JP6157004B2 - 仮想データベースシステム管理装置、管理方法及び管理プログラム - Google Patents
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Description
例えば、負荷分散装置を導入し、ユーザからのデータベースコネクション確立時において、順番に或いはデータベースの負荷の少ない順に、データベースが選択され接続されることが行われている。この場合、データベースコネクション確立時に、接続するデータベースが決定されてしまうため、ユーザからの問合せ内容に応じてデータベースを選択することはできない。
例えば、特許文献1では、複数のデータベースが存在する環境において、ユーザの求める情報を含む複数データベースを検索できるようにする検索方法が提案されている。しかし、特許文献1に記載の手法では、同じ内容のデータベースが存在することを仮定していないため、データベースを選択可能な状況においてデータベース選択をすることができない。
この装置によれば、同一データを含む複数のデータベースシステムが存在する環境において、データベースシステムを選択し問合せ処理を実行することが可能となる。
前記データベースに関連付けたエントリ番号を管理する物理データベース管理テーブル。
前記ユーザシステムからのアクセス対象となる論理データベース情報を定義し、前記物理データベース管理テーブルのデータに対して、対応する前記各エントリ番号を紐付けて管理する論理データベース管理テーブル。
各データベースシステムにおける処理の優先度、リソース容量、リソース利用率を管理するデータベースシステム情報テーブル。
前記ユーザシステムからの問合せに対して、アクセス対象の論理データベース情報を抽出し、前記論理データベース管理テーブル及び前記物理データベース管理テーブルより対応する物理データベース情報の組を取得し、取得した物理データベース情報の組が複数存在する場合に、問合せ内容に応じて1つの組を選択するデータベース選択部。
前記問合せ内容の実行計画及び実行結果を取得し実行履歴管理テーブルを作成して管理する実行履歴管理部。
前記実行履歴管理部及び前記データベースシステム情報テーブルが管理する情報を用いて重複して持つべきデータ(データ再配置候補)及び該データを配置するべきデータベースシステムを決定するデータ配置決定部。
前記データ配置決定部の決定に従って前記データベースシステムに対してデータの作成又は移動を指示し、前記論理データベース管理テーブル及び前記物理データベース管理テーブルの情報を更新するデータ配置実行部。
前記実行履歴管理テーブルは、前記各問合せ内容が実行されるテーブルのリンク先の情報を有し、
前記実行履歴管理部は、前記実行履歴管理テーブルの前記リンク先に記された物理データベースの各テーブルに対するデータベースアクセス管理テーブルを作成し、
前記データベースアクセス管理テーブルは、対象テーブルにて実行された各問合せ内容に対して参照された複数カラムが記録され、
前記データ配置決定部は、各テーブルに対して利用頻度の高いカラム条件を抽出して前記重複して持つべきデータ(データ再配置候補)を決定することを特徴としている。
前記ユーザシステムからのアクセス対象となる論理データベース情報を定義する論理データベース管理テーブルと、前記論理データベース情報に対し前記複数のデータベースシステムにおける1つあるいは複数のデータベースマネジメントシステム(DBMS)、データベース・テーブルの組を割り当てる物理データベース管理テーブルとを作成する管理テーブル作成手順と、
前記ユーザシステムからの問合せ内容の実行計画と実行結果を取得して実行履歴管理テーブルとして管理する実行履歴管理手順と、
各データベースシステムのリソース利用情報を取得して管理するデータベースシステム管理手順と、
前記実行履歴管理テーブルが管理する情報及び前記リソース利用情報を用いて重複して持つべきデータ(データ再配置候補)及び該データを配置するべきデータベースシステムを決定するデータ配置決定手順と、
前記決定に従って前記データベースシステムに対してデータの作成又は移動の指示を出し、前記論理データベース管理テーブル及び物理データベース管理テーブルの情報を更新する更新手順と、
により実行することを特徴としている。
前記実行履歴管理テーブルは、前記各問合せ内容が実行されるテーブルのリンク先の情報を有し、
前記実行履歴管理手順は、前記実行履歴管理テーブルの前記リンク先に記された物理データベースの各テーブルに対するデータベースアクセス管理テーブルを作成し、
