において、当該ロータの周囲に形成され垂直方向へ整向された複数の栓収容部を有する、機械軸線又はロータ軸線周りに回転駆動可能な少なくとも1つのロータを備えている。この栓収容部によって、複数の栓が、栓受け渡し部と栓放出部の間の処理区間上で複数の処理領域を通って移動する。このとき、過酸化水素の活性化及び/又は表面の乾燥のための過酸化水素エアロゾル/過酸化水素蒸気、過酸化水素エアロゾルを含有する殺菌媒体及び/又は気体に、栓収容部内に個々に収容及び保持された栓を制御して及び/又は目的に合わせてさらすための少なくとも栓収容部へ向けられた殺菌媒体噴射装置を有する1つ又は複数の吹付ステーションが少なくとも1つの処理区間に設けられている。
特別な利点は、栓がグループで静止して栓収容部内に保持されること、すなわち栓収容部内の栓が全体の処理時間中に互いに相対的にも、また栓収容部自体に対しても移動しないことにある。処理中のこの単純な栓の案内により、この栓の全く不都合のない流れを可能とすることができ、そのため、非常にコンパクトな構造形態及びわずかな構造体積でも高い性能が達成される。特に、一定の、すなわち再現可能に高い滅菌率が殺菌時に達成される。
以下において、「栓」という用語は、異なる種類の栓、特にネジ式の栓、平坦キャップ、王冠などのキャップ状の栓と理解される。
「過酸化水素エアロゾル又はHエアロゾル」という用語は、以下において、少なくとも1つのキャリア気体、特に空気と、H又はHを含有する液体特に水を含む溶液とを含む混合物と理解される。このとき、H又はH溶液をキャリア気体へしまい込むことが可能であるか、あるいは(例えばノズルを用いて)存在し、及び/又はエネルギーを加えることで蒸発され、噴霧してその中に混合され得る。好ましくは、高温の過酸化水素エアロゾルが使用される。
1つの好ましい実施例においては、互いに対向する少なくとも2つの殺菌媒体噴射装置が少なくとも1つの吹付ステーションに設けられており、該殺菌媒体噴射装置が、栓収容部内に収容された個々の栓を互いに対向する側から殺菌媒体にさらすために形成されている。これにより、吹付過程を時間的に互いに分離された複数のステップにおいて実行することが可能であり、これによって、殺菌の質の更なる向上がなされる。
好ましくは、栓収容部が機械軸線又はロータ軸線周りに固定された角度間隔又は分配間隔で分配して配置されており、連続した吹付ステーションが少なくとも2つの角度間隔又は分配間隔だけ互いに離間している。周期ごとにそれぞれ1つの角度間隔又は分配間隔だけのロータの周期的な、すなわち断続的な回転運動においては、栓収容部内に収容された栓の第1の吹付ステーションでの処理後、両吹付ステーション間に配置された作用ステーションにおいて少なくとも1周期の滞在時間がもたらされる。この時間中に殺菌媒体が栓に作用することができる。つづいて、この栓はロータの更なる周期的な回転運動の後第2の吹付ステーションへ供給され、この第2の吹付ステーションでは栓が更に殺菌媒体にさらされる。両吹付ステーションの互いの間隔により、ここでも殺菌の質の向上が達成される。
別の好ましい実施例においては、殺菌媒体噴射装置がそれぞれ複数の排出部を備えており、互いに連続したこれら排出部は、それぞれ栓の直径又はほぼ栓の直径だけ栓収容部の長手延長部の方向へ離間している。さらに、好ましくは、これら排出部は、それぞれ栓収容部内に収容された栓に関して中心に、すなわち同軸に、又はほぼ中心に(同軸に)位置することとなるよう配置されている。これにより、1つの栓に1つの排出部が割り当てられ、これによりこの栓が個々に及び目的に合わせて殺菌媒体にさらされることが保証される。
好ましくは、殺菌媒体噴射装置の個々の排出部及び/又は異なる吹付ステーションの複数の殺菌媒体噴射装置が中央の殺菌媒体供給部に接続されている。これにより、唯一の殺菌媒体供給部によって殺菌媒体噴射装置の全排出部への中心的な供給が可能である。
好ましくは、少なくとも1つの活性化ステーション及び/又は乾燥ステーションが、回転方向において少なくとも1つの吹付ステーションにつづいて設けられている。この活性化ステーション及び/又は乾燥ステーションでは、好ましくは加熱された殺菌エアの使用を使用して乾燥媒体及び活性化媒体によって栓が乾燥され、この乾燥は、更に、好ましくは各栓に割り当てられたノズルあるいは排出部によってそれぞれ目的に合わせてなされ、ノズルあるいは排出部では、空気が個々の栓へ向けて放出される。
栓のこの乾燥により、特に乾燥媒体及び活性化媒体による栓の吹付の開始時に、殺菌媒体に含まれる過酸化水素(H)の活性化が引き起こされ、その結果、この殺菌媒体が分解生成物へ分解されるとともに殺菌がなされる。
