JP6153903B2 - サービスチェイニングシステム、サービスチェイニングポリシ制御装置、及びサービスチェイニング方法 - Google Patents

サービスチェイニングシステム、サービスチェイニングポリシ制御装置、及びサービスチェイニング方法 Download PDF

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Description

本発明は、サービスチェイニングシステム、サービスチェイニングポリシ制御装置、及びサービスチェイニング方法に関する。
近年、仮想化技術の進展、汎用サーバ装置のCPU(Central Processing Unit)等の処理装置の性能向上が著しい。そして、従来、専用のハードウェアに実装されていたネットワークサービス機能が、汎用サーバ装置上に仮想的に実装されるNFV(Network Functions Virtualization)なる技術が検討されている。
NFVでは、通信事業者のキャリアネットワークにおいて、サービスチェイニングが行われる。サービスチェイニングとは、ユーザのフローが、フロー毎にユーザの契約状況に基づき、該当する仮想化されたネットワークサービス機能へ送信されて処理された後、宛先又は他の仮想化されたネットワークサービス機能へ転送されるものである。
例えば、サービスチェイニングの一手法として、ユーザが、仮想化されたネットワークサービス機能を選択的に利用できるように、ユーザのパケットが、識別子を付与され、識別子をもとに適切な仮想化されたネットワークサービス機能へ転送される方式がある。この方式では、CL(CLassifier)が、パケットごとに判定してパケットに対して適切な識別子を付与する。
"Network Functions Virtualization"、[online]、ETSI-European Telecommunications Standards Institute、[平成26年8月6日検索]、インターネット<URL:http://www.etsi.org/technologies-clusters/technologies/nfv> Network Working Group(P. Quinn, Ed. 他)、"Service Function Chaining (SFC) Architecture draft-quinn-sfc-arch-05.txt"、[online]、May 5, 2014、The Internet Engineering Task Force(IETF(登録商標))、[平成26年8月6日検索]、インターネット<URL:http://tools.ietf.org/pdf/draft-quinn-sfc-arch-05.pdf>
しかしながら、上述の従来技術では、サービスチェイニングを行うために、新たな装置及び機構を導入することを要する。
本願が開示する実施形態の一例は、上記に鑑みてなされたものであって、既存の装置及び機構を用いてサービスチェイニングを行うことを目的とする。
本願が開示する実施形態の一例は、ネットワーク処理装置が、自装置が有するネットワーク処理機能の識別子にネットワーク処理機能の種別を対応付けた第1の情報をサービスチェイニングポリシ制御装置へ送信する。そして、ネットワーク処理装置が、サービスチェイニングポリシ制御装置から受信したネットワーク処理機能への設定用パラメタをネットワーク処理機能に設定する。そして、サービスチェイニングポリシ制御装置が、自装置配下に接続されるネットワーク処理装置から受信した第1の情報から生成される、ネットワーク処理機能の種別にネットワーク処理機能の識別子を対応付けた第2の情報を管理し、ネットワーク処理装置から第1の情報を受信する都度、受信した第1の情報にて第2の情報を更新する。そして、サービスチェイニングポリシ制御装置が、データ識別装置から、外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータの識別情報を受信すると、第2の情報を参照し、受信した識別情報に該当するデータを処理するネットワーク処理機能を決定し、決定したネットワーク処理機能に対して、ネットワーク処理機能への設定用パラメタ及びネットワーク処理機能での処理後のデータ転送先の指定を含むチェイニング情報を生成して通知し、データ識別装置に対して、決定したネットワーク処理機能を通知する。そして、データ識別装置が、外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータを分析してデータの識別情報を生成してサービスチェイニングポリシ制御装置へ通知する。そして、データ識別装置が、サービスチェイニングポリシ制御装置により通知されたネットワーク処理機能を有するネットワーク処理装置に対して、自装置により識別情報がサービスチェイニングポリシ制御装置へ通知されたデータを送信する。
本願が開示する実施形態の一例によれば、例えば、既存の装置及び機構を用いてサービスチェイニングを行うことができる。
図1は、サービスチェイニングシステムの構成の一例を示す図である。 図2は、サービスファンクション装置の構成の一例示す図である。 図3は、サービスファンクション情報テーブルの一例を示す図である。 図4は、PCRF装置の構成の一例を示す図である。 図5は、機能及びリソーステーブルの一例を示す図である。 図6は、PCEF装置の構成の一例を示す図である。 図7は、TDF装置の構成の一例を示す図である。 図8は、PCEF装置トリガシーケンスを示す図である。 図9は、TDF装置トリガシーケンスを示す図である。 図10は、サービスチェイニングシステムで実行されるサービスチェイニング決定処理を示すフローチャートである。 図11は、PCRF装置で実行されるサービスチェイニング決定処理を示すフローチャートである。 図12は、変形例のサービスチェイニングシステムの一例を示す図である。 図13は、各プログラムが実行されることにより、サービスファンクション装置、PCRF装置、PCEF装置、TDF装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。
[実施形態]
