JP6166940B2 - クレーンを用いた吊り上げ方法および吊り上げ補助装置 - Google Patents

クレーンを用いた吊り上げ方法および吊り上げ補助装置 Download PDF

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Description

本発明は、クレーンを用いた吊り上げ方法および吊り上げ補助装置に関し、さらに詳しくは、複雑な操作を行なうことなく、クレーンフックから吊り下げられた吊ワイヤの下端部の吊り具の揺れを抑制して、この吊り具を吊荷に安全に取り付けることができるクレーンを用いた吊り上げ方法および吊り上げ補助装置に関するものである。
クレーンを用いて打設する杭等の吊荷を吊り上げる際には、シャックル等の吊り具を下端部に備えた吊ワイヤを用いている。この吊ワイヤは、クレーンフックに吊り下げられていて、吊荷を吊り下げる際にはクレーンワイヤを繰り出すことにより徐々に下方移動させて、最終的に作業者によって吊荷に取り付けられている。吊り具を吊荷に取り付けた後は、クレーンワイヤを巻き取ることにより、吊荷を吊り上げて目的の場所まで移動させる。
このように吊り具を吊荷に取り付けようとするときに、クレーン(ブーム)の動きや風の影響によって、クレーンワイヤおよび吊ワイヤは少なからず搖動する。そのため、最下端に位置している吊り具は、揺れ幅が最も大きくなる。吊り具の揺れが大きいと、作業員が吊り具を吊荷に安全に取り付けることが難しくなる。特に、船上クレーンによる吊り上げ作業の場合は、波による揺れが加わるために、一段と揺れが複雑になり、作業者の安全を確保することが難しくなる。そして、安全を確保するために、より慎重に作業をしなければならなくなり、作業時間が増大して工期が予定よりも長くなるという問題も生じる。
クレーン装置による吊り動作を制御する方法や装置は種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、縦メタセンタからブーム先端までの目標水平距離および目標ブーム先端高さを求めて、目標水平距離を維持するように吊り動作時のブーム起伏角度を調節するとともに、目標ブーム先端高さを維持するように吊荷の巻き上げ速度を調節することで、船の揺れおよび吊荷の振れを有効に抑止するようにしている。しかしながら、このように提案のように、ブームの起伏角度の調節とともに、吊荷の巻き上げ速度を調節するなど、従来の方法は、複数の動作を同時に調節しなければならず、複雑な操作が必要であった。これに伴って、装置も大掛かりになり易いという問題がある。
特開2001−335284号公報
本発明の目的は、複雑な操作を用いることなく、クレーンフックから吊り下げられた吊ワイヤの下端部の吊り具の揺れを抑制して、この吊り具を吊荷に安全に取り付けることができるクレーンを用いた吊り上げ方法および吊り上げ補助装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のクレーンを用いた吊り上げ方法は、クレーンフックから吊り下げられた吊ワイヤの下端部の吊り具を吊荷に取り付けた後、この吊り具を取り付けた吊荷をクレーンにより吊り上げるクレーンを用いた吊り上げ方法において、前記クレーンフックに、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置を吊り下げて、この長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定し、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出し、前記吊り上げ補助装置による前記長さ調節索の繰り出しおよび巻取りを無線操作で行なうことを特徴とする。
また、本発明の別のクレーンを用いた吊り上げ方法は、クレーンフックから吊り下げられた吊ワイヤの下端部の吊り具を吊荷に取り付けた後、この吊り具を取り付けた吊荷をクレーンにより吊り上げるクレーンを用いた吊り上げ方法において、前記クレーンフックに、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置を吊り下げて、この長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定し、この長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定する接続部に、予め設定された限界荷重が前記長さ調節索に作用した際に前記吊ワイヤに対する接続固定を解除する安全機構を設け、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出すことを特徴とする。
