JP6156435B2 - 車両の回生システム - Google Patents

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本発明は、オイルポンプ及び油圧モータのいずれか一方として機能するオイルポンプモータと、当該オイルポンプモータを介して接続され、加圧下でオイル及びガスを貯留する高圧蓄圧器及び低圧リザーバとを備えた車両の回生システムに関するものである。
図1を用いて、この種の回生システムの基本構造を説明する。
図1は、回生システムERSを備えた自動車の駆動システムを簡略化したものであり、エンジン1を動力源として走行している状態を表している。エンジン1の出力軸は、エンジンクラッチ2、トランスミッション3、ディファレンシャルギア4を介して駆動輪5に連結されており、駆動輪5は、エンジン1によって回転駆動されている。
回生システムERSは、連結機構11、モータクラッチ12、オイルポンプモータ13、高圧蓄圧器14、低圧リザーバ15などで構成されている。オイルポンプモータ13の回転軸は、モータクラッチ12及び連結機構11を介して、駆動輪5への出力軸に連結されている。モータクラッチ12は切られた状態となっている。
オイルポンプモータ13は、互いに連通した状態でオイルを貯留する高圧蓄圧器14と低圧リザーバ15との間に接続されている。オイルポンプモータ13は、オイルポンプ及び油圧モータの両機能を有し、いずれか一方の装置として利用できる。高圧蓄圧器14には、数100気圧レベルの高圧のオイルが貯留され、低圧リザーバ15には、数気圧から数10気圧レベルの低圧のオイルが貯留される。
図2の(a)に示すように、下り坂走行などの制動時には、エンジンクラッチ2が切られてモータクラッチ12が繋げられることで、駆動輪5の動力がオイルポンプモータ13に入力される。
それにより、オイルポンプモータ13はオイルポンプとして駆動され、低圧リザーバ15のオイルが高圧蓄圧器14へ送り込まれる。その結果、高圧蓄圧器14の内圧が上昇し、より高圧なオイルが蓄積される(減速回生)。
図2の(b)に示すように、自動車の発進時などには、モータクラッチ12が繋げられた状態で、高圧蓄圧器14のオイルが低圧リザーバ15に向けて流出される。そのオイルの吐出圧により、オイルポンプモータ13は油圧モータとして駆動され、その動力が駆動輪5に出力される(力行補助)。
このような回生システムの一例は、例えば特許文献1に開示されている。
特開平10−244858号公報
低圧リザーバの内部には、比較的多量の圧縮空気が貯留されている。低圧リザーバに貯留されている空気を利用して発電等すると、よりエネルギー回収効率に優れた自動車を実現することができる。
この時に、減速回生時に低圧リザーバから高圧蓄圧器にオイルを送り込む機能を維持するために、低圧リザーバに空気を送り込む装置を別途設置すると、回生システムが大型化するという課題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、減速回生時に低圧リザーバから高圧蓄圧器にオイルを送り込む機能を維持しながら、回生システムをコンパクト化することにある。
前記の課題を解決するため、本発明は、減速回生時に、駆動輪の動力をエンジンに入力して、エンジンから低圧リザーバにガスを送り込むことを特徴とする。
具体的には、本発明は、オイルポンプ及び油圧モータのいずれか一方として機能するオイルポンプモータと、当該オイルポンプモータを介して接続され、加圧下でオイル及びガスを貯留する高圧蓄圧器及び低圧リザーバとを備えた車両の回生システムを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、エンジンと、前記エンジンの駆動を制御する制御装置とを更に備え、前記低圧リザーバのガス室は、前記エンジンの排気経路に接続され、前記制御装置は、減速回生時に、駆動輪の動力を前記エンジンに入力して、当該エンジンから前記排気経路を介して前記低圧リザーバにガスを送り込むことで、当該低圧リザーバを加圧する加圧制御を実行するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、減速回生時に、駆動輪の動力をエンジンに入力して、エンジンから排気経路を介して低圧リザーバにガスを送り込むことで、低圧リザーバを加圧する加圧制御を実行するので、低圧リザーバに空気を送り込む装置を別途設置することなく、減速回生時に低圧リザーバから高圧蓄圧器にオイルを送り込むことができる。そのため、減速回生時に低圧リザーバから高圧蓄圧器にオイルを送り込む機能を維持しながら、回生システムをコンパクト化することができる。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記エンジンの吸気経路には、スロットルが設置され、前記制御装置は、前記加圧制御では、前記スロットルを全開するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、加圧制御では、スロットルを全開するので、ポンピングロスが低減する。そのため、減速回生時に低圧リザーバを充分に加圧することができ、オイルポンプモータの減速回生量を増加させることができる。
第3の発明は、前記第1又は第2の発明において、前記エンジンの排気経路から排熱を回収する排熱回収装置と、前記排熱回収装置が回収する排熱によって加熱される高熱源と、膨張弁を有する冷熱源と、前記エンジンの排気経路と前記低圧リザーバのガス室とを接続する状態と、当該エンジンの排気経路と前記冷熱源とを接続する状態とに切り替える切替機構と、前記高熱源と前記冷熱源との間に設置され、温度差を利用して発電する熱電素子とを更に備え、前記制御装置は、前記切替機構も制御し、減速回生時であって、前記低圧リザーバの内圧が所定圧力よりも高いときに、前記駆動輪の動力を前記エンジンに入力して、前記エンジンの排気経路と前記冷熱源とを接続する状態に前記切替機構を切り替え、前記エンジンから前記排気経路を介して前記冷熱源にガスを送り込むことで、当該送り込まれガスが前記膨張弁で膨張して、前記冷熱源が冷却されるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、減速回生時であって、低圧リザーバの内圧が所定圧力よりも高いときに、駆動輪の動力をエンジンに入力して、エンジンの排気経路と冷熱源とを接続する状態に切替機構を切り替え、エンジンから排気経路を介して冷熱源にガスを送り込むことで、送り込まれガスが膨張弁で膨張して、冷熱源が冷却されるので、熱電素子が、減速回生時であって、低圧リザーバの内圧が高圧であるときに、高熱源と冷熱源との温度差によって発電する。
