JP6146730B2 - オーダーメイドの装着物を生産する方法、支援システム、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

オーダーメイドの装着物を生産する方法、支援システム、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、オーダーメイドの装着物を生産する方法、支援システム、プログラム及び記録媒体に関し、特に、人体の一部に装着するオーダーメイドの装着物を生産する方法等に関する。
近年、抗癌剤の使用・化学療法による脱毛、円形脱毛症、頭部の手術跡やヤケドによる脱毛などの理由で求められる医療用かつらの需要が増えつつある。
本願発明者の1人である宮崎らは、既製のかつら部品等を用いてオーダーメイドに近いかつらを即納するための技術を開発してきた(特許文献1及び2参照)。
特開2011−157636号公報 特開2011−195975号公報
しかしながら、特に医療用かつらでは、かつらの使用を周囲の人に気づかれないようにしたいという要望が強く、治療開始前と同じ髪を再現するかつらが求められる。そのため既製品のかつらではなく、自分にぴったりと合うオーダーメイド品の要望は多い。完全なオーダーメイドのかつらを生産する場合、製造工期が長い(1ヶ月半程度)。そのため、1日も早くかつらを入手したいとのユーザーの要望に十分に応えきれなかった。具体的には、頭から型取りした原ベースであるラップモデルを作成する美容院所在地とかつらの生産地が遠く離れている場合(かつら生産地が海外にある場合等)、ラップモデルの輸送だけでも1〜2週間程度を要していた。しかも、ラップモデルを輸送する際、ラップモデルが変形・損傷・紛失するおそれがあった。
さらに、かつらに限らず、人体の一部に装着するオーダーメイドの装着物を生産する際に、同様の課題の解決が望まれていた。
ゆえに、本発明は、受注してから従来より早い生産を可能とする、オーダーメイドの装着物を生産する方法等を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点は、人体の一部に装着するオーダーメイドの装着物を生産する方法であって、前記人体の一部に対応する3次元形状データを生産地に送信し、前記生産地において、前記人体の一部を模した型であるモールドであって、前記3次元形状データに合うモールドを用意し、前記モールドに合わせて前記装着物を生産する、オーダーメイドの装着物を生産する方法である。
本発明の第2の観点は、第1の観点のオーダーメイドの装着物を生産する方法であって、送受信した前記3次元形状データを記憶すると共に、送受信した前記3次元形状データが過去に記憶した3次元形状データに近似しているか否かを判定し、前記過去に記憶した3次元形状データに近似していると判定された場合、当該近似している3次元形状データに対応するモールドを用いて前記装着物を生産するものである。
本発明の第3の観点は、第2の観点のオーダーメイドの装着物を生産する方法であって、前記送受信した3次元形状データ上の領域であって当該3次元形状データ上に定めた比較基準点から所定の距離以下の部分からなる領域の周囲長と、前記過去に記憶した3次元形状データ上の領域であって前記比較基準点に対応する点から前記所定の距離以下の部分からなる領域の周囲長とを比較することにより、前記送受信した3次元形状データが前記過去に記憶した3次元形状データに近似しているか否かを判定するものである。
本発明の第4の観点は、第2又は第3の観点のオーダーメイドの装着物を生産する方法であって、前記送受信した前記3次元形状データが前記過去に記憶した3次元形状データに近似していないと判定された場合に、受信した前記3次元形状データを分割線に沿って分割した2次元展開図データを展開図として出力し、前記展開図から前記3次元形状データの3次元形状を復元し、復元した前記3次元形状に基づいて前記モールドを用意するものである。
本発明の第5の観点は、第1から第4のいずれかの観点のオーダーメイドの装着物を生産する方法であって、前記3次元形状データは、前記装着物に関する属性を2次元的に表現する2次元データを含むものであり、前記2次元データを前記装着物に反映して生産するものである。