本発明の吊り上げ補助装置は、クレーンフックに吊り下げられた状態で、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置であって、前記長さ調節索が、下端部に吊り具を有して前記クレーンフックから吊り下げられる吊ワイヤに接続固定され、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記長さ調節索を繰り出す構成にして、前記長さ調節索の繰り出しおよび巻取りの操作内容を無線送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの送信信号を受信する受信機とを設け、この受信機が受信した前記無線コントローラから操作内容に基づいて、前記長さ調節索の繰り出しおよび巻取りを行なう構成にしたことを特徴とする。
本発明の別の吊り上げ補助装置は、クレーンフックに吊り下げられた状態で、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置であって、前記長さ調節索が、下端部に吊り具を有して前記クレーンフックから吊り下げられる吊ワイヤに接続固定されて、前記長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定する接続部に、予め設定された限界荷重が前記長さ調節索に作用した際に前記吊ワイヤに対する接続固定を解除する安全機構を備えて、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記長さ調節索を繰り出す構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、クレーンフックに、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置を吊り下げて、この長さ調節索を、クレーンフックに吊り下げられた下端部に吊り具を有する吊ワイヤに接続固定した状態にして、吊り具を吊荷に取り付ける際には、吊り上げ補助装置によって、長さ調節索を繰り出しまたは巻取りをすることで、吊り具の揺れが小さくなるようにクレーンフックと前記吊り具との距離を調節する操作を行なうだけで、吊り具の揺れ幅を小さくできる。吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が長さ調節索に作用しない長さになるまで、吊り上げ補助装置によって、長さ調節索を繰り出すことで、長さ調節索を耐荷重の小さな仕様にできる。これに伴って、吊り下げ補助装置を軽量化および小型化するには非常に有利になる。
本発明の吊り上げ補助装置を吊り下げたクレーンを例示する説明図である。 吊ワイヤおよび本発明の吊り上げ補助装置を拡大して例示する説明図である。 吊り上げ補助装置によって長さ調節索を巻き上げて、クレーンフックと吊り具との距離を短くした状態を例示する説明図である。 クレーンにより吊荷を吊り上げている状態を例示する説明図である。
以下、本発明のクレーンを用いた吊り上げ方法および吊り上げ補助装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示するように本発明の吊り上げ補助装置1(以下、補助装置1という)は、クレーンフック11に吊り下げられた状態で使用される。この実施形態では、起重機船13に設置されたクレーン7のクレーンワイヤ10に取り付けられたクレーンフック11に補助装置1が吊り下げられている。クレーンフック11には、補助装置1の他に、下端部にシャックル等の吊り具6aを備えた吊ワイヤ6が吊り下げられている。
この補助装置1は、長さ調節索3と、この長さ調節索3を巻取りおよび繰り出す巻き芯2とを有している。巻き芯2は駆動モータ2aによって正回転および逆回転する。長さ調節索3は下端部に接続部3aを有している。この接続部3aは、長さ調節索3を吊ワイヤ6の任意の位置に接続して固定する。長さ調節索3には後述するように、過大な耐荷重が要求されないため、スチールワイヤやスチールコードに限らず、樹脂ロープ等の各種ロープ、ゴム紐等の伸縮性のある部材やこれに類するものを用いることができる。
