JP6182469B2 - 吐出容器 - Google Patents

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本発明は、吐出容器に関する。
従来、例えば下記特許文献1に示されるような、前方に向けて延びるノズル筒を有し、内容物が収容される容器体に前後動自在に装着された吐出ヘッドと、容器体に装着され、吐出ヘッドを囲み且つ吐出ヘッドの前後動に伴ってノズル筒が出没する通過孔が形成されたカバー体と、を備える吐出容器が知られている。
この吐出容器によれば、内容物を吐出する前の待機状態で、ノズル筒をカバー体の内側に収容できるので、ノズル筒が邪魔になることを防止できるうえ、吐出容器の外観の見栄えの悪化を防止できる。
実用新案登録第2539181号公報
しかしながら、上記従来の吐出容器では、内容物を吐出する際に、吐出ヘッドをカバー体に対して前進移動させてノズル筒を通過孔から突出させる操作と、吐出ヘッドを押下する操作と、を別々に行う必要がある。しかも、内容物の吐出後、吐出ヘッドをカバー体に対して後退移動させる操作も必要となる。このように、内容物を吐出するにあたって、複数の操作を別々に行う必要があり、操作性に改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、内容物を吐出する前の待機状態でノズル筒が邪魔にならず、良好なデザイン性を維持できるうえ、吐出時における操作性に優れ、内容物を容易に吐出することができる吐出容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される容器本体と、前後方向に延在し且つ前端に前記内容物を吐出する吐出孔が形成されたノズル筒を有し、前記容器本体に上方付勢状態で押下げ可能に装着された吐出ヘッドを備える吐出器と、前記容器本体及び前記吐出器を前後方向に沿ってスライド移動可能に収容する収容体、及び前記吐出ヘッドの上方に配置され、前記吐出ヘッドに対して下降移動自在に前記収容体に装着された操作ヘッドを備える外容器と、を備え、前記操作ヘッドには、下方に向けて突設され、前記操作ヘッドの下降移動に伴って前記容器本体又は前記吐出器に突設された係合突部に摺接して、前記容器本体及び前記吐出器を前記外容器に対して前方に向けてスライド移動させる操作突片と、前記操作ヘッドの下降移動に伴って前記吐出ヘッドを押下する押下部と、が備えられ、前記外容器には、該外容器に対する前記容器本体及び前記吐出器の前方へのスライド移動に伴って、前記ノズル筒を通過させて前記外容器の外方に突出させるノズル窓と、前記外容器に対して前記容器本体及び前記吐出器を後方に向けてスライド移動させ、前記ノズル筒を元の位置に復帰させる第1付勢部材が備えられていることを特徴とする。
この吐出容器によれば、操作ヘッドを下降移動させると、操作突片が係合突部に摺接して容器本体及び吐出器を外容器に対して前方に向けてスライド移動させるので、容器本体に装着されている吐出ヘッドを前方に向けてスライド移動させることができる。これにより、外容器の内側に収容されているノズル筒を、ノズル窓を通して外容器の外方に突出させることができる。
一方、操作ヘッドの下降移動に伴って、押下部が吐出ヘッドを押下するので、ノズル筒の吐出孔から内容物を吐出することができる。このとき、上述したようにノズル筒が外容器の外方に既に突出しているので、外容器に干渉されることなく内容物を吐出することができる。
内容物の吐出後、操作ヘッドの下降移動を解除すると、上方付勢された吐出ヘッドが元の位置に復帰するべく上昇移動するので、操作ヘッドが吐出ヘッドによって押し上げられて元の位置に復帰する。また、これと同時に、第1付勢部材が容器本体及び吐出器を外容器に対して後方に向けて付勢してスライド移動させるので、ノズル筒を元の位置に復帰させることができる。これにより、外容器内にノズル筒を再び収容することができる。
このように、操作ヘッドを下降移動させる1回の操作で、吐出ヘッドの前方移動操作と内容物の吐出操作とを一連の流れで同時に行うことができるので、内容物を容易に吐出することができ、吐出時における操作性を向上することできる。しかも、第1付勢部材が容器本体及び吐出器を後方移動させて、ノズル筒を元の位置に自然と復帰させるので、これによっても操作性を向上することができる。
