JP6150548B2 - 回転機械翼 - Google Patents

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本発明は、例えば蒸気タービン等に用いられる回転機械翼に関する。
従来、蒸気タービンにおいては、軽量化を図るため、腹側部と背側部との各裏面によって空洞部が画成された中空構造としたタービン翼が知られている。このようなタービン翼では、振動を抑制する技術として、タービン翼の振動応答レベルを低減するため板バネ部材等のダンパが用いられている(例えば、特許文献1など参照)。この場合、共振時に翼内部で翼と板バネ部材とが接触するため、双方に摩擦が生じることにより減衰効果が得られることになる。
特許文献1には、タービン翼の内部に形成される空洞部が内部に形成され、かつ空洞部と外部とを連通させるスリットが形成された静翼において、腹側部材と背側部材との間に、腹側部材と背側部材のうち少なくとも一方と摺接し、双方の少なくとも一方との間に摩擦を生じさせる波形板バネが設けられた構成について記載されている。
特開2008−133825号公報
しかしながら、従来のタービン翼では、以下のような問題があった。
すなわち、タービンの実稼働時において、板バネ形状の初期不整によって固有振動数のばらつきが生じ、タービン翼が振動することになり、疲労破壊につながるという問題があった。
また、タービン翼の空洞部の中で、翼と板バネとが接触することにより減衰効果をもたせているが、この摩擦によって翼本体が摩耗して、その厚みが薄くなることで、振動に対する強度不足やタービン翼の固有振動数が次第に変化することによりばらつきが生じる。そのため、翼の振動応答レベルの低減効果が小さくなり、結果的に前述した減衰効果が低減することから、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、固有振動数のばらつきを低減し、且つ減衰効果を向上させることができ、翼の振動を抑制することができる回転機械翼を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る回転機械翼では、腹側部と背側部との各裏面によって空洞部が画成された翼本体と、前記空洞部内に配置された板バネ部材と、前記板バネ部材と各前記裏面との接触部の少なくとも一部に介在された粘弾性部材と、を備え、前記粘弾性部材は、前記板ばね部材と前記翼本体の裏面との接触部のみに部分的に配置されていることを特徴としている。
本発明では、腹側部と背側部との間に、腹側部と背側部と少なくとも一部が摺接する板バネ部材が配置されているので、翼本体が弾性変形すると、板バネ部材が腹側部と背側部のうち少なくとも一方との間で摩擦を生じることになる。この摩擦により、腹側部と背側部の間における相対的な位置変動を減衰することができる。
さらに、この摩擦減衰に加えて、腹側部と背側部の各裏面との接触部の少なくとも一部に剛性の低い粘弾性部材が介在されているので、その粘弾性部材が前記摩擦力によってせん断変形し、粘弾性部材自体に内部減衰が生じることから、固有振動数のばらつきを低減する効果が得られ、減衰効果を向上させることができる。
このように、本発明では、効果的に減衰効果を発揮することができるので、翼本体の振動強度に設計余裕を大きく取る必要がなくなるという利点がある。
また、板バネ部材と翼本体(腹側部と背側部)との接触面圧を低下させることができるので、翼本体の減肉を防ぐとともに、翼の振動特性を保持することができる。
また、粘弾性部材が摩耗した場合であっても、板バネ部材を交換する場合に比べて容易に且つ低コストで補修・交換を行うことができる。
また、本発明に係る回転機械翼では、前記板バネ部材は、粘弾性材料を挟んだ積層構造をなしていることが好ましい。
この場合には、翼本体が振動して翼の内部形状が変化したときに、板バネ部材には翼との間の摩擦減衰と、粘弾性材料による内部減衰が生じ、翼の振動応答レベルを低減させることができる。つまり、板バネ部材自体の変形に伴う内部減衰を有するので、前述した翼の減衰効果をより向上させることができる。
本発明の回転機械翼によれば、板バネ部材と翼本体との接触部の少なくとも一部に内部減衰し得る粘弾性部材を介在させて、固有振動数のばらつきを低減し、且つ減衰効果を向上させることができ、翼の振動を抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態による蒸気タービンの概略構成を模式的示した図である。 図1に示す蒸気タービンを低圧最終段側から見た外観図である。 静翼(タービン翼)を背側から見た拡大図である。 タービン翼の翼形を示す断面図である。 第2の実施の形態によるタービン翼の翼形を示す断面図であって、図4に対応する図である。
