JP6159323B2 - 情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、GUI(Graphical User Interface)を提供する情報処理方法及び情報処理装置に関し、特に、3次元空間における指示物の位置に基づいて画面表示の更新等を行う技術に関する。
近年、コンピュータ技術の発展と情報端末の高機能化に伴い、リモコン等の機器を把持することなく、また、特殊な装置を装着することなく、操作者が手や指を動かしたり姿勢を変化させたりすることにより、指示等の情報を入力できる入力装置が開発されている。
これらの入力装置では、操作者の手や指の動きによってポインタを移動させることで画面上に表示されたいずれかのオブジェクトを指示することができる。しかし、これらの入力装置では、リモコンやマウス等におけるスイッチのように確実に操作できる仕組みがなく、オブジェクトの選択、決定等といった操作者の意図的な動作を特定することが困難であった。
そこで、オブジェクトの選択を可能にする技術として、特許文献1では、画面上のオブジェクトを指示するポインタの動きを監視し、ポインタの移動軌跡が所定のパターンと一致した場合に操作者が選択動作を行ったと判定する方法が開示されている。
また、特許文献2では、操作者がオブジェクトを指示する手や指の姿勢とは異なる所定の姿勢を行った場合に、操作者が選択動作を行ったと判定するインターフェース装置が開示されている。さらに、この特許文献2に開示されているインターフェース装置の場合、操作に用いる手指姿勢の一覧、手指姿勢の判定結果を画面に表示するので、操作者は所定の手指姿勢を覚えることなく画面を確認しながら操作を行えるようになっている。
また、特許文献3では、オブジェクトが表示された画面上に、カメラで撮像された操作者の撮像画像と操作者の所定のポーズを検出するためのガイド枠とを表示する情報処理装置が開示されている。具体的には、操作者の撮像画像の手の部分が、ガイド枠内に位置している場合は、手の部分を赤色の枠で囲んで表示し、ガイド枠外に位置している場合は、手の部分を青色の枠で囲んで表示する。これにより、操作者は青色の枠で囲まれた手の部分をガイド枠内に動かすよう誘導され、ガイド枠に対応した処理を実行させることができる。
特開2002−182892号公報 特開2008−52590号公報 特開2009−151424号公報
特許文献1の技術では、操作者が所望のオブジェクトをポインタによって指示したのち、更にポインタを所定のパターンと一致するように移動させることによりオブジェクトを選択する動作を行う必要がある。しかし、ポインタをオブジェクトに対して所定のパターンと一致するように正確に移動させることは必ずしも容易ではない。
また、特許文献2の技術では、操作者が指差し等の姿勢によって所望のオブジェクトを指示したのち、別の所定の姿勢に変更することによりオブジェクトの選択動作を行う必要がある。しかし、所定の姿勢に変更しようとして、うまく変更できず意図とは異なるオブジェクトを指示してしまうような事態が十分発生し得る。
また、特許文献3の技術では、操作者自身の撮像画像とガイド枠を見ながら操作を行うため、簡単にガイド枠に対応した処理を実行させることができる。しかし、画面上に細かなオブジェクトが密に並んでいる場合にオブジェクト毎に細かなガイド枠が並ぶので、意図するオブジェクトを容易に選択することができなくなる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、特別な操作機器を把持しない操作者が手や指を動かしたり姿勢を変化させたりすることにより情報の入力を行う場合に、画面上のオブジェクトに対する選択等の動作を容易に行えるようにするための情報処理方法及び情報処理装置を提供する。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置において、画面に表示された対象に関連して所定処理を実行するための情報処理方法であって、指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定ステップと、前記算定ステップにおいて算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に前記所定処理を行う制御ステップとを含む情報処理方法である。また、本発明の一態様に係る情報処理装置は、指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定部と、前記算定部により算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に所定処理を行う制御部とを備える情報処理装置である。
本発明の一態様に係る情報処理方法又は情報処理装置によれば、操作者が特別な操作機器を用いずにオブジェクトに対する選択等の動作を容易に行えるようになる。
図1は、実施の形態に係る情報入力システムの外観図である。 図2は、実施の形態に係る情報入力システムのハードウェア構成を示す図である。 図3は、第1の実施の形態に係る情報入力システムの機能ブロック図である。 図4は、第1の実施の形態に係る情報入力システムの動作を示すフローチャートである。 図5は、第1の実施の形態に係る情報入力システムの操作及び画面の例を示す図である。 図6は、図5から遷移した第1の実施の形態に係る情報入力システムの操作及び画面の例を示す図である。 図7は、第1の実施の形態に係る情報入力システムの操作及び画面の例を示す図である。 図8は、図7から遷移した第1の実施の形態に係る情報入力システムの操作及び画面の例を示す図である。 図9は、第2の実施の形態に係る情報入力システムの機能ブロック図である。 図10は、第2の実施の形態に係る情報入力システムの動作を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施の形態に係る情報入力システムの操作及び画面の例を示す図である。 図12は、図11から遷移した第2の実施の形態に係る情報入力システムの操作及び画面の例を示す図である。 図13は、第3の実施の形態に係る情報入力システムの機能ブロック図である。
(概要)
操作者が特別な操作機器を用いずに、オブジェクトに対する選択等の動作を容易に行えるようにすべく、本発明の一態様に係る情報処理方法は、情報処理装置において、画面に表示された対象に関連して所定処理を実行するための情報処理方法であって、指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定ステップと、前記算定ステップにおいて算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に前記所定処理を行う制御ステップとを含む情報処理方法である。ここで、制御ステップにおける制御は、表示装置等の機器類の制御や、情報処理装置の各部の制御を含む。また、所定処理は、光、電気信号等の出力等として現れる処理であり、表示装置等により表示された画面内容の変更や画面中のあるオブジェクト(対象)に関する処理(選択、拡大縮小等)を含む。
これにより、操作者が特別な操作機器を用いずに指示物(手、腕、ペン等)の位置を動かすことで、オブジェクトに対する選択等を容易に行えるようになる。即ち、操作者は、指示物における2以上の各部位の位置をどのように変化させれば所定処理が行われるのかを、各部位の位置を反映した制御量と閾値とを画面上で表す制御表示物により随時確認することができ、適切に操作をすることができるようになる。
ここで、例えば、前記制御ステップでは、更に、前記位置情報が示す1以上の位置に応じて定めた画面上の位置に位置表示物を表示するよう制御し、前記制御ステップでは、前記位置表示物の表示位置に表示されていた対象に関連して前記所定処理を行うこととしてもよい。なお、位置表示物の表示位置は、指示物におけるいずれかの部位の位置に直接対応しているとは限らず、例えば指示物の2以上の位置に応じてその平均位置を定めて、その平均位置に対応しているものであってもよい。
これにより、操作者は指示物の位置を動かすことで画面上の任意のオブジェクト(対象)を位置表示物(ポインタ)で指定(ポインティング)することができるようになる。
また、例えば、前記位置情報は、3次元位置を表す情報であり、前記情報処理方法は更に、前記指示物における2以上の各部位についての3次元位置を検出することにより前記位置情報を逐次生成する検出ステップを含み、前記取得ステップでは、前記検出ステップにおいて生成された前記位置情報を逐次取得し、前記制御ステップでは、前記取得ステップにおける前記位置情報の逐次取得に対応して、前記位置表示物及び前記制御表示物を前記画面に逐次表示し、前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記位置情報に基づいて定めた1つの3次元位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置であることとしてもよい。
これにより、3次元空間における指示物の位置に応じて、画面上の位置表示物(ポインタ)の位置(2次元位置)が変化するようになり、操作者は画面を確認することで容易に任意のオブジェクトを指定することができるようになる。
また、前記第2表示物は、前記閾値を表す所定の大きさの図形を含み、前記第1表示物は、前記第2表示物に含まれる前記所定の大きさの図形と形状が相似であり、前記制御量を図形の大きさに反映した図形を含むこととしてもよい。なお、表示物についての相似は、図形の輪郭線等が実線、破線、波線等と相違していたり、図形の色が相違していたりしても、形状において一見して似た形と認識されるものであれば足りる。
これにより、操作者は、画面上の図形である第1表示物と第2表示物とを対比し、例えば両者の大きさを合わせるように操作すること等により、オブジェクトの選択等のための操作を容易に行い得るようになる。
また、前記第2表示物に係る前記所定の大きさの図形は、前記閾値を表すための所定の大きさの円であり、前記第1表示物は、前記制御量の算定の基礎となった2以上の各位置を包含する最小の球に所定の投影変換を施して得られる円であって、前記第2表示物に係る円と中心を同じくする円を含むこととしてもよい。