以下、本願が開示するサービスチェイニングシステム等の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態は、一例を示すに過ぎず、本願が開示する技術を限定するものではない。また、以下に示す実施形態及びその変形例は、矛盾しない範囲で適宜組合せてもよい。
(サービスチェイニングシステムの構成)
図1は、サービスチェイニングシステムの構成の一例を示す図である。図1に示すサービスチェイニングシステム1は、仮想化されたネットワークサービス機能を提供する仮想化されたネットワークに適用される。サービスチェイニングシステム1は、SF(Service Function:サービスファンクション)装置10、PCRF(Policy and Charging Rules Function)装置20、PCEF(Policy and Charging Enforcement Function)装置30、TDF(Traffic Detection Function)装置40を有する。なお、図1に示すSF装置10a、SF装置10b、SF装置10cを総称してSF装置10という。
SF装置10は、ネットワークサービス機能を提供する1又は複数のプログラムがサーバ装置で実行されることにより実装されるネットワークノードである。実施形態では、SF装置10は、パケットに対してネットワークサービス機能にてネットワーク処理を実行するネットワーク処理装置である。
例えば、SF装置10は、セッションボーダコントローラ(SBC:Session Border Controller)、ネットワークアドレス変換(NAT:Network Address Translation)、ブロードバンドアクセスサーバ(BAS:Broadband Access Server)、ディープパケットインスペクション(DPI:Deep Packet Inspection)等のネットワーク機能(SF)を提供する。
サービスチェイニングシステム1は、PCEF装置30を介して、図示しない外部ネットワーク及びユーザネットワークと接続される。PCEF装置30は、外部ネットワーク又はユーザネットワークからユーザのパケットを受信し、サービスチェイニングシステム1内のSF装置10で処理されたパケットをユーザネットワーク又は外部ネットワークへ送出する。
ここで、PCRF、TDF及びPCEFは、3GPP(Third Generation Partnership Project)TS 23.203 Policy and charging control architecture(PCCアーキテクチャ)及びTS 29.212 Policy and charging Control over Gx reference pointに準拠する。3GPP TS 23.203には、SF及びPCRF間のインタフェースGx、PCRF及びTDF間のインタフェースSdが規定される。
SF装置10及びPCRF装置20は、Gxインタフェースで接続される。また、SF装置10及びPCEF装置30は、第1のインタフェースで接続される。また、PCRF装置20及びTDF装置40は、Sdインタフェースで接続される。また、PCEF装置30及びTDF装置40は、第2のインタフェースで接続される。また、SF装置10は、TDF装置40と、図示しないインタフェースで接続される。また、SF装置10及びTDF装置40は、パケットに対してサービスチェイニング可能に接続される。
SF装置10は、後述するサービスファンクション情報テーブル(図3参照)を、PCRF装置20へ定期的に送信する。サービスファンクション情報テーブルは、自SF装置10上で動作するSFの識別子(例えばIP(Internet Protocol)アドレス)に、各SFを動作させるために割り当てられている物理リソース(例えばCPU(Central Processing Unit)等)の使用状況を示す情報を対応付けた情報である。また、SF装置10は、PCEF装置30又はTDF装置40から受信したパケットに対して、PCRF装置20により指定されたSFにてパケット処理する。そして、SF装置10は、SFにて処理済みのパケットを、パケットを処理する次のSF又はPCEF装置30へ送信する。
PCRF装置20は、サービスチェイニングシステム1において、ユーザの契約状況に応じてユーザフローに適用するアクセス制御及び適用ポリシをリアルタイムで決定する、PCCアーキテクチャのネットワーク装置である。実施形態では、PCRF装置20は、サービスチェイニングポリシを制御するサービスチェイニングポリシ制御装置である。
PCRF装置20は、配下の全てのSF装置10から受信した、サービスファンクション情報テーブルに基づき、自装置が管理する、後述する機能及びリソーステーブル(図5参照)を更新する。そして、PCRF装置20は、機能及びリソーステーブルを参照し、PCEF装置30から受信したパケットの識別情報に基づき、該当パケットを処理するSFを決定する。そして、PCRF装置20は、決定した該当パケットを処理するSFを指定するチェイニング情報をPCEF装置30に対して通知する。
また、PCRF装置20は、決定した該当パケットを処理するSFを指定し、指定したSFでの処理後に該当パケットを転送する転送先としてPCEF装置30を指定するチェイニング情報を、決定したSFに対して通知する。
PCEF装置30は、PCRF装置20により決定されたアクセス制御及び適用ポリシを、ユーザフローに対してリアルタイムに適用する、PCCアーキテクチャのネットワーク装置である。実施形態では、PCEF装置30は、パケットを5tupleレベルで解析してパケットの識別情報を生成する第1のパケット識別装置である。5tupleとは、パケットフローの属性であり、送信元及び送信先IPアドレス、送信元及び送信先ポート番号、プロトコル番号の組である。
PCEF装置30は、外部ネットワーク又はユーザネットワークから受信したパケットを5tupleレベルで分析した結果である識別情報をPCRF装置20へ送信する。また、PCEF装置30は、外部ネットワーク又はユーザネットワークから受信したパケットを5tupleレベルで識別できなかった場合、TDF装置40へパケットを転送する。
