JP6172089B2 - リーフ式サスペンション - Google Patents

リーフ式サスペンション Download PDF

Info

Publication number
JP6172089B2
JP6172089B2 JP2014171485A JP2014171485A JP6172089B2 JP 6172089 B2 JP6172089 B2 JP 6172089B2 JP 2014171485 A JP2014171485 A JP 2014171485A JP 2014171485 A JP2014171485 A JP 2014171485A JP 6172089 B2 JP6172089 B2 JP 6172089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
axle housing
leaf spring
vehicle body
shock absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014171485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016043870A (ja
Inventor
稔 高山
稔 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014171485A priority Critical patent/JP6172089B2/ja
Priority to US14/824,503 priority patent/US20160059654A1/en
Priority to DE102015215612.5A priority patent/DE102015215612B4/de
Priority to CN201510530659.2A priority patent/CN105383247B/zh
Publication of JP2016043870A publication Critical patent/JP2016043870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6172089B2 publication Critical patent/JP6172089B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G11/00Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs
    • B60G11/02Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having leaf springs only
    • B60G11/10Resilient suspensions characterised by arrangement, location or kind of springs having leaf springs only characterised by means specially adapted for attaching the spring to axle or sprung part of the vehicle
    • B60G11/113Mountings on the axle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G13/00Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers
    • B60G13/001Arrangements for attachment of dampers
    • B60G13/005Arrangements for attachment of dampers characterised by the mounting on the axle or suspension arm of the damper unit
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/18Leaf springs
    • F16F1/26Attachments or mountings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/54Arrangements for attachment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/121Mounting of leaf springs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/129Damper mount on wheel suspension or knuckle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/43Fittings, brackets or knuckles
