JP6163011B2 - アダプタ装置、ミラーリングシステム、および、ミラーリング方法 - Google Patents

アダプタ装置、ミラーリングシステム、および、ミラーリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、アダプタ装置、ミラーリングシステム、および、ミラーリング方法の技術に関する。
ミラーリングとは、スマートフォンなどの表示データを生成する生成側装置から、液晶ディスプレイなどの表示側装置へと表示データを転送して表示させる技術である。これにより、生成側装置の利用者だけでなく、周囲の友人なども表示側装置の同じ画面を閲覧することができるので、映画鑑賞やプレゼンテーションなどが手軽に実現できる(特許文献1,2参照)。
なお、会議で順番にプレゼンテーションを行う場合などに、1台の表示側装置に対して、複数台の生成側装置がそれぞれ表示データを転送したい場合もある。そこで、表示側装置の側で、表示要求のあった複数台の生成側装置のうちのどの装置からの表示データを許可するかを選択する手法が提案されている(特許文献3,4参照)。これらの手法により、互いの表示データが衝突せずに、1台分の表示データが、1台の表示側装置を占有して表示される。
特開2012−177902号公報 特開平11−296270号公報 特開2012−160020号公報 特開2005−266777号公報
複数台の生成側装置が1台の表示側装置を共用するケースにおいては、表示データの選択処理だけでなく、生成側装置のミラーリング規格と、表示側装置のミラーリング規格とを整合させる必要がある。ミラーリング規格として、例えば、Miracast(登録商標)、AirPlay(登録商標)、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)が挙げられる。
AirPlayは、アップル社が提供する規格であり、iPad(登録商標)などの端末のiOS上で動作する。Miracast、DLNAは、それぞれLinux(登録商標)ベースのプラットフォームであるAndroid上で動作する規格である。Miracastは、Android(登録商標) 4.2で標準対応する新しい規格であり、DLNAは、Miracastよりも古くから存在している規格である。これらの規格では、表示データの送信側から受信側へと表示データを送信する前準備(通信路の確立など)が互いに異なっており、同じ規格どうしで前準備を実行できた後に、表示データを送信することができる。
よって、生成側装置のミラーリング規格に対応していない表示側装置を用いてミラーリングを行う場合は、生成側装置と表示側装置とを仲介するアダプタ装置を用意する必要がある。このアダプタ装置が生成側装置のミラーリング規格に対応していれば、アダプタ装置がミラーリング規格に従って受信した表示データを、表示可能な形式としてそのまま表示側装置へと転送することにより、表示側装置でのデータ表示が可能となる。つまり、表示側装置が未対応のミラーリング規格を、アダプタ装置が吸収するしくみである。
しかし、3つの規格それぞれのアダプタ装置を用意することとなると、金銭コストや場所コストを強いる上に、表示側装置の画像入力端子を3入力分埋めてしまい、拡張性に乏しいものとなってしまう。
そこで、本発明は、端末の再生画面をディスプレイへとミラーリングするシステムにおいて、複数のミラーリング規格に低コストで対応させることを、主な目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のアダプタ装置は、
複数の通信規格のうちの1つの通信規格と、その通信規格で無線接続を確立するために必要な携帯端末の接続用情報との組み合わせを、接続待ちモードとして入力を受け付けるモード選択部と、
前記モード選択部により受け付けた前記接続待ちモードの通信規格を、受け付け可能な無線接続の通信規格として自身に設定する通信設定部と、
前記接続待ちモードの接続用情報として、接続先である自身のアダプタ装置の識別情報、前記アダプタ装置が入力データと照合するための認証用情報、および、前記アダプタ装置が提供する無線接続の識別情報、のうちのいずれかを表示装置に表示する接続用情報提供部と、
前記通信設定部により設定された前記接続待ちモードの通信規格とその接続用情報との組み合わせでの無線接続を、前記携帯端末との間で確立する中継側通信部と、
前記中継側通信部の無線接続を介して受信した前記携帯端末からの出力画面データを描画し、その描画結果を接続されている前記表示装置に転送することで、前記表示装置に描画結果を表示させるレンダリング部と、を有することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、端末の再生画面をディスプレイへとミラーリングするシステムにおいて、複数のミラーリング規格に低コストで対応させることができる。
