JP6146745B2 - 入射光ビームを変換するための光学配置、光ビームをラインフォーカスに変換する方法、及びそのための光学デバイス - Google Patents

入射光ビームを変換するための光学配置、光ビームをラインフォーカスに変換する方法、及びそのための光学デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP6146745B2
JP6146745B2 JP2014511839A JP2014511839A JP6146745B2 JP 6146745 B2 JP6146745 B2 JP 6146745B2 JP 2014511839 A JP2014511839 A JP 2014511839A JP 2014511839 A JP2014511839 A JP 2014511839A JP 6146745 B2 JP6146745 B2 JP 6146745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light beam
axis
conical
working surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014511839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014520281A5 (ja
JP2014520281A (ja
Inventor
ホルガー ミュンツ
ホルガー ミュンツ
Original Assignee
カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー filed Critical カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Publication of JP2014520281A publication Critical patent/JP2014520281A/ja
Publication of JP2014520281A5 publication Critical patent/JP2014520281A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6146745B2 publication Critical patent/JP6146745B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/095Refractive optical elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0911Anamorphotic systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0927Systems for changing the beam intensity distribution, e.g. Gaussian to top-hat
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/095Refractive optical elements
    • G02B27/0972Prisms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/0977Reflective elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/001Axicons, waxicons, reflaxicons

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

本発明は、第1の態様により、光ビームをラインフォーカスに変換する方法に関し、ラインフォーカスは、第1の方向に沿ってその長さに従って延び、かつ第1の方向に対して垂直な第2の方向に幅狭であり、光ビームは、少なくとも1つの円錐形光学作動面上に誘導され、この面によって光ビームがラインフォーカスに変換される。
本発明は、第2の態様により、光ビームをラインフォーカスに変換するための光学デバイス、特に、上述の方法を実施するための光学デバイスに関する。
本発明は、第3の態様により、光ビームをラインフォーカスに変換する方法に関し、ラインフォーカスは、第1の方向に沿ってその長さに従って延び、かつ第1の方向に対して垂直な第2の方向に幅狭であり、光ビームは、光軸を定める光学配置上に誘導される。
本発明は、第4の態様により、光ビームを第1の方向に沿ってその長さに従って延び、かつ第1の方向に対して垂直な第2の方向に幅狭であるラインフォーカスに変換するための光学デバイス、特に、第3の態様による方法を実施するための光学デバイスに関する。
本発明は、第5の態様により、光伝播方向に対して横断方向に第1の非リングセグメント形断面を有する入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置に関し、光学配置は、第1の円錐形光学作動面と、少なくとも1つの第2の円錐形光学作動面とを含み、入射光ビームは、第1の光学作動面及び第2の光学作動面上に順次入射し、第1及び第2の光学作動面は、対称軸を定める。
冒頭でそれぞれ示したタイプの方法、光学デバイス、及び光学配置は、技術書であるH.Gross著「光学系ハンドブック(Handbook of Optical Systems)」、Verlag WILEY−VCH、2005年、第1巻、第15.9章(751〜756ページ)から公知である。
光ビームをラインフォーカスに変換する方法及び対応する光学デバイスは、例えば、特にディスプレイの生産においてアモルファスシリコンからなる層を溶解させるための加工物のレーザ機械加工において、又は例えば半導体スラブ、特に半導体産業のためのウェーハの検査において適用又は使用される。
上記に挙げた技術書は、円錐形光学作動面を用いて如何に光ビームをラインフォーカスに変換することができるかを記載している。技術書に示すように、円錐面を有する光学構成要素は、アキシコンとも呼ばれる。
この技術書は、そこでは屈折構成要素として具現化されたアキシコンが対称軸に関して、すなわち、円錐形光学作動面の円錐軸に関して対称に照明される場合に、アキシコンを用いてラインフォーカスを生成することができることを記載している。次に、アキシコンの下流において、入射光ビームの断面サイズ、アキシコンの材料の屈折率、及びアキシコンの円錐角に依存する長さを有するラインフォーカスが発生する。しかし、この技術書に記載されているように、こうして生成されたラインフォーカス内の光の強度分布は、ラインフォーカスの長さにわたって見ると均一ではない。しかし、ラインフォーカスの長さにわたって均一でない強度分布は、多くの用途、特に加工物の面レーザ機械加工において望ましくない。
文献WO 2005/003746 A1は、半導体スラブ、特に半導体産業のためのウェーハの検査に対するシステムに使用されるようなラインフォーカスを生成するための光学デバイスを記載している。この公知のデバイスを使用すると、レーザによって生成されて最初に例えば矩形断面を有する光ビームは、検査される半導体スラブ上のラインフォーカスに円柱レンズを用いて変換される。この場合に、光ビームは、円柱レンズを傾斜光入射で通過する。この文献は、円柱レンズの代わりに反射要素を使用することもできることを記載している。
しかし、円柱レンズの代わりに反射要素が使用される場合には、これは、通常、一方が発散効果を有し、他方が収束効果を有する2つの円柱ミラーによって達成される。しかし、2つの円柱ミラーが、この公知のデバイスにおいて入射角が約60度である大きく傾斜した入射に使用される場合には、得られる収差は、非球面板を用いて補正しなければならない。更に、公知のデバイスは、小さい開口数においてしか使用することができない。比較的高い開口数の場合には、2つの円柱ミラーの曲率又は面の傾きは50°まででなければならず、これは、小さいミラー寸法に起因して多大な労力をかけずには補償することができない大幅な層厚変化を円柱ミラーの製造中の反射層の適用中にもたらす。
同様に、上記に挙げた技術書から公知であるラインフォーカスを生成するための光学デバイスは、技術的難度を伴わずには上述の文献による配置内で円柱レンズの代替物として使用することができない。この目的のためには、光ビームの光ビーム断面の少なくとも半域を遮蔽することが必要になると考えられるが、この遮蔽には望ましくない強度損失が伴う。
冒頭で挙げた技術書は、球面レンズとの組合せでアキシコンを用いて又は2つのアキシコンを用いて、例えば、光伝播方向に対して横断方向に矩形又は円形の断面を有する入射光ビームをリング形断面を有する光ビームに変換することができることも記載している。この場合に、リングセグメント形断面を得るためには、出射光ビームのリング形断面の一部を遮蔽しなければならないと考えられるが、これは、逆に、強度損失を伴ってのみ可能である。
