JP6161606B2 - 液体検知センサー - Google Patents

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Description

本発明は、水や油等の液体を検知する液体検知センサーに関する。
従来、漏液を検知するセンサーとして、特許文献1のようなものがある。特許文献1には、離間並行する少なくとも2枚以上の箔状電極を、合成樹脂テープと合成樹脂製不織布テープとにより挟持しこれらを互いに固着するとともに、前記合成樹脂製不織布テープが肌に接触する面に任意形状の粘着材層を設けた柔軟漏液検知装置、が開示されている。
実開平5−79468号公報
ところで、上記従来では、基材(合成樹脂テープ)上に設けられた電極部材(箔状電極)を絶縁シート(合成樹脂製不織布)で覆い、絶縁シートに含浸させた接着剤を基材に接着し、絶縁シートを電極部材に押し付けて間接的に接合している。しかしながら、絶縁シートに接着剤を含侵させた箇所では検知すべき液体が浸透しないため、接着剤を絶縁シート全面に含侵させることができない。従って、液体を検知したい箇所の一部が接着剤によって液体が浸透しないため、液漏れした場合の検知の精度を低下させてしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、漏液を確実に検知することができる液体検知センサを提供することを目的とする。
本発明の液体検知センサーは、液体の介在により導電性を発揮する絶縁シートと、導電性及び接着性を有し、当該接着性により前記絶縁シートの一方面に接触状態で設けられていると共に、互いに電気的に分離された複数の電極部材とを有する。
上記の構成によれば、電極部材の接着性により電極部材と絶縁シートとを直接的に接合することによって、電極部材と絶縁シートとを接触状態にしている。従って、確実に液体を検知することができる。
また、本発明における前記電極部材は、前記絶縁シートの一方面に接着された導電性接着剤層を有していてもよい。
上記の構成によれば、絶縁シートに対する導電性接着剤の塗布や印刷等の簡単な処理により導電性接着剤層による電極部材を形成することができるため、液体検知センサーを容易に形成することができる。
また、本発明における導電性接着剤層は、前記絶縁シートに導電性接着剤を印刷または塗布することにより形成されていてもよい。
また、本発明における前記導電性接着剤層が転写印刷により前記絶縁シートの一方面に接触状態で設けられていてもよい。
上記構成によれば、電極部材の接着性により電極部材と絶縁シートとを直接的に接合することによって、電極部材と絶縁シートとを接触状態にしている。従って、確実に液体を検知することができる。また、電極部材の形成法には、直接印刷法と転写印刷法がある。しかし,本発明では、複数の電極部材が転写印刷法により形成されることにより、一般的なグラビア印刷、スクリーン印刷、ロータリースクリーン印刷において不織布、ガーゼなどの被印刷基材(絶縁シート)の種類によらず直接印刷する際に発生するにじみを防止することができる。その結果、電極部材の幅や層厚をコントロールし易いため、安定した抵抗率などの所望の電極部材を形成することができる。
また、本発明における前記電極部材は、さらに、前記導電性接着剤層における前記絶縁シート側とは反対側の面に積層された金属層を有していてもよい。
上記の構成によれば、導電性接着剤層と金属層とで電極部材を形成することによって、電極部材の一部を信号用の端子として容易に用いることができる。
また、本発明における前記複数の電極部材は、粘着剤を含む導電性粘着剤を有することにより前記導電性及び接着性を有していてもよい。
上記の構成によれば、電極部材が粘着剤を含む導電性粘着剤を有することにより導電性及び接着性を有している。これにより、加圧することで電極部材を絶縁シートに転写することができる。
また、本発明における前記電極部材および絶縁シートはクリップで挟持される一端部分を除いてオーバーコート樹脂層が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、絶縁シートが外部の力で伸びることによる電極部材の導通不良を防止することができる。
また、本発明における前記電極部材は、さらに、前記絶縁シートから露出した面に積層された保護層を有していてもよい。
上記の構成によれば、電極部材が検知部位に接触したときに、保護層により金属層または導電性接着剤層と検知部位との直接的な接触を防止することができる。
また、本発明の液体検知センサーは、さらに、前記絶縁シート及び前記電極部材を保持すると共に、これら絶縁シート及び電極部材を覆うように形成され、少なくとも露出面に粘着性を有した粘着部材を有していてもよい。
上記の構成によれば、液体検知センサーを粘着部材により容易に所望箇所に取り付けることが可能になる。
また、本発明における前記粘着部材は、貫通口を有したシート状に形成されており、前記電極部材は、前記粘着部材の一方面側において保持されており、端部が前記貫通口を介して他方面側に位置されていてもよい。
上記の構成によれば、液体検知センサーにおける粘着部材の一方面側を所望箇所に接触状態で取り付けた後、他方面側に位置された前記電極部材の端部を信号端子として用いることができることから、液体検知センサーとして取付から検知までの一連のセット作業を容易且つ短時間で行うことができる。
漏液を確実に検知することができる。
液体検知センサーの説明図である。 液体検知センサーの断面構造を示す説明図である。 液体検知センサーの断面構造を示す説明図である。 液体検知センサーの分解斜視図である。 液体検知センサーの使用形態を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。 液体検知センサーの変形例を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(液体検知センサーの概要)
図1に示すように、本実施形態に係る液体検知センサー1は、液体の介在により導電性を発揮する絶縁シート4と、導電性及び接着性を有し、当該接着性により絶縁シート4の一方面に接触状態で設けられていると共に、互いに電気的に分離された複数の電極部材5とを有している。液体検知センサー1は、絶縁シート4が液体検知の対象側となるように設置される。これにより、対象から漏液した場合、絶縁シート4に液体が浸透して導電性を発揮し複数の電極部材5の間が導通されることで液体を検知することができる。
ここで、『液体』は、液体検知センサー1による液状の検知対象物であり、液状であれば、材質や物性に限定されるものではない。液状は、絶縁シート4に含浸する程度の流動性を有することを意味する。『液体』の種類としては、体液、薬液、純水や不純物を含む水の他、酸、アルカリ、油、有機溶剤等の有機物であってもよい。また、『液体』の物性は、液体検知センサー1が使用される環境温度下で液化している物質であれば良い。