これにより、操作者は、例えば手を指示物として用いて手の指を広げたり丸めたりすることで、画面上で制御量を表す円の大きさを変化させることができ、オブジェクトの選択等を直感的な操作で行えるようになる。
また、前記情報処理方法は更に、前記指示物における1つの部位を特定する特定ステップを含み、前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置に、前記所定の投影変換を施して得られる2次元位置であり、前記球は前記特定ステップにおいて特定された部位の位置を中心とする球であり、前記算定ステップでは、制御量の前記算定を、前記特定ステップにおいて特定された部位の位置を基準として前記特定ステップにおいて特定された部位以外の前記指示物の1以上の部位の位置に応じて行うこととしてもよい。
これにより、操作者は、例えば手を指示物として用いて親指或いは人差し指といった1つの特定の部位の移動により画面上の位置表示物の位置を移動させることができ、またその部位以外の部位の移動によりオブジェクトの選択等の操作を容易に行えるようになる。
また、前記第2表示物は、前記閾値を表すための所定の傾きを有する線分を含み、前記第1表示物は、前記第2表示物に含まれる前記線分と同じ点を通る線分であって前記制御量を線分の傾きに反映した線分を含むこととしてもよい。
これにより、操作者は、画面上の図形である第1表示物と第2表示物とを対比し、例えば両者の傾き(例えば水平方向に対してなす角度)を合わせるように指示物を操作すること等により、オブジェクトの選択等のための操作を容易に行い得るようになる。
また、前記第1表示物は、前記制御量の算定の基礎となった2以上の各位置に最も近接する回帰直線に所定の投影変換を施して得られる線分であり、前記情報処理方法は更に、前記指示物における1つの部位を特定する特定ステップを含み、前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置に、前記所定の投影変換を施して得られる2次元位置であり、前記回帰直線は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置を通る直線であり、前記算定ステップでは、制御量の前記算定を、前記特定ステップにおいて特定された部位以外の前記指示物の1以上の部位の位置に基づいて行うこととしてもよい。
これにより、操作者は、例えば手を指示物として用いて親指或いは人差し指といった1つの特定の部位の移動により画面上の位置表示物の位置を移動させることができ、またその部位以外の部位の移動によりオブジェクトの選択等の操作を容易に行えるようになる。
また、前記情報処理方法は更に、前記指示物における1つの部位を特定する特定ステップを含み、前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置に、前記所定の投影変換を施して得られる2次元位置であることとしてもよい。
これにより、操作者は、例えば手を指示物として用いて親指或いは人差し指といった1つの特定の部位の位置の移動により画面上の位置表示物の位置を移動させることができるようになる。
また、前記制御ステップでは、前記制御量と前記閾値とが、等価関係又は大小関係である所定の関係性を満たす場合に前記所定条件を満たすと判定することとしてもよい。ここで、等価関係又は大小関係である所定の関係性は、例えば、制御量と閾値が一致する場合、制御量が閾値より大きい場合及び制御量が閾値より小さい場合のうちの1つを意味する。
これにより、例えば制御量と閾値とが一致する場合に所定条件が満たされるとするときには、操作者は、画面を参照しながら、画面上の制御表示物における第1表示物と第2表示物とを合わせるように指示物を操作することで、容易に、情報処理装置にオブジェクトの選択等の所定処理を行わせることができるようになる。
また、前記制御ステップでは、前記制御量と前記閾値との大小関係が変化するように前記制御量が遷移した場合に前記所定条件を満たすと判定することとしてもよい。
これにより、操作者による指示物の各部位を動かす操作に応じて、制御量が閾値より小さい状態から大きい状態へと変化した場合及び閾値より大きい状態から小さい状態へと変化した場合にのみ、情報処理装置が所定処理を行うようになる。従って、例えば指示物の各部位が動かない状態を保っているときにおいて制御量と閾値とが一致していても所定処理が繰り返されることが防止される。
また、前記制御ステップでは、前記制御量が、前記閾値よりも小さい値から大きい値へと遷移した場合及び前記閾値よりも大きい値から小さい値へと遷移した場合のうちいずれか一方の場合に限って前記所定条件を満たすと判定することとしてもよい。
これにより、操作者による指示物の各部位を動かす操作に応じて、制御量が閾値より小さい状態から大きい状態へと変化した場合と制御量が閾値より大きい状態から小さい状態へと変化した場合とのうち一方の場合にのみ、情報処理装置が所定処理を行うようになる。
また、前記位置情報は、3次元位置を表す情報であり、前記情報処理方法は更に、前記指示物における2以上の各部位についての3次元位置を検出することにより前記位置情報を生成する検出ステップを含み、前記取得ステップでは、前記検出ステップにおいて生成された前記位置情報を取得し、前記制御ステップでは、前記位置情報に基づいて定めた1つの3次元位置に所定の投影変換を施して得られる画面上における2次元位置に、前記制御表示物を表示するよう制御し、前記制御量が前記所定条件を満たすと判定した場合において前記制御表示物の表示位置に表示されていた対象に関連して前記所定処理を行うこととしてもよい。位置情報に基づいて定めた1つの3次元位置に所定の投影変換を施して得られる画面上における2次元位置に制御表示物を表示することは、例えば制御表示物を囲む最小矩形内にその2次元位置が含まれるように制御表示物を表示することを含む。このことは、例えば、制御表示物における第1表示物の中心がその2次元位置であるように制御表示物を表示することを含む。
これにより、操作者は指示物の位置を動かすことで画面上の任意のオブジェクトを制御表示物によって指定することができるようになる。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置は、指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得部と、前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定部と、前記算定部により算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に所定処理を行う制御部とを備える情報処理装置である。ここで、制御部における制御は、表示装置等の機器類の制御や、情報処理装置の各部の制御を含む。また、所定処理は、光、電気信号等の出力等として現れる処理であり、表示装置等により表示された画面内容の変更や画面中のあるオブジェクト(対象)に関する処理(選択、拡大縮小等)を含む。
これにより、操作者が特別な操作機器を用いずに指示物の位置を動かすことで、オブジェクトに対する選択等を容易に行えるようになる。
なお、これらの包括的又は具体的な各種態様には、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体等の1つ又は複数の組み合わせが含まれる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ここで示す実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
本実施の形態では、カメラ等によって検出される3次元空間における指示物の位置を入力情報とするGUI(Graphical User Interface)を提供する情報入力システムについて説明する。従来、3次元空間における位置等を入力情報とする情報入力システムでは、マウス及びタッチパネルを用いた入力と異なり、選択あるいは決定を直感的で直接的な操作で行う方法が存在しない。
このような情報入力システムにおいて、ポインティング(つまり、画面上でのポインタの移動)操作を行う必要がある場合には、ポインティング操作と選択操作との連続操作に対応するために、更なる工夫が必要とされる。
ここで、操作者が特定のジェスチャをした場合に選択操作が行われたと認識することで、ポインティング操作と選択操作とを切り分ける手法が考えられる。例えば、手を一定時間、オブジェクトに対して静止させるという特定のジェスチャをした場合に選択操作が行われたと認識することで、ポインティング操作と選択操作とを切り分ける手法が考えられる。しかしながら、このような手法では、指示物を移動させるポインティング操作中にオブジェクトに対して指示物を静止させる必要があり、即時性に乏しく、快適な操作とはいえない。また、手をぐるぐる回転させる、あるいは、手を前方に押し込む等の特定のジェスチャをした場合に選択操作が行われたと認識することも考えられる。しかしながら、このような手法では、操作者が手を動かし始めてから選択操作が行われたと認識されるまでの間に、ポインティング操作が発生してしまうことがあり、ポインティング操作と選択操作を明確に切り分けることができないために、的確な操作が実現されない。さらに、指示物の位置の入力とは別に「選択!」或いは「決定!」と話す等によって選択操作を認識する方法も考えられる。しかしながら、音声認識を用いる手法では、マイク等の装備のためにコストがかかり、かつ、音声認識率に依存するために必ずしも的確な操作が実現されない。
そこで、本実施の形態では、特に、選択等を直感的な操作で行うことを可能にし、ポインティング操作と選択操作との連続操作を可能にした情報入力システムについて説明する。
この情報入力システムは、主に、指示物の各部位の検出位置に基づいて制御量を算定し、制御量と閾値とを表す制御表示物を画面に表示し、制御量が閾値との関係で所定条件を満たすと画面上のオブジェクト(対象)の選択等を行うシステムである。この情報入力システムを構成する情報処理装置では、指示物の各部位の検出位置に基づいて制御量を算定し、制御量を表す表示物と制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す表示物とを含む制御表示物を画面に表示する情報処理方法が用いられる。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態に係る情報入力システム10について、図1〜図8に基づいて説明する。
