JP6152140B2 - ノズル及びノズルの製造方法 - Google Patents

ノズル及びノズルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6152140B2
JP6152140B2 JP2015146168A JP2015146168A JP6152140B2 JP 6152140 B2 JP6152140 B2 JP 6152140B2 JP 2015146168 A JP2015146168 A JP 2015146168A JP 2015146168 A JP2015146168 A JP 2015146168A JP 6152140 B2 JP6152140 B2 JP 6152140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
tip
solder
insertion cylinder
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015146168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016117094A (ja
Inventor
俊和 望月
俊和 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakko Corp
Original Assignee
Hakko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakko Corp filed Critical Hakko Corp
Priority to US14/943,933 priority Critical patent/US9776271B2/en
Priority to CN201510954837.4A priority patent/CN105710476B/zh
Publication of JP2016117094A publication Critical patent/JP2016117094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6152140B2 publication Critical patent/JP6152140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

本発明は、半田を吸い取る半田吸取装置に用いられるノズルと、ノズルの製造方法と、に関する。
半田吸取装置は、基板と電子部品とを接続する半田を溶融する。半田吸取装置は、溶融された半田を吸い取り、基板からの電子部品の分離を可能にする。特許文献1乃至3は、様々な半田吸取装置を開示する。
特許文献2は、基板からの電子部品の分離方法を開示する。特許文献2によれば、作業者は、リード線を、半田吸取装置のノズルの円形開口部に挿入する。半田吸取装置のノズルは、加熱されているので、リード線の周囲の半田は、十分に溶融される。この結果、作業者は、電子部品を基板から容易に分離することができる。
実開昭48−59722号公報 実開平3−18959号公報 特開2004−154801号公報
特許文献2に開示される分離技術は、円形或いは正多角形の断面を有する部位(たとえば、リード線)に対して、好適に適用可能である。しかしながら、特許文献2に開示される分離技術は、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する端子部品(たとえば、平端子)には不向きである。作業者が、特許文献2に開示される分離技術を用いて、平端子の周囲の半田を溶融するために、平端子をノズルに挿入すると、平端子は、ノズルに近い部位とノズルから離れた部位を有することとなる。このため、熱が、均一に伝わらず、半田は、十分に溶融されないので、作業者は、基板からの平端子の分離に失敗することになる。
本発明は、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品からの半田の除去を容易化するノズルに関する技術を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るノズルは、半田を吸い取る半田吸取装置に用いられる。ノズルは、前記半田を溶融する温度に加熱される先端面を備える。前記先端面は、前記溶融された半田の吸引経路の上流端として、非円形の開口部を規定する。
上記構成によれば、ノズルの先端面は、溶融された半田の吸引経路の上流端として、非円形の開口部を規定するので、作業者は、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品から、半田を容易に除去することができる。
上記構成において、ノズルは、前記先端面を形成する先端環と、前記先端環から延びる挿入胴と、を含むノズル先端部材と、前記挿入胴が挿入される開口洞が形成されたノズル基体と、を更に備えてもよい。前記ノズル基体は、前記ノズル先端部材よりも高い熱伝導率を有してもよい。前記ノズル先端部材は、前記半田に対して、前記ノズル基体よりも高い耐食性を有してもよい。
上記構成によれば、ノズル基体は、ノズル先端部材よりも高い熱伝導率を有するので、先端面は、効率的に加熱される。ノズル先端部材は、半田に対して、ノズル基体よりも高い耐食性を有するので、ノズルは、腐食・侵食しにくくなる。
上記構成において、前記挿入胴は、前記先端環とは反対側の基端部を含んでもよい。前記基端部は、前記非円形の開口部よりも高い真円度を有する基端穴を規定してもよい。
上記構成によれば、挿入胴の基端部は、非円形の開口部よりも高い真円度を有する基端穴を規定するので、挿入胴の基端部は、他の管部材に容易に連結される。
上記構成において、前記開口部は、前記開口部の中心を通過する第1直線上において、第1寸法値を有し、前記中心において前記第1直線に直交する第2直線において、前記第1寸法値よりも短い第2寸法値を有してもよい。
上記構成によれば、先端面に形成された開口部は、開口部の中心を横切る第1直線上において、第1寸法値を有し、中心において前記第1直線に直交する第2直線上において、第1寸法値よりも短い第2寸法値を有するので、作業者は、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品から、半田を容易に除去することができる。
