JP6178494B2 - 生体情報測定装置および生体情報測定装置の制御方法 - Google Patents

生体情報測定装置および生体情報測定装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、たとえば血液中から血糖値のような生体情報を測定する生体情報測定装置及び生体情報測定装置の制御方法に関するものである。
従来の生体情報測定装置は、センサ装着口を有する本体ケースと、この本体ケース内でセンサ装着口の奥側に設けられたコネクタと、このコネクタに電気的に接続された測定部と、この測定部に接続された制御部と、この制御部に接続された温度センサを備えていた。
この構成において、生体情報測定センサが端子側からセンサ装着口に挿入され、奥側のコネクタに電気的に接続される。その後、生体情報測定センサの試薬と血液の反応電流を測定部が測定し、その測定値を温度センサの温度情報で補正することによって血糖値が求められる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2011/105178号
上記従来例では、不適切な測定が行われる場合があるという課題があった。
すなわち、従来の生体情報測定装置においては、センサ装着口が開口しているため、このセンサ装着口から埃などが侵入する場合がある。この埃が生体情報測定センサの挿入とともにコネクタに挟み込まれると、その結果として、コネクタ部分における接触抵抗が大きくなり、不適切な測定になる場合があった。
そこで本発明は、適切な測定を行うことを目的とする。
(課題を解決するための手段)
そして、この目的を達成するために本発明の生体情報測定装置は、本体ケースと、コネクタと、測定部と、カバーと、外気温度測定部と、を備える。本体ケースは、センサが装着されるセンサ装着口を有する。コネクタは、本体ケース内でセンサ装着口の奥側に設けられセンサ装着口に装着されるセンサと電気的に接続される。測定部は、このコネクタに電気的に接続される。カバーは、本体ケースの表面に設けられセンサ装着口を開閉自在に覆う。外気温度測定部は、本体ケースの表面に設けられ本体ケースの外気温度を測定する。カバーは、センサ装着口と共に外気温度測定部を覆う。これにより、所期の目的を達成するものである。
(発明の効果)
以上のように本発明において、本体ケースの表面には、センサ装着口を開閉自在に覆うカバーを設けたので、保管時にセンサ装着口をカバーで閉成すると、センサ装着口から埃などが侵入することがなく、その結果として、適切な測定をおこなうことができる。
さらに本発明では、本体ケースの表面には、本体ケースの外気温度を測定する外気温度測定部を設け、カバーは、センサ装着口と共に外気温度測定部を覆う構成としたものである。
このため、測定するためにカバーを開けると、外気温度測定部が開放されて外気に露出される。したがって、この外気温度測定部が測定した外気温度(すなわち本体ケース外の温度で、試薬と血液を反応させる場所の雰囲気温度)を用いて測定値を補正することができ、この点からも適切な測定を行うことができる。
本発明にかかる実施の形態1に係る生体情報測定装置を示す斜視図。 図1の生体情報測定装置を示す斜視図。 図1の生体情報測定装置を示す断面図。 図1の生体情報測定装置を示す断面図。 図1の生体情報測定装置の制御ブロック図。 本発明にかかる実施の形態1に係る生体情報測定装置の制御構成を示すブロック図。 本発明にかかる実施の形態2に係る生体情報測定装置の制御動作を示すフローチャート。 本発明にかかる実施の形態の変形例の生体情報測定装置を示す斜視図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
(生体情報測定装置の概要)
図1および図2は、本発明の一実施形態の生体情報測定装置1の外観を示す図である。図1は後述するカバー15を開いた状態を示し、図2はカバー15を閉じた状態を示す図である。
本実施の形態の生体情報測定装置1は、直方形状の本体ケース2と、コネクタ8(図3参照)と、測定部9(後述の図5参照)と、カバー15と、外気温度測定部20と、を有している。この本体ケース2の前端側の前面2fにはセンサ装着口3が設けられており、長板状のセンサ4(生体情報測定センサの一例)を接続端子5側からセンサ装着口3に挿入することで、センサ4はセンサ装着口3に装着される。この挿入状態で点着部6に血液(生体試料の一例)が点着されると、血糖値の測定が行われる。なお、以下の説明において前側とはセンサ装着口3側のことであり、矢印Aで示されている。また、矢印Aの反対側が後側として矢印Bで示されている。
また、詳しくは後述するが、カバー15は、センサ装着口3を開閉自在に覆う。
図3は、センサ4が挿入された状態の生体情報測定装置1を示す断面図である。図4は、カバー15を閉じた状態の生体情報測定装置1を示す断面図である。
本体ケース2の内部でセンサ装着口3の奥側にはセンサ装着部7が設けられている。センサ4がセンサ装着口3を介して本体ケース2内へ挿入されると、センサ4の接続端子5が奥側のセンサ装着部7のコネクタ8に差し込まれ、センサ4はコネクタ8に機械的及び電気的に接続される。また、コネクタ8は、制御部10(図5参照)に電気的に接続されている。