リング形断面を有する出射光ビームに入射光ビームを変換するためのこの技術書に記載されている配置では、2つのアキシコンが反射で作動され、これらの2つのアキシコンは、その共通の対称軸に関して他の光線よりも短い対称軸からの距離で第1のアキシコン上に入射する光線が、第2のアキシコン上にも同じく他の光線よりも短い対称軸からの距離で入射するように配置される。この配置を使用すると、光ビームが両方のアキシコン上に対称軸に関して軸外で入射する時でさえも、かつ入射光ビームが矩形断面を有する時に、八分円を上回って延びるリングセグメント形断面を有する出射光ビームを生成することはできない。
WO 2005/003746 A1
H.Gross著「光学系ハンドブック(Handbook of Optical Systems)」、Verlag WILEY−VCH、2005年、第1巻、第15.9章(751〜756ページ)
この背景に対して、本発明の目的は、製造することが高価又は困難である光学構成要素をこの目的に対して必要とせずにその長さにわたって可能な限り均一であるラインフォーカスが達成されるような第1の態様による光ビームをラインフォーカスに変換する方法、及び第2の態様による冒頭に示したタイプの光ビームをラインフォーカスに変換するための光学デバイスを開発することである。
本発明は、更に、ラインフォーカスを生成するのに1つ又はそれよりも多くのアキシコンの代わりにより一層簡単に製造することができる球面及び/又は円柱光学作動面を光ビームの変換に対して使用することができるような第3の態様による冒頭に示したタイプの光ビームをラインフォーカスに変換する方法、及び第4の態様による冒頭に示したタイプの光ビームをラインフォーカスに変換するための光学デバイスを開発する目的に基づいている。
本発明は、更に、出射光ビームのリングセグメント形断面が、ビームの各部分を遮蔽することなく、かつ高価の光学要素を使用することなく生成されるような第5の態様による冒頭に示したタイプの入射光ビームを出射光ビームに変換するための光学配置を開発するという目的に基づいている。
第1の態様による光ビームを冒頭に示したタイプのラインフォーカスに変換するための冒頭に示した方法に関して、その目的は、光ビームが、少なくとも1つの光学作動面上に光伝播方向に対して横断方向にリングセグメント形の断面を伴って誘導されるという事実によって達成される。
第2の態様による光ビームをラインフォーカスに変換するための冒頭に示した光学デバイスに関して、その目的は、光ビームが少なくとも1つの光学作動面上に光伝播方向に対して横断方向にリングセグメント形の断面を伴って入射するように光ビームを前処理する光学配置が光ビームのビーム経路内の少なくとも1つの光学作動面の上流に配置されるという事実によって達成される。
光ビームをラインフォーカスに変換するための本発明による方法及び本発明による光学デバイスは、断面がリングセグメント形のものである光ビームが、少なくとも1つの円錐形光学作動面又はアキシコンに印加される点で、上記に挙げた技術書による方法及び光学デバイスと異なる。少なくとも1つの円錐形光学作動面の照明を断面がリングセグメント形のものである光ビームに限定することにより、ラインフォーカスの幅狭方向の開口数が、ラインフォーカスの長さに沿ったラインフォーカス上の全ての場所において同じであることが確実にされる。
好ましくは、光ビームのリングセグメント形断面は、光ビームの断面が円錐形光学作動面に最適に適応するように円形リングセグメント形状である。
従って、本発明による方法及び本発明によるデバイスは、ラインフォーカスの長さに沿って高い均一性を有するラインフォーカスを生成することを可能にする。
好ましくは、光ビームは、少なくとも1つの光学作動面上にこの面の対称軸に対して軸外で誘導される。
この場合に、ビームの各部分を遮蔽することなく、光ビームの全ての部分ビームがラインフォーカスを生成するのに使用され、その結果、強度損失が回避されることが利点である。
本方法の更に好ましい構成では、リングセグメント形断面内の光の強度分布は、リングセグメント形断面の周方向に積分された強度が全ての半径に対して少なくともほぼ同一であるように、半径方向に内側の区域から外向きに低下する。
光ビームのリングセグメント形断面の半径方向に外側にある長い弧長と比較して半径方向に内側にある短い弧長は、上述の手法により、すなわち、リングセグメント形断面内での半径方向に内向きに増大する光強度によって補償される。この手法の利点は、ラインフォーカスの長さに沿って特に高い均一性を有するラインフォーカスを生成することができる点である。
この場合に、光の強度分布が、半径方向に縁部に向けて低下し、特にガウス関数方式で低下し、及び/又はリングセグメント形断面内の光の強度分布が、周方向に縁部に向けて低下し、特にガウス関数方式で低下すれば更に好ましい。
代替的又は累積的に使用することができる上述の2つの手法は、回折効果が最小にされ、その結果、回折効果に起因する強度変動が回避されるので、ラインフォーカス内の強度分布が特に均一であるという結果を有する。
本発明による光学デバイスの場合には、少なくとも1つの光学作動面は、好ましくは屈折面である。
この構成では、少なくとも1つの光学作動面又はアキシコンは、透過で作動される。
リングセグメント形断面を有する光ビームは、原理的には、光ビーム、例えば、レーザビームから適切な形状の例えばアポディゼーション効果を与える絞りを用いて生成することができる。
しかし、リングセグメント形断面を有する光ビームは、好ましくは、以下に説明するように、光伝播方向に対して横断方向に第1の非リングセグメント形断面、例えば、矩形、楕円形、又は回転対称の断面を有する入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための本発明による光学配置を用いて生成される。
本発明の第3の態様により、光ビームをラインフォーカスに変換するための冒頭に示した方法に関する目的は、光ビームが、光軸の軸外に実際又は仮想部分リング形フォーカスが生成されるように、光軸の軸外で光伝播方向に対して横断方向にリングセグメント形の断面を伴って光学配置上に誘導され、光学配置の下流の光ビームが、実際又は仮想部分リング形フォーカスをラインフォーカスに変換する正のレンズを通じて誘導されるという事実によって達成される。
本発明の第4の態様により、光ビームをラインフォーカスに変換するための冒頭に示した光学デバイスに関する目的は、光ビームが光軸の軸外で光伝播方向に対して横断方向にリングセグメント形の断面を伴って光学配置上に入射するように光ビームを前処理する光学前処理配置が光学配置の上流に配置され、光学配置が、光軸の軸外で実際又は仮想部分リング形フォーカスが生成されるように設計され、実際又は仮想部分リング形フォーカスをラインフォーカスに変換するように設計された正のレンズが光学配置の下流に配置されるという事実によって達成される。
第3の態様による方法及び第4の態様による光学デバイスは、正のレンズによって軸外部分リング形フォーカスをラインフォーカスに変換することができるという基本概念に基づいている。実際又は仮想のものとすることができる光軸の軸外の部分リング形フォーカスは、円錐形光学作動面を必要とせずに容易に製造することができる球面及び/又は円柱面を用いて制御する光学配置によって生成される。第1及び第2の態様の場合と同様に、光学配置は、断面がリングセグメント形である光ビームを用いて照明され、その結果、ラインフォーカスの幅狭方向の開口数は、ここでもまた、ラインフォーカスの長さに沿ったラインフォーカス上の全ての場所において同じである。
下記では、部分リング形フォーカスを生成することができる第3の態様による方法及び第4の態様による光学デバイスの様々な構成を説明する。
本方法の第1の構成では、光学配置上に入射する入射光ビームから最初に実際又は仮想フォーカスが光軸上に生成され、このフォーカスが、光学配置によって部分リング形フォーカスに反転される。
光学デバイスの場合には、光学配置は、相応に最初に照明光ビームから実際又は仮想フォーカスを光軸上に生成し、かつこのフォーカスを部分リング形フォーカスに反転させるように設計される。
本発明による方法の場合には、光軸上のフォーカスの部分リング形フォーカスへの反転は、光ビームが光学配置において少なくとも一度反射されるという事実によって達成される。
光学デバイスの光学配置は、相応に少なくとも1つの反射面を有する。
光軸上のフォーカスを部分リング形フォーカスに反転させるために、光ビームが光学配置において少なくとも一度内部全反射される場合は更に好ましい。
光学デバイスの光学配置の少なくとも1つの反射面は、相応に更に好ましくは内部全反射性である。
この場合に、反射面は、ミラー面又は内部全反射面のいずれとして具現化されるかに関係なく、更に好ましくは円筒形のものである。
本方法の更に別の構成により、実際又は仮想フォーカスを光軸上に生成するために、光ビームは、好ましくは、光学配置において少なくとも一度屈折され、次に、実際又は仮想部分リング形フォーカスを光軸の軸外に生成するために、光ビームは、光学配置において反射される。
この場合に、光ビームは、光学配置において発散屈折又は収束屈折させることができる。
光学デバイスの光学配置は、この目的で、少なくとも1つの反射面に加えて、好ましくは少なくとも1つの屈折光学作動面を有し、その下流にこの少なくとも1つの反射面が配置される。
