JP6177189B2 - 送信装置、受信装置、車内通信システム及び車内通信方法 - Google Patents
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Description
また、この発明に係る受信装置は、上記送信装置の第1の通信部から送信された第1の通信データを受信する第3の通信部と、上記送信装置の第2の通信部から送信された第2の通信データを受信する第4の通信部と、前記第3の通信部と、前記第4の通信部とから、同一の内容の通信データを受信した場合、いずれかの通信データを出力する受信制御部とを備えるものである。
また、この発明に係る車内通信システムは、上記送信装置と、上記受信装置と、現在位置の情報を取得し前記現在位置の情報を前記送信装置へ供給する現在位置取得部とを備えるものである。
また、この発明に係る車内通信方法は、送信装置と受信装置との間で、第1の通信方式と、予め定められた送信制限管理期間内において予め定められた送信制限時間以内に限り通信データの送信が許可されるという規定を持ち、前記第1の通信方式と異なる通信方式である第2の通信方式とで、通信を行う車内通信システムの通信方法であって、
前記送信装置が行う処理は、前記第1の通信方式で通信データを送信するステップと、前記送信制限管理期間内における前記第2の通信方式を使用する通信データの送信にかかる送信時間の合計時間が前記送信制限時間を超えないように、前記送信制限管理期間内における前記第2の通信方式による通信データの送信が許可される時間の上限値を決定するステップと、前記第1の通信方式による通信データの送信を開始するまでに要する時間である伝送遅延時間が、予め定められた判断基準時間を超えるか否かを監視するステップと、前記伝送遅延時間が前記判断基準時間を超えることが検知されたときに、前記第2の通信方式による通信データの送信にかかる前記送信時間の合計時間が前記上限値を超えない場合には、前記第2の通信方式による前記通信データの送信を指示するステップと、を含み、
前記受信装置が行う処理は、前記第1の通信方式によって受信された通信データと前記第2の通信方式によって受信された通信データとが、同一の内容の通信データである場合、受信された前記通信データの一方の通信データを出力するステップを含む、ものである。
また、この発明に係る他の車内通信方法は、送信装置と受信装置との間で、第1の通信方式と、予め定められた送信制限管理期間内において予め定められた送信制限時間以内に限り通信データの送信が許可されるという規定を持ち、前記第1の通信方式と異なる通信方式である第2の通信方式とで、通信を行う車内通信システムの通信方法であって、
前記送信装置が行う処理は、前記第1の通信方式で通信データを送信するステップと、前記送信制限管理期間を複数のタイムスロットに分割し、前記第2の通信方式で通信データ送信することを許容する送信可能時間を前記複数のタイムスロットの各々に割り当てるステップと、前記第1の通信方式による通信データの送信を開始するまでに要する時間である伝送遅延時間が、予め定められた判断基準時間を超えるか否かを監視するステップと、現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間に基づいて前記第2の通信方式による通信データの送信をするか否かを判定し、さらに前記第2の通信方式を用いて前記通信データが送信された場合に、前記現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間から、第2の通信方式で前記通信データを送信するのに使用した時間を減算する計算によって得られた値を、前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間の残り時間として記憶するステップと、を含み、
前記受信装置が行う処理は、前記第1の通信方式によって受信された通信データと前記第2の通信方式によって受信された通信データとが、同一の内容の通信データである場合、受信された前記通信データの一方の通信データを出力するステップを含む、ものである。