本発明の第6の観点は、オーダーメイドの3次元形状物を生産することを支援する支援システムであって、3次元形状データを送信し又は受信する通信手段と、前記3次元形状データを記憶する記憶手段と、前記3次元形状データが前記記憶手段に記憶された3次元形状データに近似しているか否かを判定する判定手段とを備える、支援システムである。
本発明の第7の観点は、第6の観点の支援システムであって、前記3次元形状物は、人体の一部に装着するオーダーメイドの装着物であって、前記3次元形状データは、前記人体の一部に基づいて作製した型又は前記人体の一部の3次元形状のデータであって、前記判定手段が、前記3次元形状データが前記記憶手段に記憶された3次元形状データに近似していると判定した場合に、前記人体の一部を模した型であって当該近似している3次元形状データに対応するものを選択する選択手段をさらに備えるものである。
本発明の第8の観点は、第6又は第7の観点の支援システムであって、前記3次元形状データは、前記装着物の表面に関する属性を表す2次元データを含むものであり、前記2次元データを前記装着物に再現することを支援する再現支援手段をさらに備えるものである。
本発明の第9の観点は、コンピュータを、3次元形状データを送信し又は受信する通信手段と、前記3次元形状データを記憶する記憶手段と、前記3次元形状データが前記記憶手段に記憶された3次元形状データに近似しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が近似している3次元形状データがあると判定した場合に、生産に用いる有限の個数の型の中から、当該近似している3次元形状データに対応する型を選択する選択手段とを備えた、生産支援装置として機能させるためのプログラムである。
本発明の第10の観点は、請求項9に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
前記展開図を出力する際、前記分割線としてm本(mは1以上の自然数)の線を前記3次元形状データの表面上の点である基準点を通るように付与し、前記生産ステップにおいて、前記基準点近傍において前記展開図を一体として接続させたまま前記かつらベースを生産するものであってもよい。これにより、展開図が少なくとも基準点近傍で接続される。そのため、作業者が展開図から3次元形状を正確に復元することが容易となる。
また、前記展開図を出力する際、前記3次元形状データには前記分割線と交差するようにマーカーが付与されており、当該マーカーが分割されるように前記3次元形状データを展開し、前記出力ステップにおいて、前記展開図と共に分割されたマーカーが出力されるものであってもよい。これにより、作業者がマーカーを頼りに分割線を貼り合わせることが可能となる。そのため、正確に3次元形状を復元することがさらに容易となる。
前記原ベースの3次元形状を復元した後、当該3次元形状の正確さを確認してもよい。このとき、前記分割線の長さと、前記分割線に対応する接着線の長さであって前記3次元形状において実測した長さとを比較することにより、前記3次元形状の正確さを確認するものであってもよい。これにより、復元したかつらベースの3次元形状の正確さを分割線及び接着線の長さという客観的な基準を用いて確認することが可能となる。さらに、確認するにあたり、前記接着線の長さを複数の部分に分けて実測し、当該複数の部分の計測結果の総和を前記接着線の長さとするものであってもよい。これにより、丸みを帯びている上に凹凸のあるかつらベースの接着線の長さを近似的に測定し、3次元形状の正確さを確認することが容易となる。
なお、型取りしたラップモデルから3次元形状データを取得する方法としては、本願発明者の1人である盧らがこれまでに発明した3次元情報計測方法等を活用することができる(例えば、特許4883517号(平23.12.16登録),特許4986679号(平24.5.11登録),特許4590592号(平22.9.24登録),特開2010-185820号公報,特開2011−64617号公報,特開2011-179982号公報など参照)。
本発明の各観点によれば、生産地がユーザーから見て遠隔地である場合に、従来より早く装着物を生産することが可能となる。例えば、頭部の3次元形状データを遠隔地にあるかつら生産地に瞬時に送信し、かつら生産地においてラップモデル同様の形状を持つかつらベースを生産することが可能となる。そのため、ラップモデルを変形・損傷・紛失させることなく、かつら生産地において従来より早くかつらの生産に用いるモールドを用意することが可能となる。