第4の発明は、前記第3の発明において、前記低圧リザーバのガス室と前記エンジンの排気経路との間に設置され、当該エンジンからのガスを冷却する熱交換器を更に備えたことを特徴とするものである。
これによれば、エンジンからのガスを冷却する熱交換器が、低圧リザーバのガス室とエンジンの排気経路との間に設置されているので、熱交換器によってエンジンから低圧リザーバに送り込まれガスが冷却され、このガス冷却によってガス体積が小さくなる。そのため、エンジンからのガスを低圧リザーバに効率良く充填することができる。
第5の発明は、前記第1又は第2の発明において、前記エンジンの排気経路から排熱を回収する排熱回収装置と、前記排熱回収装置が回収する排熱によって加熱される高熱源と、膨張弁を有する冷熱源と、前記エンジンの排気経路と前記低圧リザーバのガス室とを接続する状態と、当該低圧リザーバのガス室と前記冷熱源とを接続する状態とに切り替える切替機構と、前記高熱源と前記冷熱源との間に設置され、温度差を利用して発電する熱電素子とを更に備え、前記制御装置は、前記切替機構も制御し、力行時に、前記低圧リザーバのガス室と前記冷熱源とを接続する状態に前記切替機構を切り替え、前記低圧リザーバからガスを取り出し前記冷熱源に送り込むことで、当該送り込まれたガスが前記膨張弁で膨張して、前記冷熱源が冷却されるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、力行時に、低圧リザーバのガス室と冷熱源とを接続する状態に切替機構を切り替え、低圧リザーバからガスを取り出し冷熱源に送り込むことで、送り込まれたガスが膨張弁で膨張して、冷熱源が冷却されるので、熱電素子が、力行時に、高熱源と冷熱源との温度差によって発電する。つまり、減速回生時に低圧リザーバを加圧する加圧制御を実行するので、力行時に熱電素子によって発電するために低圧リザーバからガスを取り出すことができる。
第6の発明は、前記第3又は第5の発明において、前記エンジンの排気経路には、電気加熱式の触媒装置が設置され、前記制御装置は、前記熱電素子によって発電された電力の供給を制御し、前記触媒装置が非活性状態にあるときに、前記熱電素子によって発電された電力を前記触媒装置に供給するように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、電気加熱式の触媒装置が非活性状態にあるときに、熱電素子によって発電された電力を触媒装置に供給するので、熱電素子によって発電された電力により触媒装置が早期に活性化される。
第7の発明は、前記第1の発明において、前記エンジンは、圧縮空気エンジンであり、前記制御装置は、前記エンジンの作動時に、前記低圧リザーバから前記エンジンに空気を送り込むことで、前記エンジンを駆動させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、エンジンの作動時に、低圧リザーバからエンジンに空気を送り込むことで、エンジンを駆動させるので、低圧リザーバの空気を利用して、航続距離が延びる。
第8の発明は、前記第7の発明において、前記エンジンに接続され、圧縮空気を貯留する圧縮空気タンクを更に備え、前記高圧蓄圧器のガス室は、前記圧縮空気タンクに接続され、前記制御装置は、前記圧縮空気タンクの空気の供給も制御し、力行時に、前記圧縮空気タンクから前記高圧蓄圧器に空気を送り込むように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、力行時に、圧縮空気タンクから高圧蓄圧器に空気を送り込むので、圧縮空気タンクの空気によって高圧蓄圧器の内圧が上昇する。そのため、力行時に高圧蓄圧器の全オイルを低圧リザーバに戻すことができる。
第9の発明は、前記第7又は第8の発明において、前記高圧蓄圧器のガス室は、前記低圧リザーバのガス室に接続され、前記制御装置は、前記高圧蓄圧器から前記低圧リザーバへの空気の供給も制御し、減速回生時であって、前記高圧蓄圧器の内圧が所定圧力よりも高いときに、余剰圧力分の空気を前記高圧蓄圧器から前記低圧リザーバに送り込むように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、制御装置が、減速回生時であって、高圧蓄圧器の内圧が所定圧力よりも高いときに(高圧)、余剰圧力分の空気を高圧蓄圧器から低圧リザーバに送り込むので、高圧蓄圧器の余剰圧力によって低圧リザーバの内圧が上昇する。そのため、エンジンの作動時に低圧リザーバからエンジンに送り込む空気量を増加させることができる。
本発明によれば、減速回生時に低圧リザーバから高圧蓄圧器にオイルを送り込む機能を維持しながら、回生システムをコンパクト化することができる。
オイルポンプモータを利用した自動車の回生システムを示す概略図である。 オイルポンプモータを利用した自動車の回生制御を説明する概略図である。(a)は、減速回生時の状態を、(b)は、力行補助時の状態を、それぞれ示している。 実施形態1の自動車の構成を示す概略図である。 (a)〜(d)は、実施形態1の自動車の回生システムの主たる構成を示す概略図である。 実施形態1の自動車の回生システムの制御の一例を示すフローチャートである。 実施形態1の変形例1の自動車の構成を示す概略図である。 実施形態1の変形例2の自動車の構成を示す概略図である。 実施形態2の自動車の構成を示す概略図である。 (a)〜(d)は、実施形態2の自動車の回生システムの主たる構成を示す概略図である。 実施形態2の自動車の回生システムの制御の一例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図3に、本実施形態の回生システムERSを実装した自動車Cの概要を示す。なお、基本的構成は、図1に示した自動車と同じであるため、同じ機能の構成には同じ符号を用いてその説明は省略する。また、図3において、符号33は、上述したエンジンクラッチ2及びトランスミッション3などに相当するエンジン1の駆動機構を示し、符号34は、連結機構11及びモータクラッチ12などに相当するオイルポンプモータ13の駆動機構を示している。
回生システムERSは、エンジン1、オイルポンプモータ13、高圧蓄圧器14、低圧リザーバ15、第1切替弁SV1、第2切替弁SV2(切替機構)、冷熱源19、制御装置20、バッテリ31、熱電素子32などを備えており、エンジン1の排熱と冷熱源19とを利用して発電できるように構成されている。
