JP6155895B2 - 用紙重送検知方法及び用紙重送検知装置 - Google Patents

用紙重送検知方法及び用紙重送検知装置 Download PDF

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Description

本発明は、超音波を使用して用紙の重送検知を行う用紙重送検知方法及び用紙重送検知装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置においては、排出された用紙に対してステープル処理を施すためのステープルフィニッシャ等の後処理装置を備えることにより、作業効率の向上を図り得るようにすることが行なわれている。また、プリンタにより印刷された用紙にステープルをオフラインで効率よく行うためのオフライン型ステープルフィニッシャも提供されている。
排出された用紙に対してステープル処理を施すためのステープルフィニッシャでは、重送、すなわち、互いに分離した2枚以上の用紙を重ね合わせたままの状態で搬送してしまうという事態が発生すると、無駄紙を発生させ、白紙で出てしまった紙を取り除くための労力を必要とするなどの問題があり、重送状態を検知する手段が搭載されている。
重送検知手段としては、従来より、発光用LEDなどからの光を受光素子で受けてその光量をある閾値と比較することにより用紙が1枚かどうかを判別する光検知方式や、超音波を用いて給紙が1枚なのか複数枚なのかを検知する超音波検知方式のものが知られている。
光検知方式では、予めプリントされた紙や色紙の場合に誤検知してしまうことがあるので、近年、超音波を用いた検知方式が用いられるようになっている。
超音波検知方式では、例えば、送信側超音波センサから出力した超音波信号を受信側超音波センサが受信し、受信した超音波信号のレベル(波高)に基づいて、給紙が1枚なのか複数枚なのかを検知する。すなわち、搬送路内を原稿が搬送されていない場合と、原稿が一枚だけ搬送されている場合と、原稿が二枚以上重なり合った状態、即ち重送状態で搬送されている場合とで、受信側超音波センサが受信する超音波信号の受信量は異なり、原稿の枚数が増えるほど受信量は低下するので、受信した超音波信号のレベルが閾値より高ければ給紙が一枚であると判断し、閾値より低ければ重送が生じたと判断する(例えば、特許文献1参照)。
また、超音波検知方式では、周囲からの反射波による誤検出の虞があるので、反射波の影響を除くため、受信側超音波センサが受信する超音波信号の強度が最大となるタイミングで受信信号の信号レベルをサンプリングして重送を判定することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、超音波検知方式では、検出対象の紙厚によって超音波センサの出力レベルに変動があり、例えば厚紙一枚を搬送することに対するセンサ出力レベルと薄紙二枚が重なり合った状態で搬送することに対するセンサ出力レベルが逆転してしまい、誤検出の虞があるので、超音波センサの感度・音圧バラツキなどによる超音波センサ出力変動がある場合にも確実に重送を検出できる閾値を設定することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平05−193786号公報 特開平07−318335号公報 特開2004−269241号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3等に記載された超音波検知方式の重送検知手段では、環境や外的要因(センサばらつき、基本用紙を用いたキャリブレーション(初期調整)を行ったとしても、シート厚み、弾性力、密度、環境温度、反射波、外来ノイズ)により超音波受信波は変化し、設定した絶対値(閾値)がその条件にならない可能性が出て来る問題があった。また、上記特許文献2のように、受信信号の整形波を微分回路で微分することにより、整形波のピークのタイミングを決定し、このピークのタイミングで整形波のピーク値をサンプル・ホールド回路によりホールドするようにしたのでは、上記タイミングを決定する際に外来ノイズの影響を受けやすいという問題点があった。
本発明は、上述の如き従来の実情に鑑みてなされたものであり、ピーク値だけを用いた用紙重送検知において発生していた厚紙一枚を搬送する際と薄紙二枚が重なりあった状態で搬送する際とでのセンサ出力レベルの逆転現象による誤検知や外来ノイズの影響による誤検知を生じることなく、薄紙から厚紙までの確実に重送判定を行うことができる用紙重送検知方法及び用紙重送検知装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