図1は、情報入力システム10の外観図である。ここには、ステレオカメラ12及び表示装置16が図示されている。操作者は、指示物11(ここでは、操作者の指)を、ステレオカメラ12の撮像範囲内で移動させることで、その指示物11の3次元空間における位置に対応して表示される表示装置16上のポインタを移動させることができる。これによって、操作者と表示装置16に表示された画像との様々なインタラクションが実現される。
なお、指示物11は、操作者の指に限られず、操作者の手、腕、又は、操作者が持っているペン等の物品であってもよい。
図2は、情報入力システム10のハードウェア構成を示す図である。
この情報入力システム10は、表示装置16に表示された画像に対する操作者の指示を取得するシステムであって、ステレオカメラ12、通信装置14、表示装置16、入力装置18及び制御装置20を備える。
ステレオカメラ12は、少なくとも2台のカメラを有する撮像装置であり、3次元空間における指示物11の位置を検出するためのセンサである。ステレオカメラ12は、一定のフレームレートで、指示物11を撮像し、得られた複数枚の画像を通信装置14に無線送信する。なお、ここでは、このステレオカメラ12は表示装置16等とは独立した装置であることとしているが、表示装置16と一体化していてもよい。
通信装置14は、ステレオカメラ12から送られてくる画像を取得し、制御装置20に送る無線通信インターフェース等である。
表示装置16は、操作者に提示するための画像を表示する画面を有する液晶ディスプレイ等である。なお、表示装置16は、スクリーン等に画面を投影するプロジェクタであってもよい。
入力装置18は、電源を投入するためのボタン、リモコン等の入力装置である。なお、本実施の形態では、あらゆる指示がステレオカメラ12を通じて制御装置20に与えられるので、この入力装置18は、予備的な構成要素である。
制御装置20は、操作者とのインタラクションを実現する情報処理を実行するコンピュータ(情報処理装置)であり、CPU22、ROM24、RAM26及び記録媒体28を有する。CPU22は、プログラムを実行するプロセッサである。ROM24は、プログラム及びデータを予め保持している読み取り専用メモリである。RAM26は、CPU22がプログラムを実行する際に使用されるワーキング用の一時記憶用メモリである。記録媒体28は、電源が投入されていないときでもデータを記憶できるハードディスク装置等の読み書き可能な記憶装置であり、プログラム及びデータを記憶している。なお、記録媒体28は、例えば不揮発性メモリであってもよい。
なお、情報入力システム10の必須のハードウェア構成としては、制御装置20、より具体的には、プログラムを実行するコンピュータが備えられていればよい。本実施の形態に係る情報入力システムは、典型的には、ソフトウェアによって実現されるからである。よって、他の周辺機器は、任意の構成要素であり、必要に応じて、情報入力システムとして装備されればよい。また、ROM24及び記録媒体28は、いずれも不揮発性の記憶装置であり、いずれか一方だけが装備されればよい。
図3は、本実施の形態における情報入力システム10の機能ブロック図である。この機能ブロックにより、図2に示したハードウェア構成によって実現される情報入力システム10の機能的な構成を示している。
この情報入力システム10は、機能的には、表示部52に表示された画像に対する操作者の操作を取得するためのシステムであって、検出部42、情報処理部70及び表示部52を備える。ここで、情報処理部70は、3次元位置を用いて画面表示の制御等を行う処理系であり、制御装置20により実現され、取得部43、算定部46及び制御部60を有する。なお、表示部52は、図2の表示装置16に相当し、上述したように、必ずしも情報入力システム10に装備されている必要はない。
検出部42は、3次元空間における指示物11の少なくとも2つの部位の位置を検出(計測)する処理部であり、図2のステレオカメラ12、通信装置14及び制御装置20によって実現される。位置の検出について、指示物11が人の片手の5本の指及び手のひらであるとして予め定められている場合を例にして説明する。この場合、検出部42は、ステレオカメラ12で同時に撮像された2枚の画像のそれぞれから、予め設定された各指や手のひらの形状等の画像データに基づく画像マッチングによって、2枚の画像それぞれにおける各指や手のひらの位置を特定する。そして、その特定した位置と、ステレオカメラ12における各カメラの位置及びカメラ間の距離等のデータに基づいて、各指及び手のひらの3次元空間における位置を算定することで、指示物11(詳しくは指示物11における2以上の各部位)の3次元位置の検出を行う。この検出された各指等の3次元位置は、例えば、3次元空間において直交する3軸(X軸,Y軸,Z軸)を基準とした座標値P(x,y,z)で表される。
取得部43は、指示物11について検出部42により検出された3次元位置を取得して算定部46及び制御部60に伝達する機能を有する。即ち、取得部43は、情報処理部70における3次元位置の入力インターフェースとしての機能を担う。
算定部46は、検出部42で検出され取得部43により取得された3次元空間における指示物11の各部位の位置のうち、少なくとも2つ以上の位置に応じて制御量を算定して制御部60に伝達する機能を有する。ここで、制御量は、操作者が選択等の意思を表すために指示物11を動かす操作を行うことによって変動する量であって指示物11の2以上の部位の位置を反映した量である。例えば、算定部46は、3次元空間における指示物11の複数の部位(例えば片手の5本の指及び手のひら)の3次元位置を含む最小の球を算出し、その球の半径を制御量として算定する。なお、この制御量の算定は、ある意味で各部位の位置関係を表す図形である位置関係図形(例えば制御量を半径とする球を所定の2次元平面に投影した図形)を決定しているとも言える。この制御量が所定条件を満たす場合に、つまり制御量と所定の閾値との関係性が所定の条件(所定の等価関係、所定の大小関係等)を満たす場合に、制御部60において操作が選択等として認識される。
制御部60は、取得部43により取得された指示物11の3次元位置と、算定部46により算定された制御量とに基づいて、画面表示の更新や、画面に表示されているオブジェクト(対象)に関連する所定処理等の制御を行う機能を担う。画面表示の更新としては、制御部60は、指示物11の現在の3次元位置に応じて定めた画面上の位置にポインタ(位置表示物)を表示し、指示物11に関連して定められた制御量を表すための制御表示物(図形)を表示するよう制御する。この位置表示物及び制御表示物は、GUIの構成要素であり、操作者とのインタラクションの対象となる表示要素である。また、制御部60は、操作者の動作を認識して動作に対応した機能を実行する。即ち、制御部60は、制御量が所定条件を満たすか否かにより選択等の操作がなされたか否かを判定し、選択等の操作がなされた場合にはポインタが表示されている位置に表示されたオブジェクトに関連した所定処理を行う。この所定処理は、例えばオブジェクトの表示態様の変更(拡大、縮小、回転、変形、消去等)、或いはオブジェクトに対応して予め定められた機能の実行(機能処理プログラムに対応付けられたアイコンがオブジェクトであればその機能処理プログラムの実行)等である。なお、所定処理は、制御装置20の外部への光、電気信号等の出力を含む。
この制御部60は、機能構成要素として、ポインタ表示制御部62、図形表示制御部64、補助表示制御部66及び閾値記憶部48を有する。
ポインタ表示制御部62は、取得部43から伝達された指示物11の各部位の3次元位置に基づいて、表示部52における画面上の位置を決定してその位置にポインタ(位置表示物)を表示するよう制御する機能を有する。表示位置の決定のために、ポインタ表示制御部62は、指示物11の各部位の3次元位置に基づいて、例えば平均をとる等により、1つの3次元位置を算出し、その1つの3次元位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置を算出して表示位置とする。なお、ポインタは、画面上における特定の形状(例えば、十字形状)、及び/又は、特定色(例えば、赤色)をした位置表示物である。なお、ポインタ表示制御部62は、指示物11の各部位の平均値に所定の投影変換を施す代わりに、指示物11の1つの部位の3次元位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置を画面上のポインタの表示位置とすることとしてもよい。また、所定の投影変換は、例えば表示部52の画面に平行な、表示用の2次元座標平面への投影変換である。この投影変換は、例えば平行投影変換であり、また、例えば透視投影変換であってもよい。
図形表示制御部64は、算定部46により算定された制御量の大きさを、図形の大きさに反映した図形の画像である第1表示物を、表示部52における画面に表示するよう制御する機能を有する。ここで、第1表示物は、上述の制御表示物の一部である。例えば、算定部46が、3次元空間における指示物11の複数の部位の3次元位置を含む最小の球を算出し、その球の半径を制御量として算定した場合に、その半径を有する球に所定の投影変換を施して得られる円が第1表示物である。
閾値記憶部48は、RAM26又は記録媒体28における一領域により実現され、制御量が所定条件を満たすか否かの判定に用いられる基準としての閾値を記憶する機能を有する。この閾値は、例えば、図形の大きさ及び向きのうち少なくとも1つで表され得る閾値である。なお、制御部60により制御量が所定条件を満たした場合に行う処理が複数ある場合においては、閾値記憶部48は、処理毎に、閾値を対応付けて記憶することとしてもよい。この場合、閾値は、操作者がどの処理に対応する動作を行ったかを認識するための動作認識用の基準となる情報として働くこととなる。なお、閾値は情報入力システム10の製造者又は運用管理者、或いは、操作者等により、制御量が変動し得る範囲内において設定される。制御量が片手の各指及び手のひらの各位置を含む最小の球の半径として算定される場合の閾値の例を挙げると、制御量が例えば約4cm程度から10cm程度の範囲で変動し得ると想定されるので、例えば選択用の閾値は6cmである。また更に例えば選択解除用の閾値を9cm等と定めて、6cmより大きい状態から6cm以下に変化すると選択、9cmより小さい状態から9cm以上に変化すると選択解除等と扱うことにしてもよい。
