JP6173600B2 - 電気機器、エネルギー管理システム、消費可能電力取得方法及びプログラム - Google Patents

電気機器、エネルギー管理システム、消費可能電力取得方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電気機器、エネルギー管理システム消費可能電力取得方法及びプログラムに関する。
一般家庭の家屋内に設置された電流制限器によって、商用電源からの電気供給が遮断されないようにするために、この家庭で消費される電力を監視するシステムにより、ネットワークを介して接続された電気機器の消費電力を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1には、ユーザにより消費電力を増加させる操作が行われると、電力制御システムに利用可能な電力情報を問い合わせ、電力制御システムから利用可能な電力情報を受信すると、その電力情報に従って消費電力の上限を決定する誘導加熱調理器が開示されている。
また、特許文献2には、各電気機器が、共通の小さい電力量で起動して、電力制御装置と通信を行い、ユーザにより選択された運転モードを通知し、電力制御装置から運転許可の応答を得ると、当該運転モードにて運転を開始するシステムが開示されている。
特開2014−078324号公報 特開2011−078223号公報
上記の従来技術では、ユーザによる操作が行われてから、当該操作に応じた動作が行われるまでに時間がかかってしまい、ユーザに不便感を与える虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電流制限器による電気供給の遮断を確実に防止しつつ、ユーザの利便性を損なうことのない電気機器等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電気機器は、
ユーザからの操作を受け付けるユーザインタフェース部と、
エネルギー管理コントローラと通信する通信部と、
運転の開始が予定される時刻が少なくとも示された運転スケジュールを記憶する運転スケジュール記憶部と、
ユーザから受け付けた操作に基づいて動作する動作部と、
前記運転スケジュールで示された前記時刻の予め定めた時間前になると、前記エネルギー管理コントローラに対して消費可能電力の問合せを行い、前記問合せに応答して前記エネルギー管理コントローラから通知された消費可能電力を示すデータをメモリに保存する消費可能電力問合部と、
前記通知された消費可能電力の範囲内で前記動作部を制御する動作制御部と、を備え
前記消費可能電力問合部は、前記エネルギー管理コントローラと通信ができなかった場合、ユーザによる操作が行われた際、消費電力の超過についての注意の呼びかけを表すメッセージを前記ユーザインタフェース部を介して提示する
本発明によれば、電流制限器による電気供給の遮断を確実に防止し、また、ユーザの利便性も維持できる。
本発明の実施形態1に係るエネルギー管理システムの全体構成を示す図である。 実施形態1のIHCHの構成を示すブロック図である。 運転スケジュールを示す図である。 実施形態1のエネルギー管理コントローラの構成を示すブロック図である。 実施形態1のエネルギー管理コントローラが備える制御部の機能構成を示す図である。 実施形態1のIHCHで実行される運転前処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態1において、IHCHとエネルギー管理コントローラ間の通信シーケンスを示す図である。 本発明の実施形態2に係るエネルギー管理コントローラが備える制御部の機能構成を示す図である。 実施形態2のエネルギー管理コントローラで実行される電力確保処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るエネルギー管理システム1の全体構成を示す図である。このエネルギー管理システム1は、一般家庭で使用される電力の管理を行う、いわゆる、HEMS(Home Energy Management System)と呼ばれるシステムである。エネルギー管理システム1は、エネルギー管理コントローラ2と、操作端末3と、電力計測器4と、IHCH5と、複数の機器6(機器6a,6b,…)と、を備える。
エネルギー管理コントローラ2は、家屋H内の適切な場所に設置され、この家庭(需要地)において消費される電力の監視を行い、電力の消費状況を操作端末3を介して表示したり、IHCH5及び各機器6の動作制御を行う。エネルギー管理コントローラ2の詳細については後述する。
