JP6184354B2 - 移動制御装置、移動制御方法及び移動制御システム - Google Patents

移動制御装置、移動制御方法及び移動制御システム Download PDF

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Description

本発明は、移動制御装置、移動制御方法及び移動制御システムに関する。
従来、広告において、その広告効果を高めるために様々な広告形態が存在する。その一つとして、飛行船、飛行機、自動車、トラック、自転車等の移動物体に広告を付し、任意の経路を移動させることでより人目に付きやすくするといった移動式の広告が知られている。さらに、こういった移動物体に広告表示媒体としてデジタルサイネージ(電子看板)を搭載することでより広告効果を高めるといった技術も存在する。
特開平9−244566号公報 特開2012−014602号公報
しかしながら、上記の従来技術では、広告効果を高めることができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、移動物体が任意の経路を移動するに過ぎず、移動経路上に必ずしも広告に注目し得る人物が存在するとは限らない。また、広告に注目し得る人物が存在する場合であっても、広告情報の付された移動物体が、かかる人物の視界に入る場所に移動できるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告効果を高めることができる移動制御装置、移動制御方法及び移動制御システムを提供することを目的とする。
本願に係る移動制御装置は、情報提供対象の候補が所在する地図上の位置を探査する探査部と、前記探査部により探査された地図上の位置に基づいて、情報を提供する移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する決定部と、前記決定部によって決定された移動態様により移動するよう前記移動物体に指示する指示部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、広告効果を高めることができる効果を奏する。
図1は、実施形態に係る移動制御処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る移動制御システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る移動制御装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る地図情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る配信情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る移動制御装置による移動制御処理手順を示すフローチャートである。 図7は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。 図8は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。 図9は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。 図10は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。 図11は、実施形態の変形例に係る移動制御装置とSNSサーバ装置との連携の一例を示す図である。 図12は、移動制御装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る移動制御装置、移動制御方法及び移動制御システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る移動制御装置、移動制御方法及び移動制御システムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.移動制御処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る移動制御処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る移動制御処理の一例を示す図である。図1では、移動制御装置100によって移動制御処理が行われる例を示す。
図1に示すように、移動物体A01として、飛行船を例示する。なお、移動物体A01は、自律型飛行船ロボットであるものとする。また、移動物体A01は、広告コンテンツC10を提供する。広告コンテンツC10は、企業や商品の宣伝広告、交通情報、エリア情報、天気予報などを含む各種広告情報であり、移動物体A01に直接記載されていてもよいし、デジタルサイネージによって表示されていてもよい。そして、移動物体A01は、広告情報を提供しながら所定のエリアを移動する。なお、移動物体A01は、飛行船に限るものではなく、飛行機、ヘリコプター、バイク、自転車、四足歩行ロボットなどであってもよく、また、有人、無人のいずれであってもよい。
また、図1の例において、端末装置101は、情報提供対象の候補であるユーザU101に利用される情報処理端末である。端末装置101は、電源がONの状態であれば常に電波を発信しているものとする。
まず、移動制御装置100は、情報提供対象の候補をセンシング(探査)する(ステップS11)。具体的には、移動制御装置100は、端末装置101から発信される電波を取得することにより情報提供対象の候補をセンシングする。そして、移動制御装置100は、電波の分布情報に基づいて、情報提供対象の候補であるユーザU101が所在する地図上の位置である位置情報を取得する。
同様に、移動制御装置100は、ユーザU102、U103、・・・、U10n(nは任意の数)が利用する端末装置102、103、・・・、10nから発信される電波を取得することにより、ユーザU102、U103、・・・、U10nが所在する位置情報を取得する。なお、以下では、ユーザU101、U102、U103、・・・、U10nを区別する必要のないときは、これらを総称して「ユーザU10」と表記する場合がある。また、端末装置102、103、・・・、10nを区別する必要のないときは、これらを総称して「端末装置10」と表記する場合がある。
続いて、移動制御装置100は、センシングによる結果と、ユーザU10が所在するエリアの地図情報とに基づいて、情報を提供する移動物体A01の移動経路を決定する(ステップS12)。具体的には、移動制御装置100は、ユーザU10の位置情報と地図情報とに基づいて、広告コンテンツC10がユーザU10の視界に入りやすいと想定される目的地D01を算出する。そして、移動制御装置100は、移動物体A01の移動経路として、目的地D01に向かうような移動方向M01を決定する。
ここで、ユーザU10が所在するエリアの地図情報とは、移動制御装置100がセンシングする範囲における地形や、建築物の情報や、道路情報等を含む。移動制御装置100は、かかる地図情報を予め保持しているものとする。例えば、移動制御装置100は、センシングの結果によるユーザU10の位置情報と、ユーザU10が所在するエリアの地図情報とを参照することにより、ユーザU10の多くが所定の道路上に分布していることを認識する。すなわち、情報制御装置100は、道路上におけるユーザU10の分布を特定し、特定した分布のうち、ユーザU10が最も多く所在する道路(以下、所定の道路と記載する場合がある)を特定する。ここで、ユーザU10が所定の道路上に多数分布している場合、ユーザU10の視線は、かかる道路の延長線上に向けられることが想定される。そこで、情報制御装置100は、想定されるユーザU10の視線方向に基づいて算出される位置、例えば、所定の道路の延長線上を目的地D01として特定する。なお、移動制御装置100は、より多くのユーザU10の想定される視線方向に基づいて、目的地D01を算出する。すなわち、図1に示す例では、ユーザU101、U102、U103が所在する道路上に多くのユーザU10が所在することから、移動制御装置100は、かかる道路の延長線上にある目的地D01を算出する。