補助表示制御部66は、閾値記憶部48に記憶されている閾値の大きさを、図形の大きさに反映した図形である第2表示物を、表示部52における画面に表示するよう制御する機能を有する。ここで、第2表示物は、上述の制御表示物の一部である。例えば、閾値を半径とする球に所定の投影変換を施して得られる円が第2表示物である。第2表示物は例えば第1表示物である円と同心円であり、閾値と制御量との比が、第2表示物である円の半径と第1表示物である円の半径との比と一致する。なお、操作者は、選択等の操作を行いたい場合には、画面上で第2表示物との関係を目視により確認しながら、指示物11を動かすことで画面上の第1表示物を変化させることとなる。即ち、この第2表示物は、操作者が第1表示物を目視しながら指示物11を動かす際において、選択等の操作をするための補助となる画像である。第2表示物を第1表示物と近接して表示されるようにすると、操作の補助としての有用性が向上し得る。
なお、算定部46が、指示物11の複数の部位の3次元位置を含む最小の球を算出して球の半径を制御量として算定する代わりに、次のように制御量を算定することとしてもよい。例えば、指示物11の複数の部位の3次元位置から、最小二乗法等によって各位置の一番近くを通る回帰直線を算出して、その直線に所定の投影変換を施して得られる線分の傾きを制御量として算定する等である。所定の投影変換は、例えば表示部52の画面に平行な、表示用の2次元座標平面への投影変換であり、この投影変換により得られる線分を画面上に描くと、制御量としての線分の傾きは例えば画面の水平方向となす角度により表される。この場合、図形表示制御部64は、回帰直線に、表示用の2次元座標平面への投影変換が施されて得られた線分(制御量に係る線分)を、第1表示物として表示部52の画面に表示するよう制御するとよい。また、補助表示制御部66は、制御量に係る線分を通る線分であって水平方向との傾きが、閾値記憶部48に記憶されている閾値(この場合は傾きの値)と一致するような線分を第2表示物として表示部52の画面に表示するよう制御するとよい。
即ち、制御部60は、図形表示制御部64及び補助表示制御部66により、第1表示物と第2表示物とを表示部52の画面に表示するよう制御するものである。第1表示物は、制御量を図形の大きさ又は向き(傾き)に反映した、円、線分、多角形等の図形である。また、第2表示物は、選択等の操作の判定基準となる、制御量についての閾値を図形の大きさ又は向き(傾き)に反映した円、線分、多角形(三角形、四角形等)等の図形である。制御部60は、算定部46により算定される制御量と閾値とを比較して、制御量が所定条件を満たすかを判定するところ、制御量と閾値とが一致したときには、画面に表示されることとなる第1表示物と第2表示物との大きさ又は向きが一致することとなる。
制御部60は、例えば、第1表示物と第2表示物との大きさ及び向きのうち予め定められた方が一致した場合つまり制御量と閾値とが一致した場合に、選択等の所定の動作が行われたと認識する。所定の動作が行われたと認識した場合に、制御部60は、所定の動作に対応して予め定められた所定の機能を実行する。
なお、制御部60は、制御量が所定条件を満たす場合つまり制御量と所定の閾値との関係性が所定の条件(所定の等価関係、所定の大小関係等)を満たす場合に、所定の機能を実行するものであるところ、この関係性は、制御量と閾値との一致以外に変形可能である。制御部60は、第1表示物の大きさが第2表示物の大きさよりも大きい状態から小さい状態へと変化した場合つまり制御量が閾値より大きい状態から小さい状態へと変化した場合に所定の動作が行われたと認識することとしてもよい。また、第1表示物の大きさが第2表示物の大きさよりも小さい状態から大きい状態へと変化した場合つまり制御量が閾値より小さい状態から大きい状態へと変化した場合に所定の動作が行われたと認識することとしてもよい。また、制御部60は、第1表示物の大きさが第2表示物の大きさよりも大きい状態から小さい状態へと変化した場合及び小さい状態から大きい状態へと変化した場合のそれぞれで同じ所定の動作が行われたと認識することとしてもよいし、その両方の場合について互いに異なる所定の動作が行われたと認識することとしてもよい。なお、制御部60は、第1表示物の傾き(一定方向となす角)が第2表示物の傾きより大きい状態から小さい状態へと変化した場合に所定の動作が行われたと認識することとしてもよい。また、第1表示物の傾きが第2表示物の傾きより小さい状態から大きい状態へと変化した場合に所定の動作が行われたと認識することとしてもよい。また、制御部60は、第1表示物の傾きが第2表示物の傾きよりも大きい状態から小さい状態へと変化した場合及び小さい状態から大きい状態へと変化した場合のそれぞれで同じ所定の動作が行われたと認識することとしてもよいし、その両方の場合について互いに異なる所定の動作が行われたと認識することとしてもよい。
なお、選択等の対象となる1又は複数のオブジェクトを含む画像を表示部52の画面に表示する機能は、広く知られた一般的な表示機能であるため、ここでは特に説明しない。
次に、以上のように構成された情報入力システム10の動作について説明する。ここでは、画面に複数のオブジェクトが含まれている場合において操作者が指示物を動かすことにより任意のオブジェクトに対して選択等の所定の動作を行う状況を想定して説明を行う。
図4は、情報入力システム10の動作を示すフローチャートである。
まず、検出部42は、3次元空間における指示物11の少なくとも2つの部位の位置を検出する(処理ステップS10)。ここでは、指示物11が片手であり、検出部42が5本の指の3次元位置を検出するように予め設定されているものとして説明する。検出部42により検出された各指の各3次元位置は、取得部43により取得され、制御部60及び算定部46に伝達される。
検出部42に検出された指示物11の各部位の位置(各指の位置)が取得部43により伝達されると、制御部60のポインタ表示制御部62は、少なくとも1つの部位の位置に基づいてポインタを表示すべき画面上の位置を決定する(処理ステップS12)。具体例としては、ポインタ表示制御部62は、例えば人差し指の3次元位置と親指の3次元位置との中間である平均位置を算出し、その平均位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置を算出してポインタの画面上の表示位置として決定する。これで、後の処理ステップS20においてポインタが表示装置16(表示部52)の画面上のその決定された表示位置に表示されることになる。
また、各3次元位置が伝えられた算定部46は、少なくとも2つ以上の位置に応じて制御量を算定する(処理ステップS14)。具体例としては、算定部46は、例えば5本の指の3次元位置の平均位置を中心とし人差し指の3次元位置と親指の3次元位置とを含む最小の球を算定し、その球の半径を制御量として算定する。
算定部46によって制御量が算定されると、制御部60は、算定された制御量が所定条件を満たしたか否か、つまり制御量と所定の閾値と関係性が所定の条件を満たしたか否かを判定する(処理ステップS16)。
制御部60は、制御量が所定条件を満たしたと判定すると、予め定められた機能を実行する(処理ステップS18)。予め定められた機能とは、例えば、表示装置16の画面上でポインタの表示位置に表示されていたオブジェクトに関連した所定処理を行う機能である。具体例としては、そのオブジェクトを選択状態にする機能(例えば少し拡大する等の強調表示をした表示態様へ変更すること等を含む機能)、そのオブジェクトの形状を拡大する機能、或いは、縮小する機能等が挙げられる。
そして、制御部60は、表示装置16の画面の表示内容を更新するよう制御を行う(処理ステップS20)。具体的には、制御部60のポインタ表示制御部62は、処理ステップS12において決定された画面上の位置にポインタ(位置表示物)を表示するための表示用画像を形成する。また、図形表示制御部64は、例えば算定部46によって決定された制御量を半径とする球に所定の投影変換(処理ステップS12での投影変換と同じもの)を施して得られる円を含む第1表示物を、画面上に表示するための表示用画像を形成する。また、補助表示制御部66は、例えば、第1表示物の基礎となる制御量を半径とする球と同一の中心点を有する球であって閾値を半径とする球に同じ所定の投影変換を施して得られる円を含む第2表示物を、画面上に表示するための表示用画像を形成する。これにより、第1表示物の円は、第2表示物の円と中心を同じくする同心円となる。そして、制御部60は、各部により形成された表示用画像に基づいて、第1表示物と第2表示物とを含む制御表示物、及び、ポインタが、表示装置16の画面に表示されるように形成した画像信号を表示装置16に出力する。
この処理ステップS10〜S20までは、逐次繰り返される。これにより、検出部42により逐次検出された指示物11の各部の位置が取得部43により逐次取得され、制御部60に伝達され、表示装置16の画面の表示内容が逐次更新されることになる。従って、表示装置16の画面には、複数のオブジェクトに加えて、操作者により動かされる指示物11の動きに応じて変化する制御表示物及びポインタが表示されることになる。
図5は、情報入力システム10によって提供されるGUIの一例を示す図である。この例では、複数のオブジェクト101が水平方向及び垂直方向に並べられて表示装置16(表示部52)における画面に表示されている。
そして、この例は、画面に表示されたオブジェクトの1つを、操作者が、指示物11の動きにより選択しようとする様子(選択前の状態)を示している。即ち、画面には、指示物11の各部位の位置102に基づいて、人差し指と親指の中間である平均位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置に表示されるポインタ103が表示されている。また、指示物11の各部位の位置102に基づいて、5本の指の平均位置を中心とし人差し指の位置と親指の位置とを含む最小の球104の半径である制御量を表すべく、その球104に所定の投影変換を施して得られる円である第1表示物106が表示されている。また、その球104の半径を閾値と一致させたと仮定した場合におけるその球に同じ所定の投影変換を施して得られる円である第2表示物108が表示されている。
