JP6164981B2 - 電子線滅菌装置における電子線監視装置 - Google Patents

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本発明は、電子線照射ノズルを被照射体内に挿入して電子線を照射し、その内面を滅菌する電子線滅菌装置において、電子線照射ノズルから電子線が正常に照射されているかどうかを、目視により監視可能な電子線滅菌装置における電子線監視装置に関する。
特許文献1は、放射線照射装置から照射される放射線により、照射域の気体分子が励起されて生じるプラズマ発光を光学センサで検出し、プラズマ発光の光量に応じて、放射線照射装置を停止したり、警報信号を発する監視システムが開示されている。
また、電子線を照射して容器を滅菌する装置において、電子線を照射した容器の物性を検出するとして特許文献2が開示されている。この特許文献2は、電子線を照射して変化した容器の物性値の変化、たとえば温度、オゾンガス濃度、耐電量、発光量や容器の色を検出する検出器を具備し、これら検出器により検出された検出値が所定範囲に収まっていない容器を、不良容器として排除する不良品除去装置を備えたものである。
特許第4130694号公報 特許第4848173号公報
ところで、電子線を使用しない乾式、湿式容器滅菌装置は、清浄エアや不活性ガスなどの洗浄用気体や、薬液などの液体により、容器などを洗浄滅菌するもので、これらの装置では、起動前などに、洗浄用気体や薬液が正常に噴出されるかどうかを、目視により監視している。
しかし、電子線照射では、プラズマ発光や電子線により励起されたプラズマ電子が容器に衝突して発光することが知られているが、電子線滅菌装置では、電子線発生装置で消費される電圧や電流値を計測して表示し、これを監視することが多い。また特許文献2のように、照射された容器の物性変化を検出して、電子線が正常に照射されているかどうかを判断するものも提案されているが、この滅菌室は、X線を遮蔽するための遮蔽体で囲まれており、鉛ガラスなどの遮蔽体を使用した監視窓を有するものの、設計上、容器の発光を直接監視できる位置に監視窓は設置しにくい。このように、電子線照射ノズルから電子線が正常に照射されているかどうかを視覚的に監視できないという問題があった。この電子線照射ノズルは、照射電子線の強度が低く、照射領域を確認するのが難しいものである。
本発明は、電子線照射ノズルから照射される電子線の照射状態を、視覚を通じて確認できる電子線滅菌装置における電子線監視装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
容器またはプリフォーム体である被照射体と共に無端状搬送経路に沿って移動中に、先端の照射口を被照射体に挿入して被照射体の内面を滅菌する電子線照射ノズルを具備した電子線滅菌装置における電子線監視装置であって、
前記無端状搬送経路で電子線照射ノズルが単独で移動するアイドル経路部に、電子線照射ノズルの前記照射口から照射される電子線により、発光する発光部材を配置し、
前記発光部材の発光状態を検出する発光検出器または撮像装置の信号に基づいて、発光状態を電子線の照射状態として表示する表示装置を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、
容器またはプリフォーム体である中空部を有する被照射体を保持可能な複数の搬送保持具と、当該搬送保持具に対向して配置された複数の電子線照射ノズルと、搬送保持具および電子線照射ノズルを無端状搬送経路に沿って移動させる滅菌用搬送装置を具備し、当該滅菌用搬送装置により、前記無端状搬送経路の滅菌経路部を移動中に、電子線照射ノズルを滅菌体保持具に保持された被照射体内に挿入して電子線を照射し被照射体の中空部内を滅菌する電子線滅菌装置における電子線監視装置であって、
無端状搬送経路で搬送保持具により被照射体を保持しないアイドル経路部に、当該アイドル経路部に沿って移動する電子線照射ノズルの照射口に対応して配置されて電子線照射により発光する発光部材と、