好ましくは、屈折面は、収束屈折性又は発散屈折性である。
光学デバイスの1つの特に小型の構成では、上述の反射面と屈折面は、光学構成要素上に併存する。
反射面が内部全反射性である場合には、上述の光学構成要素は、光ビームに対して透過的な本体として具現化することができ、その入射側に屈折面を存在させることができ、光伝播方向に延びる本体の側面に反射面を存在させることができ、この場合のこの反射面は、好ましくは円柱面である。
光学配置の屈折面と正のレンズとの間の距離が、屈折面の焦点距離と正のレンズの焦点距離の和に等しい場合は更に好ましい。
光軸上の実際又は仮想フォーカスが光軸の軸外の実際又は仮想部分リング形フォーカスに反転される第3の態様による方法の構成に対する代替として、部分リング形フォーカスは、本方法の更に別の構成に従って光ビームが光学配置において専ら屈折されるという事実によって生成することができる。
この場合に、光学デバイスの光学配置は、好ましくは、専ら屈折性の面を有し、これは、更に好ましくは、少なくとも部分的に球面であり、更に好ましくは、限定的に球面である。
本方法及び光学デバイスのこの実施形態変形では、部分リング形フォーカスは、純球面屈折性の光学配置における十分に大きい収差によって光軸の軸外に生成される。この場合に、収差又は屈折の法則の非線形性に起因して、光学配置の少数のレンズ、好ましくは、1つのレンズしか用いなくても部分リング形フォーカスが光軸の軸外に生成されるように、屈折面は、断面がリングセグメント形の光ビームを用いて軸外の光軸から十分な距離で照明されることが不可欠である。この実施形態変形では、メニスカスの使用が特に適切である。
両方の構成変形において、すなわち、光軸上のフォーカスを反射によって反転させることによって部分リング形フォーカスを生成する場合と、光学配置の純屈折性の設計を使用する場合の両方において、光学配置は、正のレンズと共に、好ましくは、無限大の全体焦点距離を有する。
本発明の第5の態様により、入射光ビームをリングセグメント形断面を有する光ビームに変換するための冒頭に示した光学配置に関する目的は、光ビームの第2の光線よりも短い対称軸からの距離で第1の光学作動面上に入射する光ビームの第1の光線が、第2の光学作動面上には第2の光線よりも長い対称軸からの距離で入射するように、第1の光学作動面と第2の光学作動面が入射光ビームのビーム経路に互いに対して配置されるという事実によって達成される。
従って、第5の態様による入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための本発明による光学配置は、技術書から公知である少なくとも2つの円錐形光学作動面の相対配置に基づく光学配置とは異なる。公知の光学配置の場合には、対称軸に関して別の光線よりも外側で第1の光学作動面上に入射する光ビームの1つの光線は、第2の光学作動面を同じく対称軸からの長い距離で出射し、これは、本発明による光学配置の場合と正反対である。少なくとも2つの円錐形光学作動面の相対配置の本発明による選択により、例えば、矩形の光ビーム断面は、出射光ビームがリングセグメント形断面を有するように変形することができる。
変形された強度分布から断面が望ましいリングセグメント形の出射光ビーム強度分布を取り出すために、少なくとも1つの第2の光学作動面からの出射後の第2の断面が少なくともほぼ円形リングセグメント形であるように、入射光ビームの第1の断面がそのサイズに関して適合され、及び/又は第1及び少なくとも第2の光学作動面上での入射光ビームの入射高さが適合される。
この場合に、2つの円錐形光学作動面しか用いなくても、ラインフォーカスを生成するための円錐形光学作動面の照明に適する出射光ビームのリングセグメント形断面が得られることが利点である。
しかし、上記に対する代替として、この配置はまた、少なくとも1つの第2の光学作動面からの出射後の第2の断面が楕円リングセグメント形であるように、入射光ビームの第1の断面がそのサイズに関して適合され、及び/又は第1及び少なくとも1つの第2の光学作動面上での入射光ビームの入射高さが適合され、第2の断面を少なくともほぼ円形リングセグメント形の断面に変形するために、第2の光学作動面の下流に光学要素、特にプリズム又は円柱テレスコープが配置されるように実現することができる。
第2の光学作動面から出射する光ビームにおいて最初に楕円リングセグメント形の強度分布を取り出すことは、出射光ビームの断面内の半径方向強度分布をより良好に適応させることができ、すなわち、望ましい座標に対する変形座標のより良好な平行性が得られるという利点を有する。更に別の光学要素は、楕円リングセグメント形断面をアキシコンを用いてラインフォーカスを生成するのに適するリングセグメント形断面に変形する。
ラインフォーカスを生成するための本発明による方法の場合と同様に、入射光ビームは、第1の光学作動面及び少なくとも1つの第2の光学作動面上に対称軸に対して軸外で入射するように向けられる。
それによってビームの使用不能部分の遮蔽が回避される。
第1の光学作動面と少なくとも1つの第2の光学作動面とが、互いから離れる方向に向く対称軸の側面上に配置される場合に、並びに第1の光学作動面上での入射光ビームの入射高さと第2の光学作動面上での入射光ビームの入射高さとが、対称軸からの少なくともほぼ同じ距離にある場合に、リングセグメント形断面を有する出射光ビームを得るための光学配置の特に良好な変形挙動が得られる。
第1の光学作動面と少なくとも1つの第2の光学作動面とは、他の光線よりも短い対称軸からの距離で第1の光学作動面上に入射する入射光ビームの光線が、第2の光学作動面上に長い対称軸からの距離で入射し、その逆も同様であるという効果を有する互いに反対の方向の円錐性を有する場合に更に好ましい。
好ましくは、少なくとも2つの光学作動面の場合の円錐性の角度は同一であるが、それはまた、異なるものとすることができる。円錐角は、この場合45°であるが、本発明による光学配置では、45°以外の角度も可能である。
更に、光学配置は、純屈折性、純反射性、又は内部全反射性のものとすることができ、又は第1の光学作動面を反射性又は内部全反射性のものとし、少なくとも1つの第2の光学作動面を屈折性のものとすることができ、又はその逆も同様である。
光ビームをラインフォーカスに変換するための本発明による光学デバイスは、好ましくは、上述の構成のうちの1つ又はそれよりも多くによる入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための本発明による光学配置を有する。
本発明の更に別の特徴及び利点は、以下に続く説明から明らかになるであろう。
上述の特徴及び下記で更に説明するものは、それぞれ示す組合せだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく他の組合せで又は単独に使用することができることは言うまでもない。
本発明の例示的な実施形態を図面に例示し、以下では、この図面を参照してより詳細に説明する。
光ビームをラインフォーカスに変換するための光学デバイスを示す略断面図である。 光学デバイスのアキシコンを通る断面を図1の線II−IIに沿って取った断面内に示す図である。 リングセグメント形断面を有する光ビームを光伝播方向に対して横断方向の断面内に示す図である。 図3に記載の光ビーム内の光の強度分布を示す図である。 光ビームのリングセグメント形断面内の更に最適化された強度分布の図である。 従来技術の入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置を示す断面図である。 図6に記載の光学配置を用いた光ビームの断面の変換を示す変形座標格子を示す図である。 本発明による入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置の断面図である。 本発明による入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置の断面図である。 本発明による入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置の断面図である。 本発明による入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置の断面図である。 本発明による入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置の断面図である。 本発明による入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための光学配置の断面図である。 光ビームを割愛した図13の光学配置の斜視図である。 図8から図14に記載の光学配置のうちの1つを用いた光ビームの断面の変換を示す変形座標格子を示す図である。 取り出される光ビームのリングセグメント形のリングセグメント形断面を更に表した図15の座標格子を示す図である。 図16とは対照的に楕円リングセグメント形断面を有する出射光ビームが取り出される図15の座標格子を示す図である。 図1に記載の光学デバイスを図10の光学配置によって拡張したものを示す略断面図である。 ビーム光路全体がラインフォーカスの平面の上方に配置された図18の光学デバイスの修正を示す図である。 正のレンズを用いたリング形フォーカスのラインフォーカスへの変換の基本図である。 図20に記載の基本原理に基づく光ビームをラインフォーカスに変換するための光学デバイスの例示的な実施形態を示す略断面図である。 図20の基本原理に基づく光ビームをラインフォーカスに変換するための光学デバイスの更に別の例示的な実施形態を示す略断面図である。
