JP6166930B2 - 透明導電性フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、透明導電膜積層用フィルム、およびこれを用いて製造される透明導電性フィルムに関するものである。
画像表示部に直接触れることにより情報を入力できるタッチパネルは、光を透過する入力装置を各種ディスプレイ上に配置しているものであり、代表的な形式としては、抵抗膜式タッチパネルや静電容量式タッチパネルが挙げられる。
これらのタッチパネルでは、スズドープ酸化インジウム(ITO)等からなる透明導電膜が透明プラスチック基材上に積層された透明導電性フィルムが使用されることがある。
静電容量式タッチパネルにおいては、指のタッチ位置を検知するために、透明導電膜が積層された後、ライン状にパターン化された透明導電性フィルム2枚が、上記透明導電膜が互いにクロスし格子状になるように配置される。このようにして得られる静電容量式タッチパネルには、透明導電膜が積層された箇所と積層されていない箇所とが存在し、透明導電膜の有無で反射率や透過率が異なるため、2枚の透明導電性フィルムにより形成される透明導電膜の格子状パターンが認識されてしまい、結果としてディスプレイとしての視認性を低下させてしまうという問題がある。
この格子状パターン、すなわち透明導電膜が積層された部分を視認し難くするために、透明基材フィルム(透明プラスチック基材)上にハードコート層を積層し、さらに高屈折率層、低屈折率層および透明導電膜を順に積層してなる透明導電性フィルムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−134482号公報
ところで、一般に、透明プラスチック基材上に樹脂層を積層する場合、透明プラスチック基材と樹脂層との密着性を高めるため、透明プラスチック基材の表面には、プライマー加工により形成された易接着層(プライマー層)が設けられる。そのため、特許文献1に記載の透明導電性フィルムにおいては、明示はされていないものの、透明プラスチック基材とハードコート層との十分な密着性を確保するために、易接着層が設けられるものと思われる。これに加え、透明導電膜の積層部分を視認し難くするために、上記ハードコート層上には、さらに高屈折率層および低屈折率層を積層する必要があり、層構成が複雑で生産コストが高いという問題がある。
本発明は、上記の実状に鑑みてなされたものであり、層構成が簡略でありながらも透明プラスチック基材、高屈折率層および低屈折率層の密着性が十分に確保され、かつ透明導電膜の積層部分が視認され難い透明導電性フィルム、およびその製造に用いられる透明導電膜積層用フィルムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、透明プラスチック基材と、前記透明プラスチック基材の少なくとも片面に直接積層された高屈折率層とを備えた透明導電膜積層用フィルムであって、前記高屈折率層の屈折率が、1.56〜1.90であり、前記高屈折率層の厚さが、20〜150nmであり、前記高屈折率層が、熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする透明導電膜積層用フィルムを提供する(発明1)。
上記発明(発明1)によれば、高屈折率層が易接着層と同様の役割を果たすため、従来の易接着層が不要となる。したがって、層構成が簡略でありながらも、透明プラスチック基材、高屈折率層および低屈折率層の密着性が十分に確保された透明導電膜積層用フィルムが得られる。
上記発明(発明1)において、前記熱可塑性樹脂は、23℃のメチルエチルケトンに5分間浸漬させた後の残留率が30〜90%であることが好ましい(発明2)。
上記発明(発明1,2)において、前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量は、1000〜10万であることが好ましい(発明3)。
上記発明(発明1〜3)において、前記熱可塑性樹脂は、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい(発明4)。
上記発明(発明1〜4)において、前記高屈折率層は、酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムを含有することが好ましい(発明5)。
上記発明(発明1〜5)において、前記高屈折率層における前記透明プラスチック基材とは反対側の面側には、低屈折率層が積層されていることが好ましい(発明6)。
上記発明(発明6)において、前記低屈折率層の屈折率は、1.30〜1.50であり、前記低屈折率層の厚さは、15〜150nmであることが好ましい(発明7)。
第2に本発明は、前記透明導電膜積層用フィルム(発明6,7)と、前記低屈折率層における前記高屈折率層とは反対側の面側に積層された透明導電膜とを備えたことを特徴とする透明導電性フィルムを提供する(発明8)。
上記発明(発明8)においては、前記透明導電性フィルムにおいて前記透明導電膜をエッチングしたときに、前記エッチング前後での反射率(%)の差の絶対値の最大値が、波長450〜650nmにおいて5以下であることが好ましい(発明9)。
本発明に係る透明導電膜積層用フィルムは、層構成が簡略でありながらも、透明プラスチック基材、高屈折率層および低屈折率層の密着性が十分に確保されたものとなる。また、本発明に係る透明導電性フィルムは、透明プラスチック基材、高屈折率層および低屈折率層の密着性が十分に確保され、かつ透明導電膜の積層部分が視認され難いものである。