前記発光部材の発光状態を検出する発光検出器または撮像装置と、
前記発光検出器または撮像装置の検出信号に基づいて、前記発光部材の発光状態を電子線の照射状態として表示するとともに、前記発光部材を発光させた電子線照射ノズルとを表示する表示装置とを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の構成において、
滅菌用搬送装置は、外周部に一定ピッチで搬送保持具が配置された旋回テーブルを具備し、
円形の搬送経路で被照射体の受渡しをする被照射体出口と被照射体入口の間にアイドル経路部が設けられ、
発光検出器を撮像装置とし、表示装置は、発光部材の発光状態を画像で表示することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成において、
発光部材は、透光性材質からなる板材で形成され、電子線照射ノズルから照射される電子線滅菌有効領域で横断面の外周縁部に対応する壁面を有する円弧状またはU字形の溝形断面に形成され、かつアイドル経路部に沿って所定長さを有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の構成において、
発光部材は、アイドル経路部の搬送方向に沿って、電子線滅菌有効領域の中心から離間する方向に漸次拡開または縮閉するテーパ部または段部を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成において、
発光部材は、略平坦な透光性材質からなる板材により形成され、
アイドル経路部に沿って移動される電子線照射ノズルから照射される電子線の滅菌有効領域で、その横断面のアイドル経路両側の側縁部および底部の少なくとも一つに対応して配置されたことを特徴とする。
請求項1記載の構成によれば、被照射体を同伴しないアイドル経路部に、搬送経路に沿って移動する電子線照射ノズルからの電子線を受けて発光する発光部材を設置し、この発光部材の発光状態を発光検出器により検出、または撮像装置により撮像して、表示装置に表示するので、起動時や運転中であっても、表示装置を介して電子線照射ノズルから照射される電子線を、視覚を通じ確認することができ、安定した容器滅菌を行うことができる。
請求項2記載の構成によれば、搬送保持具に被照射体を保持しないアイドル経路部に、電子線照射ノズルの照射口に対向して発光部材を設置し、この発光部材の発光状態を発光検出器により検出、または撮像装置により撮像して、表示装置に表示するので、起動時や運転中であっても、表示装置を介して電子線照射ノズルから照射される電子線を、視覚を通じて確認することができ、安定した容器滅菌を行うことができる。
請求項3記載の構成によれば、容器取出し部と容器受取部の間のアイドル経路部に発光部材を設置し、像装置で撮像した発光部材の発光状態を画像で表示するので、電子線照射ノズルからの電子線の照射状態を、感覚的なものとして視覚的に捉えることができる。
請求項4記載の構成によれば、発光部材を、電子線照射ノズルから照射される電子線滅菌有効領域の横断面で外周縁部に沿う溝形断面とすることにより、電子線照射ノズルから照射される電子線の照射状態を、容器の滅菌に必要とする容器横断面の左右側面と底面で表示することができ、電子線照射ノズルの電子線照射状態の不具合を良好に確認することができる。
請求項5記載の構成によれば、発光部材に、電子線滅菌有効領域の中心から離間する方向に漸次拡開または縮閉するテーパ部または段部を形成することにより、アイドル経路の移動とともに、発光部材の発光状態が漸次強くなることから、電子線照射ノズルの電子線強度を検知することができる。
請求項6記載の構成によれば、発光部材を平坦な板材として、アイドル経路部の左右側面部および底面部に配置することにより、電子線の照射状態を、容器の滅菌に必要とする容器横断面の左右側面と底面で表示することができ、電子線照射ノズルの電子線照射状態の不具合を良好に確認することができる。