続いて、移動制御装置100は、決定した移動経路に基づいて移動物体A01の移動を制御する(ステップS13)。そして、移動制御装置100は、センシングされたユーザU10に対して所定の情報を配信する(ステップS14)。
このように、実施形態に係る移動制御装置100は、端末装置10から発信される電波を取得することによって情報提供対象の候補であるユーザU10の地図上の位置をセンシングする。そして、実施形態に係る移動制御装置100は、センシングによる結果と、ユーザU10が所在するエリアの地図情報とに基づいて、広告コンテンツC10がユーザU10の視界に入りやすいと想定される目的地D01を算出する。そして、移動制御装置100は、移動物体A01を目的地D01へと移動させる。このため、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告コンテンツC10が人目に付く機会を多くすることができる。すなわち、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告の広告効果を高めることができる。
〔2.移動制御システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る移動制御システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る移動制御システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、移動制御システム1は、端末装置10と、移動制御装置100とを含む。端末装置10と、移動制御装置100とは、ネットワークNを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す移動制御システムには、複数台の端末装置10が含まれてもよい。
端末装置10は、情報提供対象の候補であるユーザU10によって利用される情報処理端末装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォンなどの携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。
移動制御装置100は、図1を用いて説明したように、ユーザU10をセンシングし、センシングした結果に基づいて移動物体A01の移動経路を決定し、移動物体A01の移動を制御する情報処理装置である。
〔3.移動制御装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る移動制御装置100について説明する。図3は、実施形態に係る移動制御装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、移動制御装置100は、通信部110と、記憶部120と、移動制御部130と、探査装置140とを有する。
制御部A10は、移動物体A01が有しており、移動物体A01の移動に関する各種制御を行う。例えば、制御部A10は、移動物体A01の移動速度、移動高度、移動方向などを制御する。
〔3−1.通信部〕
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、図示を省略したネットワークNと有線又は無線で接続される。
〔3−2.記憶部〕
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、地図情報記憶部121と、配信情報記憶部122とを有する。
〔3−2(1).地図情報記憶部〕
地図情報記憶部121は、情報提供対象の候補が所在するエリアの地図情報を記憶する。具体的には、地図情報記憶部121は、移動制御装置100がセンシングする範囲における地形や、建築物の情報や、道路情報等である。移動制御装置100は、地図情報記憶部121に記憶されている地図情報を参照することにより、例えば、ユーザU10が所在する道路の向きなどを認識することができる。
〔3−2(2).配信情報記憶部〕
配信情報記憶部122は、配信部134によって端末装置10へ配信される各種情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る配信情報記憶部122の一例を示す。図4は、実施形態に係る配信情報記憶部122の一例を示す図である。図4に示した例では、配信情報記憶部122は、「情報ID」、「URL(Uniform Resource Locator)」といった項目を有する。
「情報ID」は、各種情報を識別するための識別情報を示す。「URL」は、各種情報が掲載されたウェブページのURLのデータである。
すなわち、図4に示した例では、情報ID「a01」で識別される配信情報は、URL「www.aaa.com」で示されるウェブページに係る情報であることを示す。
〔3−3.移動制御部〕
図3に戻って説明を続ける。移動制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、移動制御装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(移動制御プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、移動制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、移動制御部130は、探査部131と、決定部132と、指示部133と、配信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、移動制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、移動制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
〔3−3(1).探査部〕
探査部131は、後述する探査装置140を用いて、情報提供対象の候補であるユーザU10が所在する地図上の位置を探査する。具体的には、探査部131は、ユーザU10が利用する端末装置10から発信される電波を取得することで、ユーザU10の所在する位置をセンシングする。そして、探査部131は、ユーザU10の位置情報を決定部132へ送信する。例えば、探査部131は、ユーザU10が所在する地図上の位置である位置情報を、例えば座標形式で決定部132へ送信する。また、探査部131は、探査装置140が複数のアンテナを有する電波受信器である場合には、複数のアンテナが電波を受信したタイミングの差分に基づいて、端末装置10の位置を取得してもよい。
〔3−3(2).決定部〕
決定部132は、探査部131により探査された地図上の位置に基づいて、情報を提供する移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定する。具体的には、決定部132は、探査部131による探査結果に基づいて、移動態様として移動物体A01の移動経路を決定する。ここで、視認率とは、ユーザU10によって移動物体A01が視認される確率や期待値を示す値である。例えば、決定部132は、探査されたユーザU10の数に基づいて、ユーザU10に移動物体A01が視認される確率や期待価を視認率として算出し、算出した視認率がより高くなるように移動態様を決定する。すなわち、決定部132は、より多くのユーザU10から視認されるとより期待される場所を移動先とするように移動態様を決定する。すなわち、決定部132は、探査部131による探査の結果と、ユーザU10が所在するエリアの地図情報とに基づいて、移動物体A01の視認率がより高くなる場所である目的地D01を算出する。そして、決定部132は、算出した目的地D01に移動物体A01を向かわせるように、移動物体A01の移動経路を決定する。なお、目的地D01は、ユーザU10が道路上に存在する場合、ユーザU10が所在するエリアにおける道路の向きの延長線上に位置することが想定される。すなわち、決定部132は、ユーザU10が所在する道路の向きに基づいて、移動物体A01の視認率がより高くなる移動経路を決定する。なお、決定部132は、予め知られている人間の視野モデル(人間の視覚特性に基づく視野範囲とその形状)等に基づいて、ユーザU10の視線方向を予測することにより、視認率を算出してもよい。