エンジン1は、レシプロエンジンである。エンジン1の吸気経路16には、スロットル17が設置されている。エンジン1の排気経路35には、上流側から順に、第1切替弁SV1、触媒装置36、排熱回収装置37、マフラー38が設置されている。
触媒装置36は、電気加熱式の触媒装置である。
排熱回収装置37は、熱交換器などで構成されており、排気経路35の排熱を回収する機能を有している。
排熱回収装置37は、ラジエーター39、高熱源40とともに、エンジン1を冷却する冷却水の循環経路41に設置されている。冷却水を冷却するラジエーター39は、エンジン1の上流側に設置されている。排熱回収装置37は、エンジン1の下流側に設置されている。
高熱源40は、排熱回収装置37の下流側に設置されていて、エンジン1及び排熱回収装置37を経由して加熱された冷却水は、高熱源40を経由してラジエーター39に戻るように構成されている。高熱源40には蓄熱材40aが充填されている。高熱源40は、排熱回収装置37が回収する排熱によって加熱される。
オイルポンプモータ13は、オイルポンプ及び油圧モータのいずれか一方として機能する装置である。
高圧蓄圧器14は小型の耐圧容器であり、そこには、例えば200〜400気圧レベルのオイルと空気とが分離した状態で貯留されている。低圧リザーバ15は大型の耐圧容器であり、そこには、例えば、1〜30気圧レベルのオイルと空気とが分離した状態で貯留されている。
なお、空気は緩衝用であり、気体であれば、窒素ガス等、使用環境の温度や圧力下において気液相変化を起こさないガスであれば、その他のガスであってもよい。
低圧リザーバ15には、耐圧性を有する容器15aと、その内部を自在にスライドするピストン15bとが備えられている。低圧リザーバ15の内部は、ピストン15bによってオイル室ORとガス室GRとに区画されている。ピストン15bのスライドにより、オイル室ORの容量が大きくなればそれだけガス室GRの容量は小さくなり、オイル室ORの容量が小さくなればそれだけガス室GRの容量は大きくなる。
オイル室ORは、オイルポンプモータ13と連通しており、高圧蓄圧器14との間を行き来する空気が貯留されている。そのため、オイル室ORのオイルの貯留量は、オイルポンプモータ13の作動に応じて変化する。
対して、ガス室GRは、その内部に空気が貯留されている。
なお、高圧蓄圧器14の基本的構成は、低圧リザーバ15と同じである。
低圧リザーバ15には、ガス出入口15cが設置されている。ガス出入口15cは、その内部のガス室GRに連通しており、低圧リザーバ15に空気を出入させる機能を有している。
排気経路35の触媒装置36の上流側から、流入配管22が分岐している。流入配管22は、第2切替弁SV2に接続されている。流入配管22の中間部には、熱交換器24が設置されている。熱交換器24は、エンジン1からの高温の圧縮空気と外気との間で熱交換する機能を有している。それにより、エンジン1からの圧縮空気は冷却される。
なお、流入配管22が触媒装置36の上流側から分岐しているのは、その下流側から分岐すると、触媒装置36によってエンジン1からの圧縮空気が加熱されるからである。
第1切替弁SV1は、排気経路35の流入配管22の分岐部に設置されている。第1切替弁SV1は、エンジン1と触媒装置36側とを接続する状態と、エンジン1と流入配管22側とを接続する状態とに切り替える。通常の第1切替弁SV1は、エンジン1と触媒装置36側とを接続する状態に制御されている。
第2切替弁SV2は、低圧リザーバ15のガス出入口15cに接続されているリザーバ配管21と、排気経路35に接続されている流入配管22と、膨張弁EVを有する冷熱源19に接続されている流出配管23と、に接続されている。第2切替弁SV2は、排気経路35と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態と、排気経路35と冷熱源19とを接続する状態と、低圧リザーバ15のガス室GRと冷熱源19とを接続する状態と、に切り替える。図4の(a)に示すように、通常の第2切替弁SV2は、流路を遮断する状態(閉止位置)に制御されている。
熱電素子32は、温度差を利用して発電する機能を有しており、この自動車Cでは、高熱源40と冷熱源19との間に設置されている。熱電素子32は、バッテリ31と触媒装置36とに接続されている。熱電素子32は、高熱源40と冷熱源19との温度差によって発電し、発電した電気をバッテリ31に蓄電したり、触媒装置36に供給したりする。
冷熱源19には、冷熱源19の上流側に設置された上流側膨張弁EV1と、冷熱源19の下流側に設置された下流側膨張弁EV2とが設けられている。冷熱源19の内部には、蓄熱材19aが充填されている。上流側膨張弁EV1は流出配管23に接続され、下流側膨張弁EV2の下流側は外部に開放されている。上流側膨張弁EV1と下流側膨張弁EV2との開度制御により、冷熱源19の温度の調整が可能となっている。
制御装置20は、CPUやメモリ等のハードウエアと、制御プログラム等のソフトウエアとで構成されており、自動車の減速回生や力行を総合的に制御する機能を有している。例えば、エンジン1やオイルポンプモータ13の駆動制御、第1切替弁SV1や第2切替弁SV2の切替制御、熱電素子32によって発電された電力の供給制御なども制御装置20によって行われる。
この回生システムERSでは、制御装置20により、減速回生時であって、冷熱源19の、低圧リザーバ15の圧縮空気の使用による低圧リザーバ15の内圧の低下時に、エンジン1による低圧リザーバ15への加圧が行えるように工夫されている。
図4の(b)及び(c)に示すように、高圧蓄圧器14のオイルが上限に達していない場合には、減速回生時に、駆動輪5の動力がエンジン1及びオイルポンプモータ13に入力される状態に駆動機構33,34が切り替えられ、スロットル17が全開され(WOT)、また、エンジン1と流入配管22側とを接続する状態に第1切替弁SV1が切り替えられる。そうして、オイルポンプモータ13(オイルポンプとして機能)により、低圧リザーバ15から高圧蓄圧器14にオイルが送り込まれる。また、エンジン1(加圧ポンプとして機能)が駆動輪5の動力によって駆動される。
その時に、図4の(b)に示すように、冷熱源19の圧縮空気の使用によって低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P以下に低下していれば(低圧)、制御装置20により、排気経路35と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に第2切替弁SV2が切り替えられる。そうして、エンジン1が排気経路35、流入配管22及びリザーバ配管21を通じて低圧リザーバ15のガス室GRに圧縮空気(排気)を送り込む加圧制御が実行される。それにより、低圧リザーバ15の内圧は上昇する。
