JP6188344B2 - 走査順生成装置、動画像符号化装置、動画像復号装置、走査順生成方法、およびプログラム - Google Patents

走査順生成装置、動画像符号化装置、動画像復号装置、走査順生成方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、走査順生成装置、動画像符号化装置、動画像復号装置、走査順生成方法、およびプログラムに関する。
イントラ予測やインター予測と、残差変換と、を用いた動画像符号化方式は、標準化されている(例えば、非特許文献1参照)とともに、次世代標準として検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
これら動画像符号化方式を利用して動画像を符号化する動画像符号化装置は、まず、処理ブロックとしての正方形ブロックに画像を分割した後に、正方形ブロックごとに、原画像と予測画像との誤差(残差)信号を変換および量子化して量子化係数を生成する。次に、生成した量子化係数をシンボルに変換してサイド情報とともに無歪圧縮し、ビットストリームを生成する。
以下に、上述の量子化係数をシンボルに変換する処理について説明する。正方形ブロック内の量子化係数を、ブロック分割種別に応じて予め定められた走査順に並び替え、有意係数有無、係数の符号、係数絶対値などの情報に分解する。
ここで、ブロック分割種別とは、ブロックサイズや符号化モードなどを示す情報のことである。また、有意係数有無とは、量子化係数を走査順に並び替えたものが、ゼロではない有意係数であるか否かのことである。係数の符号とは、量子化係数を走査順に並び替えたもののうちゼロではないものの符号が、プラスであるか、マイナスであるかのことである。係数絶対値とは、量子化係数を走査順に並び替えたもののうちゼロではないものの絶対値のことである。
一方、動画像復号装置は、動画像符号化装置が行った動画像符号化方式と逆の手順で、上述のビットストリームから復号画像を得る。なお、正方形ブロック内の量子化係数を復元する際には、シンボルおよびブロック分割種別によって定まる走査順を用いる。
走査順としては、ジグザグスキャン、フィールドスキャン(例えば、特許文献1、2参照)、斜線スキャンなどが、国際標準として規定されている。正方形ブロックが4×4ブロックである場合における走査順の例を、図18〜20に示し、正方形ブロックが8×8ブロックである場合における走査順の例を、図21に示す。図18および図21は、斜線スキャンを示し、図19は、水平スキャンを示し、図20は、垂直スキャンを示している。
ブロック内の局所走査を実現する走査順としては、処理ブロックを複数の小ブロックに分割し、これら小ブロックを斜線スキャンにより並び替えるとともに、小ブロックごとに、小ブロック内の係数を斜線スキャンにより並び替えることが考えられる。図22は、16×16ブロックを、4×4ブロックで局所走査する走査順の例を示している。
なお、非特許文献2には、ブロック分割種別と走査順との関係が示されている。この非特許文献2では、変換単位の符号化モードがイントラモードである場合、処理単位の大きさおよびイントラ予測モードに応じて、走査順を以下のように決定する。ブロックサイズが4×4または8×8で、かつ、イントラ予測モードが水平または水平に近い場合には、走査順を垂直走査順に決定する。一方、ブロックサイズが4×4でも8×8でもない場合や、イントラ予測モードが水平でも水平に近くもない場合や、インター予測モードである場合には、走査順を斜線走査順に決定する。
ISO/IEC 14496-10 - MPEG-4 Part 10, Advanced Video Coding. JCTVC-L1003, High Efficiency Video Coding (HEVC) text specification draft 10
特許第3369422号公報 特許第3442028号公報
イントラ符号化方式には、画像をマクロブロックや符号化単位(コーディングユニット)と呼ばれる正方形ブロックへ階層的に分割し、正方形ブロックを対称または非対称に適応分割することで複数の小ブロックに分割して、イントラ予測および変換を行う方式がある。図23の(a)に、正方形ブロックを示し、図23の(b)〜(l)に、図23の(a)の正方形ブロックの一辺を1:3、1:1、または3:1に適応分割した例を示す。
上述のイントラ予測については、小ブロックのブロックサイズに応じて柔軟に適用することができる。一方、上述の変換については、小ブロックのブロックサイズに応じてDCTを設計して適用することができる。
ここで、既存の標準化されている符号化方式では、上述の小ブロックとして、正方形、または縦横比が2:1の長方形しか想定していない。具体的には、正方形ブロックについては、ジグザグスキャンや対角線スキャンを適用し、縦横比が2:1の長方形ブロックについては、フィールドスキャンを適用することしか想定していない。このため、既存の標準化されている符号化方式では、正方形でも縦横比が2:1の長方形でもない小ブロックについては、走査順を定めることができなかった。
また、上述の非特許文献2に示されている斜線走査順では、16個の係数ごとに、有意係数が含まれているか否かをCBF(coded block flag)として符号化する。このため、係数の発生頻度を十分には考慮することができず、走査順に従って並べ替えると、ゼロである係数の連続数が小さくなってしまい、その結果、符号化性能が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの矩形ブロックについて走査順を定めることができ、かつ、符号化性能を向上させることができる走査順生成装置、動画像符号化装置、動画像復号装置、走査順生成方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、処理ブロック(例えば、図3の8×8処理ブロックに相当)を複数の矩形ブロック(例えば、後述の長方形ブロックBL1〜BL4に相当)に分割し、当該矩形ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置(例えば、図1のシンボル化部50に相当)であって、前記処理ブロックの走査順を記憶する記憶手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)と、前記処理ブロックの分割比(例えば、後述のp:1に相当)に基づいて、当該処理ブロックから削除する行または列を求める削除行列判定手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)と、前記削除行列判定手段により求められた行または列を前記処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求める行列削除手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)と、前記記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、前記行列削除手段により求められた矩形ブロックごとに、走査順を導出する走査順導出手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)と、を備えることを特徴とする走査順生成装置を提案している。