本発明の一実施形態に関するミラーリングシステムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するミラーリングシステムの詳細を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するミラーリングシステムの動作を示す処理説明図である。 本発明の一実施形態に関するアダプタ装置の出力画面を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する携帯端末の出力画面を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、ミラーリングシステムを示す構成図である。ミラーリングシステムは、携帯端末1(1a〜1c)と、アダプタ装置2と、表示装置4とを含めて構成される。
表示装置4には、携帯端末1が自身の表示画面(タッチパネルの液晶画面など)に表示する内容である表示データが、ミラーリング(転送)して表示される。アダプタ装置2は、携帯端末1の表示データを受信して、表示装置4へと転送する。
ミラーリングシステムを構成する機器間の通信手段としては、例えば、アダプタ装置2と携帯端末1との間に形成される論理的な通信路であるwi-fi(登録商標)などの無線通信、アダプタ装置2と表示装置4との間を接続するHDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)ケーブルなどの有線通信などが挙げられる。
なお、図1のミラーリングシステムを構成する各装置(携帯端末1、アダプタ装置2、表示装置4)は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとハードディスク(記憶手段)と通信用インタフェースを有するコンピュータとして構成され、このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部を動作させる。
ここで、アダプタ装置2には、様々なミラーリング規格の携帯端末1が接続される。図1では、それらの規格として、Miracast、AirPlay、DLNAという3つの規格を例示するが、この3つの規格だけに限定されるものではない。
なお、1つのミラーリング規格は、ミラーリングを行うための通信路を確立するために、1つ以上の無線規格に対応している(無線規格を利用している)。例えば、Miracastのミラーリング規格では、Wi-Fi-Directモードの通信規格を利用するように規定されている。一方、AirPlayやDLNAのミラーリング規格では、Wi-Fi-infrastructureモードの通信規格を利用するように規定されている。
よって、図1のミラーリングシステムでは、携帯端末1aは、Miracastが規定するWi-Fi-Directモードの通信規格を用いてアダプタ装置2と無線接続する。
携帯端末1bは、AirPlayが規定するWi-Fi-infrastructureモードの通信規格を用いてアダプタ装置2と無線接続する。
携帯端末1cは、DLNAが規定するWi-Fi-infrastructureモードの通信規格を用いてアダプタ装置2と無線接続する。
図2は、ミラーリングシステムの詳細を示す構成図である。
携帯端末(Miracast)1aは、端末側表示部11aと、レンダリング部12aと、エンコード部13aと、端末側通信部14aとを有する。
レンダリング部12aは、自身のタッチパネルなどの端末側表示部11aに表示する画面の表示データを描画(レンダリング)する。エンコード部13aは、レンダリング部12aの表示データを対象として、リアルタイムにエンコード処理を行うことでエンコードデータを作成し、端末側通信部14aを介して、アダプタ装置2にエンコードデータを送信する。
端末側通信部14aは、アダプタ装置2の中継側通信部21aとの間に、Wi-Fi-Directモードでの論理接続を形成し、その論理接続を用いて、作成されたエンコードデータを送信する。
携帯端末(AirPlay)1bは、端末側表示部11bと、レンダリング部12bと、エンコードデータ格納部13bと、端末側通信部14bとを有する。
レンダリング部12bは、エンコードデータ格納部13b内のエンコードデータをデコードしてから描画(レンダリング)することで、自身のタッチパネルなどの端末側表示部11bに表示する画面の表示データを作成する。
なお、エンコードデータは、あらかじめMPEG(Moving Picture Experts Group)−4などの映像ファイルの規格により圧縮符号化された(エンコードされた)データである。映像ファイルには、ビデオコーデックと音声コーデックとがコンテナによってまとめられている。そして、デコード処理は、エンコードデータを解析し再生できる形に変換する処理である。
