JP6186302B2 - ジュール加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱すると糊化する食品材料を通電加熱するためのジュール加熱装置に関する。
加熱パイプの流路に流動性の食品材料を連続的に搬送しながら食品材料に通電してジュール熱により食品材料を調理加熱したり、殺菌加熱したりするために、特許文献1および特許文献2に記載されるように、連続加熱装置が開発されている。特許文献1に記載される連続加熱装置つまりジュール加熱装置は、断面四辺形の加熱パイプを有しており、加熱パイプの対向し合う2面には、プレート電極が設けられている。このタイプの加熱パイプはプレート電極形となっている。一方、特許文献2に記載されるジュール加熱装置は、複数の環状電極と絶縁性材料からなる複数の円筒部材とにより形成される加熱パイプを有しており、加熱パイプは環状電極と円筒部材とを交互に配置して接続することにより形成される。このタイプの加熱パイプはリング電極形となっている。
これらのジュール加熱装置においては、食品材料は加熱パイプの流路を流れながら通電加熱される。リング電極形の加熱パイプを有するジュール加熱装置においては、流路内に搬送しながら通電加熱される食品材料を均一に加熱するために、特許文献2に記載されるように、加熱パイプ内に回転式の撹拌部材が設けられている。
一方、プレート電極形の加熱パイプを有するジュール加熱装置においては、電極板に付着した食品材料を掻き取るために、加熱パイプ内には直線往復動式の掻き取り部材が設けられている。
特開平2−504331号公報 特開平11−89522号公報
特許文献1のように、加熱パイプ内に直線往復動式の掻き取り部材を設けると、掻き取り部材を食品材料の搬送方向に駆動したときには掻き取り部材により食品材料の流速が高められ、掻き取り部材を搬送方向に対して逆方向に駆動したときには掻き取り部材により食品材料が逆流方向に駆動されることになり、加熱パイプ内の食品材料を全体的に均一な速度で搬送することができなくなる。これに対し、回転式の撹拌部材を加熱パイプ内に設けると、食品材料は撹拌部材により回転されながら搬送されるので、食品材料を全体的に均一の搬送速度で搬送することができる。
食品のうち、例えば、カスタードプリンは、卵、砂糖および牛乳等を混ぜ合わせた食品材料を加熱することにより製造される。また、フラワーペーストは小麦粉、ココアおよび卵や油脂を混ぜ合わせた食品材料を加熱することにより製造される。このような食品を量産するには、食品材料を調理温度まで加熱するとともに、殺菌温度まで加熱する必要がある。例えば、フラワーペーストを量産するには、60〜70℃程度の調理温度に加熱した後、さらに100℃未満の例えば95℃程度の殺菌温度に加熱することにより製品化される。
カスタードプリンやフラワーペーストは、澱粉が含まれているので、60〜70℃程度の調理温度まで加熱すると、澱粉がα化して糊化することになる。このため、カスタードプリン等のように炭水化物を多く含み、加熱すると糊化する食品材料は、特許文献2に記載されるような撹拌部材を用いても、調理温度から殺菌温度までジュール熱により一度に加熱することができなかった。その理由は、材料を混ぜた後に加熱パイプに連続的に流しながら通電加熱すると、加熱パイプの内周面側の部分つまり流路の径方向外周部を流れる食品材料が糊化して粘度が高くなるのに対して、流路の径方向中心部分を流れる食品材料は糊化することなく、低い粘度のままとなるからである。
流路を流れる食品材料のうち、流路の外周部が糊化して中心部が糊化しない状態となると、外周部の食品材料が加熱パイプの内周面に付着した状態となるのに対し、中心部の食品材料は糊化されない状態で流路の中心部を通過してしまい、いわゆる中抜け状態が発生してしまうことになる。したがって、加熱すると糊化する食品材料を、加熱パイプを使用してジュール熱により連続的に加熱すると、食品材料を均一に加熱することができなくなる。
このため、澱粉等の炭水化物を多く含む食品材料を調理加熱してから殺菌加熱するには、容器内に食品材料を投入した状態として外部から熱源を加えて調理温度まで加熱している。容器内で調理温度まで加熱して食品材料全体が糊化された状態のもとでは、食品材料を加熱パイプ内に連続的に搬送しながらジュール加熱により殺菌温度まで加熱することは、中抜け現象が発生しないので、可能であるが、常温から糊化する温度まで加熱することは、従来のジュール加熱装置ではできなかった。このように、従来では、加熱により糊化する食品材料は、調理温度までの加熱工程と、殺菌温度までの加熱工程とを別々の加熱方式により二段階に分けて加熱処理する必要があった。
