JP6171259B1 - 表面形状測定装置及び表面形状測定方法 - Google Patents

表面形状測定装置及び表面形状測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの表面形状の測定精度を簡単に向上させることができる表面形状測定装置及び表面形状測定方法を提供する。【解決手段】測定子の変位を検出する検出器と、ワークを検出器に対して相対移動させる相対移動部と、を備え、ワークに対して測定子を当接させた状態で、相対移動部によりワークを検出器に対して相対移動させながら、検出器で測定子の変位を検出した結果に基づき、ワークの表面形状を測定する表面形状測定装置において、ワークの重量を検出する重量検出部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークの表面形状を測定する表面形状測定装置及び表面形状測定方法に関する。
ワークの表面形状を測定する表面形状測定装置として、円柱状又は円筒状のワークの真円度を測定する真円度測定装置が知られている。真円度測定装置は、ベースと、ベースに設けられ且つワークが載置される被回転体を回転自在に支持するエアベアリングと、エアベアリングの被回転体を回転させるモータと、ベースに設けられたコラムと、コラムに移動自在に支持され且つ測定子の変位を検出する検出器と、を備える(特許文献1参照)。この真円度測定装置は、ワークに対して測定子を当接させた状態で検出器に対して被回転体を相対回転させながら、検出器で測定子の変位を検出した結果に基づき、ワークの真円度を測定する。
特許第3949910号公報
ところで、被回転体にワークを載置した場合、ワークの重量によってエアベアリング及びベースが変形することで、被回転体の回転精度、被回転体の回転軸とコラムの軸との平行度等が悪化して、ワークの真円度などの測定精度が悪化するおそれがある。
また、被回転体を回転させるモータの加減速パラメータ及び駆動安定角度は、被回転体に載置されるワークの最大積載荷重に合わせて加減速を緩く、駆動安定角度を長くする必要がある。このため、軽いワークを測定する場合であっても、重いワークに合わせた緩い加減速と長い駆動安定角度によって、測定時間が長くなるという問題が生じる。
なお、ワークの重量に応じた数パターンの測定データの補正値、及びモータの駆動パラメータ(加減速パラメータ及び駆動安定角度)をそれぞれ予め用意しておくことが考えられるが、この場合、オペレータ自身がワークの重量を判断して手動で補正値及び駆動パラメータを切り替える必要がある。このため、オペレータの作業が増えてしまう。また、手動による切り替えを行う場合、誤った補正値及び駆動パラメータを選択してしまうおそれがある。その結果、ワークの測定精度が悪化するおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ワークの表面形状の測定精度を簡単に向上させることができる表面形状測定装置及び表面形状測定方法を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための表面形状測定装置は、測定子の変位を検出する検出器と、ワークを検出器に対して相対移動させる相対移動部と、を備え、ワークに対して測定子を当接させた状態で、相対移動部によりワークを検出器に対して相対移動させながら、検出器で測定子の変位を検出した結果に基づき、ワークの表面形状を測定する表面形状測定装置において、ワークの重量を検出する重量検出部を備える。
この表面形状測定装置によれば、ワークの重量を検出することができるので、ワークの重量に応じてワークの表面形状の測定データを補正することができる。
本発明の他の態様に係る表面形状測定装置において、相対移動部は、ワークを検出器に対して相対回転させる。これにより、ワークの真円度等の表面形状を測定することができる。
本発明の他の態様に係る表面形状測定装置において、相対移動部は、ワークが載置された被回転体と、空気層を介して被回転体を回転自在に支持する支持部と、を有するエアベアリングと、被回転体を回転させる回転駆動部と、を備え、重量検出部は、エアベアリングが設けられているベースの脚部に設けられていることが望ましい。これにより、被回転体に重量検出部を設ける必要がなくなるので、被回転体の剛性を低下させることなく、ワークの重量を検出することができる。その結果、被回転体の回転時にワークが揺動することが防止される。
なお、重量検出部をエアベアリング内に設けて、エアベアリング内において重量検出部によりワークの重量を検出することも考えられるが、このようにエアベアリング等の被回転体に重量検出部を設けた場合、重量検出部の剛性の低さにより被回転体の回転時にワークが揺動して、測定精度が悪化するおそれがある。よって、重量検出部はベースの脚部に設けることが望ましい。
本発明の他の態様に係る表面形状測定装置において、相対移動部は、ワークが載置された被回転体と、空気層を介して被回転体を回転自在に支持する支持部と、を有するエアベアリングと、被回転体を回転させる回転駆動部と、を備え、重量検出部は、エアベアリング内においてワークの重量を検出する。これにより、被回転体に載置されたワークの重量を検出することができる。
本発明の他の態様に係る表面形状測定装置において、相対移動部は、ワークが載置された被回転体と、空気層を介して被回転体を回転自在に支持する支持部と、を有するエアベアリングであって、支持部に形成され且つ被回転体の回転軸に対して垂直な第1面と、被回転体に形成され且つ第1面に対向する第2面との間に空気層が形成されているエアベアリングと、被回転体を回転させる回転駆動部と、を備え、重量検出部は、第1面と第2面との間の隙間の大きさを検出した検出結果に基づき、ワークの重量を検出する。これにより、重量センサを設けることなくワークの重量を検出することができ、さらに既存の表面形状測定装置の構成を利用してワークの重量を検出することができる。
本発明の他の態様に係る表面形状測定装置において、検出器の検出結果と、重量検出部が検出したワークの重量とに基づき、ワークの表面形状を示す測定データであって且つワークの重量に応じて補正した測定データを生成する測定データ生成部を備える。これにより、ワークの表面形状の測定精度を向上させることができる。
本発明の他の態様に係る表面形状測定装置において、重量検出部は、被回転体の回転軸の軸周りに複数設けられており、検出器の検出結果と、複数の重量検出部による被回転体の回転位置ごとの検出結果とに基づき、ワークの表面形状を示す測定データであって且つ回転位置ごとの検出結果に応じて回転位置ごとに補正した測定データを生成する測定データ生成部を備える。これにより、測定対象部分の形状中心の位置と重心の位置とが異なるワークの表面形状についても高精度に測定することができる。なお、重量検出部は、被回転体の回転軸の軸周りに同一円周上に等間隔で設けられていることが望ましい。
本発明の他の態様に係る表面形状測定装置において、重量検出部が検出したワークの重量と、ワークの重量に応じて予め定められた相対移動部の駆動パラメータとに基づいて、相対移動部の駆動を制御する駆動制御部を備える。これにより、ワークの重量に対応した駆動パラメータを自動的に決定(設定)することができるので、オペレータの作業を減らすことができ、さらに誤った駆動パラメータの設定を防止することができる。その結果、ワークの表面形状の測定精度の悪化を防止し、測定時間も短くすることができる。