図1は、この発明の実施の形態1に係る送信装置10、受信装置30及び車内通信システム1の主要な構成を示すブロック図である。図1に示されるように、車内通信システム1は、送信装置10と受信装置30とを含むシステムである。車内通信システム1は、例えば、列車又は自動車等のような移動体に搭載可能なシステムである。また、車内通信システム1は、実施の形態1に係る車内通信方法を実施することができるシステムである。図1において、送信装置10と受信装置30とは、複数の通信経路を用いて(例えば、第1の通信経路21及び第2の通信経路22のいずれかを選択的に用いて)通信可能に接続される。なお、送信装置10は、受信装置としての構成を備えた通信装置であってもよく、受信装置30は、送信装置としての構成を備えた通信装置であってもよい。また、車内通信システム1において使用可能な通信経路の数は、2経路に限定されず、3経路以上であってもよい。
第2の通信方式は、「予め定められた送信制限管理期間の各々において、予め定められた送信制限時間以内に限り送信が許可される」という規定を持つ通信方式である。すなわち、第2の通信方式は、「予め定められた送信制限管理期間の各々において、予め定められた送信制限時間以内でしか送信できない」という規定を持つ通信方式である。言い換えれば、第2の通信方式は、予め定められた送信制限管理期間の各々において、予め定められた送信制限時間以内に送信が許可され、送信制限時間を超える送信が許可されない通信方式である。第2の通信方式は、第1の通信方式とは異なる無線通信方式であり、例えば、日本における「特定小電力無線」の通信方式である。特定小電力無線の通信方式は、送信制限管理期間を予め定められた一定の時間である1時間を規定しており、この1時間の送信制限管理期間においては、予め定められた送信制限時間である360秒以内に限り通信が許可されることを規定している。
スケジューリング部120の送信可能時間割当部107は、送信制限管理期間を複数のタイムスロットに分割し、第2の通信部102を用いることを許容する送信可能時間を複数のタイムスロットの各々に割り当てることが望ましい。
送信指示部130の送信可能時間管理部108は、送信可能時間割当部107によって割り当てられた送信可能時間を記憶し、通信状態監視部105によって伝送遅延時間が判断基準時間を超えることが検知されたときに、現在時刻に該当するタイムスロットに割り当てられた送信可能時間に基づいて第2の通信部102を用いるか否かを判定し、さらに第2の通信部102を用いて通信データが送信された場合に、現在時刻に該当するタイムスロットに割り当てられた送信可能時間から、第2の通信部102で通信データを送信するのに使用した時間を減算する計算によって得られた値を、最新の送信可能時間(すなわち、送信可能時間の残り時間)として記憶することが望ましい。送信指示部130の送信制御部103は、送信可能時間管理部が第2の通信部102を使用すると判定した場合は、第2の通信部102に、送信対象の通信データの送信を指示することが望ましい。
以下に、実施の形態2に係る送信装置10の構成をより具体的に説明する。通信状態監視部105は、第1の通信部101による通信データの送信を開始するまでに要する時間である伝送遅延時間が判断基準時間を超過したか否かを監視して、その結果を監視結果として出力する。通信状態監視部105は、この伝送遅延時間が判断基準時間を超過したことを検知したときに、第2の通信部102を用いて通信データの送信を行うことを要求するために、監視結果を送信経路指示部106に供給する。つまり、第1の通信部101の通信にかかる伝送遅延時間が判断基準時間を超過したことを検知したときに送信経路指示部106へ供給される監視結果は、第2の通信部102を用いて通信データを送信することを要求する送信要求信号と同等である。
図3は、実施の形態1に係る車内通信方法の主要な処理を示すフローチャートである。図3に示される車内通信方法は、送信装置10と受信装置30との間で、第1の通信方式と、予め定められた送信制限管理期間内において予め定められた送信制限時間以内に限り通信データの送信が許可されるという規定を持ち、第1の通信方式と異なる通信方式である第2の通信方式とで、通信を行う車内通信システムの通信方法である。送信装置10は、送信制限管理期間に少なくとも1つのタイムスロットを設定し(望ましくは、複数のタイムスロットに分割し)、第2の通信方式で通信データ送信することを許容する送信可能時間をタイムスロットの各々に割り当てており、データ送信に際し、以下の処理を実行する。
