JP6153457B2 - ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システム - Google Patents

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Description

本発明は、ドローモデル生成方法及びドローモデル生成システムに関する。詳しくは、プレス成形品を成形するためのドローモデルを生成するドローモデル生成方法及びドローモデル生成システムに関する。
自動車のアウタパネルやルーフパネルなどのパネル製品は、所望の製品形状をかたどった金型で一の板材を加圧してプレス成形品を成形し、このプレス成形品から製品部分を切り取った後、縁部を曲げてフランジ部を形成したり、ボルトが挿通する孔を空けたりすることにより形成される。このようなパネル製品では、実際に製造する製造工程の前に、製造ラインの設計が行われる。
具体的には、製品形状のデザイン設計が行われると、このデザイン設計からプレス成形品のドローモデルを生成し、CAE(Computer Aided Engineering)によるモデル形状評価を行うことで、デザインされた形状が実際にプレス加工可能であるか確認することとしている。
ここで、図9を参照して、製品形状とドローモデルとの関係について説明する。ドローモデル9は、車種に合わせてデザインされた製品部91と、切り落とすことを想定した余肉部93と、金型で加圧する際に皺押さえすることを想定したダイフェース部95と、を含んで構成される。
デザイン設計が成されると製品形状が得られるため、ドローモデル9の製品部91はデザイン設計と共に生成することができる。また、ダイフェース部95は、皺押さえを想定した部分であるため基本的に略平面であり比較的容易に生成することができる。一方、余肉部93は、プレス加工に応じて変形する部分であるため、ドローモデル9の生成では、余肉部93の生成に多くの時間がかかっている。
また、CAEによるモデル形状評価が良好でない場合、余肉部の修正とCAEによる解析とを繰り返す必要があり、膨大な時間がかかってしまう。そこで、近年では、余肉部の断面を所定のテンプレートから選択することで、CAEによる品質の保証されたドローモデルを短時間で設計できるモデル設計システムが知られている(特許文献1)。
特開2009−104456号公報
特許文献1のモデル成形システムによれば、余肉部の断面を容易に設定することができるものの、断面の設定から面データの生成には依然として膨大な時間がかかってしまい更なる改良が求められていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、余肉部の断面設定後に容易かつ早急に余肉部の面を生成可能なドローモデル生成方法及びドローモデル生成システムを提供することを目的とする。
本発明は、製品部及びダイフェース部を有するCADデータから、製品部の周囲に形成される余肉部を含むプレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成方法であって、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点により平面点群を生成する工程と、前記製品部と前記ダイフェース部との間に前記余肉部の断面を複数設定する工程と、前記断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記余肉部を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を含む。
また、前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、前記特徴点のXY座標と一致する位置に前記断面が存在するか否かを判定する工程と、前記断面が存在する場合に、当該断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、前記断面が存在しない場合に、複数の断面の中から候補断面を取得し、取得した候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含むこととしてもよい。
また、前記候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、前記特徴点を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の断面を候補断面として取得する工程と、前記無限直線と夫々の前記候補断面との最近点を算出し、当該最近点のZ座標を取得する工程と、夫々の前記最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含むこととしてもよい。
また、本発明のドローモデル生成方法は、前記製品部に対して当該製品部のプレス加工過程で生成される中間形状の断面を複数設定する工程と、前記中間形状の断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する前記中間形状の断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記中間形状を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を更に含むこととしてもよい。