本発明の一実施形態に係る透明導電膜積層用フィルムの断面図である。 本発明の一実施形態に係る透明導電性フィルムの断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔透明導電膜積層用フィルム〕
図1は本発明の一実施形態に係る透明導電膜積層用フィルムの断面図である。本実施形態に係る透明導電膜積層用フィルム1は、透明プラスチック基材2と、透明プラスチック基材2の片面(図1では上側)に積層された高屈折率層3と、高屈折率層3における透明プラスチック基材2とは反対側の面(図1では上側)に積層された低屈折率層4とからなる。
<高屈折率層>
本実施形態に係る透明導電膜積層用フィルム1の高屈折率層3は、屈折率が1.56〜1.90であり、1.58〜1.80であることが好ましく、1.60〜1.70であることがより好ましい。高屈折率層3の屈折率がかかる範囲にあることで、後述する低屈折率層4との屈折率差を十分に確保することができ、透明導電膜の積層部分を視認され難くすることができるとともに、本実施形態に係る透明導電膜積層用フィルム1の透明性など他の物性が良好なものとなる。なお、本明細書における屈折率は、JIS K 7142:2008に準拠して、アッベ屈折計により測定した値である。
本実施形態における高屈折率層3は、熱可塑性樹脂を含有し、好ましくは熱可塑性樹脂を主成分として含有する。熱可塑性樹脂を含有する高屈折率層3は、透明プラスチック基材2との密着性および低屈折率層4との密着性に優れ、それ自体、易接着層と同様の役割を果たす。
具体的には、高屈折率層3に含まれる熱可塑性樹脂が、透明プラスチック基材2の表面と近い極性(若しくは組成)を有し、透明プラスチック基材2に対して高い親和性を示すことから、高屈折率層3を透明プラスチック基材2に密着させることができる。一方、有機溶剤を含有する低屈折率層4の材料を高屈折率層3上に塗布すると、低屈折率層4の材料中の有機溶剤が高屈折率層3中の熱可塑性樹脂を溶解し、当該溶解した熱可塑性樹脂によって低屈折率層4を高屈折率層3に密着(溶着)させることができる。これらの作用により、易接着層を別途設ける必要がなくなり、透明導電膜積層用フィルム1の層構成を簡略化することができる。
本実施形態において用いられる熱可塑性樹脂は、23℃のメチルエチルケトンに5分間浸漬させた後の残留率が、30〜90質量%であることが好ましく、40〜80質量%であることが特に好ましく、50〜70質量%であることがさらに好ましい。上記残留率が30質量%未満の熱可塑性樹脂を高屈折率層3の材料として用いた場合、低屈折率層4形成時の有機溶剤に高屈折率層3が溶解され過ぎてしまい、高屈折率層3としての機能を十分に発揮できない場合がある。一方、上記残留率が90質量%を超える熱可塑性樹脂を高屈折率層3の材料として用いた場合、低屈折率層4と高屈折率層3との溶着が不十分となり、当該層間の密着性が低下する場合がある。なお、上記残留率は、縦100mm×横100mm×厚さ15μmの熱可塑性樹脂のフィルムを作製し、当該フィルムのメチルエチルケトン浸漬前後の質量を測定することにより算出される。
また、熱可塑性樹脂は、重量平均分子量が1000〜10万であることが好ましく、5000〜7.5万であることが特に好ましく、1万〜5万であることがさらに好ましい。熱可塑性樹脂の重量平均分子量がかかる範囲にあることで、有機溶剤による熱可塑性樹脂の溶解の程度が好適になり、それにより熱可塑性樹脂と低屈折率層4との溶着性がさらに高まり、高屈折率層3と低屈折率層4との密着性がより優れたものとなる。なお、本明細書における重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。
上記の条件を満たす熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等が挙げられる。これらの中でも、透明プラスチック基材2との密着性および低屈折率層4との溶着性の観点から、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂から選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも1種であることがより好ましく、ポリエステル樹脂であることがさらに好ましい。
本実施形態における高屈折率層3は、上記の熱可塑性樹脂のほか、所望により、屈折率を調整するための材料、例えば金属酸化物を含有する。高屈折率層3に含まれうる金属酸化物は特に限定されず、例えば、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化ハフニウム、酸化セリウム、酸化錫、酸化ニオブ、スズドープ酸化インジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)等が挙げられる。これらの金属酸化物は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。中でも、屈折率の観点から、酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムを用いることが好ましい。