また、内容物を吐出する前の待機状態時、外容器内にノズル筒を収容できるので、ノズル筒が邪魔になることを防止できると共に、外観の見栄えの悪化を防止して良好なデザイン性を維持することができる。
さらに、例えば吐出ヘッドを複雑に構成して、吐出ヘッドだけをスライド移動させるものとは異なり、容器本体又は吐出器に係合突部を突設させるだけの簡便な構成で、容器本体及び吐出器の全体をスライド移動させるので、構成の簡略化を図り易く、低コスト化に繋げ易い。
(2)前記外容器には、前記収容体に対して前記操作ヘッドを上方に付勢する第2付勢部材が配設されていても良い。
この場合には、内容物の吐出後、操作ヘッドの下降移動を解除した際に、第2付勢部材が操作ヘッドを上方に付勢して上昇移動させるので、吐出ヘッドによる押し上げに頼らずに、操作ヘッドをスムーズに元の位置に復帰させることができる。また、操作ヘッドの押し上げ負荷が軽減するので、吐出ヘッドについてもスムーズに元の位置に復帰させることができる。従って、操作性をさらに向上することができる。
(3)前記収容体には、前後方向に沿って前記容器本体をスライド移動可能にガイドするガイド部材が備えられていても良い。
この場合には、ガイド部材が容器本体のスライド移動をガイドするので、容器本体及び吐出器を容器軸回りに回転させることなく前後方向に沿ってより確実にスライド移動させることができる。従って、ノズル窓を通じてノズル筒を正確に出没させることができる。
(4)前記押下部は、前記吐出ヘッドの上方に間隔をあけて配置され、前記操作突片が前記容器本体及び前記吐出器をスライド移動させた後、前記吐出ヘッドに接して押下を開始しても良い。
この場合には、内容物を吐出する際、吐出ヘッドを前方移動させてノズル筒が外容器の外方に突出した後に、内容物を吐出することができる。従って、ノズル筒を前方移動させながら内容物を吐出することがないので、狙った位置に内容物を吐出させ易い。
本発明によれば、内容物を吐出する前の待機状態でノズル筒が邪魔にならず、良好なデザイン性を維持できるうえ、吐出時における操作性に優れ、内容物を容易に吐出することができる。
本発明に係る吐出容器の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す矢印A−A線に沿った断面図である。 図1に示す矢印B−B線に沿った断面図である。 図1に示す状態から操作ヘッドを下降移動させて、ノズル筒を外容器の前方にスライド移動させた状態を示す断面図である。 図4に示す矢印C−C線に沿った断面図である。 図4に示す状態から操作ヘッドをさらに下降移動させて、ノズル筒の吐出孔から内容物を吐出している状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る吐出容器の実施形態について図面を参照して説明する。
(吐出容器の構成)
図1に示すように、本実施形態の吐出容器1は、内容物が収容される容器本体2と、内容物を吐出させる吐出器3と、容器本体2及び吐出器3を収容する外容器4と、を備えている。
なお、本実施形態ではポンプを利用して内容物を吐出するポンプタイプの吐出器3を例に挙げて説明する。また、内容物としては、特に限定されるものではなく、例えば液状、ジェル状やクリーム状であっても良い。
容器本体2及び吐出器3は、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿った吐出器3側を上側、その反対側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
さらに、径方向のうち、後述するノズル筒21の吐出孔21aが向いた方向を前方、その反対方向を後方とし、これらを結ぶ方向を前後方向L1という。また、径方向のうち、前後方向L1に直交する方向を左右方向L2という。
(容器本体)
容器本体2は、上部に図示しない口部が形成された有底円筒状に形成され、内部に内容物が収容される主容器10と、主容器10を収容する有底円筒状の支持容器11と、を備えている。
支持容器11は、図1及び図2に示すように、主容器10を径方向外側から囲む胴部11aと底部11bとを備えている。胴部11aは、主容器10のうち少なくとも下側半分を囲む高さに形成されている。これにより、主容器10は、支持容器11内で安定に支持されている。
支持容器11の胴部11aにおける後方部分には、後方に向けて係合リブ(係合突部)12が突設されている。この係合リブ12は、支持容器11の胴部11aに上下方向に沿って縦長に形成されている。
