JP6155298B2 - インシュレータ - Google Patents

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Description

この発明は、複数の電磁鋼板が積層されてなるステータコアと、コイル導線との間を電気的に絶縁するインシュレータに関するものである。
従来、回転電機に組み込まれるステータにおいては、電磁鋼板を軸方向に複数積層して構成されるステータコアのティース部と、該ティース部に巻回されるコイル導線との間に樹脂製のインシュレータを介在させて、ステータコアとコイル導線との間の電気的絶縁性を確保している。
ところで、ステータにおいては、回転電機の起磁力を高めるうえでコイル導線の占積率が重要となる。このため、インシュレータを薄肉化することが有効となる。しかしながら、インシュレータは通常、樹脂で成形されるため、インシュレータの全体の肉厚を薄肉にするのには限界があった。そこで、インシュレータの一部を絶縁フィルムや絶縁紙等の絶縁シートによって形成したインシュレータが開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1及び2に記載のインシュレータは、絶縁フィルムから構成された筒状の胴部と、インサート成形によって胴部の両端部に一体成形された樹脂製の鍔部とを備えて構成される。これらのインシュレータでは、ティース部の周囲を覆う胴部を薄肉の絶縁フィルムによって構成することで、ティース部に巻回されるコイル導線の占積率を高めている。
国際公開第2013/133337号 特開2011−234537号公報
ところで、電磁鋼板等を軸方向に複数積層して構成されるステータコアは、積層方向の寸法のばらつきが避けられない。特許文献1に記載のインシュレータは、周方向に組み付けられる略U字状に形成された一対の分割片から構成されるため、積層方向の寸法のばらつきを吸収することはできない。そのため、分割鉄心の積層方向の厚みのばらつきを考慮して、ばらつきによって積厚が最も大きくなった場合でもインシュレータを装着できるように、予めインシュレータの積層方向の長さに余裕を持たせて形成する必要がある。この場合、コイル導線を巻回した際に、コイル導線の張力によって隙間が生じた部分でインシュレータが押し潰されて、絶縁フィルムが損傷してしまい、回転電機の性能に悪影響を及ぼす虞がある。
また、特許文献2には、一実施形態として絶縁フィルムをインサート成形金型内に配置しインサート成形を行うことによって、絶縁フィルムからなる胴部と樹脂製の鍔部とが一体となったインシュレータが開示されているが、この場合も、特許文献1と同様に、積層方向の寸法のばらつきを吸収することはできない。
また、特許文献2には、他の実施形態として、積層方向に組み付けられる略U字状に形成された一対の分割片から構成されるインシュレータが開示されている。このインシュレータでは、積層方向の寸法のばらつきを吸収できるものの、分割片の嵌合部が隣り合うティース部の周方向端面間に形成されるコイル導線配置領域の上下方向に位置することとなる。また、嵌合部で双方の分割片をオーバーラップさせる必要があるため、オーバーラップする部分では厚みが大きくなってしまい、コイル導線の占積率が低下してしまう虞がある。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイル導線の占積率を高めると共に、積層方向の寸法のばらつきを吸収でき、ステータコアに容易に組付けることができるインシュレータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
磁性を有する複数のプレート(例えば、後述の実施形態における電磁鋼板52)が積層されたステータコア(例えば、後述の実施形態における分割コア51)において径方向に延びるティース部(例えば、後述の実施形態におけるティース部54)と、該ティース部に巻回されるコイル導線(例えば、後述の実施形態におけるコイル導線2)との間に介在するインシュレータ(例えば、後述の実施形態におけるインシュレータ10)であって、
樹脂成形部(例えば、後述の実施形態における樹脂成形部13,23)と、該樹脂成形部に接続される絶縁シート(例えば、後述の実施形態における絶縁シート14,24)と、を有する一対の分割片(例えば、後述の実施形態における第1インシュレータ片10A、第2インシュレータ片10B)を組み付けることで構成され、
一対の前記分割片は、それぞれ前記ティース部の周方向端面(例えば、後述の実施形態における周方向端面54R,54L)の少なくとも一部を覆うように前記絶縁シートが配置された側面部(例えば、後述の実施形態における側面部11,21)と、前記ティース部の積層方向端面(例えば、後述の実施形態における積層方向端面54F,54B)に対向する正面部(例えば、後述の実施形態における正面部12,22)と、を有する略L字状に形成され、