操作端末3は、タッチパネル、タッチパッド等の入力デバイスと、液晶ディスプレイ等の表示デバイスと、通信インタフェースと、を備える。操作端末3は、エネルギー管理コントローラ2と、Wi−Fi(登録商標)等、周知の無線LANの規格に則ったデータ通信を行う。操作端末3は、このエネルギー管理システム1と家屋Hの居住者であるユーザとの間のインタフェース(ユーザインタフェース)として機能する。
IHCH5(電気機器、特定機器)は、いわゆるIH(Induction Heating)クッキングヒータと呼ばれる電磁調理器である。IHCH5には、商用電源7等からの電力が、電力線D1、分電盤8及び電力線D2を介して供給される。IHCH5の詳細については後述する。
機器6(機器6a,6b,…)は、IHCH5以外の被制御機器であり、例えば、照明器、エアコン、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、床暖房システム等であり、電力線D2に接続されている。各機器6は、無線通信インタフェースを備え、家屋H内に構築された無線ネットワーク(図示せず)を介して、エネルギー管理コントローラ2と通信可能に接続する。この無線ネットワークは、例えば、エコーネットライト(ECHONET Lite)に準じたネットワークである。なお、各機器6は、外付けの通信アダプタ(図示せず)を介して、この無線ネットワークに接続される仕様であってもよい。
電力計測器4は、この家庭(需要地)で消費される電力(総消費電力)を計測する。電力計測器4は、電力線D2に接続されたCT(Current Transformer)と通信線を介して接続される。CTは、交流電流を計測するセンサである。電力計測器4は、CTの計測結果に基づいて総消費電力を計測する。また、電力計測器4は、無線通信インタフェースを備え、上述の図示しない無線ネットワークを介して、エネルギー管理コントローラ2と通信可能に接続する。なお、電力計測器4は、外付けの通信アダプタ(図示せず)を介して、この無線ネットワークに接続される仕様であってもよい。
電力計測器4は、エネルギー管理コントローラ2からの要求に応答して、測定した総消費電力の値を格納した測定データを生成し、エネルギー管理コントローラ2に送信する。
IHCH5は、図2に示すように、ユーザインタフェース部50と、通信部51と、内部通信部52と、メイン動作部53と、データ記憶部54と、制御部55、とを備える。ユーザインタフェース部50、通信部51、内部通信部52、データ記憶部54及び制御部55は、バス56を介して相互に接続される。
ユーザインタフェース部50は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスと、タッチパネル、タッチパッド等の入力デバイスと、を含んで構成される。ユーザインタフェース部50は、ユーザによる操作入力を受け付け、また、かかる操作入力に応じた各種の画面等を表示する。
通信部51は、例えば、無線LANカード等の通信インタフェースを備え、上述した無線ネットワークに接続し、制御部55の制御の下、エネルギー管理コントローラ2と無線データ通信を行う。内部通信部52は、メイン動作部53との通信のためのインタフェースである。メイン動作部53は、IHCH5の本来的な機能(例えば、加熱機能)を実現するための構成部である。
データ記憶部54は、例えば、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ等で構成される。データ記憶部54は、運転スケジュールデータ540を記憶する。その他、データ記憶部54には、エネルギー管理コントローラ2とデータ通信するためのプログラムやデータ、メイン動作部53を制御するためのプログラムやデータ等が記憶されている。
運転スケジュールデータ540は、IHCH5の運転スケジュールを示すデータである。より詳細には、運転スケジュールデータ540は、IHCH5の1日における運転開始のスケジュール(図3参照)を示すデータである。IHCH5の運転スケジュールは、エネルギー管理コントローラ2によって構築され、IHCH5に送信される。
制御部55は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等(何れも図示せず)を含んで構成され、IHCH5を統括制御する。制御部55は、機能的には、消費可能電力問合部550と、動作制御部551とを備える。
