JP6169940B2 - テンション調整装置及びテンション調整機構を備えた搬送装置 - Google Patents

テンション調整装置及びテンション調整機構を備えた搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、二本のベルトに作用するテンションを均一に調整する装置及びテンション調整機構を備えた搬送装置に関する。
従来から、二本のベルトを備えたベルト駆動機構が、変速機や搬送装置などに用いられている。そして、例えば、ベルト駆動機構を備えた搬送装置は、外観検査装置などにおいて検査対象物を搬送する際に用いられており、このような搬送装置としては、特開平8−168727号公報に開示されたような検査装置に設けられたものが提案されている。
上記検査装置は、ホッパによって投入される検査対象物たるカプセルを整列させるターンテーブル状の整列装置や、当該整列装置で整列されたカプセルを搬送する搬送装置たるベルトコンベア、当該ベルトコンベアで搬送されているカプセルを撮像する撮像手段などからなり、前記ベルトコンベアは、長さ方向の中央にスリットが形成され、当該スリットの両側に一対の環状の搬送用ベルトが配設されており、前記搬送用ベルトは、長さ方向両端に設けられた一対のプーリによって駆動され、一方のプーリは駆動用モータの軸に連結されている。また、この検査装置は、前記スリットの下方に形成された負圧室と、当該負圧室を負圧にするための吸引機構が設けられている。
この検査装置によれば、ホッパから投入されたカプセルは、フィーダによって整列されつつ当該フィーダの送出部に運ばれ、この送出部からベルトコンベアの搬送用ベルト上へと送出され、搬送用ベルトによって搬送される。この際、搬送用ベルト上に送出されたカプセルには、スリットを介して吸引力が作用し、当該搬送用ベルト上から落下することなく安定した状態で搬送される。そして、搬送用ベルトによって搬送されているカプセルは、撮像手段によって撮像され、当該撮像結果を基に適宜選別手段によって正常なものと異常があるものとに選別される。
特開平8−168727号公報
ところで、上述したような検査装置における搬送装置においては、搬送ベルトの波打ち現象や振動に起因する外乱によってカプセルが振動してその姿勢が不安定になり、検査精度が低下するといった問題が発生するのを防止するために、適宜テンション付与機構により二本のベルトに対して所定の大きさのテンションを作用させるようになっている。また、変速機などに設けられる二本のベルトに対しても、同様に、ベルトの波打ち現象などを防止するために、適宜所定の大きさのテンションを作用させるようになっている。
しかしながら、上記搬送装置や変速機に設けられる二本の環状のベルトには、製造段階におけるベルト長の誤差、伸び率の違いといった精度上の問題や、経時変化により、二本のベルトにおける伸び、長さに少なからず差が生じているため、これら二本のベルトに対して均一なテンションを作用させることが困難である。そのため、例えば、上記ベルトコンベアにおける二本の搬送用ベルトに対して所定の大きさのテンションを作用させるようにして、ベルトの波打ち現象を防止したとしても、二本のベルトに作用するテンションが均一なものにならず、各ベルトに作用するテンションの差に起因した振動が生じ、検査精度が低下するという問題が生じる。
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、二本の環状のベルトのテンションを均一に調整することができるテンション調整装置及びテンション調整機構を備えた搬送装置の提供を、その目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、
相互に間隔を空けて配設された複数のプーリに掛け回された二本の無端環状のベルトのテンションを調整するテンション調整装置であって、
基軸部と、該基軸部の軸線に対して軸線が偏心した第一偏心部及び第二偏心部とからなり、前記二つの偏心部の軸線が相互に偏心した状態の偏心軸と、
中心部に表裏に貫通した貫通穴が形成された第一回転体及び第二回転体と、
前記偏心軸の基軸部を軸中心に回転自在に支持する支持部材と、
前記基軸部の軸線と直交する平面内における前記偏心軸の位置を調整する位置調整機構とから構成されており、
前記偏心軸の二つの偏心部は、その各軸線が前記基軸部の軸線と平行であり、且つ各軸線と前記基軸部の軸線との距離が等しくなっており、
前記第一回転体は、その貫通穴に前記第一偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本のベルトの内の一方が掛け回され、