測定子の変位を検出する検出器の測定子をワークに対して当接させた状態で、ワークを検出器に対して相対移動させながら、検出器で測定子の変位を検出した結果に基づき、ワークの表面形状を測定する表面形状測定方法において、ワークの重量を取得する重量取得ステップと、検出器の検出結果と、重量取得ステップで取得したワークの重量とに基づき、ワークの表面形状を示す測定データであって且つワークの重量に応じて補正した測定データを生成する測定データ生成ステップと、を有する。
本発明の表面形状測定装置及び表面形状測定方法は、ワークの表面形状の測定精度を簡単に向上させることができる。
円柱状のワークの真円度を測定する真円度測定装置の概略図である。 真円度測定装置の上面図である。 真円度測定装置のベースを下面側から見た下面図である。 図2中の4−4線に沿うエアベアリングの断面図である。 図4に示したエアベアリングの一部の拡大図である。 データ処理装置の構成を示すブロック図である。 真円度を示す測定データの一例を示した説明図である。 (A)〜(C)は補正部による測定データの補正実行の有無を説明するための説明図である。 真円度測定装置によるワークの真円度測定処理の流れを示すフローチャートである。 (A),(B)は、本発明の第2実施形態の真円度測定装置を説明するための説明図である。 テーブルを回転させた場合のワークの重心位置の変位を説明するための説明図である。 テーブルの回転位置(角度)ごとの各重量センサの検出結果の一例を説明するための説明図である。 第2実施形態の真円度測定装置によるワークの真円度測定処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態の真円度測定装置のエアベアリングの断面図である。 図5に示したエアベアリング内の隙間W2の大きさと、テーブル上に載置されたワークの重量との相関関係を示したグラフである。 (A),(B)は、エアベアリングの隙間W2の検出方法の一例を説明するための説明図である。 第4実施形態の真円度測定装置の構成を示すブロック図である。 エアベアリングの隙間W2の検出方法の他の例を説明するための説明図である。 ワークに対して検出器を回転させる他実施形態の真円度測定装置の概略図である。
[第1実施形態の真円度測定装置]
図1は、円柱状(円板状又は円筒状でも可)のワーク9の真円度を測定する真円度測定装置10の概略図であり、図2は、真円度測定装置10の上面図である。この真円度測定装置10は、本発明の表面形状測定装置に相当する。
図1及び図2に示すように、真円度測定装置10は、ベース11と、エアベアリング12と、テーブル13(載物台ともいう)と、モータ14と、コラム15(支柱ともいう)と、キャリッジ16(スライダともいう)と、水平アーム17と、検出器18と、データ処理装置19と、を備える。なお、エアベアリング12、テーブル13、及びモータ14は本発明の相対移動部を構成する。
ベース11は、データ処理装置19を除く真円度測定装置10の各部を支持する支持台(基台)である。ベース11の上面側には、エアベアリング12とコラム15とが設けられている。また、ベース11の内部には、モータ14が設けられている。さらに、ベース11の下面側には、ベース11を支持する脚部21及び補助脚部21Aが設けられている。
エアベアリング12の上面には、円板状のテーブル13が取り付けられている。エアベアリング12は、テーブル13の中心を通り且つ上下方向に延びた回転軸22を中心としてテーブル13を回転自在に支持する。エアベアリング12の外周部には、ボルト23が挿入される挿入穴24(図4参照)が形成されており、エアベアリング12はボルト23によりベース11の上面に固定される。なお、エアベアリング12には、回転軸22を中心として等間隔(120°間隔)で3個の挿入穴24が形成されている。
テーブル13は、エアベアリング12上において水平となるように傾き調整されている。このテーブル13の上面にはワーク9が載置される。ワーク9は、測定対象部分の形状中心(中央)が回転軸22と一致(略一致を含む、以下同じ)するように、テーブル13の上面に載置される。なお、本実施形態のワーク9は円柱状であるので、ワーク9の形状中心の位置と重心の位置とが一致する。すなわち、ワーク9はその重心の位置が回転軸22と一致するようにテーブル13の上面に載置される。
モータ14は、本発明の回転駆動部に相当するものであり、図示しない駆動伝達機構及びエアベアリング12を介し、回転軸22を中心としてテーブル13を回転させる。これにより、ワーク9も回転軸22(ワーク9の重心軸)を中心として回転する。なお、モータ14以外の回転駆動部を用いてテーブル13を回転させてもよい。
コラム15は、ベース11の上面で且つエアベアリング12の水平方向側方側に設けられており、上下方向に延びた形状を有している。このコラム15には、キャリッジ16が上下方向に移動自在に取り付けられている。
キャリッジ16には、水平アーム17が水平方向に移動自在に取り付けられている。この水平アーム17の先端部には、検出器18が取り付けられている。
検出器18は、測定子18aと、不図示の差動トランス等の変位検出部とを有しており、直線Aで示す検出方向に沿って前後移動する測定子18aの変位を検出して、この変位を示す変位検出信号(電気信号)をデータ処理装置19へ出力する。
ワーク9の真円度測定を行う場合、キャリッジ16及び水平アーム17を駆動して、測定子18aをワーク9の測定位置(本実施形態では外周面)に接触させる。次いで、モータ14によりエアベアリング12及びテーブル13を介してワーク9を回転させながら検出器18から変位検出信号を取得して、ワーク9の1回転分の変位検出信号をデータ処理装置19へ出力する。
図3は、ベース11を下面側から見た下面図である。図3に示すように、ベース11の下面には、回転軸22の軸周りに同一円周上に等間隔θ(θ=120°)で3個の脚部21が設けられ、これら各脚部21から離れた位置に補助脚部21Aが設けられている。補助脚部21Aは、ベース11のバランスが崩れた際に転倒しないようにするものであり、通常は浮いている。各脚部21は、データ処理装置19を除く真円度測定装置10の各部、及びテーブル13上に載置されたワーク9を支持する。なお、各脚部21のみでベース11を水平な姿勢に安定的に維持することができれば、補助脚部21Aは省略してもよい。
図1に戻って、各脚部21には、各々に加えられた重量を検出する重量センサ25が設けられている。重量センサ25は、0リセット可能であり、0リセットされた状態からさらに脚部21に加えられた重量を検出する。これにより、テーブル13にワーク9を載置する前に各重量センサ25を0リセットした後で、テーブル13にワーク9を載置することにより、ワーク9の重量を各重量センサ25で検出することができる。すなわち、各重量センサ25は、本発明の重量検出部に相当する。そして、各重量センサ25は、各脚部21にそれぞれ加えられた重量を示す重量検出信号をデータ処理装置19へ出力する。