また、決定部132は、想定されるユーザU10の視線方向が複数存在する場合には、それぞれの視線方向に対応する位置を移動するように移動経路を決定してもよい。すなわち、決定部132は、想定されるユーザU10の視線方向が複数存在する場合には、目的地D01に限らず、目的地D02や、目的地D03を算出することができる。そして、決定部132は、目的地D01や、目的地D02や、目的地D03を経由する移動経路を決定する。
さらに、決定部132は、探査部131によって探査されたユーザU10の数に基づいて、移動物体A01の移動態様を決定することもできる。例えば、決定部132は、探査部131によって探査されたユーザU10の分布を特定し、特定した分布から、ユーザU10が多く集まる複数の領域を特定する。続いて、決定部132は、特定した領域ごとに、ユーザU10の視線が集まると想定される複数の場所をそれぞれ特定する。そして、決定部132は、特定した場所の重心となる位置を目的地D01とする。なお、決定部132は、特定した複数の場所のそれぞれについて、かかる場所に視線を集めると想定したユーザU10の数に基づいて、重みづけを行った重心位置を目的地D01としてもよい。例えば、決定部132は、100人のユーザが集まる領域から視認しやすい位置D03と、200人のユーザが集まる領域から視認しやすい位置D04とを特定した場合は、D03とD04とを結ぶ線をD03から2:1に分割する点を目的地D01としてもよい。そして、決定部132は、算出した目的地D01に移動物体A01を向かわせるように、移動物体A01の移動経路を決定する。
〔3−3(3).指示部〕
指示部133は、決定部132によって決定された移動態様により移動するよう移動物体A01に指示する。具体的には、指示部133は、移動物体A01が有する制御部A10に対して、決定部132によって決定された移動経路データを送信する。なお、指示部133は、決定部132によって決定された移動経路を複数回巡回するように制御部A10に指示してもよい。
また、指示部133は、移動物体A01が決定部132によって決定された移動経路を移動し終わった場合には、さらに異なるユーザU10が所在すると想定される位置へ移動物体A01を移動させるよう、制御部A10に指示してもよい。
〔3−3(4).配信部〕
配信部134は、探査部131によって地図上の位置が探査された情報提供対象の候補であるユーザU10に対して情報を配信する。具体的には、配信部134は、決定部132によって決定された移動経路上において、探査部131によって探査されたユーザU10の端末装置10へ、例えば広告情報などの所定の情報を配信する。
例えば、配信部134は、移動物体A01に所定のメールアドレスを表示する。そして、配信部134は、かかるメールアドレスにメールを送信したユーザU10が操作する端末装置10に、所定の広告情報を配信する。なお、配信部134を経由することなく、移動物体A01に広告情報に関するウェブページのURLやQRコード(登録商標)を表示することにより、ユーザU10が端末装置10を用いて広告情報を取得できるようにしてもよい。
また、配信部134は、所定の広告情報とともに移動物体A01によって撮影された撮影画像を配信してもよい。
例えば、配信部134は、移動物体A01に撮像装置(例えば、カメラ)が搭載される場合、移動物体A01によって撮影された撮影画像を所定の広告情報とともに端末装置10に配信する。かかる撮影画像は、例えば、上空から移動物体A01がユーザU10の周辺を撮像した画像である。ユーザU10は、かかる撮影画像を、端末装置10を通じて視認する。これにより、配信部134は、ユーザU10に移動物体A01への興味を促すことができる。
〔3−4.探査装置〕
探査装置140は、端末装置10を探査する手段である。例えば、探査装置140は、端末装置10が発信する電波を感知するアンテナを有する電波受信機である。なお、移動制御装置100は、探査装置140が電波を取得する際に、後述するGPS(Global Positioning System)等を用いた測位情報を端末装置10から取得することにより端末装置10を探査してもよい。
〔4.移動制御システムの処理手順〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る移動制御装置による処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る移動制御装置100による移動制御処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、探査部131は、端末装置10から発信される電波を用いて、端末装置10の地図上の位置を探査する(ステップS101)。すなわち、探査部131は、探査した端末装置10の位置に基づいて、ユーザU10の位置情報を取得する。
続いて、決定部132は、探査部131による探査の結果であるユーザU10の位置情報と、地図情報記憶部121に記憶する地図情報とを参照する(ステップS102)。そして、決定部132は、かかる位置情報と地図情報とに基づいて、移動物体A01の目的地D01を算出する(ステップS103)。そして、決定部132は、算出した目的地D01に移動物体A01を向かわせるように、移動物体A01の移動経路を決定する(ステップS104)。
指示部133は、決定部132によって移動経路が決定された場合に、決定された移動経路に基づいて移動物体A01を移動させるよう制御部A10に指示する(ステップS105)。以上により、実施形態に係る移動制御装置100による移動物体A01の移動制御処理手順は終了する。
〔5.変形例〕
上述した実施例に係る移動制御装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、移動制御装置100の他の実施例について説明する。
〔5−1.センシング(1)〕
上述した探査部131は、端末装置10から発信される電波に基づいてユーザU10の地図上の位置をセンシングする例を示した。しかし、探査部131は、人物や乗り物の撮影画像に基づいたセンシングを行ってもよい。
例えば、探査部131は、移動物体A01に搭載されたカメラを制御することによって地上を撮影する。そして、探査部131は、撮影した画像データを決定部132へ送信する。続いて、決定部132は、受け付けた画像データに基づいて人物が多く集まっている箇所、あるいは、交通量の多い箇所を抽出する。すなわち、決定部132は、受け付けた画像データにおける人物や乗り物の分布密度に基づいて、所定の数値以上の分布密度を示す箇所をユーザU10が所在すると想定されるエリアとして特定する。そして、決定部132は、ユーザU10が所在すると想定されるエリアと地図情報とに基づいて、移動物体A01の移動経路を決定する。なお、決定部132は、人物と乗り物別々の分布密度を判定してもよいし、両方を合わせて分布密度を判定してもよい。
このように、移動制御装置100は、人物や乗り物に基づいてセンシングし、センシング結果に基づいてユーザU10の視線が集中している箇所付近を通過するような移動経路を決定する。これにより、移動制御装置100は、端末装置10から発信される電波に限られず、情報提供対象の候補を抽出することができる。すなわち、移動制御装置100は、端末装置10を利用しない人物に対しても移動物体A01によって提供される広告情報を視認させることができるため、広告情報の広告効果を高めることができる。
〔5−2.センシング(2)〕
また、探査部131は、端末装置10の端末位置情報に基づいてユーザU10をセンシングしてもよい。具体的には、探査部131は、端末装置10にGPS等の測位機能が搭載されている場合に、端末装置10から端末位置情報を取得し、取得した端末位置情報を決定部132へ送信する。