この発明によれば、処理ブロックを複数の矩形ブロックに分割して矩形ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置に、記憶手段、削除行列判定手段、行列削除手段、および走査順導出手段を設けた。また、記憶手段により、処理ブロックの走査順を記憶することとした。また、削除行列判定手段により、処理ブロックの分割比に基づいて、処理ブロックから削除する行または列を求め、行列削除手段により、削除行列判定手段により求められた行または列を処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求めることとした。また、走査順導出手段により、記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、行列削除手段により求められた矩形ブロックごとに、走査順を導出することとした。
このため、削除行列判定手段および行列削除手段により、分割比に従って処理ブロックを複数の矩形ブロックに分割し、記憶手段および走査順導出手段により、分割した矩形ブロックごとに走査順を導出することができる。したがって、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの矩形ブロックについて、走査順を定めることができる。また、削除行列判定手段により処理ブロックから削除する行または列を求める際に、周波数特性を考慮することで、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
(2) 本発明は、(1)の走査順生成装置について、前記処理ブロックの縦の分割比がPh:1(ただし、Phは、Ph≧0を満たす整数)であり、当該処理ブロックの横の分割比がPv:1(ただし、Pvは、Pv≧0を満たし、Phとは独立した整数)である場合に、前記削除行列判定手段は、下記数式(1)により、前記処理ブロックから削除する行ROW1を求めるとともに、下記数式(2)により、当該処理ブロックから削除する行ROW2を求め、かつ、下記数式(3)により、前記処理ブロックから削除する列COL1を求めるとともに、下記数式(4)により、当該処理ブロックから削除する列COL2を求め、前記行列削除手段は、前記行ROW1および前記列COL1を前記処理ブロックから削除して、第1の矩形ブロックを求め、前記行ROW1および前記列COL2を前記処理ブロックから削除して、第2の矩形ブロックを求め、前記行ROW2および前記列COL1を前記処理ブロックから削除して、第3の矩形ブロックを求め、前記行ROW2および前記列COL2を前記処理ブロックから削除して、第4の矩形ブロックを求めることを特徴とする走査順生成装置を提案している。
Figure 0006188344

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この発明によれば、(1)の走査順生成装置において、処理ブロックを縦にPh:1に分割するとともに横にPv:1に分割する場合に、削除行列判定手段により、上述の数式(1)、(2)を用いて、処理ブロックから削除する行ROW1、ROW2を求めるとともに、上述の数式(3)、(4)を用いて、処理ブロックから削除する列COL1、COL2を求めることとした。また、行列削除手段により、行ROW1および列COL1を処理ブロックから削除して、第1の矩形ブロックを求め、行ROW1および列COL2を処理ブロックから削除して、第2の矩形ブロックを求め、行ROW2および列COL1を処理ブロックから削除して、第3の矩形ブロックを求め、行ROW2および列COL2を処理ブロックから削除して、第4の矩形ブロックを求めることとした。
このため、処理ブロックを縦にPh:1に分割するとともに横にPv:1に分割する場合において、削除行列判定手段により処理ブロックから削除する行や列を求める際に、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
(3) 本発明は、(1)の走査順生成装置について、前記処理ブロックの縦の分割比がMh:Nh(ただし、Mh、Nhは、Mh≧0かつNh≧0を満たすとともに、Mh+Nh=1を満たす数)であり、当該処理ブロックの横の分割比がMv:Nv(ただし、Mv、Nvは、Mv≧0かつNv≧0を満たすとともに、Mv+Nv=1を満たす数であって、MvはMhとは独立した数であり、NvはNhとは独立した数)である場合に、前記削除行列判定手段は、下記数式(5)を満たす整数のうち最小の整数をIhとして求めるとともに、下記数式(6)を満たす整数のうち最小の整数をIvとして求め、下記数式(7)により、前記処理ブロックから削除する行ROW1を求めるとともに、下記数式(8)により、当該処理ブロックから削除する行ROW2を求め、かつ、下記数式(9)により、前記処理ブロックから削除する列COL1を求めるとともに、下記数式(10)により、当該処理ブロックから削除する列COL2を求め、前記行列削除手段は、前記行ROW1および前記列COL1を前記処理ブロックから削除して、第1の矩形ブロックを求め、前記行ROW1および前記列COL2を前記処理ブロックから削除して、第2の矩形ブロックを求め、前記行ROW2および前記列COL1を前記処理ブロックから削除して、第3の矩形ブロックを求め、前記行ROW2および前記列COL2を前記処理ブロックから削除して、第4の矩形ブロックを求めることを特徴とする走査順生成装置を提案している。
Figure 0006188344

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この発明によれば、(1)の走査順生成装置において、処理ブロックを縦にMh:Nhに分割するとともに横にMv:Nvに分割する場合に、削除行列判定手段により、上述の数式(5)を満たす整数のうち最小の整数をIhとして求めるとともに、上述の数式(6)を満たす整数のうち最小の整数をIvとして求めることとした。また、削除行列判定手段により、上述の数式(7)、(8)を用いて、処理ブロックから削除する行ROW1、ROW2を求めるとともに、上述の数式(9)、(10)を用いて、処理ブロックから削除する列COL1、COL2を求めることとした。また、行列削除手段により、行ROW1および列COL1を処理ブロックから削除して、第1の矩形ブロックを求め、行ROW1および列COL2を処理ブロックから削除して、第2の矩形ブロックを求め、行ROW2および列COL1を処理ブロックから削除して、第3の矩形ブロックを求め、行ROW2および列COL2を処理ブロックから削除して、第4の矩形ブロックを求めることとした。
このため、処理ブロックを縦にMh:Nhに分割するとともに横にMv:Nvに分割する場合において、削除行列判定手段により処理ブロックから削除する行や列を求める際に、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
(4) 本発明は、(1)〜(3)のいずれかの走査順生成装置について、前記走査順導出手段は、前記行列削除手段により求められた矩形ブロックごとに、前記記憶手段により記憶されている走査順から、前記行列削除手段により削除された行または列に応じた走査順を削除し、昇順に並び替えて、前記走査順の導出を行うことを特徴とする走査順生成装置を提案している。
この発明によれば、(1)〜(3)のいずれかの走査順生成装置において、走査順導出手段により、行列削除手段により求められた矩形ブロックごとに、記憶手段により記憶されている走査順から、行列削除手段により削除された行または列に応じた走査順を削除し、昇順に並び替えて、走査順の導出を行うこととした。
このため、記憶手段により記憶されている走査順から、行列削除手段により削除された行または列に応じた走査順を削除すると、走査順が不連続になる。しかしながら、この不連続な走査順を昇順に並び替えるので、連続した走査順を導出できる。
