JP6179430B2 - 電子キー持ち出し警報システム及び電子キー持ち出し警報方法 - Google Patents

電子キー持ち出し警報システム及び電子キー持ち出し警報方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両使用者に携帯される電子キーが車両の外部へ持ち出された場合に車載機が警報を出力する電子キー持ち出し警報システム及び電子キー持ち出し警報方法に関する。
車両使用者に携帯される電子キーが対応する車両の外部へ持ち出された場合に車載器が警報を出力する電子キー持ち出し警報システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムは、車両に搭載される車載機と、車両使用者に携帯される携帯型の電子キーと、を備えている。車載機は、エンジンが稼動する車両使用中において、車内に設置された室内用送信アンテナから電子キーの応答を要求する第1帯域(例えば、LF帯)のリクエスト信号を送信する。電子キーは、車載機から送信されるリクエスト信号を受信すると、そのリクエスト信号に応答する第2帯域(例えば、UHF帯)のレスポンス信号を送信する。
車載機は、室内用送信アンテナからリクエスト信号を送信した後、電子キーから送信されるレスポンス信号を車両用受信アンテナで受信した場合に、電子キーが車内に存在すると判定する。一方、室内用送信アンテナからリクエスト信号を送信した後、所定時間内に電子キーからのレスポンス信号を車両用受信アンテナで受信しない場合に、電子キーが車内に存在せず車両の外部へ持ち出されたと判定する。そして、車載機は、電子キーが車内に存在すると判定した場合は警報を出力しない一方で、電子キーが車両の外部へ持ち出されたと判定した場合は警報を出力する。
特開2010−208555号公報
ところで、車載機が電子キーに向けて送信するLF帯のリクエスト信号は、エンジン稼動による点火ノイズ等に起因して妨害されることがある。かかるリクエスト信号の妨害がなされると、電子キーは、車内に存在していても、そのリクエスト信号を受信することができなくなり、その結果として、そのリクエスト信号に応答するレスポンス信号を車載機へ向けて返信することができなくなる。
上記した特許文献1記載のシステムでは、上記の如く、車載機が、リクエスト信号の送信後、所定時間内に電子キーからのレスポンス信号を受信しない場合に、電子キーが車内に存在せず車両の外部へ持ち出されたと判定するので、上記したリクエスト信号の妨害がなされた場合、電子キーが車内に存在していても、車載機がその電子キーが車両の外部へ持ち出されたと誤判定し、その結果として、誤警報がなされる不都合が生じてしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、電子キーが車両の外部へ持ち出されたと誤判定されるのを防止することが可能な電子キー持ち出し警報システム及び電子キー持ち出し警報方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電子キー持ち出し警報システムは、
車両に搭載される車載機と、前記車両に対応する車両使用者に携帯される電子キーと、を備える電子キー持ち出し警報システムであって
前記車載機は、
前記電子キーの応答を要求する第1帯域のリクエスト信号をそれぞれ送信する室内用送信アンテナ及び室外用送信アンテナと、
前記電子キーから送信される前記第1帯域と異なる第2帯域のレスポンス信号を受信する車両用受信アンテナと、
前記室内用送信アンテナ又は前記室外用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより受信される前記レスポンス信号に基づいて、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたか否かを判定する持出判定部と、
前記持出判定部により前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定された場合に警報を出力する警報部と、を有
前記電子キー
前記リクエスト信号を含む前記第1帯域の信号を受信する携帯用受信アンテナと、
前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であるか否かを判定する受信可否判定部と、
前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であると前記受信可否判定部により判定される場合に前記リクエスト信号の受信可を示す受信可情報を含む前記レスポンス信号を送信し、一方、前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号でないと前記受信可否判定部により判定される場合に前記リクエスト信号の受信不可を示す受信不可情報を含む前記レスポンス信号を送信する携帯用送信アンテナと、を有
前記持出判定部は、前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記受信不可情報を含む前記レスポンス信号が受信された場合であって、その後、前記室外用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後に前記車両用受信アンテナにより前記レスポンス信号が受信される場合に、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定するものである。
また、本発明の一態様に係る電子キー持ち出し警報方法は、
