JP6146764B2 - 温度保護素子 - Google Patents

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Description

本発明は、バイメタルに代表される熱応動体とPTC素子とを併用して電気回路を開閉する温度保護素子、特に製品の厚みを薄くでき、小型でも大電流に対応可能な温度保護素子に関する。
バイメタルとPTC素子とを併用する保護素子は、従来から二次電池などを含めた電源回路の保護装置に利用されている。例えば、特許文献1に記載された安全装置は、ベースターミナル、PTC、バイメタル、アームターミナルに接続された可動アーム、カバー端子がベースとカバーで構成される樹脂ケースに内蔵された安全装置が提案されている。該安全装置のカバー端子は樹脂ケースのカバーと一体化することで、樹脂ケースのカバーと可動アームとの空間を可能な限り、狭くすることができるとしている。樹脂ケースのカバーとカバー端子は別々の部品であってもよいが、インサート成形により、樹脂ケースのカバーとカバー端子とが一体化されている方が好ましいとされる。カバー端子の組込みにより可動アームの動き幅が小さくても電流遮断を助け、また樹脂ケースのカバーとの空間を狭くして、安全装置の小型化、薄型化を図っている。
さらに、特許文献2には、導電性アームの一端、バイメタルの一端及びケース体の端子が溶着されて一体化された構造とし、単に周囲の雰囲気の温度上昇によってバイメタルが反転作動するだけでなく、導電性アームおよび端子に流れる電流により誘起された該導電性アームおよび端子の発熱を効率的に受けて、回路内の素子に過負荷が加えられて電流量が増加した場合に、バイメタルの温度が迅速に上昇して非反転状態から反転状態に遷移するようにして、反転作動を高速化したプロテクタが提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載された安全装置は、樹脂ケースの開口部はカバー端子を含む樹脂製カバーで覆って封止するため、キャップ状の樹脂製カバーに中間抑えやストッパーの凹凸を有するカバー端子を薄型化に有利なように一体成形してもインサート成形品の低背化に限界があり、製品のより一層の薄型化が困難であった。また、樹脂ケースを樹脂製カバーのみで覆って封止する場合にも封止パッケージ強度を確保する上で樹脂の厚さを低背化するのに限界がある。さらに、樹脂ケースおよびその開口部を覆うカバー材の表面が樹脂で覆われている構成のため、パッケージの熱伝導性や放熱性が悪く、過熱時の迅速な熱応動や、外部温度が低下したときの迅速な復帰作動を妨げていた。
ところで、特許文献2に記載されるプロテクタのように、従来のバイメタルとPTCを併用した回路保護素子は、雰囲気温度の上昇によってバイメタルが反転作動するだけでなく、導電性アームや端子に流れる電流によるジュール熱を利用した過電流動作も同時に考えられていた。しかしながら、このような構成を採る以上、電流定格の大きな電源回路の保護にバイメタルとPTCとを併用した保護素子は用いることができない欠点があった。そして、この特許文献2の構成においてもケース体のベースおよびそのカバーは絶縁材で構成され、特許文献1の構成と同様にパッケージの熱伝導性や放熱性に劣り、過熱時の迅速な熱応動や、外部温度が低下したときの迅速な復帰作動を妨げ不利である。
特開2005−203277号公報 特開2006−269180号公報
従って、本発明は、熱応動体とPTC素子とを併用して電気回路を開閉する温度保護素子において、製品の厚みを薄くでき、パッケージの熱伝導性や放熱性を高めて温度感応性を向上し、かつ省電力化し、小型でも大電流に対応可能な温度保護素子を提供することを目的とする。
