JP6151131B2 - 光ファイバの接続方法、及び、これに用いる光ファイバ接続装置 - Google Patents

光ファイバの接続方法、及び、これに用いる光ファイバ接続装置 Download PDF

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Description

本発明は、基本モードの光が高次モードの光に結合することを抑制して光ファイバを接続することができる光ファイバの接続方法、及び、これに用いる光ファイバ接続装置に関する。
ファイバレーザ装置は、集光性に優れ、パワー密度が高い小さなビームスポットが得られ、更に、非接触加工が可能であることから、レーザ加工分野、医療分野等の様々な分野において用いられている。このようなファイバレーザ装置として、波長変換素子により、近赤外光の波長帯域を有する光を短波長側に変換することで、可視光の波長帯域を有する光を出射することが行われている。
上記の様に波長変換を行う際、波長変換される前の光に多数のモードが存在すると、効率良く波長変換を行うことができない傾向がある。このため波長変換素子に入射する光には出来るだけ基本モードの光のみが含まれて高次モードの光が含まれないことが望ましい。一方、ファイバレーザ装置の高出力化に伴い、増幅用光ファイバ等の光ファイバにシングルモードファイバよりもコアの直径が大きいマルチモードファイバを用いて、パワーのより大きな光を伝搬させたいという要望がある。このような場合であっても、高次モードの光が低減されたビーム品質の良い光を出射させたいという要望がある。
従って、ファイバレーザ装置では、光を増幅する増幅用光ファイバに上記の様に基本モードの光を伝搬し高次モードの光の伝搬が抑制された大きなコア径を有する光ファイバが用いられることが好ましい。また、増幅用光ファイバで増幅された光をデリバリファイバで伝搬する場合には、デリバリファイバにも基本モードの光を伝搬し高次モードの光の伝搬が抑制された大きなコア径を有する光ファイバが用いられることが好ましい。この場合、増幅用光ファイバとデリバリファイバとの接続点で基本モードの光が高次モードの光に結合しないように、増幅用光ファイバとデリバリファイバとが接続されることが好ましい。
下記特許文献1には、ダブルクラッド構造を有する増幅用光ファイバと光導波素子を接続する方法が記載されている。この方法では、光導波素子のコアから増幅用光ファイバのコアに検査光を入射し、増幅用光ファイバのコアから出射する光強度を検出することで、増幅用光ファイバのコアの軸と光導波素子のコアの軸とを合わせている。
特開2009−198953号公報
上記特許文献1の様にコア同士の軸合わせをする場合、増幅用光ファイバから出射する光のモードを検出することができない。従って、接続されるそれぞれの光ファイバに高次モードの光を伝搬させたくない場合であっても、上記特許文献1の方法を用いる場合、接続点において基本モードの光が高次モードの光に結合しているか否かを検出することができない。
そこで、本発明は、基本モードの光が高次モードの光に結合することを抑制して光ファイバを接続することができる光ファイバの接続方法、及び、これに用いる光ファイバ接続装置を提供することを目的とする。
上記課題と解決するため、本発明は、基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端とを接続する光ファイバの接続方法であって、前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とを対向させる対向ステップと、前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射する入射ステップと、前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバと軸ずれされた状態で前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルを測定する測定ステップと、前記パワースペクトルに表れるリップルが小さくなるように前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとを調芯する調芯ステップと、を備えることを特徴とするものである。
第1光ファイバと第2光ファイバとを接続すると、それぞれの光ファイバの接続部で基本モードの光が高次モードの光に結合する場合がある。しかし、一般にマルチモードファイバから出射する基本モードの光の電界分布と高次モードの光の電界分布とを乗算して面積分すると値が0になる。従って、マルチモードファイバに基本モードの光を入射し、当該基本モードの光が高次モードの光に結合する場合に、マルチモードファイバからの出射光のパワーを測定しても、基本モードの光が高次モードの光に結合しているか否かを検出することができない。
そこで本発明者は、マルチモードファイバに基本モードの光と高次モードの光とが伝搬する場合、これらのモードの光をシングルモードファイバに入射させることで、これらのモードの光がシングルモードファイバの基本モードの光にカップリングさせることができることに着目した。そして、第2光ファイバと軸ずれさせた状態で接続されたシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルを測定する場合、第2光ファイバに伝搬する高次モードの光により当該パワースペクトルにリップルが表れることを本発明者は見出した。具体的には、第2光ファイバから出射してシングルモードファイバで基本モードの光にカップリングする高次モードの光が多くなるとパワースペクトルに表れるリップルが大きくなり、当該高次モードの光が少なくなるとパワースペクトルに表れるリップルが小さくなる。そこで、パワースペクトルに表れるリップルが小さくなるように調芯することにより、第1光ファイバと第2光ファイバとの接続点で基本モードの光が高次モードの光に結合することを抑制することができるのである。