車両に搭載される車載機に、室内用送信アンテナから該車両に対応する車両使用者に携帯される電子キーの応答を要求する第1帯域のリクエスト信号を送信させる第1のステップと、
前記電子キーに、前記リクエスト信号を含む前記第1帯域の信号を受信する携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であるか否かを判定させる第2のステップと、
前記電子キーに、前記第2のステップにおいて前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であると判定される場合に前記リクエスト信号の受信可を示す受信可情報を含む前記第1帯域と異なる第2帯域のレスポンス信号を携帯用送信アンテナから送信させ、一方、前記第2のステップにおいて前記携帯用受信アンテナにより受信される信号が正規の前記リクエスト信号でないと判定される場合に前記リクエスト信号の受信不可を示す受信不可情報を含む前記レスポンス信号を前記携帯用送信アンテナから送信させる第3のステップと、
前記車載機に、前記第1のステップにおける前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、車両用受信アンテナにより前記受信不可情報を含む前記レスポンス信号が受信される場合に、その後、室外用送信アンテナから前記リクエスト信号を送信させる第のステップと、
前記車載機に、前記第のステップにおける前記室外用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記レスポンス信号が受信される場合に、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定させる第のステップと、
前記車載機に、前記第のステップにおいて前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定された場合に警報を出力させる第のステップと、
を備えるものである。
本発明によれば、電子キーが車両の外部へ持ち出されたと誤判定されるのを防止することができる。
本発明の一実施例である電子キー持ち出し警報システムの構成図である。 本実施例の電子キー持ち出し警報システムにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
以下、図面を用いて、本発明に係る電子キー持ち出し警報システム及び電子キー持ち出し警報方法の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例である電子キー持ち出し警報システム10の構成図を示す。本実施例の電子キー持ち出し警報システム(以下、単に警報システムと称す。)10は、車両に搭載される車載機12と、車両使用者に携帯される電子キー14と、からなる。警報システム10は、エンジン稼働やハイブリッドシステムオンなどの車両使用中において、車載機12と電子キー14との間で無線通信による認証照合を行う結果として電子キー14が車両の外部へ持ち出されたと判定される場合に車載機12が警報を出力するシステムである。
車載機12は、マイクロコンピュータを主体に構成される照合用電子制御ユニット(以下、照合ECUと称す。)16を備えている。照合ECU16は、電子キー14との無線通信により得た識別コードの認証照合を行いつつ、電子キー14が車内に存在するか或いは車外に存在するか否かの位置確認を行う機能を有している。照合ECU16は、ドアアンロック操作時やドアロック操作時,ドア開閉時,イグニションオン操作時を含む車両使用中や車両降車時,車両駐車中などにおいて電子キー14との間の無線通信を行う。
車載機12は、また、照合ECU16に接続される、室内用送信アンテナ20、室外用送信アンテナ22、及び、チューナ24を備えている。照合ECU16は、上記の照合及び位置確認の双方を実現するために、電子キー14の応答を要求するリクエスト信号を生成すると共に、その生成したリクエスト信号を室内用送信アンテナ20及び室外用送信アンテナ22の何れかから送信させる送信指令を発する。そしてその後、チューナ24で受信される、上記リクエスト信号に応答する電子キー14からのレスポンス信号に基づいて、上記の照合及び位置確認を実行する。
室内用送信アンテナ20は、車室内に検知エリアを形成する送信部であり、例えば複数箇所(具体的には、センターコンソールの内側やセカンドシートの床下など)に設置されている。室内用送信アンテナ20は、照合ECU16からの送信指令に従って所定周波数(具体的には、125kHz帯や134kHz帯などのLF帯)のリクエスト信号を送信して、車室内に検知エリアを形成する。
室外用送信アンテナ22は、車室外に検知エリアを形成する送信部であり、例えば車両ドア(具体的には、車両ドアのドアアウトサイドハンドル内など)ごとに設置されている。室外用送信アンテナ22は、照合ECU16からの送信指令に従って所定周波数(具体的には、125kHz帯や134kHz帯などのLF帯)のリクエスト信号を送信して、車室外の所定領域(例えば、車両のドアアウトサイドハンドルから半径1m程度の車外領域)内に検知エリアを形成する。尚、この室外用送信アンテナ22による車室外の所定領域は、車両ドアに対して固定されるものであって、車両ドアの開閉に応じて車体本体に対して位置変化するものであってもよい。
チューナ24は、車室内(例えば、バックドア付近)に設けられた受信部である。チューナ24は、電子キー14から送信される所定周波数(具体的には、300MHz帯や400MHz帯などのRF帯)のレスポンス信号を受信し、その受信信号を照合ECU16へ向けて供給する。