このように、液体検知センサー1は、電極部材5の接着性により電極部材5と絶縁シート4とを直接的に接合することによって、電極部材5と絶縁シート4とを接触状態にしている。従って、確実に液体を検知することができる。
尚、電極部材5は、全体が導電性を有することに限定されない。電極部材5は、絶縁シート4が最大の導電性を発揮した際に絶縁シート4と通電される箇所があればよい。即ち、電極部材5は、絶縁層を含む複層構造で構成されてもよい。また、電極部材5は、絶縁シート4との通電箇所から外部への電気的な接続が形成できればよい。
また、電極部材5は、全体が接着性を有することに限定されない。電極部材5は少なくとも絶縁シート4との接触箇所において接着性を有していればよい。
また、一面の全体が絶縁シート4に接着することに限定されない。例えば、電極部材5は、絶縁シート4からはみ出るように接着されるものであってもよい。
このような電極部材5は、以下のような構成で実現される。例えば、図1に示すように、電極部材5は、絶縁シート4側から、導電性接着剤層51、金属層52、及び、樹脂層53が順次積層される構成であってもよい。また、電極部材5は、絶縁シート4側から、導電性接着剤層51、及び、金属層52、が順次積層される構成であってもよい。また、電極部材5は、導電性接着剤層51のみの構成であってもよい。また、電極部材5は、絶縁シート4側から、導電性接着剤層51、及び、樹脂層53が順次積層される構成であってもよい。尚、これらに各層を接着する接着剤層を含んでいてもよい。
このように、絶縁シート4の一方面に接着された導電性接着剤層51を有していることが好ましい。これにより、電極部材5が導電性及び接着性を発揮することができる。また、絶縁シート4に対する導電性接着剤の塗布、印刷、転写等の簡単な処理により導電性接着剤層51を形成することができるため、液体検知センサー1を容易に形成することができる。
また、電極部材5は、さらに、導電性接着剤層51における絶縁シート4側とは反対側の面に積層された金属層52を有していてもよい。これにより、導電性接着剤層51と金属層52とで電極部材5を形成することによって、電極部材5の一部を信号用の端子として容易に用いることができる。
また、電極部材5は、基材、保護、及び、他層との接着等を目的として他方面側に樹脂層53を設けてもよい。例えば、電極部材5の導電性を導電性接着剤層51のみで機能させる場合は、基材として樹脂層53を設けることが好ましい。例えば、樹脂層53の両面に導電性接着剤層51を設けるものであってもよい。
また、絶縁シート4と、導電性接着剤層51のみからなる電極部材5とによっても、液体検知センサー1を形成することが可能になっている。
(液体検知センサーの全体構成)
液体検知センサー1のより具体的な構成について、図2乃至図4を参照して説明する。
本実施形態に係る液体検知センサー1は、図2に示すように、絶縁シート4と、2つの電極部材5(電極部材5a・5b)と、粘着部材6とが順に積層された構造を有している。液体検知センサー1は、絶縁シート4側が設置対象に接触されるように、設置対象に固着される。尚、液体検知センサー1には、粘着部材6の外形状と同一形状である剥離シート3が設けられていてもよい。
また、液体検知センサー1は、医療用には滅菌処理が施されていることが好ましい。特に、液体検知センサー1は、エチレンオキサイドガス(EOG)による滅菌処理が施されていることが好ましい。
(液体検知センサー:絶縁シート4)
絶縁シート4は、液体検知センサー1の外形と相似する、液体検知センサー1よりも小さな平面視四角形状の外形を有し、液体検知センサー1の中央部に配置される。尚、液体検知センサー1は、平面視四角形状に限定されるものではなく、三角形状や五角形状等の多角形状であっても良いし、楕円形状や円形状であっても良い。また、絶縁シート4は、このような液体検知センサー1に相似する形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。
絶縁シート4は、液体の介在により導電性を発揮すると共に、液体を吸液及び保持させる構造を有している。即ち、絶縁シート4は、液体の浸透により全体として絶縁性から導電性に変化するように構成されている。
絶縁シート4が備える『吸液・保持構造』は、検知対象物である液体が浸透される構造であれば、材質や形状に限定されるものではない。例えば、不織布構造、連続気泡等を有した多孔性構造、無孔性材料に1以上の孔が形成された構造、無孔性材料に1以上のスリットが形成された構造が例示される。絶縁シート4が不織布や紙である場合には、僅かな液体であっても毛細管現象により絶縁シート4に浸透して絶縁状態から導電状態に変化することになるため、高い検知精度の液体検知センサー1とすることができる。
絶縁シート4の材質は、液体との非接触時において電気抵抗の大きな材質であれば、特に限定されるものではない。
絶縁シート4の材質としては、布や紙等のセルロースやセラミック、エンジニアリングプラスチックが例示される。エンジニアリングプラスチックとしては、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、ポリエステル、ポリベンツイミダゾール、アラミド、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などが挙げられる。
具体的には、小津産業株式会社、旭化成せんい株式会社、ユニチカ株式会社製のポリエステル樹脂などからなる不織布を絶縁シート4に用いることができる。この不織布は、ポリエステル繊維を接着する樹脂は水溶性のアクリル樹脂であるため、親水性を有している。
絶縁シート4の厚みは、10〜3000μmが好ましい。また、絶縁シート4は、検知対象物である液体に対して親液性を有していることが好ましい。例えば、液体が水であれば、親液性は親水性と称される。親液性を有した構成であると、僅かな液体であっても絶縁シート4内に浸透して絶縁状態から導電状態に変化するため、少量の液体でも検知することができたり、検知までの時間を短縮する液体検知センサー1とすることができる。
尚、絶縁シートは、材質自体が親液性を有していたり、疎液性の材質の表面に親液性の層が形成されたものでも良い。例えば、絶縁シート4は、吸液・保持構造における液体との接触部の少なくとも一部に、液体に対して界面活性を有する界面活性剤が付着されていても良い。この場合には、検知対象の液体の種類に応じて界面活性剤の種類を使い分けることによって、水、油など検知対象を選択可能な液体検知センサー1とすることができる。
さらに、絶縁シート4は、液体により色が変化する着色部材を有していても良い。着色部材としては、水や油等の溶媒からなる液体に溶解するカプセル内に染料等の着色剤を密封した構成を例示することができる。この場合には、液体によりカプセルが溶けたときに、密封されていた着色剤が流れ出ることによって、絶縁シート4の色が変化するため、視覚により漏液を検知可能な液体検知センサー1とすることができる。