この図5に示す状況から、操作者が指示物11を動かして、オブジェクトの選択を行った様子を図6に示す。
図6は、図5の例の状況に後続したGUIの一例を示す図である。この例は、画面に表示されたオブジェクトの1つを、操作者が、指示物11の動きにより選択した様子(選択直後の状態)を示している。操作者は、人差し指と親指との各位置102の間隔を狭めており、画面には、指示物11の各部位の位置102に基づいて、人差し指と親指の中間である平均位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置に表示されるポインタ103が表示されている。また、各指の平均位置を中心とし人差し指の位置と親指の位置とを含む最小の球104(図5の例より小さい球)の半径である制御量を表すべく、球104に所定の投影変換を施して得られる円(図5の例より小さい円)である第1表示物106が表示されている。また、その球104の半径を閾値と一致させたと仮定した場合におけるその球104に同じ所定の投影変換を施して得られる円である第2表示物108が表示されている。図5に示した画面から遷移した図6の画面では、第1表示物106(図6に太線で示した円)の大きさが、指示物11の操作をするための補助となる第2表示物108(図6に破線で示した円)の大きさよりも小さくなるように変更された様子が示されている。例えばこのような操作が行われると、制御部60は、操作者が所定の動作(本例では選択)を行ったと認識する。そして、図6に示すように、ポインタ103の表示位置に表示されていたオブジェクトの選択が実行される(そのオブジェクトが強調表示される)。
以下、上述したGUIの一例とは別の一例について説明する。上述の例では第1表示物及び第2表示物が円である例を示したが、本例では、第1表示物及び第2表示物が線分である例を示す。
図7は、情報入力システム10によって提供されるGUIの別の一例を示す図である。この例でも、複数のオブジェクト101が水平方向及び垂直方向に並べられて表示装置(表示部52)における画面に表示されている。そして、画面に表示されたオブジェクトの1つを、操作者が、指示物11の動きにより選択しようとする様子(選択前の状態)を示している。即ち、画面には、指示物11の人差し指、中指、薬指及び小指の各位置102に基づいて、その平均位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置に表示されるポインタ103が表示されている。また、指示物11の人差し指、中指、薬指及び小指の各位置102の平均位置を通り、各位置102の一番近くを通る回帰直線105に所定の投影変換を施して得られる線分の水平方向との傾きである制御量を表すべく、その線分である第1表示物107が表示されている。また、その平均位置に所定の投影変換を施して得られる位置を通る線分であって閾値をその傾きで表す線分である第2表示物109が表示されている。
この図7に示す状況から、操作者が指示物11を動かして、オブジェクトの選択を行った様子を図8に示す。
図8は、図7の例の状況に後続したGUIの一例を示す図である。この例は、画面に表示されたオブジェクトの1つを、操作者が、指示物11の動きにより選択した様子(選択直後の状態)を示している。即ち、操作者は、画面を見ながら第1表示物107の線分の傾きを第2表示物109の線分の傾きより大きくしようと人差し指、中指、薬指及び小指の位置を動かすことで選択のための操作をする。なお、指示物11を動かして制御量を閾値と一致させると、第1表示物107の線分と第2表示物109の線分とは傾きにおいて一致する。画面には、指示物11の人差し指、中指、薬指及び小指の各位置102に基づいて、その平均位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置に表示されるポインタ103が表示されている。また、指示物11の人差し指、中指、薬指及び小指の各位置102の平均位置を通り、各位置102の一番近くを通る回帰直線に所定の投影変換を施して得られる線分の水平方向との傾き(図7より大きな傾き)である制御量を表すべく、その線分である第1表示物107が表示されている。また、その平均位置に所定の投影変換を施して得られる位置を通る線分であって閾値をその傾きで表す線分である第2表示物109が表示されている。図7に示した画面から遷移した図8の画面では、第1表示物107(図8に太線で示した線分)の水平からの傾きの大きさが、指示物11の操作をするための補助となる第2表示物109(図8に破線で示した線分)の水平からの傾きの大きさよりも大きくなるように変更された様子が示されている。例えばこのような操作が行われると、制御部60は、操作者が所定の動作(本例では選択)を行ったと認識する。そして、図8に示すように、ポインタ103の表示位置に表示されていたオブジェクトの選択が実行される(そのオブジェクトが強調表示される)。
このように、本実施の形態における情報入力システム10によれば、操作者は、表示装置16(表示部52)の画面に表示された操作補助用の第2表示物108、109を確認しながら、指示物11の各部位を移動させることにより、第1表示物106、107を変更し、選択等の所定の動作を行い、対応する所定の機能を実行させることができる。よって、操作者が、特別な操作機器を用いずに、画面に表示されたオブジェクトに対するポインティング操作と選択操作とを容易に行うことができるようになる。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態に係る情報入力システム10aについて、図9〜図12に基づいて説明する。情報入力システム10aのハードウェア構成は、図2に示すものと同一である。なお、第1の実施の形態と同じ構成及び処理については詳しい説明を省略する。
図9は、情報入力システム10aの機能ブロック図である。
この情報入力システム10aは、機能的には、表示部52に表示された画像に対する操作者の操作を取得する装置のためのシステムであって、検出部42、情報処理部70a及び表示部52を備える。ここで、情報処理部70aは、3次元位置を用いて画面表示の制御等を行う処理系であり、制御装置20により実現され、取得部43a、特定部54、算定部46a及び制御部60aを有する。この情報処理部70aにおける取得部43a、算定部46a及び制御部60aはそれぞれ第1の実施の形態で示した情報処理部70の取得部43、算定部46及び制御部60を一部変形したものであり、同じ点については詳しい説明を省略する。
取得部43aは、指示物11について検出部42により検出された3次元位置を取得して特定部54に伝達する機能を有する。即ち、取得部43aは、情報処理部70aにおける3次元位置の入力インターフェースとしての機能を担う。
特定部54は、指示物11の各部位のうち1つの部位を、表示部52に表示するポインタの位置に対応させる部位を示すポインタ制御部位として特定し、各部位の位置に加えてポインタ制御部位を示す情報を算定部46及び制御部60に伝達する機能を有する。具体的には、特定部54は、例えば検出部42により位置が検出された3次元空間における指示物の各部位のうち、物理的に表示部52に一番近い部位をポインタ制御部位として特定する。なお、特定部54は、検出された指示物11の各部位の位置のうち、時系列的に一番過去から位置が検出されている部位をポインタ制御部位として特定してもよく、また、親指等といった特定の指をポインタ制御部位として特定してもよい。
算定部46aは、特定部54に伝えられた3次元空間における指示物11の各部位の位置のうち、ポインタ制御部位の位置を基準としてそれ以外の(残りの)1以上の部位の位置に応じて制御量を算定して制御部60aに伝達する機能を有する。ここで、制御量は、操作者が選択、拡大、縮小等の意思を表すために指示物11を動かす操作を行うことによって変動する量であって指示物11のポインタ制御部位を基準としてそれ以外の1以上の部位の位置を反映した量である。例えば、算定部46aは、3次元空間における指示物11のポインタ制御部位(例えば親指)を基準(中心)として、それ以外の部位(例えば人差し指)の3次元位置を含む最小の球を算出し、その球の半径を制御量として算定する。この制御量が所定条件を満たす場合に、つまり制御量と所定の閾値との関係性が所定の条件(所定の等価関係、所定の大小関係等)を満たす場合に、制御部60aにおいて操作が選択、拡大、縮小等として認識される。
制御部60aは、特定部54から伝えられた指示物11のポインタ制御部位の3次元位置と残りの1以上の部位の3次元位置と、算定部46aにより算定された制御量とに基づいて、画面表示の更新や、オブジェクトに関連する所定処理等の制御を行う機能を担う。画面表示の更新としては、制御部60aは、指示物11のポインタ制御部位の現在の3次元位置に応じて定めた画面上の位置にポインタ(位置表示物)を表示し、指示物11に関連して定められた制御量を表すための制御表示物(図形)を表示するよう制御する。また、制御部60aは、制御量が所定条件を満たすか否かにより選択、拡大、縮小等の操作がなされたか否かを判定し、選択、拡大、縮小等の操作がなされた場合にはポインタが表示されている位置に表示されたオブジェクトに関連した処理を行う。
この制御部60aは、機能構成要素として、ポインタ表示制御部62a、図形表示制御部64a、補助表示制御部66及び閾値記憶部48を有する。
ポインタ表示制御部62aは、特定部54で特定されたポインタ制御部位の位置に対応させて、表示部52における画面上の位置を決定してその位置にポインタを表示するよう制御する機能を有する。例えば、ポインタ表示制御部62は、3次元空間におけるポインタ制御部位の3次元位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置を算出して表示位置とする。なお、所定の投影変換は、例えば表示部52の画面に平行な、表示用の2次元座標平面への投影変換である。