消費可能電力問合部550は、運転スケジュールデータ540から、運転開始の予定時刻を取得し、取得した予定時刻の予め定めた時間(例えば、3分)前になると、エネルギー管理コントローラ2に対して、消費可能電力の問合せを行う。ここで、消費可能電力とは、IHCH5が消費する電力の許容値を示す電力であり、エネルギー管理コントローラ2によって決定される。
上記の問合せに応答して、エネルギー管理コントローラ2から消費可能電力が通知されると、消費可能電力問合部550は、RAMあるいはデータ記憶部54等に、通知された消費可能電力を示すデータを保存する。動作制御部551は、ユーザから火力(加熱量)の上昇等の操作が行われると、通知された消費可能電力の範囲内でメイン動作部53を動作させる。
続いて、エネルギー管理コントローラ2の詳細について説明する。エネルギー管理コントローラ2は、図4に示すように、電力計測器4、IHCH5、各機器6と通信するための機器通信部20と、操作端末3と通信するための端末通信部21と、プログラムやデータを保持するためのデータ記憶部22と、これらを制御する制御部23と、を備える。これらの構成部は、バス24を介して相互に接続される。
機器通信部20は、例えば、無線LANカード等の通信インタフェースを備え、上述した無線ネットワークに接続し、制御部23の制御の下、電力計測器4、IHCH5、各機器6と無線データ通信を行う。
端末通信部21は、予め定めた近距離無線通信インタフェースを備え、制御部23の制御の下、操作端末3と、例えば、Wi−Fi(登録商標)等、周知の無線LANの規格に則ったデータ通信を行う。
データ記憶部22は、例えば、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ等で構成される。データ記憶部22は、運転履歴テーブル220及び運転スケジュールデータ221を記憶する。また、データ記憶部22は、図示はしないが、この家庭内で消費される電力を監視するためのプログラムや、IHCH5及び各機器6の動作を制御するためのプログラム、そして、これらのプログラムの実行時に使用されるデータを記憶する。
運転履歴テーブル220は、IHCH5の運転情報の履歴が格納されたデータテーブルである。IHCH5の運転情報とは、ユーザの操作によりIHCH5の運転が開始された日時(年月日)を示す情報である。
運転スケジュールデータ221は、IHCH5の1日における運転スケジュールを示すデータである。より詳細には、運転スケジュールデータ221は、IHCH5の1日における運転開始のスケジュールを示すデータである。
制御部23は、CPU、ROM、RAM等(何れも図示せず)を含んで構成され、エネルギー管理コントローラ2を統括制御する。図5に示すように、制御部23は、機能的には、ユーザインタフェース処理部230と、運転情報取得部231と、運転スケジュール学習部232と、電力監視部233と、機器制御部234と、を備える。これらの構成部の機能は、CPU等が、データ記憶部22に記憶されているプログラムを実行することで実現される。
ユーザインタフェース処理部230は、操作端末3を介したユーザインタフェース処理を行う。即ち、ユーザインタフェース処理部230は、ユーザからの操作を操作端末3及び端末通信部21を介して受け付ける処理を行う。また、ユーザインタフェース処理部230は、ユーザに提示するための情報を端末通信部21を介して操作端末3に送信し、かかる情報を操作端末3に表示させる処理を行う。
運転情報取得部231は、IHCH5との通信により、IHCH5から上述した運転情報を取得する。運転情報取得部231は、取得した運転情報を運転履歴テーブル220に格納する。
運転スケジュール学習部232は、データ記憶部22に記憶されている運転履歴テーブル220から、IHCH5の1日における運転スケジュールを学習し、その学習結果を、データ記憶部22に記憶されている運転スケジュールデータ221に反映する。運転スケジュール学習部232は、この学習に係る処理を毎日の予め定めた時刻(例えば、午前0時)に実行し、学習結果を反映した運転スケジュールデータ221と同一のデータをIHCH5に送信する。
電力監視部233は、この家庭において消費される電力の監視を行う。より詳細には、電力監視部233は、電力計測器4に対して、一定時間間隔で上述した測定データの送信を要求し、電力計測器4により計測された総消費電力を取得する。そして、電力監視部233は、取得した総消費電力と、予め定めた上限電力とを比較して、総消費電力が上限電力以下に収まっているか否かを判別する。