また、平面点群を生成する前記工程は、複数の特徴点を所定間隔で格子状に配置することとしてもよい。
また、本発明は上述のドローモデル生成方法を実行可能なドローモデル生成システムを含む。
本発明によれば、余肉部の面をポリゴンデータで得ることができ、余肉部の断面設定後に容易かつ早急に余肉部を含むドローモデルを生成することができる。
ドローモデル生成システムの概要を示す図である。 ドローモデル生成システムの機能構成を示すブロック図である。 複数の特徴点を有する平面格子の一例を示す図である。 製品部とダイフェース部との間に設定する断面の一例を示す図である。 余肉部に投影した特徴点のZ座標の算出方法の一例を示す図である。 製品部に投影した特徴点のZ座標の算出方法の一例を示す図である。 ドローモデル生成システムの処理の流れを示すフローチャートである。 ドローモデル生成システムの処理の流れを示すフローチャートである。 製品部、余肉部、ダイフェース部からなるドローモデルの一例を示す図である。
以下、本発明のドローモデル生成システムの好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[ドローモデル生成システムの概要]
初めに、図1を参照して、本発明のドローモデル生成システムの概要について説明する。ドローモデル生成システムでは、CAD(Computer Aided Design)を用いて生成した製品部91とダイフェース部95とから、プレス成形品のドローモデル9を生成する。具体的には、ドローモデル生成システムでは、図1(B)に示すように、製品部91及びダイフェース部95を含むドローモデル9に相当する領域に、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点101により構成される平面格子10を投影する。そして、図1(C)に示すように、投影した特徴点101を繋ぎポリゴン102とすることで、ドローモデル9を生成する。
このとき、図1(A)に示すように、製品部91及びダイフェース部95は、予め形状が規定されているため、製品部91及びダイフェース部95に投影した特徴点101の座標(Z座標)は、容易に取得することができる。一方、余肉部93は、形状が規定されていないため、余肉部93に投影した特徴点101の座標(Z座標)は、取得することができない。
この点、本発明のドローモデル生成システムでは、余肉部93に投影した特徴点101の座標(Z座標)を後述する方法により補間し、ドローモデル9を生成することとしている。以下、詳細に説明する。
[ドローモデル生成システムの構成]
続いて、図2を参照して、本発明のドローモデル生成システム1の構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るドローモデル生成システム1の機能構成を示すブロック図である。
ドローモデル生成システム1は、作業者が各種データや指令を入力する入力装置2と、この入力装置2からの入力に応じて各種演算処理を実行する演算装置4と、画像を表示する表示装置6と、各種データを記憶する記憶装置8と、を含んで構成される。
入力装置2は、作業者が操作可能なキーボードやマウスなどのハードウェアで構成される。この入力装置2を操作することにより入力されたデータや指令は、演算装置4に入力される。
表示装置6は、画像を表示可能なCRTや液晶ディスプレイなどのハードウェアで構成される。この表示装置6の表示部には、演算装置4による処理結果として、例えば、ドローモデルの立体画像が表示される。
記憶装置8は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブなどのハードウェアで構成され、CADを用いて生成された製品部91の形状データ及びダイフェース部95の形状データを含むCADデータを記憶する。なお、記憶装置8に記憶されるCADデータには、余肉部93の形状データは含まれない。また、記憶装置8は、平面格子10を構成する特徴点101のデータ(XY座標)を含む平面格子データを記憶する。また、記憶装置8は、余肉部93などに設定された断面の形状を規定するパラメータを含む断面データを記憶する。
演算装置4は、CPUなどのハードウェアで構成され、所定のソフトウェアと協働して平面格子生成部41と、断面設定部42と、座標算出部43と、ドローモデル生成部44と、を含んで構成される。
平面格子生成部41は、入力装置2を介した作業者からの指令に応じて図3に示す平面格子10を生成する。平面格子生成部41が生成した平面格子10は、記憶装置8に記憶される。なお、平面格子10は、作業者の操作に応じて生成するのではなく、予め記憶装置8に記憶しておき、適宜必要に応じて記憶装置8から読み出すこととしてもよい。
ここで、図3を参照して、平面格子10について説明する。図3(A)に示すように、平面格子10は、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点101を所定間隔で格子状に配置することで構成される。
