JP6177492B1 - 冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジ - Google Patents

冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジ Download PDF

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Abstract

良好な冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジを提供する。陽極と、陽極を囲うように配された筒状の陰極と、陰極の一方の開口を封止する封止部と、陰極の内部において封止部と対向し、貫通孔が設けられている第1の部材と、陰極と封止部と第1の部材とによって囲われた空間を、第1の部材が面する第1の空間と、封止部が面する第2の空間とに仕切る仕切部と、仕切部または第2の空間に配されているとともに、電磁波を発する光源とを有し、仕切部の外周部の少なくとも一部と陰極との間に間隙が形成されていることを特徴とする冷陰極電離真空計。

Description

本発明は、冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジに関する。
冷陰極電離真空計は、測定子容器内の放電空間に設けられた陽極と陰極との間に高電圧を印加し、自己放電を起こすことにより、気体を電離させて圧力を測定するものである。陽極と陰極との間に電圧を印加してから直ちに放電が生ずるわけではないため、放電開始を促すことが好ましい。例えば、特許文献1には、グローランプを設けて陰極に電磁波、具体的には電磁放射線を照射し、光電効果によって陰極から電子を発生させることで、放電を誘発させている。
特開平06−26967号公報
しかしながら、従来の冷陰極電離真空計は必ずしも良好とはいえなかった。例えば、メンテナンスの周期が比較的短い場合や、また、十分に広い圧力範囲で安定した放電特性が得られない場合があった。
本発明の目的は、良好な冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジを提供することにある。
実施形態の一観点によれば、陽極と、前記陽極を囲うように配された筒状の陰極と、前記陰極の一方の開口を封止する封止部と、前記陰極の内部において前記封止部と対向し、貫通孔が設けられている第1の部材と、前記陰極と前記封止部と前記第1の部材とによって囲われた空間を、前記第1の部材が面する第1の空間と、前記封止部が面する第2の空間とに仕切る仕切部と、前記仕切部または前記第2の空間に配されているとともに、電磁波を発する光源とを有し、前記仕切部の外周部の少なくとも一部と前記陰極との間に間隙が形成されていることを特徴とする冷陰極電離真空計が提供される。
実施形態の他の観点によれば、陽極と、前記陽極を囲うように配された筒状の陰極と、前記陰極の一方の開口を封止する封止部とを備える冷陰極電離真空計の前記陰極の内部に取り外し可能に配される冷陰極電離真空計用カートリッジであって、前記封止部と対向し、貫通孔が設けられている第1の部材と、前記陰極と前記封止部と前記第1の部材とによって囲われた空間を、前記第1の部材が面する第1の空間と、前記封止部が面する第2の空間とに仕切る仕切部と、前記第1の部材および前記仕切部と連結する筒状の接続部と、を備え、前記接続部と前記仕切部との間に間隙が設けられていることを特徴とする冷陰極電離真空計用カートリッジが提供される。
実施形態の更に他の観点によれば、陽極と、前記陽極を囲うように配された筒状の陰極と、前記陰極の内部において前記陽極によって貫かれる貫通孔を有する円盤状の第1の磁性部材と、前記陰極の内部において前記第1の磁性部材に対向して配される円盤状の第2の磁性部材とを備え、前記第1の磁性部材および前記第2の磁性部材のうちの少なくとも一方は、中心部の厚さが外周部の厚さよりも厚いことを特徴とする冷陰極電離真空計が提供される。
実施形態の更に他の観点によれば、陽極と前記陽極を囲うように配された筒状の陰極とを有する冷陰極電離真空計の前記陰極の内部に取り外し可能に配される冷陰極電離真空計用カートリッジであって、前記陰極の内部において前記陽極によって貫かれる貫通孔を有する円盤状の第1の磁性部材と、前記陰極の内部において前記第1の磁性部材に対向して配される円盤状の第2の磁性部材とを備え、前記第1の磁性部材と前記第2の磁性部材とのうちの少なくとも一方は、中心部の厚さが外周部の厚さよりも厚いことを特徴とする冷陰極電離真空計用カートリッジが提供される。