上限電力とは、契約制限電力に基づいて定められる。契約制限電力は、ユーザと電力会社等との契約における総消費電力の制限を示し、具体的には、いわゆる契約アンペア値に基づいて定められる。上限電力の値は、この契約制限電力の値より小さい値に決定される。どの程度小さくするかは任意の設計事項である。例えば、契約制限電力の90%程度の値を上限電力の値としてもよい。また、電力会社あるいはCEMS(Cluster/Community Energy Management System)等の上位のシステムからDR(Demand Response)要求を受けた場合や、電気料金が高い時間帯の場合等では、上記のように決定した上限電力の値をさらに小さくする方向で調整してもよい。
総消費電力が上限電力を超過している場合、電力監視部233は、その旨を機器制御部234に通知する。あるいは、電力監視部233は、消費電力を削減するよう操作端末3を介してユーザに通知する。
また、電力監視部233は、IHCH5からの消費可能電力の問合せがあると、現在の総消費電力と上限電力とから、消費可能電力を算出し、算出した消費可能電力をIHCH5に通知する。
機器制御部234は、電力監視部233による監視結果に基づいて、IHCH5及び各機器6の動作を制御する。具体的には、電力監視部233から、総消費電力が上限電力を超過している旨の通知を受けると、機器制御部234は、ピークカット制御を行う。なお、ここでのピークカット制御とは、分電盤8内に設置された図示しない電流制限器(アンペアブレーカともいう。)によって、商用電源7からの電気供給が遮断されないようにするために、この家庭における管理対象の機器(即ち、IHCH5及び各機器6)の消費電力を抑制又は低減する制御をいう。
図6は、IHCH5の制御部55によって実行される運転前処理の流れを示すフローチャートである。制御部55は、エネルギー管理コントローラ2から送信された運転スケジュールデータ221と同一のデータを通信部51を介して受信すると、かかるデータをデータ記憶部54に記憶されている運転スケジュールデータ540に上書き保存する。制御部55の消費可能電力問合部550は、このように更新された運転スケジュールデータ540から運転開始の予定時刻を取得する。そして、消費可能電力問合部550は、取得した運転開始の予定時刻の予め定めた時間(例えば、3分)前になると、以下に示す運転前処理を実行する。
消費可能電力問合部550は、エネルギー管理コントローラ2に対して、消費可能電力の問合せを行う(ステップS101)。かかる問合せに応答してエネルギー管理コントローラ2から消費可能電力が通知されると(ステップS102;YES)、消費可能電力問合部550は、RAMあるいはデータ記憶部54等に、通知された消費可能電力を示すデータを保存する(ステップS103)。以上により、運転前処理は終了する。
図7に、IHCH5とエネルギー管理コントローラ2間の通信シーケンスを示す。
以上説明したように、本実施形態のエネルギー管理システム1によれば、IHCH5は、ユーザの使用前に、エネルギー管理コントローラ2から消費可能電力を取得し、保持しておく。これにより、IHCH5は、ユーザによってIHCH5に対する操作が行われた後に消費可能電力の問合せを行わずに済む。このため、IHCH5は、ユーザの操作内容に応じた動作を直ちに行うことが可能となる。したがって、ユーザの利便性を損なわずに、電流制限器による電気供給の遮断を確実に防止することが可能となる。
なお、上記の運転前処理において、何らかの理由により、エネルギー管理コントローラ2と通信することができず、消費可能電力が取得できない状況も起こり得る。この場合、消費可能電力問合部550は、エネルギー管理コントローラ2と通信できない旨と、総消費電力の超過への注意の呼びかけ等を表した警告メッセージをユーザインタフェース部50の液晶画面等に表示する。このような警告メッセージを表示することで、ユーザは、総消費電力の超過に注意を払って操作することができ、結果として、電流制限器による電気供給の遮断が防止できる。
(変形例1)
本実施形態では、エネルギー管理コントローラ2により、IHCH5の運転スケジュールが構築されたが、IHCH5が、自己の運転履歴から学習することで運転スケジュールを構築してもよい。この場合、IHCH5は、構築した運転スケジュールを必ずしもエネルギー管理コントローラ2に送信する必要はない。
(変形例2)