(a)〜(c)は本発明に係る電子線滅菌装置の監視装置の実施例1を示し、(a)は構成図、(b)は発光部材の斜視図、(c)は発光部材の横断面図である。 監視装置を有する電子線滅菌装置の平面視の概略断面図である。 図2に示すa−a断面図である。 (a),(b)は発光部材の変形例1を示し、(a)は平面図、(b)は側面部分断面図である。 (a),(b)は発光部材の変形例2を示し、(a)は平面図、(b)は側面視の断面図である。 (a)〜(e)は発光部材の変形例3を示し、(a)は全体配置を示す平面図、(b)は斜視図、(c)は(a)に示すb−b断面図、(d)は(a)に示すc−c断面図、(e)は(a)に示すd−d断面図である。 (a)〜(d)は、発光部材である略平坦状または平坦状の発光板を用いた変形例4を示し、(a)は発光板の配置状態を示す斜視図、(b)は鉛直姿勢の発光板を示す正面図、(c)は水平姿勢の底発光板を示す正面図、(d)は傾斜姿勢の傾斜発光板を示す正面図である。 (a)〜(c)は本発明に係る監視装置を有する電子線滅菌装置の実施例2を示し、(a)は平面視の概略断面図、(b)は被照射体である容器を示す正面図、(c)は被照射体であるプリフォーム体を示す正面図である。
[実施例1]
以下、本発明の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
[電子線滅菌装置]
図2,図3に示すように、電子線監視装置11を備えた電子線滅菌装置12は、充填前の被照射体であるボトル型の容器Bを搬送中に、容器Bの外面を滅菌する外面滅菌部13と、容器Bの内面を滅菌する内面滅菌部21とを具備している。外面滅菌部13は、直列に接続して設置された第1,第2副遮蔽室14A,14Bに設置され、内面滅菌部21は、第2副遮蔽室14Bの出口に接続された主遮蔽室14Cに設置される。14Dは主遮蔽室14Cの出口に接続されて電子線や電子線の反射、回折により発生するX線の漏洩を防止する出口側遮蔽室である。
(外面滅菌部)
外面滅菌部13は、第1,第2副遮蔽室14A,14Bにそれぞれ、直列に接続されて鉛直軸心周りに旋回駆動される旋回テーブル15A,15Bと、これら旋回テーブル15A,15Bの外周部に一定ピッチで配置されて、容器Bのネック部を把持可能な搬送保持具である容器保持具16を具備したネックハンドリングホイール17A,17Bが設けられている。これら第1,第2副遮蔽室14A,14Bには、容器保持具16に保持された容器Bの外面に半面ずつ電子線を照射して滅菌する外面電子線発生装置18A,18Bがそれぞれ設置されている。
出口側遮蔽室14Dに、鉛直軸心周りに旋回駆動される旋回テーブル15Dに、容器保持具16が一定ピッチで設けられたネックハンドリングホイール17Dが設置されている。
(内面滅菌部)
内面滅菌部21は、主遮蔽室14C内に、旋回駆動装置22により中間ギヤ機構を介して鉛直方向の主軸23a周りに旋回駆動される主旋回テーブル23に、搬送保持具である容器保持具16が一定ピッチで設けられた主ネックハンドリングホイール(滅菌用搬送装置)24が設置されている。この主ネックハンドリングホイール24には、容器保持具16を所定範囲で昇降可能な容器昇降機構が具備されている。そして、この主ネックハンドリングホイール24には、ネックハンドリングホイール17Bとネックハンドリングホイール17Dが接続されている。
主旋回テーブル23の上部に主旋回テーブル23と一体に旋回駆動される旋回プレート25が設けられており、この旋回プレート25上に、各容器保持具16にそれぞれ対向して内面電子線発生装置26が設置されている。そして、これら内面電子線発生装置26からそれぞれ電子線照射ノズル31が旋回プレート25を貫通して垂下されている。