また、第2の観点によれば、数十〜数百のデータベースが蓄積されることにより、ユーザーの頭部の3次元形状が過去のユーザーと近似しているか、フィッティング手法で確認可能となる。近似している場合は、かつら生産地において即座にかつら生産にとりかかり、さらに早くかつらを生産することが可能となる。他の装着物であっても同様のメリットがある。
また、リピーターのオーダーに対して、かつらを早く生産することが可能となる。例えば、かつらは、洋服や靴と同じく着用を繰り返すうちに傷むものであり、通常2〜3年程度を寿命とする消耗品である。また、スペアを所有したいとのニーズもある。そこで、再度かつらを生産する際、3次元形状データを再利用することにより改めてユーザーの頭から型取りをする必要がない。しかも、3次元形状データは破損や経年劣化のおそれがなくなる。他の装着物でも、同様である。
さらに、第3の観点によれば、客観的かつ装着物の生産に適した基準を用いて正確なフィッティングを行うことが容易となる。
さらに、本発明の第4の観点によれば、フィッティングで近似しているデータがないと判定されたとしても、モールドを用意することが容易となる。ここで、3次元形状データの正確な復元のために、かつら生産地において3次元プリンタを用いることもできる。しかし、3次元プリンタの装置もそのランニングコストも非常に高価であるため、かつらの高額化を招く。本発明により、2次元展開図を経て3次元形状を正確に復元することが容易となるため、安価に3次元形状を復元することが可能となる。特に、典型的な3次元形状(例えば、半球面)をしていないラップモデルの形状を、一般的に展開図から復元可能となる点は特筆すべき効果といえる。
本願発明の実施例に係るかつら生産方法の工程の概要を示す図である。 本実施例に係る支援システムの概要を示すブロック図である。 角α及び角βの設定の一例を示す図であって、(a)かつらベースの一例として簡単のために半円状の図形41を示したものと、(b)2次元展開図の一例を示した図である。 フィッティング手法に用いる基準の一例を示す図である。
まず、従来のオーダーメイドのかつらが、時間がかかる現状について述べる。オーダーメイドのかつらは、仕様が一様な既製品に比べ、作成に時間がかかる。原因は、その生産工程にある。
現在のオーダーメイドかつらの生産工程では、まず形状や髪の流れ方などを調べ、ユーザーの希望にしたがって必要なかつらの形状、寸法、毛髪の植え込み方等を手書きで記録し、かつらのラップモデルを作る。ラップモデルの素材は、食品包装用フィルム(ポリ塩化ビニリデンによるビニール状のものなら可である。例えば美容室用のヘアカラーの際に頭部を覆うラップフィルムでも可。)である。次にラップモデルを生産工場に輸送する。なお、かつら生産は、コスト削減のため、海外工場で行われることが多い。生産工場では、ラップモデルから発泡ウレタンや石膏でモールド(頭部の型)を製作し、モールドにかつらの布地(またはポリウレタンやシリコン等)を当てて整形したかつら基盤布地に、手作業で植毛を行う。海外の生産工場で作られたかつらは、日本国内のかつらメーカーに輸送される。その後、提携店である美容室で、スタッフがかつらの髪にカット等を施してユーザーに提供する。
このように、海外等の遠隔地で生産されることが多いため、ラップモデルを輸送する時間及び費用を要していた。また、ラップモデルは、やわらかい素材からなるものが多く、輸送中に変形・汚染・損傷・紛失などするおそれがあった。
そこで、以下、図面を参照して、本願発明の実施例について述べる。なお、本願発明の実施の形態は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は、本願発明の実施例に係るかつら生産方法(本願請求項における「オーダーメイドの装着物を生産する方法」の一例)の工程の概要を示す図である。