エネルギー管理コントローラ2は、運転スケジュールデータ221から取得した運転開始の予定時刻に基づいたタイミングで(例えば、運転開始の予定時刻の3分前)、自発的にIHCH5に対して消費可能電力を通知してもよい。この場合、IHCH5における上述の運転前処理は不要となり、IHCH5は、エネルギー管理コントローラ2から通知された消費可能電力を保持するだけでよい。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2について説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態のエネルギー管理システム1において、IHCH5のデータ記憶部54には、実施形態1のIHCH5のデータ記憶部54と異なり、運転スケジュールデータ540が記憶されていない。また、本実施形態のIHCH5は、実施形態1のように運転前処理を実行することなく、ユーザの操作内容に応じた動作を直ちに行う。
上記のようなIHCH5の動作を実現するため、本実施形態のエネルギー管理コントローラ2は、IHCH5の運転が開始される前に、全てあるいは一部の機器6の消費電力を低減する制御を行って総消費電力を低減することで、IHCH5の最大消費電力に相当する電力を確保する処理(電力確保処理)を行う。
本実施形態のエネルギー管理コントローラ2が備える制御部23には、図8に示すように、処理起動部235が追加されている。処理起動部235は、上記の電力確保処理を起動する。具体的には、処理起動部235は、運転スケジュール学習部232による学習処理により運転スケジュールデータ221が更新されると、更新された運転スケジュールデータ221から運転開始の予定時刻を取得する。そして、処理起動部235は、取得した運転開始の予定時刻の予め定めた時間(例えば、5分)前になると、電力確保処理を起動する。
図9は、エネルギー管理コントローラ2の制御部23によって実行される電力確保処理の流れを示すフローチャートである。先ず、電力監視部233は、IHCH5が最大消費電力で動作した場合、電力が不足するか否かを判別する(ステップS201)。具体的には、電力監視部233は、上限電力から現在の総消費電力及びIHCH5の最大消費電力を差し引くことで得られた値が負である場合には、電力が不足すると判別し、0又は正である場合には、電力は不足しないと判別する。
上記の判別の結果、電力が不足しないと判別した場合(ステップS201;NO)、電力確保処理は終了する。この場合、たとえ、IHCH5が最大消費電力で動作しても、総消費電力は上限電力以下に収まるため、エネルギー管理コントローラ2は、総消費電力を低減するための制御を行わない。
一方、電力が不足すると判別した場合(ステップS201;YES)、電力監視部233は、電力が不足する旨及び不足している電力の値を機器制御部234に通知する。かかる通知を受けた機器制御部234は、消費電力を抑制する機器6を選択する(ステップS202)。ここで、機器制御部234は、全ての機器6を抑制対象として選択してもよいし、予め定めた選択条件に該当する機器6を抑制対象として選択してもよい。例えば、機器制御部234は、不足している電力の値と、予め機器6毎に付与された優先順位とに基づいて、抑制対象の機器6を選択してもよい。
機器制御部234は、選択した機器6に対して現在の運転能力を低下させる制御を行うことで、選択した機器6の消費電力を低減させる(ステップS203)。
以上説明したように、本実施形態のエネルギー管理システム1によれば、実施形態1のエネルギー管理システム1と同様の効果を奏する。即ち、IHCH5は、ユーザによってIHCH5に対する操作が行われた後に、消費可能電力の問合せを行わずに済むため、ユーザの操作内容に応じた動作を直ちに行うことが可能となる。
また、本実施形態では、IHCH5は、エネルギー管理システム2とのデータ通信の頻度を低減できるため、節電効果が期待できる。さらに、IHCH5は、特別な処理を行わないため、通信機能を有する汎用的なIHクッキングヒータで容易に実現することが可能となる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、本発明における電気機器は、IHクッキングヒータに限定されることはない。本発明は、電子オーブンレンジ等、ユーザ操作により急激に消費電力が上昇する様々な機器に適用され得る。
また、上記各実施形態において、エネルギー管理コントローラ2によって実行されるプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disk)、USBメモリ、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、かかるプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記各実施形態におけるエネルギー管理コントローラ2として機能させることも可能である。