主旋回テーブル23の外周部に形成される平面視円形の搬送経路(無端状搬送経路)Lは、ネックハンドリングホイール17Bが接続される容器入口Liから、ネックハンドリングホイール17Dに接続される容器出口Loまでの間に設けられた滅菌経路部Lcと、容器出口Loから容器入口Liまでの間に設けられたアイドル経路部Ldとで構成されている。滅菌経路部Lcでは、容器保持具16に保持した容器Bを昇降させて口部から電子線照射ノズル31を挿入し、電子線照射ノズル31の先端の照射口から照射される電子線により容器Bの内面を滅菌する。アイドル経路部Ldは、容器Bを保持しない状態で電子線照射ノズル31および容器保持具16が移動されるもので、このアイドル経路部Ldに本発明に係る電子線監視装置11が設けられている。
電子線監視装置11は、前記電子線照射ノズル31から照射されて容器Bの内面を滅菌する電子線を監視するものである。
電子線監視装置11は、電子線照射ノズル31の照射口から照射される電子線により発光する透光性材質の発光部材32と、発光部材32の発光状態を撮像する撮像装置33と、撮像装置33から出力される映像信号を処理して表示画面(表示装置)35に表示する信号処理装置34とを具備している。さらに、各電子線照射ノズル31には、それぞれ機体番号が付与されており、信号処理装置34では、旋回駆動装置22または主軸23aに設けられた回転検出器であるロータリエンコーダ22aから出力される信号に基づいて、撮像装置33により撮像された映像の電子線照射ノズル31の機体番号を取出し、表示画面35に出力して表示する。撮像装置33は、撮像面に鉛ガラスが嵌め込まれるとともに、電子線(X線)を遮蔽する遮蔽筐体36内に設置されている。
また、信号処理装置34および表示画面35では、高速で旋回移動する電子線照射ノズル31からの電子線による発光部材32の発光を、ロータリエンコーダ22aからの信号に基づいて、静止画像として移動方向前後の画像を機体番号付で複数枚、並べて表示することもできる。また、信号処理装置34で発光画像における発光状態を複数の階層に分けて、表示画面35に着色状態で表示したり、その機体番号の電子線照射ノズル31の履歴を表示画面35に表示することもできる。さらに主旋回テーブル23を1回転させて撮像データを取得し、作業員が表示画面35で視認できる程度の速度で表示画面35に表示することもできる。
発光部材32は、透光性材質である透明や半透明の樹脂やガラスからなり、電子線の照射により励起された空気中のプラズマが発光する現象を利用して発光させるものである。このプラズマは、容器Bや発光部材32の表面部で密度が高くなるため、出力の小さい電子線であっても、発光を視認することができる。この発光部材32は、たとえば電子線照射ノズル31から照射された電子線が、照射口近傍の中心Cpから均等に広がる電子線滅菌有効領域Cの横断面で、その略外周縁に沿う左右の側壁部32L,32Rと円弧状の底壁部32Bとを有するU字形の溝形断面に形成され、またアイドル経路部Ldに沿って発光状態が十分に視認可能な、電子線滅菌有効領域Cを含む長さLaに形成されている。さらに、各壁部32L,32R,32Bは平面視で、アイドル経路部Ldの横断面上で電子線照射ノズル31の照射口からの距離が一定となるように、アイドル経路部Ldと同一中心を有する円弧状に湾曲して形成され配置されている
37は発光部材32の底側に配置された反射ミラーで、1台の撮像装置33で反射ミラー3により発光部材32の底壁部32Bの発光状態を撮像することができる。撮像装置33は、電子線照射ノズル31移動方向の左側(外周側)に配置されているため、右側壁部32は直接撮像することができないが、発光部材32が透光性であるため、左側壁部32を通して発光状態が撮像できる。このように溝形状の発光部材32を使用することで、微弱な発光状態であっても、確実に発光状態を撮像することができ、電子線照射ノズル31から照射される電子線を監視することができる。
また、発光部材32の発光状態を増幅させるために、その表面や裏面にローレット状の多数の溝や、サンドブラストなどによる擦りガラス様の砂面状に形成することもできる。
(電子線滅菌装置の作用)