本発明では、超音波により用紙重送検知を行うにあたり、受信した超音波信号をピーク検波して、そのピーク検波信号の傾きにより用紙の重送判定を行う。
すなわち、本発明は、用紙重送検知方法であって、所定周波数のバースト駆動信号によって駆動される超音波発信手段により超音波信号を発信する超音波発信ステップと、上記超音波発信手段と用紙の搬送路を挟んで対向する位置に配置された超音波受信手段により上記超音波発信手段から発信された超音波信号を受信する超音波受信ステップと、上記超音波受信手段により得られる受信信号が上記所定周波数の信号成分を抽出する帯域通過フィルタ手段を介して供給される検波手段を上記バースト駆動信号の送信開始タイミングに基づいてリセットして放電状態としてから、上記検波手段により上記受信信号をピーク検波する検波ステップと、上記検波手段により得られるピーク検波信号について、サンプル・ホールド手段により、放電完了のタイミングとピークのタイミングの少なくとも2点のサンプル・ホールド値を得るサンプルホールドステップと、上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて、重送判定手段により、上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行う重送判定ステップとを有し、上記サンプル・ホールド値を得る上記放電完了のタイミングは、上記ピークのタイミングより前に設定され、用紙の重送状態において上記検波手段により得られるピーク検波信号の信号レベルが低下したことを上記重送判定手段において上記ピーク検波信号の傾きにより判定して、用紙の重送状態を検知することを特徴とする。
本発明に係る用紙重送検知方法において、上記サンプルホールドステップでは、例えば、上記サンプル・ホールド手段により、上記検波手段により得られるピーク検波信号について、放電完了のタイミングとピークのタイミングの間のタイミングを含む少なくとも3点のサンプル・ホールド値を得て、上記重送判定ステップでは、上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて、上記重送判定手段において上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行うものとすることができる。
また、本発明は、用紙重送検知装置であって、所定周波数のバースト駆動信号によって駆動され超音波信号を発信する超音波発信手段と、上記超音波発信手段と用紙の搬送路を挟んで対向する位置に配置された超音波受信手段と、上記超音波受信手段により得られる受信信号に含まれる上記所定周波数の信号成分を抽出する帯域通過フィルタ手段と、上記帯域通過フィルタ手段を通過した受信信号をピーク検波する検波手段と、上記検波手段により得られるピーク検波信号が供給されるサンプル・ホールド手段と、上記バースト駆動信号の送信開始タイミングに基づいて、上記検波手段をリセットして放電状態とし、上記サンプル・ホールド手段により、上記検波手段により得られるピーク検波信号について、放電完了のタイミングとピークのタイミングの少なくとも2点のサンプル・ホールド値を得る制御を行う制御手段と、上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行う重送判定手段とを備え、上記サンプル・ホールド値を得る上記放電完了のタイミングは、上記ピークのタイミングより前に設定され、用紙の重送状態において上記検波手段により得られるピーク検波信号の信号レベルが低下したことを上記重送判定手段において上記ピーク検波信号の傾きにより判定して、用紙の重送状態を検知することを特徴とする。
本発明に係る用紙重送検知装置において、上記制御手段は、例えば、上記サンプル・ホールド手段により、上記検波手段により得られるピーク検波信号について、放電完了のタイミングとピークのタイミングの間のタイミングを含む少なくとも3点のサンプル・ホールド値を得る制御を行い、上記重送判定手段は、上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行うものとすることができる。
さらに、本発明に係る用紙重送検知装置は、例えば、上記検波手段により得られるピーク検波信号の信号レベルを量子化してデジタル値に変換するアナログデジタル変換手段と、このアナログデジタル変換手段を介して上記ピーク検波信号の信号レベルを示すデジタル値が入力される演算処理手段を備え、上記演算処理手段は、上記サンプル・ホールド手段、制御手段及び重送判定手段として機能し、上記アナログデジタル変換手段を介して入力される上記ピーク検波信号の信号レベルを示すデジタル値を所定のタイミングで取り込み、上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行うものとすることができる。