この実施形態では、さらに、無線コントローラ4および受信機5が備わっている。無線コントローラ4は、長さ調節索3の繰り出しおよび巻取りの操作内容を無線送信する。受信機5は、無線コントローラ4からの送信信号を受信して、無線コントローラ4から操作内容に基づいて駆動モータ2aを作動させて長さ調節索3の繰り出しおよび巻取りを行なう。
以下、この補助装置1を用いて吊荷15を吊り上げる手順、即ち、本発明のクレーンを用いた吊り上げ方法を、台船14に積載された杭等の吊荷15を吊り上げる場合を例にして説明する。
2本のクレーンワイヤ10にはそれぞれ、クレーンフック11が取り付けられていて、それぞれのクレーンフック11には、補助装置1および吊ワイヤ6が吊り下げられている。長さ調節索3の下端部は、接続部3aによって吊ワイヤ6の適宜の位置(例えば、吊ワイヤ6の長さ方向中央部)に接続固定する。起重機船13には台船14が隣接している。ここで、クレーン7の旋回体9およびブーム8を適切な位置に移動させ、巻上げドラム12を回転駆動させてクレーンワイヤ10を繰り出す。これにより、吊ワイヤ6の下端部にある吊り具6aを吊荷15に向かって下方移動させる。
この際に、ブーム8の移動や風、波の影響によって吊り具6aは搖動する。そこで、無線コントローラ4を用いて、補助装置1の巻き芯2を作動させて長さ調節索3の巻取りや繰り出しを行なう。長さ調節索3を巻き取ると図3に例示するように、クレーンフック11と吊り具6aとの距離が短くなる。図2に例示するように、巻き取った長さ調節索3を繰り出すとクレーンフック11と吊り具6aとの距離が長くなる。ここでは、吊り具6aの揺れが小さくなるようにクレーンフック11と吊り具6aとの距離を調節する。一般的には、図3に例示するように、クレーンフック11と吊り具6aとの距離を短くすると吊り具6aの揺れ幅を小さくできる。
このようにして、吊り具6aの揺れを見ながら、無線コントローラ4を操作してクレーンフック11と吊り具6aとの距離を調節することにより、吊り具6aの揺れ幅を小さくした状態で、吊荷15の取付け位置の近傍に吊り具6aを下方移動させる。作業者は下方移動してきた吊り具6aを保持して、吊り具6aを吊りピース等の固定部16を介して吊荷15に固定する。
吊り具6aを吊荷15に取り付けた後は、巻上げドラム12を回転駆動させてクレーンワイヤ10を巻き取って吊荷15をクレーン7により吊り上げる。この吊り上げ作業に際して、吊り上げる吊荷15の重量が長さ調節索3に作用しない長さになるまで、補助装置1によって、長さ調節索3を繰り出す。この状態にした後、図4に例示するようにクレーン7により吊荷15を吊り上げる。図4の状態では、クレーンワイヤ10および吊ワイヤ6に吊荷15の重量が作用する。一方、長さ調節索3は弛んでいるので吊荷15の重量が作用しない。次いで、旋回体9およびブーム8を適切な位置に移動させて吊荷15を目的の場所に移動させる。
上記のとおり本発明では、クレーン7の操作(ブーム8の起伏、クレーンワイヤ10の繰り出し、旋回体9の旋回)は通常どおり行ない、吊り具6aを吊荷15に取り付ける際に、長さ調節索3を繰り出しまたは巻取りすることにより、吊り具6aの揺れが小さくなるようにクレーンフック11と吊り具6aとの距離を調節する操作を行なうだけで、吊り具6aの揺れ幅を小さくできる。即ち、複雑な操作を行なうことなく、クレーンフック11から吊り下げられた吊ワイヤ6の下端部の吊り具6aの揺れを抑制して、吊り具6aを吊荷15に安全に取り付けることが可能になっている。
吊荷15が大規模な杭等の場合は、吊り具6aの大きさおよび重量が大きくなるため(例えば、重量は20kg程度)、吊り具6aの搖動は、作業者にとっては極めて危険になる。特に、船に設置されたクレーン7による吊り上げ作業の場合は、陸上に設置されたクレーンによる吊り上げ作業の場合と比較して、波による揺れが加わるために、一段と吊り具6aの揺れが複雑になり、作業者の安全を確保することが難しくなる。このような場合であっても、本発明を適用することにより、吊り具6aの揺れ幅を抑制して、作業者の安全を確保することができるので、作業時間が増大して工期が予定よりも長くなるという問題を回避するには有利になる。もちろん、本発明は、陸上に設置されたクレーンを用いた吊り上げ作業にも適用することができる。