一方の前記分割片に形成された第1係合部(例えば、後述の実施形態における矩形突起部18)と、他方の前記分割片に形成された第2係合部(例えば、後述の実施形態における矩形孔28)とが、積層方向に互いに相対移動可能な移動代を有して係合し、
前記第1係合部は、突起部(例えば、後述の実施形態における矩形突起部18)によって構成されており、
前記第2係合部は、溝部又は穴部(例えば、後述の実施形態における矩形孔28)によって構成されており、
前記第2係合部の積層方向の長さ(例えば、後述の実施形態における矩形孔の積層方向の長さA)は、前記第1係合部の積層方向の長さ(例えば、後述の実施形態における矩形突起部の積層方向の長さB)よりも長く形成されており、
前記第1係合部と前記第2係合部の係合により積層方向及び、該積層方向に直交する組付方向の移動を規制する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、
前記第1係合部及び前記第2係合部の少なくとも一方は、前記樹脂成形部に形成されている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記側面部及び前記正面部の少なくとも一方には鍔部(例えば、後述の実施形態における内径側鍔部15,25、外径側鍔部16,26)が立設されており、
前記第1係合部及び前記第2係合部の少なくとも一方は、前記鍔部に形成されている。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明において、
前記鍔部は、内径側鍔部(例えば、後述の実施形態における内径側鍔部15,25)と外径側鍔部(例えば、後述の実施形態における外径側鍔部16,26)とを有し、
前記第1係合部は、一方の前記分割片の前記内径側鍔部と前記外径側鍔部とにそれぞれ形成され、
前記第2係合部は、他方の前記分割片の前記内径側鍔部と前記外径側鍔部とにそれぞれ形成されている。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、
一方の前記分割片の前記側面部には、前記正面部よりもさらに積層方向に延びる積層方向延設部(例えば、後述の実施形態における積層方向延設部15c,16c)を有する鍔部(例えば、後述の実施形態における内径側面鍔部15a、外径側面鍔部16a)が立設され、
他方の前記分割片の前記正面部には、前記側面部よりもさらに周方向に延びる周方向延設部(例えば、後述の実施形態における周方向延設部25d,26d)を有する鍔部(例えば、後述の実施形態における内径正面鍔部25b、外径正面鍔部26b)が立設され、
前記積層方向延設部と前記周方向延設部は、互いに重なり合う重合部を有するように組み付けられ、
前記第1係合部及び前記第2係合部は、前記重合部に形成されている。
請求項に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、
前記第2係合部の積層方向の長さと前記第1係合部の積層方向の長さとの差は、積層された前記複数のプレートの積厚のばらつき(例えば、後述の実施形態における積厚のばらつきΔ)よりも長くなるように形成されている。
請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、
一方の前記分割片の前記側面部と、他方の前記分割片の前記正面部とによって形成される角部、及び、一方の前記分割片の前記正面部と、他方の前記分割片の前記側面部とによって形成される角部には、組み付け時に嵌合する突起部(例えば、後述の実施形態における突起部19,29)及び溝部(例えば、後述の実施形態における溝部17,27)が設けられている。
請求項1の発明によれば、インシュレータが分割片同士を組み付けることで構成されるとともに、第1係合部と第2係合部が積層方向に相対移動可能な移動代を有して係合するので、ステータコアの積層方向の厚みがばらついた場合であっても、係合部において積層方向のばらつきを吸収することができる。このため、絶縁シートのしわや、破れなどの損傷が防止されてインシュレータをステータコアに容易に装着することができる。また、ティース部の周方向端面を絶縁シートが覆うように構成されているため、ティース部の周方向端面に面する位置におけるインシュレータの厚みを抑え、コイル導線の占積率を上げることができる。また、インシュレータは略L字形状の分割片を組み付けることで構成されるため、隣り合うティース部の周方向端面間に形成されるコイル導線配置領域から外れた位置に係合部を形成でき、オーバーラップする部分で厚みが大きくなった場合であっても、コイル導線の占積率が低下してしまうことを抑制できる。
