JP6178828B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつ100(以下、単におむつ100ともいう)の基本的な構造が示されている。
おむつ100は、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート12、液不透過性の裏面シート13、及び両シート12,13間に配置された吸収体14を具備する。裏面シート13に関し、液不透過性とは、液難透過性も含む概念であり、裏面シート13が液を全く通さない場合の他、撥水性のシート等からなる場合等も含まれる。
複合シート10は、図3に示すように、おむつ100の長手方向(物品長手方向)Xaに沿う第1方向Xと、おむつ100の幅方向(物品幅方向)Yaに沿う第2方向Yとを有している。また、複合シート10は、図3に示すように、凸部4が相互に異なるパターンで形成された中央領域M及び該中央領域Mの両側に位置する一対のサイド領域S,Sを有している。中央領域Mは、おむつ100の幅方向(物品幅方向)Yaの中央部に位置し、一対のサイド領域S,Sは、中央領域Mの第2方向Yに沿う両側縁の外方に形成されている。相互に異なるパターンで形成された凸部4を有する中央領域M及びその両側のサイド領域S,Sは、おむつ100の長手方向Xaにおいて、少なくとも股下部Cに形成されていることが好ましく、股下部Cから腹側部A及び背側部Bの何れか一方若しくは双方に亘って形成されていること、又は吸収体14の全長に亘っていることが好ましく、更におむつ100の全長に亘っていることが好ましい。
すなわち、図6に示すように、おむつ100の着用中に、着用者の肌からの圧力により複合シート10が加圧されると、着用者の液排出部付近に位置する中央領域Mの中央第1凸部41は、サイド第1凸部41’よりも高さが高く、中央領域Mとしての圧縮変形量がサイド領域Sの圧縮変形量よりも大きいことによって、図6(b)及び図7に示すように、頂部付近が柔軟に変形して良好な肌触りを示す一方、凸部41の付け根付近Kの繊維密度が圧縮により高まる。そのため、中央領域Mを、着用者の液排出部付近に配される部位に配置し、素早く液を吸収するポイントを多数形成することにより、吸収性能に優れたおむつ100が得られる。
他方、サイド領域Sに形成されたサイド第1凸部41’は、中央第1凸部41に比して高さが低く、サイド領域S,Sとしての圧縮変形量も中央領域Mの圧縮変形量より小さいことによって、着用者の肌からの圧力により複合シート10が加圧されても、相対的に潰れにくく肌との接触面積が少ない状態が比較的安定に維持される。そのため、おむつ100の通気性が高まりムレが一層効果的に抑制される。
このような作用により、第1実施形態の使い捨ておむつ100は、通気性及び液の引き込み性の両者に優れている。
また中央第1凸部41の高さH1は、好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、更に好ましくは4mm以下であり、また好ましくは0.5mm以上5mm以下、更に好ましくは1mm以上4mm以下である。
またサイド第1凸部41’の高さH1’は、好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは0.6mm以上であり、また好ましくは4mm以下、更に好ましくは3mm以下であり、また好ましくは0.3mm以上4mm以下、更に好ましくは0.6mm以上3mm以下である。
また中央第1凸部41の高さH1とサイド第1凸部41’の高さH1’との差は、前記高さH1>前記高さH1’を前提として、好ましくは0.1mm以上、更に好ましくは0.2mm以上であり、また好ましくは2mm以下、更に好ましくは1mm以下であり、また好ましくは0.1mm以上2mm以下、更に好ましくは0.2mm以上1mm以下である。
〔圧縮変形量の測定方法〕
所定のサイズにサンプルをカットし、0.1kPaで測定部位を加圧した状態で厚みを測定後、2.0kPaで加圧した状態で厚みを測定する。0.1kPa下で測定した厚みから2.0kPa下で測定した厚みを引いた差分を圧縮変形量とする。
測定箇所は、1枚辺り任意の3点以上とし、サンプル2枚(測定箇所6点以上)の平均で厚みを出す。
測定用サンプルとしては、2枚の表面シート(複合シート)から切り出した2枚のサンプルを用い、測定部位は、各サンプルの中央領域及び左右のサイド領域のそれぞれについて、任意の3箇所以上とする。
各測定部位に、20mm×30mmの矩形状の平板を載せ、各測定部位毎に、荷重2.0kPa下の厚み及び荷重0.1kPa下の厚みを測定する。
ここでいう厚みは、複数の中央第1凸部41を含む中央領域、又は複数のサイド第1凸部41’を含むサイド領域としての厚みである。
そして、各測定部位毎に、荷重0.1kPa下の厚みから荷重2.0kPa下の厚みを引いて厚み差を算出する。
中央領域については、合計6箇所以上の測定部位についての前記厚み差の平均値を、中央第1凸部41の圧縮変形量とし、左右のサイド領域についての、合計12箇所以上の測定部位についての前記厚み差の平均値を、サイド第1凸部41’の圧縮変形量とする。