照合ECU16は、不揮発性のメモリ26及び揮発性のメモリ28を有している。メモリ26には、搭載される自車両に対して使用可能な電子キー14の識別コードが登録される。尚、メモリ26への電子キー14の識別コードの登録・変更は、例えば車両販売店や修理工場などで所定の操作により行われる。照合ECU16は、電子キー14から送信されてチューナ24にて受信されるレスポンス信号に含まれる識別コードが、メモリ26に登録されている識別コードに一致するか否かを判別する認証照合を行うことができる。また、メモリ28には、後述の如く電子キー14から送信されるレスポンス信号に含まれる情報が書き込まれる。
電子キー14は、対応する車両の使用者(車両所有者や車両運転者など)により携帯される携帯機であって、対応する車両の使用に用いられる。電子キー14は、車載機12と無線通信を行うための通信機能を有しており、車載機12との間で所定周波数の信号を送受信することが可能である。電子キー14は、マイクロコンピュータを主体に構成される携帯用電子制御ユニット(以下、携帯ECUと称す)30を備えている。携帯ECU30は、車載機12からのリクエスト信号に応答して自己の識別コードを含むレスポンス信号を返信するトランスポンダ機能を有している。
電子キー14は、また、携帯ECU30に接続される、携帯用受信アンテナ32及び携帯用送信アンテナ34を備えている。携帯ECU30は、携帯用受信アンテナ32で受信される、車載機12からのリクエスト信号に基づいて、上記のトランスポンダ機能を実行する。具体的には、そのリクエスト信号に応答する、自己の識別コードを含むレスポンス信号を生成すると共に、その生成したレスポンス信号を携帯用送信アンテナ34から送信させる送信指令を発する。
携帯用受信アンテナ32は、車載機12の室内用送信アンテナ20及び室外用送信アンテナ22が送信する周波数帯(具体的には、LF帯)のリクエスト信号を受信することが可能である。携帯用受信アンテナ32は、受信した受信信号を携帯ECU30へ向けて供給する。携帯用送信アンテナ34は、携帯ECU30からの送信指令に従って、上記した車載機12の送信するリクエスト信号の周波数(LF帯)とは異なる周波数(具体的には、300MHz帯や400MHz帯などのRF帯)のレスポンス信号を送信する。
車載機12の照合ECU20には、エンジンスイッチ40が接続されている。エンジンスイッチ40は、車両の運転席近傍に設けられた運転者により操作されるパワースイッチであって、車両の電源ポジションをオフとアクセサリオンとイグニションオンとスタータオンとの間で切り替えるためのスイッチである。エンジンスイッチ40の状態を示す信号は、照合ECU20に供給される。照合ECU20は、エンジンスイッチ40の状態に基づいて車両の電源ポジションが何れにあるか否かを判定する。
照合ECU20には、また、カーテシスイッチ42が接続されている。カーテシスイッチ42は、車両ドアごとに設けられており、その車両ドアが閉状態にあるか或いは開状態にあるかに応じて出力信号が変化するスイッチである。各カーテシスイッチ42の出力する信号は、照合ECU20に供給される。照合ECU20は、各カーテシスイッチ42の出力信号に基づいて、各車両ドアが開状態にあるか或いは閉状態にあるかを判定する。
照合ECU20には、更に、ブザー44が接続されている。照合ECU20は、後に詳述する如く、特に車両起動後の車両使用中において、電子キー14が車内に存在せず電子キー14が車両の外部へ持ち出されたと判定した場合に、ブザー44に対して作動指令を行う。ブザー44は、車内や車両近傍の車外にいる人に対して警報を出力する警報機であって、照合ECU20からの作動指令に従って作動する。
以下、図2を参照して、本実施例の警報システム10の動作について説明する。図2は、本実施例の警報システム10において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例の警報システム10において、車載機12は、特にエンジンが稼動するイグニションオンやスタータオンを含む車両の使用が開始された後、定期的に、電子キー14が車両の外部へ持ち出されたか否かを判定すべく、電子キー14との間で無線通信を行う(ステップ100)。具体的には、車載機12の照合ECU16は、上記の車両使用中において定期的或いは特定のイベント発生ごとに、室内用送信アンテナ20に対してLF帯のリクエスト信号を送信するように指令を発する。かかる指令が発せられると、室内用送信アンテナ20が照合ECU16からの送信指令に従ってLF帯のリクエスト信号を送信することで、車室内に検知エリアが形成される。
電子キー14は、携帯用受信アンテナ32にて車載機12の送信するLF帯のリクエスト信号を受信することが可能である。電子キー14の携帯ECU30は、携帯用受信アンテナ32にてLF帯の信号が受信された場合(ステップ102)、その受信信号が正規のリクエスト信号(すなわち、対応する車両の車載機12からのリクエスト信号)として認識できるか否か、すなわち、携帯用受信アンテナ32にて受信されたLF帯の信号が正規の車載機12からのリクエスト信号であるか否かを判別する(ステップ104)。尚、携帯ECU30による携帯用受信アンテナ32にてLF帯の信号が受信されたか否かの判別は、携帯用受信アンテナ32にて所定レベル以上のLF帯の信号が受信されたか否かを判別するものであればよい。