前記データベースアクセス管理テーブルは、対象テーブルにて実行された各問合せ内容に対して参照された複数カラムが記録され、
前記データ配置決定手順は、各テーブルに対して利用頻度の高いカラム条件を抽出して前記重複して持つべきデータ(データ再配置候補)を決定する
ことを特徴としている。
そして、これらの情報から重複して持つべきデータ(データ再配置候補)及びデータを配置するべきデータベースシステムを判断して、各データベースシステムに対してデータ作成の指示を出すとともに、仮想データベースシステム管理装置のデータベース管理部に対して、論理データベース管理テーブル及び物理データベース管理テーブルの情報を更新する。
その結果、新たな問合せ文の入力に対して、データベース選択部においてより適切な物理データベースの選択を可能とすることができる。
仮想データベースシステム管理装置は、同一データを保有する複数のデータベースシステムが存在する環境において、ユーザの問合せ内容に応じてデータベースシステムを選択して問合せ内容を実行可能とするシステムであり、仮想データベースシステム管理プログラムが格納された記録媒体やインターネットを介してソフトウエアのダウンロードによりインストールすることで、コンピュータ上に構築されている。
本実施形態の仮想データベースシステム管理装置では、仮想データベースシステム管理プログラムがシリアル/パラレルI/Fから入力、またはメディアドライブ装置で読み取られてHDDに予め記憶される。仮想データベースシステム管理プログラムは記憶媒体に記憶され、メディアドライブ装置で読み取られてHDDにインストールされる。
そして、論理データベース情報に対して複数の組を割り当てた場合に、ユーザから問合せ内容に応じて、複数の組の中から1つを選択して処理を実行するよう管理することで、同一データを含む複数のデータベースシステムが存在する環境において、データベースシステムを選択し、ユーザからの問合せ処理に適したデータの選択を可能とするものである。
仮想データベースシステム管理装置10は、複数のデータベースシステム20と接続されるデータベースインタフェース部11と、データベースインタフェース部11を介して各データベースシステム20の情報を取得し管理するデータベース管理部12と、ユーザシステム1との入出力を行うユーザインタフェース部13と、ユーザシステム1から入力された問合せ文を解析する問合せ入力解析部14と、問合せ文の実行計画を生成する実行計画生成部15と、データベースインタフェース部11を介して問合せ文を実行し結果をユーザシステム1へ出力する問合せ実行部16とを備えて構成されている。
また、データベース管理部12は、各データベースシステムにおける処理の優先度、リソース容量、リソース利用率(データベースシステムのリソース利用情報)を管理するデータベースシステム情報テーブル12cを備えている。データベースシステム情報テーブル12cは、データベースインタフェース部11を介して各データベースシステム20のリソース利用情報を取得する。
すなわち、データベース選択部15aは、問合せ文に応じて1つのデータベースシステム20を選択するに際して、予め定義したルールとの適合評価を行うルール評価部を備えている。そして、ルール評価部での適合結果に基づいて、データベースシステム20が選択される。
問合せ実行部16は、実行計画生成部15にて生成された実行計画を実行し、実行結果についてユーザインタフェース部13を介してユーザシステム1へ出力する。
実行履歴管理部17は、実行計画生成部15からの問合せ文の実行計画、問合せ実行部16からの問合せ文の実行結果を取得する実行履歴管理テーブル17aと、各問合せ文に対する物理データを管理するデータベースアクセス管理テーブル17bを備えている。実行履歴管理テーブル17a及びデータベースアクセス管理テーブル17bについての詳細説明は後述する。
データ配置実行部19は、データ配置決定部18の決定に従ってデータベースインタフェース部11を通じて各データベースシステム20に対してデータ作成又は移動の指示を出し、かつデータベース管理部12が管理する論理データベース管理テーブル12a及び物理データベース管理テーブル12bの情報を更新する。
仮想データベースシステム管理装置10には、複数のデータベースシステム20a,20bが接続され、ユーザシステム1からのアクセスに応じてデータが出力される。各データベースシステム20a,20bは、各種のデータが格納されたデータベース21と、データベース21を管理するデータベースマネジメントシステム(以下、DBMSと称する)22を備え、同一のデータがデータベース21に保有される環境となっている。