例えばパッケージに圧縮充填された状態のおむつサンプルを測定する場合には、おむつから表面シートをはがし取り1日以上放置したサンプルを鋭利なかみそりで所定のサイズに切断する。この切断されたサンプルの全面を覆うように0.1kPaになるように荷重を調整した平板を乗せ1分以上経過した後に、サンプルを載置した水平な支持面から平板までの距離を測定する。その後、2.0kPaでも同様に測定する。
肉眼にて測定し難い場合には、前記切断されたサンプルの断面を、例えば、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で観察し、測定してもよい。
〔凸部の高さの測定方法〕
サンプルを、鋭利なカミソリで切断し、その切断端面を観察して、第2シート2の下面と各凸部頂部の上面との間の最短距離を計測する。得られた値を各凸部の高さとする。肉眼にて測定し難い場合には、切断されたサンプルの断面を、例えば、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で観察して測定してもよい。また、例えば、パッケージに圧縮充填された状態のおむつサンプルを測定する場合には、おむつから表面シートをはがし取り1日以上放置したサンプルについて、上記と同様に計測して得られた値とする。各凸部の高さは、無荷重下で測定する。
〔複合シート10の中央領域Mの構成〕
図8には、図3に示す複合シート10の中央領域Mの拡大平面図が示されている。図9(a)〜図9(c)は、図8のVa−Va線断面図、Vb−Vb線断面図及びVc−Vc線断面図である。
図3、図4及び図8に示されるとおり、複合シート10の中央領域Mには、第2方向Yに連続して延びる中央連続凸部40が、第1方向Xに一定の距離を隔てて複数本形成されている。中央連続凸部40のそれぞれにおいては、図8及び図9(a)に示すように、第2方向Yに交互に配置された中央第1凸部41と、中央第1凸部41よりも高さの低い中央第2凸部42とが互いに連結されている。本明細書において、凸部が連結されているとは、隣り合う2個の凸部が、接合部によって隔てられておらず、一方の凸部の一部が他方の凸部の一部をなし、かつ他方の凸部の一部が一方の凸部の一部をなしていることをいう。
中央連続凸部40を構成する中央第1凸部41及び中央第2凸部42は、少なくとも中央第1凸部41の裏側に空洞が存在することが好ましく、それぞれの裏側に空洞が存在し、中央第1凸部41の裏面の空洞と中央第2凸部42の裏面の空洞とが連続して、中央連続凸部40の裏側に、第2方向Yに沿って連続して延びる連続中空部40Vが形成されていることが更に好ましい。
中央連続凸部40を構成する中央第1凸部41と中央第2凸部42は、図8に示すように、何れも平面視での形状が略円形状である。また、中央第1凸部41及び第2凸部42は、第1方向X及び第2方向Yの何れの方向での断面においても頂部を有する形状をしている。
エンボス領域Eには、積層された第1シート1及び第2シート2が、エンボス加工により部分的に接合されて形成された接合部として、第1接合部31及び第2接合部32が形成されている。これらの接合部31,32においては、第1シート1と第2シート2とがエンボス加工により一体的に加圧され、両シートは何れも他の部分に比して高密度化しており、好ましくは、一方又は両方のシートの構成樹脂の溶融及びその後の固化により両シート間が熱融着している。
矩形をしている第1接合部31は、その長辺を第1方向Xに一致させ、かつ第2方向Yに沿って間隔を置いて一列に配置されている。それによって、第2方向Yに沿う第1接合部列R1が形成されている。第2接合部32は、互いに直交する2辺のうちの一辺を第2方向Y、他の一辺を第1方向Xに一致させ、かつ第2方向Yに沿って間隔を置いて一列に配置されている。それによって第2方向Yに沿う第2接合部列R2が形成されている。
各第1接合部列R1においては、第2方向Yにおける第1接合部31の配置間隔は一定である。各第2接合部列R2においては、第2方向Yにおける第2接合部32の配置間隔は、2種類の間隔で有し、間隔の広い部分と間隔の狭い部分とを交互に有している。各第1接合部列R1においては、第2方向Yに沿って見たときの第1接合部31の配置位置はすべて同じになっている。各第2接合部列R2についても、第2方向Yに沿って見たときの第2接合部32の配置位置はすべて同じになっている。
第1接合部列R1を構成する1つの第1接合部31に着目すると、2つの第2接合部列R2を構成する合計4つの第2接合部32が、その第1接合部31の周囲に、その第1接合部31の4つの角部にそれぞれの角部を対向させた状態に近接配置されている。それによって、1つの第1接合部31とその周囲に位置する4つの第2接合部32とからなる一纏りの接合部群30が形成されている。個々のエンボス領域Eにおいては、同様の接合部群30が、第2方向Yに沿って一定の間隔で複数形成されている。
更に、図8に示すように、中央第2凸部42及び中央第3凸部43に加えて第4凸部44にも着目すると、これら3種類の凸部は、中央第2凸部42と第4凸部44と中央第3凸部43と第4凸部44とがこの順で、第1方向Xに沿って規則的に、かつ直線状に配置されている。