ステップST001において、美容院などにおいて、ユーザーの頭(本願請求項における「人体の一部」の一例)から寸法及び毛髪の流れ方などを反映したラップモデル1を作成する。ステップST002において、発明者の1人である盧らが開発した、三次元計測部及び二次元計測部を有する三次元画像計測システム3を用いて、ラップモデル1の三次元形状と、寸法及び毛髪の流れ方などをラップモデル1の表面に書き込んだ2次元デザイン情報(本願請求項における「2次元データ」の一例)とを複合して総合3Dモデルデータ5(本願請求項における「3次元形状データ」の一例)とする。ステップST003において、総合3Dモデルデータ5をサーバー7に保存する。ステップST004において、ユーザーの所在地近隣の営業所等9から総合3Dモデルデータ5をかつらの生産地11のコンピュータ13に送信する。ステップST005において、受信した総合3Dモデルデータ5を2次元展開図データ(本願請求項における「2次元展開図データ」の一例)に分割し、図示しない出力装置が2次元展開図15として出力する。続いて、ステップST006において、2次元展開図15から3次元形状のかつらベース17を復元する。続いて、ステップST007において、かつらベース17が正確に復元されているか否かを確認する。正確に復元されていれば、ステップST008において、かつらベース17に基づいてモールド19(本願請求項における「モールド」の一例)を製造する。さらに、ステップST009において、モールド19に合わせてかつら20(本願請求項における「装着物」の一例)を製造し、ステップST010において、かつら20をユーザーに届ける。ステップST007において、正確に復元されていないと判定された場合、ST005に戻って、再度2次元展開図15を出力して、かつらベース17を復元する。ここで、かつらベース17には、2次元デザイン情報が再現される。コンピュータ13及び出力装置は、併せて本願請求項における「再現支援手段」の一例である。
なお、上記において、3次元画像計測システム3、サーバー7、コンピュータ13、出力装置は、全体として、3次元形状を遠隔地で復元することを支援するシステム(本願請求項における「支援システム」の一例)を構成する。
上記のステップST004において、総合3Dモデルデータ5を遠隔地である生産地11にデータ送信するため、ラップモデル1を輸送する時間が不要となる。しかも、輸送中にラップモデル1が変形・汚染・損傷・紛失するおそれもない。
また、ステップST005において、2次元展開図15として出力するため、通常のプリンタでかつらベース17を復元することが可能となる。そのため、3次元プリンタを用いて復元する場合と比較して、格段に費用を抑えることができる。
ここで、3次元形状データ5から2次元展開図15を経てかつらベース17を復元する上で、正確な2次元展開図15を生成することが必要である。以下、図2を参照して、支援システムの構成について述べる。
図2は、本実施例に係る支援システム21の概要を示すブロック図である。支援システム21は、展開支援部22と、フィッティング支援部24と、2次元デザイン情報再現支援部40(本願請求項における「再現支援手段」の一例)と、記憶部26(本願請求項における「記憶手段」の一例)と、通信部28(本願請求項における「通信手段」の一例)とを備える。展開支援部22は、分割線付与部23と、展開部25と、分割線長取得部27と、分割線長表示部29とを備える。フィッティング支援部24は、比較基準点決定部30と、領域決定部32と、周囲長決定部34と、比較部36と、判定部38とを備える。記憶部26は、3D形状記憶部31と、分割線長記憶部33とを備える。分割線付与部23は、総合3Dモデルデータ5に12本の分割線(本願請求項における「分割線」の一例)を入れる。展開部25は、総合3Dモデルデータ5を分割線に沿って分割して2次元展開図データに展開する。分割線取得部27は、分割線の長さを取得する。3D形状記憶部31は、3次元画像計測システム3が作成した総合3Dモデルデータ5を記憶する。分割線長記憶部33は、分割線の長さを記憶する。分割線表示部29は、分割線の長さを表示する。通信部28は、総合3Dモデルデータ5を送受信する。フィッティング支援部24については、後述する。2次元デザイン情報再現支援部40は、生産されるかつらに2次元デザイン情報が反映されるべく、2次元デザイン情報をかつらベース17に表示する。
図1のステップST007において、かつらベース17の復元の正確さを判断する基準が必要となる。そこで、分割線長表示部29が表示した分割線の長さと、かつらベース17を復元する際に接続した分割線に対応する跡を実測した接着線(本願請求項における「接着線」の一例)の長さとを比較する。分割線の長さ(接着線の長さ)という指標を用いることにより、かつらベース17の復元の正確さを客観的に判断することが可能となる。しかも、分割線(接着線)は、3次元→2次元→3次元の変換に直接的に関連しているため、分割線の長さ(接着線の長さ)は、特に好ましい指標である。
