JP6157302B2 - 竪型電動ポンプのモータ冷却装置 - Google Patents

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本発明は、竪型電動ポンプのモータ冷却装置に関するものである。
モータの発熱を阻止するため、モータフレーム内を油封構造とすることは公知である。
そして、この油封構造のモータを用いた電動ポンプは、モータ部が清水中に没した状態で使用されればモータ冷却上問題はないが、実際問題として殆どの使用状況では、モータフレームの表面にスケールや汚泥等が付着して冷却機能が阻害され、たとえ清水中で使用する場合でも、低水位の残水排水時にはモータフレームが気中に露出して冷却機能を喪失したり、或いは陸上で中継用ポンプとして使用した場合にも、全く冷却機能を有しないことになり、モータ発熱により封入された油が著しく劣化されることからも、安定した冷却機能の確保が難しい。(例えば、特許文献1の明細書第2頁第6行目から第3頁第2行目参照。)
従来は、油封構造のモータを用いた電動ポンプにおけるモータの発熱を抑えるための方策として、ポンプ負荷に比べて余裕のある大容量のモータを使用しなければならないことに加えて、水に比べて油の熱伝導率が低いため冷却能力が低いことから、大きな熱交換機が必要となり、それが製品の大型化、高コストの要因となっていることは周知の通りである。
更に、前記従来の油封構造のモータを用いた電動ポンプの改良技術として、油が封入されたモータフレーム内に熱交換用の環状の冷却ジャケットを内装し、供給管でポンプ部の吐出側の吐出液体を該冷却ジャケット内に流入させ、排出管によって該冷却ジャケット内からポンプ吸込側の低圧部へ該吐出液体を吸水排出し、モータ軸内に穿設された透孔によってモータ軸上部から吸込まれた油を、該モータ軸に張設固定された羽根によって、該環状の冷却ジャケット内側に冷却媒体の油を強制的に噴流させて熱交換させることで冷却された、モータフレーム内の冷却媒体の油を下から上方向へ循環対流させて、冷却機能を向上するように構成さている。(例えば、特許文献1の図および請求の範囲等参照。)
しかしながら、最も一般的に使用されている封油していない乾式のモータと比べて、前記従来およびその改良技術は共に、モータ内部に冷却媒体の油を封入した湿式の油封モータであることから、モータの駆動回転時においては封入された粘性の大きな油が、主軸を内装する回転子の回転抵抗となってモータ効率を低下させることに加えて、本来モータ効率を向上させるために回転子外周と固定子内周間の間隙であるエアーギャップを、可能な限り近接させるように構成されるが、上記従来品においては冷却機能の確保ために、エアーギャップを広く構成することで、冷却媒体の油の循環対流を向上させなければならないことから、更にモータ効率が低下すると共に、特に従来改良技術においては構造が複雑となり、コストが嵩むばかりか、汚物等の異物が含まれる汚水揚水用のポンプ仕様では、冷却源である汚水が熱交換器の冷却ジャケットに接続する供給管や排出管内或いは冷却ジャケット内で異物閉塞を招来し、冷却機能の確保が出来ないという重大な問題を有している。
実開昭56-136473号公報
本発明の目的は、封油の劣化による頻繁な封油の交換も必要とせず、また、モータを大型化させる油封構造を採用することなく、ローコストに生産し得られ、且つ、モータフレームの表面にスケールや汚泥等が付着したり、或いはモータフレームが気中に露出した状態で使用される場合でも、信頼性が高く有効に機能する竪型電動ポンプのモータ冷却装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は以下のような構成にしたものである。