携帯ECU30は、上記ステップ104において受信された信号が正規のリクエスト信号として認識されると判別した場合は、次に、自電子キー14でのリクエスト信号の受信が可能であることを示す受信可情報を含む、リクエスト信号に応答するレスポンス信号を生成して、携帯用送信アンテナ34に対してその受信可情報を含むRF帯のレスポンス信号を送信するように指令を発する(ステップ106)。かかる指令が発せられると、携帯用送信アンテナ34が携帯ECU30からの送信指令に従ってRF帯のレスポンス信号を送信する。
一方、携帯ECU30は、上記ステップ104において受信された信号が正規のリクエスト信号として認識されないと判別した場合は、次に、自電子キー14でのリクエスト信号の受信が不可であることを示す受信不可情報を含む、リクエスト信号に応答するレスポンス信号を生成して、携帯用送信アンテナ34に対してその受信不可情報を含むRF帯のレスポンス信号を送信するように指令を発する(ステップ108)。かかる指令が発せられると、携帯用送信アンテナ34が携帯ECU30からの送信指令に従ってRF帯のレスポンス信号を送信する。
車載機12は、チューナ24にて電子キー14の送信するレスポンス信号を受信することが可能である。車載機12の照合ECU16は、車両使用中において室内用送信アンテナ20からリクエスト信号を送信させた後、チューナ24にて電子キー14からのレスポンス信号を受信した場合に、そのレスポンス信号に含まれる情報を抽出して、その抽出情報として受信可情報が含まれるか或いは受信不可情報が含まれるかを判定する。
そして、照合ECU16は、その抽出情報としてリクエスト信号の受信可情報が含まれると判定した場合は、対応する電子キー14がリクエスト信号を受信できる状態にあるとして、その受信可情報をメモリ28に書き込む(ステップ110)。一方、その抽出情報としてリクエスト信号の受信不可情報が含まれると判定した場合は、対応する電子キー14がリクエスト信号を受信できない状態にあるとして、その受信不可情報をメモリ28に書き込む(ステップ112)。尚、受信可情報及び受信不可情報をメモリ28へ書き込むタイミングは、その情報内容が変化したときのみであってもよい。
このように、本実施例においては、車両使用中、車載機12の室内用送信アンテナ20からLF帯のリクエスト信号を送信させて車室内に電子キー14を検知するための検知エリアを形成することができる。そして、電子キー14に、携帯用受信アンテナ22に受信されたLF帯の信号が正規のリクエスト信号として認識される場合はリクエスト信号の受信可情報を含むRF帯のレスポンスを生成させて送信させ、一方、携帯用受信アンテナ22に受信されたLF帯の信号が正規のリクエスト信号として認識されない場合はリクエスト信号の受信不可情報を含むRF帯のレスポンスを生成させて送信させることができる。
車載機12による上記した車室内へのリクエスト信号の送信後、リクエスト信号の受信可情報を含むRF帯のレスポンスが電子キー14から送信されて車載機12に受信された場合は、その受信可情報を車載機12のメモリ28に書き込むことができ、一方、リクエスト信号の受信不可情報を含むRF帯のレスポンスが電子キー14から送信されて車載機12に受信された場合は、その受信不可情報を車載機12のメモリ28に書き込むことができる。
車載機12の照合ECU16は、車両使用中において上記のメモリ28への受信可情報及び受信不可情報を書き込んだ後を含めて常時、各カーテシスイッチ42の出力信号に基づいて各車両ドアが開状態にあるか或いは閉状態にあるかを判定する。そして、何れかの車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わったか否かを判定する(ステップ120)。その結果、何れの車両ドアも開状態から閉状態へ切り替わっていないと判定した場合は、以後も通常どおり、室内用送信アンテナ20からのリクエスト信号の送信を継続させる。
一方、照合ECU16は、上記ステップ120において何れかの車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わったと判定した場合は、次にまず、メモリ28にアクセスしてそのメモリ28に記憶されている受信可情報又は受信不可情報を読み出し、その読み出した情報が受信可情報であるか又は受信不可情報であるかを判定する(ステップ122)。
照合ECU16は、上記ステップ122においてメモリ28から読み出した情報が受信可情報であると判定した場合は、次に、室内用送信アンテナ20に対してLF帯のリクエスト信号を送信するように指令を発する(ステップ124)。かかる指令が発せられると、室内用送信アンテナ20が照合ECU16からの送信指令に従ってLF帯のリクエスト信号を送信することで、車室内に検知エリアが形成される。
電子キー14の携帯ECU30は、携帯用受信アンテナ32にて受信される信号が正規のリクエスト信号(すなわち、対応する車両の車載機12からのリクエスト信号)として認識できるか否かを判別する(ステップ126)。尚、このステップ126では、携帯用受信アンテナ32にてLF帯の信号が受信されかつその受信されたLF帯の信号が正規の車載機12からのリクエスト信号であると判定される場合に、肯定判定がなされればよい。