なお、本明細書において「軸ずれ」とは、第2光ファイバを伝搬する奇モードの光がシングルモードファイバに結合し得る、両ファイバの端面の相対的な位置関係を意味し、例えば、円形コアの中心が完全に一致していない場合や、両ファイバの光軸が平行でない場合の位置関係を挙げることができる。
或いは本発明は、基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端とを接続する光ファイバの接続方法であって、前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とを対向させる対向ステップと、前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射する入射ステップと、前記第2光ファイバにおける前記基本モードの光のモードフィールド径と異なるモードフィールド径で前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルを測定する測定ステップと、前記パワースペクトルに表れるリップルが小さくなるように前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとを調芯する調芯ステップと、を備えることを特徴とするものである。
このような光ファイバの接続方法によれば、シングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルを測定する場合、第2光ファイバに伝搬する少なくとも偶モードの高次モードの光によりパワースペクトルにリップルが表れることを本発明者は見出した。そこで、パワースペクトルに表れるリップルが小さくなるように調芯することで、第1光ファイバと第2光ファイバとの接続点で基本モードの光が少なくとも偶モードの高次モードの光に結合することを抑制することができる。なお、本光ファイバの接続方法において、シングルモードファイバを第2光ファイバと軸ずれさせた状態で接続すれば、第1光ファイバと第2光ファイバとの接続点で基本モードの光が偶モード、奇モードの高次モードの光に結合することを抑制して、第1光ファイバと第2光ファイバとを接続することができる。
また本発明は、基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端との接続に用いる光ファイバ接続装置であって、前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とが対向された状態で、前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射するモニタ光用光源と、前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバと軸ずれされた状態で前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルに表れるリップルの大きさを測定する測定部と、を備えることを特徴とするものである。
このような光ファイバ接続装置によれば、第1光ファイバと第2光ファイバとの接続点において基本モードの光が高次モードの光に結合する場合に、シングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルに表れるリップルの大きさを知ることができる。従って、この測定されたリップルの大きさを用いて、リップルが小さくなるように第1光ファイバと第2光ファイバとを調芯することができる。このため、第1光ファイバと第2光ファイバとの接続点で基本モードの光が高次モードの光に結合することを抑制することができる。
また、本発明は、基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端との接続に用いる光ファイバ接続装置であって、前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とが対向された状態で、前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射するモニタ光用光源と、前記第2光ファイバにおける前記基本モードの光のモードフィールド径と異なるモードフィールド径で前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルに表れるリップルの大きさを測定する測定部と、を備えることを特徴とするものである。
このような光ファイバ接続装置によれば、第1光ファイバと第2光ファイバとの接続点において基本モードの光が少なくとも偶モードの高次モードの光に結合する場合に、シングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルに表れるリップルの大きさを知ることができる。従って、この測定されたリップルの大きさを用いて、リップルが小さくなるように第1光ファイバと第2光ファイバとを調芯することができる。このため、第1光ファイバと第2光ファイバとの接続点で基本モードの光が少なくとも偶モードの高次モードの光に結合することを抑制することができる。なお、基本モードの光の偶モードの光への結合を抑制することに加えて奇モードの高次モードの光への結合を抑制する場合には、当該シングルモードファイバを第2光ファイバと軸ずれさせた状態で接続すれば良い。