データ処理装置19は、例えばパーソナルコンピュータ等の演算装置であり、検出器18から入力された変位検出信号を処理(解析)して、ワーク9の真円度を示す測定データSD(図7参照)を生成する。この際に、データ処理装置19は、各重量センサ25から入力される重量検出信号に基づきワーク9の重量を検出(取得)し、このワーク9の重量に応じて補正された測定データSDを生成する。
また、データ処理装置19は、モータ14、キャリッジ16、及び水平アーム17等の真円度測定装置10の各部の駆動を統括的に制御する。さらに、データ処理装置19は、前述のワーク9の重量の検出結果に基づき、ワーク9の重量に対応したモータ14の駆動制御を行う。
[エアベアリングの構成]
図4は、図2中の4−4線に沿うエアベアリング12の断面図である。図5は、図4に示したエアベアリング12の一部の拡大図である。図4及び図5に示すように、エアベアリング12は、ケース30と、ステータ31(支持部)と、ロータ32と、上板33と、下板34と、ケレー35と、トルク伝達軸36と、ケレーピン37と、ボール38と、を備えている。
ケース30は、有底円筒状に形成されており、上面側に形成された開口部30aと、エアベアリング12の各部を収容する収容室30bとを有している。また、ケース30の外周面上部には円環状の取付部30cが形成されており、この取付部30cには前述の挿入穴24が3個形成されている。さらに、ケース30の底部中央には、トルク伝達軸36が挿通される挿通穴30dが形成されている。
ステータ31は、円環状に形成されており、ケース30の開口部30aの内面側に固定されている。ステータ31の内周側の開口部には、円筒状のロータ32が挿通されている。また、ステータ31は、回転軸22に対して垂直な上面31u及び下面31dを有する(図5参照)。これら上面31u及び下面31dは、本発明の第1面に相当する。
ステータ31の内部には、外部のエア供給源(不図示)から供給された空気が流れる空気流路41が形成されている。また、ステータ31の内周面には、空気流路41内の空気(図中、矢印で表示)をロータ32に向けて吹き出す吹出口43(図5参照)が複数設けられている。さらに、ステータ31の上面31u及び下面31dには、空気流路41内の空気を吹き出す吹出口44(図5参照)がそれぞれ複数形成されている。
ロータ32の外径は、ステータ31の内径よりも細く形成されている。これにより、ステータ31の内周面とロータ32の外周面との間に、隙間W1(図5参照)が形成される。また、ロータ32の上下方向の長さは、ステータ31の上下方向の長さよりも長く形成されている。これにより、ロータ32の上面はステータ31の上面31uよりも上方側に位置し、ロータ32の下面はステータ31の下面31dよりも下方側に位置する。そして、ロータ32の上面には上板33が設けられ、ロータ32の下面には下板34が設けられている。
上板33及び下板34の双方は円環状に形成されており、双方の内径はロータ32の内径と同一(略同一を含む、以下同じ)に形成され、双方の外径はステータ31の内径よりも大きく且つケース30の内径よりも小さく形成される。
上板33は、回転軸22に対して垂直な下面33d(図5参照)を有している。この下面33dは、本発明の第2面に相当するものであり、ステータ31の上面31uに対して隙間W2(図5参照)をあけて対向する。また、上板33の上面33u(図5参照)には、前述のテーブル13が設けられる。
下板34は、回転軸22に対して垂直な上面34u(図5参照)を有している。この上面34uは、本発明の第2面に相当するものであり、ステータ31の下面31dに対して隙間W3(図5参照)をあけて対向する。また、下板34の下面34d(図5参照)には、ケレーピン37が係合する係合穴46(図4参照)が形成されている。
テーブル13、ロータ32、上板33、及び下板34は、これらを貫通する固定ピン47により一体化されており、回転軸22を中心として一体に回転する。すなわち、テーブル13、ロータ32、上板33、及び下板34は、本発明の被回転体に相当する。
吹出口43,44からそれぞれ隙間W1〜W3に吹き出された空気は、隙間W1〜W3内で空気層49(図5参照)を形成する。これにより、テーブル13、ロータ32、上板33、及び下板34は、空気層49を介してステータ31に回転自在に支持され、回転軸22を中心として滑らかに回転することができる。
ケレー35は、下板34の下方側でトルク伝達軸36により回転自在に支持されている。トルク伝達軸36は、回転軸22と同軸であり、モータ14からの回転駆動力を受けて回転軸22を中心として回転する。これにより、ケレー35も回転軸22を中心として回転する。
ケレーピン37は、上下方向に長く延びた形状(回転軸22に平行な棒形状)を有している。このケレーピン37の上端部は、下板34の係合穴46に係合している。また、ケレーピン37の下端部は、ケレー35の外周部に支持されているボール38上に接着されている。そして、モータ14によりトルク伝達軸36及びケレー35が回転軸22を中心として回転すると、ケレーピン37もケレー35と一体に回転軸22を中心として回転する。その結果、ケレーピン37を介して、モータ14の回転駆動力(トルク)が下板34に伝達される。これにより、テーブル13、ロータ32、上板33、及び下板34が回転軸22を中心として一体に回転する。
このように、テーブル13をケレー方式で回転駆動することにより、モータ14からの振動等がテーブル13に伝達することが防止される。
[データ処理装置の構成]
図6は、データ処理装置19の構成を示すブロック図である。図6に示すように、データ処理装置19のCPU(Central Processing Unit)又はFPGA(field-programmable gate array)を含む各種の演算回路及びメモリは、変位検出信号取得部51、重量検出信号取得部52、測定データ生成部53、駆動制御部54、及び記憶部55として機能する。
変位検出信号取得部51は、例えば、検出器18に有線又は無線で接続している通信インタフェース回路であり、検出器18から出力された変位検出信号を取得して測定データ生成部53へ出力する。
重量検出信号取得部52は、各重量センサ25にそれぞれ有線又は無線で接続している通信インタフェース回路であり、各重量センサ25から出力された重量検出信号を取得して測定データ生成部53及び駆動制御部54へそれぞれ出力する。なお、各重量センサ25は、テーブル13へのワーク9の載置前に0リセットされている。このため、各重量センサ25は、ワーク9により各脚部21にそれぞれ加えられた重量に相当する重量検出信号を測定データ生成部53へ出力する。
測定データ生成部53は、変位検出信号取得部51を介して検出器18から取得した変位検出信号に基づき、ワーク9の真円度を示す測定データSDを生成する。
図7は、真円度を示す測定データSDの一例を示した説明図である。図7に示すように、測定データSDは、テーブル13の回転位置(角度)ごとの測定子18aの変位量(振幅)を記録したものである。この測定データSDに基づき、ワーク9の円周形状が真円(幾何学的に正しい円)からどれだけ離れているかを示すワーク9の真円度を算出することができる。