上記金属酸化物は、微粒子の形態で高屈折率層3に含有させることが好ましい。この場合、金属酸化物微粒子の平均粒径は、0.005〜1μmであることが好ましく、0.01〜0.1μmであることがより好ましい。なお、本明細書における金属酸化物微粒子の平均粒径は、ゼータ電位測定法を用いた測定法により測定した値とする。
高屈折率層3における金属酸化物の配合割合は、高屈折率層3の屈折率が上述した範囲になるように適宜設定される。具体的には、熱可塑性樹脂100質量部に対して、50〜1000質量部程度であることが好ましく、80〜800質量部であることが特に好ましく、100〜500質量部であることがさらに好ましい。
本実施形態における高屈折率層3は、本発明の効果を妨げない範囲で、所望の各種添加剤を含有することができる。各種添加剤としては、例えば、分散剤、染料、顔料、架橋剤、硬化剤、酸化防止剤などが挙げられる。
高屈折率層3の膜厚は、20〜150nmであり、30〜130nmであることが好ましく、50〜110nmであることがより好ましい。高屈折率層3の膜厚がかかる範囲にあることで、透明導電膜の積層部分を視認され難くすることができ、かつ高屈折率層3と透明プラスチック基材2および低屈折率層4との密着性が優れたものとなる。高屈折率層3の膜厚が20nm未満であると、透明導電膜の積層部分が視認されやすくなり、また高屈折率層3と透明プラスチック基材2および低屈折率層4との密着性が劣るものとなり、さらには高屈折率層3の表面の平滑性も不十分となってしまう。一方、高屈折率層3の膜厚が150nmを超えると、透明導電膜の積層部分が視認されやすくなってしまう。なお、本明細書における高屈折率層3の膜厚は、エリプソメーターにより測定された値であり、具体的な測定条件は後述する実施例に示すとおりである。
<低屈折率層>
本実施形態に係る透明導電膜積層用フィルム1の低屈折率層4は、上述した高屈折率層3より屈折率が低い層である。低屈折率層4の屈折率は、1.30〜1.50であることが好ましく、1.32〜1.48であることがより好ましく、1.34〜1.46であることがさらに好ましい。低屈折率層4の屈折率がかかる範囲にあることで、高屈折率層3との屈折率差が十分なものとなるため、透明導電膜の積層部分を視認され難くすることができる。また、低屈折率層4の屈折率が上記範囲にあると、使用できる材料等が不必要に限定されないため、透明性等の他の特性を良好にすることができる。
本実施形態の低屈折率層4を構成する材料は特に制限されないが、好ましくは、低屈折率層4は、活性エネルギー線硬化型化合物を含有する組成物を活性エネルギー線で硬化させた硬化物により構成される。ここで、活性エネルギー線硬化型化合物とは、電磁波又は荷電粒子線の中でエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線又は電子線などを照射することにより、架橋、硬化する重合性化合物を意味する。このような活性エネルギー線硬化型化合物としては、例えば光重合性プレポリマーおよび/または光重合性モノマーを挙げることができる。
上記光重合性プレポリマーとしては、ラジカル重合型とカチオン重合型とがあり、ラジカル重合型の光重合性プレポリマーとしては、例えばポリエステルアクリレート系、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリオールアクリレート系などが挙げられる。ここで、ポリエステルアクリレート系プレポリマーとしては、例えば多価カルボン酸と多価アルコールとの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
エポキシアクリレート系プレポリマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。ウレタンアクリレート系プレポリマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートとの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。さらに、ポリオールアクリレート系プレポリマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。これらの光重合性プレポリマーは1種を用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
一方、カチオン重合型の光重合性プレポリマーとしては、エポキシ系樹脂が通常使用される。このエポキシ系樹脂としては、例えばビスフェノール樹脂やノボラック樹脂などの多価フェノール類にエピクロルヒドリンなどでエポキシ化した化合物、直鎖状オレフィン化合物や環状オレフィン化合物を過酸化物などで酸化して得られた化合物などが挙げられる。
また、光重合性モノマーとしては、例えば1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの多官能アクリレートが挙げられる。これらの光重合性モノマーは1種を用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また、上記光重合性プレポリマーと併用してもよい。