上記構成において、電子線滅菌装置1で、ネックハンドリングホイール17A,17Bに保持された容器Bは、第1副遮蔽室14Aから第2副遮蔽室14Bに搬送され、外面電子線発生装置18A,18Bから照射された電子線により、容器Bの外面が滅菌される。さらに容器入口Liから主ネックハンドリンホイール24の容器保持16に受け渡され、滅菌経路部Lcに沿って搬送される。滅菌経路部Lcでは、搬送中に容器昇降機構により容器保持具16を介して容器Bが所定距離上昇され、電子線照射ノズル31が容器Bの口部から内部に挿入され、照射口から照射された電子線により容器Bの内面が滅菌される。さらに容器Bが下降されて電子線照射ノズル31から容器Bが抜き出された後、容器出口Loから出口側遮蔽室14Dのネックハンドリンホイール17Dの容器保持16に受け渡される。
(電子線監視装置)
電子線照射ノズル31がアイドル経路部Ldに沿って移動されると、照射口が発光部材32内を通過し、照射口から照射される電子線により発光部材32が発光される。これを撮像装置33により撮像し、信号処理装置34で処理した後、表示画面35に発光部材32の発光状態を画像で表示する。また表示画面35に、照射した電子線照射ノズル31の機体番号が表示される。
上記手順では、運転中の電子線滅菌装置12について、電子線監視装置11の動作を説明したが、起動時や停止後で容器Bの搬送前または搬送後に、電子線監視装置11を動作させて、各電子線照射ノズル31による電子線照射状態を監視してもよい。
(実施例1の効果)
上記電子線監視装置11によれば、容器保持具16に容器Bを保持しないアイドル経路部Ldに沿って電子線照射ノズル31を移動させる際に、電子線照射ノズル31の照射口の左右側方や下方に対向して発光部材32を設置し、この発光部材32の発光状態を撮像装置33により撮像して、表示画面35に表示するので、起動時や運転中に、電子線照射ノズル31から照射される電子線を、表示画面35を見ることで視覚を通じ確認することができ、安定した容器Bの滅菌作業を行うことができる。
[発光部材の変形例1,2]
図4は発光部材の変形例1を示す。なお、実施例1と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
この発光部材42は、透光性材質からなり、U字形の溝形断面に形成された各壁部を、電子線滅菌有効領域Cの中心Cpから漸次離間するように右側壁部42,左側壁部42,底壁部42Bをそれぞれ配置したものである。
すなわち、変形例1の発光部材42は、壁部42L,42R,42Bが、アイドル経路部Ldの入口42iから出口42oに、アイドル経路部Ldに沿って電子線滅菌有効領域Cの中心Cpに漸次接近されるテーパ状に形成され、アイドル経路部Ldの移動方向に沿って接近するように勾配が形成されている。そして発光部材42の各壁部42L,42R,42Bが、電子線滅菌有効領域Cの横断面でその略外周縁に沿う位置に配置される。
したがって、アイドル経路部Ldに沿って電子線照射ノズル31が移動されると、その照射口から照射される電子線により、発光部材42は、入口42iから漸次発光が強くなり、中間部42mで十分な輝度となって、出口42oまで輝度が増大される。このように電子線照射ノズル31から照射される電子線の強度を、発光部材42の発光が十分な大輝度となる位置で判断することができる。たとえば入口42iで最大輝度となると、その電子線照射ノズル31からの電子線の強度が大きく、電子線滅菌有効領域Cが広いことがわかる。反対に出口42oで最大輝度となると、その電子線照射ノズル31からの電子線の強度が小さく、電子線滅菌有効領域Cが狭く訂正範囲にないことがわかる。
図5は変形例2を示す。変形例2は、テーパ状の発光部材52を、段部を介して発光部材52の各壁52L,52R,52Bが互いに平行となる3つの第1〜第3平行部52W,52M,52Nを形成し、これら第1〜第3平行部52W,52M,52Nを直列に一体成型(または連結)したものである。