好ましい実施例においては、少なくとも1つの作用ステーションが、回転方向において少なくとも1つの吹付ステーションにつづいて、少なくとも1つの乾燥ステーションの前に設けられている。この作用ステーションは、殺菌媒体の吹付と乾燥あるいは活性化との間の期間を得るのに寄与するものであり、その結果、殺菌媒体は、ある程度の時間にわたって栓に作用することが可能である。
特に好ましくは、少なくとも1つのロータが、複数の栓収容部で形成されたかご状のドラムジャケットによって中空ドラム状又は中空シリンダ状に構成されており、栓収容部が、その側で、各栓収容部の長手方向へ延在するウェブ状及び/又はロッド状の複数の栓ガイドレールによって好ましくはそれぞれかご状に形成されており、栓ガイドレール間で栓が各栓収容部内に収容されている。これにより、栓収容部内にある栓がほぼ完全に露出し、そのため、殺菌媒体で噴射されることが可能である。
1つの好ましい実施例においては、栓収容部が、その長手延長部においてロータ軸線の方向へ、好ましくはロータ軸線に対して平行に又はほぼ平行に配向されている。これにより、栓収容部内に保持された列状に配置された栓が、ロータの回転時に複数の処理ステーション、特に殺菌媒体噴射装置を通過し、このとき、殺菌ステップにさらされることが可能である。好ましくは、殺菌媒体噴射装置は、栓収容部の運動軌道で内側に位置して及び/又は外側に位置して、栓収容部又はロータと共に回転しないよう設けられている。
特に好ましい実施例においては、栓収容部の下側の開放された端部に対向して少なくとも1つの、ロータと共に運動しないか、又はロータに対して移動する栓設置面が設けられており、この栓設置面上では、当該栓設置面に隣接した栓が、栓から栓へ伝達される栓の回転運動を生じさせるためのロータの回転時に、栓収容部において落下する。このとき、栓収容部で支持された最も下の栓の回転運動は、その上に位置する栓へ伝達され、その結果、これらが対状に異なる方向へ回転する。この回転運動により、栓、特に栓ガイドレールの後方に位置する栓の範囲が殺菌媒体にさらされないということが防止される。
「ほぼ」という表現は、本発明においては、それぞれ正確な値から±10%、好ましくは±5%の偏差及び/又は機能に対して重要でない変更の形態の偏差を意味している。
本発明の発展形態、利点及び利用可能性は、以下の実施例の説明及び図面から明らかである。このとき、説明され、及び/又は図示された全ての特徴は、その請求項又はその引用の関係にかかわらず、それ自体、又は適宜の組合せにおいて基本的に本発明の対象である。また、請求項の内容も本明細書の構成部分である。
による栓の殺菌のための本発明による装置の側面図である。 機械軸線を含む断面での、図1に基づく装置の断面図である。 A−A線に沿った図1に基づく装置の断面図である。 唯一のロータにおいて行われる栓の殺菌のための様々な作業ステップの説明のための概略的な図である。
以下に、添付の図面を参照して1つの実施例を詳細に説明する。
図において全般的に符号1で示された装置は、例えばボトルの形態の不図示の容器の閉鎖に用いられる例えばキャップ、ネジキャップ、スポーツキャップ、平坦キャップ、王冠などの形態の複数の栓2の殺菌及び/又は滅菌に寄与するものである。このために、装置1は好ましくは容器の閉鎖のための閉鎖機械の前方に接続された設備を形成しており、殺菌された栓2は、殺菌あるいは滅菌された条件下でこの設備から閉鎖機械へ供給される。
装置は特に不図示のケーシング又はハウジングを含んでおり、このケーシング及びハウジングは、例えば垂直方向の機械軸線又はロータ軸線MAを包囲する多角形状又は円筒状の形状を備えており、特に六角形状に形成され得る。ケーシングの内部空間は、栓2のための入口部及び出口部を除いて、機械軸線MAを包囲する周壁、上側のケーシング壁及び下側のケーシング壁によって周囲に対して密封されている。周壁に検査窓を設けることができ、周壁を全体的に透明な材料で構成することも可能である。