これらの重合性化合物は、所望により光重合開始剤を併用することができる。この光重合開始剤としては、ラジカル重合型の光重合性プレポリマーや光重合性モノマーに対しては、例えばベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−2(ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p−フェニルベンゾフェノン、4,4'−ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロロベンゾフェノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−ターシャリ−ブチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール、p−ジメチルアミン安息香酸エステルなどが挙げられる。また、カチオン重合型の光重合性プレポリマーに対する光重合開始剤としては、例えば芳香族スルホニウムイオン、芳香族オキソスルホニウムイオン、芳香族ヨードニウムイオンなどのオニウムと、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアンチモネート、ヘキサフルオロアルセネートなどの陰イオンとからなる化合物が挙げられる。これらは1種を用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、その配合量は、上記光重合性プレポリマーおよび/または光重合性モノマー100質量部に対して、通常0.2〜10質量部の範囲で適宜選択される。
また、低屈折率層4を構成する組成物には、重合性不飽和基含有有機化合物が結合したシリカ微粒子を配合することもできる。重合性不飽和基含有有機化合物が結合したシリカ微粒子は、平均粒径0.005〜1μm程度のシリカ微粒子表面のシラノール基に、当該シラノール基と反応し得る官能基を有する重合性不飽和基含有有機化合物を反応させることにより、得ることができる。重合性不飽和基としては、例えばラジカル重合性のアクリロイル基やメタクリロイル基などが挙げられる。
本実施形態の低屈折率層4は、屈折率を調整するために、シリカゾル、多孔質シリカ微粒子、中空シリカ微粒子などを含有してもよい。
シリカゾルとしては、平均粒径が0.005〜1μm程度、好ましくは10nm〜100nmのシリカ微粒子が、アルコール系やセロソルブ系の有機溶剤中にコロイド状態で懸濁してなるコロイダルシリカを好適に用いることができる。なお、平均粒径は動的光散乱法により求めることができる。
また、中空シリカ微粒子や多孔質シリカ微粒子は、微粒子内に微細な空隙を、開口した状態または閉口した状態で有しており、気体、例えば、屈折率1の空気が充填されているので、当該微粒子はそれ自身の屈折率が低い特徴がある。当該微粒子を塗膜中に集合体を形成せずに均一に分散した場合には、塗膜の屈折率を低下させる効果が高く、同時に透明性に優れる。空隙を有しない通常のコロイダルシリカ粒子(屈折率n=1.46程度)に比べると、空隙を有する中空シリカ微粒子や多孔質シリカ微粒子の屈折率は1.20〜1.45と低い。
中空シリカ微粒子や多孔質シリカ微粒子は、平均粒径5nm〜300nm程度、好ましくは5nm〜200nm、特に好ましくは10nm〜100nmの微粒子であり、空隙の平均孔径が10nm〜100nm程度であり、空気を含有する独立気泡および/または連続気泡を有する中空シリカ微粒子や多孔質シリカ微粒子である。微粒子全体としての屈折率は、1.20〜1.45程度である。本実施形態において用いられる中空シリカ微粒子や多孔質シリカ微粒子を活性エネルギー線硬化型化合物に添加して低屈折率層4を構成することにより、活性エネルギー線硬化型化合物の硬化物の屈折率が1.45以上であっても、全体として屈折率を低下させることができる。また、中空シリカ微粒子や多孔質シリカ微粒子は、低屈折率層4中に分散されるため、低屈折率層4の透明性が優れる。なお、平均粒径は動的光散乱法により求めることができる。
上記のシリカゾル、中空シリカ微粒子および多孔質シリカ微粒子の活性エネルギー線硬化型化合物に対する配合割合は、形成される低屈折率層4の屈折率が、上述した範囲になるように適宜設定される。例えば、活性エネルギー線硬化型化合物100質量部に対して、50〜500質量部程度であることが好ましく、80〜300質量部であることが特に好ましく、100〜250質量部であることがさらに好ましい。
本実施形態における低屈折率層4の膜厚は、15〜150nmであることが好ましく、25〜120nmであることがより好ましく、35〜90nmであることがさらに好ましい。低屈折率層4の膜厚がかかる範囲にあることで、透明導電膜の積層部分を視認され難くすることができるとともに、低屈折率層4の表面の平滑性を十分に確保することができる。なお、本明細書における低屈折率層4の膜厚は、エリプソメーターにより測定された値であり、具体的な測定条件は後述する実施例に示すとおりである。
<透明プラスチック基材>
本実施形態において用いられる透明プラスチック基材2としては、特に制限はなく、従来の光学用基材として公知のプラスチックフィルムの中から透明性を有するものを適宜選択して用いることができる。このようなプラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム等のプラスチックフィルム、またはそれらの積層フィルムが挙げられる。