すなわち、アイドル経路部Ldの移動方向に沿って、電子線滅菌有効領域Cの中心Cpから最も遠い第1平行部52Wから、中間の第2平行部52Mを介して、電子線滅菌有効領域Cの中心Cpに接近する第3平行部52Nの順に配置される。
したがって、アイドル経路部Ldに沿って電子線照射ノズル31が移動されると、その照射口から照射される電子線により、発光部材52は、第1平行部52Wで、発光が弱く輝度が低い。第2平行部52Mになると、発光が十分に強くなり、十分に確認可能な輝度となる。さら第3平行部52Nでは、輝度がさらに高くなり最大の輝度となる。
以上のように、電子線照射ノズル31から照射される電子線の強度を、発光部材52の発光が十分に大きくなる第1〜第3平行部52W,52M,52Nで判断することができる。たとえば第1平行部52Wで閾値以上の輝度となると、その電子線照射ノズル31からの電子線の強度が大きく、電子線滅菌有効領域Cが広いことがわかる。反対に第3平行部52Nで閾値以下の輝度となると、その電子線照射ノズル31からの電子線の強度が小さく、電子線滅菌有効領域Cが狭く設定範囲にないことがわかる。このように、変形例2は変形例1と同様の作用効果を奏することができる。
[発光部材の変形例3]
図6は、被照射体である容器Bの略横断面に沿って、透光性材質からなる発光部材62が正面視で略U字形に形成され、電子線照射ノズル31からの電子線の左右側方と下方への照射状態を監視できるものである。
すなわち、発光部材62は、アイドル経路部Ldの移動方向に沿って、右側壁部62R、底壁部62Bおよび左側壁62Lが順次連結されて一体化されており、各壁部62R,62B,62Lの長さLR,LB,LLは、たとえば電子線滅菌有効領域Cの外径以上が望ましい。そして各壁部62R,62B,62Lを撮像できる撮像装置33がそれぞれ配置されている。
したがって、アイドル経路部Ldに沿って電子線照射ノズル31が移動されると、その照射口から照射される電子線により、発光部材62は、まず右側壁部62Rが発光されて輝き、ついで底壁部62Bが発光されて輝き、さらに左側壁62Lが発光されて輝く。この時の各壁部62R,62B,62Lが均等な輝度で発光されれば、容器Bの内面が均一に滅菌されることがわかる。壁部62R,62B,62Lのいずれか、または全部の輝度が低い場合には、電子線照射ノズル31や内面電子線発生装置26に不具合が発生している恐れがある。
[発光部材の変形例4]
実施例1および変形例1〜3では、発光部材32,42,52,62を正面視溝形に形成したが、図7に示す変形例4における発光部材72は、平坦または略平坦な透光性材質からなる板材により形成されたものである。
この発光部材72は、実施例1におけるU字形の溝形断面の電子線滅菌有効領域Cに沿う左右の側壁部72L,72Rと底壁部72Bとをそれぞれアイドル経路部Ldと同一中心を有する平面視略円弧状(略平坦状)または平坦状に独立して形成し配置したものである。
すなわち図7(a)〜(c)に示すように、発光部材72は、3枚がアイドル経路部Ldと同一中心を有する平面視略円弧状に形成され、アイドル経路部Ldに沿って移動される電子線滅菌有効領域Cの横断面でその略外周縁に沿って配置されており、アイドル経路部Ldの移動方向前方に向かって左側に鉛直姿勢で配置された左側発光板72Lと、右側に鉛直姿勢で配置された右側発光板72Rと、電子線照射ノズル31の下方でアイドル経路部Ldの垂線方向に沿って鉛直姿勢で配置された鉛直発光板72Vとからなる。また1枚が平坦状の電子線照射ノズル31の照射口の下方に対面してアイドル経路部Ldに沿って水平姿勢で配置された底発光板72Bがあり、これら発光板72L,72R,72V,72Bのうち、少なくとも1枚とその撮像装置33が選択されて設置される。
鉛直発光板72Vは、上辺が照射口の下方に対面して配置されて、その透過状態により、発光面の上下幅から電子線の強度を監視することができる。また仮想線で鉛直発光板72Vsで示すように、照射口の下方から右側または左側に平行移動させてもよい。なお、図7(d)に示すように、アイドル経路部Ldの垂線に対して所定角度θ傾斜させた傾斜姿勢の傾斜発光板7Vtを配置することもできる。この傾斜発光板7Vtを使用することにより、発光状態で電子線の下方および前後方向の広がりを視認することができる。