そして、決定部132は、探査部131から受け付けた端末位置情報に基づいて端末装置10の分布情報を取得する。そして、決定部132は、端末装置10の分布情報における分布密度に基づいてユーザU10が所在すると想定されるエリアを特定する。そして、決定部132は、ユーザU10が所在すると想定されるエリアと地図情報とに基づいて、移動物体A01の移動経路を決定する。
このように、移動制御装置100は、端末位置情報に基づいてセンシングすることができる。そして、移動制御装置100は、端末位置情報と、地図情報とに基づいて移動経路を決定する。この場合、移動制御装置100は、端末装置10から発信される端末装置10の端末位置情報を取得するので、より正確にユーザU10の所在する位置情報を取得することができる。これにより、移動制御装置100は、より正確にユーザU10の視線方向に対応するような移動経路を決定することができる。すなわち、移動制御装置100は、より多くのユーザU10に広告コンテンツC10を視認させることが想定されるので、かかる広告情報の広告効果を高めることができる。
〔5−3.センシング(3)〕
上述してきた探査部131によるセンシングは、電波、人物、乗り物、端末が多く集中する箇所には、ユーザU10が存在する可能性が高いという観点に基づいたセンシングといえる。ここでは、移動物体A01によって提供される広告情報に、より興味を有している可能性が高いユーザU10を広告提供対象の候補としてセンシングする例を説明する。具体的には、探査部131は、ユーザU10に対して、移動物体A01に関する情報を通知し、通知に対して応答したユーザU10をセンシングする。この点について、以下に説明する。
以下では、ユーザU10が利用する端末装置10に、移動物体A01に係る所定のアプリケーション(以下、「移動物体アプリ」と表記する場合がある)がインストールされている例を示す。
ここで、探査部131は、移動物体A01に関する情報(例えば、移動物体A01が接近している旨)を、端末装置10へプッシュ通知する。そして、端末装置10は、プッシュ通知を受信した場合に、受信したプッシュ通知を所定の形式で表示することによって、ユーザU10に移動物体A01に関する情報を知らせる。例えば、端末装置10は、「移動物体接近!」と書かれたロゴマークを表示する。なお、端末装置10は、表示ではなく、所定のアラーム音で通知してもよいし、両者を併用してもよい。
そして、端末装置10は、ユーザU10によって移動物体アプリの起動操作が行われた場合には、移動物体アプリを起動(アクティブ化)する。続いて、端末装置10は、端末位置情報を探査部131へ送信する。探査部131は、かかる端末位置情報を受信する。
そして、決定部132は、移動物体アプリが起動された端末装置10(以下、「アクティブ化された端末装置10」と表記する場合がある)から探査部131が受信した端末位置情報と地図情報とに基づいて移動経路を決定する。すなわち、決定部132は、探査部131からアクティブ化された端末装置10の端末位置情報を受け付けた場合に、受け付けた端末位置情報に基づいてユーザU10が所在すると想定されるエリアを特定することにより、移動物体A01の目的地D01を算出する。そして、決定部132は、移動物体A01を目的地D01へ向かわせるように移動経路を決定する。
このように、移動制御装置100は、プッシュ通知に応じてアクティブ化された端末装置10の端末位置情報を受信することによって、ユーザU10をセンシングする。アプリをアクティブ化したユーザU10は、移動物体A01によって提供される広告情報に興味があるためアクティブ化したことが想定される。すなわち、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報に特に興味があるユーザU10に対して広告を視認させることができる。これにより、移動制御装置100は、ターゲティングのなされた、広告効果の高い広告情報の提供をすることができる。
なお、上記の例において、探査部131は、プッシュ通知を受信したがアクティブ化されなかった端末装置10の位置を合わせて探知してもよい。そして、探査部131は、アクティブ化された端末装置10の端末位置情報と、アクティブ化されていない端末装置の端末位置情報とを取得する。この場合、決定部132は、各端末装置10がアクティブ化されたか否かに応じた重み係数を用いて、各端末装置10の端末位置に応じた経路を決定してもよい。また、決定部132は、各端末装置10の端末位置に応じた移動経路を決定し、さらに、アクティブ化された端末装置10の端末位置に応じて決定した移動経路を修正してもよい。
次に、上記の例において示したセンシングを実現するための端末装置10について、図7を用いて説明する。図7は、実施形態の変形例に係る端末装置10の構成例を示す図である。図7に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、GPS受信部14と、アプリ制御部15とを有する。
通信部11は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続される。
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。また、入力部12は、ユーザU10からアプリをアクティブ化する操作を受け付けた場合に、アプリをアクティブ化するための信号を送信部18へ送信する。出力部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12と出力部13とは一体化される。
GPS受信部14は、送信部18から端末装置10の端末位置情報要求を受け付けた場合に、送信部18へ端末位置情報を送信する。
アプリ制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(端末制御プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、アプリ制御部15は、例えば、ASICやFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
このようなアプリ制御部15は、上述した移動物体アプリを実行制御する。なお、移動物体アプリは、移動制御装置100からダウンロードされることで端末装置10にインストールされてもよいし、移動制御装置100以外のサーバ装置(例えば、各種アプリケーションを提供するサーバ装置)からダウンロードされることで端末装置10にインストールされてもよい。
アプリ制御部15は、受信部16と、表示制御部17と、送信部18とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。なお、アプリ制御部15の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、アプリ制御部15が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受信部16は、移動制御装置100からプッシュ通知される移動物体A01に関する情報を受信する。
表示制御部17は、入力部12によって受け付けられた各種操作に応じて、出力部13に各種情報を表示制御する。変形例に係る表示制御部17は、入力部12によって受け付けられた各種操作に応じて、ユーザ情報を入力するための入力画面や、移動制御装置100からのプッシュ通知や各種情報などを出力部13に表示制御する。
送信部18は、入力部12からアプリアクティブ化信号を受け付けた場合に、GPS受信部14に対して端末装置10の端末位置情報を要求する。そして、送信部18は、GPS受信部14から端末位置情報を取得した場合に、取得した端末位置情報を探査部131へ送信する。なお、端末装置10は、所定の外部サーバ装置を介して端末位置情報を探査部131へ送信してもよい。
〔5−4.移動経路の決定態様〕
上述した決定部132は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて移動経路を決定してもよい。以下では、決定部132による移動経路の決定についての異なる形態を説明する。