また、PCEF装置30は、PCRF装置20から、パケットを処理するSFを指定するチェイニング情報を受信する。そして、PCEF装置30は、PCRF装置20から受信したチェイニング情報が指定するSFが稼働するSF装置10へ、該当パケットを送信する。そして、PCEF装置30は、SF装置10又はTDF装置40から受信した処理済みのパケットを、外部ネットワーク又はユーザネットワークへ送出する。
TDF装置40は、ディープパケットインスペクション(Deep Packet Inspection:DPI)のネットワークサービス機能を提供するプログラムがサーバ装置で実行されることにより実装されるネットワークノードである。実施形態では、TDF装置40は、パケットを7L(7レイヤ)レベルで解析してパケットの識別情報を生成する第2のパケット識別装置である。なお、7レイヤは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの第7層のアプリケーション層である。
TDF装置40は、PCEF装置30が行う5tupleレベルでのパケット識別処理でパケットを識別できなかった場合に、PCEF装置30から転送された当該パケットを、7L(7レイヤ)レベルで解析(ペイロード解析)して識別する。そして、TDF装置40は、7L(7レイヤ)レベルで解析してパケットを識別した識別情報を、PCRF装置20へ送信する。
(サービスファンクション装置の構成)
図2は、サービスファンクション装置の構成の一例示す図である。SF装置10は、所定のネットワークサービス機能を提供するプログラムがCPUを有するサーバ装置で実行されることにより、仮想化されたネットワークサービス機能が実装される。SF装置10は、受信パケットに対して各種のネットワークサービス処理を行い、又は、受信パケットを制御する。
SF装置10は、サービスファンクション情報送信部12、サービスファンクション管理部13、サービスファンクション処理部1_14、サービスファンクション処理部2_15、サービスファンクション処理部3_16を有する。なお、サービスファンクション処理部1_14、サービスファンクション処理部2_15、サービスファンクション処理部3_16には、個別のIPアドレス“A”“B”“C”が割り当てられている。
サービスファンクション情報送信部12は、サービスファンクション管理部13が管理する、SF装置10で稼働するSFの情報を、SF装置10が接続されるPCRF装置20へ定期的に送信する。例えば、SF装置10は、「機能ID(IDentifidier)」“1”“2”“3”のSFが稼働している。サービスファンクション管理部13は、「機能ID」“1”“2”“3”のSFごとに、対応する「IPアドレス」「リソース情報」を対応付け、「IPアドレス」「機能ID」「リソース情報」のカラム順序でリストしたサービスファンクション情報テーブル13a(図3参照)を格納する。なお、リソース情報は、「機能ID」に対応するSFに割り当てられているCPUの残使用率(%)である。
そして、サービスファンクション情報送信部12は、サービスファンクション管理部13が管理するサービスファンクション情報テーブル13aを、SF装置10が接続されるPCRF装置20へ定期的に送信する。
サービスファンクション処理部1_14〜サービスファンクション処理部3_16は、SF装置10が有するNP及び又はCPUが所定のプログラムを実行することにより実装される、それぞれが独立したSFの機能である。サービスファンクション処理部1_14〜サービスファンクション処理部3_16は、SF装置10がPCEF装置30又はTDF装置40から受信したパケットに対して、それぞれのSFの処理を実行する。そして、サービスファンクション処理部1_14〜サービスファンクション処理部3_16は、SFの処理を実行したパケットを、PCRF装置20から通知されたチェイニング情報に従って、PCEF装置30へ送信する。
なお、図2は、サービスファンクション処理部1_14〜サービスファンクション処理部3_16の3つのサービスファンクション処理部を示すが、SF装置10が有するSFの数に応じてサービスファンクション処理部の数も異なる。例えば、SF装置10が有するSFの数が1であれば、SF装置10が有するサービスファンクション処理部の数も1となるように、両者の数は一致する。
(サービスファンクション情報テーブル)
図3は、サービスファンクション情報テーブルの一例を示す図である。SF装置10のサービスファンクション管理部13は、図3に示すサービスファンクション情報テーブル13aを格納する。図3に示すように、サービスファンクション情報テーブル13aは、「IPアドレス」「機能ID」「リソース情報」のカラムに、例えば“A”“1”“100”、“B”“2”“50”、“C”“3”“20”が格納されたレコードを有する。例えば、“A”“1”“100”のレコードは、サービスファンクション処理部1_14が対応する。そして、“A”“1”“100”のレコードは、サービスファンクション処理部1_14の「IPアドレス」が“A”であり、サービスファンクション処理部1_14の「機能ID」が“1”であり、サービスファンクション処理部1_14に割り当てられているCPUの残使用率が“100”%であることを示す。
(PCRF装置の構成)
図4は、PCRF装置の構成の一例を示す図である。PCRF装置20は、NP(Network Processor)及び/又はCPUを有するネットワーク装置である。PCRF装置20は、機能及びリソーステーブル管理部21、テーブル更新部22、SF決定部23、チェイニング情報生成部24を有する。
機能及びリソーステーブル管理部21は、後述する機能及びリソーステーブル(図5参照)を格納する。テーブル更新部22は、機能及びリソーステーブル管理部21に格納される機能及びリソーステーブルを、配下に接続されるSF装置10から定期的に受信したサービスファンクションアドバタイズメント情報に基づき更新する。
SF決定部23は、PCEF装置30又はTDF装置40から受信したパケットの識別情報に基づき、該当パケットを処理するSFの種別を決定し、決定した種別のSFの処理を実際に実行するSF装置10上のSFを決定する。SF決定部23は、識別情報にSFの種別の識別子を対応付けて記憶する図示しない記憶部から、該当識別情報に対応するSFの種別の識別子を取得することで、該当パケットを処理するSFの種別を1又は複数決定する。記憶部は、5tuple情報及び/又は7L(7レイヤ)情報を識別情報とし、あらゆるパタンの識別情報に対してSFの種別の識別子を対応付けて記憶する。