外気温度測定部20は、本体ケース2の上面2s(表示部12が設けられている面ともいえる)に設けられており、生体情報測定装置1の外気温を測定する。測定部9(図5参照)は、センサ4の試薬(図示せず)と血液の反応電流を計測し、外気温に基づいて補正を行って血糖値を算出する。
(各部の電気的接続)
図5は、各部の電気的な接続状態を示す図である。
センサ装着部7は、センサ4がセンサ装着部7に挿入されたことを検出する検出機能を有しており、生体試料を測定する測定部(生体試料の解析器の一例)9に電気的に接続されている。測定部9は、生体情報測定装置1の動作を制御する制御部10に電気的に接続されている。
制御部10には、本体ケース2外の外気温度を検出する外気温度センサ11が電気的に接続されている。さらに、制御部10には、表示部12、電源ボタン13、および、この制御部10で実行される制御プログラムなどが格納された記憶部14が電気的に接続されている。
なお、制御部10、測定部9および記憶部14は、同じ制御基板(図示せず)上に配置されており、本体ケース2内に格納されている。
制御部10は、図5に示す各部の動作制御を行い、そのプログラムが記憶部14に記憶されている。また、制御部10、測定部9および記憶部14は、それぞれが電気回路で構成されている。
そして、血糖値の測定においては、測定者が、電源ボタン13を押して生体情報測定装置1を起動し、センサ4をセンサ装着部7のコネクタ8に差し込む。その後、血液を図1のセンサ4の点着部6に点着すると、測定部9によりセンサ4の試薬(図示せず)と血液の反応電流が測定される。この測定値を制御部10が外気温度センサ11を用いて検出した温度で補正することにより血糖値が求められ、その値が表示部12に表示される。
なお、表示部12は、本体ケース2の上面2sの後端よりに設けられており、表示部12の前側に電源ボタン13が設けられている。
(カバー)
本実施形態においては、図1、図2に示すように、本体ケース2の外表面で、その上面には、前端側のセンサ装着口3を開閉自在に覆う長板形状のカバー15が設けられている。
カバー15には、図3に示すように、その前端側を釣り針状に下方側に折り返すことにより、センサ装着口3を封じる封口部16が形成されている。
本体ケース2の上面2sの前部中央には、図1に示すように、カバー15が配置される配置部2aが形成されている。配置部2aは、前後方向に沿って溝状に形成されている。図3において、カバー15は、前後方向に形成された第1部分31と、第1部分31の前端から下方に向かって形成された第2部分32と、上記封口部16によって構成されている。封口部16は、第2部分32の下端から後側に向かって形成されている。
また、カバー15の後端側(第1部分31の後端部)には、このカバー15の前後方向に直行する方向(幅方向ともいえる)に貫通する長孔17が設けられている。この長孔17に通されたピン18が本体ケース2に取り付けられている。ピン18は、その両端が配置部2aの対向する壁面2b(図3参照)に固定されている。
この長孔17とピン18の係合により、カバー15は、本体ケース2の上面2sにおいて、この本体ケース2の前後方向に摺動自在に取り付けられた状態となる。また、カバー15は、ピン18を回動軸として、図4から図3に示すように、本体ケース2の上方向に回動自在に構成されている。
また、カバー15と本体ケース2の間には、カバー15を上方へ付勢する板バネ19(付勢体の一例)が設けられている。配置部2aの底部であってピン18よりも前側には、凹部2cが形成されており、凹部2cに板バネ19が配置されている。
カバー15の第1部分31の上面には、凹凸形状の指当部21が形成されている。この指当部21は、作業者がカバー15の摺動および回動を行いやすいように設けられている。
生体情報測定装置1を保管する時には、図1の状態から、カバー15を本体ケース2側へと回動させ、その封口部16をセンサ装着口3に対向させる。そして、封口部16をセンサ装着口3に押し込むようにカバー15を後方にスライドさせると、図2及び図4に示すようにカバー15でセンサ装着口3が閉成される。封口部16がセンサ装着口3に嵌った状態では、カバー15の第1部分31が配置部2aに嵌り、第2部分32が前面2fの前側に位置する。
すなわち、本実施形態においては、本体ケース2に、センサ装着口3を開閉自在に覆うカバー15を設けたので、保管時に、センサ装着口3から埃などが侵入することを防止できる。したがって、センサ4の挿入とともに埃がコネクタ8に挟み込まれることを防ぎ、使用時においてコネクタ8部分における接触抵抗の増大を防げる。
その結果として、適切な測定をおこなうことができる。
(外気温度測定部)
測定においては、センサ4の試薬と血液の反応を電気信号に変換させて測定し、その測定値を反応の雰囲気温度で補正して血糖値が求められるが、補正は試薬と血液を反応させる場所の温度で行うことが望ましい。つまり、本体ケース2外の温度で補正するのが望ましい。
そこで本実施形態の生体情報測定装置1においては、図1に示すように、本体ケース2の外表面(図1では上面2s)に、本体ケース2の外気温度を測定する外気温度測定部20を設け、カバー15が、センサ装着口3と共に外気温度測定部20を覆う構成が用いられている。