上記構成において、前記先端面は、前記開口部を規定する内縁を含んでもよい。前記内縁は、前記第2寸法値だけ離間し、且つ、前記第1直線に沿って延びる一対の直線縁と、前記一対の直線縁の端部を結ぶように湾曲した一対の湾曲縁と、を含んでもよい。
上記構成によれば、開口部を規定する内縁は、第2寸法値だけ離間し、且つ、第1直線に沿って延びる一対の直線縁と、一対の直線縁の端部を結ぶように湾曲した一対の湾曲縁と、を含むので、作業者は、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品を開口部に挿入し、半田を容易に除去することができる。
上記構成において、前記湾曲縁は、前記中心から離れる方向に湾曲してもよい。
上記構成によれば、湾曲縁は、中心から離れる方向に湾曲するので、作業者は、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品を開口部に挿入し、半田を容易に除去することができる。
上記構成において、前記半田吸取装置は、ヒータと、前記ヒータによって加熱される加熱芯と、前記加熱芯から延出した管体と、前記管体の内圧を低減する減圧装置と、を備えてもよい。前記ノズル基体は、前記加熱芯に接続されてもよい。前記基端部は、前記管体に接続されてもよい。
上記構成によれば、ノズル基体は、ヒータによって加熱される加熱芯に接続されるので、ノズル基体は、適切に加熱される。ノズル基体は、高い熱伝導率を有するので、ヒータの熱は、ノズル先端部材へ効率的に伝達される。基端部は、加熱芯から延出した管体に接続されるので、半田は、半田吸取装置によって適切に吸い取られる。
上記構成において、ノズルは、前記ノズル基体を加熱するヒータを更に備えてもよい。
上記構成によれば、ノズル基体は、ヒータによって加熱される加熱芯に接続されるので、ノズル基体は、適切に加熱される。ノズル基体は、高い熱伝導率を有するので、ヒータの熱は、ノズル先端部材へ効率的に伝達される。
本発明の他の局面に係る製造方法は、半田を吸い取る半田吸取装置に用いられるノズルを形成するために利用可能である。製造方法は、円形の開口部が形成された先端面を有するノズルを用意する工程と、前記先端面を押圧し、前記円形の開口部を非円形に変形させる工程と、を備える。
上記構成によれば、ノズルの先端面に形成された円形の開口部は、非円形に変形されるので、製造者は、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品から、半田を除去するのに適したノズルを製造することができる。
上記構成において、前記ノズルを用意する工程は、(i)第1材料を加工し、前記先端面を形成する先端部と、前記先端部から延出する挿入胴と、を有するノズル先端部材を形成する段階と、(ii)前記挿入胴を、前記第1材料より高い熱伝導率を有し、且つ、前記半田に対して、前記第1材料より低い耐食性を有する第2材料から形成されたノズル基体に形成された開口洞に挿入する段階と、を含んでもよい。
上記構成によれば、ノズル基体は、ノズル先端部材よりも高い熱伝導率を有するので、先端面は、効率的に加熱される。ノズル先端部材は、半田に対して、ノズル基体よりも高い耐食性を有するので、ノズルは、腐食・侵食しにくくなる。
上記構成において、前記ノズルを用意する工程は、前記先端部及び前記挿入胴を貫通する貫通穴を穿孔し、前記円形の開口部を形成する段階を含んでもよい。
上記構成によれば、半田を吸引するための吸引経路は、ノズル内に容易に形成される。
上記構成において、前記先端面を押圧する工程は、前記先端部と前記挿入胴の一部とを一体的に押圧する段階を含んでもよい。
上記構成によれば、先端部及び挿入胴の一部は、一体的に押圧されるので、非円形の開口部は、先端面に容易に形成される。一方、挿入胴の他の部分は、円形の開口部を維持することができるので、挿入胴は、他の管部材に容易に連結される。
上記構成において、前記ノズルを用意する工程は、前記先端部及び前記挿入胴を、前記ノズル基体に蝋付けする段階を含んでもよい。
上記構成によれば、先端部及び挿入胴は、ノズル基体に蝋付けされるので、ノズル先端部材は、ノズル基体に強固に接続される。
上記構成において、製造方法は、前記ノズル基体の表面に耐食性皮膜を形成する工程を更に備えてもよい。
上記構成によれば、製造方法は、ノズル基体の表面に耐食性皮膜を形成する工程を含むので、ノズルは腐食・侵食しにくくなる。
上述の技術によって得られるノズルは、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品からの半田の除去を容易化することができる。
第1実施形態のノズルの概略的な斜視図である。 図1に示されるノズルの先端面の概略図である。 図1に示されるノズルの概略的な断面図である。 図1に示されるノズルの例示的な製造方法を表す概略的なフローチャートである(第2実施形態)。 図4に示される製造方法において用いられるノズルの概略的な側面図である(押圧工程前)。 図4に示される製造方法において利用可能な治具の概略的な平面図である(第3実施形態)。 図6Aに示される治具の概略的な正面図である。 図6Aに示される治具に取り付けられたノズルの概略的な平面図である。 図6Aに示される治具に取り付けられたノズルの概略的な斜視図である。 図4に示される製造方法の押圧工程の概略図である。 第4実施形態の半田吸取装置の概略図である。 第5実施形態のノズルの概略的な断面図である(押圧工程後)。 図10に示されるノズルのノズル先端部材及びノズル基体の複合体の例示的な形成手順を表す概略的なフローチャートである(第6実施形態)。 図10に示されるノズルのノズル先端部材の概略的な側面図である(押圧工程前)。 図10に示されるノズルのノズル基体の概略的な断面図である(押圧工程前)。 図11に示される形成手順によって得られた複合体の概略的な断面図である(押圧工程前)。 図14に示される複合体の例示的な形成手順を表す概略的なフローチャートである(第7実施形態)。 図14に示される複合体のノズル先端部材の概略的な側面図である。 図16に示されるノズル先端部材が嵌め込まれたノズル基体の概略的な断面図である。 第8実施形態の半田吸取装置の概略図である。 第9実施形態のノズルの概略図である。
<第1実施形態>