次に、分割線などの定め方について述べるに当たり、分割線付与部23についてさらに説明する。分割線付与部23は、基準点決定部35と基準点近傍決定部37とマーカー付与部39とを有する。
基準点決定部35は、総合3Dモデルデータ5の表面上の点である基準点を定める。まず3Dモデルを、両耳を結ぶ直線に垂直な面と3Dモデルデータ5とが交わる線で左右に二分割するように切断し、切断面とモデルの表面とが交わる曲線を3Dモデルデータ5のセンターラインとし、センターラインのトップを基準点とする。ここで、トップとは、かつらベースをモールドにかぶせた際に最も高いところの点をいう。その上で、12本の分割線が基準点を通るように分割線を設定する。基準点近傍決定部37は、基準点の近傍の領域であって、分割線を付与しない領域を決定する。マーカー付与部39は、総合3Dモデルデータ5に、分割線と交差するマーカーを付与する。
分割線付与部23は、総合3Dモデルデータ5の基準点を通る軸を通る12の平面と、総合3Dモデルデータ5の表面との交線を分割線とする。12の平面が隣り合う平面となす角をα、α、・・・、α12(以下、まとめてαと表記する。)とする。
ここで、正確な比較のために、接着線の長さをできるだけ正確に実測する必要がある。しかし、頭部を模したかつらベース17上の接着線は、複雑に曲がった曲線となる場合もあり得る。そのため、基準点と基準点を通る軸上の1点と接着線上の中間点がなす角βごとに、基準点から中間点を複数設定する。図3は、角α及び角βの設定の一例を示す図である。図3(a)は、かつらベースの一例として簡単のために半球状の図形41を示したものであり、図3(b)は、2次元展開図の一例を示した図である。
図3(a)において、基準点S、基準点Sを通る軸線としてZ軸、基準点を通る長さlの分割線D、基準点を通る長さlの分割線D、分割線Dの基準点Sから中間点Mまでの線分L、角α及び角βを示した。図3(b)において、2次元展開図における分割線の長さを示す。
例えば、βを5°とし、基準点から中間点1、中間点2、・・・中間点18を設定したとする。このとき、基準点から中間点1までの長さ、中間点1から中間点2までの長さ、・・・、中間点17から中間点18までの長さを実測して総合した合計を接着線の長さとする。こうして実測した接着線の長さを、分割線長表示部29が表示したデータ上の長さlと比較してラップモデルかつらベース17の正確さを確認する。
このように接着線を分割して計測することにより、ラップモデルがいびつな曲面であって接着線が複雑な曲線であっても、接着線の長さを可能な限り正確に測定することができる。なお、図3(a)では、基準点から中間点1までの線分を太線で示した。
基準点近傍決定部37は、基準点の近傍の領域であって、分割しない領域43を決定する。これにより、基準点近傍において2次元展開図を一体として接続させたまま、かつらベースを復元することができる。そのため、ステップST006において、2次元展開図の12分割された別個の部品からかつらベースを復元する場合に比べて、作業者が2次元展開図から3次元形状を正確に復元することが容易となる。
基準点近傍の領域43は、復元するかつらベースの正確さと作業者の作業の容易さとの兼ね合いで決定すればよい。本実施例では、図3(b)に示すように、基準点を中心とする半径1mmの円とした。
マーカー付与部39は、総合3Dモデルデータ5に、分割線と交差するマーカーとして、かつらベースを基準点を通る軸周りに1周するだ円のマーカー45を付与する。このマーカーがあることにより、作業者がマーカーを頼りに分割線を貼り合わせることが可能となる。そのため、正確に3次元形状を復元することがさらに容易となる。
ここで、図1のフローでは、生産地において受信した総合3Dモデルデータから展開図を出力し、展開図から復元したかつらベースに基づいてモールド19を製造した。代わりに、数十〜数百のデータベースをメモリ(本願請求項における「記憶手段」の一例)に蓄積し、ユーザーの頭部の3次元形状が過去のユーザーの3次元形状データと近似しているか、フィッティング手法で判定してもよい。近似している場合は、かつら生産地において制作済みのモールドを選択し、そのモールドを用いて即座にかつら生産にとりかかることにより、さらに早くかつらを生産することが可能となる。この場合、ラップモデル17ほど正確でなくてよいが、2次元デザイン情報を2次元的に表現したベースと合わせてかつらを生産してもよいし、モールドに2次元デザイン情報を直接書き込んでもよい。ただし、モールドをフィッティングで繰り返し使用することを想定する場合は、モールドとは別に2次元デザイン情報を表現したベースを別途作成することが望ましい。このようなベースを生産するベース生産装置は、本願請求項における「再現支援手段」の別の一例である。