ケーシングの内部空間には、垂直方向の機械軸線MA周りに回転する駆動可能なロータ10が収容されている。図示の実施形態においては、ロータ10は、円筒状であって同心状に包囲する、かご状の構造を有するドラムジャケットを備えた中空ドラムとして構成されており、このかご状の構造は、各栓2の列状の収容のための複数の栓収容部11によって形成されている。その長手延長部においてそれぞれ機械軸線MAに対して平行に又は本質的に平行に配向され、かつ、栓2の取り出しのために下端部が開放されたこれら栓収容部11は、全体としてかご状又は格子状の構造あるいはロータ10の強固でかご状のジャケット部を形成しているとともに、このために、ロータ10の周囲において均等な角度間隔及び分配間隔で機械軸線MA周りに分配して設けられている。この栓収容部の上端部及び下端部の範囲には、当該栓収容部11が、当該栓収容部11の下側の開放された端部が下側支持要素13によって覆われないよう、むしろ下側支持要素13の範囲又はこの下側支持要素13の下方で露出するよう、それぞれ機械軸線MAに対して同心状に配置された円形リング状の上側支持要素12あるいは下側支持要素13に固定されている。
栓収容部11は、同様に格子状に構成されているとともに、それぞれ互いに間隔をあけつつ機械軸線MAに対して平行に配向されたロッド状又は棒状の複数の栓ガイドレール14で構成されている。この栓ガイドレールは、栓2が各栓収容部11において軸線方向に機械軸線MAに対して平行に延びた一列状の閉鎖列又は閉鎖グループを形成し、かつ、各栓収容部11においてできる限り十分に露出するすなわちその表面のわずかな部分のみが栓ガイドレール14によって覆われるように、これらの間で多数の栓2の列状の収容のための収容空間を形成する。
さらに、図示の実施形態において、栓収容部11は、当該栓収容部がその栓軸線又はキャップ軸において機械軸線MAに対して径方向へ、及び例えばその開放されたキャップ側で径方向外方へ配向される形態で、栓収容部11内の栓2が機械軸線MAに関してあらかじめ設定された方向を備えるように構成されている。
ロータ10は、下側の支持要素13において、殺菌装置1の下側における軸受15において機械軸線MA周りに回転可能に枢支されているとともに、例えばギヤ装置を電気モータである駆動部によって機械軸線MA周りに矢印Aに対応して周期的に、ステップ状に回転するよう駆動可能である。
好ましくは、不図示のケーシングの内部空間において、すなわち殺菌装置1の処理空間内には、ロータ10によって駆動されない殺菌媒体噴射装置20,20’が設けられており、これら殺菌媒体噴射装置は、好ましくはその長手延長部においてそれぞれ機械軸線MAに対して平行に配向されている。図示の実施例では二組の殺菌媒体噴射装置20,20’が設けられており、それぞれ、殺菌媒体噴射装置の対のうち第1の殺菌媒体噴射装置20が栓収容部11に関して径方向内方に設けられており、第2の殺菌媒体噴射装置20’が同径方向外方に設けられている。
図示の実施例において、殺菌媒体噴射装置20,20’はリング状に形成された第1の噴射装置部分20.1,20’.1を備えており、この噴射装置部分は、機械軸線MAに対して平行に延在している。ここで、殺菌媒体噴射装置20,20’は、好ましくはリング管路として形成されており、そのため、全ての側方の排出の均等な供給が保証されている。
この第1の噴射装置部分20.1,20.1’には殺菌媒体用の複数の排出部21が設けられており、これら排出部は、第1の噴射装置部分20.1,20.1’に液密に接続された複数のノズル22の自由端側の端部によって形成されている。このとき、これらノズル22は、その長手延長部において好ましくはロータ10に関して径方向に配向されているとともに、ロータ10の回転時に通過する栓収容部11の直近へ排出部21が位置することとなるよう、第1の噴射装置部分20.1,20.1’から突出している。
好ましくは、径方向内方の殺菌媒体噴射装置20と径方向外方の殺菌媒体噴射装置20’のノズル22は、径方向において互いに心合わせされて配向されている。そのため、栓収容部11に収容された栓2は、側及び後側で同時に殺菌媒体によって噴射され得るか、あるいはさらされ得る。ノズル22は好ましくは自由端側で漏斗状に形成されているため、前側あるいは後側で殺菌媒体による栓2の全面的な吹付が可能となる。代替的な形態においては、ノズルは、その遠い側の端部において球状に湾曲されているとともに、複数の孔を備えることができる。これにより、流出する殺菌媒体が大きな平面に分配される。
図1及び図2から分かるように、殺菌媒体噴射装置20,20’は、少なくとも栓収容部11の長手延長部の本質的に全体にわたって延在しているとともに、第1の噴射装置部分20.1,20.1’から径方向へ突出した多数のノズル22を備えている。ここで、ノズル22の間隔は、当該間隔が栓収容部11に収容された栓2の直径に相当するよう採寸されている。これにより、殺菌媒体噴射装置20,20’の各ノズル22が栓収容部11について内側あるいは外側でその内部に収容された栓2に対して当接し、その結果、各栓2に固有のノズル対がそれぞれ割り当てられる。このノズル対は、殺菌媒体による栓2の合目的な吹付を可能とするものである。