本発明者等は、従来のノズルは、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品からの半田の除去に不向きであるという課題を見出した。第1実施形態において、幅寸法と厚さ寸法との間で大きな差異を有する部品からの半田の除去を容易化するノズルが説明される。
図1は、第1実施形態のノズル100の概略的な斜視図である。図1を参照して、ノズル100が説明される。
ノズル100は、半田を吸い取る半田吸取装置(図示せず)に用いられる。ノズル100は、半田吸取装置によって、半田を溶融することができる温度まで加熱される。
ノズル100は、高い熱伝導率を有する金属材料から形成されてもよい。金属材料は、半田に対して高い耐食性を有してもよい。本実施形態の原理は、ノズル100として用いられる特定の金属材料に限定されない。
ノズル100は、基端面210と、先端面220と、を含む。基端面210は、略円形である。基端面210とは反対側の先端面220は、非円形である。
半田を除去する作業者は、半田を溶融するのに十分に加熱された先端面220を半田に接触させ、半田を溶融する。ノズル100は、基端面210と先端面220との間で、溶融された半田が通過する吸引経路を規定する。溶融された半田は、吸引経路を通じて、先端面220から基端面210に向けて吸引される。
図2は、先端面220の概略図である。図1及び図2を参照して、先端面220が説明される。
図2に示される如く、先端面220は、外輪郭部221と、内輪郭部222と、を含む。外輪郭部221は、先端面220の外形状を規定する。内輪郭部222は、先端面220に形成された開口部223の非円形状を規定する。開口部223は、図1を参照して説明された半田の吸引経路の上流端となる。
図2は、先端面220上で概念的に規定されたXY座標を示す。XY座標の原点は、開口部223の中心にある。X軸は、座標原点において、Y軸に直交する。
内輪郭部222は、2つの直線部224と、2つの半弧部225と、を含む。2つの直線部224は、X軸に直交する。図2は、Y軸に沿って延びる2つの直線部224間の距離を、記号「X1」を用いて表す。2つの半弧部225はともに、座標原点から離れる方向に湾曲する。2つの半弧部225の一方は、2つの直線部224の上端を結ぶ。2つの半弧部225の他方は、2つの直線部224の下端を結ぶ。図2は、Y軸上における2つの半弧部225間の距離を、記号「Y1」で示す。距離「X1」は、距離「Y1」よりも短い。したがって、開口部223は、全体的に、楕円形状をなす。外輪郭部221は、開口部223と相似的な略楕円形状を描く。本実施形態において、第1寸法値は、距離「Y1」によって例示される。第2寸法値は、距離「X1」によって例示される。直線縁は、直線部224によって例示される。湾曲縁は、半弧部225によって例示される。
図3は、ノズル100の概略的な断面図である。図2及び図3を参照して、ノズル100の例示的な使用方法が説明される。
図3は、基板CBDと、スイッチング素子SWDと、を示す。スイッチング素子SWDは、基板CBDに半田SDRによって固定される。基板CBDは、下面LSFと、上面USFと、ランドLNDと、を含む。スイッチング素子SWDは、下面LSFから上面USFへ貫通される平端子FTMを含む。
平端子FTMは、一般的に、略長方形の横断面を有する。上面USFに形成されたランドLNDは、上面USFから突出した平端子FTMを取り囲む長楕円形を有する。半田SDRは、ランドLND上に位置し、平端子FTMを基板CBDに固定する。
図3に示される如く、使用者が、上面USFから突出した平端子FTMを、開口部223に挿入すると、先端面220は、全体的に、ランドLNDに接触又は近接する。直線部224(図2を参照)は、平端子FTMの長方形断面の長辺に近接する。このとき、半弧部225(図2を参照)は、平端子FTMの長方形断面の短辺に近接する。したがって、平端子FTMの固定に寄与する半田SDRは、適切に溶融される。この結果、作業者は、スイッチング素子SWDを、基板CBDから容易に取り外すことができる。
<第2実施形態>
第1実施形態のノズルは、鋳造や切削加工によって形成されてもよい。この場合、ノズルの先端に形成された開口部は、様々な非円形状をなすことができる。しかしながら、第1実施形態に関連して説明された略楕円形状の開口部を有するノズルは、半田の除去を必要とする端子の多くに利用可能である。本発明者等は、略楕円形状の開口部は、押圧加工によって容易に形成されることを見出した。第2実施形態において、略楕円形状の開口部を有するノズルの製造方法が説明される。
図4は、ノズル100の例示的な製造方法を表す概略的なフローチャートである。図5は、押圧加工前のノズル100の概略的な側面図である。図1乃至図5を参照して、ノズル100の製造方法が説明される。
(ステップS110)
製造者は、円形の開口部(図示せず)が形成された先端面220を有するノズル100(図5を参照)を用意する。ノズル100は、切削加工によって形成されてもよい。代替的に、ノズル100は、鋳造によって形成されてもよい。本実施形態の原理は、ノズル100の特定の入手方法に限定されない。
図5は、ステップS110において得られたノズル100(押圧加工前)を示す。図5に示される如く、ノズル100は、先端筒部230と、基端筒部240と、テーパ筒部250と、を含む。
先端筒部230は、先端面220を含む。ステップS110において、先端面220に形成された開口部(図示せず)は、略円形である。
基端筒部240は、先端筒部230よりも太い。基端筒部240は、基端面210を含む。図3に示される如く、基端筒部240は、テーパ内面241を更に含む。テーパ内面241は、先端面220に向けて狭まるテーパ空間を規定する。半田吸取装置(図示せず)の加熱芯(図示せず)は、テーパ空間に挿入される。テーパ内面241は、ノズル100の中心軸に対して傾斜しているので、テーパ内面241と、ヒータによって加熱された加熱芯と、の間の接触面積は、広くなる。したがって、加熱芯からノズル100への熱伝達効率は高くなる。
テーパ筒部250は、先端筒部230と基端筒部240との間に位置する。テーパ筒部250の外形は、基端筒部240から先端筒部230に向けて狭まる。よって、先端面220は、形状において、ランド(図示せず)に近似する一方で、基端筒部240が、加熱芯から受け取る熱量は大きくなる。また、半田の吸取作業を行う作業者は、先端筒部230を容易に視認することができる。図3に示される如く、テーパ筒部250は、直線状の管路を規定する内壁面251を少なくとも部分的に含む。
(ステップS120)