本発明によると、前掲の課題を解決するため、固定接点を設けた第1端子リードと、一端に設けた可動接点を弾発力により固定接点に接触させる可動アームと、可動アームに接触させた第2端子リードと、常時可動アームに接触して所定の温度でスナップ反転作動し固定接点と可動接点とを開離させる熱応動体と、この熱応動体と第1端子リードとに接続して通電されるPTC素子と、これらを収納する開口部を設けた絶縁パッケージと、絶縁パッケージの開口部を覆った金属薄板とを備え、さらに絶縁パッケージは、前記両端子リードを一体成形して含み、パッケージ内部に固定接点、可動アーム、熱応動体、PTC素子を収容してパッケージ開口部を金属薄板で覆い、この金属薄板の外縁部に設けた封止樹脂で絶縁パッケージと固着封止した温度保護素子が提供される。さらに、発明に係る温度保護素子の第1および第2端子リードと可動アームは、導電率%IACSが25以上の高導電性金属材を用いることを特徴とする。ここで、IACSとは、銅材の導電率をみるときに、電気抵抗の基準として国際的に採用されている国際焼鈍軟銅標準(International Annealed Copper Standerd)であり、国際焼鈍軟銅標準の体積抵抗率1.7241×10−2μΩmを導電率100%IACSと規定している。
本発明に係る温度保護素子は、パッケージの開口部を金属薄板で密閉するため、絶縁パッケージをより小型化、薄型化できる。また、金属薄板の外縁部のみに封止樹脂を塗布して絶縁パッケージと金属薄板とを固着封止するので、金属薄板を表面に露出できパッケージに内蔵する熱応動体およびPTC素子への熱伝導に寄与する。しかも、従来の安全装置のように、予めキャップ状の樹脂製カバーに曲げ加工を施したカバー端子をインサート一体成形または個別組込みする必要が無く、樹脂カバー部材を省略できるので、より経済的な生産が可能となる。さらに、発明に係る温度保護素子は、端子リードに導電率%IACSが25以上の高導電性金属材を用いることでより省電力化でき、小サイズでありながら保護素子の内部抵抗値を低減しスイッチON時の突入電流による誤動作を防ぎ、比較的定常電流の大きな電源にも適用できる。
本発明に係る温度保護素子10であり、(a)はその部品部材を分解した斜視図を示し、(b)は組立完成後の平面斜視図を示し、(c)は組立完成後の下面斜視図を示す。 本発明に係る温度保護素子の可動アームの斜視図を示し、(a)は片方の先端部を凹型に曲げその下側に可動接点を設けた可動アーム、(b)はその変形例で片方の先端部を凹型に曲げその下側に可動接点を設け、さらに先端部に切れ込みを設けて可動接点を二股にした可動アーム、(c)はさらに別の変形例で片方の先端部に段差と窪みとを設けその下側に可動接点を設けた可動アームである。 本発明に係る温度保護素子30を示し、(a)はその正面断面図、(b)はその動作後の正面断面図を示す。 本発明に係る温度保護素子40を示し、(a)はその正面断面図、(b)はその動作後の正面断面図を示す。
本発明の実施形態は、図1に示す温度保護素子10のように、AgまたはAg合金製の固定接点11−1を設けたCuまたはCu合金からなる第1端子リード11と、一端にAgまたはAg合金製の可動接点12−1を設け弾発力により固定接点11−1に接触させるCu合金からなる可動アーム12と、可動アーム12に電気接続させたCuまたはCu合金からなる第2端子リード13と、常時可動アーム12に接触して所定の温度でスナップ反転作動し固定接点11−1と可動接点12−1とを開離させるバイメタル材からなる熱応動体14と、この熱応動体14と第1端子リード11とに接続して通電される正温度係数サーミスタのPTC素子15とを備え、さらに前記両端子リード11および13と一体成形し開口部を設けたプラスチック製絶縁パッケージ16内部に、可動アーム12、熱応動体14およびPTC素子15とを収容し、熱伝導性や放熱性に優れた金属薄板17のみで絶縁パッケージ16の開口部を覆って金属薄板17の外縁部に設けた封止樹脂18により絶縁パッケージ16を固着封止したものである。
さらに、好ましくは、図1(c)に示すように絶縁パッケージ16の底部は第1端子リードの一部11−4を露出させ絶縁パッケージ16の内部への熱伝導を向上させてもよい。この温度保護素子10の第1端子リード11および第2端子リード13と、可動アーム12は、導電率%IACSが25以上の高導電性金属材を用い、より好ましくはCu−Sn合金材、Cu−Ti合金材、Cu−Be合金材の群から選択した少なくとも1種の合金材を用いて高導電性を維持しながら所望の弾性反発力を兼備させる。