本発明に係る請求項1記載の竪型電動ポンプのモータ冷却装置では、固定子とモータ軸を嵌装した回転子を内装するモータフレームおよび、モータフレームの上面に定着されて該モータ軸上端に嵌着される上部軸受によって、モータ軸上部を支承するヘッドカバーと、モータフレームの下面に定着されて該モータ軸下部に嵌着される下部軸受によって、モータ軸下部を支承するベアリングブラケットよりなる乾式モータにおいて、該モータフレムを囲繞し冷却媒体を封入する環状空間を形成する冷却ジャケットを、該ヘッドカバーおよびベアリングブラケット間に介装し、該ベアリングブラケット下端側のモータ軸の貫通部にシール部材を装着し、該シール部材の下端側のモータ軸に冷却循環羽根を嵌挿固定し、該冷却循環羽根を囲繞する循環ケーシングを該ベアリングブラケットの下面に定着し、該循環ケーシングの吸込口から吸込まれた冷却媒体を該冷却循環羽根の遠心作用によって加速し、該循環ケーシングの減速増圧作用によって循環ケーシングの吐出口から、該ベアリングブラケットに開口された導通路を経て、該冷却ジャケット内の環状空間に誘通し、該循環ケーシングの下面と間隔を隔てて冷却媒体を封入する冷却媒体室を形成する、冷却媒体ブラケットを該ベアリングブラケットの下面に定着し、該冷却媒体ブラケットの下面に定着されたオイルケーシング内にメカニカルシールを内装してオイルが封油されたオイル室を形成し、該オイル室内を貫通して該オイルケーシング下端面より導延されたモータ軸先端に羽根車を装着し、該羽根車を囲繞するポンプケーシングを該オイルケーシングの下面に定着し、該ポンプケーシングの吸込口より吸水された揚水を、該ポンプケーシングの吐出口に接続され上方へ導延された吐出管の外周を冷却管で囲繞し、該冷却管の上部外周に冷却ジャケット内から冷却媒体を冷却管内に導通する上部連通管を設け、該冷却管の下部外周に冷却された冷却媒体を冷却媒体ブラケット内に導通する下部連通管を設け、該冷却媒体室内の該循環ケーシングの吸込口から吸込まれた冷却媒体は、再び冷却循環羽根の遠心作用と循環ケーシングの減速増圧作用により、再度冷却媒体を循環ケーシングの吐出口からベアリングブラケットに開口された導通路を経て、冷却ジャケット内の環状空間に誘通し、該冷却媒体を強制的に循環対流させることで、モータ発熱を効率よく吸熱低下させるように熱交換部を構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る請求項1記載の竪型電動ポンプのモータ冷却装置において、本発明の請求項2に係る発明では、前記冷却ジャケット内の環状空間に冷却媒体を旋回誘通させる冷却案内羽根を付設し、該冷却案内羽根による旋回上昇流の作用によってモータフレーム外周面からのモータ発熱を効率よく吸熱低下させるように熱交換部を構成している。
また、本発明に係る請求項1または2記載の竪型電動ポンプのモータ冷却装置において、本発明の請求項3に係る発明では、前記上部連通管の連通による前記冷却ジャケット内から前記冷却管内へ流入する冷却媒体が、該冷却ジャケット内周の接線方向から該冷却管内周の接線方向へ円滑に旋回流下するように該上部連通管を付設すると共に、該冷却管内周の接線方向から前記冷却媒体ブラケット内周の接線方向へ円滑に流出するように、前記下部連通管を付設することで、前記吐出管内の揚水の冷却作用により、該冷却管で囲繞された該吐出管の外周面から、モータ発熱を吸熱した冷却媒体を効率よく吸熱低下させるように熱交換部を構成している。
本発明の竪型電動ポンプのモータ冷却装置によれば、モータ部下端のベアリングブラケット下面とポンプ部上端のオイルケーシング上面間に、油よりも粘性の低い熱伝導率の高い例えば水などの冷却液を冷却媒体として強制循環させることで、モータフレームを囲繞する冷却ジャケット内の環状空間に付設された冷却案内羽根による旋回上昇流の作用によって、該冷却媒体の流れがモータフレーム外周面を螺旋状に旋回しながら上昇循環されるので、吸熱対流の接触面積や時間が拡大されることにより、モータの発熱が効率よく吸熱除去されることでモータの発熱を抑制する。