このため、測定するためにカバー15を開けると、センサ装着口3が開放されると共に外気温度測定部20が開放されて外気に露出される。したがって、この外気温度測定部20が測定した外気温度(すなわち本体ケース外の温度で、試薬と血液を反応させる場所の雰囲気温度)を用いて測定値を補正することができる。
以下に具体的に説明する。
本実施形態においては、図3及び図4に示すように、カバー15の下面側と対向する部分で、このカバー15によってセンサ装着口3とともに覆われる部分(配置部2aの底部2dともいえる)に、外気温測定口20aが設けられている。
この外気温測定口20aの奥側(図3における下側)は、本体ケース2の内部まで届く筒状空間20b(測定空間の一例)として形成されており、この筒状空間20bの奥側に外気温度センサ11を配置している。つまり、本実施形態においては、外気温度測定部20は、本体ケース2の表面に設けた外気温測定口20aと、筒状空間20b、外気温度センサ11を有している。外気温度センサ11は、本体ケース2の内部に設けられた基板11aに実装されている。
カバー15は、センサ装着口3と外気温度測定部20を同時に開放および閉成する構成としている。すなわち、カバー15が、釣り針状であり、上面2sから前面2fにわたって形成されているため、上面2sの外気温度測定部20が設けられている部分(配置部2aの底部2d)と、前面2fのセンサ装着口3が設けられている部分を同時に開成または閉成できる。
このため、生体情報測定装置1の保管時に、図4に示すようにカバー15によりセンサ装着口3が閉成されると、外気温度測定部20の外気温測定口20aも閉成され、奥側の外気温度センサ11は外気と遮断される。したがって、外気温測定口20aに埃などが侵入することが防止でき、また、外気温度測定部20の外気温度センサ11が指で触られて汚れることも防止できる。
そして、測定時においては、使用者が、指をカバー15上面に設けた指当部21に当てて前方側にスライドさせると、前方側のセンサ装着口3から封口部16が引き抜かれる。その後、指当部21から指が離されると、図1に示すように、カバー15は板バネ19によって上方へと回動させられ、センサ装着口3が開放される。
これと同時に、外気温度測定部20の外気温測定口20aが開放され、奥側の外気温度センサ11は外気へ露出される。
その結果として、測定においては、この外気温度センサ11が測定した外気温度(すなわち本体ケース2外の温度で、センサ4の試薬と血液を反応させる場所の雰囲気温度)を用いて測定値の補正を行うことができる。この点からも適切な測定を行うことができる。
この状態を、一例を挙げて説明する。例えば、ある夏の日に食事するため、自分の生体情報測定装置1を持ってエアコンの効いた涼しい自室から暑い台所に移動した場合を想定し、食事前の血糖値を測定したとする。この場合、生体情報測定装置1は、涼しい場所から暑い場所へ移される。
従来の生体情報測定装置では、その内部に温度センサが設けられており、この温度センサが生体情報測定装置の内部の温度を測定する。この場合、涼しい部屋にあった生体情報測定装置の内部温度が上昇して暑い台所の外部温度と一致するまでに例えば数分〜20分程度かかる。このため、生体情報測定装置の内部温度と台所の温度が一致しつつある時に測定が行われると、生体情報測定装置の温度センサは正確な台所の温度を検出することができなかった。
これに対して、本実施形態の生体情報測定装置1においては、上述したように測定のためカバー15を開放すると、センサ装着口3が開放されると共に外気温度測定部20の外気温度センサ11も外気へ露出される。このため、露出した外気温度センサ11によって、台所の温度(つまり、すなわち本体ケース2外の温度)を検出することができるので、台所の温度を素早く且つ正確に検出することができる。
なお、外気温度センサ11は、図3および図4に示すように、外気温度センサ11専用の基板11aに実装されており、制御部10が実装された制御基板(図示せず)とは別体とされている。つまり、外気温度センサ11と、制御部10が実装された制御基板とは、熱的に隔離した状態に構成されている。すなわち、制御部10は各種制御を行うため発熱して制御基板は熱を持つが、外気温度センサ11は制御基板とは熱的に隔離されているので適切に外気温度を検出することができる。
なお、外気温度センサ11の基板11aをフィルム基板で構成すると、基板の厚さを薄くすることができる。このため、フィルム基板を外気温度に早く馴染ませることができるので、外気温度センサ11は外気温度を素早く検出できる。
さらに、本実施形態においては、本体ケース2の表面で、センサ装着口3と外気温度測定部20の外気温測定口20aは、異なる位置に離間させて配置している。
より詳細には、センサ装着口3が本体ケース2の前面2fに設けられ、外気温度測定部20を構成する外気温測定口20aが上面2sに設けられている。つまり、センサ装着口3と外気温測定口20aは、本体ケース2の外表面の異なる面に、離した状態で配置している。
このため、図3に示すように、センサ4がセンサ装着口3に挿入された状態においても、外気温度センサ11は、センサ装着口3とは別に設けられた外気温測定口20aを介して外気に露出されるので、適切に外気温度を測定することができる。また、センサ4を前面側のセンサ装着口3に挿入する時に、誤って外気温度測定部20に触れてしまい外気温度測定部20を汚してしまうことも防止できる。
(ストッパ部)