特徴点101の間隔は、任意に設定することができるが、ドローモデルが自動車のアウタパネルやルーフパネルなどのパネル製品に関するものである場合、0.5mm間隔とすることが好ましい。この点、図3(B)(C)を参照して、具体的に説明する。なお、図3(B)は、製品部91の断面形状を示す模式図であり、図3(C)は、自動車のアウタパネルやルーフパネルなどのパネル製品のうち最もポリゴンの折れ角が大きくなる部位における、特徴点101の間隔とポリゴンの折れ角との関係を示す図である。
上述のように、本発明のドローモデル生成システム1では、製品部91などに平面格子10(特徴点101)を投影し、特徴点101のZ座標を取得することとしている。ここで、製品部91に投影した特徴点101の間隔は、XY座標に対する製品部91の傾斜度合いに応じて異なることになる。
図3(B)を参照して、製品部91が、XY座標と略平行な平面911、913と、XY座標に対して所定の角度傾斜した斜面912とから構成される断面形状を考える。このとき、平面911、913に投影した特徴点101の間隔L1と、斜面912に投影した特徴点101の間隔L2とを比較すると、間隔L2の方が広くなる。この特徴点101の間隔は、特徴点101を繋いでポリゴン102を取得する場合にポリゴン102の折れ角となってあらわれる。ポリゴン102の折れ角が大きいとCAEによるモデル形状評価においてエラーの原因となるため、エラーとならない範囲に収める必要がある。
図3(C)に示すように、CAEによるモデル形状評価では、ポリゴン102の折れ角がθmaxを超えると、エラーや不正な解などの不具合となる。この点、自動車のパネル製品では、特徴点101の間隔を0.7mmとすることでポリゴン102の折れ角が約θmaxとなり、特徴点101の間隔を0.5mmとすることでポリゴン102の折れ角がθmax未満となることが確認できた。そのため、自動車のパネル製品についてドローモデルを生成する場合、特徴点101の間隔を形状変化が大きな箇所では0.5mmとすることが好ましい。
尚θmaxは経験的な閾値であり、各CAEソフトで夫々異なる。
図2に戻り、断面設定部42は、入力装置2を介した作業者からの指令に応じて、余肉部93に複数の断面を設定する。断面設定部42が設定した複数の断面は、断面の形状を規定するパラメータと対応付けて記憶装置8に記憶される。なお、断面の設定方法は任意であり、例えば、作業者が手動で設定することとしてもよく、また、上述の特許文献1のように予め設定された断面テンプレートを用いて設定することとしてもよい。
ここで、図4を参照して、余肉部93に設定される断面について説明する。図4(A)に示すように、断面設定部42は、形状データが生成された製品部91とダイフェース部95との間の余肉部93に、複数の断面931A,931B,931C(以下、総称して「断面931」と呼ぶ)を生成する。
この断面931は、図4(B)に示すように、複数の直線と複数の曲線とを繋ぎ合わせて構成され、各直線と各曲線との具体的な形状を示す複数のパラメータにより規定される。断面931を規定するパラメータには、適宜必要な情報を含めることができるが、少なくとも断面931上の任意の位置におけるXYZ座標を算出可能な情報を含むものとする。本実施形態では、これらパラメータとして、各直線の線長を示すパラメータL1,L2,L3,L4(mm)と、各曲線の曲率半径を示すパラメータR1,R2,R3(mm)と、各曲線の壁角度を示すパラメータA1,A2,A3(deg)と、断面931の開始位置及び終了位置を示すXYZ座標と、を含むこととしている。
図2に戻り、座標算出部43は、CADデータ上に平面格子10を投影し、特徴点101のXY座標と一致するCADデータ上のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出する。これにより、XY平面上に配置された特徴点101にZ座標が与えられる。
ここで、図5を参照して座標算出部43についてより詳細に説明する。図5(A)は、CADデータの断面形状を示す模式図である。図5(A)を参照して、製品部91やダイフェース部95は、記憶装置8に形状データが予め記憶されているため、製品部91やダイフェース部95に投影された特徴点101のZ座標は、製品部91やダイフェース部95の形状データから容易に取得することができる。一方、余肉部93は、形状データが設定されていないため、余肉部93に投影された特徴点101のZ座標を適切に取得するための工夫が求められる。
図2に戻り、そこで、座標算出部43は、判定部45と、第1のZ座標算出部46と、第2のZ座標算出部47と、を含んで構成される。
判定部45は、投影した特徴点101のXY座標と一致するCADデータ上の位置に、形状データが設定されているか否かを判定する。ここで、余肉部93であっても、断面設定部42により断面931が設定されている部分については断面を規定するパラメータが設定されているため、特徴点101が投影された場合にZ座標を容易に取得することができる。そのため、形状データが設定されているか否かとは、特徴点101のXY座標と一致する位置に製品部91、ダイフェース部95又は断面931が存在するか否かを判定することと同義である。
より詳しくは、判定部45は、特徴点101がCAD面(製品部91及びダイフェース部95)上に投影されたか否かを判定する。また、判定部45は、特徴点101が断面領域(断面931が設定されている余肉部93と、後述する製品部91のうち成形困難な箇所Qで中間形状の断面915が設定されている位置)内に投影されたか否かを判定する。