図3に示されるように、送信装置10は、先ず、現在時刻情報から現在時刻のタイムスロットを特定し(ステップS1)、次に、第1の通信部101(第1の通信方式)による通信データの送信を開始するまでに要する時間である伝送遅延時間が、予め定められた判断基準時間を超えるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2における判定がYESの場合には、送信装置10は、現在時刻に該当するタイムスロットに割り当てられた送信可能時間に基づいて第2の通信部102(第2の通信方式)による通信データの送信をするか否かを判定する(ステップS3)。この判定処理の詳細は後述する。
ステップS3における判定がYESの場合には、送信装置10は、現在時刻に該当するタイムスロット内で第2の通信部102(第2の通信方式)による通信データの送信を行い(ステップS4)、現在時刻に該当するタイムスロットの送信可能時間の残り時間を更新する(ステップS4)。
ステップS2における判定がNOの場合、及び、ステップS2における判定がNOの場合には、送信装置10は、第1の通信部101(第1の通信方式)による通信データの送信を行う(ステップS5)。
ステップS4又はステップS5の後に、送信装置10は、送信対象の通信データの有無を判定し(ステップS6)、通信データがあれば、処理をステップS1に戻し、通信データがなければ送信処理を終了する。
図9は、この発明の実施の形態1に係る受信装置30の構成を概略的に示すブロック図である。図9に示されるように、受信装置30の受信制御部303は、既受信データ情報格納部305と、通信データ出力判定部306とを有する。既受信データ情報格納部305は、第3の通信部301及び第4の通信部302で受信した通信データの識別情報を格納する。通信データ出力判定部306は、第3の通信部301と第4の通信部302でそれぞれ受信した通信データが、この通信データの識別情報と同じ識別情報を持つ通信データが既に受信され、既受信データ情報格納部305に登録済みであるかどうかを確認する。通信データ出力判定部306は、もしも、この通信データと同じ識別情報を持つ通信データが既に受信されていると判定された場合には、この通信データを受信データ入力部304に供給せず、また、もしも、この通信データと同じ識別情報を持つ通信データが受信されてないと判定された場合には、この通信データを受信データ入力部304に供給する。
既受信データ情報格納部305は、第3の通信部301及び第4の通信部302で受信した通信データの識別情報を登録しておくが、この識別情報とは、それぞれの通信データの同一性を識別可能な情報であればよく、特定の情報に限定されない。例えば、通信データのシーケンス番号のようなものでよく、TCP(Transmission Control Protocol)パケットであればヘッダ部に4バイトのシーケンス番号があるので、このシーケンス番号を識別情報として登録しておいてもよい。ただし、一般にシーケンス番号は、通信データごとに1ずつ増加され、そのシーケンス番号のデータ長の範囲内で表現される最大値に到達すると0にリセットされてループする。従って、シーケンス番号がループする場合には、同じ数値が繰返し使用されるため、既受信データ情報格納部305は、ループして同じシーケンス番号が使用される前に、古い識別情報を消去する必要がある。古い識別情報を消去する方法としては、例えば、既受信データ情報格納部305の識別情報の登録部をFIFO(First‐In First‐Out)メモリで構成し、FIFOメモリの深さを、シーケンス番号の最大値以下にすることでも実現することができる。もしくは、既受信データ情報格納部305に登録された識別情報を、シーケンス番号がループする周期より短い一定時間で消去することでも実現することができる。
図10は、図9の受信装置30における通信データ出力判定部306が、第3の通信部301と第4の通信部302でそれぞれ受信した通信データを、受信データ入力部304に供給するかどうかを判定する処理を示すフローチャートである。この処理は、第3の通信部301もしくは第4の通信部302で通信データを受信すると開始される。次に、ステップS101にて、通信データ出力判定部306は、受信した通信データから識別情報を抽出する(ステップS101)。通信データ出力判定部306は、抽出された通信データの識別情報が、既受信データ情報格納部305に既に登録されているか既受信データ情報格納部305に問合せを行い(ステップS102)、登録されているか否かの判定を行う(ステップS103)。通信データ出力判定部306は、ステップS103の判定の結果、識別情報が登録されてなく、抽出された通信データと同じ識別情報を持つ通信データが受信されていないと判定された場合には、抽出された通信データを受信データ入力部304に出力する(ステップS104)。ステップS103の判定の結果、識別情報が登録されており、抽出された通信データと同じ識別情報を持つ通信データが既に受信されていると判定された場合には、通信データ出力判定部306は、抽出された通信データを破棄する(ステップS105)。