さらに本実施形態の本体ケース2には、カバー15の上方への回動を所定の位置で停止するストッパ部22が設けられている。ストッパ部22は、カバー15が上方へと回動されてセンサ装着口3及び外気温度測定部20の外気温測定口20aが開放された時に、カバー15を外気温測定口20aに対して所定間隔で対向させた状態で停止させる。
ストッパ部22は、板状の部材であり、溝形状の配置部2aの後側の上端から前方に向かって突出して形成されている。ストッパ部22は、ピン18の上側に配置されており、カバー15を上方に回動させるとカバー15と当接し、それ以上のカバー15の回動を規制する。
このため、センサ装着口3が開放された時には、カバー15の上方への回動はストッパ部22によって規制される。そして、図1からも理解されるように、このカバー15によって、下方側の外気温測定口20a、外気温度センサ11が保護される。したがって、外気温度センサ11は、使用者に触れられることが無く、その結果として使用者の体温の影響を受けることなく外気温度を検出することができる。この点からも、本実施の形態の生体情報測定装置1は、適切な測定を行うことができる。
以上説明したように、カバー15を開放すると、外気温度測定部20が外気に露出されるので、外気温度測定部20の外気温度センサ11が外気温度を直接検出することができる。このため、外気温度センサ11の外気温度に対する反応が良いものとなり、例えば、涼しい部屋から暑い部屋に移った時などは、その環境における外気温度を素早く検出することができる。つまり、従来のように本体ケース2の内外の温度が一致するまで、例えば数分〜20分待つ必要がなく、迅速に測定を行うことが出来る。
(主な特徴)
(1)
本実施の形態の生体情報測定装置1は、本体ケース2と、コネクタ8と、測定部9と、カバー15と、外気温度測定部20と、を備える。本体ケースは、センサ4(生体情報測定センサの一例)が装着されるセンサ装着口3を有する。コネクタ8は、本体ケース2内でセンサ装着口3の奥側に設けられている。コネクタ8は、センサ装着口3に装着されるセンサ4と電気的に接続される。測定部9は、コネクタに電気的に接続されている。カバー15は、本体ケース2の表面に設けられセンサ装着口3を開閉自在に覆う。外気温度測定部20は、本体ケース2の表面に設けられ本体ケース2の外気温度を測定する。カバー15は、センサ装着口3と共に外気温度測定部20を覆う。
このように、センサ装着口3を開閉自在に覆うカバー15を設けたので、保管時にセンサ装着口3をカバー15で閉成すると、センサ装着口3から埃などが侵入することがなく、その結果として、適切な測定をおこなうことができる。
さらに、本体ケース2の表面には、本体ケース2の外気温度を測定する外気温度測定部20を設け、カバー15は、センサ装着口3と共に外気温度測定部20を覆う構成としたものである。
このため、測定するためにカバー15を開けると、外気温度測定部20が開放されて外気に露出される。したがって、この外気温度測定部20が測定した外気温度(すなわち本体ケース2外の温度で、試薬と血液を反応させる場所の雰囲気温度)を用いて測定値を補正することができ、この点からも適切な測定を行うことができる。
(2)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、カバー15は、センサ装着口3と外気温度測定部20を同時に開放および閉成する。
このようにセンサ装着口3と同時に外気温度測定部20が開放および閉成することにより、センサ4をセンサ装着口3に装着し測定を行う際に、本体ケース2の外気温を測定できる。そのため、測定時に忘れずに外気温度測定部20を外気に露出して、適切な外気温度を測定できるため、適切な測定を行える。
(3)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、センサ装着口3と外気温度測定部20は、本体ケース2の表面の異なる位置に設けられている、
センサ装着口3は前面2fに設けられており、外気温度測定部20は、上面2sに設けられている。
センサ4がセンサ装着口3に挿入された状態においても、外気温度センサ11は、センサ装着口3とは別に設けられた外気温測定口20aを介して外気に露出されるので、適切に外気温度を測定することができる。また、センサ4を前面側のセンサ装着口3に挿入する時に、誤って外気温度測定部20に触れてしまい外気温度測定部20を汚してしまうことも抑制できる。
(4)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、外気温度測定部20は、外気温測定口20aと、外気温度センサ11と、を有する。外気温測定口20aは、本体ケース2の表面に設けられている。外気温度センサ11は、外気温測定口20aの奥側に設けられている。
これにより、外気温度センサ11を外気に曝すことができ、且つ作業者が指で触れたりすることを抑制できる。
(5)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、カバー15は、センサ装着口3を閉成した状態において外気温測定口20aを塞ぎ、外気温度センサ11を外気と遮断する、
これにより、外気温測定口20aに埃などが侵入することを抑制でき、また、外気温度測定部20の外気温度センサ11が指で触られて汚れることも抑制できる。