    • B60G2204/4306Bracket or knuckle for rigid axles, e.g. for clamping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

本発明は、Uボルトによりアクスルハウジングをリーフスプリングに固定するリーフ式サスペンションに関する。
一般に、リーフ式サスペンションは、車体前後方向に延びた左右2つのリーフスプリングでアクスルハウジングを支えるように構成されており、懸架ばねとしての機能とアクスルハウジングの位置決め装置としての機能とを兼ね備えている。リーフスプリングは、複数のリーフを重ねてセンタボルトで固定し、更に、クリップバンドで束ねられて一体的に形成される。リーフスプリングの前方端は、車体フレームに形成されたスプリングブラケットに連結され、リーフスプリングの後方端は、車体フレームに形成されたシャックルに連結される。
アクスルハウジングは、リーフスプリングの長手方向中央位置においてUボルトにより固定される。こうしたアクスルハウジングとリーフスプリングとの固定構造については、例えば、特許文献1に開示されている。
図7,図8は、従来装置における、リーフスプリング110とアクスルハウジング130の固定構造を表している。Uボルト150は、リーフスプリング110の車体幅方向両側で、それぞれアクスルハウジング130を車体前後方向に上から跨ぐように設けられ、その先端が、リーフスプリング110の下方側に配置されたUボルトシート160のボルト挿通孔161に挿通されてナット155にて締め付けられる。これにより、Uボルト150とUボルトシート160とによって、アクスルハウジング130とリーフスプリング110とが上下方向に挟圧され、アクスルハウジング130がリーフスプリング110に固定される。図中、符号113はセンタボルトを表し、符号190はブラケットを表し、符号167はセンタボルト干渉回避孔を表し、符号168は補強金具を表す。ブラケット190は、リーフスプリング110の上面とアクスルハウジング130との間に介装される。
リーフ式サスペンションは、ショックアブソーバ120を備えている。ショックアブソーバ120は、その上連結部121が車体フレームBに連結され、下連結部122がUボルトシート160に連結される。Uボルトシート160には、ショックアブソーバ120の下連結部122を連結する連結ピン171が車幅方向に向けて設けられている。Uボルトシート160は、Uボルト150と連結される位置よりも前方に延設された延設部100を有しており、この延設部100に連結ピン171が形成されている。尚、ショックアブソーバ120を斜め上後方に向けて配置する形式のものも知られているが、そうした形式の場合には、Uボルトシート160は、Uボルト150との連結部よりも後方に延設された延設部100を有し、この延設部100に連結ピン171が形成されている。
特開2003−172387号公報
Uボルトシート160は、ショックアブソーバ120から繰り返し入力される荷重によって壊れないこと、あるいは、変形してナット155が緩まないことが要求される。上記リーフ式サスペンションにおいては、図9に示すように、ショックアブソーバ120がUボルト150よりも車体前方に連結されているため、ショックアブソーバ120から入力される荷重Fに対して片持ち梁構造となっている。つまり、Uボルト150を構成する平行なボルト部151a,151bのうち、前方側のボルト部151aを固定端Aとして、その固定端Aよりも外側となる部位(図8の太い破線で囲まれた領域)でショックアブソーバ120から入力される荷重Fを受ける構造となっている。
従って、Uボルトシート160において、ショックアブソーバ120から入力される荷重Fに対して強度上機能している部位は、固定端Aよりも外側(車体前方側)のみとなる。このため、強度上の要求に応えるためには、Uボルトシート160の基本断面を大きくする、あるいは、Uボルトシート160の材料を高応力材料に変更する等の対策を講じる必要がある。しかし、そのような対策では、重量アップ、および、コストアップを招いてしまう。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、重量アップ、および、コストアップを抑えつつ、Uボルトシートの強度(ショックアブソーバから入力される荷重に対する強度)を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、
アクスルハウジング(30)を支えるリーフスプリング(10)と、車体(B)と前記アクスルハウジングとの間の相対運動を減衰させるショックアブソーバ(20)とを備え、