そして、チェイニング情報生成部24は、決定したSFの処理を実際に実行するSF装置10上の「SFの識別子」(例えばIPアドレス)、「処理内容」、「処理パラメタ」、「処理後のパケット転送先装置の識別子」(例えばIPアドレス)を含むAVP(Attribute Value Pairs:属性値ペア)を生成する。そして、チェイニング情報生成部24は、生成したAVPを、決定した種別のSFの処理を実際に実行する全てのSF装置10上のSF及びPCEF装置30へ送信する。AVPは、上述のチェイニング情報に該当する。
具体的には、PCRF装置20aは、決定した複数のSFの種別に該当するSFのうち、例えば「リソース情報」がより良い値の順序で、SF間でパケットを転送するようにチェイニング情報を設定する。すなわち、PCRF装置20aは、AVPの「SFの識別子」に対応する「処理後のパケット転送先装置の識別子」に、該当SFの次にパケットを処理するSFの識別子を格納する。「処理後のパケット転送先装置の識別子」は、次にパケットを処理するSFのポインタとなる。PCRF装置20aは、このようにして生成したAVPを、パケットに対して処理を実行するSFと決定したSFへ送信することにより、複数のSFにわたるサービスチェイニングを実現できる。なお、チェイニング情報が指定するSF間のチェイニング順序は、チェイニングが最短経路となる順序、ランダムな順序等、適切なアルゴリズムを用いて決定してもよい。また、AVPは、対象の全てのSFへ一斉に送信される場合もあり、また、TDF装置10や各SFの処理結果に応じて処理SFを変更するため、SFへ段階的に送信される場合もある。具体的には、SF、TDF装置40にパケットが到着するとCCR−IがPCRF装置20へ送信されるので、その結果に応じて次以降のSFが決定される場合もある。
なお、決定した種別のSFの処理を実際に実行するSF装置10へ送信するAVPと、PCEF装置30へ送信するAVPとで、含む情報が異なる。例えば、決定した種別のSFの処理を実際に実行するSF装置10へ送信するAVPは、処理内容、処理パラメタ、パケット処理後のパケット転送先装置の識別子(例えばIPアドレス)を含む。そして、PCEF装置30へ送信するAVPは、最初にパケットが処理されるSFの識別子(例えばIPアドレス)、パケット処理後のパケット転送先装置の識別子(例えばIPアドレス)を含む。
(機能及びリソーステーブル)
図5は、機能及びリソーステーブルの一例を示す図である。機能及びリソーステーブル21aは、PCRF装置20の機能及びリソーステーブル管理部21により管理される。機能及びリソーステーブル21aは、PCRF装置20の配下の全てのSF装置10から送信されたサービスファンクション情報テーブル13aを併合し、カラムを「機能ID」「IPアドレス」「リソース情報」の順序で並び替えたものである。
(PCEF装置の構成)
図6は、PCEF装置の構成の一例を示す図である。PCEF装置30は、NP及び/又はCPUを有するネットワーク装置である。PCEF装置30は、処理部31、パケット分析部(5tuple)32、送受信部33を有する。
処理部31は、3GPPプロトコル処理を実行する。パケット分析部(5tuple)32は、外部ネットワーク又はユーザネットワークから受信したパケットを5tupleレベルで分析する。パケット分析部(5tuple)32は、外部ネットワーク又はユーザネットワークから受信したパケットを5tupleレベルで分析し、パケットを識別できた場合、分析結果である識別情報をPCRF装置20へ送信する。また、パケット分析部(5tuple)32は、外部ネットワーク又はユーザネットワークから受信したパケットを5tupleレベルで分析し、パケットを識別できなかった場合、当該パケットをTDF装置40へ転送する。
送受信部33は、PCRF装置20からチェイニング情報を受信し、受信したチェイニング情報が指定するSFが稼働するSF装置10へパケットを送信する。
(TDF装置の構成)
図7は、TDF装置の構成の一例を示す図である。TDF装置40は、所定のネットワークサービス機能を提供するプログラムがCPUを有するサーバ装置で実行されることにより、DPIが実装される。TDF装置40は、処理部41、パケット分析部(高レイヤ)42、送受信部43を有する。
処理部41は、3GPPプロトコル処理を実行する。パケット分析部(高レイヤ)42は、PCEF装置30から、さらに7L(7レイヤ)レベルでの識別を要するとして転送されたパケットを7L(7レイヤ)レベルで解析(ペイロード解析)する。具体的には、PCEF装置30からのCCR−Iで、PCRF装置20において登録情報を参照し、ペアレンタルコントロールサービス、特定URL(Uniform Resource Locator)に対する制御サービスなどの7L(7レイヤ)レベルの解析が必要なサービスに加入しているユーザと判定すると、PCRF装置20は、7L(7レイヤ)レベルで解析可能なTDF装置40へパケットを転送することをCCA−IでPCEF装置30に指示する。そして、TDF装置40は、7L(7レイヤ)レベルで解析してパケットを識別した識別情報を、PCRF装置20へ送信する。
送受信部43は、PCRF装置20からチェイニング情報を受信し、受信したチェイニング情報が指定するSFが稼働するSF装置10へパケットを送信する。
(PCEF装置トリガシーケンス)
図8は、PCEF装置トリガシーケンスを示す図である。図8は、PCEF装置30によりパケットの識別情報がPCRF装置20へ送信されたことを契機としてSF装置10へチェイニング情報が送信されるシーケンスを示す。
先ず、SF装置10aは、DWR/DWAにて、自装置が有するサービスファンクション情報テーブル13aをPCRF装置20へ定期的に送信する(ステップS1a)。なお、DWRとは、DIAMETERなるAAA(Authentication Authorization Accounting)プロトコルにおけるDevice Watchdog Requestなるコマンドである。また、DWAとは、DIAMETERにおけるDevice Watchdog Answerなるコマンドである。