第1のZ座標算出部46は、特徴点101のXY座標と一致する位置に製品部91、ダイフェース部95又は断面931が存在する場合に機能し、製品部91、ダイフェース部95又は断面931の形状データ(断面のパラメータ)に基づいて特徴点101のZ座標を算出する。具体的には、第1のZ座標算出部46は、特徴点101のXY座標と一致する位置における製品部91、ダイフェース部95又は断面931のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出する。
第2のZ座標算出部47は、特徴点101のXY座標と一致する位置に製品部91、ダイフェース部95及び断面931が存在しない場合に機能し、この特徴点101の周辺の形状から、この特徴点101のZ座標を算出する。なお、周辺の形状とは、Z座標を特定可能な任意の位置をいい、例えば、特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線の周囲の製品部91、ダイフェース部95又は断面931をいう。
この第2のZ座標算出部47は、候補断面取得部471と、最近点取得部472と、座標演算部473と、を含んで構成される。
候補断面取得部471は、特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の断面931を候補断面として取得する。なお、無限直線を跨ぐ2つ以上の断面とは、無限直線の近傍の2つ以上の断面をいう。最近点取得部472は、取得した複数の候補断面の夫々について、特徴点101を通過する無限直線に対する最近点を算出し、この最近点のZ座標を取得する。座標演算部473は、候補断面上の最近点のZ座標を、無限直線との距離に基づいて重み付けすることで、特徴点101のZ座標を算出する。
ここで、図5(B)を参照して、第2のZ座標算出部47によるZ座標の算出方法の一例について具体的に説明する。図5(B)において、特徴点101Aは、対応するXY座標に製品部91、ダイフェース部95及び断面931が存在しない特徴点である。
初めに、第2のZ座標算出部47(候補断面取得部471)は、特徴点101Aを通過し、Z方向に平行な無限直線103を設定する。そして、Z方向視でこの無限直線103を跨ぐ2つの断面931を候補断面として取得する。図5(B)では、断面931A、931Bが候補断面として取得されている。
続いて、第2のZ座標算出部47(最近点取得部472)は、候補断面として取得した断面931A,931Bについて、無限直線103に対する最近点を算出し、この最近点のZ座標を取得する。図5(B)では、断面931Aについて、最近点P1を算出し、この最近点P1のZ座標Z1を取得している。また、断面931Bについて、最近点P2を算出し、この最近点P2のZ座標Z2を取得している。
続いて、第2のZ座標算出部47(座標演算部473)は、最近点P1,P2のZ座標Z1,Z2を、無限直線103から最近点P1,P2までの距離に基づいて重み付けをし、特徴点101のZ座標Zを算出する。一例として、第2のZ座標算出部47(座標演算部473)は、無限直線103から最近点P1までの距離がD1、無限直線103から最近点P2までの距離がD2である場合、以下の式(1)により特徴点101のZ座標Zを算出する。
Figure 0006153457
このように第1のZ座標算出部46により製品部91、ダイフェース部95又は断面931に投影された特徴点101のZ座標が算出され、また、第2のZ座標算出部47により断面931が設定されていない余肉部93に投影された特徴点101のZ座標が算出される。なお、夫々の特徴点101には、予めXY座標が規定されているため、Z座標の算出に伴い、夫々の特徴点101のXYZ座標が算出されることになる。
図2に戻り、ドローモデル生成部44は、XYZ座標が得られた特徴点101同士を繋ぎポリゴン化する。例えば、隣接する特徴点101同士を繋いだ場合には、三角形状のポリゴン102を作成することができる(図1(C)参照)。これにより、CADデータが存在しない余肉部93を含むプレス成形品のドローモデル9(図9参照)が生成される。
なお、特徴点101の間隔(XY座標)は、上述のようにパネル製品のうち最もポリゴンの折れ角が大きくなる部位においてエラーとならない値に設定されている。そのため、部位によっては特徴点101の間隔が必要以上に細かくなってしまい計算量が膨大になるおそれがあることから、ドローモデル生成部44は、不要な特徴点101を削除する(間引く)こととしてもよい。一例として、隣接する特徴点101のZ座標の差が閾値未満である場合、言い換えると隣接する特徴点101においてZ座標の変化が小さい場合、特徴点101を削除することとしてもよい。
[中間形状のドローモデル生成]
ところで、プレス加工する板材の材料特性の関係から、製品形状を一度のプレス加工で成形できない場合があり、このような場合には、まず板材を中間形状までプレス加工した後に中間形状を加工し製品形状を得ることとしている。製品形状に先立ち中間形状をプレス加工する場合、CAEによるモデル形状評価では、製品形状ではなく中間形状が加工可能であるか否かの評価を行う必要がある。
そこで、本発明のドローモデル生成システム1では、必要に応じて中間形状のドローモデルも生成することとしている。