なお、携帯端末(AirPlay)1bは、エンコードデータ格納部13bに、エンコードデータそのものを格納していてもよいし、エンコードデータへのリンク(外部へのURL(Uniform Resource Locator))を保持していてもよい。
端末側通信部14bは、アダプタ装置2の中継側通信部21bとの間に、Wi-Fi-infrastructureモードで通信可能に接続し、その接続を用いて、エンコードデータ格納部13b内のエンコードデータを送信する。
携帯端末(DLNA)1cは、端末側表示部11cと、レンダリング部12cと、エンコードデータ格納部13cと、端末側通信部14cとを有する。なお、携帯端末(DLNA)1cと携帯端末(AirPlay)1bとは、符号末尾が「b」と「c」と対応する、同等の構成要素を有する。例えば、エンコードデータ格納部13bとエンコードデータ格納部13cとが対応する。
アダプタ装置2は、中継側通信部21(21a〜21c)と、通信設定部22と、デコード部26と、レンダリング部27と、WAN(Wide Area Network)通信部28とを有する。
中継側通信部21(21a〜21c)は、対応する端末側通信部14(14a〜14c)との間に、ミラーリング規格が対応する無線規格での通信路を形成する無線通信手段である。
通信設定部22は、各規格の中継側通信部21(21a〜21c)のうち、現在どの規格を用いるのかを設定する。つまり、通信設定部22は、中継側通信部21a〜21cのうち、これから接続する1つの中継側通信部21だけを有効にし、他の2つの中継側通信部21を無効にする。
つまり、1台のアダプタ装置2には、3つのミラーリング規格それぞれの中継側通信部21を含んでおり、接続相手の携帯端末1のミラーリング規格と同じ規格の中継側通信部21を有効化することにより、どのミラーリング規格の携帯端末1ともミラーリングできるようにしている。ミラーリング規格の有効化とは、そのミラーリング規格の接続用情報(詳細は後記)を用いて、アダプタ装置2を無線接続可能な状態にすることである。
なお、アダプタ装置2と接続相手の携帯端末1とでミラーリング規格が合致するために、両装置を同じユーザが操作してもよいし、別々のユーザが操作する場合であっても、ユーザ間であらかじめ同じミラーリング規格を決めておいてもよい。
なお、通信設定部22は、3つの中継側通信部21を排他的に使用するときには、2つを無効にすることとしたが、中継側通信部21の無線通信モジュールが3つ存在するときには、つまり、3つの中継側通信部21を同時並行に使用可能なときには、これから接続するものとは別の中継側通信部21の無効化処理を行わなくてもよい。これにより、これから接続するものとは別の中継側通信部21のWi-Fi接続を切断しないので、Wi-Fi接続とWi-Fi切断を繰り返すことをしなくて済む。
デコード部26は、中継側通信部21が受信したエンコードデータをデコードして、レンダリング部27に渡す。また、デコード部26は、中継側通信部21が受信したデータがエンコードデータそのものでなく、エンコードデータへのリンクであるときには、WAN通信部28を介してインターネットのリンク先に位置するメディアサーバ31のエンコードデータ格納部32内のエンコードデータをロード(ダウンロードまたはストリーミング受信)してから、デコードする。
レンダリング部27は、表示装置4の規格(解像度など)に合わせてデコードされた表示データを描画することで、表示装置4に出力する表示データを作成し、HDMIケーブルを介して表示装置4に出力する。
図3は、ミラーリングシステムの動作を示す処理説明図である。なお、図3では、ミラーリングシステムの構成要素(アダプタ装置2、携帯端末1)に加えて、ミラーリングシステムのユーザの操作も記載しているが、この記載はあくまで説明をわかりやすくするためであり、ミラーリングシステムが操作をするユーザそのものを含めて構成されるわけではない。
S111として、ユーザは、アダプタ装置2のモード選択ボタン(モード選択部、図示省略)を押下すると、アダプタ装置2は自身の接続待ちモードを更新する(S112)。または、ユーザは、携帯端末1にモード選択信号を赤外線通信などで出力させることで、S112の更新処理を起動してもよい。よって、アダプタ装置2は、S112の処理をするためのモード選択手段(図示省略)を有する。
なお、モード選択手段は、接続待ちモードを更新するたびに、例えば、「接続待ちモードを「AirPlayモード」に更新します、よろしいでしょうか。」などの更新可否をユーザに確認させる画面を提示し、ユーザからの確認がとれたときに、接続待ちモードを更新することとしてもよい。これにより、現在使用している接続待ちモードをむやみに別の接続待ちモードへと変更することを抑制する。