上記の中でも、タッチパネル等に好適な強度を有することから、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム等であることが好ましい。これらの中でも、透明性や厚み精度等の観点から、ポリエステルフィルムであることが特に好ましく、その中でも高屈折率層3中の熱可塑性樹脂との密着性に優れたポリエチレンテレフタレート(PET)がさらに好ましい。
透明プラスチック基材2の厚さは特に制限はなく、用途に応じて適宜選定されるが、通常15〜300μm、好ましくは30〜250μmの範囲である。また、この透明プラスチック基材2は、その表面に設けられる層との密着性を向上させる目的で、所望により片面又は両面に、酸化法や凹凸化法などにより表面処理を施すことができる。上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸処理(湿式)、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などが用いられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法などが用いられる。これらの表面処理法は透明プラスチック基材2の種類に応じて適宜選ばれるが、一般にはコロナ放電処理法が効果および操作性などの面から、好ましく用いられる。
<透明導電膜積層用フィルムの製造>
以上述べた透明導電膜積層用フィルム1は、例えば、以下に示す方法により製造することができる。まず、高屈折率層3を構成する材料と有機溶剤とを含有する高屈折率層3用の塗布剤を調製するとともに、低屈折率層4を構成する材料と有機溶剤とを含有する低屈折率層4用の塗布剤を調製する。
ここで、高屈折率層3用の塗布剤および/または低屈折率層4用の塗布剤を調製する際に用いる有機溶剤は、熱可塑性樹脂のSP値と近いSP値を有するものが好ましい。熱可塑性樹脂とSP値が近い有機溶剤を用いることにより、高屈折率層3中に存在する熱可塑性樹脂の分散性が向上し、それによって透明プラスチック基材2との密着性が向上する。一方、低屈折率層4形成時においては、熱可塑性樹脂とSP値が近い有機溶剤を用いることにより、低屈折率層4と高屈折率層3との溶着性が高くなる。これにより、透明プラスチック基材2、高屈折率層3および低屈折率層4の密着性に優れた透明導電膜積層用フィルム1を得ることできる。
具体的に、熱可塑性樹脂とSP値が近い有機溶剤としては、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、酢酸エチル等を挙げることができ、中でもシクロヘキサノンおよびメチルエチルケトンが好ましい。
高屈折率層3用および低屈折率層4用の塗布剤を調製した後は、まず、透明プラスチック基材2の片面に高屈折率層3用の塗布剤を直接塗布し、乾燥させて、高屈折率層3を形成する。続いて、高屈折率層3の上に低屈折率層4用の塗布剤を塗布し、乾燥させた後、活性エネルギー線を照射して塗膜を硬化させ、低屈折率層4を形成し、透明導電膜積層用フィルム1を得る。塗布剤の塗布方法としては、例えば、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法等が挙げられる。前述した通り、高屈折率層3が熱可塑性樹脂を含有することにより、上記の工程において、透明プラスチック基材2、高屈折率層3および低屈折率層4がそれぞれ強固に密着する。
上記のようにして得られた透明導電膜積層用フィルム1は、次に説明する透明導電性フィルムの製造材料として好適に用いられる。
〔透明導電性フィルム〕
図2は本発明の一実施形態に係る透明導電性フィルムの断面図である。本実施形態に係る透明導電性フィルム10は、上述した透明導電膜積層用フィルム1の低屈折率層4における高屈折率層3とは反対側の面側(図2では低屈折率層4の上側)に、さらに透明導電膜5が積層されたものである。この透明導電性フィルム10は、高屈折率層3および低屈折率層4の存在により、透明導電膜5の積層部分が視認され難いものとなっている。
<透明導電膜>
本実施形態に係る透明導電性フィルム10における透明導電膜5の材料としては、透明性と導電性とを併せ持つ材料であれば特に制限なく使用でき、例えば、スズドープ酸化インジウム(ITO)、酸化イリジウム(IrO)、酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、酸化インジウム−酸化亜鉛(IZO)、酸化亜鉛(ZnO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、酸化モリブデン(MoO)、酸化チタン(TiO)等の透明導電性金属酸化物が挙げられる。これらの金属酸化物の薄膜は、適当な造膜条件を採用することで透明性と導電性とを兼ね備えた透明導電膜になる。
透明導電膜5の膜厚は、4〜800nmであることが好ましく、5〜500nmであることがより好ましく、10〜100nmであることが特に好ましい。透明導電膜5の膜厚がかかる範囲にあることで、連続した薄膜となり安定した導電性が得られるとともに、透明性が低下するおそれがない。
<物性>
透明導電性フィルム10は、透明導電膜5をエッチングしたときに、エッチング前後での反射率(%)の差の絶対値の最大値が、波長450〜650nmにおいて5以下であることが好ましく、4以下であることが特に好ましく、3以下であることがさらに好ましい。ここで、エッチング前後での反射率の差とは、透明導電膜5にエッチング処理を行う前後において、それぞれJIS K7105に従って波長450〜650nmにおける反射率(単位:%)を測定したときの、それぞれの波長におけるエッチング前後での差分の値である。