各データベースシステム20は、例えば、大容量に適したもの、アクセス時間が速いもの等、異なる性質を有するものを使用しても良い。
同様にデータベースシステム20bは、データベースマネジメントシステム(DBMS2)22とデータベース(DB1)21から構成され、DB1には2つテーブルTBL1とTBL2が定義されている。データベースシステム20aとデータベースシステム20bのデータベース(DB1)21は、内容が同一と仮定する。この例では、2つのデータベース(DB1)21が同一と仮定しているが、必ずしも完全同一である必要はなく、部分的に同一データを持つ場合でも適用可能とすることができる。
なお、必ずしも各データベースシステム20からデータを取得する必要はなく、例えば人手で物理データベース管理テーブルを作成してもよい。
図3の例では、データベースシステム20bのTBL1に対して、「日時」の属性があるとして、「日時」の値が「2013年1月」以降であるデータが有効であることを示している。
論理データベース管理テーブル12aには、物理データベース管理テーブルのデータに対して、対応する各エントリ番号を紐付けて管理する情報としてリンク項目が設定されている。
図2〜図4に示した例の場合、物理データベース管理テーブルのエントリ番号P1とエントリ番号P3、エントリ番号P2とエントリ番号P4は、それぞれ部分あるいは全体として同じ内容を持つことから、論理データベースとしてVDB1/VTBL1、VDB2/VTBL2を定義して、物理データベースと対応付けている。
すなわち、データベース選択部15aは、実行計画生成部15より問合せ内容を取得し、問合せ内容に含まれるデータベースおよびテーブルの組を抽出する(ステップ61)。
データベース管理部12は、論理データベース管理テーブル12aより、取得したデータベースおよびテーブルの組に該当するエントリ番号を検索し、リンク項目に記載のエントリ番号を物理データベース管理テーブル12bより検索して、DBMS、データベース、テーブル、範囲条件の組を1つあるいは複数取得し、データベース選択部15aへ出力する(ステップ63)。
データベース選択部15aにて、問合せ内容に含まれる検索条件も考慮し、問合せ内容の実行対象となる1組を選択する(ステップ65)。
実行計画生成部15では、取得した情報を元に問合せ文に対する実行計画を生成して問合せ実行部16へ入力する。
問合せ実行部16では、実行計画に基づきデータベースインタフェース部11を介して問合せ文が実行され(処理手順)、最終的に実行結果がユーザシステム1に対して出力される。
例えば、更新系の問合せはデータベースシステム20a(データベースシステム1)、参照系の問合せはデータベースシステム20b(データベースシステム2)とするよう予め設定することができる。また、各データベースシステム20の容量やアクセス速度等が異なる場合に、問合せ内容に適した容量やアクセス速度等を考慮することで、例えば、TBL1への問合せはデータベースシステム20a(データベースシステム1)、それ以外の問合せはデータベースシステム20b(データベースシステム2)と予め設定することもできる。
この例の場合、データベースシステムBについては、容量が小さく(1TB)処理速度が速いデータベースとし、データベースシステムAについては、容量が大きい(100TB)データベースを使用し、例えば利用率が90%になるまでは、データベースシステムBに優先的にデータが登録されるようになっている。
以下、データベースシステムAに物理データとして存在するTBL1について、処理速度が速いデータベースシステムBに再配置(コピー)する管理手順について説明する。
ユーザからの問合せ文は、各データベースシステム20にて実行されるサブ問合せ文に変換され、各データシステム20に対するサブ問合せ文実行をステージ1、それらの結果に基づいてユーザに対して問合せ文の処理を実行するステージ2に分けて、図10に示すような実行履歴管理テーブルに記録される。すなわち、各問合せ文をステージ1とステージ2に分け、使用したデータベース、使用したテーブル、リンク先に関する情報、ステージ1とステージ2のそれぞれの実行結果が記録される。
ステージ1の実行結果は各データベースシステム20における各サブ問合せ文の実行結果(α1,β1,γ1,δ1,ε1)となり、ステージ2の実行結果は問合せ文全体の実行結果(α2,β2,γ2,δ2,ε2)となる。