本発明の目的は、澱粉等の炭水化物を含有し加熱すると糊化する食品材料をジュール熱により常温から殺菌温度まで連続的に通電加熱することにある。
本発明のジュール加熱装置は、加熱すると糊化する食品材料を加熱パイプ内に連続的に搬送させながら食品材料を通電加熱するジュール加熱装置であって、複数のリング状の電極と絶縁材料からなる円筒形状のスペーサとを備え、内部に食品材料を搬送する流路が設けられた加熱パイプと、前記加熱パイプに前記流路の中心部に位置させて設けられ、回転駆動源により回転駆動される回転軸と、前記回転軸の径方向外方に突出する支持ロッドに取り付けられ、前記加熱パイプの内周面に沿って軸方向に配置される掻き取り板と、前記回転軸に径方向外方に突出して設けられ、先端面が前記リング状の電極の内周面に接触する芯出しロッドと、を有し、前記掻き取り板の回転方向前方側の側面に前記加熱パイプの内周面に接触する掻き取りエッジを設け、食品材料の搬送方向における前記芯出しロッドの先端接触面の幅寸法を、前記リング状の電極の前記搬送方向の幅寸法よりも小さい寸法とした。
加熱パイプ内に配置される回転軸には、加熱パイプの内周面に沿って軸方向に延びる掻き取り板が支持ロッドにより取り付けられており、掻き取り板の側面には加熱パイプの内周面に接触する掻き取りエッジが設けられている。加熱すると糊化する食品材料が通電加熱により所定の温度まで加熱されて糊化して加熱パイプの内周面に付着しても、付着した食品材料は掻き取りエッジにより掻き取られて、流路の径方向中心部に案内される。これにより、加熱すると糊化する食品材料を、常温から殺菌温度まで連続的に搬送しながら加熱することができる。
回転軸には芯出しロッドが設けられており、芯出しロッドの先端面はリング状の電極の内周面に接触し、回転軸は芯出しロッドを介して電極により支持される。芯出しロッドの先端接触面は電極の幅寸法よりも小さい寸法に設定されているので、電極間の電流は芯出しロッドにより邪魔されることがなく、食品材料を効率的にジュール加熱することができる。
掻き取り板に貫通孔を設けると、掻き取り板により形方向中心部に案内された食品材料は、貫通孔を貫通して掻き取り板と加熱パイプとの間の隙間に案内される。これにより、食品材料が加熱パイプの内周面には付着することがなく、しかも、回転する掻き取り板により流路内の食品材料が撹拌されることになり、全体的に均一な温度に加熱される。
ジュール加熱装置を示す断面図である。 図1に示された回転軸と掻き取り板とを示す斜視図である。 (A)は掻き取り板を示す正面図であり、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は図1における4A−4A線拡大断面図であり、(B)は図1における4B−4B線拡大断面図である。 (A)は図1における5A−5A線拡大断面図であり、(B)は図1における5B−5B線拡大断面図である。 図1に示した6部の拡大断面図である。 変形例であるジュール加熱装置における回転軸を示す平面図である。 (A)は図7の拡大左側面図であり、(B)は図8Aにおける8B−B線矢視図である。 図7に示した回転軸の先端部分と、掻き取り板とを示す分解斜視図である。 変形例であるジュール加熱装置の一部を示す断面図である。 図10における11−11線断面図である。 (A)は図10における部分12の拡大断面図であり、図12(B),(C)は(A)に示した電極の内面加工工程を示す断面図である。 他の変形例であるジュール加熱装置における電極を示す断面図である。 さらに他の変形例であるジュール加熱装置の一部を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すジュール加熱装置10は、フラワーペースト等のように澱粉を含んでおり、加熱すると糊化する食品材料を常温から調理温度を経て殺菌温度まで連続的に通電加熱するために使用することができる。このジュール加熱装置10は、食品材料を連続的に搬送する流路11が内部に設けられた加熱パイプ12を有している。この加熱パイプ12は3つのリング状の電極13a〜13cと、それぞれ絶縁材料からなる円筒形状のスペーサ14a,14bとを有し、電極13a〜13cとスペーサ14a,14bとが交互に一直線状に配置されて突き当てられており、加熱パイプ12の内周面は全体的に同一面となっている。それぞれの突き当て面の間には、図示しないシール部材が挟み込まれている。一方のスペーサ14aの両端部に突き当てられて軸方向に隣り合って配置される2つの電極13a,13bが対となっており、他方のスペーサ14bの両端部に突き当てられて軸方向に隣り合って配置される2つの電極13b,13cが対となっている。それぞれの電極13a〜13cは、電源ユニット15に接続されており、食品材料の搬送方向に隣り合って対をなす2つの電極が逆極性となるように、電源ユニット15からは高周波電流が供給される。図1に示すジュール加熱装置10は、2対の電極対を有しているが、食品材料や通電条件等により、電極対の数は任意に設定することができる。電極13a〜13cは、チタンや白金等の電極材料により形成されている。