(5) 本発明は、x次元(ただし、xは、x≧3を満たす整数)の処理ブロック(例えば、後述の立方体ブロックに相当)を複数のx次元の超直方体ブロック(例えば、後述の直方体ブロックに相当)に分割し、当該超直方体ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置であって、前記処理ブロックの走査順を記憶する記憶手段と、前記処理ブロックの分割比(例えば、後述のm1:n1、m2:n2、およびm3:n3に相当)に基づいて、当該処理ブロックから削除する超平面群を求める削除超平面群判定手段と、前記削除超平面群判定手段により求められた超平面群を前記処理ブロックから削除して、超直方体ブロックを求める超平面群削除手段と、前記記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、前記超平面群削除手段により求められた超直方体ブロックごとに、走査順を導出する走査順導出手段と、を備えることを特徴とする走査順生成装置を提案している。
この発明によれば、x次元の処理ブロックを複数のx次元の超直方体ブロックに分割して超直方体ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置に、記憶手段、削除超平面群判定手段、超平面群削除手段、および走査順導出手段を設けた。また、記憶手段により、処理ブロックの走査順を記憶することとした。また、削除超平面群判定手段により、処理ブロックの分割比に基づいて、処理ブロックから削除する超平面群を求め、超平面群削除手段により、削除超平面群判定手段により求められた超平面群を処理ブロックから削除して、超直方体ブロックを求めることとした。また、走査順導出手段により、記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、超平面群削除手段により求められた超直方体ブロックごとに、走査順を導出することとした。
このため、削除超平面群判定手段および超平面群削除手段により、分割比に従って処理ブロックを複数の超直方体ブロックに分割し、記憶手段および走査順導出手段により、分割した超直方体ブロックごとに走査順を導出することができる。したがって、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの超直方体ブロックについて、走査順を定めることができる。また、削除超平面群判定手段により処理ブロックから削除する行または列を求める際に、周波数特性を考慮することで、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
(6) 本発明は、(5)の走査順生成装置について、前記処理ブロックのx種類の各辺の分割比がP:1(ただし、Pは、P≧0を満たし、x種類の辺ごとに独立した整数)である場合に、前記削除超平面群判定手段は、下記数式(11)、(12)により、前記処理ブロックから削除する超平面群を複数求め、前記超平面群削除手段は、前記複数の超平面群のそれぞれを前記処理ブロックから削除して、複数の超直方体ブロックを求めることを特徴とする走査順生成装置を提案している。
Figure 0006188344

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この発明によれば、(5)の走査順生成装置において、処理ブロックをx種類の辺ごとにP:1に分割する場合に、削除超平面群判定手段により、上述の数式(11)、(12)を用いて、処理ブロックから削除する超平面群を複数求め、超平面群削除手段により、複数の超平面群のそれぞれを処理ブロックから削除して、複数の超直方体ブロックを求めることとした。
このため、処理ブロックをx種類の辺ごとにP:1に分割する場合において、削除超平面群判定手段により処理ブロックから削除する超平面群を求める際に、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
(7) 本発明は、(5)の走査順生成装置について、前記処理ブロックのx種類の各辺の分割比がM:N(ただし、M、Nは、M≧0かつN≧0を満たすとともに、M+N=1を満たし、x種類の辺ごとに独立した数)である場合に、前記削除超平面群判定手段は、分割する辺ごとに、下記数式(13)を満たす整数のうち最小の整数をIとして求め、下記数式(14)、(15)により、前記処理ブロックから削除する超平面群を複数求め、前記超平面群削除手段は、前記複数の超平面群のそれぞれを前記処理ブロックから削除して、複数の超直方体ブロックを求めることを特徴とする走査順生成装置を提案している。
Figure 0006188344

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この発明によれば、(5)の走査順生成装置において、処理ブロックをx種類の辺ごとにM:Nに分割する場合に、削除超平面群判定手段により、分割する辺ごとに上述の数式(13)を満たす整数のうち最小の整数をIとして求め、上述の数式(14)、(15)を用いて、処理ブロックから削除する超平面群を複数求めることとした。また、超平面群削除手段により、複数の超平面群のそれぞれを処理ブロックから削除して、複数の超直方体ブロックを求めることとした。
このため、処理ブロックをx種類の辺ごとにM:Nに分割する場合において、削除超平面群判定手段により処理ブロックから削除する超平面群を求める際に、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
(8) 本発明は、(1)〜(7)のいずれかの走査順生成装置について、前記記憶手段は、同一サイズの処理ブロックに対して、走査順を複数種類記憶することを特徴とする走査順生成装置を提案している。
この発明によれば、(1)〜(7)のいずれかの走査順生成装置において、記憶手段により、同一サイズの処理ブロックに対して、走査順を複数種類記憶することとした。このため、処理ブロックに適した走査順を用いて、矩形ブロックや超直方体ブロックごとに走査順を導出することができ、符号化性能をさらに向上させることができる。
(9) 本発明は、(1)〜(8)のいずれかの走査順生成装置を備え、動画像を符号化してビットストリームを生成することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、(1)〜(8)のいずれかの走査順生成装置を、動画像を符号化してビットストリームを生成する動画像符号化装置に設けた。このため、動画像符号化装置において、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(10) 本発明は、(1)〜(8)のいずれかの走査順生成装置を備え、ビットストリームを復号することを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(1)〜(8)のいずれかの走査順生成装置を、ビットストリームを復号する動画像復号装置に設けた。このため、動画像復号装置において、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(11) 本発明は、(10)の動画像復号装置について、ブロック分割種別およびシンボルを、ブロック単位で量子化係数に復号することを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(10)の動画像復号装置において、ブロック分割種別およびシンボルを、ブロック単位で量子化係数に復号することができる。
(12) 本発明は、(11)の動画像復号装置について、前記量子化係数を、走査順に従って2次元量子化係数に変換することを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(11)の動画像復号装置において、量子化係数を、走査順に従って2次元量子化係数に変換することができる。
(13) 本発明は、(11)または(12)の動画像復号装置について、前記量子化係数を逆直交変換する逆直交変換手段を備えることを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、(11)または(12)の動画像復号装置に、量子化係数を逆直交変換する逆直交変換手段を設けたので、量子化係数を逆直交変換することができる。