図6に戻って、測定データ生成部53には補正部58が設けられている。補正部58は、重量検出信号取得部52を介して各重量センサ25から取得した重量検出信号に基づき、例えば各重量センサ25で検出した重量を合計することにより、テーブル13上に載置されたワーク9の重量を検出する。そして、補正部58は、ワーク9の重量の検出結果に基づき、必要に応じて、テーブル13上に載置されたワーク9の重量によって生じるエアベアリング12及びベース11の変形等に起因する測定データSDの誤差を補正する。
図8は、補正部58による測定データSDの補正実行の有無を説明するための説明図であり、(A)はテーブル13上にワーク9が載置されていない状態を示し、(B)はテーブル13上に重量が軽いワーク9が載置されている状態を示し、(C)はテーブル13上に重量が重いワーク9が載置されている状態を示す。
図8(A)及び図8(B)に示すように、ワーク9の重量が軽い場合には、エアベアリング12及びベース11の変形量が小さくなるので、テーブル13等の回転精度の悪化、及び回転軸22とコラム15の軸15aとの平行度の悪化は僅かとなる。この場合には、測定データSDの補正を行わなくとも真円度測定の測定精度は十分に確保される。従って、ワーク9の重量が予め定めた閾値未満である場合、補正部58による補正を省略することで、真円度測定を短時間で完了することができる。なお、この閾値は、真円度測定装置10の機種ごとに予め試験又はシミュレーションを行うことにより決定される。そして、測定データSDの補正を行わない場合、測定データ生成部53は、生成した測定データを記憶部55内の測定データ記憶部60(図6参照)に記憶させる。
一方、図8(C)に示すように、ワーク9の重量が前述の閾値よりも重い場合、エアベアリング12及びベース11の変形量が大きくなり、テーブル13等の回転精度が悪化すると共に、回転軸22とコラム15の軸15aとの平行度が悪化する。この場合には、真円度測定の測定精度を確保するため、補正部58によりエアベアリング12及びベース11の変形等に起因する測定データSDの誤差を補正する。この際に、測定データSDの誤差は、ワーク9の重量の増加、すなわちエアベアリング12及びベース11の変形量の増加に応じて大きくなるため、補正部58は、ワーク9の重量に対応した測定データSDの補正を行う。
図6に戻って、補正部58は、ワーク9の重量が前述の閾値よりも重い場合、予め記憶部55に記憶されている補正値テーブル61を参照して、測定データSD(例えば測定子18aの振幅)を補正する補正値を決定する。
補正値テーブル61は、ワーク9の重量と、ワーク9の重量に応じた測定データSDの補正値との対応関係を記憶している。なお、測定データSDの補正値は、例えば、ワーク9の重量別に測定データSDに発生する誤差の大きさを、真円度測定装置10の機種ごとに予め試験又はシミュレーションを行って求めた結果に基づき決定することができる。これにより、補正部58は、検出したワーク9の重量に基づき補正値テーブル61を参照することで、ワーク9の重量に対応する測定データSDの補正値を決定することができる。なお、補正値テーブル61に登録されていない重量に対応する補正値は、補正値テーブル61に登録されている重量に対応する補正値を用いて補間処理を行うことで決定する。
そして、補正部58は、補正値テーブル61を参照して決定した補正値に基づき、測定データ生成部53が生成した測定データSDを補正し、補正済みの測定データを記憶部55内の測定データ記憶部60に記憶させる。なお、補正部58による補正は、テーブル13の1回転分の測定データSDに対して一括して行ってもよいし、或いは、テーブル13の回転位置(角度)ごとの測定データSDに対してリアルタイムに順次行ってもよい。
駆動制御部54は、モータ14、キャリッジ16を駆動するキャリッジ駆動部65、及び水平アーム17を駆動するアーム駆動部66等の真円度測定装置10の各部の駆動を制御する。
また、駆動制御部54は、重量検出信号取得部52を介して各重量センサ25から取得した重量検出信号に基づき、前述の補正部58と同様にワーク9の重量を検出し、このワーク9の重量に基づき予め定められた駆動パラメータテーブル62を参照して、モータ14の駆動パラメータを決定する。
駆動パラメータテーブル62は、ワーク9の重量と、ワーク9の重量に応じて予め定められたモータ14の駆動パラメータとの対応関係を記憶している。駆動パラメータには、例えば、図中「加減速」と表示したモータ14の加減速パラメータ、及び図中「角度」と表示したモータ14の駆動安定角度等が含まれる。なお、モータ14の駆動パラメータとして、加減速パラメータ及び駆動安定角度以外の他のパラメータを含んでいてもよい。
ワーク9の重量別の駆動パラメータは、真円度測定装置10の機種ごとに予め試験又はシミュレーションを行うことにより決定することができる。これにより、駆動制御部54は、検出したワーク9の重量に基づき、駆動パラメータテーブル62を参照することで、ワーク9の重量に対応するモータ14の駆動パラメータを決定することができる。なお、駆動パラメータテーブル62に登録されていない重量に対応する駆動パラメータについては、前述の補正値と同様に補間処理を行って決定する。
駆動制御部54は、駆動パラメータテーブル62を参照して決定した駆動パラメータに従ってモータ14を駆動制御して、テーブル13等を回転させる。
記憶部55は、測定データSD(補正された測定データSDを含む)を記憶する測定データ記憶部60を有すると共に、予め生成された補正値テーブル61と駆動パラメータテーブル62とを記憶している。
[真円度測定装置の作用]
次に、図9を用いて上記構成の真円度測定装置10によるワーク9の真円度測定処理(表面形状測定方法)について説明を行う。ここで図9は、真円度測定装置10によるワーク9の真円度測定処理の流れを示すフローチャートである。
オペレータは、テーブル13上にワーク9を載置する前に、初期動作として各重量センサ25を0リセットする(ステップS1)。これにより、各重量センサ25でテーブル13上に載置されたワーク9の重量を検出することができる。次いで、オペレータにより、テーブル13上にワーク9が載置される(ステップS2)。なお、ワーク9は、その形状中心(重心)の位置が回転軸22と一致するようにテーブル13上に載置される。
ワーク9の載置後、オペレータは手動操作(自動操作でも可)で駆動制御部54を制御して、ワーク9の測定面(ここでは外周面)に検出器18の測定子18aを当接させる。次いで、オペレータがデータ処理装置19にて測定開始操作を行うと、真円度測定装置10によるワーク9の真円度測定が開始される(ステップS3)。
この測定開始操作を受けて、各重量センサ25は、それぞれ脚部21に加えられたワーク9の重量を検出して、重量検出信号をデータ処理装置19へ出力する。そして、各重量センサ25から出力された重量検出信号は、重量検出信号取得部52を介して駆動制御部54と測定データ生成部53とにそれぞれ入力される。
この際に、各重量センサ25は、脚部21においてワーク9の重量を検出するので、エアベアリング12又はテーブル13内に重量センサ25を設けることなくワーク9の重量を検出することができる。すなわち、エアベアリング12又はテーブル13内に重量センサ25を設けることにより、エアベアリング12又はテーブル13の剛性を低下させることが防止されるため、テーブル13等の回転時にワーク9が揺動することが防止される。その結果、ワーク9の重量を高精度に検出することができる。