第4凸部44は、その上面が概ね平坦になっている。なお、第4凸部44は文字どおり「凸部」ではあるが、該第4凸部44は、中央連続凸部40を構成する中央第1及び第2凸部41,42の何れよりも相対的に高さが低く、かつ中央第3凸部43よりも相対的に高さが低いことから、これらの凸部から見て相対的に凹部となる。
図3に示される通り、複合シート10の一対のサイド領域S,Sには、第1シート1が、接合部以外の部位において第2シート2から離れる方向に突出して形成された凸部が、中央領域Mにおける同凸部とは異なるパターンで形成されている。凸部のパターンが異なるという表現には、凸部の配置のみが異なる場合と、凸部の形態が異なる場合と、それらの両方が異なる場合の何れもが含まれる。凸部の配置が異なる態様には、凸部間の距離が異なる場合も含まれる。また凸部の形態が異なる態様には、凸部の平面視形状が異なる場合も含まれる。
本実施形態の複合シート10においては、中央領域Mと一対のサイド領域S,Sとで、凸部の配置及び形態が異なっている。
これらの図に示されるとおり、複合シート10のサイド領域Sには、第3接合部33が第2方向Yに沿って2種類の間隔La,Lbで規則的に配置された第2方向接合部列Rが、第1方向Xに複数列形成されている。より詳細には、第2方向接合部列Rは、第2方向Yにおける第3接合部33どうし間の間隔として、第1の間隔Laと、第1の間隔Laよりも広い第2の間隔Lbとを有しており、第2方向接合部列R中の複数の第3接合部33は、これら2種類の間隔を、第2方向Yに交互に有するように第2方向Yに間欠配置されている。
本実施形態の複合シート10においては、個々の第2方向接合部列Rに、第2方向Yに第1の間隔Laで近接配置された一対の第3接合部33からなる接合部対34が、第2方向Yに第1の間隔Laの2倍以上の間隔Lbで間欠配置されており、サイド第1凸部41’は、第2方向Yにおいて隣り合う接合部対34,34どうし間に形成されている。接合部対34は、第2方向接合部列R中において最も狭い間隔Laで隣り合う一対の第3接合部33からなる。
より詳細には、図10に示すように、平面視した複合シート10に、互いに平行な複数本の第1の仮想直線L3と、第1仮想直線L3との間に角度θ(図10参照)を有する互いに平行な複数本の第2の仮想直線L4とを想定したときに、第1仮想直線L3と第2仮想直線L4との各交点に、サイド第1凸部41’が位置している。第1の仮想直線L3と第2の仮想直線L4とのなす角度θ(図10参照)は、30°以上165°以下が好ましく、45°以上150°以下が更に好ましい。第1の仮想直線L3及び第2の仮想直線L4は、両者の各交点にサイド第1凸部41’が位置するように引けばよい。なお、図10に示す例においては、第1の仮想直線L3及び第2の仮想直線L4は、いずれも、第1方向X及び第2方向Yに対して傾斜しているが、第1の仮想直線L3又は第2の仮想直線L4の何れか一方又は双方を、第1方向X又は第2方向Yと平行としても良い。
個々の接合部対34を構成する一対の第3接合部間及びサイド第1凸部41’の周囲において互いに隣り合う接合部対34どうし間は、微小凸部44’となっているが、微小凸部44’は、第3接合部33の上面より僅かに突出する程度の高さであり、通常、その高さH4’は、サイド第1凸部41’の1/3以下である。
そのため、第3方向凸部列どうし間及び第4方向凸部列どうし間は、空気が流通し易い通気路となり、優れた通気性が得られる。
そのため、中央第1凸部41の圧縮により凸部の付け根付近Kに生じる繊維の高密度域が、中央連続凸部40に沿って多数又は連続的に生じ、中央領域Mにおける液の吸収性能が一層向上する。その上、サイド領域Sは、サイド第1凸部41’が散点状に形成されていることによって、サイド第1凸部41’が、より圧力に対して変形しにくくなる。
これらにより、通気性及び液の引き込み性を一層向上させることができる。
また、第1実施形態においては、複合シート10の中央領域Mに形成された中央連続凸部40が、中央第1凸部41と該中央第1凸部41よりも高さの低い中央第2凸部42とが交互に連なった構成を有していたが、それに代えて、高さが最大の凸部である中央第1凸部のみが複数連なっていても良い。その場合にも、同様の効果が得られる。
また、サイド領域Sには、本実施形態のように、高さが最大のサイド第1凸部41’及び前述した微小凸部44’のみが形成されていても良いが、それらの中間の高さを有する第2凸部(図示せず)が更に形成されていても良く、例えば、サイド第1凸部41’と第2凸部(図示せず)とが平面方向に混在した状態に分布していても良い。
高さが等しいことにより、中央第1凸部41が潰れた際に、表面シート12に加わる圧力を分散できるため、サイド領域Sのサイド第1凸部41’が圧力に対してより変形しにくく、サイド領域Sにおける通気性が一層確実に確保できる。
なお、高さが等しいという表現には、中央第3凸部43の高さH3とサイド第1凸部41’の高さH1’とが厳密に等しい場合に加えて、中央第3凸部43の高さH3とサイド第1凸部41’の高さH1’との差(H3−H1’の絶対値)が、中央第3凸部43の高さH3の10%以内である場合も含まれる。