図形表示制御部64aは、算定部46aにより算定された制御量の大きさを、図形の大きさに反映した図形である第1表示物(制御表示物の一部)を、表示部52における画面に表示するよう制御する機能を有する。例えば、算定部46aが、指示物11のポインタ制御部位の3次元位置を中心として他の部位の3次元位置を含む最小の球を算出しその球の半径を制御量として算定した場合に、その半径を有する球に所定の投影変換を施して得られる円が第1表示物である。
閾値記憶部48は、RAM26又は記録媒体28における一領域により実現され、制御量が所定条件を満たすか否かの判定に用いられる基準としての閾値を記憶する機能を有する。閾値は情報入力システム10aの製造者又は運用管理者、或いは、操作者等により、制御量が変動し得る範囲内において設定される。親指を中心とし人差し指の位置を含む最小の球の半径として制御量が算定される場合の閾値の例を挙げると、制御量が例えば上限15cm程度までの範囲で変動し得ると想定されるので、例えば拡大処理用の閾値は8cmで、縮小処理用の閾値は4cmである。
補助表示制御部66は、閾値記憶部48に記憶されている閾値の大きさを、図形の大きさに反映した図形である第2表示物(制御表示物の一部)を、表示部52における画面に表示するよう制御する機能を有する。例えば、閾値を半径とする球に所定の投影変換を施して得られる円が第2表示物である。第2表示物は例えば第1表示物である円と同心円であり、閾値と制御量との比が、第2表示物である円の半径と第1表示物である円の半径との比と一致する。なお、閾値が複数ある場合には、第2表示物は複数の同心円となる。
即ち、制御部60aは、制御量を図形の大きさ又は向き(傾き)に反映した、円、線分、多角形等の図形(第1表示物)と、選択、拡大、縮小等の操作の判定基準となる、制御量についての閾値を図形の大きさ又は向き(傾き)に反映した円、線分、多角形(三角形、四角形等)等の図形(第2表示物)とを表示部52の画面に表示するよう制御するものである。制御部60は、算定部46により算定される制御量と閾値とを比較して、制御量が所定条件を満たすかを判定するところ、制御量と閾値とが一致したときには、画面に表示されることとなる第1表示物と第2表示物との大きさ又は向きが一致することとなる。
以下、算定部46aが、指示物11のポインタ制御部位の位置を基準として残りの1以上の部位の位置に応じて制御量を算定する例として、上述した球の半径を制御量として算定する以外の例を説明する。
算定部46aは、例えば、指示物11のポインタ制御部位(例えば親指)の3次元位置を通過し、指示物11の残りの部位(例えば親指以外の4本指)の3次元位置の一番近くを通る回帰直線を最小二乗法等によって算出し、その回帰直線に所定の投影変換を施して得られる線分の傾きを制御量として算定することとしてもよい。所定の投影変換は、例えば表示部52の画面に平行な、表示用の2次元座標平面への投影変換であり、この投影変換により得られる線分を画面上に描くと、制御量としての線分の傾きは例えば画面の水平方向となす角度により表される。この場合、図形表示制御部64aは、回帰直線に、表示用の2次元座標平面への投影変換が施されて得られた線分(制御量に係る線分)を、第1表示物として表示部52の画面に表示するよう制御するとよい。また、補助表示制御部66は、制御量に係る線分を通る線分であって水平方向との傾きが、閾値記憶部48に記憶されている閾値(この場合は傾きの値)と一致するような線分を第2表示物として表示部52の画面に表示するよう制御するとよい。
次に、以上のように構成された情報入力システム10aの動作について説明する。ここでは、画面に複数のオブジェクトが含まれている場合において操作者が指示物を動かすことにより任意のオブジェクトに対して拡大、縮小等の所定の動作を行う状況を想定して説明を行う。
図10は、情報入力システム10aの動作を示すフローチャートである。
まず、検出部42は、3次元空間における指示物11の少なくとも2つの部位の位置を検出する(処理ステップS30)。ここでは、指示物11が片手であり、検出部42が5本の指(少なくとも親指と人差し指の2本の指)の3次元位置を検出するように予め設定されているものとして説明する。検出部42により検出された各指の各3次元位置は、取得部43aにより取得され、特定部54に伝達される。
検出部42に検出された指示物11の各部位の位置が取得部43aにより伝達されると、特定部54は、表示部52の画面に表示すべきポインタの位置に対応させる部位を、ポインタ制御部位として1つ特定する(処理ステップS32)。例えば親指がポインタ制御部位として特定され、ポインタ制御部位の位置と残りの各部位の位置とが区別され制御部60a及び算定部46aに伝達される。
ポインタ制御部位の位置が伝達された制御部60aのポインタ表示制御部62aは、ポインタ制御部位の位置に基づいてポインタを表示すべき画面上の位置を決定する(処理ステップS34)。具体例としては、ポインタ表示制御部62aは、例えば親指がポインタ制御部位として特定されていたら、その親指の位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置を算出してポインタの画面上の表示位置として決定する。これで、後の処理ステップS42においてポインタが表示装置16(表示部52)の画面上のその決定された表示位置に表示されることになる。
また、各3次元位置が伝えられた算定部46aは、ポインタ制御部位の位置を基準としてそれ以外の1以上の部位の位置に応じて制御量を算定する(処理ステップS36)。具体例としては、算定部46aは、例えばポインタ制御部位として特定された親指の位置を中心とし人差し指の3次元位置を含む最小の球を算定し、その球の半径を制御量として算定する。
算定部46aによって制御量が算定されると、制御部60aは、算定された制御量が所定条件を満たしたか否か、つまり制御量と所定の閾値と関係性が所定の条件を満たしたか否かを判定する(処理ステップS38)。
制御部60aは、制御量が所定条件を満たしたと判定すると、予め定められた機能を実行する(処理ステップS40)。予め定められた機能とは、例えば、表示装置16の画面上でポインタの表示位置に表示されていたオブジェクトに関連した所定処理を行う機能である。具体例としては、そのオブジェクトの形状を拡大する機能或いは縮小する機能、そのオブジェクトを選択状態にする機能等が挙げられる。制御部60aは、例えば、制御量がある1つの閾値より小さい状態から大きい状態に変化したときに拡大機能を実行し、制御量が別の閾値よりも大きい状態から小さい状態に変化したときに縮小機能を実行することとしてもよい。
そして、制御部60aは、表示装置16の画面の表示内容を更新するよう制御を行う(処理ステップS42)。具体的には、制御部60aのポインタ表示制御部62aは、処理ステップS34において決定された画面上の位置にポインタ(位置表示物)を表示するための表示用画像を形成する。また、図形表示制御部64aは、例えば算定部46aによって決定された制御量を半径とする球に所定の投影変換(処理ステップS34での投影変換と同じもの)を施して得られる円を含む第1表示物を、画面上に表示するための表示用画像を形成する。また、補助表示制御部66は、例えば、第1表示物の基礎となる制御量を半径とする球と同一の中心点を有する球であって閾値を半径とする球に同じ所定の投影変換を施して得られる円を含む第2表示物を、画面上に表示するための表示用画像を形成する。これにより、第1表示物の円は、第2表示物の円と中心を同じくする同心円となる。そして、制御部60aは、各部により形成された表示用画像に基づいて、第1表示物と第2表示物とを含む制御表示物、及び、ポインタが、表示装置16の画面に表示されるように形成した画像信号を表示装置16に出力する。
この処理ステップS30〜S42までは、逐次繰り返される。これにより、検出部42により逐次検出された指示物11の各部の位置が取得部43aにより逐次取得され、特定部54を介して制御部60に伝達され、表示装置16の画面の表示内容が逐次更新されることになる。従って、表示装置16の画面には、複数のオブジェクトに加えて、操作者により動かされる指示物11の動きに応じて変化する制御表示物及びポインタが表示されることになる。
図11は、情報入力システム10aによって提供されるGUIの一例を示す図である。この例では、複数のオブジェクト201が並べられて表示装置16(表示部52)における画面に表示されている。
この例は、ポインタ制御部位として親指が特定されており、画面に表示されたオブジェクトの1つを、操作者が、指示物11の動きにより拡大又は縮小しようとする様子(拡大前及び縮小前の状態)を示している。即ち、画面には、指示物11における親指の位置202に所定の投影変換を施して得られる2次元位置に表示されるポインタ204が表示されている。また、指示物11のポインタ制御部位である親指の位置202を基準(中心)として、人差し指の位置を含む最小の球209の半径である制御量を表すべく、その球209に所定の投影変換を施して得られる円である第1表示物205が表示されている。また、その球209の半径を閾値と一致させたと仮定した場合におけるその球に同じ所定の投影変換を施して得られる円である第2表示物206、207が表示されている。
この図11に示す状況から、操作者が指示物11を動かして、オブジェクトの縮小の操作を行った様子を図12に示す。