また、上記の光ファイバ接続装置において、前記測定部で測定されるリップルの大きさが所定の大きさ以下であるか否かが判定する判定部を更に備えることが好ましい。
このように判定部が判定を行うことにより、第1光ファイバと第2光ファイバとが適切に調芯されているか否かを自動的に判定することができ、より効率的に第1光ファイバと第2光ファイバとを接続することができる。
また、前記シングルモードファイバにおける基本モードのモードフィールド径は、前記第2光ファイバにおけるモードフィールド径よりも小さいことが好ましい。
このようなシングルモードファイバを用いることにより、測定される光における波長に対するパワースペクトルに表れるリップルが大きくなる。従って、より高精度に第1光ファイバと第2光ファイバとを接続することができる。
以上説明したように、本発明によれば、基本モードの光が高次モードの光に結合することを抑制して光ファイバを接続することができる光ファイバの接続方法、及び、これに用いる光ファイバ接続装置が提供される。
本発明の実施形態に係る光ファイバの接続方法により接続された第1光ファイバと第2光ファイバとを備えるファイバレーザ装置を示す図である。 図1の増幅用光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。 図1のデリバリファイバの長手方向に垂直な断面図である。 増幅用光ファイバとデリバリファイバとの接続方法の手順を示すフローチャートである。 増幅用光ファイバとデリバリファイバとの接続方法に用いる光ファイバ接続装置を示す図である。 モニタ光源から増幅用光ファイバに入射する光の波長に対するパワースペクトルを示す図である。 増幅用光ファイバとデリバリファイバとの接続点で基本モードの光が高次モードの光に結合する場合において、測定部で測定される光の波長に対するパワースペクトルを示す図である。 増幅用光ファイバとデリバリファイバとの接続点で基本モードの光が高次モードの光に結合しない場合において、測定部で測定される光の波長に対するパワースペクトルを示す図である。 リップルの振幅と、接続点で結合される高次モードの光の割合との関係を示すテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る光ファイバの接続方法において、増幅用光ファイバとデリバリファイバとが接続される様子を示す図である。
以下、本発明に係る光ファイバの接続方法、及び、これに用いる光ファイバの接続構造の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光ファイバの接続方法により接続された第1光ファイバと第2光ファイバとを備えるファイバレーザ装置を示す図である。図1に示すように、ファイバレーザ装置100は、第1光ファイバである増幅用光ファイバ10と、増幅用光ファイバ10に接続点CPで接続されて増幅用光ファイバ10からの光を伝搬する第2光ファイバであるデリバリファイバ20と、種光を出射する種光源40と、励起光を出射する励起光源50と、種光源40及び励起光源50と増幅用光ファイバ10とを接続するコンバイナ60と、を主な構成として備える。
種光源40は、例えば、レーザダイオードから成るレーザ光源や、ファブリペロー型やファイバリング型のファイバレーザ装置から構成されている。種光源40から出射する種光は、特に制限されるものではないが、例えば、後述のように増幅用光ファイバの10のコアにイッテルビウムが添加される場合、波長が1070nmのレーザ光とされる。また、種光源40は、コア、及び、コアの外周面を隙間なく囲むクラッドを有する種光用ファイバ45に接続されており、種光源40から出射する種光は、種光用ファイバ45のコアを伝搬する。種光用ファイバ45としては、例えば、シングルモードファイバが挙げられ、この場合、種光は種光用ファイバ45をシングルモード光として伝搬する。
励起光源50は、複数のレーザダイオード51から構成され、上述のように増幅用光ファイバの10のコアにイッテルビウムが添加される場合、例えば、波長が915nmの励起光を出射する。また、励起光源50のそれぞれのレーザダイオード51は、励起光用ファイバ55に接続されており、レーザダイオード51から出射する励起光は、励起光用ファイバ55を伝搬する。励起光用ファイバ55としては、例えば、マルチモードファイバが挙げられ、この場合、励起光は励起光用ファイバ55をマルチモード光として伝搬する。
コンバイナ60は、種光用ファイバ45及びそれぞれの励起光用ファイバ55と、増幅用光ファイバ10とを接続している。具体的には、コンバイナ60において、種光用ファイバ45のコアが、増幅用光ファイバ10の後述するコアに接続されている。またコンバイナ60において、それぞれの励起光用ファイバ55のコアが、増幅用光ファイバ10の後述する内側クラッドに接続されている。
図2は、増幅用光ファイバ10の長手方向に垂直な断面の構造を示す図である。図2に示すように、増幅用光ファイバ10は、コア11と、コア11の外周面を隙間なく囲む内側クラッド12と、内側クラッド12を被覆する外側クラッド13と、外側クラッド13を被覆する被覆層14とから構成される。また、本実施形態では増幅用光ファイバ10の断面において、コア11の外形は円形とされ、内側クラッド12の外形は非円形とされている。また、外側クラッド13の外形及び被覆層14外形はそれぞれ円形とされている。なお、本実施形態では内側クラッド12の断面における外形は7角形とされている。