製造者は、図5に示されるノズル100の先端筒部230を少なくとも部分的に押圧する。この結果、先端筒部230の外周面は、平坦面231と、曲面232と、を含むこととなる(図1を参照)。同時に、先端面220の内輪郭部222(図2を参照)は、直線部224(図2を参照)と、半弧部225(図2を参照)と、を含むことになるので、略円形の開口部は、非円形の開口部223(図2を参照)に変形される。
押圧量は、ノズル100の使用対象の端子の断面に適合するように決定されてもよい。たとえば、距離「Y1」(図2を参照)が、距離「X1」の2倍を超えるように、押圧量が決定されてもよい。
本実施形態に関連して説明された方法によれば、製造者は、ノズル100を、簡単且つ反復的に作成することができる。
<第3実施形態>
本発明者等は、ノズルの押圧に好適に利用可能な治具を開発した。第3実施形態において、治具を用いた押圧工程が説明される。
図6Aは、治具300の概略的な平面図である。図6Bは、治具300の概略的な正面図である。図6A及び図6Bを参照して、治具300が説明される。
図6Aに示される如く、治具300は、保持ブロック310と、固定脚330と、を備える。保持ブロック310は、図5を参照して説明されたノズル100を保持するために用いられる。固定脚330は、押圧加工機(図示せず)への固定に用いられる。
図6Aに示される如く、保持ブロック310は、第1上面311と、第2上面312と、第3上面313と、第4上面314と、平坦な下面315と、を含む。第3上面313及び第4上面314は、第1上面311と第2上面312との間に位置する。第3上面313は、第1上面311と第4上面314との間に位置する。第4上面314は、第2上面312と第3上面313との間に位置する。第2上面312と第3上面313との間の距離として規定される第4上面314の幅は、先端筒部230の長さに略一致する。
下面315は、第1上面311、第2上面312、第3上面313及び第4上面314それぞれに対して略平行である。下面315から第1上面311までの距離は、下面315から第2上面312までの距離よりも長く、基端筒部240の径に略等しい。下面315から第2上面312までの距離は、下面315から第4上面314までの距離よりも長い。下面315から第4上面314までの距離は、下面315から第3上面313までの距離よりも長い。図6Bに示される如く、第1上面311には、切込部316が形成される。第2上面312と第4上面314との間の下面315からの距離差は、先端筒部230の押圧量を決定する因子となる。
図7Aは、治具300に取り付けられたノズル100の概略的な平面図である。図7Bは、治具300に取り付けられたノズル100の概略的な斜視図である。図4、図5、図7A及び図7Bを参照して、治具を用いた押圧工程が説明される。
図5を参照して説明されたノズル100(押圧加工前)の基端筒部240は、治具300の切込部316(図7Aを参照)に嵌め込まれる。このとき、ノズル100の先端筒部230は、第4上面314によって支持される。ノズル100のテーパ筒部250は、第3上面313の上方に位置する。
図7Bに示される如く、先端筒部230は、第2上面312から突出する。図4を参照して説明されたステップS120における押圧量は、第2上面312からの先端筒部230の突出量によって決定される。
図8は、押圧工程(図4のステップS120)の概略図である。図8を参照して、押圧工程が説明される。
治具300に取り付けられたノズル100は、押圧加工機の押圧ロッド320の下方に配置される。押圧ロッド320は、略円柱状の押圧盤321と、ロッド322と、を含む。押圧盤321は、ロッド322の下端に形成される。
押圧盤321は、平坦な下面323と、下面323から上方に延びる外周面324と、を含む。外周面324には、切欠部325が形成される。したがって、下面323は、略弓形状となる。
ノズル100の先端筒部230が、押圧盤321の下面323の下方に位置し、且つ、ノズル100のテーパ筒部250が切欠部325の下方に位置するように、治具300は、位置決めされる。したがって、押圧ロッド320が下降すると、先端筒部230が選択的に押圧される。押圧盤321の下面323が、保持ブロック300の第2上面312に当接すると、押圧ロッド320の下降は停止される。したがって、ノズル100は、過度に押圧されない。
治具300の第4上面314及び押圧ロッド320の押圧盤321の下面323は、平坦であるので、先端筒部230に平坦面231(図1を参照)が形成される。代替的に、先端筒部230を押圧する押圧具の押圧面は、湾曲してもよい。この場合、先端筒部230は、全体的に湾曲した外周輪郭を有することとなる(たとえば、楕円形)。
<第4実施形態>
第1実施形態乃至第3実施形態に関連して説明されたノズルは、様々な半田吸取装置に利用可能である。第4実施形態において、例示的な半田吸取装置が説明される。
図9は、第4実施形態の半田吸取装置400の概略図である。図9を参照して半田吸取装置400が説明される。
ノズル100は、半田吸取装置400の一部として利用される。半田吸取装置400は、ノズル100に加えて、ポンプ410と、フィルタ420と、パイプ430と、筒状の加熱芯440と、ヒータ450と、を備える。
加熱芯440は、先端部441と、基端部442と、を含む。先端部441は、ノズル100に向けて***する。先端部441は、ノズル100のテーパ内面241によって規定される空間と相補的である。先端部441の外周面は、テーパ内面241に全体的に接触する。
ヒータ450は、基端部442によって保持される。先端部441の外周面は、テーパ内面241に全体的に接触するので、ヒータ450から発生した熱は、加熱芯440からノズル100へ効率的に伝達される。
パイプ430は、加熱芯440と協働して、ノズル100からポンプ410へ延びる吸引経路を規定する。ポンプ410は、吸引経路内に負圧環境を作り出す。したがって、ノズル100の先端面220に形成された開口部223から流入した溶融状態の半田は、吸引経路を通じて、ポンプ410に向けて流れる。フィルタ420は、加熱芯440とポンプ410との間に配置される。フィルタ420は、吸引経路に沿って流れる半田を捕捉する。パイプ430は、半田や他の環境因子に対して高い耐食性を有する材料から形成される。たとえば、ステンレスは、パイプ430に好適に利用可能である。
<第5実施形態>