具体的には係合リブ12は、胴部11aの下端部から、胴部11aの上端部よりも若干下方に位置する部分に亘って形成されている。係合リブ12の上端部は、後方に向かうにしたがって、上方から下方に向けて漸次傾斜する傾斜面12aとされている。
なお、図示の例では、係合リブ12は左右方向L2に平行に並ぶように複数(3つ)形成されている。但し、係合リブ12の数はこの場合に限定されるものではなく、例えば左右方向L2に幅広の係合リブ12を1つだけ設けても構わない。
さらに、支持容器11の胴部11aにおける後方部分には、複数の上記係合リブ12を左右方向L2から挟むように、2つの補助リブ13が係合リブ12と平行に形成されている。これら補助リブ13は、後方に向けて係合リブ12と同程度の突出量で突設されており、胴部11aの下端部から胴部11aの上端部に亘って縦長に形成されている。
支持容器11の胴部11aの上端部及び下端部には、径方向外側に向けて突出した上部フランジ14及び下部フランジ15が形成されている。これら上部フランジ14及び下部フランジ15は、胴部11aの前方部分を除く部分に形成されていると共に、上記補助リブ13に対して周方向から連結されるように形成されている。
なお、図2では、下部フランジ15を図示しているが、図1に示す上部フランジ14も同様の形状とされている。
(吐出器)
図1に示すように、吐出器3は、上方付勢状態で押し込み可能に起立した図示しないステムを有し、ステムの押し込みによって内容物を送り出す図示しないポンプ部と、吐出孔21aが形成されたノズル筒21を有する吐出ヘッド20と、を備えている。
ポンプ部は、主容器10の口部に装着された装着キャップ22に一体的に組み付けられたシリンダ筒23と、シリンダ筒23に上下摺動可能に挿入された図示しないピストン筒と、を有しており、ピストン筒の上部にステムが連通状態で取り付けられている。なお、ピストン筒及びステムは、図示しないコイルバネによって上方に付勢されている。
吐出ヘッド20は、有頂筒状に形成され、上記ステムの上端部に取り付けられている。従って、吐出ヘッド20は、主容器10にステムを介して上方付勢状態で押下げ可能に装着されている。ノズル筒21は、吐出ヘッド20の側面の一部から容器軸Oの径方向外側に向けて突出している。なお、上述したように、ノズル筒21の軸方向と前後方向L1とが一致している。
ノズル筒21は、基端側が吐出ヘッド20の内部でステムに連通しており、前端側に上記吐出孔21aが形成されている。従って、吐出ヘッド20を押下することで、ノズル筒21の吐出孔21aから内容物を前方に向けて吐出することが可能とされている。
(外容器)
外容器4は、容器本体2及び吐出器3を、前後方向L1に沿ってスライド移動可能に収容する収容体30と、吐出ヘッド20の上方に配置され、吐出ヘッド20に対して下降移動自在に収容体30に装着された操作ヘッド31と、を備えている。
収容体30は、第1収容体32、第2収容体33、及び底蓋34を備えている。
第1収容体32は、図1及び図2に示すように、容器本体2を径方向外側から囲む筒状に形成されている。図示の例では、第1収容体32は、左右方向L2よりも前後方向L1に長い、横断面視長方形状に形成されている。これにより、第1収容体32と容器本体2との間に、前後方向L1の隙間を確保することができ、容器本体2及び吐出器3の前後方向L1へのスライド移動が可能とされている。
但し、第1収容体32の形状は、この場合に限定されるものではなく、容器本体2との間に前後方向L1の隙間を確保できれば、例えば横断面視で正方形状、多角形状、円形状や楕円状等であっても良い。
第1収容体32における後方部分の内周面には、前方に向けて突出する縦長の凸リブ35が形成されている。この凸リブ35は、第1収容体32の上下方向の略全長に亘って形成され、左右方向L2に沿った横幅が2つの補助リブ13の間に収まる大きさとされている。
凸リブ35のうち、支持容器11に突設された係合リブ12の傾斜面12aよりも下方に位置する部分は、係合リブ12に対して後方から接している。これにより、凸リブ35は、容器本体2の後方位置を位置決めしている。なお、凸リブ35のうち、傾斜面12aよりも上方に位置する部分は、前方に向けてさらに突出しており、傾斜面12aの上方にせり出している。これにより凸リブ35を、後述する操作突片42の後方に配置させることができ、凸リブ35を利用して操作突片42の上下動、特に下降移動をガイドすることが可能とされている。また、凸リブ35の上端部には、上方に向けて開口し、左右方向L2に延びるスリット状の溝部36が形成されている。