一方、図4の(c)に示すように、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力Pよりも上昇していれば(高圧)、制御装置20により、排気経路35と冷熱源19とを接続する状態に第2切替弁SV2が切り替えられる。そうして、エンジン1が排気経路35、流入配管22及び流出配管23を通じて冷熱源19に圧縮空気を送り込むガス送込制御が実行される。その送り込まれた圧縮空気が膨張弁EVで膨張することにより、冷熱源19が冷却される。それにより、高熱源40と冷熱源19との温度差によって、熱電素子32は発電する。
図4の(d)に示すように、オイルポンプモータ13(油圧モータとして機能)の作動時(力行補助時)には、オイルポンプモータ13が、高圧蓄圧器14に蓄えられた高圧オイルの吐出力によって駆動輪5を駆動し、高圧蓄圧器14のオイルが低圧リザーバ15に戻される。
その時に、制御装置20により、低圧リザーバ15のガス室GRと冷熱源19とを接続する状態に第2切替弁SV2が切り替えられる。そうすることにより、低圧リザーバ15から圧縮空気を取り出し冷熱源19に送り込むガス取出制御が実行される。その送り込まれた圧縮空気が膨張弁EVで膨張することにより、冷熱源19が冷却される。それにより、高熱源40と冷熱源19との温度差によって、熱電素子32は発電する。
エンジン1のアイドル運転時(停車時)であって、触媒装置36が非活性状態にあるとき(触媒装置36の温度が所定温度よりも低いとき)には、制御装置20により、熱電素子32によって発電された電力を触媒装置36に供給する給電制御が実行される。
それ以外の時には、熱電素子32によって発電された電力をバッテリ31に蓄電する蓄電制御が実行される。
すなわち、この回生システムERSでは、低圧リザーバ15に収容されている緩衝用の圧縮空気を、冷熱源19を冷却する熱源として利用するため、エネルギー回収効率に優れた自動車を実現できる。
それにより減少する低圧リザーバ15の圧縮空気は、減速回生時に、駆動輪5から回収されるエネルギーで作動するエンジン1によって補充される。従って、エネルギーを大きく損なうことなく、優れたエネルギー回収効率を維持できる。
回生システムERSを制御するために、これら装置には、各種センサが設置されている。例えば、低圧リザーバ15には、その内圧を計測する圧力センサSPが設置されている。
自動車Cの運転中は、センサSPの計測値が、制御装置20に出力されるようになっており、制御装置20は、この計測値に基づいて回生システムERSを制御する。
図5に、その制御の一例を示す。
アクセルの踏み込みが無くなって減速回生が開始されると、制御装置20は、駆動輪5の動力がエンジン1及びオイルポンプモータ13に入力される状態に駆動機構33,34を切り替え、スロットル17を全開し、また、エンジン1と流入配管22側とを接続する状態に第1切替弁SV1を切り替える(ステップS1)。
そして、制御装置20は、圧力センサSPの計測値(低圧リザーバ15の内圧)により、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P以下であるか否かをチェックする(ステップS2)。
低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P以下である場合(低圧リザーバ15に圧縮空気が充分にない場合)には(ステップS2でYES)、制御装置20は、排気経路35と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に第2切替弁SV2を切り替え、エンジン1から低圧リザーバ15に圧縮空気を送り込む加圧制御を実行する(ステップS3)。
一方、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力Pよりも高い場合(低圧リザーバ15に圧縮空気が充分にある場合)には(ステップS2でNO)、制御装置20は、排気経路35と冷熱源19とを接続する状態に第2切替弁SV2を切り替え、エンジン1から冷熱源19に圧縮空気を送り込むガス送込制御を実行する(ステップS4)。
それにより、冷熱源19が冷却される。その結果、高熱源40と冷熱源19との温度差により、熱電素子32は発電する。
また、冷熱源19との熱交換により、高熱源40を流れる冷却水は冷却される。その結果、ラジエーター39の冷却負担が軽減されるため、ラジエーター39の小型化等が実現できる。
そして、制御装置20は、減速回生が終了したか否かをチェックする(ステップS5)。 減速回生が終了した場合には(ステップS5でYES)、制御装置20は、制御を終了する。
一方、減速回生が継続している場合には(ステップS5でNO)、制御装置20は、制御をステップS2に戻す。
この自動車Cによれば、排熱と、低圧リザーバ15の圧縮空気とを効率よく利用して発電できるため、エネルギー回収効率を向上させることができる。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、制御装置20が、減速回生時に、駆動輪5の動力をエンジン1に入力して、エンジン1から排気経路35を介して低圧リザーバ15に圧縮空気を送り込むことで、低圧リザーバ15を加圧する加圧制御を実行するので、低圧リザーバ15に圧縮空気を送り込む装置を別途設置することなく、減速回生時に低圧リザーバ15から高圧蓄圧器14にオイルを送り込むことができる。そのため、減速回生時に低圧リザーバ15から高圧蓄圧器14にオイルを送り込む機能を維持しながら、回生システムERSをコンパクト化することができる。
また、制御装置20が、加圧制御では、スロットル17を全開するので、ポンピングロスが低減する。そのため、減速回生時に低圧リザーバ15を充分に加圧することができ、オイルポンプモータ13の減速回生量を増加させることができる。
また、制御装置20が、減速回生時であって、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力Pよりも高いときに、駆動輪5の動力をエンジン1に入力して、エンジン1の排気経路35と冷熱源19とを接続する状態に第2切替弁SV2を切り替え、エンジン1から排気経路35を介して冷熱源19に圧縮空気を送り込むことで、送り込まれ圧縮空気が膨張弁EVで膨張して、冷熱源19が冷却されるので、熱電素子32が、減速回生時であって、低圧リザーバの内圧が高圧であるときに、高熱源40と冷熱源19との温度差によって発電する。