図12は、図11の例の状況に後続したGUIの一例を示す図である。この例は、画面に表示されたオブジェクトの1つを、操作者が、指示物11の動きにより縮小した様子を示している。操作者は、人差し指と親指との各位置102の間隔を狭めており、画面には、指示物11の親指の位置202に所定の投影変換を施して得られる2次元位置に表示されるポインタ204が表示されている。また、親指の位置を中心とし人差し指の位置を含む最小の球209(図11の例より小さい球)の半径である制御量を表すべく、球209に所定の投影変換を施して得られる円(図11の例より小さい円)である第1表示物205が表示されている。また、その球209の半径を、縮小用の閾値と一致させたと仮定した場合におけるその球に同じ所定の投影変換を施して得られる円である第2表示物206が表示されている。また、その球209の半径を、拡大用の閾値と一致させたと仮定した場合におけるその球に同じ所定の投影変換を施して得られる円である第2表示物207が表示されている。図11に示した画面から遷移した図12の画面では、第1表示物106(図11に太線で示した円)の大きさが、指示物11の操作をするための補助となる第2表示物206(図12に破線で示した小さい方の円)の大きさよりも小さくなるように変更された様子が示されている。例えばこのような操作が行われると、制御部60aは、操作者が所定の動作(本例では縮小の操作)を行ったと認識する。そして、図12に示すように、ポインタ204の表示位置に表示されていたオブジェクトの縮小が実行される。また、図12には示されていないが、第1表示物205の大きさが、第2表示物207の大きさよりも大きくなるような操作が行われると、制御部60aが拡大の操作を行ったと認識し、ポインタ204の表示位置に表示されていたオブジェクトの拡大が実行される。なお、ここでは拡大、縮小の機能の実行について示したが、拡大、縮小以外の、選択、決定等といった各種機能を実行させる場合にも、上述した方法と同様の方法を用いることができる。
このように、情報入力システム10aによれば、操作者は、表示部52の画面に表示されたポインタを操作する指(ポインタ制御部位)とは異なる部位を移動させることにより、拡大、縮小等の動作を行うことができ、対応する所定の機能を実行させることができる。よって、操作者が、特別な操作機器を用いずに、画面に表示されたオブジェクトに対するポインティング操作と、拡大、縮小、選択等の操作とを容易に行うことができるようになる。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態に係る情報入力システム10bについて、図13に基づいて説明する。情報入力システム10bのハードウェア構成は、図2に示すものと同一である。なお、第1の実施の形態と同じ構成及び処理については詳しい説明を省略する。
図13は、情報入力システム10bの機能ブロック図である。
この情報入力システム10bは、表示部52に表示された画像に対する操作者の操作を取得する装置のためのシステムであって、機能的には、検出部42、情報処理部70b及び表示部52を備える。ここで、情報処理部70bは、3次元位置を用いて画面表示の制御等を行う処理系であり、制御装置20により実現され、取得部43、算定部46、閾値設定部49及び制御部60bを有する。この情報処理部70bにおける制御部60bは第1の実施の形態で示した情報処理部70の制御部60を一部変形したものであり、同じ点については詳しい説明を省略する。情報入力システム10bは、第1の実施の形態に係る情報入力システム10の機能に加えて、閾値を、操作者からキーボード等の入力手段(図示せず)により入力された情報に応じて設定する機能を有する。この機能を担うものとして、情報入力システム10bは、機能的に閾値設定部49を有する。
閾値設定部49は、操作者から入力手段を介して、指示物11に関する情報(操作者の手の大きさに関する情報)の入力を受け付けて、その情報に基づいて、制御量が変動し得る範囲内となるような閾値を定める機能を有する。
ここでは、第1の実施の形態において図5及び図6を用いて説明したような片手の各指を含む球の半径を制御量とすることを前提として閾値の算定について説明する。この場合、例えば親指から小指までの最大距離等といった手の大きさに関する情報の入力を受け付け、予め標準として定めている手の大きさ(例えば18cm)と予め標準として定めている閾値6cm(制御量の変動範囲は4cm〜10cm)とから、閾値を算定する。手の大きさの入力値が標準の2/3となる12cmであれば、例えば閾値を標準の2/3である4cmと定める。なお、この閾値は、計算によって算定するほか、予め作成したテーブル(手の大きさと閾値との対応表)に基づいて算定してもよい。また、操作者が手の大きさを直接的に入力するようにするほか、操作者が性別を入力することで、閾値設定部49が、男女の手の大きさの平均的な差異に鑑みた算定方法により閾値を算定することとしてもよい。この場合は、閾値設定部49は、性別の入力を受けた場合には女性であれば例えば標準の閾値より1cm小さくし、男性であれば例えば標準の閾値より1cm大きくするように閾値の算定を行う。
制御部60bにおける閾値記憶部48は、制御量が所定条件を満たすか否かの判定に用いられる基準として、閾値設定部49により算定された閾値を、記憶する。
以上のように構成された情報入力システム10bは、閾値記憶部48に記憶された閾値に基づいて、第1の実施の形態で示した情報入力システム10と同様に、指示物11の位置に応じて定まる制御量が所定条件を満たせば予め定められた機能を実行する。
このような情報入力システム10bによれば、操作者が予め指示物11に関する情報を入力しておくことで、画面に表示されたオブジェクトに対する拡大、縮小、選択等の操作を、操作者にとって操作し易いものとし得るようになる。
(変形例等)
以上、情報処理装置及び情報処理方法の一実施態様としての情報入力システムについて、第1〜第3の実施の形態に基づいて説明したが、上述した各実施の形態は一例にすぎず、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。上述した各実施の形態に、本発明の趣旨を逸脱しない限り当業者が思いつく各種変形を施してもよい。その他、各実施の形態で示した構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明の範囲に含まれる。
上述の第1の実施の形態等では、ステレオカメラ12で撮像された画像を制御装置20で解析して指示物11の3次元位置を算定することとしたが、例えば指示物11の2以上の部位の3次元位置を検出して位置情報を制御装置20に伝達するセンサを用いてもよい。
また、検出部42は、ステレオカメラ12の代わりに、3次元位置を2次元の位置情報として検出するもの(例えば1台のカメラ)を用いて実現されることとしてもよく、この場合には取得部43は、指示物11の各部位の2次元位置(2次元平面において直交する2軸(X軸、Y軸)を基準とした座標値Q(x,y)で表される位置)を取得することになる。また、この場合には算定部46は、その取得された指示物11の各部位の2次元位置のうち、少なくとも2つ以上の位置に応じて制御量を算定して制御部60に伝達することになる。この制御量は、例えば、3次元空間における指示物11の複数の部位を、表示装置16の画面側のある方向から1台のカメラで撮像して得られた各2次元位置を含む最小の円を算出し、その円の半径を制御量として算定する。この制御量が所定条件を満たす場合に、つまり制御量と所定の閾値との関係性が所定の条件(所定の等価関係、所定の大小関係等)を満たす場合に、制御部60において操作が選択等として認識される。また、ポインタ表示制御部62は、指示物11の各部位の2次元位置に基づいて、表示部52における画面上の位置を決定してその位置にポインタ(位置表示物)を表示するよう制御する。また、図形表示制御部64は、算定部46により算定された制御量の大きさを、図形の大きさに反映した図形である第1表示物(制御量を半径とする円)を、表示部52における画面に表示するよう制御する。また、補助表示制御部66は、閾値記憶部48に記憶されている閾値の大きさを、図形の大きさに反映した図形である第2表示物(閾値を半径とする円であって第1表示物の円と中心を同じくする円)を、表示部52における画面に表示するよう制御する。このような制御により、操作者は画面上で第2表示物との関係を把握しながら、指示物11を動かすことで、画面上の第1表示物を動かして、選択等の機能を実行させることができるようになる。
なお、制御量の大きさを図形の大きさに反映した第1表示物と、閾値の大きさを図形の大きさに反映した第2表示物とは必ずしも相似形でなくてもよく、制御量及び閾値の大きさを各表示物(図形)の長さ、面積、角度等のいずれかの大きさ(値)に反映すればよい。図形の長さは、例えば最も長い辺等の特定部分の長さであってもよい。図形の角度は、例えば図形の一辺と特定方向(水平方向等)とのなす角であってもよい。また、図形の色について、例えば各色の値に一定の順序を定めた場合の順位を図形の大きさとみなし、制御量及び閾値の大きさを図形の色に反映してもよい。
第1の実施の形態等では、指示物11の1以上の部位の位置に応じて表示装置16の画面において制御表示物とポインタ(位置表示物)とが表示されることを示したが、ポインタを特に表示せずに、制御表示物がポインタの役割(その表示位置によりポインティングを行う役割)を果たすこととしてもよい。例えば制御表示物である図形の中心等の特定部分がポインティングしている位置を表すこととしてもよい。このためには制御部においてその特定部分を、図4の処理ステップS12や図10の処理ステップS34で決定された位置に表示するよう制御すればよい。また、ポインタ(位置表示物)を制御表示物とは別個に表示する場合においては、制御表示物の表示位置は、ポインタから所定距離範囲内という近傍であってもよく、また、画面上の固定位置であってもよい。
また、第1〜第3の実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェア(プログラム)を実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア(プログラム)を読み出して実行することによって実現されてもよい。
上述の第1〜第3の実施の形態における情報入力システムを実現するソフトウェアは、次のような制御プログラムである。
プロセッサを有する情報処理装置に、画面に表示された対象に関連して所定処理を実行するための情報処理を実行させるための制御プログラムであって、前記情報処理は、指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定ステップと、前記算定ステップにおいて算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に前記所定処理を行う制御ステップとを含む制御プログラムである。
また、上述の制御プログラムを記録媒体に記録して頒布や流通させてもよい。例えば、頒布された制御プログラムを装置類にインストールして、装置類のプロセッサに実行させることで、装置類に各種処理(図4及び図10に示す処理等)を行わせることが可能となる。