透明導電膜5をエッチングしたときのエッチング前後での反射率差の絶対値の最大値が、波長450〜650nmにおいて5以下であることで、本実施形態に係る透明導電性フィルム10は、優れた透明性を有しながら、反射光下において透明導電膜5の積層部分が視認され難いものとなる。
<透明導電性フィルムの製造>
本実施形態に係る透明導電性フィルム10は、例えば、以下に示す方法により製造することができる。まず、上述したように透明導電膜積層用フィルム1を製造した後、かかる透明導電膜積層用フィルム1の低屈折率層4が設けられている面側に対して、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法、スプレー法、ゾル−ゲル法などの公知の方法を、上記材料の種類や必要膜厚に応じて適宜選択し、透明導電膜5を積層することにより、透明導電性フィルム10を製造することができる。
なお、上記透明導電膜5は、上記のようにして製膜した後、フォトリソグラフィー法により、所定パターンのレジストマスクを形成し、公知の方法により、エッチング処理を施し、例えばライン状パターンなどを形成することができる。
本実施形態に係る透明導電性フィルム10は、以上の通り、易接着層がなく、層構成が簡略でありながらも、透明プラスチック基材2、高屈折率層3および低屈折率層4の密着性に優れ、かつ透明導電膜5の積層部分が視認され難い。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下、実施例等により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例等に限定されるものではない。
なお、以下に示す実施例または比較例における高屈折率層および低屈折率層の屈折率および膜厚は、それらの層を形成した段階で測定した。屈折率は、アッベ屈折計(アタゴ社製,製品名:4T)を使用し、JIS K 7142:2008に準拠して測定した。また、膜厚は、エリプソメーター(ジェー・エー・ウーラム・ジャパン社製,製品名:分光エリプソメトリー 2000U)を用いて測定した。
〔調製例1〕(高屈折率層用塗布剤H−1)
熱可塑性樹脂としてのポリエステル樹脂(東洋紡社製,商品名:バイロン200,重量平均分子量:1.7×10,ガラス転移点:67℃,固形分濃度100質量%)10質量部と、高屈折率材料としての酸化チタンスラリー(テイカ社製,商品名:ND176,固形分濃度34.7質量%)12.24質量部と、希釈溶剤としてのメチルエチルケトン930質量部およびシクロヘキサノン840質量部とを均一に混合し、固形分約0.80質量%である高屈折率層用塗布剤H−1を調製した。
〔調製例2〕(高屈折率層用塗布剤H−2)
熱可塑性樹脂としてのポリエステル樹脂(東洋紡社製,商品名:バイロン200,重量平均分子量:1.7×10,ガラス転移点:67℃,固形分濃度100質量%)10質量部と、高屈折率材料としての酸化チタンスラリー(テイカ社製,商品名:ND176,固形分濃度34.7質量%)42.86質量部と、希釈溶剤としてのメチルエチルケトン1690質量部およびシクロヘキサノン1600質量部とを均一に混合し、固形分約0.75質量%である高屈折率層用塗布剤H−2を調製した。
〔調製例3〕(高屈折率層用塗布剤H−3)
熱可塑性樹脂としてのポリエステル樹脂(東洋紡社製,商品名:バイロン200,重量平均分子量:1.7×10,ガラス転移点:67℃,固形分濃度100質量%)10質量部と、希釈溶剤としてのメチルエチルケトン630質量部およびシクロヘキサノン540質量部とを均一に混合し、固形分約0.85質量%である高屈折率層用塗布剤H−3を調製した。
〔調製例4〕(低屈折率層用塗布剤L−1)
活性エネルギー硬化型樹脂としてのジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(新中村化学工業社製,商品名:A−DPH,固形分濃度100質量%)10質量部と、低屈折率材料としての中空シリカゾル(日揮触媒化成社製,商品名:スルーリア4320,平均粒径60nmの中空シリカ微粒子20質量%,メチルイソブチルケトン80質量%)100質量部と、光重合開始剤(BASF社製,商品名:イルガキュア907,固形分濃度100質量%)0.3質量部と、希釈溶剤としてのメチルエチルケトン9100質量部およびシクロヘキサノン9000質量部とを均一に混合し、固形分約1.7質量%である低屈折率層用塗布剤L−1を調製した。
〔調製例5〕(低屈折率層用塗布剤L−2)
活性エネルギー硬化型樹脂としてのジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(新中村化学工業社製,商品名:A−DPH,固形分濃度100質量%)10質量部と、低屈折率材料としての中空シリカゾル(日揮触媒化成社製,商品名:スルーリア4320,平均粒径60nmの中空シリカ微粒子20質量%,メチルイソブチルケトン80質量%)49質量部と、光重合開始剤(BASF社製,商品名:イルガキュア907,固形分濃度100質量%)0.3質量部と、希釈溶剤としてのメチルエチルケトン2500質量部およびシクロヘキサノン2500質量部とを均一に混合し、低屈折率層用塗布剤L−2を調製した。
〔実施例1〕