図1及び図3に示すように、第2収容体33は、第1収容体32の上方に配置され、吐出器3及び吐出ヘッド20を径方向外側から囲む筒状に形成されている。図示の例では、第2収容体33は、第1収容体32と同様に、左右方向L2よりも前後方向L1に長い横断面視長方形状に形成されている。
第2収容体33は、第1収容体32の上端部に対して上方からアンダーカット嵌合され、第1収容体32に一体に組み合わされている。第2収容体33における上端部の前方部分には、後方に向けて若干突出し、操作ヘッド31の上方移動を規制する規制片37が形成されている。第2収容体33における上端部側の後方部分には、操作ヘッド31の後方部分を露出させる切欠部38が形成されている。この切欠部38により、操作ヘッド31の下降移動操作を容易に行うことが可能とされている。
さらに、第2収容体33における前方部分には、ノズル筒21を通過させる外側ノズル窓(ノズル窓)39が形成されている。この外側ノズル窓39は、ノズル筒21に対して径方向に対向する位置から下方に向けて大きく開口する長穴形状となるように形成されている。
図1に示すように、底蓋34は、第1収容体32の下端部に対して下方からアンダーカット嵌合され、第1収容体32に一体に組み合わされていると共に、第1収容体32の下端開口部を閉塞している。
上記のように構成された収容体30には、図1及び図2に示すように、前後方向L1に沿って容器本体2をスライド移動可能にガイドするスライドガイド(ガイド部材)40が設けられている。
スライドガイド40は、底蓋34の内側に左右方向L2に向かい合うように配置され、下部フランジ15に向けて突出し、且つ前後方向L1に延びるように形成されている。そして、スライドガイド40は、支持容器11に形成された下部フランジ15に上方から接していると共に、下部フランジ15を前後方向L1にスライド移動可能にガイドしている。これにより、容器本体2は、上方への抜け止めがされた状態で、前後方向L1にスライド移動可能とされている。
図1に示すように、操作ヘッド31は、周壁部31aと頂壁部31bとで吐出ヘッド20を上方から覆う有頂筒状に形成されている。周壁部31aは、第2収容体33の内側に上下動可能に嵌合している。この際、周壁部31aの下端部は、第1収容体32に形成された凸リブ35の上方に間隔をあけて配置されている。これにより、操作ヘッド31は、凸リブ35に干渉することなく下降移動が可能とされている。
周壁部31aと頂壁部31bとの接続部分のうち、前方に位置する部分には、上記規制片37に下方から接する段差部41が形成されている。これにより、操作ヘッド31は、規制片37によって上方移動が規制され、上方への抜け止めがされている。
操作ヘッド31には、該操作ヘッド31の下降移動に伴って、容器本体2及び吐出器3を収容体30に対して前方に向けてスライド移動させる操作突片42と、このスライド移動に伴ってノズル筒21を通過させる内側ノズル窓(ノズル窓)43と、該操作ヘッド31の下降移動に伴って吐出ヘッド20を押下する押下部44と、が設けられている。
操作突片42は、図1〜図3に示すように、頂壁部31bにおける後方部分から下方に向けて突設されている。具体的には、操作突片42は、頂壁部31bから吐出器3と第1収容体32及び第2収容体33との間を抜けながら下方に向けて延び、2つの補助リブ13の間に上方から入り込むように形成されている。操作突片42の下端部は、係合リブ12の傾斜面12aに対応して傾斜するように形成され、且つ傾斜面12aに対して摺接している。
これにより、操作突片42は、吐出ヘッド20の下降移動に伴って係合リブ12を前方に向けてスライド移動させることができ(図4参照)、その結果、外容器4に対して容器本体2及び吐出器3を前方にスライド移動させることが可能となる。
なお、上述したように、操作突片42は、該操作突片42の後方に配置された凸リブ35によって下降移動が適切にガイドされるので、後方への撓み変形や捩じれ等の不正変形が生じ難く、確実に係合リブ12を前方に向けて押圧して、スライド移動させることが可能とされている。また、図1及び図3に示すように、操作突片42の略上半分には、吐出器3及び吐出ヘッド20を径方向外側から囲む平面視半円形状のカバー筒45が一体に形成されている。