電極13aにはスペーサ14cを介してアース電極16aが突き当てられており、電極13cにはスペーサ14dを介してリング状のアース電極16bが突き当てられている。それぞれのスペーサ14c,14dはスペーサ14a,14bと同様に絶縁材料により形成されている。両方のアース電極16a,16bの間の部分が加熱パイプ12を構成しており、加熱パイプ12の一端部に取り付けられた端板17aには、真っ直ぐな連通パイプ18が設けられ、加熱パイプ12の他端部に取り付けられた端板17bには、湾曲した連通パイプ19が設けられている。両方の端板17a,17bには4本の締結ロッド21が取り付けられており、締結ロッド21により加熱パイプ12と連通パイプ18,19とが一体に組み付けられている。端板17aに対向して締結板22が配置されており、締結板22と端板17aとの間に位置させて、それぞれの締結ロッド21にはばね部材23が装着されている。締結ロッド21の一端部にねじ結合されるナット24は締結板22に突き当てられており、ナット24の締結量を調整することにより、加熱パイプ12と連通パイプ18,19との締結力が調整される。加熱パイプ12には、複数枚の支持板25が取り付けられており、それぞれの締結ロッド21は支持板25を貫通している。
図4(A)(B)に示されるように、電極13a,13bにはねじ孔26が設けられており、このねじ孔26に給電線が接続され、給電線により電極13a,13bは電源ユニット15に接続される。電極13cにも同様のねじ孔が形成されている。なお、それぞれの電極13a〜13cに冷却液循環流路を設けることにより、電極や食品材料を冷却するようにしても良い。
連通パイプ18を流入側とすると、この連通パイプ18には未加熱の食品材料を供給する図示しない供給パイプが接続され、この供給パイプから連通パイプ18に供給された食品材料は、流路11を移動しながら電極間を流れる電流により発熱してジュール加熱される。加熱された食品材料は、連通パイプ19から次の工程、例えば、温度保持工程や冷却工程等に搬送される。なお、連通パイプ19を流入側として、連通パイプ19から未加熱の食品材料を供給するようにしても良い。
加熱パイプ12には、その中心部に位置させて回転軸30が設けられている。回転軸30には、回転駆動源としての図示しない電動モータのモータシャフト31が連通パイプ19を貫通して連結されており、このモータシャフト31により回転軸30は回転駆動される。回転軸30とモータシャフト31とを連結するために、回転軸30の端部には締結スリーブ32が六角穴付きボルト33により締結されており、この六角穴付きボルト33にねじ結合されるねじ棒34によりモータシャフト31は回転軸30に締結されている。モータシャフト31は連通パイプ19に固定されるガイドスリーブ35を貫通しており、ガイドスリーブ35と締結スリーブ32との間には、図示しないメカニカルシールが装着されており、食品材料がガイドスリーブ35とモータシャフト31との間に漏出することが防止されている。なお、回転軸とモータシャフト31とをマグネットカップリングを介して連結するようにしても良い。
図2に示されるように、回転軸30の一端部には2本の支持ロッド36aが径方向外方に突出して設けられており、2本の支持ロッド36aは同軸となっている。それぞれの支持ロッド36aに対して回転方向に90度位相をずらして2本の芯出しロッド37aが回転軸30の一端部に径方向外方に突出して設けられており、それぞれの芯出しロッド37aは同軸となっている。回転軸30の長手方向中央部には、4本の支持ロッド36bが径方向外方に向けて突出して設けられている。それぞれの支持ロッド36bの回転方向の位置は、支持ロッド36aおよび芯出しロッド37aの回転方向の位置に対応しており、相互に回転方向に90度位相がずれている。
回転軸30の他端部には、一端部と同様に、2本の支持ロッド36cと2本の芯出しロッド37cが径方向外方に突出して設けられている。2本の支持ロッド36cの回転方向の位置は芯出しロッド37aの位置に対応し、2本の芯出しロッド37cは支持ロッド36bの位置に対応しており、支持ロッド36cと芯出しロッド37cは相互に回転方向に90度位相がずれている。