図3から分かるように、ロータAの回転又は旋回方向において内周側あるいは外周側に、殺菌媒体を吹付するための複数の処理ステーション23,24が設けられており、これら処理ステーションには、それぞれ互いに対向した、上述の2つの殺菌媒体噴射装置20,20’が配置されている。径方向外方に位置するよう配置された殺菌媒体噴射装置20’の第1の噴射装置部分20.1’は、上側あるいは下側で弓状あるいはくびき状に形成された第2の噴射装置部分20.2’,20.3’に接続されており、好ましくは、それぞれ上側に配置された第2の噴射装置部分20.2’を介して中央の殺菌媒体供給がなされる。また、第1及び第2の吹付ステーション23,24の、径方向内方に位置するよう配置された殺菌媒体噴射装置20の第1の噴射装置部分20.1は、上側あるいは下側でくびき状に形成された第2の噴射装置部分20.2であるため、リング管路が形成されており、これにより、側方の排出部の非常に均等な吹付が達成される。
栓収容部11内に収容された栓2は、互いに分離された吹付ステーション23,24を介して、第1の時点においては第1の吹付ステーション23によって、そしてロータ10の周期的な回転の後、第2の時点において別の第2の吹付ステーション24によって、時間的に前後して殺菌媒体にさらされ得る。機械軸線MA周りに固定された角度間隔又は分配間隔で配置された栓収容部11により角度値が設定され、ステップ状かつ断続的な回転運動時に、ロータ10がこの角度値だけ機械軸線MA周りに回転する。第1及び第2の吹付ステーション23,24は、図示の実施例においては2つの角度間隔又は分配間隔だけ互いに離間しており、そのため、栓収容部11内に収容され、かつ、第1の吹付ステーション23によって処理された栓2は、これにつづくロータ10の周期的な回転時に、これに更につづく処理周期において第1と第2の吹付ステーション23,24の間に位置することとなり、ここでは何ら処理がなされない。これは、むしろ滞在ステーション25であり、この滞在ステーション25では、第1の吹付ステーション23における栓2へ吹き付けられる殺菌媒体が作用し得る。ロータ10の更なる周期的な回転時には、前もって滞在ステーション25に位置していた栓2が、新たに殺菌媒体を吹き付けられるために、第2の吹付ステーション24へ至る。これにより、各栓の殺菌媒体による好ましくは両側からの二段階の直接的な吹付が達成される。これに代えて、当然、間に位置する滞在ステーションを有さない複数の吹付ステーションを配置するように設定することも可能である。
つづいて、好ましくは、図示では4つの別の滞在ステーション26が第2の吹付ステーション24への回転方向に続いている。これら滞在ステーションは、栓2への殺菌媒体の新たな吹付後、ここでも、殺菌媒体の延長された作用時間によって滅菌過程及び/又は殺菌過程の最適化に寄与するものである。つづいて、これら滞在ステーション26につづいて、回転方向Aへ、図示の実施例では6つの活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27である活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27が続いている。これにより、栓2は、連続する6つの周期時間において栓2が乾燥されるか、あるいは活性化される。栓2の乾燥のために、これら栓は、好ましくは加熱及び殺菌された空気である高温の活性化媒体にさらされる。このようにさらされることで、栓2は、乾燥工程に置かれるだけでなく、殺菌媒体に含まれる過酸化水素(H)が加熱され殺菌された空気によってさらされる際に公知の形態で活性化され、分解へ活発化される。そのため、栓2は高い質をもって殺菌される。