(14) 本発明は、記憶手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)、削除行列判定手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)、行列削除手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)、および走査順導出手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)を備え、処理ブロック(例えば、図3の8×8処理ブロックに相当)を分割した矩形ブロック(例えば、後述の長方形ブロックBL1〜BL4に相当)における走査順を生成する走査順生成装置(例えば、図1のシンボル化部50に相当)における走査順生成方法であって、前記記憶手段が、処理ブロックの走査順を記憶する第1のステップと、前記削除行列判定手段が、前記処理ブロックの分割比(例えば、後述のp:1に相当)に基づいて、当該処理ブロックから削除する行または列を求める第2のステップ(例えば、図4のステップS2、S3に相当)と、前記行列削除手段が、前記第2のステップにおいて求められた行または列を前記処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求める第3のステップ(例えば、図4のステップS2、S3に相当)と、前記走査順導出手段が、前記第1のステップにおいて記憶されている走査順に基づいて、前記第3のステップにおいて求められた矩形ブロックごとに、走査順を導出する第4のステップ(例えば、図4のステップS4に相当)と、を備えることを特徴とする走査順生成方法を提案している。
この発明によれば、記憶手段により、処理ブロックの走査順を記憶することとした。また、削除行列判定手段により、処理ブロックの分割比に基づいて、処理ブロックから削除する行または列を求め、行列削除手段により、上述の求められた行または列を処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求めることとした。また、走査順導出手段により、記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、上述の求めた矩形ブロックごとに走査順を導出することとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(15) 本発明は、記憶手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)、削除行列判定手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)、行列削除手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)、および走査順導出手段(例えば、図2の長方形走査順生成部54に相当)を備え、処理ブロック(例えば、図3の8×8処理ブロックに相当)を分割した矩形ブロック(例えば、後述の長方形ブロックBL1〜BL4に相当)における走査順を生成する走査順生成装置(例えば、図1のシンボル化部50に相当)における走査順生成方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記記憶手段が、処理ブロックの走査順を記憶する第1のステップと、前記削除行列判定手段が、前記処理ブロックの分割比(例えば、後述のp:1に相当)に基づいて、当該処理ブロックから削除する行または列を求める第2のステップ(例えば、図4のステップS2、S3に相当)と、前記行列削除手段が、前記第2のステップにおいて求められた行または列を前記処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求める第3のステップ(例えば、図4のステップS2、S3に相当)と、前記走査順導出手段が、前記第1のステップにおいて記憶されている走査順に基づいて、前記第3のステップにおいて求められた矩形ブロックごとに、走査順を導出する第4のステップ(例えば、図4のステップS4に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、コンピュータを用いてプログラムを実行することで、記憶手段により、処理ブロックの走査順を記憶することとした。また、削除行列判定手段により、処理ブロックの分割比に基づいて、処理ブロックから削除する行または列を求め、行列削除手段により、上述の求められた行または列を処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求めることとした。また、走査順導出手段により、記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、上述の求めた矩形ブロックごとに走査順を導出することとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの矩形ブロックについて、走査順を定めることができる。また、処理ブロックから削除する行または列を求める際に、周波数特性を考慮することで、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置のブロック図である。 前記動画像符号化装置が備えるシンボル化部のブロック図である。 8×8処理ブロックにおける斜線走査順の例を示す図である。 前記シンボル化部が備える長方形走査順生成部が行う走査順導出処理のフローチャートである。 前記長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 前記長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 前記長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 前記長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 前記長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 前記長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置のブロック図である。 前記動画像復号装置が備える逆シンボル化部のブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置のブロック図である。 前記動画像符号化装置が備えるシンボル化部のブロック図である。 前記シンボル化部が備える長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 前記長方形走査順生成部が走査順を導出する例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る動画像復号装置のブロック図である。 4×4ブロックにおける走査順の例を示す図である。 4×4ブロックにおける走査順の例を示す図である。 4×4ブロックにおける走査順の例を示す図である。 8×8ブロックにおける走査順の例を示す図である。 16×16ブロックにおける走査順の例を示す図である。 正方形ブロックの分割例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[動画像符号化装置AAの構成および動作]