また、内側クラッド12の屈折率はコア11の屈折率よりも低く、外側クラッド13の屈折率は内側クラッド12の屈折率よりもさらに低くされている。このような、コア11を構成する材料としては、例えば、屈折率を上昇させるゲルマニウム等の元素、及び、励起光源50から出射される励起光により励起されるイッテルビウム(Yb)等の活性元素が添加された石英が挙げられる。このような活性元素としては、希土類元素が挙げられ、希土類元素としては、上記Ybの他にツリウム(Tm)、セリウム(Ce)、ネオジウム(Nd)、ユーロピウム(Eu)、エルビウム(Er)等が挙げられる。さらに活性元素として、希土類元素の他に、ビスマス(Bi)等が挙げられる。また、内側クラッド12を構成する材料としては、例えば、何らドーパントが添加されていない純粋石英が挙げられる。また、外側クラッド13を構成する材料としては、例えば、紫外線硬化樹脂が挙げられ、被覆層14を構成する材料としては、例えば、外側クラッド13を構成する樹脂とは異なる紫外線硬化樹脂が挙げられる。
また、増幅用光ファイバ10のコア11は、マルチモードの光が入射する場合にはマルチモードの光が伝搬するような直径(例えば18μm)とされるが、基本モード(LP01モード)の光のみが入射する場合には入射した光がシングルモード伝搬するよう構成されている。また、コア11は、添加される活性元素がコア11の径方向に偏在した濃度で添加され、高次モードの光の増幅が抑制される構成とされても良い。
図3は、図1のデリバリファイバ20の長手方向に垂直な断面の構造の様子を示す図である。図3に示すように、デリバリファイバ20は、コア21と、コア21を被覆するクラッド22と、クラッド22を被覆する被覆層24とから構成される。また、デリバリファイバ20の断面において、コア21、クラッド22、被覆層24の外形は、全て円形とされている。
デリバリファイバ20は増幅用光ファイバ10を伝搬する基本モードの光を基本モードの光で伝搬できる構成とされる。本実施形態では、コア21の直径及び屈折率は、増幅用光ファイバ10のコア11の直径及び屈折率と同じとされている。また、クラッド22の屈折率は増幅用光ファイバ10の内側クラッド12と同じとされ、クラッド22の外径は例えば内側クラッド12の断面積とクラッド22の断面積とが同じになる大きさとされている。コア21を構成する材料は活性元素が非添加である点を除きコア11を構成する材料と同様とされ、クラッド22を構成する材料は内側クラッド12を構成する材料と同様とされる。また、被覆層24を構成する材料は、被覆層14を構成する材料と同様とされる。
このような構成のファイバレーザ装置100では、種光源40から出射する種光が種光用ファイバ45を伝搬して、コンバイナ60を介して、増幅用光ファイバ10のコア11に入射する。この種光の波長は、上述のように例えば1070nmとされる。また、励起光源50からは、増幅用光ファイバ10のコア11に添加されている活性元素を励起する励起光が出射する励起光が励起光用ファイバ55を伝搬して、コンバイナ60を介して、増幅用光ファイバ10の内側クラッド12に入射する。励起光の波長は、上述のように例えば915nmの波長とされる。増幅用光ファイバ10のコア11に入射した種光はコア11を伝搬し、増幅用光ファイバ10の内側クラッド12に入射した励起光は内側クラッド12を主に伝搬する。励起光はコア11を通過する際にコア11に添加されている活性元素を励起する。そして励起とされた活性元素が種光により誘導放出を起こして種光が増幅する。このとき、上記増幅用光ファイバ10の説明のように、コア11に種光が基本モードのみで入射して、種光が増幅用光ファイバ10をシングルモード伝搬したり、増幅用光ファイバ10で高次モードの光の増幅が抑制されている場合には、増幅用光ファイバ10から主に基本モードの光が出射される。増幅用光ファイバ10から出射する光はデリバリファイバ20のコア21に入射して、デリバリファイバ20を伝搬して、デリバリファイバ20から出射する。
このとき増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とが適切に接続されている場合には、増幅用光ファイバ10から出射する基本モードの光が接続点CPにおいて高次モードの光に結合することが抑制される。この場合、増幅用光ファイバ10からビーム品質の良い光(基本モードの光に対し高次モードの光が抑制された光)が出射されれば、デリバリファイバ20からもビーム品質の良い光が出射する。従って、接続点CPで基本モードの光が高次モードの光に結合されないように増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とが接続されることが好ましい。
次に、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20との接続方法、及び、接続装置について説明する。
図4は、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20との接続方法の手順を示すフローチャートである。図4に示すように、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20との接続方法は、対向ステップS1と、入射ステップS2と、測定ステップS3と、調芯ステップS4と、融着ステップS5とを備える。
また、図5は、上記増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20との接続方法に用いる光ファイバ接続装置(以下、接続装置と呼ぶ)を示す図である。図5に示すように接続装置200は、モニタ光源1と、測定部2と、判定部3と、メモリ5と、出力部6とを備えている。
(対向ステップS1)