図1に示すように、内側ノズル窓43は、周壁部31aにおける前方部分に形成されている。具体的には、内側ノズル窓43は、段差部41の下方に位置する部分から下端部に至る範囲に亘って形成され、これにより下方に向けて開放されている。よって、操作ヘッド31を下降移動させた際、ノズル筒21は内側ノズル窓43及び外側ノズル窓39を通じて、外容器4の外方に突出することが可能となる(図4参照)。
押下部44は、頂壁部31bから下方に向かって突設され、吐出ヘッド20の上方に間隔をあけて配置されている。これにより、押下部44は、操作ヘッド31の下降移動に伴って直ちに吐出ヘッド20を押下するのではなく、若干の時間差をあけて押下する。具体的には、押下部44は、操作突片42が容器本体2及び吐出器3を外容器4に対して前方に向けてスライド移動させて、ノズル筒21を外容器4から突出させた後、吐出ヘッド20に上方から接して押下を開始する。
(第1付勢部材)
ところで、図1及び図2に示すように、収容体30には、該収容体30に対して容器本体2及び吐出器3の全体を後方に向けてスライド移動させ、前方に移動したノズル筒21を元の位置に復帰させる2つの第1付勢部材51、52が設けられている。
第1付勢部材51は、支持容器11に対して前方から装着される平面視C形状の装着リング53と、装着リング53に連結されると共に、左右方向L2に沿って延び且つ前後方向L1に弾性変形する板ばね部54と、を備え、支持容器11の上端部に配置されている。
板ばね部54は、左右方向L2の中間部が装着リング53の前方部分に連結され、この連結部分から左右方向L2の両端部に向かうに従って前方に向けて湾曲している。そして、板ばね部54は、両端部が第1収容体32の内側に接することで、第1収容体32に取り付けられている。このように板ばね部54が湾曲しているので、第1付勢部材51は支持容器11を介して容器本体2及び吐出器3を後方に向けて付勢している。
なお、装着リング53は、上部フランジ14と支持容器11の外周面に突設された位置決め突起55との間で挟まれ、上下方向に位置決めされている。
第1付勢部材52は、第1付勢部材51と同様に装着リング53と板ばね部54とを備え、支持容器11の下端部側に位置して、容器本体2及び吐出器3を後方に向けて付勢している。なお、第1付勢部材52の装着リング53は、支持容器11の外周面に突設された2つの位置決め突起55との間で挟まれ、上下方向に位置決めされている。
(第2付勢部材)
図1及び図3に示すように、外容器4には、収容体30に対して操作ヘッド31を上方に付勢する第2付勢部材60が設けられている。
第2付勢部材60は、第2収容体33における後方部分の内側であって、且つ操作ヘッド31の周壁部31aと第1収容体32との間に配置されている。この第2付勢部材60は、上下方向に弾性変形する2つの弾性アーム61と、これら弾性アーム61に連結された連結片62と、を備えている。
弾性アーム61は、上端部61aが周壁部31aにおける後方部分の下端部に例えば一体に連結され、下端部61bが上記連結片62に連結されている。連結片62は、第1収容体32に形成された凸リブ35の溝部36内に差し込まれて係止されている。これにより、弾性アーム61は、上端部61a及び下端部61bがそれぞれ操作ヘッド31及び第1収容体32に対して連結され、自身の弾性力により収容体30に対して操作ヘッド31を上方に付勢している。
なお、弾性アーム61は、操作ヘッド31に形成されたカバー筒45の径方向外側に配置されており、吐出器3に対する接触が防止されていることで、安定した作動性が確保されている。また、弾性アーム61の上端部61aは操作ヘッド31の周壁部31aに一体に連結されていなくても良く、例えば連結片を介して周壁部31aに係止されることで、連結されても良い。
(吐出容器の使用)
次に、上述したように構成された吐出容器1を使用する場合について説明する。
この場合には、図4に示すように操作ヘッド31を指先等で押下して下降移動させると、操作突片42の下端部が係合リブ12の傾斜面12aに対して摺接しながら係合リブ12を上方から押下するので、容器本体2及び吐出器3を外容器4に対して前方に向けてスライド移動させることができる。