さらに、絶縁シート4は、液体に溶解してイオン化する溶解材料(無機塩類:塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム、水酸化マグネシウム、デンプンなどの多糖類など)が付着されていても良い。この場合には、液体自体に導電性がない液体(油等)でも、該液体によりイオン化した溶解材料が絶縁シート4を導電性に変化させることが可能になる。
(液体検知センサー:電極部材5)
本実施形態では、図2に示すように、液体検知センサー1には、2つの電極部材5(電極部材5a・5b)が設けられる。電極部材5a・5bには、計測装置等の信号線が夫々に接続される。これにより、漏液等により絶縁シート4が導電性を発揮することに起因する2つ電極部材5a・5b間の導通が検知可能となる。
電極部材5a・5bは、長手方向が並行となるように配置される。電極部材5a・5bは、互いに電気的に分離されるように、所定の間隔を有して配置される。所定の間隔とは、液体検知センサー1を設置する雰囲気の湿度に反応して誤動作しない程度の間隔を意味する。
電極部材5a・5bは、絶縁シート4の一方面側に接着性を有し、その接着性により絶縁シート4の一方面に接触状態で設けられる。電極部材5a・5bは、夫々一端部が絶縁シート4からはみ出る態様で絶縁シート4に接着される。即ち、電極部材5a・5bの先端部は、絶縁シート4の外側に位置する。これにより、電極部材5a・5bは、液体検知センサー1を設置するときに、外部に露出した状態になっているため、計測装置等の信号線に接続する作業を簡単化している。
電極部材5a・5bは、図3に示すように、保護層50、導電性接着剤層51、及び、金属層52が順次積層される構成を有している。図4に示すように、導電性接着剤層51と金属層52とは同じ外形状を有し、重ね合わせられるように積層されている。
保護層50と金属層52とは、導電性接着剤層51の接着性により導電性接着剤層51の両面に接着されている。導電性接着剤層51は、少なくとも保護層50が積層されない箇所については、金属層52の全面に配置されることが好ましい。尚、導電性接着剤層51は、保護層50が積層される箇所については、分散配置されていても良いし、保護層50と金属層52との接合面全部に配置されていても良い。
このように、保護層50は、電極部材5a・5bの一端部を覆うように積層されている。即ち、電極部材5a・5bは、積層構造として、保護層50、導電性接着剤層51、及び、金属層52からなる箇所と、導電性接着剤層51、及び、金属層52からなる箇所とを有している。
より具体的には、図3に示すように、電極部材5a・5bは、導電性接着剤層51、及び、金属層52が順次積層されると共に、導電性接着剤層51の一端部領域に保護層50が積層されている。電極部材5a・5bは、絶縁シート4によって、導電性接着剤層51、及び、金属層52のみで積層された箇所が覆われているとともに、保護層50が積層されている箇所の少なくとも一部が覆われている。尚、これに限定されず、保護層50が積層されている箇所が絶縁シート4によって覆われていなくてもよい。即ち、電極部材5a・5bは、保護層50が絶縁シート4から露出される箇所のみに積層されるものであってもよい。
このように、本実施形態では、電極部材5a・5bは、保護層50、導電性接着剤層51、及び、金属層52で積層される箇所の一部が絶縁シート4から露出するように配置される。換言すれば、電極部材5a・5bは、保護層50が積層された箇所の一部が絶縁シート4から露出している。これにより、電極部材5が設置対象に接触したときに、保護層50により導電性接着剤層51と設置対象との直接的な接触を防止することができる。尚、保護層50は絶縁層であることが好ましい。
(液体検知センサー:電極部材5:金属層52)
金属層52は、電極部材5の最も粘着部材6側に設けられる。金属層52は、金属箔または金属薄膜等である。
尚、金属層52は、圧延加工による金属箔、電解による金属箔(特殊電解銅箔など)、平角線に限定されず、真空蒸着、スパッタリング、CVD法、MO(メタルオーガニック)、メッキ、印刷法などにより形成される金属薄膜であっても良い。
金属層52は、厚みの下限は、0.05μmであり、厚みの上限は、200μmである。尚、スパッタや蒸着法により金属層52を形成した場合には、0.05〜1μmの厚みが好ましい。導電インキ印刷法により金属層52を形成した場合には、2〜200μmの厚みが好ましい。金属箔で金属層52を形成した場合には、2〜100μmの厚みであることが好ましい。
金属層52は、導電性を有すれば、どのような材質であっても構わないが、アルミや銅等の金属であることが好ましい。金属層52を形成する金属材料としては、ニッケル、銅、銀、錫、金、パラジウム、アルミニウム、クロム、チタン、及び、亜鉛の何れか、またはこれらの2つ以上を含む合金等であってもよい。
さらに、金属層52は、金属箔、平角線であることが特に好ましい。この場合には、電気抵抗が小さく検知時間を短縮することができる。
(液体検知センサー:電極部材5:導電性接着剤層51)
導電性接着剤層51は、金属層52に塗布されて形成される。導電性接着剤層51の厚みの下限は、1μmが好ましく、厚みの上限は、1000μmが好ましいが、用途によりこれに限定はされない。
導電性接着剤層51は、導電性粒子と接着性樹脂とを含む混合体であり、常温または加熱により接着可能な接着剤である。導電性粒子は、0.1〜50μmの平均粒子径を有するとともに、接着性樹脂100重量部に対し10〜250重量部配合されている。尚、導電性粒子の形状は、球状、針状、繊維状、フレーク状、樹枝状等限定されない。
導電性接着剤層51に含まれる接着性樹脂としては、加熱・加圧で接着するポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系、ウレタン系などの熱可塑性樹脂や、フェノール系、エポキシ系、メラミン系、アルキッド系などの熱硬化性樹脂などの接着剤が挙げられる。また、導電性接着剤層51に含まれる接着性樹脂としては、常温・加圧で接着するアクリル系樹脂、シリコン系樹脂、熱可塑性エラストマ系樹脂、ゴム系樹脂、ポリエステル系樹脂等の粘着剤が挙げられる。この接着剤および粘着剤にそれぞれ導電性粒子を混合することで、導電性接着剤および導電性粘着剤が形成される。なお、上記接着剤または粘着剤は、上記樹脂の単体でも混合体でもよい。
導電性接着剤層51に含まれる導電性粒子は、金属材料により一部又は全部が形成されている。例えば、導電性粒子は、銅粉、銀粉、ニッケル粉、銀コ−ト銅粉(AgコートCu粉)、金コート銅粉、銀コートニッケル粉(AgコートNi粉)、金コートニッケル粉があり、これら金属粉は、水アトマイズ法、カーボニル法等により作製することができる。また、上記以外にも、金属粉に樹脂を被覆した粒子、樹脂に金属粉を被覆した粒子を用いることもできる。尚、導電性粒子は、AgコートCu粉、又はAgコートNi粉であることが好ましい。この理由は、安価な材料により導電性の向上した導電性粒子を得ることができるからである。