(6)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、カバー15の前端側には、センサ装着口3を覆う封口部16が形成されている。カバー15は本体ケース2の表面に対して摺動自在に本体ケース2と連結されている。
これにより、センサ装着口3に封口部16を挿入してセンサ装着口3を閉じることが出来る。
(7)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、カバー15は、本体ケース2に対して回動自在に設けられている。本体ケース2は、カバー15を外気温度測定部20に対して所定間隔で対向させた状態で停止させるストッパ部22を有する、
このカバー15によって、下方側の外気温度測定部20が保護される。したがって、外気温度センサ11は、使用者に触れられることが無く、その結果として使用者の体温の影響を受けることなく外気温度を検出することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る実施の形態2の生体情報測定装置1について説明する。本実施の形態2の生体情報測定装置1は、本実施の形態1の生体情報測定装置1の測定動作を工夫したものであり、外気温度を素早く検出できることを利用して、さらに適切な測定をおこなう。
つまり、測定場所を移動した(測定環境が変わった)時に、従来の生体情報測定装置であれば、本体ケース2の内外の温度が一致するまでに時間がかかる。そして、温度が一致する前に測定が行われると、適切な外気温度を検出することが出来ず、結果として、適切な測定が実施できなかった。
そこで、本実施形態の生体情報測定装置1では、制御部10は、測定部9による測定前に、外気温度センサ11の検出温度が変化しているか否かを判定し、検出温度が変化していると判定した時には、測定部9による測定を不可とする測定不可期間を設ける。
このため、制御部10は、外気温度センサ11の検出温度が変化していると判定した時には、測定環境が変わった状態であり、この測定環境における外気温度が取得されていないと判定する。そして、測定部9による測定を不可とする測定不可期間に移行する。その後、外気温度センサ11の検出温度の変化が十分に小さくなると、この時には、測定環境の外気温度が取得されたと判定して測定不可期間を終了し、測定を実施する。
すなわち、測定前に、外気温度センサ11の検出温度が変化している時には測定不可期間に移行することにより、変化中の検出温度で測定が行われることがない。その結果として、適切な外気温度が検出されるまで測定を延期するものとなり、さらに適切な測定を行うことができる。
なお、このように測定不可期間を設けると使い勝手が悪くなるように思えるが、本実施形態においては、上述したように、本体ケース2の外表面に外気温度測定部20を設け、測定時には、外気温度測定部20を外気に露出させる構成としている。このため、外気温度への追従性が高まるので、測定者が測定のための準備等、例えば血液を出すための穿刺作業を行っている間に、測定不可期間を終了させることができる。このため、実質的な使い勝手が悪くなることはない。
(制御部の構成)
本実施の形態2の生体情報測定装置1の制御部10の構成について説明する。
図6は、本実施の形態の制御部10の構成を説明するための図である。制御部10は、検出温度取得部100と、判定部110と、設定部120とを有する。
検出温度取得部100は、外気温度センサ11によって検出された外気温度を取得する。
判定部110は、検出温度取得部100によって取得された温度が変化しているか否かを判定する。詳しくは、判定部110は、変化量算出部111と、比較部112とを有する。変化量算出部111は、外気温度センサ11によって検出される複数の検出温度から単位時間あたりの温度変化量を算出する。比較部112は、変化量算出部111によって算出された温度変化量を許容可能な変化量と比較し、検出された温度が変化しているか否かを判定する。
設定部120は、比較部112によって温度変化量が許容可能な変化量を超えていると判定された場合、測定部9による測定を実行できないよう設定し、表示部12に、測定が不可である旨の表示を行う。また、比較部112によって温度変化量が許容可能な範囲内に収まったことが判定された場合には、設定部120は、測定が不可の状態を解除する。
(制御動作)
この動作を図7のフローチャートを用いて具体的に説明する。
使用者により電源ボタン13が押されて電源がONされると(図7のS1)、制御部10の検出温度取得部100は、この制御部10に電気的に接続された図5のタイマ24を動作させ、一定時間毎(例えば、3秒ごと)に、外気温度センサ11を用いて外気温度を検出していく(図7のS2)。
その後、使用者によりセンサ4が本体ケース2内へ挿入されると、センサ装着部7はセンサ4がセンサ装着部7に挿入されたことを検出する。この時、変化量算出部111は、外気温度センサ11で3秒ごとに検出した複数個の検出温度から、単位時間あたり(例えば1分あたり)の温度変化量を算出する(図7のS3)。このS3は、変化量算出工程の一例に対応する。