本発明に係るPTC素子15は、正温度係数サーミスタであれば良く、好ましくは酸化物半導体からなるセラミックPTC素子が使用できる。そして、導電率%IACSが25以上の高導電性金属材からなる第1および第2端子リードと可動アームを用いて両端子リードと可動アーム自体の電気抵抗値を低減することにより、PTC素子15に施す電極材をオーミック電極のみに簡略化する。すなわち、該PTC素子15の表面電極は、該素子の上に設けたオーミック電極のみで構成して、従来、PTC素子の電極材の最表面に施されてきたAgなど貴金属良導体層からなるカバー電極を省略する。本発明に係るPTC素子15のオーミック電極は、例えばAl材、Cr材、Ni材、Ni−Cr合金材、Ag−In合金材、Ag−Zn合金材、Ag−Sb合金材、Ag−Zn−Sb合金材などの金属材が使用でき、特にAl材またはAg−Zn合金材が好適に利用できる。この場合、PTC素子19は、カバー電極の貴金属電極材を必要としないので必須材料を削減でき製造コストを低減できる。
本発明に係るPTC素子15は、前述した酸化物半導体からなるセラミックPTC素子に替えて正の温度係数の抵抗値を持つ導電性ポリマー(結晶性の有機重合体を含み、さらにその重合体に導電性微粒子フィラーを分散又は散布したもの)からなるポリマーPTC素子を用いても良い。ポリマーPTC素子を使用することで、絶縁パッケージ16の厚みをより一層薄くする。
本発明に係る可動アーム12の先端形状は、図2に示すように変形しても良い。すなわち、図2(a)に示す可動アーム12は、アーム屈曲点12−4で鈍角に屈曲され先端部をU字形ないしV字形に加工することで、可動接点12−1のバネ押圧を高め、固定接点の水平面に対して接続可能な可動接点12−1の接触範囲を拡張し、可動接点12−1の固定接点への電気接続を確実にするが、これを図2(b)に示すように、先端部をU字形ないしV字形に加工し、さらに先端部に切込み22−5を設けて独立した複数の可動接点22−1を形成させた可動アーム22に変形でき、これにより可動アーム22の短辺左右の差動や局部磨耗によって生じた固定接点の凹凸によるバラツキを矯正して固定接点への接触信頼性を高める。さらに可動アーム12は、図2(c)に示すような可動アーム52に変形できる。この可動アーム52は、可動アームの端部に段差52−5と窪み52−6を設けて可動アームの先端部下面を凸形に加工することで、図2(a)と同様に可動接点52−1のバネ押圧を高め、固定接点の水平面に対して接続可能な可動接点52−1の接触範囲を拡張し、可動接点52−1の固定接点への電気接続を確実にする効果を得ることができる。可動アームの先端部下面の凸形部の表面にはAgまたはAg合金を固着して可動接点52−1とする。可動アーム52のもう一方の端部は、可動アーム52を絶縁パッケージの所定位置に装着するのを助ける目的でノッチ52−7を設けてもよい。なお、図2中の12−2、12−3、22−2、22−3および52−2、52−3は、下面に設けた接続突起の位置を示す。
本発明の実施例1は、図3に示す温度保護素子30ように、Ag−Cuクラッド材の固定接点31−1および素子接続電極31−2を設けたCu−Sn合金製第1端子リード31と、先端にAg−Cuクラッド材の可動接点32−1を設けたCu−Sn合金製可動アーム32と、可動アーム32と接触するアーム接続電極33−1を設けたCu−Sn合金製第2端子リード33と、Ni−Fe合金/Cu−Mn−Ni合金のバイメタル材からなり固定接点31−1と可動接点32−1とを開離させる熱応動体34と、この熱応動体34と素子接続電極31−2に接続して通電されるチタン酸バリウム系酸化物半導体のPTC素子35と、これらを収める開口部を設けた液晶ポリマー製絶縁パッケージ36と、絶縁パッケージ36の開口部を被覆するステンレス鋼材の金属薄板37とを備え、さらに絶縁パッケージ36は、インサート成形により前記両端子リード31および33と一体成形され、パッケージ内部に可動アーム32、熱応動体34、PTC素子35を収容してパッケージ開口部を金属薄板37で覆い、金属薄板37の外縁部に沿って塗布したUV硬化性樹脂38で絶縁パッケージ36に固着させ封止したものである。
なお、特に図示しないが、実施例1の温度保護素子30は、内蔵する熱応動体34およびPTC素子35を電気回路と接続しない状態で設置するように変形できる。すなわち、温度保護素子30の変形例において熱応動体34は、初期状態で可動アーム32と隔離して配置され、過熱を検知し固定接点31−1と可動接点32−1とを開離して反転作動したときに可動アーム32と接触し、同時に熱応動体34に当接するPTC素子35は、熱応動体34と素子接続電極31−2とに接続され通電するように変形できる。