本発明では、超音波により用紙重送検知を行うにあたり、受信した超音波信号をピーク検波して、そのピーク検波信号の傾きにより用紙の重送判定を行うので、従来のようにピーク値だけを用いた用紙重送検知において発生していた厚紙一枚を搬送する際と薄紙二枚が重なりあった状態で搬送する際とでのセンサ出力レベルの逆転現象による誤検知や外来ノイズの影響による誤検知を生じることなく、薄紙から厚紙までの確実に重送判定を行うことができる。
また、本発明では、センサばらつき、センサ間距離、環境温度などの外部要因により最大振幅の絶対値がばらついたとしても、検波手段のコンデンサに貯まる外的要因の影響を受けにくい電荷量の傾きを利用しているので、外的要因に対して従来よりも広くマージンが取れるのでキャリブレーション(初期調整)の必要がない。
本発明を適用したステープルフィニッシャの要部構成を模式的に示す断面図である。 上記ステープルフィニッシャの電気的な要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る用紙重送検知装置として上記ステープルフィニッシャに搭載した重送検知部の動作を示す波形図であり、搬送路を通過する用紙がない状態で重送検知処理を行った場合の各信号波形を(A)〜(F)に示している。 上記重送検知部の動作を示す波形図であり、搬送路を通過する用紙として薄紙を通過させた状態で重送検知処理を行った場合の各信号波形を(A)〜(F)に示している。 上記重送検知部の動作を示す波形図であり、搬送路を通過する用紙として厚紙を通過させた状態で重送検知処理を行った場合の各信号波形を(A)〜(F)に示している。 上記重送検知部の動作を示す波形図であり、搬送路を通過する用紙として薄紙を二枚重ねで通過させた状態で重送検知処理を行った場合の各信号波形を(A)〜(F)に示している。 上記超音波発信素子から発信される超音波信号を用紙に照射した場合の二次輻射の様子を模式的に示す図であり、超音波信号を1枚の用紙に照射した場合を(A)に示し、超音波信号を2枚重ねの用紙に照射した場合を(B)に示している。 上記重送検知部における重送判定信号を示す波形図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、例えば図1に示すような構成のステープルフィニッシャ100に適用される。
このステープルフィニッシャ100は、プリンタにより印刷された用紙10にステープルをオフラインで行うオフライン型のステープルフィニッシャであって、用紙10が載置される給紙テーブル110、上記給紙テーブル110上に載置された用紙10が給紙ローラ120Aにより1枚ずつ給紙され、給紙された用紙10を搬送ローラ120B,120Cにより搬送する第1の搬送路120、上記第1の搬送路120を介して搬送されてくる用紙10にステープル処理を施すステープル処理部130、上記ステープル処理部130によりステープル処理が施されたステープル処理済みの用紙10Aを搬送ローラ140A,140Bにより搬送して、排出口150から排出トレイ160上に排出する第2の搬送路154、上記第1の搬送路120に設けられた重送検知部170、これらの動作を制御する制御部180などを備える。
このステープルフィニッシャ100には、本発明に係る用紙重送検知装置が重送検知部170として搭載されている。
そして、このステープルフィニッシャ100の電気的な要部構成を図2のブロック図に示すように、上記制御部180は、ステープルフィニッシャ100全体の動作を制御するメインCPU180Aと重送検知部170の動作を制御するサブCPU180Bを備える。
上記メインCPU180Aは、操作部181と表示部182が接続されており、操作部181の操作による綴じ位置と綴じ枚数の設定を受け付けると、設定された綴じ位置と綴じ枚数を表示部182に表示し、この状態で操作部181の操作によるスタート命令を受け付けると、モータドライバ183を介してモータ190を駆動して、給紙テーブル110上に載置された用紙10を1枚ずつ第1の搬送路120を介してステープル処理部130に搬送し、設定された綴じ枚数の用紙10をステープル処理部130に搬送したら、上記ステープル処理部130を駆動してステープル処理を行い、ステープル処理済みの用紙10Aを第2の搬送路154を介して搬送して、排出口150から排出トレイ160上に排出する動作を繰り返す制御を行う。
このステープルフィニッシャ100における重送検知部170は、本発明に係る用紙重送検知装置であって、上記第1の搬送路120を挟んで対向する位置に配置された超音波発信素子20Aと超音波受信素子20Bを備える。