以下、本発明の実施の形態による回転機械翼について、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本実施の形態のタービン翼10(回転機械翼)が適用される蒸気タービンは、発電プラント等で用いられているものである。例えば、このような蒸気プラントとしては、高圧の蒸気を発生する蒸気発生器2と、蒸気発生器2から高圧の蒸気が直接供給される高圧蒸気タービン3と、蒸気発生器2及び高圧蒸気タービン3からの蒸気の湿分を分離して加熱する湿分分離加熱器4と、湿分分離加熱器4から低圧の蒸気が供給される低圧蒸気タービン(以下、蒸気タービン1という)が設けられている。
蒸気タービン1において、湿分分離加熱器4からの蒸気は、蒸気入口1Aに供給され、蒸気タービン1に形成されている蒸気通路1Bを、ロータ軸5の軸方向(図中、矢印Aで示す)に沿って流れる。蒸気通路1Bには、動翼6と静翼10(タービン翼10)が交互に配置されており、蒸気タービン1は、静翼10での圧力降下によって運動エネルギーを生じさせ、これを動翼6によって回転トルクに変換している。
動翼6は、ロータ軸5に結合されており、これを回転駆動する。一方、静翼10は、図1〜図3に示すように、ロータ軸5の径方向(図中、矢印Rで示す)内側の端がシュラウド7に、径方向Rの外側の端が翼根リング8に、それぞれ溶接により結合されている(図3に溶接部を符号Eで示す)。
動翼6と静翼10は、一対となって一個の「段」を構成しており、蒸気タービン1には、多数の段が設けられている。これら段は、蒸気通路1Bを上流側から下流側に向かうに従って、動翼6及び静翼10の翼幅(ロータ軸5に略直交する方向の翼の長さ)が、長くなるよう構成されている。蒸気通路1Bの最も下流側にある段を「低圧最終段」という。低圧最終段の静翼10は、上流側の段にある静翼10に比べて、特に翼幅が長いものとなっている。低圧最終段において、静翼10は、図1に示すように、ロータ軸5の周方向(図中、矢印P)に所定の間隔で複数配列されており、翼群を形成している。
なお、以下の説明では、静翼10を「タービン翼10」として説明する。
タービン翼10は、図4に示すように、主に腹側を構成する腹側部材11と、主に背側を構成する背側部材12と、を有している。腹側部材11と背側部材12は、それぞれ金属製の板状部材を、互いに異なる反り方で湾曲させたものである。腹側部材11は、その表面がタービン翼10の腹面10aとなるよう反りが形成されている。一方、背側部材12は、その表面がタービン翼10の背面10bとなるよう反りが形成されている。
腹側部材11と背側部材12は、略同一の長さに亘って翼幅方向に延びている。
なお、「翼幅方向」とは、図4に示す翼形の断面に垂直な方向であり、タービン翼10の平均反り線(骨格線ともいう、図中、一点鎖線Cで示す)に直交する方向である。本実施例において「翼幅方向」は、図1に示すロータ軸5の径方向と略同一のものとなっている。
タービン翼10は、腹側部材11と背側部材12を組み合わせ、前縁部10cと後縁部10dにおいて溶接して結合することで、その外装形状が形成されている。これにより、タービン翼10の内部、すなわち腹側部材11の裏面11aと背側部材12の裏面12aとの間には、翼幅方向に沿って延びる空洞部13が形成される。また、タービン翼10の内部には、腹側部材11の裏面11aと背側部材12の裏面12aにより、翼内面(11a,12a)が形成されることになる。
このように本実施の形態のタービン翼10においては、腹側部材11が、タービン翼10の空洞部13より腹側の部分となる本発明の腹側部を構成し、背側部材12が、タービン翼10の空洞部13より背側の部分となる本発明の背側部を構成している。
また、本発明の翼本体は、腹側部材11と背側部材12との各裏面11a、12aによって空洞部13が画成されたものより構成されている。
内部に空洞部13を有する中空のタービン翼10は、内部に空洞部13を有しない中実静翼に比べて固有振動数が比較的小さなものとなっており、蒸気タービン1の作動時において、自励振動(フラッタ)が生じ易くなっている。自励振動が生じると、タービン翼10には弾性変形による撓みや捩れが生じ、タービン翼10の腹側部材11と背側部材12との間には、相対的な位置変動が生じる。
この相対的な位置変動を減衰するため、本実施の形態によるタービン翼10においては、空洞部13から、翼内面(11a,12a)に摺接可能な摺接部材が設けられており、タービン翼10が弾性変形すると、この摺接部材は、翼内面(11a,12a)との間に摩擦が生じるようにしており、以下に詳細を説明する。
