JP6188019B2 - 液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造 - Google Patents

液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造 Download PDF

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Description

本発明は、液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造に関するものである。
従来、液体サイクロンは、図5に示すように、例えば、工作機械から排出される、切粉や金属粉等の固体成分を含む切削液や研削液等の被処理液体を、円筒部1の接線方向に配設した被処理液導入口11から導入することによって、円筒部1内で旋回流を生じさせ、遠心力を利用した比重差による固液分離を行い、固体成分が混入した液体(以下、「固体混入液体」という。)を円筒部1の下方に設けた円錐部2の排出口3から排出するとともに、固体成分が取り除かれた液体を円筒部1の上部の中心に設けた出口管4から円筒部1の上方に設けた上部室5の排出口51から排出するようにされている(例えば、特許文献1〜3参照)。
ところで、この種の液体サイクロンは、円筒部1及び円錐部2の本体部を、ステンレススチールや鋳鉄からなる鋳物で製造するようにしており、このため、特に、固体混入液体が排出される円錐部2の排出口3が摩耗しやすく、これにより、排出口3の固体混入液体の流路31の径が拡大することによって、排出口3から排出される固体混入液体の量が増大することによって、円筒部1の上部から排出される固体成分が取り除かれた液体の量が減少し、固液分離効率が低下するという問題があった。
このため、固体混入液体が排出される円錐部2の排出口3の摩耗状態を検知し、補修時期を特定することができるようにすることが要請されているが、円錐部2の排出口3の固体混入液体の流路31を、目視や触診により検査することが行われている程度で、確実性がなく、また、検査に手数を要するという問題があった。
特開2003−210908号公報 特開2005−7212号公報 特開2007−38200号公報
本発明は、上記従来の液体サイクロンの有する問題点に鑑み、液体サイクロンにおける固体混入液体が排出される排出口の摩耗状態を、確実、かつ、簡易に検知することができるようにした液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造は、液体サイクロンにおける固体混入液体の排出口に、該排出口の外側位置から排出口の摩耗限界位置に達する液体導出路を形成し、排出口の摩耗が摩耗限界位置に達した際に、排出口の固体混入液体の流路から液体導出路を通して漏出する固体混入液体を検知するようにした液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造において、前記液体導出路に雌ねじを形成し、該雌ねじに雄ねじを螺合させ、該雄ねじに切欠を形成したカラーを取り付けることにより、ねじの隙間を通して漏出した固体混入液体をカラーの切欠から流出させるようにしたことを特徴とする。
本発明の液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造によれば、液体サイクロンにおける固体混入液体の排出口に、該排出口の外側位置から排出口の摩耗限界位置に達する液体導出路を形成し、排出口の摩耗が摩耗限界位置に達した際に、排出口の固体混入液体の流路から液体導出路を通して漏出する固体混入液体を検知するようにすることにより、液体サイクロンにおける固体混入液体が排出される排出口の摩耗状態を、確実、かつ、簡易に検知することができ、これによって、固体混入液体が排出される円錐部の排出口の摩耗状態を検知し、補修時期を特定することが可能となり、排出口の固体混入液体の流路の径が拡大することによって、排出口から排出される固体混入液体の量が増大することによって、円筒部の上部から排出される固体成分が取り除かれた液体の量が減少し、固液分離効率が低下するという問題を未然に解消することができる。
そして、液体導出路に雌ねじを形成し、該雌ねじに雄ねじを螺合させ、ねじの隙間を通して固体混入液体が漏出するようにすることにより、排出口の固体混入液体の流路から液体導出路を通して漏出する固体混入液体の漏出量を調整することが可能となり、液体導出路を通して固体混入液体が突然吐出することを防止することができる。
本発明の液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造の実施例を示す説明図で、(a)は液体サイクロンの全体正面図、(b)は液体サイクロンの円筒部の断面図、(c)は要部の断面図((a)のA−A断面図)である。 施例を示す説明図で、(a)は液体サイクロンの円筒部の雄ねじ及びカラーを取り付けた状態の要部の断面図、(b1)はカラーの正面図、(b2)はカラーの縦断面図である。 体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造の第1参考例を示す説明図で、(a)は液体サイクロンの全体図、(b)は要部の説明図である。 体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造の第2参考例を示す液体サイクロンの全体図である。 従来の液体サイクロンを示す説明図である。
以下、本発明の液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本発明の液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造の実施例を示す。