上記超音波発信素子20Aは、上記サブCPU180Bから出力される送信制御信号Sにより動作が制御される送信回路70に接続されており、上記送信制御信号Sに応じて上記送信回路70から出力される所定周波数(この例では、300kHz)のバースト駆動信号Sによって駆動され超音波信号Sを発信する超音波発信手段として機能する圧電超音波振動子からなる。
また、上記超音波受信素子20Bは、上記第1の搬送路120を挟んで対向する位置に配置された上記超音波発信素子20Aから発信される超音波信号Sを受信して超音波受信信号を出力する超音波受信手段として機能する圧電超音波振動子からなる。
この超音波受信素子20Bには、増幅回路30を介してバンドパスフィルタ(BPF)回路40が接続されている。
上記超音波受信素子20Bにより得られる超音波受信信号は、上記増幅回路30により増幅されてBPF回路40に供給される。
上記BPF回路40は、上記超音波受信素子20Bにより得られる超音波受信信号に含まれる上記所定周波数(この例では、300kHz)の信号成分を抽出する帯域通過フィルタ手段として機能する。
このBPF回路40には、検波回路50を介してアナログデジタル(A/D)変換回路60が接続されている。
この重送検知部170において、上記検波回路50は、上記BPF回路40を通過した超音波受信信号S信号をピーク検波する検波手段として機能するもので、ダイオードとコンデンサからなるピークホールド検波回路が用いられている。この検波回路50は、上記サブCPU180Bから出力されるリセット信号Sによりリセットして放電状態とされるようになっている。
また、上記A/D変換回路60は、上記検波回路50により得られるピーク検波信号Sの信号レベルを量子化してデジタル値に変換するアナログデジタル変換手段として機能する。
そして、上記A/D変換回路60は、上記サブCPU180Bが接続されており、ピーク検波信号の信号レベルに対応するデジタル値を上記サブCPU180Bに入力するようになっている。
ここで、図3は、第1の搬送路120を通過する用紙10がない状態で、上記重送検知部170において、重送検知処理を行った場合の各信号波形を(A)〜(F)に示している。
また、図4は、第1の搬送路120を通過する用紙10として薄紙を通過させた状態で、上記重送検知部170において、重送検知処理を行った場合の各信号波形を(A)〜(F)に示している。
また、図5は、第1の搬送路120を通過する用紙10として厚紙を通過させた状態で、上記重送検知部170において、重送検知処理を行った場合の各信号波形を(A)〜(F)に示している。
さらに、図6は、第1の搬送路120を通過する用紙10として用紙10として薄紙を二枚重ねで通過させた状態で、上記重送検知部170において、重送検知処理を行った場合の各信号S〜Sの波形を(A)〜(F)に示している。
この重送検知部170において、サブCPU180Bは、図3〜図6の(A)に示すように送信制御信号Sを出力して、図3〜図6の(B)に示すように送信回路70からバースト駆動信号Sを出力させる制御を行うとともに、図3〜図6の(C)に示すように上記バースト駆動信号Sの送信開始タイミングtに基づいてリセット信号Sを出力して、上記検波回路50をリセットして放電状態とする制御を行っている。
また、上記サブCPU180Bは、A/D変換回路60を介して入力される上記ピーク検波信号Sの信号レベルに対応するデジタル値を上記ピーク検波信号Sの少なくとも放電完了後のタイミングtとピークの2点のタイミングt取り込み、放電完了後のタイミングtで取り込んだ上記ピーク検波信号の信号レベルLを示すデジタル値、ピークのタイミングtで取り込んだ上記ピーク検波信号Sの信号レベルLのサンプル・ホールド値を示すデジタル値の差分で示される上記ピーク検波信号Sの傾きΔACを求め、求めた傾きにより上記第1の搬送路120を通過する用紙10の重送判定を行う重送判定手段として機能する。
上記A/D変換回路60を介して上記サブCPU180Bに入力される上記ピーク検波信号の信号レベルに対応するデジタル値の上記サブCPU180Bにおける取り込みタイミングを示すサンプル・ホールド(S/H)信号Sを図3〜図6の(D)に示すように、本実施の形態において、上記サブCPU180Bは、放電完了後のタイミングtとピークのタイミングt及びその間のタイミングtを含む3点における上記ピーク検波信号Sの信号レベルL,L,Lのサンプル・ホールド値を示すデジタル値を取り込み、上記3点における上記ピーク検波信号Sの信号レベルL,L,Lのサンプル・ホールド値を示すデジタル値に基づいて、一例として最小二乗法により上記ピーク検波信号Sの傾きΔABCを求め、求めた傾きΔABCにより上記第1の搬送路120を通過する用紙の重送判定を行っている。傾きを求める際には、最小二乗法に限ったものではなく、スプライン補完、ラグランジュ補完等の、その他補完法を用いても実現可能である。