透明プラスチック基材としての、片面に易接着層を有するポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡社製,商品名:コスモシャインA4100,厚さ125μm)の易接着層とは反対側の面に、調製例1で得られた高屈折率層用塗布剤H−1を、形成後の膜厚が62nmとなるようにマイヤーバーで塗工した。これを90℃のオーブンで1分間乾燥させ、高屈折率層を形成した。さらに、調製例4で得られた低屈折率層用塗布剤L−1を、形成後の膜厚が45nmとなるように高屈折率層上にマイヤーバーで塗工した。これを50℃のオーブンで1分間乾燥させた後、窒素雰囲気下にて高圧水銀ランプで200mJ/cmの紫外線を照射することで低屈折率層を形成し、透明導電膜積層用フィルムを得た。得られた透明導電膜積層用フィルムの低屈折率層上にITOターゲット(酸化錫10質量%)を用いてスパッタリングを行い、厚さ30nmの透明導電膜を形成し、透明導電性フィルムを作製した。なお、透明導電膜は、後述の視認性試験を考慮して、透明導電膜が積層されていない部分が残存するように形成した(以下同じ)。
〔実施例2〕
高屈折率層用塗布剤として、調製例2で得られた高屈折率層用塗布剤H−2を用いた以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを作製した。
〔実施例3〕
高屈折率層の形成後の膜厚が105nmとなるように高屈折率層用塗布剤H−2を塗工した以外は実施例2と同様にして、透明導電性フィルムを作製した。
〔実施例4〕
低屈折率層用塗布剤として、調製例5で得られた低屈折率層用塗布剤L−2を用いた以外は実施例1と同様にして、透明導電性フィルムを作製した。
〔実施例5〕
低屈折率層の形成後の膜厚が81nmとなるように低屈折率層用塗布剤L−1を塗工した以外は実施例2と同様にして、透明導電性フィルムを作製した。
〔比較例1〕
片面に易接着層を有する厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡社製,商品名:コスモシャインA4100)の易接着層とは反対側の面に、調製例4で得られた低屈折率層用塗布剤L−1を、形成後の膜厚が45nmとなるようにマイヤーバーで塗工した。これを50℃のオーブンで1分間乾燥させた後、窒素雰囲気下にて高圧水銀ランプで200mJ/cmの紫外線を照射することで低屈折率層を形成し、透明導電膜積層用フィルムを得た。得られた透明導電膜積層用フィルムの低屈折率層上にITOターゲット(酸化錫10質量%)を用いてスパッタリングを行い、厚さ30nmの透明導電膜を形成し、透明導電性フィルムを作製した。
〔比較例2〕
高屈折率層用塗布剤として、調製例3で得られた高屈折率層用塗布剤H−3を用いた以外は実施例2と同様にして、透明導電性フィルムを作製した。
〔比較例3〕
高屈折率層の形成後の膜厚が18nmとなるように高屈折率層用塗布剤H−2を塗工した以外は実施例2と同様にして、透明導電性フィルムを作製した。
〔参考例〕
片面に易接着層を有する厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡社製,商品名:コスモシャインA4100)の易接着層とは反対側の面に、調製例2で得られた高屈折率層用塗布剤H−2を、形成後の膜厚が60nmとなるようにマイヤーバーで塗工した。これを90℃のオーブンで1分間乾燥させて高屈折率層を形成し、透明導電膜積層用フィルムを得た。得られた透明導電膜積層用フィルムの高屈折率層上にITOターゲット(酸化錫10質量%)を用いてスパッタリングを行い、厚さ30nmの透明導電膜を形成し、透明導電性フィルムを作製した。
〔試験例1〕(メチルエチルケトン浸漬後の残留率の測定)
実施例および比較例(調製例1〜3)に使用された熱可塑性樹脂を、メチルエチルケトンとシクロヘキサノンとの混合溶媒(質量比52:48)に溶解させ、固形分濃度30質量%の試験液を調製した。
得られた試験液を、剥離フィルム(リンテック社製,SP−PET752150,厚さ:38μm)の剥離剤層が設けられている面に塗工し、100℃で1分間乾燥することにより塗膜を形成した。当該塗膜の膜厚(テクロック社製のJタイプデジタルインジケータにより測定)は15μmであった。これを100mm×100mmのサイズに裁断し、剥離フィルムを剥がして得られた塗膜をサンプルとした。このサンプルをポリエステル製メッシュ(メッシュサイズ200)に包み、サンプルのみの質量を精密天秤にて秤量した。このときの質量をM1とする。
次に、上記ポリエステル製メッシュに包まれたサンプルを、23℃のメチルエチルケトンに5分間浸漬させた。その後サンプルを取り出し、温度23℃、相対湿度50%の環境下で、24時間風乾させ、さらに80℃のオーブン中にて12時間乾燥させた。乾燥後のサンプルのみの質量を、精密天秤にて秤量した。このときの質量をM2とする。得られた測定値から、以下の式に基づいて、メチルエチルケトンに5分間浸漬させた後の熱可塑性樹脂の残留率(%)を算出した。
残留率(%)=(M2/M1)×100
その結果、当該熱可塑性樹脂の上記残留率は60%であった。
〔試験例2〕(エッチング前後での反射率差の測定)
