JP6150615B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信機を備える通信装置に関する。
従来、通信方式が異なる等の理由によって複数の通信機を搭載する通信装置、例えば、対端末用無線通信機および対基地局用無線通信機を備える無線中継器や、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)用無線通信機およびBluetooth(登録商標)用無線通信機を備える携帯電話等がある。
このような通信装置の各無線通信機が無線通信を使用し、かつ同一周波数帯を使用している場合において、一方の無線通信機がデータ受信を行っている間に、他方の無線通信機がデータ送信を開始すると、一方の無線通信機のデータ受信に他方の無線通信機のデータ送信が干渉する装置内干渉が発生する。従って、一方の無線通信機では、データを継続して受信することができなくなるという問題がある。
また、複数の無線通信機が同一周波数帯を使用する無線通信を使用し、かつ当該各無線通信がキャリアセンスを行う通信方式(すなわち、他の無線通信機の通信状況を確認し、当該他の無線通信機が通信していないタイミングでのみ通信可能とする方式)であり、各無線通信機が独立して動作する場合において、一の無線通信機がキャリアセンスを行っている間に他の無線通信機がキャリアセンスを開始すると、先にキャリアセンスを開始した一の無線通信機が後にキャリアセンスを開始した他の無線通信機よりも先にデータ送信を開始する。従って、先にキャリアセンスを開始した無線通信機がデータ送信を完了するまで、後からキャリアセンスを開始した無線通信機はデータ送信を開始することができないという問題がある。
上記の問題の対策として、従来では、対端末用無線通信機および対基地局用無線通信機の2種類の無線通信機を備える無線中継器において、干渉キャンセラを用いて他方の無線通信機に回り込む信号成分を除去することによって装置内干渉を回避する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、同一周波数帯を使用するWLAN用無線通信機およびBluetooth用無線通信機を同一装置に実装する場合において、2つの無線通信機の状態(動作状態、省電力状態等の装置状態)を考慮し、各無線通信機に対して優先度を付与する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−186072号公報 特表2012−530472号公報
例えば、無線通信を使用する第1通信機および第2通信機を搭載した通信装置において、第1通信機がデータ受信中に第2通信機がデータ送信を開始すると、第1通信機は、それまで受信していたデータと、第2通信機から送信されたデータとを受信する。このとき、第2通信機から送信されたデータの第1通信機の受信帯域内における信号レベルが、第1通信機がそれまで受信していたデータの受信レベルに対して干渉するレベルである場合において、第1通信機はそれまで受信していたデータの受信を継続することができなくなる。すなわち、装置内干渉が発生する。この装置内干渉は、第1通信機および第2通信機が同一周波数帯を使用している場合に限らず、第2通信機からの出力信号に含まれる不要輻射が第1通信機に対して干渉する場合も含んでいる。装置内干渉を回避するためには干渉キャンセラを備える必要があるが、干渉キャンセラを備えると回路規模や消費電力が増大し、コストアップにつながるという問題がある。
また、第1通信機および第2通信機が無線通信を使用し、かつ例えば第1通信機がキャリアセンスを行う通信方式であり、第2通信機がキャリアセンスを伴わない通信方式である場合において、第1通信機がキャリアセンス中に第2通信機がデータ送信を開始すると、第1通信機は第2通信機から送信されたデータを受信する。このとき、第2通信機から送信されたデータの第1通信機の送信帯域内における信号レベルが、第1通信機のキャリアセンスレベルよりも大きい場合において、第1通信機のキャリアセンスの結果はチャネル空きなしとなり、第1通信機は第2通信機のデータ送信が完了するまで自身のデータ送信を開始することができない。すなわち、第1通信機におけるデータ送信のタイミングに制約(以下、送信タイミング制約という)が生じる。