これにより、吐出ヘッド20を前方に向けてスライド移動させることができ、外容器4の内側に収容されているノズル筒21を、内側ノズル窓43及び外側ノズル窓39を通じて、外容器4よりも前方に突出させることができる。
このとき、図5に示すように、第1付勢部材51、52の板ばね部54が前方に向けて弾性変形した状態となる。なお、板ばね部54の弾性変形によって、第1付勢部材51、52が容器本体2を後方に付勢するが、下降移動した操作突片42が係合リブ12の後方に進入するので、容器本体2の後方移動(復元)を抑制する。
また、図4に示すように、第2付勢部材60の弾性アーム61が上下方向に圧縮するように弾性変形すると共に、押下部44が吐出ヘッド20に対して上方から接した状態となる。
そして、操作ヘッド31をさらに下降移動させると、押下部44が吐出ヘッド20を押下するので、図6に示すように、ノズル筒21の吐出孔21aから内容物を前方に向けて吐出することができる。このとき、上述したようにノズル筒21が外容器4の前方に既に突出しているので、操作ヘッド31及び収容体30に何ら干渉されることなく、内容物を吐出することができる。
なお、このとき第2付勢部材60の弾性アーム61は、上下方向にさらに圧縮するように弾性変形した状態となる。
内容物の吐出後、操作ヘッド31の下降移動を解除すると、上方付勢された吐出ヘッド20が元の位置に復帰するべく上昇移動すると共に、第2付勢部材60の弾性アーム61が復元変形する。従って、操作ヘッド31は、吐出ヘッド20及び弾性アーム61によって上方に向けて押し上げられて元の位置に復帰する。
これにより、操作突片42も上昇移動するので、操作突片42による容器本体2の後方移動の抑制が解除される。従って、第1付勢部材51、52の板ばね部54が復元変形することで、容器本体2及び吐出器3を外容器4に対して後方に向けてスライド移動させることができ、容器本体2及び吐出器3を元の位置に復帰させることができる。その結果、図1に示すように、外容器4内にノズル筒21を再び収容することができる。
以上のように、操作ヘッド31を下降移動させる1回の操作で、吐出ヘッド20の前方移動操作と内容物の吐出操作とを一連の流れで同時に行うことができるので、内容物を容易に吐出でき、吐出時における操作性を向上することができる。
しかも、内容物の吐出後、第1付勢部材51、52が容器本体2及び吐出器3を後方移動させて、ノズル筒21を元の位置に自然に復帰させるので、これによっても操作性を向上することができる。
また、内容物を吐出する前の待機状態時、外容器4内にノズル筒21を収容できるので、ノズル筒21が邪魔になることを防止できると共に、外観の見栄えの悪化を防止して良好なデザイン性を維持することができる。
また、内容物の吐出後、操作ヘッド31の下降移動を解除した際に、第2付勢部材60の弾性アーム61が操作ヘッド31を上方に付勢して上昇移動させるので、吐出ヘッド20による押し上げに頼らずに、操作ヘッド31をスムーズに元の位置に復帰させることができる。また、操作ヘッド31の押し上げ負荷が軽減するので、吐出ヘッド20についてもスムーズに元の位置に復帰させることができる。これらのことにより、操作性を効果的に向上することができる。
また、底蓋34に形成されたスライドガイド40が、容器本体2のスライド移動をガイドするので、容器本体2及び吐出器3を周方向に回転させることなく、前後方向L1に沿って確実にスライド移動させることができる。従って、内側ノズル窓43及び外側ノズル窓39を通じて、ノズル筒21を正確に出没させることができる。
さらに、操作ヘッド31の押下部44が吐出ヘッド20の上方に間隔をあけて配置されているので、内容物を吐出する際、吐出ヘッド20を前方移動させて、ノズル筒21が外容器4の前方に突出した後に、内容物を吐出することができる。従って、外容器4の前方で内容物を確実に吐出することができるうえ、ノズル筒21を前方移動させながら内容物を吐出することがないので、狙った位置に内容物を吐出させ易い。
さらには、例えば吐出ヘッド20を複雑に構成して、吐出ヘッド20だけをスライド移動させるものとは異なり、容器本体2の支持容器11に係合リブ12を突設するだけの簡便な構成で、容器本体2及び吐出器3の全体をスライド移動させるので、構成の簡略化を図り易く、低コスト化に繋げ易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ポンプ部を利用して内容物を吐出させるポンプタイプの吐出容器1を例に挙げて説明したが、この場合において、容器本体2の主容器10として、例えば、ブロー成形容器、中皿摺動式容器、または積層剥離容器等、種々の構成を採用することができる。また、内容物を泡状で吐出するフォーマーポンプや、内容物を霧状に吐出するスプレーポンプ等であっても良い。