前記リーフスプリングと前記アクスルハウジングとが平面視で交差する位置における前記リーフスプリングの車体幅方向の両側に、前記アクスルハウジングを車体前後方向に跨ぐようにUボルトがそれぞれ設けられ、それぞれのUボルト(50)が有する平行な2本のボルト部(51a,51b)の先端がUボルトシート(60)のボルト挿通孔(61)に挿通されて前記先端にナット(55)が螺合されることにより、一対の前記Uボルトと前記Uボルトシートとで前記アクスルハウジングと前記リーフスプリングとを挟圧して前記アクスルハウジングを前記リーフスプリングに固定するリーフ式サスペンションにおいて、
前記ショックアブソーバは、その上端(21)が車体に連結され、下端(22)が前記Uボルトシートに連結されており、
前記Uボルトシートは、無底四角箱状であって4つの角部および各辺が丸みを帯びた形状であり、前記Uボルトシートを車体幅方向に貫通したピン(70)を備え、前記ピンの前記Uボルトシートから車体幅方向に突出した部分(71)を介して前記ショックアブソーバと連結され、かつ、前記ピンの軸線(Lpin)が、前記一対のUボルトのそれぞれが有する前記2本のボルト部の軸線(La,Lb)の間を通るように構成されたことにある。
本発明のリーフ式サスペンションは、リーフスプリングとショックアブソーバとを備えている。リーフスプリングは、例えば、複数のリーフ(板バネ)を重ねて一体的に設けられるもので、車体前後方向に配置されて前端と後端とが車体に連結され、車体前後方向の中央部でアクスルハウジングを支える。従って、リーフスプリングは、アクスルハウジングに対して平面視でほぼ直角に交差するように配置される。
リーフ式サスペンションは、アクスルハウジングとリーフスプリングとを、UボルトとUボルトシートで挟圧することにより、アクスルハウジングをリーフスプリングに固定する。この場合、Uボルトは、リーフスプリングの幅方向両側で、アクスルハウジングを車体前後方向に跨ぐようにそれぞれ設けられ、それぞれのUボルトが有する平行な2本のボルト部の先端がUボルトシートのボルト挿通孔に挿通され、先端にナットが螺合される。例えば、リーフスプリングの上面側にアクスルハウジングが配置され、リーフスプリングの下面側にUボルトシートが配置される。この状態で、一対のUボルトが、アクスルハウジングの上方からアクスルハウジングを車体前後方向に跨ぐように配置されて、Uボルトシートの下面側でナットが締め付けられる。
ショックアブソーバは、その上端が車体に連結され、下端がUボルトシートに連結されている。Uボルトシートは、無底四角箱状であって4つの角部および各辺が丸みを帯びた形状であり、Uボルトシートを車体幅方向に貫通したピンを備え、ピンのUボルトシートから車体幅方向に突出した部分を介してショックアブソーバと連結され、かつ、ピンの軸線が、一対のUボルトのそれぞれが有する2本のボルト部の軸線の間を通るように構成されている。
従って、それぞれのUボルトが有する前後のボルト部を固定端としたUボルトシートの両持ち梁構造にて、ショックアブソーバの下端を支持することができる。これにより、Uボルトシートのボルト部間の断面を有効利用してショックアブソーバから入力される荷重を受けることができる。また、従来の片持ち梁構造に比べて、Uボルトシートに働く曲げモーメントが少なくなる。この結果、重量アップ、および、コストアップを抑えつつ、Uボルトシートの強度(ショックアブソーバから入力される荷重に対する強度)を向上させることができる。
尚、上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るリーフ式サスペンションにおけるアクスルハウジングの固定構造、および、ショックアブソーバの連結構造を表す側面図である。 Uボルトシートを表し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 Uボルトシートの斜視図である。 ブラケットの斜視図である。 ショックアブソーバを支持する両持ち梁構造を説明する説明図である。 ショックアブソーバから入力される荷重を受けるUボルトシートの領域を説明する説明図である。 従来装置のリーフ式サスペンションにおけるアクスルハウジングの固定構造、および、ショックアブソーバの連結構造を表す側面図である。 従来装置のリーフ式サスペンションに用いられるUボルトシートを表し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 従来装置のリーフ式サスペンションにおけるショックアブソーバを支持する片持ち梁構造を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係るリーフ式サスペンションについて図面を用いて説明する。図1は、リーフ式サスペンションにおけるアクスルハウジングの固定構造、および、ショックアブソーバの連結構造を表す側面図である。リーフ式サスペンションは、ほぼ車体前後方向に延びたリーフスプリング10と、ショックアブソーバ20と、リーフスプリング10にアクスルハウジング30を固定する固定装置40とを備えている。このリーフ式サスペンションは、車両の左右後輪を1本の車軸で連結したリジッドアクスルを左右両側で車体に懸架するサスペンションである。本実施形態においては、後輪の左右一方輪側における構造のみについて説明し、後輪の他方輪側における構造については説明を省略する。図1は、左後輪側におけるアクスルハウジング30の固定構造、および、ショックアブソーバ20の連結構造を表している。