ノズルは、物性において異なる複数の部材から形成されてもよい。第5実施形態において、2つの部材から形成された例示的なノズルが説明される。
図10は、第5実施形態のノズル100Aの概略的な断面図である。図4、図9及び図10を参照して、ノズル100Aが説明される。第1実施形態と共通する要素に対して、第1実施形態と同一の符号が付されている。第1実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に援用される。
ノズル100Aは、ノズル先端部材200と、ノズル基体500と、を備える。ノズル先端部材200は、ノズル基体500よりも、半田に対して高い耐食性を有する材料から形成される。鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、チタン、カーボンファイバ、カーボンファイバとアルミニウムとの複合材料やカーボンファイバとアルミニウム合金との複合材料といった様々な材料が、ノズル先端部材200として利用可能である。本実施形態の原理は、ノズル先端部材200として利用される特定の材料に限定されない。
ノズル基体500は、ノズル先端部材200よりも高い熱伝導率を有する材料から形成される。銅や銅合金といった様々な材料が、ノズル基体500として利用可能である。本実施形態の原理は、ノズル基体500として利用される特定の材料に限定されない。
ノズル先端部材200は、先端環260と挿入胴270とを含む。先端環260は、第1実施形態に関連して説明された先端面220を形成する。先端環260は、ノズル基体500から露出する一方で、先端環260から延出する挿入胴270は、ノズル基体500に取り囲まれる。
ノズル先端部材200及びノズル基体500はともに、筒状である。ノズル基体500は、ノズル先端部材200と協働して、吸引経路を規定する。
ノズル基体500は、先端筒部530と、基端筒部540と、テーパ筒部550と、を含む。先端筒部530及びテーパ筒部550は、ノズル先端部材200の挿入胴270が挿入される開口洞559を規定する。挿入胴270が、開口洞559に挿入された後、先端筒部530は、図4を参照して説明された押圧工程(ステップS120)において、ノズル先端部材200とともに押圧される。
基端筒部540は、先端面220に向けて狭まるテーパ空間560を規定するテーパ内面541を含む。テーパ内面541は、図9を参照して説明された加熱芯440に当接してもよい。
<第6実施形態>
押圧工程を伴う製造原理(第2実施形態を参照)は、第5実施形態に関連して説明されたノズルの製造に好適に利用可能である。切削等に依存する加工方法とは異なり、押圧工程による加工方法は、ノズル先端部材への熱伝達を担うノズル基体が、ノズル先端部材を略均一に取り囲むことを可能にする。したがって、製造者が、第2実施形態に関連して説明された製造原理に基づいて、ノズルを製造するならば、ノズルの先端面に温度ムラが生じにくくなる。第5実施形態に関連して説明された如く、押圧工程は、ノズル先端部材とノズル基体との結合の後に行われる。様々な手法が、ノズル先端部材とノズル基体との複合体の形成に用いられてもよい。第6実施形態において、ノズル先端部材とノズル基体との複合体の例示的な形成技術が説明される。
図11は、ノズル先端部材200とノズル基体500との複合体の例示的な形成手順を表す概略的なフローチャートである。図12は、ノズル先端部材200(押圧工程前)の概略的な側面図である。図13は、ノズル基体500(押圧工程前)の概略的な断面図である。図4、図10乃至図13を参照して、ノズル先端部材200とノズル基体500との複合体の形成手順が説明される。
図11に示されるフローチャートは、図4を参照して説明されたステップS110に対応する。
(ステップS210)
製造者は、半田に対して高い耐食性を有する材料(たとえば、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、チタン、カーボンファイバ、カーボンファイバとアルミニウムとの複合材料、カーボンファイバとアルミニウム合金との複合材料)を切削加工し、図12に示されるノズル先端部材200を形成する。本実施形態において、第1材料は、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、チタン、カーボンファイバ、カーボンファイバとアルミニウムとの複合材料及びカーボンファイバとアルミニウム合金との複合材料の少なくとも1つによって例示されてもよい。
図12に示されるノズル先端部材200の先端環260の外周面は、略円形の外形輪郭を描く。先端環260の内周面は、略円形の開口部223を規定する。
挿入胴270は、先端環260から吸引経路に沿って延びる。挿入胴270の外径は、先端環260の外周面の外径よりも小さい一方で、挿入胴270の内径は、先端環260の内径に略一致する。
(ステップS220)
製造者は、図13に示されるノズル基体500を用意する。ノズル基体500は、銅や銅合金といった高い熱伝導率を有する材料に対する切削加工によって形成されてもよい。本実施形態の原理は、ノズル基体500の特定の入手方法に限定されない。本実施形態において、第2材料は、銅又は銅合金によって例示されてもよい。
ノズル基体500は、先端面520を含む。ノズル先端部材200が、ノズル基体500に挿入されると、ノズル基体500の先端面520は、ノズル先端部材200の先端環260に当接する。
ノズル基体500の開口洞559は、第1区間551と、第2区間552と、を含む。第1区間551は、吸引経路に沿って、先端面520からテーパ空間560に向けて延びる。第2区間552は、第1区間551とテーパ空間560との間に形成される。第1区間551の断面形状は、ノズル先端部材200の挿入胴270の外周面によって規定される断面形状と相補的である。第1区間551は、挿入胴270よりも僅かに長くてもよい。したがって、製造者は、先端環260がノズル基体500の先端面520に密着するまで、挿入胴270を、第1区間551に挿入することができる。追加的に、製造者は、ノズル基体500とノズル先端部材200との境界に銀蝋付処理をしてもよい。この結果、ノズル先端部材200は、ノズル基体500にしっかりと固定される。
第2区間552の長さ及び直径は、ノズル100Aが組み付けられる半田吸取装置(図示せず)のパイプ(図示せず)の外径及び長さに適合するように決定されてもよい。本実施形態の原理は、第2区間552の特定の形状に限定されない。