そして、図12に示すように、その弾性部材配置領域BMにおける中央連続凸部40の幅をP1、前記弾性部材19の間隔をP2、中央連続凸部40の中央部どうし間の間隔をP3としたときに、P1<P2<P3の関係を満たしている。
更に、前述した縦長接合部としての第1接合部31が、物品幅方向Yaに沿う第2方向Yに等間隔に配置されていると、弾性部材19の収縮に伴う中央連続凸部40の収縮が、規則的なものとなり、中央連続凸部40内にも繊維密度の粗密勾配ができ、背側部Bにおける液吸収効果が一層高まる。
また、縦長接合部である第1接合部31は、第1方向Xに沿う長さが、第2接合部32の第1方向Xに沿う長さの、1.2倍以上、特に1.5倍以上であることが好ましく、また5倍以下、特に3倍以下であることが好ましく、より具体的には、1.2倍以上5倍以下、特に1.5倍以上3倍以下であることが好ましい。
また第2接合部32は、第1方向Xに沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましく、第2方向Yに沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましい。
また、第3接合部33は、第1方向Xに沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましく、第2方向Yに沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましい。
また、第3接合部33についての第2方向接合部列Rは、第2方向Yにおける第3接合部33間の間隔が大きい部分の間隔Laが、間隔が狭い部分の第3接合部33間の間隔に対して、2倍以上、特に2.5倍以上であることが好ましく、5倍以下、特に4倍以下であることが好ましく、2倍以上5倍以下、特に2.5倍以上4倍以下であることが好ましい。
図14には、第1ロール111の中央領域形成部の周面に、第2ロール112の凸部が噛み合った状態を平面に展開した状態が示されており、図15には、第1ロール111のサイド領域形成部の周面に、第2ロール112の凸部が噛み合った状態を平面に展開した状態が示されている。図14及び図15中、矢印Uで示す方向が第1ロール111及び第2ロール112の回転方向であり、矢印Vで示す方向が第1ロール111及び第2ロール112の軸芯方向である。また、図14及び図15同図中、細かいドットで示した矩形又は正方形状の領域が、第1ロール111における歯車の歯先面を示しており、粗いドットで示した領域が、第2ロール112における歯車の歯先面を示している。
また、吸収性物品をその長手方向である物品長手方向に収縮させる弾性部材として、立体ギャザーを形成する弾性部材15a及びレッグギャザーを形成する弾性部材16の何れか一方のみが配されていても良い。また、立体ギャザーを形成する弾性部材15a及びレッグギャザーを形成する弾性部材16は、それぞれ、それぞれ吸収性物品の左右両側に1本ずつのみ配されていても良いし複数本ずつ配されていても良い。また、吸収性物品をその長手方向である物品長手方向に収縮させる弾性部材が配されていなくても良い。
<1>
複合シートからなる表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収体を具備する吸収性物品であって、
前記複合シートは、物品長手方向に沿う第1方向及び物品幅方向に沿う第2方向を有するとともに、積層された第1シート及び第2シートが部分的に接合されて複数の接合部が形成され、第1シートが、前記接合部以外の部位において第2シートから離れる方向に突出して、着用者の肌側に向かって突出する凸部を形成しており、
前記複合シートは、前記凸部が相互に異なるパターンで形成された中央領域及び該中央領域の両側に位置する一対のサイド領域を有しており、
前記中央領域における高さが最大の凸部である中央第1凸部は、前記サイド領域における高さが最大の凸部であるサイド第1凸部に比して高さが高く、
前記中央領域の圧縮変形量が、前記サイド領域の圧縮変形量よりも大きい、吸収性物品。
前記中央領域には、前記中央第1凸部を含んで構成される中央連続凸部が複数列形成されており、前記サイド領域には、前記凸部が散点状に形成されている、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記中央領域には、中央連続凸部が複数列形成されており、
前記中央連続凸部においては、前記中央第1凸部と該中央第1凸部よりも高さの低い中央第2凸部とが交互に連なっているか、又は前記中央第1凸部のみが複数連なっている、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記中央連続凸部は、それぞれ第2方向に沿って延びており、
前記サイド領域における前記サイド第1凸部は、該サイド領域における前記複合シートに、互いに平行な複数本の第1の仮想直線と、該第1の仮想直線との間に角度を有する互いに平行な複数本の第2の仮想直線とを想定したときに、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線との各交点に位置している、前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品。