図2及び図4を参照して、フィッティングについて具体的に述べる。図4は、フィッティング手法に用いる基準の一例を示す図である。まず、比較基準点決定部30が、総合3Dモデルデータ5の表面上の点である比較基準点を定める。ここでは、両耳を結ぶ直線に垂直な面と総合3Dモデルデータ5とが交わる線で左右に二分割するように切断し、切断面とモデルの表面とが交わる曲線を総合3Dモデルデータ5のセンターラインとし、センターラインのトップを比較基準点Aとする。他にも、点Aからセンターラインを10cm下った点を比較基準点Bとする。さらに、点Aを通って両耳を結ぶラインを点Aから10cm下った点を比較基準点Cとする。点A、B、Cは、それぞれ本願請求項における「比較基準点」の一例である。
続いて、領域決定部32が、総合3Dモデルデータ5上の領域であって、点Aから5cmの距離以下の部分からなる領域SA1を定める。また、点Aから7cm、9cmの距離以下の部分からなる領域SA2,SA3も定める。さらに、点Bや点Cの周りの5cm、7cm、9cmの距離以下の部分からなる領域SB1〜SB3及びSC1〜SC3も、同様に定める。総合3Dモデルデータ5には凹凸が存在するため、これらの領域は必ずしも円形ではなく、総合3Dモデルデータ5の3次元形状に依存する。さらに、周囲長決定部34がこれらの領域の周囲の長さ(周囲長;本願請求項における「周囲長」の一例)を決定する。これらの周囲長は、フィッティングの判定基準として用いる。SA1〜SA3、SB1〜SB3及びSC1〜SC3は、それぞれ本願請求項における「領域」の一例である。また、比較基準点、領域、周囲長に関するデータは、3D形状記憶部31に記憶される。
比較部36は、受信した3次元形状データから取得した周囲長と、3D形状記憶部31が過去に記憶した3次元形状データの周囲長とを比較する。判定部38は、比較結果に基づいて送受信した3次元形状データが過去に記憶した3次元形状データに近似しているか否かを判定する
なお、ステップST007において、正確に復元されていないと判定された場合、ステップST005を経ずに、ステップST006に戻ってもよい。例えば、復元したかつらベース17を解体して再度かつらベース17を正確に復元するプロセスとしてもよい。
また、3D形状記憶部31は、総合3Dモデルデータの代わりに、毛髪の流れ方などの情報が付与されていない3次元形状データのみを記憶してもよい。あるいは、総合3Dモデルデータと3次元形状データの両方を記憶するものであってもよい。同様に、分割線付与部23、展開部25、分割線長取得部27又は分割線長表示部29は、3次元形状データについて処理するものであってもよい。
さらに、支援システム21は、ユーザー所在地近隣の営業所等9にあってもよいし、生産地11にあってもよい。前者の場合、分割線が付与された総合3Dモデルデータ5を生産地11に送信してもよいし、2次元展開図データに展開して生産地に送信してもよい。ただし、生産地11において総合3Dモデルデータ5を確認できることが好ましい。
さらに、かつらベース17の復元の正確さを判断する基準としては、分割線の長さ(接着線の長さ)の他の指標を用いてもよい。例えば、かつらベースの周囲の長さのような指標を用いてもよい。
さらに、分割線付与部23が付与する分割線の本数は、8本、24本等、12本以外のm本(mは1以上の自然数)であってもよい。ただし、分割線が少なすぎる場合、復元したラップモデル17が正確でなくなるおそれがある。また、分割線が多すぎる場合、復元する作業が煩雑なものとなるおそれがある。そのため、上記の実施例では12本とした。
さらに、角αは、互いに等しい必要はない。例えば、ラップモデルが正確に復元されるべく、かつらベースの部分的な曲率の大小に応じて角度を小さく又は大きく設定すればよい。また、αの各角度は、ラップモデルの曲率以外の基準に基づいて定めてもよい。
さらに、角βは、5°以外の角度であってもよい。また、例えば、β、β、・・・β18(以下、まとめてβと表記する。)のように、各βの角度が異なってもよい。