また、第1通信機および第2通信機が無線通信を使用し、かつ第1通信機および第2通信機がキャリアセンスを行う通信方式である場合において、例えば第1通信機がキャリアセンス中に第2通信機がキャリアセンスを開始すると、第2通信機のキャリアセンスが完了する前に第1の通信機のキャリアセンスが完了し、第1の通信機はデータ送信を開始する。このとき、第1通信機から送信されたデータの第2通信機の送信帯域内における信号レベルが、第2通信機のキャリアセンスレベルよりも大きい場合において、第2通信機のキャリアセンスの結果はチャネル空きなしとなり、第2通信機は第1通信機のデータ送信が完了するまで自身のデータ送信を開始することができない。すなわち、第2通信機における送信タイミング制約が生じる。
上記の問題に対して、特許文献1では、装置内干渉を回避するために上述の干渉キャンセラを備えているため、回路規模や消費電力が増大し、コストアップにつながるという問題がある。
また、特許文献2では、無線通信機が動作状態であるか省電力状態であるかといった通信機の装置としての状態を考慮しているため、2つの無線通信機が同時に動作した場合において、一方の無線通信機がデータ受信中に他方の無線通信機がデータ送信を開始することや、一方の無線通信機がキャリアセンス中に他方の無線通信機がキャリアセンスを開始することを回避することは困難である。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、装置内干渉を回避することが可能な通信装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による通信装置は、複数の通信機と、各通信機を通信可能に有線接続するインタフェースとを備え、各通信機は、自身の通信状態をインタフェースを介して他の各通信機に通知可能であり、一の通信機がデータ受信中である場合において、他の各通信機はデータ送信を開始せず、一の通信機は、データ送信に先行してキャリアセンスを行うキャリアセンス通信機であり、キャリアセンス通信機がキャリアセンス中である場合において、キャリアセンスを行わない他の各通信機は、キャリアセンス通信機がキャリアセンスを完了した後にデータ送信を開始することを特徴とする。
本発明によると、複数の通信機と、各通信機を通信可能に有線接続するインタフェースとを備え、各通信機は、自身の通信状態をインタフェースを介して他の各通信機に通知可能であり、一の通信機がデータ受信中である場合において、他の各通信機はデータ送信を開始せず、一の通信機は、データ送信に先行してキャリアセンスを行うキャリアセンス通信機であり、キャリアセンス通信機がキャリアセンス中である場合において、キャリアセンスを行わない他の各通信機は、キャリアセンス通信機がキャリアセンスを完了した後にデータ送信を開始することを特徴とするため、装置内干渉を回避することが可能となる。
本発明の実施の形態1による通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による通信装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による通信装置の動作の他の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による通信装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による通信装置の動作の他の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3による通信装置の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1による通信装置1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、通信装置1は、第1通信機2と、第2通信機3と、第1通信機2から第2通信機3に向けて通信可能に有線接続する有線インタフェース4と、第2通信機3から第1通信機2に向けて通信可能に有線接続する有線インタフェース5とを備えている。
また、第1通信機2は第1対向通信機6と無線によって通信可能であり、第2通信機3は第2対向通信機7と無線によって通信可能である。
第1通信機2および第2通信機3は、それぞれ異なるシステムに対応している。従って、第1通信機2および第1対向通信機6は同じシステムに対応した通信機であり、第2通信機3および第2対向通信機7は同じシステムに対応した通信機である。ここで、異なるシステムとは、各通信機と外部の通信対象となる通信機とが異なる通信経路で接続された各システムのことをいう。