図1は、一般的な参照符号10が付与された光ビーム12をラインフォーカス14に変換するための光学デバイスを示している。ラインフォーカス14は、第1の方向yに沿ってその長さに従って延び、第1の方向yに対して垂直な第2の方向xに幅狭である。図1では、y軸を参照符号16に示しており、それに対してx軸は、作図面と垂直に延びている。ラインフォーカスは、xy平面に位置する。
光学デバイス10は、yz平面内の断面内に示す光学要素18を有する。
光学要素18はアキシコンであり、図1にはその半体しか例示していない。図1では、アキシコンの他方の半体を破線に示している。アキシコンの円錐軸に対応する対称軸20は、y軸に延びている。
光学要素18は、対称軸20の回りに回転対称に実施された円錐形光学作動面22を有し、面22は、完全に対称軸20の回りに延び(実線と破線)、又は例えば360°よりも小さい、例えば、180°の部分的な円周だけにわたって延びるとすることができる。
光学要素18は、図1に記載の構成では透過で作動されるので、光学作動面22は、光ビーム12に対する光入射面である。それに応じて光学作動面22は屈折性を有する。光学要素18の光出射面24は平面であり、アキシコンの底面を構成する。
光ビーム12をラインフォーカス14に変換する方法では、光ビーム12は、円錐形光学作動面22上に誘導され、光学作動面22は、x軸の方向に集束効果を有するので、光学作動面22によってラインフォーカスに変換される。
この場合に、光ビーム12は、対称軸20に対して軸外で光学作動面22上に誘導される。この理由から、光学要素18をアキシコンの半体としてしか例示しておらず、破線で示すアキシコンの他方の半体は、存在させることはできるが使用されないか、又は最初から対称軸20に沿って分割されたアキシコンの半体として製造される。
光学作動面22上に誘導される光ビーム12は、図2により、光伝播方向に対して横断方向にリングセグメント形の断面26を有し、この断面は、特にリングセグメント形のものである。従って、入射光ビーム12の断面26の断面形状は、光学作動面22の円錐の輪郭に適合される。
断面がリングセグメント形の光ビーム12による光学作動面22の照明は、ラインフォーカス14上の全ての場所において開口数がx方向に同じであることを確実にする。
図3は、ここでもまた、光ビーム12の断面をそれ自体単独に示している。図3では、光ビーム12の断面の半径方向に外側の縁部に、参照符号28を付与しており、光ビーム12の断面の半径方向に内側の縁部には、参照符号30を付与している。
半径方向に内側の縁部30の弧の長さは、半径方向に外側の縁部28の弧の長さよりも短いので、光ビーム12は、リングセグメント形断面26内の光の強度分布が、内側区域から半径方向に外向きに、すなわち、半径方向に内側の縁部30から半径方向に外側の縁部28に向けて低下し、リングセグメント形断面26の周方向(図3の矢印32)に積分される強度が、半径方向に内側の縁部30と半径方向に外側の縁部28の間の全ての半径に対して少なくともほぼ同一であるように供給される。
図4は、半径方向に外側の縁部28から半径方向に内側の縁部30に増大するリングセグメント形断面26内の光の強度分布を示している。
図5は、図4と比較して更に最適化された光ビーム12のリングセグメント形断面26内の強度分布を示しており、この場合に、強度分布は、半径方向に半径方向に内側の縁部30に向けて低下し、半径方向に半径方向に内側の縁部30に向けて低下し、更に周方向に円周辺部部に向けて低下する。この場合に、強度は、好ましくは、その分布が図4のものにガウス関数を乗じたものに対応するように低下する。光ビーム12のリングセグメント形断面内のそのような強度分布は、ラインフォーカス14内の強度分布の均一性に悪影響を及ぼす回折効果が可能な限り回避されるという利点を有する。
リングセグメント形断面26を生成するために、入射光ビーム12は、初期光ビーム、例えば、レーザビームから適切な形の絞りを用いて、適切な場合はアポディゼーション効果を与える絞りを用いて生成することができる。しかし、絞りの使用は、断面が、最初は、例えば、矩形、楕円形、又は円形である光ビームのトリミングをもたらすので、絞りを用いた光ビーム12のビーム成形は、強度損失という欠点を有することになる。
従って、下記では、光伝播方向に対して横断方向に非リングセグメント形断面を最初に有する入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換又は変形することを可能にする様々な実施形態における光学配置の説明を提供する。
本発明による光学配置の例示的な実施形態を解説する前に、最初に図6及び図7を参照して、冒頭に挙げた技術書に開示されているような光学配置の説明を提供する。
図6において参照符号200が付与された光学配置は、第1のアキシコン202と第2のアキシコン204を有する。第1のアキシコン202は、円錐形光学作動面206を有し、第2のアキシコン204は、円錐形光学作動面208を有する。
この場合に、両方のアキシコン202及び204は、反射で作動され、すなわち、円錐面206及び208は反射性である。この場合に、円錐形光学作動面206は発散効果を有し、円錐形光学作動面208は収束効果を有する。
両方の光学作動面206及び208は、アキシコン202の円錐軸及びアキシコン204の円錐軸の両方である対称軸210を定める。
光学配置200が、対称軸210を中心とする光ビームで照明される場合には、非リングセグメント形断面ではなくリング形断面を有する光ビームが、出力側に、すなわち、光学作動面208を出射した後に生じる。
図6では、光学配置200は、対称軸210に関して対称に照明されず、対称軸210に関して軸外で最初に光学作動面206上に誘導される入射光ビーム212で照明され、光ビームは、そこから光学作動面208に反射され、そこから光ビーム214が出射する。
図6に記載の光学配置200の場合には、光学作動面206と光学作動面208は、光ビーム212の第2の光線218よりも短い対称軸210からの距離で光学作動面206上に入射する光線216が、第2の光学作動面208上にも同じく第2の光線218よりも短い対称軸210からの距離に入射するように互い対して配置される。
図6では、光学作動面206及び208上の光線216の入射点をそれぞれ参照符号220及び224で例示しており、光学作動面206及び208上の光線218の入射点をそれぞれ参照符号222及び226で例示している。
光学作動面206上への入射の前に矩形断面を有する入射光ビーム212を用いた光学配置200の軸外照明は、断面の矩形座標格子の図7に示す出射光ビーム214の断面の座標格子への変形をもたらす。図7により、光ビーム214は、最初は矩形である断面と比較して確かに変形された断面を有するが、それにも関わらず、図7の光ビーム断面内に示す格子線は、光ビーム断面の変形が最大の位置でも小さいことを示している。特に、図6の配置は、リングセグメントが円の八分円を上回って延びる図2及び図3に記載のリングセグメント形、特にリングセグメント形の断面を有する光ビーム214を生成するのには使用することができない。
下記では、図8から図14を参照して、入射光ビームをリングセグメント形断面を有する出射光ビームに変換するための本発明による光学配置の例示的な実施形態の説明を提供する。
図8は、第1の光学要素42と第2の光学要素44とを含む光学配置40を示している。この図では、光学要素42及び44を半体アキシコンとして例示しており、光学要素42は第1の光学作動面46を有し、第2の光学要素44は第2の光学作動面48を有し、光学作動面46及び48は、各場合に円錐形である。
2つの光学作動面46及び48は、一緒に、両方の光学作動面46及び48の円錐軸である対称軸50を定める。光は、対称軸50に関して軸外でしか光学要素42及び44に印加されないので、光学要素42及び44を半体アキシコンとしてしか例示していないが、これらの光学要素は、図1を参照して上述したように、全アキシコンとして具現化することができる。
光学作動面46及び光学作動面48は反射性であり、光学作動面46は発散反射性を有し、光学作動面48は収束反射性を有する。
図6の光学配置200とは対照的に、図8の光学作動面46の円錐性と48の円錐性とは互いに反対の方向にある。
入射光ビーム52は、光学作動面46及び光学作動面48上に順次誘導され、光学作動面48から光ビーム54が出射する。図6の光学配置200とは対照的に、光ビーム52の光線58よりも短い対称軸50からの距離で光学作動面46上に入射する光線56は、光学作動面48上には光線58よりも長い対称軸50からの距離で入射する。図8では、光学作動面46及び48上の光線56の入射点を参照符号60及び66で表しており、光学作動面46及び48上の光線58の入射点を参照符号62及び64で表している。この図では、光線56及び58を光ビーム52の周辺光線として示している。