即ち、断面設定部42は、材料特性の関係から一度のプレス加工で成形することが困難な製品部91の任意の位置に中間形状の断面を複数設定する。そして、座標算出部43は、製品部91に設定された中間形状の断面に対して平面格子10を投影し、特徴点101のXY座標と一致する中間形状の断面のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出する。そして、ドローモデル生成部44は、XYZ座標が得られた特徴点101同士を繋ぎポリゴン化する。これにより、プレス加工過程で生成される中間形状を取得することができる。
なお、特徴点101のXY座標によっては、対応する位置に中間形状の断面が設定されていない場合がある。このような場合には、上述のように所定の重み付けを行うことで、中間形状の断面が設定されていない位置に投影する特徴点101のZ座標を算出することができる。
ここで、図6を参照して、中間形状のドローモデルを生成する場合の流れについて具体的に説明する。図6(A)は、ドローモデル9の断面を模式的に示す図である。また、図6(B)(C)は、中間形状の断面に対して投影した特徴点101のZ座標の算出方法を示す図であり、図6(B)は、投影した位置に中間形状の断面が設定されている場合の算出方法を示す断面図であり、図6(C)は、投影した位置に中間形状の断面が設定されていない場合の算出方法を示す斜視図である。
図6(A)を参照して、製品部91には、板材の材料特性の関係から一度のプレス加工で成形困難な箇所Qが存在している。そこで、断面設定部42は、図6(B)に示すように、この箇所Qに対して断面915を設定する。なお、断面915の設定方法は任意であり、例えば、作業者が手動で設定することとしてもよく、また、上述の特許文献1のように予め設定された断面テンプレートを用いて設定することとしてもよい。また、箇所Qに設定する断面(中間形状の断面915)と、余肉部93に設定する断面931とは、一体であってもよく、また、夫々個別の断面であってもよい。
中間形状の断面915を設定すると、座標算出部43は、平面格子10を投影する。ここで、中間形状の断面915は、製品部91に対して設定されるため、特徴点101のXY座標が中間形状の断面915の任意の位置と一致する場合、当該特徴点101は、中間形状の断面915及び製品部91の双方に投影されることになる。図6(B)では、特徴点101は、中間形状の断面915のZ座標Z3及び製品部91のZ座標Z4に投影されている。
このような場合、座標算出部43(第1のZ座標算出部46)は、特徴点101のXY座標と一致する位置の中間形状の断面915のZ座標Z3と、製品部91のZ座標Z4とのうち、より大きな値のZ座標を特徴点101のZ座標として算出する。なお、中間形状の断面931は、製品部91に対してZ方向の上方に設定されるため、より大きな値のZ座標は、基本的には、中間形状の断面915のZ座標Z3となる。
一方、特徴点101が、中間形状の断面915が設定されていない位置に投影された場合、座標算出部43は、第2のZ座標算出部47として機能し、周辺に設定された中間形状の断面915を用いて特徴点101のZ座標を算出する。
即ち、図6(C)に示すように、座標算出部43(第2のZ座標算出部47)は、特徴点101を通るZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つの中間形状の断面915A,915Bを取得し、この中間形状の断面915A,915Bのうち、特徴点101を通る無限直線との最近点P3,P4を算出する。そして、この最近点P3,P4のZ座標Z5,Z6に対して、無限直線からの距離に基づく重み付けを行い、特徴点101のZ座標を算出する。
[ドローモデル生成システムの処理]
図7及び図8は、ドローモデル生成システム1の処理の流れを示すフローチャートである。図7に示すように、ドローモデルの生成は、製品部91やダイフェース部95などの形状データ及び平面格子10を設定する準備工程と、この準備工程において準備したデータを用いてドローモデル9を生成するドローモデル生成工程と、を含む。より具体的には、準備工程は、ステップS1〜S3の処理で構成され、ドローモデル生成工程は、ステップS4〜S7の処理で構成される。
ステップS1では、作業者は、入力装置2を用いて製品部91及びダイフェース部95の形状データを生成し、記憶装置8に記憶する。ステップS2では、作業者は、入力装置2を用いて断面(余肉部93の断面、中間形状の断面)を設定し、記憶装置8に記憶する。ステップS3では、作業者は、入力装置2を用いて平面格子10を生成し、記憶装置8に記憶する。
ステップS4において、座標算出部43は、製品部91、ダイフェース部95及び断面の形状データ(CADデータ)に対して平面格子10を投影する。続く、ステップS5において、座標算出部43は、Z座標算出処理を行う。ここで、図8を参照して、Z座標算出処理について説明する。
ステップS11において、判定部45は、特徴点101がCAD面上に投影されたか否かを判定する。ここで、CAD面とは、製品部91及びダイフェース部95をいう。即ち、特徴点101が製品部91やダイフェース部95に投影された場合、ステップS11においてYESとなり、特徴点101が製品部91及びダイフェース部95以外の位置、即ち、後述する断面領域内に投影された場合、ステップS11においてNOとなる。