活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27にはそれぞれ複数の乾燥装置28が設けられており、これら乾燥装置によって、栓収容部11内にある栓2へ向けて乾燥媒体が供給される。このとき、径方向外側でそれぞれ配置された複数の乾燥装置28’が個々の活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27に割り当てられている。加えて、径方向内側にも、少なくとも部分的に活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27に割り当てられた複数の乾燥装置28が設けられている。そのため、少なくとも部分的に活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27において、栓2の両側での乾燥媒体の負荷がなされる。乾燥装置28は、本質的に同様に殺菌媒体噴射装置20,20’に対して形成されているとともに、それぞれ機械軸線及びロータ軸線MAに対して平行に配向されたそれぞれ1つの管状の第1の乾燥装置部分28.1,28.1’を備えている。この第1の乾燥装置部分28.1,28.1’には側方において径方向に突出した複数のノズル28.2が設けられており、これらノズルを介して、この管状の第1の乾燥装置部分28.1,28.1’を案内する活性化及び乾燥媒体が排出部28.3を介して栓へ向けてあるいは栓の方向へ流出することができる。活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27に対向する乾燥装置28,28’のノズル28.2は、その長手軸線に関して、同軸に配向されているとともに、機械軸線及びロータ軸線MAに関して径方向へ延在している。これにより、栓2の前側及び後側での乾燥媒体の合目的な負荷が達成される。
さらに、乾燥装置28,28’にはそれぞれこのような複数のノズル28.2が設けられており、これらノズルは、それぞれ1つのノズル28.2が好ましくは活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27内の栓収容部11内にある栓2に対して心合わせされて位置するよう第1の乾燥装置部分28.1,28.1’の長手軸線の方向へ互いに離間している。好ましくは、活性化ステーション及び/又は乾燥ステーションにおける各栓収容部11に配置された各栓2にはそれぞれノズル28.2あるいは互いに対向配置されたノズル対が割り当てられており、そのため、栓の列の各栓2が個々に活性化媒体及び乾燥媒体によって合目的に負荷される。
回転方向Aへ活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27につづいて、図示の実施例では2つの、少なくとも1つの冷却ステーション29が設けられており、この冷却ステーション29では、殺菌された空気の負荷によって、前もって殺菌された栓2の冷却がなされる。このとき、この冷却ステーション29では、好ましくは外周側において冷却装置30が設けられており、この冷却装置は、図示の実施例では乾燥装置28,28’と同様の構造で形成されている。この冷却装置30によって、栓収容部11に個々に列状に収容された栓が、合目的に同時に冷却媒体、特に冷却され、殺菌された空気にさらされ得る。
回転方向における第1の吹付ステーション23の前あるいは冷却ステーション29の後には、栓収容部11の運動軌道の上方に栓受け渡し部31が設けられており、この栓受け渡し部は外部の栓搬送区間32の下端部で形成されているとともに、この栓受け渡し部には、殺菌されるべき栓2が栓搬送区間32を介して供給される。栓搬送区間32では、栓2が、栓収容部11におけるその配向に対応した配向を既に備えている。ケーシング3の下側の範囲では、栓収容部11の運動軌道の下方に栓放出部33が設けられており、この栓放出部は、本質的に栓搬送区間34の導入部又は開放された上端部によって形成されている。この栓搬送区間は、その開放された端部でロータ10の栓収容部11の運動軌道の下方に配置されているとともに、そこで栓放出部33を形成している。殺菌された栓2は、栓搬送区間34を介して不図示の閉鎖機械へ滅菌されて供給される。
図示の実施形態においては、栓搬送区間32,34は、それぞれこれらの間で栓2を収容し、案内する複数のガイドレールで形成されている。さらに、図示の実施形態では、栓搬送区間32,34は少なくともロータ10の近傍でそれぞれ1つの垂直方向の延在部を備えており、そのため、栓2は、栓搬送区間32,34において重力によって移動し、搬送される。ただし、殺菌された栓2の栓搬送区間34上での新たな汚染を防止するために、この栓搬送区間は、殺菌されたガス状及び/又は蒸気状の媒体の過圧、例えば殺菌された空気の過圧によって負荷された不図示のジャケット又はハウジング内に収容されている。
ここに記載した異なる形態でのこの殺菌装置の特別な利点は、ステップ動作によって個々の処理段階前の滞在時間を非常に簡単に変更し制御することができることにあり、そのため、例えば非常に複雑な内部構造を有する栓に対しては単純で小さな栓に比べて長い滞在時間が設定される。