回転軸30には、支持ロッド36aと支持ロッド36bとの間に位置させて、2本の支持ロッド38が径方向外方に突出して設けられており、それぞれの支持ロッド38の回転方向の位置は、支持ロッド36aの位置に対応している。さらに、回転軸30には、支持ロッド36bと支持ロッド36cとの間に位置させて、2本の支持ロッド38が径方向外方に突出して設けられており、それぞれの支持ロッド38の回転方向の位置は、支持ロッド36cの位置に対応している。
支持ロッド36aと支持ロッド36bとの間の軸方向の距離は、電極13aと電極13bとの間の距離に対応し、支持ロッド36bと支持ロッド36cとの間の軸方向の距離は、電極13bと電極13cとの間の距離に対応している。したがって、図1に示されるように、回転軸30を加熱パイプ12内に挿入すると、支持ロッド36a,36bおよび36cを、電極13a,13bおよび13cの位置に位置決めすることができる。
回転軸30の一端部側には、帯状の2つの掻き取り板41が対となって設けられている。それぞれの掻き取り板41は、加熱パイプ12の内周面に沿って軸方向に配置され、支持ロッド36aと支持ロッド36bとに両端部が取り付けられるとともに、支持ロッド38により長手方向中央部が取り付けられる。回転軸30の他端部側には、2つの掻き取り板42が対となって設けられている。それぞれの掻き取り板42は、掻き取り板41と同様に、加熱パイプ12の内周面に沿って軸方向に配置され、支持ロッド36bと支持ロッド36cとに両端部が取り付けられるとともに、支持ロッド38により長手方向中央部が取り付けられる。図2に示される回転軸30には、2枚の掻き取り板41からなる掻き取り板対と、2枚の掻き取り板42からなる掻き取り板対の2対が設けられており、2対の掻き取り板対は、回転方向に90度位相がずれている。このように、回転軸30には、掻き取り板対が複数対設けられている。それぞれの掻き取り板41,42には、支持ロッドの先端部に設けられた小径部が入り込む嵌合孔43が形成されている。
支持ロッドと芯出しロッドを含めた回転軸30の材質と、掻き取り板41,42の材質としては、電極からの電流が流れないようにするために絶縁材料が使用される。その材質としては、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリエーテルエーテルケトン、またはポリフェニレンサルファイドの何れかを使用することができる。また、回転軸30として金属材料を使用することも可能であり、その場合には、表面に絶縁層を被覆する。絶縁層の材質としては、上述したポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリエーテルエーテルケトン、またはポリフェニレンサルファイドの何れかを使用することができる。
回転軸30の回転方向を、図2において矢印で示す方向とすると、図1においては回転軸30が90度回転した状態となって示されている。それぞれの掻き取り板41,42の回転方向前方側の側面には、外面から内面に向けて回転方向後方側に角度θ傾斜した傾斜面44が形成されており、傾斜面44と外面との交差部により掻き取りエッジ45が形成されている。図4および図5に示されるように、掻き取り板41,42の側面に形成された掻き取りエッジ45は加熱パイプの内周面に接触している。傾斜角度θとしては、図示する場合には45度に設定されている。
図4(A)に示されるように、2本の支持ロッド36aの先端面間の寸法をL0とし、2本の芯出しロッド37aの先端面間の寸法をL1とすると、寸法L1は加熱パイプ12の内径にほぼ対応している。他の2本の芯出しロッド37cの先端面間の寸法もL1となっており、他の支持ロッド36b,36cの先端面間の寸法もL0となっている。支持ロッドの先端面間の寸法L0は、芯出しロッドの先端面間の寸法L1よりも小さく設定されており、掻き取り板41,42と加熱パイプ12の内周面との間には、隙間46が設けられている。それぞれの芯出しロッド37a,37cは、電極13a,13cの内周面に位置することになる。これにより、それぞれの芯出しロッド37a,37cの先端が電極13a,13cの内周面に接触し、回転軸30は両端部で芯出しロッド37a,37cを介して電極13a,13cに支持されることになる。電極13a〜13cは、金属製であり、樹脂製のスペーサ14a〜14dよりも硬度が高く、耐摩耗性がスペーサよりも大きい。芯出しロッド37a,37bをスペーサの内周面に接触させることなく、電極の内周面に接触させることにより、スペーサの内周面に接触させる場合に比して回転軸30の耐久性を高めることができる。
電極13a〜13cの内周面に表面硬化処理を施すと、電極13a〜13cの耐摩耗性を更に向上させることができる。絶縁性の表面硬化処理層を電極13a〜13cの内周面に施す場合には、電極13a〜13cの食品搬送材料方向の中央部分のみに表面硬化処理層を施すようにする。一方、導電性の表面硬化処理層を電極13a〜13cの内周面に施す場合には、内周面全体に表面硬化処理層を施すようにしても良い。