上記実施形態において、決定部132は、探査部131によるセンシングの結果であるユーザU10の位置情報と、地図情報である道路の向きの情報等に基づいて移動物体A01の移動経路を決定する例を示した。しかし、決定部132は、ユーザU10が所在する位置と地図情報とを比較して、ユーザU10が利用している移動手段を推定し、ユーザU10が所在する位置と、推定された移動手段とに応じて、移動物体A01の移動経路を決定することもできる。この点について、図7及び図8を用いて説明する。
図7は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。図7に示すように、探査部131は、ユーザU101、U102、U103をセンシングすることにより、ユーザU101、U102、U103の位置情報を取得する。探査部131は、かかる位置情報を決定部132に送信する。
決定部132は、探査部131によりセンシングされたユーザU101、U102、U103の位置情報と、地図情報とを比較することにより、ユーザU101、U102、U103が所定の車道上に存在することを認識する。この場合、決定部132は、ユーザU101、U102、U103が自動車を利用していると推定する。
以下では、具体例として、決定部132が、ユーザU101の所在する位置と推定された移動手段とに応じて、移動物体A01の移動経路を決定する場合について説明する。決定部132は、ユーザU101が自動車を利用していると推定した場合、地図情報である道路情報を参照することにより車道の向きを認識する。そして、決定部132は、ユーザU101が自動車を利用していると推定した場合における、ユーザU101の視線方向E101を推定する。一般的には、ユーザU101が歩行者である場合と比較して、自動車を利用しているユーザU101の視線方向E101は、遠方に向かう傾向が高いことが想定される。
そして、決定部132は、視線方向E101に基づいて目的地D10を算出する。そして、決定部132は、移動物体A01の移動経路として、目的地D10に向かうような移動方向M10を決定する。指示部133は、決定部132の決定した移動経路に従い移動物体A01に移動させるよう、制御部A10に指示する。
次に、図8を用いて、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す。図8は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。図8に示すように、探査部131は、ユーザU101、U102、U103をセンシングすることにより、ユーザU101、U102、U103の位置情報を取得する。探査部131は、かかる位置情報を決定部132に送信する。
決定部132は、探査部131によりセンシングされたユーザU101、U102、U103の位置情報と、地図情報とを比較することにより、ユーザU101、U102、U103が所定の車道上において、ごく近辺に所在することを認識する。さらに、決定部132は、ネットワークNを介して地図情報と連動するバスの運行情報等を取得している場合、ユーザU101、U102、U103の位置情報と、かかる運行情報とに基づいて、ユーザU101、U102、U103が同じバスを利用していると推定する。
以下では、具体例として、決定部132が、ユーザU101の所在する位置と推定された移動手段とに応じて、移動物体A01の移動経路を決定する場合について説明する。決定部132は、ユーザU101がバスを利用していると推定した場合、地図情報である道路情報を参照することにより車道の向きを認識する。そして、決定部132は、ユーザU101がバスを利用していると推定した場合における、ユーザU101の視線方向E201を推定する。一般的には、ユーザU101がバスを利用している場合、ユーザU101の視線方向E201は、車道の向きに直角であることが想定される。
そして、決定部132は、視線方向E201に基づいて目的地D20を算出する。そして、決定部132は、移動物体A01の移動経路として、目的地D20に向かうような移動方向M20を決定する。指示部133は、決定部132の決定した移動経路に従い移動物体A01に移動させるよう、制御部A10に指示する。
このように、移動制御装置100は、ユーザU10が所在する位置と地図情報とを比較して、ユーザU10が利用している移動手段を推定し、ユーザU10が所在する位置と、推定された移動手段とに応じて、移動物体A01の移動経路を決定する。これにより、移動制御装置100は、ユーザU10が利用する移動体の種類を判別して、ユーザU10の視界に入りやすいように移動物体A01の移動経路を決定することができる。このため、移動制御装置100は、ユーザU10の視線が集まる場所に移動物体A01を高い精度で移動させるので、広告コンテンツC10をユーザU10に視認させやすくすることができる。これにより、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報の広告効果を高めることができる。
〔5−5.移動先の予測〕
決定部132は、地図情報に基づいてユーザU10の移動先を予測し、予測した結果に基づいて移動物体A01の移動態様を決定することもできる。この点について、図9を用いて説明する。図9は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。
図9に示すように、探査部131は、ユーザU101、U102、U103、・・・、U10nをセンシングする。そして、探査部131は、ユーザU101、U102、U103、・・・、U10nの位置情報を取得する。探査部131は、かかる位置情報を決定部132に送信する。
決定部132は、探査部131によりセンシングされたユーザU101、U102、U103、・・・、U10nの位置情報と、地図情報とを参照することにより、ユーザU101、U102、U103、・・・、U10nが所定の道路上に存在することを認識する。
続いて、決定部132は、道路情報に基づいて、ユーザU101、U102、U103、・・・、U10nの所定時間後の位置を予測する。以下では、具体例として、決定部132が、ユーザU101の所定時間後の位置を予測する場合について説明する。
決定部132は、地図情報から、ユーザU101が所在する道路が歩道であることを認識する。この場合、決定部132は、ユーザU101が歩行者であると推定する。また、決定部132は、ユーザU101が所在する歩道において歩行者が移動する方向である移動方向M31を推定する。そして、決定部132は、一般的な歩行者の移動する速度からユーザU101の所定時間後の位置を算出し、ユーザU101の所定時間後の位置を予測する。図7に示す例において、ユーザU301は、決定部132により予測された所定時間後の位置に移動したユーザU101に対応するものとする。
そして、決定部132は、予測された所定時間後の位置に移動したユーザU101の視界に対応するユーザU301の視線方向E301を予測する。決定部132は、視線方向E301に基づいて、予測される目的地D30を算出する。なお、目的地D30は、所定時間後において移動物体A01が移動することのできる範囲内から算出される。そして、決定部132は、移動物体A01の移動経路として、目的地D30に向かうような移動方向M30を決定する。指示部133は、決定部132の決定した移動経路に従い移動物体A01に移動させるよう、制御部A10に指示する。
これにより、移動物体A01は、所定時間後において、ユーザU10の視線が集まる場所に正確に移動することができる。すなわち、移動制御装置100は、ユーザU10の視線が集まる場所付近で移動物体A01を移動させ続けるため、広告コンテンツC10をユーザU10に視認させやすくすることができる。これにより、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報の広告効果を高めることができる。