また、実施の形態1に係る送信装置10、受信装置30、車内通信システム1、及び車内通信方法によれば、第2の通信部102による通信データの送信にかかる送信時間の合計時間が、予め決められた送信制限管理期間内における第2の通信部102を使用するデータ送信の合計時間として決定された上限値を超えるかどうかの判断を、タイムスロットごとに行うことができる。したがって、送信制限管理期間内において、第2の通信部102を用いることを許容する送信可能時間をタイムスロットごとに割り当て、第2の通信部102を用いる要求に対して現在時刻に該当するタイムスロットの送信可能時間の残り時間から第2の通信部102を用いるか否かを判断することができる。また、第2の通信部102を用いることを許容する送信可能時間をタイムスロット単位で管理することができる。これらにより、実施の形態1に係る送信装置10、受信装置30、車内通信システム1、及び車内通信方法によれば、複数の通信経路のうちの幾つかが、予め定められた時間内に予め定められた時間しか通信することが許可されない通信経路(第2の通信方式)を用いた車内通信システムであっても、第2の通信方式を有効に利用することができるという効果を奏する。
図11は、この発明の実施の形態2に係る送信装置11の構成を概略的に示すブロック図である。図11において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号を付す。図11に示される送信装置11は、将来送信要求推定時間算出部110を備える点、及び、送信可能時間割当部107が将来送信要求推定時間算出部110の算出値を参照して送信可能時間を割り当てる点において、図2に示される送信装置10(実施の形態1)と相違する。他の点については、図11に示される送信装置11は、図2に示される送信装置10(実施の形態1)と同じ構成を持つ。送信装置11は、図1に示される車内通信システム1において、送信装置10(実施の形態1)の代わりに使用することができる。この場合には、送信装置11と受信装置30とは、実施の形態2に係る車内通信システムを構成する。
図13の例では、送信装置11が搭載された移動体は、
現在時刻の時点から20分経過後の時点までの20分間の期間においては、時速60kmで、現在位置(地点01)から、現在位置を基準として20kmの地点(地点02)まで移動し、
現在時刻から20分経過後の時点から23分経過後の時点までの3分間の期間においては、現在位置を基準として20kmの地点(地点02)において移動せず停車し、
現在時刻から23分経過後の時点から43分経過後の時点までの20分間の期間においては、時速60kmで、現在位置を基準として20kmの地点(地点02)から、現在位置を基準として40kmの地点(地点03)まで移動し、
現在時刻から43分経過後の時点から46分経過後の時点までの3分間の期間においては、現在位置を基準として40kmの地点(地点03)において移動せず停車し、
現在時刻から46分経過後の時点から60分経過後の時点までの14分間の期間においては、時速60kmで、現在位置を基準として40kmの地点(地点03)から現在位置を基準として54kmの地点(地点04)まで移動する。
送信装置11の存在位置は、通常2次元情報、もしくは3次元情報で表現されるが、送信装置11が列車に搭載されている場合は、送信装置11の存在位置は、ある地点からの距離で表現する1次元情報で表すこともできる。なお、送信装置11の存在位置を、2次元情報又は3次元情報で表現してもよい。
図14に示されるように、将来送信要求推定時間参照テーブルは、
送信装置11の存在位置(例えば、地点(区間B及び区間D)及び2つの地点間の区間(区間A、区間C、区間E))、
送信装置11の現在位置からの距離(単位:km)、
送信装置11が受信装置30に送信する通信データの推定量(総推定量)P0(単位:Kbit)、
送信装置11が受信装置30に送信する通信データの推定量P0のうちの、第2の通信部102で送信するように要求される通信データの推定量の比率Q(%)、