また、第2係合部の積層方向の長さは、第1係合部の積層方向の長さよりも長く形成されているため、ステータコアを構成する複数のプレートの積厚にばらつきが存在する場合であっても、第1係合部と第2係合部の長さの差によって積厚のばらつきを吸収することができる。また、ステータコアに対して一対の分割片を容易に装着することができるとともに、一対の分割片を構成する絶縁シートの損傷を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、第1係合部又は第2係合部を樹脂成形によって容易に成形することができるため、一対の分割片を効率的に製造することができる。
請求項3の発明によれば、鍔部は、コイル導線の巻回される側面部又は正面部に対して立設されているため、コイル導線の巻回に対して影響の少ない位置に、第1係合部又は第2係合部を配置することができ、分割片に第1係合部又は第2係合部を設けたことによる、コイル導線の占積率の低下を抑制できる。
請求項4の発明によれば、より確実に、一対の分割片同士を固定することができる。
請求項5の発明によれば、一対の分割片をステータコアに装着した際に、第1係合部及び第2係合部を容易に係合させることができる。
請求項の発明によれば、溝部又は穴部によって構成される第2係合部の積層方向の長さと、第1係合部の積層方向の長さとの差は、積層された複数のプレートの積厚のばらつきよりも長くなるように形成されているため、ステータコアを構成する複数のプレートの積厚にばらつきが存在する場合であっても、第1係合部と第2係合部の長さの差によって確実に積厚のばらつきを吸収することができる。また、ステータコアに対して一対の分割片を容易に装着することができるとともに、一対の分割片を構成する絶縁シートの損傷を抑制することができる。
請求項の発明によれば、一方の分割片と他方の分割片とが接合する角部には、組み付け時に互いに嵌合する突起部及び溝部が設けられているので、角部においても所定の沿面距離を確保することができ、ステータコアとコイル導線とを確実に絶縁することができる。
本発明に係る回転電機の一実施形態のステータの正面図である。 図1のステータを構成するステータ片の分解斜視図である。 ステータ片の要部断面図である。 (a)は、第2インシュレータ片に形成された溝部を示す斜視図であり、(b)は、第1インシュレータ片に形成された突起部を示す斜視図である。 第1係合部と第2係合部との係合状態を示す要部拡大図である。 ステータコアの積厚のばらつきを吸収して組み付けられるインシュレータの要部拡大図であり、(a)は積厚が最大のときの溝部と突起部との係合状態、(b)は積厚が中間のときの溝部と突起部との係合状態、(c)は積厚が最小のときの溝部と突起部との係合状態を示す要部拡大図である。 第2インシュレータ片に形成された溝部と第1インシュレータ片に形成された突起部との嵌合状態を示す要部断面拡大図である。
以下、本発明のインシュレータ及びインシュレータが設けられる回転電機のステータの一実施形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
<ステータ>
図1は、本発明に係る回転電機の一実施形態のステータの正面図である。
この実施形態の回転電機は、電気自動車やハイブリッド車両の車両駆動と回生発電に用いられる三相交流式の回転電機であり、円環状のステータ1の内側には、図示しないロータが回転可能に配置されている。ロータは減速機構等を介して車両の車軸に動力伝達可能に連結されている。
ステータ1は、複数のコイル導線2を突極集中巻きで実装した円環状のステータ本体3と、そのステータ本体3が圧入固定される略円筒状のホルダ4を備え、ステータ本体3からホルダ4の径方向外側に引き出されたU相,V相,W相の各コイル導線2の給電側の端部に、それぞれ対応する相の給電端子5U,5V,5Wが接続されている。この実施形態においては、コイル導線2は横長の矩形断面の平角線が採用されている。
ステータ本体3は、ステータ片50が円環状に組み付けられて構成されている。円環状のステータコアを構成する各ステータ片50には、正面視が略扇状のインシュレータ10にコイル導線2が巻回されている。インシュレータ10に巻回された各コイル導線2の一端側は、各相毎にまとめられて対応する相の給電端子5U,5V,5Wに接続され、各コイル導線2の他端側は中点連結部6において相互に接続されている。したがって、この実施形態のステータ1においては、各相のコイル導線2がY字結線で接続されている。
<ステータ片>
図2を参照して、ステータ片50は、プレスにより打ち抜いた略T字状の電磁鋼板52を回転軸方向に複数枚積層して構成される分割コア51と、分割コア51を電気的に絶縁するインシュレータ10と、インシュレータ10を介して分割コア51に巻回されるコイル導線2と、を有する。
略T字状の分割コア51は、外径側において周方向に沿って延在するヨーク部53と、ヨーク部53から内径側に向かって延在するティース部54と、から構成される。また、ヨーク部53の周方向一端部には、略半円状の嵌合凹部55が形成され、ヨーク部53の周方向他端部には、嵌合凹部55に対応した略半円状の嵌合凸部56が形成されている。ヨーク部53の嵌合凹部55と嵌合凸部56とは、複数の分割コア51が円環状に配列されてステータコアを形成する際、互いに嵌合して各分割コア51を位置決めする。