S113として、アダプタ装置2は、S112で更新された接続待ちモードを示す画面を作成し、表示装置4に表示する。このS113の画面は、携帯端末1からミラーリングされた画面ではなく、アダプタ装置2が自身で作成した画面である。よって、アダプタ装置2は、S113の処理をするための接続用情報提供部(図示省略)を有する。
なお、接続待ちモードとは、3つの中継側通信部21のうちのどの中継側通信部21を用いるかを、通信設定部22に設定させるモードであり、例えば、接続待ちモードが「AirPlayモード」なら、通信設定部22は、中継側通信部21bを利用(アクティブ)にする。
本実施形態では、接続待ちモードとして、以下の4つを例示する。
・Miracast PIN(Personal Identification Number)モード:携帯端末(Miracast)1aからの接続を待つモードであり、その接続用情報として、暗証番号であるPINを用いる(図4(a)参照)。
・Miracast PBC(Push Button Configuration)モード:携帯端末(Miracast)1aからの接続を待つモードであり、その接続用情報として、アダプタ装置2のMAC(Media Access Control)アドレスを用いる(図4(b)参照)。
なお、Miracast PINモードおよびMiracast PBCモードでは、アダプタ装置2は、Wi-Fi-Directの接続用のSSIDを自身からは積極的に発信せず、携帯端末(Miracast)1aから要求されたSSIDを参照するステルスモードで動作することが、不正な接続を防止する観点で望ましい。
・AirPlayモード:携帯端末(AirPlay)1bからの接続を待つモードであり、その接続用情報として、アダプタ装置2のAP(Access Point)を識別するSSID(Service Set Identifier)を用いる(図4(c)参照)。なお、アダプタ装置2は、携帯端末1にインターネット接続を提供するための無線LAN(Local Area Network)のAPとしても動作する。
・DLNAモード:携帯端末(DLNA)1cからの接続を待つモードであり、その接続用情報として、AirPlayモードで説明したものと同様のSSIDに加え、DLNAの接続相手であるアダプタ装置2のIPアドレス(WFD-HDMIのIPアドレス)を用いる(図4(d)参照)。なお、S113の画面として、接続用情報だけでなく、他の情報(例えば、図4(d)に示すアダプタ装置2の設定画面にログインするためのURLや、そのURLを示すQR(Quick Response)コードなどの設定用情報)を表示してもよい。
以上説明した4つの接続待ちモードの更新処理について、S111のモード選択ボタンがモードごとに(ここでは4つ)存在するときには、アダプタ装置2は、今回押下されたボタンに対応する接続待ちモードへと更新する(S112)。
または、S111のモード選択ボタンが1つだけ存在するときには、アダプタ装置2は、所定のモード順序(例えば、Miracast PINモード→Miracast PBCモード→AirPlayモード→DLNAモード→Miracast PINモード→Miracast PBCモード→…)にしたがって、前回のモードからみて次の接続待ちモードへと更新する(S112)。
S114として、ユーザは、S113で表示装置4に表示された画面を目視することで、アダプタ装置2の現在の接続待ちモードとその接続用情報を把握することができる。
S121として、ユーザは、S114で把握した接続用情報を、携帯端末1に入力する。ここでの入力操作とは、新たに接続用情報を新規設定として携帯端末1に入力させてもよいし、すでに携帯端末1に入力された接続用情報のリストをユーザに提示させて、その中から選択させてもよい。携帯端末1は、入力された接続用情報を受け付ける(S122)。
S123として、携帯端末1は、S122で受け付けた接続用情報をもとに、アダプタ装置2に対して接続を要求する。ここでの接続とは、図2で示したWi-Fi-Directの接続や、Wi-Fi-infrastructureの接続である。
S124として、アダプタ装置2は、S123の接続要求を受け付ける。そして、アダプタ装置2は、接続用情報をもとに、携帯端末1との間に接続を確立する。
なお、接続待ちモードの接続用情報で説明したように、このS124での接続の確立とは、ミラーリング規格が利用する通信路の確立だけでなく、ミラーリング規格を携帯端末1とアダプタ装置2との間で今後利用可能にするための、あらゆる前準備の処理を含めてもよい。前準備の処理とは、例えば、確立した通信路を介して行われる携帯端末1のユーザ認証処理や、ミラーリング規格を実現するための各種プログラムの起動処理などが含まれる。