図6に示すように、芯出しロッド37cの外径dは電極13cの幅寸法Wよりも小さく設定されており、芯出しロッド37cの先端面は外方に突出した凸面39となっている。つまり、食品搬送方向の中央部分が外方に突出している。そして、芯出しロッド37cの回転方向は電極の内周面に対応した湾曲面となっている。他の芯出しロッド37aも同様となっている。したがって、電極13a,13cの内周面エッジが芯出しロッド37a,37cにより部分的にでも覆われることがなくなる。食品材料を介して電極13a〜13cの間に流れる電流Fは、電極13a〜13cの内周面のエッジEの部分から主として流れることになるので、エッジEの部分が芯出しロッド37a,37cの先端面に覆われたり、邪魔されたりすることなく、確実に食品材料を通電加熱することができる。
このように、外径dを幅寸法Wよりも小さくすることにより、食品材料の搬送方向における芯出しロッド37cの先端接触面の幅寸法を、電極の搬送方向の幅寸法よりも小さい寸法としている。ただし、凸面39のうち電極の内周面に接触する部分、つまり先端接触面の搬送方向における幅寸法を電極の幅寸法よりも小さくすることができれば、芯出しロッド37a,37cの基部外径は幅寸法Wよりも大きくしても良い。
それぞれの掻き取り板41,42には、図2および図3に示されるように、長手方向に延びた長孔からなる貫通孔47が複数形成されている。図5(B)に矢印で示すように、回転軸30の回転に伴って掻き取り板41,42が回転すると、加熱パイプ12の内周面に付着した食品材料は、掻き取りエッジ45により掻き取られて、内周面から剥離し、傾斜面44に案内されて流路11の中心側に案内される。中心部側に案内された食品材料は、貫通孔47を通って掻き取り板41,42と加熱パイプ12の内周面との間の隙間46に戻されることになる。これにより、加熱パイプ12の内周面に食品材料が付着することが防止されるとともに、流動状態の食品材料が隙間46に常に供給されることになる。この隙間46は、加熱パイプ12内の流路11の外周部であり、中心部よりも大電流が流れるので、隙間46に食品材料を案内することにより、効率的に食品材料を加熱することができる。
上述したジュール加熱装置10は、フラワーペースト等のように加熱すると糊化する食品材料を通電加熱する場合に適用することができる。フラワーペーストは、小麦粉、ココアおよび卵等を撹拌して食品材料が準備される。準備されたフラワーペーストの食品材料は、例えば、図示しないホッパに投入され、このホッパからポンプにより連通パイプ18に連続的に供給される。連通パイプ18から加熱パイプ12内に供給されたフラワーペーストの食品材料は、電動モータにより回転軸30を回転駆動することによって、4枚の掻き取り板41,42が回転駆動された状態のもとで、流路11内を上流側から下流側に向けて搬送される。電源ユニット15から電極13a〜13cに電力を供給すると、電極間には食品材料を介して電流が流れて、食品材料は通電加熱される。
食品材料は、澱粉を含んでいるので、例えば、60〜70℃程度の温度にまで加熱されると、澱粉が糊化つまりα化して加熱パイプ12の内周面に付着することになる。糊化した澱粉が加熱パイプ12の内周面に付着したままとなると、その部分が過加熱されるのに対し、流路11の径方向中央部を流れる食品材料は所定の温度まで加熱されなくなる。このジュール加熱装置10は、流路11内に掻き取り板41,42が加熱パイプ12の内周面に沿って軸方向に配置されており、掻き取り板41,42の側面に設けられた掻き取りエッジ45により加熱パイプ12の内周面に付着した食品材料が掻き落とされる。掻き落とされた食品材料は、傾斜面44により流路11の中央部に案内されるとともに、図5(B)に矢印で示すように、貫通孔47を通って引き寄せられるようにして隙間46に供給される。これにより、食品材料が糊化しても、糊化した食品材料が加熱パイプ12の内周面に付着することが防止されるとともに、流路11内の食品材料は撹拌されて下流側に連続的に搬送される。食品材料が下流側から搬出されるまでに、食品材料を調理温度よりも高い90〜130℃殺菌温度まで連続的に通電加熱される。
図7〜図9は、ジュール加熱装置の変形例である回転軸を示す。これらの図においては上述したジュール加熱装置の構成部材と共通する部材には、同一の符号が付されている。
図7に示される支持ロッド36a,36bには、それぞれ掻き取り板41の両端部が図2に示した場合と同様に取り付けられ、支持ロッド36b,36cには、それぞれ掻き取り板42の両端部が図2に示した場合と同様に取り付けられる。それぞれの掻き取り板41,42は、図2および図3に示したものと同様の形状となっている。さらに、図2に示した回転軸30と同様に、回転軸30の先端部には芯出しロッド37aが径方向に突出し、回転軸30の後端部には芯出しロッド37cが径方向に突出している。