すなわち、この重送検知部170では、上記増幅回路30により増幅された超音波受信信号をBPF回路40を通過させることにより、所定の周波数成分(この例では、300kHz)からなる図3〜図6の(E)に示すよう超音波受信信号Sを得て、上記検波回路50にて上記超音波受信信号Sをピーク検波することにより得られる図3〜図6の(F)に示すようなピーク検波信号Sについて、上記サブCPU180Bは、放電完了後のタイミングtとピークのタイミングtの及びその間のタイミングtを含む3点における上記ピーク検波信号Sの信号レベルL,L,Lをサンプル・ホールドするサンプル・ホールド手段として機能し、さらに、上記3点における上記ピーク検波信号Sの信号レベルL,L,Lのサンプル・ホールド値を示すデジタル値に基づいて最小二乗法により上記ピーク検波信号の傾きΔABCを求め、求めた傾きΔABCにより上記第1の搬送路120を通過する用紙の重送判定を行う重送判定手段として機能する。
第1の搬送路120を通過する用紙10がない状態で、上記重送検知部170において重送検知処理を行った場合、上記超音波受信素子20Bは、上記第1の搬送路120を挟んで対向する位置に配置された上記超音波発信素子20Aから発信される超音波を直接受信することになるので、得られる超音波受信信号の信号レベルが急峻にピーク値まで上昇して高いピーク値となり、図3の(F)に示すようなピーク検波信号Sが上記検波回路50にて得られる。
第1の搬送路120を1枚の用紙10が通過する状態で、上記重送検知部170において重送検知処理を行った場合、上記超音波受信素子20Bは、上記超音波発信素子20Aから発信される超音波が上記第1の搬送路120を通過する用紙10に照射されることにより、上記用紙10が超音波振動することによる二次輻射として発生される超音波信号S’を受信することになり、上記検波回路50にて得られるピーク検波信号Sの信号レベルは、振動し易い薄紙の用紙10では、図4の(F)に示すように速やかにピーク値まで上昇し、振動し難い厚紙の用紙10では、図5の(F)に示すように緩やかピーク値まで上昇する。
これに対して、第1の搬送路120を用紙10が2枚重ねで通過する状態で、上記重送検知部170において重送検知処理を行った場合、2枚重ねの用紙10の間に空気層の空間があり、1枚目の用紙10の振動による二次輻射として発生される超音波信号S2’より2枚目の用紙10を振動させるパワーは極めて小さくなり、上記超音波受信素子20Bにより受信される超音波信号は雑音レベルまで低下してしまい、図の()に示すように、上記検波回路50にて得られるピーク検波信号S5にピークは現れない。
すなわち、上記超音波発信素子20Aから発信される超音波信号Sを1枚の用紙10に照射した場合、図7の(A)に示すように、上記用紙10が超音波振動することによる二次輻射として超音波信号S’が発生されるが、上記超音波発信素子20Aから発信される超音波を2枚重ねの用紙10に照射した場合、図7の(B)に示すように、1枚目の用紙10の振動による二次輻射として発生された超音波S’が2枚目の用紙10の紙面に当たると同時に反射・干渉を起こして、用紙10の厚さに関係なく2枚目の用紙10を振動させるパワーは極めて小さくなってしまい、2枚目の用紙10では二次輻射が発生しない。
上記重送検知部170では、判定対象の用紙10の厚さに対応したピーク検波信号Sの傾きΔABCの閾値を設定を用いて、上記ピーク検波信号Sの傾きΔABCを判定することにより、従来のようにピーク値だけを用いた用紙重送検知において発生していた厚紙一枚と薄紙二枚の逆転現象による誤検知や外来ノイズの影響による誤検知を生じることなく、薄紙から厚紙までの確実に重送判定を行い、例えば図8に示すように、重送状態をローレベルで示す重送判定信号Sを得ることができる。