さらに、マーカー付与部39は、分割線と交差するようなマーカーであれば、楕円以外のマーカーを付与してもよい。例えば、文字、図形、記号等でもよい。
さらに、分割線長取得部は、データ上の分割線長を取得するものであればよく、電子的に算出して取得してもよいし、外部からの入力により取得するものであってもよい。
さらに、分割線長表示部は、分割線長取得部27が取得した分割線長をダイレクトに表示してもよいし、いったん分割線長記憶部33に記憶した分割線長を表示してもよい。また、分割線長表示部29は、コンピュータ13のディスプレイ等に分割線長を電子的に表示してもよいし、分割線長を印字により表示してもよい。例えば、出力した2次元展開図15と共に出力してもよい。
さらに、基準点決定部35が定める基準点として、センターラインの両端を通る直線から最も離れた点を基準点としてもよいし、つむじの場所に対応する点を基準点としてもよい。
さらに、モールドとは、かつら以外の3次元形状の装着物を生産するための型であってもよい。例えば、洋服、指輪、コンタクトレンズ、義手、義足、人工関節、枕、ゴルフクラブのグリップ、バット等を生産するための型であってもよい。この場合、原ベースや総合3Dモデルデータも、当該洋服等に対応する体の3次元形状に関するものとなる。
さらに、比較基準点は、必ずしも基準点決定部35が定める基準点と同一である必要はない。また、比較基準点は、1つでもよいし、複数あってもよい。一般的には、比較基準点を複数用意することで正確なフィッティングが可能となり、好ましい。また、比較基準点に基づくフィッティング基準の定め方は、適宜決定すればよい。ただし、所定の領域の周囲長や面積は、生産する装着物が装着可能であるか否かの指標ともなり、フィッティング基準として好ましい。
1・・・ラップモデル、5・・・総合3Dモデルデータ、9・・・ユーザー所在地近隣の営業所等、11・・・生産地、15・・・2次元展開図、17・・・かつらベース、19・・・モールド、20・・・かつら、21・・・支援システム、23・・・分割線付与部、25・・・展開部、27・・・分割線長取得部、28・・・通信部、29・・・分割線長表示部、30・・・比較基準点決定部、31・・・3D形状記憶部、32・・・領域決定部、33・・・分割線長記憶部、34・・・周囲長決定部、36・・・比較部、38・・・判定部、43・・・基準点近傍、45・・・マーカー、D及びD・・・分割線、S・・・基準点、M・・・中間点、L・・・線分、l・・・分割線の長さ、A、B及びC・・・比較基準点、SA1〜SA3、SB1〜SB3及びSC1〜SC3・・・領域

Claims (9)

  1. 人体の頭部に装着するオーダーメイドのかつらを生産する方法であって、
    前記頭部の3次元形状と前記頭部の表面に関する属性を2次元的に表現する2次元デザイン情報とを複合して総合3Dモデルデータとする総合3Dモデルデータ作成ステップと、
    前記総合3Dモデルデータを生産地に送信する送信ステップと、
    前記生産地において、前記頭部を模した型であるモールドであって、前記3Dモデルデータに合うモールドを用意するモールド用意ステップと、
    前記モールドに合わせて前記かつらを生産するかつら生産ステップとを含み、
    前記モールド用意ステップの前に、
    前記総合3Dモデルデータに分割線を付与する分割線付与ステップと、
    前記分割線の長さを記憶する分割線長記憶ステップとをさらに含み、
    前記送信ステップと前記モールド用意ステップの間に、
    受信した前記総合3Dモデルデータを分割線に沿って分割した2次元展開図データを展開図として出力する展開図出力ステップと、
    前記展開図から前記総合3Dモデルデータの3次元形状を復元する3次元形状復元ステップと、
    前記総合3Dモデルデータの前記分割線の長さと、復元された前記3次元形状における前記分割線に対応する跡を実測した接着線の長さとを比較することにより、前記3次元形状が正確に復元されているか否かを判定する復元判定ステップとをさらに含み、
    前記属性は、髪の流れ方又は毛髪の植え込み方を含み、
    前記かつら生産ステップにおいて、前記2次元デザイン情報を前記かつらに反映して生産するものであり
    前記復元判定ステップにおいて、前記3次元形状が正確に復元されていると判定された場合に、前記モールド用意ステップにおいて、前記3次元形状復元ステップにおいて復元された前記3次元形状に基づいてモールドを用意する、オーダーメイドのかつらを生産する方法。