(押圧工程)
図14は、図11を参照して説明されたステップS220から得られた複合体101の概略的な断面図である。図4、図10、図11及び図14を参照して、押圧工程が説明される。
図4を参照して説明された押圧工程(ステップS120)は、ノズル先端部材200とノズル基体500とからなる複合体101に適用可能である。図14は、押圧工程において押圧される押圧区間を示す。押圧区間は、先端環260と、先端筒部530の全部又は一部(挿入胴270の一部)と、に亘って規定される。押圧工程において、押圧区間が押圧されると、図10に示されるノズル100Aが形成される。
押圧工程の後、先端面220及び先端面220の周囲の外面は、半田鍍金を用いた鍍金処理されてもよい。他の表面領域には、クロム鍍金やアルミ拡散皮膜といった皮膜が形成されてもよい。この結果、ノズル100Aは、良い作業性と、半田や他の環境因子に対して、高い耐食性と、を有することができる。
ノズル先端部材200は、先端面220とは反対側の基端部280を含む。図14に示される如く、基端部280は、押圧区間から外れている。基端部280は、押圧工程において、押圧されないので、基端部280は、押圧工程の後、先端面220よりも高い真円度を有する基端穴(図示せず)を規定することとなる。
半田吸取装置(図示せず)のパイプ(図示せず)の断面形状は、一般的に、略円形である。上述の如く、基端部280は、押圧工程の後も高い真円度を維持することができるので、ノズル先端部材200と半田吸取装置のパイプとの継目における断面形状の変化は、過度に大きくならない。
<第7実施形態>
ノズル先端部材が、変形しやすい金属材料から形成されるならば、ノズル先端部材とノズル基体とを結合する工程の間において、ノズル先端部材が変形する虞がある。このことは、ノズルの製造効率の低下に帰結する。第7実施形態において、加工中におけるノズル先端部材の意図しない変形を引き起こしにくいノズルの製造方法が説明される。
図15は、複合体101(図14を参照)の例示的な形成手順を表す概略的なフローチャートである。図16は、ノズル先端部材201の概略的な側面図である。図17は、ノズル先端部材201が嵌め込まれたノズル基体500の概略的な断面図である。図14乃至図17を参照して、ノズル先端部材200とノズル基体500との複合体の形成手順が説明される。
(ステップS211)
製造者は、半田に対して高い耐食性を有する材料(たとえば、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、チタン、カーボンファイバ、カーボンファイバとアルミニウムとの複合材料、カーボンファイバとアルミニウム合金との複合材料)を切削加工し、図16に示されるノズル先端部材201を形成する。本実施形態において、第1材料は、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、チタン、カーボンファイバ、カーボンファイバとアルミニウムとの複合材料及びカーボンファイバとアルミニウム合金との複合材料の少なくとも1つによって例示されてもよい。
図16に示される如く、ノズル先端部材201は、先端部261と、挿入胴271と、を含む。先端部261の外周面は、略円形の外形輪郭を描く。挿入胴271は、先端部261から延びる円柱である。挿入胴271の外径は、先端部261の外周面の外径よりも小さい。図12を参照して説明されたノズル先端部材201とは異なり、ステップS211において得られるノズル先端部材201は中実である。
(ステップS221)
製造者は、ノズル先端部材201の先端部261がノズル基体500の先端面520に当接するまで、挿入胴271をノズル基体500内に押し込む。上述の如く、ノズル先端部材201は、中実であるので、ステップS221の加工中において変形しにくい。したがって、ノズル先端部材201は、ノズル基体500に圧入されてもよい。
(ステップS230)
ノズル先端部材201がノズル基体500に嵌め込まれた後、製造者は、ノズル先端部材201に対して穿孔処理を行い、先端面220から基端部280まで延びる貫通穴290(図14を参照)を形成してもよい。この結果、図14に示される複合体101が形成される。
第6実施形態と同様に、製造者は、蝋付処理を行ってもよい。蝋付処理は、ステップS221とステップS230との間で実行されてもよい。
<第8実施形態>
第5実施形態乃至第7実施形態に関連して説明されたノズルは、様々な半田吸取装置に利用可能である。第8実施形態において、例示的な半田吸取装置が説明される。
図18は、第8実施形態の半田吸取装置400Aの概略図である。図18を参照して半田吸取装置400Aが説明される。第4実施形態及び/又は第5実施形態と共通する要素に対して、第4実施形態及び/又は第5実施形態と同一の符号が付されている。第4実施形態及び/又は第5実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に援用される。
ノズル100Aは、半田吸取装置400Aの一部として利用される。第4実施形態と同様に、半田吸取装置400Aは、ポンプ410と、フィルタ420と、筒状の加熱芯440と、ヒータ450と、を備える。第4実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
半田吸取装置400Aは、パイプ430Aを更に備える。パイプ430Aは、ヒータ450によって加熱される加熱芯440から突出する先端部431を含む。先端部431は、ノズル100A内に挿入され、ノズル先端部材200の基端部280に連なる。
パイプ430Aは、半田や他の環境因子に対して高い耐食性を有する材料から形成される。たとえば、ステンレスは、パイプ430Aに好適に利用可能である。パイプ430Aは、ノズル先端部材200と協働して、ノズル基体500の内面を覆ってもよい。この場合、半田とノズル基体500との間の接触は生じにくくなる。したがって、ノズル基体500の腐食・侵食は生じにくくなる。
加熱芯440の先端部441は、ノズル基体500のテーパ内面541に当接される。したがって、ヒータ450が発した熱は、加熱芯440及びノズル基体500を通じて、ノズル先端部材200へ効率的に伝達される。