図9は、図8のものと同じ光学要素42及び44を含む光学配置40aを示すが、ただ1つこの図では、入射光ビーム52aは、最初に光学要素44上に入射し、次に、光学要素42上に入射し、そこから光ビーム54aが出射する。
図8及び図9の光学配置40及び40aは純反射性であるが、図10は、純屈折性である光学配置70を示している。
光学配置70もまた、光伝播方向に対して横断方向に非リングセグメント形断面、例えば、矩形、円形、又は楕円形の断面を有する入射光ビーム72をリングセグメント形断面を有する出射光ビーム74に変換するように機能する。
光学配置70は、光伝播方向に見て第1の光学要素76と第2の光学要素78とを有する。光学要素76及び78は、半体アキシコンであり、ここでもまた、そのうちで光ビーム72によって使用される半体しか示していない。
光学要素76は、円錐形光学作動面80を有し、光学要素78は、円錐形光学作動面82を有する。光学作動面80及び82は、一緒に、2つの円錐面80及び92の円錐軸である対称軸84を定める。両方の面80及び82は、屈折性であり、収束効果を有する。図10から分るように、光学作動面80及び82の円錐性は、互いに反対の方向にある。
更に、光学作動面80と82は、互いから離れる方向に向く対称軸84の側面上に配置され、この配置は、光学作動面80上での入射光ビーム72の入射点又は入射高さ86、88と、光学作動面82上での光ビーム72の入射点又は入射高さ90及び92とが、対称軸84から少なくともほぼ同じ距離にあるように実施される。しかし、この場合に、ここでもまた、入射光ビーム72の光線96よりも長い対称軸84からの半径方向距離で光学作動面80上に入射する光線94は、光学作動面82上では光線96よりも短い対称軸84からの半径方向距離で入射し、その逆も同様であることが成り立つ。
図11は、光伝播方向に対して横断方向に非リングセグメント形断面を有する入射光ビーム102をリングセグメント形断面を有する出射光ビーム104に変換するための更に別の光学配置を示している。光学配置100は、内部全反射によって作動される点で従来の光学配置とは異なる。
光学配置100は、1つの構成要素内に2つのアキシコン又は2つの半体アキシコンの組合せで光学要素106を有し、より詳しくは、光学要素106は、第1の円錐形光学作動面108と第2の円錐形光学作動面110とを有する。両方の面108、110は、一緒に、両方の円錐面108及び110の円錐軸である対称軸112を定める。この場合に、光学作動面108は、収束効果を有し、第2の光学作動面110は、発散効果を有する。両方の光学作動面108、110は、内部全反射性である。
対称軸112の回りの光学作動面108及び110の円錐性及び回転対称性の理解を容易にするために、図11は、破線を用いて光学要素106の完全体を示しており、対称軸112の下に位置する部分は、光学要素106の軸外照明に起因して光ビーム102に基づいて使用されない。
残りの部分に対しては、光学配置100は、図9の光学配置40aに対応し、従って、その説明を参照することができる。
図12は、図11のものと同じ光学要素106を有するが、入射光ビーム102a及び出射光ビーム104aが入れ替えられた光学配置100aの形態での光学配置100の修正を示している。従って、配置100aは、図8の光学配置40に実質的に対応する。
図13及び図14は、図11及び図12それぞれの光学配置100及び100aと同じく内部全反射で作動される入射光ビーム122をリングセグメント形断面を有する出射光ビーム124に変換するための更に別の光学配置120を示している。
この場合に、光学配置120は、図14の斜視図に示す2つの半体アキシコン128及び130から形成された光学要素126を有する。
光学要素126は、両方共に内部全反射性である第1の円錐形光学作動面132と第2の円錐形光学作動面134とを有する。
図10に記載の光学配置70の場合と同様に、入射光ビーム122のビーム経路と出射光ビーム124のビーム経路は、光学作動面132及び134によって定められ、両方の円錐面132、134の円錐軸である対称軸136に関して対称に延びている。
上述の例示的な実施形態は、純反射型、純屈折型、又は純内部全反射型のものであるが、これらの型の組合せも可能である。
更に、従来の例示的な実施形態では光学作動面の円錐角を45°として例示したが、円錐角は、45°とは異なるものとすることができる。
光学配置70及び120の実施形態は、それぞれの対称軸に関するその対称性に起因して、例えば、矩形の入力断面を有する光ビームをリングセグメント形の出力断面を有する光ビームに変形するための変形挙動に関して特に好ましい。
図15は、例えば、光学配置70を用いて得られるもののような得られた矩形入力断面を有する光ビームの変形を示している。最初は矩形である座標の変形を示す図15に表す格子線の比較は、本発明による光学配置を用いて、最初は矩形である座標の湾曲座標への大きく明白な変形が得られることを証明する。
図15は、例えば、光学配置70から出射する光ビーム74の断面を示すが、この断面は依然としてリングセグメント形のものではない。入射光ビーム72の断面をそのサイズ、及び/又は第1及び第2の光学作動面80及び82それぞれの上での入射光ビーム72の入射高さに関して適応させることにより、この時点で出射光ビーム74の断面をリングセグメント形にすることができる。この場合に、上述の光学作動面80及び82への入射光ビーム72の適応化は、第2の光学作動面82から出射した直後の出射光ビーム74が少なくともほぼ円形リングセグメント形であるように実施することができる。図16は、図2のリングセグメント形断面26に対応するそのようなリングセグメント形断面140を示している。しかし、図16から明らかであるように、座標変形の格子線は、理想的なリングセグメント形のものとして表す断面140に対して、その半径方向縁部において正確に平行であるわけではない。
この場合に、より良好な平行性に関して、それによって出射光ビーム(例えば、図10の光ビーム74)の断面内の半径方向エネルギ分布により的確に合わせるために、入射光ビーム(例えば、図10の光ビーム72)の断面をそのサイズ及び/又は光学作動面(例えば、図10の光学作動面80及び82)上のその入射高さに関して、第2の光学作動面(例えば、図10の光学作動面82)から出射した後の出射光ビーム(例えば、図10の光ビーム74)の断面140が、図17に示すように楕円リングセグメント形であるように適応させることができる。図17は、そのような楕円リングセグメントを変形された視野から非常に正確に取り出すことができることを示している。
次に、適切な光学ユニット、特にプリズム(図19を参照されたい)又は円柱テレスコープを用いて、図1に示すラインフォーカス14を生成するための光学デバイス10に最適な図2のリングセグメント形断面26を得るように出射光ビームを後処理することができる。
図18は、ラインフォーカス14を生成するためのデバイス10を光学配置70との組合せに示しており、図18では、図10と比較して、光学要素76は、対称軸84の下方に配置され、光学要素78は、対称軸84の上方に配置され、入射光ビーム72のビーム経路は、それに応じて対称軸84に関して反転されている。この構成では、ラインフォーカス14を生成するためのデバイス10は、全体で3つのアキシコン76、78、及び80を有する。この場合に、光学要素18上に入射する光ビーム12は、第2の光学要素78から出射する光ビーム74であり、リングセグメント形断面を有する。
図19は、光学配置70と比較して修正され、かつ全ての光学要素がラインフォーカス14の平面の上方に配置されるように実施された光学配置70aとの組合せに図18のデバイス10の修正を示している。
更に、図19では、光学配置70aの第2の光学要素78とデバイス10の光学要素18との間に、この場合はプリズムである更に別の光学要素142が設けられている。第1に、光学要素142は、図1のもののような得られる光ビーム12が光学要素18内で対称軸20に対してほぼ平行に入射するように出射光ビーム74をその伝播方向に偏向させるためなどに機能する。第2に、この配置は、図17を参照して上述したように、出射光ビーム74が、楕円リングセグメント形断面を有し、光学要素142が、この楕円リングセグメント形断面をリングセグメント形断面に変換し、それによって光学要素18内に入射する光ビーム12が、図2に記載のリングセグメント形断面を有するように、入射光ビーム72を光学要素76及び78に適応させることを可能にする。
光ビームをラインフォーカスに変換するためにリングセグメント形に照明される少なくとも1つのアキシコンを利用する光学デバイス及び方法の説明を上記に提供したが、下記では、円錐形光学作動面を有するのではなく、光ビームをラインフォーカスに変換するために円柱光学作動面及び/又は球面光学作動面を使用する光学デバイス及び方法の説明を提供する。
図20は、この態様の基本原理を示している。