リーフスプリング10は、複数のリーフ(板バネ)10a,10b,10cを有する。この実施形態では、リーフスプリング10は、3枚のリーフ10a,10b,10cを有するが、リーフの数は何枚であってもかまわない。各リーフ10a,10b,10cは、重ねられて、その長手方向中央位置にてセンタボルト13により連結固定されとともに、図示しないクリップバンドにより束ねられて一体的に形成される。
各リーフ10a,10b,10cの互いに向かい合う板面の間には、適宜、パッド(図示略)が設けられており、このパッドにより、板間摩擦による摩耗、および、きしみ音が低減されるようになっている。最上位置に配置されるリーフ(メインリーフ)10aの長手方向の両端には、それぞれスプリングアイ(図示略)が形成されている。スプリングアイの一方(前方端)が車体フレームBに形成されたスプリングブラケット(図示略)に連結され、他方(後方端)が車体フレームBに形成されたシャックル(図示略)に連結される。リーフスプリング10については、従来装置のものと変わるものではないため、これ以上の説明は省略する。
このリーフスプリング10の上面11にアクスルハウジング30が固定支持される。リーフスプリング10は、その長手方向がほぼ車体前後方向(完全に車体前後方向と一致する必要はない)に向けられて設けられるため、平面視において、アクスルハウジング30とほぼ直角に交差する。本実施形態のアクスルハウジング30は、4つの角部が丸みを帯びた四角筒状に形成されているが、従来装置で示した円筒タイプのものであってもよい。
アクスルハウジング30の固定にあたっては、固定装置40が用いられる。固定装置40は、2つのUボルト50と、Uボルトシート60と、ブラケット90とを含んでいる。尚、2つのUボルト50は、リーフスプリング110の車体幅方向両側で互いに向かい合って設けられるため、図1においては、車体幅方向内側のUボルト50は、車体幅方向外側のUボルト50に隠れて表示されていないが、どちらも同一の構成である。
Uボルト50は、2本のボルト部51a,51bと、ボルト部51a,51bが互いに平行となるようにU字状に連結する連結部52とから一体形成されている。各ボルト部51a,51bの先端には、雄ねじ(図示略)が形成されている。2本のボルト部51a,51bと連結部52とは境界があるわけではなく、それらは一連に形成されている。Uボルト50は、その内周側形状がアクスルハウジング30の外周面(上面31と前面32と後面33)と整合するように形成されている。以下、ボルト部51a,51bについては、両者を区別する必要がない場合には、単に、ボルト部51と呼ぶ。
アクスルハウジング30は、リーフスプリング10の上面11にブラケット90を介在させた状態で載置される。その状態で、2つのUボルト50が、リーフスプリング110の車体幅方向両側で、それぞれアクスルハウジング30を上から車体前後方向に跨ぐように設けられる。つまり、各Uボルト50は、一方のボルト部51aがアクスルハウジング30の前面32に当接し、他方のボルト部51bが後面33に当接し、連結部52がアクスルハウジング30の上面31に当接するように配置される。
Uボルト50は、ボルト部51の先端がリーフスプリング10の下面12よりも下方に突出するように設けられる。リーフスプリング10の下面12にはUボルトシート60が配設されている。Uボルトシート60には、図2(a)に示すように、4つのボルト挿通孔61a,61b,61c,61dが形成されている。このうちボルト挿通孔61a,61bが車体幅方向外側に設けられるUボルト50の挿通孔であり、ボルト挿通孔61c,61dが車体幅方向内側に設けられるUボルト50(図面では隠れて表示されていない)の挿通孔である。以下、4つのボルト挿通孔61a,61b,61c,61dを区別する必要がない場合には、それらをボルト挿通孔61と呼ぶ。
各Uボルト50のボルト部51の先端は、Uボルトシート60に形成されたボルト挿通孔61に挿通された状態でナット55が螺合される。このナット55を締め付けることにより、Uボルト50とUボルトシート60とによって、アクスルハウジング30とリーフスプリング10とが上下方向に挟圧されて、アクスルハウジング30がリーフスプリング10に固定される。
以下、固定装置40の各部材について説明する。Uボルトシート60は、図2に示すように、無底四角箱状であって、4つの角部および各辺が丸みを帯びるように形成されている。以下、Uボルトシート60において、上面を形成する部分を上板部62、車体幅方向外側に向いた側面を形成する部分を外側板部63、車体幅方向内側に向いた側面を形成する部分を内側板部64、車体前方向に向いた側面を形成する部分を前側板部65、車体後方向に向いた側面を形成する部分を後側板部66と呼ぶ。
上板部62には、上述したように四隅にUボルト50のボルト部51が挿通するボルト挿通孔61a,61b,61c,61dが穿設され、中央にセンタボルト13との干渉を避けるための干渉回避孔67が穿設されている。外側板部63と内側板部64とは、互いに同じ形状であって、その中央側において上下方向寸法が大きくなるように下方に延びている。