<5>
前記中央領域に、前記中央第1凸部よりも高さの低い中央第3凸部が形成されており、
該中央第3凸部は、第1方向における配置位置が前記中央第1凸部どうし間に位置しており、その高さが前記サイド第1凸部の高さと等しい、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
前記中央領域に、前記中央第1凸部よりも高さの低い中央第3凸部が形成されており、
該中央第3凸部は、第2方向に沿って複数形成されており、第2方向において隣り合う中央第3凸部間に、第1方向に長い形状の縦長接合部が形成されている、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
前記中央第1凸部の高さは、前記サイド第1凸部の高さに対して、好ましくは105%以上、更に好ましくは110%以上であり、また好ましくは200%以下、更に好ましくは150%以下である、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記中央第1凸部の高さは、好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、更に好ましくは4mm以下である、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記サイド第1凸部の高さは、好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは0.6mm以上であり、また好ましくは4mm以下、更に好ましくは3mm以下である、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
前記中央第1凸部の高さと前記サイド第1凸部の高さとの差は、好ましくは0.1mm以上、更に好ましくは0.2mm以上であり、また好ましくは2mm以下、更に好ましくは1mm以下である、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>
前記中央領域には、中央連続凸部が複数列形成されており、
該中央連続凸部を構成する前記中央第1凸部及び該中央第1凸部よりも高さの低い中央第2凸部は、少なくとも前記中央第1凸部41の裏側に空洞が存在することが好ましい、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>
前記中央領域には、中央連続凸部が複数列形成されており、
前記中央連続凸部を構成する前記中央第1凸部及び該中央第1凸部よりも高さの低い中央第2凸部のそれぞれの裏側に空洞が存在し、前記中央第1凸部の裏面の空洞と前記中央第2凸部の裏面の空洞とが連続して、前記中央連続凸部の裏側に、第2方向に沿って連続して延びる連続中空部が形成されている、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
長辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された矩形をしている第1接合部によって、第2方向に沿う第1接合部列が形成されている、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
互いに直交する2辺のうちの一辺を第2方向、他の一辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された第2接合部によって、第2方向に沿う第2接合部列が形成されている、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
その長辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された矩形をしている第1接合部によって、第2方向に沿う第1接合部列が形成され、
互いに直交する2辺のうちの一辺を第2方向、他の一辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された第2接合部によって、第2方向に沿う第2接合部列R2が形成され、
各第1接合部列においては、第2方向における前記第1接合部の配置間隔は一定であり、各第2接合部列においては、第2方向における前記第2接合部の配置間隔は、2種類の間隔で有し、間隔の広い部分と間隔の狭い部分とを交互に有している、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
その長辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された矩形をしている第1接合部によって、第2方向に沿う第1接合部列が形成され、
互いに直交する2辺のうちの一辺を第2方向、他の一辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された第2接合部によって、第2方向に沿う第2接合部列R2が形成され、