そして、判定部110は、外気温度センサ11の検出温度が変化しているか否かを判定する。具体的には、算出した温度変化量が許容範囲内(例えば1℃/分以内)にあるか否かを判定する(図7のS4)。このS4は、比較工程の一例に対応する。図7のS3およびS4は、判定工程の一例に対応する。
この許容範囲は、外気温度センサ11の検出温度が変化しているか否かを判定するために設けられており、予め記憶部14に記憶されている。比較部112は、算出した温度変化量と許容範囲を比較する。そして、算出した温度変化量が許容範囲内の時は、外気温度センサ11の検出温度が一定となったと判定する、つまり、外気温度センサ11によって正確な外気温度が検出できたと判定する。
なお、変化量算出部111が温度変化量を絶対値で求め、比較部112が、この絶対値と、外気温度センサ11の検出温度が変化しているか否かを判定する基準値と、を比較する構成としてもよい。
温度変化量が許容範囲外である時、判定部110は、温度変化量が大きいので、これは測定環境が変わった状態であり、この測定環境における正確な外気温度が取得されていないと判断する。この時、設定部120は、測定不可期間を設けて、この測定不可期間に移行する(図7のS5)。このS5は、設定工程の一例に対応する。
測定不可期間(図7のS5〜S8)に移行すると、設定部120は、この測定環境における外気温度が取得されていないので、測定部9による測定を不可とする。そして、設定部120は、表示部12に測定環境が変わった旨を表示し、測定が不可である旨を表示する。例えば、「測定環境が変わりました。測定準備中です。お待ち下さい。」と表示する。
この測定不可期間では、制御部10は、外気温度の変化量が許容範囲内になるまで、図7のS6〜S8を繰り返す。すなわち、検出温度取得部100が、3秒ごとに外気温度センサ11によって検出された外気温度を取得し(図7のS6)、変化量算出部111が図7のS3と同様な処理により検出した外気温度の変化量を算出(図7のS7)する。そして、比較部112が図7のS4と同様な処理により、S7で算出した温度変化量は許容範囲内か否かの確認(図7のS8)を行う。このようなS6〜S8の制御処理が繰り返される。
そして、温度変化量が許容範囲内になった時には、判定部110は、温度変化量が十分に小さくなったので外気温度センサ11の検出温度が一定になったと判定する。つまり、判定部110によって正確な外気温度が取得されたと判定して、設定部120は、測定不可期間を終了する。このため、設定部120は、表示部12に、測定が可能になったことと、血液の点着を促すメッセージを表示する。例えば、「測定準備OK。血液を点着して下さい。」と表示する。
制御部10は、血液の点着待ちをする(図7のS9)。
なお、図7のS4で、算出した温度変化量が許容範囲内である時は、外気温度センサ11の検出温度が一定となったと判定する、つまり、正確な外気温度が検出できたと判定する。そして、この図7のS9に処理を移して、制御部10は、血液の点着待ちをする。
患者が、血液を図1のセンサ4の点着部6に点着すると、測定部9が測定を実施する。この測定は、上述した測定と同様に、通常の手順で実施される。つまり、センサ4の試薬(図示せず)と血液の反応電流が測定され、この測定値を制御部10が外気温度センサ11を用いて検出した温度で補正することにより血糖値が求められる(図7のS10)。
そして、その値が表示部12に表示されると、測定が終了する(図7のS11)。
すなわち、本実施形態においては、測定前に、測定環境が変わった状態を検出した時には測定不可期間に移行することにより、適切な外気温度が検出されるまで測定を延期している。
このため、正確な外気温度を検出した後に測定が実施されるので、適切な測定を行うことができる。
なお、生体情報測定装置1には生体試料の測定を実施できる温度として測定実施温度範囲(例えば−5℃〜40℃)が設定されている。外気温度センサ11がこの測定実施温度範囲外の温度を検出したときには、正確な生体試料の測定ができないとして、制御部10は、測定エラーを表示する。上述した測定前の温度変化量の確認は、測定実施温度範囲(例えば−5℃〜40℃)の中で行われるもので、この測定実施温度内で正確な外気温度を検出するために行われる。
すなわち、図7のS2で外気温度の検出が開始され、外気温度が−5℃〜40℃の範囲外である場合には、制御部10は、表示部12にエラー表示を行わせる。
また、図7のS9で血液の点着待ちをしている時に、検出温度取得部100が検出された外気温度の取得を行い、変化量算出部111が温度変化量の算出を行い、比較部112が温度変化量の許容範囲内外の確認を行ってもよい。そして、温度変化量が許容範囲外の時には設定部120が測定不可期間を設け、この測定不可期間に移行して、図7のS5〜S8の処理を実施する制御としてもよい。
この制御により、血液の点着待ち中に、測定環境が変わったことを検出すると測定不可期間に移行されるので、その測定環境における外気温度が検出されるまで、測定を延期することができる。
このため、正確な外気温度を検出した後に測定が実施されるので、適切な測定を行うことができる。
(主な特徴)
本実施の形態2の生体情報測定装置1は、実施の形態1の特徴を有するうえで更に以下の特徴を有する。
(1)
本実施の形態の生体情報測定装置1は、判定部110と、設定部120とを備える。判定部110は、測定部9による測定前に、外気温度測定部20による検出温度が変化しているか否かを判定する。設定部120は、検出温度が変化していると判定した時には、測定部9による測定を不可とする測定不可期間を設ける。