(液体検知センサー:電極部材5:保護層50)
保護層50は、電極部材5において絶縁シート4から露出される導電性を有する箇所が、液体検知センサー1の設置箇所に接触しないようにカバーする。また、電極部材5にクリップ電極部で挟持される箇所を除いて保護層50でカバーしてもよい。また、このように保護層50のようなオーバーコート樹脂層を設けることで、絶縁シート4が外部の力で伸びる ことによる電極部材5の導通不良を防止することができる。従って、電極部材5の夫々で非導通箇所が形成されることを回避し、液体の検知範囲の低下を防止することができる。また、オーバーコート樹脂層には樹脂層を貫通する孔を複数設けてもよい。これにより空気と一緒に湿気も抜けるので、湿気による誤動作を防止することができる。保護層50は、導電性接着剤層51の接着性によって、導電性接着剤層51に接着される。
保護層50は、紙や不織布で形成されていても良いし、エポキシ系、ポリエステル系、アクリル系、フェノール系、及びウレタン系などの樹脂、またはこれらの混合物により形成されていても良い。尚、保護層50の厚みは5〜200μmであるが、特に限定される必要はなく適宜設定可能である。また、保護層50がPETフィルムで形成されていた場合には、PETフィルムの表面に親水性処理がなされていることが望ましい。親水性処理は、親水性樹脂コートやコロナ処理、プラズマ処理などである。また、保護層50は、後述のオーバーコート樹脂層1110の材料として挙げたものを用いることができる。
(液体検知センサー:粘着部材6)
粘着部材6は、絶縁シート4及び電極部材5を保持すると共に、これら絶縁シート4及び電極部材5を覆うように形成される。粘着部材6は露出箇所に粘着性を有している。従って、液体検知センサー1の絶縁シート4及び電極部材5を粘着部材6により容易に所望箇所に取り付けることが可能になる。
具体的に、液体検知センサー1の粘着部材6は、平面視四角形状の外形を有し、所定の厚みを有した平板状に形成されている。ここで、所定の厚みとは、液体検知センサー1を設置対象の形状に沿って湾曲や変形させることができると共に、設置対象に貼り付けたときに変形状態を維持することができる程度の厚みを意味する。
粘着部材6は、絶縁シート4及び電極部材5の少なくとも一部を設置対象に固着する機能を有している。粘着部材6は、粘着剤61と、粘着用フィルム62とを有している。
(液体検知センサー:粘着部材6:粘着剤61)
粘着剤61は、外周部における領域が設置対象に貼り付けられるようになっている。また、中心部においては、電極部材5a・5bが貼り付けられ、その周囲に電極部材5a・5bを覆う絶縁シート4が貼り付けられる。粘着剤61は、アクリル系、天然ゴム、合成ゴム系を用いることができる。
(液体検知センサー:粘着部材6:粘着用フィルム62)
上記の粘着剤61は、粘着用フィルム62の一方面に形成されている。粘着用フィルム62は、粘着剤61のベースフィルムとなるものであり、液体検知センサー1における絶縁シート4とは反対側の面に配置されている。粘着用フィルム62は、絶縁シート4及び電極部材5a・5bよりも大きなサイズに形成されている。これにより、粘着用フィルム62は、粘着剤61の保持と共に、設置状態の液体検知センサー1における絶縁シート4及び電極部材5a・5bをカバーすることによって、絶縁シート4及び電極部材5a・5bを衝撃や擦れによる外力から保護するようになっている。
また、粘着用フィルム62は、紙や不織布で形成されていても良いし、エポキシ系、ポリエステル系、アクリル系、フェノール系、及びウレタン系などの樹脂、またはこれらの混合物により形成されていても良い。尚、粘着用フィルム62の厚みは12〜200μmであるが、特に限定される必要はなく適宜設定可能である。
(液体検知センサー:剥離シート3)
剥離シート3は、粘着剤61の粘着性を長期に亘って維持することを可能にすると共に、必要なときにだけ液体検知センサー1の設置対象に対する粘着性を発揮させることを可能にする。これにより、液体検知センサー1の携帯性は優れたものになる。さらに、剥離シート3は、液体検知センサー1の設置前状態において、粘着部材6とで絶縁シート4及び電極部材5a・5bを保護することを可能にしている。
(液体検知センサーの製造方法)
上記の構成において、液体検知センサー1の製造方法を説明する。
先ず、液体検知センサー1の数倍や数十倍以上の幅寸法を有した長尺の粘着用フィルム62がロール状に巻回された状態で準備される。粘着用フィルム62が巻き出され、粘着用フィルム62の上面(一方面)全体に粘着剤61が塗布される。つぎに、樹脂層53に金属層52(銅箔など)を接着剤で接着し、導電接着剤をコートして電極部材5のシートを作製する。このシートをトムソン刃にて、電極部材5を3mm巾×2本(間隔2mm)×長さ方向は任意に抜き加工を行い、電極部材5のパターン形成を行う。なお、この電極部材5は、導電性接着剤51のスクリーン印刷法によるパターン形成でも良い。そして、粘着剤61が塗布された粘着用フィルム62の幅方向及び長さ方向に一対の電極部材5(電極部材5a・5b)が載置される。これにより、粘着用フィルム62上に一対の電極部材5が幅方向及び長さ方向のマトリクス状に複数配置された状態になる。
この後、一対の電極部材5が配置された領域よりも大きなサイズに切り出された絶縁シート4が一対の電極部材5を覆うように載置される。また、必要に応じて粘着用フィルム62と同一サイズの剥離シート3が粘着用フィルム62の上方から被せられる。図示しない押圧装置により押圧されることによって、絶縁シート4及び電極部材5a・5bが粘着用フィルム62上の粘着剤61に固着される。これにより、液体検知センサー1として、絶縁シート4と電極部材5a・5bと粘着部材6とが一体化される。尚、必要に応じて、剥離シート3も一体化される。このようにして複数の液体検知センサー1をマトリクス状に配置した中間製品シートが作成されると、中間製品シートに対する裁断や打ち抜きが行われることによって、単体の液体検知センサー1が作成される。
また、本実施形態では、樹脂層53に金属層52(銅箔など)を接着剤で接着し、導電接着剤をコートして電極部材5のシートを作製する場合について説明したがこれに限定されない。以下の変形例では、電極部材を転写印刷により形成する場合について説明する。
換言すれば、以下の変形例の液体検知センサー(液体検知センサー701、801)は、液体の介在により導電性を発揮する絶縁シート(絶縁シート704、804)と、導電性及び接着性を有し、当該接着性を用いた転写印刷により絶縁シートの一方面に接触状態で設けられていると共に、互いに電気的に分離された複数の電極部材(電極部材705、805)とを有する。