<インシュレータ>
インシュレータ10は、略L字形に形成された第1インシュレータ片10Aと、第2インシュレータ片10Bと、を備え、第1インシュレータ片10Aと、第2インシュレータ片10Bとが、平面視で略ロの字形に組み付けられて構成される。
<第1インシュレータ片>
第1インシュレータ片10Aは、分割コア51のティース部54の一方の周方向端面54Rを覆う側面部11と、一方の積層方向端面54Fを覆う正面部12と、を備える。正面部12は樹脂成形部13からなり、側面部11は、後述する内径側鍔部15及び外径側鍔部16を構成する樹脂成形部13と、この樹脂成形部13に接続される絶縁シート14とから構成される。なお、側面部11及び正面部12の樹脂成形部13は、インサート成形により絶縁シート14と一体に形成される。
第1インシュレータ片10Aは、側面部11及び正面部12の内径側から立設された内径側鍔部15を備える。内径側鍔部15は、側面部11の内径側から周方向に立延される内径側面鍔部15aと、正面部12の内径側から積層方向に立設される内径正面鍔部15bとを有し、これらが一体に側面部11及び正面部12の外周側を囲むように形成されている。
また、第1インシュレータ片10Aは、側面部11及び正面部12の外径側から立設された外径側鍔部16を備える。外径側鍔部16は、側面部11の外径側から周方向に立設される外径側面鍔部16aと、正面部12の外径側から積層方向に立設される外径正面鍔部16bとを有し、これらが一体に側面部11及び正面部12の外周側を囲むように形成されている。更に、正面部12には、支持壁12aが径方向外方に延出して形成されている。なお、第1インシュレータ片10Aの支持壁12a及び外径正面鍔部16bは、各ステータ片50から引き出されたコイル導線2を給電端子5U,5V,5W及び中点連結部6まで案内するための案内部を兼ねている。
図4(b)も参照して、内径側面鍔部15a及び外径側面鍔部16aには、それぞれ正面部12と反対側の積層方向に延びる積層方向延設部15c,16cが形成されている。積層方向延設部15cは、その厚さの内径側部分が削除されて内径側面鍔部15aの略半分の厚さとなっている。積層方向延設部16cは、その厚みの外径側部分が削除されて外径側面鍔部16aの略半分の厚さとなっている。
積層方向延設部15cの下面、及び積層方向延設部16cの上面には、第1係合部である矩形突起部18が、それぞれ下方向、及び上方向に突出して形成されている(積層方向延設部15cの矩形突起部18は図示せず)。矩形突起部18は、平面視で矩形に形成されると共に、積層方向延設部15c,16cの周方向一方側から略直角に立ち上る(立ち下がる)縦壁18aと、縦壁18aの頂点から周方向他方に向かって傾斜する傾斜面18bと、で形成される略直角三角形の形状を有している。
また、内径正面鍔部15b及び外径正面鍔部16bには、側面部11と反対方向の周方向に延設される周方向延設部15d,16dが形成されている。周方向延設部15dは、その厚さの外径側部分が削除されて内径正面鍔部15bの略半分の厚さとなっている。周方向延設部16dは、その厚みの内径側部分が削除されて外径正面鍔部16bの略半分の厚さとなっている。
周方向延設部15dの上面、及び周方向延設部16dの下面には、第1係合部である矩形突起部18が、それぞれ上方向、及び下方向に突出して形成されている(周方向延設部16dの矩形突起部18は図示せず)。矩形突起部18の形状は、積層方向延設部15c,16cに設けられた矩形突起部18と同様に、周方向一方側に縦壁18aを有する略直角三角形の形状を有している。
図7も参照して、側面部11には、第1インシュレータ片10Aと第2インシュレータ片10Bとが組み付けられたとき、第2インシュレータ片10B(正面部22)が当接して角部を形成する位置に、内径側面鍔部15aと外径側面鍔部16aとを径方向に接続する突起部19が、第2インシュレータ片10B方向に突出して形成されている。また、正面部12の第2インシュレータ片10B側の端部には、内径正面鍔部15bと外径正面鍔部16bとを径方向に接続する略コの字形の溝部17が形成されている。
図3も参照して、側面部11の絶縁シート14は、略コの字形に折り曲げられて形成されており、内径側及び外径側の両端部が内径側面鍔部15a及び外径側面鍔部16aにインサート成形されることで、第1インシュレータ片10Aと一体に形成されている。絶縁シート14は、樹脂成形部13である内径側面鍔部15a及び外径側面鍔部16aよりも分割コア51側に配置される。これにより、第1インシュレータ片10Aが分割コア51に取り付けられたとき、ティース部54の一方の周方向端面54R及びヨーク部53の下面が絶縁シート14で覆われる。絶縁シート14としては、アラミド絶縁紙等の電気絶縁性と強度に優れたシート素材であることが望ましい。