本発明によれば、良好な冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジを提供することができる。
第1実施形態による真空処理装置を示す概略図である。 第1実施形態による冷陰極電離真空計を示す断面図である。 第1実施形態による冷陰極電離真空計の測定子を示す断面図である。 比較例による冷陰極電離真空計を示す断面図である。 圧力−放電電流特性を示すグラフである。 本実施形態による冷陰極電離真空計の圧力−放電電流特性を示すグラフである。 比較例による冷陰極電離真空計の圧力−放電電流特性を示すグラフである。 放電開始時間を示すグラフである。 第1実施形態の変形例(その1)による冷陰極電離真空計を示す断面図である。 第1実施形態の変形例(その2)による冷陰極電離真空計を示す断面図である。 第2実施形態による冷陰極電離真空計を示す断面図である。 第2実施形態による冷陰極電離真空計の測定子を示す断面図である。 第2実施形態の変形例(その1)による冷陰極電離真空計の測定子を示す断面図である。 第2実施形態の変形例(その2)による冷陰極電離真空計の測定子を示す断面図である。
[第1実施形態]
第1実施形態による冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジについて図面を用いて説明する。図1は、本実施形態による真空処理装置を示す概略図である。図1は、本実施形態による冷陰極電離真空計100が真空処理装置Sに取り付けられた状態を示している。真空処理装置Sは、例えば成膜装置である。かかる成膜装置としては、例えば、スパッタリング装置、PVD装置、CVD装置等が挙げられる。また、真空処理装置Sは、アッシング装置、ドライエッチング装置等の表面処理装置であってもよい。
図1に示すように、冷陰極電離真空計100は、測定子102と、測定子102に接続された冷陰極電離真空計制御部(真空計動作回路)13とを備えている。真空処理装置Sは、真空容器101を備えている。測定子102は、真空容器101の壁面の開口部分に気密を保持した状態で取り付けられている。具体的には、測定子102は、真空容器101にフランジ8によって接続されている。なお、冷陰極電離真空計制御部13と測定子102とは、別個に設けられていてもよいし、一体化されていてもよい。
図2は、本実施形態による冷陰極電離真空計100を示す断面図である。冷陰極電離真空計100は、例えば逆マグネトロン型真空計であるが、これに限定されるものではない。測定子102は、陰極1(カソード)を構成する測定子容器(容器、ケーシング)103と、陽極2(アノード)とを備えている。陰極1を構成する測定子容器103は、略円筒状(略管状)に成形されている。陽極2は、棒状に成形されている。略円筒状の陰極1が、棒状の陽極2を取り囲むように位置している。陽極2と陰極1とによって放電空間4が形成される。測定子容器103は、例えば金属によって形成されている。測定子容器103の材料としては、例えばステンレススチール等が用いられる。陽極2は、例えば金属によって形成されている。
磁場を形成する磁石(磁性手段)3が、測定子容器103を取り囲むようにリング状に備えられている。磁石3としては、例えばフェライト磁石等の永久磁石が好適に用いられる。
測定子容器103の一方の端部12には、絶縁部材6が備えられている。絶縁部材6によって測定子容器103の一方の端部(封止部)12が封止されている。絶縁部材6には陽極2が気密を保った状態で貫通して固定されている。絶縁部材6の材料としては、例えばアルミナセラミック等が用いられる。測定子容器103の他方の端部17は開口しており、真空容器101と接続される。
測定子容器103内には、交換可能な測定子用カートリッジ106が配されている。測定子用カートリッジ106は、磁場を調整するとともに放電空間4を囲うポールピース(部材)104、105と、測定子容器103の壁部103aに沿うような形状に成形されているとともに放電空間4を囲う壁部107と、板状体20と、仕切部に配された光源カバー25とを備えている。このような交換可能な測定子用カートリッジ106を測定子容器103内に配するようにしているのは、陰極部分はイオンの衝突によって劣化するためである。また、光源15を覆うカバー25に、放電空間4においてスパッタされた陰極構成粒子が付着するためである。