先ず、図11を参照して、導電性接着剤層751で構成される2つの電極部材705が、転写印刷により絶縁シート704の一方面に接触状態で設けられる液体検知センサー701について説明する。
2つの電極部材705は、接着剤と、導電性粒子とを含む導電性接着剤層751で構成される。導電性接着剤層751に含まれる接着剤としては、ポリエステル系の熱可塑性樹脂が好ましいがこれに限定されず、ガラス転移温度(Tg)=−30℃〜5℃の各種樹脂より適宜選定可能である。例えば、熱可塑性樹脂として、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が、、熱硬化性樹脂としてはエポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、アルキッド系樹脂等が挙げられる。
また、導電性粒子としては、銅粉、銀粉、ニッケル粉、銀コ−ト銅粉(AgコートCu粉)、金コート銅粉、銀コートニッケル粉(AgコートNi粉)、金コートニッケル粉があり、これら金属粉は、水アトマイズ法、カーボニル法等により作製することができる。また、上記以外にも、金属粉に樹脂を被覆した粒子、樹脂に金属を被覆した粒子を用いることもできる。導電性粒子は、平均粒子径5〜30μmであることが好ましい。また、導電性接着剤層751を構成する導電性接着剤(印刷用インキ)は、熱可塑性樹脂100重量部に対し、導電性粒子50〜100重量部を混合して形成されることが好ましい。
図11に示すように、2つの電極部材705(導電性接着剤層751)は、絶縁シート704に転写印刷により熱転写される。具体的に、先ず、非シリコン系離型剤771をコート処理されたPETフィルム770に、熱可塑性樹脂と導電性粒子とを混合した導電性接着剤(印刷用インキ)をスクリーン印刷して導電性接着剤層751を形成する。即ち、導電性接着剤層751、非シリコン系離型剤771、及び、PETフィルム770が順次積層された転写用フィルム772が形成される(図11(a)参照)。
尚、離型剤はこれに限定されずシリコン系でもよい。また、PETフィルム770の層厚は、6μm〜150μmの範囲が好ましい。
また、スクリーン印刷では、刷版にポリエステル製の製版用メッシュを用いることが好ましい。また、製版用メッシュは、50メッシュ(1インチ当たりの網目の個数)〜350メッシュが好ましい。また、刷版は、乳剤厚みが5μm〜100μmに製版されていることが好ましい。また、導電性接着剤層751は、10μm〜50μmの範囲の層厚に印刷されることが好ましい。
また、PETフィルム770への導電性接着剤層751の印刷方法としてはスクリーン印刷に限定されず、ロータリースクリーン印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、及び、ダイコート印刷等を用いることができる。
そして、図11(b)に示すように、上記の転写用フィルム772を用いて絶縁シート704に加圧・加熱することで転写印刷を行い、絶縁シート704へ導電性接着剤層751が転写される。具体的には、図示しないが、加熱された2つの繰り出しロールに、転写用フィルム772と絶縁シート704とをそれぞれセットする。転写用フィルム772と絶縁シート704とは、繰り出しロールによって加熱されながら、2つの繰り出しロールの間で加圧されながら繰り出される。これにより、転写用フィルム772と絶縁シート704との連続的な転写印刷処理を可能にしている(連続熱ロール加圧転写法)。その後、図11(c)に示すように、非シリコン系離型剤771、及び、PETフィルム770を剥離して、液体検知センサー701を形成する。
尚、このような連続熱ロール加圧転写法において、繰り出しロールによる加熱温度は、110〜140℃が好ましく、120〜130℃がより好ましい。また、加圧力は1N/cm2〜50N/cm2で、ある程度の加圧時間を費やすことが好ましい。具体的には、繰り出しロールによる加圧時間は、0.5〜60秒が好ましく、1〜15秒がより好ましい
尚、転写印刷は、連続熱ロール加圧転写法に限定されない。例えば、予め所定の大きさに切り取られた転写用フィルム772と絶縁シート704とをプレス機にて加圧及び加熱する枚葉熱加圧転写法であってもよい。この場合、プレス機による加熱温度は、80〜150℃が好ましく、120〜140℃がより好ましい。また、プレス機による加圧力は1N/cm2〜50N/cm2で加圧時間は1秒〜10分であることが好ましい。
次に、図12を参照して、2つの電極部材805が、粘着剤を含む導電性粘着剤を有することにより導電性及び接着性を有している液体検知センサー801について説明する。本変形例では、2つの電極部材805は、粘着剤と、導電性粒子とを含む導電性接着剤層851で構成される。粘着剤としては、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、ゴム系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。具体的には、日本カーバイド社製のKP−1581、KP−1104、KP−2074、及びSZ−6153、ビッグテクノス社製のAR−2172−M3が挙げられる。尚、液体検知センサー701と同様の構成等については同じ部材名を用いて説明を省略する場合がある。
図12に示すように、2つの電極部材805(導電性接着剤層851)は、絶縁シート804に転写印刷により熱転写される。具体的に、先ず、非シリコン系離型剤871をコート処理されたPETフィルム870に、粘着剤と導電性粒子とを混合した導電性粘着剤(印刷用インキ)をスクリーン印刷して導電性接着剤層851を形成する。即ち、導電性接着剤層851、非シリコン系離型剤871、及び、PETフィルム870が順次積層された転写用フィルム872が形成される(図12(a)参照)。
そして、図12(b)に示すように、上記の転写用フィルム872を用いて絶縁シート804に常温で加圧することで転写印刷を行い、絶縁シート804へ導電性接着剤層851が転写される。具体的には、2つの繰り出しロール(非加熱)に、転写用フィルム872と絶縁シート804とをそれぞれセットする。転写用フィルム872と絶縁シート804とは、2つの繰り出しロールの間で加圧されながら繰り出される。これにより、転写用フィルム872と絶縁シート804との連続的な転写印刷処理を可能にしている。その後、図12(c)に示すように、非シリコン系離型剤871、及び、PETフィルム870を剥離して、液体検知センサー801を形成する。
尚、このような加圧転写法において、加圧される箇所すべてに0.5秒〜60秒の範囲の加圧時間を費やすことが好ましい。また、転写印刷は、連続熱ロール加圧転写法に限定されない。例えば、予め所定の大きさに切り取られた転写用フィルム872と絶縁シート804とをプレス機にて加圧する枚葉加圧転写法であってもよい。この場合、プレス機による加圧時間は1秒〜10分であることが好ましい。