回転軸30の先端部には、図7に示されるように、円錐形状の尖端凸部51が設けられており、連通パイプ18を流入側とした場合には、図2に示すように、回転軸30の先端部を平坦とした場合に比して、回転軸30の先端部に食品材料が付着しないようになっている。
支持ロッド36aおよび芯出しロッド37aは、図8および図9に示されるように、回転方向に沿った外周面が流線型となっている。他の支持ロッド36b,36c、他の芯出しロッド37c、および支持ロッド38も同様の形状となっている。それぞれの支持ロッドと芯出しロッドの食品材料の搬送方向前面側の外周面52と、搬送方向後面側の外周面53は、それぞれ流線型となっており、それぞれの回転方向の幅寸法を図8(A)に示されるようにd1とし、搬送方向の幅寸法を図8(B)に示されるようにd2とすると、回転方向の幅寸法d1は、搬送方向の幅寸法d2よりも大きくなっている。
図2に示した支持ロッドと芯出しロッドが断面円形であるのに対し、図7〜図9に示した支持ロッドと芯出しロッドは、それぞれの外周面52,53の曲率半径が断面円形の場合よりも大きい値に設定されている。図7〜図9に示すように、外周面52,53を流線型とし、両方の外周面52,53が交わる交叉線54,55により撹拌エッジが形成される。撹拌エッジとしての交叉線54は回転方向の一方側に位置し、交叉線55は他方側に位置する。したがって、回転軸30により掻き取り板41,42を回転させるときに、断面円形とした場合に比して、支持ロッドおよび撹拌ロッドに、食品材料が付着することを抑制することができる。
支持ロッド36a〜36cの厚み寸法は、図9に示されるように、嵌合孔43の内径よりも小さい寸法となっている。それぞれの支持ロッドの先端部には、嵌合孔43に嵌合する小径部56が設けられており、小径部56は嵌合孔43の内径に対応した長径部と、これよりも幅寸法が小さく設定された短径部とを有している。芯出しロッド37a,37cの先端部にも、支持ロッドと同様の小径部57が設けられており、支持ロッドと同一の素材を用いて芯出しロッドを製造することができる。ただし、図8(A)に示すように、芯出しロッド37a,37cの小径部57の先端面は、電極の内周面に対応させて円周方向に湾曲しており、さらに、図6に示した場合と同様に食品搬送方向に突出した凸面となっている。
図10は他の変形例であるジュール加熱装置の一部を示す断面図であり、図11は図10における11−11線断面図であり、図12(A)は図10における部分12の拡大断面図であり、図12(B),図12(C)は、図12(A)に示した電極の内面加工工程を示す断面図である。
図10には、図1に示されたリング状の電極13aと、その両側に配置されるスペーサ14a,14cの一部に相当する部分が拡大して示されている。電極13aは、図10および図11に示されるように、内部に冷却液循環流路64が環状に形成されている。電極13aには給電線を接続するためのねじ孔26に加え、冷却液を循環させるためのねじ孔65が設けられている。ねじ孔26には、給電線が接続された給電プラグが取り付けられる。一方、2つのねじ孔65には、冷却液を案内する配管の継手が取り付けられ、一方のねじ孔65に取り付けられる供給側の配管から供給された冷却液は、冷却液循環流路64を流れて、他方のねじ孔65に取り付けられる排出側の配管に吐出される。このようにして冷却液循環流路64を流れる冷却液により電極13bは冷却される。
電極13aの両端面とスペーサ14a,14cとの間には、シール部材66が配置されている。それぞれのシール部材66は、環状となっており、両面には位置決め用の突起67が設けられている。
電極13aの内周面は、軸方向中央部の硬質材面68と、その両側の通電面69とを有している。硬質材面68は、内側リング61の内周面に形成された凹溝に硬質材からなる硬質材層70を設けることにより形成されている。硬質材層70を形成するための硬質材としては、硬質セラミックスとしてのタングステンカーバイド(WC)が用いられている。ただし、硬質材としては、これに限られることなく、窒化チタン(TiN)等の他の硬質セラミックスを用いても良い。
電極13aの硬質材面68には、図2および図9に示した芯出しロッド37aの先端面が接触する。このように、芯出しロッド37aの先端面を硬質材面68に接触させるようにすると、芯出しロッド37aの先端面をチタン製の電極の内周面に直接接触させる場合と比較して、電極13aの内周面のうち芯出しロッド37aの先端面が接触する部分の耐摩耗性を高めることができ、電極13aの耐久性を向上させることができる。