本発明では、吊り具6aを吊荷15に取り付けた後は、吊り上げる吊荷15の重量を長さ調節索3に作用させないので、長さ調節索3を耐荷重の小さな仕様にできる。これに伴って、補助装置1を軽量化および小型化するには非常に有利になる。
例えば、吊荷重10トンのクレーンフック11の場合、径50mm程度、長さ25m程度、重量300kg程度の吊ワイヤ6を用いる。一方、長さ調節索3は、クレーンフック11と吊り具6aとの長さを調節するために、この吊ワイヤ6を上下移動させることができる耐荷重があれば足りることになる。即ち、この場合、長さ調節索3は300kg程度の重さを安全に吊ることができる耐荷重(厳密には吊ワイヤ6が屈曲した際に生じる反発力等に対応するための力等も加えた荷重)でよいので、吊ワイヤ6の耐荷重(10トン)に比して数%程度の耐荷重で足りることになる。
この実施形態では、補助装置1による長さ調節索3の繰り出しおよび巻取りを無線操作によって行っているので、吊り具6aの搖動具合を確認し易い位置で、長さ調節索3の繰り出しおよび巻取りの操作を行なうことができる。
また、この実施形態では、過大な重量の吊荷15を吊り上げるため、クレーン7には複数のクレーンワイヤ10が備わり、それぞれのクレーンワイヤ10にクレーンフック11が取り付けられている。そして、それぞれのクレーンフック11から吊り下げられた吊ワイヤ6に、それぞれのクレーンフック11に吊り下げられた補助装置1の長さ調節索3を接続固定している。本発明は、この実施形態のようなクレーンワイヤ10(クレーンフック11)が複数の場合に限定されることはなく、クレーンワイヤ10(クレーンフック11)が単数の場合にも適用することができる。
また、1台の補助装置1によって1本の吊ワイヤ6を上下移動させる構成だけでなく、1台の補助装置1によって複数本の吊ワイヤ6を上下移動させる構成にすることもできる。1台の補助装置1によって複数本の吊ワイヤ6を上下移動させる場合には、それぞれの吊ワイヤ6に1本ずつ長さ調整索3を接続する。或いは、1本の長さ調整索3を途中で枝分かれさせて、複数本の吊ワイヤ6のそれぞれに接続する。
長さ調節索3の接続部3aは吊ワイヤ6の長手方向に移動できて、任意の位置で固定できる構成にしておくとよい。そして、接続部3aを固定する位置を適度に異ならせることにより、吊ワイヤ6の特定箇所に応力が集中することを回避するとよい。
接続部3aには、予め設定された限界荷重が長さ調節索3に作用した際に、即座に吊ワイヤ6との接続固定を解除する安全機構を設けることもできる。この安全機構を設けると、何らかの原因によって、長さ調節索3に予め設定された限界荷重が作用すると、長さ調節索3にはそれ以上の荷重が作用しないので、補助装置1の損傷を防止するには非常に有効である。この限界荷重は、例えば、長さ調節索3の保証耐荷重以下に設定する。
補助装置1は、実施形態で例示したように巻き芯2を駆動モータ2aによって回転させる構造に限らず、他の構造を採用することもできる。例えば、引き出されたテープ状のメジャーが内蔵されたゼンマイバネの付勢力によって巻き取られる巻尺と同様の構造にすることもできる。この場合、巻き芯2にゼンマイバネが付設されて、長さ調整索3がゼンマイバネの付勢力によって巻き取られる。
この構造の場合、吊り具6aを吊荷15に取り付けるまでは、ゼンマイバネの付勢力によって長さ調整索3が巻き取られてクレーンフック11と吊り具6aとの距離を短くして吊り具6aの揺れ幅を小さくする。吊り具6aを吊荷15に取り付けた後、クレーンワイヤ10を巻き取って吊ワイヤ6に吊荷15に重量が作用するまでは、長さ調整索3が繰り出される。そして、吊ワイヤ6に吊荷15の重量が作用した後に、長さ調整索3に実質的に吊荷15の重量が作用することはなく、クレーンワイヤ10および吊ワイヤ6によって吊荷15が吊り上げられる。
1 吊り上げ補助装置
2 巻き芯
2a 駆動モータ
3 長さ調節索
3a 接続部
4 無線コントローラ
5 受信機
6 吊ワイヤ
6a 吊り具
7 クレーン
8 ブーム
9 旋回体
10 クレーンワイヤ
11 クレーンフック
12 巻上げドラム
13 起重機船
14 台船
15 吊荷
16 固定部

Claims (8)