ポールピース(第1の部材)104は、筒状の壁部(接続部)107の一端に固定されている。ポールピース104は、測定子容器103の他方の端部17とポールピース(第2の部材)105との間に位置する。ポールピース104は、磁性体によって形成されていてもよいし、非磁性体によって形成されていてもよい。ポールピース104の材料として非磁性体を用いた場合には、磁力線が測定子容器103の壁面に対して曲がってしまうが、ポールピース104の材料として磁性体を用いた場合には、磁力線は測定子容器103の壁面に対して平行になる。このため、測定子容器103内における電子の偏りを抑制する観点からは、ポールピース104の材料として磁性体を用いることが好ましい。ポールピース104の材料としては、例えば、磁性体のステンレススチールや非磁性体のステンレススチール等が用いられる。ポールピース104は、測定子容器103とともに陰極1を構成する。図3は、測定子102を示す断面図である。図3(a)は、図2のI−I線断面に対応している。図3(a)に示すように、ポールピース104には、複数の開口(開口部)10が形成されている。測定子102と真空容器101とは開口10を介して通気可能となっている。
ポールピース105は、筒状の壁部107の他端に固定されている。ポールピース105は、測定子容器103の一方の端部(封止部)12とポールピース104との間に位置する。ポールピース105は、後述する板状体(第3の部材)20と相俟って仕切部を構成している。ポールピース105は、ポールピース104と同様に、磁性体によって形成されていてもよいし、非磁性体によって形成されていてもよい。ポールピース105の材料としては、ポールピース104の材料と同様に、例えば、磁性体のステンレススチールや非磁性体のステンレススチール等が用いられる。ポールピース105は、測定子容器103やポールピース104等とともに陰極1を構成する。図3(b)は、図2のII−II線断面に対応している。図3(b)に示すように、ポールピース105の中央部には、貫通孔11が形成されている。貫通孔11は、棒状の陽極2によって貫かれている。陽極2と貫通孔11の内面との間には、間隙14が存在している。
壁部107は、測定子容器103の壁部103aに沿うような形状に成形されている。即ち、壁部107は、略円筒状に形成されている。壁部107は、ポールピース104やポールピース105と同様に、磁性体によって形成されていてもよいし、非磁性体によって形成されていてもよい。壁部107の材料としては、ポールピース104やポールピース105と同様に、例えば、磁性体のステンレススチールや非磁性体のステンレススチール等が用いられる。壁部107は、測定子容器103やポールピース104、105等とともに陰極1を構成する。
上述したように、測定子容器103と、ポールピース104と、ポールピース105と、壁部107とが、陰極1を構成している。陽極2は、ポールピース104とポールピース105と壁部107とによって囲まれた放電空間4内、即ち、測定子用カートリッジ106によって囲まれた放電空間4内に位置している。
陽極2と陰極1とによって形成された放電空間4が、ポールピース105とポールピース104とによって仕切られていると考えることもできる。仕切部を構成するポールピース105および板状体20によって、陰極1と封止部12とポールピース104とによって囲われた空間が、ポールピース104が面する放電空間(第1の空間)4と、封止部12が面する空間(第2の空間)5とに仕切られていると考えることもできる。
ポールピース105には、光源15を挿入するための光源配置部(光源設置部、光源挿入部、光源取り付け部)22が形成されている。光源15は、電磁波、例えば軟X線を発する。光源配置部22は、例えば、ポールピース105に形成された貫通孔である。光源配置部22には、光源15が配されている。光源配置部22には、カバー25が設けられていてもよい。光源配置部22は、壁部107の近傍に位置している。光源配置部22と壁部107との間の距離は、光源配置部22と陽極2との間の距離よりも短くなっている。すなわち、光源15は、壁部107の近傍に位置している。そして、光源15と壁部107との間の距離は、光源15と陽極2との間の距離よりも短くなっている。光源15が壁部107の近傍に配されているため、光源15から発せられる電磁波は、エネルギーの大きな減衰を伴うことなく壁部107に到達する。このため、光電効果によって、壁部107から放電空間4内に電子(光電子)が放出されやすい。壁部107は、陰極1のうちで陽極2までの距離が最も長い部分である。このため、壁部107から電子を大量に放出させれば、陽極2に達するまでの移動距離が長い電子が放電空間4に大量に供給されることとなる。陽極2に達するまでの移動距離が長い電子が放電空間4に大量に供給されると、電子23と気体分子24との衝突確率が高くなり、放電開始までの時間を短縮させることが可能となる。