Uボルトシート60の裏側中央には、断面U字状のU字補強金具68が、車体幅方向に向けて設けられている。U字補強金具68の端面は、Uボルトシート60の上板部62、外側板部63、および、内側板部64に溶接されている。また、U字補強金具68の両側には、それぞれ車体前後方向に向けられた補強板69a,69bが設けられている。車体前側の補強板69aの端面は、上板部62、前側板部65、および、U字補強金具68に溶接されている。車体後側の補強板69bの端面は、上板部62、後側板部66、および、U字補強金具68に溶接されている。
外側板部63および内側板部64には、ショックアブソーバ20を連結するためのピン70が車体幅方向にほぼ水平に貫通して設けられている。ピン70は、Uボルトシート60における車体前後方向の中央位置であって、U字補強金具68によって三方が囲まれる領域に配置される。ピン70は、円柱体であって、外側板部63から車体幅方向外側に向かって長く突出しており、この外側板部63から車体幅方向外側に突出した部分が、ショックアブソーバ20の下連結部22と連結される部分となる。以下、外側板部63から車体幅方向外側に突出した部分を、特に、連結ピン71と呼ぶ。連結ピン71には、内部に雌ねじ72が形成されている。
ピン70の貫通位置は、図2に示すように、平面視において、各Uボルト50のボルト部51が挿通されるボルト挿通孔61の間、つまり、ボルト挿通孔61aとボルト挿通孔61bとの間、および、ボルト挿通孔61cとボルト挿通孔61dとの間を通るように設定されている。
本実施形態では、アクスルハウジング30をリーフスプリング10に固定する位置において、アクスルハウジング30の上面31の向きとリーフスプリング10の下面12の向きとが平行ではない。そのため、Uボルトシート60をリーフスプリング10の下面12に直接当てると、Uボルト50のボルト部51をUボルトシート60の上板部62に直交させることができない。つまり、ボルト部51がUボルトシート60の上板部62に斜めに貫通することになり、ナット55で適正に締め付けできない。そこで、図3に示すように、Uボルトシート60とリーフスプリング10との間には、キャスターウェッジと呼ばれる角度調整金具80が介在されている。この角度調整金具80は、Uボルトシート60の上板部62の上面に溶接されている。
角度調整金具80は、基板部81と、基板部81の車体後方側で上方に向けて立設された支持台部82とを一体的に形成したものである。基板部81の底面は、Uボルトシート60の上板部62の上面に密着して溶接される。支持台部82には、基板部81の底面に対して車体後方に向かって上り傾斜した傾斜面83が形成される。
また、基板部81の車体前方側においても、傾斜面84が形成されている。この2つの傾斜面83,84は、リーフスプリング10の下面12に面接触する部分であり、ともに同一平面上に位置するように形成されている。2つの傾斜面83,84の傾斜角度の調整により、Uボルトシート60の上面とリーフスプリング10の下面12との角度差(傾斜角)を任意に設定することができる。また、基板部81の中央には、Uボルトシート60に形成された干渉回避孔67と向かい合う干渉回避孔85が形成されている。
リーフスプリング10とアクスルハウジング30との間にはブラケット90が介装されている。ブラケット90は、図4に示すように、リーフスプリング10の上面11に当接する基板部91と、基板部91の車体幅方向両側から上方に立設されて互いに向かい合う支持壁部92a,92bを一体的に形成したものである。基板91の中央には、センタボルト13との干渉を避けるための干渉回避孔93が穿設されている。
支持壁部92a,92bは、互いに同一形状であって、アクスルハウジング30の外周面(下面34と前面32と後面33)と整合する切欠94a,94bが形成されており、この切欠94a,94bにアクスルハウジング30が嵌められる。従って、この切欠94a,94bは、アクスルハウジング30の下面34とリーフスプリング10の上面11との傾斜角度差を維持する形状に形成されている。
また、ブラケット90内には、車体前後方向において、アクスルハウジング30の側面(前面32と後面33)を支える支持板95a,95bが設けられている。各支持板95a,95bは、ブラケット90の内側面に溶接固定される。尚、図4においては、車体後方側の支持板95bのみを記載し、車体前方側の支持板95aについては記載を省略している。
上述したように、アクスルハウジング30は、ブラケット90を介してリーフスプリング10の上面11に載置される。アクスルハウジング30には、リーフスプリング10の車体幅方向両側で、2つのUボルト50がアクスルハウジング30を上から車体前後方向に跨ぐように設けられる。リーフスプリング10の下面12には、角度調整金具80を介してUボルトシート60が配置される。この状態で、各Uボルト50のボルト部51の先端が、Uボルトシート60に形成されたボルト挿通孔61に挿通されて、ナット55がボルト部51に螺合される。こうして、アクスルハウジング30とリーフスプリング10とが上下方向に挟圧され、アクスルハウジング30がリーフスプリング10に固定される。この場合、アクスルハウジング30は、ブラケット90の2つの支持壁部92a,92bによって安定的に支持される。