図1は、本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAのブロック図である。動画像符号化装置AAは、入力画像aを符号化して、ビットストリームzを出力する。この動画像符号化装置AAは、イントラ予測部10、インター予測部20、変換部30、ブロック分割種別部40、シンボル化部50、エントロピー符号化部60、逆変換部70、およびバッファ部80を備える。
イントラ予測部10は、入力画像aと、バッファ部80から供給される後述の局所復号値kと、を入力とする。このイントラ予測部10は、入力画像aおよび局所復号値kを用いてイントラ予測を行って、イントラ予測モードbおよび予測画像cを出力する。
インター予測部20は、入力画像aおよび局所復号値kを入力とする。このインター予測部20は、入力画像aおよび局所復号値kを用いてインター予測を行って、インター予測モードdおよび予測画像eを出力する。
変換部30は、入力画像aと、予測画像cまたは予測画像eと、の残差信号を入力とする。この変換部30は、入力された残差信号を変換および量子化して量子化係数fを生成し、出力する。
ブロック分割種別部40は、イントラ予測モードbまたはインター予測モードdを入力とする。このブロック分割種別部40は、イントラ予測モードbまたはインター予測モードdに基づいてブロック分割種別gを生成し、出力する。
シンボル化部50は、量子化係数fおよびブロック分割種別gを入力とする。このシンボル化部50は、周波数特性を考慮して、縦にPh:1(ただし、Phは、Ph≧0を満たす整数)、横にPv:1(ただし、Pvは、Pv≧0を満たし、Phとは独立した整数)で処理ブロックを分割することを想定しており、入力された信号に基づいてシンボルhを生成し、出力する。このシンボル化部50の詳細については、図2〜9を用いて後述する。
エントロピー符号化部60は、イントラ予測モードbまたはインター予測モードdと、シンボルhと、を入力とする。このエントロピー符号化部60は、入力された信号をエントロピー符号化し、ビットストリームzとして出力する。
逆変換部70は、量子化係数fを入力とする。この逆変換部70は、量子化係数fを逆量子化および逆変換して、逆変換された残差信号jを生成し、出力する。
バッファ部80は、逆変換された残差信号jと、予測画像cまたは予測画像eと、の和をとった信号である局所復号値kを入力とする。このバッファ部80は、入力された局所復号値kを蓄積し、適宜、イントラ予測部10やインター予測部20に供給する。
(シンボル化部50の構成および動作)
図2は、シンボル化部50のブロック図である。シンボル化部50は、有意係数有無検出部51、係数符号検出部52、有意係数絶対値検出部53、および長方形走査順生成部54を備える。
長方形走査順生成部54は、ブロック分割種別gを入力とする。この長方形走査順生成部54は、図4を用いて後述する走査順導出処理を行って、ブロック分割種別gに応じて動的に走査順iを導出し、出力する。
また、分割前の処理ブロックには、視覚特性や周波数特性を考慮した走査順が予め定められており、この走査順が長方形走査順生成部54に記憶されているものとする。視覚特性とは、例えば、処理ブロック内の上端または左端に近くなるに従って視覚に与える影響が大きくなるという特性のことである。また、周波数特性とは、例えば、処理ブロック内の上端または左端に近くなるに従って周波数が低くなるという特性のことである。これら特性を考慮した走査順の例を、図3に示す。図3は、8×8処理ブロックにおける斜線走査順を、1〜64の数字で示している。
図4は、長方形走査順生成部54が行う走査順導出処理のフローチャートである。
ステップS1において、長方形走査順生成部54は、正方形走査順判定処理を行い、ステップS2に処理を移す。長方形走査順生成部54は、分割前の処理ブロックのブロックサイズおよび符号化モードごとに、処理ブロックの走査順を予め記憶している。そして、正方形走査順判定処理では、長方形走査順生成部54は、予め記憶している走査順を参照して、ブロック分割種別gに基づいて処理ブロックの走査順を判定する。
ステップS2において、長方形走査順生成部54は、行削除処理を行い、ステップS3に処理を移す。この行削除処理では、長方形走査順生成部54は、ブロック分割種別gに基づいて、処理ブロックから削除する行を求め、求めた行を処理ブロックから削除する。
ステップS3において、長方形走査順生成部54は、列削除処理を行い、ステップS4に処理を移す。この列削除処理では、長方形走査順生成部54は、ブロック分割種別gに基づいて、行削除処理で行を削除した処理ブロックから削除する列を求め、求めた列を、行削除処理で行を削除した処理ブロックから削除する。
以上の行削除処理および列削除処理によれば、分割比Ph:1に基づいて、処理ブロックから削除する行を求めるとともに、分割比Pv:1に基づいて、処理ブロックから削除する列を求め、求めた行および列を処理ブロックから削除して、長方形ブロックを求めることができる。
具体的には、上述の行削除処理や列削除処理により、処理ブロックから、この処理ブロックの上端からROW1番目の行を削除するとともに、この処理ブロックの左端からCOL1番目の列を削除したものを、左上の長方形ブロックBL1とする。また、処理ブロックから、この処理ブロックの上端からROW1番目の行を削除するとともに、この処理ブロックの左端からCOL2番目の列を削除したものを、右上の長方形ブロックBL2とする。また、処理ブロックから、この処理ブロックの上端からROW2番目の行を削除するとともに、この処理ブロックの左端からCOL1番目の列を削除したものを、左下の長方形ブロックBL3とする。また、処理ブロックから、この処理ブロックの上端からROW2番目の行を削除するとともに、この処理ブロックの左端からCOL2番目の列を削除したものを、右下の長方形ブロックBL4とする。
なお、ROW1、ROW2、COL1、COL2のそれぞれについては、上述の数式(1)〜(4)のそれぞれにより求める。
ステップS4において、長方形走査順生成部54は、走査順更新処理を行い、図4に示した走査順導出処理を終了する。この走査順更新処理では、長方形走査順生成部54は、上述の行削除処理および列削除処理により行および列を削除したことにより、ブロック内の数字が不連続になったため、これら数字を昇順に並び替えて、走査順iを導出する。具体的には、上述の長方形ブロックBL1〜BL4のそれぞれにおいて、ブロック内の数字を昇順に並び替えて、走査順iとする。
例えば、図3の8×8処理ブロックを横に3:1で分割して、得られた2つの長方形ブロックのそれぞれの走査順を導出する場合について、図5〜8を用いて以下に説明する。なお、この場合、Ph=0、Pv=3となる。
上述の数式(1)にPh=0を代入すると、削除する行は1〜8行目であることが分かり、上述の数式(2)にPh=0を代入すると、削除する行はないことが分かる。また、上述の数式(3)にPv=3を代入すると、削除する列は4列目および8列目であることが分かり、上述の数式(4)にPv=3を代入すると、削除する列は2〜4列目および6〜8列目であることが分かる。
このため、図3の8×8処理ブロックを横に3:1で2つに分割すると、長方形ブロックBL3と、長方形ブロックBL4と、の2つに分割されることになる。
長方形ブロックBL3は、図5に示すように、図3の8×8処理ブロックから4列目および8列目を削除したものである。そこで、この長方形ブロックBL3について、図6に示すように、ブロック内の数字を昇順に並び替える。これによれば、長方形ブロックBL3について、ブロック分割種別に応じて動的に走査順を導出することができる。
また、長方形ブロックBL4は、図7に示すように、図3の8×8処理ブロックから2〜4列目および6〜8列目を削除したものである。そこで、この長方形ブロックBL4について、図8に示すように、ブロック内の数字を昇順に並び替える。これによれば、長方形ブロックBL4について、ブロック分割種別に応じて動的に走査順を導出することができる。