ポールピース105の放電空間4側には、板状体(部材、板状部材)20が備えられている。板状体20の中心部には、貫通孔20aが形成されている。板状体20は、ポールピース105の中央部においてポールピース105に固定されている。板状体20は例えば円盤状に形成されている。板状体20の外周部の少なくとも一部と壁部107との間には、間隙21が存在している。光源15から発せられる光、即ち、電磁波は、間隙21を形成する壁部107に照射される。または、電磁波は間隙21を介して放電空間4内に導入され得る。壁部107から放出された電子も、間隙21を介して放電空間4内に導入され得る。光源15は、板状体20とポールピース105との間に配されている。光源15は、放電空間4内から直視されないように配されている。ただし、光源の少なくとも一部は放電空間4内から直視されないように光源が配置されていれば、位置決めなどを目的として、光源15の他の一部が放電空間4内に突出していてもよい。光源15は、仕切部を構成するポールピース105に、放電空間4の外で配されている。本実施形態では、光源15を覆うように板状体20を配することによって、光源15が放電空間4内から直視されないようになっている。本実施形態において、光源15を放電空間4内から直視されないように配しているのは、放電空間4においてスパッタされた陰極構成粒子が光源15に付着するのを抑制するためである。陰極構成粒子が光源15に付着するのを抑制し得るため、光源15は長期間にわたって電磁波を外部に放出することができる。このため、本実施形態によれば、測定子102の寿命を長くすることができる。
ポールピース105の放電空間4側の面は傾斜している。換言すれば、ポールピース105の外周部におけるポールピース105と板状体20との間の距離は、ポールピース105の中心部におけるポールピース105と板状体20との間の距離よりも大きくなっている。ポールピース105の中央部の厚さは、ポールピース105の外周部の厚さよりも厚くなっている。ポールピース105の放電空間4側の面を傾斜させているのは、光源15から発せられる電磁波を壁部107に十分に到達させるためである。
光源15の少なくとも一部は、カバー25によって覆われている。より具体的には、光源15は、例えば円筒状のカバー25によって覆われている。カバー25は、例えば石英管によって構成されている。本実施形態において、光源15をカバー25によって覆っているのは以下のような理由によるものである。光源15から引き出された電極26a、26bは、絶縁部材6に設けられた不図示の電極に、例えば溶接等によって固定されている。このため、放電空間4においてスパッタされた陰極構成粒子が光源15自体に付着し、光源15が外部に電磁波を十分に放出し得なくなった場合には、絶縁部材6等をも交換しなければならない。これに対し、本実施形態では、光源15がカバー25によって覆われているため、放電空間4においてスパッタされた陰極構成粒子はカバー25には付着することがあり得るが光源15には付着しにくい。放電空間4においてスパッタされた陰極構成粒子がカバー25に付着した場合には、カバー25を含む測定子用カートリッジ106を交換すれば足りる。このため、本実施形態によれば、メンテナンスコストの低減に寄与することができる。このような理由により、本実施形態では、光源15をカバー25によって覆っている。
光源15とカバー25とのうちの少なくとも一方に、仕事関数が低い材料、具体的には金属膜をコーティングするようにしてもよい。仕事関数が低い材料に電磁波が入射すると、より効率的に電子が発生する。従って、光源15やカバー25等に仕事関数が低い材料をコーティングしておけば、効率的に電子を生じさせることができる。また、壁部107の内面に、壁部107の材料よりも仕事関数が低い材料をコーティングするようにしてもよい。この場合にも、かかるコーティングが施された箇所において効率的に電子を生じさせることができる。
陽極2は、気密を保った状態で絶縁部材6を貫通して固定されている。陽極2は、冷陰極電離真空計制御部13に電気的に接続されている。冷陰極電離真空計制御部13には、陽極2に電圧を印加する電源18と、陽極2に流れる放電電流を測定する放電電流検出部19とが備えられている。
本実施形態では、光源15がポールピース104側ではなくポールピース105側に配されているため、光源15にも陽極2にも同じ側から電力を供給し得る。このため、陽極2が気密を保った状態で貫通している絶縁部材に光源15に電力を供給するための端子を気密に保った状態で設けることができる。陽極2と、光源15に電力を供給する端子が設けられる絶縁部材を別々の場所に配置する必要がないため、本実施形態によれば、構造の簡素化や低コスト化等に寄与することができる。