ショックアブソーバ20は、円筒型のショックアブソーバであって、上端に形成された上連結部21が車体フレームBに連結され、下端に形成された下連結部22がUボルトシート60に連結されて、車体フレームBとアクスルハウジング30との相対運動(上下振動)を減衰させる。ショックアブソーバ20は、例えば、一般的なツインチューブ式ショックアブソーバ等を採用することができる。
上連結部21および下連結部22は、それぞれ円筒状に形成されている。上連結部21は、内部に円筒状のブッシュ23が設けられており、このブッシュ23を介して車体フレームBに固定されたアブソーバブラケット(図示略)に連結される。また、下連結部22においても、内部に円筒状のブッシュ24が設けられている。
下連結部22は、ブッシュ24の軸方向両側に図示しないリング板状のリテーナーを当てた状態で、ブッシュ24の貫通孔にUボルトシート60から突出した連結ピン71を貫通させ、連結ピン71の内部に形成された雌ねじ72にボルト(図示略)をねじ込むことによって、Uボルトシート60に連結される。
このショックアブソーバ20とUボルトシート60との連結構造においては、図5に示すように、連結ピン71の軸線Lpinが、それぞれのUボルト50のボルト部51a,51bの軸線La,Lbの間を通るように、連結位置が設定されている。従って、車体前後方向に所定距離Pだけ離れたボルト部51a,51bを固定端A1,A2としたUボルトシート60の両持ち梁構造にて、ショックアブソーバ20の下連結部22を支持することができる。
これにより、Uボルトシート60のボルト部51a,51b間(図5のボルトピッチPで表される領域、図6の太い破線で囲まれた領域)での断面を有効利用してショックアブソーバ20から入力される荷重を受けることができる。また、従来の片持ち梁構造に比べて、Uボルトシート60に働く曲げモーメントが約1/4になる。また、Uボルトシート60をコンパクトにすることができる。この結果、本実施形態によれば、重量アップ、および、コストアップを抑えつつ、Uボルトシート60の強度(ショックアブソーバ20から入力される荷重に対する強度)を向上させることができる。
また、Uボルトシート60の断面の有効利用およびUボルトシート60に働く曲げモーメントが約1/4になることから、Uボルトシート60の変形が防止され剛性を向上できる。これにより、ショックアブソーバ20を安定的に連結することができるため、ショックアブソーバ20の当初の性能を維持することができる。従って、ショックアブソーバ20のブッシュ23,24を廉価構造のまま、優れた操縦安定性、乗り心地を長期にわたって確保することができる。
尚、本実施形態においては、Uボルトシート60の質量を従来装置のものに比べて約20%低減することができた。また、Uボルトシート60の剛性を従来装置のものに比べて約5倍にすることができた。
以上、本発明のリーフ式サスペンションに係る実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、ショックアブソーバ20がリーフスプリング10の車体幅方向外側位置で連結されているが、ショックアブソーバ20は、リーフスプリング10の車体幅方向内側位置で連結されている構成であってもよい。また、ショックアブソーバ20は、斜め上後方に向けて配置される形式であってもよい。また、右輪と後輪とで、ショックアブソーバ20の配置される向きが異なる(例えば、一方輪側のショックアブソーバ20が斜め上前方に向けて配置され、他方輪側のショックアブソーバ20が斜め上後方に向けて配置される)ように構成されていてもよい。
また、本実施形態においては、リーフスプリング10の上面11側にアクスルハウジング30が、下面12側にUボルトシート60が配置されるが、その配置関係を上下反転させた構成であってもよい。つまり、リーフスプリング10の上面11側にUボルトシート60が、下面12側にアクスルハウジング30が配置され、Uボルト50がアクスルハウジング30を下から跨ぐように構成されていてもよい。
10…リーフスプリング、10a,10b,10c…リーフ、13…センタボルト、20…ショックアブソーバ、21…上連結部、22…下連結部、30…アクスルハウジング、40…固定装置、50…Uボルト、51…ボルト部、52…連結部、55…ナット、60…Uボルトシート、61…ボルト挿通孔、71…連結ピン、80…角度調整金具、90…ブラケット、B…車体フレーム、La,Lb…ボルト部の軸線、Lpin…連結pinの軸線、P…ボルトピッチ。

Claims (1)

  1. アクスルハウジングを支えるリーフスプリングと、車体と前記アクスルハウジングとの間の相対運動を減衰させるショックアブソーバとを備え、