また、例えば、図3の8×8処理ブロックを縦に1:1で分割するとともに横に3:1で分割して、得られた4つの長方形ブロックのうち左上の6×4の長方形ブロックBL1の走査順を導出する場合について、図9、10を用いて以下に説明する。この場合、Ph=1、Pv=3となる。
上述の数式(1)にPh=1を代入すると、削除する行は2行目、4行目、6行目、および8行目であることが分かる。また、数式(3)にPv=3を代入すると、削除する列は4列目および8列目であることが分かる。そこで、図9に示すように、図3の8×8処理ブロックから、2行目、4行目、6行目、および8行目を削除するとともに、4列目および8列目を削除した後に、図10に示すように、ブロック内の数字を昇順に並び替える。これによれば、上述の左上の6×4の長方形ブロックBL1について、ブロック分割種別に応じて動的に走査順を導出することができる。
図2に戻って、有意係数有無検出部51は、量子化係数fおよび走査順iを入力とする。この有意係数有無検出部51は、長方形ブロック内の量子化係数fを走査順iに従って並べ替え、有意係数の有無を2値シンボルで表現して出力する。
係数符号検出部52は、量子化係数fおよび走査順iを入力とする。この係数符号検出部52は、長方形ブロック内の量子化係数fを走査順iに従って並べ替え、有意係数のみについて、正負の符号を2値シンボルで表現して出力する。
有意係数絶対値検出部53は、量子化係数fおよび走査順iを入力とする。この有意係数絶対値検出部53は、長方形ブロック内の量子化係数fを走査順iに従って並べ替え、有意係数の絶対値を2値シンボルで表現して出力する。なお、有意係数の絶対値を2値シンボルする際には、例えば指数ゴロム符号を用いる。
これら有意係数有無検出部51、係数符号検出部52、および有意係数絶対値検出部53から出力された2値シンボルは、1つにまとめられ、シンボルhとしてシンボル化部50から出力される。
以上の動画像符号化装置AAによれば、以下の効果を奏することができる。
動画像符号化装置AAは、長方形走査順生成部54により、分割比に従って処理ブロックを複数の長方形ブロックに分割し、分割した長方形ブロックごとに走査順を導出することができる。したがって、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの長方形ブロックについて、走査順を定めることができる。
また、動画像符号化装置AAは、上述の数式(1)〜(4)を用いて走査順を求める。このため、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
[動画像復号装置BBの構成および動作]
図11は、本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBのブロック図である。動画像復号装置BBは、動画像符号化装置AAにおいて生成されたビットストリームzを復号して、復号画像Aを出力する。この動画像復号装置BBは、エントロピー復号部110、ブロック分割種別部120、逆シンボル化部130、逆変換部140、イントラ予測部150、インター予測部160、およびバッファ部170を備える。
エントロピー復号部110は、ビットストリームzを入力とする。このエントロピー復号部110は、符号化データ構造に従ってビットストリームzに記載されている内容を解析し、エントロピー復号して、エントロピー復号の結果として得られるイントラ予測モードBまたはインター予測モードCと、シンボルDと、を出力する。
ブロック分割種別部120は、イントラ予測モードBまたはインター予測モードCを入力とする。このブロック分割種別部120は、イントラ予測モードBまたはインター予測モードCに基づいてブロック分割種別Eを生成し、出力する。
逆シンボル化部130は、シンボルDと、ブロック分割種別Eと、を入力とする。この逆シンボル化部130は、シンボル化部50が行う上述の手順と逆の手順で、入力された信号に基づいて量子化係数Fを生成し、出力する。この逆シンボル化部130について、図12を用いて以下に説明する。
(逆シンボル化部130の構成および動作)
図12は、逆シンボル化部130のブロック図である。逆シンボル化部130は、有意係数有無検出部131、係数符号検出部132、有意係数絶対値検出部133、および長方形走査順生成部134を備える。
長方形走査順生成部134は、ブロック分割種別Eを入力とする。この長方形走査順生成部134は、長方形走査順生成部54と同様に、ブロック分割種別Eに応じて動的に走査順Gを導出し、出力する。
有意係数有無検出部131は、シンボルDのうち有意係数の有無を2値シンボルで表現したものと、走査順Gと、を入力とする。この有意係数有無検出部131は、長方形ブロック内の有意係数の有無を、走査順Gに従って復元し、出力する。
係数符号検出部132は、シンボルDのうち有意係数の正負の符号を2値シンボルで表現したものと、走査順Gと、を入力とする。この係数符号検出部132は、有意係数の正負の符号を、走査順Gに従って復元し、出力する。
有意係数絶対値検出部133は、シンボルDのうち有意係数の絶対値を2値シンボルで表現したものと、走査順Gと、を入力とする。この有意係数絶対値検出部133は、有意係数の絶対値を、走査順Gに従って復元し、出力する。
これら有意係数有無検出部131、係数符号検出部132、および有意係数絶対値検出部133の出力は、1つにまとめられ、量子化係数Fとしてシンボル化部50Aから出力される。
図11に戻って、逆変換部140は、量子化係数Fを入力とする。この逆変換部140は、量子化係数Fに対して逆量子化および逆変換して、残差信号Hを生成し、出力する。
イントラ予測部150は、イントラ予測モードBと、バッファ部170から供給される後述の復号画像Aと、を入力とする。このイントラ予測部150は、復号画像Aを元に、イントラ予測モードBに従ってイントラ予測値Jを生成し、出力する。
インター予測部160は、インター予測モードCおよび復号画像Aを入力とする。このインター予測部160は、復号画像Aを元に、インター予測モードCに従ってインター予測値Kを生成し、出力する。
バッファ部170は、残差信号Hと、イントラ予測値Jまたはインター予測値Kと、の和をとった信号である復号画像Aを、入力とする。このバッファ部170は、入力された復号画像Aを蓄積し、適宜、イントラ予測部150やインター予測部160に供給する。
以上の動画像復号装置BBによれば、以下の効果を奏することができる。
動画像復号装置BBは、長方形走査順生成部134により、分割比に従って処理ブロックを複数の長方形ブロックに分割し、分割した長方形ブロックごとに走査順を導出することができる。したがって、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの長方形ブロックについて、走査順を定めることができる。
また、動画像復号装置BBは、上述の数式(1)〜(4)を用いて走査順を求める。このため、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
<第2実施形態>
[動画像符号化装置CCの構成および動作]
図13は、本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置CCのブロック図である。動画像符号化装置CCは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAとは、シンボル化部50の代わりにシンボル化部50Aを備える点が異なる。なお動画像符号化装置CCにおいて、動画像符号化装置AAと同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