各前記第1接合部列においては、第2方向に沿って見たときの前記第1接合部の配置位置はすべて同じになっており、各前記第2接合部列についても、第2方向に沿って見たときの前記第2接合部の配置位置はすべて同じになっている、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>
その長辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された矩形をしている第1接合部によって、第2方向に沿う第1接合部列が形成され、
互いに直交する2辺のうちの一辺を第2方向、他の一辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された第2接合部によって、第2方向に沿う第2接合部列R2が形成され、
前記第1接合部列を構成する1つの前記第1接合部に着目すると、2つの前記第2接合部列を構成する合計4つの前記第2接合部が、前記第1接合部の周囲に、前記第1接合部の4つの角部にそれぞれの角部を対向させた状態に近接配置されている、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
その長辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された矩形をしている第1接合部によって、第2方向に沿う第1接合部列が形成され、
互いに直交する2辺のうちの一辺を第2方向、他の一辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された第2接合部によって、第2方向に沿う第2接合部列R2が形成され、
1つの第1接合部とその周囲に位置する4つの第2接合部とからなる一纏りの接合部群が形成されており、個々のエンボス領域Eにおいては、同様の接合部群が、第2方向に沿って一定の間隔で複数形成されている、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
前記中央第1凸部よりも高さの低い中央第2凸部及び中央第3凸部に加えて第4凸部にも着目すると、これら3種類の凸部は、前記中央第2凸部と前記第4凸部と前記中央第3凸部と前記第4凸部とがこの順で、第1方向に沿って規則的に、かつ直線状に配置されている、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
前記複合シートの前記中央領域は、これを構成する前記第1シートに、前記中央第1凸部、該中央第1凸部よりも高さの低い中央第2凸部、中央第3凸部及び第4凸部が形成されており、前記第4凸部は、前記中央第1凸部、前記中央第2凸部及び前記中央第3凸部の何れよりも高さが低くなっている、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の吸収性物品。
<21>
前記複合シートの前記サイド領域には、第3接合部が第2方向に沿って2種類の間隔で規則的に配置された第2方向接合部列が、第1方向に複数列形成されている、前記<1>〜<20>の何れか1に記載の吸収性物品。
<22>
前記第2方向接合部列は、第2方向における前記第3接合部どうし間の間隔として、第1の間隔と、該第1の間隔よりも広い第2の間隔とを有しており、第2方向接合部列中の複数の前記第3接合部は、これら2種類の間隔を、第2方向に交互に有するように第2方向に間欠配置されている、前記<21>に記載の吸収性物品。
<23>
個々の前記第2方向接合部列を構成する複数の前記第3接合部は、第1方向における長さ及び配置位置が一致しており、第1方向において隣り合う前記第2方向接合部列間には一定の幅の隙間が形成されている、前記<21>又は<22>に記載の吸収性物品。
<24>
第1方向に複数列形成されている前記第2方向接合部列は、一列置きに、第2方向における前記第3接合部の配置位置が一致しており、隣り合う前記第2方向接合部列どうしは、第2方向における前記第3接合部の配置位置が相互に異なる、前記<21>〜<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
前記第2方向接合部列として、第2方向における前記第3接合部の配置位置が相互に異なる第2方向第1接合部列と第2方向第2接合部列とが、第1方向に交互に形成されており、第2方向における前記第3接合部の配置位置に関しては、第2方向第1接合部列及び第2方向第2接合部列は、一方における第2の間隔で隣り合う前記第3接合部どうし間に、他方の接合部列における第1の間隔で隣り合う一対の前記第3接合部が位置している、前記<21>〜<24>の何れか1に記載の吸収性物品。
<26>
前記サイド領域における前記複合シートに、互いに平行な複数本の第1の仮想直線と、該第1の仮想直線との間に角度を有する互いに平行な複数本の第2の仮想直線とを想定したときに、
前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とのなす角度θは、30°以上165°以下が好ましく、45°以上150°以下が更に好ましい、前記<1>〜<25>の何れか1に記載の吸収性物品。
<27>
前記サイド領域における前記複合シートに、互いに平行な複数本の第1の仮想直線と、該第1の仮想直線との間に角度を有する互いに平行な複数本の第2の仮想直線とを想定したときに、