そして、携帯ECU30は、上記ステップ126において受信される信号が正規のリクエスト信号として認識されると判別した場合は、次に、受信可情報を含むレスポンス信号を生成して、携帯用送信アンテナ34に対してその受信可情報を含むRF帯のレスポンス信号を送信するように指令を発する(ステップ128)。尚、携帯ECU30は、上記ステップ126において携帯用受信アンテナ32にて信号(特にLF帯の信号)が受信される一方でその受信された信号が正規の車載機12からのリクエスト信号でないと判定されることで受信信号が正規のリクエスト信号として認識されないと判別した場合は、次に、受信不可情報を含むレスポンス信号を生成して、携帯用送信アンテナ34に対してその受信不可情報を含むRF帯のレスポンス信号を送信するように指令を発することとしてもよい。かかる送信指令が発せられると、携帯用送信アンテナ34が携帯ECU30からの送信指令に従ってRF帯のレスポンス信号を送信する。
車載機12の照合ECU16は、車両ドアの開状態から閉状態への切り替わりに伴う室内用送信アンテナ20からのリクエスト信号の送信後、チューナ24にて電子キー14からのレスポンス信号を受信した場合に、そのレスポンス信号に含まれる情報を抽出して、その抽出情報として受信可情報が含まれるか或いは受信不可情報が含まれるかを判定する。
そして、照合ECU16は、チューナ24にて受信したレスポンス信号からの抽出情報としてリクエスト信号の受信可情報が含まれると判定した場合(ステップ130)は、対応する電子キー14が自車両の車室内に存在するとして、ブザー44を用いた警報を出力させない(ステップ132)。この場合は、ブザー44から警報出力はなされない。
一方、照合ECU16は、車両ドアの開状態から閉状態への切り替わりに伴う室内用送信アンテナ20からのリクエスト信号の送信後、チューナ24にて受信したレスポンス信号からの抽出情報としてリクエスト信号の受信不可情報が含まれると判定した場合、及び、そのリクエスト信号の送信から所定時間が経過しても、チューナ24にて電子キー14からのレスポンス信号を受信しない場合は、対応する電子キー14が自車両の車室内に存在しないとして、ブザー44に対して作動指令を行ってブザー44を用いた警報を出力させる(ステップ134)。かかる作動指令がなされると、ブザー44が照合ECU16からの作動指令に従って警報を出力する。
このように、本実施例においては、車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わった際にメモリ28に受信可情報が記憶されているときは、その直後、車載機12の室内用送信アンテナ20からリクエスト信号を送信させて車室内に検知エリアを形成することで電子キー14の応答を要求することができる。そして、受信可情報を含むレスポンス信号が電子キー14から送信されて車載機12に受信された場合は、対応の電子キー14が自車両の車室内に存在するとして、ブザー44から警報を出力せず、一方、受信可情報を含むレスポンス信号が電子キー14から送信されず車載機12に受信されない場合は、対応の電子キー14が自車両の車室内に存在せず車室内から車室外へ持ち出されたとして、ブザー44から警報を出力することができる。
また、本実施例において、照合ECU16は、上記ステップ122においてメモリ28から読み出した情報が受信不可情報であると判定した場合は、次に、室外用送信アンテナ22に対してLF帯のリクエスト信号を送信するように指令を発する(ステップ140)。かかる指令が発せられると、室外用送信アンテナ22が照合ECU16からの送信指令に従ってLF帯のリクエスト信号を送信することで、車室外に検知エリアが形成される。
電子キー14の携帯ECU30は、携帯用受信アンテナ32にて受信される信号が正規のリクエスト信号(すなわち、対応する車両の車載機12からのリクエスト信号)として認識できるか否かを判別する(ステップ142)。尚、このステップ142では、携帯用受信アンテナ32にてLF帯の信号が受信されかつその受信されたLF帯の信号が正規の車載機12からのリクエスト信号であると判定される場合に、肯定判定がなされればよい。
そして、携帯ECU30は、上記ステップ142において受信される信号が正規のリクエスト信号として認識されると判別した場合は、次に、受信可情報を含むレスポンス信号を生成して、携帯用送信アンテナ34に対してその受信可情報を含むRF帯のレスポンス信号を送信するように指令を発する(ステップ144)。尚、携帯ECU30は、上記ステップ142において携帯用受信アンテナ32にて信号(特にLF帯の信号)が受信される一方でその受信された信号が正規の車載機12からのリクエスト信号でないと判定されることで受信信号が正規のリクエスト信号として認識されないと判別した場合は、次に、受信不可情報を含むレスポンス信号を生成して、携帯用送信アンテナ34に対してその受信不可情報を含むRF帯のレスポンス信号を送信するように指令を発することとしてもよい。かかる送信指令が発せられると、携帯用送信アンテナ34が携帯ECU30からの送信指令に従ってRF帯のレスポンス信号を送信する。
車載機12の照合ECU16は、車両ドアの開状態から閉状態への切り替わりに伴う室外用送信アンテナ22からのリクエスト信号の送信後、チューナ24にて電子キー14からのレスポンス信号を受信した場合に、そのレスポンス信号に含まれる情報を抽出して、その抽出情報として受信可情報が含まれるか或いは受信不可情報が含まれるかを判定する。
そして、照合ECU16は、チューナ24にて受信したレスポンス信号からの抽出情報としてリクエスト信号の受信可情報が含まれると判定した場合(ステップ146)は、対応する電子キー14が自車両の車室内に存在せず車室外(具体的には、車両ドア近傍)に存在するとして、ブザー44に対して作動指令を行ってブザー44を用いた警報を出力させる(ステップ134)。かかる作動指令がなされると、ブザー44が照合ECU16からの作動指令に従って警報を出力する。