駆動制御部54と測定データ生成部53の補正部58とは、各重量センサ25から取得した重量検出信号に基づき、例えば各脚部21に加えられた荷重を合計してワーク9の重量を算出する。これにより、駆動制御部54及び補正部58は、テーブル13上に載置されたワーク9の重量を検出(取得)することができる(ステップS4、本発明の重量取得ステップに相当)。
そして、駆動制御部54は、検出したワーク9の重量に基づき、駆動パラメータテーブル62を参照して、ワーク9の重量に対応したモータ14の駆動パラメータ(加減速パラメータ及び駆動安定角度等)を決定する(ステップS5)。これにより、ワーク9の重量に対応したモータ14の駆動パラメータを自動的に決定(設定)することができるので、オペレータの作業を減らすことができ、さらに誤った駆動パラメータの設定を防止することができる。その結果、ワーク9の真円度の測定精度の悪化を防止し、測定時間も短くすることができる。
次いで、駆動制御部54は、決定した駆動パラメータに従ってモータ14を駆動して、トルク伝達軸36、ケレー35、及びケレーピン37を介して、テーブル13とロータ32と上板33と下板34とを一体的に回転させる。これにより、測定子18aをワーク9に当接させた状態で、検出器18に対してワーク9を、回転軸22を中心として相対回転させることができる。
テーブル13及びワーク9の回転が開始されると、検出器18は、測定子18aの変位を示す変位検出信号を検出して、この変位検出信号をデータ処理装置19へ出力する。これにより、測定データ生成部53は、変位検出信号取得部51を介して、検出器18から出力された変位検出信号を取得する(ステップS6)。そして、測定データ生成部53は、取得した変位検出信号に基づき、ワーク9の真円度を示す測定データSDを生成する(ステップS7)。
この際に、補正部58は、ワーク9の重量の検出結果に基づき、ワーク9の重量が予め定めた閾値以上となるか否かを判定する。ワーク9の重量が閾値未満となる場合、補正部58は測定データSDの補正を行わず、測定データ生成部53は、生成した測定データSDを記憶部55内の測定データ記憶部60に記憶させる(ステップS8でNO)。測定データSDの補正が不要な場合には、補正を省略することで、真円度測定の測定時間を短縮することができる。
一方、ワーク9の重量が閾値以上となる場合(ステップS8でYES)、補正部58は、ワーク9の重量の検出結果に基づき、記憶部55内の補正値テーブル61を参照して、ワーク9の重量に対応した測定データSDの補正値を決定する(ステップS9)。これにより、ワーク9の重量に対応した測定データSDの補正値を自動的に決定することができるので、オペレータの作業を減らすことができ、さらに誤った補正値の決定を防止することができる。
次いで、補正部58は、決定した補正値に従って測定データSDを補正する(ステップS10)。これにより、補正部58は、ワーク9の重量に応じて補正された測定データSDを生成する(本発明の測定データ生成ステップに相当)。その結果、テーブル13上に載置されたワーク9の重量によって生じるエアベアリング12及びベース11の変形等に起因する測定データSDの誤差を補正することができるので、ワーク9の真円度測定の測定精度を向上させることができる。なお、補正部58による補正は、既述の通り、テーブル13の1回転分の測定データSDに対して一括して行ってもよいし、或いは、テーブル13の回転位置(角度)ごとの測定データSDに対してリアルタイムに順次行ってもよい。
そして、補正部58は、補正した測定データSDを記憶部55内の測定データ記憶部60に記憶させる。なお、測定データ記憶部60に記憶された測定データSDは、必要に応じてデータ処理装置19のモニタに表示される。
[本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態の真円度測定装置10は、重量センサ25を備えているので、テーブル13上に載置されたワーク9の重量を検出することができる。これにより、ワーク9の重量に応じて補正された測定データSDを生成すると共に、ワーク9の重量に応じた駆動パラメータでモータ14を駆動することができる。その結果、ワーク9の真円度の測定精度を簡単に向上させることができる。
[第2実施形態の真円度測定装置]
図10(A),(B)は、本発明の第2実施形態の真円度測定装置10Aを説明するための説明図である。上記第1実施形態の真円度測定装置10では、測定対象部分の形状中心の位置と重心の位置とが一致する円柱状のワーク9の真円度を測定している。これに対して、図10(A),(B)に示すように、第2実施形態の真円度測定装置10Aでは、例えばクランクシャフトのような測定対象部分の形状中心の位置と重心Gの位置とが異なるワーク9Aの真円度を測定する。
なお、第2実施形態の真円度測定装置10Aは、測定対象がワーク9Aである点を除けば第1実施形態の真円度測定装置10と基本的に同じ構成であり、第1実施形態と機能又は構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
図11は、テーブル13を回転させた場合のワーク9Aの重心Gの位置の変位を説明するための説明図である。図11に示すように、ワーク9Aの測定対象部分の形状中心の位置と回転軸22とが一致するようにワーク9Aをテーブル13上に載置した状態で、回転軸22を中心としてワーク9Aを回転させた場合、ワーク9Aの重心Gの位置は回転軸22の軸周りに変位する。この場合、テーブル13の回転位置(角度)に応じて回転軸22に対する重心Gの偏芯位置が変化するため、テーブル13の回転位置に応じてエアベアリング12及びベース11の変形も変化する。すなわち、テーブル13の回転位置に応じて、前述の回転精度及び平行度等が変化する。
そこで、第2実施形態の真円度測定装置10Aでは、ワーク9Aの重心Gの偏芯位置に応じた補正がなされた測定データSDを、テーブル13の回転位置(角度)ごとに生成する。すなわち、テーブル13の回転位置ごとにワーク9Aの重心Gの偏芯位置に応じた補正値をそれぞれ決定して、テーブル13の回転位置ごとの測定データSDをそれぞれ補正する。
テーブル13の回転位置(角度)ごとのワーク9Aの重心Gの偏芯位置は、各重量センサ25の検出結果から判別可能である。既述の図3に示したように、各重量センサ25は、エアベアリング12よりも重力方向下方側において回転軸22の軸周りに同一円周上に等間隔で設けられている。このため、各重量センサ25で検出される重量のバランス(下記の図12参照)から、ワーク9Aの重心Gの偏芯位置を判別することができる。
図12は、テーブル13の回転位置(角度)ごとの各重量センサ25の検出結果の一例を説明するための説明図である。なお、図12中では3個の重量センサ25の検出結果を「実線」と「点線」と「一点鎖線」との3種類の線で表している。