実施例1の絶縁パッケージ36は、開口部を金属薄板37で覆い、さらに絶縁パッケージ36の底部に、絶縁パッケージ36の内側に延在する第1端子リード31の一部を露出させて設けた端子リード露出面31−4を形成することで、絶縁パッケージ36の熱伝導を向上させ、温度感応性をさらに高めている。なお、絶縁パッケージ36は、開口部周縁に沿って堤状の周壁39を設けて金属薄板37の位置決めを補助するとともにUV硬化性樹脂38のディスペンサー・ニードルのガイド部を形成して液状樹脂の塗布を助け、かつ該周壁内面と金属薄板37の外縁上面とで断面がL字型の塗布代を形成して、該塗布代と封止樹脂との界面張力により樹脂ダレを防止している。
実施例1のPTC素子35に施す表面電極35−1は、Ag−Zn合金材のオーミック電極のみで構成され、PTC素子35上部の表面電極は熱応動体34に当接され、PTC素子35下部の表面電極は素子接続電極31−2の表面に形成された素子接続突起31−3と当接される。この素子接続突起31−3の当接表面は、AgまたはAg合金材の被覆層を設けても良く、特に好ましくはAg−Cuクラッド材としても良い。実施例1の熱応動体34は、77℃以上の温度になると図3(b)に示す形状にスナップ反転作動し回路を遮断し、40℃以下の温度で再び反転して図3(a)に示す初期の接続状態に復帰し、温度検知による回路のON/OFF作動を可能とする。図3(a)の初期の接続状態において熱応動体34は、湾曲面頂部で直に可動アーム32に当接されているが、図3(b)の回路遮断時においては、熱応動体34の外縁部で可動アーム32の下部に設けた接続突起32−2と接続突起32−3とに当接される。その際、片側の接続突起32−2の高さをもう一方の接続突起32−3の高さより低くすることで、可動アーム32先端部の持上高を増幅して可動接点32−1が固定接点31−1から開離する動作を補助する。
本発明の実施例2は、図4に示す温度保護素子40ように、Agクラッド材の固定接点41−1と素子接続電極41−2を設けたCu−Sn合金製の第1端子リード41と、先端にAgクラッド材からなる可動接点42−1を設けたCu−Be合金製の可動アーム42と、この可動アーム42と接触するアーム接続電極43−1を設けたCu−Sn合金製の第2端子リード43と、Ni−Fe合金/Cu−Mn−Ni合金のバイメタル材からなり固定接点41−1と可動接点42−1とを開離させる熱応動体44と、この熱応動体44と素子接続電極41−2とに接続して通電されるポリマーPTC素子45(結晶性の有機重合体を含み、さらにその重合体にカーボンブラック導電性フィラーを分散したもの)と、これらを収める開口部を設けたエポキシ樹脂製絶縁パッケージ46と、絶縁パッケージ46の開口部を被覆するNiめっき銅板の金属薄板47とを備え、さらに絶縁パッケージ46は、インサート成形により前記両端子リード41および43と一体成形され、パッケージ内に可動アーム42、熱応動体44、ポリマーPTC素子45を収容してパッケージ開口部を金属薄板47のみで覆い、金属薄板47の外縁部に沿って塗布したエポキシ樹脂48で絶縁パッケージ46に固着させて封止したものである。
なお、特に図示しないが、実施例2の温度保護素子40は、内蔵する熱応動体44およびポリマーPTC素子45を電気回路と接続しない状態で設置するように変形してもよい。すなわち、温度保護素子40の変形例における熱応動体44は、初期状態で可動アーム42と隔離して配置され、過熱を検知して反転作動し固定接点41−1と可動接点42−1とを開離したときに可動アーム42と接触し、同時に熱応動体44に当接するポリマーPTC素子45は、熱応動体44と素子接続電極41−2とに接続されて通電するように変形できる。
実施例2の絶縁パッケージ46は、開口部を金属薄板47で覆い、さらに絶縁パッケージ46の底部に、絶縁パッケージ46の内側に延在する第1端子リード41の一部を露出させて設けた端子リード露出面41−4を形成することで、絶縁パッケージ36の熱伝導性や放熱性を向上し、温度感応性をさらに高めている。なお、前記絶縁パッケージ46は、開口部周縁に沿って堤状の周壁49を設けて金属薄板47の位置決めを補助するとともにエポキシ樹脂48のディスペンサー・ニードルのガイド部を形成して液状樹脂の塗布を助け、かつ該周壁内面と金属薄板47の外縁上面とで断面がL字型の塗布代を形成して、該塗布代と封止樹脂との界面張力により樹脂ダレを防止している。