すなわち、この重送検知部170では、所定周波数(この例では、300kHz)のバースト駆動信号Sによって駆動される超音波発信素子20A(超音波発信手段)により超音波を発信し、上記超音波発信素子20Aと第1の搬送路120を挟んで対向する位置に配置された超音波受信素子20B(超音波受信手段)により上記超音波発信素子20Aから発信された超音波信号Sを受信し、上記超音波発信素子20Aにより得られる受信信号が上記所定周波数の信号成分を抽出するBPF回路40(帯域通過フィルタ手段)を介して供給される検波回路50(検波手段)を上記バースト駆動信号Sの送信開始タイミングに基づいてリセットして放電状態としてから、上記検波回路50により上記受信信号をピーク検波し、上記検波回路50により得られるピーク検波信号Sについて、サブCPU180B(サンプルホールド手段)により、放電完了のタイミングとピークのタイミングの少なくとも2点のサンプル・ホールド値を得て、得られたサンプル・ホールド値に基づいて、サブCPU180B(重送判定手段)により、上記ピーク検波信号Sの傾きを求め、求めた傾きにより上記第1の搬送路120を通過する用紙10の重送判定を行い、上記第1の搬送路120を通過する用紙10が重送状態の場合に上記検波回路50により得られるピーク検波信号Sの信号レベルが低下したことを上記サブCPU180Bにおいて上記ピーク検波信号Sの傾きにより判定して、用紙10の重送状態を検知している。
そして、上記サブCPU180Bは、上記メインCPU180Aに重送判定の結果を出力しており、上記第1の搬送路120を通過する用紙10が重送状態になっていると判定した場合には、上記メインCPU180Aにより上記第1の搬送路120による用紙10を搬送を停止するとともに、 重送状態になっていることを表示部172に表示する制御を行った後、上記第1の搬送路120を逆送させて、上記第1の搬送路120上の用紙10を上記給紙テーブル110に戻す制御を行う。
また、上記重送検知部170では、超音波発信素子20Aや超音波受信素子20Bの特性のばらつきセンサ間距離、環境温度などの外部要因により上記超音波受信素子20Bで得られる超音波受信信号の最大振幅の絶対値がばらついたとしても、検波手段のコンデンサに貯まる外的要因の影響を受けにくい電荷量の傾きを利用して重送判定を行うことにより、外的要因に対して従来よりも広くマージンを取ることができ、個別にキャリブレーション(初期調整)を行う必要がない。
なお、以上説明した本発明の実施の形態では、本発明をオフライン型のステープルフィニッシャ100に適用したが、本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に搭載されるステープルフィニッシャに適用することもでき、また、ステープル機能を発明の構成要件とするものでもなく、用紙を1枚ずつ搬送する用紙搬送装置に適用することにより用紙の重送検知を行うことができる。
ここで、空気を伝搬する超音波の強度は、回折現象により球面状に拡散する拡散損失と、媒質にエネルギーを吸収される吸収損失によって、伝搬距離が長くなるほど減衰し、超音波の周波数が高くなるほど減衰率が大きくなり、到達距離が短くなる。
そして、300kHz未満の低い周波数では、可聴領域に重なってしまい、また、分解能が得られないばかりでなく、超音波振動子が大きくなってしまう。
また、300kHz以上の高い周波数では、超音波の到達距離が短くなってしまい、超音波受信素子20Bにより得られる超音波受信信号を用いて重送判定を行うためには、超音波受信信号が供給される回路側で利得帯域幅積・スルーレートの大きな演算増幅器を必要とするなど、コトアップの要因となってしまう。
そこで、上記重送検知部170では、バランスの良い周波数である300kHzの超音波を用いているが、本発明において、必ずしも300kHzの超音波を用いる必要はない。
また、図1に示すように、重送検知部170を、搬送ローラ120Aを通過した直後の位置に配置することで、重送が発生した時に、用紙の搬送経路の上流側で重送を検知できるため、ユーザーが用紙の除去を行いやすくする効果がある。また、重送した状態で画像形成装置の本体内部に用紙が搬送されてしまうことによる、紙詰まりの発生を防止するという効果が期待できる。
10 用紙、10A 用紙、20A 超音波発信素子、20B 超音波受信素子、30 増幅回路、40 バンドパスフィルタ(BPF)回路、50 検波回路、60 アナログデジタル(A/D)変換回路、100 ステープルフィニッシャ、110 給紙テーブル、120A 給紙ローラ、120B,120C 搬送ローラ、120 第1の搬送路、130 ステープル処理部、140A,140B 搬送ローラ、150 排出口、154 第2の搬送路、160 排出トレイ、170 重送検知部、180 制御部、180A メインCPU、180B サブCPU、181 操作部、182 表示部、183 モータドライバ、190 モータ

Claims (5)

  1. 所定周波数のバースト駆動信号によって駆動される超音波発信手段により超音波信号を発信する超音波発信ステップと、
    上記超音波発信手段と用紙の搬送路を挟んで対向する位置に配置された超音波受信手段により上記超音波発信手段から発信された超音波信号を受信する超音波受信ステップと、