図12に示すように、テーブル13を回転させた場合、テーブル13の回転位置(角度)に応じて回転軸22に対するワーク9Aの重心Gの偏芯位置が変化するため、各重量センサ25で検出される重量は、テーブル13の回転位置に応じて異なるパターンで変化する。そして、各重量センサ25で検出される重量の差は、回転軸22に対するワーク9Aの重心Gの偏芯位置(偏心方向及び偏心量)を示している。すなわち、各重量センサ25で検出される重量のバランスから、ワーク9Aの重心Gの偏芯位置が判別される。換言すると、各重量センサ25で検出される重量は、ワーク9Aの重心Gの偏芯位置を示す情報である。
第2実施形態の記憶部55には、第1実施形態の補正値テーブル61の代わりに、各重量センサ25で検出される重量の検出結果から、ワーク9Aの重量と重心Gの偏芯位置とに対応した測定データSDの補正値を算出するための補正値算出式(不図示)が記憶されている。この補正値算出式は、ワーク9Aの重量及び重心Gの偏芯位置に応じて測定データSDに発生する誤差の大きさを、真円度測定装置10Aの機種ごとに予め試験又はシミュレーションを行って求めた結果に基づき決定することができる。
第2実施形態の補正部58は、テーブル13の回転位置(角度)ごとに各重量センサ25で検出した重量と、記憶部55内の補正値算出式とに基づき、ワーク9Aの重量及び重心Gの偏芯位置に応じた測定データSDの補正値を、テーブル13の回転位置ごとに算出する。そして、補正部58は、テーブル13の回転位置ごとに算出した補正値を用いて、測定データ生成部53が生成した測定データSDを、テーブル13の回転位置ごとに補正する。これにより、テーブル13の回転位置ごとの各重量センサ25の検出結果に応じてテーブル13の回転位置ごとに補正された測定データSDが生成される。
なお、他の構成については上記第1実施形態と基本的に同じであるので、具体的な説明は省略する。
[第2実施形態の真円度測定装置の作用]
次に、図13を用いて第2実施形態の真円度測定装置10Aによるワーク9Aの真円度測定処理(表面形状測定方法)について説明を行う。ここで図13は、第2実施形態の真円度測定装置10Aによるワーク9Aの真円度測定処理の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS1からステップS5までの処理は、既述の図9に示した第1実施形態と基本的に同じであるので、具体的な説明は省略する。
ステップS5の処理後、駆動制御部54は、決定した駆動パラメータに従ってモータ14を駆動して、ワーク9Aが載置されたテーブル13等を回転させる。
テーブル13及びワーク9Aの回転が開始すると、検出器18は、テーブル13の第1番目の回転位置(例えば1°)における測定子18aの変位を示す変位検出信号を検出して、この変位検出信号をデータ処理装置19へ出力する。これにより、測定データ生成部53は、変位検出信号取得部51を介して、テーブル13の第1番目の回転位置における変位検出信号を取得する(ステップS11)。そして、測定データ生成部53は、取得した変位検出信号に基づき、テーブル13の第1番目の回転位置における測定データSDを生成する(ステップS12)。
また、テーブル13及びワーク9Aの回転が開始すると、各重量センサ25は、テーブル13の第1番目の回転位置において各脚部21に加えられたワーク9の重量を検出して、重量検出信号をデータ処理装置19へ出力する(ステップS13)。この際に、各重量センサ25は、第1実施形態と同様にエアベアリング12よりも重力方向下方側の位置(具体的には脚部21)でワーク9Aの重量を検出するので、テーブル13等の回転時にワーク9Aが揺動することが防止される。その結果、ワーク9Aの重心Gの偏芯位置をより正確に検出することができる。
そして、各重量センサ25から出力されたテーブル13の第1番目の回転位置における重量検出信号は、重量検出信号取得部52を介して測定データ生成部53に入力される。測定データ生成部53の補正部58は、第1実施形態と同様の方法で求めたワーク9Aの重量が予め定めた閾値以上となるか否かを判定する。そして、ワーク9Aの重量が閾値未満となる場合、補正部58はテーブル13の第1番目の回転位置における測定データSDの補正を行わず、測定データ生成部53は、この測定データSDを測定データ記憶部60に記憶させる(ステップS14でNO)。測定データSDの補正が不要な場合には補正を省略することで、真円度測定の測定時間を短縮することができる。
一方、ワーク9の重量が閾値以上となる場合(ステップS14でYES)、補正部58は、各重量センサ25から出力されたテーブル13の第1番目の回転位置における重量検出信号から、各脚部21にそれぞれ加えられた重量を検出する。そして、補正部58は、検出した各重量を記憶部55内の補正値算出式に代入して、補正値を演算する(ステップS15)。これにより、ワーク9Aの重量と、テーブル13の第1番目の回転位置における重心Gの偏芯位置とに応じた測定データSDの補正値が算出される。
次いで、補正部58は、算出した補正値に従ってテーブル13の第1番目の回転位置における測定データSDを補正する(ステップS16)。そして、補正部58は、補正した測定データSDを測定データ記憶部60に記憶させる。
以下、テーブル13の回転位置ごとに前述のステップS11からステップS16までの処理が繰り返し実行される(ステップS17及びステップS18)。これにより、テーブル13の回転位置ごとに、ワーク9Aの重量及び重心Gの偏芯位置に応じた測定データSDの補正値が算出され、各補正値に基づきテーブル13の回転位置ごとに補正された測定データSDが生成される。
このように第2実施形態の真円度測定装置10Aでは、測定対象部分の形状中心の位置と重心Gの位置とが異なるワーク9Aの真円度を測定する場合、テーブル13の回転位置ごとの各重量センサ25の重量検出信号に応じてテーブル13の回転位置ごとに補正された測定データSDを生成することができる。その結果、ワーク9Aの真円度の測定精度を簡単に向上させることができる。
[第3実施形態の真円度測定装置]
次に、本発明の第3実施形態の真円度測定装置10B(図14参照)について説明を行う。上記各実施形態の真円度測定装置10,10Aでは、ベース11の脚部21内に重量センサ25を設けているが、第3実施形態の真円度測定装置10Bでは、重量センサ25を設ける位置を変更している。
図14は、第3実施形態の真円度測定装置10Bのエアベアリング12の断面図である。なお、第3実施形態の真円度測定装置10Bは、重量センサ25を設ける位置を変更した点を除けば、上記各実施形態の真円度測定装置10,10Aと基本的に同じ構成であるので、上記各実施形態と機能又は構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
図14に示すように、第3実施形態の真円度測定装置10Bでは、エアベアリング12の内部、或いはテーブル13の内部に重量センサ25を設けている。重量センサ25は、上記各実施形態と同様に、回転軸22の軸周りに同一円周上に等間隔θ(θ=120°)で3個設けられている。なお、重量センサ25をエアベアリング12の内部に設ける場合の重量センサ25の位置は、図14に示した挿入穴24の底部に限らず、ワーク9の重量を検出可能であればエアベアリング12の内部の任意の位置に設けてもよい。