また、図10の液体検知センサー601のように、電極部材が絶縁シートやその他の構成から露出されており外部から視認可能になっている場合、露出された電極部材が見えないようにクリップなどで接続する箇所を除いて不織布等のカバー部材を設けるものであってもよい。具体的に、図13に示すように、液体検知センサー901は、電極部材905が、絶縁シート904から露出されているが、電極部材905の絶縁シート904と反対側の面にカバー部材907が設けられている。これにより、絶縁シート904側の面を人の腕等に張り付けた場合であっても、電極部材905の露出を防止し、肌に触れないようにすることができる。
また、図14(平面図)に示すように、絶縁シート1004上に対向して配置される電極部材1005が、対向する側に複数の凸部1005aを有し、2つの電極部材1005によって形成される隙間が屈曲される形状にされた液体検知センサー1001であってもよい。これにより、漏液の検出面積を増加させ、漏液検出の速さを向上させることができる。
また、図15に示すように、電極部材に導電性インク(導電性ペースト)を用いるものであってもよい。具体的に、図15の液体検知センサー1101は、絶縁シート1104と、複数の電極部材1105(電極部材1105a・1105b)と、を有している。電極部材1105a・1105bは、導電性インク(導電性ペースト)である。電極部材1105a・1105bは、絶縁シート1104の一方面にお互い分離状態で塗布または印刷されて形成される。
電極部材1105a・1105bは、絶縁シート1104上に並行に設けられると共に夫々が絶縁シート1104の一端から対向する他端まで延在している。従って、図15の下部に示すように、予め長尺状に形成しておいて、所定のサイズにカットするのみで液体検知センサー1101を形成することができ生産性の向上及びコストダウンを図ることが可能となっている。また、長尺状に形成しておいて所望のサイズに切り出して用いることも可能であり利便性を向上させることが可能となっている。
尚、液体検知センサー1101の電極部材1105a・1105bが設けられた一方面にオーバーコート樹脂層1110を設けてもよい。オーバーコート樹脂層1110は、液体検知センサー1101の一方面側のクリップで挟持される一端部分の絶縁シート1104及び電極部材1105a・1105bを除いて、液体検知センサー1101の全面を覆うように樹脂が積層されて形成されている。これにより、絶縁シート1104が外部の力で伸びることによる電極部材1105a・1105bの導通不良を防止することができる。従って、電極部材1105a・1105bの夫々で非導通箇所が形成されることを回避し、液体の検知範囲の低下を防止することができる。また、オーバーコート樹脂層には樹脂層を貫通する孔を複数設けてもよい。これにより空気と一緒に湿気も抜けるので、湿気による誤動作を防止することができる。従って、ここで、「クリップで挟持される一端部分」とは、クリップで挟持されている箇所のみに限定されない。例えば、複数の電極部材夫々の少なくとも一部のみがオーバーコート樹脂層から露出される態様であってもよい。即ち、複数の電極部材の夫々が測定装置に接続可能にされていればよい。
電極部材1105に用いる導電性インクは、溶媒で溶解した熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂に対し、導電性粒子である金属系粉(金属粉、金属化合物(各種金属の硫化物、塩化物など))またはカーボン粉を配合して生成される。熱硬化性樹脂の材料としては、エポキシ、アルキドなどがよい。熱可塑性樹脂の材料としては、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、塩化ビニル等がよい。前記熱硬化性樹脂の中でもエポキシがより好ましい。また、前記熱可塑性樹脂の中でもポリエステル、ポリウレタン、アクリルがより好ましく、さらにはポリエステル、ポリウレタンが好ましい。導電性粒子は銀粉を用いることが好ましい。導電性インクにおける銀粉の割合は、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂35質量部に対して、下限が10質量部であり、上限が85質量部であることが好ましい。また、導電性インクにおける溶剤の割合は、目標とする抵抗値に対し、印刷方法、導電性粒子の種類、導電性インクの厚さなどにより適宜選定する。
一例として、電極部材の抵抗値を100Ωから300Ωにするには、ポリエステル35質量部、銀粉65質量部、ブチルカルビトールアセテート65質量部を配合したものを基材にスクリーン印刷し、それを絶縁シートに熱転写する。熱転写した電極部材の厚さは、乾燥後で20μmである。
また、導電性インクに用いる導電性粒子は、鱗片状(フレーク状)、円形(楕円形、玉子形など角が丸みを帯びているものであればよい)、デンドライト形状、針形状、連鎖形状、スパイク形状などが使用できるが、鱗片状であることが好ましい。それは導電性粒子が鱗片状であることで、絶縁シート1104の伸び等に起因して電極部材1105が変形する場合であっても電極部材1105自体の導通を保持することができるからである。
オーバーコート樹脂層1110は、溶媒で溶解した熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂で生成される。オーバーコート樹脂層1110は、熱硬化性樹脂の材料としては、エポキシ、アルキドなどがよい。熱可塑性樹脂の材料としては、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、塩化ビニル等がよい。前記樹脂層1110を着色する場合、たとえば白色だと、亜鉛華(酸化亜鉛)、チタン白(酸化チタン)などの白顔料などを混合してもよい。また、ブロッキング防止剤などを適宜配合してもよい。前記熱硬化性樹脂の中でもエポキシがより好ましい。また、前記熱可塑性樹脂の中でもポリエステル、ポリウレタン、アクリルがより好ましく、さらにはポリエステル、ポリウレタンが好ましい。オーバーコート樹脂における酸化チタンの割合は、熱可塑性樹脂35質量部に対して、下限が15質量部であり、上限が30質量部であることが好ましい。また、オーバーコート樹脂におけるブロッキング剤の割合は、熱可塑性樹脂35質量部に対して、下限が3質量部であり、上限が10質量部であることが好ましい。また、オーバーコート樹脂における溶剤の割合は、熱可塑性樹脂35質量部に対して、下限が5質量部であり、上限が30質量部であることが好ましい。
(液体検知センサーの適用例)
上記のようにして製造されたシート状の液体検知センサー1は、複数枚が一括された積層状態にまとめられる。そして、これらの液体検知センサー1が作業員のポケットや道具ケース等の収納手段に保管される。即ち、液体検知センサー1は、ガーゼ付き絆創膏のように、作業員に携帯された状態で保管することが可能になっている。