ステップS11においてYESのとき、ステップS12において、第1のZ座標算出部46は、投影した位置の製品部91及びダイフェース部95のZ座標を取得し、処理をステップS13に移す。
ステップS13において、判定部45は、特徴点101が断面領域内に投影されたか否かを判定する。ここで、断面領域とは、断面が設定されている領域であり、具体的には、断面931が設定されている余肉部93と、製品部91のうち成形困難な箇所Qで中間形状の断面915が設定されている位置をいう。即ち、特徴点101が余肉部93や中間形状の断面915が設定されている位置に投影された場合、ステップS13においてYESとなり、処理をステップS14に移す。一方、ステップS13においてNOの場合、処理をステップS18に移す。
ステップS14において、判定部45は、特徴点101のXY座標と一致する位置に断面が存在するか否かを判定する。即ち、特徴点101のXY座標と一致する位置に、余肉部93に設定された931や、製品部91のうち成形困難な箇所Qに設定された中間形状の断面915が存在しない場合には、ステップS14においてNOとなり、処理をステップS15に移す。
ステップS15において、第2のZ座標算出部47は、特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の断面931を取得すると共に、この断面931上の無限直線との最近点を抽出する。続く、ステップS16において、第2のZ座標算出部47は、最近点のZ座標を無限直線までの距離に基づいて重み付けし、Z座標を算出して取得する。Z座標を取得後、処理をステップS18に移す。
なお、上述の式(1)は、ステップS16におけるZ座標の算出に用いられる。
また、上述のステップS15〜16の説明では、断面931が設定されている余肉部93においてZ座標を取得する場合について説明したが、製品部91のうち中間形状の断面915が設定されている位置においてZ座標を取得する場合も同様である。
ステップS14に戻り、特徴点101のXY座標と一致する位置に、余肉部93に設定された断面931や、製品部91のうち成形困難な箇所Qに設定された中間形状の断面915が存在する場合には、ステップS14においてYESとなり、処理をステップS17に移す。
ステップS17において、第1のZ座標算出部46は、各断面の断面パラメータに基づいてZ座標を算出して取得する。具体的には、断面931又は中間形状の断面915のZ座標を、特徴点101のZ座標として算出して取得し、処理をステップS18に移す。
ステップS18において、取得したZ座標が2つある場合には、大きい方のZ座標を特徴点101のZ座標として取得する。ここで、取得したZ座標が2つある場合とは、ステップS11及びステップS13のいずれにおいてもYESであり、特徴点101を、製品部91のうち成形困難な箇所Qで中間形状の断面915が設定されている位置に投影した場合である。この場合には、ステップS12により取得されたZ座標と、ステップS16又は17により取得されたZ座標と、の2つが存在する。従って、これらのうち大きい方(基本的にはステップS16又は17により取得されたZ座標)を特徴点101のZ座標として取得し、処理をステップS19に移す。
ところで、CAD面と断面いずれも存在しない領域は原則として無い。従って、ステップS11又はステップS13の少なくともいずれかにおいて、必ずYESとなり、Z座標が取得されることとなる。なお、安全のため、既に公知のソフトウェアにより、3辺以上のフェースを自動的に作成し、ポリゴンメッシュ上の穴の開いた領域を埋めるポリゴン穴埋め処理、もしくはポリゴン格子と連携してもよい。
ステップS19では、ステップS18で取得したZ座標を、特徴点101のXY座標と結びつけて記憶装置8に記憶する。その後、ステップS20に移り、全ての特徴点101について処理を行い、Z座標算出処理を終了する。
図7に戻り、全ての特徴点101についてZ座標を算出(即ちXYZ座標を取得)すると、ステップS6において、ドローモデル生成部44は、不要な特徴点101を削除する。具体的には、ドローモデル生成部44は、隣接する特徴点101においてZ座標の変化が小さい場合、特徴点101を削除する。続いて、ステップS7において、ドローモデル生成部44は、隣接する特徴点101同士を繋いでポリゴン化し、処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような効果を期待することができる。
(1)ドローモデル生成システム1では、余肉部93に対して複数の断面931を設定すると、製品部91、ダイフェース部95及び断面931に対して、XY座標により規定される複数の特徴点101を投影し、この特徴点101のXY座標と一致する位置の形状データが有するZ座標を特徴点101のZ座標として算出する。そして、XYZ座標が算出された特徴点101同士を繋ぎポリゴン化する。
これにより、余肉部93に設定した断面から自動的に余肉部の面(ポリゴン)を得ることができ、従来、膨大な時間がかかっていた面データの生成を短時間で行うことができる。また、上記特許文献1に記載のようにCAEによるモデル形状評価では、ポリゴン(メッシュ)データが必要になる。この点、本発明のドローモデル生成システム1では、ドローモデル9をポリゴンデータで生成するため、ドローモデル9の生成後に直ちにCAEによるモデル形状評価を行うことができる。