図20は、光軸302を定める正のレンズ300を示している。
図20に示す2つの部分ビーム306及び308を有する光ビーム304は、光ビーム304がリングフォーカス312の形態を有する焦点面310から出射する。光ビーム304は、正のレンズ300を通じて誘導され、ラインフォーカス314上に結像されるか、又はラインフォーカス314に変換される。図1のラインフォーカス14と同様に、ラインフォーカス314は、図20に座標軸316で示すように方向yに沿って長さを有し、ラインフォーカス314は、それに対して垂直な方向xに幅狭であるか又は集束される。
正のレンズ300は、リングフォーカス312をラインフォーカス314に変換する。
リングフォーカス312から出射する光ビーム304は、必ずしも光軸302と平行に進む必要はなく、図20に示すように、光軸302に対して傾斜したものとすることができる。
正のレンズ300を用いたリングフォーカス312の結像の結果として、「単純」なレンズを用いて、円錐波面、従って、ラインフォーカス314は、この目的で少なくとも1つの円錐形光学作動面又はアキシコンを必要とするが、上述のデバイス10を用いて生成することができるような方法で同じく生成することも従って可能である。
原理的には、リングフォーカス312は、冒頭に挙げた技術書に記載されているアキシコンと正のレンズとの組合せからなる光学配置によって生成することができる。しかし、アキシコンを用いずに如何にリングフォーカス312を生成することができるかの説明を以下に提供する。
生成されるラインフォーカスは、基板を検査する目的、特にシリコン層を溶解させる目的に使用されることに向けられるので、この場合に、リングフォーカス312のうちで図20の光軸302の上側の区域のみが重要であり、すなわち、以下に続く考察は、例えば、半リング又は更に小さい完全リングの一部のみである部分リング形フォーカスに基づいている。
図21は、光ビーム322を図1に記載の光学デバイス10によって生成されるラインフォーカス14に対応するラインフォーカス324に変換するための光学デバイス312を示している。
ラインフォーカス324は、相応に、方向yに対して垂直な方向xにおけるラインフォーカスの広がりの倍数だけ長い長さを第1の方向yに有する。方向xは、図21の作図面と垂直に延びている。
光学デバイス320は、光ビーム322から最初に光軸330上のフォーカス328を生成する光学配置326を有し、光学配置326は、次に、光軸330上のフォーカス328を光軸330の軸外の部分リング形フォーカス332に反転させる。図21には、部分リング形フォーカス332から部分リングの頂点のみを示している。
同じく仮想である部分リング形フォーカス332は、次に、光学配置326の下流に配置された正のレンズ334を用いてラインフォーカス324に変換される。
光ビーム322から光軸330上にフォーカス328を生成するために、光学配置326は、光伝播方向に見て凹であり、従って、発散屈折性を有する屈折面336を有する。屈折面336は球面である。
光軸330上のフォーカス328を光軸330の軸外の部分リング形フォーカス332に反転させるために、光学配置326は、屈折面336の下流に配置された反射面338を有する。図示の例示的な実施形態において、反射面338は内部全反射面であり、すなわち、光学的に密の媒質から光学的に低密の媒質への遷移をもたらす。
反射面338は、円柱の側面又は円柱の部分側面として具現化される。
図示の例示的な実施形態において、屈折面336及び反射面338は、光ビーム322の波長に対して透過的な統合光学構成要素340上に形成される。この場合に、屈折面336は、光学構成要素340の入射側を形成し、反射面338は、光伝播方向に光学構成要素340の側面に沿って延びている。正のレンズ334も同じく構成要素340内に統合することができる。
光学デバイス320は、光ビーム322が図3に示すリングセグメント形断面を伴って光学配置326内に入射するように光ビーム322を前処理する光学前処理配置342を更に有する。
光学デバイス320によって実施される光ビーム322をラインフォーカス324に変換する方法を以下に説明する。
リングセグメント形断面を有する光ビーム322は平行化され、光軸330の軸外で光学配置326上に誘導される。屈折面336において、光ビーム322は、光軸330から離れるように屈折される。屈折された光ビーム322’の後方延長部が、次に、破線342に示すように光軸330上に仮想フォーカス328を生成する。
屈折面336から、光ビーム322’は反射面338上に誘導され、次に、そこで光ビーム322’は内部全反射される。図21では、内部全反射された光ビーム322’の後方延長部を光軸330の軸外の部分リング形フォーカス332において交差する破線344によって例示している。
次に、反射光ビーム322’は、正のレンズ334を通じて誘導される。この場合に、正のレンズ334は、仮想部分リング形フォーカス332をラインフォーカス324に変換する。
光学デバイス320の修正も可能である。この場合に、光軸330上にフォーカス328を生成するのに、発散的に有効な屈折面336の代わりに収束的に有効な屈折面を使用することができる。
屈折面338での光ビーム322’の内部全反射の代わりに、ミラー面を使用することも可能である。
更に、反射面338は、円柱の代わりに球面に実施することができる。最後に、屈折面336及び反射面338はまた、個々の光学構成要素の間に配分することができる。
屈折面336と正のレンズ334の間の距離は、この距離が屈折面336の焦点距離と正のレンズ334の焦点距離との和に等しいように選択される。
収束レンズ334を含む光学配置326の全体焦点距離は無限大である。
正のレンズ334は球面である。従って、全体として、屈折面336から始まって、球面−円柱−球面というシーケンスで光学作動面の組合せがもたらされる。従って、ラインフォーカス324を生成するために円錐形光学作動面を必要としない。
図22は、光ビーム352をラインフォーカス354に変換するための光学デバイスの更に別の例示的な実施形態350を示している。光学デバイス350は、専ら屈折性の面358、360、362、及び364を有する光学配置356を有する。
この場合に、上述の全ての屈折面358〜364は球面である。
光ビーム352は、ここでもまた、リングセグメント形断面を伴って光学配置356を通じて平行に誘導され、光ビーム352は、屈折面358及び360と362及び364とによって形成されたレンズ370と372に遙かに軸外に印加される。レンズ370及び372の通過の後に、部分リング形フォーカス374が、光ビーム352から屈折面364によって出射側に生成され、このフォーカスは、光学配置356に続く正のレンズ376によってラインフォーカス354に変換される。
光学デバイス350の場合には、部分リング形フォーカス374の生成は、非近軸領域における収差又は屈折の法則の非線形性に実質的に基づくものであり、すなわち、光ビーム352は、光軸353から遙かに軸外でレンズ370及び372を通して誘導される。
10 光学デバイス
12 光ビーム
14 ラインフォーカス
18 光学要素
70a 光学配置

Claims (16)

  1. 第1の円錐形光学作動面を有する第1の光学要素と、
    第2の円錐形光学作動面を有する第2の光学要素と、
    を備え、
    前記第1及び第2の円錐形光学作動面は、該第1及び第2の円錐形光学作動面の円錐軸である対称軸を定め、
    光学配置の使用中に、
    光ビームは、前記第1の円錐形光学作動面及び前記第2の円錐形光学作動面上に順次入射し、
    前記光ビームは、該光ビームが前記対称軸と前記第1の円錐形光学作動面の交点に入射しないよう、そして該光ビームが該対称軸と前記第2の円錐形光学作動面の交点に入射しないよう、該第1及び第2の円錐形光学作動面上に該対称軸に対して軸外で入射し、
    前記光ビームの第1の光線は、前記対称軸から第1の距離において前記第1の円錐形光学作動面に入射し、該光ビームの第2の光線は、前記対称軸から第2の距離において前記第1の円錐形光学作動面に入射し、該第1の距離は該第2の距離よりも小さく、
    前記光ビームの第1の光線は、前記対称軸から第3の距離において前記第2の円錐形光学作動面に入射し、該光ビームの第2の光線は、前記対称軸から第4の距離において前記第2の円錐形光学作動面に入射し、該第3の距離は該第4の距離よりも大きく、
    前記光ビームが、前記第1の円錐形光学作動面に入射する時、該光ビームの伝播方向に対して横断方向に環の一部分の形状とは異なる断面を有し、該光ビームが、前記第2の円錐形光学作動面から出射する時、該光ビームの伝播方向に対して横断方向に環の一部分の形状である断面を有する
    ことを特徴とする前記光学配置。
  2. 前記光学配置の使用中に、第3の光学要素が前記光ビームの前記環の一部分の形状である断面を、少なくともほぼ円形環の一部分の形状である断面へと変形するよう、該光学配置を通る該光ビームの経路に沿って前記第2の光学要素の下流にある、該第3の光学要素を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学配置。