    前記リーフスプリングと前記アクスルハウジングとが平面視で交差する位置における前記リーフスプリングの車体幅方向の両側に、前記アクスルハウジングを車体前後方向に跨ぐようにUボルトがそれぞれ設けられ、それぞれのUボルトが有する平行な2本のボルト部の先端がUボルトシートのボルト挿通孔に挿通されて前記先端にナットが螺合されることにより、一対の前記Uボルトと前記Uボルトシートとで前記アクスルハウジングと前記リーフスプリングとを挟圧して前記アクスルハウジングを前記リーフスプリングに固定するリーフ式サスペンションにおいて、
    前記ショックアブソーバは、その上端が車体に連結され、下端が前記Uボルトシートに連結されており、
    前記Uボルトシートは、無底四角箱状であって4つの角部および各辺が丸みを帯びた形状であり、前記Uボルトシートを車体幅方向に貫通したピンを備え、前記ピンの前記Uボルトシートから車体幅方向に突出した部分を介して前記ショックアブソーバと連結され、かつ、前記ピンの軸線が、前記一対のUボルトのそれぞれが有する前記2本のボルト部の軸線の間を通るように構成されたリーフ式サスペンション。
JP2014171485A 2014-08-26 2014-08-26 リーフ式サスペンション Expired - Fee Related JP6172089B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171485A JP6172089B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 リーフ式サスペンション
US14/824,503 US20160059654A1 (en) 2014-08-26 2015-08-12 Leaf spring type suspension
DE102015215612.5A DE102015215612B4 (de) 2014-08-26 2015-08-17 Aufhängung vom Blattfedertyp
CN201510530659.2A CN105383247B (zh) 2014-08-26 2015-08-26 钢板弹簧式悬架

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171485A JP6172089B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 リーフ式サスペンション

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016043870A JP2016043870A (ja) 2016-04-04
JP6172089B2 true JP6172089B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=55312444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014171485A Expired - Fee Related JP6172089B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 リーフ式サスペンション

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20160059654A1 (ja)
JP (1) JP6172089B2 (ja)
CN (1) CN105383247B (ja)
DE (1) DE102015215612B4 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10654330B2 (en) * 2016-12-30 2020-05-19 Club Car, Llc Suspension bracket for a utility vehicle
US10589589B2 (en) * 2017-08-30 2020-03-17 Ford Global Technologies, Llc Integrated steering yoke and spring seat for suspension systems
KR20200128812A (ko) * 2019-05-07 2020-11-17 현대자동차주식회사 차량의 리어현가장치
CN112140825B (zh) * 2020-09-30 2021-11-12 东风商用车有限公司 一种多功能前轴及汽车前悬架***

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1866167A (en) * 1929-07-22 1932-07-05 William H Lolley Shock absorber
US2274518A (en) * 1940-10-25 1942-02-24 Chrysler Corp Vehicle suspension
GB984669A (en) * 1963-04-11 1965-03-03 Ford Motor Co Motor vehicle rear suspension