上述したように、ポールピース105の中央部の厚さは、ポールピース105の外周部の厚さよりも厚くなっている。本実施形態において、ポールピース105の中央部の厚さがポールピース105の外周部の厚さよりも厚くなっていることは、上記のような意義のみならず、以下のような意義をも有する。即ち、ポールピース105には貫通孔11が存在している。一般に、ポールピース105の中央部に貫通孔11が存在していると、放電空間4の中央部における磁束密度が相対的に小さくなる。これに対し、ポールピース105の中央部の厚さを、ポールピース105の外周部の厚さよりも大きくすると、放電空間4の中央部における磁束密度を増大させることができる。高真空下においては、電子の絶対数が少なく、絶対数の少ない電子が陽極2付近、即ち、放電空間4の中央部に集中する。このため、放電空間4の中央部における磁束密度を増大させることは、放電を促すこととなり、放電開始時間の短縮等に資する。このように、ポールピース105の中央部の厚さを、ポールピース105の外周部の厚さよりも厚くすることは、放電開始時間の短縮等にも寄与し得る。
上述したように、ポールピース105の放電空間4側の面は傾斜している。このため、ポールピース105の厚さは外周部から中央部にかけて徐々に大きくなっている。即ち、本実施形態では、ポールピース105の厚さが連続的に変化している。ポールピース105の外周部から中央部にかけて厚さを徐々に大きくしていることは、IP特性(圧力−放電電流特性)や再現性の向上に寄与し得る。
測定子102の一部は、測定子102から取り外して交換することが可能である。かかる部分は、冷陰極電離真空計用カートリッジと称される。ポールピース104、105、板状体20、カバー25は、測定子用カートリッジ106、即ち、冷陰極電離真空計用カートリッジに含まれ得る。
(評価結果)
本実施形態による冷陰極電離真空計100の評価結果について図面を用いて説明する。図4は、比較例による冷陰極電離真空計200を示す断面図である。比較例による冷陰極電離真空計200においては、ポールピース205と絶縁部材6との間に光源15が配されており、光源15は陽極2の近傍に位置している。また、比較例による冷陰極電離真空計200においては、ポールピース105の厚さが均一になっている。
図5は、実施例、即ち、本実施形態による冷陰極電離真空計100と比較例による冷陰極電離真空計200のI−P特性、即ち、圧力−放電電流特性を示すグラフである。横軸は圧力であり、縦軸は放電電流である。図5からわかるように、比較例による冷陰極電離真空計200では、必ずしも十分にリニアな特性が得られていない。これに対し、本実施形態による冷陰極電離真空計100の場合には、広い圧力範囲において十分にリニアな特性が得られている。このことから、本実施形態によれば、広い圧力範囲において高精度に測定し得る冷陰極電離真空計100を提供し得ることが分かる。
図6は、実施例、即ち、本実施形態による冷陰極電離真空計100のI−P特性を示すグラフである。図6には、3回に亘って行われた測定の結果が示されている。図7は、比較例による冷陰極電離真空計200のI−P特性を示すグラフである。図7にも、3回に亘って行われた測定の結果が示されている。図7から分かるように、比較例による冷陰極電離真空計200の場合には、I−P特性がばらついている。これに対し、図6から分かるように、本実施形態による冷陰極電離真空計100の場合には、I−P特性が殆どばらついていない。このことから分かるように、本実施形態によれば、再現性の良好な冷陰極電離真空計100を提供し得ることが分かる。
図8は、実施例、即ち、本実施形態による冷陰極電離真空計100と比較例による冷陰極電離真空計200の放電開始時間を示すグラフである。横軸は、0.1Paの窒素によって測定子102内を劣化させた累積時間を示している。縦軸は、放電開始時間を示している。図8から分かるように、比較例による冷陰極電離真空計200では、放電開始時間の良否判定の基準とした3秒を、わずか25時間の劣化累積時間で超えてしまっている。これに対し、本実施形態によれば、100時間の劣化累積時間を超えても放電開始時間は良否判定の基準とした3秒を下回っている。このことから、本実施形態によれば、寿命の長い測定子102を実現し得ることがわかる。なお、良否判定の基準とした3秒は、便宜的に設定した基準ものであり、一般的な良否判定の基準というわけではない。