  1. クレーンフックから吊り下げられた吊ワイヤの下端部の吊り具を吊荷に取り付けた後、この吊り具を取り付けた吊荷をクレーンにより吊り上げるクレーンを用いた吊り上げ方法において、前記クレーンフックに、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置を吊り下げて、この長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定し、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出し、前記吊り上げ補助装置による前記長さ調節索の繰り出しおよび巻取りを無線操作で行なうことを特徴とするクレーンを用いた吊り上げ方法。
  2. クレーンフックから吊り下げられた吊ワイヤの下端部の吊り具を吊荷に取り付けた後、この吊り具を取り付けた吊荷をクレーンにより吊り上げるクレーンを用いた吊り上げ方法において、前記クレーンフックに、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置を吊り下げて、この長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定し、この長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定する接続部に、予め設定された限界荷重が前記長さ調節索に作用した際に前記吊ワイヤに対する接続固定を解除する安全機構を設け、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記吊り上げ補助装置によって、前記長さ調節索を繰り出すことを特徴とするクレーンを用いた吊り上げ方法。
  3. 前記クレーンが船に設置されている請求項1または2に記載のクレーンを用いた吊り上げ方法。
  4. 前記クレーンが複数本のクレーンワイヤを有し、それぞれのクレーンフックから吊り下げられた吊ワイヤに、それぞれのクレーンフックに吊り下げられた吊り下げ補助装置により繰り出しおよび巻取りされる前記長さ調節索を接続固定する請求項1〜3のいずれかに記載のクレーンを用いた吊り上げ方法。
  5. クレーンフックに吊り下げられた状態で、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置であって、前記長さ調節索が、下端部に吊り具を有して前記クレーンフックから吊り下げられる吊ワイヤに接続固定され、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記長さ調節索を繰り出す構成にして、前記長さ調節索の繰り出しおよび巻取りの操作内容を無線送信する無線コントローラと、この無線コントローラからの送信信号を受信する受信機とを設け、この受信機が受信した前記無線コントローラから操作内容に基づいて、前記長さ調節索の繰り出しおよび巻取りを行なう構成にしたことを特徴とする吊り上げ補助装置。
  6. クレーンフックに吊り下げられた状態で、長さ調節索を繰り出しおよび巻取りする吊り上げ補助装置であって、前記長さ調節索が、下端部に吊り具を有して前記クレーンフックから吊り下げられる吊ワイヤに接続固定されて、前記長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定する接続部に、予め設定された限界荷重が前記長さ調節索に作用した際に前記吊ワイヤに対する接続固定を解除する安全機構を備えて、前記吊り具を吊荷に取り付ける際には、前記長さ調節索を繰り出しまたは巻取りすることにより、前記吊り具の揺れが小さくなるように前記クレーンフックと前記吊り具との距離を調節し、前記吊り具を吊荷に取り付けた後は、この吊荷をクレーンにより吊り上げた際に吊り上げる吊荷の重量が前記長さ調節索に作用しない長さになるまで、前記長さ調節索を繰り出す構成にしたことを特徴とする吊り上げ補助装置。
  7. 前記長さ調節索を前記吊ワイヤに接続固定する接続部に、予め設定された限界荷重が前記長さ調節索に作用した際に前記吊ワイヤに対する接続固定を解除する安全機構を設けた請求項5に記載の吊り上げ補助装置。
  8. 前記クレーンが船に設置されたものである請求項5〜7のいずれかに記載の吊り上げ補助装置。
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