ポンプ410は、ノズル100A及びパイプ430Aによって規定される吸引経路を減圧する。したがって、ノズル先端部材200の先端面220によって溶融された半田は、吸引経路を通じて、ポンプ410に向かう。ポンプ410と加熱芯440との間に配置されたフィルタ420は、ポンプ410に向かって移動する溶融半田を捕捉する。本実施形態において、減圧装置は、ポンプ410によって例示される。
<第9実施形態>
ノズルは、ヒータを備えてもよい。第9実施形態において、ヒータを備える例示的なノズルが説明される。
図19は、第9実施形態のノズル100Bの概略図である。図19を参照してノズル100Bが説明される。第5実施形態と共通する要素に対して、第5実施形態と同一の符号が付されている。第5実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に援用される。
ノズル100Bは、第6実施形態又は第7実施形態に関連して説明された製造方法によって製造される。第5実施形態と同様に、ノズル100Bは、ノズル先端部材200を備える。第5実施形態の説明は、ノズル先端部材200に援用される。
ノズル100Bは、ノズル基体500Bと、ヒータ600と、を備える。第5実施形態と同様に、ノズル基体500Bは、先端筒部530を含む。第5実施形態の説明は、先端筒部530に援用される。
図19は、半田吸取装置のパイプを概略的に示す。ノズル基体500Bは、基端筒部540Bを含む。基端筒部540Bは、パイプを取り囲む。ヒータ600は、基端筒部540Bとパイプとの間に配置される。したがって、ヒータ600は、ノズル基体500Bを効率的に加熱することができる。
ノズル100Bは、ノズル先端部材200の基端部280の外周に環状の薄い空隙を規定する。半田吸取装置のパイプの先端は、薄い空隙に挿入される。したがって、開口部223からパイプまで、信頼性のある吸引経路が形成される。
上述の様々な実施形態に関連して説明された設計原理は、様々なノズルに適用可能である。上述の様々な実施形態のうち1つに関連して説明された様々な特徴のうち一部が、他のもう1つの実施形態に関連して説明されたノズルに適用されてもよい。
上述の実施形態の原理は、半田を除去する装置に好適に利用される。
100,100A,100B・・・・・・・・・・・・・・・ノズル
200・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノズル先端部材
201・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノズル先端部材
220・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先端面
223・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口部
260・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先端環
261・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先端部
270,271・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・挿入胴
280・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・基端部
290・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・貫通穴
400,400A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・半田吸取装置
410・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポンプ
430,430A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パイプ
440・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加熱芯
450,600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒータ
500,500B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノズル基体
559・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口洞
SDR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・半田

Claims (8)

  1. 半田を吸い取る半田吸取装置に用いられるノズルであって、
    前記半田を溶融する温度に加熱される先端面を形成する先端環と、前記先端環から延びる挿入胴と、を含むノズル先端部材と、
    前記挿入胴が挿入される開口洞が形成されたノズル基体と、を備え、
    前記先端面は、前記溶融された半田の吸引経路の上流端として、非円形の開口部を規定し、
    前記挿入胴は、前記先端環とは反対側の基端部を含み、前記先端環と前記基端部との間において、前記基端部よりも扁平な断面形状を有する
    ノズル。
  2. 前記開口部は、前記開口部の中心を通過する第1直線上において、第1寸法値を有し、前記中心において前記第1直線に直交する第2直線において、前記第1寸法値よりも短い第2寸法値を有する
    請求項1に記載のノズル。
  3. 前記先端面は、前記開口部を規定する内縁を含み、
    前記内縁は、前記第2寸法値だけ離間し、且つ、前記第1直線に沿って延びる一対の直線縁と、前記一対の直線縁の端部を結ぶように湾曲した一対の湾曲縁と、を含む
    請求項2に記載のノズル。
  4. 前記湾曲縁は、前記中心から離れる方向に湾曲する
    請求項3に記載のノズル。
  5. 前記ノズル基体は、前記ノズル先端部材よりも高い熱伝導率を有し、
    前記ノズル先端部材は、前記半田に対して、前記ノズル基体よりも高い耐食性を有する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のノズル。
  6. 前記基端部は、前記非円形の開口部よりも高い真円度を有する基端穴を規定する
    請求項5に記載のノズル。
  7. 半田を吸い取る半田吸取装置に用いられるノズルの製造方法であって、
    円形の開口部が形成された先端面を有するノズルを用意する工程と、