まず、図2に示す増幅用光ファイバ10及び図3に示すデリバリファイバ20を準備する。次に、準備した増幅用光ファイバ10の外側クラッド13及び被覆層14を一端側から所定の長さ剥離して、内側クラッド12を露出させる。同様に、デリバリファイバ20の被覆層24を一端側から所定の長さ剥離して、クラッド22を露出させる。なお、図2では、増幅用光ファイバ10の被覆層14及びデリバリファイバ20の被覆層24が省略されている。
また、デリバリファイバ20の他端にシングルモードファイバ30の一端を接続する。このとき本実施形態では、デリバリファイバ20とシングルモードファイバ30とが軸ずれされた状態で、それぞれの光ファイバを接続する。シングルモードファイバ30は、コア31と、コア31の外周面と隙間なく囲むクラッド32とを有し、デリバリファイバ20から出射する基本モードの光を基本モードで伝搬できる構成とされる。また、本実施形態では、シングルモードファイバ30は、シングルモードファイバ30を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径(MFD)が、デリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径よりも小さくなるよう構成されている。
次に、接続装置200に増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とをセットして、内側クラッド12が露出した増幅用光ファイバ10の一端とクラッド22が露出したデリバリファイバ20の一端とが接した状態で対向させる。こうして、増幅用光ファイバ10の一端とデリバリファイバ20の一端とが対向した状態となる。なお、特に図示しないが接続装置200には、増幅用光ファイバ10を保持する保持機構とデリバリファイバ20を保持する保持機構が備えられている。
(入射ステップS2)
次に、モニタ光源1からモニタ光を出射して、この光を増幅用光ファイバ10の他端側からコア11に入射する。モニタ光源1は、例えば、レーザダイオードにシングルモードファイバが光学的に結合された構成とされる。モニタ光源1から出射するモニタ光は、基本モードの光から成り、当該基本モードの光がコア11に入射する場合に増幅用光ファイバ10をシングルモードで伝搬する光とされる。このモニタ光の波長帯域は、後述するリップルについての極大点と極小点とが少なくとも1つ表れるような帯域とされる。
図6は、モニタ光源1から増幅用光ファイバ10に入射する光の波長に対するパワースペクトルを示す図である。図6に示すように本実施形態では、少なくとも波長が1050nmから1100nmまでの波長帯域を有するモニタ光が増幅用光ファイバ10に入射する。
増幅用光ファイバ10に入射して伝搬するモニタ光は、増幅用光ファイバ10のコア11からデリバリファイバ20のコア21に入射してコア21を伝搬する。そして、デリバリファイバ20のコア21から出射するモニタ光の一部は、シングルモードファイバ30のコア31に入射してコア31を伝搬する。
シングルモードファイバ30ではデリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光と高次モードの光とが基本モードの光にカップリングして同じ電界分布とされて伝搬する。
(測定ステップS3)
次にシングルモードファイバ30から出射する光を測定する。シングルモードファイバ30から出射する光は測定部2で受光される。測定部2は、光を受光して、受光した光の波長に対するパワースペクトルを出力するスペクトルアナライザーから構成されている。従って、測定部2からは、シングルモードファイバ30から出射する光の波長に対するパワースペクトルを示す信号が出力される。
図7は、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20との接続点CPで基本モードの光が高次モードの光に結合する場合において、測定部2で測定される光の波長に対するパワースペクトルを示す図である。つまり、図7では、接続点CPで基本モードの光の一部が高次モードの光に結合した際に、シングルモードファイバ30から出射され測定部2で測定される光の波長に対するパワースペクトルを示す図である。図7に示すように、測定部2で測定される光の波長に対するパワースペクトルは、デリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光と高次モードの光のモード間干渉により、リップルが表れた状態となる。
なお、本実施形態では上記の様にシングルモードファイバ30がデリバリファイバ20と軸ずれされた状態で接続されているため、偶モード及び奇モードの高次モードの光の双方の影響が測定部2で測定される。
図8は、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20との接続点CPで基本モードの光の高次モードの光への結合が抑制され、主に基本モードの光がデリバリファイバ20を伝搬する場合において、測定部2で測定される光の波長に対するパワースペクトルを示す図である。図8に示すように、測定部2で測定される光の波長に対するパワースペクトルは、図7に示すパワースペクトルと比べてリップルが抑制された状態となる。
(調芯ステップS4)
測定部2からは、パワースペクトルを示す信号として、測定されるシングルモードファイバ30から出射する光のパワーを示す信号が、波長ごとに時分割されて出力される。測定部2から出力される信号は、判定部3に入力する。判定部3では、シングルモードファイバ30から出射する光のパワーを示す信号から、極大点及び極小点を割り出して、割り出された極大点及び極小点に係る情報からリップルの振幅を計算する。図7に示すように極大点及び極小点が複数ある場合には、計算したそれぞれのリップルの振幅の平均をとり、当該平均をリップルの振幅とすることが好ましい。