上記変形例4によれば、右側および左側の発光板7R,7Lと底発光板7Bにより、電子線滅菌有効領域Cの左右側面および底面の電子線の照射状態を撮像して視認することができる。
上記変形例4で、発光板72L,72R,72V, 72Vs,72Vtを平面視略円弧状としたが、アイドル経路部Ldの半径が十分に長く、かつアイドル経路部Ldに沿う長さが短い場合には、便宜的に平坦状のものを使用することができる。
[実施例2]
電子線監視装置を有する電子線滅菌装置81を具備した無菌充填設備の実施例2を、図8を参照して説明する。
この電子線滅菌装置81は、平面視円形の搬送経路上に、成型容器Bを形成するための図8(c)に示す被照射体であるプリフォーム体Pを滅菌するプリフォーム体滅菌経路Pcと、滅菌後のプリフォーム体Pを予熱、ブロー成形した図8(b)に示す被照射体である成型容器Bを滅菌する容器滅菌経路Lcを具備し、プリフォーム体と成型容器Bとを同時に滅菌するものである。なお、プリフォーム体Pおよび成型容器Bには、同一形状のネック部が形成されて、同一構造の容器保持装置16によりそれぞれ保持可能に構成されている。
本発明に係る電子線監視装置11は、内面滅菌部81bで、プリフォーム体入口Piと容器出口Boの間の第1アイドル経路部Ld1またはプリフォーム体出口Poと容器入口Biの間の第2アイドル経路部Ld2の少なくとも一方に設置され、実施例1と同様に構成される。
無菌充填設備の概要を図8(a)を参照して簡単に説明する。プリフォーム体Pは、供給装置82および洗浄・整列装置83から電子線滅菌装置81の第1外面滅菌部81aに搬入され、外面滅菌後にプリフォーム体入口Piから第1内面滅菌部81bに送り出される。第1内面滅菌部81bでは、プリフォーム体滅菌経路Pcに沿って搬送されると共に、電子線照射ノズル31が口部を介してプリフォーム体P内に挿入されて内面が滅菌される。このプリフォーム体Pは、プリフォーム体出口Poから予熱装置84に送られて予熱された後、ブロー成形装置85に送り出されて成型容器Bが成形される。さらに成型容器Bは、電子線滅菌装置81の第2外面滅菌部81cに搬入され、外面滅菌後に第2内面滅菌部81dに送り出される。第2内面滅菌部81dでは、容器滅菌経路Lcに沿って搬送されると共に電子線照射ノズル31が口部を介して成型容器B内に挿入されて内面が滅菌される。この成型容器Bは、容器出口Boからエアリンサー86に送られて洗浄された後、充填装置87に送られ、成型容器B内に無菌充填される。さらにキャッパー88に送られてキャッピングを施されて排出される。
実施例2によれば、プリフォーム体Pおよび成型容器Bを同時に滅菌するような電子線滅菌装置81であっても、プリフォーム体入口Piと容器出口Boの間の第1アイドル経路部Ld1や、プリフォーム体出口Poと容器入口Biの間の第2アイドル経路部Ld2を利用して、口部からプリフォーム体Pや成型容器B内に挿入され滅菌する電子線照射ノズル31からの電子線照射状態を、精度良く監視することができる。
なお、実施例1および2の電子線監視装置11では、発光状態を検出するのに、撮像装置33を使用したが、発光検出器である単数または複数の光学センサにより、発光部材32,42,52,62,72をそれぞれセンシングして、発光状態を検出し、信号処理装置34により検出信号処理して表示画面35に、視認可能な画像として表示することもできる。
Li 容器入口
Lo 容器出口
Lc 滅菌経路部
Ld アイドル経路部
B 容器・成型容器
C 電子線滅菌有効領域
11 電子線監視装置
12 電子線滅菌装置
16 容器保持具(搬送保持具)
21 内面滅菌部
22 旋回駆動装置
22a ロータリエンコーダ
23 主旋回テーブル
23a 主軸
24 主ネックハンドリンホイール
26 内面電子線発生装置