US4168844A (en) * 1977-11-21 1979-09-25 Smith Paul W Anti-rock installation for motor homes
US4519589A (en) * 1982-11-22 1985-05-28 Ford Motor Company Anti-splay shim for a two stage leaf spring assembly
US4553157A (en) * 1983-12-05 1985-11-12 Rca Corporation Apparatus for correcting errors in color signal transitions
US5599038A (en) * 1995-03-14 1997-02-04 German; Mark K. Method and apparatus for lowering the suspension of a vehicle
EP0857257B1 (en) * 1995-09-23 2001-05-30 SEALE, David Ian Improvements in or relating to clamping arrangements
US6676160B2 (en) * 2001-08-20 2004-01-13 Ford Global Technologies, Llc Rear frame rail that incorporates leaf spring clearance zone
JP2003172387A (ja) 2001-12-05 2003-06-20 Nissan Shatai Co Ltd リーフスプリングの目玉部へのマス取付構造
US20070267839A1 (en) * 2006-05-19 2007-11-22 Textron Inc. Combination spring, shock and brake cable bracket
US8376380B2 (en) 2010-12-15 2013-02-19 Kim H. Smith Traction device

Also Published As

Publication number Publication date
US20160059654A1 (en) 2016-03-03
DE102015215612B4 (de) 2022-04-28
JP2016043870A (ja) 2016-04-04
CN105383247B (zh) 2018-06-15
CN105383247A (zh) 2016-03-09
DE102015215612A1 (de) 2016-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6172089B2 (ja) リーフ式サスペンション
KR20100134129A (ko) 차량 서스펜션 아암
JP2018502006A (ja) 板ばねアセンブリを含む車両懸架装置
JP5915738B2 (ja) 車両懸架装置
JP3911110B2 (ja) サスペンション用vロッドの取付構造
KR20140057023A (ko) 커플드 토션 빔 액슬 타입의 리어 현가장치
US7883098B2 (en) Spindle bracket of torsion beam axle
KR20150080955A (ko) Ctba용 트레일링암 부시
JP6295670B2 (ja) トーションビーム、及びトーションビーム式サスペンション
JP6788831B2 (ja) 車両の懸架装置
JP5175174B2 (ja) 車軸タワー、取付アセンブリ及びサスペンションシステム
CN108349342B (zh) 制动气室支架的安装结构
KR101526709B1 (ko) 상용차량의 현가장치
WO2014045845A1 (ja) スタビライザブラケット
JP6807047B2 (ja) 車両用構造体
JP6562293B2 (ja) スタビライザの保持構造
WO2017115682A1 (ja) ストッパーブラケット
JP7402059B2 (ja) サスペンション装置及び車両
WO2013021904A1 (ja) 車両の懸架装置支持構造
KR20100045797A (ko) 차량용 리프 스프링 마운팅 유닛
JP2015209145A (ja) 車両用サスペンション
US1117971A (en) Spring suspension for vehicles.
US393759A (en) Spring for side-bar vehicles
JP2021167159A (ja) 車両搭載品の支持構造
KR100756732B1 (ko) 차량용 현가장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6172089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees