JP6162209B2 - ユーザ端末、プロセッサ、及び移動通信システム - Google Patents

ユーザ端末、プロセッサ、及び移動通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6162209B2
JP6162209B2 JP2015501403A JP2015501403A JP6162209B2 JP 6162209 B2 JP6162209 B2 JP 6162209B2 JP 2015501403 A JP2015501403 A JP 2015501403A JP 2015501403 A JP2015501403 A JP 2015501403A JP 6162209 B2 JP6162209 B2 JP 6162209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
enb
terminal
information
user terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015501403A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014129356A1 (ja
Inventor
憲由 福田
憲由 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2014129356A1 publication Critical patent/JPWO2014129356A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6162209B2 publication Critical patent/JP6162209B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/20Performing reselection for specific purposes for optimising the interference level
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15507Relay station based processing for cell extension or control of coverage area
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/03Reselecting a link using a direct mode connection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/03Reselecting a link using a direct mode connection
    • H04W36/033Reselecting a link using a direct mode connection in pre-organised networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/34Reselection control
    • H04W36/38Reselection control by fixed network equipment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/542Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria using measured or perceived quality
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/14Direct-mode setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/005Discovery of network devices, e.g. terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システム、基地局、ユーザ端末及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信は、近接する複数のユーザ端末が、移動通信システムに割り当てられた周波数帯域内で直接的な無線通信を行うものである。なお、D2D通信は、近傍サービス(Proximity Service)通信と称されることもある。
3GPP技術報告 「TR 22.803 V12.0.0」 2012年12月
現状の仕様においては、D2D通信を適切に制御するための仕組みが存在しない。このため、ユーザ端末が自由にD2D通信を行った場合、基地局は、D2D通信におけるユーザ端末の送信電力により、干渉を受けることがある。
そこで、本発明は、D2D通信を行うユーザ端末による基地局への干渉を抑制できる移動通信システム、基地局、ユーザ端末及びプロセッサを提供する。
一実施形態によれば、移動通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする。移動通信システムは、基地局との無線接続を確立するユーザ端末を有する。前記ユーザ端末は、該ユーザ端末の測定により得られた情報を示す端末測定情報を前記基地局に送信し、前記基地局を含むネットワークは、前記端末測定情報に基づいて、前記ユーザ端末が前記D2D通信を行った場合に前記基地局に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合に、前記ユーザ端末に前記D2D通信を開始するように指示する。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、セルラ通信におけるデータパスを示す図である。 図6は、D2D通信におけるデータパスを示す図である。 図7は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。 図8は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図9(a)は、eNB200、UE100−1及びUE100−2間の距離を説明するための図である。図9(b)は、eNB200、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが受信する信号の受信電力強度及び受信品質を説明するための図である。 図10は、第1実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図11は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図12は、第3実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図13は、第3実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る移動通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムであって、基地局との無線接続を確立するユーザ端末を有し、前記ユーザ端末は、該ユーザ端末の測定により得られた情報を示す端末測定情報を前記基地局に送信し、前記基地局を含むネットワークは、前記端末測定情報に基づいて、前記ユーザ端末が前記D2D通信を行った場合に前記基地局に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合に、前記ユーザ端末に前記D2D通信を開始するように指示する。これにより、ネットワークが、ユーザ端末がD2D通信を行った場合に基地局に与える干渉が許容量を超えると判断した場合には、ユーザ端末は、D2D通信を開始しないため、基地局がユーザ端末からD2D通信による干渉を受けることを抑制することができる。
第1実施形態において、前記端末測定情報は、前記ユーザ端末が測定した位置を示す位置情報であり、前記ネットワークは、前記位置情報から求められた前記基地局と前記ユーザ端末との距離に基づいて、前記基地局に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。これにより、ネットワークは、基地局又はユーザ端末における偶発的な無線環境の変化に左右されずに判断することができるため、判断の安定化を図ることができる。
第1実施形態において、前記端末測定情報は、前記ユーザ端末が測定した無線環境を示す無線環境情報であり、前記ネットワークは、前記無線環境情報から求められた前記ユーザ端末が受信した受信電力強度及び前記基地局と前記ユーザ端末との間のパスロスの少なくともいずれかに基づいて、前記基地局に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。これにより、ネットワークは、ユーザ端末の実際の無線環境に基づいて判断するため、判断の精度を高くすることができる。
第1実施形態において、前記ユーザ端末は、該ユーザ端末が前記D2D通信をサポートしているかを示すD2Dサポート情報を送信し、前記ネットワークは、前記D2Dサポート情報に基づいて前記ユーザ端末が前記D2D通信をサポートしているか否かを判断し、前記ネットワークは、前記ユーザ端末が前記D2D通信をサポートしていない場合には、前記ユーザ端末に前記D2D通信を開始するように指示しない。これにより、ネットワークは、D2D通信をサポートしていないユーザ端末に対して、D2D通信を行わせるかを判断するための無駄な端末測定情報の要求をせずにすむ。
第1実施形態において、前記ネットワークは、前記ユーザ端末が前記基地局に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合で、かつ、前記ユーザ端末が前記ネットワークを経由して他のユーザ端末と通信を行っている場合に、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末から前記D2D通信の要求がなくても、前記ユーザ端末と前記他のユーザ端末とが前記D2D通信を開始するように指示する。これにより、ユーザ端末及び他のユーザ端末がD2D通信を行うため、基地局のトラフィックの負荷を低減することができる。
第1実施形態において、前記ネットワークは、前記ユーザ端末に前記D2D通信を行うことに同意するか否かを確認するための確認情報を送信し、前記ネットワークは、前記ユーザ端末から前記D2D通信を行うことに同意が得られた場合に、前記ユーザ端末と前記他のユーザ端末とが前記D2D通信を開始するように指示する。これにより、ユーザ端末を使用するユーザの意図に反して、ネットワークがユーザ端末に強制的にD2D通信を行わせることを抑制できる。
第1実施形態において、前記ネットワークは、前記ユーザ端末が前記基地局との無線接続を確立した状態でのみ前記D2D通信を行う場合に、前記ユーザ端末に前記D2D通信を開始するように指示する。これにより、ネットワークは、ユーザ端末がD2D通信を行っていても、ユーザ端末を制御することが可能である。
第1実施形態において、前記基地局との無線接続を確立する他のユーザ端末を有し、前記ユーザ端末は、前記基地局との無線接続を確立した状態で前記他のユーザ端末と前記D2D通信を行っている場合に、前記端末測定情報を前記基地局に送信し、前記ネットワークは、前記端末測定情報に基づいて前記ユーザ端末が前記D2D通信を行っている場合に前記基地局に与える干渉が許容量を超えると判断した場合に、前記ユーザ端末に前記D2D通信を終了するように指示する。これにより、ネットワークは、D2D通信の開始の制御だけでなく、D2D通信の終了の制御も行うため、基地局がユーザ端末からD2D通信による干渉を受けることをより抑制することができる。
第1実施形態において、前記ネットワークは、前記ユーザ端末に前記D2D通信を終了するように指示すると共に、前記ユーザ端末が前記ネットワークを経由して前記他のユーザ端末と通信を行うように指示する。これにより、ネットワークは、ユーザ端末の通信を終了させずに、ユーザ端末から干渉を受けることを抑制することができる。
第2実施形態において、前記ユーザ端末は、前記D2D通信における通信相手端末の発見に使用される発見用信号を送信可能であり、前記基地局は、前記発見用信号を送信する際に用いられる無線リソースの情報及び/又は送信電力の情報を含む関連情報を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末は、前記関連情報に対応した前記発見用信号を送信する。これにより、ユーザ端末が送信する発見用信号が、ユーザ端末の近傍に存在する別のユーザ端末への干渉信号となることを抑制できる。
第3実施形態において、前記ユーザ端末は、前記ユーザ端末と前記基地局との無線接続が確立されていない場合に、前記D2D通信のみを行うために無線接続を確立することを示す情報を、前記基地局との無線接続の確立の要求と共に送信する。これにより、通常の無線接続の確立において必要な情報であり、かつ、D2D通信のみを行うための無線接続の確立において必要でない情報の送受信を省略することができる。
第3実施形態において、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムであって、基地局との無線接続を確立する3以上の複数のユーザ端末を有し、前記複数のユーザ端末のそれぞれは、前記ユーザ端末のそれぞれが測定により得られた情報を示す端末測定情報を前記基地局に送信し、前記基地局を含むネットワークは、前記端末測定情報に基づいて、前記複数のユーザ端末のそれぞれが前記D2D通信を行った場合に前記基地局に与える干渉が許容量より少ないか否かを判断し、前記ネットワークは、前記複数のユーザ端末のうち前記基地局に与える干渉が許容量より少ないと判断されたユーザ端末にのみ前記D2D通信を開始するように指示する。これにより、D2D通信を有効に活用しつつも、基地局がユーザ端末からD2D通信による干渉を受けることを抑制することができる。
実施形態において、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおける基地局であって、前記基地局を含むネットワークは、前記基地局との無線接続を確立するユーザ端末から送信された端末測定情報に基づいて、前記ユーザ端末が前記D2D通信を行った場合に前記基地局に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合に、前記ユーザ端末に前記D2D通信を開始するように指示する制御部を有し、前記端末測定情報は、前記ユーザ端末の測定により得られた情報を示す。
実施形態において、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末であって、前記ユーザ端末が前記D2D通信を行う能力を有しているかを示すD2D能力情報を基地局に送信する送信部を有する。
実施形態において、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおける基地局に備えられるプロセッサであって、前記基地局を含むネットワークは、前記基地局との無線接続を確立するユーザ端末から送信された端末測定情報に基づいて、前記ユーザ端末が前記D2D通信を行った場合に前記基地局に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合に、前記ユーザ端末に前記D2D通信を開始するように指示する処理を実行し、前記端末測定情報は、前記ユーザ端末により得られた情報を示す。
実施形態において、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末に備えられるプロセッサであって、前記ユーザ端末が前記D2D通信を行う能力を有しているかを示すD2D能力情報を基地局に送信する処理を実行する。
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成されるセルラ移動通信システム(以下、「LTEシステム」)にD2D通信を導入する場合の各実施形態を説明する。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態について、説明する。
(LTEシステム)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM(Operation and Maintenance)400と、を含む。また、EPC20は、コアネットワークに相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
(D2D通信)
次に、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)とD2D通信とを比較して説明する。
図5は、セルラ通信におけるデータパスを示す図である。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でセルラ通信を行う場合を例示している。なお、データパスとは、ユーザデータ(ユーザプレーン)の転送経路を意味する。
図5に示すように、セルラ通信のデータパスはネットワークを経由する。詳細には、eNB200−1、S−GW300、及びeNB200−2を経由するデータパスが設定される。
図6は、D2D通信におけるデータパスを示す図である。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でD2D通信を行う場合を例示している。
図6に示すように、D2D通信のデータパスはネットワークを経由しない。すなわち、UE間で直接的な無線通信を行う。このように、UE100−1の近傍にUE100−2が存在するのであれば、UE100−1とUE100−2との間でD2D通信を行うことによって、ネットワークのトラフィック負荷及びUE100のバッテリ消費量を削減するなどの効果が得られる。なお、Locally Routedというモード(局所中継モード)では、データパスがS−GW300を経由せずにeNB200を経由する。
なお、D2D通信が開始されるケースとして、(a)相手端末(近傍端末)を発見するための動作を行うことによって相手端末を発見した後に、D2D通信が開始されるケースと、(b)相手端末(近傍端末)を発見するための動作を行わずにD2D通信が開始されるケースがある。
例えば、上記(a)のケースでは、UE100−1及びUE100−2のうち一方のUE100が、近傍に存在する他方のUE100を発見することで、D2D通信が開始される。
このケースの場合、UE100は、相手端末を発見するために、自身の近傍に存在する他のUE(近傍端末)100を発見する(Discover)機能、及び/又は、UE100は、他のUE100から発見される(Discoverable)機能を有する。
具体的には、UE100−1は、相手端末(近傍端末)を発見するため又は相手端末(近傍端末)に発見されるために用いられる発見信号(Discovery信号/Discoverable信号)を送信する。発見信号を受信したUE100−2は、UE100−1を発見する。UE100−2が、発見信号に対する応答を送信することで、発見信号を送信したUE100−1は、相手端末であるUE100−2を発見する。
なお、UE100は、相手端末を発見しても必ずしもD2D通信を行う必要はなく、例えば、UE100−1及びUE100−2は、互いに相手を発見した後に、ネゴシエーションを行って、D2D通信を行うか否かを判定してもよい。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信を行うことに同意した場合に、D2D通信を開始する。なお、UE100−1は、相手端末を発見した後にD2D通信を行わなかった場合、上位レイヤ(例えば、アプリケーションなど)に近傍のUE100(すなわち、UE100−2)の発見を報告してもよい。例えば、アプリケーションは、当該報告に基づく処理(例えば、UE100−2の位置を地図情報にプロットする処理など)を実行できる。
また、UE100は、相手端末を発見したことをeNB200に報告し、相手端末との通信をセルラ通信によって行うかD2D通信によって行うかの指示をeNB200から受けることも可能である。
一方、上記(b)のケースでは、例えば、UE100−1は、相手端末を特定せずに、D2D通信用の信号の送信(ブロードキャストによる報知など)を開始する。これにより、UE100は、相手端末の発見の有無にかかわらず、D2D通信を開始できる。なお、D2D通信用の信号の待ち受け動作を行っているUE100−2は、UE100−1からの当該信号に基づいて、同期又は/及び復調を行う。
(第1実施形態に係る移動通信システムの動作)
次に、第1実施形態に係る移動通信システムの動作について、図7から図9を用いて説明する。図7は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。図8は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
図7に示すように、UE100−1及びUE100−2は、eNB200が管理するセル250に存在する。また、図7及び図8に示すように、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200との接続を確立しており、UE100−1及びUE100−2は、コアネットワークを経由したセルラ通信を行っている。
図8に示すように、ステップ101において、UE100−1は、UE100−1がD2D通信をサポートしているかを示すD2Dサポート情報をeNB200に送信する。同様に、UE100−2は、D2Dサポート情報をeNB200に送信する。eNB200は、D2Dサポート情報を受信する。
D2Dサポート情報としては、例えば、(a)セルラ通信をサポートしている全ての帯域において、UE100が上りリンク及び下りリンクを用いたD2D通信をサポートしていることを示す情報(D2D capability)、(b)セルラ通信をサポートしている全ての帯域において、UE100が上りリンク及び/又は下りリンクを用いたD2D通信をサポートしていることを示す情報(D2D capability per UL/DL)、(c)所定の帯域において、UE100が上りリンク及び下りリンクを用いたD2D通信をサポートしていることを示す情報(D2D capability per band)、(d)所定の帯域において、UE100が上りリンク及び/又は下りリンクを用いたD2D通信をサポートしていることを示す情報(D2D capability per band +UL/DL)、(e)上りリンクの所定の帯域及び/又は下りリンクの所定の帯域において、UE100が上りリンク及び/又は下りリンクを用いたD2D通信をサポートしていることを示す情報(D2D capability per UL/DL per band)、が挙げられる。
D2Dサポート情報は、UE Capability Infomationを用いて、eNB200に通知してもよい。D2Dサポート情報のために、新たなFGI bitが規定されてもよい。また、D2Dサポート情報は、UE EUTRA Capabilityに含まれてもよい。
ステップ102において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、D2D通信をサポートしているかを判断する。具体的には、eNB200は、D2Dサポート情報に基づいて、上りリンク及び/又は下りリンクにおいてeNB200がD2D通信用に確保している帯域において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがD2D通信をサポートしているかを判断する。
ステップ103において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれに、端末測定情報を要求する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報要求を受信する。端末測定情報の詳細については、後述する。
また、本実施形態において、eNB200は、端末測定情報の要求と共に、UE100−1及びUE100−2がDiscoveryを実施することを要求する。
また、本実施形態において、eNB200は、端末測定情報の要求と共に、確認情報を送信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、確認情報を受信する。
確認情報は、UE100にD2D通信を行うことに同意するか否かを確認するための情報である。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、確認情報を受信した場合、ユーザインターフェイス120に含まれるディスプレイにD2D通信を行うことに同意するか否かを示す情報を表示してもよい。
ステップ104において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、測定を実施する。具体的には、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、位置及び無線環境の少なくとも一方を測定する。
UE100−1は、無線環境を測定する場合、eNB200から受信した信号の受信電力強度(例えば、RSRP)及び/又は受信品質(例えば、RSRQ)を測定する。また、UE100−1は、相手端末であるUE100−2から受信した信号の受信電力強度及び/又は受信品質を測定する。UE100−2も、UE100−1と同様に、無線環境を測定する。
ステップ105において、UE100−1及びUE100−2は、Discoveryを実施する。例えば、UE100−1は、D2D通信における通信相手端末の発見に使用される発見用信号(以下、Discovery信号と称する)を送信する。UE100−2は、Discovery信号を受信した場合、Discovery信号に対する応答信号(Discovery応答信号)をUE100−1に送信する。UE100−1は、Discovery応答信号を受信する。
ステップ106において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報を送信する。eNB200は、端末測定情報を受信する。
端末測定情報は、UE100の測定により得られた情報を示す。具体的には、端末測定情報は、上述したステップ104において測定により得られた情報であり、UE100の位置を示す位置情報(詳細位置情報:detailed location Infomation)又はUE100の無線環境を示す無線環境情報の少なくとも一方が挙げられる。
UE100−1は、端末測定情報として、ステップ104において測定された情報を送信する。また、UE100−1は、ステップ104において測定された情報に基づいて得られた情報(例えば、パスロス情報)を端末測定情報として送信してもよい。UE100−2も、UE100−1と同様に、端末測定情報を送信する。
なお、パスロス情報は、例えば、参照信号に含まれる送信電力強度と、参照信号の受信電力強度との差により得られる。
UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200からの指示に従って、定期的に端末測定情報を送信してもよい。または、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200から指定された所定のイベントをトリガとして、端末測定情報を送信してもよい。本実施形態において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報の要求をトリガとして、端末測定情報を送信する。
本実施形態において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報と共に、D2D端末発見情報を送信する。eNB200は、D2D端末発見情報を受信する。
D2D端末発見情報は、D2D通信における通信相手端末を発見したこと又は発見できなかったことを示す情報である。
本実施形態において、UE100−1は、Discovery応答信号を受信し、UE100−2は、Discovery信号を受信しているため、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D端末発見情報として、D2D通信における通信相手端末を発見したことを示す情報を送信する。
なお、UE100−1は、Discovery信号を送信して、Discovery応答信号を所定時間受信しなかった場合に、通信相手端末を発見できなかったことを示す情報を送信する。また、UE100−2は、Discovery信号を所定時間受信しなかった場合に、通信相手端末を発見できなかったことを示す情報を送信する。
また、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報の送信と共に、D2D通信を行うことに同意するか否かを示す同意情報をeNB200に送信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200から確認情報を受信していた場合にのみ、同意情報をeNB200に送信してもよい。
ステップ107において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断する。本実施形態において、eNB200は、(1)端末測定情報に基づく判断、(2)D2D端末発見情報に基づく判断、(3)同意情報に基づく判断、(4)最終判断、を行う。
(1)端末測定情報に基づく判断
eNB200は、端末測定情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがD2D通信を行った場合に、eNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。具体的な判断方法を、図9(a)及び図9(b)を用いて説明する。
図9(a)は、eNB200、UE100−1及びUE100−2間の距離を説明するための図である。図9(b)は、eNB200、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが受信する信号の受信電力強度及び受信品質を説明するための図である。
eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれから受信した端末測定情報の内容に従って、以下の判断方法により判断することが可能である。
(A)位置情報による判断方法
(A1)判断方法A1
eNB200は、UE100−1の位置情報を受信した場合、eNB200の位置情報及びUE100−1の位置情報に基づいてeNB200からUE100−1までの距離X1を求める。
eNB200は、距離X1に基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。具体的には、eNB200は、距離X1が所定値以上であれば、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、距離X1が所定値未満であれば、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、UE100−2の位置情報を受信した場合、eNB200からUE100−2までの距離X2を求める。eNB200は、上述と同様に、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えない否かを判断する。
(A2)判断方法A2
eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれの位置情報を受信した場合、距離X1及び距離X2に加えて、UE100−1からUE100−2までの距離X3を求める。
eNB200は、距離X1及び距離X3に基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。具体的には、eNB200は、距離X1が距離X3にオフセット値を加えた値以上であれば(すなわち、X1≧X3+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、距離X1が距離X3にオフセット値を加えた値未満であれば(すなわち、X1<X3+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、上述と同様に、距離X2が距離X3にオフセット値を加えた値以上であれば(すなわち、X2≧X3+offset値を満たす場合)、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、距離X2が距離X3にオフセット値を加えた値未満であれば(すなわち、X2<X3+offset値を満たす場合)、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
(B)受信電力強度による判断方法
(B1)判断方法B1
eNB200は、eNB200からUE100−1が受信した信号の受信電力強度Pe1を示す情報を受信した場合、受信電力強度Pe1に基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
具体的には、eNB200は、受信電力強度Pe1が所定値より小さければ、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、受信電力強度Pe1が所定値以上であれば、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、eNB200からUE100−2が受信した信号の受信電力強度Pe2を示す情報を受信した場合、上述と同様に、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
(B2)判断方法B2
eNB200は、UE100−2がUE100−1から受信した信号の受信電力強度Pu1を示す情報を受信した場合、受信電力強度Pu1及びeNB200がUE100−1から受信した信号の受信電力強度Paに基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
具体的には、eNB200は、受信電力強度Paが受信電力強度Pu1にオフセット値を加えた値以上であれば(すなわち、Pa≧Pu1+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、受信電力強度Paが受信電力強度Pu1にオフセット値を加えた値未満であれば(すなわち、Pa<Pu1+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、UE100−1がUE100−2から受信した信号の受信電力強度Pu2を受信した場合、上述と同様に、受信電力強度Pu2及びeNB200がUE100−1から受信した信号の受信電力強度Pbに基づいて、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
(C)受信品質による判断方法
(C1)判断方法C1
eNB200は、eNB200からUE100−1が受信した信号の受信品質Qe1を示す情報を受信した場合、受信品質Qe1に基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
具体的には、eNB200は、受信品質Qe1が所定値より小さければ、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、受信品質Qe1が所定値以上であれば、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、eNB200からUE100−2が受信した信号の受信品質Qe2を示す情報を受信した場合、上述と同様に、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
(C2)判断方法C2
eNB200は、UE100−2がUE100−1から受信した信号の受信品質Qu1を示す情報を受信した場合、受信品質Qu1及びeNB200がUE100−1から受信した信号の受信品質Qaに基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
具体的には、eNB200は、受信品質Qaが受信品質Qu1にオフセット値を加えた値以上であれば(すなわち、Qa≧Qu1+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、受信品質Qaが受信品質Qu1にオフセット値を加えた値未満であれば(すなわち、Qa<Qu1+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、UE100−1がUE100−2から受信した信号の受信品質Qu2を受信した場合、上述と同様に、受信品質Qu2及びeNB200がUE100−1から受信した信号の受信品質Qbに基づいて、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
(D)パスロスによる判断方法
(D1)判断方法D1
eNB200は、eNB200とUE100−1との間のパスロス情報を受信した場合、当該パスロス情報に基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
なお、eNB200は、eNB200からUE100−1が受信した信号の受信電力強度Pe1を示す情報を受信した場合、eNB200が送信した信号の送信電力強度から受信電力強度Pe1の差分により算出したパスロスを用いてもよい。
具体的には、eNB200は、eNB200とUE100−1との間のパスロスが所定値より大きければ、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、受信電力強度Pe1が所定値以上であれば、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、eNB200とUE100−2との間のパスロス情報を受信した場合、上述と同様に、当該パスロス情報に基づいて、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
なお、eNB200は、eNB200からUE100−2が受信した信号の受信電力強度Pe2を示す情報を受信した場合、上述と同様に、算出したパスロスを用いてもよい。
(D2)判断方法D2
eNB200は、UE100−1とUE100−2との間のパスロス情報を受信した場合、UE100−1とUE100−2との間のパスロスPLu及びeNB200とUE100−1との間のパスロスPLe1に基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
具体的には、eNB200は、パスロスPLe1がパスロスPLuにオフセット値を加えた値以上であれば(すなわち、PLe1≧PLu+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、パスロスPLe1がパスロスPLuにオフセット値を加えた値未満であれば(すなわち、PLe1<PLu+offset値を満たす場合)、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断する。
また、eNB200は、上述と同様に、UE100−1とUE100−2との間のパスロスPLu及びeNB200とUE100−2との間のパスロスPLe2に基づいて、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
なお、UE100−1がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する場合、UE100−1とUE100−2との間のパスロスPLuとして、UE100−1からUE100−2へ送信された信号のパスロスを用いることが好ましい。また、UE100−2がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する場合、UE100−1とUE100−2との間のパスロスPLuとして、UE100−2からUE100−1へ送信された信号のパスロスを用いることが好ましい。
上述した判断方法の少なくとも1つを用いて、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがD2D通信を行った場合に、eNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
eNB200は、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合には、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断する。一方、eNB200は、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断した場合には、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせないと判断する。
(2)D2D端末発見情報に基づく判断
また、本実施形態において、eNB200は、D2D端末発見情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断する。
eNB200は、UE100−1及びUE100−2の少なくとも一方が通信相手端末を発見していた場合には、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断する。一方、eNB200は、UE100−1及びUE100−2が通信相手端末を発見していなかった場合には、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせないと判断する。
なお、本実施形態において、eNB200は、D2D通信における通信相手端末を発見したことを示す情報を受信しているため、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断する。
(3)同意情報に基づく判断
また、本実施形態において、eNB200は、同意情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断する。
eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがD2D通信を同意することを示す情報を送信していた場合には、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断する。一方、eNB200は、UE100−1及びUE100−2の少なくとも一方がD2D通信を同意しないことを示す情報を送信していた場合には、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせないと判断する。
(4)最終判断
eNB200は、最終的に、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断した場合に、ステップ108の処理を実行する。具体的には、上述の(1)〜(3)の全ての判断において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断した場合に、ステップ108の処理を実行する。
ステップ108において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれにD2D通信を開始するように指示する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信の開始の指示を受信する。
本実施形態において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれからD2D通信の要求を受信していないが、D2D通信を開始するように指示する。すなわち、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがeNB200に与える干渉が許容量より少ないと判断した場合で、かつ、UE100−1及びUE100−2がネットワークを経由して通信を行っている場合に、UE100−1及びUE100−2のそれぞれからD2D通信の要求がなくても、D2D通信を開始するように指示する。eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれからD2D通信を行うことに同意が得られていた場合に、D2D通信を開始するように指示してもよい。
なお、eNB200は、D2D通信の開始の指示と共に、D2D通信を行うために必要な情報(例えば、UE100−1とUE100−2との間のD2D通信に割り当てた無線リソースを示すスケジューリング情報)を送信してもよい。
ステップ109において、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信を行う。
なお、D2D通信の開始の指示を受信したUE100−1とUE100−2とは、D2Dリンクを確立するために用いられる情報の交換(negotiation)を行う。D2Dリンクを確立するために用いられる情報とは、例えば、スケジューリング情報である。
UE100−1とUE100−2との間に、D2Dリンクが確立された場合、UE100−1は、D2Dリンクが確立されたことをeNB200−2へ報告する。報告を受けたeNB200−2は、UE100−1及びUE100−2が行っているセルラ通信を終了させる。
(第1実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作)
次に、第1実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作について、図10を用いて説明する。なお、上述した実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した第1実施形態では、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を開始するケースを説明した。本変形例では、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を終了するケースを説明する。
図10は、第1実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
図10に示すように、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200との接続を確立しており、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信を行っている。
図10に示すように、ステップ201において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれに、端末測定情報を要求する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報の要求を受信する。
ステップ202において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200からの端末測定情報の要求に基づいて、測定を実施する。
ステップ203において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報を送信する。eNB200は、端末測定情報を受信する。
ステップ204において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を終了させるか否かを判断する。すなわち、eNB200は、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を継続させるか否かを判断する。
eNB200は、端末測定情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがD2D通信を行っている場合に、eNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
eNB200は、第1実施形態におけるステップ107と同様の判断方法により、eNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。
eNB200は、UE100−1及びUE100−2の少なくともいずれか一方がD2D通信を行っている場合に、eNB200に与える干渉が許容量を超えると判断した場合に、ステップ205の処理を実行する。
eNB200は、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行っている場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合には、ステップ201の処理を再び実行してもよい。
ステップ205において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれにD2D通信を終了するように指示する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信の終了の指示を受信する。
eNB200は、D2D通信の終了の指示と共に、UE100−1がeNB200を経由してUE100−2と通信を行うようにUE100−1に指示する。また、eNB200は、同様に、D2D通信の終了の指示と共に、UE100−2がeNB200を経由してUE100−1と通信を行うようにUE100−2に指示する。
eNB200は、UE100−1及びUE100−2のD2D通信に割り当てている周波数帯域を開放し、強制的にD2D通信を停止させる。
ステップ206において、UE100−1及びUE100−2は、セルラ通信を行う。
(第1実施形態のまとめ)
本実施形態では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報をeNB200に送信し、eNB200は、端末測定情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合に、UE100−1及びUE100−2のそれぞれにD2D通信を開始するように指示する。これにより、eNB200が、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断した場合には、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信を開始しないため、eNB200がUE100−1及びUE100−2からD2D通信による干渉を受けることを抑制することができる。
本実施形態では、端末測定情報は、位置情報であり、eNB200は、位置情報から求められたeNB200とUE100との距離に基づいて、eNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。これにより、eNB200は、eNB200又はUE100における偶発的な無線環境の変化に左右されずに判断することができるため、判断の安定化を図ることができる。
本実施形態では、端末測定情報は、無線環境情報であり、eNB200は、無線環境情報から求められたUE100が受信した受信電力強度及びeNB200とUE100との間のパスロスの少なくともいずれかに基づいて、eNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する。これにより、eNB200は、UE100の実際の無線環境に基づいて判断するため、判断の精度を高くすることができる。
本実施形態では、UE100は、D2Dサポート情報を送信し、eNB200は、D2Dサポート情報に基づいてUE100がD2D通信をサポートしているか否かを判断する。これにより、eNB200は、D2D通信をサポートしていないUE100に対して、D2D通信を行わせるかを判断するための無駄な端末測定情報の要求をせずにすむ。
本実施形態では、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがeNB200に与える干渉が許容量より少ないと判断した場合で、かつ、UE100−1及びUE100−2がネットワークを経由して通信を行っている場合に、UE100−1及びUE100−2のそれぞれからD2D通信の要求がなくても、D2D通信を開始するように指示する。これにより、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行うため、eNB200のトラフィックの負荷を低減することができる。
本実施形態では、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれに、D2D通信を行うことに同意するか否かを確認するための確認情報を送信し、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれからD2D通信を行うことに同意が得られた場合に、UE100−1とUE100−2とがD2D通信を開始するように指示する。これにより、UE100−1及びUE100−2のそれぞれを使用する各ユーザの意図に反して、eNB200がUE100−1及びUE100−2に強制的にD2D通信を行わせることを抑制できる。
本実施形態では、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがeNB200との無線接続を確立した状態でのみD2D通信を行う場合に、UE100−1及びUE100−2のそれぞれに、D2D通信を開始するように指示してもよい。これにより、eNB200は、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行っていても、UE100−1及びUE100−2を制御することが可能である。
本実施形態では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200との無線接続を確立した状態でD2D通信を行っている場合に、端末測定情報をeNB200に送信し、eNB200は、端末測定情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行っている場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断した場合に、UE100−1及びUE100−2のそれぞれにD2D通信を終了するように指示する。これにより、eNB200は、D2D通信の開始の制御だけでなく、D2D通信の終了の制御も行うため、eNB200がUE100−1及びUE100−2からD2D通信による干渉を受けることをより抑制することができる。
本実施形態では、eNB200は、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を終了するように指示すると共に、UE100−1及びUE100−2がeNB200を経由して通信を行うように指示する。これにより、eNB200は、UE100−1及びUE100−2の通信を終了させずに、UE100−1及びUE100−2から干渉を受けることを抑制することができる。
[第2実施形態]
(第2実施形態に係る移動通信システムの動作)
次に、第2実施形態に係る移動通信システムの動作について、図11を用いて説明する。なお、上述した実施形態及び変形例と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した第1実施形態では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、eNB200にD2D通信の要求を行わないケースを説明した。本実施形態では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、eNB200にD2D通信の要求を行うケースを説明する。
図11は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
図11に示すように、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200との接続を確立している。
図11に示すように、ステップ301において、eNB200は、Discovery信号を送信する際に用いられる無線リソースの情報及び/又は送信電力の情報を含むDiscovery関連情報をUE100−1及びUE100−2に送信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、Discovery関連情報を受信する。
Discovery関連情報は、Discovery信号を送信する際に用いられる無線リソースの情報及び/又は送信電力の情報を含む情報である。Discovery信号を送信する際に用いられる無線リソースの情報は、時間リソースの情報及び周波数リソースの情報の少なくとも一方を含む。なお、eNB200−1は、Discovery信号がセル250又は/及び隣接基地局が管理するセルに接続されたUE100への干渉信号とならないような無線リソース及び送信電力を選択して、Discovery関連情報に含める。
本実施形態において、eNB200は、Discovery関連情報をブロードキャストで送信する。例えば、eNB200は、システム情報ブロック(SIB)にDiscovery関連情報を含めて送信する。システム情報ブロック(SIB)にDiscovery関連情報を含めることにより、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、アイドル状態においてもDiscovery関連情報を受信できる。なお、eNB200は、Discovery関連情報をユニキャストで送信してもよい。
ステップ302において、UE100−1及びUE100−2は、Discoveryを実施する。
本実施形態において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、Discovery関連情報に対応したDiscovery信号を送信する。具体的には、UE100−1(又はUE100−2)は、Discovery関連情報に含まれる無線リソースの情報及び/又は送信電力の情報に基づいてDiscovery信号を送信する際に用いる無線リソース及び送信電力を決定する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、決定した無線リソース及び送信電力に基づいて、Discovery信号の送信を開始する。
ステップ303において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信の要求及びD2D端末発見情報を送信する。eNB200は、D2D通信の要求及びD2D端末発見情報を受信する。
ステップ304において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、測定を実施する。
ステップ305において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報を送信する。eNB200は、端末測定情報を受信する。
ステップ306において、eNB200は、端末測定情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断する。
本実施形態において、eNB200が、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断できなかったケースを仮定して説明する。このようなケースとして、例えば、eNB200が複数の判断方法により判断した場合に、判断方法によって、判断結果が一致しなかったケースが挙げられる。また、他のケースとしては、一方のUE100(例えば、UE100−1)がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断されたが、他方のUE100(例えば、UE100−2)がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断されたケースが挙げられる。
ステップ307において、eNB200は、端末測定情報を送信したUE100−1及びUE100−2のそれぞれに対して、端末測定情報を送信するように要求する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報の要求を受信する。
eNB200は、UE100が既に送信した端末測定情報(以下、旧端末測定情報と称する)と異なる端末測定情報(以下、新端末測定情報と称する)を送信するように明示的に要求してもよい。
新端末測定情報は、旧端末測定情報と種類が異なる情報であってもよいし、旧端末測定情報よりも測定した時間が新しい情報であってもよい。
ステップ308において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、測定を実施する。
UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報の要求をトリガとして、測定を実施する。
なお、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、旧端末測定情報をeNB200に送信した後で、端末測定情報の要求を受信する前に、測定をしていた場合、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、当該測定により取得した情報を新端末測定情報としてeNB200に送信できるため、ステップ308の処理を省略することもできる。
ステップ309において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報(新端末測定情報)を送信する。eNB200は、端末測定情報を受信する。
ステップ310において、eNB200は、端末測定情報(新端末測定情報)に基づいて、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断する。
eNB200は、新端末測定情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合に、ステップ311の処理を実行する。
ステップ311及び312は、それぞれ第1実施形態のステップ108及び109に対応する。
(第2実施形態のまとめ)
本実施形態では、eNB200は、Discovery信号を送信する際に用いられる無線リソースの情報及び/又は送信電力の情報を含むDiscovery関連情報をUE100−1及びUE100−2に送信し、UE100−1は、Discovery関連情報に対応したDiscovery信号を送信する。これにより、UE100−1が送信するDiscovery信号がUE100−1の近傍に存在する別のUE100への干渉信号となることを抑制できる。
[第3実施形態]
(第3実施形態に係る移動通信システムの動作)
次に、第3実施形態に係る移動通信システムの動作について、図12を用いて説明する。なお、上述した実施形態及び変形例と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した第2実施形態では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、eNB200との接続を確立しているケースを説明した。本実施形態では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれが、eNB200との接続を最初は確立していないケースを説明する。
図12は、第3実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
図12に示すように、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200との接続を確立していない。すなわち、UE100−1及びUE100−2は、アイドル状態である。
図12に示すように、ステップ401において、eNB200は、Discovery関連情報をシステム情報ブロックに含めて送信する。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、Discovery関連情報を受信する。
ステップ402において、UE100−1及びUE100−2は、Discoveryを実施する。本実施形態において、UE100−1(又はUE100−2)は、Discovery関連情報に対応したDiscovery信号を送信する。
ステップ403において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200に接続セットアップを要求する。また、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、接続セットアップの要求と共に、D2D通信の要求及びD2D端末発見情報を送信する。eNB200は、接続セットアップの要求、D2D通信の要求及びD2D端末発見情報を受信する。
接続セットアップの要求を受信したeNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれと無線接続を確立するための処理を行う。
本実施形態において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、接続セットアップの要求と共に、D2D通信のみを行うために無線接続を確立することを示す情報を送信する。
ステップ404において、eNB200とUE100−1との無線接続が確立される。また、eNB200とUE100−2との無線接続が確立される。
ステップ405から410は、それぞれ第2実施形態のステップ307から312に対応する。
(第3実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作)
次に、第3実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作について、図13を用いて説明する。なお、上述した実施形態及び変形例と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
上述した第3実施形態では、2つのUE100(UE100−1及びUE100−2)におけるケースを説明した。本変形例では、3つのUE100(UE100−1、UE100−2及びUE100−3)におけるケースを説明する。
図13は、第3実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
図13に示すように、UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、eNB200との接続を確立していない。
図13に示すように、ステップ501において、eNB200は、Discovery関連情報をシステム情報ブロックに含めて送信する。UE100−1、UE100−2及びUE100−3は、Discovery関連情報を受信する。
ステップ502において、UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、eNB200に接続セットアップを要求する。接続セットアップの要求を受信したeNB200は、UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれと無線接続を確立するための処理を行う。
ステップ503において、eNB200とUE100(UE100−1、UE100−2及びUE100−3)との無線接続が確立される。
ステップ504において、UE100−1、UE100−2及びUE100−3は、Discoveryを実施する。
ステップ505において、UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、測定を実施する。
ステップ506において、UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、D2D通信の要求、端末測定情報、及び、D2D端末発見情報を送信する。eNB200は、D2D通信の要求、端末測定情報、及び、D2D端末発見情報を受信する。
ステップ507において、eNB200は、UE100−1、UE100−2及びUE100−3にD2D通信を行わせるかを判断する。
本実施形態において、eNB200が、UE100−1及びUE100−2がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断し、UE100−3がD2D通信を行った場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断したケースを仮定して説明する。
ステップ508において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれにD2D通信を開始するように指示する。すなわち、eNB200は、eNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断されたUE100−1及びUE100−2にのみD2D通信を開始するように指示する。
UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信の開始の指示を受信する。
ステップ509において、eNB200は、UE100−3にD2D通信を許可しないことを示す情報を送信する。UE100−3は、D2D通信を許可しないことを示す情報を受信する。
ステップ510において、UE100−1及びUE100−2は、D2D通信を行う。
なお、eNB200は、UE100−3に、UE100−1及びUE100−2とコアネットワークを経由した通信(いわゆるセルラ通信)を行うように指示してもよいし、Locally Routedモード(局所中継モード)で通信を行うように指示してもよい。
(第3実施形態のまとめ)
本実施形態では、UE100−1及びUE100−2とeNB200との無線接続が確立されていない場合であって、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信のみを行うために無線接続を確立することを示す情報を、接続セットアップの要求と共に送信する。これにより、通常の無線接続の確立において必要な情報であり、かつ、D2D通信のみを行うための無線接続の確立において必要でない情報の送受信を省略することができる。
本実施形態では、eNB200は、UE100−1、UE100−2及びUE100−3のうち、eNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断されたUE100−1及びUE100−2にのみD2D通信を開始するように指示する。これにより、D2D通信を有効に活用しつつも、eNB200がD2D通信による干渉を受けることを抑制することができる。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した第1実施形態では、eNB200は、端末測定情報の要求と共に、UE100−1及びUE100−2がDiscoveryを実施することを要求していたが、これに限られない。eNB200は、端末測定情報の要求と別に、Discoveryを実施することを要求してもよい。例えば、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれがD2D通信を行った場合に、eNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断した後に、Discoveryを実施することを要求してもよい。この場合、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報を送信してから、Discoveryの実施の要求を受信した後に、Discoveryを実施する。
また、上述した第1実施形態において、eNB200は、端末測定情報の要求と共に、確認情報を送信したが、これに限られない。eNB200は、端末測定情報を受信した後に、確認情報を送信してもよい。すなわち、eNB200は、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断した場合に、UE100へ確認情報を送信してもよい。なお、eNB200は、確認情報を送信しなくてもよい。
また、上述した第1実施形態において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報と共に、D2D端末発見情報を送信したが、これに限られない。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報の要求と別に、D2D端末発見情報を送信してもよい。
また、上述した第1実施形態において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報と共に、同意情報を送信したが、これに限られない。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、端末測定情報の要求と別に、同意情報を送信してもよい。
なお、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、同意情報を送信しなくてもよい。
また、上述した第1実施形態において、eNB200は、端末測定情報、D2D端末発見情報及び同意情報に基づいて、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断したが、これに限られない。
例えば、eNB200は、同意情報に基づく判断を省略することができる。また、eNB200は、D2D端末発見情報に基づく判断を省略することもできる。すなわち、eNB200は、端末測定情報のみに基づいて、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断してもよい。この場合、eNB200は、D2D通信を開始するように指示するとともに、Discoveryの実施を要求してもよい。
また、上述した第2実施形態において、eNB200は、旧端末測定情報と異なる新端末測定情報を送信するようにUE100に明示的に要求しなくてもよい。例えば、UE100は、eNB200から明示的な要求がなくても、所定の周期で新端末測定情報を送信してもよい。
また、上述した第3実施形態において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、接続セットアップの要求と共に、D2D通信の要求及びD2D端末発見情報を送信したが、これに限られない。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、接続セットアップの要求、D2D通信の要求及びD2D端末発見情報を別々に送信してもよい。
また、上述した第3実施形態の変形例において、UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、D2D通信の要求、端末測定情報、及び、D2D端末発見情報を送信するが、これに限られない。UE100−1、UE100−2及びUE100−3のそれぞれは、D2D通信の要求、端末測定情報、及び、D2D端末発見情報を別々に送信してもよい。
また、上述した実施形態では、eNB200がUE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせるかを判断していたが、これに限られない。また、eNB200がUE100−1及びUE100−2のそれぞれが、D2D通信をサポートしているかを判断していたが、これに限られない。例えば、eNB200の上位装置であるMME/S−GW300が当該判断を行ってもよい。
また、上述した実施形態において、eNB200は、自セル配下でのD2D通信を許可する旨の情報をユニキャスト又はブロードキャストでUE100に通知してもよい。
また、上述した実施形態において、eNB200は、UE100がeNB200との無線接続(RRC接続)を確立した状態でのみD2D通信を行う場合に、UE100にD2D通信を開始するように指示してもよい。これによれば、上述した第1実施形態の変形例のように、D2D通信を行っているUE100がeNB200に干渉を与えると判断された場合に、eNB200は、D2D通信を行っているUE100にD2D通信を終了するように指示することができる。eNB200は、UE100がeNB200との無線接続を確立した状態でのみD2D通信を行うことをユニキャスト又はブロードキャストでUE100に通知してもよい。
なお、例外的に、eNB200が管理するセル250にUE100が在圏しない場合又はUE100が緊急的にD2D通信を行う必要がある場合は、eNB200との無線接続を確立せずにUE100にD2D通信を開始するように指示してもよい。
また、上述した実施形態において、UE100は、端末測定情報としてメジャーメントレポート(measurement report)を送信してもよい。
また、上述した実施形態において、上述した判断方法A1を用いて、eNB200は、eNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する場合に、距離X1及び距離X2のうち、最小の距離に基づいてのみ、UE100がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断してもよい。eNB200は、最小の距離に基づいて判断した場合に、UE100がeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断した場合は、全てのUE100に対してeNB200に与える干渉が許容量を超えないと判断することができる。
また、上述した実施形態において、eNB200は、UE100がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断する場合に、端末測定情報に加えて、UE100からeNB200へのパスロス情報に基づいて、UE100がeNB200に与える干渉が許容量を超えないか否かを判断してもよい。
また、上述した第1実施形態において、eNB200は、端末測定情報の要求と共に、確認情報を送信したが、これに限られない。eNB200は、端末測定情報を受信した後に、確認情報を送信してもよい。すなわち、eNB200は、UE100−1及びUE100−2にD2D通信を行わせると判断した場合に、UE100へ確認情報を送信してもよい。
また、上述した実施形態において、eNB200は、D2D通信を行った場合又はD2D通信を行っている場合にeNB200に与える干渉が許容量を超えると判断した場合には、D2D通信を許可しないことを示す情報をユニキャスト又はブロードキャストでUE100に通知してもよい。
上述した各実施形態及び各変形例は、それぞれ適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、米国仮出願第61/766461号(2013年2月19日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る移動通信システム、基地局、ユーザ端末及びプロセッサは、D2D通信を行うユーザ端末による基地局への干渉を抑制できるため、移動通信分野において有用である。

Claims (3)

  1. 直接的な端末間通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末であって、
    送信部と、
    制御部と、を有し、
    前記送信部は、上りリンクの所定の周波数帯において前記ユーザ端末が前記端末間通信をサポートしていることを示す能力情報をネットワークに送信し、
    前記制御部は、
    前記端末間通信を実行するための無線リソースの情報を前記ネットワークから受信し、前記端末間通信を開始する制御と、
    前記端末間通信を実行している場合に、基地局から受信した信号のRSRPを測定する制御と、
    前記ネットワークの制御により、前記RSRPが所定値を超えた場合、前記端末間通信を終了する制御と、を実行することを特徴とするユーザ端末。
  2. 直接的な端末間通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末を制御するためのプロセッサであって、
    上りリンクの所定の周波数帯において前記ユーザ端末が前記端末間通信をサポートしていることを示す能力情報をネットワークに送信する処理と、
    前記端末間通信を実行するための無線リソースの情報を前記ネットワークから受信し、前記端末間通信を開始する処理と、
    前記端末間通信を実行している場合に、基地局から受信した信号のRSRPを測定する処理と、
    前記ネットワークの制御により、前記RSRPが所定値を超えた場合、前記端末間通信を終了する処理と、を実行することを特徴とするプロセッサ。
  3. 直接的な端末間通信をサポートする移動通信システムであって、
    ユーザ端末が、上りリンクの所定の周波数帯において前記ユーザ端末が前記端末間通信をサポートしていることを示す能力情報をネットワークに送信し、
    前記ユーザ端末が、前記端末間通信を実行するための無線リソースの情報を前記ネットワークから受信し、前記端末間通信を開始する処理と、
    前記ユーザ端末が、前記無線リソースの情報を前記ネットワークから受信し、前記端末間通信を開始し、
    前記ユーザ端末が、前記端末間通信を実行している場合に、基地局から受信した信号のRSRPを測定し、
    前記ユーザ端末が、前記ネットワークの制御により、前記RSRPが所定値を超えた場合、前記端末間通信を終了する移動通信システム。
JP2015501403A 2013-02-19 2014-02-12 ユーザ端末、プロセッサ、及び移動通信システム Active JP6162209B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361766461P 2013-02-19 2013-02-19
US61/766,461 2013-02-19
PCT/JP2014/053195 WO2014129356A1 (ja) 2013-02-19 2014-02-12 移動通信システム、基地局、ユーザ端末及びプロセッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014129356A1 JPWO2014129356A1 (ja) 2017-02-02
JP6162209B2 true JP6162209B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=51391151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015501403A Active JP6162209B2 (ja) 2013-02-19 2014-02-12 ユーザ端末、プロセッサ、及び移動通信システム

Country Status (4)

Country Link
US (2) US9686728B2 (ja)
EP (1) EP2961206B1 (ja)
JP (1) JP6162209B2 (ja)
WO (1) WO2014129356A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160044725A1 (en) * 2013-03-28 2016-02-11 Sharp Kabushiki Kaisha Terminal device, base station device, and control device
JPWO2014163054A1 (ja) * 2013-04-02 2017-02-16 シャープ株式会社 端末装置、基地局装置および制御装置
KR102098119B1 (ko) * 2013-09-02 2020-04-07 삼성전자 주식회사 단말 간 직접 통신을 지원하는 무선 통신 시스템에서 데이터 경로 전환 방법 및 장치
WO2015147618A1 (ko) 2014-03-28 2015-10-01 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 단말에 의해 수행되는 d2d(device-to-device) 동작 방법 및 상기 방법을 이용하는 단말
CN106465388A (zh) * 2014-04-01 2017-02-22 瑞典爱立信有限公司 用于获得和使用装置到装置频率有关能力和配置偏好的***和方法
CN106465369B (zh) * 2014-05-06 2019-11-12 Lg电子株式会社 在无线通信***中由终端执行的装置对装置(d2d)操作的方法及使用该方法的终端
JP6301787B2 (ja) * 2014-09-03 2018-03-28 株式会社Soken 対象物検出装置
WO2016041199A1 (zh) * 2014-09-19 2016-03-24 华为技术有限公司 一种发现信号与蜂窝信号的共存装置、方法及***
US20180110001A1 (en) * 2015-04-09 2018-04-19 Ntt Docomo, Inc. User terminal and radio communication method
EP3354069B1 (en) * 2015-09-24 2020-12-02 Sony Corporation Telecommunications apparatus and methods for routing of d2d traffic
US10736166B2 (en) * 2017-08-04 2020-08-04 Qualcomm Incorporated Assisted node-to-node communication link operations in a wireless network
US11412570B2 (en) * 2018-06-14 2022-08-09 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for reporting cast type by UE in NR V2X
EP3846524A4 (en) * 2018-08-28 2021-10-27 Sony Group Corporation COMMUNICATION CONTROL DEVICE AND COMMUNICATION CONTROL PROCESS
US10880837B2 (en) 2018-09-26 2020-12-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Reduction of power consumption for 5G or other next generation network non-standalone devices
US11265955B2 (en) 2018-09-26 2022-03-01 At&T Intellectual Property I, L.P. Facilitation of power retention for 5G or other next generation network non-standalone devices
CN112911199B (zh) * 2021-01-19 2023-07-07 深圳市皓丽智能科技有限公司 一种自组织会议通信方法、***及其相关组件

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1622678A (zh) 2003-11-27 2005-06-01 皇家飞利浦电子股份有限公司 在处于不同小区中的用户终端之间建立点到点通信的方法和装置
KR101498968B1 (ko) * 2007-07-05 2015-03-12 삼성전자주식회사 통신시스템에서 피어 투 피어 통신을 위한 자원 결정 방법및 장치
US8554200B2 (en) * 2008-09-12 2013-10-08 Nokia Corporation Method and apparatus for providing interference measurements for device to-device communication
US8493887B2 (en) * 2008-12-30 2013-07-23 Qualcomm Incorporated Centralized control of peer discovery pilot transmission
US9900779B2 (en) * 2008-12-30 2018-02-20 Qualcomm Incorporated Centralized control of peer-to-peer communication
US9351340B2 (en) * 2009-04-08 2016-05-24 Nokia Technologies Oy Apparatus and method for mode selection for device-to-device communications
US9516686B2 (en) * 2010-03-17 2016-12-06 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for establishing and maintaining peer-to-peer (P2P) communication on unlicensed spectrum
US20130170387A1 (en) * 2010-09-14 2013-07-04 Nokia Corporation Interference Measurement and Reporting for Device-to-Device Communications in a Communication System
US8670357B2 (en) * 2011-01-19 2014-03-11 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for controlling peer to peer communications
CN103718514B (zh) * 2011-06-01 2018-03-16 株式会社Ntt都科摩 移动通信中的增强的本地接入
US8693431B2 (en) * 2011-09-14 2014-04-08 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for interference based joint scheduling of peer to peer links with WWAN
JP2015520556A (ja) * 2012-04-27 2015-07-16 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド 近接データパスセットアップを最適化するための方法および装置
US9002281B2 (en) * 2012-04-30 2015-04-07 Intel Corporation Apparatus and method to enable device-to-device (D2D) communication in cellular networks

Also Published As

Publication number Publication date
EP2961206A4 (en) 2017-03-08
US20170290025A1 (en) 2017-10-05
US20160007259A1 (en) 2016-01-07
EP2961206B1 (en) 2020-04-01
US9900898B2 (en) 2018-02-20
EP2961206A1 (en) 2015-12-30
US9686728B2 (en) 2017-06-20
JPWO2014129356A1 (ja) 2017-02-02
WO2014129356A1 (ja) 2014-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6162209B2 (ja) ユーザ端末、プロセッサ、及び移動通信システム
JP6815427B2 (ja) 基地局及びユーザ端末
US11350467B2 (en) Mobile communication system, relay node, and base station
JP6618801B2 (ja) 通信制御方法及びユーザ端末
JP6586512B2 (ja) 通信方法及び通信装置
JP6147844B2 (ja) 移動通信システム、基地局、ユーザ端末及びプロセッサ
WO2016185967A1 (ja) 基地局及び無線端末
JP2018093515A (ja) 基地局、方法、及びシステム
JP6419719B2 (ja) 通信制御方法、ユーザ端末及びプロセッサ
JP6773778B2 (ja) 無線端末及び基地局
EP2991392A1 (en) Communication control method, user terminal, cellular base station, and access point
WO2017130743A1 (ja) 無線端末、通信装置及び基地局
JP6334023B2 (ja) ユーザ端末、プロセッサ、及び基地局
JPWO2015045860A1 (ja) ユーザ端末及びネットワーク装置
WO2013183729A1 (ja) 通信制御方法、ユーザ端末、プロセッサ、及び記憶媒体
JP6239270B2 (ja) 基地局、ユーザ端末及びプロセッサ
WO2014129456A1 (ja) 通信制御方法、基地局及びユーザ端末
JP6382429B2 (ja) 基地局、ユーザ端末、プロセッサ、及び方法
JP6494524B2 (ja) 通信制御方法、ゲートウェイ装置及びユーザ端末

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6162209

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150