送信装置11が受信装置30に送信する通信データの推定量P0のうちの、第2の通信部102で送信するように要求される通信データの推定量P1(単位:Kbit)、
送信装置11が受信装置30に送信する通信データのうちの、第2の通信部102で送信するように要求される通信データのビットレートR(単位:bps)、及び
将来送信要求推定時間(各タイムスロットに割当てが必要な送信可能時間)T(単位:秒)を示す。
120K[bit]/1200[秒]=100bps
となる。ここで、第2の通信部102で通信するときの送信能力として平均通信速度を10Kbpsとすると、第2の通信部102における時間占有率(帯域占有率ともいう)は、
100[bps]/10K[bps]=1%
となる。つまり、各タイムスロットの時間長が1分(=60秒)であれば、1%に当たる0.6秒分の送信可能時間を、各タイムスロットに割り当てれば良いことになる。
区間Bは3分間(=180秒)なので、第2の通信部102で送信する通信データの平均ビットレートは
900K[bit]/180[秒]=5Kbps
となる。ここで、第2の通信部102で通信するときの送信能力として平均通信速度を10Kbpsとすると、帯域占有率は
5K[bps]/10K[bps]=50%
となる。つまり、各タイムスロットの時間長が1分(=60秒)であれば、50%に当たる30秒分の送信可能時間を割り当てれば良いことになる。
図16において、区間Aは20分間(=1200秒)なので、平均ビットレートは、
12K[bit]/1200[秒]=10bps
となり、第2の通信部102で通信するときの送信能力として平均通信速度を10Kbpsとすると帯域占有率は、
10[bps]/10K[bps]=0.1%
となる。各タイムスロットの時間長が1分(=60秒)であるとすると、各タイムスロットには、1分(=60秒)の0.1%に当たる0.06秒の送信可能時間を割り当てれば良いことになる。
区間Bは3分間(=180秒)なので、平均ビットレートは、
90K[bit]/180[秒]=0.5Kbps
となり、第2の通信部102で通信するときの送信能力として平均通信速度を10Kbpsとすると、帯域占有率は、
0.5K[bps]/10K[bps]=5%
となる。各タイムスロットの時間長が1分(=60秒)とすると、各タイムスロットには1分(=60秒)の5%に当たる3秒分の送信可能時間を割り当てれば良いことになる。
Claims (14)
- 第1の通信方式で通信データを送信する第1の通信部と、
予め定められた送信制限管理期間内において予め定められた送信制限時間以内に限り通信データの送信が許可されるという規定を持ち、前記第1の通信方式と異なる通信方式である第2の通信方式で、通信データを送信する第2の通信部と、
前記送信制限管理期間内における前記第2の通信部を使用する通信データの送信にかかる送信時間の合計時間が前記送信制限時間を超えないように、前記送信制限管理期間内における前記第2の通信部による通信データの送信が許可される時間の上限値を決定するスケジューリング部と、
前記第1の通信部による通信データの送信を開始するまでに要する時間である伝送遅延時間が、予め定められた判断基準時間を超えるか否かを監視する通信状態監視部と、
前記通信状態監視部によって前記伝送遅延時間が前記判断基準時間を超えることが検知されたときに、前記第2の通信部による通信データの送信にかかる前記送信時間の合計時間が前記上限値を超えない場合には、前記第2の通信部に、送信対象の通信データの送信を指示する送信指示部と、
を備えることを特徴とする送信装置。 - 前記スケジューリング部は、前記送信制限管理期間を複数のタイムスロットに分割し、前記第2の通信部を用いることを許容する送信可能時間を前記複数のタイムスロットの各々に割り当てる送信可能時間割当部を有し、
前記送信指示部は、
前記送信可能時間割当部によって割り当てられた前記送信可能時間を記憶し、前記通信状態監視部によって前記伝送遅延時間が前記判断基準時間を超えることが検知されたときに、現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間に基づいて前記第2の通信部を用いるか否かを判定し、さらに前記第2の通信部を用いて前記通信データが送信された場合に、現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間から、前記第2の通信部で前記通信データを送信するのに使用した時間を減算する計算によって得られた値を、前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間の残り時間として記憶する送信可能時間管理部と、