前記第二回転体は、その貫通穴に前記第二偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本のベルトの内の他方が掛け回されているテンション調整装置に係る。
また、本発明は、
相互に間隔を空けて配設された複数のプーリと、
前記複数のプーリに掛け回された二本の無端環状の搬送ベルトと、
前記プーリを駆動させる駆動機構と、
前記搬送ベルトに作用するテンションを調整するテンション調整機構とを備え、
前記テンション調整機構は、
基軸部と、該基軸部の軸線に対して軸線が偏心した第一偏心部及び第二偏心部とからなり、前記二つの偏心部の軸線が相互に偏心した状態の偏心軸と、
中心部に表裏に貫通した貫通穴が形成された第一回転体及び第二回転体と、
前記偏心軸の基軸部を軸中心に回転自在に支持する支持部材と、
前記基軸部の軸線と直交する平面内における前記偏心軸の位置を調整する位置調整機構とから構成されており、
前記偏心軸の二つの偏心部は、その各軸線が前記基軸部の軸線と平行であり、且つ各軸線と前記基軸部の軸線との距離が等しくなっており、
前記第一回転体は、その貫通穴に前記第一偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本の搬送ベルトの内の一方が掛け回され、
前記第二回転体は、その貫通穴に前記第二偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本の搬送ベルトの内の他方が掛け回されている搬送装置に係る。
上記テンション調整装置及びテンション調整機構によれば、まず、ベルト(搬送ベルト)の駆動を停止させた状態で、前記位置調整機構によって、ベルト(搬送ベルト)を張る方向に、基軸部の軸線と直交する平面内で偏心軸を移動させ、その位置を調整する。この際、偏心軸が軸中心に回転することにより、各回転体に掛け回された二本のベルト(搬送ベルト)に作用するテンションが均一になるように、偏心軸の偏心部が挿通された第一回転体及び第二回転体が基軸部の軸線を中心に揺動する。したがって、二本のベルト(搬送ベルト)に均一なテンションを作用させた状態で、偏心軸の位置を調整することができ、テンション調整後の二本のベルト(搬送ベルト)に作用するテンション大きさを均一なものにできる。
このように、本発明に係るテンション調整装置及びテンション調整機構によれば、二本のベルトに対して、均一な大きさのテンションを作用させることができるため、従来のような二本のベルトに作用するテンションの大きさの差に起因した問題の発生を防止することができる。
また、上記テンション調整機構を備えた搬送装置においては、二本の搬送ベルトに作用するテンションの差に起因した波打ち現象や振動の発生を防止することができ、安定した姿勢で対象物を搬送することができる。
尚、上記テンション調整装置及びテンション調整機構は、前記偏心軸の基軸部が軸中心に回転するのを規制する回転規制機構を更に備えることが好ましい。この場合、偏心軸の位置を調整し、二本のベルト(搬送ベルト)に均一な大きさのテンションを作用させた後、回転規制機構により偏心軸の基軸部が軸中心に回転してしまうのを規制することができる。このようにすれば、第一及び第二回転体が偏心軸の軸線を中心に揺動してしまうのを防止することができるため、ベルト駆動時におけるベルト(搬送ベルト)に作用するテンションの変化を抑えることができる。
以上のように、本発明に係るテンション調整装置及びテンション調整機構によれば、二本の無端環状のベルト(搬送ベルト)に均一な大きさのテンションを作用させることができ、また、テンション調整機構を備えた搬送装置によれば、各搬送ベルトのテンションを均一な大きさにすることができるので、搬送ベルトに作用するテンションの差に起因する波打ち現象や振動の発生を抑え、安定した姿勢で対象物を搬送することができる。
本発明の一実施形態に係る搬送装置の概略構成を示す正面図である。 図1における矢示A−A方向から拡大断面図である。 搬送装置に設けられたテンション調整機構を示す斜視断面図である。 搬送装置に設けられたテンション調整機構を示す斜視図である。 テンション調整機構の動きを説明するための模式図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態につき、図面に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、本発明に係る搬送装置1は、対象物Tを搬送する二本一対の搬送ベルト2,3と、当該搬送ベルト2,3を駆動するベルト駆動機構5と、前記搬送ベルト2,3の案内するガイド機構15と、前記搬送ベルト2,3のテンションを調整するテンション調整機構20と、相互に間隔を空けて対向するように配設された二枚の側板41,42及び当該側板41,42における上側の隙間に配設された天板43からなるカバー部材40とを備えている。