このように、本実施形態によれば、ポールピース105の放電空間4側に板状体20が備えられており、板状体20によって光源15が放電空間4内から直視されないようになっている。このため、本実施形態によれば、放電空間4においてスパッタされた陰極構成粒子が光源15に付着するのを抑制することができ、光源15は長期に亘って電磁波を放出することができる。しかも、本実施形態では、光源15から発せられる電磁波が壁部107に到達しやすいようになっている。このため、本実施形態によれば、放電開始時間が短く寿命の長い冷陰極電離真空計100を提供することができる。しかも、本実施形態では、ポールピース105の中央部の厚さが、ポールピース105の外周部の厚さよりも厚くなっている。しかも、ポールピースの厚さは、ポールピースの外周部から中央部に向かって徐々に変化している。このため、本実施形態によれば、広い圧力範囲において安定した特性を実現し得る冷陰極電離真空計100を提供することができる。このように、本実施形態によれば、良好な特性を有する冷陰極電離真空計100を提供することができる。
(変形例(その1))
本実施形態による変形例(その1)による冷陰極電離真空計100aについて図9を用いて説明する。図9は、本変形例による冷陰極電離真空計100aを示す断面図である。
本変形例による冷陰極電離真空計100aは、測定子容器103の一方の端部12側に位置するポールピース105のみならず、測定子容器103の他方の端部17側に位置するポールピース104aの厚さも、外周部から中央部に向かって徐々に厚くなっているものである。ポールピース104aの放電空間4側の面は傾斜している。本変形例によれば、ポールピース104aの中央部の厚さが、ポールピース104aの外周部の厚さよりも大きいため、放電空間4の中央部における磁束密度をより増大させることができる。このため、本変形例によれば、放電を更に促すことができ、放電開始時間の短縮等に資する。しかも、ポールピース104aの厚さが外周部から中央部に向かって徐々に変化しているため、安定した特性が得られる。このように、ポールピース104aの厚さを、外周部から中央部に向かって徐々に大きくするようにしてもよい。
(変形例(その2))
本実施形態の変形例(その2)による冷陰極電離真空計100bについて図10を用いて説明する。図10は、本変形例による冷陰極電離真空計100bを示す断面図である。
本変形例による冷陰極電離真空計100bは、測定子容器103の一方の端部12側に位置するポールピース105aも、測定子容器103の他方の端部17側に位置するポールピース104bも、中央部において厚さが大きくなるように段差が生じているものである。このように、中央部において厚さが大きくなるように段差が生じていてもよい。本変形例においても、放電空間4の中央部における磁束密度をより増大させることができ、放電を促すことができ、放電開始時間の短縮等に寄与することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による冷陰極電離真空計及び冷陰極電離真空計用カートリッジについて図面を用いて説明する。図11は、本実施形態による冷陰極電離真空計を示す断面図である。図1乃至図10に示す第1実施形態による冷陰極電離真空計と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による冷陰極電離真空計100cは、ポールピース105bの形状が、第1実施形態の場合と異なっている。また、本実施形態による冷陰極電離真空計100は、光源15の配置が第1実施形態の場合と異なっている。本実施形態による冷陰極電離真空計100cでは、板状体20は設けられていない。
図11に示すように、ポールピース105bの放電空間4側とは反対側に光源配置部22aが形成されている。光源配置部22aは、例えば、ポールピース105に形成された孔である。かかる孔は、ポールピース105bを貫通していない。光源配置部22aには、光源15が配されている。本実施形態では、ポールピース105bにより光源15が放電空間4内から直視されないようになっている。光源配置部22aは、第1実施形態と同様に、壁部107の近傍に位置している。このため、光源15は、壁部107の近傍に位置している。光源15は、封止部12が面する空間(第2の空間)5に配されている。
図12は、本実施形態による冷陰極電離真空計100cの測定子102cを示す断面図である。図12は、図11のIII−III線断面に対応している。図12に示すように、ポールピース105bには、開口28、即ち、切り欠きが形成されている。開口28が形成されているため、ポールピース105bの外周部少なくとも一部と壁部107との間には、間隙27が存在している。光源15から発せられる光、即ち、電磁波は、間隙27を介して放電空間4内に導入され得る。壁部107から放出された電子も、間隙27を介して放電空間4内に導入され得る。