シンボル化部50Aは、量子化係数fおよびブロック分割種別gを入力とする。このシンボル化部50Aは、周波数特性を考慮して、縦にMh:Nh(ただし、Mh、Nhは、Mh≧0かつNh≧0を満たすとともに、Mh+Nh=1を満たす数)、横にMv:Nv(ただし、Mv、Nvは、Mv≧0かつNv≧0を満たすとともに、Mv+Nv=1を満たす数であって、MvはMhとは独立した数であり、NvはNhとは独立した数)で処理ブロックを分割することを想定しており、入力された信号に基づいてシンボルhを生成し、出力する。このシンボル化部50Aの詳細について、図14〜16を用いて後述する。
(シンボル化部50Aの構成および動作)
図14は、シンボル化部50Aのブロック図である。シンボル化部50Aは、図2に示したシンボル化部50とは、長方形走査順生成部54の代わりに長方形走査順生成部54Aを備える点が異なる。
長方形走査順生成部54Aは、ブロック分割種別gを入力とする。この長方形走査順生成部54Aは、図4の走査順導出処理を行って、ブロック分割種別gに応じて動的に走査順iを導出し、出力する。
具体的には、長方形走査順生成部54Aは、長方形走査順生成部54と同様に、処理ブロックを長方形ブロックBL1〜BL4に分割し、長方形ブロックBL1〜BL4のそれぞれにおいて、ブロック内の数字を昇順に並び替えて、走査順を導出する。
なお、ROW1、ROW2、COL1、COL2のそれぞれについては、上述の数式(7)〜(10)のそれぞれにより求める。
また、数式(7)、(8)において、Ihは、上述の数式(5)を満たす整数のうち最小の整数であり、以下では周期と呼ぶこととする。また、数式(9)、(10)において、Ivは、上述の数式(6)を満たす整数のうち最小の整数であり、以下では周期と呼ぶこととする。
例えば、図3の8×8処理ブロックを縦に0.333:0.667(周期Ih=)で分割するとともに横に0.4:0.6(周期Iv=)で分割して、得られた4つのブロックのうち左上の4×3の長方形ブロックBL1の走査順を導出する場合について、図15、16を用いて以下に説明する。この場合、Mh=0.333、Nh=0.667、Mv=0.4、Nv=0.6となる。
上述の数式(7)にMh=0.333を代入すると、削除するのは2行目、3行目、5行目、6行目、および8行目であることが分かる。また、数式(9)にMv=0.4を代入すると、削除するのは3列目、4列目、5列目、および8列目であることが分かる。そこで、図15に示すように、図3の8×8処理ブロックから、2行目、3行目、5行目、6行目、および8行目を削除するとともに、3列目、4列目、5列目、および8列目を削除した後に、図16に示すように、ブロック内の数字を昇順に並び替える。これによれば、上述の左上の4×3の長方形ブロックBL1について、ブロック分割種別に応じて動的に走査順を導出することができる。
以上の動画像符号化装置CCによれば、以下の効果を奏することができる。
動画像符号化装置CCは、長方形走査順生成部54Aにより、分割比に従って処理ブロックを複数の長方形ブロックに分割し、分割した長方形ブロックごとに走査順を導出することができる。したがって、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの長方形ブロックについて、走査順を定めることができる。
また、動画像符号化装置CCは、上述の数式(5)〜(10)を用いて走査順を求める。このため、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
[動画像復号装置DDの構成および動作]
図17は、本発明の第2実施形態に係る動画像復号装置DDのブロック図である。動画像復号装置DDは、動画像符号化装置CCにおいて生成されたビットストリームzを復号して、復号画像Aを出力する。この動画像復号装置DDは、図11に示した本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBとは、逆シンボル化部130の代わりに逆シンボル化部130Aを備える点が異なる。なお、動画像復号装置DDにおいて、動画像復号装置BBと同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
逆シンボル化部130Aは、シンボルDと、ブロック分割種別Eと、を入力とする。この逆シンボル化部130Aは、シンボル化部50Aが行う上述の手順と逆の手順で、入力された信号に基づいて量子化係数Fを生成し、出力する。
以上の動画像復号装置DDによれば、以下の効果を奏することができる。
動画像復号装置DDは、逆シンボル化部130Aにより、分割比に従って処理ブロックを複数の長方形ブロックに分割し、分割した長方形ブロックごとに走査順を導出することができる。したがって、処理ブロックを分割して得られる種々のブロックサイズの長方形ブロックについて、走査順を定めることができる。
また、動画像復号装置BBは、上述の数式(5)〜(10)を用いて走査順を求める。このため、周波数特性を考慮することができるので、係数の発生頻度を考慮して、符号化性能を向上させることができる。
なお、本発明の動画像符号化装置AA、CCや動画像復号装置BB、DDの処理を、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを動画像符号化装置AA、CCや動画像復号装置BB、DDに読み込ませ、実行することによって、本発明を実現できる。
ここで、上述の記録媒体には、例えば、EPROMやフラッシュメモリといった不揮発性のメモリ、ハードディスクといった磁気ディスク、CD−ROMなどを適用できる。また、この記録媒体に記録されたプログラムの読み込みおよび実行は、動画像符号化装置AA、CCや動画像復号装置BB、DDに設けられたプロセッサによって行われる。
また、上述のプログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納した動画像符号化装置AA、CCや動画像復号装置BB、DDから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上述のプログラムは、上述の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述の機能を動画像符号化装置AA、CCや動画像復号装置BB、DDにすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
例えば、上述の第1実施形態や第2実施形態では、処理ブロックが2次元であるものとしたが、これに限らず、処理ブロックがx次元(ただし、xは、x≧3を満たす整数)であってもよい。例えば処理ブロックが3次元である場合の例として、動画像符号化装置に入力画像として時空間画像を入力した場合を、以下に説明する。
まず、時空間画像を立方体ブロックに分割し、立方体ブロックごとに、周波数領域への変換および量子化を行って量子化係数を生成し、これらの係数をシンボルに変換してサイド情報とともに無歪圧縮し、ビットストリームを生成する。
ここで、立方体ブロックの縦、横、および奥行きのそれぞれの辺をM1:N1、M2:N2、およびM3:N3(ただし、M1、N1は、M1≧0かつN1≧0を満たすとともに、M1+N1=1を満たす数。また、M2、N2は、M2≧0かつN2≧0を満たすとともに、M2+N2=1を満たす数。また、M3、N3は、M3≧0かつN3≧0を満たすとともに、M3+N3=1を満たす数。また、M1〜M3は、互いに独立した数。また、N1〜N3は、互いに独立した数。)で複数の直方体ブロックに分割する場合、辺ごとに、分割比から決定される平面を削除して、削除後の走査順を求める。そして、各辺について走査順を求めた後に、この走査順を表す数字を昇順に並び替えて、直方体ブロックごとの走査順を導出する。なお、処理ブロックがx次元である場合には、超立方体ブロックにおける走査順から超平面群を削除して、超直方体ブロックごとに走査順を導出する。
AA、CC・・・動画像符号化装置