この液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造は、図5に示す従来の液体サイクロンと同様、例えば、工作機械から排出される、切粉や金属粉等の固体成分を含む切削液や研削液等の被処理液体を、円筒部1の接線方向に配設した被処理液導入口11から導入することによって、円筒部1内で旋回流を生じさせ、遠心力を利用した比重差による固液分離を行い、固体混入液体を円筒部1の下方に設けた円錐部2の排出口3から排出するとともに、固体成分が取り除かれた液体を円筒部1の上部の中心に設けた出口管4から排出するようにした(ここで、図5に示す従来の液体サイクロンのように、必要に応じて、円筒部1の上方に上部室5を設けることができる。)液体サイクロンの円錐部2の固体混入液体の排出口3に、この排出口3の外側位置から排出口3の摩耗限界位置Xに達する液体導出路6を形成し、排出口3の摩耗が摩耗限界位置Xに達した際に、排出口3の固体混入液体の流路31から液体導出路6を通して漏出する固体混入液体を検知するようにしたものである。
ここで、「摩耗限界位置X」とは、固体混入液体が流通することによって円錐部2の排出口3が摩耗し、排出口3の固体混入液体の流路31の径が拡大すると、排出口3から排出される固体混入液体の量が増大することによって、円筒部1の上部に設けた出口管4から排出される固体成分が取り除かれた液体の量が減少し、固液分離効率が低下するため、補修(円筒部1及び円錐部2の交換(円筒部1と円錐部2とを分割構造にした場合には円錐部2のみの交換))が必要となるが、この補修が必要となる円錐部2の排出口3が摩耗したときの流路31の内周面の位置をいう。
この場合において、液体導出路6は、1箇所でもよいが、円錐部2又は円錐部2の排出口3の材質や被処理液体(固体混入液体)の性状等によって、排出口3の摩耗が不均一に生じやすい場合には、複数箇所に等角度間隔に形成することもできる。
また、液体導出路6は、本実施例のように、円錐部2の排出口3の中心軸に対して直交する方向に形成するほか、摩耗限界位置Xを結ぶ線に接するように縦方向に形成することもできる。
そして、本実施例においては、図1〜図2に示すように、液体導出路6に雌ねじ61を形成し、この雌ねじ61に雄ねじ71を螺合させ、ねじの隙間を通して固体混入液体が漏出するようにしている。
この場合、雄ねじ71には、切欠72aを形成したカラー72を取り付けることにより、ねじの隙間を通して漏出した固体混入液体をカラー72の切欠72aから流出させることができる。
これにより、排出口3の固体混入液体の流路31から液体導出路6を通して漏出する固体混入液体の漏出量を調整することが可能となり、液体導出路6を通して固体混入液体が突然吐出することを防止することができる。
図3に、体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造の第1参考例を示す。
参考例においては、液体導出路6に雌ねじ61を形成し、この雌ねじ61に液体導出管81を介して水位計82を接続するようにしている。
これにより、排出口3の固体混入液体の流路31から液体導出路6を通して漏出する固体混入液体を目視により簡易に検知することができる。
図4に、体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造の第2参考例を示す。
参考例においては、液体導出路6に雌ねじ61を形成し、この雌ねじ61に液体導出管91を接続し、この液体導出管91を介して漏出する固体混入液体を貯水部92に導入するようにしている。
この場合、必要に応じて、貯水部92に、フロート式等のレベルスイッチ(図示省略)を配設することができる。
これにより、排出口3の固体混入液体の流路31から液体導出路6を通して漏出する固体混入液体の漏出量を目視やレベルスイッチからの信号により簡易に検知することができる。
本発明の液体サイクロンにおける排出口3の摩耗検知構造によれば、液体サイクロンにおける固体混入液体が排出される排出口3の摩耗状態を、確実、かつ、簡易に検知することができ、これによって、固体混入液体が排出される円錐部2の排出口3の摩耗状態を検知し、補修時期を特定することが可能となり、排出口3の固体混入液体の流路31の径が拡大することによって、排出口3から排出される固体混入液体の量が増大することによって、円筒部1の上部から排出される固体成分が取り除かれた液体の量が減少し、固液分離効率が低下するという問題を未然に解消することができる。
以上、本発明の液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造について、の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなくその趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造は、液体サイクロンにおける固体混入液体が排出される排出口の摩耗状態を、確実、かつ、簡易に検知することができることから、工作機械から排出される、切粉や金属粉等の固体成分を含む切削液や研削液等の摩耗性の被処理液体を処理する液体サイクロンに好適に用いることができるほか、その他の被処理液体を処理する液体サイクロンの用途にも用いることができる。
1 円筒部
11 被処理液導入口
2 円錐部
3 排出口
31 流路
4 出口管
5 上部室
6 液体導出路
61 雌ねじ
71 雄ねじ
72 カラー
72a 切欠
81 液体導出管
82 水位計
91 液体導出管
92 貯水部
X 摩耗限界位置

Claims (1)

  1. 液体サイクロンにおける固体混入液体の排出口に、該排出口の外側位置から排出口の摩耗限界位置に達する液体導出路を形成し、排出口の摩耗が摩耗限界位置に達した際に、排出口の固体混入液体の流路から液体導出路を通して漏出する固体混入液体を検知するようにした液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造において、前記液体導出路に雌ねじを形成し、該雌ねじに雄ねじを螺合させ、該雄ねじに切欠を形成したカラーを取り付けることにより、ねじの隙間を通して漏出した固体混入液体をカラーの切欠から流出させるようにしたことを特徴とする液体サイクロンにおける排出口の摩耗検知構造。
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