電極13aの内周面の両端部に設けられた通電面69は、硬質材層70が設けられておらず、露出されている。図6に示したように、食品材料を介して電極13a〜13cの間を流れる電流は、電極13a〜13cの内周面のエッジの部分から主として流れることになるので、硬質材層70が電極13aの内周面の軸方向中央部分に設けられていても、確実に食品材料を通電加熱することができる。図示する電極13aの軸方向の厚み寸法は、約20mmであり、硬質材層70の径方向の厚み寸法は、約0.15mmである。
電極13aに硬質材層70を形成するには、図12(B)に示すように、電極13aの内周面に環状の凹溝71を形成する。この状態のもとで、内側リング61の内周面全体に溶射等の表面処理技術によって、図12(C)に示すように、硬質材70aをコーティングする。コーティングされたときには、内周面の両端部の通電面69にも硬質材70aがコーティングされることになるので、通電面69にコーティングされた硬質材70aを除去するために、内周面全体を研削加工して、通電面69を露出させる。これにより、図12(A)に示されるように、内周面の両端部に通電面69が露出され、中央部に硬質材層70からなる硬質材面68が形成される。
図10〜図12は、図1に示された電極13aを示しているが、電極13cも同様の構造となっている。
図13は、さらに他の変形例であるジュール加熱装置における電極を示す断面図であり、図1に示された電極13aに相当する部分を示している。ただし、他の電極13cも同様の構造となっている。電極13aは、内側リング61と外側リング62とを有しており、内側リング61は外側リング62の内周面に密着した状態となって嵌合されている。外側リング62はチタンまたはステンレス等の他の導電性の金属により形成されている。内側リング61はタングステンカーバイド(WC)により形成されており、内側リング61は、図11および図12にした電極と相違して、内側リング61自体が硬質材により形成され、その内周面は硬質材面68となっている。
内側リング61の外周面の軸方向中央部には、環状溝63が形成されており、環状溝63と外側リング62の内周面とにより冷却液循環流路64が形成されている。内側リング61はチタンにより形成されており、通電リング72は、チタンにより形成されており、通電リング72の内周面は通電面69となっている。さらに、この電極13aは、2つの通電リング72を有しており、通電リング72は、内側リング61および外側リング62の端面に、シール部材73を介して突き当てられる。このように、硬質材面68と通電面69は、図13に示す電極においては、別の部材により形成されている。
通電リング72は導電性材料からなるねじ部材74により外側リング62に締結されており、通電リング72は導電性材料からなる外側リング62にねじ部材74を介して電気的に接続される。
上述のように、電極の内周面に硬質材層70を設けてその内面により硬質材面68を形成するようにしても良く、電極を構成する部材である内側リング61自体を硬質材により形成し、硬質材の内面により硬質材面68を形成するようにしても良い。図1に示した電極13bには芯出しロッド37aは接触しないが、この電極13bも、図10〜図13に示した構造のものを使用するようにしても良い。
また、図1および図6に示した電極のように内側リングと外側リングとを有しておらず、一体型となって電極においても、その内周面の中央部分に硬質材面68を設け、軸方向の両端部に通電面69を設けるようにしても良い。
図14は変形例であるジュール加熱装置の一部を示す断面図であり、図14には2つの掻き取り板41の部分が示されている。このジュール加熱装置においては、芯出しロッド37a,37cが、設けられておらず、掻き取り板41を加熱パイプ12の内周面に接触させることにより、回転軸30が加熱パイプ12に芯出しされて支持される。支持ロッド36a,36b,38は、嵌合溝43aに嵌合されており、支持ロッドの先端面は加熱パイプ12の内周面には露出していない。このように、回転軸30の芯出しを芯出しロッドに代えて、掻き取り板41により行うようにしても良く、回転軸30の芯出し形態としては、掻き取り板41により芯出しを行う形態と、芯出しロッドを用いる形態とがある。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述したジュール加熱装置10は、4本の掻き取り板を有しているが、少なくとも1枚の掻き取り板を加熱パイプ12内に設けることにより、食品材料の糊化に起因した加熱パイプ内周面への付着を防止することができる。
10 ジュール加熱装置
11 流路
12 加熱パイプ
13a〜13c 電極