データベースアクセス管理テーブルは、図11に示すように、対象テーブルにて実行された各サブ問合せ文に対して、複数カラム(COL1〜5)から参照されたカラムを記録する。図11では、各カラムに対して参照部分がカラム全体を示すチェックを付しているが、参照部分がカラム全体ではなく一部に限られる場合はチェックでなくその範囲(例えば、2014年1月)を記録するようにしてもよい。
実行履歴管理部17の実行履歴管理テーブル17aより、問合せ文におけるステージ2の実行結果(処理時間等)が一定以上の問合せ文Qiを抽出する(ステップ81)。
各問合せ文Qiにおいて、サブ問合せ文の対象物理テーブルの組を抽出し、重複排除したものをSjとする。各Sjに対して、データベースアクセス管理テーブルより、対応するQiのレコードを抽出したテーブルTjを生成する(ステップ82)。
各テーブルTjに対して、利用頻度の高いカラム条件Cjを抽出しデータ再配置候補とする(ステップ83)。
各Cjに対して、データベースシステム情報テーブルを参照し、優先度及びリソース情報から再配置先のデータベースDBMSj.DBjを決定し、{Cj,DBMSj.DBj}を出力する。
再配置先のデータベースが決定できない場合は、処理をスキップする(ステップ84)。
図10の例において、問合せ文について、実行結果(処理時間など)の条件は全て満たすと仮定すると、問合せ文としてQ1〜Q5が抽出される。
これらの問合せ文Q1〜Q5のサブ問合せ文の対象物理テーブルは全てP1であるため、重複排除するとS1={P1}となる。P1に対して、図11のデータベースアクセス管理テーブルより対象レコードを抽出すると、T1は図11のテーブルと同様となる。
データ配置決定部18からの入力の各{Cj,DBMSj.DBj}について、データベースインタフェース部11を通じて、Cjの範囲のデータをDBMSj.DBjに複製あるいは移動する(ステップ91)。
データベース管理部12を通じて、物理データベース管理テーブル12b及び論理データベース管理テーブル12aを更新する(ステップ92)。
これにより、VTBL1に対する問合せ文は、P1あるいはP2を選択して処理することが可能となり、利用頻度の高いカラムCOL1,COL2,COL3へのアクセスは、P2で紐づけられたより処理能力の高いデータベースシステムBでの処理が可能となるので、処理効率が改善される。
なお、VTBL1に対する問合せ文におけるカラムCOL4へのアクセスは、P2の選択で処理できないので、P1を選択してデータベースシステムAで処理される。
この例では、物理データベースとしてDBMS−A.DB1.TBL1(エントリ番号P1)及びDBMS−B.DB1.TBL2(エントリ番号P2)が存在し、それぞれ論理データベースVDB1.VTBL1及びVDB1.VTBL2にリンクされているものとする(図17、図18、図19)。
また、データベース管理部12のデータベースシステム情報テーブル12cでは、図20に示すように、各データベースシステム20(データベースシステムA、データベースシステムB)の処理における優先度、リソース容量、リソース利用率が管理されている。この例では、データベースシステムA(容量100TB)とデータベースシステムB(容量50TB)は容量に差があるが、優先度は同じ(MEDIUM)に設定されている。
S1に対して、図22及び図23のデータベースアクセス管理テーブルより対象レコードを抽出すると、テーブルT1は図24に示す通りとなる。
カラム条件が複数のデータベースシステム(DBMS−A.DB1,DBMS−B.DB1)に分散していることから、1つのデータベースシステムにデータを集約することにより処理効率の向上が期待できる。
この例の場合、図20のデータベースシステム情報テーブルにおいて2つのデータベースシステムの優先度に差がないことから、データ量で判断し、DBMS−B.DB1.TBL2のカラム条件のデータをDBMS−A.DB1に複製することとし、{{DBMS−B.DB1.TBL2.COL1,DBMS−B.DB1.TBL2.COL2},DBMS−A.DB1}を出力する。
再配置後の物理データベース管理テーブル(図26)では、エントリ番号P3として、DBMS−Aにおいて、DB1,TBL2,範囲条件カラムCOL1,COL2のデータが作成され、再配置後の論理データベース管理テーブル(図27)では、VTBL2のリンク先にP3が加えられる。
これにより、処理能力の異なる複数のデータベースシステム20をより効率良く利用することができるとともに、複数のデータベースシステム20に分散したデータに対する問合せ実行時に、処理のオーバーヘッドを解消して実行時間が大幅に短縮されることが期待できる。