<第2インシュレータ片>
第2インシュレータ片10Bは、分割コア51のティース部54の他方の周方向端面54Lを覆う側面部21と、他方の積層方向端面54Bを覆う正面部22と、を備える。正面部22は樹脂成形部23からなり、側面部21は、後述する内径側鍔部25及び外径側鍔部26を構成する樹脂成形部23と、この樹脂成形部23に接続される絶縁シート24とからなる。なお、側面部21及び正面部22の樹脂成形部23は、インサート成形により絶縁シート24と一体に形成される。
第2インシュレータ片10Bは、側面部21及び正面部22の内径側から立設された内径側鍔部25を備える。内径側鍔部25は、側面部21の内径側から周方向に立設される内径側面鍔部25aと、正面部22の内径側から積層方向に立設される内径正面鍔部25bとを有し、これらが側面部21及び正面部22の外周側を囲むように一体に形成されている。
また、第2インシュレータ片10Bは、側面部21及び正面部22の外径側から立設された外径側鍔部26を備える。外径側鍔部26は、側面部21の外径側から周方向に立設される外径側面鍔部26aと、正面部22の外径側から積層方向に立設される外径正面鍔部26bとを有し、これらが一体に側面部21及び正面部22の外周側を囲むように形成されている。
内径側面鍔部25a及び外径側面鍔部26aの正面部22と反対側には、それぞれ積層方向に延びる積層方向延設部25c、及び積層方向延設部26cが形成されている。積層方向延設部25cは、その厚さの内径側部分が削除されて内径側面鍔部25aの略半分の厚さとなっている。積層方向延設部26cは、その厚みの外径側部分が削除されて外径側面鍔部26aの略半分の厚さとなっている。積層方向延設部25c,26cには、それぞれ第2係合部である矩形孔28が形成されている。
また、図4(a)も参照して、内径正面鍔部25b及び外径正面鍔部26bには、側面部21と反対方向の周方向に延設される周方向延設部25d及び周方向延設部26dが形成されている。周方向延設部25dは、その厚さの外径側部分が削除されて内径正面鍔部25bの略半分の厚さとなっている。周方向延設部26dは、その厚みの内径側部分が削除されて外径正面鍔部26bの略半分の厚さとなっている。周方向延設部25d,26dには、第2係合部である矩形孔28が形成されている。
なお、矩形孔28は、矩形突起部18と係合可能な溝部であってもよい。
側面部21には、第1インシュレータ片10Aと第2インシュレータ片10Bとが組み付けられたとき、第1インシュレータ片10A(正面部12)が当接して角部を形成する位置に、内径側面鍔部25aと外径側面鍔部26aとを径方向に接続する突起部29が、第1インシュレータ片10A方向に突出して形成されている。また、図7に示すように、正面部22の第1インシュレータ片10A側の端部には、内径側面鍔部25aと外径側面鍔部26aとを径方向に接続する断面略コの字形の溝部27が形成されている。なお、第2インシュレータ片10Bの突起部29及び溝部27は、第1インシュレータ片10Aの突起部19及び溝部17と同様の形状を有する。
図3も参照して、側面部21の絶縁シート24は、略コの字形に折り曲げられて形成されており、内径側及び外径側の両端部が内径側面鍔部25a及び外径側面鍔部26aにインサート成形されることで、第2インシュレータ片10Bと一体に形成されている。絶縁シート24は、樹脂成形部23である内径側面鍔部25a及び外径側面鍔部26aよりも分割コア51側に配置される。これにより、第2インシュレータ片10Bが分割コア51に取り付けられたとき、ティース部54の他方の周方向端面54L及びヨーク部53の下面が絶縁シート24で覆われる。絶縁シート24としては、アラミド絶縁紙等の電気絶縁性と強度に優れたシート素材であることが望ましい。
<組み付け>
このように構成された第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bは、周方向から互いに接近させてティース部54の全面を覆うように組み付けられる。具体的には、第1インシュレータ片10Aの側面部11及び正面部12が、ティース部54の一方の周方向端面54R及び一方の積層方向端面54Fを覆い、第2インシュレータ片10Bの側面部21及び正面部22が、ティース部54の他方の周方向端面54L及び他方の積層方向端面54Bを覆って組み付けられる。第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを組み付けることで、内径側鍔部15,25と外径側鍔部16,26との間であって側面部11,21及び正面部12,22の周囲がコイル導線2が巻回されるコイル導線配置領域となる。
そして、第1インシュレータ片10Aの積層方向延設部15c,16cが、第2インシュレータ片10Bの周方向延設部25d,26dと重なり合って重合部を構成すると共に、第1インシュレータ片10Aの周方向延設部15d,16dが、第2インシュレータ片10Bの積層方向延設部25c,26cと重なり合って重合部を構成し、各重合部(4ヶ所)において矩形孔28に矩形突起部18が係合する。