    上記超音波受信手段により得られる受信信号が上記所定周波数の信号成分を抽出する帯域通過フィルタ手段を介して供給される検波手段を上記バースト駆動信号の送信開始タイミングに基づいてリセットして放電状態としてから、上記検波手段により上記受信信号をピーク検波する検波ステップと、
    上記検波手段により得られるピーク検波信号について、サンプル・ホールド手段により、放電完了のタイミングとピークのタイミングの少なくとも2点のサンプル・ホールド値を得るサンプルホールドステップと、
    上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて、重送判定手段により、上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行う重送判定ステップと
    を有し、
    上記サンプル・ホールド値を得る上記放電完了のタイミングは、上記ピークのタイミングより前に設定され、
    用紙の重送状態において上記検波手段により得られるピーク検波信号の信号レベルが低下したことを上記重送判定手段において上記ピーク検波信号の傾きにより判定して、用紙の重送状態を検知することを特徴とする用紙重送検知方法。
  2. 上記サンプルホールドステップでは、上記サンプル・ホールド手段により、上記検波手段により得られるピーク検波信号について、放電完了のタイミングとピークのタイミングの間のタイミングを含む少なくとも3点のサンプル・ホールド値を得て、
    上記重送判定ステップでは、上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて、上記重送判定手段において上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行うことを特徴とする請求項1記載の用紙重送検知方法。
  3. 所定周波数のバースト駆動信号によって駆動され超音波信号を発信する超音波発信手段と、
    上記超音波発信手段と用紙の搬送路を挟んで対向する位置に配置された超音波受信手段と、
    上記超音波受信手段により得られる受信信号に含まれる上記所定周波数の信号成分を抽出する帯域通過フィルタ手段と、
    上記帯域通過フィルタ手段を通過した受信信号をピーク検波する検波手段と、
    上記検波手段により得られるピーク検波信号が供給されるサンプル・ホールド手段と、
    上記バースト駆動信号の送信開始タイミングに基づいて、上記検波手段をリセットして放電状態とし、上記サンプル・ホールド手段により、上記検波手段により得られるピーク検波信号について、放電完了のタイミングとピークのタイミングの少なくとも2点のサンプル・ホールド値を得る制御を行う制御手段と、
    上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行う重送判定手段と
    を備え、
    上記サンプル・ホールド値を得る上記放電完了のタイミングは、上記ピークのタイミングより前に設定され、
    用紙の重送状態において上記検波手段により得られるピーク検波信号の信号レベルが低下したことを上記重送判定手段において上記ピーク検波信号の傾きにより判定して、用紙の重送状態を検知することを特徴とする用紙重送検知装置。
  4. 上記制御手段は、上記サンプル・ホールド手段により、上記検波手段により得られるピーク検波信号について、放電完了のタイミングとピークのタイミングの間のタイミングを含む少なくとも3点のサンプル・ホールド値を得る制御を行い、
    上記重送判定手段は、上記サンプル・ホールド手段により得られるサンプル・ホールド値に基づいて上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行うことを特徴とする請求項3記載の用紙重送検知装置。
  5. 上記検波手段により得られるピーク検波信号の信号レベルを量子化してデジタル値に変換するアナログデジタル変換手段と、
    このアナログデジタル変換手段を介して上記ピーク検波信号の信号レベルを示すデジタル値が入力される演算処理手段を備え、
    上記演算処理手段は、上記サンプル・ホールド手段、制御手段及び重送判定手段として機能し、上記アナログデジタル変換手段を介して入力される上記ピーク検波信号の信号レベルを示すデジタル値を所定のタイミングで取り込み、上記ピーク検波信号の傾きを求め、求めた傾きにより上記搬送路を通過する用紙の重送判定を行うことを特徴とする請求項3又は請求項4の何れか1項に記載の用紙重送検知装置。
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