前記複合シートの前記サイド領域においては、複数のサイド第1凸部が、一定の間隔で、前記第1の仮想直線に沿って直列した複数本の第3方向凸部列と、複数の前記サイド第1凸部が、一定の間隔で、前記第2の仮想直線に沿って直列した複数本の第4方向凸部列とが形成されている、前記<1>〜<26>の何れか1に記載の吸収性物品。
<28>
隣り合う前記第3方向凸部列どうし間には、複数の接合部対が、一定の間隔で直列した第3方向接合部列が形成され、隣り合う前記第4方向凸部列どうし間には、複数の接合部対が、一定の間隔で直列した第4方向接合部列が形成されている、前記<27>に記載の吸収性物品。
<29>
微小凸部の高さは、サイド第1凸部の1/3以下である、前記<1>〜<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
着用時に着用者の腹側に配される腹側部、着用時に着用者の背側に配される背側部、及び腹側部と背側部との間に位置する股下部を有する使い捨ておむつであり、
前記背側部の少なくとも幅方向中央部に、前記使い捨ておむつを幅方向に収縮させる複数本の弾性部材が前記使い捨ておむつの長手方向に間隔をおいて複数本配置されており、
前記複数本の弾性部材が配された弾性部材配置領域に、前記複合シートの前記中央領域が配されており、該弾性部材配置領域に、前記中央第1凸部を含んで構成される中央連続凸部がそれぞれ第2方向に延びて複数列形成されており、
前記中央連続凸部の幅をP1、前記弾性部材の間隔をP2、前記中央連続凸部の中央部どうし間の間隔をP3としたときに、P1<P2<P3の関係を満たす、前記<1>〜<29>何れか1に記載の吸収性物品。
<31>
前記中央領域には、中央連続凸部が複数列形成されており、
第1方向において隣り合う前記中央連続凸部どうし間に、第1方向に長い形状の縦長接合部が、第2方向に等間隔に形成されている、前記<1>〜<30>の何れか1に記載の吸収性物品
<32>
縦長接合部である第1接合部31は、第1方向に沿う長さが、第2方向に沿う長さの、1.2倍以上、特に1.5倍以上であることが好ましく、また5倍以下、特に3倍以下であることが好ましい、前記<31>に記載の吸収性物品。
<33>
縦長接合部である第1接合部31は、第1方向に沿う長さが、第2接合部の第1方向に沿う長さの、1.2倍以上、特に1.5倍以上であることが好ましく、また5倍以下、特に3倍以下であることが好ましい、前記<31>又は<32>に記載の吸収性物品。
<34>
縦長接合部である第1接合部の第1方向に沿う長さは、0.5mm以上、特に1mm以上であることが好ましく、また10mm以下、特に5mm以下であることが好ましい、前記<31>〜<33>の何れか1に記載の吸収性物品。
互いに直交する2辺のうちの一辺を第2方向、他の一辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された第2接合部は、第1方向に沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましく、第2方向に沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましい、前記<1>〜<34>の何れか1に記載の吸収性物品。
<36>
前記複合シートの前記サイド領域に形成される第3接合部は、第1方向に沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましく、第2方向に沿う長さが、0.1mm以上5mm以下、特に0.5mm以上3mm以下であることが好ましい、前記<1>〜<35>の何れか1に記載の吸収性物品。
<37>
前記第3接合部が第2方向に沿って2種類の間隔で規則的に配置された第2方向接合部列は、第2方向における該第3接合部間の間隔が大きい部分の間隔が、間隔が狭い部分の該第3接合部間の間隔に対して、2倍以上、特に2.5倍以上であることが好ましく、5倍以下、特に4倍以下であることが好ましい、前記<36>に記載の吸収性物品。
<38>
前記複合シートは、前記中央領域及び前記サイド領域の何れにおいても、前記第2シート側の面がほぼ平坦であり、前記第1シート側に起伏の大きな凹凸が形成されている、前記<1>〜<37>の何れか1に記載の吸収性物品。
<39>
前記中央領域に複数形成される中央連続凸部を構成する前記中央第1凸部と前記中央第2凸部は、何れも平面視での形状が略円形状である、前記<1>〜<38>の何れか1に記載の吸収性物品。
<40>
前記複合シートの前記中央領域には、第2方向に延在し、第2方向に連続して接合部を有しない非エンボス領域と、第2方向に延在し、前記接合部が規則的なパターンで形成されたエンボス領域とが、第1方向に交互に形成されている、前記<1>〜<39>の何れか1に記載の吸収性物品。
12 表面シート
10 複合シート
1 第1シート
2 第2シート
M 中央領域
40 中央連続凸部
41 中央第1凸部(凸部)
42 中央第2凸部(凸部)
43 中央第3凸部(凸部)
S サイド領域
41’ サイド第1凸部(凸部)
31 第1接合部(縦長接合部)
32 第2接合部