一方、照合ECU16は、車両ドアの開状態から閉状態への切り替わりに伴う室外用送信アンテナ22からのリクエスト信号の送信後、チューナ24にて受信したレスポンス信号からの抽出情報としてリクエスト信号の受信不可情報が含まれると判定した場合、及び、そのリクエスト信号の送信から所定時間が経過しても、チューナ24にて電子キー14からのレスポンス信号を受信しない場合は、対応する電子キー14が自車両の車室外に存在しないとして、ブザー44を用いた警報を出力させない(ステップ148)。この場合は、ブザー44から警報出力はなされない。
このように、本実施例においては、車両使用中において車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わった際にメモリ28に受信不可情報が記憶されているときは、その直後、車載機12の室外用送信アンテナ20からリクエスト信号を送信させて車室外(具体的には、車両ドア近傍)に検知エリアを形成することで電子キー14の応答を要求することができる。そして、受信可情報を含むレスポンス信号が電子キー14から送信されて車載機12に受信された場合は、対応の電子キー14が自車両の車室外に存在して車室内から車室外へ持ち出されたとして、ブザー44から警報を出力することができ、一方、受信可情報を含むレスポンス信号が電子キー14から送信されず車載機12に受信されない場合は、対応の電子キー14が自車両の車室外に存在せず車室内から車室外へ持ち出されていないとして、ブザー44から警報を出力させないことができる。
車載機12の照合ECU12は、上記ステップ132、134、及び148においてブザー44から警報を出力する或いは出力しない処理を実行すると、次に、電子キー14との間の無線通信を終了する条件が成立するか否かの判別を行う(ステップ150)。そして、電子キー14との間の無線通信を終了する条件が成立しないと判別した場合は、以後も通常どおり、車両使用中において室内用送信アンテナ20からのリクエスト信号の送信を継続させる。一方、電子キー14との間の無線通信を終了する条件が成立すると判別した場合は、車両使用中における室内用送信アンテナ20からのリクエスト信号の送信を停止させる。
従って、本実施例の警報システム10によれば、エンジン稼動中などの車両使用中は、車載機12から車室内へLF帯のリクエスト信号を送信することで、電子キー14が車室内に存在するか否かを確認することができる。また、この確認を行ううえで、電子キー14に、受信されるLF帯の信号が車載機12からのリクエスト信号として認識されるか否かを判別させて、車載機12からのリクエスト信号が受信可能であるかを示す受信可情報又は受信不可情報を含むRF帯のレスポンス信号を送信させると共に、車載機12に、電子キー14からの受信可情報又は受信不可情報をメモリ28に書き込むことができる。
この点、例えば、車載機12の室内用送信アンテナ20から電子キー14に向けてLF帯のリクエスト信号が送信されたときに、そのリクエスト信号がエンジンの点火ノイズ等に起因して妨害されても、電子キー14から車載機12へ電子キー14がリクエスト信号を受信できない状態にあることを受信不可情報として車載機12側に知らせてそのメモリ28に記憶させることができる。
また、本実施例の警報システム10によれば、車両使用中において車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わった際にメモリ28から情報を読み出して、その情報が受信可情報であるか或いは受信不可情報であるかを判定させることができる。
そして、メモリ28に受信可情報が記憶されていると判定したときは、車載機12から車室内へLF帯のリクエスト信号を送信して電子キー14が車室内に存在するか否かを確認することができる。受信可情報がメモリ28に記憶されていれば、電子キー14が車載機12からのリクエスト信号を認識可能な状態にあって車室内に存在している筈である。この場合は、車両ドアの開状態から閉状態への切り替え直後において、車載機12の室内用送信アンテナ20を用いて車室内に検知エリアを形成して電子キー14の応答を要求すれば、電子キー14は応答することが可能であるので、電子キー14が車室内から車室外へ持ち出されたか否かを判定することが可能となる。
一方、メモリ28に受信不可情報が記憶されていると判定したときは、車載機12から車室外へLF帯のリクエスト信号を送信して電子キー14が車室外に存在するか否かを確認することができる。受信不可情報がメモリ28に記憶されていれば、電子キー14が車室内に存在していても車載機12からのリクエスト信号を認識できる状態にないと判断できる。この場合は、車載機12の室内用送信アンテナ20を用いて車室内に検知エリアを形成して電子キー14の応答を要求しても、電子キー14は応答することができない一方、車両ドアの開状態から閉状態への切り替え直後において、車載機12の室外用送信アンテナ22を用いて車室外に検知エリアを形成して電子キー14の応答を要求すれば、電子キー14は応答することが可能であるので、電子キー14が車室内から車室外へ持ち出されたか否かを判定することが可能となる。