第1通信機2は、当該第1通信機2がデータ送信中、データ受信中、あるいはデータ送信およびデータ受信を行っていない待機中の3つの状態のうちのいずれかの状態(すなわち、自身の通信状態)を第1通信機2の通信状態として、有線インタフェース4を介して第2通信機3に通知する。
第2通信機3は、当該第2通信機3がデータ送信中、データ受信中、あるいはデータ送信およびデータ受信を行っていない待機中の3つの状態のうちのいずれかの状態を第2通信機3の通信状態として、有線インタフェース5を介して第1通信機2に通知する。
図2は、通信装置1の動作の一例を示すフローチャートであり、特に第1通信機2の動作を示している。
図2では、通信装置1に備えられたN個の通信機(第1通信機2、第2通信機3)がいずれもキャリアセンスを行わない無線通信方式を使用し、かつ第1通信機2以外の通信機のうち、自身の受信帯域内において、閾値が第1通信機の送信データ信号レベルよりも小さい通信機が存在する場合における、第1通信機2のデータ送信開始時の動作を示している。
なお、各通信機で設定される上記の閾値は、例えば各通信機の受信感度、すなわち所要の品質(通信品質)を得るための最小受信電力等に基づいて決定するものとする。各通信機で設定された閾値は、他の通信機でも共有されているものとする。
また、以下では、自身の受信帯域内において、閾値が他の第k通信機(kは1以上N以下の整数)の送信データ信号レベルよりも小さい通信機のことを、第k通信機の被干渉通信機とする。第k通信機の被干渉通信機は1つに限らず、上記の条件を満たす全ての通信機が被干渉通信機となる。
ステップS11において、第1対向通信機6へのデータ送信を要求する。
ステップS12において、被干渉通信機からデータ受信中である旨の通信状態が通知されたか否かを判断する。被干渉通信機からデータ受信中である旨の通信状態が通知された場合は、ステップS12の処理を繰り返す(すなわち、被干渉通信機からデータ受信中である旨の通信状態が通知されなくなるまで待機する)。一方、被干渉通信機からデータ受信中である旨の通信状態が通知されない場合は、ステップS13に移行する。ここで、いずれの通信機が被干渉通信機であるのかは、第1通信機2の送信データ信号レベルと、他の通信機で設定された閾値とに基づいて判断される。
ステップS13において、第1対向通信機6へのデータ送信を開始し、処理を終了する。
上記より、第1通信機2は、被干渉通信機がデータ受信を完了した後(被干渉通信機がデータ受信を行っていないとき)にデータ送信を開始するため、第1通信機2から送信された信号が、被干渉通信機のデータ受信時の干渉となることを回避することができる。
図3は、通信装置1の動作の他の一例を示すフローチャートであり、特に第1通信機2の動作を示している。
図2では被干渉通信機のデータ受信状態を確認することによってデータ送信の可否を判断しているが、各通信機の送信時の消費電力が大きいため通信装置1全体における瞬時最大消費電力を低減する等の目的がある場合は、図2に示す動作に図3に示す動作を組み合わせて実施することによって、複数の通信機が同時にデータ送信することを回避することができる。以下、図3に示す動作について説明する。
ステップS21において、第1対向通信機6へのデータ送信を要求する。
ステップS22において、他の通信機からデータ送信中である旨の通信状態が通知されたか否かを判断する。他の通信機からデータ送信中である旨の通信状態が通知された場合は、ステップS22の処理を繰り返す(すなわち、他の通信機からデータ送信中である旨の通信状態が通知されなくなるまで待機する)。一方、他の通信機からデータ送信中である旨の通信状態が通知されない場合は、ステップS23に移行する。
ステップS23において、第1対向通信機6へのデータ送信を開始し、処理を終了する。
上記より、図2に示す動作と図3に示す動作とを組み合わせることによって、複数の通信機が同時にデータ送信することを回避することができるため、通信装置1全体における瞬時最大消費電力を低減することができる。
以上のことから、本実施の形態1によれば、被干渉通信機(一の通信機)がデータ受信中である場合において、他の各通信機はデータ送信を開始しないため、他の各通信機から送信された信号が、被干渉通信機のデータ受信時の干渉となることを回避することができる。また、一の通信機がデータ送信中である場合において、他の各通信機はデータ送信を開始しないため、通信装置全体における瞬時最大消費電力を低減することができる。