栓受け渡し部31及び栓放出部33は、機械軸線MAに関して、ロータ10での栓収容部11の分配間隔又は好ましくはこの分配間隔の数倍に相当する角度間隔で、栓収容部11がその上側の開放端部でロータ10の回転運動の静止段階において栓受け渡し部31にある場合に他の栓収容部11がその下側の開放端部で栓放出部33にあるよう配置されている。さらに、できる限り長い処理区間と、したがって装置1の大きな出力においても、すなわち単位時間当たりにこの装置1で殺菌される栓2が多数の場合あるいはロータ10の回転速度が相応して大きい場合にも、ロータ10の低減された直径及び装置1全体のコンパクトな構造形状において栓2の滅菌あるいは殺菌のためのできる限り長い処理継続時間とを得るために、栓放出部33は、ロータ10の回転方向Aに関して、できる限り大きな角度値だけ、例えば360°よりやや小さな角度値だけ、例えば330°又は約330°だけ栓受け渡し部31から離間している。
例えば、栓受け渡し部31が第1の吹付ステーション23の上方に配置されている一方、栓放出部33は、回転方向Aに関してある角度間隔あるいは分配間隔で吹付ステーション23の前に配置されているか、又は栓受け渡し部31が好ましくは回転方向Aに関してある角度間隔あるいは分配間隔で吹付ステーション23の前に配置されており、栓放出部33は、回転方向Aに関して最後の冷却装置30に位置している。最後に挙げた構成は、いかなる場合にも、回転方向Aに関して第1の吹付ステーション23において、ロータ10の周期的又はステップ状の運動の完全な停止時間を栓2への殺菌媒体(Hエアロゾル)の目的とする吹付に使用可能であるという利点を有している。
ロータ10は、当該ロータ10が周期的な回転運動の各運動段階において2つの栓収容部11の分配間隔に対応する回転ステップを実行し、周期的な回転運動の各停止状態段階において、栓搬送区間32から栓収容部11を栓2で完全に満たす栓受け渡し部31の下方に空の栓収容部11が位置するよう、不図示の駆動部によって、機械軸線MA周りに周期的に駆動される。ロータ10の周期的な回転運動により、それぞれ栓2で満たされた栓収容部11は、処理区間の処理ステーションに沿って移動し、このとき、ロータ10の停止状態段階において個々のステーションで処理され、滅菌される。
ロータ10の栓収容部11が栓放出部33に到達する場合には、常にこの栓収容部の殺菌された栓2が全体として栓搬送区間34へ落下し、この栓搬送区間を介して滅菌あるいは殺菌された栓2が更なる利用へ供給される。
殺菌媒体噴射装置20,20’、乾燥装置28,28’及び冷却装置30は、装置1の動作中に断続的に動作し、すなわち、ロータ10の断続的又はステップ状の回転運動に同期して周期的に作動される。そのため、それぞれロータの回転後、その停止状態段階において、殺菌媒体、乾燥媒体あるいは冷却媒体が吹き付けられる。
装置1の特徴は、栓2の殺菌の処理ステップ全体、すなわち殺菌媒体あるいはHエアロゾルにさらされること、殺菌媒体を活性化させること、乾燥させること、及び好ましくは栓2の冷却2がロータ10内で行われることにあり、このロータにより、栓収容部11内に配置された栓2が、栓受け渡し部31と栓放出部33の間に形成された処理区間に沿って個々の処理領域を通過して移動する。装置1の別の特徴は、処理媒体が目的に合わせて、すなわち栓2へ放射状に向けられて内側及び外側に吹き付けられることにもあり、このことは、殺菌媒体(Hエアロゾル)のみならず高温の活性化媒体及び乾燥媒体(活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション27)並びに冷却媒体(冷却ステーション29)にも有効である。
代替的な実施形態においては、殺菌媒体としてのHの代わりに他の液体状又は蒸気状の殺菌媒体あるいはエアロゾル、特にオキソニア又は過酢酸が用いられる。もちろん、例えばオゾンのような気体状の殺菌媒体を用いることも可能であり、その場合には、処理ステップが適当に適合される。
図4には、栓2の殺菌に際しての個々の処理ステップが概略的に示されている。この図では、W1〜W7によってロータ10の回転運動の角度範囲が示されている。第1の角度簡易W1では、矢印Bに対応して栓受け渡し部31における個々の栓収容部11への栓2の供給がなされる。つづく角度範囲W2では、目的に合わせ、かつ、制御された第1の吹付が栓2の内側及び外側についてHエアロゾルによってなされる。そして、これにつづく角度範囲W3では、停滞ステーション25においてHエアロゾルの栓2への作用がなされる。つづく角度範囲W4では、栓2のその内側及び外側についてのHエアロゾルによる新たな吹付がなされる。説明した装置1では、角度範囲W1,W2,W3及びW4は、それぞれロータ10の周期的な回転運動の周期ステップに対応している。