本実施の形態のタービン翼10においては、図4に示すように、上記摺接部材として、断面が波形状を呈する波形板バネ20(板バネ部材)が、腹側部材11と背側部材12の間に粘弾性部材30を介して設けられている。
波形板バネ20は、表側の頂部20a(以下、表側頂部と記す)が腹側部材11の裏面11aに対して粘弾性部材30を介在させて接している。また波形板バネ20は、裏側の頂部20b(以下、裏側頂部と記す)が背側部材12の裏面12aに対して粘弾性部材30を介して接している。
波形板バネ20は、長手方向(図4で紙面に直交するする方向)に延びる金属製の平らな板状の部材を、幅方向(図4で矢印Wで示す)に沿って山折りと谷折りが交互に連続するよう湾曲させたものである。波形板バネ20は、複数(ここでは2箇所)の表側頂部20aを結ぶ包絡線が、腹側部材11を裏面11aに沿うように形成されており、複数(ここでは、3箇所)の裏側頂部20bを結ぶ包絡線が、背側部材12の裏面12aに沿うように形成されている。波形板バネ20は、前記長手方向が、タービン翼10の翼幅方向となるように位置決めされて、腹側部材11と背側部材12との間にある空洞部13に挿入される。
このように空洞部13に配設された状態(初期状態)において、波形板バネ20は、撓みにより僅かに弾性変形するように形成されている。この弾性力により、波形板バネ20は、図4に示すように、表側頂部20aが腹側部材11を裏面11aから押圧すると共に、裏側頂部20bが背側部材12を裏面12aから押圧するようになっている。つまり、波形板バネ20は、空洞部13に配設すると、腹側部材11と背側部材12とを、それぞれタービン翼10の翼厚方向の外向きに付勢する(押し広げる)ように構成されている。
なお、「翼厚方向」とは、図4に示す翼形の断面に平行な方向であり、翼の平均反り線
(図中、一点鎖線Cで示す)と直交する方向を意味している。
粘弾性部材30は、例えば、フッ素ゴム、シリコンゲル、グラファイトファイバー等の波形板バネ20の部材よりも剛性が小さく、柔らかい材質のものが用いられており、腹側部材11又は背側部材12、及び波形板バネ20のうち少なくとも一方に固着されている。なお、粘弾性部材30は、固着されることに制限されず、固着されなくても良い。
以上のように構成されたタービン翼10において、波形板バネ20の表側頂部20aと腹側部材11との裏面11aとの間、および波形板バネの裏側頂部20bと背側部材12の裏面12aとの間には、波形板バネ20の撓みによる付勢力(押圧力)が作用しており、タービン翼10が弾性変形して腹側部材11と背側部材12との間に相対的な位置変動が生じると、この付勢力に応じた大きさの動摩擦力が作用可能となっている。
次に、上述した構成のタービン翼10の作用について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1に示すように、本実施の形態では、蒸気タービン1の作動時において、その運転条件によっては、タービン翼10(静翼)に自励振動が生じ、タービン翼10が弾性変形することがある。例えば、腹側部材11が後縁部10d側に弾性変形すると共に、背側部材12が前縁部10c側に弾性変形するなどして、腹側部材11の裏面11aと背側部材12の裏面12aとの間には、相対的な位置変動が生じることがある。
このとき、波形板バネ20は、表側頂部20aと腹側部材11の裏面11aの間、および裏側頂部20bと背側部材12の裏面12aとの間のうち少なくとも一方との間において摺接しているので、腹側部材11と背側部材12の相対的な位置変動を抑制する方向に動摩擦力が生じる。この動摩擦力により、腹側部材11と背側部材12との間における相対的な位置変動が減衰され、タービン翼10の弾性変形を減衰することで、タービン翼10に生じる自励振動を抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、この摩擦減衰に加えて、腹側部材11と背側部材12の各裏面との接触部の少なくとも一部に剛性の低い粘弾性部材30が介在されているので、その粘弾性部材30が前記摩擦力によってせん断変形し、粘弾性部材30自体に内部減衰が生じることから、固有振動数のばらつきを低減する効果が得られ、減衰効果を向上させることができる。
このように、効果的に減衰効果を発揮することができるので、翼本体の振動強度に設計余裕を大きく取る必要がなくなるという利点がある。
また、波形板バネ20と翼本体(腹側部材11と背側部材12)との接触面圧を低下させることができるので、翼本体の減肉を防ぐとともに、タービン翼10の振動特性を保持することができる。