このように第3実施形態の真円度測定装置10Bにおいてもテーブル13上に載置されたワーク9,9Aの重量を検出することができるので、上記各実施形態と同様の効果が得られる。ただし、重量センサ25をエアベアリング12又はテーブル13の内部に設けた場合には、エアベアリング12又はテーブル13の剛性が低下してワーク9,9Aが揺動するおそれがあるので、測定精度を向上させるためには、上記各実施形態のように、エアベアリング12が設けられているベース11の脚部21に重量センサ25を設けることが好ましい。
[第4実施形態の真円度測定装置]
次に、本発明の第4実施形態の真円度測定装置10C(図17参照)について説明を行う。上記各実施形態では、重量センサ25を用いてテーブル13上に載置されたワーク9(ワーク9A)の重量を検出しているが、第4実施形態の真円度測定装置10Cでは他の方法を用いてワーク9の重量を検出する。
図15は、図5に示したエアベアリング12内の隙間W2の大きさと、テーブル13上に載置されたワーク9の重量との相関関係を示したグラフである。図15に示すように、エアベアリング12の隙間W2(ギャップ量)は、その上方側に載置されたワーク9の重量に応じて変化する特性があり、ワーク9の重量の増加に応じて隙間W2は減少する。このため、図15に示したようなエアベアリング12の隙間W2とワーク9の重量との相関関係を予め求めておくことで、エアベアリング12の隙間W2の大きさからワーク9の重量を算出することができる。
図16(A),(B)は、エアベアリング12の隙間W2の検出方法の一例を説明するための説明図である。図16(A)に示すように、ワーク9をテーブル13上に載置した後、テーブル13の上面に測定子18aを当接させた状態で検出器18(測定子18a)の上下方向の高さ位置を0リセットする。なお、検出器18の高さ位置は、例えば、コラム15に設けられたリニアスケール(不図示)を読み取るスケール読取部70(図17参照)から得られる。
次いで、図16(B)に示すように、エアベアリング12から空気を抜いた後、テーブル13の上面に測定子18aを再度当接させた状態で、検出器18(測定子18a)の上下方向の高さ位置を検出する。この高さ位置の変化量Δhは、テーブル13上にワーク9が載置されている場合のエアベアリング12の隙間W2の大きさに等しいので、重量センサ25を設けることなく隙間W2の大きさを検出することができる。
なお、上記図16(A),(B)で示した検出器18の高さ位置の測定順序を逆にしてもよい。すなわち、最初に図16(B)に示した空気を抜いた状態で検出器18の高さ位置を測定した後、図16(A)に示した空気を入れた状態で検出器18の高さ位置を測定してもよい。この場合、ワーク9の真円度測定を速やかに開始することができる。
図17は、第4実施形態の真円度測定装置10Cの構成を示すブロック図である。なお、第4実施形態の真円度測定装置10Cは、重量センサ25を備えない点を除けば、上記第1実施形態の真円度測定装置10(第2実施形態の真円度測定装置10Aも同様)と基本的に同じ構成であるので、上記第1実施形態と機能又は構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
図17に示すように、第4実施形態の真円度測定装置10Cのデータ処理装置19の測定データ生成部53には、重量検出部72が設けられている。重量検出部72は、既述の図16(A),(B)で示した検出器18の高さ位置をそれぞれスケール読取部70から取得して、高さ位置の変化量Δhからエアベアリング12の隙間W2の大きさを検出する。次いで、重量検出部72は、検出した隙間W2の大きさに基づき、予め作成された隙間W2とワーク9の重量との相関関係(図15参照)を参照して、テーブル13上に載置されたワーク9の重量を検出する。そして、重量検出部72は、ワーク9の重量の検出結果を、補正部58と駆動制御部54とにそれぞれ出力する。
第4実施形態の真円度測定装置10Cの他の構成については、上記第1実施形態と基本的に同じであるので、説明は省略する。
このように第4実施形態の真円度測定装置10Cにおいてもテーブル13上に載置されたワーク9(ワーク9A)の重量を検出することができるので、上記各実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第4実施形態の真円度測定装置10Cでは、検出器18を用いてエアベアリング12の隙間W2を検出しているが、他の方法を用いて隙間W2を検出してもよい。
図18は、エアベアリング12の隙間W2の検出方法の他の例を説明するための説明図である。図18に示すように、ケース30の収容室30bの底部に光を利用した距離センサ75(非接触センサ)を設けて、収容室30bの底面から下板34の下面34dまでの間の距離Δzを測定する。そして、予め作成した距離Δzと隙間W2との対応関係に基づき、距離センサ75で測定した距離Δzから隙間W2を算出する。なお、収容室30bの底部に距離センサ75を設ける代わりに、下板34の下面34dに距離センサ75を設けてもよい。
さらに、この場合には、距離センサ75で測定した距離Δzと、予め作成した距離Δz及び隙間W3の対応関係とに基づき、エアベアリング12の隙間W3を検出してもよい。エアベアリング12の隙間W3とワーク9の重量との相関関係を予め求めておくことで、隙間W3の検出結果からもワーク9の重量を検出することができる。
[その他]
図19は、ワーク9に対して検出器18を回転させる他実施形態の真円度測定装置の概略図である。上記各実施形態では、検出器18を固定した状態でワーク9(ワーク9A)を回転させてワーク9の真円度を測定する真円度測定装置10等を例に挙げて説明したが、図19に示すように、ワーク9を固定した状態で検出器18をワーク9の中心軸周りに回転させることでワーク9の真円度を測定する真円度測定装置にも本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、ワーク9の重量に応じたモータ14の駆動パラメータに基づきモータ14を駆動しているが、ワーク9の重量に応じてエアベアリング12の圧力を変えたり、エアベアリング12内の空気の流量を変えたりしてもよい。すなわち、本発明の駆動パラメータには、エアベアリング12の圧力及び空気の流量なども含まれる。
上記各実施形態では、テーブル13の回転位置(角度)ごとの測定子18aの変位量(振幅)を記録した測定データSDを補正しているが、ワーク9の円周形状が真円(幾何学的に正しい円)からどれだけ離れているかを示すワーク9の真円度を補正してもよい。
上記各実施形態では、真円度測定装置10等においてワーク9等の重量を検出(測定)しているが、真円度測定装置10とは異なる場所で測定されたワーク9の重量を重量検出信号取得部52にて取得して、取得したワーク9の重量に基づき補正部58にて測定データSDの補正を行ってもよい。