そして次に、その冷却媒体は冷却ジャケット内周の接線方向から上部連通管を介して、 ポンプ吐出揚水を排水するための吐出管外壁を囲繞する冷却管内周の接線方向へ円滑に旋回流下される、熱交換部の吐出管内を流通するポンプ吐出揚水へ熱交換させることで冷却媒体が効率よく冷却され、その冷却された冷却媒体は該冷却管下方の内周の接線方向から下部連通管を介して、冷却媒体ブラケット内周の接線方向へ円滑に返送循環されることで、効率よく再循環冷却機能が維持される。
更に、前記冷却された冷却媒体をモータ冷却に再使用させるために、循環ケーシングと循環羽根が内装される冷却媒体ブラケットをモータ部とポンプ部間に介装することで、循環冷却機能を司る冷却機能部をコンパクトに設けることができる。
更にまた、前記コンパクトに設けられた冷却機能部が、モータ部やポンプ部とは隔絶された密閉状態の冷却媒体の強制循環路に形成されていることで、機外の外部状況の影響を受けることなく、異物等の混入のない安定した冷却環境下において効率のよい熱交換による冷却効果を得ることができる。
従って、前記効果によって異物閉塞のない信頼性の高い安定した冷却機能の確保により、モータを大型化することなく、また煩わしい封油交換作業の必要性もなく、ローコストに生産でき、然もポンプの揚水が可能な気中にモータ部が露出した状態であっても、信頼性の高い安定した冷却機能が確保できると共に、メカニカルシールの上下摺動部の発熱も十分に吸熱冷却されることから、信頼性の高い安定した軸封機能も確保できることに加えて、冷却媒体室の介在によりモータ部内へのオイル室内のオイル昇りによるモータ絶縁の低下などの事故が防止し得られることから、信頼性の高い有効に機能する竪型電動ポンプのモータ冷却装置を提供することができる。
本発明の実施例1ないし3の竪型電動ポンプのモータ冷却装置の構成を示した縦断側面図である。 図1におけるA−A線に沿った、冷却媒体の循環供給を司る循環ケーシングと導通路の部分を示した部分断面図である。 図1におけるB−B線に沿った、モータ部からの連通状態と、その連通に伴う冷却媒体の冷却を司る吐出管と冷却管の部分を示した部分断面図である。
本発明の竪型電動ポンプのモータ冷却装置の実施の形態を実施例に基づき、添付図面の図1ないし図3を参照して詳細に説明するが、この実施例の形態によりこの発明が限定されるものでない。
図1ないし図3において、1は電源ケーブルの給電により駆動する竪型電動ポンプの乾式モータであり、2は該乾式モータの外郭を構成するモータフレーム、3はモータフレーム2内に嵌着される固定子であり、該固定子3内周と間隙(エアーギャップ)を隔てて回転駆動する回転子4であり、該回転子4内周にモータ軸5を嵌装し、該モータフレーム2の上面に定着されて該モータ軸5上端に嵌着される上部軸受6uによって、モータ軸5上部を支承するヘッドカバー7と、モータフレーム2の下面に定着されて該モータ軸5下部に嵌着される下部軸受6dによって、モータ軸5下部を支承するベアリングブラケット8よりなる該乾式モータ1において、冷却に用いる冷却媒体9は絶縁低下に有効な絶縁油としてもよいが、油よりも粘性の低い熱伝導率の高い例えば水などの冷却液を用いることが望ましく、該モータフレーム2を囲繞し該冷却媒体9を封入する環状空間を形成する冷却ジャケット10を、該ヘッドカバー7およびベアリングブラケット8間に介装し、該ベアリングブラケット8下端側のモータ軸5の貫通部にメカニカルシールやリップタイプなどのシール部材11を装着し、該シール部材11の下端側のモータ軸5に冷却循環羽根12を嵌挿固定し、該冷却循環羽根12を囲繞する循環ケーシング13を該ベアリングブラケット8の下面に定着し、該循環ケーシング13の吸込口13sから吸込まれた冷却媒体9を該冷却循環羽根12の遠心作用によって加速し、該循環ケーシング13の減速増圧作用によって循環ケーシング13の吐出口13dから、該ベアリングブラケット8に開口された導通路14を経て、該冷却ジャケット内の環状空間に誘通し、該循環ケーシング13の下面と間隔を隔てて冷却媒体9を封入する冷却媒体室16を形成する、冷却媒体ブラケット