(2)このとき、特徴点101のXY座標と一致する位置に断面931が存在する場合には、この断面931が有するZ座標を特徴点101のZ座標として算出する一方で、特徴点101のXY座標と一致する位置に断面931が存在しない場合には、候補断面を取得し、この候補断面に基づいて特徴点101のZ座標を算出する。
これにより、断面931が設定されていない余肉部93についても適切にポリゴン化することができる。その結果、断面931を必要以上に詳細に設定する必要がなく、ドローモデル9の生成にかかる時間を短縮化することができる。
(3)候補断面に基づくZ座標の算出において、ドローモデル生成システム1では、算出対象の特徴点101を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の断面931を候補断面として取得し、この候補断面上の無限直線との最近点のZ座標を、無限直線と夫々の最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、特徴点101のZ座標を算出する。
通常、プレス製品は、一定の連続性を持った形状を有していることから、このような距離に基づく重み付けにより補間することで、余肉部93の形状を精度良く生成することができる。その結果、CAEによる品質の保証されたドローモデル9を短時間で生成することができる。
(4)また、ドローモデル生成システム1では、製品部91に対してプレス加工過程で生成される中間形状の断面915を複数設定し、この断面915に基づいて中間形状を取得する。
これにより、板材の材料特性の関係から一度のプレス加工で成形できない製品形状の場合に中間形状のドローモデルを生成することができ、この中間形状が適切に成形可能であるかCAEによる評価を受けることができる。
(5)また、ドローモデル生成システム1では、平面格子10の間隔を所定間隔(0.5mm)とした。これにより、ポリゴンの折れ角をθmax未満に収めることができ、CAEによるモデル形状評価においてエラーになることを防止できる。
以上、本発明のドローモデル生成システム1の好ましい一実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、特徴点101を格子状に配置することとしているが、これに限られるものではない。即ち、特徴点101はXY座標が規定されていれば足り、不規則に配置されていても本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、特徴点101が製品部91に投影された場合(図8のステップS12でYES)、中間形状の断面915を用いたZ座標の算出を行うこととしている。この点、中間形状の生成は、プレス加工が困難な箇所Qに対してのみ行えば足りるものであり、製品部91の全てについて中間形状の生成を行う必要はない。即ち、製品部91の所定領域(箇所Q)に投影された特徴点101については、製品部91のZ座標と中間形状の断面915のZ座標とのうち大きい値をZ座標として算出し、製品部91の所定領域(箇所Q)以外に投影された特徴点101については、製品部91のZ座標を特徴点101のZ座標として算出する。
1 ドローモデル生成システム
2 入力装置
4 演算装置
41 平面格子生成部
42 断面設定部
43 座標算出部
44 ドローモデル生成部
45 判定部
46 第1のZ座標算出部
47 第2のZ座標算出部
471 候補断面取得部
472 最近点取得部
473 座標演算部
9 ドローモデル
91 製品部
93 余肉部
931 断面
95 ダイフェース部
10 平面格子
101 特徴点

Claims (6)

  1. 製品部及びダイフェース部を有するCADデータから、製品部の周囲に形成される余肉部を含むプレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成方法であって、
    ドローモデル生成システムの断面設定部が、前記製品部と前記ダイフェース部との間に前記余肉部の断面を複数設定する工程と、
    前記ドローモデル生成システムの座標算出部が、夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点からなる平面点群を、前記断面に対して投影し、前記特徴点のXY座標と一致する断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、
    前記ドローモデル生成システムのドローモデル生成部が、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記余肉部を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を含み、
    前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、
    前記座標算出部の判定部が、前記特徴点のXY座標と一致する位置に前記断面が存在するか否かを判定する工程と、
    前記座標算出部の第1のZ座標算出部が、前記断面が存在する場合に、当該断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、