  3. 前記光学配置を通る前記光ビームの経路に沿って前記第2の光学要素の下流にある、第3の光学要素を更に備え、該光学配置の使用中に、前記環の一部分の形状である断面が楕円環の一部分の形状であり、該第3の光学要素が該楕円環の一部分の形状である断面を少なくともほぼ円形環の一部分の形状である断面へと変形する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学配置。
  4. 前記第1の円錐形光学作動面及び前記第2の円錐形光学作動面は、前記対称軸から見て互いに反対の方向に配置され、前記光学配置の使用中に、前記第1の円錐形光学作動面に入射する光ビームの入射高さと、前記第2の円錐形光学作動面に入射する光ビームの入射高さが、該対称軸から少なくともほぼ同じ距離にある、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学配置。
  5. 前記第1の円錐形光学作動面及び前記第2の円錐形光学作動面は、互いに反対の方向の円錐性を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学配置。
  6. 前記第1の円錐形光学作動面は、反射性又は内部全反射性であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学配置。
  7. 前記第2の円錐形光学作動面は、反射性又は内部全反射性であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光学配置。
  8. 前記第1の円錐形光学作動面は、屈折性であることを特徴とする請求項1から請求項又は請求項のいずれか1項に記載の光学配置。
  9. 前記第2の円錐形光学作動面は、屈折性であることを特徴とする請求項1から請求項又は請求項のいずれか1項に記載の光学配置。
  10. 光ビームの伝搬方向に対して横断方向に環の一部分の形状である断面を有する該光ビームを円錐形光学作動面上に誘導し、該光ビームが、該円錐形光学作動面の円錐軸である対称軸に沿った第1の方向と該第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延びるラインフォーカスを有するよう該光ビームを変換する段階を含み、該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さは該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さよりも短い、
    ことを特徴とする方法。
  11. 前記光ビームが前記対称軸と該円錐形光学作動面の交点に入射しないよう、該光ビームを該円錐形光学作動面上に、該円錐形光学作動面の該対称軸に対して軸外で誘導する段階を備えることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記環の一部分の形状である断面内の前記光の強度分布が、該環の一部分の形状である断面の周方向に積分された強度が全ての半径に対して少なくともほぼ同一であるように半径方向に縁部に向けて低下することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の方法。
  13. システムの使用中に、光ビームが該光ビームの光伝搬方向に対して横断方向に環の一部分の形状である断面を有するよう、該光ビームを処理するべく構成された光学配置と、
    光学要素の使用中に、前記光ビームの伝搬に対して横断方向に前記環の一部分の形状である断面を有する該光ビームが、円錐形光学作動面上へと誘導されて、該光ビームが、該円錐形光学作動面の円錐軸である対称軸に沿った第1の方向と該第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延びるラインフォーカスを有するよう該光ビームを変換するよう、前記システムを通る光の経路に沿って前記光学配置の下流にあり、円錐光学作動面を有する該光学要素と、
    を備え、
    該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さは該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さよりも短い、
    ことを特徴とする光学デバイス。
  14. 前記円錐形光学作動面は、屈折面であることを特徴とする請求項13に記載の光学デバイス。
  15. 光学配置に入射する前に該光学配置によって規定される光軸外側の光の伝播方向に対して横断方向に環の一部分の形状である断面を有する光ビームを該光学配置上に誘導する段階であって、該光学配置との相互作用の後に該光ビームは実際の又は仮想の部分形フォーカスを該光軸の外側に有する段階と、
    続いて、前記実際の又は仮想の部分形フォーカスを、前記光軸に沿った第1の方向及び該第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延びるラインフォーカスへと変換する正のレンズを通して、前記光ビームを誘導する段階であって、該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さは該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さよりも短い段階と
    を備えることを特徴とする方法。
  16. 光学配置と、
    正のレンズと、
    を備え、システムの使用中に、
    光学配置に入射する前に該光学配置によって規定される光軸外側の光の伝播方向に対して横断方向に環の一部分の形状である断面を有する光ビームが該光学配置上に誘導され、該光学配置との相互作用の後に該光ビームは実際の又は仮想の部分形フォーカスを該光軸の外側に有し、
    続いて、前記実際の又は仮想の部分形フォーカスを、前記光軸に沿った第1の方向及び該第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延びるラインフォーカスへと変換する正のレンズを通して、前記光ビームが誘導され、該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さは該第の方向に沿った該ラインフォーカスの長さよりも短い、
    ことを特徴とする光学デバイス。
JP2014511839A 2011-05-25 2012-05-22 入射光ビームを変換するための光学配置、光ビームをラインフォーカスに変換する方法、及びそのための光学デバイス Active JP6146745B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102011102588A DE102011102588A1 (de) 2011-05-25 2011-05-25 Optische Anordnung zum Umformen eines einfallenden Lichtstrahlbündels, Verfahren zum Umformen eines Lichtstrahlbündels zu einem Linienfokus sowie optische Vorrichtung dafür
DE102011102588.3 2011-05-25
US201161545762P 2011-10-11 2011-10-11
US61/545,762 2011-10-11
PCT/EP2012/059439 WO2012160043A1 (en) 2011-05-25 2012-05-22 Optical arrangement for converting an incident light beam, method for converting a light beam to a line focus, and optical device therefor

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014520281A JP2014520281A (ja) 2014-08-21
JP2014520281A5 JP2014520281A5 (ja) 2015-07-09
JP6146745B2 true JP6146745B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=47140350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014511839A Active JP6146745B2 (ja) 2011-05-25 2012-05-22 入射光ビームを変換するための光学配置、光ビームをラインフォーカスに変換する方法、及びそのための光学デバイス

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9042032B2 (ja)
JP (1) JP6146745B2 (ja)
DE (1) DE102011102588A1 (ja)