同様に、SF装置10bは、DWR/DWAにて、自装置が有するサービスファンクション情報テーブル13aをPCRF装置20へ定期的に送信する(ステップS2a)。同様に、SF装置10cは、DWR/DWAにて、自装置が有するサービスファンクション情報テーブル13aをPCRF装置20へ定期的に送信する(ステップS3a)。
PCEF装置30は、外部ネットワーク又はユーザネットワークから受信したパケットを、CCR−IにてPCRF装置20へ送信する(ステップS4a)。なお、CCR−Iとは、DIAMETERにおけるCredit Control Request-Initialなる課金制御要求初期化コマンドである。PCRF装置20は、PCEF装置30から受信したCCR−Iに応答して、CCA−IをPCEF装置30へ送信する(ステップS5a)。なお、CCA−Iとは、DIAMETERにおけるCredit Control Answer-Initialなる課金制御応答初期化コマンドである。そして、PCRF装置20は、CCA−IをPCEF装置30へ送信後、SFを決定し、決定したSFが稼働するSF装置10bへチェイニング情報(AVP)をRARにて送信する(ステップS6a)。なお、RARとは、DIAMETERにおけるRe-Auth-Requestなるコマンドである。
(TDF装置トリガシーケンス)
図9は、TDF装置トリガシーケンスを示す図である。図9は、TDF装置40によりパケットの識別情報がPCRF装置20へ送信されたことを契機としてSF装置10へチェイニング情報が送信されるシーケンスを示す。
図9におけるステップS1b、S2b、S3bは、図8におけるステップS1a、S2b、S3aそれぞれと同様である。そして、TDF装置40は、PCEF装置30から受信したパケットを、CCR−IにてPCRF装置20へ送信する(ステップS4b)。PCRF装置20は、TDF装置40から受信したCCR−Iに応答して、CCA−IをTDF装置40へ送信する(ステップS5b)。そして、PCRF装置20は、CCA−IをTDF装置40へ送信後、SFを決定し、決定したSFが稼働するSF装置10bへチェイニング情報(AVP)をRARにて送信する(ステップS6b)。
(サービスチェイニングシステムで実行されるサービスチェイニング決定処理)
図10は、サービスチェイニングシステムで実行されるサービスチェイニング決定処理を示すフローチャートである。図10は、PCEF装置30によりパケットの識別情報がPCRF装置20へ送信されたことを契機としてSF装置10へチェイニング情報が送信される場合のフローチャートである。
先ず、SF装置10は、サービスファンクション情報テーブル13aをPCRF装置20へ送信する(ステップS11)。次に、PCRF装置20は、SF装置10から受信したサービスファンクション情報テーブル13aで、機能及びリソーステーブル21aを更新する(ステップS21)。
一方、PCEF装置30は、パケットを分析して得たパケットの識別情報をPCRF装置20へ送信する(ステップS31)。PCRF装置20は、PCEF装置30からパケットの識別情報を受信すると、サービス加入状況を確認し、識別情報に基づいて、パケットを処理するSFの種別を決定する(ステップS22)。次に、PCRF装置20は、機能及びリソーステーブル21aを参照し、ステップS22で決定したSFの種別に応じて、実際にパケットを処理するSFを決定する(ステップS23)。
次に、PCRF装置20は、決定したSFの処理を実際に実行するSF装置10上のSFの識別子、処理内容、処理パラメタ、処理後のパケット転送先装置の識別子を含むAVPを生成し、生成したAVPを、SFの処理を実際に実行するSFが稼働するSF装置10及びPCEF装置30へ送信する(ステップS24)。
SF装置10は、PCRF装置20から受信したAVPで指定されたパラメタ等を自装置へ設定する(ステップS12)。一方、PCEF装置30は、PCRF装置20から受信したAVPで指定されたSFへパケットを転送する(ステップS32)。
なお、図10は、PCEF装置30によりパケットの識別情報がPCRF装置20へ送信されたことを契機としてSF装置10へチェイニング情報が送信される場合を示す。しかし、TDF装置40によりパケットの識別情報がPCRF装置20へ送信されたことを契機としてSFへチェイニング情報が送信される場合のフローチャートも、図10においてPCEF装置30を「TDF装置40」としたものと同様である。
(PCRF装置で実行されるサービスチェイニング決定処理)
図11は、PCRF装置で実行されるサービスチェイニング決定処理を示すフローチャートである。先ず、PCRF装置20のSF決定部23は、PCEF装置30又はTDF装置40からパケットの識別情報を受信し、パケットを処理するSFの種別を決定する(ステップS101)。
次に、SF決定部23は、機能及びリソーステーブル21aを参照し、ステップS101で決定したSFの種別に対応するレコードが複数存在するか否かを判定する(ステップS102)。SF決定部23は、ステップS101で決定したSFの種別に対応するレコードが機能及びリソーステーブル21aに複数存在すると判定した場合(ステップS102:複数存在する)、ステップS103へ処理を移す。一方、SF決定部23は、ステップS101で決定したSFの種別に対応するレコードが機能及びリソーステーブル21aに1つのみ存在すると判定した(ステップS102:1つのみ存在する)場合、ステップS106へ処理を移す。
ステップS103では、SF決定部23は、機能及びリソーステーブル21に複数存在する、ステップS101で決定した種別のSFに対応するレコードの各「リソース情報」を参照し、各「リソース情報」が同一値であるか否かを判定する(ステップS103)。SF決定部23は、各「リソース情報」が同一値であると判定した場合(ステップS103:同一値である)、ステップS104へ処理を移す。一方、SF決定部23は、各「リソース情報」が同一値でないと判定した場合(ステップS103:同一値でない)、ステップS105へ処理を移す。
ステップS104では、SF決定部23は、機能及びリソーステーブル21aに存在する、ステップS101で決定したSFの種別に対応する複数レコードから、例えばランダムに1つのレコードを選択することで、いずれか1つのSFを決定する。PCRF装置20は、ステップS104が終了すると、ステップS106へ処理を移す。