本実施形態では、測定子102cの一方の端部12側に位置するポールピース105bの放電空間4側とは反対側の面が傾斜している。このため、ポールピース105bの外周部において、ポールピース105bの放電空間4側とは反対側の面と放電空間4との間の距離が短くなっている。このため、本実施形態によれば、壁部107のうちの放電空間4に近い箇所に、光源15から発せられる電磁波を十分に到達させることが可能となる。
ポールピース105bの中央部の厚さを、ポールピース105bの外周部の厚さよりも大きくすることは、第1実施形態と同様に、放電空間4の中央部における磁束密度を増大させることに寄与し得る。このため、本実施形態においても、放電を促すことができ、放電開始時間の短縮等を実現することができる。
このように、ポールピース105bの放電空間4側とは反対側に光源15を配してもよい。本実施形態においても、光源15が放電空間4内から直視されないようになっているため、放電空間4においてスパッタされた陰極構成粒子が光源15に付着するのを抑制することができ、光源15は長期に亘って電磁波を放出することができる。
しかも、本実施形態では、ポールピース104の放電空間4側の面と、ポールピース105bの放電空間4側の面とが平行となっているため、放電空間4の形状が上下左右対称となっている。このように放電空間4をシンプルな形状、即ち、凹凸のない形状にすると、局所的な異常放電が起き難くなる。このため、本実施形態によれば、測定値のばらつきをより抑制することができ、再現性をより良好にすることができる。
(変形例(その1))
本実施形態による変形例(その1)による冷陰極電離真空計100dについて図13を用いて説明する。図13は、本変形例による冷陰極電離真空計100dの測定子102dを示す断面図である。
本変形例による冷陰極電離真空計100dは、測定子容器103の一方の端部12側に位置するポールピース105のみならず、測定子容器103の他方の端部17側に位置するポールピース104cの厚さも、外周部から中央部に向かって徐々に厚くなっているものである。ポールピース104cの放電空間4側とは反対側の面は傾斜している。本変形例によれば、ポールピース104cの中央部の厚さが、ポールピース104cの外周部の厚さよりも大きいため、放電空間4の中央部における磁束密度をより増大させることができる。このため、本変形例によれば、放電を更に促すことができ、放電開始時間の短縮等に資する。しかも、ポールピース104cの厚さが外周部から中央部に向かって徐々に変化しているため、安定した特性が得られる。このように、ポールピース104cの厚さを、外周部から中央部に向かって徐々に大きくするようにしてもよい。
(変形例(その2))
本実施形態による変形例(その2)による冷陰極電離真空計について図14を用いて説明する。図14は、図12とは別の実施形態である。図14に示すように、ポールピース105bには、開口28a〜28c、即ち、切り欠きが複数形成されている。開口28a〜28cが形成されているため、ポールピース105bと壁部107との間には、間隙27a〜27cが存在している。光源15から発せられる電磁波は、間隙27a〜27cを介して放電空間4内に導入され得る。壁部107から放出された電子も、間隙27a〜27cを介して放電空間4内に導入され得る。本変形例によれば、広範囲に間隙27a〜27cが存在しているため、光源15から発せられる電磁波や、光電効果によって生じる電子をより効率的に放電空間4内に導入し得る。従って、本実施形態によれば、放電開始時間等の更なる短縮等を実現することができる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、第2実施形態において、ポールピース104c、105bの面を傾斜させるのではなく、段差を形成することによって、ポールピース104c、105bの中央部の厚さを外周部の厚さよりも大きくしてもよい。
1…陰極
2…陽極
4…放電空間
15…光源
100…冷陰極電離真空計
102…測定子
103…測定子容器
104、105…ポールピース
106…測定子用カートリッジ
107…壁部

Claims (17)

  1. 陽極と、
    前記陽極を囲うように配された筒状の陰極と、
    前記陰極の一方の開口を封止する封止部と、
    前記陰極の内部において前記封止部と対向し、貫通孔が設けられている第1の部材と、
    前記陰極と前記封止部と前記第1の部材とによって囲われた空間を、前記第1の部材が面する第1の空間と、前記封止部が面する第2の空間とに仕切る仕切部と、
    前記仕切部または前記第2の空間に配されているとともに、電磁波を発する光源と
    を有し、