WO (1) WO2012160043A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3834994A1 (en) * 2019-12-12 2021-06-16 Hilti Aktiengesellschaft Handheld working tool

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3972599A (en) * 1974-09-16 1976-08-03 Caterpillar Tractor Co. Method and apparatus for focussing laser beams
US4521087A (en) * 1983-05-23 1985-06-04 International Business Machines Corporation Optical system with diffuser for transformation of a collimated beam into a self-luminous arc with required curvature and numerical aperture
DE3342531A1 (de) 1983-11-24 1985-06-05 Max Planck Gesellschaft Verfahren und einrichtung zum erzeugen von kurz dauernden, intensiven impulsen elektromagnetischer strahlung im wellenlaengenbereich unter etwa 100 nm
US4603949A (en) * 1984-10-02 1986-08-05 Clegg John E Conical beam concentrator
JPH06262384A (ja) * 1993-01-14 1994-09-20 Toshiba Corp レーザ加工装置
US5438366A (en) * 1993-03-31 1995-08-01 Eastman Kodak Company Aspherical blur filter for reducing artifacts in imaging apparatus
US5322998A (en) * 1993-03-31 1994-06-21 Eastman Kodak Company Conical blur filter for reducing artifacts in imaging apparatus
JP3767927B2 (ja) * 1995-01-31 2006-04-19 沖電気工業株式会社 波長変換方法及びそれを用いた波長変換装置
US6438396B1 (en) * 1998-11-05 2002-08-20 Cytometrics, Inc. Method and apparatus for providing high contrast imaging
JP4161598B2 (ja) * 2002-03-15 2008-10-08 株式会社 レーザックス 溶接装置、溶接方法、および溶接された被溶接物を有する物品の製造方法
US7042655B2 (en) * 2002-12-02 2006-05-09 Light Prescriptions Innovators, Llc Apparatus and method for use in fulfilling illumination prescription
US7365834B2 (en) 2003-06-24 2008-04-29 Kla-Tencor Technologies Corporation Optical system for detecting anomalies and/or features of surfaces
DE102004011190B4 (de) * 2004-03-04 2006-11-16 Forschungsverbund Berlin E.V. Optischer Strahlformer mit einem Laser mit ultrakurzer Pulsdauer
JP2006301345A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Olympus Corp レンズ及び光学系
DE102007018400B4 (de) * 2007-04-17 2009-04-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Optisches System für einen Lasermaterialbearbeitungskopf
KR20090016306A (ko) * 2007-08-10 2009-02-13 삼성전자주식회사 고체함침렌즈 근접장 시스템
DE102008041991A1 (de) * 2007-10-02 2009-04-09 Carl Zeiss Smt Ag Beleuchtungsystem für die Mikro-Lithographie
JP4977736B2 (ja) * 2009-05-13 2012-07-18 川崎重工業株式会社 リングビーム変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012160043A1 (en) 2012-11-29
US20140118843A1 (en) 2014-05-01
DE102011102588A1 (de) 2012-11-29
JP2014520281A (ja) 2014-08-21
US9042032B2 (en) 2015-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102464752B1 (ko) 투영 리소그래피용 조명 광학 유닛
JP4332855B2 (ja) ウエッジを用いた回折型ビームホモジナイザ光学系
JP6162688B2 (ja) ビームエクスパンダ
US20140003456A1 (en) Device For Converting The Profile of a Laser Beam Into a Laser Beam With a Rotationally Symmetrical Intensity Distribution
JP2006317508A (ja) 光強度分布補正光学系およびそれを用いた光学顕微鏡
JP5603992B1 (ja) レーザビーム合成装置
JP6347791B2 (ja) 傾斜面上でのスポットアレイ生成
JP6267620B2 (ja) レーザビーム合成装置
JP6049683B2 (ja) レーザービームを拡大するための装置および方法
JP2011085432A (ja) 軸上色収差光学系および三次元形状測定装置
JP6146745B2 (ja) 入射光ビームを変換するための光学配置、光ビームをラインフォーカスに変換する方法、及びそのための光学デバイス
RU2631542C2 (ru) Устройство для освещения внутренней стороны цилиндра светом и устройство для преобразования лучей для такого устройства
JPWO2007119838A1 (ja) Yagレーザ、ファイバレーザ用レンズおよびレーザ加工装置
JP4933110B2 (ja) 投影光学系及びこれを適用した極紫外線リソグラフィ装置
JP6412988B1 (ja) レーザビーム合成装置
US10018917B2 (en) Illumination optical unit for EUV projection lithography
JP5339098B2 (ja) 光強度分布補正光学系およびそれを用いた光学顕微鏡
JP6496894B1 (ja) 光学素子及びレーザ照射装置
US9170414B2 (en) Method and apparatus for producing a super-magnified wide-field image
JP3984821B2 (ja) 照明光学装置及びそれを用いた露光装置
JP2010039246A (ja) レーザビーム整形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150521

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160404

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161003

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170323

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6146745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250