前記搬送ベルト2,3は、幅方向に間隔を空けて並設された無端環状のタイミングベルトであり、また、当該搬送ベルト2,3は、正面視略長方形となるように配設されており、往路を形成する上部に対象物Tが載置されるようになっている。
前記ベルト駆動機構5は、前記側板41,42の上側縁部に相互に間隔を空けて配置され、一端部が当該側板41にそれぞれ支持された回転軸11,12と、同様に、一端部が側板41に支持された状態で、回転軸11の下側に当該回転軸11と間隔を空けて配置された回転軸10と、外周面に前記各搬送ベルト2,3の内周面とそれぞれ噛合する歯面を備え、その歯面の一部が各搬送ベルト2,3の内周面の一部と噛合した状態で、前記回転軸10,11,12が貫通穴に挿通された二個で一組である三組のプーリ対6,7,8と、前記回転軸10の一端部に連結された駆動モータ9とを備えており、前記プーリ対6は、駆動モータ9を駆動させることにより、回転軸10の軸線を中心として所定の方向に回転するようになっている。尚、前記プーリ対7,8は、ベアリングが介在した状態でそれぞれ回転軸11,12が挿通されており、回転軸11,12の軸線を中心としてそれぞれ回転するようになっている。
前記ガイド機構15は、前記各搬送ベルト2,3の両側に沿うように、前記天板43の上面に設けられた二つのガイド部材16,17からなり、前記各搬送ベルト2,3は、それぞれこれらガイド部材16,17によって案内されるようになっている。
前記テンション調整機構20は、図1〜図4に示すように、前記回転軸12の下方且つ前記回転軸10の右方(図1の紙面に向かって右側)に回転軸10,12と間隔を空けて配設された偏心軸21と、当該偏心軸21が挿通される第1及び第2プーリ22,23と、偏心軸21の位置を調整する位置調整機構30と、偏心軸21の回転を規制する回転規制機構35とから構成されている。
前記偏心軸21は、一端部側に形成された基軸部21aと、当該基軸部21aの軸線に対して軸線が偏心し、中間部に形成された第1偏心部21bと、前記基軸部21aの軸線及び第1偏心部21bの軸線に対して軸線が偏心し、他端部側に形成された第2偏心部21cとからなり、第1偏心部21bと第2偏心部21cとの間には、第1留め部21d及び第2留め部21eが形成されている。尚、前記第1及び第2偏心部21b,21cの軸線と基軸部21aの軸線とは平行であり、また、第1偏心部21bと基軸部21aとの間の距離は、第2偏心部21cの軸線と基軸部21aの軸線との間の距離は等しくなっている。尚、図2中の一点鎖線L1は基軸部21aの軸線を表し、一点鎖線L2及びL3は、それぞれ第1偏心部21b及び第2偏心部21cの軸線を表している。
また、前記偏心軸21の基軸部21aは、ベアリング28が介在した状態で、支持体27に表裏に貫通して形成された貫通穴27aに挿通されている。尚、支持体27は、前記貫通穴27aと連通し、且つその軸線が貫通穴27aの軸線と直交するねじ穴27bが形成されており、前記側板41に表裏に貫通して形成された収納穴41a内に、前記ねじ穴27bの軸線と平行な方向に沿って移動自在となるように収納されている。
前記第1及び第2プーリ22,23は、それぞれ表裏に貫通した貫通穴22a,23aが形成されるとともに、外周面に前記各搬送ベルト2,3の内周面とそれぞれ噛合する歯面が形成されている。そして、第1プーリ22は、その貫通穴22aにベアリング24が介在した状態で、前記偏心軸21の第1偏心部21bが挿通され、第2プーリ23は、その貫通穴23aにベアリング25が介在した状態で、第2偏心部21cが挿通されており、第1プーリ22には搬送ベルト2が、第2プーリには搬送ベルト3が掛け回されている。尚、ベアリング24は、第1プーリ22の内周面に形成された凹部22b及び第1留め部21dに当接した状態でその位置が固定されており、ベアリング25は、第2プーリ23の内周面に形成された凹部23b及び第2留め部21eに当接した状態でその位置が固定されている。
前記位置調整機構30は、先端部が前記支持体27のねじ穴27bに螺合するとともに、前記収納穴41aと側板41の外方とを連通するように形成された貫通穴41bに挿通された位置調整用ねじ31を備えている。尚、位置調整用ねじ31の後端面には、適宜六角クランクが取付可能な六角穴31aが形成されている。