なお、図1では、有線インタフェース4と有線インタフェース5とを別個の信号線として示しているが、双方向で通信可能なインタフェースであれば共通の有線インタフェースで構成してもよい。
また、図1では、通信装置1が2つの通信機(第1通信機2、第2通信機3)を備える場合について示しているが、3つ以上の通信機を備えてもよい。この場合、各通信機は他の全ての通信機と有線インタフェースで通信可能に有線接続されるものとする。
また、図2,3では、第1通信機2について説明したが、第1通信機2以外の他の通信機(N−1個の通信機)についても図2,3と同様の動作を行うものとする。
また、図3において、各通信機の全てが無線通信を使用している場合に限らず、N個の通信機のうちのいずれかが外部の通信機と有線通信を行う場合についても適用可能である。
また、図2に示す動作と図3に示す動作とを組み合わせた場合において、図2のステップS12と図3のステップS22との処理の順序は、どちらの処理が先であってもよい。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、通信装置に備えられるN個の通信機のうちのいずれかがキャリアセンスを行う通信方式を使用する場合について説明する。
なお、本実施の形態2による通信装置1の構成は、図1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
また、以下では、第1通信機2がキャリアセンスを行う通信方式を使用するものとして説明する。すなわち、第1通信機2(キャリアセンス通信機)は、データ送信に先行してキャリアセンスを行う。
図1を参照して、第1通信機2は、当該第1通信機2がデータ送信中、データ受信中、キャリアセンス中、あるいはデータ送信、データ受信、およびキャリアセンスを行っていない待機中の4つの状態のうちのいずれかの状態を第1通信機2の通信状態として、有線インタフェース4を介して第2通信機3に通知する。
第2通信機3は、当該第2通信機3がデータ送信中、データ受信中、あるいはデータ送信およびデータ受信を行っていない待機中の3つの状態のうちのいずれかの状態を第2通信機3の通信状態として、有線インタフェース5を介して第1通信機2に通知する。
図4は、通信装置1の動作の一例を示すフローチャートであり、特に第1通信機2の動作を示している。
図4では、第1通信機2がキャリアセンスを行う通信方式を使用しており、かつ第1通信機2以外の通信機のうち、自身の受信帯域内において、閾値が第1通信機の送信データ信号レベルよりも小さい通信機、すなわち被干渉通信機が存在する場合における、第1通信機2のデータ送信開始時の動作を示している。
なお、各通信機で設定される上記の閾値は、例えば各通信機の受信感度、すなわち所要の品質(通信品質)を得るための最小受信電力等に基づいて決定するものとする。各通信機で設定された閾値は、他の通信機でも共有されているものとする。
ステップS31において、第1対向通信機6へのデータ送信を要求する。
ステップS32において、キャリアセンスを開始する。
ステップS33において、チャネルの空きがあるか否かを判断する。チャネルの空きがない場合は、ステップS32に移行する。一方、チャネルの空きがある場合は、ステップS34に移行する。
ステップS34において、被干渉通信機からデータ受信中である旨の通信状態が通知されたか否かを判断する。被干渉通信機からデータ受信中である旨の通信状態が通知された場合は、ステップS32に移行する。一方、被干渉通信機からデータ受信中である旨の通信状態が通知されない場合は、ステップS35に移行する。
ステップS35において、第1対向通信機6へのデータ送信を開始し、処理を終了する。
上記より、第1通信機2は、キャリアセンスを行った後、被干渉通信機がデータ受信を完了した後(被干渉通信機がデータ受信を行っていないとき)にデータ送信を開始するため、第1通信機2から送信された信号が、被干渉通信機のデータ受信時の干渉となることを回避することができる。
他の例として、例えば、第1通信機2のキャリアセンス中に他の通信機、例えば第2通信機3がデータ送信を開始し、第2通信機3から送信されたデータの第1通信機2の受信帯域内における信号レベルが、第1通信機2のキャリアセンスレベルよりも大きい場合において、第1通信機2のキャリアセンスの結果はチャネル空きなしとなり、第1通信機2は第2通信機3のデータ送信が完了するまで自身のデータ送信を開始することができない。