17を該ベアリングブラケット8の下面に定着し、該冷却媒体ブラケット17の下面に定着されたオイルケーシング18内にメカニカルシール19を内装してオイルが封油されたオイル室20を形成し、該オイル室20内を貫通して該オイルケーシング18下端面に異物の侵入を防止する補助シールを設けることが望ましく、更に貫通導延されたモータ軸5先端に羽根車21を装着し、該羽根車21を囲繞するポンプケーシング22を該オイルケーシング18の下面に定着し、該ポンプケーシングの吸込口22sより吸水された揚水を、該ポンプケーシングの吐出口22dに接続され上方へ導延された吐出管23の外周を冷却管24で囲繞し、該冷却管24の上部外周に冷却ジャケット10内から冷却媒体9を冷却管24内に導通する上部連通管25と、該冷却管24の下部外周に冷却された冷却媒体9を冷却媒体ブラケット17内に導通する下部連通管は、可撓性を有した可撓管として接続具で接続するように設けられることが望ましく、また該冷却媒体室16内の該循環ケーシングの吸込口13sから吸込まれた冷却媒体9は、再び冷却循環羽根12の遠心作用と循環ケーシング13の減速増圧作用により、再度冷却媒体を循環ケーシングの吐出口13dからベアリングブラケット8に開口された導通路14を経て、冷却ジャケット10内の環状空間に誘通され、該冷却媒体を強制的に循環対流させることで、安定してモータ発熱を効率よく吸熱低下させるように熱交換部を構成している。
前記実施例1に基づいて、例えば図1ないし図3を用いて説明すると、前記冷却ジャケット10内の環状空間に前記冷却媒体9を旋回誘通させる冷却案内羽根15を付設し、望ましくは前記導通路14の直上に付設するか、或いは該冷却案内羽根15に換えて該導通路14の出口側に30°や45°エルボ等の曲管材を取付けて(図示せず)上傾斜方向に冷却媒体が噴流案内させるよう構成されていればよく、該冷却ジャケット10内の旋回上昇流の作用によって、該冷却媒体9の流れがモータフレーム2外周面を螺旋状に旋回しながら上昇循環されることで、吸熱対流の接触面積や時間が拡大されることから、モータ発熱を効率よく吸熱低下させるように熱交換部が構成されている。
前記実施例1または2に基づいて、例えば図1ないし図3を用いて説明すると、前記上部連通管25の連通による前記冷却ジャケット10内から前記冷却管24内へ流入するモータ発熱を吸熱した冷却媒体9が、該冷却ジャケット10内周の接線方向から該冷却管24内周の接線方向へ円滑に旋回流下するように該上部連通管25を付設されていることから、該冷却媒体9の流れが前記吐出管23外周面を螺旋状に旋回しながら流下循環されることで、放熱対流の接触面積や時間が拡大されることから、熱交換部の吐出管内を流通するポンプ吐出揚水へ熱交換させることで冷却媒体9が効率よく冷却されると共に、該冷却管24内周の接線方向から前記冷却媒体ブラケット17内周の接線方向へ円滑に流出するように、前記下部連通管26を付設することで、冷却された冷却媒体9をモータ冷却に再使用させるために、前記循環ケーシング13と前記循環羽根12が内装される該冷却媒体ブラケット17内への該冷却媒体9の流入を乱すことなく円滑に返送循環されることで、効率よく再循環冷却機能が維持されるように構成されている。
本発明は、例えばモータ部分が気中に露出する、ライン中継或いは低水位などの揚水運転や、建築物その他の設備から生じる汚水や雑排水を処理する設備排水などの異物を含んだ処理水の現場における、乾式水中モータを搭載した竪型電動ポンプにより所定の目的場所への過酷な状況下においても、機器の信頼性が要求される排水などに利用することができる。
1 乾式モータ
2 モータフレーム
3 固定子
4 回転子
5 モータ軸
6d 下部軸受
6u 上下部軸受
7 ヘッドカバー
8 ベアリングブラケット
9 冷却媒体
10 冷却ジャケット
11 シール部材
12 冷却循環羽根
13 循環ケーシング
13s 循環ケーシングの吸込口
13d 循環ケーシングの吐出口