また、決定部132は、探査部131によってセンシングされたユーザU10が所在する地図上の位置の交通情報に基づいて、移動物体A01の移動態様を決定することもできる。この場合、決定部132は、ネットワークNを介して、地図情報と連動する道路の交通情報(例えば、道路の混雑情報)を取得する。そして、決定部132は、探査部131によってセンシングされたユーザU10が所在するエリアについて、所定時間後に、多くのユーザU10が道路の混雑などにより所定のエリアに留まることを予測する。この場合、決定部132は、ユーザU10が道路の混雑により所定のエリアに留まった場合におけるユーザU10の視線方向を予測する。すなわち、決定部132は、所定のエリアに留まった場合におけるユーザU10の視線方向において広告コンテンツC10が視認されやすいような場所を算出する。そして、決定部132は、かかる場所に向かうように移動物体A01の移動経路を決定する。例えば、決定部132は、ユーザU10の移動速度が所定の閾値以下となるレベルの渋滞が発生しているような情報を取得した場合は、道路の先ではなく、ユーザU10の横方向に移動物体A01を移動させるような移動経路を決定する。
このように、移動制御装置100は、地図情報とともに交通情報を用いることによっても、ユーザU10の視線が集まる場所付近で移動物体A01を移動させ続けることができる。すなわち、移動制御装置100は、広告コンテンツC10をユーザU10に視認させやすくするので、広告情報の広告効果を高めることができる。
〔5−6.イベント情報等〕
また、決定部132は、広告を提供するエリアにおけるイベント情報に基づいて、移動物体A01の移動態様を決定することもできる。この場合、決定部132は、ネットワークNを介して、地図情報と連動する施設のイベント情報を取得する。この点について、図10を用いて説明する。図10は、実施形態の変形例に係る移動制御処理の一例を示す図である。
移動物体A01は、イベントの開催によって多数の人が集まる施設(例えば球場や競技場など)の近辺を移動する場合がある。図10に示す例では、移動物体A01は、イベントが開催されている競技場200の近辺を移動する。この場合、決定部132は、保持する地図情報と取得したイベント情報に基づいて移動物体A01の移動経路を決定することができる。
すなわち、決定部132は、保持する地図情報に基づいて、競技場200の位置を認識する。また、決定部132は、取得したイベント情報に基づいて、競技場200に多数の人が集まる日時を認識する。そして、決定部132は、かかる日時において、競技場200の客席にユーザU10が所在すると推定する。
そして、決定部132は、かかる日時において、多くのユーザU10が広告コンテンツC10を視認できるように、移動物体A01を競技場200の近辺に移動させるような移動経路を決定する。さらに、決定部132は、競技場200でイベントが開催される直前などに、多くのユーザU10に広告コンテンツC10を視認させるための移動経路を決定する。例えば、決定部132は、競技場200を通過する移動方向M40に向かうような移動経路を決定する。あるいは、決定部132は、競技場200を旋回する移動方向M41、M42、M43に向かうような移動経路を決定する。この場合、決定部132は、広告コンテンツC10が競技場200に所在するユーザU10の視界に入るように、移動物体A01の向きを調整して移動経路を決定する。なお、決定部132は、イベント情報に基づいて、イベント開催中は競技場200の近辺から退避したり、広告を提供することが禁じられている施設の近辺に移動することは避けたりするような移動経路を決定してもよい。
このように、移動制御装置100は、イベント情報に基づくことで、多数のユーザU10の視線が集まる場所に先取り的に移動することができる。すなわち、移動制御装置100は、ユーザU10の視線が集まる場所付近に的確に移動物体A01を移動させるため、広告コンテンツC10をユーザU10に視認させやすくすることができる。これにより、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報の広告効果を高めることができる。
なお、決定部132の取得する情報は、上記のようなイベント情報に限られない。例えば、決定部132は、地図情報と連動して時間ごとの人が多いエリアについての情報を取得する。一例としては、決定部132は、所定の時間帯に混雑する駅に関する情報を取得する。この場合、決定部132は、かかる時間帯に、対応する駅周辺を旋回させるような移動物体A01の移動経路を決定する。あるいは、決定部132は、所定の時間帯に混雑する三叉路の道路に関する情報を取得する。この場合においても、決定部132は、かかる時間帯に、対応する三叉路周辺を旋回させるような移動物体A01の移動経路を決定することができる。
〔5−7.コミュニケーションサービスとの連携〕
上記実施形態において、移動制御装置100は、所定のコミュニケーションサービスを提供する外部サーバ装置と連携関係にある場合に、ユーザU10による端末装置10への各種操作に基づいて、端末装置10へ各種情報を配信してもよい。具体的には、配信部134は、移動物体A01を撮影した撮影画像を所定のサーバ装置に送信した端末装置10に対して広告情報を配信する。この点について、図11を用いて説明する。
図11は、実施形態の変形例に係る移動制御装置100とSNSサーバ装置300との連携の一例を示す図である。ここで、移動制御装置100は、外部サーバ装置としてSNS(Social Networking Service)サーバ装置300と連携関係にあるものとし、また、SNSはtwitter(登録商標)であるものとする。
図11に示すように、端末装置10は、ユーザU10の操作に従って移動物体A01を撮影する(ステップS31)。このとき、端末装置10は、移動物体A01を撮影する依頼について、移動制御装置100から受信する場合がある。端末装置10に対する移動物体A01を撮影する依頼とは、例えば、移動制御装置100からのプッシュ通知である。
続いて、端末装置10は、ユーザU10の操作に従って、移動物体A01の撮影画像を所定のハッシュタグ(例えば、#飛行船○号接近!)とともにSNSサーバ装置300へアップロードする(ステップS32)。そして、SNSサーバ装置300は、端末装置10からアップロードがあった旨を移動制御装置100に通知する(ステップS33)。
そして、配信部134は、SNSサーバ装置300から通知を受けた場合、クーポンやショッピングポイントなど所定の報酬データを対応する端末装置10に配信する(ステップS34)。なお、配信部134は、アップロードされた撮影画像がリアルタイムに撮影されたものであることを確認するために、撮影画像の画像認証や位置認証を行ってもよい。
〔5−8.リアルタイムセンシング〕
上記実施形態では、探査部131が情報配信対象の候補をセンシングし、決定部132は、センシング結果に基づいて移動経路を決定する例を示した。しかし、探査部131は、決定部132によって決定された移動経路に従って移動物体が移動している最中に、情報提供対象の候補を再度センシングし、決定部132は、探査部131によって再度センシングされた探査結果に基づいて、移動物体A01の移動経路を変更してもよい。そして、移動制御装置100は、このような再度の探査について、上述した各実施形態で実現してもよい。
例えば、移動制御装置100は、プッシュ通知によって端末装置10をセンシングし、センシング結果に基づいて移動経路を決定する。その後、探査部131は、移動物体A01が移動している最中も常時センシングを行う。そして、探査部131は、移動物体A01が移動中に、これまで移動物体アプリがアクティブ化されていなかった端末装置10が、ユーザによってアクティブ化されたことをセンシングする。すなわち、探査部131は、アプリがアクティブ化された端末装置10が送信する端末位置情報を受信する。
そして、決定部132は、受信した端末位置情報に基づいて、既に決定している移動経路を変更する。そして、指示部133は、変更した移動経路に基づいて移動物体A01の移動を指示する。