上記の問題を解決するために、本実施の形態2では、第1通信機2以外の他の通信機は、データ送信を開始する前に第1通信機2のキャリアセンスの状態を確認し、第1通信機2がキャリアセンスを行ってデータ送信を開始した後に、自身からデータ送信を開始するようにしている。
図5は、通信装置1の動作の他の一例を示すフローチャートであり、特に第2通信機3の動作を示している。なお、図5において、第1通信機2以外の他の通信機は、第2通信機3であるものとして説明する。
ステップS41において、第2対向通信機7へのデータ送信を要求する。
ステップS42において、第1通信機2からキャリアセンス中である旨の通信状態が通知されたか否かを判断する。第1通信機2からキャリアセンス中である旨の通信状態が通知された場合は、ステップS42の処理を繰り返す(すなわち、第1通信機2からキャリアセンス中である旨の通信状態が通知されなくなるまで待機する)。一方、第1通信機2からキャリアセンス中である旨の通信状態が通知されない場合は、ステップS43に移行する。
ステップS43において、第2対向通信機7へのデータ送信を開始し、処理を終了する。
以上のことから、本実施の形態2によれば、キャリアセンスを行う通信機(一の通信機)は、キャリアセンスを行いデータ送信が可能であると判断した後、他の各通信機(被干渉通信機)がデータ受信中でない場合においてデータ送信を開始するため、キャリアセンスを行う通信機から送信された信号が、被干渉通信機のデータ受信時の干渉となることを回避することができる。また、キャリアセンスを行う通信機がキャリアセンス中である場合において、キャリアセンスを行わない他の各通信機は、キャリアセンスを行う通信機がキャリアセンスを完了した後にデータ送信を開始するため、キャリアセンスを行う通信機における送信タイミング制約を回避することができる。
なお、本実施の形態2では、第1通信機2がキャリアセンスを行う通信方式を使用するものとして説明したが、第1通信機2以外のN−1個の通信機がキャリアセンスを行う通信方式を使用する場合にも適用可能である。
また、図4では、第1通信機2について説明したが、キャリアセンスを行わない第1通信機2以外の他の通信機は、図2に示す動作を行うようにしてもよく、図2に示す動作と図5に示す動作とを組み合わせた動作を行うようにしてもよい。
また、図5では、第2通信機3がデータ送信を開始することによってデータ送信できなくなる通信機は第1通信機2のみである場合について説明したが、これに限るものではない。第1通信機2以外にも、第2通信機3がデータ送信を開始することによってデータ送信できなくなる通信機が存在する場合において、第2通信機3は、キャリアセンスを行う全ての通信機がキャリアセンス中でないことを確認してからデータ送信を開始するものとする。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3では、通信装置に備えられる全ての通信機がキャリアセンスを行う通信方式を使用する場合について説明する。すなわち、各通信機(キャリアセンス通信機)は、データ送信に先行してキャリアセンスを行う。
なお、本実施の形態3による通信装置1の構成は、図1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図1を参照して、第1通信機2は、当該第1通信機2がデータ送信中、データ受信中、キャリアセンス中、あるいはデータ送信、データ受信、およびキャリアセンスを行っていない待機中の4つの状態のうちのいずれかの状態を第1通信機2の通信状態として、有線インタフェース4を介して第2通信機3に通知する。
第2通信機3は、当該第2通信機3がデータ送信中、データ受信中、キャリアセンス中、あるいはデータ送信、データ受信、およびキャリアセンスを行っていない待機中の4つの状態のうちのいずれかの状態を第2通信機3の通信状態として、有線インタフェース5を介して第1通信機2に通知する。
第1通信機2以外の通信機のうち、自身の受信帯域内において、閾値が第1通信機の送信データ信号レベルよりも小さい通信機、すなわち被干渉通信機が存在する場合における、第1通信機2のデータ送信開始時の動作は、図4に示す動作と同様である。具体的に、第1通信機2は、キャリアセンスを行った後、被干渉通信機がデータ受信を完了した後(被干渉通信機がデータ受信を行っていないとき)にデータ送信を開始する。従って、第1通信機2から送信された信号が、被干渉通信機のデータ受信時の干渉となることを回避することができる。なお、第1通信機2以外の他の通信機についても同様である。