斯くして、この位置調整機構30によれば、位置調整用ねじ31の六角穴31aに適宜六角クランクを取り付けた後、当該六角クランクによって位置調整用ねじ31を回転させることにより、支持体27を収納室41a内で移動させることができ、また、当該支持体27を任意の位置で固定することができる。
前記回転規制機構35は、表裏に貫通した貫通穴36a、この貫通穴36aに連通した割溝36b、及び下面に開口し、且つ割溝36bの両壁面に開口し、割溝36bよりも上側にねじ溝が形成された係合穴36cが形成された規制部材36と、先端部にねじ部が形成され、後端面に六角穴37aが形成されており、前記ねじ部が前記係合穴36cのねじ溝に螺合するように、係合穴36cに挿入されたクランプ用ねじ37とからなる。尚、前記規制部材36の貫通穴36aには、前記偏心軸21の基軸部21aが挿通されている。この回転規制機構35によれば、クランプ用ねじ37の六角穴37aに適宜六角クランクを取り付けた後、当該クランプ用ねじ37を回転させることで、割溝36bの幅が狭まり、規制部材36の貫通孔36aに挿通された偏心軸21の回転が規制される。
次に、以上の構成を備えた本例の搬送装置1により対象物Tを搬送する過程について説明する。
本例の搬送装置1においては、搬送ベルト2,3の駆動を開始するに当たり、テンション調整機構20によって搬送ベルト2,3に作用するテンションの調整を行う。
具体的に言えば、まず、駆動モータ9の作動を停止し、且つ偏心軸21が基軸部21aを軸中心として回転可能にした状態で、前記位置調整機構30の位置調整用ねじ31を回転させて、収納室41a内の支持体27を移動させる。これにより、支持体27とともに偏心軸21が同方向に移動する、即ち、偏心軸21の第1偏心部21bが挿通された第1プーリ22及び第2偏心部21cが挿通された第2プーリ23が同方向に移動して、搬送ベルト2,3に対してテンションが作用する。
この際、第1プーリ22及び第2プーリ23が偏心軸21の基軸部21aの軸線を中心に揺動するため、搬送ベルト2,3には均一な大きさのテンションが作用する。これについて、図5を参照して説明する。尚、図5は、搬送ベルト2,3に対して均一な大きさのテンションが作用する原理を説明するための模式図であり、同図中の符号Oは基軸部21aの回転中心(基軸部21aの軸線)、符号Mは第1プーリ22の回転中心(第1偏心部21bの軸線)、符号Nは第2プーリ23の回転中心(第2偏心部21cの軸線)であり、同図中の実線矢印は各プーリ22,23に作用するモーメントの向きと大きさ、点線矢印は基軸部21aの回転方向を示している。
図5(a)は、第1プーリ22及び第2プーリ23を下方に移動させた瞬間に、搬送ベルト3に作用するテンションよりも搬送ベルト2に作用するテンションの方が大きくなった際の状態を示した図である。この際、第1プーリ22が搬送ベルト2から受ける力の方が、第2プーリ23が搬送ベルト3から受ける力よりも大きくなるため、図5(a)に示すように、第1プーリ22に働くモーメントの方が第2プーリ23に働くモーメントよりも大きくなる。したがって、偏心軸21は点線矢印方向に回転する、言い換えれば、第1プーリ22及び第2プーリ23が基軸部21aの軸線を中心に揺動する。
そして、偏心軸21は、第1プーリ22に働くモーメントと第2プーリ23に働くモーメントとが略釣り合うようになった際に回転が停止する(図5(b))。
このようにして、位置調整機構20によって偏心軸21の位置を変えている間、第1プーリ22と第2プーリ23とに働くモーメントが略等しくなるような方向に、偏心軸21が回転し、搬送ベルト2,3は均一な大きさのテンションが掛けられる。
搬送ベルト2,3に対して所定の大きさのテンションを作用させた後、回転規制機構35のクランプ用ねじ37を回転させて、規制部材36の割溝36bの幅を狭め、偏心軸21の回転を規制する。
これにより、搬送ベルト2,3は、所定の大きさの均一なテンションが作用した状態となる。
しかる後、駆動モータ9を作動させて、搬送ベルト2,3を駆動させる。その後、均一な大きさのテンションが掛けられた搬送ベルト2,3上には、適宜振動フィーダなどの整列装置から対象物Tが移載され、この移載された対象物Tは、搬送ベルト2,3によって搬送される。