33 第3接合部
13 裏面シート
14 吸収体
15 立体ギャザー形成用のシート
19 弾性部材
Claims (9)
- 複合シートからなる表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収体を具備する吸収性物品であって、
前記複合シートは、物品長手方向に沿う第1方向及び物品幅方向に沿う第2方向を有するとともに、積層された第1シート及び第2シートが部分的に接合されて複数の接合部が形成され、第1シートが、前記接合部以外の部位において第2シートから離れる方向に突出して、着用者の肌側に向かって突出する凸部を形成しており、
前記複合シートは、前記凸部が相互に異なるパターンで形成された中央領域及び該中央領域の両側に位置する一対のサイド領域を有しており、
前記中央領域における高さが最大の凸部である中央第1凸部は、前記サイド領域における高さが最大の凸部であるサイド第1凸部に比して高さが高く、
前記中央領域の圧縮変形量が、前記サイド領域の圧縮変形量よりも大きく、
長辺を第1方向に一致させ、かつ第2方向に沿って間隔を置いて一列に配置された矩形をしている第1接合部によって、第2方向に沿う第1接合部列が形成されている、吸収性物品。 - 複合シートからなる表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に配置された吸収体を具備する吸収性物品であって、
前記複合シートは、物品長手方向に沿う第1方向及び物品幅方向に沿う第2方向を有するとともに、積層された第1シート及び第2シートが部分的に接合されて複数の接合部が形成され、第1シートが、前記接合部以外の部位において第2シートから離れる方向に突出して、着用者の肌側に向かって突出する凸部を形成しており、
前記複合シートは、前記凸部が相互に異なるパターンで形成された中央領域及び該中央領域の両側に位置する一対のサイド領域を有しており、
前記中央領域における高さが最大の凸部である中央第1凸部は、前記サイド領域における高さが最大の凸部であるサイド第1凸部に比して高さが高く、
前記中央領域の圧縮変形量が、前記サイド領域の圧縮変形量よりも大きく、
前記複合シートの前記サイド領域には、第3接合部が第2方向に沿って2種類の間隔で規則的に配置された第2方向接合部列が、第1方向に複数列形成されている、吸収性物品。
- 前記中央領域には、前記中央第1凸部を含んで構成される中央連続凸部が複数列形成されており、前記サイド領域には、前記凸部が散点状に形成されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記中央領域には、中央連続凸部が複数列形成されており、
前記中央連続凸部においては、前記中央第1凸部と該中央第1凸部よりも高さの低い中央第2凸部とが交互に連なっているか、又は前記中央第1凸部のみが複数連なっている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。 - 前記中央連続凸部は、それぞれ第2方向に沿って延びており、前記サイド領域における前記サイド第1凸部は、該サイド領域における前記複合シートに、互いに平行な複数本の第1の仮想直線と、該第1の仮想直線との間に角度を有する互いに平行な複数本の第2の仮想直線とを想定したときに、第1の仮想直線と第2の仮想直線との各交点に位置している、請求項3又は4に記載の吸収性物品。
- 前記中央領域に、前記中央第1凸部よりも高さの低い中央第3凸部が形成されており、該中央第3凸部は、第1方向における配置位置が前記中央第1凸部どうし間に位置しており、該中央第3凸部は、その高さが前記サイド第1凸部の高さと等しい、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記中央第3凸部は、第2方向に沿って複数形成されており、該第2方向において隣り合う前記中央第3凸部間に、第1方向に長い形状の縦長接合部が形成されている、請求項6に記載の吸収性物品。
- 着用時に着用者の腹側に配される腹側部、着用時に着用者の背側に配される背側部、及び腹側部と背側部との間に位置する股下部を有する使い捨ておむつであり、
前記背側部の少なくとも幅方向中央部に、前記使い捨ておむつを幅方向に収縮させる複数本の弾性部材が、該使い捨ておむつの長手方向に間隔をおいて複数本配置されており、
前記複数本の弾性部材が配された弾性部材配置領域に、前記複合シートの前記中央領域が配されており、該弾性部材配置領域に、前記中央第1凸部を含んで構成される中央連続凸部がそれぞれ第2方向に延びて複数列形成されており、
前記中央連続凸部の幅をP1、前記弾性部材の間隔をP2、前記中央連続凸部の中央部どうし間の間隔をP3としたときに、P1<P2<P3の関係を満たす、請求項1〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。 - 第1方向において隣り合う前記中央連続凸部どうし間に、第1方向に長い形状の縦長接合部が、第2方向に等間隔に形成されている、請求項8に記載の吸収性物品。
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