ステップS105では、SF決定部23は、機能及びリソーステーブル22aに存在する、ステップS101で決定したSFの種別に対応する複数レコードから、最大値の「リソース情報」を有する1つのレコードを選択することで、SFを決定する。なお、ステップS105において、SF決定部23は、機能及びリソーステーブル21aにおいて、最大値の「リソース情報」を有するレコードが複数存在する場合、例えばランダムに1つのレコードを選択することで、SFを決定する。PCRF装置20は、ステップS105が終了すると、ステップS106へ処理を移す。
ステップS106では、PCRF装置20のチェイニング情報生成部24は、ステップS102、ステップS104又はステップS105のいずれかのステップにおいて決定された1つのSFを含むAVPを生成し、該当のSFが稼働するSF装置10へ送信する。なお、PCRF装置20は、上述のサービスチェイニング決定処理により、ステップS101で決定したパケットを処理するSFの種別について、実際にパケットを処理するSFを決定する。
(実施形態による効果)
実施形態は、既にモバイル系では導入がなされており、かつ固定網への適用が進みつつある3FPPアーキテクチャを応用してサービスチェイニングを実施する。PCEF及びTDFをサービスチェイニングのサービスクラシファイヤをとして動作させて、サービスチェイニングに3GPPアーキテクチャを応用する場合、次の問題がある。すなわち、PCRFは、配下の装置が有するSFを認識できない。また、PCRFは、フローごとにSFを動的に選択できない。また、PCRFは、クラシファイヤとして動作するPCEF及びTDFからパケットの識別情報を得ることができない。実施形態は、これらの問題を解決し、PCRF装置20が、配下のSF装置10が有するSFを認識でき、フローごとにSFを動的に選択でき、クラシファイヤとして動作するPCEF装置30及びTDF装置40からパケットの識別情報を得ることができる。
従来技術は、サービスチェイニングのために装置、機構を新たに追加する。これに対し、実施形態は、既存の装置、機構、プロトコルを用いて、サービスチェイニングを実現できる。すなわち、実施形態は、新規プロトコル、装置、機構を導入することなく、既存のプロトコルを拡張するだけで、サービスチェイニングが実現可能である。
また、従来技術は、SFへ制御内容を動的に設定することができないため、ユーザをSFへ動的に割り当てたい場合、振り分けられる可能性のある全サービスファンクションに予め制御内容の設定を行う。これに対し、実施形態は、SF装置10が、自装置が有するSF及びSFごとに使用可能なリソースの情報を含むサービスファンクション情報テーブル13aを定期的にPCRF装置20へ送信する。そして、PCRF装置20は、配下の全てのSF装置10からのサービスファンクション情報テーブル13aをもとに、機能及びリソーステーブル22aを作成及び更新する。そして、PCEF装置30及びTDF装置40は、パケットの識別情報をPCRF装置20へ送信する。そして、PCRF装置20は、SF装置10上で稼働するSFに対してはインタフェースGx経由で、TDF装置40に対してはインタフェースSd経由で制御内容、パラメタ等の送信、設定を行う。よって、実施形態は、SFへ制御内容を動的に設定することができ、ユーザをSFへ動的に割り当てたい場合であっても、ユーザへ割り当てるSFに対して選択的にサービスチェイニング情報の送信、設定を行うことができる。
また、実施形態は、クラシファイヤ機能を、5tupleレベルでパケット識別制御可能なPCEF機能と、7L(7レイヤ)分析によりアプリケーション/URI(Uniform Resource Identifier)識別可能なTDF機能とに分離して配置する。よって、実施形態は、全てのパケットに対して7L(7レイヤ)分析を実行するという高負荷を回避できる。
(変形例のサービスチェイニングシステム)
図12は、変形例のサービスチェイニングシステムの一例を示す図である。上述の実施形態では、サービスチェイニングシステム1において、PCEF装置30及びTDF装置40は、1つずつであるとした。しかし、これに限らず、変形例のサービスチェイニングシステム1aは、1つのPCRF装置20aに対して複数のPCEF装置30、30−1及びTDF装置40、40−1を備えてもよい。サービスチェイニングシステム1aは、PCEF装置30、30−1及びTDF装置40、40−1を負荷分散させ、冗長構成とすることになるので、処理速度、耐障害性を高めることができる。
(その他の変形例)
また、TDF装置40は、1つのSFとして機能してもよい。すなわち、TDF装置40は、PCRF装置20から受信したチェイニング情報に基づき、PCEF装置30から受信したパケットにDPIを実行し、チェイニング情報が指定する、SFでの処理後に該当パケットを転送する転送先へ、処理済みのパケットを送信する。
また、PCRF装置20は、SFに対して処理に応じてPCRFのレポートをリクエストし、レポートに応じてSFの決定方法を変更してもよい。
また、TDF装置40は、PCRF装置20から受信したチェイニング情報が、TDF装置40からPCRF装置20に対して送信した識別情報に対応する応答である場合、チェイニング情報が指定するSFが稼働するSF装置10へパケットを転送してもよい。すなわち、TDF装置40は、自装置がPCRF装置20へ送信した識別情報に対応する応答として受信したチェイニング情報が自装置であるTDF装置40を指定する場合、自装置にてパケットに対してDPIを実行した後、処理後のパケットを、チェイニング情報が指定する転送先へ送信する。
実施形態で示したサービスチェイニングシステム1の構成及び各要素の配置は、図1に示したものに限られず、ネットワーク設計に応じて、適宜変更可能である。また、同一のSF装置10上で稼働する複数のSFは、1台の物理サーバ装置上で実行される複数の仮想マシンそれぞれにおいて実行される各プログラムにより実現されてもよい。
SFを実装する物理サーバ装置又は仮想マシンの統合及び分散は、適宜変更可能である。この場合、図3等に示す「リソース情報」は、SFを実装する物理サーバ装置又は仮想マシンに割り当てられたCPUについての残使用率である。