実施例2は、ポリマーPTC素子45を使用することで、より一層絶縁パッケージ46の厚みを薄くできる。前記ポリマーPTC素子45に施す表面電極45−1は、Cu母材Niめっき材で構成する。ポリマーPTC素子45上部の表面電極45−1は熱応動体44に当接され、ポリマーPTC素子45下部の表面電極45−1は素子接続電極41−2と当接される。この素子接続電極41−2の当接表面は、AgまたはAg合金材の被覆層を設けても良く、特に好ましくはAg−Cuクラッド材としても良い。実施例2の熱応動体44は、77℃以上の温度になると図4(b)に示す形状にスナップ反転作動し回路を遮断し、40℃以下の温度で再び反転して図4(a)に示す初期の接続状態に復帰し、温度検知による回路のON/OFF作動を可能とする。図4(a)の初期の接続状態において熱応動体44は、湾曲面頂部で直に可動アーム42に当接されているが、図4(b)の回路遮断時においては、熱応動体44の外縁部で可動アーム42の下部に設けた接続突起42−2と接続突起42−3とに当接される。その際、片側の接続突起42−2の高さをもう一方の接続突起42−3の高さより低くすることで、可動アーム42先端部の持上高を増幅して可動接点42−1が固定接点41−1から開離する動作を補助する。
本発明は、電源装置などの温度保護装置に用いられ、特にLiイオン電池などの大容量の2次電池の保護装置に有効である。
10,30,40・・・温度保護素子、
11,31,41・・・第1端子リード、
11−1,31−1,41−1・・・固定接点、
11−2,31−2,41−2・・・素子接続電極、
11−3,31−3・・・素子接続突起、
11−4,21−4,31−4・・・端子リード露出面、
12,22,32,42・・・可動アーム、
12−1,22−1,32−1,42−1,52−1・・・可動接点、
12−2,22−2,32−2,42−2,52−2・・・接続突起(低)、
12−3,22−3,32−3,42−3,52−3・・・接続突起(高)、
12−4,22−4, 52−4・・・アーム屈曲点、 22−5・・・切込み、
52−5・・・段差、 52−6・・・窪み、 52−7・・・ノッチ、
13,33,43・・・第2端子リード、
13−1,33−1,43−1・・・アーム接続電極、
14,34,44・・・熱応動体、
15,35・・・PTC素子、 45・・・ポリマーPTC素子
15−1,35−1,45−1・・・表面電極、
16,36,46・・・絶縁パッケージ、 17,37,47・・・金属薄板、
18,38,48・・・封止樹脂、 39,49・・・周壁。

Claims (3)

  1. 固定接点を設けた第1端子リードと、一端に可動接点を設け弾発力により前記固定接点に接触させる可動アームと、この可動アームに電気接続させた第2端子リードと、常時前記可動アームに接触して所定の温度でスナップ反転作動し前記固定接点と前記可動接点とを開離させる熱応動体と、この熱応動体と前記第1端子リードとに接続して通電されるPTC素子とを備え、さらに前記第1端子リードおよび前記第2端子リードと一体成形し開口部を設けた絶縁パッケージの内部に、前記可動アームと、前記熱応動体および前記PTC素子とを収容し、前記絶縁パッケージの開口部を蓋体で覆って固着封止した温度保護素子において、前記蓋体は、金属薄板のみからなり、この金属薄板の外縁部のみを周回して設けた封止樹脂により前記絶縁パッケージを固着封止したことを特徴とする温度保護素子。
  2. 前記絶縁パッケージは、開口部周縁の全周に堤状の周壁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の温度保護素子。
  3. 前記可動アームは、端部に段差と窪みを設けて前記可動アームの先端部下面を一文字状の凸形に加工し、前記可動アームの先端部下面の凸形部の表面に可動接点を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度保護素子。
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