なお、各通信機で設定される上記の閾値は、例えば各通信機の受信感度、すなわち所要の品質(通信品質)を得るための最小受信電力等に基づいて決定するものとする。各通信機で設定された閾値は、他の通信機でも共有されているものとする。
他の例として、例えば、第2通信機3のキャリアセンス中に第1通信機2がキャリアセンスを開始すると、第1通信機2のキャリアセンス中に第2通信機3のキャリアセンスが完了し、第2通信機3がデータ送信を開始する。第2通信機3から送信されたデータの第1通信機2の受信帯域内における信号レベルが、第1通信機2のキャリアセンスレベルよりも大きい場合において、第1通信機2のキャリアセンスの結果はチャネル空きなしとなり、第1通信機2は第2通信機3のデータ送信が完了するまで自身のデータ送信を開始することができない。
上記の問題を解決するために、本実施の形態3では、第1通信機2は、キャリアセンスを開始する前に第1通信機2以外の他の通信機のキャリアセンスの状態を確認し、第1通信機2と他の通信機とが同時にデータ送信を開始するようにしている。
図6は、通信装置1の動作の一例を示すフローチャートであり、特に第1通信機2の動作を示している。なお、図6において、第1通信機2以外の他の通信機には、第2通信機3が含まれるものとする。
ステップS51において、第1対向通信機6へのデータ送信を要求する。
ステップS52において、第1通信機2以外の他の通信機からキャリアセンス中である旨の通信状態が通知されたか否かを判断する。他の通信機からキャリアセンス中である旨の通信状態が通知されない場合は、ステップS53に移行する。一方、他の通信機からキャリアセンス中である旨の通信状態が通知された場合は、ステップS56に移行する。
ステップS53において、キャリアセンスを開始する。
ステップS54において、チャネルの空きがあるか否かを判断する。チャネルの空きがない場合は、ステップS53に移行する。一方、チャネルの空きがある場合は、ステップS55に移行する。
ステップS55において、第1対向通信機6へのデータ送信を開始し、処理を終了する。
ステップS56において、キャリアセンス中である他の通信機に対して、キャリアセンスの中断を要求する。
ステップS57において、キャリアセンスを中断した他の通信機と同時に(同じタイミングで)キャリアセンスが完了するように、キャリアセンスを開始する。すなわち、第1通信機2および他の通信機は、キャリアセンスが同時に完了するように、それぞれキャリアセンスを開始する。
ステップS58において、チャネルの空きがあるか否かを判断する。チャネルの空きがない場合は、ステップS57に移行する。一方、チャネルの空きがある場合は、ステップS59に移行する。
ステップS59において、ステップS56の要求によってキャリアセンスを中断した他の通信機と同時にデータ送信を開始し、処理を終了する。
以上のことから、本実施の形態3によれば、通信装置1に備えられる全ての通信機がキャリアセンスを行う場合において、一の通信機がキャリアセンスを行う際、少なくとも1以上の他の通信機が既にキャリアセンスを行っている場合において、他の通信機がキャリアセンスを中断した後、一の通信機および他の通信機は同時にキャリアセンスが完了するようにキャリアセンスを開始するため、各通信機(一の通信機および他の通信機)は同時にデータ送信を開始することができ、各通信機における送信タイミング制約を回避することができる。また、一の通信機は、キャリアセンスを行いデータ送信が可能であると判断した後、他の各通信機(被干渉通信機)がデータ受信中でない場合においてデータ送信を開始するため、一の通信機から送信された信号が、被干渉通信機のデータ受信時の干渉となることを回避することができる。
なお、図6では、第1通信機2について説明したが、第1通信機2以外の他の通信機についても同様の動作を行うものとする。
本実施の形態1〜3では、1つの通信装置1が複数の通信機(例えば、第1通信機2、第2通信機3)を備えることについて説明したが、これに限るものではない。例えば、1つの通信装置に1つの通信機を備えるようにしてもよく、通信装置に備える通信機の個数は任意である。このとき、各通信機は他の全ての通信機と有線インタフェースで通信可能に有線接続されるものとする。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 通信装置、2 第1通信機、3 第2通信機、4,5 有線インタフェース、6 第1対向通信機、7 第2対向通信機。