また、上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等を含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、ROMからRAMにコンピュータプログラムをロードし、ロードしたコンピュータプログラムにしたがって演算等の動作をすることにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されてもよい。ICカード又はモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等から構成されるコンピュータシステムである。ICカード又はモジュールには、上記の超多機能LSIが含まれてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカード又はモジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有してもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラム又はデジタル信号をコンピュータで読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ等に記録したもので実現してもよい。さらに、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号で実現してもよい。
また、本発明に係るコンピュータプログラム又はデジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送してもよい。
また、本発明は、プログラム又はデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、又はプログラム又はデジタル信号を、ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
また、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、GUIを提供する情報入力システム等に利用できる。
10、10a、10b 情報入力システム
11 指示物
12 ステレオカメラ
14 通信装置
16 表示装置
18 入力装置
20 制御装置
22 CPU
24 ROM
26 RAM
28 記録媒体
42 検出部
43、43a 取得部
46、46a 算定部
48 閾値記憶部
49 閾値設定部
52 表示部
54 特定部
60、60a、60b 制御部
62、62a ポインタ表示制御部
64、64a 図形表示制御部
66 補助表示制御部
70、70a、70b 情報処理部

Claims (15)

  1. 情報処理装置において、画面に表示された対象に関連して所定処理を実行するための情報処理方法であって、
    指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、
    前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定ステップと、
    前記算定ステップにおいて算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に前記所定処理を行う制御ステップとを含む
    情報処理方法。
  2. 前記制御ステップでは、更に、前記位置情報が示す1以上の位置に応じて定めた画面上の位置に位置表示物を表示するよう制御し、
    前記制御ステップでは、前記位置表示物の表示位置に表示されていた対象に関連して前記所定処理を行う
    請求項1記載の情報処理方法。
  3. 前記位置情報は、3次元位置を表す情報であり、
    前記情報処理方法は更に、前記指示物における2以上の各部位についての3次元位置を検出することにより前記位置情報を逐次生成する検出ステップを含み、
    前記取得ステップでは、前記検出ステップにおいて生成された前記位置情報を逐次取得し、
    前記制御ステップでは、前記取得ステップにおける前記位置情報の逐次取得に対応して、前記位置表示物及び前記制御表示物を前記画面に逐次表示し、
    前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記位置情報に基づいて定めた1つの3次元位置に所定の投影変換を施して得られる2次元位置である
    請求項2記載の情報処理方法。
  4. 前記第2表示物は、前記閾値を表す所定の大きさの図形を含み、
    前記第1表示物は、前記第2表示物に含まれる前記所定の大きさの図形と形状が相似であり、前記制御量を図形の大きさに反映した図形を含む
    請求項3記載の情報処理方法。
  5. 前記第2表示物に係る前記所定の大きさの図形は、前記閾値を表すための所定の大きさの円であり、
    前記第1表示物は、前記制御量の算定の基礎となった2以上の各位置を包含する最小の球に所定の投影変換を施して得られる円であって、前記第2表示物に係る円と中心を同じくする円を含む
    請求項4記載の情報処理方法。
  6. 前記情報処理方法は更に、前記指示物における1つの部位を特定する特定ステップを含み、
    前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置に、前記所定の投影変換を施して得られる2次元位置であり、
    前記球は前記特定ステップにおいて特定された部位の位置を中心とする球であり、
    前記算定ステップでは、制御量の前記算定を、前記特定ステップにおいて特定された部位の位置を基準として前記特定ステップにおいて特定された部位以外の前記指示物の1以上の部位の位置に応じて行う
    請求項5記載の情報処理方法。
  7. 前記第2表示物は、前記閾値を表すための所定の傾きを有する線分を含み、
    前記第1表示物は、前記第2表示物に含まれる前記線分と同じ点を通る線分であって前記制御量を線分の傾きに反映した線分を含む
    請求項3記載の情報処理方法。
  8. 前記第1表示物は、前記制御量の算定の基礎となった2以上の各位置に最も近接する回帰直線に所定の投影変換を施して得られる線分であり、
    前記情報処理方法は更に、前記指示物における1つの部位を特定する特定ステップを含み、
    前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置に、前記所定の投影変換を施して得られる2次元位置であり、
    前記回帰直線は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置を通る直線であり、
    前記算定ステップでは、制御量の前記算定を、前記特定ステップにおいて特定された部位以外の前記指示物の1以上の部位の位置に基づいて行う
    請求項7記載の情報処理方法。
  9. 前記情報処理方法は更に、前記指示物における1つの部位を特定する特定ステップを含み、
    前記制御ステップにおいて前記位置表示物を表示するよう制御する画面上の位置は、前記特定ステップにおいて特定された部位についての前記位置情報が示す3次元位置に、前記所定の投影変換を施して得られる2次元位置である
    請求項3記載の情報処理方法。
  10. 前記制御ステップでは、前記制御量と前記閾値とが、等価関係又は大小関係である所定の関係性を満たす場合に前記所定条件を満たすと判定する
    請求項1記載の情報処理方法。
  11. 前記制御ステップでは、前記制御量と前記閾値との大小関係が変化するように前記制御量が遷移した場合に前記所定条件を満たすと判定する
    請求項1記載の情報処理方法。
  12. 前記制御ステップでは、前記制御量が、前記閾値よりも小さい値から大きい値へと遷移した場合及び前記閾値よりも大きい値から小さい値へと遷移した場合のうちいずれか一方の場合に限って前記所定条件を満たすと判定する
    請求項1記載の情報処理方法。
  13. 前記位置情報は、3次元位置を表す情報であり、
    前記情報処理方法は更に、前記指示物における2以上の各部位についての3次元位置を検出することにより前記位置情報を生成する検出ステップを含み、
    前記取得ステップでは、前記検出ステップにおいて生成された前記位置情報を取得し、
    前記制御ステップでは、前記位置情報に基づいて定めた1つの3次元位置に所定の投影変換を施して得られる画面上における2次元位置に、前記制御表示物を表示するよう制御し、前記制御量が前記所定条件を満たすと判定した場合において前記制御表示物の表示位置に表示されていた対象に関連して前記所定処理を行う
    請求項1記載の情報処理方法。
  14. 指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得部と、
    前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定部と、
    前記算定部により算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に所定処理を行う制御部とを備える
    情報処理装置。
  15. プロセッサを有する情報処理装置に、画面に表示された対象に関連して所定処理を実行するための情報処理を実行させるための制御プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記情報処理は、
    指示物における2以上の各部位についての検出された位置を示す位置情報を取得する取得ステップと、
    前記位置情報が示す2以上の各部位の位置に基づいて制御量を算定する算定ステップと、
    前記算定ステップにおいて算定された制御量を表す第1表示物と当該制御量が所定条件を満たすか否かの判定基準となる閾値を表す第2表示物とを含む制御表示物を画面に表示するよう制御し、当該制御量が当該所定条件を満たすと判定した場合に前記所定処理を行う制御ステップとを含む
    記録媒体。
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