このように検出温度が変化しているときに測定を不可することによって、測定値が不適切な値になることを抑制できる。
(2)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、判定部110は、変化量算出部111と、比較部112とを有する。変化量算出部111は、外気温度測定部20によって検出される複数の検出温度から単位時間あたりの温度変化量を算出する。比較部112は、算出した温度変化量と、外気温度測定部20による検出温度が変化しているか否かを判定する基準値と、を比較することにより、検出温度が変化しているか否かを判定する。
これにより、検出温度が変化しているか否かを判定できる。
(3)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、設定部120は、比較部112によって検出温度が変化していないと判定された場合に、測定部9による測定を可能とする。
これにより、温度が異なる場所に移動した際に、外気温度測定部20による測定値が安定してから測定を行うことが出来る。このため、測定した値を温度補正する際に、適切な温度で補正を行うことができ、適切な測定を行える。
(4)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、設定部120は、表示部12と接続されている。設定部120は、測定不可期間の時には、測定が不可である旨を表示部12に表示させる。
これにより、今は測定ができないことを使用者に認識させることができる。
(5)
本実施の形態の生体情報測定装置1では、判定部110は、測定部9が測定を行う温度範囲を設定し、この温度範囲内で、温度センサの検出温度が変化しているか否かを判定する。
これにより、検出温度が変化しているか否かを判定できる。
(6)
本実施の形態の生体情報測定装置の制御方法は、本体ケース2と、コネクタ8と、カバー15と、外気温度測定部20と、を備えた生体情報測定装置の制御方法であって、S3及びS4(判定工程の一例)と、S5(不可期間設定工程)とを備える。本体ケース2は、センサ4(生体情報測定センサの一例)が装着されるセンサ装着口3を有する。コネクタ8は、本体ケース2内でセンサ装着口3の奥側に設けられている。コネクタ8は、センサ装着口3に装着されるセンサ4と電気的に接続される。カバー15は、本体ケース2の表面に設けられセンサ装着口3を開閉自在に覆う。外気温度測定部20は、本体ケース2の表面に設けられ本体ケース2の外気温度を測定する。カバー15は、センサ装着口3と共に外気温度測定部20を覆う。
S4(判定工程の一例)は、測定部9による測定前に、外気温度測定部20による検出温度が変化しているか否かを判定する。S5(設定工程の一例)は、検出温度が変化していると判定された時には、測定部9による測定を不可とする測定不可期間を設ける。
このように検出温度が変化しているときに測定を不可することによって、測定値が不適切な値になることを抑制できる。
(他の実施形態)
(A)
なお、上記実施形態1、2においては、センサ装着口3と外気温度測定部20を覆うカバーとして、図1のように、後端側を固定し上下方向に回動するカバー15が設けられたが、図8に示すように、本体ケース2の表面にスライドカバー23を設けてもよい。
すなわち、本体ケース2の表面に、スライドカバー23を摺動自在に設け、このスライドカバー23によって、センサ装着口3と共に外気温度測定部20を開閉自在とする構成が用いられてもよい。
この構成によれば、保管時にセンサ装着口3をスライドカバー23で閉成すると、センサ装着口3から埃などが侵入することがなく、その結果として、適切な測定をおこなうことができる。
また、測定時にカバーを開けてセンサ装着口3を開放すると、外気温度測定部20を構成する外気温測定口20aが開放され、外気温度センサ11が外気に露出されるのである。したがって、この外気温度測定部20が測定した外気温度(すなわち本体ケース2外の温度で、試薬と血液を反応させる場所の雰囲気温度)を用いて測定値を補正することができ、適切な測定を行うことができる。
(B)
なお、上記実施形態1、2においては、センサ4を接続端子5側からセンサ装着口3に挿入する構成としたが、複数のセンサ4を本体ケース2内に内蔵し、測定時に、本体ケース2内からセンサ4の点着部6を本体ケース2外へ表出させることで、センサ4をセンサ装着口3に装着させる構成にしてもよい。
本発明の生体情報測定装置および生体情報測定装置の制御方法は、適切な測定を行うことが可能な効果を有し、例えば血液中から血糖値のような生体情報を測定する生体情報測定装置として、広く活用が期待されるものである。
1 生体情報測定装置
2 本体ケース
3 センサ装着口
4 センサ(生体情報測定センサの一例)
5 接続端子
6 点着部
7 センサ装着部
8 コネクタ
9 測定部
10 制御部
11 外気温度センサ(外気温測定センサの一例)
11a 基板
12 表示部
13 電源ボタン
14 記憶部
15 カバー
16 封口部
17 長孔
18 ピン
19 板バネ
20 外気温度測定部
20a 外気温測定口
20b 筒状空間
21 指当部