また、エンジン1からの圧縮空気を冷却する熱交換器24が、低圧リザーバ15のガス室GRとエンジン1の排気経路35との間に設置されているので、熱交換器24によってエンジン1から低圧リザーバ15に送り込まれ圧縮空気が冷却され、この圧縮空気の冷却によって圧縮空気の体積が小さくなる。そのため、エンジン1からの圧縮空気を低圧リザーバ15に効率良く充填することができる。
また、制御装置20が、力行補助時に、低圧リザーバ15のガス室GRと冷熱源19とを接続する状態に第2切替弁SV2を切り替え、低圧リザーバ15から圧縮空気を取り出し冷熱源19に送り込むことで、送り込まれた圧縮空気が膨張弁EVで膨張して、冷熱源19が冷却されるので、熱電素子32が、力行補助時に、高熱源40と冷熱源19との温度差によって発電する。つまり、減速回生時に低圧リザーバ15を加圧する加圧制御を実行するので、力行補助時に熱電素子32によって発電するために低圧リザーバ15から圧縮空気を取り出すことができる。
また、制御装置20が、電気加熱式の触媒装置36が非活性状態にあるときに、熱電素子32によって発電された電力を触媒装置36に供給するので、熱電素子32によって発電された電力により触媒装置36が早期に活性化される。
なお、本実施形態では、触媒装置36を電気加熱式の触媒装置としたが、例えば、通常の触媒装置としてもよい。
−変形例1−
本変形例は、触媒装置36が非活性状態にあるときに、エンジン1の点火時期を遅角させる点等が実施形態1と異なっているが、その他の点については、実施形態1と同様の構成である。
図6に、本変形例の回生システムERSを実装した自動車Cの概要を示す。なお、基本的構成は、図1及び図3に示した自動車と同じであるため、同じ機能の構成には同じ符号を用いてその説明は省略する。図6では、第1切替弁SV1、第2切替弁SV2、冷熱源19、バッテリ31、熱電素子32、排気経路35、高熱源40などの図示を省略する。
トランスミッション3と連結機構11との間には、駆動輪クラッチ10が設置されている。
触媒装置36が非活性状態にある場合には、エンジン1のアイドル運転時(停車時)に、制御装置20により、エンジンクラッチ2及びモータクラッチ12が繋げられ、駆動輪クラッチ10が切られる。そうして、オイルポンプモータ13(油圧モータとして機能)が、高圧蓄圧器14に蓄えられた高圧オイルの吐出力によって、エンジン1をその要求トルクを満足するように駆動し、高圧蓄圧器14のオイルが低圧リザーバ15に戻される。
その時に、エンジン1の点火時期を遅角させる遅角制御が実行される。それにより、排気の温度は上昇し、触媒装置36(図3を参照)は活性化(暖機)される。
触媒装置36が非活性状態にある場合には、エンジン1の作動時(力行補助時、力行時、定速走行時)に、制御装置20により、エンジンクラッチ2及び駆動輪クラッチ10が繋げられ、自動車Cの要求トルク等に基づいてエンジン1の点火時期を進角させる進角制御(トルクアップ制御)が実行される。
触媒装置36が非活性状態にある場合には、減速回生時に、制御装置20により、エンジンクラッチ2、駆動輪クラッチ10及びモータクラッチ12が繋げられる。そうして、オイルポンプモータ13(オイルポンプとして機能)により、低圧リザーバ15から高圧蓄圧器14にオイルが送り込まれる。また、エンジン1が駆動輪5の動力によって駆動され、エンジン1の遅角制御が実行される。それにより、排気の温度は上昇し、触媒装置36は活性化される。
触媒装置36が活性状態になった場合(触媒装置36の温度が所定温度以上になった場合)には、エンジン1の作動時に、エンジン1の点火時期を通常時期にする通常制御が実行される。
−効果−
以上より、本変形例によれば、実施形態1と同様の効果が得られる。
また、制御装置20が、触媒装置36が非活性状態にある場合であって、エンジン1のアイドル運転時に、エンジン1をオイルポンプモータ13の動力によって駆動させるので、オイルポンプモータ13を利用して、触媒装置36が早期に活性されながら、燃費が低減される。
−変形例2−
本変形例は、アイドリングストップ時に、オルタネーター7及びコンプレッサー8がオイルポンプモータ13の動力によって駆動される点等が実施形態1と異なっているが、その他の点については、実施形態1と同様の構成である。
図7に、本変形例の回生システムERSを実装した自動車Cの概要を示す。なお、基本的構成は、図1及び図3に示した自動車と同じであるため、同じ機能の構成には同じ符号を用いてその説明は省略する。図7では、第1切替弁SV1、第2切替弁SV2、冷熱源19、バッテリ31、熱電素子32、排気経路35、高熱源40などの図示を省略する。
エンジン1は、アイドリングストップ機能を有している。エンジン1は、所定時に気筒の一部又は全部を休止させる機能を有する気筒休止エンジンである。エンジン1の出力軸は、ベルト6を介してオルタネーター7に、ベルト6及びクラッチ(不図示)を介して空調用のコンプレッサー8に連結されている。オルタネーター7は、ACC(アクセサリ用電源)及びバッテリ9に接続されている。ACCは、オルタネーターの停止時に、オルタネーター7バッテリ10によって作動される。
トランスミッション3と連結機構11との間には、駆動輪クラッチ10が設置されている。
アイドリングストップ時には、制御装置20により、エンジンクラッチ2及びモータクラッチ12が繋げられ、駆動輪クラッチ10が切られる。そうして、オイルポンプモータ13(油圧モータとして機能)が、高圧蓄圧器14に蓄えられた高圧オイルの吐出力によって、自動車Cの要求電力やコンプレッサー8の駆動要求を満足するようにエンジン1を駆動し、高圧蓄圧器14のオイルが低圧リザーバ15に戻される。
その時に、オルタネーター7がエンジン1及びベルト6を介してオイルポンプモータ13の動力によって駆動される。それにより、オルタネーター7は発電し、発電した電気をACCに供給する。冷房時であれば、コンプレッサー8側のクラッチが繋げられる。そうして、コンプレッサー8がエンジン1、ベルト6及びクラッチを介してオイルポンプモータ13の動力によって駆動される。また、気筒休止等によって、エンジン1のポンピングロスが抑制される。
−効果−
以上より、本変形例によれば、実施形態1と同様の効果が得られる。
また、制御装置20が、アイドリングストップ時に、オルタネーター7及びコンプレッサー8をオイルポンプモータ13の動力によって駆動させるので、アイドリングストップ時にもオルタネーター7及びコンプレッサー8が駆動される。