上記各実施形態では、エアベアリング12の上面に設けられたテーブル13上でワーク9を支持しているが、エアベアリング12以外の各種支持部により支持されているワーク9の測定を行う場合にも本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、ワークの表面形状を測定する表面形状測定装置の一例として、円柱状のワーク9の真円度を測定する真円度測定装置10等を例に挙げて説明したが、例えばワークの平行度及び直角度等の他の表面形状を測定する表面形状測定装置にも本発明を適用することができる。なお、平行度及び直角度等の他の表面形状の測定の具体例は、例えば本出願人による特許第5116414号公報に記載されているので、詳細な説明は省略する。ワークの平行度及び直角度等のいずれの表面形状を測定する場合であっても、ワークの重量と、ワークの重量に応じた測定データの補正値との対応関係を予め求めておくことで、上記各実施形態と同様に高精度にワークの表面形状の測定を行うことができる。
なお、ワークの平行度及び直角度等を測定する場合には、ワークに対して検出器を相対回転させる必要は必ずしもなく、ワークに対して検出器を上下方向に相対移動させてもよい。すなわち、測定するワークの表面形状の種類に応じて、ワークに対して検出器を相対移動する方法を変更してもよい。
9,9A ワーク,10,10A,10B,10C 真円度測定装置,11 ベース,12 エアベアリング,13 テーブル,14 モータ,18 検出器,18a 測定子,19 データ処理装置,21 脚部,22 回転軸,25 重量センサ,31 ステータ,32 ロータ,33 上板,34 下板,49 空気層,51 変位検出信号取得部,52 重量検出信号取得部,53 測定データ生成部,54 駆動制御部,55 記憶部,58 補正部,61 補正値テーブル,62 駆動パラメータテーブル

Claims (9)

  1. 測定子の変位を検出する検出器と、ベースと、前記ベースに設けられ、ワークを前記検出器に対して相対回転させる相対移動部と、を備え、前記ワークに対して前記測定子を当接させた状態で、前記相対移動部により前記ワークを前記検出器に対して相対回転させながら、前記検出器で前記測定子の変位を検出した結果に基づき、前記ワークの表面形状を測定する表面形状測定装置において、
    前記ベースの下面において前記相対移動部の回転軸の軸周りに同一円周上に等間隔で設けられ、前記ベースを水平な姿勢で維持する複数の脚部と、
    前記ワークの重量を検出する重量検出部であって、且つ前記複数の脚部にそれぞれ設けられている重量検出部と、
    を備える表面形状測定装置。
  2. 前記相対移動部は、
    前記ワークが載置された被回転体と、空気層を介して前記被回転体を回転自在に支持する支持部と、を有するエアベアリングと、
    前記被回転体を回転させる回転駆動部と、
    を備え請求項に記載の表面形状測定装置。
  3. 測定子の変位を検出する検出器と、ワークを前記検出器に対して相対回転させる相対移動部と、を備え、前記ワークに対して前記測定子を当接させた状態で、前記相対移動部により前記ワークを前記検出器に対して相対回転させながら、前記検出器で前記測定子の変位を検出した結果に基づき、前記ワークの表面形状を測定する表面形状測定装置において、
    前記ワークの重量を検出する重量検出部を備え、
    前記相対移動部は、
    前記ワークが載置された被回転体と、空気層を介して前記被回転体を回転自在に支持する支持部と、を有するエアベアリングであって、前記支持部に形成され且つ前記被回転体の回転軸に対して垂直な第1面と、前記被回転体に形成され且つ前記第1面に対向する第2面との間に前記空気層が形成されているエアベアリングと、
    前記被回転体を回転させる回転駆動部と、
    を備え、
    前記重量検出部は、前記第1面と前記第2面との間の隙間の大きさを検出した検出結果に基づき、前記ワークの重量を検出する表面形状測定装置。
  4. 前記検出器の検出結果と、前記重量検出部が検出した前記ワークの重量とに基づき、前記ワークの表面形状を示す測定データであって且つ当該ワークの重量に応じて補正した前記測定データを生成する測定データ生成部を備える請求項1からのいずれか1項に記載の表面形状測定装置。
  5. 前記重量検出部は、前記被回転体の回転軸の軸周りに複数設けられており、
    前記検出器の検出結果と、複数の前記重量検出部による前記被回転体の回転位置ごとの検出結果とに基づき、前記ワークの表面形状を示す測定データであって且つ前記回転位置ごとの検出結果に応じて前記回転位置ごとに補正した前記測定データを生成する測定データ生成部を備える請求項に記載の表面形状測定装置。
  6. 前記重量検出部が検出した前記ワークの重量と、前記ワークの重量に応じて予め定められた前記相対移動部の駆動パラメータとに基づいて、前記相対移動部の駆動を制御する駆動制御部を備える請求項1からのいずれか1項に記載に表面形状測定装置。
  7. 測定子の変位を検出する検出器の前記測定子をワークに対して当接させた状態で、ベースに設けられた相対移動部により前記ワークを前記検出器に対して相対回転させながら、前記検出器で前記測定子の変位を検出した結果に基づき、前記ワークの表面形状を測定する表面形状測定方法において、
    前記ベースの下面には、前記相対移動部の回転軸の軸周りに同一円周上に等間隔で設けられた複数の脚部であって、且つ前記ベースを水平な姿勢で維持する複数の脚部を備え、
    前記複数の脚部にそれぞれ設けられている重量検出部により、前記ワークの重量を取得する重量取得ステップと、
    前記検出器の検出結果と、前記重量取得ステップで取得した前記ワークの重量とに基づき、前記ワークの表面形状を示す測定データであって且つ当該ワークの重量に応じて補正した前記測定データを生成する測定データ生成ステップと、
    を有する表面形状測定方法。
  8. 前記相対移動部は、
    ベースに設けられたエアベアリングであって、且つ前記ワークが載置された被回転体と、空気層を介して前記被回転体を回転軸を中心に回転自在に支持する支持部と、を有するエアベアリングと、
    前記被回転体を回転させる回転駆動部と、を備える請求項7に記載の表面形状測定方法。
  9. 測定子の変位を検出する検出器の前記測定子をワークに対して当接させた状態で、相対移動部により前記ワークを前記検出器に対して相対回転させながら、前記検出器で前記測定子の変位を検出した結果に基づき、前記ワークの表面形状を測定する表面形状測定方法において、
    前記相対移動部は、
    前記ワークが載置された被回転体と、空気層を介して前記被回転体を回転自在に支持する支持部と、を有するエアベアリングであって、前記支持部に形成され且つ前記被回転体の回転軸に対して垂直な第1面と、前記被回転体に形成され且つ前記第1面に対向する第2面との間に前記空気層が形成されているエアベアリングと、
    前記被回転体を回転させる回転駆動部と、
    を備え、
    前記第1面と前記第2面との間の隙間の大きさを検出した検出結果に基づき、前記ワークの重量を取得する重量取得ステップと、
    前記検出器の検出結果と、前記重量取得ステップで取得した前記ワークの重量とに基づき、前記ワークの表面形状を示す測定データであって且つ当該ワークの重量に応じて補正した前記測定データを生成する測定データ生成ステップと、
    を有する表面形状測定方法。
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