図5に示すように、漏液の有無を検知したい機器や箇所の設置対象2が存在する場合は、先ず、剥離シート3を備えた液体検知センサー1であれば、剥離シート3を剥がし、剥離シート3を備えない液体検知センサー1であれば、そのままの状態で準備される。
次に、電極部材5a・5bが粘着部材6における粘着剤61の形成面から引き上げられ、計測装置7の信号線10の末端に取り付けられたクリップ11に挟まれる。尚、電極部材5a・5bは、計測装置7の入力端子及び出力端子の何れかに接続される。そして、粘着部材6における粘着剤61の形成面が設置対象2に当接するように、液体検知センサー1が移動され、液体検知センサー1が設置対象2に押し付けられる。これにより、絶縁シート4の設置対象2の所望箇所に当接した状態で、液体検知センサー1が粘着されることになる。この結果、設置対象2が移動や振動した場合でも、液体検知センサー1が位置ずれを起こすことなく長期間に亘って漏液を検知し続けることとなる。
設置対象2において漏液が起こると、絶縁シート4は、液体が浸透されることによって導電性を発揮する。これにより、互いに電気的に分離されていた電極部材5a・5bが、絶縁シート4を介して電気的に接続されることになる。この結果、計測装置7が電気抵抗の変化を検出することによって、漏液が検出されることになる。
この後、液体を検知した液体検知センサー1が作業員により設置対象2から剥がされ、未使用の液体検知センサー1に交換される。このように、液体検知センサー1がガーゼ付き絆創膏のような使い捨ての使用形態で用いることが可能になる。尚、使用済みの液体検知センサー1は、浸み込んだ液体が乾燥されることによって、再使用されても良い。
尚、図5のように、設置対象2としては、液体検知センサー1を医療に適用する場合において、人体の腕や足等が例示される。この場合において、透析や輸血、点滴等の治療中に留置針12が抜け、血液・薬液が漏れる場合が起こり得るが、液体検知センサー1を穿刺部に貼り付けておけば、血液・薬液の液漏れを検知することができる。この際、穿刺部に液体検知センサー1を直接貼り付けるため、少量の液漏れでも検知することができる。
(変形例)
以上のように、本実施形態の液体検知センサー1について説明したがこれに限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、液体検知センサーは、電極部材が導電性接着剤によって形成された構成であってもよい。具体的に、図6に示される液体検知センサー101は、絶縁シート104と、2つの電極部材105・105と、粘着部材106とを有している。電極部材105・105は、絶縁シート104上に導電性接着剤層が印刷又は塗布されることにより積層される。粘着部材106は、粘着剤161と、粘着用フィルム162とが積層された構成となっている。絶縁シート104は、電極部材105・105の積層される側が、粘着部材106の粘着剤161側に、粘着部材106から一部突き出た状態で貼り付けられる。これにより、液体検知センサー101は、信号線の末端に取り付けられたクリップ等で挟持可能にされると共に、電極部材105・105が信号線に電気的に接続されることになる。尚、液体検知センサー101には、粘着部材106の外形状と同一形状である剥離シート103が設けられていても良い。
また、例えば、図7に示すように、液体検知センサーは、電極部材において金属層が含まれない簡易な構成であってもよい。具体的に、図7に示される液体検知センサー201は、絶縁シート204と、2つの電極部材205・205と、粘着部材206とを有している。電極部材205・205は、導電性接着剤層251の先端部に保護層250が積層された構成となっている。電極部材205・205は、保護層250が積層された先端部領域の一部が絶縁シート204から露出している。即ち、導電性接着剤層251が絶縁シート204から露出する箇所は、保護層250によって保護されている。粘着部材206は、粘着剤261と、粘着用フィルム262とが積層された構成となっている。尚、液体検知センサー201には、粘着部材206の外形状と同一形状である剥離シート203が設けられていても良い。
このように、液体検知センサー201は、電極部材205に金属層を含まない構成である。即ち、液体検知センサー201は、電極部材に金属層を含む構成よりも設置対象の形状に沿って湾曲や変形させやすい。従って、液体検知センサー201は、設置対象の形状に適用させ易く、設置対象から剥離し難くなる。また、電極部材が導電性接着剤層だけなので、印刷、塗布、転写などにより製造が簡単である。
また、図8に示すように、液体検知センサーは、電極部材が樹脂層を含む構成であってもよい。具体的に、図8に示される液体検知センサー301は、絶縁シート304と、2つの電極部材305・305と、粘着部材306とを有している。電極部材305・305は、樹脂層353と、金属層352と、導電性接着剤層351と、保護層350とが積層された構成となっている。電極部材305・305は、保護層350が積層された先端部領域の一部が絶縁シート304から露出している。即ち、導電性接着剤層351が絶縁シート304から露出する箇所は、保護層350によって保護されている。樹脂層353は、保護層350が積層された側とは逆側の領域に積層される。即ち、電極部材305の保護層350が積層された側の先端部においては樹脂層353が積層されない構成となっている。粘着部材306は、粘着剤361と、粘着用フィルム362とが積層された構成となっている。尚、液体検知センサー301には、粘着部材306の外形状と同一形状である剥離シート303が設けられていても良い。
このように、液体検知センサー301は、絶縁シート304から露出する電極部材305の先端部において、保護層350によって導電性接着剤層351が保護されると共に、樹脂層353が積層されない構成になっている。液体検知センサー301に、計測装置7を接続する場合、電極部材305の先端部を計測装置7の信号線の末端に取り付けられたクリップ等で挟めばよく、接続が容易となる。
また、図9に示すように、液体検知センサーは、粘着部材に貫通口が形成されており、電極部材の先端が貫通口に挿通されて反対側の面に突出するようにされる構成であってもよい。具体的に、図9に示される液体検知センサー401は、絶縁シート404と、2つの電極部材405・405と、粘着部材406とを有している。電極部材405・405は、金属層452と、導電性接着剤層451とが積層された構成となっている。尚、電極部材405・405の先端部は、導電性接着剤層451が積層されていない。粘着部材406は、粘着剤461と、粘着用フィルム462とが積層されるとともに、粘着剤461と粘着用フィルム462とを貫通する貫通口463・463が形成された構成となっている。尚、液体検知センサー401には、粘着部材206の外形状と同一形状である剥離シート403が設けられていても良い。