実施形態では、図3等に示す「リソース情報」は、CPUの残使用率であるとしたが、これに限らず、SFを実装する物理サーバ装置又は仮想マシンに割り当てられた物理的計算資源、仮想的計算資源、物理的ネットワーク資源、仮想ネットワーク資源等の使用率又は残使用率、セッション処理可能数を示す各種情報であってもよい。
実施形態では、PCRF装置20、PCEF装置30は、ネットワーク装置であるとしたが、これに限らず、物理サーバ装置上で実行される所定プログラムにより実現されてもよい。
また、実施形態では、SFの例として、SBC、NAT、DPI、BASを挙げたが、これらに限られず、他のネットワーク機能であってもよい。また、実施形態では、サービスチェイニングシステム1内を流通するデータは、パケットであるとしたが、これに限らず、フレーム、セル、セグメント、データグラム、メッセージ等であってもよい。
(実施形態のシステム及び装置構成について)
図1に示すサービスチェイニングシステム1、図2に示すSF装置10、図4に示すPCRF装置20、図6に示すPCEF装置30、図7に示すTDF装置40の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、サービスチェイニングシステム1、SF装置10、PCRF装置20、PCEF装置30、TDF装置40の機能の分散および統合の具体的形態は図示のものに限られず、全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散又は統合して構成することができる。
また、SF装置10、PCRF装置20、PCEF装置30、TDF装置40において行われる各処理は、全部又は任意の一部が、NP若しくはCPU、並びに、NP若しくはCPUにより解析実行されるプログラムにて実現されてもよい。また、SF装置10、PCRF装置20、PCEF装置30、TDF装置40において行われる各処理は、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されてもよい。
また、実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともできる。若しくは、実施形態において説明した各処理のうち、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上述及び図示の処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタを含む情報については、特記する場合を除いて適宜変更することができる。
(プログラムについて)
図13は、SF装置10、PCRF装置20、PCEF装置30、TDF装置40における各処理がコンピュータを用いて具体的に実現されることを示す図である。図13に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1041に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1051、キーボード1052に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1061に接続される。
ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、SF装置10、PCRF装置20、PCEF装置30、TDF装置40の各処理の規定するプログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、例えばハードディスクドライブ1031に記憶される。例えば、SF装置10、PCRF装置20、PCEF装置30、TDF装置40における機能構成と同様の情報処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、上述した実施形態での処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上の実施形態並びにその変形例は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 サービスチェイニングシステム
10 SF装置
20 PCRF装置
30 PCEF装置
40 TDF装置

Claims (7)

  1. ネットワーク処理装置、サービスチェイニングポリシ制御装置、及びデータ識別装置を含むサービスチェイニングシステムにおいて、
    前記ネットワーク処理装置は、
    自装置が有するネットワーク処理機能の識別子に該ネットワーク処理機能の種別を対応付けた第1の情報を前記サービスチェイニングポリシ制御装置へ送信する送信部と、
    前記サービスチェイニングポリシ制御装置から受信した前記ネットワーク処理機能への設定用パラメタを該ネットワーク処理機能に設定する設定部とを備え、
    前記サービスチェイニングポリシ制御装置は、
    自装置配下に接続されるネットワーク処理装置から受信した前記第1の情報から生成される、前記ネットワーク処理機能の種別に該ネットワーク処理機能の識別子を対応付けた第2の情報を管理し、前記ネットワーク処理装置から前記第1の情報を受信する都度、受信した前記第1の情報にて前記第2の情報を更新する管理部と、
    前記データ識別装置から、外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータの識別情報を受信すると、前記第2の情報を参照し、受信した識別情報に該当するデータを処理するネットワーク処理機能を決定し、決定したネットワーク処理機能に対して、該ネットワーク処理機能への設定用パラメタ及び該ネットワーク処理機能での処理後のデータ転送先の指定を含むチェイニング情報を生成して通知し、前記データ識別装置に対して、決定したネットワーク処理機能を通知する第1の通知部とを備え、
    前記データ識別装置は、
    外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータを分析して該データの識別情報を生成して前記サービスチェイニングポリシ制御装置へ通知する第2の通知部と、