このように、移動制御装置100は、ユーザU10の状況に合わせて柔軟に移動経路を変更できる。すなわち、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報に興味のあるユーザU10に広告コンテンツC10を視認させる確率を高くさせることができるので、広告情報の広告効果を高めることができる。
〔5−9.システム構成〕
上記実施形態では、移動制御装置100は、移動物体A01に搭載されているものとして説明したが、移動物体A01の外部に存在してもよい。そして、移動制御装置100と移動物体A01が協働することによって上述した各実施形態を実現してもよい。
移動制御装置100が移動物体A01の外部に存在する場合、移動制御装置100は、決定した移動物体A01の移動経路を示すデータを移動物体A01へ送信する。この場合、移動物体A01の制御部A10、もしくは、移動物体A01内部のいずれかの箇所が移動経路を示すデータを受け付ける手段を有する。そして、制御部A10は、受け付けた移動経路を示すデータに基づいて、移動物体A01の移動を制御する。
〔6.広告効果分析〕
また、移動制御装置100は、移動物体A01を移動させたことによる広告効果を算出してもよい。そして、例えば、移動制御装置100は、算出した結果を広告主にレポートしてもよい。具体的には、移動制御装置100は、センシング数、センシング増加数、アクティブ数、アクティブ増加数、サーバアクセス数、ブログアップ数、ツイート数、クーポン配布数、配布クーポン使用数等を取得、分析して、広告主にレポートしてもよい。
〔7.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述してきた各実施形態において、探査部131は、ユーザU10の所在する位置を探査し、決定部132は、探査部131による探査の結果と地図情報とに基づいて移動物体A01の目的地D01を決定する例を示した。しかし、探査部131は、決定部132の行うべき目的地D01の決定処理を行ってもよい。あるいは、決定部132は、探査部131の行うべき探査処理を行ってもよい。
また、例えば、各実施形態において、決定部132は、予め知られている人間の視野モデル等に基づいて、ユーザU10の視線方向を予測する例を示した。しかし、決定部132の行う予測手法はこれに限られない。例えば、決定部132は、移動物体A01に備えられた撮像装置により、ユーザU10の顔の向きを認識し、かかる向きを視線方向と推定してもよい。また、決定部132は、ユーザU10の瞳孔の動きを撮像装置で追跡し視線の向きを特定してもよい。
また、例えば、上述してきた各実施形態に係る移動制御装置100は、配信部134を有している例を示したが、配信部134を有しなくてもよい。また、探査装置140は、移動制御装置100及び200内部に搭載されている例を示したが、これに限るものではない。つまり、探査装置140は、移動物体A01内であればいずれの箇所に存在してもよい。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.ハードウェア〕
また、上述してきた各実施形態に係る移動制御装置100は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、移動制御装置100を例に挙げて説明する。図12は、移動制御装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網500を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、係るプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る移動制御装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、移動制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る移動制御装置100は、情報提供対象の候補であるユーザU10が所在する地図上の位置を探査する探査部131と、探査部131により探査された地図上の位置に基づいて、情報を提供する移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定する決定部132と、決定部132によって決定された移動態様により移動するよう移動物体A01に指示する指示部133とを備える。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、ユーザU10の地図上の位置を探査し、かかる地図上の位置に基づいて移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定することができるので、移動物体A01によって提供される広告情報である広告コンテンツC10をユーザU10に視認させやすくする。このため、実施形態に係る移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告コンテンツC10の広告効果を高めることができる。
また、決定部132は、探査部131による探査結果に基づいて、移動態様として移動物体A01の視認率がより高くなる移動経路を決定する。具体的には、決定部132は、探査部によって探査されたユーザU10の数と、ユーザU10が所在するエリアの地図情報とに基づいて、移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定する。
すなわち、実施形態に係る移動制御装置100は、ユーザU10を探査し、探査結果と地図情報とに基づいて移動物体A01の移動態様として移動経路を決定する。これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報である広告コンテンツC10をより多くのユーザU10に視認させることができる。このため、実施形態に係る移動制御装置100は、広告コンテンツC10の広告効果を高めることができる。
また、決定部132は、ユーザU10が所在する道路の向きに基づいて、移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定する。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報である広告コンテンツC10をユーザU10に視界に入りやすくさせる。このため、実施形態に係る移動制御装置100は、広告コンテンツC10の内容をユーザU10に伝達させやすくすることができる。
また、決定部132は、ユーザU10が所在する位置に基づいてユーザU10が利用している移動手段を推定し、ユーザU10が所在する地図上の位置と、推定された移動手段とに応じて、移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定する。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、ユーザU10が利用する移動体の種類を判別して、ユーザU10の視界に入りやすいように移動物体A01の移動経路を決定することができる。
また、決定部132は、探査部131によって探査されたユーザU10が所在する地図上の位置の交通情報に基づいて、移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定する。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、交通情報を利用してユーザU10の視線が集まる場所付近で移動物体A01を移動させ続けることができるため、広告コンテンツC10をユーザU10に視認させやすくすることができる。
また、決定部132は、ユーザU10が所在する地図上の位置と地図情報とに基づいてユーザU10の移動先を予測し、予測した結果に基づいて移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を決定する。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、所定時間後において、ユーザU10の視線が集まる場所に移動物体A01を正確に移動させることができる。すなわち、実施形態に係る移動制御装置100は、所定時間後において、広告コンテンツC10をユーザU10に視認させやすくすることができる。