Claims (5)
- 少なくとも部分的に同一のデータをデータベースに保有可能とする複数のデータベースシステムが接続され、ユーザシステムからのアクセスに応じてデータが出力されるデータベースシステム管理装置において、
前記データベースに関連付けたエントリ番号を管理する物理データベース管理テーブルと、
前記ユーザシステムからのアクセス対象となる論理データベース情報を定義し、前記物理データベース管理テーブルのデータに対して、対応する前記各エントリ番号を紐付けて管理する論理データベース管理テーブルと、
各データベースシステムにおける処理の優先度、リソース容量、リソース利用率を管理するデータベースシステム情報テーブルと、
前記ユーザシステムからの問合せに対して、アクセス対象の論理データベース情報を抽出し、前記論理データベース管理テーブル及び前記物理データベース管理テーブルより対応する物理データベース情報の組を取得し、取得した物理データベース情報の組が複数存在する場合に、問合せ内容に応じて1つの組を選択するデータベース選択部と、
前記問合せ内容の実行計画及び実行結果を取得し実行履歴管理テーブルを作成して管理する実行履歴管理部と、
前記実行履歴管理部及び前記データベースシステム情報テーブルが管理する情報を用いて重複して持つべきデータ(データ再配置候補)及び該データを配置するべきデータベースシステムを決定するデータ配置決定部と、
前記データ配置決定部の決定に従って前記データベースシステムに対してデータの作成又は移動を指示し、前記論理データベース管理テーブル及び前記物理データベース管理テーブルの情報を更新するデータ配置実行部と、
を備えたことを特徴とする仮想データベースシステム管理装置。 - 前記実行履歴管理テーブルは、前記各問合せ内容が実行されるテーブルのリンク先の情報を有し、
前記実行履歴管理部は、前記実行履歴管理テーブルの前記リンク先に記された物理データベースの各テーブルに対するデータベースアクセス管理テーブルを作成し、
前記データベースアクセス管理テーブルは、対象テーブルにて実行された各問合せ内容に対して参照された複数カラムが記録され、
前記データ配置決定部は、各テーブルに対して利用頻度の高いカラム条件を抽出して前記重複して持つべきデータ(データ再配置候補)を決定する
請求項1に記載の仮想データベースシステム管理装置。 - 同一のデータをデータベースに保有可能とする複数のデータベースシステムが接続され、ユーザシステムからのアクセスに応じてデータが出力される環境において、
前記ユーザシステムからのアクセス対象となる論理データベース情報を定義する論理データベース管理テーブルと、前記論理データベース情報に対し前記複数のデータベースシステムにおける1つあるいは複数のデータベースマネジメントシステム(DBMS)、データベース・テーブルの組を割り当てる物理データベース管理テーブルとを作成する管理テーブル作成手順と、
前記ユーザシステムからの問合せ内容の実行計画と実行結果を取得して実行履歴管理テーブルとして管理する実行履歴管理手順と、
各データベースシステムのリソース利用情報を取得して管理するデータベースシステム管理手順と、
前記実行履歴管理テーブルが管理する情報及び前記リソース利用情報を用いて重複して持つべきデータ(データ再配置候補)及び該データを配置するべきデータベースシステムを決定するデータ配置決定手順と、
前記決定に従って前記データベースシステムに対してデータの作成又は移動の指示を出し、前記論理データベース管理テーブル及び物理データベース管理テーブルの情報を更新する更新手順と、
により実行することを特徴とする仮想データベースシステム管理方法。 - 前記実行履歴管理テーブルは、前記各問合せ内容が実行されるテーブルのリンク先の情報を有し、
前記実行履歴管理手順は、前記実行履歴管理テーブルの前記リンク先に記された物理データベースの各テーブルに対するデータベースアクセス管理テーブルを作成し、
前記データベースアクセス管理テーブルは、対象テーブルにて実行された各問合せ内容に対して参照された複数カラムが記録され、
前記データ配置決定手順は、各テーブルに対して利用頻度の高いカラム条件を抽出して前記重複して持つべきデータ(データ再配置候補)を決定する
請求項3に記載の仮想データベースシステム管理方法。 - 請求項3又は請求項4に記載の仮想データベースシステム管理方法の各手順をコンピュータにより実行可能とした仮想データベースシステム管理プログラム。
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