また、上記のプログラムをインターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。また、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。さらに、プログラムの全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを上記の記録媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、家庭内で使用される電力の管理を行うシステム等に好適に採用され得る。
1 エネルギー管理システム、2 エネルギー管理コントローラ、3 操作端末、4 電力計測器、5 IHCH、6a,6b 機器、7 商用電源、8 分電盤、20 機器通信部、21 端末通信部、22,54 データ記憶部、23,55 制御部、24,56 バス、50 ユーザインタフェース部、51 通信部、52 内部通信部、53 メイン動作部、220 運転履歴テーブル、221 運転スケジュールデータ、230 ユーザインタフェース処理部、231 運転情報取得部、232 運転スケジュール学習部、233 電力監視部、234 機器制御部、235 処理起動部、540 運転スケジュールデータ、550 消費可能電力問合部、551 動作制御部、D1,D2 電力線

Claims (5)

  1. ユーザからの操作を受け付けるユーザインタフェース部と、
    エネルギー管理コントローラと通信する通信部と、
    運転の開始が予定される時刻が少なくとも示された運転スケジュールを記憶する運転スケジュール記憶部と、
    ユーザから受け付けた操作に基づいて動作する動作部と、
    前記運転スケジュールで示された前記時刻の予め定めた時間前になると、前記エネルギー管理コントローラに対して消費可能電力の問合せを行い、前記問合せに応答して前記エネルギー管理コントローラから通知された消費可能電力を示すデータをメモリに保存する消費可能電力問合部と、
    前記通知された消費可能電力の範囲内で前記動作部を制御する動作制御部と、を備え
    前記消費可能電力問合部は、前記エネルギー管理コントローラと通信ができなかった場合、ユーザによる操作が行われた際、消費電力の超過についての注意の呼びかけを表すメッセージを前記ユーザインタフェース部を介して提示する、電気機器。
  2. 運転履歴から前記運転スケジュールを学習する運転スケジュール学習部をさらに備える、請求項1に記載の電気機器。
  3. エネルギー管理コントローラと、
    請求項1又は2に記載の電気機器と、を備える、エネルギー管理システム。
  4. ユーザからの操作を受け付けるユーザインタフェース部と、エネルギー管理コントローラと通信する通信部と、運転の開始が予定される時刻が少なくとも示された運転スケジュールを記憶する運転スケジュール記憶部と、を備える電気機器が、
    前記運転スケジュールで示された前記時刻の予め定めた時間前になると、前記エネルギー管理コントローラに対して消費可能電力の問合せを行い、前記問合せに応答して前記エネルギー管理コントローラから通知された消費可能電力を示すデータをメモリに保存し、
    前記エネルギー管理コントローラと通信ができなかった場合、ユーザによる操作が行われた際、消費電力の超過についての注意の呼びかけを表すメッセージを前記ユーザインタフェース部を介して提示する、消費可能電力取得方法。
  5. ユーザからの操作を受け付けるユーザインタフェース部と、エネルギー管理コントローラと通信する通信部と、運転の開始が予定される時刻が少なくとも示された運転スケジュールを記憶する運転スケジュール記憶部と、を備えるコンピュータを、
    前記運転スケジュールで示された前記時刻の予め定めた時間前になると、前記エネルギー管理コントローラに対して消費可能電力の問合せを行い、前記問合せに応答して前記エネルギー管理コントローラから通知された消費可能電力を示すデータをメモリに保存し、前記エネルギー管理コントローラと通信ができなかった場合、ユーザによる操作が行われた際、消費電力の超過についての注意の呼びかけを表すメッセージを前記ユーザインタフェース部を介して提示する消費可能電力問合部、として機能させるプログラム。
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