また、吐出器3として、いわゆるポンプ機構を有する構成に限らず、例えばエアゾール機構を有する構成(この場合、装着キャップとしてマウンテンカップを採用することが好ましい)等を採用しても良い。
また、上記実施形態において、第2付勢部材60の形状は、収容体30に対して操作ヘッド31を上方に付勢できれば良く、種々の形状のものを採用することができる。また、第2付勢部材60は必須なものではなく具備しなくても構わない。この場合には、吐出ヘッド20の押し上げ、及び容器本体2の復帰に基づく係合リブ12の傾斜面12aによる操作突片42の押し上げによって操作ヘッド31を上昇移動させて、元の位置に復帰させれば良い。
さらに、押下部44を吐出ヘッド20に対して間隔をあけずに接するように構成し、操作ヘッド31の下降移動に伴って、容器本体2及び吐出器3の前方移動と内容物の吐出とを同時に行うようにしても良い。
さらに、操作ヘッド31に内側ノズル窓43を形成し、第2収容体33に外側ノズル窓39を形成したが、少なくともいずれか一方のノズル窓だけを形成すれば良い。なお、収容体30を、第1収容体32、第2収容体33及び底蓋34の3パーツで構成したが、それぞれを別体にする必要はなく、2パーツ若しくは1パーツとなるように形成しても構わない。
また、主容器10と支持容器11とで容器本体2を構成したが、例えば係合リブ12付きの主容器10とした場合には、支持容器11は不要である。さらに、係合リブ12を容器本体2ではなく吐出器3側に形成しても良い。
1…吐出容器
2…容器本体
3…吐出器
4…外容器
12…係合リブ(係合突部)
20…吐出ヘッド
21…ノズル筒
21a…吐出孔
30…収容体
31…操作ヘッド
39…外側ノズル窓(ノズル窓)
40…スライドガイド(ガイド部材)
42…操作突片
44…押下部
51、52…第1付勢部材
60…第2付勢部材

Claims (4)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前後方向に延在し且つ前端に前記内容物を吐出する吐出孔が形成されたノズル筒を有し、前記容器本体に上方付勢状態で押下げ可能に装着された吐出ヘッドを備える吐出器と、
    前記容器本体及び前記吐出器を前後方向に沿ってスライド移動可能に収容する収容体、及び前記吐出ヘッドの上方に配置され、前記吐出ヘッドに対して下降移動自在に前記収容体に装着された操作ヘッドを備える外容器と、を備え、
    前記操作ヘッドには、
    下方に向けて突設され、前記操作ヘッドの下降移動に伴って前記容器本体又は前記吐出器に突設された係合突部に摺接して、前記容器本体及び前記吐出器を前記外容器に対して前方に向けてスライド移動させる操作突片と、
    前記操作ヘッドの下降移動に伴って前記吐出ヘッドを押下する押下部と、が備えられ、
    前記外容器には、
    該外容器に対する前記容器本体及び前記吐出器の前方へのスライド移動に伴って、前記ノズル筒を通過させて前記外容器の外方に突出させるノズル窓と、
    前記外容器に対して前記容器本体及び前記吐出器を後方に向けてスライド移動させ、前記ノズル筒を元の位置に復帰させる第1付勢部材が備えられていることを特徴とする吐出容器。
  2. 請求項1に記載の吐出容器において、
    前記外容器には、前記収容体に対して前記操作ヘッドを上方に付勢する第2付勢部材が配設されていることを特徴とする吐出容器。
  3. 請求項1又は2に記載の吐出容器において、
    前記収容体には、前後方向に沿って前記容器本体をスライド移動可能にガイドするガイド部材が備えられていることを特徴とする吐出容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出容器において、
    前記押下部は、前記吐出ヘッドの上方に間隔をあけて配置され、前記操作突片が前記容器本体及び前記吐出器をスライド移動させた後、前記吐出ヘッドに接して押下を開始することを特徴とする吐出容器。
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