具体的には、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bが周方向から接近すると、積層方向延設部25c,26c及び周方向延設部25d,26dは、各矩形突起部18の傾斜面18bに当接して弾性変形し、やがて縦壁18aが各矩形孔28の周方向一方の端面に達すると、積層方向延設部25c,26c及び周方向延設部25d,26dが弾性復帰して、各矩形突起部18の縦壁18aが各矩形孔28に係合する。
図5に示すように、各矩形孔28の積層方向長さは、各矩形突起部18の積層方向長さよりも長く形成されている。即ち、矩形孔28の積層方向長さをA、矩形突起部18の積層方向長さをB、分割コア51の積厚のばらつきをΔとしたとき、各寸法は、A≧B+Δを満足するように設定されている。すなわち、矩形孔28と矩形突起部18とは、積層方向に互いに移動可能な移動代を有して係合する。
図6は、分割コアの積厚がばらついたときの矩形孔28と矩形突起部18との係合状態を示しており、積層厚さが最大のときには、図6(a)に示すように、矩形突起部18は矩形孔28内の分割コア51側で係合する。また、積層厚さが平均的な厚さのときには、図6(b)に示すように、矩形突起部18は矩形孔28の略中央に位置する。また、積層厚さが最小のときには、図6(c)に示すように、矩形突起部18は矩形孔28内の分割コア51から離間する外側に位置する。
このように、このように矩形孔28と矩形突起部18とが係合状態で積層方向に移動代を有するように構成されることで、第1インシュレータ片10Aと第2インシュレータ片10Bとが、分割コア51の積厚のばらつきΔに対応して積層方向に相対移動でき、分割コア51の積厚のばらつきΔを吸収しながら第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを組み付けることができる。
また、図7に示すように、第1インシュレータ片10Aと第2インシュレータ片10Bとの組付けにより、第1インシュレータ片10Aの突起部19が第2インシュレータ片10Bの溝部27に嵌合すると共に、第2インシュレータ片10Bの突起部29が第1インシュレータ片10Aの溝部17に嵌合する。
また、各溝部17,27の積層方向長さは、各突起部19,29の積層方向長さよりも長く形成されている。即ち、溝部17,27の積層方向長さをC、突起部19,29の積層方向長さD、分割コア51の積厚のばらつきをΔとしたとき、各寸法は、C≧D+Δを満足するように設定されている。これにより、分割コア51の積厚がばらついても、第1及び第2インシュレータ片10A、10Bを支障なく分割コア51に組み付けることができる。
また、溝部17,27に突起部19,29を嵌合させることで、第1インシュレータ片10Aの側面部11と第2インシュレータ片10Bの正面部22とによって形成される角部、及び第1インシュレータ片10Aの正面部12と第2インシュレータ片10Bの側面部21とによって形成される角部における、分割コア51とコイル導線2間の沿面距離を確保できる。これにより、2部材を組み付けることで構成されるインシュレータ10においても、分割コア51とコイル導線2の絶縁が確保される。
また、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bには、ティース部54の周方向端面54R,54Lに対して立設された内径側面鍔部15a,25a、及び外径側面鍔部16a,26aが、ティース部54の積層方向両端面を跨ぐようにして樹脂成形部13によって形成されているため、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを分割コア51に装着した状態で、インシュレータ10の剛性を確保することができ、コイル導線2を巻回した際に、積層される複数の電磁鋼板52が互いにずれてしまうことを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態に係るインシュレータ10は、ティース部54の周方向端面54R,54Lを覆うように絶縁シート14,24が配置された側面部11,21と、ティース部54の積層方向端面54F,54Bに対向する正面部12,22と、を有する略L字状に形成された第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを組み付けることで構成される。また、第1インシュレータ片10Aに形成された矩形突起部18と、第2インシュレータ片10Bに形成された矩形孔28とが積層方向に互いに相対移動可能な移動代を有して係合するので、分割コア51の積層方向の厚みがばらついた場合であっても、矩形突起部18と矩形孔28との係合部において積層方向のばらつきΔを吸収することができる。そのため、絶縁シート14,24のしわや、破れなどの損傷が防止されてインシュレータ10を分割コア51に容易に装着することができる。