メモリ5には、シングルモードファイバ30から出射する光のパワースペクトルに表れるリップルの振幅と、接続点CPで結合される高次モードの割合との関係が記憶されている。図9は、上記のリップルの振幅と、接続点CPで結合される高次モードの割合との関係を示すテーブルである。図9に示すように、例えば、接続点CPで発生する高次モードの光の割合が1%である場合にリップルの振幅は1.23dBとされる。そこで判定部3は、このテーブルの情報を用いて、例えば高次モードの光の割合が1%以下と設定されている場合には、リップルの振幅が1.23dB以下であるかを判定する。この場合、判定部3は、リップルの振幅幅が1.23dB以下であればリップルの振幅が所定値以下である旨の信号を出力し、リップルの振幅幅が1.23dBより大きければリップルの振幅幅が所定値より大きい旨の信号を出力する。
なお、本実施形態では、上記の様にシングルモードファイバ30を伝搬する基本モードのモードフィールド径が、デリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径よりも小さくなるようにされている。このようなモードフィールド径とされることで、高次モードの光がデリバリファイバ20を伝搬するとリップルが大きく生じ易い傾向がある。このためデリバリファイバ20を伝搬する高次モードの光をより感度良く検出することができる。
判定部3から出力された信号は出力部6に入力する。出力部は例えば表示装置により構成され、出力部6から出力された信号に基づいた表示を行う。
次に、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20との調芯を行う。具体的には、接続点CPで基本モードの光が高次モードの光に出来るだけ結合しないようにそれぞれの光ファイバの調芯を行う。このような調芯を行うには、測定部2で測定される光の波長に対するパワースペクトルに表れるリップルの大きさが小さくなるようにして調芯すればよい。すなわち測定されるパワースペクトルが図7のパワースペクトルよりも図8のパワースペクトルとなるように調芯する。このような調芯を上記の計算結果を用いて行うには、判定部3で計算されたリップルの大きさが所定の大きさよりも小さくなるように調芯すればよい。例えば、高次モードの光の割合が1%以下と設定されている場合には、リップルの振幅が1.23dB以下となるように調芯すればよい。この際、上記の様に判定部3からの対比結果が出力部6に出力される場合には、出力部に表れる結果に基づいて調芯を行えば良い。
こうして増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とが調芯される。
(融着ステップS5)
次に増幅用光ファイバ10の一端とデリバリファイバ20の一端とを融着する。融着は、例えば接続点CPにアーク放電を施すことにより行えば良い。
こうして増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とが接続される。
以上、本実施形態による光ファイバの接続方法によれば、デリバリファイバ20から出射する光をシングルモードファイバ30に入射して、シングルモードファイバ30から出射する光を測定する。そして、測定された光の波長に対するパワースペクトルから、接続点CPでの基本モードの光の高次モードの光への結合を検知することができる。一方、接続点CPで基本モードの光の一部が高次モードの光に結合する場合であっても、光のエネルギー自体は変化しないため、デリバリファイバ20から出射する光をパワーメータで直接測定しても基本モードの光の高次モードの光への結合を検知することはできない。このように本実施形態によれば、接続点CPで基本モードの光の高次モードの光への結合を抑制して増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とを接続することができる。
また、本実施形態では、シングルモードファイバ30がデリバリファイバ20と軸ずれされた状態で接続されており、偶モードの高次モードの光、及び奇モードの高次モードの光の双方の影響が測定部2で測定される。従って、本実施形態の光ファイバの接続方法や光ファイバ接続装置によれば、基本モードの光が偶モード、奇モードのそれぞれの高次モードの光に結合することを抑制して増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とを接続することができる。
また、上記の様に判定部3でリップルの大きさが所定の大きさ以下であるか否かが判定されることにより、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とが適切に調芯されているか否かを自動的に判定することができ、より効率的に増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とを接続することができる。