Claims (9)

  1. 複数の通信機と、
    各前記通信機を通信可能に有線接続するインタフェースと、
    を備え、
    各前記通信機は、自身の通信状態を前記インタフェースを介して他の各前記通信機に通知可能であり、
    一の前記通信機がデータ受信中である場合において、他の各前記通信機はデータ送信を開始せず、
    一の前記通信機は、前記データ送信に先行してキャリアセンスを行うキャリアセンス通信機であり、
    前記キャリアセンス通信機が前記キャリアセンス中である場合において、前記キャリアセンスを行わない他の各前記通信機は、前記キャリアセンス通信機が前記キャリアセンスを完了した後に前記データ送信を開始することを特徴とする、通信装置。
  2. 前記通信状態は、前記データ送信中、前記データ受信中、あるいは前記データ送信および前記データ受信を行っていない待機中の状態を含むことを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 一の前記通信機が前記データ送信中である場合において、他の各前記通信機は前記データ送信を開始しないことを特徴とする、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記キャリアセンス通信機は、前記キャリアセンスを行い前記データ送信が可能であると判断した後、他の各前記通信機が前記データ受信中でない場合において、前記データ送信を開始することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記キャリアセンス通信機は、前記データ送信中、前記データ受信中、前記キャリアセンス中、あるいは前記データ送信、前記データ受信、および前記キャリアセンスを行っていない待機中の状態を含む前記通信状態を、他の各前記通信機に通知することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 各前記通信機は、前記データ送信に先行してキャリアセンスを行うキャリアセンス通信機であり、
    一の前記キャリアセンス通信機が前記キャリアセンスを行う際、少なくとも1以上の他の前記キャリアセンス通信機が既に前記キャリアセンスを行っている場合において、
    他の前記キャリアセンス通信機が前記キャリアセンスを中断した後、一の前記キャリアセンス通信機および他の前記キャリアセンス通信機は、同時に前記キャリアセンスが完了するように前記キャリアセンスを開始することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  7. 複数の通信機と、
    各前記通信機を通信可能に有線接続するインタフェースと、
    を備え、
    各前記通信機は、自身の通信状態を前記インタフェースを介して他の各前記通信機に通知可能であり、
    一の前記通信機がデータ受信中である場合において、他の各前記通信機はデータ送信を開始せず、
    各前記通信機は、前記データ送信に先行してキャリアセンスを行うキャリアセンス通信機であり、
    一の前記キャリアセンス通信機が前記キャリアセンスを行う際、少なくとも1以上の他の前記キャリアセンス通信機が既に前記キャリアセンスを行っている場合において、
    他の前記キャリアセンス通信機が前記キャリアセンスを中断した後、一の前記キャリアセンス通信機および他の前記キャリアセンス通信機は、同時に前記キャリアセンスが完了するように前記キャリアセンスを開始することを特徴とする、通信装置。
  8. 前記キャリアセンス通信機は、前記データ送信中、前記データ受信中、前記キャリアセンス中、あるいは前記データ送信、前記データ受信、および前記キャリアセンスを行っていない待機中の状態を含む前記通信状態を、他の各前記キャリアセンス通信機に通知することを特徴とする、請求項6または7に記載の通信装置。
  9. 各前記通信機は、それぞれ異なるシステムに対応していることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の通信装置。
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