また、ティース部54の周方向端面54R,54Lを絶縁シート14,24が覆うように構成されているため、ティース部54の周方向端面54R,54Lに面する位置におけるインシュレータ10の厚みを抑え、コイル導線2の占積率を上げることができる。また、インシュレータ10は略L字形状の第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを組み付けることで構成されるため、隣り合うティース部54の周方向端面54R,54L間に形成されるコイル導線配置領域から外れた位置に矩形突起部18及び矩形孔28を形成でき、オーバーラップする部分で厚みが大きくなった場合であっても、コイル導線2の占積率が低下してしまうことを抑制できる。
また、矩形突起部18及び矩形孔28は、樹脂成形部13,23に形成されているので、矩形突起部18及び矩形孔28を樹脂成形によって容易に成形することができ、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを効率的に製造することができる。
また、側面部11,21及び正面部12,22には内径側鍔部15,25及び外径側鍔部16,26が立設されており、矩形突起部18及び矩形孔28は、内径側鍔部15,25及び外径側鍔部16,26に形成されているため、コイル導線2の巻回に対して影響の少ない位置に、矩形突起部18及び矩形孔28を配置することができ、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bに矩形突起部18及び矩形孔28を設けたことによる、コイル導線2の占積率の低下を抑制できる。
また、矩形突起部18は、第1インシュレータ片10Aの内径側鍔部15と外径側鍔部16とにそれぞれ形成され、矩形孔28は、第2インシュレータ片10Bの内径側鍔部25と外径側鍔部26とにそれぞれ形成されているため、より確実に、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを固定することができる。
また、内径側面鍔部15a及び外径側面鍔部16aの積層方向延設部15c,16cと内径正面鍔部25b及び外径正面鍔部26bの周方向延設部25d,26dは互いに重なり合う重合部を有するように組み付けられ、内径正面鍔部15b及び外径正面鍔部16bの周方向延設部15d,16dと内径側面鍔部25a及び外径側面鍔部26aの積層方向延設部25c,26cは互いに重なり合う重合部を有するように組み付けられ、矩形突起部18及び矩形孔28は、これら重合部に形成されているため、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを分割コア51に装着した際に、矩形突起部18及び矩形孔28を容易に係合させることができる。
また、矩形孔28の積層方向の長さAは、矩形突起部18の積層方向の長さBよりも長く形成されているため、分割コア51を構成する複数の電磁鋼板52の積厚にばらつきΔが存在する場合であっても、矩形孔28と矩形突起部18の長さの差(A−B)によって積厚のばらつきΔを吸収することができる。また、分割コア51に対して第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを容易に装着することができるとともに、第1インシュレータ片10A及び第2インシュレータ片10Bを構成する絶縁シート14,24の損傷を抑制することができる。
また、矩形孔28の積層方向の長さAと、矩形突起部18の積層方向の長さBとの差(A−B)は、積層された複数の電磁鋼板52の積厚のばらつきΔよりも長くなるように形成されているため、分割コア51を構成する複数の電磁鋼板52の積厚にばらつきΔが存在する場合であっても、矩形突起部18と矩形孔28の長さの差(A−B)によって確実に積厚のばらつきΔを吸収することができる。
また、第1インシュレータ片10Aの側面部11と、第2インシュレータ片10Bの正面部22とによって形成される角部、及び、第1インシュレータ片10Aの正面部12と、第2インシュレータ片10Bの側面部21とによって形成される角部には、組み付け時に嵌合する突起部19,29及び溝部17,27が設けられているため、第1インシュレータ片10Aと第2インシュレータ片10Bとが当接する角部においても、所定の沿面距離を確保することができ、分割コア51とコイル導線2とを確実に絶縁することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、第1インシュレータ片10Aに矩形突起部18を設け、第2インシュレータ片10Bに矩形孔28を設けたが、第1インシュレータ片10Aに矩形孔28を設け、第2インシュレータ片10Bに矩形突起部18を設けてもよい。