金属層452は、接着部452aと、引き出し部452bとから構成される。接着部452aは、金属層452の導電性接着剤層451が積層される部分であり、粘着部材406の粘着剤461に接着される。電極部材405・405の各引き出し部452bは、各接着部452aから延在し、接着部452aとの接続部分から粘着部材406に形成された2つの貫通口463・463に夫々挿通されて反対側の面に位置するようにされている。電極部材405・405の各接着部452aは、粘着部材406の粘性により保持されていると共に、絶縁シート404によって全面が覆われている。換言すれば、粘着部材406は、貫通口463を有したシート状に形成されており、電極部材405・405は、粘着部材406の一方面側において各接着部452aが保持されており、各引き出し部452bが貫通口463・463を介して他方面側に位置されている構成になっている。
このように、液体検知センサー401における粘着部材406の一方面側を所望箇所に接触状態で取り付けた後、他方面側に位置された電極部材405・405の端部である各引き出し部452bを信号端子として用いることができることから、液体検知センサー401として取付から検知までの一連のセット作業を容易且つ短時間で行うことができる。
また、図10に示すように、液体検知センサーは、電極部材の先端が粘着部材の外側に位置する構成であってもよい。具体的に、図10に示される液体検知センサー601は、絶縁シート604と、2つの電極部材605・605と、粘着部材606とを有している。電極部材605・605は、金属層652と、導電性接着剤層651とが積層されると共に、先端部にのみ保護層650が積層された構成となっている。尚、クリップで挟持された際にクリップの端子と電気的に接続される箇所以外は保護層でカバーされていてもよい。例えば、図10において、粘着部材606から外側に突出する範囲の電極部材605がクリップで挟持される。この場合、クリップの端子と電気的に接続されるのは、電極部材605の金属層652側の面の一部となる。従って、金属層652の粘着剤661と接着される部分等は保護層でカバーされてもよい。
電極部材605の先端部は、絶縁シート604から一部が露出すると共に、その先端が粘着部材606の外側まで達している。粘着部材606は、粘着剤661と、粘着用フィルム662とが積層された構成となっている。尚、液体検知センサー601には、粘着部材606の外形状と同一形状である剥離シート603が設けられていても良い。
このように、液体検知センサー601は、電極部材605・605の先端が粘着部材606の外側に位置する構成となっている。従って、液体検知センサー601における粘着部材606の一方面側を所望箇所に接触状態で取り付けた後、粘着部材606の外側にはみ出す電極部材605・605を信号端子として用いることができることから、液体検知センサー601として取付から検知までの一連のセット作業を容易且つ短時間で行うことができる。
また、本実施形態では、液体検知センサーにおける電極部材が2つである構成について説明したがこれに限定されない。例えば、電極部材が3以上設けられる構成であってもよい。電極部材が複数設けられる場合は、計測装置の入力・出力端子に複数の電極部材が接続されても良い。また、電極部材の形状は四角形状に限定されるものではなく、三角形状や五角形状等の多角形状であっても良いし、楕円形状や円形状であっても良いし、線状に形成されてもよい。
以上の詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明したが、本発明は、以上の詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は可能な限り広く解釈されるべきである。
また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。従って、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされるべきである。また、本発明の目的及び本発明の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌することが望まれる。
1 液体検知センサー
2 設置対象
3 剥離シート
4 絶縁シート
5 電極部材
6 粘着部材
7 計測装置
50 保護層
51 導電性接着剤層
52 金属層
53 樹脂層
61 粘着剤
62 粘着用フィルム

Claims (7)

  1. 液体の介在により導電性を発揮する絶縁シートと、
    導電性及び接着性を有し、当該接着性により前記絶縁シートの一方面に接触状態で設けられていると共に、互いに電気的に分離されると共に対向して配置された2つの電極部材とを有し、
    前記2つの電極部材は、夫々対向する側に複数の凸部を有し
    前記電極部材は、
    前記絶縁シートの一方面に接着された導電性接着剤層と、
    前記導電性接着剤層における前記絶縁シート側とは反対側の面に積層された金属層と、
    を有することを特徴とする液体検知センサー。
  2. 前記導電性接着剤層は、前記絶縁シートに導電性接着剤を印刷または塗布することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体検知センサー。
  3. 前記導電性接着剤層が転写印刷により前記絶縁シートの一方面に接触状態で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体検知センサー。
  4. 前記導電性接着剤層は、粘着剤を含む導電性粘着剤を有することにより前記導電性及び接着性を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の液体検知センサー。
  5. 前記電極部材および絶縁シートはクリップで挟持される一端部分を除いてオーバーコート樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の液体検知センサー。
  6. 前記電極部材は、さらに、
    前記絶縁シートから露出した面に積層された保護層を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体検知センサー。
  7. さらに、前記絶縁シート及び前記電極部材を保持すると共に、これら絶縁シート及び電極部材を覆うように形成され、少なくとも露出面に粘着性を有した粘着部材を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の液体検知センサー。
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