このため、本実施例の警報システム10によれば、電子キー14が車室内に存在するにもかかわらず、例えばエンジン稼動による点火ノイズ等に起因して車載機12の室内用送信アンテナ20から送信されるリクエスト信号が妨害されることで、そのリクエスト信号を電子キー14が認識できないときに、直ちに電子キー14が車室内から車室外へ持ち出されたと車載機12が誤判定するのを回避することができる。そして、車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わった際に車載機12が室外用送信アンテナ22を用いたリクエスト信号の送信によって車室外に検知エリアを形成することにより、実際に電子キー14が車室外へ持ち出されていたときはその持ち出しを検知することができる。
従って、本実施例によれば、車両使用中において、エンジン稼動による点火ノイズ等に起因して電子キー14が車両の外部へ持ち出されたと誤判定されるのを防止しつつ、電子キー14が車両の外部へ持ち出されたときにその持ち出しを確実に検知することができるので、これにより、ブザー44を用いた警報を適切に行うことが可能である。
また、上記の如く電子キー14が車両の外部へ持ち出されたと誤判定されるのが防止されれば、車両におけるノイズ発生源の近傍に別途、LF帯のリクエスト信号を送信する送信アンテナを追加して配置することは不要である。従って、本実施例によれば、車両にノイズ対策用の送信アンテナを追加することなく、上記した点火ノイズ等に起因した電子キー14の車両外部への持ち出し誤判定を防止することができるので、その誤判定防止のためにコストアップが招来するのを回避することができる。
尚、上記の実施例においては、LF帯が特許請求の範囲に記載した「第1帯域」に、RF帯が特許請求の範囲に記載した「第2帯域」に、チューナ24が特許請求の範囲に記載した「車両用受信アンテナ」に、照合ECU16が特許請求の範囲に記載した「持出判定部」及び「読出部」に、ブザー44が特許請求の範囲に記載した「警報部」に、携帯ECU30が特許請求の範囲に記載した「受信可否判定部」に、メモリ28が特許請求の範囲に記載した「記憶部」に、それぞれ相当している。
また、上記の実施例においては、ステップ100が特許請求の範囲に記載した「第1のステップ」に、ステップ104が特許請求の範囲に記載した「第2のステップ」に、ステップ106,108が特許請求の範囲に記載した「第3のステップ」に、ステップ110,112が特許請求の範囲に記載した「第4のステップ」に、ステップ140が特許請求の範囲に記載した「第5のステップ」に、ステップ146が特許請求の範囲に記載した「第6のステップ」に、ステップ134が特許請求の範囲に記載した「第7のステップ」に、それぞれ相当している。
ところで、上記の実施例においては、車載機12の有する警報機として人の聴覚を刺激するブザー44を用いた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ブザー44に代えて或いはブザー44と共に、警報機として人の視覚を刺激する表示装置(例えば、ハザードランプなど)を用いることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、車載機12の送信するリクエスト信号がLF帯の信号でありかつ電子キー14の送信するレスポンス信号がRF帯の信号である。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、上記のリクエスト信号やレスポンス信号が他の帯域の信号であるものに適用することも可能である。
10 電子キー持ち出し警報システム
12 車載機
14 電子キー
16 照合ECU
20 室内用送信アンテナ
22 室外用送信アンテナ
24 チューナ
28 メモリ
30 携帯ECU
32 携帯用受信アンテナ
34 携帯用送信アンテナ
40 エンジンスイッチ
42 カーテシスイッチ
44 ブザー

Claims (5)

  1. 車両に搭載される車載機と、前記車両に対応する車両使用者に携帯される電子キーと、を備える電子キー持ち出し警報システムであって
    前記車載機は、
    前記電子キーの応答を要求する第1帯域のリクエスト信号をそれぞれ送信する室内用送信アンテナ及び室外用送信アンテナと、
    前記電子キーから送信される前記第1帯域と異なる第2帯域のレスポンス信号を受信する車両用受信アンテナと、
    前記室内用送信アンテナ又は前記室外用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより受信される前記レスポンス信号に基づいて、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたか否かを判定する持出判定部と、
    前記持出判定部により前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定された場合に警報を出力する警報部と、を有
    前記電子キー
    前記リクエスト信号を含む前記第1帯域の信号を受信する携帯用受信アンテナと、
    前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であるか否かを判定する受信可否判定部と、
    前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であると前記受信可否判定部により判定される場合に前記リクエスト信号の受信可を示す受信可情報を含む前記レスポンス信号を送信し、一方、前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号でないと前記受信可否判定部により判定される場合に前記リクエスト信号の受信不可を示す受信不可情報を含む前記レスポンス信号を送信する携帯用送信アンテナと、を有