また、粘弾性部材30が摩耗した場合であっても、波形板バネ20を交換する場合に比べて容易に且つ低コストで補修・交換を行うことができる。
また、付勢部材としての波形板バネ20の剛性の選定や、空洞部に配設した状態(初期状態)における付勢力を調節することで、腹側部材11と背側部材12との間における位置変動の減衰特性を、所望の特性に設定することができる。
また、本実施の形態のタービン翼10では、翼幅方向に沿って延びる板状を呈し、撓みによる弾性力によって腹側部材11と背側部材12を押圧する板状バネ部材として波形板バネ20が設けられており、この波形板バネ20は矩形状の板状部材をプレス成形等により幅方向に湾曲させるだけで、板状部材の長手方向すなわちタービン翼10の翼幅方向に延びる付勢部材を容易に実現することができる。
また、本実施の形態のタービン翼10において、波形板バネ20は、断面が波形状を呈しており、腹側部材11と背側部材12には、波形の頂部20a、20bが接している。そのため、板状バネ部材をこのような波形状とすることで、腹側部材11と背側部材12の双方に複数の頂部で摺接することができる。これにより、波形板バネ20は、腹側部材11及び/又は背側部材12との間に良好に摩擦を生じさせることができる。
上述した本実施の形態による回転機械翼では、波形板バネ20と翼本体(腹側部材11背側部材12)との接触部の少なくとも一部に内部減衰し得る粘弾性部材30を介在させて、固有振動数のばらつきを低減し、且つ減衰効果を向上させることができ、タービン翼10の振動を抑制することができる。
次に、本発明の回転機械翼による他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
図5に示すように、第2の実施の形態によるタービン翼10A(回転機械翼)は、波形板バネ20A(板バネ部材)が粘弾性材料を挟んだ積層構造をなしている。つまり、波形板バネ20Aは、一対の高剛性材料層21の間に粘弾性材料層22が挟持され、上述の第1の実施の形態と同様に翼内面(11a,12a)の曲面に粘弾性部材30を介して摺接する折り曲り構造となっている。
第2の実施の形態では、翼本体(腹側部材11背側部材12)が振動して翼の内部形状が変化したときに、波形板バネ20Aには翼との間の摩擦減衰と、粘弾性材料層22による内部減衰が生じ、翼の振動応答レベルを低減させることができる。つまり、波形板バネ20A自体の変形に伴う内部減衰を有するので、前述した第1の実施の形態による翼の減衰効果をより向上させることができる。
以上、本発明による回転機械翼の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では、波形板バネ20の表側頂部20aと裏側頂部20bのすべてが粘弾性部材30を介して内面に接するように構成されているが、これに限定されることはなく、表側頂部20aと裏側頂部20bのうち振動が大きい必要な箇所のみに粘弾性部材30を設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、蒸気タービン1の静翼(タービン翼10)を適用対象としているが、これに限定されることはなく、回転機械翼であれば他の対象に適用することも可能である。
さらに、上述した第2の実施の形態のタービン翼10Aでは、一層の粘弾性材料層22が一対の高剛性材料層21同士の間に挟持されているが、このような積層構造に制限されることはなく、例えば複数の粘弾性材料層22と高剛性材料層21とが交互に積層された構造とすることも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施の形態を適宜組み合わせてもよい。
1 蒸気タービン
2 蒸気発生器
5 ロータ軸
6 動翼
10、10A タービン翼、静翼(回転機械翼)
11 腹側部材
11a 裏面
12 背側部材
12a 裏面
13 空洞部
20、20A 波形板バネ(板バネ部材)
20a 表側頂部
20b 裏側頂部
21 高剛性材料層
22 粘弾性材料層
30 粘弾性部材

Claims (2)

  1. 腹側部と背側部との各裏面によって空洞部が画成された翼本体と、
    前記空洞部内に配置された板バネ部材と、
    前記板バネ部材と各前記裏面との接触部の少なくとも一部に介在された粘弾性部材と、
    を備え
    前記粘弾性部材は、前記板ばね部材と前記翼本体の裏面との接触部のみに部分的に配置されていることを特徴とする回転機械翼。
  2. 前記板バネ部材は、粘弾性材料を挟んだ積層構造をなしていることを特徴とする請求項1に記載の回転機械翼。
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