    前記第1の通知部により通知されたネットワーク処理機能を有する前記ネットワーク処理装置に対して、前記第2の通知部により前記サービスチェイニングポリシ制御装置へ識別情報が通知されたデータを送信する送信部とを備える
    ことを特徴とするサービスチェイニングシステム。
  2. さらに、
    前記第1の情報は、前記ネットワーク処理装置が有するネットワーク処理機能の識別子に該ネットワーク処理機能に割り当てられた計算機資源のリソース情報が対応付けられ、
    前記第2の情報は、前記ネットワーク処理機能の種別に該ネットワーク処理機能に割り当てられた計算機資源のリソース情報が対応付けられ、
    前記第1の通知部は、前記ネットワーク処理機能を決定する際に、前記第2の情報において前記受信した識別情報に該当するデータを処理する複数のネットワーク処理機能のうち、前記計算機資源のリソース情報が最良であるネットワーク処理機能を選択して決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービスチェイニングシステム。
  3. さらに、
    前記データ識別装置は、外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータを5tuple情報で分析して該データの識別情報を生成する第1のデータ識別装置と、前記第1のデータ識別装置にて該データの識別情報を生成できなかった場合に該第1のデータ識別装置から該データが転送され、該データのペイロードを分析して該データの識別情報を生成する第2のデータ識別装置とを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサービスチェイニングシステム。
  4. 前記ネットワーク処理装置は、1又は複数のネットワーク処理機能を提供するそれぞれのプログラムを実行することにより1又は複数のネットワーク処理機能が実装されたサーバ装置である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のサービスチェイニングシステム。
  5. 自装置配下に接続されるネットワーク処理装置から受信した、前記ネットワーク処理装置が有するネットワーク処理機能の識別子に該ネットワーク処理機能の種別及び該ネットワーク処理機能に割り当てられた計算機資源のリソース情報を対応付けた第1の情報から生成される、該ネットワーク処理機能の種別に該ネットワーク処理機能の識別子及び該ネットワーク処理機能に割り当てられた計算機資源のリソース情報を対応付けた第2の情報を管理し、前記ネットワーク処理装置から前記第1の情報を受信する都度、受信した前記第1の情報にて前記第2の情報を更新する管理部と、
    外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータを分析して該データの識別情報を生成するデータ識別装置から該識別情報を受信すると、前記第2の情報を参照し、受信した識別情報に該当するデータを処理するネットワーク処理機能を決定し、決定したネットワーク処理機能に対して、該ネットワーク処理機能への設定用パラメタ及び該ネットワーク処理機能での処理後のデータ転送先の指定を含むチェイニング情報を生成して通知する通知部と
    を備えることを特徴とするサービスチェイニングポリシ制御装置。
  6. さらに、
    前記第1の情報は、前記ネットワーク処理装置が有するネットワーク処理機能の識別子に該ネットワーク処理機能に割り当てられた計算機資源のリソース情報が対応付けられ、
    前記第2の情報は、前記ネットワーク処理機能の種別に該ネットワーク処理機能に割り当てられた計算機資源のリソース情報が対応付けられ、
    前記通知部は、前記ネットワーク処理機能を決定する際に、前記第2の情報において前記受信した識別情報に該当するデータを処理する複数のネットワーク処理機能のうち、前記計算機資源のリソース情報が最良であるネットワーク処理機能を選択して決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のサービスチェイニングポリシ制御装置。
  7. ネットワーク処理装置、サービスチェイニングポリシ制御装置、及びデータ識別装置を含むサービスチェイニングシステムにおいて実行されるサービスチェイニング方法であって、
    前記ネットワーク処理装置が、
    自装置が有するネットワーク処理機能の識別子に該ネットワーク処理機能の種別を対応付けた第1の情報を前記サービスチェイニングポリシ制御装置へ送信し、
    前記サービスチェイニングポリシ制御装置から受信した前記ネットワーク処理機能への設定用パラメタを該ネットワーク処理機能に設定し、
    前記サービスチェイニングポリシ制御装置が、
    自装置配下に接続されるネットワーク処理装置から受信した前記第1の情報から生成される、前記ネットワーク処理機能の種別に該ネットワーク処理機能の識別子を対応付けた第2の情報を管理し、前記ネットワーク処理装置から前記第1の情報を受信する都度、受信した前記第1の情報にて前記第2の情報を更新し、
    前記データ識別装置から、外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータの識別情報を受信すると、前記第2の情報を参照し、受信した識別情報に該当するデータを処理する前記ネットワーク処理機能を決定し、決定したネットワーク処理機能に対して、該ネットワーク処理機能への設定用パラメタ及び該ネットワーク処理機能での処理後のデータ転送先の指定を含むチェイニング情報を生成して通知し、前記データ識別装置に対して、決定したネットワーク処理機能を通知し、
    前記データ識別装置が、
    外部ネットワーク又はユーザネットワークからのデータを分析して該データの識別情報を生成して前記サービスチェイニングポリシ制御装置へ通知し、
    前記サービスチェイニングポリシ制御装置により通知されたネットワーク処理機能を有する前記ネットワーク処理装置に対して、自装置により識別情報が前記サービスチェイニングポリシ制御装置へ通知されたデータを送信する
    各処理を含むことを特徴とするサービスチェイニング方法。
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