    前記持出判定部は、前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記受信不可情報を含む前記レスポンス信号が受信された場合であって、その後、前記室外用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後に前記車両用受信アンテナにより前記レスポンス信号が受信される場合に、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定することを特徴とする電子キー持ち出し警報システム。
  2. 前記室外用送信アンテナは、前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記受信不可情報を含む前記レスポンス信号が受信された場合であって、その後、車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わった場合に前記リクエスト信号を送信すると共に、
    前記持出判定部は、前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記受信不可情報を含む前記リクエスト信号が受信された場合であって、その後、前記室外用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後に前記車両用受信アンテナにより受信される前記レスポンス信号に前記受信可情報が含まれる場合に、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定することを特徴とする請求項1記載の電子キー持ち出し警報システム。
  3. 前記車載機は、前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記レスポンス信号が受信される場合に該レスポンス信号に含まれる前記受信可情報又は前記受信不可情報が書き込まれる記憶部と、車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わった場合に、前記記憶部に記憶されている情報を読み出す読出部と、を更に有すると共に、
    前記室外用送信アンテナは、前記読出部により読み出された、前記記憶部に記憶されていた情報が前記受信不可情報である場合に、前記リクエスト信号を送信することを特徴とする請求項2記載の電子キー持ち出し警報システム。
  4. 前記室内用送信アンテナは、自己による前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記受信可情報を含む前記リクエスト信号が受信された場合であって、その後、車両ドアが開状態から閉状態へ切り替わった場合に前記リクエスト信号を送信すると共に、
    前記持出判定部は、前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記受信可情報を含む前記リクエスト信号が受信された場合であって、その後、前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後に前記車両用受信アンテナにより前記受信可情報を含む前記レスポンス信号が受信されない場合に、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の電子キー持ち出し警報システム。
  5. 車両に搭載される車載機に、室内用送信アンテナから該車両に対応する車両使用者に携帯される電子キーの応答を要求する第1帯域のリクエスト信号を送信させる第1のステップと、
    前記電子キーに、前記リクエスト信号を含む前記第1帯域の信号を受信する携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であるか否かを判定させる第2のステップと、
    前記電子キーに、前記第2のステップにおいて前記携帯用受信アンテナにより受信される前記第1帯域の信号が正規の前記リクエスト信号であると判定される場合に前記リクエスト信号の受信可を示す受信可情報を含む前記第1帯域と異なる第2帯域のレスポンス信号を携帯用送信アンテナから送信させ、一方、前記第2のステップにおいて前記携帯用受信アンテナにより受信される信号が正規の前記リクエスト信号でないと判定される場合に前記リクエスト信号の受信不可を示す受信不可情報を含む前記レスポンス信号を前記携帯用送信アンテナから送信させる第3のステップと、
    前記車載機に、前記第1のステップにおける前記室内用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、車両用受信アンテナにより前記受信不可情報を含む前記レスポンス信号が受信される場合に、その後、室外用送信アンテナから前記リクエスト信号を送信させる第のステップと、
    前記車載機に、前記第のステップにおける前記室外用送信アンテナによる前記リクエスト信号の送信後、前記車両用受信アンテナにより前記レスポンス信号が受信される場合に、前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定させる第のステップと、
    前記車載機に、前記第のステップにおいて前記電子キーが該車両の外部へ持ち出されたと判定された場合に警報を出力させる第のステップと、
    を備えることを特徴とする電子キー持ち出し警報方法。

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