また、アイドリングストップ時に、オルタネーター7が駆動されるので、ACCがオルタネーター7によって作動される。そのため、バッテリ9の寿命を延ばすことができる。
(実施形態2)
本実施形態は、エンジン1が圧縮空気エンジンである点等が実施形態1と異なっているが、その他の点については、実施形態1と同様の構成である。
図8に、本実施形態の回生システムERSを実装した自動車Cの概要を示す。なお、基本的構成は、図1及び図3に示した自動車と同じであるため、同じ機能の構成には同じ符号を用いてその説明は省略する。
回生システムERSは、エンジン1、圧縮空気タンク51、オイルポンプモータ13、高圧蓄圧器14、低圧リザーバ15、第1開閉弁OV1、第2開閉弁OV2、第3開閉弁OV3、切替弁SV、制御装置20などで構成されている。
エンジン1は、気圧レベルが低圧リザーバ15の圧縮空気と同レベル(例えば、20気圧レベル)の圧縮空気によって駆動される圧縮空気エンジンである。
圧縮空気タンク51は、エンジン1に接続されていて、そこには、例えば300気圧レベルの圧縮空気が貯留されている。
第1開閉弁OV1は、圧縮空気タンク51に設置されている。第1開閉弁OV1は、開状態のときに、エンジン1と圧縮空気タンク51とを接続する。通常の第1開閉弁OV1は閉状態に制御されている。
高圧蓄圧器14には、耐圧性を有する容器14aと、その内部を自在にスライドするピストン14bとが備えられている。高圧蓄圧器14の内部は、ピストン14bによってオイル室ORとガス室GRとに区画されている。
高圧蓄圧器14には、ガス出入口14c及びオイル出入口14dが設置されている。ガス出入口14cは、その内部のガス室GRに連通しており、高圧蓄圧器14に空気を出入させる機能を有している。オイル出入口14dは、その内部のガス室GRに連通しており、高圧蓄圧器14にオイルを出入させる機能を有している。
第2開閉弁OV2は、高圧蓄圧器14のガス出入口14cに設置されている。第2開閉弁OV2は、開状態のときに、高圧蓄圧器14のガス室GRと圧縮空気タンク51又は切替弁SV側とを接続する。通常の第2開閉弁OV1は閉状態に制御されている。
第3開閉弁OV3は、高圧蓄圧器14のオイル出入口14dに設置されている。第3開閉弁OV3は、開状態のときに、高圧蓄圧器14のオイル室ORと低圧リザーバ15のオイル室OR(オイルポンプモータ13)とを接続する。通常の第3開閉弁OV3は閉状態に制御されている。
切替弁SVは、低圧リザーバ15のガス出入口15cに接続されているリザーバ配管61と、エンジン1の空気供給経路(圧縮空気タンク51からエンジン1に圧縮空気を供給する経路)及び排気経路(不図示)に接続されている流入出配管62と、第2開閉弁OV2(高圧蓄圧器14のガス出入口14c)に接続されている流入配管63と、に接続されている。切替弁SVは、エンジン1の空気供給経路又は排気経路と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態と、第2開閉弁OV2(高圧蓄圧器14のガス室14)と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態と、エンジン1の空気供給経路又は排気経路及び第2開閉弁OV2と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態と、に切り替える。図9の(a)に示すように、通常の切替弁SVは、流路を遮断する状態(閉止位置)に制御されている。
制御装置20は、自動車の減速回生や力行を総合的に制御する機能を有している。例えば、エンジン1やオイルポンプモータ13の駆動制御、第1〜第3開閉弁OV1〜OV3の開閉制御、切替弁SVの切替制御なども制御装置20によって行われる。
この回生システムERSでは、制御装置20により、減速回生時に、エンジン1による低圧リザーバ15への加圧が行えるように工夫されている。
図9の(b)に示すように、高圧蓄圧器14のオイルが上限に達していない場合には、減速回生時に、制御装置20により、駆動輪5の動力がエンジン1及びオイルポンプモータ13に入力される状態にエンジン1及びオイルポンプモータ13の駆動機構(エンジン1の駆動機構は、エンジンクラッチ2及びトランスミッション3などに相当。オイルポンプモータ13の駆動機構は、連結機構11及びモータクラッチ12などに相当)が切り替えられ、また、第3開閉弁OV3が開かれ、エンジン1の排気経路と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に切替弁SVが切り替えられる。そうして、オイルポンプモータ13(オイルポンプとして機能)により、低圧リザーバ15から高圧蓄圧器14にオイルが送り込まれる。また、エンジン1(加圧ポンプとして機能)が駆動輪5の動力によって駆動され、エンジン1が排気経路、流入出配管62及びリザーバ配管61を通じて低圧リザーバ15のガス室GRに圧縮空気(排気)を送り込む加圧制御が実行される。それにより、低圧リザーバ15の内圧は上昇する。
減速回生時に、高圧蓄圧器14の内圧が所定圧力P1以上に上昇していれば(高圧)、制御装置20により、第2開閉弁OV2が開かれ、第2開閉弁OV2と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に切替弁SVが切り替えられる。そうして、余剰圧力分の圧縮空気を高圧蓄圧器14から低圧リザーバ15に送り込む加圧制御が実行される。それにより、低圧リザーバ15の内圧は上昇する。
この時に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力よりも低下していれば(低圧)、制御装置20により、エンジン1の排気経路及び第2開閉弁OV2と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に切替弁SVが切り替えされ、エンジン1が低圧リザーバ15のガス室GRに圧縮空気を送り込む加圧制御も実行される。
図9の(c)に示すように、オイルポンプモータ13(油圧モータとして機能)の作動時(力行補助時)には、オイルポンプモータ13が、高圧蓄圧器14に蓄えられた高圧オイルの吐出力によって駆動輪5を駆動し、高圧蓄圧器14のオイルが低圧リザーバ15に戻される。
その時に、制御装置20により、第2開閉弁OV2が開かれる。そうして、圧縮空気タンク51から高圧蓄圧器14に圧縮空気を送り込む加圧制御が実行される。それにより、高圧蓄圧器15の内圧は上昇する。