前記送信可能時間管理部が前記第2の通信部を使用すると判定した場合は、前記第2の通信部に、前記送信対象の通信データの送信を指示する送信制御部と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 前記伝送遅延時間は、前記第1の通信部に通信データの送信の指示を送ってから前記第1の通信部がキャリアセンスを行なって送信可能と判断して通信データの送信を開始するまでの時間、又は、前記第1の通信部に通信データの送信の指示を送ってから前記第1の通信部が受信装置からの応答を受けるまでの時間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の送信装置。
- 前記送信可能時間管理部は、
前記通信状態監視部によって前記伝送遅延時間が前記判断基準時間を超過したことが検知されたときに、
現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間から、当該タイムスロットの期間内において既に前記第2の通信部を用いた送信の時間を差し引くことによって得られた残り時間で、前記第2の通信部が前記通信データの送信を完了することができると判断した場合に、前記第2の通信部を用いると判定し、
前記残り時間で、前記第2の通信部が前記通信データの送信を完了することができないと判断した場合に、前記第2の通信部を用いないと判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。 - 前記送信装置が現在時刻以降に到達する複数の地点のうちの、いずれかの地点又はいずれかの2つの地点間の区間における通信データの送信に、前記第2の通信部を用いることを要求する時間を示す将来送信要求推定時間を予測する将来送信要求推定時間算出部をさらに備え、
前記送信可能時間割当部は、前記将来送信要求推定時間算出部の予測の結果に基づいて、前記送信可能時間を前記複数のタイムスロットの各々に割り当てる
ことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。 - 前記将来送信要求推定時間算出部は、前記送信装置が現在時刻以降に到達する前記複数の地点のうちの、いずれかの前記地点又はいずれかの2つの前記地点間の区間における通信環境に応じて、前記将来送信要求推定時間を予測することを特徴とする請求項5に記載の送信装置。
- 前記将来送信要求推定時間算出部は、さらに前記通信環境を前記送信装置が到達する時間帯に応じて、前記将来送信要求推定時間を予測することを特徴とする請求項6に記載の送信装置。
- 前記送信可能時間割当部は、
現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間から、当該タイムスロットの期間内において既に前記第2の通信部を用いた送信の時間を差し引くことによって得られた残り時間が、予め決められた基準時間より短くなった場合、当該タイムスロットの期間内における前記送信可能時間に付加時間を追加して新たな送信可能時間とし、それぞれの前記タイムスロットごとに割り当てられた前記新たな送信可能時間の総計が、前記送信制限時間以内に収まるように再調整する
ことを特徴とする請求項2及び5から7のいずれか1項に記載の送信装置。 - 前記送信可能時間割当部は、
前記タイムスロットの期間ごとに割り当てられた前記送信可能時間の総計が、前記送信制限時間よりも短くなるように割り当て、
前記送信制限時間から前記送信可能時間の総計を引いて得られる時間を余剰時間として記憶し、
現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間から、当該タイムスロットの期間において既に前記第2の通信部を用いた送信の時間を差し引くことによって得られた残り時間が、予め定められた基準時間より短くなった場合、当該タイムスロットの期間内における前記送信可能時間に前記余剰時間の範囲内の付加時間を追加して新たな送信可能時間とする
ことを特徴とする請求項2及び5から7のいずれか1に記載の送信装置。 - 請求項1の送信装置の第1の通信部から送信された第1の通信データを受信する第3の通信部と、
請求項1の送信装置の第2の通信部から送信された第2の通信データを受信する第4の通信部と、