なお、本実施形態では、シングルモードファイバ30を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径が、デリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径よりも小さくされていなくても良い。例えば、シングルモードファイバを伝搬する基本モードのモードフィールド径と、デリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径とが同じ大きさであっても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図10を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る光ファイバの接続方法において、増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とが接続される様子を示す図である。ただし、本図では、図5で示す光ファイバ接続装置200は省略している。図10に示すように、本実施形態の光ファイバの接続方法では、シングルモードファイバ30がデリバリファイバ20と軸ずれされない状態で接続される点において第1実施形態と異なる。この場合、シングルモードファイバ30は、シングルモードファイバ30を伝搬する基本モードのモードフィールド径がデリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径よりも小さくなる光ファイバを用いる。つまり、第1実施形態の様に、シングルモードファイバ30を伝搬する基本モードのモードフィールド径とデリバリファイバ20を伝搬する基本モードの光のモードフィールド径とが同じ大きさとなる光ファイバを用いることができない。
このようなシングルモードファイバを用いて、第1実施形態と同様にして、対向ステップS1〜融着ステップS5を行う。
本実施形態の光ファイバの接続方法によれば、接続点CPにおいて基本モードの光が偶モードの高次モードの光に結合する場合に、測定部2で測定される光に当該高次モードの影響が含まれる。従って、基本モードの光の偶モードの高次モードの光への励振のみを抑制したい場合には、本実施形態の様に増幅用光ファイバ10とデリバリファイバ20とを接続すれば良い。
以上、本発明について、実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、第1光ファイバとして増幅用光ファイバ10を例にして、第2光ファイバとしてデリバリファイバ20を例にして説明をしたが、本発明の第1光ファイバ、第2光ファイバは他の光ファイバであっても良い。また、第1光ファイバが増幅用光ファイバであったとしても内側クラッド12の外形が非円形でなくても良い。
また、第2光ファイバ(上記実施形態ではデリバリファイバ20)へのシングルモードファイバ30の接続は、入射ステップS2までに行えばよく、そのタイミングは適宜変えることができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは無い。
(実施例1)
互いに同じ構成の2本のマルチモードファイバを準備した。これらマルチモードファイバは、コアの直径が18μmであり、V値が3.5であり、クラッドの外径が125μmであり、波長が1070nmの光をLP01モード及びLP11モードで伝搬する。更に、シングルモードファイバを準備した。このシングルモードファイバは、コアの直径が8μmであり、V値が2であり、クラッドの外径が125μmであり、上記波長の光をシングルモードで伝搬する。
次にマルチモードファイバの一方を第2光ファイバとして、シングルモードファイバと第2光ファイバとを6μm軸ずれさせて接続した。そして、他方のマルチモードファイバを第1光ファイバとして、第1光ファイバの一端と第2光ファイバの一端(シングルモードファイバが接続されていない側)とを対向させた。
次に図6に示すような波長に対するパワースペクトルを有するモニタ光を第1光ファイバの他端から入射して、シングルモードファイバから出射する光をスペクトルアナライザーで測定した。この時、スペクトルアナライザーに表れる波長に対するパワースペクトルは図7の状態であった。
次にスペクトルアナライザーに表れる波長に対するパワースペクトルが図6に示すパワースペクトルに近づくように第1光ファイバ、第2光ファイバを調芯した。調芯後にスペクトルアナライザーに表れる波長に対するパワースペクトルは図8の状態であった。
その後、第1光ファイバと第2光ファイバとを融着した。
(比較例1)
実施例1と同様の第1光ファイバと第2光ファイバとシングルモードファイバを準備した。そして、実施例1と同様にシングルモードファイバを第2光ファイバに接続した。次に実施例1と同様にして、第1光ファイバの一端と第2光ファイバの一端とを対向させた。次に、第1実施例と同様にして、モニタ光を第1光ファイバに入射して、シングルモードファイバから出射する光をスペクトルアナライザーで測定した。この時、スペクトルアナライザーに表れる波長に対するパワースペクトルは図7の状態であった。その後、この状態で融着した。
次に実施例1で接続された第1、第2光ファイバからシングルモードファイバを切り離し、第1光ファイバ側からLP01モードの光を入射して、第2光ファイバから出射する出射光を観察した。この観察は、ビーム品質測定器により行った。
次に比較例1で接続された第1、第2光ファイバからシングルモードファイバを切り離し、第1光ファイバ側からLP01モードの光を入射して、第2光ファイバから出射する出射光を観察した。この観察は、上記実施例1の観察と同様に行った。
その結果、実施例1で接続された光ファイバでは、接続点における基本モードの光の高次モードの光への結合が殆ど観察されず、比較例1で接続された光ファイバでは、接続点において基本モードの光が高次モードの光に結合されていることが観察された。
以上より、本発明の光ファイバの接続方法や光ファイバの接続装置を用いることで、基本モードの光が高次モードの光に結合することを抑制して光ファイバを接続することができることが確認できた。