    前記先端面を押圧し、前記円形の開口部を非円形に変形させる工程と、を備え、
    前記ノズルを用意する工程は、(i)第1材料を加工し、前記先端面を形成する先端部と、前記先端部から延出する挿入胴と、を有するノズル先端部材を形成する段階と、(ii)前記挿入胴を、前記第1材料より高い熱伝導率を有し、且つ、前記半田に対して、前記第1材料より低い耐食性を有する第2材料から形成されたノズル基体に形成された開口洞に挿入する段階と、を含み、
    前記先端面を押圧する工程は、前記先端部と前記挿入胴の一部とを一体的に押圧する段階を含む
    製造方法。
  8. 前記ノズルを用意する工程は、前記先端部及び前記挿入胴を貫通する貫通穴を穿孔し、前記円形の開口部を形成する段階を含む
    請求項7に記載の製造方法。
JP2015146168A 2014-12-19 2015-07-23 ノズル及びノズルの製造方法 Active JP6152140B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/943,933 US9776271B2 (en) 2014-12-19 2015-11-17 Desoldering tool nozzle and method of manufacturing the nozzle
CN201510954837.4A CN105710476B (zh) 2014-12-19 2015-12-17 吸嘴及吸嘴的制造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462094694P 2014-12-19 2014-12-19
US62/094,694 2014-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016117094A JP2016117094A (ja) 2016-06-30
JP6152140B2 true JP6152140B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=56243504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015146168A Active JP6152140B2 (ja) 2014-12-19 2015-07-23 ノズル及びノズルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6152140B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111842823B (zh) * 2020-07-31 2024-04-30 中冶赛迪技术研究中心有限公司 一种连铸二冷用防堵塞喷嘴

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4187972A (en) * 1978-03-28 1980-02-12 Pace Incorporated Apparatus including general purpose desolderer and means for converting the general purpose desolderer to either a soldering iron or a special purpose desolderer
JPH0745103B2 (ja) * 1990-07-12 1995-05-17 正博 芦塚 ハンダ吸取り機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016117094A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9776271B2 (en) Desoldering tool nozzle and method of manufacturing the nozzle
KR102332709B1 (ko) 납땜 노즐, 그 제조 방법 및 어셈블리의 선택적인 납땜 방법
JP2014053437A (ja) 電流検出用抵抗器
JP4952336B2 (ja) コンデンサ用リード端子の製造方法
JP6152140B2 (ja) ノズル及びノズルの製造方法
EP2621038A2 (en) Method of producing an electrode support using brazing
JP2016219554A (ja) 半導体装置、金属部材および半導体装置の製造方法
JP4566857B2 (ja) 半田ごて用のこて先及びその製造方法
JP5412406B2 (ja) 中子支持金具及びその製造方法
JP2004146235A (ja) スパークプラグ用中心電極の製造方法
JP2005129498A (ja) バスバーと導電部材との接続方法及び構造
JP2015071184A (ja) ハンダコテ先およびハンダ用コテ先チップ
US3461538A (en) Process for manufacturing welding devices for semi-conductors
JP2013232292A (ja) 端子の製造方法および基板用コネクタ
KR200417670Y1 (ko) 냉각시스템용 오일분리기 케이스의 성형장치
KR101263100B1 (ko) 수명 확인이 가능한 보호캡을 구비한 납땜용 인두팁 및 이의 제조방법
CN210731301U (zh) 焊锡预热装置
JP2002106775A (ja) 分岐管接合構造
JP2010032414A (ja) 温度センサの製造方法
JP2010212729A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2019046732A (ja) スパークプラグの製造方法
CN206500790U (zh) 一种焊枪通用连接头
JP4332391B2 (ja) リード端子付き抵抗器の製造方法
JP3191800U (ja) 半田コテ先チップ
JP2005033042A (ja) プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6152140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250