31 電子線照射ノズル
32 発光部材
32L 左側壁部
32R 右側壁部
32B 底壁部
33 撮像装置
34 信号処理装置
35 表示画面(表示装置)
42 発光部材
42L 左側壁部
42R 右側壁部
42B 底壁部
42i 入口
42o 出口
52 発光部材
62 発光部材
72 発光部材
P プリフォーム体
81 電子線滅菌装置

Claims (6)

  1. 容器またはプリフォーム体である被照射体と共に無端状搬送経路に沿って移動中に、先端の照射口を被照射体に挿入して被照射体の内面を滅菌する電子線照射ノズルを具備した電子線滅菌装置における電子線監視装置であって、
    前記無端状搬送経路で電子線照射ノズルが単独で移動するアイドル経路部に、電子線照射ノズルの前記照射口から照射される電子線により、発光する発光部材を配置し、
    前記発光部材の発光状態を検出する発光検出器または撮像装置の信号に基づいて、発光状態を電子線の照射状態として表示する表示装置を設けた
    ことを特徴とする電子線滅菌装置における電子線監視装置。
  2. 容器またはプリフォーム体である中空部を有する被照射体を保持可能な複数の搬送保持具と、当該搬送保持具に対向して配置された複数の電子線照射ノズルと、搬送保持具および電子線照射ノズルを無端状搬送経路に沿って移動させる滅菌用搬送装置を具備し、当該滅菌用搬送装置により、前記無端状搬送経路の滅菌経路部を移動中に、電子線照射ノズルを滅菌体保持具に保持された被照射体内に挿入して電子線を照射し被照射体の中空部内を滅菌する電子線滅菌装置における電子線監視装置であって、
    無端状搬送経路で搬送保持具により被照射体を保持しないアイドル経路部に、当該アイドル経路部に沿って移動する電子線照射ノズルの照射口に対応して配置されて電子線照射により発光する発光部材と、
    前記発光部材の発光状態を検出する発光検出器または撮像装置と、
    前記発光検出器または撮像装置の検出信号に基づいて、前記発光部材の発光状態を電子線の照射状態として表示するとともに、前記発光部材を発光させた電子線照射ノズルとを表示する表示装置とを備えた
    ことを特徴とする電子線滅菌装置における電子線監視装置。
  3. 滅菌用搬送装置は、外周部に一定ピッチで搬送保持具が配置された旋回テーブルを具備し、
    円形の搬送経路で容器の受渡しをする容器出口と容器入口の間にアイドル経路部が設けられ、
    発光検出器を撮像装置とし、表示装置は、発光部材の発光状態を画像で表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の電子線滅菌装置における電子線監視装置。
  4. 発光部材は、透光性材質からなる板材で形成され、電子線照射ノズルから照射される電子線滅菌有効領域で横断面の外周縁部に対応する壁面を有する円弧状またはU字形の溝形断面に形成され、かつアイドル経路部に沿って所定長さを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子線滅菌装置における電子線監視装置。
  5. 発光部材は、アイドル経路部の搬送方向に沿って、電子線滅菌有効領域の中心から離間する方向に漸次拡開または縮閉するテーパ部または段部を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子線滅菌装置における電子線監視装置。
  6. 発光部材は、略平坦な透光性材質からなる板材により形成され、
    アイドル経路部に沿って移動される電子線照射ノズルから照射される電子線の滅菌有効領域で、その横断面のアイドル経路両側の側縁部および底部の少なくとも一つに対応して配置された
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子線滅菌装置における電子線監視装置。
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