  2. 前記復元判定ステップにおいて、前記接着線を複数の線分に分割し、前記線分の長さをそれぞれ実測し、実測した前記線分の長さの合計を前記接着線の長さとする、請求項記載のオーダーメイドのかつらを生産する方法。
  3. 前記総合3Dモデルデータの表面上の点である基準点を決定する基準点決定ステップと、
    前記基準点の近傍の領域であって、前記分割線を付与しない領域である基準点近傍の領域を決定する基準点近傍決定ステップとをさらに含む、請求項1又は2記載のオーダーメイドのかつらを生産する方法。
  4. 前記総合3Dモデルデータに、前記分割線と交差するマーカーを付与するマーカー付与ステップをさらに含む、請求項1から3のいずれかに記載のオーダーメイドのかつらを生産する方法。
  5. 送受信した前記総合3Dモデルデータを記憶すると共に、当該送受信した総合3Dモデルデータの3次元形状が過去に記憶した総合3Dモデルデータの3次元形状に近似しているか否かを判定する近似判定ステップをさらに含み、
    前記近似判定ステップにおいて、前記送受信した総合3Dモデルデータの表面上の領域であって当該総合3Dモデルデータの表面上に定めた比較基準点から所定の距離以下の部分からなる領域の周囲長と、前記過去に記憶した総合3Dモデルデータの表面上の領域であって前記比較基準点に対応する点から前記所定の距離以下の部分からなる領域の周囲長とを比較することにより、前記送受信した総合3Dモデルデータが前記過去に記憶した総合3Dモデルデータに近似しているか否かを判定し、
    前記過去に記憶した総合3Dモデルデータの3次元形状に近似していると判定された場合、前記モールド用意ステップにおいて、当該近似している総合3Dモデルデータの3次元形状に対応するモールドを用いて前記かつらを生産する、請求項1からのいずれかに記載のオーダーメイドのかつらを生産する方法。
  6. オーダーメイドのかつらを生産することを支援する支援システムであって、
    頭部に対応する3次元形状と前記頭部の表面に関する属性を2次元的に表現した2次元デザイン情報とを複合して総合3Dモデルデータとする三次元画像計測システムと、
    前記総合3Dモデルデータを送信し又は受信する通信手段と、
    前記3次元形状を記憶する記憶手段と、
    前記3次元形状が前記記憶手段に記憶された3次元形状に近似しているか否かを判定する判定手段と、
    前記通信手段により受信された前記総合3Dモデルデータに基づいて復元される3次元形状に前記2次元デザイン情報を表示する2次元デザイン情報再現支援部とを備える、支援システム。
  7. 前記総合3Dモデルデータに分割線を付与する分割線付与部と、
    前記分割線の長さを記憶する分割線長記憶部と、
    受信した前記総合3Dモデルデータを前記分割線に沿って分割した2次元展開図データに展開する展開部とをさらに備える、請求項記載の支援システム。
  8. コンピュータを、
    頭部に対応する3次元形状と前記頭部の表面に関する属性を2次元的に表現した2次元デザイン情報とを複合して総合3Dモデルデータとする総合3Dモデルデータ作成手段と、
    前記総合3Dモデルデータを送信し又は受信する通信手段と、
    前記総合3Dモデルデータに分割線を付与する分割線付与手段と、
    前記総合3Dモデルデータ及び前記分割線の長さを記憶する記憶手段と、
    前記総合3Dモデルデータが前記記憶手段に記憶された総合3Dモデルデータに近似しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が近似している総合3Dモデルデータがあると判定した場合に、生産に用いる有限の個数の型の中から、当該近似している総合3Dモデルデータに対応する型を選択する選択手段と
    前記総合3Dモデルデータの前記分割線の長さと、前記総合3Dモデルデータに基づいて復元された前記3次元形状における前記分割線に対応する跡を実測した接着線の長さとを比較することにより、前記3次元形状が正確に復元されているか否かを判定する復元判定手段とを備えた、生産支援装置として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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