ここで、アダプタ装置2は、S112で更新された最新の接続待ちモードに従った接続用情報の接続要求(S123)を受け付けるが、他の接続待ちモードの接続要求を受け付けないように拒否してもよい。これにより、規格が異なる複数の携帯端末1から同時期に発生した接続要求から、1つの接続要求を採用することで、どの携帯端末1からの画面出力を優先するかを特定できる。
そして、携帯端末1は、S124の接続を介して出力画面を転送するアプリ(ミラーリングアプリ)を起動する。このアプリは、携帯端末(Miracast)1aでは「Miracast」、携帯端末(AirPlay)1bでは「AirPlay」、携帯端末(DLNA)1cでは「AirFun」などが挙げられる。なお、AirFunは、標準搭載アプリではないので、事前にアプリダウンロードサイト(*** play)からダウンロードしてインストールしておく必要がある。
S131として、ユーザは、アダプタ装置2を介して表示装置4に描画する表示データの内容を決定するための表示操作(詳細は、図5で後記)を入力する。携帯端末1は、入力された表示操作を受け付ける(S132)。
S133として、携帯端末1(ミラーリングアプリ)は、S132で受け付けた表示操作をもとに表示データ(エンコードデータ)を作成し、S123,S124で確立された接続を介してアダプタ装置2に送信する。例えば、携帯端末(Miracast)1aの場合は、表示操作をもとに自身の端末側表示部11に表示する表示データを、エンコード部13がリアルタイムにエンコードすることにより、表示データを作成する。一方、携帯端末(AirPlay)1bまたは携帯端末(DLNA)1cの場合、自身のエンコードデータ格納部13b,13cに格納されているエンコードデータ(または、格納されているエンコードデータのリンク先から取得できるエンコードデータ)のうちの表示操作により指定されたデータを読み出す。
S134として、アダプタ装置2は、S133で受信したエンコードデータをデコードすることで表示データを取り出し、その表示データを表示装置4に転送することで、表示装置4に画面出力させる。
図5は、S134で出力される携帯端末の出力画面を示す説明図である。図5では、出力画面の一例として、携帯端末(AirPlay)1bで動作する動画再生アプリの画面を示す。出力画面は、上部のヘッダ領域92と、その下に位置する表示領域91とで構成される。
ヘッダ領域92には、S131の表示操作をユーザに入力させるために、左から順に、完了ボタン92a、再生時刻表示欄92b、再生位置スライドバー92c、残り時刻表示欄92dが配置されている。
完了ボタン92aは、押下(タッチパネルの場合はタッチ)されると、動画再生アプリが終了し、アプリ選択画面(図示省略)に戻る。
再生時刻表示欄92bには、現在の動画の再生時刻(再生位置)が表示されている。
再生位置スライドバー92cは、スライドされると、再生位置が変更される。
残り時刻表示欄92dには、現在の動画の残り時刻が表示されている。つまり、動画の時間長は、再生時刻と残り時刻との和である。
表示領域91には、デコードされたエンコードデータの内容(例えば、スポーツの試合などのコンテンツデータ)が表示される。そして、表示領域91の上に(重複して)操作領域93が表示され、さらにその操作領域93の上に表示先領域94が表示される。
操作領域93は、S131の表示操作をユーザに入力させるために、左から順に、動画の再生制御をするボタン群(前項目移動ボタン93a、一時停止ボタン93b、次項目移動ボタン93c)と、表示先選択ボタン93dが配置されている。表示先選択ボタン93dは、押下されると、表示先領域94を表示する。
表示先領域94は、現在ユーザに見せている出力画面の表示先を選択させるための領域である。
ローカル出力選択欄(iPad)94aが押下により選択(チェック)されると、携帯端末(AirPlay)1bに搭載される端末側表示部11(タッチパネル)へと、出力画面が表示される。
リモート出力選択欄(abb)94bが押下により選択(チェック)されると、表示装置4へと、出力画面が表示される。
なお、ローカル出力かリモート出力かという画面出力について、ローカル出力かリモート出力かを択一的に1つだけとしてもよいし、ローカル出力とリモート出力とを同時に行ってもよい。本実施形態での「ミラーリング」という用語は、出力画面を転送するという広義の意味で用いており、ローカル出力とリモート出力とを同時に行うシステム(狭義の意味)に限定されるものではない。
以上説明した本実施形態により、複数のミラーリング規格それぞれの接続待ちモード(S112)でアダプタ装置2が接続を受け付ける(S124)ことで、複数のミラーリング規格のいずれかの規格に従った、携帯端末1とアダプタ装置2との間の接続を確立することができる。