また、実施形態に係る移動制御装置100は、探査部131によって地図上の位置が探査されたユーザU10に対して情報を配信する配信部134をさらに備える。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、移動物体A01への関心をユーザU10に抱かせることができる。また、実施形態に係る移動制御装置100は、広告コンテンツC10に依らず、広告情報をユーザU10に提供することができる。
また、配信部134は、探査部131によって地図上の位置が探査されたユーザU10に対して、所定の広告情報とともに移動物体A01によって撮影された撮影画像を配信する。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報の広告効果をより高めることができるとともに、エリア情報をユーザU10に伝えることができる。
また、配信部134は、移動物体A01を撮影した撮影画像を所定のサーバ装置に送信したユーザU10に情報を配信する。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、特に移動物体A01に関心を持つユーザU10に対して所定の情報を提供することができる。これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、ターゲティングのなされた広告効果の高い広告の提供を実現する。
また、探査部131は、決定部132によって決定された移動態様に従って移動物体A01が移動している最中に、ユーザU10の地図上の位置を再度探査する。決定部132は、探査部131によって再度探査された探査結果に基づいて、移動物体A01の視認率がより高くなる移動態様を変更する。
これにより、実施形態に係る移動制御装置100は、ユーザU10の状況に合わせて柔軟に移動経路を変更できる。すなわち、移動制御装置100は、移動物体A01によって提供される広告情報に興味のあるユーザU10に広告コンテンツC10を視認させる確率を高くさせることができるので、広告情報の広告効果を高めることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、探査部は、探査手段や探査回路に読み替えることができる。
1 移動制御システム
10 端末装置
100 移動制御装置
110 通信部
120 記憶部
121 地図情報記憶部
122 配信情報記憶部
130 移動制御部
131 探査部
132 決定部
133 指示部
134 配信部
140 探査装置

Claims (12)

  1. 情報提供対象の候補が所在する地図上の位置を探査する探査部と、
    前記探査部により探査された地図上の位置に基づいて、前記情報提供対象の候補が利用している移動手段を推定し、前記情報提供対象の候補が所在する地図上の位置と、前記推定された移動手段とに応じて、情報を提供する移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された移動態様により移動するよう前記移動物体に指示する指示部と、
    を備えたことを特徴とする移動制御装置。
  2. 前記決定部は、
    前記探査部による探査結果に基づいて、前記移動態様として前記移動物体の視認率がより高くなる移動経路を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動制御装置。
  3. 前記決定部は、
    前記探査部によってエリア毎に探査された前記情報提供対象の候補の数と、当該情報提供対象の候補が所在するエリアの地図情報とに基づいて、前記移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動制御装置。
  4. 前記決定部は、
    前記情報提供対象の候補が所在する道路の向きに基づいて、前記移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の移動制御装置。
  5. 前記決定部は、
    前記探査部によって探査された情報提供対象の候補が所在する地図上の位置の交通情報に基づいて、前記移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の移動制御装置。
  6. 前記決定部は、
    前記情報提供対象の候補が所在する地図上の位置と地図情報とに基づいて、当該情報提供対象の候補の移動先を予測し、予測した結果に基づいて前記移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の移動制御装置。
  7. 前記探査部によって地図上の位置が探査された前記情報提供対象の候補に対して情報を配信する配信部
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の移動制御装置。
  8. 前記配信部は、
    前記探査部によって地図上の位置が探査された前記情報提供対象の候補に対して、所定の広告情報とともに前記移動物体によって撮影された撮影画像を配信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の移動制御装置。
  9. 前記配信部は、
    前記移動物体を撮影した撮影画像を所定のサーバ装置に送信した情報提供対象の候補に情報を配信する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の移動制御装置。
  10. 前記探査部は、
    前記決定部によって決定された移動態様に従って前記移動物体が移動している最中に、前記情報提供対象の候補の地図上の位置を再度探査し、
    前記決定部は、
    前記探査部によって再度探査された探査結果に基づいて、前記移動物体の視認率がより高くなる移動態様を変更する、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の移動制御装置。
  11. コンピュータが実行する移動制御方法であって、
    情報提供対象の候補が所在する地図上の位置を探査する探査工程と、
    前記探査工程により探査された地図上の位置に基づいて、前記情報提供対象の候補が利用している移動手段を推定し、前記情報提供対象の候補が所在する地図上の位置と、前記推定された移動手段とに応じて、情報を提供する移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定された移動態様により移動するよう前記移動物体に指示する指示工程と、
    を含むことを特徴とする移動制御方法。
  12. 移動制御装置と端末装置とを含む移動制御システムであって、
    前記移動制御装置は、
    情報提供対象の候補が有する前記端末装置から取得された位置情報から、前記情報提供対象の候補の地図上の位置を探査する探査部と、
    前記探査部により探査された地図上の位置に基づいて、前記情報提供対象の候補が利用している移動手段を推定し、前記情報提供対象の候補が所在する地図上の位置と、前記推定された移動手段とに応じて、情報を提供する移動物体の視認率がより高くなる移動態様を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された移動態様により移動するよう前記移動物体に指示する指示部と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    当該端末装置の位置情報を前記移動制御装置に送信する送信部
    を備えたことを特徴とする移動制御システム。
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