BB、DD・・・動画像復号装置
50、50A・・・シンボル化部
51、131・・・有意係数有無検出部
52、132・・・係数符号検出部
53、133・・・有意係数絶対値検出部
54、134・・・長方形走査順生成部
130、130A・・・逆シンボル化部

Claims (12)

  1. 処理ブロックを複数の矩形ブロックに分割し、当該矩形ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置であって、
    前記処理ブロックの走査順を記憶する記憶手段と、
    前記処理ブロックの分割比に基づく所定の数式により、当該処理ブロックから削除する行または列を求める削除行列判定手段と、
    前記削除行列判定手段により求められた行または列を前記処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求める行列削除手段と、
    前記記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、前記行列削除手段により求められた矩形ブロックごとに、走査順を導出する走査順導出手段と、を備えることを特徴とする走査順生成装置。
  2. 前記走査順導出手段は、前記行列削除手段により求められた矩形ブロックごとに、前記記憶手段により記憶されている走査順から、前記行列削除手段により削除された行または列に応じた走査順を削除し、昇順に並び替えて、前記走査順の導出を行うことを特徴とする請求項に記載の走査順生成装置。
  3. x次元(ただし、xは、x≧3を満たす整数)の処理ブロックを複数のx次元の超直方体ブロックに分割し、当該超直方体ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置であって、
    前記処理ブロックの走査順を記憶する記憶手段と、
    前記処理ブロックの分割比に基づいて、当該処理ブロックから削除する超平面群を求める削除超平面群判定手段と、
    前記削除超平面群判定手段により求められた超平面群を前記処理ブロックから削除して、超直方体ブロックを求める超平面群削除手段と、
    前記記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、前記超平面群削除手段により求められた超直方体ブロックごとに、走査順を導出する走査順導出手段と、を備え
    前記処理ブロックのx種類の各辺の分割比がP:1(ただし、Pは、P≧0を満たし、x種類の辺ごとに独立した整数)である場合に、
    前記削除超平面群判定手段は、
    下記数式(11)、(12)により、前記処理ブロックから削除する超平面群を複数求め、
    前記超平面群削除手段は、
    前記複数の超平面群のそれぞれを前記処理ブロックから削除して、複数の超直方体ブロックを求めることを特徴とする走査順生成装置。
    Figure 0006188344

    Figure 0006188344
  4. x次元(ただし、xは、x≧3を満たす整数)の処理ブロックを複数のx次元の超直方体ブロックに分割し、当該超直方体ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置であって、
    前記処理ブロックの走査順を記憶する記憶手段と、
    前記処理ブロックの分割比に基づいて、当該処理ブロックから削除する超平面群を求める削除超平面群判定手段と、
    前記削除超平面群判定手段により求められた超平面群を前記処理ブロックから削除して、超直方体ブロックを求める超平面群削除手段と、
    前記記憶手段により記憶されている走査順に基づいて、前記超平面群削除手段により求められた超直方体ブロックごとに、走査順を導出する走査順導出手段と、を備え
    前記処理ブロックのx種類の各辺の分割比がM:N(ただし、M、Nは、M≧0かつN≧0を満たすとともに、M+N=1を満たし、x種類の辺ごとに独立した数)である場合に、
    前記削除超平面群判定手段は、
    分割する辺ごとに、下記数式(13)を満たす整数のうち最小の整数をIとして求め、
    下記数式(14)、(15)により、前記処理ブロックから削除する超平面群を複数求め、
    前記超平面群削除手段は、
    前記複数の超平面群のそれぞれを前記処理ブロックから削除して、複数の超直方体ブロックを求めることを特徴とする請求項に記載の走査順生成装置。
    Figure 0006188344

    Figure 0006188344

    Figure 0006188344
  5. 前記記憶手段は、同一サイズの処理ブロックに対して、走査順を複数種類記憶することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の走査順生成装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の走査順生成装置を備え、動画像を符号化してビットストリームを生成することを特徴とする動画像符号化装置。
  7. 請求項1からのいずれかに記載の走査順生成装置を備え、ビットストリームを復号することを特徴とする動画像復号装置。
  8. ブロック分割種別およびシンボルを、ブロック単位で量子化係数に復号することを特徴とする請求項に記載の動画像復号装置。
  9. 前記量子化係数を、走査順に従って2次元量子化係数に変換することを特徴とする請求項に記載の動画像復号装置。
  10. 前記量子化係数を逆直交変換する逆直交変換手段を備えることを特徴とする請求項またはに記載の動画像復号装置。
  11. 記憶手段、削除行列判定手段、行列削除手段、および走査順導出手段を備え、処理ブロックを分割した矩形ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置における走査順生成方法であって、
    前記記憶手段が、前記処理ブロックの走査順を記憶する第1のステップと、
    前記削除行列判定手段が、前記処理ブロックの分割比に基づく所定の数式により、当該処理ブロックから削除する行または列を求める第2のステップと、
    前記行列削除手段が、前記第2のステップにおいて求められた行または列を前記処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求める第3のステップと、
    前記走査順導出手段が、前記第1のステップにおいて記憶されている走査順に基づいて、前記第3のステップにおいて求められた矩形ブロックごとに、走査順を導出する第4のステップと、を備えることを特徴とする走査順生成方法。
  12. 記憶手段、削除行列判定手段、行列削除手段、および走査順導出手段を備え、処理ブロックを分割した矩形ブロックにおける走査順を生成する走査順生成装置における走査順生成方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶手段が、前記処理ブロックの走査順を記憶する第1のステップと、
    前記削除行列判定手段が、前記処理ブロックの分割比に基づく所定の数式により、当該処理ブロックから削除する行または列を求める第2のステップと、
    前記行列削除手段が、前記第2のステップにおいて求められた行または列を前記処理ブロックから削除して、矩形ブロックを求める第3のステップと、
    前記走査順導出手段が、前記第1のステップにおいて記憶されている走査順に基づいて、前記第3のステップにおいて求められた矩形ブロックごとに、走査順を導出する第4のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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