角度範囲W4につづく角度範囲W5では、停滞ステーション26における栓2への殺菌媒体の作用がなされ、この角度範囲W5は、殺菌装置1において、ロータの周期的な運動の全部で4つの周期ステップに相当する。
角度範囲W6では、栓2の内部及び外部が高温の活性化媒体及び乾燥媒体、好ましくは加熱された殺菌空気にさらされる。装置1において、角度範囲W6は、ロータ10の周期的な運動の全部で6つの周期ステップに相当する。そして、これにつづく、ロータ10の回転運動の2つの周期ステップが装置1に相当する角度範囲W7では、矢印Cに対応して、冷却ステーション29において冷却がなされるとともに、栓放出部33において、殺菌された栓2の排出がなされる。
例えば38mmの直径から28mmの直径の栓に変更された栓直径においても、排出部及びノズルが常に本質的に中心にあるか、あるいは栓に対して同軸に配置され、すなわち流体噴射流(殺菌媒体、活性化媒体及び乾燥媒体、冷却エア/ガスなど)が中心で及び/又は垂直に各栓へ当たることを保証するために、排出部又はバルブがガイド部に保持されているとともに、その間隔について互いに変更可能である。これに代えて、垂直方向に隣接した複数の排出部は縦長の支持要素に配置されており、この支持要素は、フォーマット部分として、対応する処理ステーション垂直方向の脚部に取り付けられ得るか、あるいはそこから取り外すことができる。
必要であれば、装置又は方法の説明した実施形態において、液体状のH又はHを含む溶液を対応する一材料ノズル若しくは二材料ノズルへ、又はこれによって噴射し、栓へ案内することが可能である。このために、排出部(21)が、これに対応して構成されているか、又はこのような一材料ノズル若しくは二材料ノズルを含み、供給管路及び噴射装置/噴射部分がこれに合わせて適合されている。
本発明を1つの実施例について上述した。これに関して、とりわけ上述の装置の使用の下で殺菌方法も含まれているとともに、本発明の基礎をなす本発明の思想を逸脱しない限り、更に多数の変更及び変型も可能であることはいうまでもない。このとき、栓についての殺菌方法に関しては、栓が垂直に殺菌装置の栓収容部へ案内されることと、これにつづいてこの重ねられ、同軸に整合された位置において、本質的に他の相対運動を伴うことなく重なり合って又は収容要素に対してグループとしてステップ状(角度ステップで)有働又は複数の処理ステーションに対して相対的に上述のように位置決めされ、処理され、そして更に案内されることとが本質である。
1 殺菌装置
2 栓
10 ロータ
11 栓収容部
12 上側支持要素
13 下側支持要素
14 栓ガイドレール
15 軸受
16 栓設置面
20,20’ 殺菌媒体噴射装置
20.1,20.1’ 第1の噴射装置部分
20.2,20.2’ 第2の噴射装置部分
20.3,20.3’ 第3の噴射装置部分
21 排出部
22 ノズル
23 第1の吹付ステーション
24 第2の吹付ステーション
25 滞在ステーション
26 滞在ステーション
27 活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション
28,28’ 乾燥装置
28.1,28.1’ 第1の乾燥装置部分
28.2 ノズル
28.3 排出部
29 冷却ステーション
30 冷却装置
31 栓受け渡し部
32 栓搬送区間
33 栓放出部
34 栓搬送区間
A ロータ10の回転方法
B 栓2の供給
C 栓2の取り出し
W1〜W6 ロータ10の回転運動の角度範囲
MA 機械軸線

Claims (11)

  1. ボトル又はこれと同様な容器を閉鎖するための複数の栓(2)の殺菌及び/又は滅菌のための、特にキャップ状の栓の殺菌のための装置であって、複数の処理領域を通る前記栓(2)の移動のための搬送システムを備え、当該装置内で前記栓(2)が少なくとも殺菌並びに活性化及び/又は乾燥され、前記搬送システムが、少なくとも1つの前記処理範囲において、当該ロータ(10)の周囲に形成され垂直方向へ整向された複数の栓収容部(11)を有する、機械軸線又はロータ軸線(MA)周りに回転駆動可能な少なくとも1つのロータ(10)を備えており、前記栓収容部によって、複数の前記栓(2)が、グループとして重ねて収容されることが可能であるとともに、栓受け渡し部(31)と栓放出部(33)の間の処理区間上で複数の前記処理領域を通って周方向(A)へ回転移動可能である、前記装置において、