22 ストッパ部
23 スライドカバー
24 タイマ
100 検出温度取得部
110 判定部
111 変化量算出部(算出部の一例)
112 比較部
120 設定部

Claims (12)

  1. 生体情報測定センサが装着されるセンサ装着口を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内で前記センサ装着口の奥側に設けられ前記センサ装着口に装着される前記生体情報測定センサと電気的に接続されるコネクタと、
    前記コネクタに電気的に接続された測定部と、
    前記本体ケースの表面に設けられ前記センサ装着口を開閉自在に覆うカバーと、
    前記本体ケースの表面で前記カバーに開閉自在に覆われて設けられており、前記カバーの閉成により外気と遮断されると共に、前記測定部による測定時には前記カバーの開放により外気に露出されて前記本体ケースの外気温度を測定する外気温度測定部と、
    を備え、
    前記カバーは、前記センサ装着口と前記外気温度測定部を同時に開閉する
    生体情報測定装置。
  2. 前記センサ装着口と前記外気温度測定部は、前記本体ケースの表面の異なる位置に設けられている、
    請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記外気温度測定部は、
    前記本体ケースの表面に設けられた外気温測定口と、
    前記外気温測定口の奥側に設けた外気温測定センサと、
    を有する、請求項1または3に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記カバーは、前記センサ装着口を閉成した状態において前記外気温測定口を塞ぎ、前記外気温測定センサを外気と遮断する、請求項4に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記カバーの前端側には、前記センサ装着口を覆う封口部が形成され、
    前記カバーは前記本体ケースの表面に対して摺動自在に前記本体ケースと連結されている、
    請求項1、3、4および5のいずれか一つに記載の生体情報測定装置。
  6. 前記カバーは、前記本体ケースに対して回動自在に設けられており、
    前記本体ケースは、前記カバーを前記外気温度測定部に対して所定間隔で対向させた状態で停止させるストッパ部を有する、請求項1、3、4、5および6のいずれか一つに記載の生体情報測定装置。
  7. 前記測定部による測定前に、前記外気温度測定部による検出温度が変化しているか否かを判定する判定部と、
    前記検出温度が変化していると判定した時には、前記測定部による測定を不可とする測定不可期間を設ける設定部と、を有する、
    請求項1、3、4、5、6および7のいずれか一つに記載の生体情報測定装置。
  8. 前記判定部は、
    前記外気温度測定部によって検出される複数の前記検出温度から単位時間あたりの温度変化量を算出する算出部と、
    前記算出した温度変化量と、前記外気温度測定部による前記検出温度が変化しているか否かを判定する基準値と、を比較することにより、前記検出温度が変化しているか否かを判定する比較部と、を有する、
    請求項8に記載の生体情報測定装置。
  9. 前記設定部は、
    前記比較部によって前記検出温度が変化していないと判定された場合に、前記測定部による測定を可能とする、
    請求項9に記載の生体情報測定装置。
  10. 前記設定部は、表示部と接続され、
    前記設定部は、測定不可期間の時には、測定が不可である旨を前記表示部に表示させる請求項8から10のいずれか一つに記載の生体情報測定装置。
  11. 前記判定部は、前記測定部が測定を行う温度範囲を設定し、この温度範囲内で、前記外気温度測定部による前記検出温度が変化しているか否かを判定する、
    請求項8から11のいずれか一つに記載の生体情報測定装置。
  12. 生体情報測定センサが装着されるセンサ装着口を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内で前記センサ装着口の奥側に設けられ前記センサ装着口に装着される前記生体情報測定センサと電気的に接続されるコネクタと、
    前記コネクタに電気的に接続された測定部と、
    前記本体ケースの表面に設けられ前記センサ装着口を開閉自在に覆うカバーと、
    前記本体ケースの表面で前記カバーに開閉自在に覆われて設けられており、前記カバーの閉成により外気と遮断されると共に、前記測定部による測定時には前記カバーの開放により外気に露出されて前記本体ケースの外気温度を測定する外気温度測定部と、
    を備え、前記カバーは、前記センサ装着口と前記外気温度測定部を同時に開閉する、生体情報測定装置の制御方法であって、
    前記測定部による測定前に、前記外気温度測定部による検出温度が変化しているか否かを判定する判定工程と、
    前記検出温度が変化していると判定された時には、前記測定部による測定を不可とする測定不可期間を設ける設定工程を備えた、
    生体情報測定装置の制御方法。
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