図9の(d)に示すように、エンジン1の作動時(力行補助時、力行時、定速走行時)に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2以上に上昇していれば(高圧)、制御装置20により、エンジン1の空気供給経路と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に切替弁SVが切り替えられる。そうして、低圧リザーバ15からエンジン1に圧縮空気を送り込むエンジン駆動制御が実行される。その送り込まれた圧縮空気によって、エンジン1が駆動輪5を駆動する。
なお、所定圧力P2は、低圧リザーバ15の内圧がその圧力P2以上であれば、低圧リザーバ15からの圧縮空気によって、自動車Cの要求トルクを満足する圧力に設定され、例えば、20気圧レベルに設定される。
一方、エンジン1の作動時に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2よりも低下していれば(低圧)、制御装置20により、第1開閉弁OV1が開かれる。そうして、圧縮空気タンク51からエンジン1に圧縮空気を送り込むエンジン駆動制御が実行される。その送り込まれた圧縮空気によって、エンジン1が駆動輪5を駆動する。
回生システムERSを制御するために、これら装置には、各種センサが設置されている。例えば、高圧蓄圧器14には、その内圧を計測する第1圧力センサSP1が設置されている。低圧リザーバ15には、その内圧を計測する第2圧力センサSP2が設置されている。
自動車Cの運転中は、センサSP1,SP2の計測値が、制御装置20に出力されるようになっており、制御装置20は、この計測値に基づいて回生システムERSを制御する。
図10に、その制御の一例を示す。
図10のグラフは、自動車Cの走行パターンを表している。太線はオイルポンプモータ13が作動している期間を示している。細線はエンジン1が作動している期間を示している。
始動時には、第3開閉弁OV3が開かれ、力行補助により、駆動輪5はオイルポンプモータ13(油圧モータ)によって駆動される。その時に、第2開閉弁OV2も開かれ、圧縮空気タンク51から高圧蓄圧器14に圧縮空気が送り込まれるため、それに伴って高圧蓄圧器15の内圧が上昇する。
その後、速度がV1になるとエンジン1の駆動に切り替えられる(時間:t1)。その時に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2よりも低下しているため、第1開閉弁OV1が開かれ、圧縮空気タンク51からエンジン1に圧縮空気が送り込まれる。
その後、速度V1で所定時間(時間:t2)に達するまで走行する。
その後、減速して停止する(時間:t3)。その際、第3開閉弁OV3が開かれ、駆動輪5の動力がオイルポンプモータ13に入力される状態に駆動機構が切り替えられ、減速回生が行われる。その時に、駆動輪5の動力がエンジン1にも入力される状態に駆動機構が切り替えられ、エンジン1の排気経路と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に切替弁SVが切り替えられる。エンジン1が駆動し始めると、エンジン1から低圧リザーバ15のガス室GRに圧縮空気が送り込まれる。
その後、所定時間(時間:t4)に達するまで停止する。その時に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2以上に上昇していれば、エンジン1の空気供給経路と低圧リザーバ15のガス室GRとを接続する状態に切替弁SVが切り替えられ、低圧リザーバ15からエンジン1に圧縮空気が送り込まれる。一方、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2よりも低下していれば、第1開閉弁OV1が開かれ、圧縮空気タンク51からエンジン1に圧縮空気が送り込まれる。
その後、力行補助が行われる。その時に、圧縮空気タンク51から高圧蓄圧器14に圧縮空気が送り込まれる。
その後、速度がV2(<V1)になるとエンジン1の駆動に切り替えられる(時間:t5)。その時に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2以上に上昇しているため、低圧リザーバ15からエンジン1に圧縮空気が送り込まれる。
その後、速度V2で所定時間(時間:t6)に達するまで走行する。
その後、減速して停止する(時間:t7)。その際、減速回生が行われる。その時に、エンジン1から低圧リザーバ15のガス室GRに圧縮空気が送り込まれる。
その後、所定時間(時間:t8)に達するまで停止する。その時に、低圧リザーバ15又は圧縮空気タンク51からエンジン1に圧縮空気が送り込まれる。
その後、力行補助が行われる。その時に、圧縮空気タンク51から高圧蓄圧器14に圧縮空気が送り込まれる。
その後、速度がV2になるとエンジン1の駆動に切り替えられる(時間:t9)。その時に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2以上に上昇しているため、低圧リザーバ15からエンジン1に圧縮空気が送り込まれる。
その後、速度V2で所定時間(時間:t10)に達するまで走行する。その時に、低圧リザーバ15の内圧が所定圧力P2よりも低下しているため、圧縮空気タンク51からエンジン1に圧縮空気が送り込まれる。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、制御装置20が、減速回生時に、駆動輪5の動力をエンジン1に入力して、エンジン1から排気経路を介して低圧リザーバ15にアッシュ空気を送り込むことで、低圧リザーバ15を加圧する加圧制御を実行するので、低圧リザーバ15に圧縮空気を送り込む装置を別途設置することなく、減速回生時に低圧リザーバ15から高圧蓄圧器14にオイルを送り込むことができる。そのため、減速回生時に低圧リザーバ15から高圧蓄圧器14にオイルを送り込む機能を維持しながら、回生システムERSをコンパクト化することができる。
また、制御装置20が、エンジン1の作動時に、低圧リザーバ15からエンジン1に圧縮空気を送り込むことで、エンジン1を駆動させるので、低圧リザーバ15の圧縮空気を利用して、航続距離が延びる。
また、制御装置20が、力行補助時に、圧縮空気タンク51から高圧蓄圧器14に圧縮空気を送り込むので、圧縮空気タンク51の圧縮空気によって高圧蓄圧器14の内圧が上昇する。そのため、力行補助時に高圧蓄圧器14の全オイルを低圧リザーバ15に戻すことができる。