実施例および比較例で得られた各透明導電性フィルムについて、波長450〜650nmでの反射率を分光光度計(島津製作所社製,製品名:UV−3600)にて測定し、エッチング処理前の反射率(単位:%)とした。次に、各透明導電性フィルムをエッチング処理液(関東化学社製,商品名:混酸ITO−02)に1分間含浸させた後、これを水洗し、70℃のオーブン中にて1分間乾燥させた。これについて、上記と同様に波長450〜650nmでの反射率を測定し、エッチング処理後の反射率(単位:%)とした。得られた測定値よりエッチング処理前後での反射率差を算出し、その絶対値について、波長450〜650nmの範囲における最大値を求めた。結果を表1に示す。
〔試験例3〕(密着性の評価)
実施例および比較例で得られた各透明導電性フィルムについて、JIS K5400に準じた碁盤目試験法により、透明導電膜、低屈折率層および高屈折率層が透明プラスチック基材から剥離せずに残ったマス目の個数(100個中)を測定し、以下に示す基準にて密着性を評価した。結果を表1に示す。
=密着性の評価=
◎:100/100
○:99/100〜95/100
×:<95/100
〔試験例4〕(視認性評価)
実施例および比較例で得られた各透明導電性フィルムを、透明導電膜が白色蛍光灯側になるように、白色蛍光灯(27W;3波長)から1mの位置に設置した。透明導電性フィルムに白色蛍光灯を映り込ませた状態で、白色蛍光灯が設置されているのと同じ側における透明導電性フィルムから30cmの位置より、透明導電性フィルムの透明導電膜が積層されている端部近辺を目視にて観察した。そして、透明導電膜が積層されている箇所と積層されていない箇所との境界(透明導電膜の有無の境界)で色目に変化があるか否かを、以下に示す基準により評価した。結果を表1に示す。
=視認性評価=
◎:透明導電膜の有無の境界で色目の変化が全く見えない。
○:透明導電膜の有無の境界で色目の変化がわずかに見える。
×:透明導電膜の有無の境界で色目の変化が見える。
Figure 0006166930
表1から明らかなように、実施例で作成した透明導電性フィルムは、透明プラスチック基材と高屈折率層および低屈折率層との密着性が十分であり、かつ目視においても透明導電膜の有無による境界が視認されなかった。
これに対し、高屈折率層を積層していない比較例1は密着性に乏しく、一方低屈折率層を積層していない参考例や、酸化チタンを含有しない高屈折率層を積層した比較例2は、透明導電膜の有無の境界が視認された。また、高屈折率層を積層しているもののその膜厚が薄い比較例3は、密着性および視認性のどちらも劣った。
本発明は、透明導電膜のパターンが視認され難い透明導電性フィルムを低コストで生産するのに極めて有用である。
1…透明導電膜積層用フィルム
2…透明プラスチック基材
3…高屈折率層
4…低屈折率層
10…透明導電性フィルム
5…透明導電膜

Claims (7)

  1. 透明プラスチック基材と、
    前記透明プラスチック基材の少なくとも片面に直接積層された高屈折率層と
    前記高屈折率層における前記透明プラスチック基材とは反対側の面に直接積層された低屈折率層と、
    前記低屈折率層における前記高屈折率層とは反対側の面側に積層された透明導電膜と
    を備えた透明導電性フィルムであって、
    前記透明導電性フィルムには、前記透明導電膜の積層部分と非積層部分とが存在し、
    前記積層部分および前記非積層部分のいずれにも前記低屈折率層が積層されており、
    前記高屈折率層の屈折率は、1.56〜1.90であり、
    前記高屈折率層の厚さは、20〜150nmであり、
    前記高屈折率層は、熱可塑性樹脂を含有し、
    前記低屈折率層の屈折率は、1.30〜1.50であり、
    前記低屈折率層の厚さは、15〜150nmであり、
    前記低屈折率層は、活性エネルギー線硬化物により構成される
    ことを特徴とする透明導電性フィルム
  2. 前記熱可塑性樹脂は、23℃のメチルエチルケトンに5分間浸漬させた後の残留率が30〜90%であることを特徴とする請求項1に記載の透明導電性フィルム
  3. 前記熱可塑性樹脂の重量平均分子量は、1000〜10万であることを特徴とする請求項1または2に記載の透明導電性フィルム
  4. 前記熱可塑性樹脂は、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の透明導電性フィルム
  5. 前記高屈折率層は、酸化チタンおよび/または酸化ジルコニウムを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の透明導電性フィルム
  6. 前記活性エネルギー線硬化物は、
    活性エネルギー線硬化型化合物と、
    シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、酢酸エチルおよびこれらの混合物からなる群より選択される有機溶剤と
    を含有する低屈折率層用の塗布剤から形成される塗膜の硬化物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の透明導電性フィルム。
  7. 前記透明導電性フィルムにおいて前記透明導電膜をエッチングしたときに、前記エッチング前後での反射率(%)の差の絶対値の最大値が、波長450〜650nmにおいて5以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の透明導電性フィルム。
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