本発明によれば、本発明によれば、基本モードの光が高次モードの光に結合することを抑制して光ファイバを接続することができる光ファイバの接続方法、及び、光ファイバ接続装置が提供され、ファイバレーザ装置等に適用可能である。
1・・・モニタ光源
2・・・測定部
3・・・判定部
5・・・メモリ
6・・・出力部
10・・・増幅用光ファイバ(第1光ファイバ)
20・・・デリバリファイバ(第2光ファイバ)
30・・・シングルモードファイバ
40・・・種光源
50・・・励起光源
60・・・コンバイナ
100・・・ファイバレーザ装置
200・・・光ファイバ接続装置
S1・・・対向ステップ
S2・・・入射ステップ
S3・・・測定ステップ
S4・・・調芯ステップ
S5・・・融着ステップ

Claims (7)

  1. 基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端とを接続する光ファイバの接続方法であって、
    前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とを対向させる対向ステップと、
    前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射する入射ステップと、
    前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバと軸ずれされた状態で前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルを測定する測定ステップと、
    前記パワースペクトルに表れるリップルが小さくなるように前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとを調芯する調芯ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする光ファイバの接続方法。
  2. 基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端とを接続する光ファイバの接続方法であって、
    前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とを対向させる対向ステップと、
    前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射する入射ステップと、
    前記第2光ファイバにおける前記基本モードの光のモードフィールド径と異なるモードフィールド径で前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルを測定する測定ステップと、
    前記パワースペクトルに表れるリップルが小さくなるように前記第1光ファイバと前記第2光ファイバとを調芯する調芯ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする光ファイバの接続方法。
  3. 前記シングルモードファイバにおける基本モードのモードフィールド径は、前記第2光ファイバにおけるモードフィールド径よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバの接続方法。
  4. 基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端との接続に用いる光ファイバ接続装置であって、
    前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とが対向された状態で、前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射するモニタ光用光源と、
    前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバと軸ずれされた状態で前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルに表れるリップルの大きさを測定する測定部と、
    を備える
    ことを特徴とする光ファイバ接続装置。
  5. 基本モードの光を伝搬する第1光ファイバの一端と前記基本モードの光を伝搬する第2光ファイバの一端との接続に用いる光ファイバ接続装置であって、
    前記第1光ファイバの一端と前記第2光ファイバの一端とが対向された状態で、前記第1光ファイバの他端側から前記第1光ファイバに前記基本モードの光を入射するモニタ光用光源と、
    前記第2光ファイバにおける前記基本モードの光のモードフィールド径と異なるモードフィールド径で前記第2光ファイバからの前記基本モードの光を伝搬し、前記第2光ファイバの他端に接続されるシングルモードファイバから出射する光の波長に対するパワースペクトルに表れるリップルの大きさを測定する測定部と、
    を備える
    ことを特徴とする光ファイバ接続装置。
  6. 前記シングルモードファイバにおける基本モードのモードフィールド径は、前記第2光ファイバにおけるモードフィールド径よりも小さい
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の光ファイバ接続装置。
  7. 前記測定部で測定されるリップルの大きさが所定の大きさ以下であるか否かを判定する判定部を更に備える
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の光ファイバ接続装置。
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