また、制御装置20が、減速回生時であって、高圧蓄圧器14の内圧が所定圧力P1よりも高いときに(高圧)、余剰圧力分の圧縮空気を高圧蓄圧器14から低圧リザーバ15に送り込むので、高圧蓄圧器14の余剰圧力によって低圧リザーバ15の内圧が上昇する。そのため、エンジン1の作動時に低圧リザーバ15からエンジン1に送り込む空気量を増加させることができる。
(その他の実施形態)
本発明の趣旨を逸脱しない限り、前記各実施形態の構成要素を任意に組み合わせてもよい。
以上説明したように、本発明に係る車両の回生システムは、減速回生時に低圧リザーバから高圧蓄圧器にオイルを送り込む機能を維持しながら、回生システムをコンパクト化することが必要な用途等に適用することができる。
1 エンジン
5 駆動輪
13 オイルポンプモータ
14 高圧蓄圧器
15 低圧リザーバ
16 吸気経路
17 スロットル
19 冷熱源
20 制御装置
24 熱交換器
32 熱電素子
35 排気経路
36 触媒装置
37 排熱回収装置
40 高熱源
51 圧縮空気タンク
C 自動車(車両)
ERS 回生システム
EV 膨張弁
OR オイル室
GR ガス室
SV2 第2切替弁(切替機構)

Claims (9)

  1. オイルポンプ及び油圧モータのいずれか一方として機能するオイルポンプモータと、当該オイルポンプモータを介して接続され、加圧下でオイル及びガスを貯留する高圧蓄圧器及び低圧リザーバとを備えた車両の回生システムであって、
    エンジンと、
    前記エンジンの駆動を制御する制御装置とを更に備え、
    前記低圧リザーバのガス室は、前記エンジンの排気経路に接続され、
    前記制御装置は、
    減速回生時に、駆動輪の動力を前記エンジンに入力して、当該エンジンから前記排気経路を介して前記低圧リザーバにガスを送り込むことで、当該低圧リザーバを加圧する加圧制御を実行するように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
  2. 請求項1記載の車両の回生システムにおいて、
    前記エンジンの吸気経路には、スロットルが設置され、
    前記制御装置は、
    前記加圧制御では、前記スロットルを全開するように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
  3. 請求項1又は2記載の車両の回生システムにおいて、
    前記エンジンの排気経路から排熱を回収する排熱回収装置と、
    前記排熱回収装置が回収する排熱によって加熱される高熱源と、
    膨張弁を有する冷熱源と、
    前記エンジンの排気経路と前記低圧リザーバのガス室とを接続する状態と、当該エンジンの排気経路と前記冷熱源とを接続する状態とに切り替える切替機構と、
    前記高熱源と前記冷熱源との間に設置され、温度差を利用して発電する熱電素子とを更に備え、
    前記制御装置は、
    前記切替機構も制御し、
    減速回生時であって、前記低圧リザーバの内圧が所定圧力よりも高いときに、前記駆動輪の動力を前記エンジンに入力して、前記エンジンの排気経路と前記冷熱源とを接続する状態に前記切替機構を切り替え、前記エンジンから前記排気経路を介して前記冷熱源にガスを送り込むことで、当該送り込まれガスが前記膨張弁で膨張して、前記冷熱源が冷却されるように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
  4. 請求項3記載の車両の回生システムにおいて、
    前記低圧リザーバのガス室と前記エンジンの排気経路との間に設置され、当該エンジンからのガスを冷却する熱交換器を更に備えたことを特徴とする車両の回生システム。
  5. 請求項1又は2記載の車両の回生システムにおいて、
    前記エンジンの排気経路から排熱を回収する排熱回収装置と、
    前記排熱回収装置が回収する排熱によって加熱される高熱源と、
    膨張弁を有する冷熱源と、
    前記エンジンの排気経路と前記低圧リザーバのガス室とを接続する状態と、当該低圧リザーバのガス室と前記冷熱源とを接続する状態とに切り替える切替機構と、
    前記高熱源と前記冷熱源との間に設置され、温度差を利用して発電する熱電素子とを更に備え、
    前記制御装置は、
    前記切替機構も制御し、
    力行時に、前記低圧リザーバのガス室と前記冷熱源とを接続する状態に前記切替機構を切り替え、前記低圧リザーバからガスを取り出し前記冷熱源に送り込むことで、当該送り込まれたガスが前記膨張弁で膨張して、前記冷熱源が冷却されるように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
  6. 請求項3又は5記載の車両の回生システムにおいて、
    前記エンジンの排気経路には、電気加熱式の触媒装置が設置され、
    前記制御装置は、
    前記熱電素子によって発電された電力の供給を制御し、
    前記触媒装置が非活性状態にあるときに、前記熱電素子によって発電された電力を前記触媒装置に供給するように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
  7. 請求項1記載の車両の回生システムにおいて、
    前記エンジンは、圧縮空気エンジンであり、
    前記制御装置は、
    前記エンジンの作動時に、前記低圧リザーバから前記エンジンに空気を送り込むことで、前記エンジンを駆動させるように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
  8. 請求項7記載の車両の回生システムにおいて、
    前記エンジンに接続され、圧縮空気を貯留する圧縮空気タンクを更に備え、
    前記高圧蓄圧器のガス室は、前記圧縮空気タンクに接続され、
    前記制御装置は、
    前記圧縮空気タンクの空気の供給も制御し、
    力行時に、前記圧縮空気タンクから前記高圧蓄圧器に空気を送り込むように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
  9. 請求項7又は8記載の車両の回生システムにおいて、
    前記高圧蓄圧器のガス室は、前記低圧リザーバのガス室に接続され、
    前記制御装置は、
    前記高圧蓄圧器から前記低圧リザーバへの空気の供給も制御し、
    減速回生時であって、前記高圧蓄圧器の内圧が所定圧力よりも高いときに、余剰圧力分の空気を前記高圧蓄圧器から前記低圧リザーバに送り込むように構成されていることを特徴とする車両の回生システム。
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