    前記仕切部の外周部の少なくとも一部と前記陰極との間に間隙が形成されていることを特徴とする冷陰極電離真空計。
  2. 前記仕切部は、第2の部材と、前記第2の部材の前記第1の空間側に配された第3の部材とを含み、
    前記光源の少なくとも一部が前記第2の部材と前記第3の部材との間に配されていることを特徴とする請求項1に記載の冷陰極電離真空計。
  3. 前記第2の部材の外周部における前記第2の部材と前記第3の部材との間の距離は、前記第2の部材の中心部における前記第2の部材と前記第3の部材との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の冷陰極電離真空計。
  4. 前記間隙は、前記第3の部材の外周部の少なくとも一部と前記陰極との間に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の冷陰極電離真空計。
  5. 前記仕切部は、第2の部材から成り、前記光源の少なくとも一部が、前記第2の空間に配されていることを特徴とする請求項1に記載の冷陰極電離真空計。
  6. 前記第2の部材の中心部の厚さは、前記第2の部材の外周部の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の冷陰極電離真空計。
  7. 前記第2の部材の外周部から前記第2の部材の中心部に向かって前記第2の部材の厚さが連続的に変化していることを特徴とすることを特徴とする請求項6に記載の冷陰極電離真空計。
  8. 前記光源と前記陰極との間の距離は、前記光源と前記陽極との間の距離よりも短いことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の冷陰極電離真空計。
  9. 前記第1の部材および前記第2の部材は磁性体である請求項2から7のいずれか1項に記載の冷陰極電離真空計。
  10. 前記第3の部材は非磁性体により形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の冷陰極電離真空計。
  11. 前記光源の少なくとも一部を覆うカバーを更に備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の冷陰極電離真空計。
  12. 前記カバーには、金属膜が形成されていることを特徴とする請求項11に記載の冷陰極電離真空計。
  13. 前記光源の表面に、金属膜が形成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の冷陰極電離真空計。
  14. 陽極と、前記陽極を囲うように配された筒状の陰極と、前記陰極の一方の開口を封止する封止部とを備える冷陰極電離真空計の前記陰極の内部に取り外し可能に配される冷陰極電離真空計用カートリッジであって、
    前記封止部と対向し、貫通孔が設けられている第1の部材と、
    前記陰極と前記封止部と前記第1の部材とによって囲われた空間を、前記第1の部材が面する第1の空間と、前記封止部が面する第2の空間とに仕切る仕切部と、
    前記第1の部材および前記仕切部と連結する筒状の接続部と、
    を備え、
    前記接続部と前記仕切部との間に間隙が設けられていることを特徴とする冷陰極電離真空計用カートリッジ。
  15. 前記仕切部に配された光源カバーを更に備えることを特徴とする請求項14に記載の冷陰極電離真空計用カートリッジ。
  16. 陽極と、
    前記陽極を囲うように配された筒状の陰極と、
    前記陰極の内部において前記陽極によって貫かれる貫通孔を有する円盤状の第1の磁性部材と、
    前記陰極の内部において前記第1の磁性部材に対向して配される円盤状の第2の磁性部材とを備え、
    前記第1の磁性部材および前記第2の磁性部材のうちの少なくとも一方は、中心部の厚さが外周部の厚さよりも厚い
    ことを特徴とする冷陰極電離真空計。
  17. 陽極と前記陽極を囲うように配された筒状の陰極とを有する冷陰極電離真空計の前記陰極の内部に取り外し可能に配される冷陰極電離真空計用カートリッジであって、
    前記陰極の内部において前記陽極によって貫かれる貫通孔を有する円盤状の第1の磁性部材と、
    前記陰極の内部において前記第1の磁性部材に対向して配される円盤状の第2の磁性部材とを備え、
    前記第1の磁性部材と前記第2の磁性部材とのうちの少なくとも一方は、中心部の厚さが外周部の厚さよりも厚い
    ことを特徴とする冷陰極電離真空計用カートリッジ。
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