    前記座標算出部の第2のZ座標算出部が、前記断面が存在しない場合に、複数の断面の中から候補断面を取得し、取得した候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する工程と、含み、
    前記候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する前記工程は、
    前記第2のZ座標算出部の候補断面取得部が、前記特徴点を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の断面を候補断面として取得する工程と、
    前記第2のZ座標算出部の最近点取得部が、前記無限直線と夫々の前記候補断面との最近点を算出し、当該最近点のZ座標を取得する工程と、
    前記第2のZ座標算出部の座標演算部が、夫々の前記最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する工程と、を含む
    ことを特徴とするドローモデル生成方法。
  2. 前記ドローモデル生成システムの断面設定部が、前記製品部に対して当該製品部のプレス加工過程で生成される中間形状の断面を複数設定する工程と、
    前記ドローモデル生成システムの座標算出部が、前記中間形状の断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する前記中間形状の断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する工程と、
    前記ドローモデル生成システムのドローモデル生成部が、前記工程によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記中間形状を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成する工程と、を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のドローモデル生成方法。
  3. 前記ドローモデル生成システムの平面格子生成部が、平面点群を生成する前記工程は、複数の特徴点を所定間隔で格子状に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載のドローモデル生成方法。
  4. 製品部及びダイフェース部を有するCADデータから、製品部の周囲に形成される余肉部を含むプレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成システムであって、
    夫々が個別のXY座標により規定される複数の特徴点により生成された平面点群を記憶する記憶部と、
    前記製品部と前記ダイフェース部との間に前記余肉部の断面を複数設定する断面設定部と、
    前記断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する座標算出部と、
    前記座標算出部によりXYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記余肉部を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成するドローモデル生成部と、を備え
    前記座標算出部は、
    前記特徴点のXY座標と一致する位置に前記断面が存在するか否かを判定する判定部と、
    前記断面が存在する場合に、当該断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出する第1のZ座標算出部と、
    前記断面が存在しない場合に、複数の断面の中から候補断面を取得し、取得した候補断面に基づいて前記特徴点のZ座標を算出する第2のZ座標算出部と、を備え、
    前記第2のZ座標算出部は、
    前記特徴点を通過するZ方向に平行な無限直線を跨ぐ2つ以上の断面を候補断面として取得する候補断面取得部と、
    前記無限直線と夫々の前記候補断面との最近点を算出し、当該最近点のZ座標を取得する最近点取得部と、
    夫々の前記最近点のZ座標に対して、前記無限直線と夫々の前記最近点との距離に基づく重み付けを行うことで、前記特徴点のZ座標を算出する座標演算部と、を備えることを特徴とするドローモデル生成システム。
  5. 前記断面設定部は、前記製品部に対して当該製品部のプレス加工過程で生成される中間形状の断面を複数設定し、
    前記座標算出部は、前記中間形状の断面に対して前記平面点群を投影し、前記特徴点のXY座標と一致する前記中間形状の断面のZ座標を前記特徴点のZ座標として算出し、
    前記ドローモデル生成部は、XYZ座標が得られた特徴点同士を繋ぎポリゴン化し、前記中間形状を取得することで、前記プレス成形品のドローモデルを生成することを特徴とする請求項に記載のドローモデル生成システム。
  6. 前記平面点群は、複数の特徴点を所定間隔で格子状に配置することで生成されることを特徴とする請求項4又は5に記載のドローモデル生成システム。
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