14a〜14d スペーサ
15 電源ユニット
18,19 連通パイプ
21 締結ロッド
30 回転軸
31 モータシャフト
36a,36c 支持ロッド
37a,37c 芯出しロッド
39 凸面
41,42 掻き取り板
44 傾斜面
45 掻き取りエッジ
46 隙間
47 貫通孔
52,53 外周面
54,55 交叉線(撹拌エッジ)
61 内側リング
62 外側リング
64 冷却液循環流路
68 硬質材面
69 通電面
70 硬質材層

Claims (11)

  1. 加熱すると糊化する食品材料を加熱パイプ内に連続的に搬送させながら食品材料を通電加熱するジュール加熱装置であって、
    複数のリング状の電極と絶縁材料からなる円筒形状のスペーサとを備え、内部に食品材料を搬送する流路が設けられた加熱パイプと、
    前記加熱パイプに前記流路の中心部に位置させて設けられ、回転駆動源により回転駆動される回転軸と、
    前記回転軸の径方向外方に突出する支持ロッドに取り付けられ、前記加熱パイプの内周面に沿って軸方向に配置される掻き取り板と、
    前記回転軸に径方向外方に突出して設けられ、先端面が前記リング状の電極の内周面に接触する芯出しロッドと、を有し、
    前記掻き取り板の回転方向前方側の側面に前記加熱パイプの内周面に接触する掻き取りエッジを設け、
    食品材料の搬送方向における前記芯出しロッドの先端接触面の幅寸法を、前記リング状の電極の前記搬送方向の幅寸法よりも小さい寸法とした、ジュール加熱装置。
  2. 請求項1記載のジュール加熱装置において、前記掻き取り板により剥離されて前記流路の中心側に戻された食品材料を前記掻き取り板と前記加熱パイプの内周面との間に案内する貫通孔を前記掻き取り板に設けた、ジュール加熱装置。
  3. 請求項1または2記載のジュール加熱装置において、前記芯出しロッドおよび前記支持ロッドの回転方向に沿った外周面を流線型とした、ジュール加熱装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のジュール加熱装置において、前記電極の内周面のうち前記芯出しロッドが接触する部分に硬質材からなる硬質材面を形成した、ジュール加熱装置。
  5. 請求項4記載のジュール加熱装置において、前記電極の内周面に凹溝を形成し、前記凹溝内に硬質材からなる硬質材層をコーティングし、前記硬質材層の内周面により前記硬質材面を形成した、ジュール加熱装置。
  6. 加熱すると糊化する食品材料を加熱パイプ内に連続的に搬送させながら食品材料を通電加熱するジュール加熱装置であって、
    複数のリング状の電極と絶縁材料からなる円筒形状のスペーサとを備え、内部に食品材料を搬送する流路が設けられた加熱パイプと、
    前記加熱パイプに前記流路の中心部に位置させて設けられ、回転駆動源により回転駆動される回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、前記加熱パイプの内周面に沿って軸方向に配置される掻き取り板と、を有し、
    前記掻き取り板の回転方向前方側の側面に前記加熱パイプの内周面に接触する掻き取りエッジを設け、
    前記掻き取り板により剥離されて前記流路の中心側に戻された食品材料を前記掻き取り板と前記加熱パイプの内周面との間に案内する貫通孔を前記掻き取り板に設けた、ジュール加熱装置。
  7. 請求項記載のジュール加熱装置において、搬送方向前面側の前記外周面と搬送方向後面側の前記外周面とが交わる交叉線により撹拌エッジを形成した、ジュール加熱装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のジュール加熱装置において、前記回転軸に回転方向に位相をずらして対をなして複数の前記掻き取り板を前記回転軸に設けた、ジュール加熱装置。
  9. 請求項8記載のジュール加熱装置において、複数の前記掻き取り板により対をなす掻き取り板対を軸方向に隣り合わせて前記回転軸に複数対設け、軸方向に隣り合う掻き取り板対における前記掻き取り板を回転方向に位相をずらした、ジュール加熱装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のジュール加熱装置において、前記掻き取り板の端部を前記電極の内周面に位置させた、ジュール加熱装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のジュール加熱装置において、食品材料を調理温度よりも高い90〜130℃の殺菌温度にまで連続的に加熱する、ジュール加熱装置。
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