さらに、現在の接続待ちモード個別の設定に応じた設定用情報が、接続前にユーザに画面表示(S113)提示されることで、ユーザは、SSIDなどの設定用情報をそのまま携帯端末1に入力することができ(S121)、複数のミラーリング規格の詳細を知らなくても、容易にミラーリングシステムを利用できる。
そして、本実施形態のアダプタ装置2は、複数(例えば3つ)の規格にそれぞれ対応することで、1つの規格だけしか対応しないアダプタ装置を規格数だけ用意する構成に比べて、アダプタ装置2の構成要素(中継側通信部21の無線アンテナ、表示装置4との接続に用いられるHDMI端子など)を1つに集約することができるので、低コストかつ拡張性の高いミラーリングシステムを導入することができる。
1 携帯端末
11 端末側表示部
12 レンダリング部
13 エンコード部
13 エンコードデータ
14 端末側通信部
2 アダプタ装置
21 中継側通信部
22 通信設定部
26 デコード部
27 レンダリング部
28 WAN通信部
31 メディアサーバ
32 エンコードデータ
4 表示装置

Claims (6)

  1. 複数の通信規格のうちの1つの通信規格と、その通信規格で無線接続を確立するために必要な携帯端末の接続用情報との組み合わせを、接続待ちモードとして入力を受け付けるモード選択部と、
    前記モード選択部により受け付けた前記接続待ちモードの通信規格を、受け付け可能な無線接続の通信規格として自身に設定する通信設定部と、
    前記接続待ちモードの接続用情報として、接続先である自身のアダプタ装置の識別情報、前記アダプタ装置が入力データと照合するための認証用情報、および、前記アダプタ装置が提供する無線接続の識別情報、のうちのいずれかを表示装置に表示する接続用情報提供部と、
    前記通信設定部により設定された前記接続待ちモードの通信規格とその接続用情報との組み合わせでの無線接続を、前記携帯端末との間で確立する中継側通信部と、
    前記中継側通信部の無線接続を介して受信した前記携帯端末からの出力画面データを描画し、その描画結果を接続されている前記表示装置に転送することで、前記表示装置に描画結果を表示させるレンダリング部と、を有することを特徴とする
    アダプタ装置。
  2. 前記モード選択部は、前記接続待ちモードの入力として、前記接続待ちモードの通信規格とその接続用情報との組み合わせを示すモード選択信号を前記携帯端末から受け付けることを特徴とする
    請求項1に記載のアダプタ装置。
  3. 前記アダプタ装置は、さらに、WAN(Wide Area Network)との通信インタフェースとなるWAN通信部を有しており、
    前記中継側通信部が無線接続を確立した前記携帯端末に対して、前記WAN通信部を介するWANへのアクセスを提供するアクセスポイント装置として動作することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のアダプタ装置。
  4. 前記アダプタ装置は、さらに、圧縮符号化のエンコード処理がなされている前記出力画面データを前記中継側通信部が受信したときに、その出力画面データを解析し再生できる形に変換して前記レンダリング部に通知するデコード部を有することを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のアダプタ装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のアダプタ装置と、前記表示装置とを有しており、前記アダプタ装置は、前記携帯端末からの出力画面データを、前記表示装置に表示させることを特徴とする
    ミラーリングシステム。
  6. 携帯端末と表示装置とを中継するアダプタ装置が、
    前記携帯端末の出力画面データを受信するための無線接続について、複数の通信規格のうちの現在受け付ける無線接続の通信規格と、その通信規格で無線接続を確立するために必要な携帯端末の接続用情報との組み合わせを示す接続待ちモードの入力を受け付け、
    受け付けた前記接続待ちモードの通信規格を、受け付け可能な無線接続の通信規格として自身に設定し、
    前記接続待ちモードの接続用情報として、接続先である自身の前記アダプタ装置の識別情報、前記アダプタ装置が入力データと照合するための認証用情報、および、前記アダプタ装置が提供する無線接続の識別情報、のうちのいずれかを前記表示装置に表示し、
    前記自身に設定された前記接続待ちモードの通信規格とその接続用情報との組み合わせでの無線接続を前記携帯端末との間で確立し、
    無線接続を介して受信した前記携帯端末から前記出力画面データを描画し、その描画結果を接続されている前記表示装置に転送することで、前記表示装置に描画結果を表示させることを特徴とする
    ミラーリング方法。
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