また、矩形突起部18及び矩形孔28は、内径側鍔部15,25と外径側鍔部16,26の両方に設ける必要はなく、いずれか一方にのみ設けてもよい。
また、複数の分割コア51が円環状に配列されたステータコアを例示したが、これに限らず、円環状の電磁鋼板が積層されたステータコアであってもよい。
2 コイル導線
10 インシュレータ
10A 第1インシュレータ片(分割片)
10B 第2インシュレータ片(分割片)
11,21 側面部
12,22 正面部
13,23 樹脂成形部
14,24 絶縁シート
15,25 内径側鍔部(鍔部)
15a,25a 内径側面鍔部(鍔部)
15b,25b 内径正面鍔部(鍔部)
15c,16c,25c,26c 積層方向延設部
15d,16d,25d,26d 周方向延設部
16,26 外径側鍔部(鍔部)
16a,26a 外径側面鍔部(鍔部)
16b,26b 外径正面鍔部(鍔部)
17,27 溝部
18 矩形突起部(第1係合部、突起部)
19,29 突起部
28 矩形孔(第2係合部、穴部)
50 ステータ片
51 分割コア(ステータコア)
52 電磁鋼板(プレート)
54 ティース部
54B,54F 積層方向端面
54R,54L 周方向端面
A 矩形孔の積層方向の長さ(第2係合部の積層方向の長さ)
B 矩形突起部の積層方向の長さ(第1係合部の積層方向の長さ)
Δ 積厚のばらつき(プレートの積厚のばらつき)

Claims (7)

  1. 磁性を有する複数のプレートが積層されたステータコアにおいて径方向に延びるティース部と、該ティース部に巻回されるコイル導線との間に介在するインシュレータであって、
    樹脂成形部と、該樹脂成形部に接続される絶縁シートと、を有する一対の分割片を組み付けることで構成され、
    一対の前記分割片は、それぞれ前記ティース部の周方向端面の少なくとも一部を覆うように前記絶縁シートが配置された側面部と、前記ティース部の積層方向端面に対向する正面部と、を有する略L字状に形成され、
    一方の前記分割片に形成された第1係合部と、他方の前記分割片に形成された第2係合部とが、積層方向に互いに相対移動可能な移動代を有して係合し、
    前記第1係合部は、突起部によって構成されており、
    前記第2係合部は、溝部又は穴部によって構成されており、
    前記第2係合部の積層方向の長さは、前記第1係合部の積層方向の長さよりも長く形成されており、
    前記第1係合部と前記第2係合部の係合により積層方向及び、該積層方向に直交する組付方向の移動を規制する、インシュレータ。
  2. 請求項1に記載のインシュレータであって、
    前記第1係合部及び前記第2係合部の少なくとも一方は、前記樹脂成形部に形成されている、インシュレータ。
  3. 請求項1又は2に記載のインシュレータであって、
    前記側面部及び前記正面部の少なくとも一方には鍔部が立設されており、
    前記第1係合部及び前記第2係合部の少なくとも一方は、前記鍔部に形成されている、インシュレータ。
  4. 請求項3に記載のインシュレータであって、
    前記鍔部は、内径側鍔部と外径側鍔部とを有し、
    前記第1係合部は、一方の前記分割片の前記内径側鍔部と前記外径側鍔部とにそれぞれ形成され、
    前記第2係合部は、他方の前記分割片の前記内径側鍔部と前記外径側鍔部とにそれぞれ形成されている、インシュレータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインシュレータであって、
    一方の前記分割片の前記側面部には、前記正面部よりもさらに積層方向に延びる積層方向延設部を有する鍔部が立設され、
    他方の前記分割片の前記正面部には、前記側面部よりもさらに周方向に延びる周方向延設部を有する鍔部が立設され、
    前記積層方向延設部と前記周方向延設部は、互いに重なり合う重合部を有するように組み付けられ、
    前記第1係合部及び前記第2係合部は、前記重合部に形成されている、インシュレータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のインシュレータであって、
    前記第2係合部の積層方向の長さと前記第1係合部の積層方向の長さとの差は、積層された前記複数のプレートの積厚のばらつきよりも長くなるように形成されている、インシュレータ。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載のインシュレータであって、
    一方の前記分割片の前記側面部と、他方の前記分割片の前記正面部とによって形成される角部、及び、一方の前記分割片の前記正面部と、他方の前記分割片の前記側面部とによって形成される角部には、組み付け時に嵌合する突起部及び溝部が設けられている、インシュレータ。
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