以上のように、本例の搬送装置1によれば、搬送ベルト2,3に作用するテンションの大きさを均一なものにすることができるため、搬送ベルト2,3に作用するテンションの差に起因した波打ち現象や振動の発生を抑えることができ、安定した姿勢で対象物Tを搬送することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明が採り得る具体的な態様は何らこれに限定されるものではない。
上例の搬送装置1においては、三組のプーリ対6,7,8とテンション調整機構20の第1プーリ22及び第2プーリ23とに搬送ベルト2,3を掛け回すようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、二組のプーリ対と第1プーリ22及び第2プーリ23とに搬送ベルト2,3を掛け回すようにしても良く、プーリ対の数は、搬送装置の大きさなどに応じて適宜設定すれば良い。
また、上例においては、搬送装置にテンション調整機構を設けた態様としたが、これに限られるものではなく、二本のベルトのテンションを均一なものにする必要がある他の装置にテンション調整機構を設けるようにしても良い。
1 搬送装置
2,3 搬送ベルト
5 ベルト駆動機構
6,7,8 プーリ対
15 ガイド機構
16,17 ガイド部材
20 テンション調整機構
21 偏心軸
21a 基軸部
21b 第1偏心部
21c 第2偏心部
22 第1プーリ
23 第2プーリ
22a,23a 貫通穴
27 支持体
30 位置調整機構
31 位置調整用ねじ
35 回転規制機構
36 規制部材
37 クランプ用ねじ
41,42 側板
43 天板
T 対象物

Claims (4)

  1. 相互に間隔を空けて配設された複数のプーリに掛け回された二本の無端環状のベルトのテンションを調整するテンション調整装置であって、
    基軸部と、該基軸部の軸線に対して軸線が偏心した第一偏心部及び第二偏心部とからなり、前記二つの偏心部の軸線が相互に偏心した状態の偏心軸と、
    中心部に表裏に貫通した貫通穴が形成された第一回転体及び第二回転体と、
    前記偏心軸の基軸部を軸中心に回転自在に支持する支持部材と、
    前記基軸部の軸線と直交する平面内における前記偏心軸の位置を調整する位置調整機構とから構成されており、
    前記偏心軸の二つの偏心部は、その各軸線が前記基軸部の軸線と平行であり、且つ各軸線と前記基軸部の軸線との距離が等しくなっており、
    前記第一回転体は、その貫通穴に前記第一偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本のベルトの内の一方が掛け回され、
    前記第二回転体は、その貫通穴に前記第二偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本のベルトの内の他方が掛け回されていることを特徴とするテンション調整装置。
  2. 前記偏心軸の基軸部が軸中心に回転するのを規制する回転規制機構を更に備えることを特徴とする請求項1記載のテンション調整装置。
  3. 相互に間隔を空けて配設された複数のプーリと、
    前記複数のプーリに掛け回された二本の無端環状の搬送ベルトと、
    前記プーリを駆動させる駆動機構と、
    前記搬送ベルトに作用するテンションを調整するテンション調整機構とを備え、
    前記テンション調整機構は、
    基軸部と、該基軸部の軸線に対して軸線が偏心した第一偏心部及び第二偏心部とからなり、前記二つの偏心部の軸線が相互に偏心した状態の偏心軸と、
    中心部に表裏に貫通した貫通穴が形成された第一回転体及び第二回転体と、
    前記偏心軸の基軸部を軸中心に回転自在に支持する支持部材と、
    前記基軸部の軸線と直交する平面内における前記偏心軸の位置を調整する位置調整機構とから構成されており、
    前記偏心軸の二つの偏心部は、その各軸線が前記基軸部の軸線と平行であり、且つ各軸線と前記基軸部の軸線との距離が等しくなっており、
    前記第一回転体は、その貫通穴に前記第一偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本の搬送ベルトの内の一方が掛け回され、
    前記第二回転体は、その貫通穴に前記第二偏心部が回転自在に挿通されるとともに、外周に前記二本の搬送ベルトの内の他方が掛け回されていることを特徴とする搬送装置。
  4. 前記テンション調整機構は、前記偏心軸の基軸部が軸中心に回転するのを規制する回転規制機構を更に備えることを特徴とする請求項3記載の搬送装置。




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