前記第3の通信部と、前記第4の通信部とから、同一の内容の通信データを受信した場合、いずれかの通信データを出力する受信制御部とを
備えることを特徴とする受信装置。 - 前記受信制御部は、
前記第3の通信部で受信した前記第1の通信データが、既に受信した通信データと同一の内容であるかどうかを判定し、
前記第4の通信部で受信した前記第2の通信データが、既に受信した通信データと同一の内容であるかどうかを判定し、
前記第3の通信部で受信した前記第1の通信データと前記第4の通信部で受信した前記第2の通信データのいずれかと同一の内容の通信データも受信済みではない場合には、前記第3の通信部又は前記第4の通信部で受信した該通信データを出力する
ことを特徴とする請求項10に記載の受信装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の送信装置と、
請求項10又は11に記載の受信装置と、
現在位置の情報を取得し前記現在位置の情報を前記送信装置へ供給する現在位置取得部と
を備えることを特徴とする車内通信システム。 - 送信装置と受信装置との間で、第1の通信方式と、予め定められた送信制限管理期間内において予め定められた送信制限時間以内に限り通信データの送信が許可されるという規定を持ち、前記第1の通信方式と異なる通信方式である第2の通信方式とで、通信を行う車内通信システムの通信方法であって、
前記送信装置が行う処理は、
前記第1の通信方式で通信データを送信するステップと、
前記送信制限管理期間内における前記第2の通信方式を使用する通信データの送信にかかる送信時間の合計時間が前記送信制限時間を超えないように、前記送信制限管理期間内における前記第2の通信方式による通信データの送信が許可される時間の上限値を決定するステップと、
前記第1の通信方式による通信データの送信を開始するまでに要する時間である伝送遅延時間が、予め定められた判断基準時間を超えるか否かを監視するステップと、
前記伝送遅延時間が前記判断基準時間を超えることが検知されたときに、前記第2の通信方式による通信データの送信にかかる前記送信時間の合計時間が前記上限値を超えない場合には、前記第2の通信方式による前記通信データの送信を指示するステップと、
を含み、
前記受信装置が行う処理は、
前記第1の通信方式によって受信された通信データと前記第2の通信方式によって受信された通信データとが、同一の内容の通信データである場合、受信された前記通信データの一方の通信データを出力するステップを含む、
ことを特徴とする車内通信方法。 - 送信装置と受信装置との間で、第1の通信方式と、予め定められた送信制限管理期間内において予め定められた送信制限時間以内に限り通信データの送信が許可されるという規定を持ち、前記第1の通信方式と異なる通信方式である第2の通信方式とで、通信を行う車内通信システムの通信方法であって、
前記送信装置が行う処理は、
前記第1の通信方式で通信データを送信するステップと、
前記送信制限管理期間を複数のタイムスロットに分割し、前記第2の通信方式で通信データ送信することを許容する送信可能時間を前記複数のタイムスロットの各々に割り当てるステップと、
前記第1の通信方式による通信データの送信を開始するまでに要する時間である伝送遅延時間が、予め定められた判断基準時間を超えるか否かを監視するステップと、
現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間に基づいて前記第2の通信方式による通信データの送信をするか否かを判定し、さらに前記第2の通信方式を用いて前記通信データが送信された場合に、前記現在時刻に該当する前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間から、第2の通信方式で前記通信データを送信するのに使用した時間を減算する計算によって得られた値を、前記タイムスロットに割り当てられた前記送信可能時間の残り時間として記憶するステップと、を含み、
前記受信装置が行う処理は、
前記第1の通信方式によって受信された通信データと前記第2の通信方式によって受信された通信データとが、同一の内容の通信データである場合、受信された前記通信データの一方の通信データを出力するステップを含む、
ことを特徴とする車内通信方法。
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