    少なくとも1つの前記栓収容部(11)へ向けられた、前記栓収容部(11)内に個々に収容された栓(2)を殺菌媒体にさらすための殺菌媒体噴射装置(20,20’)を有する少なくとも1つの吹付ステーション(23,24)が少なくとも1つの前記処理区間に設けられており、前記殺菌媒体噴射装置(20,20’)がそれぞれ複数の排出部(21)を備えており、連続するこれら排出部(21)が、それぞれ栓の直径だけ、又はほぼ栓の直径だけ前記栓収容部(11)の長手延長部の方向へ間隔をあけられており、前記周方向(A)において、少なくとも1つの前記吹付ステーション(23,24)につづいて少なくとも1つの活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション(27)が設けられていること、及び互いに対向する少なくとも2つの前記殺菌媒体噴射装置(20,20’)が少なくとも1つの前記吹付ステーション(23,24)に設けられており、該殺菌媒体噴射装置が、前記栓収容部(11)内に収容された個々の前記栓(2)を互いに対向する側から殺菌媒体にさらすために形成されていることを特徴とする装置。
  2. 前記栓収容部(11)内に収容された前記栓(2)を殺菌媒体にさらすための複数の前記吹付ステーション(23,24)が前記ロータ(10)の回転方向(A)へ互いに連続して設けられていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記栓収容部(11)が前記機械軸線又はロータ軸線(MA)周りに所定の角度間隔又は分配間隔で分配して配置されており、連続した前記吹付ステーション(23,24)が少なくとも2つの角度間隔又は分配間隔だけ互いに離間していることを特徴とする請求項記載の装置。
  4. 前記殺菌媒体噴射装置(20,20’)の個々の前記排出部(21)及び/又は異なる吹付ステーション(23,24)の複数の前記殺菌媒体噴射装置(20,20’)が中央の殺菌媒体供給部に接続されていることを特徴とする請求項又は記載の装置。
  5. 少なくとも1つの滞在ステーション(26)が、前記回転方向において少なくとも1つの前記吹付ステーション(23,24)につづいて、少なくとも1つの前記乾燥ステーション(27)の前に設けられていることを特徴とする請求項記載の装置。
  6. 少なくとも1つの冷却ステーション(29)が、前記回転方向(A)において少なくとも1つの前記活性化ステーション及び/又は乾燥ステーション(27)につづいて設けられていることを特徴とする請求項又は記載の装置。
  7. 少なくとも1つの前記ロータ(10)が、複数の前記栓収容部(11)で形成されたかご状のドラムジャケットによって中空ドラム状又は中空シリンダ状に構成されており、前記栓収容部(11)自体が、前記各栓収容部(11)の長手方向へ延在するウェブ状及び/又はロッド状の複数の栓ガイドレール(14)によって好ましくはそれぞれかご状に形成されており、前記栓ガイドレール(14)間で前記栓(2)が各前記栓収容部(11)内に収容されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  8. 前記栓収容部(11)が、その長手延長部において前記ロータ軸線(MA)の方向へ、好ましくは前記ロータ軸線(MA)に対して平行に又はほぼ平行に配向されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記殺菌媒体噴射装置(20,20’)が、前記栓収容部(11)の運動軌道で内側に位置して及び/又は外側に位置して、前記栓収容部(11)又は前記ロータ(10)と共に回転しないよう設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
  10. 1つ若しくは複数の中央気体管路及び/又は複数の気体管路要素並びに当該装置の内部における気体マネジメント及び雰囲気マネジメントのための、前中央気体管路及び記気体管路要素の少なくともいずれかに接続された複数の搬送装置、開ループ制御装置及び/又は閉ループ制御装置を備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置が使用されることを特徴とする、複数の栓の殺菌のための方法。
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