14 導通路
15 冷却案内羽根
16 冷却媒体室
17 冷却媒体ブラケット
18 オイルケーシング
19 メカニカルシール
20 オイル室
21 羽根車
22 ポンプケーシング
22d ポンプケーシングの吐出口
22s ポンプケーシングの吸込口
23 吐出管
24 冷却管
25 上部連通管
26 下部連通管

Claims (3)

  1. 固定子とモータ軸を嵌装した回転子を内装するモータフレームおよび、モータフレームの上面に定着されて該モータ軸上端に嵌着される上部軸受によって、モータ軸上部を支承するヘッドカバーと、モータフレームの下面に定着されて該モータ軸下部に嵌着される下部軸受によって、モータ軸下部を支承するベアリングブラケットよりなる乾式モータにおいて、該モータフレムを囲繞し冷却媒体を封入する環状空間を形成する冷却ジャケットを、該ヘッドカバーおよびベアリングブラケット間に介装し、該ベアリングブラケット下端側のモータ軸の貫通部にシール部材を装着し、該シール部材の下端側のモータ軸に冷却循環羽根を嵌挿固定し、該冷却循環羽根を囲繞する循環ケーシングを該ベアリングブラケットの下面に定着し、該循環ケーシングの吸込口から吸込まれた冷却媒体を該冷却循環羽根の遠心作用によって加速し、該循環ケーシングの減速増圧作用によって循環ケーシングの吐出口から、該ベアリングブラケットに開口された導通路を経て、該冷却ジャケット内の環状空間に誘通し、該循環ケーシングの下面と間隔を隔てて冷却媒体を封入する冷却媒体室を形成する、冷却媒体ブラケットを該ベアリングブラケットの下面に定着し、該冷却媒体ブラケットの下面に定着されたオイルケーシング内にメカニカルシールを内装してオイルが封油されたオイル室を形成し、該オイル室内を貫通して該オイルケーシング下端面より導延されたモータ軸先端に羽根車を装着し、該羽根車を囲繞するポンプケーシングを該オイルケーシングの下面に定着し、該ポンプケーシングの吸込口より吸水された揚水を、該ポンプケーシングの吐出口に接続され上方へ導延された吐出管の外周を冷却管で囲繞し、該冷却管の上部外周に冷却ジャケット内から冷却媒体を冷却管内に導通する上部連通管を設け、該冷却管の下部外周に冷却された冷却媒体を冷却媒体ブラケット内に導通する下部連通管を設け、該冷却媒体室内の該循環ケーシングの吸込口から吸込まれた冷却媒体は、再び冷却循環羽根の遠心作用と循環ケーシングの減速増圧作用により、再度冷却媒体を循環ケーシングの吐出口からベアリングブラケットに開口された導通路を経て、冷却ジャケット内の環状空間に誘通し、該冷却媒体を強制的に循環対流させることで、モータ発熱を効率よく吸熱低下させるように熱交換部を構成したことを特徴する、竪型電動ポンプのモータ冷却装置。
  2. 請求項1に記載の竪型電動ポンプのモータ冷却装置であって、前記冷却ジャケット内の環状空間に冷却媒体を旋回誘通させる冷却案内羽根を付設し、該冷却案内羽根による旋回上昇流の作用によってモータフレーム外周面からのモータ発熱を効率よく吸熱低下させるように熱交換部を構成したことを特徴する、竪型電動ポンプのモータ冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載の竪型電動ポンプのモータ冷却装置であって、前記上部連通管の連通による前記冷却ジャケット内から前記冷却管内へ流入する冷却媒体が、該冷却ジャケット内周の接線方向から該冷却管内周の接線方向へ円滑に旋回流下するように該上部連通管を付設すると共に、該冷却管内周の接線方向から前記冷却媒体ブラケット内周の接線方向へ円滑に流出するように、前記下部連通管を付設することで、前記吐出管内の揚水の冷却作用により、該冷却管で囲繞された該吐出管の外周面から、モータ発熱を吸熱した冷却媒体を効率よく吸熱低下させるように熱交換部を構成したことを特徴する、竪型電動ポンプのモータ冷却装置。
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